JP2021170736A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数枚の原稿を連続して読み取るジョブにおいて、傾き補正についての使用者への確認を行いつつ、単位時間あたりの読み取り枚数が少なくならないようにする。【解決手段】画像読取装置は、原稿搬送部、読取ユニット、操作部、表示パネル、制御部を含む。制御部は、求めた傾き角度の絶対値が閾値を超えた読取画像データを検出したとき、原稿トレイからの新たな原稿の給紙を停止させる。新たな原稿の給紙を停止している状態で操作部がセットされた原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、制御部は、読取画像データについて傾き補正を行い、閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな原稿の給紙と読み取りを再開させる。【選択図】図7
Description
本発明は、原稿を読み取って画像データを生成し、傾きを補正可能な画像読取装置に関する。
原稿を読み取り、画像データを生成する装置がある。傾いた原稿を読み取ると、生成された画像データ内での原稿の画像も傾く。そこで、原稿の画像の傾きを補正することがある。プラテンガラスにセットされた原稿を読み取り、傾きを補正する画像処理装置の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、原稿カバーの移動後、原稿カバーに覆われた原稿を読み取った画像データを取り扱い、移動の態様が、原稿カバーが予め定められている第1基準速度よりも遅い速度で移動する態様である特定態様に該当するか否かを判定し、移動の態様が特定態様に該当すると判定した場合、画像データに基づく画像を表示装置に表示させ、移動の態様が特定態様に該当しないと判定した場合、画像を表示装置に表示させず、原稿の傾き角度を定め、傾き角度と閾値とを比較して原稿傾き補正の要否を判定し、傾き補正が必要と判定した場合、傾き角度を回転角度として画像データに回転処理を施して原稿の傾きを補正し、傾き補正後の画像を表示装置に表示させる画像処理装置が記載されている(特許文献1:請求項1、請求項3、請求項5参照)。
特開2010−087027号公報
一定以上の原稿の傾きを検出したとき、ユーザーが傾きを補正するか否かの選択入力を行う読取装置がある。言い換えると、補正が必要なほどの原稿の傾きを検出したとき、ユーザーに傾きを補正するか否かの選択を求める読取装置がある。判断補助のため、読取装置は、読み取った原稿の画像データの内容(仕上がり予想画像)を表示する場合もある。
このような読取装置において、複数枚の原稿を連続して読み取るジョブの場合、一定以上の原稿の傾きを検出するたびに、ユーザーに判断と選択入力を求めると、単位時間あたりの読み取り枚数が少なくなる(読取生産性が下がる)という問題がある。特に、サイズの異なる原稿を複数枚セットして原稿を読み取る場合(原稿サイズ混載の場合)、原稿の斜行が生じやすい。
特許文献1記載の技術は、プラテンガラスに1枚ずつ原稿をセットする場合に関する。特許文献1記載の技術では、複数枚の原稿を連続して読み取るジョブに対応することができない。従って、特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、複数枚の原稿を連続して読み取るジョブにおいて、傾き補正についての使用者への確認を行いつつ、単位時間あたりの読み取り枚数が少なくならないようにする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る画像読取装置は、原稿搬送部、読取ユニット、操作部、表示パネル、制御部を含む。前記原稿搬送部は、原稿束がセットされる原稿トレイを含む。前記原稿搬送部は、読み取り位置に向けて、原稿を1枚ずつ送り出す。前記読取ユニットは、ランプ及びイメージセンサーを含む。前記読取ユニットは搬送される
前記原稿を読み取る。前記操作部は操作を受け付ける。前記表示パネルは表示を行う。前記制御部は、前記読取ユニットの読み取りに基づき得られた読取画像データでの前記原稿の傾き角度を求める。前記制御部は、求めた前記傾き角度の絶対値が閾値以下か否かを確認する。前記制御部は、前記原稿トレイにセットされた前記原稿を搬送し、連続して前記原稿を読み取る搬送読取ジョブにおいて、前記絶対値が前記閾値以下の前記読取画像データについては、使用者の確認をとることなく傾き補正を行う。前記制御部は、前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データを検出したとき、前記原稿トレイからの新たな前記原稿の給紙を停止させる。新たな前記原稿の給紙を停止している状態で前記操作部がセットされた前記原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、前記制御部は、前記読取画像データについて前記傾き補正を行い、前記閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させる。
前記原稿を読み取る。前記操作部は操作を受け付ける。前記表示パネルは表示を行う。前記制御部は、前記読取ユニットの読み取りに基づき得られた読取画像データでの前記原稿の傾き角度を求める。前記制御部は、求めた前記傾き角度の絶対値が閾値以下か否かを確認する。前記制御部は、前記原稿トレイにセットされた前記原稿を搬送し、連続して前記原稿を読み取る搬送読取ジョブにおいて、前記絶対値が前記閾値以下の前記読取画像データについては、使用者の確認をとることなく傾き補正を行う。前記制御部は、前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データを検出したとき、前記原稿トレイからの新たな前記原稿の給紙を停止させる。新たな前記原稿の給紙を停止している状態で前記操作部がセットされた前記原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、前記制御部は、前記読取画像データについて前記傾き補正を行い、前記閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させる。
本発明によれば、複数枚の原稿を連続して読み取るジョブにおいて、原稿の傾き補正に関する使用者の確認を得つつ、単位時間あたりの読み取り枚数の低下を抑えることができる。
以下、図1〜図9を用いて、本発明の実施形態に係る画像読取装置の一例を説明する。画像読取装置は、原稿を読み取り、読取画像データを生成する。以下の説明では、画像読取装置として、複合機100を例に挙げて説明する。複合機100は、画像形成装置でもある。本実施形態の説明に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
図1を用いて、実施形態に係る複合機100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1を用いて、実施形態に係る複合機100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
複合機100は制御部1、記憶部2、原稿搬送部3、原稿読取部4、操作パネル5(操作部に相当)、プリンター部6を含む。制御部1は各部を制御する。制御部1は、制御回路11、画像データ生成回路12、画像処理回路13、通信回路部14を含む。例えば、制御部1は基板である。例えば、制御回路11はCPUである。制御回路11は制御に関する演算、処理を行う。原稿を読み取って原稿読取部4が出力するアナログ画像信号に基づき、画像データ生成回路12は、原稿の各ページの画像データ(読取画像データ)を生成する。
