JP2021168037A - 入場管理システム - Google Patents

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【課題】体温計を基にして入場者の正確な体温データを取得することが可能な入場管理システムを提供する。【解決手段】携帯端末装置2は、近距離通信機能付きの体温計2からユーザーの体温を取得すると、取得した日時データと共にこの体温データを記憶部13に記憶する。そして、携帯端末装置2が記憶部13に記憶した体温データと日時データとを管理装置3に送信すると、管理装置3は、受信した体温データ及び日時データに基づき、所定日時以後の体温が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるか否かで、ユーザーの入場の許可を判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムに関する。
従来から、婦人が生理日や排卵日等を管理することができる婦人体温計が提案されている。婦人体温計を用いて、利用者が毎日、基礎体温等を計測し続けることで得られるデータから次回の生理日や排卵日等を予測することができる。
また、人の体温は1日中一定ということはなく、常に変動しており、活動する日中に高く、睡眠をとる夜に低くなるが、体温は早朝4時前後に最低となった後、上昇し始め、昼頃から夕方まで高く維持された後、夜になって下がり始めるバイオリズムを繰り返すが、1日の体温の変動幅は1°C程度とされている。このような体温バイオリズムは個人毎に特徴があり、自分の体温バイオリズを日頃から知っておくことで、バイオリズムの変動による体調のチェックが行える。
このような体温変動をデータ化するには毎日、記録を取ることが必要であるが、測定した体温データをパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に送信することができる体温計が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1は、通信機能を有する体温計が測定した体温データを携帯ブラウザ端末に送信し、携帯ブラウザ端末が体温データを個人データベースサイトに転送することで、個人データベースで格納され有益な加工データ加工されて、携帯ブラウザ端末に配信する生体情報収集システムを開示している。
また、基礎体温や体調などの管理以外にも、マラソンなどのスポーツイベントにおいて、競技中の選手の体調の急激な変化に対応できるように、選手の心拍数や血圧、体温等の生体情報を測定可能なウェアラブル端末も知られている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2は、ウェアラブル端末で測定した生体情報を通信ネットワークを通じて集中的に管理し、参加者の健康状態を、時々刻々、多元的に管理する生体情報の通信監視システムを開示している。
特開2002−159454号公報 特開2016−135172号公報
上記の従来技術は、何れも個人の体温情報管理に関するものである。一方、スポーツ観戦、コンサート、劇場、映画館など大勢の人が集まる場所においては、疫病の罹患者が紛れ込むと、他人への感染の恐れがあるため、流行の時期には入場口にサーモグラフィーや体温カメラを設置して体温による罹患者の入場管理が行われている。
しかしながら、直前に解熱剤を服用して熱を下げたときには、これらの機器を使っての入場管理は難しい。
本発明の目的は、体温計を基にした入場者の正確な体温データを取得することが可能な入場管理システムを提供する。ここでの「入場」とは、会社や役所、美術館等の人が集まる公共施設や場所、又は交通機関への入場を言う。
本発明に係る入場管理システムは、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、近距離通信機能付きの体温計と、前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとを記録する携帯端末装置と、前記携帯端末装置から送られてくる前記体温データと前記日時データとを受信する管理装置と、を備え、前記管理装置は、送信されてくる前記体温データ及び前記日時データに基づき入場の可否を判別することを特徴とする。
そして、前記管理装置は、入場の可否の判別結果を前記携帯端末装置へ送信し、前記携帯端末装置は当該判別結果を画面上に表示すれば、入場可のときには携帯端末装置の画面が入場許可証となる。
