JP2021164043A - 撮影装置、システム及びプログラム - Google Patents

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圭三 高橋
Keizo Takahashi
哲也 服部
Tetsuya Hattori
康晴 片桐
Yasuharu Katagiri
勇喜 清水
Yuki Shimizu
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Abstract

【課題】撮影装置が所定のトリガを検知した場合に、適切な処理を実行できる撮影装置を提供する。【解決手段】撮影装置と、端末装置とを含むシステムにおいて、撮像装置10は、映像を撮影する撮影部(カメラ部120)と、撮影部により撮影した映像を第1の記録先及び第2の記録先に記録する制御部100と、を有する。制御部は、第1の映像を第1の記録先(メモリカード190)に記録中に、撮影した映像に移動体が含まれている又は映像に含まれる移動体の動きが所定の動きの場合にトリガを検知して、第2の記録先(端末装置)に第2の映像を記録する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮影装置等に関する。
撮影装置として、例えば車両の前方が映るように車両に設置された撮影装置が知られている。
撮影装置として、以下のような発明が開示されている。例えば、特許文献1は車両の状況データをサーバ装置に送信する。サーバ装置は、送信されてきた状況データに基づいて車両が巡回的に記録を行っている動画ファイルに対し、上書禁止を指定するか否かを判定する。そして、かかる判定結果に基づき、撮影装置は、映像データに対して上書禁止を指定する。これにより、上書き記録を禁止すべき映像データに対し、確実に上書きを禁止できるとともに、必ずしも上書き禁止が必要でない映像データの上書きを許可する発明が開示されている。
特開2018−136992号公報
例えば、従来の第1の課題として、撮影装置が複数の記録媒体に映像データを記録できる場合、撮影装置が映像データを記録中に所定のトリガを検知した場合、トリガに応じて適切な記録媒体を選択するといったことはできなかった。
また、例えば、従来の第2の課題として、撮影装置が他の端末装置等と接続可能な場合、撮影装置がトリガを検知した場合に、映像データに基づいて端末装置に様々な通知を行うといったことはできなかった。
上述した課題に鑑み、本発明の目的の一つは、撮影装置が所定のトリガを検知した場合に、適切な処理を実行できる撮影装置等を提供することである。
本発明の目的はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果を得ることを目的とする構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「〜できる」「〜可能である」などと記載した箇所を「〜が課題である」と読み替えた課題が本明細書には開示されている。課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、各々の課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。課題が明細書の記載から黙示的に把握されるものであっても、本出願人は本明細書に記載の構成の一部を補正又は分割出願にて特許請求の範囲とする意思を有する。またこれら独立の課題を組み合わせた課題を解決する構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
(1)上述した課題に鑑み、本実施態様の撮影装置は、映像を撮影する撮影部と、第1の映像を第1の記録先に記録し、第1の映像を記録中に所定のトリガを検知した場合には、第2の記録先に第2の映像を記録する制御部とを備えることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、トリガに応じて、通常第1の記録先に映像を記録しているときに、所定のトリガを検知した場合は、第2の記録先に第2の映像を記録することができる。したがって、撮影装置は、トリガの検知に基づいて、記録先を分けたり、記録先を切り替えたりすることができる。
(2)また、本実施態様の撮影装置において、前記制御部は、前記映像に基づいてトリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、撮影された映像に基づいてトリガを検知することが可能となり、撮影された映像に基づいて記録先を分けたり、切り替えたりすることが可能となる。
(3)また、本実施態様の撮影装置において、前記制御部は、前記映像に移動体が含まれている又は前記映像に含まれる移動体の動きが所定の動きの場合には、トリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、映像に動く移動体を認識し、この移動体の動きに応じてトリガを検知することが可能となる。これにより、例えば移動体が車両の場合、撮影した自車以外の車両の動きに基づいてトリガを検知することが可能となる。
(4)また、本実施態様の撮影装置において、前記撮影部は、車両に設けられており、前記制御部は、前記映像に含まれる他車両を認識し、前記他車両が、前記車両に所定の条件で近づいてる場合にトリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、他車両が自車に近づいていることをトリガとして検知することが可能となる。したがって、例えば煽り運転等の危険運転をトリガとして検知し、記録先を切り替えたり、分けたりすることができる。
(5)また、本実施態様の撮影装置において、車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、前記制御部は、前記取得された車両情報に基づいてトリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、例えば、撮影装置は、車両情報に基づいて車両に異常が発生している場合にトリガを検知し、記録先を切り替えたり、分けたりすることができる。
(6)また、本実施態様の撮影装置において、前記撮影装置は車両に設置され、前記車両情報取得部は、前記車両から車両情報として速度、加速度、及びエンジンに関する情報のうち、少なくとも1つの情報を取得し、前記制御部は、前記車両情報が所定の条件を満たした場合は、トリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、撮影装置が設置されている車両等の情報を取得し、その車両等の情報に基づいてトリガを検知することができる。例えば、撮影装置は、速度が所定以上検出された場合や、加速度が所定の加速度以上発生した場合、エンジンの状態が異常を示す値である場合等をトリガとして検知することができる。
(7)また、本実施態様の撮影装置において、位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記制御部は、前記取得された位置情報に基づいてトリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、撮影装置が所定の位置に到達した場合や、位置情報から取得可能な情報(例えば、速度や住所、施設に関する情報)をトリガとして検知することが可能となる。
(8)また、本実施態様の撮影装置において、ユーザによる操作入力を受け付ける操作部を有し、前記制御部は、前記操作部によりユーザによる操作入力を受け付けた場合に、トリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、ユーザから任意のタイミングで入力された操作入力に基づいて、トリガを検知することが可能となる。したがって、ユーザが煽り運転をされたと感じた場合等に、任意のタイミングで操作部の操作をするだけで、簡単に映像を分けて記録することができる。
(9)また、本実施態様の撮影装置において、前記操作部は、複数の操作ボタンを有しており、前記制御部は、前記操作ボタンのうち、特殊な状態の操作ボタンにおいて操作入力を受け付けた場合に、トリガを検知することを特徴とする。
このようにすれば、通常の操作ボタンに加えて、ユーザがトリガを検知したいとき、特殊な状態である専用の操作ボタンを操作することで容易にトリガを通知することができる。
(10)また、本実施態様の撮影装置において、前記制御部は、前記特殊な状態の操作部が1回操作される毎に、トリガ検出時から前後に記録時間を拡大させ、かつ後ろよりも前のほうに拡大させる時間を長くすることを特徴とする。
このようにすれば、ユーザによる特殊な状態の操作部への操作が遅れたような場合でも、所定の時点に撮影された映像を第2の記録することができる。
(11)また、本実施態様の撮影装置において、記録時間を設定する設定部を更に備え、前記制御部は、前記撮影部に撮影された映像に基づいて前記記録時間に基づく映像を前記第2の映像として生成することを特徴とする。
このようにすれば、撮影部に撮影された映像から、別の映像として、記録時間に基づく映像を第2の映像として生成することができる。
(12)また、本実施態様の撮影装置において、前記設定部は、前記記録時間として、トリガの発生時から設定された第1の時間分を記録時間として設定することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、トリガ発生時を基準として、設定された第1の時間分の映像を、撮影した映像から生成することができる。また、このとき、生成される映像は、第1の時間分の映像であるが、例えば通常の映像(撮影部により撮影された映像)より小さい解像度や、小さい大きさであってもよい。
(13)また、本実施態様の撮影装置において、前記設定部は、前記記録時間として、設定された第2の時間分だけトリガの発生前に遡った時から、前記第1の時間分を記録時間として設定することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、トリガを検知する前から映像が記録される。これにより、実際のトリガが検知された原因となる行動等についても併せて記録することができる。
(14)また、本実施態様の撮影装置において、端末装置と通信を行う通信部を更に備え、前記第2の記録先は、前記端末装置であることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、トリガを検知したときは、端末装置に映像を送信することが可能となる。また、ユーザは、端末装置において、撮影装置から映像が送信された場合に、確認することができる。
(15)また、本実施態様の撮影装置において、端末装置と通信を行う通信部を更に備え、前記制御部は、前記トリガを検知したときは、前記通信部を介して前記端末装置に通知を行う請求項1に記載の撮影装置。
このようにすれば、トリガを検知した場合には、映像を端末装置に通知を行うことが可能となる。したがって、端末装置は、通知に基づいて例えば報知動作を行うことが可能となる。
(16)また、本実施態様の撮影装置において、前記映像を記録するために、第1の記録媒体と、第2の記録媒体とが接続されており、前記第1の記録先は前記第1の記録媒体であり、前記第2の記録先として前記第2の記録媒体であることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は映像を複数の記録媒体に記録することができる。そして、撮影装置は、トリガを検知したときは、第2の記録媒体に映像を記録することができる。ここで、第1の記録媒体から、第2の記録媒体に切り替えて映像を記録してもよいし、第1の記録媒体に映像を記録しつつ、第2の記録媒体に映像を記録してもよい。
(17)また、本実施態様の撮影装置において、前記制御部は、前記映像を記録している記録媒体から異なる映像を読み出す場合、前記映像を記録する記録媒体を切り替えることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、映像を記録している記録媒体から映像を更に読み出す場合、映像を記録している記録媒体を切り替えることができる。これにより、撮影装置は、安定して映像を記録できるようになる。
(18)本実施態様のシステムにおいて、撮影装置と、端末装置とを含むシステムであって、前記撮影装置は、映像を撮影する撮影部と、前記映像を記録媒体に記録する制御部と、トリガを検知するトリガ検知部と、前記トリガを検知したときに、前記端末装置にコマンドを送信する送信部と、を備え、前記端末装置は、前記端末装置からコマンドを受信する受信部と、前記端末装置は、前記コマンドに基づいて通知を行う制御部とを備えることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置で検知されたトリガに基づいて、端末装置にコマンドを送信できる。端末装置は、撮影装置から受信されたコマンドに基づいて、通知を行うことができる。したがって、ユーザは、端末装置において、撮影装置において検知されたトリガに基づく内容を把握することができる。
(19)また、本実施態様のシステムにおいて、前記端末装置は、表示部を備え、前記制御部は、前記表示部に前記コマンドに基づいた表示を行うことを特徴とする。
このようにすれば、端末装置において、コマンド基づいた表示を行うことができる。したがって、ユーザは、端末装置において、表示内容を見ることで、撮影装置において検知されたトリガや、警告の内容といったことを把握することができる。
(20)また、本実施態様のシステムにおいて、前記コマンドには前記トリガを検知したときに撮影された前記映像が含まれており、前記制御部は、前記表示部に前記コマンドに含まれている映像を表示することを特徴とする。