例えば、画像データ生成回路12は、増幅回路、オフセット回路、A/D変換回路を含む。原稿読取部4が出力したアナログ画像信号は、画像データ生成回路12に入力される。増幅回路は、アナログ画像信号を増幅する。オフセット回路は、増幅前、又は、増幅後のアナログ画像信号の電圧値を調整する。A/D変換回路は、増幅、調整されたアナログ画像信号をディジタル信号に変換する。アナログ画像信号の変換により、読取画像データが得られる。
例えば、画像処理回路13はASICである。画像処理回路13は、画像データの画像処理を行う。コピージョブのとき、画像処理回路13は、読取画像データを画像処理して、印刷出力用画像データを生成する。印刷出力用画像データに基づき、プリンター部6は印刷する。スキャン送信ジョブ、又は、スキャン保存ジョブの場合、画像処理回路13は、読取画像データを画像処理して、送信用又は保存用のファイルを生成する。
通信回路部14は、通信制御回路、通信用メモリーを含む。通信用メモリーは通信用ソフトウェアを記憶する。通信回路部14は制御部1の指示に応じてコンピューター200と通信する。例えば、コンピューター200はPC、サーバーである。コンピューター200は、複合機100にファイルを送信できる。コンピューター200からのファイルに基づき、複合機100は印刷する。
複合機100は、記憶部2として、ROM21、RAM22、ストレージ23を含む。記憶部2は制御用プログラムや各種データを記憶する。ストレージ23は、HDDやSSDのような大容量の記憶装置である。
操作パネル5は、表示パネル51、タッチパネル52(操作部に相当)、ハードキー53(操作部に相当)を含む。制御部1は表示パネル51の表示を制御する。制御部1は、画面、画像を表示パネル51に表示させる。タッチパネル52は、表示された操作用画像への操作を受け付ける。例えば、操作用画像は、ボタン、キー、タブなどである。また、操作パネルは、ハードキー53として、例えば、スタートボタン、テンキーを含む。スタートボタンは、ジョブの実行開始を指示するためのボタンである。タッチパネル52とハードキー53の出力に基づき、制御部1は使用者の設定内容を認識する。
プリンター部6は、給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。制御部1は給紙部6a、用紙搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dの動作を制御する。給紙部6aは用紙を収容する。給紙部6aは用紙カセット、給紙ローラー、給紙モーターを含む。給紙モーターは給紙ローラーを回転させる。印刷ジョブのとき、制御部1は給紙モーターと給紙ローラーを回転させる。これにより、用紙が用紙カセットから供給される。用紙搬送部6bは、用紙搬送ローラー対、用紙搬送モーターを含む。用紙搬送ローラー対は用紙を搬送する。用紙搬送モーターは用紙搬送ローラー対を回転させる。印刷ジョブのとき、制御部1は、用紙を用紙搬送部6bに搬送させる。
画像形成部6cは、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写ローラーを含む。印刷出力用画像データに基づき、制御部1はトナー像を画像形成部6cに形成させる。制御部1は、形成されたトナー像の搬送用紙への転写を転写ローラーに行わせる。定着部6dは、ヒーター、加熱回転体、加圧回転体、定着モーターを含む。定着モーターは、加熱回転体と加圧回転体を回転させる。ヒーターは加熱回転体を熱する。用紙は加熱回転体、加圧回転体のニップを通過する。これにより、トナー像が用紙に定着する。印刷ジョブのとき、制御部1はトナー像の定着を定着部6dに行わせる。用紙搬送部6bは印刷済み用紙を機外に排出する。
(原稿搬送部3、原稿読取部4)
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送部3と原稿読取部4の一例を説明する。図2、図3は実施形態に係る原稿搬送部3と原稿読取部4の一例を示す図である。
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送部3と原稿読取部4の一例を説明する。図2、図3は実施形態に係る原稿搬送部3と原稿読取部4の一例を示す図である。
原稿搬送部3はセットされた原稿を搬送する。原稿搬送部3はDPやADFと略称されることもある。搬送読取をしてジョブを行うとき、使用者は原稿を原稿搬送部3にセットする。原稿束(複数枚の原稿)を原稿搬送部3にセットすることができる。以下、原稿を搬送し、搬送原稿を読み取って得られた読取画像データに基づくジョブを、搬送読取ジョブと称する。コピーの搬送読取ジョブの場合、読み取りで得られた読取画像データに基づき、制御部1は印刷部に印刷させる。スキャン送信、又は、スキャン保存の搬送読取ジョブの場合、制御部1は、読取画像データをまとめたファイルを生成する。そして、制御部1は生成したファイルを通信回路部14が送信、又は、記憶部2が保存する。
搬送読取ジョブのとき、原稿搬送部3は、搬送読取用コンタクトガラス4a(読み取り位置)に向けて、セットされた原稿を1枚ずつ搬送する。原稿読取部4は搬送される原稿を読み取る。搬送読取用コンタクトガラス4aは原稿読取部4の上面に設けられる。
図2に示すように、原稿搬送部3は、搬送制御部30を含む。搬送制御部30は、原稿搬送(原稿搬送部3の動作)を制御する。例えば、搬送制御部30は、CPU、メモリーを含む基板である。また、原稿読取部4は、読取制御部40を含む。読取制御部40は、原稿の読み取り(原稿読取部4の動作)を制御する。例えば、読取制御部40は、CPU、メモリーを含む基板である。
図3に示すように、原稿搬送部3は、原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ31、供給ローラー32、分離搬送部33、原稿搬送路34、第1原稿搬送ローラー対35a、第2原稿搬送ローラー対35b、第3原稿搬送ローラー対35c、第4原稿搬送ローラー対35d、原稿排出ローラー対36、排出トレイ37を含む。原稿は原稿搬送路34を通る。供給ローラー32、分離搬送部33、複数の原稿搬送ローラー対、原稿排出ローラー対36は、原稿を1枚ずつ、原稿トレイ31から排出トレイ37に向けて搬送する。原稿セットセンサー3aが原稿トレイ31に設けられる。原稿セットセンサー3aの出力に基づき、搬送制御部30は原稿トレイ31に用紙がセットされているか否かを認識できる。
分離搬送部33は給紙ベルト33a、分離ローラー33b、駆動ローラー33c、従動ローラー33dを含む。給紙ベルト33aは、駆動ローラー33cと従動ローラー33dに張架される。給紙ベルト33aは、原稿を下流側に送る方向に回転する。原稿給紙モーター3b(図2参照)は、供給ローラー32、分離ローラー33b、駆動ローラー33cを回転させる。原稿給紙のとき、搬送制御部30は原稿給紙モーター3bを回転させる。
供給ローラー32と給紙ベルト33aは原稿を下流に送る方向に周回する。分離ローラー33bは給紙ベルト33aと対向する位置に設けられる。重送が生じていないとき(送り出された原稿が1枚のみのとき)、分離ローラー33bは、トルクリミッターによって、原稿を下流に送る方向に回転する。重送が生じているとき(送り出された原稿が複数枚重なっているとき)、分離ローラー33bは、原稿を上流に送り返す方向に回転する。
原稿搬送部3は、原稿搬送モーター3cを含む。例えば、原稿搬送モーター3cは、第1原稿搬送ローラー対35a、第2原稿搬送ローラー対35b、第3原稿搬送ローラー対35c、第4原稿搬送ローラー対35d、原稿排出ローラー対36を回転させる。搬送読取ジョブのとき、搬送制御部30は、原稿搬送モーター3cを回転させ、各回転体に原稿を搬送させる。
分離搬送部33と第1原稿搬送ローラー対35aの間に、第1原稿検知センサー3dが
