JP2021166604A - 送風機付寝具 - Google Patents

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【課題】 柔軟性及び快適性に優れた送風機付寝具を提供する。【解決手段】 寝具本体2と、寝具本体2に設けられた送風機3とを含む送風機付寝具1である。寝具本体2は、空気が流れる流路が形成された空気流通層4と、空気流通層4の少なくとも一部を覆うクッション層5と、クッション層5の少なくとも一部を覆う表面カバー6とを備えている。クッション層5及び表面カバー6は、それぞれ通気性を有している。送風機3が運転されたときに、表面カバー6からクッション層5を通って空気流通層4に空気が流れるように、空気流通層4と送風機3とが接続されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に空気が流れる流路が形成された送風機付寝具に関する。
従来、三次元網状構造体により構成された寝具が知られている。例えば、下記特許文献1には、中空線条から構成されたスプリング構造の三次元網状構造体により構成されたマットレスを提案している。
特開2011−245287号公報
しかしながら、特許文献1のマットレスは、三次元網状構造体に熱や湿気が蓄積し、快適性に劣るという問題があった。また、特許文献1のマットレスは、三次元網状構造体の構造上、一定以上の硬度を有することから、柔軟性に関しても改善の余地があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、柔軟性及び快適性に優れた送風機付寝具を提供することを主たる目的としている。
本発明は、送風機付寝具であって、寝具本体と、前記寝具本体に設けられた送風機とを含み、前記寝具本体は、空気が流れる流路が形成された空気流通層と、前記空気流通層の少なくとも一部を覆うクッション層と、前記クッション層の少なくとも一部を覆う表面カバーとを備え、前記クッション層及び前記表面カバーは、それぞれ通気性を有し、前記送風機が運転されたときに、前記表面カバーから前記クッション層を通って前記空気流通層に空気が流れるように、前記空気流通層と前記送風機とが接続されていることを特徴とする。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具本体は、少なくとも1つの柱形状の寝具エレメントを有するのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具エレメントの少なくとも1つは、その少なくとも一部を覆う布状部材を含むのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具エレメントは、その長手方向に沿って延びる前記空気流通層と、前記空気流通層の周囲を覆う前記クッション層と、前記クッション層の周囲を覆う前記表面カバーとを含むのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具エレメントは、一方の端部に前記送風機が設けられ、他方の端部が表面カバーで覆われるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具エレメントは、両方の端部に前記送風機が設けられるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具本体は、複数の前記寝具エレメントを有し、複数の前記寝具エレメントには、それぞれ前記送風機が設けられるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、複数の前記寝具エレメントは、その長手方向に直交する方向に並べられるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具本体は、複数の前記寝具エレメントを接続する接続部材を含むのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記クッション層は、前記表面カバーよりも通気抵抗が小さく、前記空気流通層は、前記クッション層よりも前記通気抵抗が小さいのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記クッション層は、前記空気流通層よりも柔軟性を有するのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記表面カバーは、着脱自在であるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記空気流通層は、繊維製立体構造物又は三次元網状構造物により形成され、前記クッション層は、前記空気流通層よりも柔軟性を有しかつ通気抵抗の大きい繊維製立体構造物又は三次元網状構造物により形成されるのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、前記寝具本体は、マットレス形状の寝具エレメントを有するのが望ましい。
本発明の送風機付寝具において、寝具本体は、空気が流れる流路が形成された空気流通層と、前記空気流通層の少なくとも一部を覆うクッション層と、前記クッション層の少なくとも一部を覆う表面カバーとを備えている。このような寝具本体は、空気流通層と表面カバーとの間にクッション層を有するため、柔軟性を向上させることができる。
本発明の送風機付寝具において、前記クッション層及び前記表面カバーは、それぞれ通気性を有し、前記送風機が運転されたときに、前記表面カバーから前記クッション層を通って前記空気流通層に空気が流れるように、前記空気流通層と前記送風機とが接続されている。このような表面カバー及びクッション層は、空気が流れるので、熱や湿気を効率よく除去することができ、快適性を向上させることができる。このため、本発明の送風機付寝具は、柔軟性及び快適性に優れている。
