JP2020176866A - 被災度表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一般の住民を混乱させることなく、建物の被災度を適切に通知することのできる被災度表示システムを提供する。【解決手段】複数の建物にそれぞれ取り付けられ、建物に生じた揺れの大きさを計測する複数の計測手段と、計測した揺れの大きさに基づいて、複数の建物が受けた損傷の程度である被災度をそれぞれ判定する被災度判定手段と、計測した揺れの大きさに基づいて、地震発生の有無を判断する地震判断手段と、地震が発生したと判断した場合に、判定した前記被災度を記録する記録手段と、表示部を有する表示端末に、記録手段が記録した被災度を表示させる表示制御手段と、表示端末の利用者が有する閲覧権限を判定する閲覧権限判定手段と、を備え、表示制御手段は、判定した閲覧権限に基づいて、記録した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の表示部への表示を規制する情報規制手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、被災度表示システムに関する。
大きな地震が発生すると、TVや携帯電話で震度が通知されるため、震度は比較的容易に把握することができる。
これに対し、各建物が受ける損傷の程度である被災度は、同じ震度の地震であっても、建物の強度や建物の立つ地盤の状態により異なってくる上、建物の管理者は被災度の判定方法を心得ていないことが多いため、震度に比べて把握が困難である。
また、大きな地震の後には、住民が避難施設に避難する場合がある。この場合、避難施設の管理者が開設前に当該施設の被災度を確認する必要がある。しかし、被災度を判定することは、避難施設となる学校や公民館等を対象とする場合は特に容易ではなく、地震後に避難施設の開設が遅れる要因となってしまっていた。
そこで、近年、建物の被災度を予想するシステムが提案されている。
例えば特許文献1には、地震計により測定される波形データから得られる加速度や、建物の固有周期、減衰定数等のデータを所定の計算式に代入して算出されたと、を用いて建物の被災度を予測し、それを所定領域内の複数の建物の各住人に通知するというものである。
特開2017−096737号公報
特許文献1に記載されているように、予測した被災度を無秩序に通知し、誰もがあらゆる建物の被災度を知ることができるようにしてしまうと、例えば、大きな被災度の通知があったときに、それが自宅から遠く離れた建物の被災度であるにもかかわらず、自宅も危険であると思い込んで取り乱してしまうといった事態が予想される。
つまり、被災度という情報は、一般の住人にとってはあまり馴染みのないものであり、通知の仕方によっては、地震後の避難等の行動を混乱させる要因となってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、一般の住民を混乱させることなく、建物の被災度を適切に通知することのできる被災度表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1,2,6,7,8,15,19に示すように、複数の建物にそれぞれ取り付けられ、前記建物に生じた揺れの大きさを計測する複数の計測手段15と、前記複数の計測手段15がそれぞれ計測した前記揺れの大きさに基づいて、前記複数の建物が受けた損傷の程度である被災度をそれぞれ判定する被災度判定手段11と、前記計測手段15が計測した前記揺れの大きさに基づいて、地震発生の有無を判断する地震判断手段21と、地震が発生したと前記地震判断手段21が判断した場合に、前記被災度判定手段11が判定した前記被災度を記録する記録手段21と、表示部44,54,64を有する表示端末Tに、前記記録手段21が記録した前記被災度を表示させる表示制御手段31と、前記表示端末Tの利用者が有する閲覧権限を判定する閲覧権限判定手段31と、を備え、前記表示制御手段31は、前記閲覧権限判定手段31が判定した閲覧権限に基づいて、前記記録手段21が記録した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の前記表示部44,54,64への表示を規制する情報規制手段31と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、閲覧権限判定手段31が判定した閲覧権限に基づいて、特定の建物の被災度の表示部44,54,64への表示を規制するため、一般の住人の閲覧権限を制限することで、一般の住人が、自身に直接関係ない被災度の通知によって混乱させられてしまうのを防ぐことができる。一方、自治体の防災担当者等の閲覧権限は制限しないことで、被害の出ている建物を見落としにくくすることができる。このように、建物の被災度を通知する必要のある人にだけ適切に通知することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の被災度表示システム100において、例えば図1,2,6,7,8,15,19に示すように、前記計測手段15が計測した前記揺れの大きさに基づいて、前記建物の位置における震度を判定する震度判定手段11を備え、前記記録手段21は、地震が発生したと前記地震判断手段21が判断した場合に、前記震度判定手段11が判定した前記震度を記録し、前記表示制御手段31は、前記記録手段21が記録した前記震度を前記表示端末Tに表示させ、前記情報規制手段31は、前記閲覧権限判定手段31が判定した閲覧権限に基づいて、前記記録手段21が記録した複数の震度のうち特定の建物の位置における震度の前記表示部44,54,64への表示を規制することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、一般の住人の閲覧権限を制限することで、一般の住人が、自身に直接関係ない震度の通知によって混乱させられてしまうのを防ぐことができる。