設けられる。第1原稿検知センサー3dは、原稿を検知しているときと、原稿を検知していないときとで、出力レベルが変わる。第1原稿検知センサー3dは、例えば、超音波センサーである。第1原稿検知センサー3dは、光センサーでもよい。第1原稿検知センサー3dの出力は、搬送制御部30に入力される。第1原稿検知センサー3dの出力に基づき、搬送制御部30は、原稿の先端(下流側端部)が第1原稿検知センサー3dに到達したこと、第1原稿検知センサー3dを原稿が通過中であること、第1原稿検知センサー3dに原稿の後端(上流側端部)が通過したこと、第1原稿検知センサー3dが原稿を検知していないこと、を認識できる。
設けられる。第1原稿検知センサー3dは、原稿を検知しているときと、原稿を検知していないときとで、出力レベルが変わる。第1原稿検知センサー3dは、例えば、超音波センサーである。第1原稿検知センサー3dは、光センサーでもよい。第1原稿検知センサー3dの出力は、搬送制御部30に入力される。第1原稿検知センサー3dの出力に基づき、搬送制御部30は、原稿の先端(下流側端部)が第1原稿検知センサー3dに到達したこと、第1原稿検知センサー3dを原稿が通過中であること、第1原稿検知センサー3dに原稿の後端(上流側端部)が通過したこと、第1原稿検知センサー3dが原稿を検知していないこと、を認識できる。
第2原稿搬送ローラー対35bと第3原稿搬送ローラー対35cの間に、第2原稿検知センサー3eが設けられる。第2原稿検知センサー3eは、原稿を検知しているときと、原稿を検知していないときとで、出力レベルが変わる。第2原稿検知センサー3eの出力は、搬送制御部30と読取制御部40に入力される。読取制御部40は、第2原稿検知センサー3eが原稿の先端到達を検知してから予め定められた待ち時間が経過すると、イメージセンサー45に読み取りを開始させる。原稿の読み取りを開始するタイミングをはかるセンサーとして、第2原稿検知センサー3eを用いることができる。
原稿トレイ31には、規制カーソル対が設けられる。規制カーソル対は、セットされた原稿の位置を規制する。規制カーソル対は2枚の規制板38を含む。各規制板38は原稿トレイ31に対して垂直に立つ。各規制板38は主走査方向でスライド移動する。各規制板38は連動する。一方の規制板38を主走査方向の内側方向に移動させると、他方の規制板38も内側方向に移動する。一方の規制板38を主走査方向の外側方向に移動させると、他方の規制板38も外側方向に移動する。使用者は、セットした原稿束を各規制板38で挟む。原稿束は主走査方向で挟まれる。主走査方向の中心と、原稿搬送路34の主走査方向の中心が一致するように、原稿の位置が規制される。
原稿搬送部3は、主走査サイズセンサー3fを含む(図2参照)。主走査サイズセンサー3fは規制板38の位置に応じて出力値が変化するセンサーである。搬送制御部30は、主走査サイズセンサー3fの出力に基づき、原稿トレイ31にセットされた原稿の主走査方向のサイズ(サイズ)を認識できる。
図3に示すように、原稿読取部4の上面右側に原稿台4b(プラテンガラス)が配される。テーブル読取を行うとき、使用者は、原稿搬送部3を開け、原稿台4bの一面(上側の面)に原稿をセットする。原稿搬送部3を開閉することができる。例えば、搬送できない原稿が原稿台4bにセットされる。図3は原稿搬送部3が閉じられた状態を示す。
原稿読取部4は、筐体41内に、読取ユニット42(キャリッジ)、移動機構43を含む。移動機構43は、ベルト43a、第1プーリー43b、第2第2プーリー43c、移動用モーター43dを含む。読取ユニット42はCIS方式のスキャンユニットである。読取ユニット42は、CCD方式のものでもよい。ベルト43aは無端状である。ベルト43aは各プーリーにかけ回される。ベルト43aと読取ユニット42は接続される。移動用モーター43dは第1プーリー43b又は第2プーリー43cに駆動を伝達する。移動用モーター43dは正逆回転可能である。読取ユニット42を移動させるとき、読取制御部40は移動用モーター43dを回転させる。これにより、ベルト43aが周回する。ベルト43aの周回にあわせ、読取ユニット42は水平方向(副走査方向、主走査方向と垂直な方向、図2の左右方向)で移動する。読取ユニット42は、原稿台4bの他面側(下側)で移動する。
原稿がセットされたとき、搬送制御部30は、制御部1と読取制御部40に原稿がセットされたことを通知する。原稿トレイ31上の原稿がなくなったとき、搬送制御部30は
、制御部1と読取制御部40に、原稿トレイ31にセットされた原稿がないことを通知する。原稿搬送部3に原稿がセットされている状態で、原稿を読み取るジョブ(例えば、コピージョブ)を開始するとき、制御部1は原稿の搬送と読み取りを搬送制御部30と読取制御部40に指示する。この指示に基づき、搬送制御部30は、原稿搬送を開始する。この指示に基づき、読取制御部40は、搬送される原稿を1枚ずつ読み取る。読取制御部40は、搬送読取用コンタクトガラス4aの下側に、読取ユニット42を位置させる。
、制御部1と読取制御部40に、原稿トレイ31にセットされた原稿がないことを通知する。原稿搬送部3に原稿がセットされている状態で、原稿を読み取るジョブ(例えば、コピージョブ)を開始するとき、制御部1は原稿の搬送と読み取りを搬送制御部30と読取制御部40に指示する。この指示に基づき、搬送制御部30は、原稿搬送を開始する。この指示に基づき、読取制御部40は、搬送される原稿を1枚ずつ読み取る。読取制御部40は、搬送読取用コンタクトガラス4aの下側に、読取ユニット42を位置させる。
一方、原稿搬送部3に原稿がセットされていない状態で原稿を読み取るジョブを開始するとき、制御部1は、原稿搬送禁止を搬送制御部30に指示する。この指示をうけたとき、搬送制御部30は、原稿を搬送しない。また、制御部1はテーブル読取を読取制御部40に指示する。この指示に基づき、読取制御部40は、原稿台4bにセットされた原稿を読み取る。読取制御部40は、読取ユニット42を副走査方向で移動させる。
読取ユニット42はランプ44、レンズ、イメージセンサー45を含む。ランプ44は、原稿、搬送読取用コンタクトガラス4a、原稿台4bに光を照射する。ランプ44は光源としてLEDを含む。レンズは、原稿の反射光をイメージセンサー45の各受光素子に導く。イメージセンサー45は、原稿台4bに置かれた原稿、又は、搬送される原稿を読み取る。イメージセンサー45は、ラインセンサーである。イメージセンサー45は複数の受光素子(光電変換素子、画素)を含む。受光素子が並ぶ方向が主走査方向である。
受光素子は、原稿で反射された光を受光する。各受光素子は、受光量(反射光量)に応じたアナログ画像信号を出力する。アナログ画像信号は制御部1に入力される。入力されたアナログ画像信号に基づき、制御部1(画像データ生成回路12)は、読取画像データを生成する。例えば、読取画像データは、RGB形式のラスターデータである。
ここで、搬送読取ジョブでは、原稿トレイ31にセットされた複数の原稿を、1枚ずつ連続的に読み取ることができる。搬送読取ジョブでは、原稿セットセンサー3aが原稿なしを検知するまで、搬送制御部30は、1枚ずつ、原稿を原稿搬送部3に搬送させる。また、制御部1は、搬送原稿を原稿読取部4に読み取らせる。原稿なしを認識し、原稿の最終ページを読み取ると、制御部1(搬送制御部30)は、原稿の搬送を停止する。また、制御部1(読取制御部40)は、原稿の読み取りを停止する。
(原稿混載モード)
次に、図2、図4、図5を用いて、実施形態に係る原稿混載モードの一例を説明する。図4、図5は、実施形態に係る原稿混載モードの一例を示す図である。
次に、図2、図4、図5を用いて、実施形態に係る原稿混載モードの一例を説明する。図4、図5は、実施形態に係る原稿混載モードの一例を示す図である。
原稿トレイ31に同じサイズの原稿を複数枚セットして原稿を読み取ることができる(通常読取)。例えば、A4サイズの原稿を等倍で読み取ると、読取画像データは全てA4サイズとなる。また、サイズが異なる原稿を組み合わせた原稿束を原稿トレイ31にセットして、読み取りを行うこともできる(原稿混載モード)。
