JP2021165636A - 圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について、高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得る。【解決手段】圧力センサ40は、ベース部材12と、ベース部材12に対して間隔をあけて配置されたメンブレン18と、メンブレン18に対向するようにベース部材12に設けられ、誘電体層24を備える第1の固定電極14と、メンブレン18に対向するようにベース部材12に設けられた第2の固定電極16とを有する。メンブレン18に作用する圧力Pinが増加してメンブレン18がベース部材12に向かってたわんでいくと、メンブレン18と第2の固定電極16との間の距離が一定になる前に、メンブレン18が第1の固定電極14の誘電体層24に接触する。【選択図】図3
Description
本発明は、気圧などの圧力を測定するための圧力センサに関する。
従来より、例えば特許文献1に記載するように、静電容量型圧力センサとして、タッチモード圧力センサが知られている。このようなタッチモード圧力センサは、固定電極と、固定電極に対して間隔をあけて配置され、圧力を受けてたわむメンブレンとを備えている。固定電極には、メンブレンに対向する誘電体層が設けられている。まず、メンブレンに圧力が作用してメンブレンがたわむと、固定電極とメンブレンとの間の距離が減少し、固定電極とメンブレンとの間の静電容量が増加する。メンブレンが固定電極の誘電体層に接触した後、すなわちタッチモード中は、メンブレンに対する誘電体層の接触面積が増加することにより固定電極とメンブレンとの間の静電容量が増加する。このような圧力−容量特性を用いて、タッチモード圧力センサは、静電容量値から圧力を算出し、その算出結果を圧力測定値として出力する。
しかしながら、特許文献1に記載されているタッチモード圧力センサの場合、メンブレンが固定電極の誘電体層に接触し始める圧力から所定圧力までの圧力範囲においては、圧力の変化に対する静電容量の変化が他の圧力範囲に比べて異なり、線形性が低い。そのため、静電容量値から圧力測定値を算出するための算出式が複雑化するとともに算出精度が低い。その結果、圧力センサの測定精度(圧力の算出精度)が低い。
特に、特許文献1に記載されたタッチモード圧力センサの場合、メンブレンの中央部分に対向する誘電体層の中央部分が他の部分に比べて窪んでいる。そのため、メンブレンが誘電体層の窪んだ部分に接触し始める圧力から第1の所定圧力までの第1の圧力範囲と、メンブレンが誘電体層の窪んでいない部分に接触し始める圧力から第2の所定圧力までの第2の圧力範囲とにおいて、すなわち2つの異なる圧力範囲において、圧力の変化に対する静電容量の変化の線形性が低い。
そこで、本発明は、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができ、それにより高精度に圧力を測定することができる圧力センサを提供することを課題とする。
上記技術的課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
ベース部材と、
前記ベース部材に対して間隔をあけて配置されたメンブレンと、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられ、誘電体層を備える第1の固定電極と、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられた第2の固定電極と、
を有し、
前記メンブレンに作用する圧力が増加して前記メンブレンが前記ベース部材に向かってたわんでいくと、前記メンブレンと前記第2の固定電極との間の距離が一定になる前に、前記メンブレンが前記第1の固定電極の誘電体層に接触する、圧力センサが提供される。
ベース部材と、
前記ベース部材に対して間隔をあけて配置されたメンブレンと、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられ、誘電体層を備える第1の固定電極と、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられた第2の固定電極と、
を有し、
前記メンブレンに作用する圧力が増加して前記メンブレンが前記ベース部材に向かってたわんでいくと、前記メンブレンと前記第2の固定電極との間の距離が一定になる前に、前記メンブレンが前記第1の固定電極の誘電体層に接触する、圧力センサが提供される。