本発明の送風機付寝具の一実施形態を示す平面図である。 図1のA−A線の断面図である。 図1のB−B線の断面図である。 図1のC−C線の断面図である。 図1の送風機付寝具の使用形態の一例を示す概念図である。 図1の送風機付寝具の使用形態の他の例を示す概念図である。 他の実施形態の布状部材を含む送風機付寝具を示す平面図である。 図7のD−D線の断面図である。 図7の送風機付寝具の使用形態の一例を示す概念図である。 第2の実施形態の送風機付寝具を示す斜視図である。 図10の送風機付寝具の使用形態の一例を示す概念図である。 図10の送風機付寝具の使用形態の他の例を示す概念図である。 第3の実施形態の送風機付寝具を示す斜視図である。 図13の送風機付寝具の使用形態の一例を示す概念図である。 第4の実施形態の送風機付寝具を示す斜視図である。 第5の実施形態の送風機付寝具を示す平面図である。 第6の実施形態の送風機付寝具を示す平面図である。 第7の実施形態の送風機付寝具を示す斜視図である。 第8の実施形態の送風機付寝具を示す断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の送風機付寝具1を示す平面図である。図1に示されるように、本実施形態の送風機付寝具1は、寝具本体2と、寝具本体2に設けられた送風機3とを含んでいる。
図2は、図1のA−A線の断面図であり、図3は、図1のB−B線の断面図である。図2及び図3に示されるように、本実施形態の寝具本体2は、空気が流れる流路が形成された空気流通層4と、空気流通層4の少なくとも一部を覆うクッション層5と、クッション層5の少なくとも一部を覆う表面カバー6とを備えている。このような寝具本体2は、空気流通層4と表面カバー6との間にクッション層5を有するため、柔軟性を向上させることができる。
クッション層5及び表面カバー6は、それぞれ通気性を有するのが望ましい。本実施形態では、送風機3が運転されたときに、表面カバー6からクッション層5を通って空気流通層4に空気が流れるように、空気流通層4と送風機3とが接続されている。このような表面カバー6及びクッション層5は、空気が流れるので、熱や湿気を効率よく除去することができ、快適性を向上させることができる。このため、本実施形態の送風機付寝具1は、柔軟性及び快適性に優れている。
図1に示されるように、より好ましい態様として、寝具本体2は、少なくとも1つの柱形状の寝具エレメント7を有している。本実施形態の寝具エレメント7は、円柱形状である。寝具エレメント7の断面積は、送風機3の設置面積に略等しいのが望ましい。
このような寝具本体2は、その断面積を小さくすることができ、出力の小さい送風機3で空気を流すことができる。このため、本実施形態の送風機付寝具1は、出力の小さい送風機3を用いることができ、静音性を向上させることができる。なお、柱形状の寝具エレメント7は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、四角柱形状や三角柱形状といった多角柱形状であってもよい。
図3に示されるように、本実施形態の送風機3は、電動モーター(図示省略)により回転するファン3aと、これらを収容する本体ケース3bとを含んでいる。電動モータは、乾電池、充電池等のバッテリーやACアダプター等の外部電源から電気が供給されて駆動するのが望ましい。本体ケース3bは、例えば、外面にネジが形成された雄ネジ部3cと、ファン3aの回転軸に直交する方向に延びるフランジ部3dと、雄ネジ部3cとフランジ部3dとの間に形成された溝部3eとを含んでいる。
本実施形態の表面カバー6は、寝具エレメント7の一方の端部7a側に、送風機3を取り付けるための取付ワッシャ6aを有している。取付ワッシャ6aは、例えば、樹脂により形成されている。このような取付ワッシャ6aは、送風機3の溝部3eに挿入されて、送風機3を取り付けることに役立つ。
寝具エレメント7は、送風機3の周囲を覆う筒状の保護カバー8を含むのが望ましい。保護カバー8は、例えば、硬質の樹脂により形成されている。保護カバー8は、例えば、内面にネジが形成された雌ネジ部8aと、雌ネジ部8aの端部に形成された基端面8bとを含んでいる。
保護カバー8は、雌ネジ部8aが送風機3の雄ネジ部3cに螺着されることで、表面カバー6の取付ワッシャ6aを送風機3のフランジ部3dと保護カバー8の基端面8bとで挟持して固定している。このような保護カバー8は、送風機3を保護し、送風機3の破損や故障を防止し得るとともに、送風機3と表面カバー6とを強固に固定することができる。また、送風機3は、保護カバー8を取り外すことで、容易に表面カバー6から取り外すことができる。
図1ないし図3に示されるように、寝具エレメント7は、その長手方向に沿って延びる空気流通層4と、空気流通層4の周囲を覆うクッション層5と、クッション層5の周囲を覆う表面カバー6とを含んでいる。このような寝具エレメント7は、空気流通層4の全面をクッション層5で覆っているので、使用者が表面カバー6を介して空気流通層4に直接接触するおそれがない。
本実施形態の空気流通層4は、繊維製立体構造物又は三次元網状構造物により形成されている。繊維製立体構造物としては、例えば、立体構造編物、立体構造織物等が挙げられる。立体構造編物としては、例えば、三次元メッシュ構造、ダブルラッセル構造等が挙げられる。立体構造織物としては、例えば、三次元多層構造織物等が挙げられる。三次元網状構造物は、例えば、三次元状に不規則に絡み合った樹脂線材により形成された構造物である。このような空気流通層4は、空気の流路を確保しつつ、適度な剛性を維持することができる。
本実施形態の空気流通層4は、中実の円柱状に形成されている。空気流通層4は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、中空の円筒状であってもよく、また、多角柱状や多角筒状等であってもよい。空気流通層4が中空の場合は、通気抵抗をより小さくすることができる。空気流通層4は、寝具エレメント7の形状に対して、略相似形状であるのが望ましい。
空気流通層4は、例えば、三次元網状構造物を構成する樹脂線材を押出成形することで形成される。空気流通層4は、三次元状に不規則に絡み合った状態に押し出された樹脂線材を冷却する際に、全体として柱形状に成形されるのが望ましい。空気流通層4は、例えば、円柱状であれば、押し出された樹脂線材が円柱状に冷却固化される。このような空気流通層4は、追加工の必要がなく、生産性を向上させることができる。
クッション層5は、例えば、合成わたや天然わたにより形成されている。合成わたとしては、例えば、ポリエステル製樹脂わた等が挙げられる。天然わたとしては、例えば、木綿等が挙げられる。このようなクッション層5は、柔軟性及び通気性に優れている。クッション層5は、このような態様に限定されるものではなく、柔軟性及び通気性を有するものであれば、例えば、発泡ウレタンやビーズ等であってもよい。
