JP2021167916A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部内で回転して前記トナーを撹拌する撹拌部材と、モータを有し、前記モータの駆動力によって、前記撹拌部材を、第一の回転方向と、前記第一の回転方向とは逆方向の第二の回転方向と、に回転させることが可能な駆動手段と、前記撹拌部材による前記トナー収容部内の前記トナーのほぐし動作を制御する制御部と、を有する画像形成装置において、前記モータの回転状態を検知する検知手段を有し、前記制御部は、前記ほぐし動作の制御において、前記検知手段が検知した前記回転状態に基づいて、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれているか否かを判断する。
【選択図】図5
Description
トナーを収容するトナー収容部と、
前記トナー収容部内で回転して前記トナーを撹拌する撹拌部材と、
モータを有し、前記モータの駆動力によって、前記撹拌部材を、第一の回転方向と、前記第一の回転方向とは逆方向の第二の回転方向と、に回転させることが可能な駆動手段と、
前記撹拌部材による前記トナー収容部内の前記トナーのほぐし動作を制御する制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記モータの回転状態を検知する検知手段を有し、
前記制御部は、前記ほぐし動作の制御において、前記検知手段が検知した前記回転状態に基づいて、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれているか否かを判断することを特徴とする。
本実施例1では、トナー撹拌スクリュを正回転および逆回転で駆動するモータの回転速度に基づいて、トナーがほぐれたか否かを判断し、判断結果よりトナー撹拌スクリュの制御を行うトナーほぐし動作について説明する。
本実施形態が適用可能である、電子写真方式の画像形成装置の概略構成について説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示す主断面図である。
画像形成装置1の下部には、カセット2が引き出し可能に収納されている。カセット2の端部付近にはカセット給送部3が配設される。カセット2にそれぞれ記録材4を積載収容し記録材を1枚毎に分離し、レジストローラ5に給送するようになっている。
画像形成装置1はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に対応する画像形成ステーション6Y、6M、6C、6Kを、横一列に並設してなる画像形成手段としての画像形成部6を備えている。
現像装置9の上部には中間転写ユニット16が設けられている。中間転写ユニット16は、二次転写部17側を下方にして略水平に配置されている。各感光体ドラム7に対向する中間転写ベルト18は、回転可能な無端状のベルトであり、複数の張架ローラに張架されている。
その後、記録材4は定着装置25に搬送され、定着装置25の内部にある加熱ユニット25aと、加熱ユニット25aに圧接する加圧ローラ25bとで形成されるニップを通過する。定着装置25を通過した記録材4は、排出ローラ対26へ搬送され、記録材積載部27に排出される。
画像形成装置1の背面側には、画像形成装置1内に設けられている各種モータやファン、ソレノイド等の制御部に電圧を供給する低圧電源装置(不図示)、中間転写ベルト18とトナー回収容器24の間の空間には、帯電装置8・現像装置9・一次転写ローラ19・二次転写ローラ21等に高圧を印加するための高圧電源装置28を配置している。
また、前記画像形成装置1には、CPU等を備えたMPUを搭載した制御部(不図示)が設けられており、トナーほぐし動作に関わる駆動源の制御を含めた画像形成動作に関する制御など画像形成装置1の動作を一括して制御する。また、ユーザに対して前記画像形成装置1のステータスを表示する操作パネル(不図示)が設けられている。
本実施例1におけるトナーカートリッジ13の概略構成について説明する。図2はトナーカートリッジ13を後方側から見た斜視図とトナー撹拌スクリュ302の図である。図2(a)に示すように、トナーカートリッジ13は長手方向に略円筒体形状の容器本体201を有し、容器本体201内にトナーを収容する。なお、本実施形態においては、容器本体201が略円筒体形状である構成について述べるが、これに限定されない。例えば直方体形状であっても本発明の効果は変わらない。
本実施例1におけるトナーほぐし動作部の動作概要について説明する。図3は、前記画像形成装置1におけるトナーほぐし動作部301のブロック図である。トナーほぐし動作部301は、トナー撹拌スクリュ302、モータ303、回転速度検知手段304、演算部305、制御部306、判断手段307からなる。
向、回転速度の指示を行う。本実施例では、前記モータ303の回転制御は、PWM(Pulse Width Modulation)制御を用いて行っており、高回転、高負荷であるほどモータに供給する電力は大きくなる。よって、前記モータ303が出力可能な最大トルクを超える回転負荷がかかる場合は、前記モータ303は目標とする回転速度に達することができない。