一方、自治体の防災担当者等の閲覧権限は制限しないことで、全体的な地震の状況を把握することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の被災度表示システムにおいて、例えば図6に示すように、前記閲覧権限判定手段31は、前記利用者と表示可能な被災度とを関連づけるテーブルを参照して、前記利用者の閲覧権限を判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、簡単な制御で、利用者毎に異なる閲覧権限を割り振ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の被災度表示システムにおいて、例えば図13に示すように、前記表示端末Tは、前記利用者を識別可能な利用者IDの入力を受け付けることが可能に構成されており、前記表示端末Tに入力された利用者IDに基づいて前記利用者を識別する識別手段31を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、表示端末Tを利用する利用者が確実に特定されるため、閲覧権限のない人が、本来閲覧することのできない被災度の情報を閲覧してしまうのを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の被災度表示システムにおいて、前記複数の建物の位置情報をそれぞれ記憶しており、前記地震判断手段21は、一の前記建物の位置における震度が所定以上であると前記震度判定手段11が判定した場合、前記位置情報を参照して、一の前記建物から所定範囲内に位置する他の前記建物の位置における震度を判定し、その判定結果も所定以上であった場合に、一の前記建物の位置において地震が発生したと判断することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、例えば建物の近くを大型の自動車が通ったことによる建物の揺れを地震とご判断してしまうのを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の被災度表示システムにおいて、例えば図16に示すように、前記表示端末Tは、前記利用者の安否の入力を受け付けることが可能であり、前記記録手段21は、入力された安否を記録することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ある利用者が、地震の被害により他の利用者の元へ向かうことが困難な状況になっても、近くに設置されているあるいは自身が所持している表示端末で安否を入力することで、他の利用者の近くあるいは他の利用者が所持する表示端末で安否を知らせることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の被災度表示システムにおいて、例えば図18に示すように、前記表示端末Tは、地図Mpを表示するとともに、前記被災度及び前記安否を前記地図Mpに重ねて表示することが可能であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、大きな被害を受けている建物がどこにあるのかや、利用者がどこでどうしているのかを容易に把握することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の被災度表示システムにおいて、例えば図6に示すように、前記情報規制手段31は、前記表示端末Tの種類に応じて、前記記録手段21が記録した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の前記表示部44,54,64への表示を規制することを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、一般の住人を含む不特定多数の人が閲覧可能な表示端末へ被災度を表示して、一般の住人が混乱してしまうのを防ぐことができる。
本発明によれば、一般の住民を混乱させることなく、建物の被災度を適切に通知することができる。
本発明の実施形態に係る被災度表示システムを表すブロック図である。 図1の被災度表示システムが備える被災度判定計を表すブロック図である。 (a)は図2の被災度判定計の取り付け方の一例を示す斜視図、(b)は(a)のb−b断面図である。 (a)は図2の被災度判定計の取り付け方の一例を示す斜視図、(b)は(a)のb−b断面図、(c)は(a)のc−c断面図である。 図1の被災度表示システムが備えるセンターサーバ又は防災情報管理サーバを表すブロック図である。 図5の防災情報管理サーバが記憶する各表示端末Tにおける利用者毎の閲覧権限を表す表である。 図1の被災度表示システムが備える管理用端末又は携帯端末を表すブロック図である。 図7の管理用端末が表示する表示画面の一例である。 図7の管理用端末が表示する表示画面の一例である。 図7の管理用端末が表示する表示画面の一例である。 図7の管理用端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図7の携帯端末が表示する表示画面の一例である。 図1の被災度表示システムが備える防災情報モニタを表すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔被災度表示システム〕
まず、本実施形態に係る被災度表示システム(以下本システム100)の概略構成について説明する。図1は、本システム100を表すブロック図である。
本システム100は、図1に示すように、複数の被災度判定計1と、センターサーバ2と、防災情報管理サーバ3と、表示端末Tと、を備えている。
これらは通信ネットワーク7を介して互いに通信可能となっている。
複数の被災度判定計1は、複数の建物にそれぞれ取り付けられ、建物に生じた揺れの大きさを計測するものとなっている。
被災度判定計1を取り付ける対象となる建物には、住宅(戸建て住宅、集合住宅等)と、公共施設(都道府県庁、市町村役場、消防署、病院、公民館、学校等)と、が含まれる。
また、被災度判定計1は、計測した揺れの大きさに基づいて、建物の位置における震度や建物の損傷の程度である被災度を判定するように構成されている。
また、被災度判定計1は、判定した震度及び被災度をセンターサーバ2へ送信するように構成されている。
センターサーバ2は、被災度判定計1から受信した震度や被災度を記録することが可能に構成されている。
また、センターサーバ2は、記録した震度に基づいて地震発生の有無を判断するように構成されている。
また、センターサーバ2は、地震が発生したと判断した場合に、防災情報管理サーバ3に地震発生を通知するようになっている。
防災情報管理サーバ3は、本システム100の利用者を識別可能な利用者IDと表示可能な被災度(閲覧権限)とを関連づけて記憶している。
また、防災情報管理サーバ3は、表示端末Tからの要求に基づき、センターサーバ2から取得した震度や被災度、利用者の安否を表示端末Tに配信するようになっている。
なお、防災情報管理サーバ3は、センターサーバ2と一体に構成してもよい。
本実施形態における表示端末Tには、管理用端末4、携帯端末5及び防災情報モニタ6の3種類の端末が含まれる。
管理用端末4は、例えば自治体の庁舎(都道府県庁や市町村役場等)内に設置される。
携帯端末5は、本システム100の利用者(建物の住人やその家族等)に所持される。
防災情報モニタ6は、例えば避難施設(学校や病院、公民館等)に設置される。
また、表示端末Tは、防災情報管理サーバ3から配信された震度や被災度、安否を表示することが可能に構成されている。