このようにすれば、端末装置でトリガを検知したときの映像を確認することができる。また、当該映像を端末装置に保存したり、クラウド上に保存したりすることができるようになる。
(21)また、本実施態様のシステムにおいて、前記システムにはサーバ装置が更に含まれており、前記端末装置の制御部は、前記コマンドに基づいて、サーバへの送信条件が一致した場合には、前記コマンドに基づいた情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
このようにすれば、端末装置が接続するサーバ装置やサービスへコマンドに基づいた情報を送信することができる。例えば、映像をサーバ装置に保存したり、SNSサービスに自動的に投稿できたりすることができる。
(22)本実施態様のシステムは、第1の制御部を備えた撮影装置と、第2の制御部を備えたサーバ装置とを含むシステムであって、前記撮影装置は、映像を撮影する撮影部と、前記映像を記録媒体に記録する記録部と、を備え、前記第1の制御部は、ログデータを前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置の第2の制御部は、前記撮影装置からログデータを受信し、前記ログデータを解析し、要求条件に該当するか否かを判断し、前記要求条件に該当する場合には、前記撮影装置に要求コマンドを送信し、前記撮影装置の第1の制御部は、前記サーバ装置から要求コマンドを受信した場合、当該要求コマンドに応じた処理を実行することを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置から送信されているログデータに基づき、サーバ装置は処理を要求する必要があるか否かを判断することができる。そして、サーバ装置は、撮影装置に対して処理を行わせる必要がある場合には、要求コマンドを送信することができる。すなわち、トリガの検知を、サーバ装置で行うことができるようになる。
(23)また、本実施態様のシステムにおいて、前記サーバ装置の第2の制御部は、前記要求条件に該当したことに基づき、前記録された映像の送信を要求する要求コマンドを前記撮影装置に送信し、前記撮影装置の第1の制御部は、前記要求コマンドに応じて特定される映像を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
このようにすれば、サーバ装置からトリガとして、撮影装置に映像を送信することを要求することができる。例えば、サーバ装置において、管理者がログデータから必要と判断した場合や、サーバ装置が自動的にログデータから映像データを保存する必要があると判断した場合は、要求コマンドを撮影装置に送信することができる。
(24)また、本実施態様のシステムにおいて、前記撮影装置は、前記映像を記録するために、第1の記録媒体と、第2の記録媒体とが接続されており、前記記録部は、第1の記録媒体又は第2の記録媒体に映像を記録し、前記第1の制御部は、前記要求コマンドに応じて特定される映像に前記映像を記録している場合は、他の記録媒体に記録先を切り替えることを特徴とする。
このようにすれば、撮影装置は、サーバ装置からの送信の要求に従って映像を送信するときに、映像を読み出す記録媒体と、撮影した映像を記録する記録媒体とを分けることができる。このように、撮影装置は、記録媒体からの読み出しと、記録媒体への記録とを異なる記録媒体に行うことから、例えばこま落ちを防ぐことができる。
(25)また、本実施態様のシステムにおいて、前記システムは、前記撮影装置と、前記サーバ装置とに接続可能な第3の制御部を備えた端末装置を更に含み、前記サーバ装置の前記第2の制御部は、前記要求コマンドを前記端末装置に送信し、前記端末装置の前記第3の制御部は、前記要求コマンドに基づいて、前記端末装置に映像を送信する送信要求コマンドを送信することを特徴とする。
これにより、サーバ装置は、端末装置を経由して撮影装置に要求コマンドを送信することができる。したがって、ユーザは端末装置とサーバ装置と接続し、端末装置と撮影装置とを接続することで、サーバ装置と端末装置との通信を確立することができる。
(26)また、本実施態様のシステムにおいて、前記要求コマンドには、通話回線を確立する内容が含まれており、前記撮影装置の第1制御部は、前記要求コマンドに応じて、前記サーバ装置と通話回線を確立する処理を実行することを特徴とする。
これにより、サーバ装置と、撮影装置とは通話回線を確立することができる。したがって、例えばサーバ装置を利用している管理者と、撮影装置を利用している利用者との間で通話を行うことが可能となる。
(27)また、本実施態様のシステムにおいて、前記撮影装置は、車両情報を取得可能であって、前記ログデータには、少なくとも車両情報が含まれており、前記要求条件は、前記ログデータに含まれる前記車両情報に関する条件であることを特徴とする。
これにより、サーバ装置は、ログデータに含まれる車両情報に関する条件に基づいて、撮影装置に対して要求コマンドを送信することができる。例えば、車両情報から危険運転を検知したり、煽り運転に遭遇していたりすることをサーバ装置側で判断し、ユーザに対して通話をかけることができる。
上記の撮影装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
上述した(1)から(27)に示した発明は、任意に組み合わせることができる。例えば、(1)に示した発明の全て又は一部の構成に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加える構成としてもよい。特に、(1)に示した発明に、(2)以降の少なくとも1つの発明の少なくとも一部の構成を加えた発明とするとよい。また、(1)から(27)に示した発明から任意の構成を抽出し、抽出された構成を組み合わせてもよい。本願の出願人は、これらの構成を含む発明について権利を取得する意思を有する。また「〜の場合」「〜のとき」という記載があったとしても、その場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらはよりよい構成の例を示しているものであって、これらの場合やときでない構成についても権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えたりした構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
本発明のシステム等によれば、撮影装置が所定のトリガを検知した場合に、適切な処理を実行できる。
なお、本願の発明の効果はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果についても開示されており、当該効果を奏する構成についても分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。例えば本明細書において「〜できる」「〜可能である」などと記載した箇所などは奏する効果を明示する記載であり、また「〜できる」「〜可能である」などといった記載がなくとも効果を示す部分が存在する。またこのような記載がなくとも当該構成よって把握される効果が存在する。
第1実施形態におけるシステムの概要を説明するための図である。 第1実施形態における撮影装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における撮影装置において記憶されるデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態における端末装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態における端末装置において記憶されるデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態における全体の処理を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態における撮影装置における処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態における端末装置における処理を説明するための動作フローである。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態におけるシステムの概要を説明するための図である。 第3実施形態における撮影装置の機能構成の一部を説明するための図である。 第4実施形態における処理を説明するための図である。 第5実施形態における全体の処理を説明するためのシーケンス図である。 第5実施形態における全体の処理を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を提供した一つの実施形態であり、以下の記載に基づいて本願発明の内容が限定して解釈されるものではない。
なお、以下の実施形態において、「映像」とは、動画像と静止画像とを含む概念である。ここで、映像には、複数の静止画像と、音声データとが含まれていてもよい。すなわち映像ファイルとは、動画ファイル、動画像ファイル、静止画ファイル、静止画像ファイルの何れもが含まれる。また、映像ファイルや、テキストファイルといった各種ファイルを含めてコンテンツといってもよい。
また、「通知」には、「通報」や「警報」の概念が含まれる。例えば、「通報」は外部のシステムや、他の装置に通知してもよい。また「警報」はシステム内の装置、例えば撮影装置や、端末装置のディスプレイや、スピーカを利用して通知してもよい。
また、映像を記録媒体に記録するが、その他に「録画する」と表してもよい。例えば、撮影装置10において撮影された映像を、記録媒体に録画すると表してもよい。
[1.第1実施形態]
[1.1 システム概要]
図1(a)は、本実施形態におけるシステム1を示した概略図である。システム1は、撮影装置10と、端末装置20とが含まれている。また、システム1は、更に外部のサーバ装置30を含んでもよい。端末装置20と、サーバ装置30とは、ネットワークNWを介して接続される。
撮影装置10は、端末装置20と接続可能である。撮影装置10と、端末装置20とは、例えばWiFi等の無線LANを利用した通信や、Bluetooth(登録商標)を利用した通信、ワイヤレスUSB、ZigBee(登録商標)を利用した通信で接続されている。
撮影装置10は、メモリカード190が着脱可能となっている。撮影装置10が撮影した映像データは、メモリカード190に記録してもよいし、端末装置20に送信してもよい。また、撮影装置10は、端末装置20、ネットワークNWを介してサーバ装置30に送信してもよい。また、撮影装置10がLTE/4G/5G通信が可能な通信モジュールを搭載している場合は、直接NWを経由してサーバ装置30に映像データを送信し、記録してもよい。
メモリカード190は、映像データやログデータ等を記録できる着脱可能な記録媒体である。メモリカード190は、例えばCFカード、XQDメモリカード、Dメモリカード、SDカード(micro SD/mini SD)、SDHCカード、SDXCカード、SDUCカード等の記録媒体が利用できる。また、SDカードは、撮影装置10の設置環境により、例えばMLC(Multi Level Cell)が好ましいが、例えば、SLC(Single Level Cell)や、TLC(Triple Level Cell)のSDカードであってもよい。また、メモリカード190は、映像データ等を記録できればよいため、USBメモリのような記録媒体であってもよい。
撮影装置10は、映像データと併せてログデータをメモリカード190に記録したり、端末装置20、サーバ装置30に送信(記録)したりすることができる。ここで、ログデータとは、撮影装置10の動作に基づくログに関するデータである。ログデータには、車両情報、位置情報、走行情報、イベント情報、トリガ情報といった情報の中から必要なものが含まれている。
また、撮影装置10は、例えば、観測装置、制御装置、記録装置といった複数の装置からなる撮影システムと構成してもよい。撮影システムは、移動することのない固定物に取り付けるものであってもよいが、撮影システムの一部又は全部を移動体に取り付けるものとするとよい。
また、撮影システムの一部を固定物または移動体に取り付ける場合、特に例えばカメラ等、移動体の挙動を観測する観測装置を固定物または移動体に取り付けることができるようにするとよい。
また、撮影システムを制御する制御装置については、観測装置を取り付けた固定物や移動体から離れた場所に備えるようにしてもよい。また、撮影システムは、動作中や、交通事故の瞬間等の映像を記録する、いわゆるドライブレコーダ(DVR)の機能を備えるとよい。なお、移動することのない固定物は、例えば、路上や道路脇に設置された支柱あるいは信号機等が挙げられる。
また、撮影システムの一部又は全部が取り付けられる移動体は、自動車や電動移動車等の車両のみならず、車両以外の物体であってもよい。車両以外の物体の例では、例えば、船舶や飛行機などであってもよい。
また、車両は、4輪自動車に限らず、例えばバイク等の2輪車や4輪以上の大型輸送車等とするとよく、特に車室内から車室外を観測できる4輪自動車とするとよい。車両としては、例えば、運送用の車両(例えば、トラックやフォークリフト等)、営業用の車両(例えば、タクシーやバス等)、一般の車両等の車両全般のみならず、さらなる多用途に展開してもよい。本実施の形態では、撮影システムを、車両に搭載可能な撮影装置(ドライブレコーダ)とした場合について説明する。
図1(b)は、撮影装置10(例えば、ドライブレコーダ)を斜め後方から見た斜視図の一例である。図1(b)に示すように、撮影装置10の筐体の1つの側面に、メモリカード挿入口11が設けられている。筐体の背面に、ディスプレイ12、および複数の操作部材(図1(b)に示される例では、複数の操作ボタン13,14)が設けられている。筐体の上面にジョイントレール15が設けられている。