クッション層5の外形は、例えば、寝具エレメント7の外形に対して、略同一形状である。クッション層5の外形は、空気流通層4の外形に対して、略相似形状であるのが望ましい。本実施形態のクッション層5は、円筒状に形成されている。クッション層5は、空気流通層4よりも柔軟性を有するのが望ましい。ここで、柔軟性とは、柔らかさを意味し、表面を押したときの硬度で評価される指標である。このようなクッション層5は、優れた柔軟性を発揮することができる。
クッション層5は、メッシュ生地9で覆われているのが望ましい。メッシュ生地9としては、例えば、ポリエステル、ナイロン等の合成樹脂が挙げられる。このようなメッシュ生地9は、柔軟性に優れたクッション層5を保護して耐久性を向上させるとともに、クッション層5の通気性に影響を及ぼすおそれがない。
メッシュ生地9は、例えば、クッション層5及び空気流通層4の一方の端部7a側の端面を覆っている。また、図示は省略されるが、メッシュ生地9は、クッション層5及び空気流通層4の他方の端部7b側の端面を覆うのが望ましい。このようなメッシュ生地9は、表面カバー6が取り外された場合にも、クッション層5と空気流通層4とを一体的にまとめることができる。
メッシュ生地9は、例えば、クッション層5の端面のみを覆っていてもよい。クッション層5の端面を覆うメッシュ生地9は、例えば、クッション層5の外周面を覆うメッシュ生地9よりも、通気抵抗が小さいものであってもよい。このようなメッシュ生地9は、空気をスムーズに流すことができ、送風機3による空気の排出効率を向上させることができる。
クッション層5は、例えば、繊維製立体構造物により形成されてもよい。クッション層5が繊維製立体構造物により形成された場合には、例えば、メッシュ生地9が省略されてもよい。空気流通層4が三次元網状構造物により形成された場合のクッション層5は、例えば、空気流通層4よりも柔軟性を有しかつ通気抵抗の大きい三次元網状構造物により形成されていてもよい。
表面カバー6は、通気性と肌触りとが良好であれば、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂繊維、天然繊維、複数の繊維を混ぜ合わせた混紡等により形成されている。樹脂繊維としては、例えば、ポリエステル、ナイロン等が挙げられる。天然繊維としては、例えば、木綿、絹等が挙げられる。混紡としては、例えば、ポリエステルと木綿との混紡が挙げられる。このような表面カバー6は、通気性に優れており、快適性を向上させることができる。
本実施形態の表面カバー6は、クッション層5を覆うメッシュ生地9に対して、着脱自在である。表面カバー6は、例えば、線ファスナ、面ファスナ等の開口部形成手段(図示省略)により着脱自在に構成されている。このような表面カバー6は、取り外して洗濯することができ、快適性をより向上させることができる。
本実施形態の表面カバー6の一方の端部7a側には、保護カバー8の周囲を覆う保護筒状材6bが縫着されている。保護筒状材6bは、伸縮性を有する布材により形成されるのが望ましい。本実施形態の保護筒状材6bは、メッシュ生地9と同じメッシュ材により形成されている。保護筒状材6bは、例えば、表面カバー6と同じ素材により形成されていてもよい。
このような保護筒状材6bは、寝具本体2を寝具として使用するときに、硬質の保護カバー8と使用者とが直接接触することを抑制することができる。また、保護筒状材6bは、保護カバー8を取り外すときに、保護カバー8の周囲からずらして保護カバー8の全体を露出させることができ、送風機3の着脱作業の効率化に役立つ。
本実施形態のクッション層5は、表面カバー6よりも通気抵抗が小さい。このようなクッション層5は、柔軟性を有する厚さであっても空気をスムーズに流すことができる。空気流通層4は、クッション層5よりも通気抵抗が小さいのが望ましい。このような寝具エレメント7は、送風機3が空気流通層4の空気を排出することで、空気流通層4を負圧状態にすることができ、クッション層5及び表面カバー6の長手方向の全域から均一に空気を供給することができる。
このような寝具エレメント7は、外部の空気を表面カバー6から吸い込んで、送風機3から排出することができる。このため、本実施形態の寝具エレメント7は、表面カバー6に密着して就寝している使用者が、寝具エレメント7に吸い付かれているような感覚を得ることができる。したがって、本実施形態の寝具エレメント7は、使用者の体温による熱や汗等の湿気を吸い取ることができ、快適性を向上させることができる。
図1に示されるように、本実施形態の寝具エレメント7は、一方の端部7aに送風機3が設けられている。このような寝具エレメント7は、一方の端部7aから空気を排出することで、寝具エレメント7の全域から空気が供給され、快適性を向上させることができる。
本実施形態の寝具エレメント7は、全体として直線状に形成されている。寝具エレメント7は、例えば、外力が加えられてその全体形状を湾曲させてもよい。寝具エレメント7は、外力が加えられた場合の全体形状を、外力が解除されたときにも維持するのが望ましい。寝具エレメント7は、例えば、外力が解除されたときに外力が加えられる前の全体形状に復元するように構成されてもよい。このような寝具エレメント7は、全体形状の多様性を高めることができる。
寝具本体2は、例えば、複数の寝具エレメント7を有している。複数の寝具エレメント7は、例えば、その長手方向に直交する方向に並べられている。複数の寝具エレメント7には、それぞれ送風機3が設けられるのが望ましい。このような寝具本体2は、より広い面を有する寝具として用いることができる。
本実施形態の寝具本体2は、2つの寝具エレメント7、すなわち、第1寝具エレメント7Aと第2寝具エレメント7Bとを有している。第1寝具エレメント7Aには、第1送風機3Aが設けられ、第2寝具エレメント7Bには、第2送風機3Bが設けられるのが望ましい。このような送風機付寝具1は、両方の送風機3を駆動させることや一方の送風機3のみを駆動させることで、温度調整をすることができる。
本実施形態の寝具本体2は、複数の寝具エレメント7を接続する接続部材10を含んでいる。接続部材10は、例えば、寝具エレメント7に対して、着脱自在に、又は、一体的に取り付けられている。
本実施形態の接続部材10は、寝具エレメント7の一方の端部7a側を接続する第1接続部材10Aと、他方の端部7b側を接続する第2接続部材10Bとを含んでいる。本実施形態の接続部材10は、後述するように、寝具として使用するときの使用者の脚部側に第1接続部材10Aが位置し、頭部側に第2接続部材10Bが位置している。接続部材10は、例えば、さらに他の接続部材10を含んでいてもよい。このような接続部材10は、寝具本体2を寝具として使用するときに、複数の寝具エレメント7が分離することを抑制することができる。