なお、本実施形態では、3種類の表示端末Tを備えることとしたが、少なくともいずれかを備えていればよい。
〔被災度判定計〕
次に、本システム100が備える被災度判定計1の具体的構成について説明する。図2は被災度判定計1を表すブロック図、図3,4は被災度判定計1の取り付け方の一例を示す斜視図及び断面図である。
本実施形態に係る被災度判定計1は、例えば図2に示すように、制御部11と、通信部12と、記憶部13と、表示部14と、計測部15と、を備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、被災度判定計1各部の処理動作を統括的に制御する。
具体的には、CPUが、通信部12を介して受信した各種制御信号に基づき、記憶部13に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行うようになっている。
通信部12は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワーク7(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して接続されたセンターサーバ2等との間でデータや制御信号の送受信を行うようになっている。
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
表示部14は、LCD等のモニタで構成され、建物の室内に設けられる。
また、表示部14は、制御部11から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示するようになっている。
計測部15は、本発明における計測手段をなすもので、建物に生じた揺れの大きさを計測するように構成されている。
本実施形態に係る計測部15は、加速度センサ15aと、保護カバー15bと、を備えている。
計測部15は、例えば図3(a),(b)に示すように、加速度センサ15aが建物の壁面W等に取り付けられ、保護カバー15bが加速度センサ15aと接触せずに当該加速度センサ15aを覆うように取り付けられる。
なお、計測部15を、例えば図4(a),(b),(c)に示すように、建物の床面Fに取り付けるようにしてもよい。
加速度センサ15aは取り付け向きが決まっているため、床面Fに取り付ける場合には、床面Fから立設されたブラケット15cの側面に加速度センサ15aを取り付けるようにする。
このように構成された被災度判定計1の制御部11は、計測部15が計測した揺れの大きさに基づいて、建物の位置における震度を判定する機能を有している。
本実施形態においては、気象庁震度階級(震度0から震度7までの10段階)に基づいて判定するようになっている。
こうした機能を有する制御部11は、本発明における震度判定手段をなす。
また、制御部11は、被災度判定計1が計測した揺れの大きさに基づいて、建物が受けた損傷の程度である建物被災度を判定する機能を有している。
建物被災度を判定する方法には、例えば特開2017−096737公報等に記載されたような、従来公知のものを用いることができる。
本実施形態においては、1〜3の三段階で建物被災度を判定するようになっている。
また、本実施形態における制御部11は、被災度判定計1が計測した揺れの大きさに基づいて、建物の下の地盤が受けた損傷の程度である地盤被災度を判定する機能を有している。
地盤被災度を判定する方法にも、建物被災度の判定と同様、従来公知のものを用いることができる。
本実施形態においては、1〜5の五段階で地盤被災度を判定するようになっている。
以下、建物被災度と地盤被災度を区別しない場合には、単に被災度と表記する。
これらの機能を有する制御部11は、本発明における被災度判定手段をなす。
また、制御部11は、判定した震度(0〜7)や建物被災度(1〜3)、地盤被災度(1〜5)を表示部14に表示させる機能を有している。
また、制御部11は、判定した震度や被災度を、通信部12を介してセンターサーバ2へ送信する機能を有している。
〔センターサーバ〕
次に、本システム100が備えるセンターサーバ2の具体的構成について説明する。図5は、センターサーバ2を表すブロック図である。
なお、図5における括弧書きの符号は、後述する防災情報管理サーバ3のものである。
本実施形態に係るセンターサーバ2は、例えば図5に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、を備えている。
制御部21は、CPUやRAM等から構成され、センターサーバ2各部の処理動作を統括的に制御する。
具体的には、CPUが、通信部22を介して受信した各種制御信号に基づき、記憶部23に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行うようになっている。
通信部22は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワーク7(LAN、WAN、インターネット等)を介して接続された被災度判定計1や防災情報管理サーバ3との間でデータや制御信号の送受信を行うようになっている。
記憶部23は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
また、記憶部23は、被災度判定計1が取り付けられている複数の建物の位置情報をそれぞれ記憶している。
このように構成されたセンターサーバ2の制御部21は、被災度判定計1が計測した揺れの大きさに基づいて、地震発生の有無を判断する機能を有している。
本実施形態では、一の建物の位置における震度が所定以上であると判定した場合、記憶部23に記憶されている位置情報を参照して、一の建物から所定範囲内に位置する他の建物の位置における震度を判定し、その判定結果も所定以上であった場合に、一の建物の位置において地震が発生したと判断するようになっている。こうすることで、例えば建物の近くを大型の自動車が通ったことによる建物の揺れを地震とご判断してしまうのを防ぐことができる。
このような機能を有する制御部21は、本発明における地震判断手段をなす。
なお、地震発生の有無を個々の被災度判定計1で判定するようにしてもよい。
また、制御部21は、地震が発生したと判断した場合に、被災度判定計1から受信した震度及び被災度を記憶部23に記録する機能を有している。
すなわち、制御部21は、本発明における記録手段をなす。
また、制御部21は、地震が発生したと判断した場合に、地震発生を通知する信号を、通信部22を介して防災情報管理サーバ3へ送信する機能を有している。
また、制御部21は、防災情報管理サーバ3から震度や被災度のデータを要求する信号を受信したことに基づいて、記録した震度や被災度を、通信部22を介して防災情報管理サーバ3へ送信する機能を有している。
〔防災情報管理サーバ〕