図1(b)には現れていないが、筐体の前面に撮像手段であるカメラのレンズが設けられている。図1(b)に現れていない方の側面にDCジャックが設けられており、底面にスピーカおよびHD出力端子が設けられている。
レンズを有するカメラ(撮像手段の一例)は、例えば車両の前方の画像を撮像する。DCジャックは、電源ケーブルを介してDC電源に接続するためのジャックである。メモリカード挿入口11はメモリカードを挿入するための挿入口である。スピーカは、音声等の音を出力する。HD出力端子は、ケーブルを介して他の情報機器に接続するための端子である。ジョイントレール15は、撮影装置10を車両に搭載するためのジョイント部材を取り付けるためのものである。ディスプレイ12は種々の画像を表示する。操作ボタン113、14は、ユーザが操作することによって撮影装置10に種々の指令を入力するためのものである。
なお、この明細書において、ユーザとは、例えばシステムが搭載された車両等の運転者でもよいし、運転者とは異なる者、例えば同乗者であってもよい。
図1(c)は、車両の前方をカメラで撮影できるように搭載された状態の撮影装置10、フロントガラス1010、およびダッシュボード1020等の一例を示す図である。図1(c)に示される例では、フロントカメラを備える撮影装置10は、車両のフロントガラス1010の車内側の上部であって左右方向中央付近のルームミラー1030に隣接する助手席側の位置に配置されている。撮影装置10は、両面テープ等の取り付け部材によりフロントガラス1010に貼りつけて固定されている。なお、フロントカメラの取付位置は、上記の位置が望ましいが、これに限らず、車両の前方を撮影可能な位置であれば、いずれの位置であってもよい。例えば、フロントカメラの取付位置は、天井、ダッシュボード1020上またはサンバイザのいずれかの位置であってもよい。例えば、フロントカメラの取付位置は、フロントバンパー上のいずれかの位置であってもよく、前側のナンバープレートの枠部分等であってもよい。フロントカメラは、ユーザによって任意の位置に取り付けられる。
また、撮影装置10のDCジャックが電源ケーブル16を介してシガーソケット1040に接続されている。車両等のアクセサリ電源がONにされると、例えばシガーソケット1040から撮影装置10に電力が供給される。したがって、車両等のエンジンが切れているとき、シガーソケット1040からは撮影装置10に電力が供給されない。ただし、これは必須ではなく、種々の仕組みにより、車両等のエンジンが切れているときであっても、撮影装置10に電力が供給されるようにしてもよい。例えば、車両等のエンジンが切れているときであっても、カメラによる撮影が行われるようにしてもよい。
端末装置20は、ネットワークNWを介して他の装置に接続可能としてもよい。例えば、システム1の端末装置20は、ネットワークNWを介してサーバ装置30に接続可能である。また、端末装置20は、いわゆるスマートフォン、スマフォと呼ばれるものであってもよい。
ネットワークNWは、端末装置20が接続可能な通信ネットワークである。一般的には無線通信で接続可能であり、アクセスポイントを経由して接続するLAN(Local Area Network)や、インターネットを利用した通信網、基地局装置を経由して接続する移動体無線通信ネットワークである。
サーバ装置30は、1又は複数の装置である。例えば、端末装置20から送信された映像を解析するサーバや、動画配信サービスを提供するサーバ、SNS(Social Networking Service)を提供するサーバ、緊急通報を受信するサーバ等である。これらのサーバ装置30は、1又は複数の事業者により設置されてもよく、サービス毎に異なる事業者により設置されてもよい。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 撮影装置]
撮影装置10の機能構成について、図2を参照して説明する。
制御部100は、撮影装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部110に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成される。
また、制御部100は、記憶部110からプログラムを読み出して実行することにより、トリガ検知部102、映像処理部104、トリガ映像データ生成部106、トリガ映像データ記録時間決定部108として機能する。なお、トリガ検知部102、映像処理部104、トリガ映像データ生成部106、トリガ映像データ記録時間決定部108は、それぞれハードウェアの機能部として実現してもよい。
トリガ検知部102は、トリガを検知する。ここでトリガとは、何らかの条件に合致したことを示すものである。トリガの中にはイベントが含まれる。イベントとは、予め決められたものであり、一般的には急激に衝撃が加わったこと、急制動があったこと等の事故に繋がるようなトリガをイベントという。なお、本実施形態ではトリガと表現しているが、イベントとしてもよい。
トリガ検知部102は、撮影装置10の各種センサから取得した値や、各種情報が所定の条件(トリガ検知条件)に合致した場合に、自動的にトリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、ユーザからの操作により手動でトリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、通信部150から介して受信されたトリガ信号に基づいてトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、撮影された映像(画像)から、トリガを検知するための対象が含まれた場合をトリガとして検知してもよい。また、トリガ検知部102は、撮影され映像(画像)の中に含まれる対象の変化や、動きをトリガとして検知してもよい。ここで、対象は「移動体」や「固定物」であってもよい。移動体は、例えば車両(乗用自動車、トラック、バス等の車両や、バイク等の2輪車両、自転車等の軽車両)、歩行者のように何れか移動するものであってもよい。また固定物は、標識、建物、信号機のように、固定されているものであってもよい。なお、固定物は必ずしも土地に定着しているものとは限られず、例えば工事現場、故障車両、緊急自動車といった移動可能であるが停止している状態のものを含むとする。
また、トリガ検知部102は、検出したトリガをトリガ情報として制御部100に出力する。トリガ情報は、検知したトリガの種類や、日時を含んでもよいし、検知したときのパラメータ(例えば、車両情報や、位置情報等)を含んでもよい。制御部100は、トリガ情報をログデータに含めて記録部160を介してメモリカード190に記録してもよい。また、制御部100は、トリガ情報をログデータに含めて通信部150を介して端末装置20や、サーバ装置30に送信してもよい。
映像処理部104は、撮影装置10が撮影した映像(画像)を処理する。例えば、映像処理部104は、カメラ部120により撮影された映像(画像)を映像データとして出力する処理が実行可能である。制御部100は、映像処理部104から出力された映像データを、メモリカード190に記録する。なお、制御部100は、映像データを記録する先としては、メモリカード190といったローカルの記録先であってもよいし、通信部150を介して接続される端末装置20や、サーバ装置30といったリモートの記録先であってもよい。
なお、本実施形態では、映像処理部104は、撮影装置10が動作している間(電源が投入されている間)は常時映像を撮影し、映像データを常に記録してもよい。このように、通常記録される映像データを通常映像データといってもよい。
また、映像処理部104は、映像データを所定のフォーマットで記録する。例えば、映像処理部104は、映像データの記録方式(例えば、MPG、MP4、WMV等)、解像度(例えば、HD、FHD(Full-HD)、WQHD(Wide Quad-HD)、4K)、転送レート、色数等について、設定されたパラメータに基づいて映像データを出力する。
トリガ映像データ生成部106は、トリガ検知部102がトリガを検知した場合に、トリガ映像データを生成する。トリガ映像データ生成部106は、カメラ部120により撮影された映像又は一度記録された映像データから、トリガ映像データを生成し、出力する。
トリガ映像データ生成部106は、トリガ映像データ設定領域116に記憶されている設定内容に基づいて、トリガ映像データを生成する。トリガ映像データは、トリガ検知部102がトリガを検知したときに、生成される映像データである。なお、トリガ映像データ生成部106は、そのまま撮影した映像データを出力してもよい。この場合、トリガ映像データ生成部106は、特に処理を行わない。
また、トリガ映像データ生成部106が、映像データと別にトリガ映像データを生成する場合は、通常の映像データより小さいサイズになることが好ましい。
例えば、トリガ映像データ生成部106は、トリガ映像データを生成する場合、通常の映像データと比較して解像度を小さくする、ファイルフォーマットを変更する、転送レートを低くするといった方式で映像データを生成し、出力する。トリガ映像データを生成するための設定内容(パラメータ)は、ユーザが任意に設定してもよいし、予め決められた接待内容であってもよい。
トリガ映像データ記録時間決定部108は、トリガ映像データ生成部106がトリガ映像データとして出力(生成)される時間を決定する。トリガ映像データ記録時間決定部108は、決定したトリガ映像データ記録時間を、トリガ映像データ設定領域116に記憶する。
トリガ映像データ記録時間決定部108は、トリガ映像データを生成しはじめるタイミング(記録を開始するタイミング)と、トリガ映像データとして出力する時間とを決定する。例えば、開始のタイミングとしては、トリガ検知時からでもよいし、所定時間遡ってもよい。また、トリガ映像データ記録時間決定部108は、操作ボタンにより容易にタイミングを変更できるようにしてもよい。
ここで、トリガ映像データ記録時間決定部108が検出する操作ボタンは、トリガを発生するボタン(トリガボタン)であってもよいし、記録開始ボタンのようなものでもよい。また、タッチパネルへのタッチ操作であってもよい。
例えば、トリガ映像データ記録時間決定部108は、ユーザによりボタンが1回押されると15秒、2回押されると30秒といったように、記録時間を伸びる構成としてもよい。
また、トリガ映像データ記録時間決定部108は、1つのボタン操作で、記録開始のタイミングと、記録時間とを合わせて変更してもよい。
例えば、
ボタンの操作が1回:トリガ検出時から前後15秒
ボタンの操作が2回:トリガ検出の前30秒からトリガ検出後15秒
ボタンの操作が3回:トリガ検出の前1分からトリガ検出後30秒
ボタンの操作が4回:トリガ検出の前2分からトリガ検出後45秒
といったように、ボタンが1回押される毎に、前は2倍ずつ増やし、後ろは15秒ずつ加算していくといったことも可能である。
また、トリガ映像データ記録時間決定部108は、記録する時間範囲を変更していってもよい。例えば、トリガ映像データ記録時間決定部108が決定した時間は、最初はトリガ発生時の前後15秒の30秒間である。ここで、トリガ映像データ記録時間決定部108は、ボタンが1回押されると、トリガ発生時から30秒前〜トリガ発生時まで、2回押されると、トリガ発生時の1分前から30秒前までと時間を決定してもよい。
このように、トリガ映像データ記録時間決定部108は、ボタンが1回押される毎に、記録時間を変更する(例えば、記録時間を長くする)ことができたり、トリガ検出時から前後に記録時間を拡大させ、かつ後ろよりも前のほうに拡大させる時間を長くするように記録時間を変更することができたりする。このようにすると、例えば危険運転があってからボタンの操作が遅れたような場合でも、その危険運転があったときに撮影された映像を確実に残しておくことができる。
また、トリガ映像データとして出力(生成)される時間は、トリガ映像データ生成部106がパラメータとして所持していてもよい。また、この場合、トリガ映像データとして出力される時間(トリガ映像データ時間)は、予め決められた時間であってもよい。また、トリガ映像データ時間は変更できない時間であってもよい。
記憶部110は、撮影装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部110は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部110は、各種情報等を記憶するために、以下の記憶領域を確保している。
通信情報記憶領域112は、撮影装置10が通信部150を介して通信を行う装置の情報(通信情報)を記憶する。例えば、図3(a)に示すように、端末装置20の名称(例えば、「端末装置A」)と、接続先情報(例えば、「192.168.11.1」)とが対応付けて記憶される。
ここで、通信情報には、例えば、端末装置20に関する情報(例えば、端末装置20のIPアドレス、MACアドレス、Bluetoothのペアリング情報といった固有の識別情報)が含まれる。
なお、通信情報には、サーバ装置30に関する情報(例えば、サーバ装置30のドメイン名、URL、IPアドレスといったサーバ装置30の固有の識別情報、サービスに接続するためのアカウント情報、認証情報といったサーバ装置30に関するユーザ情報)が含まれていてもよい。
トリガ検知条件記憶領域114は、トリガ検知部102がトリガを検知するときの条件であるトリガ検知条件を記憶する。トリガ検知条件は、トリガ検知部102がトリガを検知するときに参照される条件であり、1又は複数の条件や、閾値等が含まれる。
例えば、図3(b)に示すように、トリガ検知条件記憶領域114は、トリガの種類(トリガ種類)と、トリガを検知するための条件(トリガ検知条件)とが対応付けて1又は複数記憶している。
例えば、トリガ検知部102は、「トリガ1」の条件を参照すると、車両情報として取得した車両の速度(車速)が、画像認識により取得された標識に示された制限速度(規制速度)より30km/h以上となった場合には「制限速度+30km/h以上」というトリガを検知する。
