JP2021166618A - 散薬供給装置及び散薬分包装置 - Google Patents

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Shigeyuki Yamamoto
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    • B65B1/30Devices or methods for controlling or determining the quantity or quality or the material fed or filled

Abstract

【課題】薬剤収容部内に散薬放出機構を設けるとともに、その構造が簡素な散薬供給装置及び散薬分包装置を提供する
【解決手段】底面に複数の第1の貫通孔が同心円状に形成され、内部に散薬を収容する円筒状の薬剤収容部本体と、前記薬剤収容部本体の下部に設けられ、前記薬剤収容部本体の底面の第1の貫通孔と周方向で一致しない位置に複数の第2の貫通孔が同心円状に形成された底蓋部と、前記薬剤収容部本体の底面と前記底蓋部上面との間に設けられ、複数の第3の貫通孔が同心円状に形成されるとともに、回転することにより前記第3の貫通孔が前記第2の貫通孔と順次1つずつ対向するように形成された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動部と、を有し、前記回転体の回転に伴って、前記薬剤収容部本体内の散薬が、前記第1の貫通孔を介して前記第3の貫通孔に収容され、さらに前記回転体が回転することにより前記第3の貫通孔に収容された散薬が前記第2の貫通孔を介して下方に放出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、散薬を少量ずつ供給する散薬供給装置及び散薬を1包分ずつ供給して包装する散薬分包装置に関する。
従来の散薬分包装置は、一処方分の散薬の重量を薬剤師が計測して、その計測した散薬をホッパに収容していた。そのホッパは底面が水平面からやや下方に傾斜した振動面を有し、振動面を振動させることによって内部の散薬が放出口を介して放出され、回転円盤の外周に設けられた凹溝に捲かれることによって、リング状の散薬の山を形成している。そして、リング状の散薬の山から1包分ずつ放出されて包装紙に収容されている。しかしながらこれでは、薬剤師がその都度散薬の重量を計測しなければならず、薬剤師の負担が大きいものであった。
これを解消するために、散薬を収容したカセットから作動装置を利用して散薬を排出させ、排出した散薬を計量装置で計量するようにしたものがある(特許文献1)。
また、円筒状の容器の下方から散薬を放出するようにした供給装置も開発されている(特許文献2)。
特開平7−80043号公報 特開2019−94171号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術ではカセットから計量装置に散薬を排出する作動装置の機構が複雑なものとなってしまう。また、特許文献2記載の技術では、容器から散薬を少量ずつ放出するための駆動機構や、円筒状の容器に設けられた供給口から散薬が落下しないようにするための供給口の開閉を行う駆動機構などが複雑化するという問題もある。
本発明が解決しようとする課題は、薬剤収容部内に散薬放出機構を設けるとともに、その構造が簡素な散薬供給装置及び散薬分包装置を提供することを目的とする。
本発明の散薬供給装置は、底面に複数の第1の貫通孔が同心円状に形成され、内部に散薬を収容する円筒状の薬剤収容部本体と、前記薬剤収容部本体の下部に設けられ、前記薬剤収容部本体の底面の第1の貫通孔と周方向で一致しない位置に複数の第2の貫通孔が同心円状に形成された底蓋部と、前記薬剤収容部本体の底面と前記底蓋部上面との間に設けられ、複数の第3の貫通孔が同心円状に形成されるとともに、回転することにより前記第3の貫通孔が前記第2の貫通孔と順次1つずつ対向するように形成された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動部と、を有し、前記回転体の回転に伴って、前記薬剤収容部本体内の散薬が、前記第1の貫通孔を介して前記第3の貫通孔に収容され、さらに前記回転体が回転することにより前記第3の貫通孔に収容された散薬が前記第2の貫通孔を介して下方に放出される。