本発明によれば、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができ、それにより高精度に圧力を測定することができる圧力センサを提供することができる。
本発明の一態様の圧力センサは、ベース部材と、前記ベース部材に対して間隔をあけて配置されたメンブレンと、前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられ、誘電体層を備える第1の固定電極と、前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられた第2の固定電極と、を有し、前記メンブレンに作用する圧力が増加して前記メンブレンが前記ベース部材に向かってたわんでいくと、前記メンブレンと前記第2の固定電極との間の距離が一定になる前に、前記メンブレンが前記第1の固定電極の誘電体層に接触する。
この態様によれば、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができ、それにより圧力センサは高精度に圧力を測定することができる。
例えば、前記第2の固定電極が前記メンブレンの中央部分に対向し、前記第1の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲む環状であり、前記ベース部材における前記第1の固定電極が設けられている部分が前記第2の固定電極が設けられている部分に比べて前記メンブレンに近くてもよい。
例えば、前記第1の固定電極が前記メンブレンの中央部分に対向し、前記第2の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第1の固定電極を囲む環状であり、前記ベース部材における前記第1の固定電極が設けられている部分が前記第2の固定電極が設けられている部分に比べて前記メンブレンに近くてもよい。
例えば、前記第2の固定電極が、前記メンブレンの中央部分に対向し、前記第1の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲む環状であり、前記第1の固定電極と前記第2の固定電極が、前記ベース部材の同一平面に設けられてもよく、この場合、圧力センサが、前記第1の固定電極と前記第2の固定電極よりも厚い接触制限部材を有する。
例えば、前記接触制限部材が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲みつつ前記第1の固定電極に囲まれる筒状部材であってもよい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の斜視図である。図2は、本実施の形態1に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の分解斜視図である。図3は、本実施の形態1に係る圧力センサの概略的構成図である。なお、図に示すX−Y−Z直交座標系は本発明の理解を容易にするためのものであって、発明を限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の斜視図である。図2は、本実施の形態1に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の分解斜視図である。図3は、本実施の形態1に係る圧力センサの概略的構成図である。なお、図に示すX−Y−Z直交座標系は本発明の理解を容易にするためのものであって、発明を限定するものではない。
図1および図2に示すように、本実施の形態1に係る圧力センサ素子10は、静電容量型圧力センサに使用される圧力センサ素子である。圧力センサ素子10は、ベース部材12と、ベース部材12に設けられた第1の固定電極14および第2の固定電極16と、ベース部材12に対して間隔をあけて配置された導電性のメンブレン18と、メンブレン18を支持する支持部材20とを有する。
ベース部材12は、例えば絶縁材料から作製された絶縁基板である。
図2に示すように、第1の固定電極14は、貫通穴14aを備える円環状であって、ベース部材12に固定される電極である。また、第1の固定電極14は、図3に示すように、ベース部材12上に設けられ、例えば導電性ポリシリコン材料から作製された導体22と、メンブレン18に対向する導体22上の表面に設けられた誘電体層24とを備える。
図2に示すように、第2の固定電極16は、円板状であって、ベース部材12に固定される電極である。また、第2の固定電極16は、図3に示すように、ベース部材12上に設けられ、例えば導電性ポリシリコン材料から作製された導体26と、メンブレン18に対向する導体26上の表面に設けられた誘電体層28とを備える。さらに、メンブレン18とベース部材12の対向方向視(Z軸方向視)で、第2の固定電極16は、第1の固定電極14の貫通穴14a内に収容される大きさである。すなわち、Z軸方向視で、第1の固定電極14の内径は第2の固定電極16の外径に比べて大きい。