図4、図5を用いて、原稿混載の態様を説明する。原稿混載モードには、同幅混載モードと異幅混載モードがある。同幅混載とは、主走査方向のサイズが同じであり、副走査方向(原稿搬送方向)のサイズが異なる原稿を混載することである。異幅混載とは、主走査方向と副走査方向の両方向でサイズが異なる原稿を混載することである。複合機100は、同幅混載と異幅混載のいずれにも対応している。
図4は同幅混載の一例を示す。図4のうち、Aは副走査方向のサイズがBよりも短く、Bは副走査方向のサイズがAよりも長い原稿を示す。このような同幅混載の組み合わせとしては、例えば、LedgerサイズとLetterサイズ、LegalサイズとLetter-Rサイズ、B5縦
とB4横、A4縦とA3横、A4横とA5縦サイズなどがある。
とB4横、A4縦とA3横、A4横とA5縦サイズなどがある。
一方、図5は異幅混載の一例を示す。図5のうち、Aは主走査方向と副走査方向の両方でBよりも小さい原稿を示す。Bは、主走査方向と副走査方向の両方でAよりも大きい原稿を示す。LedgerサイズとLegalサイズ、LetterサイズとLegalサイズ、B5とA4、B4とA3、B4とA4のように異幅混載の組み合わせは、複数ある。
原稿の主走査方向の原稿幅と副走査方向の長さを確定する必要がある。原稿混載モードに関し、操作パネル5は、同幅混載か異幅混載かを受け付ける。つまり、操作パネル5は、原稿混載モードでの読み取りの指示を受け付ける。操作パネル5の出力に基づき、制御部1は、同幅混載か異幅混載のいずれで読み取るかを認識する。
原稿全体を漏れなく読み取るため、原稿のサイズを検知する必要がある。同幅混載のとき、主走査サイズセンサー3fの出力に基づき、搬送制御部30は、原稿の主走査方向のサイズを認識できる。原稿搬送速度は予め定められている。そこで、搬送制御部30は、第1原稿検知センサー3dが原稿の先端到達を検知してから後端通過を検知するまでの時間(原稿の存在を検知し続けている時間)に原稿搬送速度を乗じて原稿の副走査方向のサイズを認識してもよい。なお、他の手法により、副走査方向のサイズを確定してもよい。
一方、異幅混載のとき、各原稿の副走査方向の長さについては、搬送制御部30は、第1原稿検知センサー3dが原稿の先端到達を検知してから後端通過を検知するまでの時間に原稿の搬送速度を乗じて原稿の副走査方向のサイズを認識できる。なお、他の手法により、副走査方向のサイズを確定してもよい。また、異幅混載のとき、主走査サイズセンサー3fの出力に基づき、搬送制御部30は、セットされた原稿のうち、主走査方向で最も大きいサイズ(幅)を認識できる。そこで、搬送制御部30は、主走査方向のサイズが、認識した幅以下かつ、副走査方向のサイズが認識した副走査方向のサイズに最も近い定形サイズを原稿のサイズと認識する。
搬送制御部30は、認識した原稿サイズを読取制御部40と制御部1に通知する。これにより、読取制御部40と制御部1は各原稿のサイズを認識する。原稿混載モードでは、制御部1(画像データ生成回路12)は、認識したサイズの読取画像データを生成する。
(傾き補正モードでの搬送読取ジョブ)
次に、図6〜図9を用いて、実施形態に係る傾き補正モードでの搬送読み取りの流れの一例を説明する。図6、図7は、実施形態に係る傾き補正モードでの搬送読み取りの流れの一例を示す図である。図8は傾き角度を説明するための図である。図9は実施形態に係る継続確認画面54の一例を示す図である。
次に、図6〜図9を用いて、実施形態に係る傾き補正モードでの搬送読み取りの流れの一例を説明する。図6、図7は、実施形態に係る傾き補正モードでの搬送読み取りの流れの一例を示す図である。図8は傾き角度を説明するための図である。図9は実施形態に係る継続確認画面54の一例を示す図である。
搬送読取を行う(原稿の読み取りを伴う)ジョブには、例えば、コピージョブ、スキャン送信ジョブ、スキャン保存ジョブがある。コピージョブは、読取画像データに基づき印刷するジョブである。スキャン送信ジョブは、読取画像データに基づくファイルを送信するジョブである。スキャン保存ジョブは、読取画像データに基づくファイルを記憶部2に不揮発的に記憶するジョブである。
これらのジョブでは、傾き補正モードを利用することができる。傾き補正モードは、読取画像データ内の原稿の画像の傾き角度を求め、回転処理を行い、傾きを補正するモードである。操作パネル5は、傾き補正モードの有効、無効を受け付ける。なお、傾き補正モードの無効が設定された場合、制御部1は、傾きを補正せず、傾きを補正しない画像データに基づき、ジョブを行う。
図6のスタートは、搬送読取ジョブについて、スタートを受け付けた時点(スタートボタンが操作された時点)である。また、操作パネル5は傾き補正モードの有効を受け付けている。なお、ジョブのスタート指示前に、使用者は、原稿(原稿束)を原稿トレイ31にセットしておく。この場合、制御部1は、原稿トレイ31に原稿がセットされていることを認識する。制御部1は、傾き補正モードの搬送読取ジョブであることを認識する。
まず、制御部1は、閾値を初期値D1に設定する(ステップ♯1)。閾値は、傾き補正について使用者に確認を求めるか否かを判断するための値である。初期値D1は予め定められる。例えば、記憶部2のストレージ23が初期値D1を不揮発的に記憶する(図1参照)。初期値D1は、補正可能な傾き角度を基準に、設定されてもよい。複合機100では、初期値D1は、例えば、2度である。
初期値D1の設定後、制御部1は、1枚の原稿の搬送を開始し、原稿を読み取らせる(ステップ♯2)。例えば、制御部1は、1枚の原稿の給紙を搬送制御部30に指示する。つまり、制御部1は、1枚の原稿の搬送を原稿搬送部3に行わせる。また、制御部1は、1枚の搬送原稿の読み取りを読取制御部40に指示する。つまり、制御部1は、搬送読取ジョブを読取制御部40(読取ユニット42)に行わせる。
原稿読取部4が出力するアナログ画像信号に基づき、制御部1(画像データ生成回路12)は、読取画像データを生成する(ステップ♯3)。そして、制御部1は、読取画像データに基づき、傾き角度を求める(ステップ♯4)。制御部1内の画像処理回路13が傾き角度を求めてもよい。画像処理回路13は、傾き角度を求めるための回路を含んでもよい。また、制御部1内の制御回路11が演算により、傾き角度を求めてもよい。制御回路11か傾き角度算出回路として機能してもよい。
例えば、制御部1は、読取画像データ内の原稿のエッジの影に着目して、原稿の傾き方向と傾き角度を求めてもよい。搬送される原稿を読み取ったとき、原稿の辺(エッジ)の部分は、影(高濃度画素)となる。制御部1は、読取画像データのうち、原稿の上流側又は下流側の辺を示す高濃度画素(所定値よりも画素値が大きい画素)の直線を検出する。
制御部1は、検出した直線と主走査方向と平行なラインがなす角度を傾き角度として求める。主走査方向と平行なラインは0度を示す。例えば、主走査方向と平行なラインを底辺とし、検出した直線を斜辺とする直角三角形を設定し、アークタンジェントの演算を行うことにより、傾き角度を求める。なお、検出した直線が主走査方向と平行な場合、制御部1は、傾き角度がゼロと認識する。なお、他の手法により、傾き角度を求めてもよい。
さらに、図8に示すように、検出した直線の傾きが正の場合(主走査方向において右側が突出している場合)、制御部1は、傾き方向がプラスと判定する。図8に示すように、検出した直線の傾きが負の場合(主走査方向において左側が突出している場合)、制御部1は、傾き方向がマイナスと判定する。制御部1は、傾き角度の絶対値を示す値に、傾き方向を示すプラス、又は、マイナスを付す。制御部1は、+2度、−2度のように、±の符号を付した数字を、傾きを示す値として求める。