また、本発明の散薬分包装置は、底面に複数の第1の貫通孔が同心円状に形成され、内部に散薬を収容する円筒状の薬剤収容部本体と、前記薬剤収容部本体の下部に設けられ、前記薬剤収容部本体の底面の第1の貫通孔と周方向で一致しない位置に複数の第2の貫通孔が同心円状に形成された底蓋部と、前記薬剤収容部本体の底面と前記底蓋部上面との間に設けられ、複数の第3の貫通孔が同心円状に形成されるとともに、回転することにより前記第3の貫通孔が前記第2の貫通孔と順次1つずつ対向するように形成された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動部と、を有し、前記回転体の回転に伴って、前記薬剤収容部本体内の散薬が、前記第1の貫通孔を介して前記第3の貫通孔に収容され、さらに前記回転体が回転することにより前記第3の貫通孔に収容された散薬が前記第2の貫通孔を介して下方に放出された散薬を受け取り、回転することにより外周近傍に散薬が均等に配分される配分円盤と、前記配分円盤が載置されて前記配分円盤を回転駆動する回転駆動部と、前記回転駆動部の下方に設けられ、前記配分円盤及び前記回転駆動部の総重量を測定することにより、前記散薬供給装置から前記配分円盤に供給された散薬の重量を測定する秤量部と、前記配分円盤から1包分ずつ散薬を放出して包装する包装装置とを有する。
第1の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部の斜視図。 第1の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部の正面図。 第1の実施形態の散薬供給装置の斜視図。 第1の実施形態の薬剤収容容器の下部の一部を切欠した斜視図。 第1の実施形態の薬剤収容容器の下部の一部を切欠した斜視図。 第1の実施形態の薬剤収容容器の下部を分解した図。 第1の実施形態の第1の貫通孔乃至第3の貫通孔の関係を説明するための図。 第1の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部と秤量部を示す斜視図。 第1の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部と秤量部を示す正面図。 第1の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部と回転駆動部の分解正面図。 第1の実施形態の散薬分包装置のブロック図。 第1の実施形態の散薬分包装置の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部と秤量部及び分包部を示す平面図。 第2の実施形態の散薬分包装置の円盤配分部と秤量部及び分包部を示す正面図。
(第1の実施形態)
以下、実施形態に係る散薬分包装置を、図面を用いて説明する。
図1は本実施形態の散薬分包装置の一部である円盤配分部の斜視図で、図2は散薬分包装置の正面図である。図1及び図2において、円盤配分部は、秤量装置10とその上部に配置された回転駆動部30と、回転駆動部30の上部に設置された散薬の配分円盤20とから構成されている。秤量装置10は振動吸収体14を介して分包装置の筐体連結部16に固定されている。配分円盤20の上部には図示しない筐体に固定された散薬供給装置60が設けられている。この散薬供給装置60は、図示しない筐体に固定された支持部材61に着脱自在に固定された散薬収容容器62と、散薬収容容器62内の回転軸を回転駆動するモータ63とを有する。50は配分円盤20から散薬を1包分ずつ掻き出す掻き出し部で、この掻き出し部50で掻き出された散薬は落下ホッパ51によって後述する包装装置に送られる。