第1接続部材10Aは、例えば、布材から形成されている。本実施形態の第1接続部材10Aは、複数の寝具エレメント7のそれぞれに取り付けられる複数の取付部10aと、複数の取付部10aを連結する連結部10bとを含んでいる。取付部10aは、例えば、寝具エレメント7の一方の端部7aが挿入される筒形状に形成されている。連結部10bは、例えば、伸縮自在な帯形状に形成されている。
このような第1接続部材10Aは、寝具エレメント7への取り付けが容易であり、寝具として使用するときに、一定の自由度を有しつつ、複数の寝具エレメント7が分離することを抑制することができる。
第2接続部材10Bは、例えば、クッション材が内包されている。第2接続部材10Bは、例えば、クッション材を覆うメッシュ材と、メッシュ材を覆う表面材とを含んでいる。第2接続部材10Bのクッション材は、例えば、寝具エレメント7のクッション層5と同じ素材である。第2接続部材10Bのクッション材は、例えば、寝具エレメント7の空気流通層4と同じ素材であってもよい。第2接続部材10Bのメッシュ材及び表面材は、それぞれ、寝具エレメント7のメッシュ生地9及び表面カバー6と同じ素材であるのが望ましい。このような第2接続部材10Bは、寝具エレメント7の形状を維持するとともに、枕等の寝具としての機能を発揮することができる。
本実施形態の第2接続部材10Bは、寝具エレメント7に対して、一体的に取り付けられている。第2接続部材10Bのメッシュ材は、例えば、寝具エレメント7の他方の端部7b側のメッシュ生地9に縫着されている。第2接続部材10Bの表面材は、寝具エレメント7の他方の端部7b側の表面カバー6に縫着されているのが望ましい。第2接続部材10Bの表面材は、例えば、表面カバー6に対して取り付け、取り外し自在の別体構造であってもよい。このような第2接続部材10Bは、寝具エレメント7への取り付け作業が不要であり、複数の寝具エレメント7が分離することを確実に抑制することができる。
第2接続部材10Bは、例えば、寝具エレメント7に対して取り付け、取り外し自在の別体構造であってもよい。この場合の第2接続部材10Bは、ボタン、フック、面ファスナ等の固定部により寝具エレメント7に固定されていてもよく、寝具エレメント7の他方の端部7bに設けられた取付部や紐状部により寝具エレメント7に取り付けられてもよい。このような第2接続部材10Bは、収納するときに、容易に取り外すことができる。
本実施形態の寝具エレメント7は、寝具として使用するときの使用者の頭部側に第2接続部材10Bが位置しているので、送風機3が設けられる一方の端部7aが脚部側に位置している。このような寝具エレメント7は、送風機3が頭部から離れているので、静音性に優れている。なお、上述の実施形態では、2つの寝具エレメント7を有する寝具本体2が例示されているが、寝具エレメント7の数は、このような態様に限定されるものではない。寝具本体2は、3つ以上、例えば4つの寝具エレメント7が第2接続部材10Bに取り付けられることで、全体として櫛形状に形成されていてもよい。
図4は、図1のC−C線の断面図である。図1及び図4に示されるように、本実施形態の寝具本体2は、寝具エレメント7の少なくとも1つの少なくとも一部を覆う布状部材11を含んでいる。布状部材11は、表面カバー6と同じ素材により形成されるのが望ましい。布状部材11は、例えば、寝具エレメント7を挿通可能な筒状部11aと、筒状部11aの外周面から一方向に延びるシート部11bとを有している。
このような筒状部11aは、寝具エレメント7を挿通する際に、使用者がズボンをはくように、寝具エレメント7の表面上をずらして挿通させることができる。このため、本実施形態の布状部材11は、寝具エレメント7への取り付けが容易であり、寝具として使用したときに、寝具エレメント7から分離することを抑制し得る。
本実施形態の布状部材11は、筒状部11aを円筒状に形成する際に、その合わせ目でシート部11bを縫着している。このような布状部材11は、製造が容易であり、製造コストを低減させることができる。
図1に示されるように、シート部11bは、少なくとも1枚、本実施形態では3枚のシート片11cを含んでいる。布状部材11は、例えば、筒状部11aと各シート片11cとにより、全体としてのれん状に形成されている。シート片11cは、互いに重なる重複部11dを有するのが望ましい。重複部11dは、例えば、スナップボタン、ボタン、フック、面ファスナ等の固定部を設けることにより、シート片11c同士を連結する機能を付加してもよい。
このようなシート部11bは、寝具として使用したときに、使用者が一部のシート片11cのみを使用することや、重複部11dから使用者が手足を出すことができ、温度の調整幅を広げることができる。
図1及び図4に示されるように、布状部材11は、例えば、第1寝具エレメント7Aの一部を覆う第1布状部材11Aと、第2寝具エレメント7Bの一部を覆う第2布状部材11Bとを含んでいる。本実施形態の第1布状部材11Aと第2布状部材11Bとは、互いに連結されていない。
本実施形態の第1布状部材11Aは、第1寝具エレメント7Aを挿通可能な第1筒状部11Aaと第1シート部11Abとを有している。本実施形態の第2布状部材11Bは、第2寝具エレメント7Bを挿通可能な第2筒状部11Baと第2シート部11Bbとを有している。
第1シート部11Abは、第1寝具エレメント7Aから第2寝具エレメント7Bまで延びるのが望ましい。第2シート部11Bbは、第2寝具エレメント7Bから第1寝具エレメント7Aまで延びるのが望ましい。
このような第1シート部11Ab及び第2シート部11Bbは、例えば、寝具として使用したときに、いずれか一方のみを使用することができ、2枚重ねで使用することもできる。また、使用者が、第1シート部11Abと第2シート部11Bbとの間に入ることもできる。このように第1シート部11Ab及び第2シート部11Bbは、使用者の好みに応じて、種々の使い方が可能である。
図1に示されるように、布状部材11は、例えば、寝具エレメント7及び布状部材11の少なくとも一方に設けられた固定部材12により、寝具エレメント7に取り付けられている。本実施形態の布状部材11は、寝具エレメント7の一方の端部7a側及び他方の端部7b側に設けられた固定部材12と、布状部材11の対応する位置に設けられた固定部材12とを連結することで、寝具エレメント7に取り付けられている。