本実施例1におけるトナーほぐし動作のシーケンスについて、図4に示すタイミングチャートを用いて説明する。横軸は時間(sec)、縦軸は前記モータ303の回転速度(rpm)であり、正回転時は+(プラス)、逆回転時は−(マイナス)の符号で回転速度を表している。説明のため、トナーほぐし動作における前記モータ303の回転制御を(a)〜(d)のフェーズに細分化している。
まず、前記モータ303を正回転で駆動開始する。ここでは、トナーほぐし動作を正回転から開始しているものの、逆回転から開始してもよい。すなわち、モータ303を正回転か逆回転のいずれか一方の回転方向で駆動開始し、トナー撹拌スクリュ302を回転させる。そして、駆動開始から前記モータ303が起動するまでの起動時間として200msecの間、前記モータ303を回転させ続ける。起動時間とは、前記モータ303が起動してから目標速度に到達するまでに要する時間のことであり、新品のトナーカートリッジ13内のトナーが十分にほぐれている場合に、前記モータ303が起動してから目標速度に到達するまでの平均時間となるように設定することが好ましい。本実施例では、目標速度を500rpmとしている。
次に、停止している前記モータ303を逆回転で駆動開始する。駆動開始から起動時間が経過した後、目標速度範囲外となる状態が100msec以上続いたか否かの判断を行う。100msec以上続いた場合は、再び前記モータ303を停止する。
再び、停止している前記モータ303を正回転で駆動開始する。このように、目標速度範囲外となる状態が所定の期間として100msec以上続く場合は、前記モータ303を停止させた後、回転方向を反転させて駆動する動作を繰り返し交互に行う。本実施例においては、この正回転または逆回転の制御が最大で20回試行される。また、モータ303の回転量に基づいて回転制御を行う場合は、所定の回転量が維持されるようになるまで、モータの回転方向の変更を交互に行う。
目標速度範囲外となる状態が100msec以上続かない場合は、前記トナー撹拌スクリュ302が効率よくトナー撹拌を行っている状態であると判断し、前記モータ303の回転方向は反転せず、そのままの回転を維持する。本実施例においては、逆回転を維持した場合を図示しているものの、正回転の場合も同様の制御である。
本実施例におけるトナーほぐし動作のシーケンスについて、図5に示すフローチャートで説明する。
転試行回数が偶数回である場合は、正回転時の初期設定を行い(S106)、奇数である場合は逆回転時の初期設定を行う(S107)。
できる。
<概要>
本実施例2では、正回転または逆回転のいずれかの回転方向に前記モータが回転している場合において、モータの回転速度に基づいて、トナーがほぐれたか否かを判断し、その判断結果よりトナー撹拌スクリュの制御を行うトナーほぐし動作について説明する。
実際の前記画像形成装置1における新しいトナーカートリッジ13装着時には、様々なシーケンスを連続的に行っており、トナーほぐし動作のみを単体で行うことは少ない。例えば、本実施例では、新品のトナーカートリッジ13のトナーほぐし動作が完了した直後に、シール引き動作を行う。ここでのシール引き動作とは、トナーカートリッジ13出荷時において、トナーカートリッジ13の補給口(開口)を封止し、補給口からトナーが漏れることを防止しているシール部材を引き剥がすシーケンスのことである。
本実施例2におけるトナーほぐし動作のシーケンスについて、図6に示すタイミングチャートを用いて説明する。図6は、トナーほぐし動作のフェーズ(a)〜(d)が終了した後に、シール引き動作(e)を続けて行う場合のタイミングチャートである。なお、本実施例における設定時間および設定値は、特許の範囲を制限するものではない。
まず、前記モータ303を駆動開始する。このとき、トナーほぐし動作の開始時の最初の回転方向を逆方向にして、モータ303を逆回転させている。これは、トナーほぐし動作の開始時と終了時の回転方向を同方向とすることで、トナー固着の程度が小さい場合に、回転方向を一度も反転することなく、最短でトナーほぐし動作を終了できるようにするためである。実施例1と同様、前記モータ303の目標速度は500rpmである。前記モータ303が駆動開始してから、起動時間が経過した後、目標速度範囲外となる時間が100msec以上続いた場合は、前記モータ303を停止する。
続いて、回転方向を反転して正回転で駆動開始する。ここでの正回転は、逆回転でトナ
ーほぐし動作を効率よく行うためのアシスト動作であり、前記判断手段307に基づいた制御は行わない。前記モータ303が駆動開始してから起動時間200msecが経過した後、500rpmの目標速度で100msec間正回転し、前記モータ303を停止する。また、このとき正回転を行う時間は、シール部材が前記トナー撹拌スクリュ302の回転軸に巻き取られないような時間設定としている。
再び、停止している前記モータ303を逆回転で駆動開始する。上述したとおり、逆回転時に目標速度範囲外となる状態が100msec以上続く場合は、前記モータ303を停止させた後、回転方向を反転させて、正回転でアシスト動作を行う制御を繰り返し交互に行う。この逆回転または正回転の制御が最大で20回試行される。