次に、散薬供給装置60について、図3乃至図7を用いて詳細に説明する。図3(a)は散薬収容容器62の斜視図で、図3(b)は内部を透視した斜視図である。図3において、散薬収容容器62は、散薬が収容される円筒状の薬剤収容部本体100と薬剤収容部本体100内に回転自在に設けられた回転軸102とを有する。薬剤収容部本体100は上側本体100aと下側本体100bとからなり、内部の清掃時には上側本体100aと下側本体100bとに分離可能になっている。回転軸102の上部には、マグネット式非接触動力伝達機構の受動側回転体104が取り付けられている。また、この受動側回転体104と対向して駆動側回転体106が設けられ、この駆動側回転体106は駆動部であるモータ63によって回転駆動されるようになっている。従って、モータ63が回転することによって回転軸102が回転される。なお、ここで受動側回転体104と駆動側回転体はマグネット式非接触動力伝達機構としたが、ギアによる動力伝達機能であってもゴムローラ等による接触した動力伝達機構であっても同様の目的を果たすことができる。
110は薬剤収容部本体100の下部に取り付けられ、薬剤収容部本体100から放出された散薬を、下方で中心部に集めて下方に供給する漏斗部材である。
次に、図4乃至図6を用いて薬剤収容容器62の内部を詳細に説明する。図4は、薬剤収容容器62の下部の一部を切欠した斜視図で、図5は、図4から回転軸102と漏斗部材110を省略した図である。また、図6は、薬剤収容容器62の下部を分解した斜視図で、(a)は下側本体100bを示す図、(b)は回転体116を示す図、(c)は底蓋部114を示す図である。図4に示すように、薬剤収容容器62内には回転軸102を回転自在に軸支する軸受け112が設けられている。
この薬剤収容容器62の下部には、底面に6個の貫通孔(第1の貫通孔)H1−1からH1−6が同心円状に等間隔で形成された下側本体100b(薬剤収容部本体)が設けられている。また、この下側本体100bの下部には、底蓋部114が設けられている。この底蓋部114には6個の貫通孔(第2の貫通孔)H2−1からH2−6が同心円状に等間隔で形成されている。
また、下側本体100bと底蓋部114との間には回転体116が回転自在に設けられている。回転体116の中心部116aは上方に突出しており、下側本体100bの中心部に形成された開口100cを介して下側本体100b内に延びている。そして、薬剤収容部本体100の内部に設けられた回転軸102の下部が回転体116の中心部116aに形成された嵌合部に嵌合するようになっている。これによって、駆動モータ63が回転することによって、回転軸102が回転させられ、回転体116も回転されるようになっている。回転体116には13個の貫通孔(第3の貫通孔)H3−1からH3−13が同心円状に等間隔で形成されている。
ここで、第1の貫通孔H1−1からH1−6、第2の貫通孔H2−1からH2−6及び第3の貫通孔H3−1からH3−13の関係について説明する。第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔の位置が同時に重なると、薬剤収容部本体100の内部の散薬が一気に落下してしまう。これを防止するために、第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔の関係については図7に示すようになっている。図7は説明の都合上、同心円状の貫通孔を展開して一直線上に並べた一部分を示す図である。
(1)まず、第1の貫通孔H1−1からH1−6と第2の貫通孔H2−1からH2−6とはいずれも6個であるが、数はこれに限定されるものではない。
(2)また、第1の貫通孔H1−1からH1−6と第2の貫通孔H2−1からH2−6とが、周方向で一致しない位置(孔同士が重ならない位置)に形成されている。図7の例では、第1の貫通孔H1−1とH1−2の中間に第2の貫通孔H2−1が存在する関係である。
(3)さらに、第3の貫通孔H3−1の回転体116の回転方向の幅Aは、第1の貫通孔H1−1の回転体116の回転方向の先端の位置a1と、第2の貫通孔H2−1の回転体116の回転方向の後端の位置b1の位置との距離B1よりも小さい。
(4)同様に、第3の貫通孔H3−2の回転体116の回転方向の幅Aは、第1の貫通孔H1−2の回転体116の回転方向の後端の位置a2と、第2の貫通孔H2−1の回転体116の回転方向の先端の位置b2の位置との距離B2よりも小さい。他の貫通孔についても(3)及び(4)と同じ関係になっている。