トリガ検知条件記憶領域114は、トリガ検知条件を、予め1又は複数記憶していてもよいし、ユーザが設定して記憶してもよい。
トリガ映像データ設定領域116は、トリガ映像データ生成部106がトリガ映像データを生成するときに参照する。例えば、図3(c)に示すように、トリガ映像データ生成部106は、トリガ映像データとして生成(出力)する範囲として、開始時点(例えば、「トリガ発生時+0秒」)と、トリガ映像データとして生成(出力)する時間(例えば、「10秒」)とを含んでいる。また、トリガ映像データ設定領域116は、トリガ映像データとして出力されるファイル形式(例えば、「mp4」)を含んでもよい。なお、ファイル形式は、他の情報を含んでもよい。例えば、トリガ映像データ設定領域116は、映像データの解像度、エンコードの方式、フレーム数を設定することができる。また、トリガ映像データを生成するための設定内容は、トリガ種類毎に記憶されていてもよい。
動作情報記憶領域118は、トリガ検知部102によりトリガが検知されたとき、制御部100がどのように動作するかを示す情報(動作情報)を記憶する。例えば、図3(d)に示すように、トリガ種類(例えば、「制限速度+30km/h以上」)と、動作フラグ(例えば、「記録ON、通知ON、送信ON」)とを記憶している。
トリガ種類は、トリガ検知部102が検知したトリガを識別するための情報である。
ここでは、「通知処理」「トリガ映像データ記録処理」「トリガ映像データ送信処理」を実行するか否をフラグで記憶する。
なお、動作情報は、1又は複数記憶することが可能である。すなわち、動作情報記憶領域118には、検知されるトリガの種類毎に動作情報を記憶してもよいし、撮影装置10の全体の動作(共通の動作)として1つの動作情報を記憶してもよい。
カメラ部120は、映像を撮影する撮影部である。カメラ部120は、一般的なカメラ装置であり、例えば、レンズとイメージセンサ(例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)を利用したイメージセンサ)とを有している。
加速度検出部130は、撮影装置10にかかる加速度を検出する。例えば、加速度検出部130は、ジャイロセンサである。例えば、加速度検出部130は、XYZ軸の3方向の加速度を検出することができる。制御部100は、加速度検出部130から検出した加速度を車両情報の1つとして含めて出力してもよい。
また、制御部100は、加速度検出部130が所定の閾値を超えた加速度または所定の時系列変化を示す加速度を検出した場合、イベントとして検出し、イベント情報を出力してもよい。制御部100は、加速度検出部が検出した加速度から、急ブレーキ、急カーブ、急発進といった急制動をイベントとして検出し、当該イベントに関する情報をイベント情報として出力したり、記録したりする。
なお、制御部100は、例えば追突などの外部からの衝撃をイベントとして検出し、イベント情報として出力してもよい。
車両情報取得部132は、車両情報を取得する。車両情報は、撮影装置10が設置された車両に関する情報である。車両情報は、例えば、OBD2(On-Board Diagnostics second generation)を利用し、自動車のEUC(Electrical Control Unit)から取得してもよいし、カメラ部120により撮影された映像から取得してもよい。
また、車両情報取得部132は、位置情報取得部134から取得された位置情報に基づいて速度等を取得してもよい。その他にも独自のCAN(Controller Area Network)を利用して取得してもよい。また、車両情報取得部132は、当該車両の周辺にある他の車両との関係や、他の車両の挙動を取得してもよい。
車両情報取得部132は、他の車両との距離を測定する方法として、例えば赤外線レーザ又はミリ波等の電磁波等を照射して他の車両からの反射により、他の車両との距離を取得してもよい。ここで、車両情報取得部132は、距離を光や超音波で距離を測定できるセンサを含めてもよく、例えばCMOSレーザセンサ、TOF(Time of Flight)方式距離センサ、2次元レーザ変位センサ等が利用可能である。
ここで、車両情報としては、例えば、以下のようなものが取得可能である。
・速度、加速度、エンジンの回転数、水温、ライトの点灯状況、ハンドルの角度、アクセル開度、ウィンカーの動作状況といった車両自体から取得できる情報
・車両の走行レーン、前方・後方との車間距離、前車が発進したことを示す前車発進状態、制限速度や一時停止等の道路標識といった車両周辺から取得できる情報
なお、車両情報の中に、上述した加速度や、後述する位置情報を含めてもよい。
また、道路標識には、危険警告標識、優先標識、禁止制限標識、義務標識、特別規制標識、情報・施設・サービス標識、方向・位置・指示標識等が含まれる。
位置情報取得部134は、撮影装置10の位置を取得する。例えば、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)であるGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等を利用して位置情報を取得する。また、位置情報取得部134は、端末装置20が取得した位置情報を取得してもよい。
位置情報取得部134は、撮影装置10のある緯度・経度、都道府県名や市区町村名、町名や番地といった住所、一般道路又は高速道路の道路名を出力してもよい。
操作部140は、ユーザからの操作入力を受け付ける。操作部140は、撮影装置10に設けられたハードウェアスイッチでもよいし、表示部145と一体に形成されるタッチパネル(ソフトウェアキー)であってもよい。
表示部145は、撮影装置10の各種状態を表示したり、操作入力の状態を表示したりする。例えば、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)や、有機ELパネル、電気泳動方式を利用した電子ペーパ等により構成されている。また、表示部145は、表示画面を表示する。ここで、表示画面とは、表示部145において表示されるものであり、表示部145のディスプレイに表示される全体であってもよいし、一部の領域を表示画面といってもよい。例えば、表示部145に表示されるウィンドウ表示や、ダイアログを表示画面という場合もあるし、それらを含めた全体を表示画面という場合もある。表示画面は、一定領域に表示される画面であればよい。
また、表示部145は、撮影装置10に接続される表示装置であってもよい。例えば、表示部145は、撮影装置10の一例であるDVR装置に接続されるカーナビゲーション装置や、スマートフォン等の端末装置であってもよい。
音入出力部148は、音声等を含む音を入力したり、出力したりする。例えば、マイク、スピーカにより構成される。
通信部150は、他の装置と通信を行ったり、ネットワークを介して他の装置と通信を行ったりする。例えば、Bluetooth(登録商標)や、無線LANといった無線通信が可能な通信モジュールである。なお、通信部150は、LTE(Long Term Evolution)/4G/5Gといった携帯通信網に接続するための通信モジュール等が含まれる。通信部150は、1又は複数の通信モジュールを有しており、必要に応じて通信モジュールを利用する。
記録部160は、記録媒体であるメモリカード190にデータを書き込んだり、読み込んだりする。記録部160は、メモリカードが着脱可能に構成されている。記録部160は、いわゆるメモリカードリーダと呼ばれるものであってもよい。
ここで、メモリカード190は、映像データ記録領域192に映像データを、ログデータ記録領域194にログデータを記録する。映像データ記録領域192は、1又は複数の領域に分かれており、複数の映像データと、トリガ映像データとをそれぞれの領域に記録してもよい。
また、ログデータ記録領域194は、映像データに対応するログデータが記録されている。ログデータには、上述したように、車両情報、イベント情報、位置情報、トリガ情報が1又は複数が含まれている。ログデータは、映像データの時刻に対応付けて、車両情報、イベント情報、位置情報、トリガ情報を記録する。また、ログデータに含まれる情報に時刻を含むことにより、映像データ又はトリガ映像データを出力(再生)するときに、参照することができる。
また、制御部100は、映像データ、ログデータを直接メモリカード190に記録してもよいし、一時的に記憶部110に記憶した後に、メモリカード190に記録してもよい。
なお、図2で示した構成以外にも、撮影装置10で利用可能な構成を更に含んでもよい。例えば、撮影装置10は、複数のカメラ部や、照度取得部といった構成を含んでもよい。また、図3の端末装置20は、少なくとも制御部100、記憶部110、カメラ部120、通信部150を備えていればよく、必要に応じて構成を追加したり、削除したり、他の装置で代替することができる。
[1.2.2 端末装置]
端末装置20の機能構成について、図3を参照して説明する。
制御部200は、端末装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部210に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成される。
また、制御部200は、記憶部210からプログラムを読み出して実行することにより、トリガ検知部202と、連携処理部204として機能する。
トリガ検知部202は、トリガを検知する。トリガ検知部202は、端末装置20の各種センサから取得した値や、各種情報が所定の条件(トリガ検知条件)に合致した場合に、自動的にトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部202は、検出したトリガをトリガ情報として制御部200に出力する。トリガ情報は、検知したトリガの種類や、日時を含んでもよいし、検知したときのパラメータ(例えば、端末装置20の傾きや位置、明るさ等)を含んでもよい。
トリガ情報は、連携処理部204によって、撮影装置10に送信される。すなわち、トリガ検知部202は、撮影装置10のトリガ検知部102と同じように、トリガを検知する。
連携処理部204は、端末装置20が、撮影装置10と接続した後に、各種連携した処理を行う。例えば、連携処理部204は、通信部250を介して記憶部210にダウンロードして記憶された連携アプリケーションを、制御部200が実行することにより実現される。
連携処理部204は、必要に応じて種々の機能を提供する。例えば、連携処理部204は、端末装置20から受信された映像データを処理したり、サーバ装置30が提供するサービスに対してログイン処理を実行したりすることが可能である。連携処理部204が実現する機能については、適宜説明する。
記憶部210は、端末装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部210は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、記憶部210は、各種情報等を記憶するために、以下の記憶領域を確保している。
通信情報記憶領域212は、端末装置20が通信部250を介して通信を行う装置の情報(通信情報)を記憶する。例えば、図5(a)に示すように、通信情報記憶領域212は、撮影装置10の名称と、撮影装置10に関する情報(固有の識別情報)とを通信情報として記憶している。
また、固有の識別情報は、例えば、撮影装置10に関する情報(例えば、撮影装置10のIPアドレス、MACアドレス、Bluetoothのペアリング情報といった固有の識別情報)を記憶してもよい。
また、通信情報は、サーバ装置30に関する情報(例えば、サーバ装置30のドメイン名、URL、IPアドレスといったサーバ装置30の固有の識別情報、サービスに接続するためのアカウント情報、認証情報といったサーバ装置30に関するユーザ情報)を記憶してもよい。
トリガ検知条件記憶領域214は、トリガ検知部202がトリガを検知するときの条件であるトリガ検知条件を記憶する。トリガ検知条件は、トリガ検知部202がトリガを検知するときに参照される条件であり、1又は複数の条件や、閾値等が含まれる。
例えば、図5(b)に示すように、トリガ検知条件記憶領域114は、トリガの種類(トリガ種類)と、トリガを検知するための条件(トリガ検知条件)とを対応付けて1又は複数記憶している。
例えば、トリガ検知部202は、「トリガ1」の条件を参照すると、照度センサにおいて検出された照度が、最大値より50%未満となると、「暗くなる」というトリガを検知する。
トリガ検知条件記憶領域114は、トリガ検知条件を、予め1又は複数記憶していてもよいし、ユーザが設定して記憶してもよい。
なお、本実施形態では、トリガ検知部202がトリガを検知するが、連携処理部204がトリガを検知する機能を有していてもよい。
送信情報記憶領域216は、端末装置20が他の装置やサービスにトリガ映像データを送信するときのトリガ種類と、送信先とを記憶する。例えば、図5(c)に示すように、制御部200は、トリガ種類(例えば、「制限速度+30km/h以上」)と、送信先(例えば、「サーバ装置A」)とを記憶する。制御部200は、送信情報が記憶されている場合は、設定されている送信先にトリガ映像データ等を送信する。
なお、送信情報は、1又は複数記憶することが可能である。すなわち、送信情報記憶領域216には、検知されるトリガの種類毎に送信情報を記憶してもよいし、端末装置20の全体の動作(共通の動作)として1つの送信情報を記憶してもよい。
加速度検出部230は、端末装置20にかかる加速度を検出する。例えば、加速度検出部230は、ジャイロセンサである。例えば、加速度検出部230は、XYZ軸の3方向の加速度を検出することができる。
