JP2021167839A - 地震情報管理装置及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用のブラウザを搭載する表示装置に地震情報を表示させる。
【解決手段】建物は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報をブラウザに表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、を含む地震情報管理装置を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、地震情報管理装置を備える建物に関する。
近年、建物に加速度センサを設置し、地震が発生した場合に加速度計による測定に基づく情報を建物の利用者に通知することが知られている。
例えば、特許文献1には、建物に設置された加速度センサが測定した加速度、及び該加速度に基づいて算出された震度を表示する表示モニタが記載されている。
また、特許文献2には、加速度センサが測定した加速度、該加速度に基づいて計算された変形角、及び該変形角に対応付けられている被災度ランクを表示する地震表示計が記載されている。
特開2012−37436号公報 特開2014−85262号公報
特許文献1においては、加速度センサによって検出された加速度、及び該加速度に基づいて算出された震度が表示装置に表示される。このため、表示装置は、加速度及び震度を該表示装置に固有の画面に表示するための表示用ファイルを生成し、該表示ファイルに基づいて加速度及び震度を表示する機能を有すると考えられる。この場合、表示装置の耐久年数が経過したり、表示装置の故障により交換を要したりしたときに、同一の機能を有する表示装置の製造が中止されていた場合、該表示装置を入手するのが困難であることがある。
また、特許文献2においては、地震計が取得した地震情報が地震表示計に送信される。このため、特許文献1に記載の表示モニタと同様に、地震表示計は、地震情報に基づいて該地震情報を地震表示計に固有の画面に表示するための表示用ファイルを生成し、該表示ファイルに基づいて地震情報を表示する機能を有すると考えられる。この場合、例えば、地震表示計が新規に取り付けられてから耐久年数が経過したり、地震表示計の故障により交換を要したりしたときに、同一の機能を有する表示装置の製造が中止されていた場合、該表示装置を入手するのが困難であることがある。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、汎用のブラウザを搭載する表示装置に地震情報を表示させることができる建物を提供することである。
本発明の一態様としての建物は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記加速度情報を一時的に記憶する一時記憶部と、地震の発生時点で前記一時記憶部に記憶されていた加速度情報と、前記地震の発生時点以後に前記加速度センサによって測定された加速度を示す加速度情報とを継続的に記憶する主記憶部と、を含む地震情報管理装置を備えることを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記地震情報管理装置は、前記地震の発生時点は、前記加速度が所定の閾値以上となった時点とすることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記地震情報管理装置は、緊急地震速報を受信する通信部をさらに含み、前記地震の発生時点は、前記通信部が前記緊急地震速報を受信した時点とすることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記主記憶部は、該地震情報管理装置が設置される建物を一意に識別するための建物識別情報をさらに記憶し、前記通信部は、前記加速度情報又は前記地震情報と、前記建物識別情報とを地震情報管理サーバに送信することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記主記憶部は不揮発性メモリであることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記通信部は、有線のローカルエリアネットワークを介して情報を送受信することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記通信部は、前記加速度情報又は前記地震情報と、前記建物識別情報とを複数の前記地震情報管理サーバに送信することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、複数の前記地震情報管理サーバのうち少なくとも1つは、東京都の任意の地点から500km以上、離れて設置されることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、複数の前記地震情報管理サーバは、互いに500km以上、離れて設置されることが好ましい。
本発明の一態様としての建物は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを記憶する住民用ローカルコンテンツ記憶部とを含む地震情報管理装置を備え、前記制御部は、前記地震指標と、前記地震指標の範囲に対応する前記住民用ローカルコンテンツを表示させ、前記住民用ローカルコンテンツは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続される住民用リモートコンテンツ提供サーバが記憶している、地震に関する情報を含む住民用リモートコンテンツのURLを含み、前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、一の地震情報管理装置から所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の前記地震指標のうちの最大の地震指標に基づいて、前記一の地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とするものである。
本発明の一態様としての建物は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、を含む、事業者用コンテンツ提供サーバと通信する地震情報管理装置を備える建物であって、前記事業者用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に関連付けて、前記地震情報管理装置を有する建物の建物提供事業者のスタッフに関する行動プランを含む事業者用コンテンツを記憶し、前記地震情報管理装置から前記地震情報を受信すると、前記地震指標に応じた前記事業者用コンテンツを所定の宛先に送信することを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記地震情報管理装置は、電力を受け付け、前記加速度センサ、並びに前記制御部及び前記ブラウザ表示用データ生成部を構成するプロセッサに前記電力を供給する電力供給部をさらに含むことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記地震情報管理装置は、前記加速度センサ、並びに前記制御部及び前記ブラウザ表示用データ生成部を構成するプロセッサに電力を供給するバックアップ電源をさらに含むことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ブラウザ表示用データ生成部はWebサーバ機能を有することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ブラウザ表示用データは、GUIを形成するためのデータを含むことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記バックアップ電源は、前記加速度センサ及び前記プロセッサの動作を4日以上継続させる容量を有することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記地震指標の範囲は、少なくとも3つの範囲を含むことが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置から受信した前記地震指標の範囲に基づいて、前記地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することが好ましい。
本発明によれば、汎用のブラウザを搭載する表示装置に地震情報を表示させることができる。
第1の実施形態に係る地震情報管理システムの概略構成図である。 図1に示す地震情報管理装置の概略構成図である。 図1に示す建物に設けられた通信機器収容部の概略構成図である。 第2の実施形態に係る地震情報管理システムの概略構成図である。 図4に示す地震情報管理装置の概略構成図である。 図5に示す住民用ローカルコンテンツ記憶部に記憶するデータの例を示す図である。 図4に示す住民用コンテンツ提供サーバの概略構成図である。 図7に示す住民用リモートコンテンツ記憶部に記憶するデータの例を示す図である。 図4に示す事業者用コンテンツ提供サーバの概略構成図である。 図9に示す事業者用コンテンツ記憶部に記憶するデータの例を示す図である。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して第1の実施形態の地震情報管理システム1の全体構成について説明する。図1は第1の実施形態に係る地震情報管理システム1の概略構成図である。
図1に示すように、地震情報管理システム1は、地震情報管理装置2と、集線装置3と、表示装置4と、ルータ5と、地震情報管理サーバ6とを備える。また、地震情報管理システム1は、通信ネットワークを介して、緊急地震速報発信サーバ7に接続される。