次に、本システム100が備える防災情報管理サーバ3の具体的構成について説明する。図5は防災情報管理サーバ3を表すブロック図、図6は各表示端末Tにおける利用者毎の閲覧権限を表す表である。
本実施形態に係る防災情報管理サーバ3は、図5で示したように、制御部31と、通信部32と、記憶部33と、を備えている。
制御部31及び通信部32は、上述したセンターサーバ2における制御部21及び通信部32と同様に構成することができる。
記憶部33は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
また、記憶部33は、本システム100の全利用者の利用者IDとパスワードの組み合わせを記憶している。
また、記憶部33は、本システム100の利用者と表示可能な被災度(閲覧権限)とを関連づける閲覧権限決定テーブル記憶している。
詳細は後述するが、閲覧権限決定テーブルの内容は、例えば図6(a),(b)に示すような表で表される。
このように構成された防災情報管理サーバ3の制御部31は、表示端末Tに入力された利用者IDに基づいて利用者を識別する機能を有している。
本実施形態においては、各表示端末Tから送信されてきた利用者ID及びパスワードが、予め記憶部33に記憶されている利用者IDとパスワードの組合せと一致するか否かを判断することにより識別するようになっている。
なお、利用者ID及びパスワードは、本システム100全体で共通のものとしてもよいし、ログインしようとする表示端末T毎に異なるものとしてもよい。
このような機能を有することにより、制御部31は、本発明における識別手段をなす。
また、制御部31は、表示端末Tから受信した利用者の安否を記憶部33に記録する機能を有している。
このような機能を有することにより、制御部31も、本発明における記録手段をなす。
また、制御部31は、センターサーバ2から取得した震度及び被災度、及び記憶部33に記憶されている安否を表示端末Tに表示させる機能を有している。
本実施形態においては、表示させる対象が管理用端末4又は携帯端末5の場合には、センターサーバ2から地震発生の通知を受信後、更に管理用端末4又は携帯端末5からデータの送信を要求する信号を受信した場合に、センターサーバ2から要求に応じた震度及び被災度のデータを取得し、安否のデータとともに管理用端末4又は携帯端末5へ送信する。
一方、表示させる対象が防災情報モニタ6の場合には、地震発生の通知を受信すると、センターサーバ2から自動的に震度及び被災度のデータを取得し、安否のデータとともに防災情報モニタ6へ自動的に送信する。
また、防災情報モニタ6の場合には、データを送信する前に、その旨を通知する信号を防災情報モニタ6へ送信する。
各表示端末Tは、震度及び被災度を表示するためのアプリケーションを有している。そして、各表示端末Tは、アプリケーションを起動させている状態で、防災情報管理サーバ3から震度、被災度、安否のデータを受信すると、受信したデータの内容通りに震度、被災度、安否を表示するようになっている。
このような機能を有することにより、制御部31は、本発明における表示制御手段をなす。
また、制御部31は、本システム100の利用者が有する閲覧権限を判定する機能を有している。
具体的には、記憶部33に記憶している閲覧権限決定テーブルを参照して、表示端末Tにログインした利用者の閲覧権限(ログインした利用者の閲覧を規制する被災度)を判定する。
例えば、図6(a),(b)に示すように、管理用端末4や携帯端末5にログインした利用者が自治体の防災部局の職員である場合、この利用者は全ての情報を閲覧する権限を有していると判定することとなる。
また、ログインした利用者が集合住宅の施設管理者である場合、この利用者は公共施設及び戸建て住宅における震度及び被災度以外の情報を閲覧する権限を有していると判定することとなる。
また、ログインした利用者が避難施設(学校や病院、公民館等)の施設管理者である場合、この利用者は住宅における震度及び被災度以外の情報を閲覧する権限を有していると判定することとなる。
また、ログインした利用者が建設会社の社員である場合、この利用者は集合住宅における震度及び被災度以外の情報を閲覧する権限を有していると判定することとなる。
また、図6(b)に示すように、携帯端末5にログインした利用者が住民である場合、この利用者は公共施設及び集合住宅における震度及び被災度以外の情報を閲覧する権限を有していると判定することとなる。
このような機能を有することにより、制御部31は、本発明における閲覧権限判定手段をなす。
また、制御部31は、判定した閲覧権限に基づいて、センターサーバ2から取得した複数の震度及び被災度のうち特定の建物の位置における震度及び当該建物の被災度の表示部44,54への表示を規制する機能を有している。
本実施形態においては、閲覧権限を判定した結果、閲覧することのできる(図6において「○」で示された)情報のデータのみを表示端末Tへ送信する(閲覧権限のない情報のデータを送信しない)ことにより規制するようになっている。
つまり、図6において「×」で示された震度や被災度は、本発明における「特定の建物の位置における震度」、「特定の建物の被災度」ということになる。
また、制御部31は、表示端末Tの種類に応じて、センターサーバ2から取得した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の表示部64への表示を規制する機能を有している。
詳細は後述するが、本実施形態に係る防災情報モニタ6は、ログインを不用としているため、防災情報モニタ6へ送信する情報は、図6(c)に示したように、公共施設(都道府県庁、市町村役場、消防署、学校、病院等)における震度及び被災度のみとしている。
つまり、この場合には、公共施設以外の建物における震度、建物の被災度が、本発明における「特定の建物の位置における震度」、「特定の建物の被災度」ということになる。
これらの機能を有することにより、制御部31は、本発明における情報規制手段をなす。
なお、本実施形態においては、閲覧権限決定テーブルに基づいて利用者の閲覧権限を判定したが、この閲覧権限決定テーブルの内容を、特定の利用者(例えば本システム100の管理者や自治体の防災担当者)が変更できるようにしてもよい。このようにすれば、公共施設の被災度(使用の可否)の表示を初めは規制し、管理者が確認をした後に表示するといった運用が可能となる。
また、防災情報管理サーバ3では情報のデータの送信に制限をかけず(全ての情報のデータを配信し)、各表示端末Tにおいて、全ての情報の中からログインしている利用者の閲覧権限に応じた情報のみを選択して表示するようにしてもよい。
この場合、各表示端末Tの制御部41,51が、情報規制手段をなすこととなる。
また、制御部31は、センターサーバ2から地震発生の通知を受信した場合に、地震発生フラグを立てる機能を有している。