メンブレン18は、例えば導電性シリコン材料から作製されることにより、弾性と導電性とを備える導体である。また、メンブレン18は、圧力を受ける受圧面18aと、受圧面16aに対して反対側であって第1および第2の固定電極14、16に対向する電極面18bとを備える。
また、メンブレン18は、図3に示すように、電極面18bの外周縁部分が、支持部材20によって支持されている。それにより、メンブレン18は、ベース部材12に対して間隔をあけて配置される。また、受圧面18aに圧力が作用すると、支持部材20によって支持されている外周縁部分を除くメンブレン18の部分がベース部材12に向かってたわむ、すなわちメンブレン18の電極面18bが第1および第2の固定電極14、16に接近する。
支持部材20は、図2に示すように、例えば絶縁材料から作製された環状、すなわち枠状の部材である。図3に示すように、ベース部材12、メンブレン18、および支持部材20により、第1および第2の固定電極14、16を収容する内部空間30が画定されている。
本実施の形態1に係る圧力センサにおける圧力センサ素子10のさらなる特徴について説明する。
図2に示すように、メンブレン18に対向するベース部材12の表面12aには、第1の底面12bを備える第1の凹部12cが設けられている。さらに、その第1の底面12bには、第2の底面12dを備える第2の凹部12eが設けられている。また、第1の底面12bが円環状であって、第2の底面12dが円形状である。なお、第1の底面12bと第2の底面12dは、メンブレン18とベース部材12の対向方向視(Z軸方向視)で同心に、ベース部材12に設けられている。
図3に示すように、円環状の第1の底面12bは、円形状の第2の底面12dに比べてメンブレン18に近い。また、第2の底面12dがメンブレン18の中央部分に対向し、その中央部分を囲むメンブレン18の外周側部分に第1の底面12bが対向している。
円環状の第1の底面12bには、円環状の第1の固定電極14が設けられている。円形状の第2の底面12dには、円板状の第2の固定電極16が設けられている。その結果、第1の固定電極14が、第2の固定電極16に比べてメンブレン18に近くなるように配置されている。また、第2の固定電極16がメンブレン18の中央部分に対向する。なお、メンブレン18とベース部材12の対向方向視(Z軸方向視)で、第1の固定電極14と第2の固定電極16は同心にベース部材12に設けられている。それにより、その対向方向視で、第1の固定電極14が第2の固定電極16を囲んでいる。このような配置で第1の固定電極14と第2の固定電極16とをベース部材12に設ける理由については後述する。
図3に示すように、本実施の形態1に係る圧力センサ40は、圧力センサ素子10と、それに接続されたセンサコントローラ50とを有する。
具体的には、圧力センサ素子10における第1の固定電極14は、固定電極用配線42を介してセンサコントローラ50に接続されている。また、第2の固定電極16は、固定電極用配線44を介してセンサコントローラ50に接続されている。そして、メンブレン18は、メンブレン用配線46を介してセンサコントローラ50に接続されている。
センサコントローラ50は、圧力センサ素子10の第1の固定電極14とメンブレン18との間の第1の静電容量C1および第2の固定電極16とメンブレン18との間の第2の静電容量C2に基づいて、メンブレン18の受圧面18aに作用する圧力を算出し、その算出値を出力圧力値Poutとして外部に出力するように構成されている。
具体的には、センサコントローラ50は、第1の固定電極14とメンブレン18との間の第1の静電容量C1を検出する第1の容量検出部52と、第2の固定電極16とメンブレン18との間の第2の静電容量C2を検出する第2の容量検出部54とを有する。また、センサコントローラ50は、記憶部56と、その記憶部56に記憶された第1および第2の算出式Eq1、Eq2を用いて第1および第2の静電容量C1、C2から出力圧力値Poutを算出する圧力算出部58とを有する。