地震情報管理システム1は、1つ以上の地震情報管理装置2を含む。地震情報管理装置2は、集線装置3、表示装置4、ルータ5とともに建物8に設置される。なお、表示装置4は、建物8に設置されるものに限られず、無線又は有線の通信ネットワークを介して集線装置3と情報を送受信できるものであればよく、設置される場所は限定されない。
図2に示すように、地震情報管理装置2は、加速度センサ21と、制御部22と、ブラウザ表示用データ生成部23と、一時記憶部24と、主記憶部25と、通信部26と、電力供給部27と、バックアップ電源28とを備える。
加速度センサ21は、加速度を測定する。加速度センサ21は、少なくとも水平方向の2軸の加速度を測定する。一般に、建物8の損傷度は主に水平方向の加速度の影響を受ける。このため、2軸の加速度を測定する加速度センサ21によって水平方向の加速度を測定することによって、後述する制御部22は、比較的高い精度で建物8の揺れに係る加速度を測定することができる。
また、加速度センサ21は、3軸の加速度を測定してもよい。この場合、加速度センサ21は、水平方向の2方向と、鉛直方向の加速度とを測定する。加速度センサ21は、三軸の加速度を測定する場合、鉛直方向の加速度と重力加速度とを用いて、水平方向の軸のずれを校正することができる。
また、加速度センサ21は、少なくとも±2G(1G=9.8(m/sec2))までの加速度を測定する。これにより、一般的な規模の地震が発生した場合に、加速度センサ21は、加速度を測定することができる。
加速度センサ21は、±3Gまでの加速度を測定してもよい。これにより、大規模な地震が発生した場合も、加速度センサ21は、加速度を測定することができる。
加速度センサ21は、±4Gまでの加速度を測定してもよい。これまでに記録されている地震において、加速度が±4Gを超えるものはない。したがって、これにより、加速度センサ21は、ほとんど全ての地震についての加速度を測定することができる可能性が高い。
加速度センサ21は、±8Gまでの加速度を測定してもよい。これにより、加速度センサ21は、ほとんど全ての地震についての加速度を測定することができる可能性がより高くなる。
また、加速度センサ21のセンサ素子はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)である。MEMSのセンサ素子は安価であり、大量生産が比較的容易である。そのため、各建物8に設置する必要がある加速度センサ21をMEMSのセンサ素子とすることにより地震情報管理システム1を容易に構成することができる。
また、加速度センサ21のセンサ素子はサーボ型としてもよい。これにより、加速度センサ21は広いダイナミックレンジで、かつ高い線形性を有する加速度を測定することが可能となり、低い震度(例えば、震度1以下)の地震に係る測定を行う場合には有用である。
また、加速度センサ21が加速度を測定する周波数は、地震の特性を認識するために必要とされる50Hz以上である。
加速度センサ21の加速度を測定する周波数は100Hz以上とするのがよい。加速度センサ21は、周波数100Hzで、すなわち、1秒につき100回、測定を行うことで高い精度で加速度の時間変化、すなわち時刻歴を取得することができる。以降において、加速度及び時刻歴の1つ以上を示す情報を加速度情報という。
加速度センサ21の加速度を測定する周波数は200Hz以上とするのがよりよい。周波数200Hzで、すなわち、1秒につき200回、測定を行うことでより精度の高い時刻歴を取得することができる。
また、加速度センサ21のノイズレベルは、後述する制御部22が加速度センサ21によって測定された加速度に基づいて想定震度を算出する場合に、少なくとも5から7までの想定震度を演算できる程度のノイズレベルである。
また、加速度センサ21のノイズレベルは、4から7までの想定震度を演算できる程度のノイズレベルとしてもよい。一般に、建物8の利用者は震度4以上の地震に伴う揺れを強い揺れと感じることが多い。したがって、この場合、安全を確保するために地震に関する情報への要求は非常に高く、地震情報管理装置2が4以上の想定震度を演算できることは非常に有用である。
また、加速度センサ21のノイズレベルは、3から7までの想定震度を演算できる程度のノイズレベルとしてもよい。一般に、建物8の利用者は震度3以上の地震に伴う揺れを感じると、該地震についての関心をもつ。そのため、地震に関する情報への要求が高くなる。したがって、地震情報管理装置2が3以上の想定震度を演算できることは有用である。
また、加速度センサ21のノイズレベルは、2から7までの想定震度を演算できる程度のノイズレベルとしてもよい。一般に、建物8の利用者は震度2程度の地震に伴う揺れに気付かないことがある。地震が発生したことを利用者に提供し、気付かない程度の揺れに対するサポート等を行うために地震情報管理装置2が2以上の想定震度を演算できることは有用である。加速度センサ21のノイズレベルは、1から7までの想定震度を演算できる程度のノイズレベルとすれば、より気付きにくい揺れに係る地震の情報を提供することができる。
制御部22は、加速度センサ21によって測定された時刻歴に基づいて演算を行う。例えば、制御部22は、時刻歴をフーリエ変換してスペクトルを生成する。そして、制御部22は時刻歴とスペクトルのいずれか1つ以上に基づいてSI(Spectral Intensity)値等の揺れの大きさを示す地震指標を算出し、該地震指標を含む地震情報を生成する。
制御部22は、主記憶部25に予めSI値と関連付けて記憶されている想定震度に基づいて、SI値に対応する想定震度を地震指標として決定してもよい。一般に、SI値と震度との間には所定の相関があり、この相関を用いてSI値に基づいて予想される震度を想定震度という。
また、制御部22は、加速度センサ21によって測定された加速度の時間変化である時刻歴を示す加速度情報を一時記憶部24に記憶させる。
また、制御部22は、加速度センサ21によって測定された加速度が所定の閾値以上となった時点を発生時点とし、発生時点以後に主記憶部25に加速度情報を記憶させる。また、制御部22は、通信部26が緊急地震速報発信サーバ7から緊急地震速報を受信した時点を発生時点とし、発生時点以後に主記憶部25に加速度情報を記憶させることができる。
ブラウザ表示用データ生成部23は、制御部22によって生成された地震情報に含まれる想定震度を、表示装置4のブラウザにより表示させるためのブラウザ表示用データを生成する。ブラウザ表示用データ生成部23は、時刻歴及びSI値を表示させるためのブラウザ表示用データを生成してもよい。例えば、ブラウザ表示用データ生成部23は、Webサーバであり、HTML(Hyper Text Markup Language)形式のブラウザ表示用データからなるWebコンテンツ(Webページ)を生成する。
また、ブラウザ表示用データ生成部23は、利用者に建物識別情報を入力させる入力領域のような、GUI(Graphical User Interface)を形成するためのデータを含むブラウザ表示用ファイルを生成する。建物識別情報とは、地震情報管理装置2が設置されている建物8を一意に識別するための情報である。利用者によって入力領域に建物識別情報が入力され、建物識別情報が地震情報管理装置2に送信されると、制御部22は、主記憶部25に建物識別情報を記憶させる。
一時記憶部24は、加速度センサ21によって測定された時刻歴を所定の時間、記憶する、いわゆるキャッシュである。一時記憶部24は、記憶されてから所定の時間が経過した時刻歴を削除する。これにより、一時記憶部24には、現在時刻より所定の時間遡った時刻から、現在時刻までに加速度センサ21によって測定された時刻歴が記憶されていることになる。所定の時間は、一時記憶部24の容量、単位時間あたりに記憶される時刻歴のデータ量に応じて適宜設定される。
主記憶部25は、時刻歴を記憶するメモリである。主記憶部25は、一時記憶部24とは異なり、時刻歴の削除を示す命令が地震情報管理装置2に入力されない限り、時刻歴を削除せずに記憶し続ける。また、主記憶部25は、地震情報管理装置2への電力供給が停止されたり、動作停止の指示を受けたりすることによって、動作を停止しても、既に記憶している情報を記憶し続ける不揮発性メモリである。
主記憶部25は、制御部22が時刻歴を用いて算出したSI値、想定震度等の地震指標を記憶する。
また、主記憶部25は建物識別情報を記憶する。上述のように、主記憶部25は、表示装置4による表示に基づいて利用者が入力した建物識別情報を記憶する。また、表示装置4が、住宅で使用されるエネルギーの情報を取得し、ユーザにそれらの家電機器のエネルギー使用量を表示させたり、エネルギー使用量に基づいて家電機器を制御したりする機能を有するHEMS(Home Energy Management System)である場合、HEMSが有するメモリには建物識別情報が記憶されている。この場合、主記憶部25は、制御部22がHEMSから取得した建物識別情報を記憶してもよい。
また、主記憶部25はSI値と関連付けて想定震度を記憶する。
通信部26は、集線装置3及び通信ネットワークを介して、表示装置4、地震情報管理サーバ6、緊急地震速報発信サーバ7等と情報を送受信する。
具体的には、通信部26は、表示装置4からの要求を受信すると、ブラウザ表示用データ生成部23によって生成されたブラウザ表示用ファイルを表示装置4に送信する。また、通信部26は、緊急地震速報発信サーバ7から送信された緊急地震速報を受信する。
また、通信部26は、加速度センサ21によって測定された時刻歴、制御部22によって生成された地震情報、及び建物識別情報を地震情報管理サーバ6に送信する。
また、通信部26は、イーサネット(登録商標)規格により情報を送受信する。また、通信部26は、3G、4G等のLTE(Long Term Evolution)の携帯電話通信規格により情報を送受信してもよい。また、通信部26は、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、WiSun(登録商標)等の無線IP(Internet Protocol)通信規格により情報を送受信してもよい。