位置情報取得部234は、端末装置20の位置を取得する。例えば、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)であるGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等を利用して位置情報を取得する。
また、位置情報取得部234は、例えば通信先の基地局装置から位置情報を取得してもよい。例えば、移動体通信網の基地局装置から位置情報を取得してもよいし、無線LANのアクセスポイントから位置情報を取得してもよい。
位置情報取得部234は、端末装置20のある緯度・経度、都道府県名や市区町村名、町名や番地といった住所、一般道路又は高速道路の道路名を出力してもよい。
操作部240は、ユーザからの操作入力を受け付ける。操作部240は、端末装置20に設けられたハードウェアスイッチでもよいし、表示部245と一体に形成されるタッチパネル(ソフトウェアキー)であってもよい。
照度取得部236は、端末装置20がおかれている場所の明るさを取得する。照度取得部236は、一般的な照度センサである。例えば、照度取得部236は、照度センサが取得できる明るさのうち、何%の明るさが検出されているかを取得してもよい。また、照度取得部236は、照度(ルクス、ルーメン)を取得してもよい。
表示部245は、端末装置20の各種状態を表示したり、操作入力の状態を表示したりする。例えば、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)や、有機ELパネル等により構成されている。また、表示部245は、表示画面を表示する。ここで、表示画面とは、表示部245において表示されるものであり、表示部245のディスプレイに表示される全体であってもよいし、一部の領域を表示画面といってもよい。例えば、表示部245に表示されるウィンドウ表示や、ダイアログを表示画面という場合もあるし、それらを含めた全体を表示画面という場合もある。表示画面は、一定領域に表示される画面であればよい。また、表示部245は、端末装置20に接続される表示装置であってもよい。
音入出力部248は、音声等を含む音を入力したり、出力したりする。例えば、マイク、スピーカにより構成される。
通信部250は、他の装置と通信を行ったり、ネットワークを介して他の装置と通信を行ったりする。例えば、Bluetooth(登録商標)や、無線LANといった無線通信が可能な通信モジュールである。なお、通信部250は、LTE(Long Term Evolution)/4G/5Gといった携帯通信網に接続するための通信モジュール等が含まれる。通信部250は、1又は複数の通信モジュールを有しており、必要に応じて通信モジュールを利用する。
なお、図3で示した構成以外にも、端末装置20で利用可能な構成を更に含んでもよい。例えば、端末装置20は、カメラ部、記録部といった構成を含んでもよい。また、図3の端末装置20は、少なくとも制御部200、記憶部210、通信部250を備えていればよく、必要に応じて構成を追加したり、削除したり、他の装置で代替することができる。
[1.2.3 サーバ装置]
サーバ装置30は、種々のサービスを提供するサーバ装置である。少なくとも、サーバ装置30は、制御部と、記憶部と、通信部とを備えている。また、必要に応じて、操作部、表示部等を備えてよい。
例えば、サーバ装置30は、以下のようなサービスを提供可能である。この場合、サーバ装置30は、種々のサービス提供者(事業者)により構築されてもよいし、単一の事業者で構築されてもよい。すなわち、本システムにおいては、既存のサービスを利用してもよいし、一部又は全部のサービスについて、撮影装置10を提供する事業者が提供してもよい。
(1)SNS(Social Networking Service)
ユーザ間でコミュニティを提供するサービスである。例えば、SNSは、受信したメッセージを時系列に、タイムラインと呼ばれる状態で表示する。また、SNSは、タイムラインにメッセージだけでなく、映像(静止画像や動画像)や、音などのコンテンツを表示してもよい。例えば、Twitterや、Facebook、微博等が想定される。
(2)動画配信サービス
動画配信サービスは、動画の投稿を受け付け、ネットワーク経由で接続した端末装置にストリーミングで配信するサービスである。例えば、Youtube(登録商標)、TikTok等が想定される。
(3)解析サービス
解析サービスは、例えば、撮影装置10や、端末装置20から受信されるログデータ等に基づき、解析を行うサービスである。例えば、解析サービスは、ユーザのログデータから、危険運転を行っているか、煽り運転をされているか、問題のある運転をしているかといったことを解析し、判断する。解析サービスは、例えば人工知能を利用し、機械学習の結果(学習辞書)を記憶してもよい。
(4)クラウドサービス
クラウドサービスは、1又は複数のデータを保存するサービスである。例えば、撮影装置10は、メモリカード190に映像データを記録するが、クラウドサービス上に保存してもよい。例えば、Dropboxや、Gloogle drive等である。
なお、上述したサーバ装置30の構成は一例であり、種々のデータを保存したサーバをシステムに含めてもよい。また、システムには、サーバ装置30は含めなくてもよい。
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 システム開始処理]
図6は、システム1の最初に開始される処理を示したシーケンス図である。まず、撮影装置10の電源が投入される(S1002)。ここで、撮影装置10の電源が投入されるタイミングは、ユーザにより電源をONにする操作がされたタイミングや、撮影装置10が設置されている車両のエンジンがスタートしたタイミングである。
撮影装置10は、電源が投入されると、初期化処理を実行し(S1004)、端末装置20に接続を開始する(S1006)。撮影装置10は、例えば予め連携されている端末装置20に接続を開始するか、撮影装置10が接続可能な範囲の端末装置20に接続する。また、撮影装置10と、端末装置20は、例えば無線LANや、Bluetoothといった近距離無線通信等、2つの装置が通信可能な方法であればよい。
ここで、端末装置20は、撮影装置10との接続処理が完了すると(S1104)、撮影装置10と、端末装置20との接続が完了する(S1008)。これにより、撮影装置10と、端末装置20とは、各種情報、データの送受信が可能となる。
また、撮影装置10は、記録モードに応じて映像が記録されてもよい(S1010)。記録モードとは、例えば以下のようなモードが考えられる。
常時記録モード:常に一定の画質データに基づく映像が記録される。
イベント記録モード:イベント発生時(例えば、衝突、急制動等)があった場合に、映像が記録される。
なお、イベントとは、トリガの1つである。ただし、トリガに比べてイベントの方は条件が同じか又は厳しいものとする。すなわち、イベントは主に事故やトラブルに直結する理由であることが多いが、トリガはそれに限られない。
ここで、本実施形態では、撮影装置10は、常時記録モードで映像を撮影し、メモリカードに記録していることとする。
また、撮影装置10は、ログデータを端末装置20に送信してもよい(S1012)。端末装置20は、ログデータを受信した場合(S1014)、ログデータを記録したり、サーバに送信したりすることができる。
[1.3.2 撮影装置の処理]
図7は、撮影装置10の制御部100が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。なお、図7の処理は、制御部100が、トリガ検知部102によりトリガが検知した場合に主に実行される処理である。
なお、図7の処理を実行するときに、撮影装置10はカメラ部120により撮影した映像を、映像データとしてメモリカード190の映像データ記録領域192に常時記録していてもよい。
まず、トリガ検知部102(制御部100)が、トリガを検知する(ステップS102)。ここで、トリガ検知部102が検知するトリガは、撮影装置10が自動的に検出するトリガ、ユーザ操作により入力されるトリガ、他の装置(例えば、端末装置20)から送信されたトリガに基づく種類がある。
制御部100は、トリガ検知部102がトリガを検知すると、トリガ情報を記憶する(ステップS104)。すなわち、制御部100は、トリガが発生したときの時刻や、トリガの種類と対応付けてそのときの車両情報や、位置情報、加速度情報等をトリガ情報(トリガの履歴)として記録する。トリガ情報は、ログデータに含まれてよいし、ログデータとは別に記録されてもよい。また、トリガ情報は、メモリカード190のログデータ記録領域194に記録してもよいし、端末装置20に送信されてもよい。また、制御部100がトリガ情報を記録や送信(記録等)するタイミングは、トリガ発生時に記録等してもよいし、常時記録等してもよいし、所定時間の間隔毎に記録等してもよい。
制御部100は、通知動作を行う設定となっている場合は(ステップS106;Yes)、通知処理を実行する(ステップS108)。ここで、通知処理としては以下の処理が考えられる。
(1)撮影装置10が通知処理を実行する。例えば、制御部100は、撮影装置10の表示部145に通知メッセージを表示したり、音入出力部148から通知メッセージを出力したりする。通知メッセージは、通知内容(トリガーの種類)や、発生した原因等を含んでもよい。
(2)端末装置20が通知処理を実行する。撮影装置10は、端末装置20へ通知コマンド(通知メッセージ、通知信号)を送信する。端末装置20は、通知コマンド(通知信号)を受信すると、端末装置20が通知処理を実行する。
制御部100は、通知コマンドとして、ログデータを併せて送信してもよいし、通知コマンドに含めて送信してもよい。また、制御部100は、更に通知コマンドに、トリガ情報を端末装置20に送信してもよい。また、制御部100は、端末装置20において通知する内容を含めた通知メッセージや、通知コマンド生成し、端末装置20に送信してもよい。
制御部100は、トリガ映像データを記録する設定となっている場合は(ステップS110;Yes)、トリガ映像データ記録処理を実行する(ステップS112)。ここで、カメラ部120が撮影した映像データを、常時記録するのは第1の記録先であるメモリカード190である。また、制御部100は、トリガ映像データ記録処理を実行すると、トリガ映像データを第2の記録先に記録する。ここで、第2の記録先は端末装置20である。
制御部100は、トリガ映像データ記録処理を実行すると、トリガ映像データ生成部106により生成されたトリガ映像データが、第2の記録先として設定されているメモリカード190の映像データ記録領域192に記録される。また、制御部100は、メモリカード190の映像データ記録領域192において、通常の映像データと異なる領域に記録してもよい。例えば、メモリカード190は、複数のパーティションが生成されている場合、通常の映像データと、トリガ映像データとを異なるパーティションに記録してもよい。また、制御部100は、映像データを仮想ファイルに記録されている場合、通常の映像データと、トリガ映像データとを異なる仮想ファイルに記録してもよい。
また、制御部100は、トリガ映像データを送信する設定となっている場合は(ステップS114;Yes)、トリガ映像データ送信処理を実行する(ステップS116)。この場合、制御部100は、通信情報記憶領域112に記憶されている通信情報に基づいて、送信先となる端末装置20を特定し、特定した端末装置20にトリガ映像データを送信してもよい。また、制御部100は、現在接続中の端末装置20に、トリガ映像データを送信してもよい。
このとき、制御部100は、トリガ映像データ送信処理を実行した場合、トリガ映像データとして更に小さいサイズにしてもよい。例えば、制御部100は、トリガ映像データ生成部106が一度生成したトリガ映像データを、映像処理部104により、低解像度、低ビットレートのトリガ映像データに変換し、端末装置20に送信してもよい。
[1.3.3 端末装置]
図8は、端末装置20の制御部200が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
端末装置20は、自らの装置においてトリガを検知した場合に、トリガ情報を撮影装置10に送信してもよい(ステップS202;Yes→ステップS204)。すなわち、トリガ検知部202が、トリガ検知条件記憶領域214に記憶されたトリガ検知条件に一致した場合、トリガ情報を生成し、撮影装置10に送信する。
なお、制御部200は、トリガ情報としてトリガの種類等を含めて送信するが、単にトリガが発生したことを示す信号を通知してもよい。
このとき、端末装置20が検知するトリガとしては、例えば以下のようなものが考えられる。
(1)加速度検出部230によって検出された加速度が、所定方向に所定の閾値を超えたことを検出したり、所定の加速度の変化パターンを検出したりすることにより、端末装置20が持ち上げられたことをトリガとして検知する。例えば、ユーザが端末装置20を操作した場面がトリガとなったり、急制動が生じた運転をした場面がトリガとなったりする。
(2)加速度検出部230によって検出された加速度や、方向により、旋回したことが検出された場合には、車両が曲がったことや、ユーザが端末装置を回したことをトリガとして検知する。例えば、ユーザが端末装置20を明示的に操作した場面がトリガとなったり、急カーブがあったり、急カーブが連続する場面がトリガとなったりする。
(3)照度取得部236によって検出された明るさが閾値以下となった場合、または閾値以上となった場合又は変化量が所定の閾値以上となった場合は、そのことをトリガとして検知する。これにより、「急に暗くなったこと」「急に明るくなったこと」をトリガとすることができる。例えば、車両が急にトンネルに入った場面がトリガとなったり、西日や朝日に向かって走行している場面がトリガとなったりする。