第1および第2の容量検出部52、54は、第1および第2の固定電極14、16それぞれとメンブレン18との間の第1および第2の静電容量C1、C2を検出する静電容量型センサまたは回路の一部として組み込まれているキャパシタで構成される。図4は、本実施の形態1に係る圧力センサの圧力−容量特性図である。図4に示すように、メンブレン18の受圧面18aが受ける圧力である実圧力値Pinの変化に応じて、第1および第2の容量検出部52、54によって検出される第1および第2の静電容量C1、C2も変化する。なお、図4において、第1の静電容量C1の変化は実線で、第2の静電容量C2の変化は破線で示されている。
記憶部56は、例えばメモリなどの記憶装置であって、第1および第2の容量検出部52、54によって検出された第1および第2の静電容量C1、C2から出力圧力値Poutを算出するための第1および第2の算出式Eq1、Eq2を記憶している。出力圧力値Poutを算出するための第1および第2の算出式Eq1、Eq2は、圧力センサ素子10の圧力−容量特性に基づく静電容量の関数であって、例えば高次多項式である。
圧力算出部58は、第1および第2の容量検出部52、54によって検出された第1および第2の静電容量C1、C2を静電容量信号として取得し、記憶部56から第1および第2の算出式Eq1、Eq2を算出式データとして取得し、静電容量信号と算出式データとに基づいて出力圧力値Poutを算出することができる、例えばプロセッサである。プロセッサは、例えば、記憶部56に記憶されている、第1および第2の算出式Eq1、Eq2を用いて第1および第2の容量検出部52、54によって検出された第1および第2の静電容量C1、C2から出力圧力値Poutを算出するためのプログラムを実行することにより、出力圧力値Poutを算出する。
厳密に言えば、センサコントローラ50の圧力算出部58は、第1の容量検出部52によって検出された第1の静電容量C1と第2の容量検出部54によって検出された第2の静電容量C2の両方を同時に用いて1つの出力圧力値Poutを算出するわけではない。すなわち、圧力算出部58は、第1の静電容量C1と第2の静電容量C2を使い分けるように構成されている。具体的には、圧力センサ40の圧力測定範囲の一部分においては第1の静電容量C1から出力圧力値Poutを算出し、圧力測定範囲の残りの部分においては第2の静電容量C2から出力圧力値Poutを算出する。このことについて、図4を参照しながら具体的に説明する。
図4に示すように、実圧力値Pinの変化に対して、第1の静電容量C1と第2の静電容量C2は異なる変化を示す。このような異なる変化は、図3に示すように、メンブレン18に対する第1および第2の固定電極14、16それぞれの相対位置が異なるために生じる。すなわち、第2の固定電極16がメンブレン18の中央部分に対向すること、その中央部分を囲むメンブレン18の外周側部分に第1の固定電極14が対向すること、そして、第1の固定電極14が第2の固定電極16に比べてメンブレン18に近いことによって生じる。
具体的に説明すると、実圧力値Pinがゼロから増加するにしたがい、メンブレン18は、その中央部分からベース部材12に向かってたわんでいく。これにより、メンブレン18と第1および第2の固定電極14、16それぞれとの間の距離が減少し、その結果として、図4に示すように第1の静電容量C1と第2の静電容量C2それぞれが増加する。
実圧力値Pinがさらに増加して所定の圧力Pceに達すると、第1の固定電極14にメンブレン18が接触する。その接触タイミングの前後で、メンブレン18は、図2および図3に示すように、第2の凹部12eの開口縁12fに接触する。
メンブレン18が第1の固定電極14に接触することにより、第1の静電容量C1が急激に増加する。そして、実圧力値Pinの増加にしたがい、メンブレン18に対する第1の固定電極14の接触面積および接触圧が増加し、それにともない第1の静電容量C1が急激に増加していく。このようにメンブレン18と第1の固定電極14とが接触して第1の静電容量C1が急激に増加する二点鎖線で囲む移行期間Tr後は、実圧力値Pinの増加にしたがい、第1の静電容量C1は線形的に増加する(実圧力値Pinに略比例して第1の静電容量C1が増加していく)。
一方、メンブレン18が第1の固定電極14や開口縁12fに接触すると、メンブレン18の中央部分が第2の固定電極16に接近しにくくなる。それにより、実圧力値Pinの増加に対する第2の静電容量C2の増加が鈍化する。最終的には、メンブレン18と第2の固定電極16との間の距離が実質的に一定(ゼロではない一定値)になり、それにより第2の静電容量C2も実質的に一定(一定値)になる。なお、本実施の形態1の場合、圧力センサ40の圧力測定範囲において、メンブレン18と第2の固定電極16が接触しないように、例えばメンブレン18の厚さや第2の凹部12eの深さなどが決定されている。