なお、上述のアルゴリズム以外の手法を用いて、制御部1は傾き方向と傾き角度を認識してもよい。例えば、制御部1は、読取画像データ内の文字に着目し、傾き方向と傾き角度を認識してもよい。また、制御部1は、読取画像データ内の罫線に着目し、傾き方向と傾き角度を認識してもよい。
傾き角度を求めると、制御部1は傾き角度の絶対値を求める(ステップ♯5)。制御部1は、絶対値が閾値を超えているか否かを確認する(ステップ♯6)。制御部1は、閾値
を超えて、原稿の画像が傾いているか否かを確認する。絶対値が閾値を超えていないとき(ステップ♯6のNo)、制御部1は、読取画像データの傾き補正を行う(ステップ♯7)。なお、傾き角度がゼロ又はゼロとみなす範囲内の値の場合、制御部1は、ステップ♯7をスキップする。
を超えて、原稿の画像が傾いているか否かを確認する。絶対値が閾値を超えていないとき(ステップ♯6のNo)、制御部1は、読取画像データの傾き補正を行う(ステップ♯7)。なお、傾き角度がゼロ又はゼロとみなす範囲内の値の場合、制御部1は、ステップ♯7をスキップする。
傾き補正処理は、回転処理である。制御部1内の画像処理回路13が回転処理を行ってもよい。画像処理回路13は、回転処理回路を含んでもよい。また、制御回路11が回転処理をしてもよい。この場合、制御回路11は、所定の回転処理のアルゴリズムに基づき、RAMに記憶された読取画像データを回転させる。つまり、ソフトウェア的に回転処理がなされてもよい。
例えば、回転処理では、制御部1は、読取画像データの中心点を基準に読取画像データを回転させる。制御部1は、読取画像データの中心点を回転軸とする。傾き方向がプラスの場合、制御部1(画像処理回路13)は、マイナス方向(時計方向)に回転させる。傾き方向がマイナスの場合、制御部1(画像処理回路13)は、プラス方向(反時計方向)に回転させる。制御部1は、傾き角度の絶対値分、回転させる。傾き角度がゼロとなるように、制御部1は回転させる。
ここで、複合機100では、傾き補正処理(回転処理)で回転可能な角度範囲が予め定められている。言い換えると、回転角度には制限がある。複合機100では、回転可能な角度範囲は、−5度〜+5度である。メモリーのサイズや、搭載するハードウェア(回転回路)に応じて、回転可能な角度範囲が定まる。例えば、複合機100の画像処理回路13では、搭載する回転処理回路での角度範囲は±5度である。閾値の初期値D1は、回転可能な角度範囲内の何れかの値の絶対値とされる。
ここで、求めた傾き角度が回転可能な角度範囲外となることがあり得る。つまり、求めた傾き角度が、補正可能な角度範囲を超えることがあり得る。この場合、制御部1は、角度範囲の両端の値のうち、何れか一方の角度で傾き補正を行う。具体的に、制御部1は、角度範囲の両端の値のうち、求めた傾き角度と±の符号が異なる方の値を採用し、回転処理する。回転可能な角度範囲が−5度〜+5度であり、傾き角度が+6度の場合、制御部1は、傾き補正処理では、−5度の回転処理を行う。
傾き補正後の読取画像データに基づき、印刷、送信、又は、保存がなされる。制御部1は、原稿トレイ31に原稿が残っているかを確認する(ステップ♯8)。原稿が残っていない場合(ステップ♯8のNo)、制御部1は、搬送読取ジョブを終了する(ステップ♯9→エンド)。具体的に、制御部1は、搬送制御部30と読取制御部40に搬送読取ジョブの終了を通知する。例えば、終了通知に基づき、読取制御部40は、ランプ44の点灯を終了する。また、搬送制御部30は、原稿搬送制御に関する処理を終了する。
原稿が残っている場合(ステップ♯8のYes)、制御部1は、ステップ♯2を行う(ステップ♯2に戻る)。制御部1は、次の原稿を原稿搬送部3に給紙、搬送させる。また、制御部1は、次の原稿の読み取りを原稿読取部4に行わせる。つまり、制御部1は、搬送読取ジョブを継続させる。
一方、絶対値が閾値を超えているとき(ステップ♯6のYes)、制御部1は、新たな原稿の給紙と読み取りを停止させる(ステップ♯10)。例えば、制御部1は、新たな原稿の給紙の停止を搬送制御部30に指示する。この指示に基づき、搬送制御部30は、新たな原稿の給紙を開始しない。また、制御部1は、新たな原稿の読み取り停止を読取制御部40に指示する。この指示に基づき、読取制御部40は、ランプ44を一時消灯し、イメージセンサー45の読み取り動作を停止させる。
そして、制御部1は、絶対値が閾値を超えた読取画像データについて、プレビュー画像の画像データを生成する(ステップ♯11)。プレビュー画像の詳細は後述する。そして、制御部1は継続確認画面54を表示パネル51に表示させる(ステップ♯12、図7へ移動)。図9は、継続確認画面54の一例を示す図である。継続確認画面54は、搬送読取ジョブを継続するか否かについて、使用者の確認を求める画面である。継続確認画面54は、傾き補正を行うか否かについて、使用者の確認を求める画面でもある。
制御部1は、継続確認画面54内に、メッセージ表示欄M1を表示させてもよい。また、制御部1は、継続確認画面54内に、第1プレビュー画像P1、第2プレビュー画像P2を表示させてもよい。また、制御部1は、継続確認画面54内に、キャンセルボタンB0、第1継続ボタンB1、第2継続ボタンB2を表示させてもよい。
制御部1は、メッセージ表示欄M1内に、メッセージを表示させる。図9は、傾き補正の必要性の確認要求を含むメッセージの一例を示す。また、図9は、搬送読取ジョブを継続すべきか否かの選択要求を含むメッセージの一例を示す。また、図9は、搬送読取ジョブを継続するときの注意点を含むメッセージの一例を示す。
各プレビュー画像は、出力結果(仕上がり)を確認するための画像である。第1プレビュー画像P1は傾き補正をした場合の出力結果の予想を示す。第2プレビュー画像P2は傾き補正をしない場合の出力結果の予想を示す。ステップ♯11では、制御部1は、第1プレビュー画像P1の画像データと、第2プレビュー画像P2の画像データを生成する。
例えば、制御部1は、第1プレビュー画像P1と第2プレビュー画像P2の画素数を同じとする。そして、制御部1は、傾き補正を行わない読取画像データを縮小した画像データを第2プレビュー画像P2の画像データとして生成する。制御部1は、第2プレビュー画像P2を回転処理して、第1プレビュー画像P1の画像データを生成する。例えば、制御部1は、求めた傾き方向と反対方向に、求めた傾き角度の絶対値と同じ角度、第2プレビュー画像P2の画像データを回転させる。なお、求めた傾き角度が、補正可能な角度範囲外のとき、制御部1は、角度範囲の両端の値のうち、何れか一方の角度で傾き補正を行う(ステップ♯7と同様)。図9のプレビュー画像のうち、左側の画像が第1プレビュー画像P1であり、右側のプレビュー画像が第2プレビュー画像P2である。
表示するプレビュー画像は、第1プレビュー画像P1と第2プレビュー画像P2の何れか一方でもよい。制御部1は、第1プレビュー画像P1のみを表示パネル51に表示させてもよい。また、制御部1は、第2プレビュー画像P2のみを表示パネル51に表示させてもよい。制御部1は、表示する方のプレビュー画像の画像データを生成する。
第1継続ボタンB1と第2継続ボタンB2は、セットされた原稿の読み取り(搬送読取ジョブ)を続ける指示を行うためボタンである。具体的に、第1継続ボタンB1は、読取画像データの傾き補正を行い、原稿の読み取りを継続する指示を行うためのボタンである。第2継続ボタンB2は、読取画像データの傾き補正を行わず、原稿の読み取りを継続する指示を行うためのボタンである。キャンセルボタンB0は、セットされた原稿の読み取り(搬送読取ジョブ)をキャンセルするためのボタンである。
ここで、回転処理を行った場合、画質が低下することがある。例えば、回転処理を行う場合、制御部1(画像処理回路13)は、回転前の各画素について、回転後の画素の座標(位置)を求める。しかし、回転後の画素の座標は必ずしも整数とならない。回転後の画素の座標が整数とならない画素については、制御部1は、補間処理を行って、当該画素の画素値を定める。補間処理の手法としては、ニアレストネイバー法、バイリニア法、バイ