前記管理装置は、所定日時以後の体温が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるとき入場許可の判定を行う。
このとき、前記携帯端末装置は、受信した前記体温データと前記日時データとを暗号化して記憶部に記憶しておき、前記管理装置へは前記記憶部に記憶した前記暗号化された前記体温データと前記日時データとを管理装置へ送信することで、前記携帯端末装置における前記体温データと前記日時データの改ざんを阻止できる。
ある実施形態では、前記携帯端末装置は、日頃に体温計から送信されてくる体温データから平熱時の平熱体温データを把握して、当該平熱体温データと前記体温データとを管理装置へ送信し、前記管理装置は、前記体温データと前記平熱体温データとの差が所定の入場条件の前記スレッショルド以下であるとき入場の許可を判定する。これによると、管理装置では当該入場者の体温の状況を確実に把握することができるため、精度の高い入場管理システムとなる。
前記携帯端末装置と前記管理装置とは、公衆通信回線でデータの送受信を行うことができる。
また、前記携帯端末装置と前記管理装置とは、赤外線通信で直接データの送受信を行うことができる。
別の実施形態では、前記携帯端末装置は、GPS信号の受信機能を有するとともに、前記体温データと前記日時データに加えて、当該携帯端末装置に割り当てられた固有の端末識別番号を送信し、前記管理装置が前記端末識別番号を記憶しておくことで、事後的に前記端末識別番号の前記携帯端末装置のGPS信号の受信による移動経路を追跡可能にしている。
本発明によれば、体温計で測定した体温データを携帯端末装置に取り込むことで、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理することができる。
本発明に係る入場管理システムの概略的な全体構成図で示す。 入場管理システムにおける体温計のハードウェア構成を示したブロック図を示す。 入場管理システムにおける携帯端末装置のハードウェア構成を示したブロック図を示す。 入場管理システムにおける管理装置と携帯端末装置との間でのデータの通信の説明図を示す。 入場管理システムにおける体温計と管理装置と携帯端末装置の動作シーケンス図を示す。 入場管理システムにおける別の形態による管理装置と携帯端末装置との間でのデータの通信の説明図を示す。 図6の形態において、管理装置のメールサーバーから携帯端末装置への送信メールの内容の模式的な説明図を示す。 入場管理システムにおけるさらに別の形態による管理装置と携帯端末装置との間でのデータの通信の説明図を示す。 本発明に係る入場管理システムを感染経路の追跡機能を設けた構成をブロック図で示す。
以下、本発明に係る入場管理システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による入場管理システムの構成を概略的に示す説明図である。入場管理システム100は、体温計1と、ユーザーが所持する携帯端末装置2と、管理装置3とを有する。
体温計1は、人の体温を測定して体温データを外部に転送することができる体温計であり、広く実用に供されている一般的な電子体温計である。この種の電子体温計の代表的な構成を図2に示すと、制御部10、測定部11、表示部12、操作部13、記憶部14、近距離通信部15、及びこれらを互いに接続するバス16を備える。
測定部10は、被検者の体温を電気信号に変換可能な温度センサであり半導体式の温度センサが使用される。この測定部10は、例えば、感温部17の内部に配置されている。
制御部10は、CPU10a、ROM10b、RAM10cを有する。CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラムを実行して、各種演算処理を行いながら体温計1の各ブロック全体を統括的に制御する。CPU10aの一つの処理としては、測定部11において取得された体温に関する電気信号から体温値を算出し、この体温値を表示部12に出力すると共に、体温値データを通信部15に出力することがある。表示部12は、液晶などを用いた表示デバイスである。
操作部13は、被検者によって入力操作される体温計1の電源のオン・オフボタン17や体温データを送信するときに操作される通信ボタン18を備える。
記憶部14は、フラッシュメモリ、その他の固体メモリ等の不揮発性メモリである。記憶部14には、測定された被検者の体温データが一時的に格納される。よって、記憶部14に格納された体温データが、CPU10aの制御により表示部12に表示されると共に通信部15から携帯端末装置2へ送信される。