本実施形態の第1布状部材11Aは、第1筒状部11Aaの開口両端縁側の内周面と第1寝具エレメント7Aの両端部7a、7b側とに設けられた固定部材12により、第1寝具エレメント7Aに取り付けられている。本実施形態の第2布状部材11Bは、第2筒状部11Baの開口両端縁側の内周面と第2寝具エレメント7Bの両端部7a、7b側とに設けられた固定部材12により、第2寝具エレメント7Bに取り付けられている。
固定部材12としては、例えば、スナップボタン、ボタン、フック、面ファスナ等が挙げられる。このような固定部材12は、寝具エレメント7に布状部材11を取り付けたときの分離を抑制し、布状部材11の取り外すときには、容易に取付状態を解除することができる。
図5は、図1の送風機付寝具1の使用形態の一例を示す概念図である。送風機付寝具1は、例えば、図5に示されるように、掛布団として用いることができる。図5では、接続部材10、第1寝具エレメント7A、第2寝具エレメント7B及び布状部材11の全体が掛布団の機能を有している。この場合の使用者は、例えば、別途枕Mを用いて就寝することができる。
このような送風機付寝具1は、掛布団としての機能を有する寝具として用いることができ、また、寝具エレメント7の内部に空気が流れるので熱や湿気が除去され、快適性が良好である。なお、図5では、送風機付寝具1を掛布団として用いていたが、送風機付寝具1は、例えば、敷布団として用いることもできる。
図6は、図1の送風機付寝具1の使用形態の他の例を示す概念図である。送風機付寝具1は、例えば、図6に示されるように、抱き枕のような寝具として用いることができる。図6では、布状部材11及び第1接続部材10Aが取り外された状態で使用されている。このとき、第2接続部材10Bは、使用者の頭部が載せられる枕としての機能を有している。このような送風機付寝具1は、抱き枕として使用した場合にも、第1送風機3A及び第2送風機3Bが共に頭部から離れているので、優れた静音性を発揮することができる。
第1寝具エレメント7A及び第2寝具エレメント7Bは、例えば、接続部材10に対する固定位置が調整自在であってもよい。このような送風機付寝具1は、使用者の好みに応じて、種々の使い方が可能である。
図7は、他の実施形態の布状部材17を含む送風機付寝具15を示す平面図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図7に示されるように、この実施形態の送風機付寝具15は、寝具本体16と、寝具本体16に設けられた送風機3とを含んでいる。
この実施形態の寝具本体16は、複数の寝具エレメント7と、複数の寝具エレメント7を接続する接続部材10とを含んでいる。この実施形態の接続部材10は、寝具エレメント7の他方の端部7b側に設けられた第2接続部材10Bのみを含んでいる。接続部材10は、例えば、寝具エレメント7の一方の端部7a側に設けられた第1接続部材10Aを含んでいてもよい。
図8は、図7のD−D線の断面図である。図7及び図8に示されるように、この実施形態の寝具本体16は、寝具エレメント7の少なくとも1つの少なくとも一部を覆う布状部材17を含んでいる。布状部材17は、例えば、第1寝具エレメント7Aの一部を覆う第1布状部材17Aと、第2寝具エレメント7Bの一部を覆う第2布状部材17Bとを含んでいる。この実施形態の布状部材17は、1枚の布材から形成されている。
布状部材17は、例えば、その幅方向に延びるスリット13が形成されている。本実施形態のスリット13は、寝具エレメント7の一方の端部7a側の第1スリット13Aと、他方の端部7b側の第2スリット13Bとを含んでいる。スリット13は、第1布状部材11A及び第2布状部材11Bの両方の同じ位置に形成されるのが望ましい。このようなスリット13は、寝具として使用したときに、使用者が手足を出すことができ、温度調整を容易に行うことができる。
各スリット13は、例えば、布状部材11が上下方向で互いに重なる重複部13aを含むように形成されている。このような重複部13aは、スリット13を未使用時に閉じることができ、温度の調整幅を広げることができる。重複部13aは、例えば、スナップボタン、ボタン、フック、面ファスナ等の固定部(図示省略)により、スリット13を閉じた状態を維持するようにしてもよい。
布状部材17は、寝具エレメント7の長手方向に分散配置された固定部材18により、寝具エレメント7に取り付けられるのが望ましい。固定部材18としては、例えば、スナップボタン、ボタン、フック、面ファスナ等が挙げられる。このような固定部材18は、布状部材17の着脱が容易であり、布状部材17を取り外して洗濯するときに役立つ。
本実施形態の固定部材18は、寝具エレメント7の周囲に配された布状部材17同士を固定する第1固定部材18Aと、布状部材17と寝具エレメント7とを固定する第2固定部材18Bとを含んでいる。第1固定部材18Aは、寝具エレメント7を保持するのに有効である。第2固定部材18Bは、布状部材17の回転を抑制するのに有効である。このような固定部材18は、簡単な構成で確実に固定することができる。
固定部材18は、例えば、第1布状部材17Aと第2布状部材17Bとを固定する第3固定部材18Cを含んでいてもよい。第3固定部材18Cは、例えば、寝具エレメント7の一方の端部7a側に設けられている。このような第3固定部材18Cは、接続部材10の機能を有し、寝具として使用したときに、第1寝具エレメント7Aと第2寝具エレメント7Bとが分離することを抑制することができる。なお、固定部材18の配置や数は、図示の態様に限定されるものではなく、種々の態様が適宜採用され得る。
第1布状部材17Aと第2布状部材17Bとは、第3固定部材18Cを除いて互いに連結されていないのが望ましい。このような布状部材17は、使用者が第1布状部材17Aと第2布状部材17Bとの間で就寝するときに、第1布状部材17Aと第2布状部材17Bとの間から手足を出すことができ、温度調整を容易に行うことができる。また、使用者は、スリット13から手足を出すことができ、送風機付寝具15を掛布団として使用したときにも温度調整を容易に行うことができる。
図9は、図7の送風機付寝具15の使用形態の一例を示す概念図である。送風機付寝具15は、例えば、図9に示されるように、枕と掛布団とを兼用した寝具として用いることができる。図9では、第2接続部材10Bが枕の機能を有し、第1寝具エレメント7A、第2寝具エレメント7B及び布状部材17が掛布団の機能を有している。このような送風機付寝具15は、複数の機能を有する寝具として用いることができ、また、寝具エレメント7の内部に空気が流れるので熱や湿気が除去され、快適性が良好である。