キュービック法がある。制御部1は、何れかの手法を用いて、補間処理を行う。補間処理により、傾き補正(回転処理)前とは異なる部分が出てくる。その結果、回転処理後、画質が低下したように見える場合がある。
キュービック法がある。制御部1は、何れかの手法を用いて、補間処理を行う。補間処理により、傾き補正(回転処理)前とは異なる部分が出てくる。その結果、回転処理後、画質が低下したように見える場合がある。
また、原稿が傾いている場合、原稿の画像(高濃度部分)の一部が欠けて読み取られることがある。異幅混載では、規制カーソルと接していないなどの理由によって、一部が欠けるほど原稿が傾いて搬送されることはある。この場合、原稿の傾きを補正すると、欠けた画像が回転される(図9参照)。回転処理後の画像データを見て、傾きによる欠けが目立つと感じる使用者もいる。
傾き補正したい使用者もいれば、傾き補正したくない使用者もいる。そこで、複合機100では、第1継続ボタンB1と第2継続ボタンB2を配置する。これにより、使用者は、傾き補正処理を行うか否かを選ぶことができる。回転処理をした方が好ましいと感じる使用者は、第1継続ボタンB1を操作すればよい。傾いているが、画質の点からみて、回転しない方がよいと感じた使用者は、第2継続ボタンB2を操作すればよい。
まず、制御部1は、キャンセルボタンB0が操作されたか否かを確認する(ステップ♯13)。キャンセルボタンB0が操作されたとき(ステップ♯13のYes)、制御部1は、搬送読取ジョブを終了する(ステップ♯14→エンド)。具体的に、制御部1は、搬送読取ジョブの終了を搬送制御部30と読取制御部40に送信する。この指示に基づき、搬送制御部30と読取制御部40は、搬送読取ジョブを再開しない。また、搬送読取ジョブがコピージョブのとき、制御部1は、印刷を行わない。なお、搬送読取ジョブがコピージョブのとき、傾き補正モードでは、制御部1は、全ての原稿を読み取ってから印刷を開始してもよい。また、搬送読取ジョブが送信ジョブのとき、制御部1は、読み取りで得られた読取画像データに基づくファイルを送信しない。制御部1は、搬送読取ジョブで取得済の読取画像データの全てを破棄する。
搬送読取ジョブをやり直したい場合、使用者は、原稿束を原稿トレイ31にセットし直す。そして、使用者は、搬送読取ジョブの設定を操作パネル5に再度行う。スタートボタンを操作する。キャンセルした搬送読取ジョブをやり直すことができる。
キャンセルボタンB0が操作されていないとき(ステップ♯13のNo)、制御部1は、第1継続ボタンB1が操作されたか否かを確認する(ステップ♯15)。さらに、第1継続ボタンB1が操作されていないとき(ステップ♯15のNo)、制御部1は、第2継続ボタンB2が操作されたか否かを確認する(ステップ♯16)。第2継続ボタンB2が操作されていないとき(ステップ♯16のNo)、制御部1は、ステップ♯13を実行する(ステップ♯13に戻る)。制御部1は、キャンセルボタンB0、第1継続ボタンB1、第2継続ボタンB2のうち、どのボタンが操作されたかの確認を続ける。
第1継続ボタンB1が操作されたとき(ステップ♯15のYes)、制御部1は、読取画像データの傾き補正を行う(ステップ♯17)。なお、求めた傾き角度が、補正可能な角度範囲外のとき、制御部1は、角度範囲の両端の値のうち、何れか一方の角度で傾き補正を行う(ステップ♯7と同様)。
制御部1は、出力(印刷、送信、又は、保存)に用いる画像データとして、傾き補正した読取画像データを生成する。そして、制御部1は、閾値を更新する(ステップ♯18)。具体的に、制御部1は、閾値を更新前よりも大きな値に更新する。頻繁に継続確認画面54を表示すること、及び、使用者の確認を頻繁に求めることを避けるためである。
閾値を更新するとき、制御部1は、閾値を超えた絶対値のうち、最も新しい絶対値を新
たな閾値に設定してもよい。つまり、制御部1は、継続確認画面54で第1継続ボタンB1が操作された読取画像データの傾き角度の絶対値を、新たな閾値としてもよい。制御部1は、閾値を引き上げる。使用者が許容した傾き角度に基づき、新たな閾値を定める。
たな閾値に設定してもよい。つまり、制御部1は、継続確認画面54で第1継続ボタンB1が操作された読取画像データの傾き角度の絶対値を、新たな閾値としてもよい。制御部1は、閾値を引き上げる。使用者が許容した傾き角度に基づき、新たな閾値を定める。
再開した搬送読取ジョブにて、再度、原稿読取部4は、傾いた原稿を読み取る場合がある。再開後の読み取りで得られた読取画像データについて、傾き角度の絶対値が閾値以下の場合、使用者は、再度、傾き補正を行う許可を与える可能性が高い。傾き角度の絶対値が更新後の閾値以下のとき、制御部1は、継続確認画面54を表示しないようにする。原稿の給紙、搬送、読み取りをできるだけ止めないようにする。継続確認画面54の表示、及び、使用者に確認をとる頻度を下げることができる。従来よりも、単位時間あたりの読取枚数を高めることができる。
また、制御部1は、更新前の閾値値に予め定められた加算値を加えた値を、新たな閾値に設定してもよい。つまり、制御部1は、閾値に所定値を加算した値を新たな閾値としてもよい。例えば、加算値は1度としてもよい。この場合、補正前の閾値が2度の場合、制御部1は、閾値を3度とする。制御部1は、段階的に閾値を大きくしてもよい。
第2継続ボタンB2が操作されたとき(ステップ♯16のYes)、制御部1は、読取画像データの傾き補正を行わない(ステップ♯19)。制御部1は、出力に用いる画像データとして、傾き補正をしていない読取画像データを選ぶ。傾き補正を行わない読取画像データに基づき、制御部1は印刷、送信、又は、保存のジョブを行う。また、制御部1は、閾値を更新しない(ステップ♯20)。
第2継続ボタンB2が操作されたとき、制御部1は閾値を更新しない。そのため、搬送読取ジョブの再開後、未更新の閾値を超える絶対値を求めたとき、制御部1は、使用者の確認を再度要求する。傾き補正なしが選択された場合、再開された搬送読取ジョブでは、傾き補正をするか否かを十分に確認する。
ステップ♯18、又は、ステップ♯20の後、制御部1は、新たな原稿の給紙、搬送と読み取りを再開させる(ステップ♯21)。具体的に、制御部1は、搬送読取ジョブの再開を搬送制御部30と読取制御部40に指示する。この指示を受け、搬送制御部30は、新たな原稿の給紙と原稿の搬送を再開する。この指示を受け、読取制御部40は、新たに給紙され、搬送される原稿を読取ユニット42に読み取らせる。制御部1は、新たに給紙された原稿の読取画像データを生成する(ステップ♯3に戻る)。
閾値の更新後、再開された搬送読取ジョブ中(同じ連続読取ジョブ中)、再び、傾き角度の絶対値が更新後の閾値を超えた読取画像データを検出した場合、制御部1は、原稿トレイ31からの新たな原稿の給紙を再度停止させる。つまり、原稿搬送の停止と、使用者への確認要求が繰り返される場合はある。新たな原稿の給紙を停止している状態で操作部(タッチパネル52)が第1継続ボタンB1の操作を受け付けたとき、制御部1は、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させる。制御部1は、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。制御部1は、閾値を更新前よりも大きな値に再度、更新する。原稿搬送の停止と、使用者の確認が繰り返されにくくなるように、制御部1は、閾値を更新する。
このようにして、実施形態に係る画像読取装置(複合機100)は、原稿搬送部3、読取ユニット42、操作部、表示パネル51、制御部1を含む。原稿搬送部3は、原稿束がセットされる原稿トレイ31を含む。原稿搬送部3は、読み取り位置に向けて、原稿を1枚ずつ送り出す。読取ユニット42は、ランプ44及びイメージセンサー45を含む。読取ユニット42は搬送される原稿を読み取る。操作部は操作を受け付ける。表示パネル5