また、制御部31は、例えば管理者等により本システム100に所定操作がなされたことに基づいて、地震発生フラグの他に、防災訓練中のフラグを立てる機能も有している。
これにより、本システム100は、地震未発生、地震発生中、防災訓練中の三つの状態のいずれかの状態をとることとなる。
〔管理用端末〕
次に、本システム100が備える管理用端末4の具体的構成について説明する。図7は、管理用端末4を表すブロック図、図8,9は管理用端末4が表示する表示画面の一例である。
なお、図7における括弧書きの符号は、後述する携帯端末5のものである。
本実施形態に係る管理用端末4は、例えば図7に示すように、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、表示部44と、操作部45と、を備えている。
なお、管理用端末4は、専用の装置で構成してもよいし、市販のPC等で構成してもよい。
制御部41は、CPUやRAM等から構成され、管理用端末4各部の処理動作を統括的に制御する。
具体的には、CPUが、通信部42を介して受信した各種制御信号に基づき、記憶部63に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行うようになっている。
通信部42は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワーク7(LAN、WAN、インターネット等)を介して接続された防災情報管理サーバ3との間でデータや制御信号の送受信を行うようになっている。
記憶部43は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、後述する防災管理システムのアプリケーションを含む各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
表示部44は、LCD等のモニタを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示するようになっている。
操作部45は、各種キーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイス、あるいは表示部44に積層されたタッチパネル等で構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作、あるいはタッチパネルに対するタッチ操作の位置に応じて入力された操作信号を制御部41に出力するようになっている。
このように構成された管理用端末4の制御部41は、電源がONにされたこと、又は所定の起動操作が操作部45になされたこと等を契機として、防災管理システムのアプリケーションを起動させ、図示しないログイン画面を表示部44に表示させる機能を有している。
ログイン画面には、図示しない利用者IDの入力欄及びパスワードの入力欄が設けられ、利用者ID及びパスワードの入力を受け付けることが可能となっている。
ログインに必要な利用者IDとパスワードは、本システム100の利用者に予め配布されているものとする。
管理用端末4の利用者には、都道府県・市町村の防災担当者、本システム100の管理者等が含まれる。
そして、制御部41は、各入力欄に利用者ID及びパスワードが入力されると、それらを、通信部42を介して防災情報管理サーバ3へ送信する。
また、制御部41は、利用者のログイン後自動的に、又は表示部44に表示されているメニューMeの中から震度/被災度が選択(クリックやタッチ等)されると、図示しない震度/被災度情報画面を表示部44に表示させるようになっている。
震度/被災度情報画面には、被災度判定計1が設置されている建物の名称、震度、建物被災度、地盤被災度、安否の一覧が閲覧権限の範囲内で表示される。
また、震度/被災度情報画面には、地図Mpが表示される。
この地図Mpには、建物の名称、震度、被災度、安否が重ねて表示される。
また、制御部41は、メニューMeの中から地震履歴が選択されると、地震履歴情報画面S41を表示部44に表示させるようになっている。
地震履歴情報画面S41には、例えば図8に示すように、これまでに発生した地震の、P波発生日時の先頭時刻、最大震度、最大建物被災度、最大地盤被災度の一覧L41が閲覧権限の範囲内で表示される。
また、地震履歴情報画面S41には、地図Mpが表示される。
また、制御部41は、地震履歴情報画面S41における地震の詳細情報へのリンク(「詳細」の文字)が操作されると、図示しない当該地震グループの詳細を表示部44に表示させるようになっている。
また、制御部41は、地震履歴情報画面S41における震度アイコンI41が操作されると、直近に発生した地震の震度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。本実施形態においては、丸数字Nで表示するようになっている。なお、丸数字Nは、震度に応じの背景色を異ならせてもよい。
また、制御部41は、地震履歴情報画面S41における建物被災度アイコンI42が操作されると、直近に発生した地震の建物被災度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
また、制御部41は、地震履歴情報画面S41における地盤被災度アイコンI43が操作されると、直近に発生した地震の地盤被災度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
また、制御部41は、メニューMeの中から機器一覧が選択されると、機器一覧画面S42を表示部44に表示させるようになっている。
機器一覧画面S42には、例えば図9に示すように、被災度判定計1の表示部14のシリアル番号、契約番号、施主名、電源状態(AC動作であるかバッテリ動作であるか)の一覧L42が表示される。
また、機器一覧画面S42には、地図Mpが表示される。
この地図Mpには、被災度判定計1の設置位置を示すマークMaが地図Mpに重ねて表示される。
また、制御部41は、上記丸数字NやマークMa等の表示が広範囲に亘り、初めに表示していた地図Mpに全てを表示し切れない場合には、全ての震度、被災度、マークMa等が表示されるように、地図Mpの縮尺を小さくして表示するようになっている。
なお、地図Mpに重ねて表示する震度、被災度、マークMa等の数が少なく、地図Mpの周縁部にこれらが表示されない場合には、地図Mpの縮尺を大きくして表示するようにしてもよい。
また、制御部41は、メニューMeの中から利用者一覧が選択されると、利用者一覧画面S43を表示部44に表示させるようになっている。
利用者一覧画面S43には、例えば図10に示すように、利用者に配布した利用者ID、利用者名、利用者の区分(システム管理者、防災担当者、一般利用者)の一覧L43が表示される。