図10は、第2の実施形態の送風機付寝具20を示す斜視図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図10に示されるように、第2の実施形態の送風機付寝具20は、寝具本体21と、寝具本体21に設けられた送風機3とを含んでいる。
寝具本体21は、少なくとも1つの、第2の実施形態では1つの寝具エレメント22を有している。寝具エレメント22は、上述の寝具エレメント7と同様の内部構造を有するのが望ましい。第2の実施形態の寝具エレメント22は、一方の端部22aに送風機3が設けられ、他方の端部22bが表面カバー6で覆われている。寝具エレメント22は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
第2の実施形態の寝具エレメント22は、一方の端部22aと他方の端部22bとの間で湾曲している湾曲部22cを有している。湾曲部22cは、例えば、その形状に形成されたものでもよく、直線状に形成されたものに外力が加えられて湾曲させたものでもよい。このような寝具エレメント22は、U字形状を容易に実現することができ、形状の多様性を高めることができる。
本実施形態の寝具本体21は、寝具エレメント22の一部を接続する接続部材23を含んでいる。接続部材23は、例えば、伸縮性又は非伸縮性の布材により形成されている。接続部材23は、寝具エレメント22に対して、着脱自在に取り付けられるのが望ましい。このような接続部材23は、寝具エレメント22の形状を維持するとともに、上述の布状部材11と同等の機能を発揮することができる。
接続部材23は、例えば、上述の第1接続部材10Aのように、寝具エレメント7を挿入可能な取付部や寝具エレメント7を保持可能な紐状部により寝具エレメント7を保持していてもよい。このような接続部材23は、寝具エレメント22の表面カバー6への着脱が容易であり、接続部材23自体を取り外して洗濯することもできる。
なお、接続部材23は、例えば、上述の布状部材11のように、固定部材12により寝具エレメント22に取り付けられてもよい。また、接続部材23は、例えば、その一端のみが表面カバー6に対して着脱自在であり、他端が表面カバー6と一体構造であってもよく、両端が表面カバー6と一体構造であってもよい。
図11は、図10の送風機付寝具20の使用形態の一例を示す概念図である。送風機付寝具20は、例えば、図11に示されるように、枕と掛布団とを兼用した寝具として用いることができる。図11では、湾曲部22cが枕の機能を有し、接続部材23が掛布団の機能を有している。このような送風機付寝具20は、複数の機能を有する寝具として用いることができ、また、寝具エレメント22の内部に空気が流れるので熱や湿気が除去され、快適性が良好である。
図12は、図10の送風機付寝具20の使用形態の他の例を示す概念図である。送風機付寝具20は、例えば、図12に示されるように、抱き枕のような寝具として用いることができる。図12では、接続部材24として、短い布材が用いられている。このように接続部材24は、使用方法に応じて、適宜変更されるのが望ましい。このような送風機付寝具20は、抱き枕として使用した場合にも、送風機3が頭部から離れているので、優れた静音性を発揮することができる。
図13は、第3の実施形態の送風機付寝具30を示す斜視図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図13に示されるように、第3の実施形態の送風機付寝具30は、寝具本体31と、寝具本体31に設けられた送風機3とを含んでいる。
第3の実施形態の寝具本体31は、複数の寝具エレメント22を有している。複数の寝具エレメント22には、それぞれ送風機3が設けられるのが望ましい。このような寝具本体31は、より広い面を有する寝具として用いることができる。なお、寝具エレメント22は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
第3の実施形態の寝具本体31は、2つの寝具エレメント22、すなわち、第1寝具エレメント22Aと第2寝具エレメント22Bとを有している。第1寝具エレメント22Aには、第1送風機3Aが設けられ、第2寝具エレメント22Bには、第2送風機3Bが設けられるのが望ましい。このような送風機付寝具30は、両方の送風機3を駆動させることや一方の送風機3のみを駆動させることで、温度調整をすることができる。
寝具エレメント22の少なくとも1つ、第3の実施形態では全てが、湾曲している。このような寝具エレメント22は、形状の多様性を高めることができ、また、広い面積を有する寝具として用いる場合に好適である。
複数の寝具エレメント22は、その長手方向に直交する方向に並べられるのが望ましい。第3の実施形態では、湾曲した第1寝具エレメント22Aの内側に、湾曲した第2寝具エレメント22Bが並べられている。このような寝具本体31は、広い面積を有する寝具として好適に用いることができる。
第3の実施形態の寝具本体31は、寝具エレメント22の一部及び複数の寝具エレメント22をそれぞれ接続する接続部材32を含んでいる。第3の実施形態の寝具本体31は、寝具として使用するときの使用者の脚部側に位置する第1接続部材32Aと、頭部側に位置する第2接続部材32Bとを含んでいる。
第1接続部材32Aは、例えば、寝具エレメント22の一部を接続する第1部分接続部材32Aaと、複数の寝具エレメント22を接続する第1合体接続部材32Abとを含んでいる。第3の実施形態の第2接続部材32Bは、複数の寝具エレメント22を接続している。
このような接続部材32は、寝具エレメント22の形状を維持するとともに、寝具として使用したときに複数の寝具エレメント22が離散することを抑止することができる。なお、第1合体接続部材32Ab及び第2接続部材32Bは、収納時等において、所定の外力又は所定の操作等により、複数の寝具エレメント22を容易に分離させることができる構成であるのが望ましい。
第3の実施形態の接続部材32は、第1接続部材32A及び第2接続部材32Bがそれぞれ伸縮性の布材により形成されている。接続部材32は、例えば、第1接続部材32A及び第2接続部材32Bの一方が伸縮性の布材により形成され、他方が非伸縮性の布材により形成されていてもよい。
図14は、図13の送風機付寝具30の使用形態の一例を示す概念図である。送風機付寝具30は、例えば、図14に示されるように、枕と掛布団とを兼用した寝具として用いることができる。図14では、第1寝具エレメント22Aの湾曲部22cが枕として用いられ、第2寝具エレメント22Bが掛布団として用いられている。このような送風機付寝具30は、複数の機能を有する寝具として用いることができ、また、第1送風機3A及び第2送風機3Bが共に頭部から離れているので、静音性に優れている。