近距離通信部15は、携帯端末装置2と無線で接続可能な通信モジュールで構成される。近距離通信方式としては、Bluetooth(登録商標)が使用されるが、体温計によっては、NFC(Near Field Communication)や赤外線通信を行うものもある。また、無線に限らずUSB(Universal Serial Bus)接続を採用しているものもある。
次に、携帯端末装置2について説明する。携帯端末装置2は、ユーザー(被検者)に所持されるスマートフォンやタブレット等の通常の情報機器であり、図3に示すように、制御部21、表示部22、入力部23、記憶部24、近距離通信部25、ネットワーク通信部26及びこれらを互いに接続するバス27を備える。
制御部21は、CPU21a、ROM21b、RAM21cを有する。CPU21aは、ROM21bに格納されているプログラムを実行して、各種演算処理を行いながら携帯端末装置2の各ブロック全体を統括的に制御する。RAM21cは、CPU21aの作業用領域等として用いられ、処理中の各種データを一時的に保持する。
表示部22は、例えば液晶や有機ELなどを用いた表示デバイスである。入力部23は、例えばキーボード、タッチパネル等の入力装置である。入力部23と表示部22とは、タッチパネルで構成したときには一体にすることができる。
記憶部24は、例えばフラッシュメモリ(SSD)であり、各種アプリケーションプログラム、各種データが記憶される。このアプリケーションプログラムの中に体温計1より取得した体温データを加工処理する体温管理アプリケーションプログラム(以下、体温管理アプリ)が記憶されている。体温管理アプリは、例えば主催者がコンサートやスポーツ等の「催し」の開催に先立って予めコンテンツ配信サービスサイトに提供されており、ユーザーは、ネットワーク通信部26を介してダウンロードして、携帯端末装置2にインストールする。
体温管理アプリは、体温計1から受信した体温データを受信した日時のデータと共に秘密鍵で暗号化して記憶保持することで改ざんを不能にしており、且つ秘匿性も確保する。そして、秘密鍵を共有する管理装置3からのアクセスにより記憶している暗号化された体温データ及び日時データを管理装置3へ送信するようプログラムされている。
近距離通信部25は、体温計1と無線(若しくは有線でも可)で接続可能な通信モジュールで構成される。近距離通信部25の無線通信方式としては、体温計1の通信方式に応じてBluetooth、NFC、赤外線通信等が採用される。後述するが、近距離通信部25は管理装置3との間とも接続されることもある。
ネットワーク通信部26は、インターネット7に無線(若しくは有線)で接続可能な通信モジュールで構成され、管理装置3との間で通信処理を行う。
管理装置3は、インターネット7を通じてWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)上にウェブサイトを開設するウェブサーバー5を備える。ウェブサーバー5は、ハイパーテキスト伝送プロトコル(http)によるHTMLフォーマットのウェブページ8を通じて、携帯端末装置2から送信されてくる暗号化された体温データと日時データとを受信する。管理装置3は、ウェブサーバー5が受信した体温データと日時データとを復号して、体温が所定時間内に測定され、且つ所定温度以下であるかを判別する判定部3Aを含む。
上記構成による入場管理システム100において、ユーザーは、「催し」会場への入場時刻前の所定時間内に体温計1で体温を測定する(ステップS1)。そして、通信ボタン18を押すことによって体温計1から携帯端末装置2にブルートゥースにより体温データが送信される(ステップS2)。携帯端末装置2は受信した体温データと、当該体温データを受信した時点の日時データとを、それぞれ秘密鍵で暗号化して記憶保持する(ステップS3)。これにより、ユーザーの悪意をもっての体温や日時の改ざんを阻止できる。
次に携帯端末装置2は、体温管理アプリに設定されているURL(Uniform Resource Locator)でウェブサーバー5が開設しているウェブサイトにアクセスしてウェブページ8を閲覧し、携帯端末装置2は、ウェブページ8を通じて暗号化された体温データと日時データとを管理装置3へ送信する(ステップS4)。
管理装置3では、判定部3Aが暗号化された体温データと日時データとを秘密鍵で復号する(ステップS5)。そして、判定部3Aは、体温が予め定めた所定の日時以降に測定されたデータであり、且つ体温が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるかを判別することで入場の可否を判定する(ステップS6)。例えば、入場開始が3月20日の午後6時としたとき、正午以降に測定した体温が37.5度未満である人に対し入場が許可される。