また、利用者一覧画面S43には、安否の閲覧権限の確認画面へのリンク(「詳細」の文字)、及び施設の閲覧権限の確認画面へのリンク(「詳細」の文字)が張られている。
そして、制御部41は、安否の閲覧権限の確認画面へのリンクが操作されると、例えば図11(a)に示すように、利用者に割り当てられている安否の閲覧権限の一覧画面S44を表示させるようになっている。
安否の閲覧権限の一覧画面S44には、利用者ID、利用者名、閲覧権限(○又は×)の一覧L44が表示される。
また、制御部41は、施設の閲覧権限の確認画面へのリンクが操作されると、例えば図11(b)に示すように、利用者に割り当てられている施設の閲覧権限の確認画面S45を表示させるようになっている。
施設の閲覧権限の確認画面S45には、契約No、施設名、閲覧権限(○又は×)の一覧L45が表示される。
なお、図11には、各閲覧権限の一覧画面S44や確認画面S45を別ウインドウで表示したものを例示したが、利用者一覧画面S43に表示してもよい。
また、制御部41は、メニューMeの中から利用者設定が選択されると、図示しない利用者設定画面を表示部44に表示させるようになっている。
利用者設定画面には、ログインしている利用者の利用者ID、変更前の利用者名が表示される。
また、利用者設定画面には、利用者名の入力欄が設けられ、新しい利用者名の入力を受け付けることが可能となっている。
そして、制御部41は、入力欄に新しい利用者名が入力されると、それらを、通信部52を介して防災情報管理サーバ3へ送信するようになっている。
ここまで、利用者がログインした場合の管理用端末4について説明してきたが、本実施形態における管理用端末4は、ログインせずに一部機能を利用することが可能となっている。
ログインしていない場合、利用可能な機能(選択可能なメニュー)が「震度・被災度」「地震履歴」の2つに制限される。
また、ログインしていない場合、震度/被災度情報画面には、公共施設における震度及び被災度のみが表示される。
なお、本実施形態では、地震履歴情報画面S41や機器一覧画面S42において、情報の一覧L41,L42とともに地図Mpを表示することとしたが、地図Mpを別画面で表示するようにしてもよい。
また、地震履歴情報画面S41や機器一覧画面S42において、情報の一覧L41,L42を表示したが、直近の地震の情報のみを表示するようにしてもよい。
また、地震履歴情報画面S41や機器一覧画面S42において、一覧L41,L42に表示する情報は、上述したものに限られるものではなく、適宜変更可能である。
〔携帯端末〕
次に、本システム100が備える携帯端末5の具体的構成について説明する。図7は携帯端末5を表すブロック図、図12〜18は携帯端末が表示する表示画面の一例である。
本実施形態に係る携帯端末5は、図7で示したように、制御部51と、通信部52と、記憶部53と、表示部54と、操作部55と、を備えている。
制御部51、通信部52、表示部54及び操作部55は、上述した管理用端末4における制御部41、通信部42、表示部44及び操作部45と同様に構成することができる。
記憶部53は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、後述する防災アプリケーションを含む各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
このように構成された携帯端末5の制御部51は、例えば電源がONにされたこと、又は所定の起動操作が操作部55になされたこと等を契機として、防災情報管理サーバ3における地震発生フラグ及び防災訓練フラグの状態を確認するようになっている。
また、制御部51は、所定の起動操作が操作部55になされたこと等を契機として、防災アプリケーションを起動させ、トップ画面S51を表示部54に表示させるようになっている。
トップ画面S51は、フラグの状態に応じた複数種類がある。
例えば、いずれのフラグも立てられていない場合、トップ画面S51には、図12(a)に示すように、地震が発生している旨の表示や、震度及び被災度が表示されず、地震が発生していないことを通知する情報Ifや、自治体のマークMa等が表示される。
一方、地震発生フラグが立てられている場合、トップ画面S51には、例えば図12(b)に示すように、地震が発生していることを通知する情報Ifや、直近に発生した震度及び被災度の一覧L51が表示される。
また、防災訓練フラグが立てられている場合、トップ画面S51には、防災訓練を行っている旨の表示や、ダミーの震度及び被災度の一覧が表示される。
また、制御部51は、トップ画面S51における設定アイコンI51が操作され、更に図示しない利用者ID設定アイコンが操作されると、利用者ID設定画面S52を表示部54に表示させるようになっている。
利用者ID設定画面S52には、例えば図13に示すように、利用者IDの入力欄C51と、パスワードの入力欄C52と、が設けられ、利用者ID及びパスワードの入力を受け付けることが可能となっている。
ログインに必要な利用者IDとパスワードは、管理用端末4の場合と同様、本システム100の利用者に予め配布されているものとする。
この携帯端末5の利用者には、本システム100が設置される自治体の住人、当該住人の家族、当該自治体内で働く勤務者等が含まれる。
そして、制御部51は、各入力欄C51,C52に利用者ID及びパスワードが入力されると、それらを、通信部52を介して防災情報管理サーバ3へ送信するようになっている。
また、制御部51は、利用者がログインしている状態で、トップ画面S51における設定アイコンI51が操作(タッチあるいはクリック)され、更に図示しない施設情報設定アイコンが操作されると、施設情報設定画面S53を表示部54に表示させるようになっている。
施設情報設定画面S53には、例えば図14に示すように、各建物の名称の一覧L52が表示される。
また、施設情報設定画面S53には、各建物に対応する切り替えスイッチSwが設けられており、各建物の情報を表示するか否かの設定を受け付けることが可能となっている。
そして、制御部51は、各スイッチSwのOn/Offが切り替えられると、それを、通信部52を介して防災情報管理サーバ3へ送信するようになっている。
また、制御部51は、トップ画面S51における過去の地震アイコンI52が操作されると、地震履歴一覧画面S54を表示部54に表示させるようになっている。
地震履歴一覧画面S54には、例えば図15(a)に示すように、過去に発生した地震の一覧L53が表示される。
また、制御部51は、過去に発生した地震の一覧L53における一の地震の欄が操作されると、震度・被災度情報画面S55を表示部54に表示させるようになっている。
震度・被災度情報画面S55には、例えば図15(b)に示すように、発生した日時や、震度及び被災度の一覧L51が表示される。