ここで、距離B1は距離B2と必ずしも等しくなくともよいが、等しいほうが製造上は好都合である。
第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔のサイズと位置とを上記の関係にすることにより、第1の貫通孔、第2の貫通孔及び第3の貫通孔が同時に重なることがない。
そして、上記の関係になっている薬剤収容部本体100の内部に設けられた回転体116を回転することにより、第1の貫通孔H1と第3の貫通孔H3とが対向したときに、薬剤収容部本体100の内部の散薬が第1の貫通孔H1を介して第3の貫通孔H3内に収容される。その後、回転体116がさらに回転することにより、第3の貫通孔H3が第2の貫通孔H2と対向したときに第3の貫通孔H3に収容された散薬は第2の貫通孔H2を介して下方に放出される。
なお、第3の貫通孔H3の数と第2の貫通孔H2の数とが整数倍又は整数分の1の関係であると、第3の貫通孔H3と第2の貫通孔H2とが複数の位置で同時に対向することがある。このような関係であると、放出される散薬の量が常に均等にならなくなる。
(5)このため、第3の貫通孔の数は第2の貫通孔の数の整数倍に一致せず、かつ、第2の貫通孔の数の整数分の1の数とも一致しないように構成することにより、散薬の放出量を均等にすることができる。
散薬供給装置を上記のように構成することにより、散薬収容容器内の回転軸を回転させて回転体を回転させるのみで内部の散薬が下部に定量ずつ放出することができる。また回転体の回転を停止させると、第3の貫通孔と第2の貫通孔とが対向した部分の散薬が下方に放出されてしまうのみで、その他の第2の貫通孔から散薬が放出されることがない。さらに、第1の貫通孔乃至第3の貫通孔がすべて重なることがないので、落下防止の開閉体を別途設ける必要がないので構成が簡素化できるものである。
次に、図2及び図8乃至図12を用いて散薬分包装置について説明する。
図8は円盤配分部から配分円盤20を取り外した状態の斜視図で、図9は円盤配分部から配分円盤20を取り外した状態の正面図である。図10は回転駆動部30を分解し、モータ32とプーリ38とを回転駆動部30のベース31から上方に移動した状態を示す図である。
図8乃至図10に示されるように、秤量装置10の被測定物載置部12には回転駆動部30のベース31が固定されている。図10の分解図に示されるように、ベース31にはベアリング35が固定されており、このベアリング35の周囲にはプーリ38が回転可能に設けられている。このプーリ38の上部には配分円盤ベース36が固定されており、この配分円盤ベース36の上部には配分円盤20が着脱自在に固定されている。
プーリ38の外周にはタイミングギヤが形成されており、ベース31に固定されたモータ32の軸に取り付けられたタイミングギヤ33とプーリ38との間にはタイミングベルト34が掛渡されている。
このような構成とすることにより、秤量装置10は、その秤量装置10の被測定物載置部12に固定されている回転駆動部30のベース31を含み、ベース31上に設けられているモータ32、プーリ38、ベアリング35、配分円盤ベース36、及び配分円盤20等の総重量を測定することが可能である。換言すると、配分円盤20に散薬が供給されていない状態では回転駆動部30等の風袋の重量を測定していることになる。
図2に戻って説明すると、配分円盤20の上部に設けられた散薬供給装置60から散薬を配分円盤20に少量ずつ落下させる。この散薬供給装置60は分包装置の筐体に固定されており、秤量装置10の重量測定対象とはなっていない。したがって、秤量装置10は被測定物載置部12に固定された回転駆動部30、配分円盤20等の総重量に、散薬収容容器62から配分円盤20に供給された散薬の重量を加算した重量を測定することになる。このため、秤量装置10が測定した重量から前述した風袋の重量を差し引くことにより、散薬収容容器62から配分円盤20に実際に供給した散薬の重量を算出することができる。
散薬収容容器62から配分円盤20に散薬を供給するときは、モータ32によって配分円盤20を回転させながら散薬供給装置60のモータ63を回転させることによって散薬収容容器62から散薬を配分円盤20上に落下させる。これによって配分円盤20上に環状の散薬の山が形成される。