図4に示すように、本実施の形態1の場合、実圧力値Pinが増加してメンブレン18がベース部材12に向かってたわんでいくと、第2の静電容量C2が実質的に一定になる前に、すなわちメンブレン18と第2の固定電極16との間の距離が実質的に一定になる前に、メンブレン18が圧力Pceで第1の固定電極14に接触する。具体的には、メンブレン18と第2の固定電極16との間の距離が実質的に一定になる前に、第1の静電容量C1が急激に増加する移行期間Trが発生する。
すなわち、本実施の形態1の場合、第1の静電容量C1の移行期間Trでの圧力に比べて高く、且つ、メンブレン18と第2の固定電極16との間の距離が実質的に一定になる圧力に比べて低い圧力Pthが存在する。この圧力Pthを基準として、圧力算出部58は、第1の静電容量C1と第2の静電容量C2を使い分けるように構成されている。
圧力Pthに比べて低い圧力範囲では、圧力算出部58は、第2の静電容量C2を用いて出力圧力値Poutを算出する。これは、この圧力範囲においては、第1の静電容量C1はその値が急激に増加する移行期間Trが存在するために線形性が低く、第2の静電容量C2の方が第1の静電容量C1に比べて線形性が高いからである。
圧力Pthに比べて高い圧力範囲では、圧力算出部58は、第1の静電容量C1を用いて出力圧力値Poutを算出する。これは、この圧力範囲においては、第2の静電容量C2はその値が実質的に一定になる圧力範囲が存在するために線形性および感度が低く、第1の静電容量C1の方が第2の静電容量C2に比べて線形性および感度が高いからである。なお、ここで言う「感度」は、実圧力値Pinの単位変化量あたりの静電容量の変化量、すなわち、図4に示す静電容量曲線の傾きに対応する。この傾きが大きいほど、「感度」が高い。
このように第1の静電容量C1と第2の静電容量C2を使い分けることにより、圧力センサ40の圧力測定範囲全体にわたって、圧力の変化に対して高い線形性で変化する静電容量を出力圧力値Poutの算出に使用することができる。それにより、第1の静電容量C1のみまたは第2の静電容量C2のみを用いて出力圧力値Poutを算出する場合に比べて、第1および第2の算出式Eq1、Eq2を簡素化することができる。
すなわち、第1の算出式Eq1は、圧力Pthに比べて高い圧力範囲において、圧力の変化に対して高い線形性で変化する第1の静電容量C1から出力圧力値Poutを算出する。言い換えると、第1の算出式Eq1は、圧力Pthに比べて低い圧力範囲において、移行期間Trの存在によって圧力の変化に対して低い線形性で変化する第1の静電容量C1から出力圧力値Poutを算出しない。その結果、圧力測定範囲全体において第1の静電容量C1から出力圧力値Poutを算出する場合に比べて、第1の算出式Eq1は簡素化される。
圧力Pthに比べて低い圧力範囲においては、第2の算出式Eq2が、圧力の変化に対して高い線形性で変化する第2の静電容量C2から出力圧力値Poutを算出する。言い換えると、第2の算出式Eq2は、圧力Pthに比べて高い圧力範囲において、実質的に一定の第2の静電容量C2から出力圧力値Poutを算出しない。その結果、圧力測定範囲全体において第2の静電容量C2から出力圧力値Poutを算出する場合に比べて、第2の算出式Eq2は簡素化される。
このように、圧力Pthに比べて低い圧力範囲においては、第2の算出式Eq2を用いて第2の静電容量C2から出力圧力値Poutが算出される。また、圧力Pthに比べて高い圧力範囲においては、第1の算出式Eq1を用いて第1の静電容量C1から出力圧力値Poutが算出される。その結果、圧力センサ40の圧力測定範囲全体にわたって、圧力の変化に対して高い線形性で変化する静電容量から出力圧力値Poutが算出される。また、第1および第2の算出式Eq1、Eq2が簡素化された式であるために、出力圧力値Poutの算出精度が高い、すなわち実圧力値Pinとの誤差が小さい。したがって、圧力センサ40は、高精度に圧力を測定することができる。
なお、出力圧力値Poutの算出に使用する静電容量の切り替えは、すなわち第2の静電容量C2から第1の静電容量C1への切り替えは、図4に示すように、圧力Pthに対応する静電容量値Cthを第2の容量検出部54が検出したタイミングに実行される。
このような本実施の形態1によれば、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができる。それにより、圧力センサは高精度に圧力を測定することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、第1および第2の固定電極それぞれの形状とメンブレンに対する配置が異なる以外、上述の実施の形態1と実質的に同一である。したがって、その異なる点を中心に、本実施の形態2を説明する。なお、上述の実施の形態1における構成要素と実質的に同一の本実施の形態2における構成要素には、同一の符号が付されている。