そして、ウェブサーバー5は、判定部3Aによる判定結果に応じて「入場可」又は「入場不可」を表示するウェブページ8を送信し(ステップS7)、携帯端末装置2はウェブページ8を表示部22に表示すると共にダウンロードして記憶する(ステップS8)。これにより、「入場可」と判定されたユーザーは、この画面を入場口の係員に提示することで入場が許可される。
かかる入場管理システム100は、例えば、特定感染症の流行時に大勢の人が集まる「催し」を開催するとき、体調が悪く熱のある人への入場を制限する目的で利用することができる。
上記の実施形態は、入場者のIDが事前に把握されていない不特定多数のケースでの入場管理である。別のある実施形態の管理装置3は、図6に示すように、ウェブサーバー5と共にメールサーバー6を備える。これは、入場者のIDがメールアドレスで事前に把握できているケースに適しており、最初にメールサーバー6から例えば、メール9が各携帯端末装置2に送信される。メールには、例えば図7に示すように、ウェブサーバー5が開設しているサブサイトの上記URLが記載されており、当該URLからウェブページ8にアクセスしたとき、携帯端末装置2が暗号化された体温データと日時データとをウェブページ8を介して管理装置3へ送信するよう体温管理アプリは構成されている。
そして、上記したのと同様に、制御部3Aが暗号化された体温データと日時データとを秘密鍵で復号して入場の可否を判定し、その結果を表示するウェブページ8を送信する。
或いは、この実施形態においては、制御部3Aの「入場可」又は「入場不可」の判定結果のメールをメールサーバー6から携帯端末装置2へ送信するようにしてもよい。これにより、「入場可」のメールを受信したユーザーは、このメールを表示部22に表示して入場口の係員に提示することで入場が許可される。
さらに、別の実施形態の管理装置3は入場口に配置されて、携帯端末装置2と近距離通信により暗号化された体温データと日時データとを受信する。この場合の近距離通信は赤外線通信が最適であり、携帯端末装置2は、近距離通信部25に赤外線通信機能を備えている。
赤外線通信Irは、図8に示すように、携帯端末装置2と管理装置3の双方の赤外線ポートp1,p2が直接向き合うようにしてデータを送受信する。携帯端末装置2は、暗号化された体温データと日時データとを赤外線で送信し、受信した管理装置3は暗号化された体温データと日時データとを秘密鍵で復号して入場の可否を判定する。管理装置3は、判定部3Aによる判定結果を表示器30に表示することで、入場口の係員は当該ユーザーの入場の許可又は規制を行う。
近距離通信に赤外線通信Irを用いれば、管理装置3は携帯端末装置2と一対一で通信できるため、ユーザーのIDを事前に把握しておく必要がない。
近距離通信には勿論ブルーツゥースを利用してもよいが、ブルーツゥースの場合には、管理装置3が大勢の入場者の携帯端末装置2と通信を行うごとに、ペアリングによりユーザーを特定した上で体温データと日時データとを受信するために、入場判定に時間がかかる。しかし、入場者のIDが予め決められている例えば、スポーツジムなどの会員制の施設で入場管理を行う場合には、携帯端末装置2が体温データ及び日時データに付加して会員番号等のIDを管理装置3へ送信するよう体温管理アプリを構成すれば、ユーザーが特定できるため、短時間での入場判定が可能となる。会員制の施設以外にも会社などでは、社員番号を体温データ及び日時データに付加して送信することで、出社時の入門管理が行える。
携帯端末装置2は、体温管理アプリを起動することで、体温計1から取得した体温データを日時データと共に暗号化して記憶し、管理装置2へ送信する。これに加えて、体温管理アプリは、毎日の所定の検温時刻をアラームで報せて体温測定をユーザーに促すと共に検温した体温データを体温計から受信して(若しくは、体温データの手入力でも良い)、日々の体温データを蓄積することで、体温バイオリズムや基礎体温を管理する機能を携帯端末装置2に付加するものであるとよい。
逆に言うと、体温バイオリズムや基礎体温を管理する体温管理アプリを利用して、日々蓄積している体温データを管理装置2へ送信する機能を体温管理アプリに追加することで、本発明に係る入場管理システムに転用することができる。