なお、地震発生に伴う通信ネットワークが断線により、通信部26が時刻歴、地震情報、及び建物識別情報を地震情報管理サーバ6に送信することができないことがある。この場合、通信部26は、通信ネットワークの復旧を検出すると、送信できなかった時刻歴、地震情報、及び建物情報を地震情報管理サーバ6に送信する。
電力供給部27は、電源ケーブルを介して外部電源からの電力を受け付けるインタフェースである。また、電力供給部27は、地震情報管理装置2を動作させるために外部電源から供給された電力を加速度センサ21、制御部22及びブラウザ表示用データ生成部23を構成するプロセッサ、一時記憶部24を構成するキャッシュ、主記憶部25を構成するメモリ等に供給する。外部電源は、例えば交流100Vの家庭用電源である。また、外部電源は、例えばUSB(Universal Serial Bus)からの出力により得られる、DC24V以下、例えば5V、14V、24Vの家庭用電源から変換された二次電源としてもよい。また、電力供給部27は、PoE(Power over Ethernet)により電力を受け付けてもよい。電力供給部27がPoEにより電力を受け付ける場合、通信用のインタフェースと別途、電源を受け付けるインタフェースを設ける必要がなく、装置の簡素化を図ることができる。
バックアップ電源28は、電力供給部27が停電により外部電源から電力を受け付けない場合に、加速度センサ21、プロセッサ、キャッシュ、メモリ等に電力を供給する。バックアップ電源28は、例えば、キャパシタ、一次電池、二次電池である。バックアップ電源28は、地震情報管理装置2の他の構成を設置場所から取り外すことなく、交換することができるように設けられる。
バックアップ電源28の容量は地震情報管理装置2の消費電力等に基づいて、適宜設計される。例えば、バックアップ電源28の容量は、地震情報管理装置2の動作を少なくとも1時間以上、継続させることができる容量である。これにより、大規模な地震に伴う停電により電力供給部27が外部電源から電力を受け付けない場合も、バックアップ電源28が加速度センサ21等に電力を供給することによって、一定の期間内に連続して発生した地震のうち、少なくとも初回の地震における地震情報を取得することができる。
また、バックアップ電源28の容量は、地震情報管理装置2の動作を24時間以上、継続させることができる容量であるのが好ましい。これにより、大規模な地震に伴う停電により電力供給部27が外部電源から電力を受け付けない場合も、一定の期間内に連続して発生した地震のうち、少なくとも初日の地震における地震情報を取得することができる。
また、バックアップ電源28の容量は、地震情報管理装置2の動作を4日以上、継続させることができる容量であるのがより好ましい。大規模な地震が発生した場合、翌日以降に余震が発生することが多い。したがって、大規模な地震に伴う停電により電力供給部27が外部電源から電力を受け付けない場合も、地震情報管理装置2が4日間、動作し続けることによって余震についての地震情報を取得することができる。また、停電から4日経過するまでの間に停電が復旧することは十分に想定されるため、地震情報管理装置2が4日間、動作し続けることは有用である。
また、バックアップ電源28の容量は、地震情報管理装置2を7日以上動作させることができる容量であるのがさらに好ましい。大規模な地震が発生した以降、7日経過するまでに余震が発生しなくなることが多い。したがって、大規模な地震に伴う停電により電力供給部27が外部電源から電力を受け付けない場合も、地震情報管理装置2が7日間、動作し続けることによって多くの余震についての地震情報を取得することができる。また、停電から7日経過するまでの間に停電が復旧する可能性は高いため、地震情報管理装置2が7日間、動作し続けることは有用である。
ここで、地震情報管理装置2を建物8に設置する態様について詳細に説明する。
地震情報管理装置2は、建物8の1階の床下の空間に設置される。これにより、地震が発生した場合に、地震情報管理装置2の加速度センサ21は、地盤の振動を適切に測定することができる。また、床下の空間は、建物8の利用者にとって視認する頻度の低い空間であるため、建物8の内観についての美観を維持することができる。
地震情報管理装置2は、床下の梁又は根太に固定されるのがよい。梁や根太は、建物8を構成する強固な部材であり、地震情報管理装置2はこれらに固定されることによって安定して設置される。
また、地震情報管理装置2は、建物8の床下の基礎に固定されてもよい。建物8の基礎は、さらに強固な部材であり、地震情報管理装置2はこれらに固定されることによってさらに安定して設置される。
また、地震情報管理装置2が床下の空間に設置された場合、地震情報管理装置2の近傍となる1階の床に床下点検口が設けられるのがよい。床下点検口とは、1階の空間と床下の空間とをつなぐ開口である。これにより、バックアップ電源28の交換、メンテナンス等を目的として地震情報管理装置2についての作業を行うことが容易となる。
また、地震情報管理装置2は、壁内に設置されてもよいし、床スラブ内に設置されてもよい。第1の実施形態では、床スラブ内は、基礎と1階の床との間である。壁内及び床スラブ内の空間は、建物8の利用者にとって視認する頻度の低い空間であるため、地震情報管理装置2が壁内又は床スラブ内に設置された場合、建物8の内観についての美観を維持することができる。
また、地震情報管理装置2が設置される壁内は、住宅の外部と内部とを仕切る壁ではなく、住宅内部の部屋を仕切る壁であることが好ましい。住宅内部の部屋を仕切る壁内には断熱材が設けられることが少ないため、地震情報管理装置2を収容するのに適している。
また、地震情報管理装置2は、2階の床面近傍に設置されてもよいし、1階の天井面の近傍に設置されてもよい。地震が発生した場合、2階の床面及び1階の天井面は、他の部分に比べて層間変形角が大きくなる傾向にある。このため、地震情報管理装置2の制御部22は、大きい層間変形角を用いて建物8の損傷度を適切に算出することができる。
また、地震情報管理装置2は、取り外しが比較的容易である部材、例えば、ビス、ボルト等により固定されるのがよい。一般に、地震情報管理装置2の耐用年数は建物8の耐用年数より短い場合が多く、このため、地震情報管理装置2は、最初に取り付けられた後、交換されたり、修理のために取り外されたりすることが想定される。このときに、上記のような梁、根太、基礎等に固定された後に容易に取り外せることによって、交換及び修理の作業が簡易となる。
集線装置3は、ハブ及び無線ネットワーク基地局のうちの1つ以上である。集線装置3は、地震情報管理装置2及び表示装置4が情報を送受信するために、地震情報管理装置2及び表示装置4に直接、又は間接的に接続される通信ケーブルを集線する。
第1の実施形態において、集線装置3は有線ハブである。建物8内といったある程度、情報通信機器の移動が限られた環境では、移動についての利点を有する無線ハブよりも、通信の安定性が高いという利点を有する有線ハブを用いることが好ましい。また、集線装置3は、イーサネット(登録商標)の規格に対応している。また、集線装置3は、ルータ5等に接続されてインターネット等の外部の通信ネットワークに接続される。
表示装置4は、ブラウザを搭載する、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等である。ブラウザは、地震情報管理装置2の通信部26からブラウザ表示用ファイルを受信すると、ブラウザ表示用ファイルに基づいて画面を表示する。上述のように、通信部26から送信されるブラウザ表示用ファイルは、時刻歴等を表示するためのファイルであるため、表示装置4の利用者はブラウザにより表示された時刻歴等の情報を参照することができる。
表示装置4は、上述のようにHEMSであってもよい。また、表示装置4は、建物8に設置されるドアホンモニタであってもよい。この場合、HEMS、ドアホンモニタがブラウザを搭載する。
ルータ5は、ルータ機能を有する機器であり、LAN(Local Area Network)を構成する。また、ルータ5はNAT(Network Address Translation)機能を有しており、インターネット等の外部の通信回線を介して地震情報管理サーバ6及び緊急地震速報発信サーバ7と情報を送受信する。
ルータ5は、地震情報管理サーバ6及び緊急地震速報発信サーバ7が地震情報管理装置2に対してリアルタイム通信ができるようにNATトラバーサル(NAT越え)を実現するよう構成されてもよい。NATトラバーサルを実現するための技術として、ポーリング、Comet、WebSocketのいずれが用いられてもよい。ただし、緊急地震速報発信サーバ7が地震情報管理装置2に対して緊急地震速報を送信する場合のように、高いリアルタイム性が要求される場合、Comet、WebSocketのいずれかが用いられるのが好ましい。
地震情報管理システム1は、1つ以上の地震情報管理サーバ6を含む。地震情報管理サーバ6は、各地震情報管理装置2から送信された地震情報及び建物識別情報を関連付けて記憶する。
通信部26は、複数の地震情報管理サーバ6それぞれに情報を送信してもよいし、一の地震情報管理サーバ6のみに情報を送信してもよい。通信部26は、複数の地震情報管理サーバ6に情報を送信する運用の場合であって、複数の地震情報管理サーバ6のいずれかが故障したり、複数の地震情報管理サーバ6のいずれかに接続するための通信ネットワークが断線したりした場合、故障及び断線の発生していない地震情報管理サーバ6のみに対して情報を送信する。通信部26が一の地震情報管理サーバ6のみに情報を送信する運用の場合であって、地震の発生に伴って一の地震情報管理サーバ6が故障したり、一の地震情報管理サーバ6に接続するための通信ネットワークが断線したりした場合、通信部26は、他の地震情報管理サーバ6に情報を送信する。
また、地震情報管理サーバ6は、東京都のいずれかの場所から500km以上、離れた場所に設置されるのがよい。これにより、首都直下型の大規模な地震が発生した場合も、500km以上離れた場所に設置された地震情報管理サーバ6は地震の影響を受けずに安全に動作し続けることができる。したがって、地震情報管理サーバ6に蓄積された各種の情報は保全され、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことが可能となる。