また、端末装置20は、撮影装置10から通知を受信すると(ステップS206;Yes)、端末装置通知処理を実行する(ステップS208)。すなわち、制御部200は、通信部250を介して撮影装置10から通知コマンドを受信すると、端末装置20における通知処理を実行する。
制御部200は、端末通知処理を実行すると、通知コマンドに基づいて、ユーザに各種情報を通知する。例えば、制御部200は、通知コマンドとしてログデータや、トリガ情報を受信した場合、トリガ情報に含まれているトリガの種類等に基づく情報を表示部245に表示したり、音入出力部248から音声を出力したりする。
制御部200は、トリガ情報に基づいて予め定められたメッセージを出力してもよいし、通知コマンドに含まれている内容を出力してもよい。例えば、制御部200は、トリガ種類として車速に関するものであれば、予め定められた「速度超過です」というメッセージを出力してもよい。また、通知コマンドに「観光ポイントです」と含まれている場合、制御部200は、そのまま「観光ポイントです」というメッセージを出力してもよい。
また、制御部200は、撮影装置10からトリガ映像データを受信すると(ステップS210;Yes)、トリガ映像データ処理を実行する(ステップS212)。なお、ステップS210においてトリガ映像データを受信するとは、例えば、通知コマンドにトリガ映像データを送信することが含まれており、端末装置20が通知コマンドに応じて撮影装置10からトリガ映像データを受信してもよい。また、撮影装置10からトリガ映像データが送信され、端末装置20がそのまま受信してもよい。
制御部200は、トリガ映像データ処理において、トリガ映像データを記憶部210に記憶してもよいし、表示部245に表示してもよい。また、端末装置20がクラウドサービスを利用してデータを記憶している場合には、受信したトリガ映像データをクラウドサービスに記憶してもよい。
また、制御部200は、送信情報記憶領域216に記憶されている送信情報を参照し、サーバに送信する条件(サーバ送信条件)に一致すると(ステップS214;Yes)、各種データ(例えば、ログデータ(トリガ情報)、トリガ映像データ等)を、サーバ装置30に送信する(ステップS216)。
なお、制御部200は、車両が走行中の場合や、撮影装置10と通信が接続されている場合にのみ、サーバ装置30に各種データを送信してもよい。例えば、車両が走行していなかったり、撮影装置10と通信が接続されていなかったりした場合、データを送信しないことにより、端末装置20の消費電力を抑えることが可能となる。
ここで、端末装置20が送信するサーバ装置30としては、例えば以下のようなサービスが考えられる。
(1)解析サービス
制御部200は、ログデータや、トリガ映像データを、解析サービスを提供するサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、トリガ映像データを受信した場合には、トリガ映像データを解析する。これによりサーバ装置30は、例えば危険な運転をしているか、エコな運転をしているか等の運転状況を解析することができる。この場合、例えばサーバ装置30は、ログデータを常時受信し、ログデータに基づいて解析してもよい。また、サーバ装置30は、ログデータを解析することにより、必要に応じてトリガ映像データや、映像データを端末装置20、撮影装置10に要求してもよい。
また、サーバ装置30は、受信したトリガ映像データを解析し、場所や、周辺を改正機することができる。例えば、サーバ装置30は、トリガ映像データを解析することで、所定の観光地にいると判定した場合には、端末装置20、撮影装置10にその旨を通知してもよい。
また、サーバ装置30は、受信したトリガ映像データ及び/又はログデータを解析し、車両のトラブル、事故を検出してもよい。サーバ装置30は、車両のトラブル、事故を検出した場合は、ユーザに問合せを行ったり、警察や病院に自動で通報したりしてもよい。
(2)SNSサービス
制御部200は、トリガ映像データを、例えば、動画配信サービスや、タイムラインを表示するSNSサービスを提供するサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、受信したトリガ映像データを投稿する。
例えば、SNSサービスとしては、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)、LINE(登録商標)、微博(登録商標)、TikTok(登録商標)等が想定される。また、トリガ映像データだけでなく、素材として他の動画像や静止画像を含めて送信してもよいし、音楽をリミックスして送信してもよい。また、制御部200は、これらの素材となるデータを、サーバ装置30に送信し、サーバ装置30が投稿するデータを生成してもよいし、予め端末装置20が投稿するデータを生成して送信してもよい。また、撮影装置10の制御部100が、投稿するデータを生成し、端末装置20に送信してもよい。
[1.4 動作例]
具体的な動作例について、以下説明する。
(第1動作例)
第1動作例として、制限速度を30km/h超えた場合をトリガとして通知し、その時点の映像をトリガ映像データとして記録する場合について説明する。
図9は、第1動作例を説明するための図である。図9(a)は、撮影装置10のトリガ検知条件記憶領域114に記憶されるトリガ検知条件を、図9(b)は、撮影装置10の動作情報記憶領域118に記憶される動作情報を、図9(c)は、端末装置20の送信情報記憶領域216に記憶される送信情報を示している。また、図9(d)は、撮影装置10(又は撮影装置10が設置された車両)の速度変化を模式的に示す図である。
例えば、図9(a)のトリガ検知条件が示すように、トリガ検知部102は、撮影装置10の移動速度(又は、撮影装置10が設置された車両の車速)が、制限速度より30km/h以上となった場合、トリガを検知する(図7のステップS102;Yes)。
なお、制限速度は、制御部100が、カメラ部120により取得される画像から、制限速度(規制速度)の標識を自動認識してもよいし、位置情報取得部134から走行している道路の情報を取得し、対応する制限速度(規制速度)を取得してもよい。
また、制御部100は、トリガが検知されると、トリガ情報を記録する(図7のステップS104)。制御部100は、トリガ情報としてトリガの種類と、発生した時刻を少なくとも記録すればよい。また、制御部100は、併せて車両情報や位置情報を記録してもよい。制御部100は、これらのトリガ情報は、ログデータに含めてメモリカード190に記録するが、通常の走行状態を記録しているログデータとは別のファイルで記録してもよいし、別の領域に記録してもよい。また、制御部100は、通信部150を介してトリガ情報又はトリガ情報を含むログデータを他の装置、例えば端末装置20に送信してもよい。
また、トリガ映像データ生成部106は、トリガ検知部102によりトリガが検知されたことから、トリガ映像データを生成してもよい。トリガ映像データ生成部106は、生成したトリガ映像データを一時的に記憶部110に記憶する。
図9(d)は、横軸に時刻を、縦軸に速度を示すグラフである。このグラフにおいては、制限速度が40km/hとした場合のグラフである。
時刻t1のとき、自車速度が70km/hを超えたため、制限速度+30km/hとなる。したがって、トリガ検知部102は、時刻t1においてトリガを検知する。ここで、時刻t1の時点でトリガが検知されたことをトリガ情報として記録する。トリガ情報には、トリガの種類として「自車速度が制限速度+30km/h」が含まれる。また、その時の日時や車速を含む車両情報、位置情報を含んでもよい。また、トリガ情報には日時が含まれることから、撮影装置10、端末装置20は、ログデータを参照することにより、トリガ発生時の車両情報、位置情報等を取得してもよい。
また、トリガ映像データ設定として、図3(c)のトリガ映像データ設定領域116に記憶されている内容の場合、トリガ映像データ生成部106は、トリガ発生時から10秒間がトリガ映像データとして生成する。すなわち、図9(d)の時間t2の間、撮影された映像に基づいてトリガ映像データをmp4形式の動画蔵のファイルとして出力する。
また、図9(b)の動作情報を参照すると、通知はONであるため、制御部100は、通知処理を実行する(図7のステップS106;Yes→ステップS108)。
例えば、通知先として端末装置20が設定されている場合、制御部100は通信部150を介して通知コマンドを端末装置20に送信する。通知コマンドには、例えばトリガの発生した時刻や、検出したトリガの種類、車両情報といった必要な情報が含まれる。
端末装置20は、撮影装置10から通知コマンドを受信すると(図8のステップS206;Yes)、端末装置通知処理を実行する(図8のステップS208)。これにより、端末装置20の表示部245に、例えば「制限速度を大幅に超過しています!」といったメッセージを表示してもよい。また、端末装置20は、音入出力部248から、音声として同じ内容を出力してもよい。
また、制御部100は、動作情報における記録フラグがONであることから、トリガ映像データを記録する(図7のステップS110;Yes→ステップS112)。すなわち、制御部100は、トリガ映像データ生成部106が生成したトリガ映像データを、メモリカード190に記録する。
また、制御部100は、動作情報における送信フラグがONであることから、トリガ映像データを端末装置20に送信する(図7のステップS114;Yes→ステップS116)。
なお、図9(c)の送信情報を参照すると、端末装置20の送信情報には、送信先は記憶されていない。従って、端末装置20は、サーバ送信条件に一致していないと判定し、受信したトリガ映像データは、サーバ装置30には送信しない(ステップS214;No)。
(第2動作例)
第2動作例は、ユーザがトリガを与える場合の動作例である。例えば、撮影装置10に、通常の操作ボタンとは異なる位置に「煽り運転専用ボタン」を設ける。図10(a)は、撮影装置10に、煽り運転専用ボタン19を通常の操作ボタン13、14等とは別に設けた構成を示す図である。煽り運転専用ボタン19は、通常の操作ボタンと比べてユーザにとって解りやすく構成されていてもよい。例えば、他の操作ボタンとは異なる位置、配置にあってもよい。また、煽り運転専用ボタン19は、本動作例では、撮影装置10の筐体の下側に、大きく設けられている。
すなわち、煽り運転専用ボタン19は、他の操作ボタンと比較して特殊な状態にあるボタンである。ここで特殊な状態とは、例えば他の操作ボタンと大きさが異なっていてもよいし、異なる場所に配置されていてもよい。また、特殊な状態とは、他の操作ボタンと比較して色、形、材質等が違っていたり、操作方法が異なっていたりしてもよい。
特殊な状態は、メモリカード190の映像データ記録領域192(第2の記録先)に第2の映像を記録することを指示する機能があらかじめ割り当てられたボタンであることであってもよい。特殊な状態は、他の操作ボタンとは異なり、撮影装置10の筐体の外部に設けられたことであってもよい。この場合、煽り運転専用ボタン19は、有線又は無線の通信路を介して撮影装置10と接続され、ダッシュボード上等の、運転席から運転者の手の届く範囲に設置されてもよい。このようにすると、運転手は、煽り運転専用ボタン19を操作しやすい。
また、煽り運転専用ボタン19は、専用のボタンでなくてもよい。例えば、制御部100は、撮影装置10が所定の力以上で触られたことを検出したり、タッチパネルを通常と異なる操作(例えば、ダブルタップ、トリプルタップ操作等)を検出したりすることで、煽り運転専用ボタン19と同等の機能を実現できる。
ユーザにより、煽り運転専用ボタン19が押されると、制御部100は、トリガとして検出する。
図10(b)は、撮影装置10のトリガ検知条件を、図10(c)は、撮影装置10のトリガ映像データ設定を、図10(d)は、撮影装置10の動作情報を、図10(e)は、端末装置20の送信情報を示している。
ユーザにより、撮影装置10の煽り運転専用ボタン19が選択されると、トリガ検知部102は、トリガを検知する。これにより、制御部100は、トリガ情報を記録する。また、トリガ映像データ生成部106は、トリガ映像データを生成する。
トリガ映像データ生成部106は、図10(c)に示すように、記録開始時点として、トリガが発生した時点の10秒前から60秒間(すなわち、トリガ発生後50秒間)をトリガ映像データとして生成する。
ここで、動作情報に含まれる記録フラグがONのため、制御部100は、トリガ映像データ生成部106が生成したトリガ映像データをメモリカード190に記録する。
また、動作情報に含まれる送信フラグがONのため、制御部100は、トリガ映像データを端末装置20に送信する。
トリガ映像データを受信した端末装置20は、トリガ映像データは、送信情報に含まれるトリガ種類と一致する。また、送信情報は、トリガ種類が「煽り運転専用ボタン」の場合、送信先が「サーバ装置A」と記憶している。そこで、端末装置20(制御部200)は、トリガ映像データをサーバ装置30に送信する。
制御部100は、煽り運転専用ボタン19が操作される毎に、記録時間を変更してもよい(例えば、記録時間を長くする)し、トリガ検出時から前後に記録時間を拡大させ、かつ後ろよりも前のほうに拡大させる時間を長くするように記録時間を変更してもよい。このようにすると、例え煽り運転があったと認識して行う煽り運転専用ボタンの操作が遅れたような場合でも、その煽り運転があったときに撮影された映像を確実に残しておくことができる。
例えば、記憶部110は、記録時間を変更する条件のテーブル(変更条件テーブル)を更に記憶していてもよい。例えば、変更条件テーブルは、煽り運転専用ボタンが1回押される毎に加算される記録時間(例えば、1回につき30秒加算する)や、変更する記録時間(例えば、1回押す毎に記録開始時刻を2倍に、記録終了時刻を15秒加算する)といった条件を記憶してもよい。