そして、携帯端末装置2がかかる体温管理アプリによって体温データを蓄積する機能を有すれば、ユーザーの平熱時の体温を把握できる。これを利用して、或る実施形態では、携帯端末装置2は平熱体温データと入場時刻前の所定時間内の体温データとを管理装置3へ送信し、管理装置3では、体温データと前記平熱体温データとの差が所定の入場条件のスレッショルド以下であるとき入場の許可を判定することができる。この実施形態によれば、管理装置3は当該入場者の体温の状況を確実に把握することができるため、精度の高い入場管理システムとなる。
また、携帯端末装置2がGPS衛星10からのGPS信号を受信して位置情報を取得可能であれば、これを利用してユーザーの移動経路を追跡することができる。この場合に、携帯端末装置2にインストールされるアプリには、位置情報をリアルタイムで知らせるばかりか、過去7日間の移動経路をチェックすることができるアプリも広く知られている。これらを利用して、「催し」の参加者が何らかのウィルスや細菌に罹患した者がその後症状を発現させた場合に、事後的にその者の移動経路を追跡することもできる。
図9は、本発明に係る入場管理システムに感染者の追跡機能を設けた別の実施形態の構成をブロック図で示している。この場合、「催し」への入場希望者には、事前に所持する携帯端末装置2へ上記の移動経路管理アプリのインストールすることが条件となる。
スマートフォンやタブレットなどの携帯端末装置2には、15桁の数字で構成される固有の端末識別番号IMEI(International Mobile Equipment Identifier)が割り当てられている。体調管理アプリには、体温データ及び日時データを管理装置3へ送信する際に、当該携帯端末装置2の端末識別番号を同時に送信するようにしている。管理装置3は、入場を許可したユーザーが所持する携帯端末装置2の端末識別番号を固有番号記憶部20に格納する。
そして、「催し」の後に入場者の中から感染症の発現者が出たとき、感染経路の追跡システム11は、管理装置3が取得した携帯端末装置2の端末識別番号IMEIに基づき当該携帯端末装置2にアクセスして過去及び現在の移動経路を取得することで、感染の疑いのある経路を特定できる。また、追跡システム11は、発現者に関連する以外の端末識別番号の携帯端末装置2には「催し」の参加者に感染症の発現者が出たことを通知することもできる。
1 体温計
2 携帯端末装置
3 管理装置
14 記憶部
本発明に係る入場管理システムは、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、近距離通信機能付きの体温計と、前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとをそれぞれ秘密鍵により暗号化して記憶部に記録する携帯端末装置と、開設しているウェブページを通じて前記携帯端末装置から送られてくる前記暗号化された体温データと前記日時データを受信してこれを復号化し、所定日時以後の体温データで且つ当該体温データが所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるか否かで判定した入場可否の判別結果を前記ウェブページを通じて前記携帯端末装置へ送信する管理装置と、を備え、前記携帯端末装置は、前記管理装置から送信されてきた前記判別結果を画面上に表示することを特徴とする。
本発明に係る別の入場管理システムは、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、近距離通信機能付きの体温計と、前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとをそれぞれ秘密鍵により暗号化して記憶部に記録する携帯端末装置と、前記携帯端末装置から送られてくる前記体温データと前記日時データとを受信してこれを復号化し、所定日時以後の体温データで且つ当該体温データが所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるか否かで判定した入場可否の判別結果を前記携帯端末装置へ送信する管理装置と、を備え、前記携帯端末装置と前記管理装置は、近距離無線通信でデータの送受信を行い、前記携帯端末装置は、前記管理装置から送信されてきた前記判別結果を画面上に表示することを特徴とするものである