また、複数の地震情報管理サーバ6は互いに500km以上離れた場所に設置されてもよい。例えば一の地震情報管理サーバ6は北海道に、他の地震情報管理サーバ6は九州に設置される。これにより、複数の地震情報管理サーバ6のいずれかが設置された場所に大規模な地震が発生した場合も、他の地震情報管理サーバ6は地震の影響を受けずに安全に動作し続けることができる。したがって、地震情報管理サーバ6は、各種の情報を受信及び蓄積し続けることができる。そして、地震情報管理サーバ6は蓄積された各種の情報を保全し、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことが可能となる。
また、地震情報管理サーバ6は、異なる国に設置されてもよい。この場合、各地震情報管理装置2の通信部26は、異なる国に設置されている地震情報管理サーバ6に地震情報及び建物識別情報を送信する。これにより、地震情報管理装置2が設置される国内で大規模な地震が発生した場合も、地震情報管理サーバ6は地震の影響を受けずに安全に動作し続けることができる。したがって、地震情報管理サーバ6に蓄積された各種の情報は保全され、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことが可能となる。
また、地震情報管理サーバ6には、管理端末が接続される。地震情報管理サーバ6は、管理端末からの要求に伴い、加速度情報及び地震情報の1つ以上と建物識別情報とを管理端末に表示させる。なお、管理端末の利用者としては、建物8を販売する建物販売事業者が想定される。
また、建物8には、通信機器収容部81が設けられる。通信機器収容部81は、建物8内の空間によって形成され、建物8で用いられる各種装置及び各種ケーブルを収容する。具体的には、図3に示すように、通信機器収容部81は、集線装置3と、地震情報管理装置2、表示装置4、及びルータ5とをそれぞれ接続するための通信ケーブル31、集線装置3に電源を供給するための電源ケーブル32、及び集線装置3に電源を供給する電源供給装置33を収容する。
さらに、通信機器収容部81は、アンテナケーブル811、テレビ信号増幅装置(ブースター)812、テレビ信号分配器813、テレビ端子向けケーブル814、電話配線815、電話端子板816、電話向けケーブル817を収容する。
アンテナケーブル811は、通信機器収容部81が形成する空間を仕切る壁を通って引き込まれ、アンテナからのテレビ放送用信号をテレビ信号増幅装置812に伝送する。テレビ信号増幅装置812は、アンテナケーブル811に接続されて、アンテナケーブル811を介して受信したテレビ放送用信号を増幅する。また、テレビ信号増幅装置812は、増幅したテレビ放送用信号をテレビ信号分配器813に出力する。また、テレビ信号分配器813は、テレビ端子向けケーブル814に接続され、建物8内の任意の1つ以上の部屋に設けられたテレビ端子に対してテレビ放送用信号を送信する。
電話配線815は、通信機器収容部81が形成する空間を仕切る壁を通って引き込まれ、電話用信号を電話端子板816に伝送する。電話端子板816は、電話配線815に接続されて電話用信号を受信する。また、電話端子板816は、電話向けケーブル817に接続され、建物8内の任意の1つ以上の部屋に設けられた電話端子に対して電話用信号を送信する。なお、電話配線815には、ケーブルテレビ回線、光回線等の、電話を用いて通話を行うための任意の回線が含まれる。
通信機器収容部81が各種の装置、各種のケーブル等を配置することによって、これらの装置及びケーブルが建物8内に散在して配線が煩雑になるのを避けることができる。また、これらをまとめて配置することによって施工における効率を向上させ、そのため配置作業に要するコストを低くすることができる。
また、通信機器収容部81は、建物8の壁に壁内に埋没するように設けられてもよいし、建物8の壁面に接触するようにして設けられてもよい。また、通信機器収容部81は、建物8の住民にとって日常生活で通ったり入ったりする頻度の低いデッドスペースに設けられるのが好ましく、この場合デッドスペースを有効活用することができる。
また、通信機器収容部81は、収容する上記の装置、機器等の出し入れをしないときに、建物8内の人物によってその内部を視認することができないようにボックス状のカバーによって覆われていることが好ましい。これによって建物8の内観についての美観を維持することができる。また、通信機器収容部81を浴室の脱衣所の壁等に設置する場合、湿気等から機器を保護することができる。
また、通信機器収容部81が形成する空間は、各種のケーブルを建物8内の他の空間へ通すための配線路への開口を有する。なお、該配線路は、ボックス状のカバーを開けない限り、住民が通常、存在するスペースからは視認することができない箇所に設けられる。
以上のように、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2のブラウザ表示用データ生成部23は、加速度を示す加速度情報及び前記地震情報の1つ以上を含む情報をブラウザにより表示装置4に表示させるためのブラウザ表示用データを生成する。すなわち、地震情報は、汎用のブラウザを搭載する表示装置4に表示される。このため、表示装置4の耐久年数が経過したり、故障により交換を要したりした場合、容易に新たな表示装置4を入手することが可能となる。また、建物8に地震情報管理装置2を導入した場合に、該地震情報管理装置2のみ対応する専用の表示装置4を設ける必要がなく、汎用のブラウザを搭載する、既に建物8の利用者が所有している任意の表示装置4に該地震情報管理装置2についての情報を表示させることができる。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2の主記憶部25は、地震の発生時点で一次記憶部に記憶されていた加速度情報と、地震の発生後に加速度センサ21によって測定された加速度を示す加速度情報とを継続的に記憶する。そのため、制御部22は、地震発生後の加速度だけでなく、地震発生前の加速度に基づいて地震情報を生成することができるとともに、地震の発生していないときの加速度のうち地震発生直前の加速度のみを記憶するため、メモリ容量を節減することができる。
また、第1の実施形態によれば、地震の発生時点は通信部26が緊急地震速報を受信した時点であるため、主記憶部25は地緊急震速報に基づいて地震発生中の加速度を確実に記憶することができる。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2の通信部26は、主記憶部25に記憶された加速度情報と、建物識別情報とを地震情報管理サーバ6に送信する。そのため、地震情報管理サーバ6は、各建物8から受信した加速度情報及び建物識別情報に基づいて、地震に関する統計情報を生成したり、該統計情報に基づいて対応策を策定したりすることができる。
また、第1の実施形態によれば、建物8は、地震情報管理装置2に電力を供給するバックアップ電源28を備えるため、地震に起因して停電が発生した場合も地震情報管理装置2は動作を継続することができる。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2の主記憶部25は不揮発性メモリであるため、地震に起因して停電が発生した場合、あるいはバックアップ電源28による電力が全て消費された場合も、それまでに記憶した加速度情報を保存することができる。そのため、停電からの復旧後に制御部22が主記憶部25に記憶されている加速度情報に基づいて地震情報を生成したり、通信部26が地震情報を地震情報管理サーバ6に送信したりすることができる。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2のブラウザ表示用データは、情報の入力を受け付けるオブジェクトを有するため、表示装置4を参照している利用者によって入力された情報を取得することができる。このため、例えば、表示装置4が利用者によって入力された建物識別情報を取得することができる。すなわち、表示装置4は、建物識別情報をあらかじめ記憶している専用の表示装置である必要がなく、一般的な表示装置が利用され得る。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2の通信部26は、有線のローカルエリアネットワークを介して情報を送受信する。このため、安定した通信環境において確実に情報を送受信することができる。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2はバックアップ電源28により電力が供給されている場合、4日以上動作を継続する。大規模な地震に伴う停電により電力供給部27が外部電源から電力を受け付けない場合も、地震情報管理装置2が4日間、動作し続けることによって余震についての地震情報を取得することができる。また、停電から4日経過するまでの間に停電が復旧することは十分に想定されるため、地震情報管理装置2が4日間、動作し続けることは有用である。
また、第1の実施形態によれば、地震情報管理装置2の通信部26は、地震情報と建物識別情報とを複数の地震情報管理サーバ6に送信する。このため、複数の地震情報管理サーバ6のうちいくつかのサーバが、地震に起因した故障又は停電のために動作を停止しても、他の地震情報管理サーバ6は、各種の情報を受信及び蓄積し続けることができる。そして、地震情報管理サーバ6は蓄積された各種の情報を保全し、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことができる。