本発明の実施の形態2は、第1および第2の固定電極それぞれの形状とメンブレンに対する配置が異なる以外、上述の実施の形態1と実質的に同一である。したがって、その異なる点を中心に、本実施の形態2を説明する。なお、上述の実施の形態1における構成要素と実質的に同一の本実施の形態2における構成要素には、同一の符号が付されている。
図5は、本実施の形態2に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の分解斜視図である。また、図6は、本実施の形態2に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の断面図である。
図5に示すように、本実施の形態2に係る圧力センサの圧力センサ素子110において、第1の固定電極114は円板状であって、第2の固定電極116は貫通穴116aを備える円環状である。メンブレン18とベース部材112の対向方向視(Z軸方向視)で、第1の固定電極114は、第2の固定電極116の貫通穴116a内に収容される大きさである。すなわち、Z軸方向視で、第2の固定電極116の内径は第1の固定電極114の外径に比べて大きい。
図5に示すように、メンブレン18に対向するベース部材112の表面112aには、底面112bを備える凹部112cと、頂面112dを備える凸部112eが設けられている。また、底面112bは円環状であって、頂面112dは円形状である。なお、底面112bと頂面112dは、メンブレン18とベース部材112の対向方向視(Z軸方向視)で同心に、ベース部材112に設けられている。
図6に示すように、円形状の頂面112dは、円環状の底面112bに比べてメンブレン18に近い。また、頂面112dがメンブレン18の中央部分に対向し、その中央部分を囲むメンブレン18の外周側部分に底面112bが対向している。
円環状の底面112bには、円環状の第2の固定電極116が設けられている。円形状の頂面112dには、円板状の第1の固定電極114が設けられている。その結果、第1の固定電極114が、第2の固定電極116に比べてメンブレン18に近くなるように配置されている。また、第1の固定電極114がメンブレン18の中央部分に対向する。なお、メンブレン18とベース部材112の対向方向視(Z軸方向視)で、第1の固定電極114と第2の固定電極116は、同心にベース部材112に設けられている。それにより、その対向方向視(Z軸方向視)で、第2の固定電極116が第1の固定電極114を囲んでいる。
図7は、本実施の形態2に係る圧力センサの圧力−容量特性図である。
図7に示すように、第1の固定電極114とメンブレン18は、第2の固定電極116とメンブレン18との間の距離が実質的に一定になる前に、すなわち第2の静電容量C2が実質的に一定になる前に、圧力Pceで接触する。なお、本実施の形態2の場合、圧力センサの圧力測定範囲において、メンブレン18と第2の固定電極116が接触しないように、例えばメンブレン18の厚さや凹部112cの深さなどが決定されている。
本実施の形態2に係る圧力センサのセンサコントローラにおける圧力算出部は、圧力Pceより高く、且つ、第2の静電容量C2が実質的に一定になる前の圧力である圧力Pthを基準として、第1の静電容量C1と第2の静電容量C2を使い分けるように構成されている。
圧力Pthに比べて高い圧力範囲では、第1の固定電極114とメンブレン18との間の第1の静電容量C1は、第2の静電容量C2に比べて線形性が高い。したがって、この圧力範囲では、第1の静電容量C1を用いて出力圧力値が算出される。
圧力Pthに比べて低い圧力範囲では、第2の固定電極116とメンブレン18との間の第2の静電容量C2は、第1の静電容量C1に比べて線形性が高い。したがって、この圧力範囲では、第2の静電容量C2を用いて出力圧力値が算出される。
このような本実施の形態2も、上述の実施の形態1と同様に、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができる。それにより、圧力センサは高精度に圧力を測定することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、メンブレンに対する第1および第2の固定電極の配置が異なる以外、上述の実施の形態1と実質的に同一である。したがって、その異なる点を中心に、本実施の形態3を説明する。なお、上述の実施の形態1における構成要素と実質的に同一の本実施の形態3における構成要素には、同一の符号が付されている。