制御部100は、煽り運転専用ボタン19が操作される毎に、変更条件テーブルを参照し、記録時間を変更してもよい。また、制御部100は、変更条件テーブルの代わりに処理として実現してもよい。
また、制御部100は、煽り運転専用ボタン19が所定の操作が行われた場合に記録時間を変更してもよい。例えば、煽り運転専用ボタン19が所定の時間内(例えば、1秒以内)に押された場合は、制御部100は、記録時間を変更してもよい。また、制御部100は、煽り運転専用ボタン19と他の操作ボタンとが合わせて操作された場合に記録時間を変更してもよい。
[2.第2実施形態]
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、上述した実施形態に加えて、トリガ映像データとして記録できる時間の範囲を変えられる実施形態である。上述した実施形態と、構成、機能、処理が同一の部分については説明を省略し、本実施形態における相違点を中心に説明する。
本実施形態は、トリガ映像データ記録時間決定部108の動作を説明する。本実施形態は、観測装置である撮影装置10(カメラ部120)を複数設けた実施形態である。
図11は、第3実施形態のシステムにおける撮影装置10の概略を示す図である。第3実施形態では、3カメラの構成であり、撮影方向の応じたカメラを有している。例えば、撮影装置10Aは車両前方(フロント)を撮影するための装置である。
また、同様な撮影装置として、車両の後方(リア)を撮影する撮影装置10Bと、車内(DMS:ドライバーモニタリングシステム)を撮影する撮影装置10Cとを有している。ここで、何れかの撮影装置10(例えば、撮影装置10A)は、撮影装置10の全体を制御する制御装置としての役割を有してもよい。すなわち、撮影装置10Aが、図2で示した撮影装置10となる。
例えば、撮影装置10Aは、電源ケーブル16を介して電力が供給される。また、撮影装置10Bと、撮影装置10Cとは、撮影装置10Aと接続されており、撮影装置10Aを介して電力が供給される。なお、撮影装置10は、撮影装置10Aとは別に制御装置を有してもよい。この場合、各撮影装置が制御装置に接続される。
撮影装置10A、撮影装置10B、撮影装置10Cは、それぞれ映像を撮影可能なカメラ装置を備えている。また、撮影装置10Cは、ユーザの様子を認識できればよいので、例えば赤外線カメラを搭載し、ユーザ(例えば、運転者)の様子を撮影してもよい。
本実施形態の場合、トリガ映像データ生成部106は、トリガ映像データとして、撮影装置10A、撮影装置10Bの何れかで撮影した映像を使用する。例えば、それぞれの撮影装置で撮影された映像から別のトリガ映像データを生成してもよいし、一方のカメラのみを利用してもよい。また、複数の撮影装置の映像を、1つの映像データに合成して記録してもよい。
また、図11の撮影装置10では、撮影装置10Aは、カメラで撮影された映像から、前方の車両の情報、車線の情報、道路標識(例えば制限速度や一時停止を示す道路標識、規制標識、警告標識、案内標識等)を認識することができる。撮影装置10Aは、前方の車両の情報としては、前車との車間、発信・停止、前車の発車タイミングといったことを認識することができる。
また、撮影装置10は、撮影装置10Bのカメラで撮影された映像から、後方の車両の情報、車線の情報を認識することができる。撮影装置10は、後方の車両としては、同一車線を走行する車両との距離、異なる車線を走る車両の距離を認識することができる。撮影装置10は、撮影装置10Bが単体で認識してもよいし、撮影装置10Cが撮影した映像の基づいて他の装置(例えば、撮影装置10A)が認識してもよい。
また、撮影装置10は、撮影装置10Cのカメラで撮影された映像から、ユーザの情報を認識することができる。例えば、撮影装置10は、ユーザが居眠りをしていることを認識したり、ユーザの目線から脇見をしていることを認識したりできる。また、撮影装置10は、ユーザの動作を認識することで、スマートフォンを操作している、たばこを吸っているといったことを認識することができる。
撮影装置10は、各撮影装置で撮影された映像から認識された認識結果や、各撮影装置で認識した認識結果を、トリガ情報として1つの情報としてまとめてもよいし、別のトリガ情報として記憶してもよい。また、撮影装置10は、トリガ検知条件記憶領域114に、上記トリガを設定していれば、トリガに応じた処理を実行する。
なお、第2実施形態のシステムでは、3つの撮影装置の構成としているが、1又は複数の撮影装置の組み合わせで実現することができる。例えば、撮影装置10のカメラとして、視野角360度のカメラであってもよい。この場合、撮影装置10は、車両中央(例えば、自動車の天井の中央付近)に設置されることで、1つの撮影装置で車内及び車外を撮影することができる。また、撮影装置10は、視野角360度のカメラは、全天球カメラと半球カメラとの組み合わせのいずれであってもよい。
また、撮影装置10は、車両に予め設けられている車載カメラを利用してもよい。例えば、システムは、車両に設けられたバックカメラを撮影装置10Bの代わりに利用してもよい。また、システムは、システムに接続された端末装置のカメラを撮影装置10の代わりに使用してもよい。
また、ユーザは、撮影装置10のうち、使用をする撮影装置を設定してもよい。例えば、撮影装置10Cがシステムに含まれていても、使用する/使用しないといったことを設定可能である。
[3.第3実施形態]
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、上述した実施形態に加えて、撮影装置10がメモリカード190を複数枚利用できる場合の実施形態である。上述した実施形態と、構成、機能、処理が同一の部分については説明を省略し、第1実施形態と本実施形態における相違点を中心に説明する。
図13は、本実施形態におけるメモリカード190の構成について説明する図である。本実施形態では、記録部160に第1メモリカード190Aと、第2メモリカード190Bの2枚が装着されている。なお、メモリカードを複数備える技術は、例えば、特開2018−41259号公報に開示している技術を利用してもよい。
撮影装置10の制御部100は、例えば、常時記録している映像データと、トリガ映像データとを別のメモリカードに記録してもよい。例えば、第1メモリカード190Aの映像データ記録領域192Aに常時記録用の映像データ(通常映像データ)を記録しているとする。
このとき、トリガ検知部102がトリガを検知すると、トリガ映像データ生成部106はトリガ映像データを生成する。そして、制御部100がトリガ映像データを記録する場合は、通常映像データとは異なるメモリカード、例えば映像データ記録領域192Bに記録してもよい。
また、制御部100は、通常映像データをトリガの発生や処理の発生により、処理が実行されるタイミングで異なるメモリカードに記録してもよい。例えば、制御部100は、トリガが発生したタイミングや、トリガ映像データを端末装置20に送信する場合、今まで記録していたメモリカードや、処理対象となっているメモリカードとは異なるメモリカードに通常映像データを記録する。
例えば、制御部100は、第1メモリカード190Aに通常映像データを記録中に、端末装置20から映像データの送信要求を受信する。この場合、要求された映像データが記録されているメモリカード(例えば、第1メモリカード190A)に通常映像データを記録中であれば、直ちに通常映像データの記録を異なるメモリカード(例えば、第2メモリカード190B)に切り替える。
これにより、映像処理部104は、通常映像データを第2メモリカード190Bに記録する。制御部100は、端末装置20から要求された映像データのある第1メモリカード190Aから映像を読み出すことができる。なお、撮影装置10が、トリガを検知し、トリガ映像データを送信する場合に、同様の処理を行ってもよい。
すなわち、撮影装置10は、記録媒体であるメモリカード190において録画中(映像を記録中)の場合、録画(映像の記録)を停止するわけにはいかない。そこで、撮影装置10は、メモリカード190に録画は継続したままで、処理を実行する(例えば、サーバ装置に映像を送信する)ことが可能となる。
[4.第4実施形態]
第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第3実施形態に加えて、撮影装置10から映像データや、ログデータを常時端末装置20に送信する場合、通信が切断された場合の実施形態である。
例えば、図14(a)は、本実施形態における動作を模式的に説明するための図である。図14(a)は、映像を常時撮影し、映像処理部104は映像データを常に出力している状態を示している。
そして、映像データは、第1メモリカード190Aと、第2メモリカード190Bに時系列で分割して記録される。すなわち、第1メモリカード190A、第2メモリカード190Bと交互に映像データが記録される。
また、制御部100は、記録対象となっているメモリカード190に、トリガ映像データを併せて記録してもよい。また、制御部100は、記録対象となっているメモリカードにログデータを併せて記録してもよい。
撮影装置10は、端末装置20に常に映像データ及び/又はログデータを送信している。また、端末装置20は、受信した映像データ及び/又はログデータをサーバ装置30に送信してもよい。すなわち、映像データ及び/又はログデータは、撮影装置10から端末装置20にリアルタイム転送として送信される。
図14(b)は、通信状態が一時切断された状態を示す図である。例えば、図14(b)は、時刻t10から時刻t12の間に通信が切断されている。同様に、図14(b)は、時刻t14から時刻t16の間に通信が切断されている。
通信が切断されている間、撮影装置10は、メモリカード190に記録された映像データ及び/又はログデータを端末装置20に送信できない。そこで、撮影装置10は、端末装置20との通信が再開された場合に、映像データを送信する。
例えば、時刻t10から時刻t12の間、制御部100は、第2メモリカード190Bに記録したデータD10Aと、第1メモリカード190Aに記録したデータD12Aとは端末装置20に送信していない。
そこで、時刻t12において、通信状態が回復した後、制御部100はデータD10AをデータD10Bのタイミングで、データD12AをデータD12Bのタイミングで送信する。この場合、制御部100は、通常送信しているデータと多重化して送信してもよい。すなわち、通信が回復後、制御部100は、通信状態が回復したタイミングで、現在送信しているデータと、同時にリアルタイム転送できなかったデータを同時に送信すればよい。
このとき、制御部100が送信するデータは、現在記録中でないメモリカード190のデータを送信することが好ましい。例えば、制御部100は、第1メモリカード190Aに映像データを記録中は、送信できない映像データとして第2メモリカード190Bに記録されている映像データを送信する。
なお、このように、映像データは、メモリカードに時分割で記録されてもよい。時分割で映像データがメモリカードに記録されることで、寿命的配慮として、均等に使用していけるメリットがある。
[5.第5実施形態]
第5実施形態について説明する。第5実施形態は、上述した実施形態に加えて、サーバ装置30から、トリガを送信する実施形態である。
なお、本実施形態は、サーバ装置30と、端末装置20と、撮影装置10とがそれぞれ接続可能であるが。サーバ装置30と撮影装置10とが直接接続されてもよい。例えば、撮影装置10に4G/5G通信可能な通信モジュールを搭載し、直接サーバ装置30と通信を行ったとしてもよい。
また、サーバ装置30は、学習済みデータや、条件テーブルを記憶部に記憶してもよい。例えば、サーバ装置30の制御部が、後述処理において、各種情報を参照したり、ログデータを解析して要求コマンドを送信する場合に、学習済みデータを参照してもよい。
(通話要求)
図15は、システム1の処理の流れを示すシーケンス図である。まず撮影装置10は、ログデータを取得している(S2002)。なお、ここでいうログデータには、上述した実施形態における情報が含まれる。例えば、ログデータには、走行ログデータとして緯度・経度データ、Gセンサデータ、ADAS、ドライバー情報、DMSイベントの発生の有無、車速、ブレーキ、ウィンカーデータ等が含まれてもよい。また、ログデータには、トリガ情報や、イベント情報が更に含まれてもよい。
また、ログデータには、簡易的な映像データを含めてもよい。簡易的な映像データは、例えば所定時間毎にサムネイル画像が連続して含まれるデータや、通常映像データ、トリガ映像データより更に小さいサイズの映像データをいう。
また、第4実施形態のように撮影装置10にメモリカードが複数装着可能な場合、ログデータには、映像対応する映像データが記録されているメモリカードの情報又はカードスロットの情報が含まれてもよい。
つづいて、撮影装置10は、ログデータを端末装置20に送信する(S2004)。撮影装置10がログデータを送信するタイミングとしては、常時送信してもよいし、イベント発生時に送信してもよいし、トリガの検知時に送信してもよい。また、イベント発生時や、トリガの検知時には、撮影装置10は、併せて警告動作、報知動作を行ってもよい。すなわち、撮影装置10からサーバ装置30へ送信されるログデータに基づいて、サーバ装置30は、撮影装置10に映像を転送(送信)するように要求する。
端末装置20は、撮影装置10から受信したログデータをサーバ装置30に送信するときは、通常のテザリング機能を利用してもよいし、専用のアプリケーションを利用してもよい。
サーバ装置30は、受信したログデータを解析する(S2008)。サーバ装置30は、ログデータを解析することで、撮影装置10に要求をするか否かを判断する。具体的には、以下のような動作を行う。