また、第1の実施形態によれば、複数の地震情報管理サーバ6のうち少なくとも1つは、東京都の任意の地点から500km以上、離れて配置される。このため、東京都及びその近傍に地震が発生した場合にも、東京都から離れて配置された地震情報管理サーバ6は地震の影響を受けずに動作を継続している可能性が高い。これにより、少なくとも1つの地震情報管理サーバ6は、各種の情報を受信及び蓄積し続けることができる。そして、地震情報管理サーバ6は蓄積された各種の情報を保全し、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことができる。
また、第1の実施形態によれば、複数の地震情報管理サーバ6は、互いに500km以上、離れて配置される。このため、広域にわたる地震が発生した場合も、複数の地震情報管理サーバ6のうち地震の影響の少ない場所に配置されている地震情報管理サーバ6は動作を継続している可能性が高い。これにより、少なくとも1つの地震情報管理サーバ6は、各種の情報を受信及び蓄積し続けることができる。そして、地震情報管理サーバ6は蓄積された各種の情報を保全し、これらの情報に基づいて各種の分析、災害対策の立案等を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
第2の実施形態に係る発明は以下のとおりである。
[1]
揺れの大きさを示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを記憶する住民用ローカルコンテンツ記憶部と、
前記地震指標を算出し、該地震指標と、該地震指標の範囲に対応する前記住民用ローカルコンテンツを表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする地震情報管理装置。
[2]
前記地震指標の範囲は、少なくとも3つの範囲を含むことを特徴とする前項[1]に記載の地震情報管理装置。
[3]
前記住民用ローカルコンテンツは、当該地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続される住民用リモートコンテンツ提供サーバが記憶している、地震に関する情報を含む住民用リモートコンテンツのURLを含むことを特徴とする前項[1]又は[2]に記載の地震情報管理装置。
[4]
前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置から受信した前記地震指標の範囲に基づいて、前記地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とする前項[3]に記載の地震情報管理装置。
[5]
前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、一の地震情報管理装置から所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の地震指標のうちの最大の地震指標に基づいて、前記一の地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とする前項[3]に記載の地震情報管理装置。
[6]
前項[1]から[5]に記載の地震情報管理装置を備える建物。
図4に示すように、第2の実施形態における地震情報管理システム100は、地震情報管理装置2と、集線装置3と、表示装置4と、ルータ5と、住民用コンテンツ提供サーバ200と、事業者用コンテンツ提供サーバ300とを備える。住民用コンテンツ提供サーバ200と事業者用コンテンツ提供サーバ300とは、一体の装置で構成されてもよいし、それぞれ別の装置で構成されてもよい。また、地震情報管理システム100は、通信ネットワークを介して、緊急地震速報発信サーバ7に接続される。なお、第1の実施形態における生体情報管理システム1と同様の構成ブロックについては同一の参照符号を付して、適宜、説明を省略する。
図5に示すように、第2の実施形態における地震情報管理装置2は、第1の実施形態における地震情報管理装置2が備える各機能部に加えて住民用ローカルコンテンツ記憶部29を備える。
図6に示すように、住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、上述の地震指標の範囲に関連付けて住民用ローカルコンテンツを記憶する。住民用ローカルコンテンツには、住民用ローカル平常時コンテンツ、住民用ローカル準平常時コンテンツ、及び住民用ローカル非常時コンテンツが含まれる。住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、震度0〜2、震度3〜5強、及び震度6弱〜7にそれぞれ相当する、3つの地震指標の範囲に関連付けて、住民用ローカル平常時コンテンツ、住民用ローカル準平常時コンテンツ、及び住民用ローカル非常時コンテンツを記憶する。
具体的には、住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、震度3〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用ローカル準平常時コンテンツを記憶する。住民用ローカル準平常時コンテンツは、安全である旨を示すメッセージ、震災時のアドバイス、及び震度3〜5強の地震に関する情報を示すWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)を含むことができる。
住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、震度3〜5強に相当する地震指標の範囲をさらに細かい範囲に分けて、それぞれの範囲に関連付けて住民用ローカル準平常時コンテンツを記憶してもよい。例えば、住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、図6に示したように、準平常時のうち有感地震の発生時の震度3〜4に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第1の住民用ローカル準平常時コンテンツを記憶する。第1の住民用ローカル準平常時コンテンツは、安全である旨を示すメッセージ、震災時のアドバイス、及び震度3〜4の地震に関する情報を示すWebサイトのURLを含むことができる。この場合、住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、震度5弱〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第2の住民用ローカル準平常時コンテンツを記憶する。第2の住民用ローカル準平常時コンテンツは、安全である旨を強調して示すメッセージ、震災時のアドバイス、及び震度5弱〜5強の地震に関する情報を示すWebサイトのURLを含むことができる。
また、住民用ローカルコンテンツ記憶部29は、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用ローカル非常時コンテンツを記憶する。住民用ローカル非常時コンテンツは、建物8に問題がない旨を示すメッセージ、周辺で火災が起きている可能性を示唆する旨を示すメッセージ、避難情報に従うよう指示するメッセージ、情報収集及び火の元の確認といった行動指針、並びに震度5弱〜5強の地震に関する情報(地震関連ウェブサービス)を示すWebサイトのURLとを含むことができる。
なお、上述の地震に関する情報は、住民用コンテンツ提供サーバ200に記憶されている。また、住民用ローカルコンテンツ記憶部29が、震度0〜2に相当する地震指標の範囲に関連付けて住民用ローカル平常時コンテンツを記憶するが、図6に示す例では、住民用ローカル平常時コンテンツはNullである。
第2の実施形態における地震情報管理装置2の制御部22は、該制御部22が上述のように算出した地震指標に基づいて、住民用ローカルコンテンツ記憶部29に記憶されている住民用ローカルコンテンツを表示装置4に出力する。
具体的には、制御部22は、加速度センサ21によって計測された加速度に基づいて、震度3〜4に対応する地震指標を算出すると、該地震指標、及び該地震指標に関連付けて記憶されている第1の住民用ローカル準平常時コンテンツを表示装置4に出力する。また、制御部22は、加速度センサ21によって計測された加速度に基づいて、震度5弱〜5強に対応する地震指標を算出すると、該地震指標、及び該地震指標に関連付けて記憶されている第2の住民用ローカル準平常時コンテンツを表示装置4に出力する。また、制御部22は、加速度センサ21によって計測された加速度に基づいて、震度6弱〜7に対応する地震指標を算出すると、該地震指標、及び該地震指標に関連付けて記憶されている住民用ローカル非常時コンテンツを表示装置4に出力する。
図7に示すように、住民用コンテンツ提供サーバ200は、住民用リモートコンテンツ記憶部201、制御部202、通信部203を備える。
図8に示すように、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、上述の地震指標の範囲に関連付けて住民用リモートコンテンツを記憶する。住民用リモートコンテンツには、住民用リモート平常時コンテンツ、住民用リモート準平常時コンテンツ、及び住民用リモート非常時コンテンツが含まれる。住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度0〜2、震度3〜5強、及び震度6弱〜7にそれぞれ相当する、3つの地震指標の範囲にそれぞれ関連付けて、住民用リモート平常時コンテンツ、住民用リモート準平常時コンテンツ、及び住民用リモート非常時コンテンツを記憶する。
具体的には、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度0〜2に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモート平常時コンテンツを記憶する。住民用リモート平常時コンテンツは、平常時においても防災に対する意識を高めるための防災情報、非常食を交換する時期等を示す非常食情報、及び定期的に更新される防災に関する定期情報を含むことができる。定期情報は、建物8を供給した建物販売事業者が運営する、複数の建物8の住民の生活に有用な情報を提供するためのポータルサイトに載せられる情報と連携したものであってもよい。