また、50は配分円盤20に形成された環状の散薬を一包分ずつ落下ホッパ51に落下させるための掻き出し部である。この掻き出し部50は、レバー53がモータ52によって、軸54を中心にして上下に回動可能である。このレバー53の先端にはディスク55が取り付けられ、モータ56で矢印56a方向に回転可能である。散薬を回転する配分円盤20に捲くときはレバー53が反時計方向に回動してディスク55が配分円盤20から離れ、配分円盤20から散薬を分配するときはレバー53が時計方向に回動してディスク55が配分円盤20と接する。
そして、ディスク55が回転することによって配分円盤20上に捲かれた散薬を1包分ずつ落下ホッパ51に落下させ、 2つ折りされた分包紙57間に収容されるものである。これら掻き出し部50については周知の技術であり、例えば特開2019-202801号公報記載のものである。
ここで、配分円盤20の下には秤量装置10が設けられており、散薬を収容する分包紙57を特開2019−202801号公報記載のように水平方向に搬送することができない。すなわち、配分円盤20から放出された散薬を落下ホッパ51に落下させ、水平搬送される包装紙に収容させるためには、落下ホッパ51を縦に長いものにする必要が生じる。これは、長い落下ホッパ中を散薬が通過することとなり、落下ホッパに付着する散薬が多くなることから、包装される散薬の重量が不正確なものとなる虞がある。また、落下ホッパ51が大きくなることから分包装置も大型となる虞がある。
このため、図2に示すように包装装置70は斜め搬送の包装装置が用いられている。すなわち、2つ折りされた分包紙57を巻き付けたロール(図示省略)を有する水平搬送の包装装置70が、その包装装置の70の底面が分包装置に対して斜めに装着されるようになっている。このロールから前方に引き出された分包紙57は前面側で右斜め下方に搬送される。
そして、図2に示すように、配分円盤20から配分された散薬は、配分円盤20のすぐ下で落下ホッパ51に落下させ、2つ折りされた分包紙57間に収容する。この散薬が収容された分包紙57は包装装置70内で1包ずつにシールされて、図中右下方向に斜め搬送され、秤量装置10の下を通って分包薬剤集積部75に集積される。このように、包装装置70の分包紙57の搬送路を斜め搬送とすることにより、配分円盤の下方に秤量装置10を設けても装置を大型化することなく構成することができる。散薬が収容された分包紙57は分包薬剤集積部75に設けられたリールによって巻き取るようにしてもよいし、機体外に搬送排出するようにしてもよい。なお、図2では包装装置70を簡略化して記載してあるが、実際には図14記載のように構成されている。
図11は散薬分包装置のブロック図である。図11において、100は散薬分包装置で、その全体制御部110は薬局の処方箋システム200に接続されている。全体制御部110には包装装置70と円盤配分部130の円盤配分制御部140が接続されている。円盤配分部130の円盤配分制御部140には、配分円盤20の回転用の第1のモータ32、掻き出しディスクレバー駆動用の第2のモータ52、ディスク回転用の第3のモータ56、散薬供給装置60の駆動用モータ63及び秤量部10がそれぞれ接続されている。
次に、このように構成された円盤配分部の秤量動作について図12を参照しながら説明する。
散薬の分包動作が開始されると、全体制御部110は処方箋システム200から処方すべき散薬の種類と一処方分の散薬の重量情報とを取得する(ST1)。全体制御部110は取得した散薬の重量情報を円盤配分部130の円盤配分制御部140に出力する。その後、円盤配分制御部140は、回転駆動部30のモータ32を駆動して受け皿20を回転させて(ST2)、配分円盤20への散薬の供給の準備が完了する。そして、散薬が供給される前に、回転駆動部30等の風袋の重量が測定される(ST3)。この風袋の重量は散薬が供給された後に測定された重量から減算されて散薬のみの重量を演算してもよいし、風袋の重量を測定した値をゼロ基準として散薬のみの重量を得るようにしてもよい。