また、制御部51は、トップ画面S51、地震履歴一覧画面S54又は震度・被災度情報画面S55におけるマップ表示アイコンI53が操作されると、マップ画面S56を表示部54に表示させるようになっている。
マップ画面S56には、例えば図15(c)に示すように、地図Mpが表示される。
また、制御部51は、マップ画面S56における震度アイコンI56が操作されると、直近に発生した地震の震度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。本実施形態においては、丸数字Nで表示するようになっている。
また、制御部51は、マップ画面S56における建物被災度アイコンI57が操作されると、直近に発生した地震の建物被災度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
また、制御部51は、マップ画面S56における地盤被災度アイコンI58が操作されると、直近に発生した地震の建物被災度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
また、制御部51は、地震履歴一覧画面S54における安否登録アイコンI54が操作されると、安否登録画面S57を表示部54に表示させるようになっている。
安否登録画面S57には、例えば図16に示すように、状態選択欄C53と、メモ欄C54と、が設けられ、利用者の安否の入力を受け付けることが可能となっている。
本実施形態における状態選択欄C53は、プルダウンリストになっており、「安全」、「軽傷」、「重症」の3種類の状態を選択することが可能となっている。
メモ欄C54は、任意の文字を入力することが可能となっている。
また、制御部51は、安否が入力されると、それを、通信部52を介して防災情報管理サーバ3へ送信する。
また、制御部51は、トップ画面S51又は地震履歴一覧画面S54における安否確認アイコンI55が操作されると、安否確認画面S58を表示部54に表示させるようになっている。
安否確認画面S58には、例えば図17に示すように、利用者名(ニックネーム)、利用者によって登録された安否(状態、状態を示すアイコンIs)、メモの一覧L54が表示される。
また、制御部51は、マップ画面S56における安否情報アイコンI59又は安否確認画面S58におけるマップ表示アイコンI53が操作されると、例えば図18に示したように、安否を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
本実施形態においては、状態を示すアイコンIsの形で安否が表示されるとともに利用者名が表示される。
また、制御部51は、図示しないニックネーム登録アイコンが操作されると、ニックネーム登録画面を表示部54に表示させるようになっている。
ニックネーム登録画面には、ニックネームの入力欄が設けられ、ニックネームの入力を受け付けることが可能となっている。
そして、制御部51は、入力欄にニックネームが入力されると、それを、通信部42を介して防災情報管理サーバ3へ送信するようになっている。
ニックネームは利用者本人の他、当該利用者の関係者のものも入力することが可能となっている。
また、制御部51は、ニックネームが入力されると、それを、通信部52を介して防災情報管理サーバ3へ送信する。
なお、本実施形態における携帯端末5は、管理用端末4と同様、ログインせずに一部機能を利用することが可能となっている。
ログインしていない場合、利用可能な機能(遷移可能な画面)が「震度/被災度情報」、「地震履歴一覧」、「マップ」の3つに制限される。
また、ログインしていない場合、震度/被災度情報画面には、図6に示したように、建設会社における震度及び被災度のみが表示される。
〔防災情報モニタ〕
次に、本システム100が備える防災情報モニタ6の詳細について説明する。図19は、防災情報モニタ6の具体的構成を表すブロック図である。
本実施形態に係る防災情報モニタ6は、例えば図19に示すように、制御部61と、通信部62と、記憶部63と、表示部64と、を備えている。
制御部61は、CPUやRAM等から構成され、防災情報モニタ6各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUが、通信部62を介して受信した各種制御信号に基づき、記憶部63に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行うようになっている。
通信部62は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワーク7(LAN、WAN、インターネット等)を介して接続された防災情報管理サーバ3との間でデータや制御信号の送受信を行うようになっている。
記憶部63は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該処理プログラムの実行に必要なファイル等を記憶している。
また、記憶部63には、表示部64で表示するための動画のデータが記憶されている。
本実施形態に係る表示部64は、例えば市販の液晶TV等で構成されており、制御部61から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示するようになっている。
なお、表示部64を他の表示装置で構成したり、各部61〜64が一体となった専用の装置としたりしてもよい。
このように構成された防災情報モニタ6の制御部61は、所定の稼働開始時刻になると、表示部64の電源をONにするとともに、画像の入力をアンテナから制御部61に切り替え、所定の稼働終了時刻になると表示部64の電源をOFFにする機能を有している。
稼働開始時刻及び稼働終了時刻は、例えば本システム100(例えばセンターサーバ2や防災情報管理サーバ3)が備えるタイマーに基づいて計時する。
また、制御部61は、電源がONになっている状態で、防災情報管理サーバ3から地震発生が通知されていない場合には、記憶部63に記憶されたデータに基づく動画を表示部64に繰り返し表示する機能を有している。
なお、電源をONにしたときに入力を切り替えず、通常のTV放送を表示するようにしてもよい。
また、制御部61は、表示部64の電源がOFFになっている状態で地震発生の通知を受けた場合に、表示部64の電源をONにするとともに、画像の入力をアンテナから制御部61に切り替えさせ、震度及び被災度を表示部64に表示させるようになっている。
本実施形態においては、例えば図8,9に示した管理用端末4に表示したものと同様に、地震履歴情報を一覧表示するとともに、建物の位置における震度及び建物の被災度を地図Mpに重ねて表示させるようになっている。
なお、本実施形態に係る防災情報モニタ6は、ログイン機能を有していないため、表示部64に表示される震度及び被災度は、図6(c)に示したように、公共施設のものに限られている。