また、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度3〜5に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモート準平常時コンテンツを記憶する。住民用リモート準平常時コンテンツは、安全指数、地震の視覚化情報、及びアドバイス情報を含むことができる。安全指数は、建物8が安全である度合いを任意の手法で指数化したものである。安全指数には、建物8にダメージを受けた箇所がある場合、該ダメージの度合いを示すダメージ指数を含んでもよい。地震の視覚化情報は、地震の波形、建物8の軌道等を視覚的に示すための情報である。アドバイス情報は、例えば震度6以上の大きい地震が発生した場合に要する避難場所、避難用具、備蓄、緊急連絡先等の情報についての確認を住民に対して促すための情報である。アドバイス情報は、例えば、「避難場所はご存知ですか」、「避難用具は揃っていますか」、「ご家族と連絡を取る方法は決まっていますか」といった情報である。
住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度3〜5に相当する地震指標の範囲をさらに細かい範囲に分けて、それぞれの範囲に関連付けて住民用リモート準平常時コンテンツを記憶してもよい。例えば、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、準平常時のうち有感地震の発生時の震度3〜4に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第1の住民用リモート準平常時コンテンツを記憶する。この場合、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度5弱〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第2の住民用リモート準平常時コンテンツを記憶する。
また、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモート非常時コンテンツを記憶する。例えば、住民用リモートコンテンツ記憶部201は、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモート非常時コンテンツを記憶する。住民用リモート非常時コンテンツは、行動指針、食料品、水等に関する食料品情報、及び住宅販売事業者のサポート体制、スケジュールを示すサポート情報を含むことができる。住民用リモート非常時コンテンツは、さらに、建物8の安全指数、地震の視覚化情報、及びアドバイス情報を含むことができる。サポート情報に含まれるサポート体制、スケジュールは、想定される被災地域、被災度に基づいて、予め生成されている。例えば、東京近郊の地域で災害が発生した場合は、東京の営業所が通常担当する東京近郊に存在する建物8をサポートすることが困難な事態となっていることが考えられる。したがって、大阪の営業所の営業担当者、アフターケア担当者が東京近郊に存在する建物8をサポートする体制及びスケジュールが生成される。
第2の実施形態における住民用コンテンツ提供サーバ200の制御部202は、各建物8がそれぞれ備える地震情報管理装置2から送信された地震指標に基づいて、住民用リモートコンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。
具体的には、制御部202は、建物8の地震情報管理装置2から地震指標が送信されると、当該地震指標に対応して住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている住民用リモートコンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。制御部202は、地震情報管理装置2からの要求に基づいて住民用リモートコンテンツを送信してもよい。ここでの「要求」は、例えば、上述のように表示装置4に出力されたURLへアクセスするための操作によって住民用リモートコンテンツの送信を要求することである。
具体的には、制御部202は、地震情報管理装置2から震度0〜2に相当する地震指標を受信すると、震度0〜2に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている住民用リモート平常時コンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。
また、制御部202は、地震情報管理装置2から震度3〜4に相当する地震指標を受信すると、震度3〜4に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている第1の住民用リモート準平常時コンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。
また、制御部202は、地震情報管理装置2から震度5弱〜5強に相当する地震指標を受信すると、震度5弱〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている第2の住民用リモート準平常時コンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。また、制御部202は、地震情報管理装置2から震度5弱〜5強に相当する地震指標を受信すると、安全指数及びダメージ指数を含む情報を診断書のような書式にして紙媒体に出力することができる。このとき、制御部202は、安全情報に加えて、非常時に必要となる食料品、備品等の準備、定置型蓄電池の設置等を推奨する旨の情報、有料の防災サービスの提案を示す情報を紙媒体に出力することができる。
これにより、住民用コンテンツ提供サーバ200を利用する建物販売事業者は、安全情報が記された診断書のような紙媒体にある情報を郵送等により建物8の住民に送付することができる。したがって、建物8の住民は、該建物8の安全に関する情報を明確に認識し、安全を確認したうえで安心して該建物8での生活を継続することができる。また、住民は、紙媒体に出力されている推奨及び提案を契機にして、災害への備えを行うことができる。また、住宅販売事業者は、防災サービスの提供を促進することができる。
また、制御部202は、建物8の地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている住民用リモート非常時コンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。なお、制御部202は、住民用リモート非常時コンテンツに含まれる食料品情報については、当該地震指標を受信してから1日経過した後に送信することができる。
また、制御部202は、地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、当該地震指標、及び当該地震指標についての建物8から所定の距離以内に位置する建物8の地震指標を示すマップを地震情報管理装置2に送信する。また、制御部202は、震度5弱〜5強の場合と同様に、地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、当該地震指標、並びに安全指数及びダメージ指数を含む情報を診断書のような書式にして紙媒体に出力することができる。
第2の実施形態において制御部202は、建物8が備える地震情報管理装置2から送信された地震指標に基づいて、住民用リモートコンテンツを当該地震情報管理装置2に送信するとしたが、この限りではない。例えば、制御部202は、建物8から所定の距離以内にある建物8がそれぞれ備える地震情報管理装置2からそれぞれ送信される地震指標に基づいて住民用リモートコンテンツを当該建物8の地震情報管理装置2に送信してもよい。
具体的には、住民用コンテンツ提供サーバ200の通信部203は、複数の建物8がそれぞれ備える地震情報管理装置2から各地震指標を受信する。制御部202は、受信した地震指標のうち最大の地震指標を送信した地震情報管理装置2を備える建物8から所定の距離以内に位置する建物8の地震情報管理装置2に、当該最大の地震指標に関連付けて記憶されている住民用リモートコンテンツを送信する。言い換えれば、制御部202は、建物8から所定の距離以内に位置する複数の建物8がそれぞれ備える地震情報管理装置2から受信した地震指標のうち最大の地震指標に対応する住民用リモートコンテンツを、当該建物8が備える地震情報管理装置2に送信する。
通信部203は、通信ネットワークを介して、1つ以上の地震情報管理装置2それぞれと情報を送受信する。具体的には、通信部203は、1つ以上の地震情報管理装置2から該地震情報管理装置2の制御部22がそれぞれ算出した地震指標を受信する。また、通信部203は、制御部202の制御に従って、住民用リモートコンテンツ記憶部201に記憶されている住民用リモートコンテンツを地震情報管理装置2に送信する。
図9に示すように、事業者用コンテンツ提供サーバ300は、事業者用コンテンツ記憶部301、制御部302、通信部303を備える。
事業者用コンテンツ記憶部301は、上述の地震指標の範囲に関連付けて事業者用コンテンツを記憶する。事業者用コンテンツには、事業者用平常時コンテンツ、事業者用準平常時コンテンツ、及び事業者用非常時コンテンツが含まれる。図10に示すように、事業者用コンテンツ記憶部301は、震度0〜2、震度3〜5強、及び震度6弱〜7にそれぞれ相当する、3つの地震指標の範囲にそれぞれ関連付けて、事業者用平常時コンテンツ、事業者用準平常時コンテンツ、及び事業者用非常時コンテンツを記憶する。
具体的には、事業者用コンテンツ記憶部301は、震度0〜2に相当する地震指標の範囲に関連付けて、事業者用平常時コンテンツを記憶する。事業者用平常時コンテンツは、センサ故障情報及びアフターフォロー情報を含むことができる。センサ故障情報は、加速度センサ21が故障している旨を示す情報であり、アフターフォロー情報は、加速度センサ21を駆動する電池が消耗されている旨を示す情報である。