図15は、第4の実施形態の送風機付寝具40を示す斜視図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図15に示されるように、第4の実施形態の送風機付寝具40は、寝具本体41と、寝具本体41に設けられた送風機3とを含んでいる。第4の実施形態の寝具本体41は、少なくとも1つの寝具エレメント22と、寝具エレメント22の一部を接続する接続部材42とを含んでいる。なお、寝具エレメント22は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
第4の実施形態の接続部材42は、クッション材を内包したクッション体42aを含んでいる。クッション体42aのクッション材は、例えば、寝具エレメント22のクッション層5と同じ素材である。このような接続部材42は、使用者の脚部を載せることができ、使用形態のバリエーションを増加させることができる。
図16は、第5の実施形態の送風機付寝具50を示す平面図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図16に示されるように、第5の実施形態の送風機付寝具50は、寝具本体51と、寝具本体51に設けられた送風機3とを含んでいる。
第5の実施形態の寝具本体51は、複数の寝具エレメント52を有している。複数の寝具エレメント52には、それぞれ送風機3が設けられるのが望ましい。寝具エレメント52は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
第5の実施形態の寝具エレメント52は、その長手方向に直交する方向に並べられている。第5の実施形態の寝具エレメント52は、上述の寝具エレメント7と同様の内部構造を有している。寝具エレメント52は、頭部側から脚部側に向けて湾曲しつつ延びているのが望ましい。寝具エレメント52は、例えば、直線状の寝具エレメント7に外力を加えて湾曲させたものでもよく、2つの寝具エレメント52により寝具本体51としてX字状になるように予め形成されたものでもよい。
第5の実施形態の寝具エレメント52は、上述の寝具エレメント7と同様、送風機3が設けられる一方の端部52aが脚部側に位置し、表面カバー6で覆われた他方の端部52bが頭部側に位置している。このような寝具エレメント52は、送風機3が頭部から離れているので、静音性に優れている。
第5の実施形態の寝具エレメント52は、第1寝具エレメント52Aと第2寝具エレメント52Bとを含んでいる。送風機3は、第1寝具エレメント52Aに設けられた第1送風機3Aと、第2寝具エレメント52Bに設けられた第2送風機3Bとを含んでいる。このような寝具エレメント52は、第1送風機3A及び第2送風機3Bが共に頭部から離れているので、静音性に優れている。
第5の実施形態の寝具本体51は、複数の寝具エレメント52を接続する接続部材53を含んでいる。第5の実施形態の接続部材53は、寝具として使用したときの脚部側を接続する第1接続部材53Aと、頭部側を接続する第2接続部材53Bと、第1接続部材53Aと第2接続部材53Bとの間で接続する第3接続部材53Cとを含んでいる。
第5の実施形態の第1接続部材53Aは、伸縮性の布材により形成されている。第5の実施形態の第2接続部材53Bは、上述の第2接続部材10Bと同様、クッション材が内包されている。第2接続部材53Bのクッション材は、例えば、寝具エレメント52のクッション層5と同じ素材である。このような第2接続部材53Bは、枕として機能させることができる。
第3接続部材53Cは、例えば、ボタン、フック、面ファスナ等の固定部により寝具エレメント52同士を直接固定している。第3接続部材53Cには、例えば、上述の固定部材12が用いられてもよい。このような接続部材53は、寝具エレメント52の湾曲を維持することができ、寝具本体51に抱き枕や掛布団の機能を発揮させることができる。
図17は、第6の実施形態の送風機付寝具60を示す平面図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図17に示されるように、第6の実施形態の送風機付寝具60は、寝具本体61と、寝具本体61に設けられた送風機3とを含んでいる。
第6の実施形態の寝具本体61は、複数の寝具エレメント62を有している。複数の寝具エレメント62には、それぞれ送風機3が設けられるのが望ましい。寝具エレメント62は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
複数の寝具エレメント62は、その長手方向に直交する方向に並べられるのが望ましい。第6の実施形態の寝具エレメント62は、上述の寝具エレメント7と同様の内部構造を有している。第6の実施形態の寝具エレメント62は、第1寝具エレメント62Aと第2寝具エレメント62Bとを含んでいる。
第6の実施形態の寝具本体61は、寝具エレメント62の一部及び複数の寝具エレメント62をそれぞれ接続する接続部材63を含んでいる。第6の実施形態の寝具本体61は、寝具として使用するときの使用者の脚部側に位置する第1接続部材63Aと、頭部側に位置する第2接続部材63Bとを含んでいる。
第1接続部材63Aは、例えば、寝具エレメント62の一部を接続する第1部分接続部材63Aaと、複数の寝具エレメント62を接続する第1合体接続部材63Abとを含んでいる。第6の実施形態の第2接続部材63Bは、複数の寝具エレメント62を接続している。
第1寝具エレメント62A及び第2寝具エレメント62Bは、それぞれ、第1部分接続部材63AaによりU字形状が維持されるのが望ましい。第1寝具エレメント62Aと第2寝具エレメント62Bとは、例えば、第1合体接続部材63Ab及び第2接続部材63Bにより寝具として使用したときに離散不能に接続されている。
第6の実施形態の接続部材63は、第1寝具エレメント62Aと第2寝具エレメント62Bとを直接固定する第3接続部材63Cを含んでいる。第3接続部材63Cとしては、例えば、ボタン、フック、面ファスナ等の固定部が挙げられる。
このような接続部材63は、寝具エレメント62の形状を維持するとともに、寝具として使用したときに複数の寝具エレメント62が離散することを抑止することができる。なお、第1合体接続部材63Ab、第2接続部材63B及び第3接続部材63Cは、収納時等において、所定の外力又は所定の操作等により、複数の寝具エレメント62を容易に分離させることができる構成であるのが望ましい。