本発明の実施の形態3は、メンブレンに対する第1および第2の固定電極の配置が異なる以外、上述の実施の形態1と実質的に同一である。したがって、その異なる点を中心に、本実施の形態3を説明する。なお、上述の実施の形態1における構成要素と実質的に同一の本実施の形態3における構成要素には、同一の符号が付されている。
図8は、本実施の形態3に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の分解斜視図である。また、図9は、本実施の形態3に係る圧力センサにおける圧力センサ素子の断面図である。
図8に示すように、本実施の形態3に係る圧力センサの圧力センサ素子210において、第1の固定電極214は貫通穴214aを備える円環状であって、第2の固定電極216は円板状である。メンブレン18とベース部材212の対向方向視(Z軸方向視)で、第2の固定電極216は、第1の固定電極214の貫通穴214a内に収容される大きさである。すなわち、Z軸方向視で、第1の固定電極214の内径は第2の固定電極216の外径に比べて大きい。
図8に示すように、メンブレン18に対向するベース部材212の表面212aには、底面212bを備える凹部212cが設けられている。また、底面212bは円形状である。
図9に示すように、円形状の底面212bには、円環状の第1の固定電極214と円板状の第2の固定電極216が設けられている。すなわち、これらは同一平面に設けられている。また、第2の固定電極216は、メンブレン18の中央部分に対向する。なお、メンブレン18とベース部材212の対向方向視(Z軸方向視)で、第1の固定電極214と第2の固定電極216は、同心にベース部材212に設けられている。それにより、その対向方向視で、第1の固定電極214が第2の固定電極216を囲んでいる。
図9に示すように、第1の固定電極214と第2の固定電極216が同一平面である底面212bに設けられ、第2の固定電極216がメンブレン18の中央部分に対向している。そのため、メンブレン18が圧力を受けてたわむと、メンブレン18は、第1の固定電極214よりも第2の固定電極216に近づいていく。
圧力センサ素子210には、第1の固定電極214と第2の固定電極216よりも厚い接触制限部材232が設けられている。接触制限部材232は、メンブレン18と接触することにより、メンブレン18と第2の固定電極216との接触を制限する。
本実施の形態3の場合、接触制限部材232は、図8に示すように筒状部材であって、図9に示すように、第1の固定電極214と第2の固定電極216との間に位置するようにベース部材212の円形状の底面212bに設けられている。すなわち、メンブレン18とベース部材212の対向方向視(Z軸方向視)で、接触制限部材232は、第2の固定電極216を囲みつつ、第1の固定電極214に囲まれている。
なお、接触制限部材232は、筒状部材に限らない。例えば、第2の固定電極216の外周に沿って等間隔に設けられた少なくとも3本以上の柱状部材であってもよい。
図10は、本実施の形態3に係る圧力センサの圧力−容量特性図である。
図10に示すように、第1の固定電極214とメンブレン18は、第2の固定電極216とメンブレン18との間の距離が実質的に一定になる前に、すなわち第2の静電容量C2が実質的に一定になる前に、圧力Pceで接触する。その圧力Pceに比べて低い圧力Pcsでメンブレン18が接触制限部材232に接触する。これにより、圧力センサの圧力測定範囲において、メンブレン18と第2の固定電極216との接触が制限される。
本実施の形態3に係る圧力センサのセンサコントローラにおける圧力算出部は、圧力Pceより高く、且つ、第2の静電容量C2が実質的に一定になる前の圧力である圧力Pthを基準として、第1の静電容量C1と第2の静電容量C2を使い分けるように構成されている。
圧力Pthに比べて高い圧力範囲では、第1の固定電極214とメンブレン18との間の第1の静電容量C1は、第2の静電容量C2に比べて線形性が高い。したがって、この圧力範囲では、第1の静電容量C1を用いて出力圧力値が算出される。
圧力Pthに比べて低い圧力範囲では、第2の固定電極216とメンブレン18との間の第2の静電容量C2は、第1の静電容量C1に比べて線形性が高い。したがって、この圧力範囲では、第2の静電容量C2を用いて出力圧力値が算出される。