また、事業者用コンテンツ記憶部301は、震度3〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、事業者用準平常時コンテンツを記憶する。事業者用準平常時コンテンツは、地震指標ごとに、建物8の住民に知らせるための任意の情報を含むことができる。
事業者用コンテンツ記憶部301は、震度3〜5強に相当する地震指標の範囲をさらに細かい範囲に分けて、それぞれの範囲に関連付けて事業者用準平常時コンテンツを記憶してもよい。例えば、事業者用コンテンツ記憶部301は、準平常時のうち有感地震の発生時の震度3〜4に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第1の事業者用準平常時コンテンツを記憶する。この場合、事業者用コンテンツ記憶部301は、震度5弱〜5強に相当する地震指標の範囲に関連付けて、第2の事業者用準平常時コンテンツを記憶する。
また、事業者用コンテンツ記憶部301は、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、事業者用非常時コンテンツを記憶する。事業者用非常時コンテンツは、建物提供事業者のスタッフに関する行動プラン、災害時におけるスタッフ用のマニュアル、震度ごとにグルーピングした顧客に知らせるための任意の情報を含むことができる。
第2の実施形態における事業者用コンテンツ提供サーバ300の制御部302は、各建物8がそれぞれ備える地震情報管理装置2から送信された地震指標に基づいて、事業者用コンテンツを当該地震情報管理装置2に送信する。
具体的には、制御部302は、地震指標、及び該地震指標に基づく事業者用コンテンツを、事業者用コンテンツ提供サーバ300に接続されている、又は搭載されているディスプレイに表示する。
具体的には、制御部302は、いずれかの地震情報管理装置2から震度0〜2に相当する地震指標を受信すると、地震情報を送信しなかった地震情報管理装置2を備える建物8の住民を識別するための情報(顧客名、顧客番号等)と併せて、センサ故障情報及びアフターフォロー情報をディスプレイに表示する。
また、制御部302は、所定数又は所定割合の地震情報管理装置2から震度3〜5強に相当する地震指標を受信すると、地震指標ごとに建物8をグルーピングし、グルーピングされた建物8の住民を識別するための情報に併せて、地震指標ごとに表示させる任意の情報をディスプレイに表示する。また、制御部302は、地震情報管理装置2から震度3〜5強に相当する地震指標を受信すると、該地震情報管理装置2を備える建物8に関する情報を、該建物8を担当する営業担当者、アフターケア担当者等の宛先へ送信するよう通信部303を制御する。このとき、制御部302は、建物8に関する情報とともに、営業担当者、アフターケア担当者等が、該建物8の住民である顧客に応対する際の行動マニュアル、コミュニケーションマニュアル等を送信するよう通信部303を制御してもよい。
また、制御部302は、所定数又は所定割合の地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、震度6弱〜7に相当する地震指標の範囲に関連付けて、事業者用コンテンツ記憶部301に記憶されているスタッフ向け行動プラン及びマニュアルをメール等により所定の宛先に送信するよう通信部303を制御する。また、制御部302は、建物8の地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、地震指標ごと又は地域ごとに建物8に関する情報(例えば、建物8の所在地、建物8の住民の名称等)をグルーピングして、リスト形式でディスプレイに表示する。
また、制御部302は、所定数又は所定割合の地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、地震指標ごと又は地域ごとに建物8をグルーピングする。また、制御部302は、グルーピングされた建物8の住民を識別するための情報に併せて、地震指標ごと又は地域ごとに表示させる任意の情報をディスプレイに表示する。また、制御部302は、地震情報管理装置2から震度6弱〜7に相当する地震指標を受信すると、該地震情報管理装置2を備える建物8に関する情報を、該建物8を担当する営業担当者、アフターケア担当者等の宛先へ送信するよう通信部303を制御する。
通信部303は、通信ネットワークを介して、1つ以上の地震情報管理装置2それぞれと情報を送受信する。具体的には、通信部303は、1つ以上の地震情報管理装置2から該地震情報管理装置2の制御部22がそれぞれ算出した地震指標を受信する。また、通信部203は、制御部202の制御に従って、スタッフ向け行動プラン、マニュアル等を所定の宛先に送信したり、建物8に関する情報を、該建物8を担当する営業担当者、アフターケア担当者等の宛先へ送信したりする。
第2の実施形態によれば、地震の規模を示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを出力する。そのため、建物8の住民は、地震が発生した際に、地震の規模を認識するとともに、地震の規模に応じて、必要な情報を入手することができる。また、地震指標の範囲は、少なくとも3つの範囲を含むため、例えば、大規模な地震の際のみでなく、揺れを感じる程度の小さな地震のときにも、該地震をきっかけとして防災対策に関する情報に触れ、防災意識を高めたり、災害時に必要な物品を確認したりすることができる。
第2の実施形態によれば、住民用コンテンツ提供サーバ200は、所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の地震指標のうちの最大の地震指標に基づく住民用リモートコンテンツを地震情報管理装置2に送信する。そのため、住民は、自身が居住する建物8の揺れではなく、周囲の建物の地震指標の最大のものに応じた情報を入手することができる。したがって、住民は最も慎重に地震に対応することができる。
また、第2の実施形態において、制御部22、制御部202、及び制御部302は、制御部22がそれぞれ算出した地震指標に基づいて、それぞれ住民用ローカルコンテンツ、住民用リモート用コンテンツ、及び事業者用コンテンツを出力したが、この限りではない。例えば、制御部22、制御部202、及び制御部302は、緊急地震速報発信サーバ7から送信された震度を地震指標として、該地震指標に基づいて、それぞれ住民用ローカルコンテンツ、住民用リモート用コンテンツ、及び事業者用コンテンツを出力してもよい。
また、上述の実施形態において、地震情報管理装置2が加速度センサ21、加速度センサ21によって検出された加速度に基づいて地震指標を算出する制御部22、及び地震指標を記憶する主記憶部25を備えるとしたが、この限りではない。例えば、加速度センサ21がプロセッサ及びメモリを含み、該プロセッサが地震指標を算出し、該メモリが地震指標を記憶してもよい。
また、上述では便宜上、住民用コンテンツサーバ200と事業者用コンテンツ提供サーバ300を別々に説明したが、物理的には1つのサーバ内に前記機能を設定してもかまわないし、クラウドサーバーとして仮想的に設定してもかまわない。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1,100 地震情報管理システム
2 地震情報管理装置
3 集線装置
4 表示装置
5 ルータ
6 地震情報管理サーバ
7 緊急地震速報発信サーバ
8 建物
21 加速度センサ
22,202,302 制御部
23 ブラウザ表示用データ生成部
24 一時記憶部
25 主記憶部
26,203,303 通信部
27 電力供給部
28 バックアップ電源
29 コンテンツ記憶部
31 通信ケーブル
32 電源ケーブル
33 電源供給装置
81 通信機器収容部
200 住民用コンテンツ提供サーバ
201 住民用リモートコンテンツ記憶部
300 事業者用コンテンツ提供サーバ
301 事業者用コンテンツ記憶部
811 アンテナケーブル
812 テレビ信号増幅装置(ブースター)
813 テレビ信号分配器
814 テレビ端子向けケーブル
815 電話配線
816 電話端子板
817 電話向けケーブル
本発明は、地震情報管理装置及びシステムに関する。
本発明の一態様としての地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記加速度情報を一時的に記憶する一時記憶部と、地震の発生時点で前記一時記憶部に記憶されていた加速度情報と、前記地震の発生時点以後に前記加速度センサによって測定された加速度を示す加速度情報とを継続的に記憶する主記憶部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記地震の発生時点は、前記加速度が所定の閾値以上となった時点とすることが好ましい。
本発明の一態様としての地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを記憶する住民用ローカルコンテンツ記憶部とを備え、前記制御部は、前記地震指標と、前記地震指標の範囲に対応する前記住民用ローカルコンテンツを表示させ、前記住民用ローカルコンテンツは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続される住民用コンテンツ提供サーバが記憶している、地震に関する情報を含む住民用リモートコンテンツのURLを含み、前記住民用コンテンツ提供サーバは、一の地震情報管理装置から所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の前記地震指標のうちの最大の地震指標に基づいて、前記一の地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とするものである。