本発明に係る入場管理システムは、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、近距離通信機能付きの体温計と、前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとをそれぞれ秘密鍵により暗号化して記憶部に記録すると共に、日頃に前記体温計から送信されてくる前記体温データから平熱時の平熱体温データを把握している携帯端末装置と、開設しているウェブページを通じて前記携帯端末装置から送られてくる前記平熱体温データ及び前記暗号化された前記体温データと前記日時データを受信してこれを復号化し、所定日時以後の体温データで且つ当該体温データと前記平熱体温データとの差が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるか否かで判定した入場可否の判別結果を前記ウェブページを通じて前記携帯端末装置へ送信する管理装置と、を備え、前記携帯端末装置は、前記管理装置から送信されてきた前記判別結果を画面上に表示することを特徴とする。
本発明に係る別の入場管理システムは、人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、近距離通信機能付きの体温計と、前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとをそれぞれ秘密鍵により暗号化して記憶部に記録すると共に、日頃に前記体温計から送信されてくる前記体温データから平熱時の平熱体温データを把握している携帯端末装置と、前記携帯端末装置から送られてくる前記平熱体温データ及び前記暗号化された前記体温データと前記日時データとを受信してこれを復号化し、所定日時以後の体温データで且つ当該体温データと前記平熱体温データとの差が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるか否かで判定した入場可否の判別結果を前記携帯端末装置へ送信する管理装置と、を備え、前記携帯端末装置と前記管理装置とは近距離無線通信でデータの送受信を行い、前記携帯端末装置は、前記管理装置から送信されてきた前記判別結果を画面上に表示することを特徴とする。

Claims (8)

  1. 人の体温に応じて人の所定の施設又は場所(以下、「施設」という)への入場を管理する入場管理システムであって、
    近距離通信機能付きの体温計と、
    前記体温計から送信されてくる体温データを受信すると、該体温データとこれを受信した日時データとを記録する携帯端末装置と、
    前記携帯端末装置から送られてくる前記体温データと前記日時データとを受信する管理装置と、
    を備え、
    前記管理装置は、送信されてくる前記体温データ及び前記日時データに基づき入場の可否を判別することを特徴とする入場管理システム。
  2. 前記管理装置は、入場の可否の判別結果を前記携帯端末装置へ送信し、前記携帯端末装置は当該判別結果を画面上に表示することを特徴とする請求項1に記載の入場管理システム。
  3. 前記管理装置は、所定日時以後の体温が所定の入場条件の規制値(スレッショルド)以下であるとき入場の許可を判定することを特徴とする請求項1に記載の入場管理システム。
  4. 前記携帯端末装置は、日頃に体温計から送信されてくる体温データから平熱時の平熱体温データを把握して、当該平熱体温データと前記体温データとを管理装置へ送信し、
    前記管理装置は、前記体温データと前記平熱体温データとの差が所定の入場条件の前記スレッショルド以下であるとき入場の許可を判定することを特徴とする請求項3に記載の入場管理システム。
  5. 前記携帯端末装置は、受信した前記体温データと前記日時データとを暗号化して記憶部に記憶しておき、前記管理装置へは前記記憶部に記憶した前記暗号化された前記体温データと前記日時データとを管理装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の入場管理システム。
  6. 前記携帯端末装置と前記管理装置とは、公衆通信回線でデータの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の入場管理システム。
  7. 前記携帯端末装置と前記管理装置とは、赤外線通信でデータの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の入場管理システム。
  8. 前記携帯端末装置は、GPS信号の受信機能を有するとともに、前記体温データと前記日時データに加えて、当該携帯端末装置に割り当てられた固有の端末識別番号を送信し、前記管理装置が前記端末識別番号を記憶しておくことで、事後的に前記端末識別番号の前記携帯端末装置のGPS信号の受信による移動経路を追跡可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の入場管理システム。
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