図18は、第7の実施形態の送風機付寝具70を示す斜視図である。上述の実施形態と同じ機能を有する要素には、同一の符号が付され、その説明が省略される。図18に示されるように、第7の実施形態の送風機付寝具70は、寝具本体71と、寝具本体71に設けられた送風機3とを含んでいる。
寝具本体71は、少なくとも1つ、第7の実施形態では1つの寝具エレメント72を有している。寝具エレメント72は、その一部を接続する接続部材73によりU字形状が維持されるのが望ましい。寝具エレメント72は、上述の寝具エレメント7と同様、保護カバー8及び保護筒状材6bを含んでいてもよい。
第7の実施形態では、送風機3が、寝具エレメント72の両方の端部72a、72bに設けられている。すなわち、第7の実施形態の寝具エレメント72は、一方の端部72aに第1送風機3Aが設けられ、他方の端部72bに第2送風機3Bが設けられている。このような送風機付寝具70は、送風機3の出力を小さくすることができ、静音性を向上させることができる。
図19は、第8の実施形態の送風機付寝具80を示す断面図である。図19に示されるように、第8の実施形態の送風機付寝具80は、寝具本体81と、寝具本体81に設けられた送風機82とを含んでいる。第8の実施形態の寝具本体81は、マットレス形状の寝具エレメント83を有している。
第8の実施形態の寝具エレメント83は、空気が流れる流路が形成された空気流通層84と、空気流通層84の少なくとも一部、この実施形態では上面側を覆うクッション層85と、クッション層85の少なくとも一部を覆う表面カバー86とを備えている。このような寝具本体81は、空気流通層84と表面カバー86との間にクッション層85を有するため、柔軟性を向上させることができる。
寝具エレメント83は、例えば、空気流通層84とクッション層85とを覆うメッシュ生地87を含んでいる。空気流通層84、クッション層85、表面カバー86及びメッシュ生地87の素材は、それぞれ、上述の空気流通層4、クッション層5、表面カバー6及びメッシュ生地9と同様であるのが望ましい。このため、クッション層85及び表面カバー86は、それぞれ通気性を有している。
第8の実施形態では、送風機82が運転されたときに、表面カバー86からクッション層85を通って空気流通層84に空気が流れるように、空気流通層84と送風機82とが接続されている。このような表面カバー86及びクッション層85は、空気が流れるので、熱や湿気を効率よく除去することができ、快適性を向上させることができる。このため、第8の実施形態の送風機付寝具80は、柔軟性及び快適性に優れている。
第8の実施形態では、送風機付寝具80が、他の寝具又は床面上に載置されているので、表面カバー86の下面側からの空気の供給は制限されるが、表面カバー86は、例えば、下面側を非通気性にすることで、上述の効果をより発揮させることができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
1 送風機付寝具
2 寝具本体
3 送風機
4 空気流通層
5 クッション層
6 表面カバー

Claims (14)

  1. 送風機付寝具であって、
    寝具本体と、前記寝具本体に設けられた送風機とを含み、
    前記寝具本体は、空気が流れる流路が形成された空気流通層と、前記空気流通層の少なくとも一部を覆うクッション層と、前記クッション層の少なくとも一部を覆う表面カバーとを備え、
    前記クッション層及び前記表面カバーは、それぞれ通気性を有し、
    前記送風機が運転されたときに、前記表面カバーから前記クッション層を通って前記空気流通層に空気が流れるように、前記空気流通層と前記送風機とが接続されている、
    送風機付寝具。
  2. 前記寝具本体は、少なくとも1つの柱形状の寝具エレメントを有する、請求項1に記載の送風機付寝具。
  3. 前記寝具エレメントの少なくとも1つは、その少なくとも一部を覆う布状部材を含む、請求項2に記載の送風機付寝具。
  4. 前記寝具エレメントは、その長手方向に沿って延びる前記空気流通層と、前記空気流通層の周囲を覆う前記クッション層と、前記クッション層の周囲を覆う前記表面カバーとを含む、請求項2又は3に記載の送風機付寝具。
  5. 前記寝具エレメントは、一方の端部に前記送風機が設けられ、他方の端部が表面カバーで覆われる、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  6. 前記寝具エレメントは、両方の端部に前記送風機が設けられる、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  7. 前記寝具本体は、複数の前記寝具エレメントを有し、
    複数の前記寝具エレメントには、それぞれ前記送風機が設けられる、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  8. 複数の前記寝具エレメントは、その長手方向に直交する方向に並べられる、請求項7に記載の送風機付寝具。
  9. 前記寝具本体は、複数の前記寝具エレメントを接続する接続部材を含む、請求項7又は8に記載の送風機付寝具。
  10. 前記クッション層は、前記表面カバーよりも通気抵抗が小さく、
    前記空気流通層は、前記クッション層よりも前記通気抵抗が小さい、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  11. 前記クッション層は、前記空気流通層よりも柔軟性を有する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  12. 前記表面カバーは、着脱自在である、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  13. 前記空気流通層は、繊維製立体構造物又は三次元網状構造物により形成され、
    前記クッション層は、前記空気流通層よりも柔軟性を有しかつ通気抵抗の大きい繊維製立体構造物又は三次元網状構造物により形成される、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の送風機付寝具。
  14. 前記寝具本体は、マットレス形状の寝具エレメントを有する、請求項1に記載の送風機付寝具。
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