1は表示を行う。制御部1は、読取ユニット42の読み取りに基づき得られた読取画像データでの原稿の傾き角度を求める。制御部1は、求めた傾き角度の絶対値が閾値以下か否かを確認する。制御部1は、原稿トレイ31にセットされた原稿を搬送し、連続して原稿を読み取る搬送読取ジョブにおいて、絶対値が閾値以下の読取画像データについては、使用者の確認をとることなく傾き補正を行う。制御部1は、絶対値が閾値を超えた読取画像データを検出したとき、原稿トレイ31からの新たな原稿の給紙を停止させる。新たな原稿の給紙を停止している状態で操作部がセットされた原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、制御部1は、読取画像データについて傾き補正を行い、閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。
1は表示を行う。制御部1は、読取ユニット42の読み取りに基づき得られた読取画像データでの原稿の傾き角度を求める。制御部1は、求めた傾き角度の絶対値が閾値以下か否かを確認する。制御部1は、原稿トレイ31にセットされた原稿を搬送し、連続して原稿を読み取る搬送読取ジョブにおいて、絶対値が閾値以下の読取画像データについては、使用者の確認をとることなく傾き補正を行う。制御部1は、絶対値が閾値を超えた読取画像データを検出したとき、原稿トレイ31からの新たな原稿の給紙を停止させる。新たな原稿の給紙を停止している状態で操作部がセットされた原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、制御部1は、読取画像データについて傾き補正を行い、閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。
傾き角度の絶対値が閾値以下のとき、制御部1は、自動的に傾き補正を行う。絶対値が閾値を超えれば、制御部1は、読み取り継続するか否かの確認を使用者に求める。大きく傾いている場合、制御部1は、使用者に確認をとる。一方、閾値を更新するので、原稿の給紙の停止、使用者への確認要求(継続指示)の発生頻度を下げることができる。単位時間あたりの読み取り枚数が少なくなりにくい。
閾値の更新後、再開した搬送読取ジョブ中に、再び、傾き角度の絶対値が更新後の閾値を超えた読取画像データを検出した場合、制御部1は、原稿トレイ31からの新たな原稿の給紙を再度停止させる。新たな原稿の給紙を停止している状態で操作部がセットされた原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、制御部1は、閾値を更新前よりも大きな値に再度、更新し、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。新たな原稿の給紙を停止と継続指示の受け付けが生ずるごとに、閾値の更新を繰り返すことができる。傾き角度の絶対値が更新後の閾値を超えるたびに、原稿の給紙の停止と、使用者への確認要求の頻度が下がる方向に、閾値を再更新することができる。
絶対値が閾値を超えた読取画像データを検出したとき、制御部1は、プレビュー画像として、傾き補正をした場合の出力結果を示す第1プレビュー画像P1と、傾き補正をしない場合の出力結果を示す第2プレビュー画像P2の何れか一方又は両方を表示パネル51に表示させる。使用者にプレビュー画像を示すことができる。使用者は、傾きの程度と補正後の画質の何れか一方、または、両方を確認することができる。原稿の読み取りを継続すべきか否かを判断するための材料を使用者に提示することができる。プレビュー画像に基づき、使用者は、原稿の読み取りを継続すべきか否かを正確に判断できる。
制御部1は、プレビュー画像とともに、セットされた原稿の読み取りの継続指示を行うための継続ボタンと、セットされた原稿の読み取りをキャンセルするキャンセルボタンB0を表示パネル51に表示させる。操作部は、継続ボタンへの操作を、操作部がセットされた原稿の読み取りの継続指示として受け付ける。継続指示を行うとき、使用者は継続ボタンを操作すればよい。プレビュー画像を見て、状況を確認してから、原稿の読み取りの継続指示を行うことができる。
操作部がキャンセルボタンB0への操作を受け付けたとき、制御部1は搬送読取ジョブを終了する。原稿の読み取りを継続せず、読み取りをやり直したいとき、使用者はキャンセルボタンB0を操作すればよい。プレビュー画像を見て、搬送読取ジョブの終了を指示することができる。
制御部1は、継続ボタンとして第1継続ボタンB1と第2継続ボタンB2を表示させる。操作パネル5が第1継続ボタンB1への操作を受け付けたとき、制御部1は、閾値を更新する。制御部1は、傾き角度の絶対値が閾値を超えた読取画像データについて、傾き補
正を行う。制御部1は、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。操作パネル5が第2継続ボタンB2への操作を受け付けたとき、制御部1は、閾値を更新しない。制御部1は、傾き角度の絶対値が閾値を超えた読取画像データについて、傾き補正を行わない。制御部1は、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。第1継続ボタンB1を操作することにより、読取画像データの傾き補正、閾値の更新、及び、読取再開を指示することができる。また、第2継続ボタンB2を操作することにより、傾き補正を行わないこと、閾値を更新しないこと、及び、読取再開を指示することもできる。傾き補正では、画像データの回転処理がなされる。回転処理により、読取画像データの画質が低下する場合がある。傾きの補正よりも画質を優先したい場合、使用者は第2継続ボタンB2を操作すればよい。傾き角度が大きいとき、複数の選択肢のなかから、対処の手法を選ぶことができる。
正を行う。制御部1は、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。操作パネル5が第2継続ボタンB2への操作を受け付けたとき、制御部1は、閾値を更新しない。制御部1は、傾き角度の絶対値が閾値を超えた読取画像データについて、傾き補正を行わない。制御部1は、新たな原稿の給紙を原稿搬送部3に再開させ、搬送される原稿の読み取りを読取ユニット42に再開させる。第1継続ボタンB1を操作することにより、読取画像データの傾き補正、閾値の更新、及び、読取再開を指示することができる。また、第2継続ボタンB2を操作することにより、傾き補正を行わないこと、閾値を更新しないこと、及び、読取再開を指示することもできる。傾き補正では、画像データの回転処理がなされる。回転処理により、読取画像データの画質が低下する場合がある。傾きの補正よりも画質を優先したい場合、使用者は第2継続ボタンB2を操作すればよい。傾き角度が大きいとき、複数の選択肢のなかから、対処の手法を選ぶことができる。
閾値を更新するとき、制御部1は、閾値を超えた絶対値のうち、最も新しい絶対値、又は、更新前の閾値値に予め定められた加算値を加えた値を、新たな閾値に設定する。閾値が大きくなる方向に、閾値を更新(補正)することができる。原稿の給紙の停止と、使用者への確認要求の頻度が小さくなる方向に、閾値を更新することができる。
搬送読取ジョブを開始するとき、又は、搬送読取ジョブが終了したとき、制御部1は、閾値を予め定められた初期値D1に設定する。搬送読取ジョブが終了し、次の搬送読取ジョブを開始する前に、閾値を初期値D1にリセットすることができる。閾値が大きくなり続けることを避けることができる。
求めた傾き角度が、補正可能な角度範囲を超えている場合、制御部1は、角度範囲の両端の値のうち、何れか一方の角度で傾き補正を行う。できるだけ傾きが小さくなるように、読取画像データの画像の傾きを補正することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の更を加えて実施することができる。