その後、円盤配分制御部140は、散薬供給装置60の駆動モータ63を回転駆動させることによって(ST4)、散薬収容容器62から散薬を少量ずつ配分円盤20に落下する。このように散薬を落下させながら秤量装置10によって配分円盤20へ落下された散薬の重量を測定する(ST5)。
その後、散薬を供給しつつ、測定した散薬の重量が1処方量の重量に達したか否かを判断し(ST6)、供給された散薬の重量が1処方量の重量に達するまで継続される。1処方量の重量に達すると、散薬供給装置60の駆動用モータ63の駆動を停止するとともに、回転駆動部30のモータ32を停止させる(ST7)。配分円盤20に一処方分の散薬が供給されると、第2のモータ52を回転させ掻き出し用のディスク55が円盤20に接するように移動した後、第3のモータ56と配分円盤20を間欠的に回転し、掻き出し部50によって1包分ずつ散薬を落下ホッパ51に落下させる掻き出し動作が行われる(ST8)。落下ホッパ51に落下された散薬は包装装置70によって1包ずつシールして分包薬剤集積部75に集積される。
以上のように構成された、第1の実施形態によれば、散薬収容容器から配分円盤に実際に供給された散薬の重量を秤量している。従って、供給の途中の部材に付着した散薬を測定することがないので、処方される散薬の正確な重量を秤量できるものである。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、円盤配分部に秤量装置10を設けて配分円盤部の重量を測定するようにしている。このような円盤配分部を2組設け、2組の配分円盤から配分した散薬を共通の落下ホッパによって分包紙間に収納しようとすると、秤量装置10が存在することから、分包紙を水平搬送することができない。すなわち、水平搬送する分包紙間に散薬を収納するためには、落下ホッパが配分円盤の直下で散薬を受け取り、秤量装置10よりも下部で分包紙に散薬を収容することになる。これは、落下ホッパが縦方向に長いものとなってしまい、配分円盤部で散薬の重量を正確に秤量したにも関わらず、落下ホッパに付着する散薬の量が多くなり、分包した散薬の量が不正確なものになってしまう虞がある。このため、第2の実施形態では、円盤配分部を2組設け、2組の配分円盤から1包分ずつ放出した散薬を2組の配分円盤間に設けられた単一の落下ホッパによって受け入れ、分包紙を一方の円盤配分部の配分円盤の下方から他方の円盤配分部の秤量部の下方に向かって斜めに構成された搬送路に沿って搬送するようにした。これによって、落下ホッパを小さく構成することができ、1包分ずつに分包された散薬の量が落下ホッパに付着することで減少することを防止できるものである。
図13及び図14は第2の実施形態を示すもので、図13は平面図、図14は正面図を示すものである。図13及び図14においては、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。
すなわち、秤量装置10、回転駆動部30、配分円盤20、散薬供給装置60及び掻き出し部50は左右対象に2組設けられている。2組の配分円盤20間には2組の掻き出し部50から放出された散薬を受け入れる単一の落下ホッパ51が設けられている。
また、包装装置70は、2つ折りされた分包紙57を巻き付けたロールRを有する水平搬送の包装装置70が、その包装装置70の底面が分包装置に対して斜めに装着されるようになっている。そして、一方の配分円盤20の下部に位置するロールRから前方に引き出された分包紙57は、前面部で斜め下方に向かう分包紙搬送路71に沿って搬送され、落下ホッパ51の下部が分包紙57間に挿入され、落下ホッパ51から散薬が分包紙57間に収容される。散薬が収容された分包紙57は、さらに分包紙搬送路71に沿って斜め下方に搬送され、ヒートシール部72で一包毎にヒートシールされる。そして、ヒートシールされた部分にミシン目形成部73によってミシン目が形成されたのち、包装散薬集積部75に集積される。なお、包装散薬集積部75に設けられたリールによって薬剤が収容された分包薬剤を巻き取るようにしてもよいし、機体外に搬送して排出するようにしてもよい。
このように、第2の実施形態によれば、秤量装置が設けられた2組の円盤配分部であっても、分包紙を一方の円盤配分部の配分円盤の下方から他方の円盤配分部の秤量装置の下方に向かって構成された搬送路に沿って搬送するようにしたので、装置が大型化することなく、かつ散薬の重量を正確に秤量して分包できるものである。