本発明の一態様としての地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、を備え、事業者用コンテンツ提供サーバと通信する地震情報管理装置であって、前記事業者用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に関連付けて、前記地震情報管理装置を有する建物の建物提供事業者のスタッフに関する行動プランを含む事業者用コンテンツを記憶し、前記地震情報管理装置から前記地震情報を受信すると、前記地震指標に応じた前記事業者用コンテンツを所定の宛先に送信することを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記住民用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置から受信した前記地震指標の範囲に基づいて、前記地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することが好ましい。
本発明の一態様としてのシステムは、地震情報管理装置と地震情報管理サーバとを備えるシステムであって、前記地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記加速度情報を一時的に記憶する一時記憶部と、地震の発生時点で前記一時記憶部に記憶されていた加速度情報と、前記地震の発生時点以後に前記加速度センサによって測定された加速度を示す加速度情報とを継続的に記憶する主記憶部と、を含み、前記地震情報管理サーバは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、前記加速度情報又は前記地震情報を前記地震情報管理装置から受信することを特徴とするものである。
本発明の一態様としてのシステムは、地震情報管理装置と住民用コンテンツ提供サーバとを備えるシステムであって、前記地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを記憶する住民用ローカルコンテンツ記憶部と、を含み、前記住民用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、地震に関する情報を含む住民用リモートコンテンツのURLを含む住民用ローカルコンテンツを記憶し、一の前記地震情報管理装置から所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の前記地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の前記地震指標のうちの最大の地震指標に基づいて、前記一の地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とするものである。
本発明の一態様としてのシステムは、地震情報管理装置と事業者用コンテンツ提供サーバとを備えるシステムであって、前記地震情報管理装置は、加速度センサと、前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、含み、前記事業者用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に関連付けて、前記地震情報管理装置を有する建物の建物提供事業者のスタッフに関する行動プランを含む事業者用コンテンツを記憶し、前記地震情報管理装置から前記地震情報を受信すると、前記地震指標に応じた前記事業者用コンテンツを所定の宛先に送信することを特徴とするものである。

Claims (18)

  1. 加速度センサと、
    前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、
    前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、
    前記加速度情報を一時的に記憶する一時記憶部と、
    地震の発生時点で前記一時記憶部に記憶されていた加速度情報と、前記地震の発生時点以後に前記加速度センサによって測定された加速度を示す加速度情報とを継続的に記憶する主記憶部と、
    を含む地震情報管理装置を備えることを特徴とする建物。
  2. 前記地震情報管理装置は、
    前記地震の発生時点は、前記加速度が所定の閾値以上となった時点とすることを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 前記地震情報管理装置は、緊急地震速報を受信する通信部をさらに含み、
    前記地震の発生時点は、前記通信部が前記緊急地震速報を受信した時点とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物。
  4. 前記主記憶部は、該地震情報管理装置が設置される建物を一意に識別するための建物識別情報をさらに記憶し、
    前記通信部は、前記加速度情報又は前記地震情報と、前記建物識別情報とを地震情報管理サーバに送信することを特徴とする請求項3に記載の建物。
  5. 前記主記憶部は不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の建物。
  6. 前記通信部は、有線のローカルエリアネットワークを介して情報を送受信することを特徴とする請求項3又は4に記載の建物。
  7. 前記通信部は、前記加速度情報又は前記地震情報と、前記建物識別情報とを複数の前記地震情報管理サーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の建物。
  8. 複数の前記地震情報管理サーバのうち少なくとも1つは、東京都の任意の地点から500km以上、離れて設置されることを特徴とする請求項4又は7に記載の建物。
  9. 複数の前記地震情報管理サーバは、互いに500km以上、離れて設置されることを特徴とする請求項4、7、又は8に記載の建物。
  10. 加速度センサと、
    前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、
    前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、
    前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に対応して、地震に関する情報を含む住民用ローカルコンテンツを記憶する住民用ローカルコンテンツ記憶部とを含む地震情報管理装置を備え、
    前記制御部は、前記地震指標と、前記地震指標の範囲に対応する前記住民用ローカルコンテンツを表示させ、
    前記住民用ローカルコンテンツは、前記地震情報管理装置と通信ネットワークを介して接続される住民用リモートコンテンツ提供サーバが記憶している、地震に関する情報を含む住民用リモートコンテンツのURLを含み、
    前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、一の地震情報管理装置から所定の距離以内にある建物が備える1つ以上の他の地震情報管理装置のそれぞれが算出する1つ以上の前記地震指標のうちの最大の地震指標に基づいて、前記一の地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とする建物。
  11. 加速度センサと、
    前記加速度センサによって測定された加速度に基づいて地震情報を生成する制御部と、
    前記加速度を示す加速度情報、又は前記地震情報の1つ以上をブラウザで表示させるためのブラウザ表示用データを生成するブラウザ表示用データ生成部と、
    を含む、事業者用コンテンツ提供サーバと通信する地震情報管理装置を備える建物であって、
    前記事業者用コンテンツ提供サーバは、前記地震情報に含まれる、揺れの大きさを示す地震指標の範囲に関連付けて、前記地震情報管理装置を有する建物の建物提供事業者のスタッフに関する行動プランを含む事業者用コンテンツを記憶し、前記地震情報管理装置から前記地震情報を受信すると、前記地震指標に応じた前記事業者用コンテンツを所定の宛先に送信することを特徴とする建物。
  12. 前記地震情報管理装置は、電力を受け付け、前記加速度センサ、並びに前記制御部及び前記ブラウザ表示用データ生成部を構成するプロセッサに前記電力を供給する電力供給部をさらに含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の建物。
  13. 前記地震情報管理装置は、前記加速度センサ、並びに前記制御部及び前記ブラウザ表示用データ生成部を構成するプロセッサに電力を供給するバックアップ電源をさらに含むことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の建物。
  14. 前記ブラウザ表示用データ生成部はWebサーバ機能を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の建物。
  15. 前記ブラウザ表示用データは、GUIを形成するためのデータを含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の建物。
  16. 前記バックアップ電源は、前記加速度センサ及び前記プロセッサの動作を4日以上継続させる容量を有することを特徴とする請求項13に記載の建物。
  17. 前記地震指標の範囲は、少なくとも3つの範囲を含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の建物。
  18. 前記住民用リモートコンテンツ提供サーバは、前記地震情報管理装置から受信した前記地震指標の範囲に基づいて、前記地震情報管理装置に前記住民用リモートコンテンツを送信することを特徴とする請求項10に記載の建物。
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