上記の実施形態の説明では、第2継続ボタンB2が操作されたとき、制御部1は、閾値を更新しない例を説明した。しかし、第2継続ボタンB2が操作されたとき、制御部1は、閾値を更新してもよい。閾値を更新するとき、制御部1は、閾値を超えた絶対値のうち、最も新しい絶対値を新たな閾値に設定してもよい。
また、上記の実施形態の説明では、第1継続ボタンB1、第2継続ボタンB2、キャンセルボタンB0を継続確認画面54に表示する例を説明した。しかし、これらのボタンのうち、第1継続ボタンB1とキャンセルボタンB0のみを表示するようにしてもよい。言い換えると、制御部1は、第2継続ボタンB2を表示しないようにしてもよい。この場合、図7のフローチャートのうち、ステップ♯16、19、20が不要となる。ステップ♯15のNoの場合、制御部1は、ステップ♯13を実行する。
本発明は原稿を読み取って画像データを生成する画像読取装置に利用可能である。
100 複合機(画像読取装置) 1 制御部
3 原稿搬送部 31 原稿トレイ
42 読取ユニット 44 ランプ
45 イメージセンサー 51 表示パネル
52 タッチパネル(操作部) 53 ハードキー(操作部)
B0 キャンセルボタン B1 第1継続ボタン
B2 第2継続ボタン D1 初期値
P1 第1プレビュー画像 P2 第2プレビュー画像
3 原稿搬送部 31 原稿トレイ
42 読取ユニット 44 ランプ
45 イメージセンサー 51 表示パネル
52 タッチパネル(操作部) 53 ハードキー(操作部)
B0 キャンセルボタン B1 第1継続ボタン
B2 第2継続ボタン D1 初期値
P1 第1プレビュー画像 P2 第2プレビュー画像
Claims (9)
- 原稿束がセットされる原稿トレイを含み、読み取り位置に向けて、原稿を1枚ずつ送り出す原稿搬送部と、
ランプ及びイメージセンサーを含み、搬送される前記原稿を読み取る読取ユニットと、
操作を受け付ける操作部と、
表示を行う表示パネルと、
前記読取ユニットの読み取りに基づき得られた読取画像データでの前記原稿の傾き角度を求め、
求めた前記傾き角度の絶対値が閾値以下か否かを確認し、
前記原稿トレイにセットされた前記原稿を搬送し、連続して前記原稿を読み取る搬送読取ジョブにおいて、前記絶対値が前記閾値以下の前記読取画像データについては、使用者の確認をとることなく傾き補正を行い、
前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データを検出したとき、前記原稿トレイからの新たな前記原稿の給紙を停止させ、
新たな前記原稿の給紙を停止している状態で前記操作部がセットされた前記原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、前記読取画像データについて前記傾き補正を行い、前記閾値を更新前よりも大きな値に更新し、新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させる制御部と、を含むことを特徴とする画像読取装置。 - 前記閾値の更新後、再開した前記搬送読取ジョブ中に、再び、前記傾き角度の前記絶対値が更新後の前記閾値を超えた前記読取画像データを検出した場合、
前記制御部は、前記原稿トレイからの新たな前記原稿の給紙を再度停止させ、
新たな前記原稿の給紙を停止している状態で前記操作部がセットされた前記原稿の読み取りの継続指示を受け付けたとき、前記閾値を更新前よりも大きな値に再度、更新し、新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データを検出したとき、
前記制御部は、プレビュー画像として、前記傾き補正をした場合の出力結果を示す第1プレビュー画像と、前記傾き補正をしない場合の出力結果を示す第2プレビュー画像の何れか一方又は両方を前記表示パネルに表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記制御部は、前記プレビュー画像とともに、セットされた前記原稿の読み取りの継続指示を行うための継続ボタンと、セットされた前記原稿の読み取りをキャンセルするキャンセルボタンを前記表示パネルに表示させ、
前記操作部は、前記継続ボタンへの操作を、前記操作部がセットされた前記原稿の読み取りの継続指示として受け付けることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。 - 前記操作部が前記キャンセルボタンへの操作を受け付けたとき、
前記制御部は前記搬送読取ジョブを終了することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。 - 前記制御部は、前記継続ボタンとして第1継続ボタンと第2継続ボタンを表示させ、
前記操作部が前記第1継続ボタンへの操作を受け付けたとき、
前記制御部は、
前記閾値を更新し、
前記傾き角度の前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データについて、前記傾
き補正を行い、
新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させ、
前記操作部が前記第2継続ボタンへの操作を受け付けたとき、
前記制御部は、
前記閾値を更新せず、
前記傾き角度の前記絶対値が前記閾値を超えた前記読取画像データについて、前記傾き補正を行わず、
新たな前記原稿の給紙を前記原稿搬送部に再開させ、搬送される前記原稿の読み取りを前記読取ユニットに再開させることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像読取装置。 - 前記閾値を更新するとき、
前記制御部は、前記閾値を超えた前記絶対値のうち、最も新しい前記絶対値、又は、更新前の前記閾値値に予め定められた加算値を加えた値を、新たな前記閾値に設定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像読取装置。 - 前記搬送読取ジョブを開始するとき、又は、前記搬送読取ジョブが終了したとき、
前記制御部は、前記閾値を予め定められた初期値に設定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像読取装置。 - 求めた前記傾き角度が、補正可能な角度範囲を超えている場合、
前記制御部は、前記角度範囲の両端の値のうち、何れか一方の角度で前記傾き補正を行うことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020073496A JP2021170736A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020073496A JP2021170736A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021170736A true JP2021170736A (ja) | 2021-10-28 |
Family
ID=78149685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020073496A Pending JP2021170736A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021170736A (ja) |
-
2020
- 2020-04-16 JP JP2020073496A patent/JP2021170736A/ja active Pending
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