本システム100によれば、閲覧権限判定手段が判定した閲覧権限に基づいて、特定の建物の被災度の表示部への表示を規制するため、一般の住人の閲覧権限を制限することで、一般の住人が、自身に直接関係ない被災度の通知によって混乱させられてしまうのを防ぐことができる。一方、自治体の防災担当者等の閲覧権限は制限しないことで、被害の出ている建物を見落としにくくすることができる。このように、建物の被災度を通知する必要のある人にだけ適切に通知することができる。
また、一般の住人の閲覧権限を制限することで、一般の住人が、自身に直接関係ない震度の通知によって混乱させられてしまうのを防ぐことができる。一方、自治体の防災担当者等の閲覧権限は制限しないことで、全体的な地震の状況を把握することができる。
また、簡単な制御で、利用者毎に異なる閲覧権限を割り振ることができる。
また、表示端末を利用する利用者が確実に特定されるため、閲覧権限のない人が、本来閲覧することのできない被災度の情報を閲覧してしまうのを防ぐことができる。
また、例えば建物の近くを大型の自動車が通ったことによる建物の揺れを地震とご判断してしまうのを防ぐことができる。
また、ある利用者が、地震の被害により他の利用者の元へ向かうことが困難な状況になっても、近くに設置されているあるいは自身が所持している表示端末で安否を入力することで、他の利用者の近くあるいは他の利用者が所持する表示端末で安否を知らせることが可能となる。
また、一般の住人を含む不特定多数の人が閲覧可能な表示端末へ被災度を表示して、一般の住人が混乱してしまうのを防ぐことができる。
また、大きな被害を受けている建物がどこにあるのかや、利用者がどこでどうしているのかを容易に把握することができる。
100 被災度表示システム
1 被災度判定計
11 制御部
12 通信部
13 記憶部
14 表示部
15 計測部
15a 加速度センサ
15b 保護カバー
15c ブラケット
2 センターサーバ
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
3 防災情報管理サーバ
31 制御部
32 通信部
33 記憶部
T 表示端末
4 管理用端末
41 制御部
42 通信部
43 記憶部
44 表示部
45 操作部
5 携帯端末
51 制御部
52 通信部
53 記憶部
54 表示部
55 操作部
6 防災情報モニタ
61 制御部
62 通信部
63 記憶部
63 表示部
64 表示部
7 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の建物にそれぞれ取り付けられ、前記建物に生じた揺れの大きさを計測する複数の計測手段と、
    前記複数の計測手段がそれぞれ計測した前記揺れの大きさに基づいて、前記複数の建物が受けた損傷の程度である被災度をそれぞれ判定する被災度判定手段と、
    前記計測手段が計測した前記揺れの大きさに基づいて、地震発生の有無を判断する地震判断手段と、
    地震が発生したと前記地震判断手段が判断した場合に、前記被災度判定手段が判定した前記被災度を記録する記録手段と、
    表示部を有する表示端末に、前記記録手段が記録した前記被災度を表示させる表示制御手段と、
    前記表示端末の利用者が有する閲覧権限を判定する閲覧権限判定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記閲覧権限判定手段が判定した閲覧権限に基づいて、前記記録手段が記録した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の前記表示部への表示を規制する情報規制手段と、を備えることを特徴とする被災度表示システム。
  2. 請求項1に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記計測手段が計測した前記揺れの大きさに基づいて、前記建物の位置における震度を判定する震度判定手段を備え、
    前記記録手段は、地震が発生したと前記地震判断手段が判断した場合に、前記震度判定手段が判定した前記震度を記録し、
    前記表示制御手段は、前記記録手段が記録した前記震度を前記表示端末に表示させ、
    前記情報規制手段は、前記閲覧権限判定手段が判定した閲覧権限に基づいて、前記記録手段が記録した複数の震度のうち特定の建物の位置における震度の前記表示部への表示を規制することを特徴とする被災度表示システム。
  3. 請求項1又は2に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記閲覧権限判定手段は、前記利用者と表示可能な被災度とを関連づけるテーブルを参照して、前記利用者の閲覧権限を判定することを特徴とする被災度表示システム。
  4. 請求項3に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記表示端末は、前記利用者を識別可能な利用者IDの入力を受け付けることが可能に構成されており、
    前記表示端末に入力された利用者IDに基づいて前記利用者を識別する識別手段を備えることを特徴とする被災度表示システム。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記複数の建物の位置情報をそれぞれ記憶しており、
    前記地震判断手段は、一の前記建物の位置における震度が所定以上であると前記震度判定手段が判定した場合、前記位置情報を参照して、一の前記建物から所定範囲内に位置する他の前記建物の位置における震度を判定し、その判定結果も所定以上であった場合に、一の前記建物の位置において地震が発生したと判断することを特徴とする被災度表示システム。
  6. 請求項4に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記表示端末は、前記利用者の安否の入力を受け付けることが可能であり、
    前記記録手段は、入力された安否を記録することを特徴とする被災度表示システム。
  7. 請求項6に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記表示端末は、地図を表示するとともに、前記被災度及び前記安否を前記地図に重ねて表示することが可能であることを特徴とする被災度表示システム。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の被災度表示システムにおいて、
    前記情報規制手段は、前記表示端末の種類に応じて、前記記録手段が記録した複数の被災度のうち特定の建物の被災度の前記表示部への表示を規制することを特徴とする被災度表示システム。
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