逆回転時において、目標速度範囲外となる状態が100msec以上続かない場合は、前記モータ303の回転方向は反転せず、そのままの回転を維持する。前記モータ303の駆動開始から起動時間200msecが経過した後、回転方向を維持した状態が10sec以上続いた場合は、トナーが十分にほぐれたものと判断して、シール引き動作に移行する。
本実施例におけるシール引き動作は、トナーほぐし動作の開始時のモータ303の回転方向と同じ方向にして、モータ303を逆回転で行う。このとき、トナーほぐし動作の最後の回転方向は必ず逆回転となるように制御しているため、前記モータ303の回転方向を反転することなく、素早くシール引き動作に移行できる。
本実施例におけるトナーほぐし動作およびシール引き動作のシーケンスについて、図7に示すフローチャートで説明する。なお、実施例1と重複する部分は説明を省略する。
20)、回転試行回数を1カウントアップして(S221)、S205のフローに戻る。
Claims (11)
- トナーを収容するトナー収容部と、
前記トナー収容部内で回転して前記トナーを撹拌する撹拌部材と、
モータを有し、前記モータの駆動力によって、前記撹拌部材を、第一の回転方向と、前記第一の回転方向とは逆方向の第二の回転方向と、に回転させることが可能な駆動手段と、
前記撹拌部材による前記トナー収容部内の前記トナーのほぐし動作を制御する制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記モータの回転状態を検知する検知手段を有し、
前記制御部は、前記ほぐし動作の制御において、前記検知手段が検知した前記回転状態に基づいて、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれているか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。 - 前記回転状態は、前記モータの回転速度又は回転量であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記撹拌部材を、所定の期間、一方の回転方向に回転させ続ける間に、前記検知手段が検知する前記回転速度又は前記回転量が、所定の回転速度又は回転量以上を維持する場合、又は所定の回転速度又は回転量の範囲内を維持する場合には、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれていると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記検知手段が検知する前記回転速度又は前記回転量が、所定の回転速度又は回転量以上を維持する、又は所定の回転速度又は回転量の範囲内を維持するようになるまで、前記所定の期間ごとに、前記撹拌部材の回転方向を交互に変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記回転方向の変更が所定の回数を超えたら、前記トナー収容部内の前記トナーのほぐしが不十分であることをユーザに報知することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれていると判断したら、前記ほぐし動作を終了することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー収容部の開口を封止するシール部材であって、その一部が前記撹拌部材に固定されたシール部材をさらに有し、
前記制御部は、前記ほぐし動作の後に、前記撹拌部材を回転させて前記シール部材を前記開口から引き剥がすシール引き動作を実行するものであり、前記ほぐし動作における前記撹拌部材の最初の回転方向を、前記シール引き動作における前記撹拌部材の回転方向と同じ方向にすることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記ほぐし動作における前記撹拌部材の回転方向が、前記シール引き動作における前記撹拌部材の回転方向とは逆方向の場合には、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれているか否かの判定を行わないことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記トナー収容部内の前記トナーがほぐれていると判断したら、前記撹
拌部材の回転を止めずに、前記シール引き動作を開始することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記ほぐし動作において、前記撹拌部材の回転によって前記シール部材が前記開口から引き剥がされない範囲で、前記撹拌部材を回転させることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記トナー収容部が、トナーカートリッジとして、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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