このような本実施の形態3も、上述の実施の形態1と同様に、メンブレンに作用する圧力の変化に対する固定電極とメンブレンとの間の静電容量の変化について高い線形性を圧力測定範囲全体にわたって得ることができる。それにより、圧力センサは高精度に圧力を測定することができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明の実施の形態はこれに限らない。
例えば、上述の実施の形態1の場合、図3に示すように、圧力センサ40の圧力測定範囲においてメンブレン18に接触しない第2の固定電極16は、メンブレン18と対向する誘電体層28を備えている。測定環境における圧力が圧力センサ40の圧力測定範囲で安定しているのであれば、すなわち圧力測定範囲の圧力でメンブレン18と第2の固定電極16との接触の可能性が実質的にないのであれば、第2の固定電極16は、誘電体層28を備えることなく、導体26のみで構成されてもよい。
すなわち、本発明の実施の形態に係る圧力センサは、広義には、ベース部材と、前記ベース部材に対して間隔をあけて配置されたメンブレンと、前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられ、誘電体層を備える第1の固定電極と、前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられた第2の固定電極と、を有し、前記メンブレンに作用する圧力が増加して前記メンブレンが前記ベース部材に向かってたわんでいくと、前記メンブレンと前記第2の固定電極との間の距離が一定になる前に、前記メンブレンが前記第1の固定電極の誘電体層に接触する圧力センサである。
以上、複数の実施の形態を挙げて本発明を説明したが、ある実施の形態に対して少なくとも1つの実施の形態を全体としてまたは部分的に組み合わせて本発明に係るさらなる実施の形態とすることが可能であることは、当業者にとって明らかである。
本発明は、静電容量型圧力センサに適用可能である。
12 ベース部材
14 第1の固定電極
16 第2の固定電極
18 メンブレン
24 誘電体層
40 圧力センサ
Pin 圧力(実圧力値)
14 第1の固定電極
16 第2の固定電極
18 メンブレン
24 誘電体層
40 圧力センサ
Pin 圧力(実圧力値)
Claims (5)
- ベース部材と、
前記ベース部材に対して間隔をあけて配置されたメンブレンと、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられ、誘電体層を備える第1の固定電極と、
前記メンブレンに対向するように前記ベース部材に設けられた第2の固定電極と、
を有し、
前記メンブレンに作用する圧力が増加して前記メンブレンが前記ベース部材に向かってたわんでいくと、前記メンブレンと前記第2の固定電極との間の距離が一定になる前に、前記メンブレンが前記第1の固定電極の誘電体層に接触する、圧力センサ。
- 前記第2の固定電極が前記メンブレンの中央部分に対向し、
前記第1の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲む環状であり、
前記ベース部材における前記第1の固定電極が設けられている部分が前記第2の固定電極が設けられている部分に比べて前記メンブレンに近い、請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記第1の固定電極が前記メンブレンの中央部分に対向し、
前記第2の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第1の固定電極を囲む環状であり、
前記ベース部材における前記第1の固定電極が設けられている部分が前記第2の固定電極が設けられている部分に比べて前記メンブレンに近い、請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記第2の固定電極が、前記メンブレンの中央部分に対向し、
前記第1の固定電極が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲む環状であり、
前記第1の固定電極と前記第2の固定電極が、前記ベース部材の同一平面に設けられ、
前記第1の固定電極と前記第2の固定電極よりも厚い接触制限部材を有する、請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記接触制限部材が、前記メンブレンと前記ベース部材の対向方向視で、前記第2の固定電極を囲みつつ前記第1の固定電極に囲まれる筒状部材である、請求項4に記載の圧力センサ。
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