本発明のいくつかの実施形態、変形例を説明したが、これらの実施形態、変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態、変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・秤量部
20・・・配分円盤
30・・・回転駆動部
50・・・掻き出し部
51・・・落下ホッパ
60・・・散薬供給装置
62・・・散薬収容容器
63・・・散薬供給用モータ
70・・・包装装置
71・・・分包紙搬送路
72・・・シール部
73・・・ミシン目形成部
75・・・包装散薬集積部
100・・・薬剤収容部本体
100a・・・上側本体
100b・・・下側本体
102・・・回転軸
110・・・漏斗部材
114・・・底蓋部
116・・・回転体
H1・・・第1の貫通孔
H2・・・第2の貫通孔
H3・・・第3の貫通孔
130・・・円盤配分部
140・・・円盤配分制御部
R・・・分包紙ロール

Claims (7)

  1. 底面に複数の第1の貫通孔が同心円状に形成され、内部に散薬を収容する円筒状の薬剤収容部本体と、
    前記薬剤収容部本体の下部に設けられ、前記薬剤収容部本体の底面の第1の貫通孔と周方向で一致しない位置に複数の第2の貫通孔が同心円状に形成された底蓋部と、
    前記薬剤収容部本体の底面と前記底蓋部上面との間に設けられ、複数の第3の貫通孔が同心円状に形成されるとともに、回転することにより前記第3の貫通孔が前記第2の貫通孔と順次1つずつ対向するように形成された回転体と、
    前記回転体を回転駆動する駆動部と、を有し、
    前記回転体の回転に伴って、前記薬剤収容部本体内の散薬が、前記第1の貫通孔を介して前記第3の貫通孔に収容され、さらに前記回転体が回転することにより前記第3の貫通孔に収容された散薬が前記第2の貫通孔を介して下方に放出される、
    散薬供給装置。
  2. 前記回転体の第3の貫通孔の回転方向の幅は、前記第1の貫通孔の周方向の端部と、隣接する前記第2の貫通孔の周方向の端部との距離よりも小さく構成されている、
    請求項1記載の散薬供給装置。
  3. 前記回転体の回転途中で、前記第1の貫通孔、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が同時に重なり合うことがないように構成されている、
    請求項1又は請求項2記載の散薬供給装置。
  4. 前記第1の貫通孔の数と前記第2の貫通孔の数とは同数であり、
    前記第3の貫通孔の数は、前記第2の貫通孔の数の整数倍の数と一致せず、かつ前記第2の貫通孔の数の整数分の1の数とも一致しない数である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の散薬供給装置。
  5. 前記底蓋部の下部に設けられ、前記第2の貫通孔を介して放出された散薬を中心部に集めて下方に供給する漏斗部材をさらに有する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の散薬供給装置。
  6. 前記請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の散薬供給装置と、
    前記散薬供給装置から供給された散薬を受け取り、回転することにより外周近傍に散薬が均等に配分される配分円盤と、
    前記配分円盤が載置されて前記配分円盤を回転駆動する回転駆動部と、
    前記回転駆動部の下方に設けられ、前記配分円盤及び前記回転駆動部の総重量を測定することにより、前記散薬供給装置から前記配分円盤に供給された散薬の重量を測定する秤量部と、
    前記配分円盤から1包分ずつ散薬を放出して包装する包装装置と、
    を有する散薬分包装置。
  7. 前記散薬供給装置は、前記秤量部の重量測定対象外である、
    請求項6記載の散薬分包装置。
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