(1)サーバ装置30は、受信したログデータに含まれる情報が、所定の条件に合致するか否かを判定し、合致した場合にはトリガを検知する。例えば、サーバ装置30は、車速が所定速度以上であることでトリガを検出したり、制限速度との車速との乖離が所定の閾値以上であることで、トリガを検出したりする。また、加速度や、ふらつきといった情報に基づいてトリガを検知する。
また、サーバ装置30は、受信した映像に基づいて、画像の中で距離が変動する領域について、危険運転や煽り運転の判定など、衝突の可能性に応じた行動をトリガとして検知する。画像の中で距離が変動する領域について、所定距離以内に車が、所定時間以上存在する状態であることを煽り運転されている途中であると判定し、トリガを検知してもよい。特に、所定速度以上であるにも関わらず、画像の中で距離が変動する領域について、所定距離以内に車が、所定時間以上存在する状態であることを煽り運転されている途中であるとトリガを検知してもよい。
また、ログデータは、撮影装置10を複数備えるシステムの場合、複数の異なる方向から撮影した画像が含まれる場合がある。例えば、前方のカメラとは別のカメラを後方に備えられており、前方のカメラおよび後方のカメラの2カメラで他の移動体等を撮影し、画像が含まれる。サーバ装置30は、後方のカメラが撮影した画像中にある車両等の移動体とみなせる領域の大きさ(例えば、幅、高さ、および面積の少なくともいずれか)が接近と判断できる大きさになったときに後方の移動体に危険運転の可能性があると判断し、トリガを検知してもよい。
(2)サーバ装置30は、受信されたログデータからAIプログラムを利用してトリガを検知する。例えば、サーバ装置30は、AIプログラムが、ログデータに含まれる1又は複数のパラメータから、予め生成した学習済みモデルを利用してトリガを検知する。例えば、サーバ装置30は、上述したログデータに含まれる位置情報、車両情報、トリガ情報、イベント情報の中から複数のパラメータが選択される。また、サーバ装置30は、全てのパラメータを学習済みモデルに投入することで、トリガが検知されたか否かを出力する。
本実施形態では、サーバ装置30は、トリガとして煽り運転や、車両トラブル、事故の発生といったことをトリガとして検知してもよい。また、サーバ装置30は、ユーザが危険運転をしていることをトリガとして検知してもよい。
(3)サーバ装置30は、管理者が確認して手動でトリガを発信してもよい。例えば、サーバ装置30に送信されたログデータ(車両情報、イベント情報等)を管理者が確認をする。管理者は、ログデータから気になる状態であると考えた場合には、手動でトリガを検知してもよい。
このような場合、管理者からユーザ(運転者)に対して連絡をするために、サーバ装置30は、端末装置20にアラート要求(例えば、アラート要求コマンド、アラート要求メッセージ、アラート要求信号の送信)を行う(S2010)。
ここで、アラート要求は、例えばシステムの管理者が、利用者(運転者)と会話ができる仕組みを提供することを要求してもよい。例えば、サーバ装置30から端末装置20と通話回線を接続する(具体的には、IP電話や移動体通信網等の公衆回線を利用した電話の発信をする)。管理者は、この通信回線を利用することで、利用者と会話が可能となる。
このとき、端末装置20は、ハンズフリー会話ができるような状態であることが望ましい。また、端末装置20と、撮影装置10とが通信可能であれば、撮影装置10を利用して管理者と利用者とが会話をしてもよい。
例えば、端末装置20から撮影装置10に対して通話接続要求(例えば、通話接続要求コマンド、通話接続要求メッセージ、通話接続要求信号の送信)を行う(S2012)。撮影装置10は、通話接続を認める場合、通話接続応答(例えば、通話接続応答メッセージや、通話接続応答信号の送信)を行う(S2014)。これにより、サーバ装置30、端末装置20、撮影装置10とは通話回線が確立する(S2016)。
ここで、通話回線とは、通話に利用する回線のことである。例えば、公衆回線網を利用した電話回線であってもよいし、IP電話を利用したデータ回線であってもよい。また、各装置が通話回線を確立するとは、例えば管理者と、利用者(運転者)とが通話ができる状態になればよい。
例えば、サーバ装置30又はサーバ装置30に接続される装置と、端末装置20又は撮影装置10とがIP電話で接続されることで、管理者と利用者とが通話できる状態となればよい。また、サーバ装置30は、端末装置20又は撮影装置10に発信先に関する情報を送信する。端末装置20又は撮影装置10は、発信先に関する情報に示された発信さきに電話を発信する。これにより、各装置間(撮影装置10とサーバ装置30との間、端末装置20とサーバ装置30との間又は撮影装置10、端末装置20及びサーバ装置30の間)において回線が接続される。
各装置の間で通話回線が確立すると、撮影装置10は、IP電話等を利用して撮影装置10のユーザと、管理者との間で通話をすることができる。なお、IP電話以外にも、Bluetoothを利用して撮影装置10と、端末装置20とを接続してもよい。この場合、撮影装置10の音入出力部148を利用してハンズフリーの会話が実現できる。また、端末装置20は、アラート要求をサーバ装置30から受信すると、そのまま移動体通信システムを利用して管理者と通話をしてもよい。
すなわち、本実施形態では、サーバ装置30から、撮影装置10及び/又は端末装置20に対して、通話要求を行う。通話要求を受信した撮影装置及び/又は端末装置20は、例えばIP電話や公衆回線を利用して、管理者と利用者との間で会話ができる仕組みを提供する。このとき、利用者は、通話時に利用する装置として、撮影装置10、端末装置20の何れの装置を利用してもよい。
(撮影データ送信要求)
また、サーバ装置30は、撮影装置10に撮影データを要求してもよい。例えば、図16は図15を置き換えた図である。サーバ装置30が、トリガを検知するS2002〜S2008は同一の処理であるため、説明を省略する。
サーバ装置30から、端末装置20を介して、撮影装置10に対して映像データ送信要求を行う(S2502、S2504)。撮影装置10は、映像データ送信要求を受信すると、映像特定処理を実行する(S2506)。そして、撮影装置10は、映像特定処理により特定された映像データを、端末装置20を介してサーバ装置30に送信する(S2508、S2510)。
ここで、映像特定処理は、例えば、サーバ装置30に送信する映像データのファイル名や、映像データの撮影日時といった映像データを特定するための情報(特定情報)を映像データ送信要求から取得する。そして、特定情報に基づいて、撮影装置10は、映像データを検索(特定)する。
ここで、撮影装置10は、例えば第3実施形態に示したよう、メモリカード190を複数枚装着されている場合には、映像データを記録していないメモリカード190から映像データを読み出して送信する。
具体的には、撮影装置10は、特定情報に基づいて映像データを特定する。撮影装置10は、この特定した映像データが記録されているメモリカード190に、映像データを記録中であれば、記録するメモリカードを切り替える。
例えば、図13で示したように、制御部100は、現在第1メモリカード190Aの映像データ記録領域192Aに映像データを記録しているとする。このとき、制御部100は、端末装置20から通信部150を介して映像データ送信要求を受信する。制御部100は、映像データ送信要求に含まれる特定情報から、要求されている映像データが第1メモリカード190Aに記録されていると特定されるとする。この場合、制御部100は、映像データを記録するメモリカードを、第1メモリカード190Aから第2メモリカード190Bに切り替える。
なお、制御部100は、映像データの記録を切り替えるタイミングとしては、映像データの中でIフレームを基準に切り替えることが好ましい。すなわち、映像データに含まれるキーフレームを基準に切り替えることが好ましい。例えば、例えば映像データが30fpsの場合、キーフレームは10枚毎に挿入される。制御部100は、可能であればPフレームが先頭にならないように映像データの記録を切り替えるとよい。
そして、制御部100は、映像データを第2メモリカード190Bの映像データ記録領域192Bに記録するように切り替えた後、第1メモリカード190Aの映像データ記録領域192Aから送信する映像データを読み出す。そして、制御部100は、読み出した映像データを、端末装置20に送信する。
なお、制御部100は、現在映像データを記録しているメモリカードと、特定情報に基づいて特定される映像データが異なるメモリカードに記録されている場合には、映像データを記録するメモリカードを切り替える必要はない。
なお、映像データがどのメモリカードに記録されているかを示す情報は、サーバ装置30が判定し、映像データ送信要求に含めてもよい。すなわち、サーバ装置30が、映像データがどのメモリカードに記録しているかを管理している場合は、サーバ装置30は、映像データ送信要求にメモリカードを特定する情報や、カードスロットを特定する情報を含めてもよい。ここで、メモリカードを特定する情報は、ログデータに含まれてもよいし、異なる情報として撮影装置10からサーバ装置30に送信してもよい。例えば、ログデータ(イベント情報、車両情報)に、メモリカードを特定する情報のタグを付与しておいてもよい。
また、撮影装置10は、映像データの記録について、映像データ以外に目次となる履歴記録として履歴データを有していてもよい。履歴データは、例えばGPS情報に基づく情報(緯度経度情報)、時刻、車両情報(車速、ブレーキ、ウィンカーの作動)、Gセンサ値、OBD情報といった情報を履歴として記録している。また、履歴データは、これらの履歴とともに、待避する映像データがどこに記録されているかを含めてもよい。例えば、履歴に映像データとの関連を記録できるメモリカードのフォーマット形式の場合、更に映像データが記録されているメモリカードを特定するための情報を含めてもよい。
また、履歴記録は、何れかのタイミングでサーバ装置30に送信されればよい。例えば、撮影装置10から定期的(10秒毎)に送信されてもよいし、データ量毎に送信されてもよいし、イベントやトリガの検知時に送信されてもよい。
また、メモリカードのフォーマットが、映像チェーンとして複数連続している場合、予めメモリカードを跨がるように映像を記録する領域を確保してもよい。例えば、複数のメモリカードを切り替えて記録する場合でも、撮影装置10は、メモリカード毎に切り替わる映像データ記録領域を、一つの連続した仮想エリアになるように管理してもよい。また、複数のメモリカードの切り替え(例えば、スロットA、スロットBの切り替え)がある場合、そのままでとびとびのデータとなってします。そこで、とびとびになった部文で1つのエリアを形成させることで、スムーズに検索を行うことができる。
また、映像データがどのメモリカードに記録されているかは撮影装置10が特定してもよい。例えば、撮影装置10は、ログデータ記録領域194に記録されたログデータを参照してメモリカードを特定してもよいし、記憶部110に管理情報を記憶し、管理情報を参照してメモリカードを特定してもよい。
[6.適用例]
上述した各実施形態で説明したシステムにおいて、具体的な適用例について以下説明する。
[6.1 第1適用例]
トリガ検知部102は、撮影装置10に設けられたイベントボタンがユーザにより選択される(例えば、押されたり、タッチされたりする)と、トリガを検知する。これにより、ユーザは任意のタイミングで端末装置20に映像(例えば、トリガ映像データ)を送信することができる。
例えば、イベントボタンは、撮影装置10に予め設けられたイベントボタンであってもよいし、イベントボタンとは異なるトリガ検知ボタンであってもよい。また、イベントボタンは、例えば煽り運転専用ボタンであってもよい。
ここで、イベントボタンをユーザが選択することで、撮影装置10は、生成されたトリガ映像データを端末装置20に送信してもよい。また、撮影装置10は、トリガ映像データを、サーバ装置30に送信してもよい。
この場合、トリガ映像データ生成部106は、イベントボタン(煽り運転専用ボタン)は、従来のイベントボタンが選択された場合に生成される映像データとは異なる映像データ(トリガ映像データ)を生成してもよい。
また、制御部100は、トリガ映像データを記録する場合、他の映像データ(通常の映像データや、イベント発生時の映像データ)とはファイル名の付け方が異なってもよいし、他の映像データとは、異なるフォルダに記録してもよい。また、制御部100は、通常のイベントボタンが選択されたときと比較して、煽り運転専用ボタンの方が長い時間の映像データを記録するように設定してもよい。
[6.2 第2適用例]
撮影装置10は、トリガ検知部102が検知したトリガに基づいて、通報や警報を出力してもよい。
例えば、トリガ検知部102は、トリガ検知条件に一致した場合にトリガを検知する。このとき、制御部100は、トリガが検知されたことにより警報を出力してもよい。例えば、撮影装置10の表示部145に警報表示をしたり、音入出力部148から警報音を出力したりしてもよい。
また、制御部100は、通信部150を介して他の端末装置20や、サーバ装置30に通報をしてもよい。
端末装置20は、受信した通報に基づいて、端末装置20上で警報を行ってもよい。例えば、端末装置20は、表示部245に警報表示をしたり、音入出力部248から警報音を出力したりしてもよい。
また、撮影装置10は、通報したときに車両情報、位置情報、トリガ情報、イベント情報といった種々の情報を1又は複数含めて通報してもよい。
また、トリガ検知部102は、煽り運転や危険運転があったことをトリガとして検知してもよい。また、撮影装置10は、検出した煽り運転の種類に応じて警報や通報を行う内容や、通報先を変更してもよい。
例えば、トリガ検知部102は、煽り運転に基づくトリガとしては、「後続車接近を検知した場合」、「先行車接近を検知した場合」、「速度差が大きい車両が後方から接近している場合」「蛇行運転を検知した場合」を検知する。
また、トリガ検知部102は、先行車発進お知らせ機能によって先行車の発進が検知された後に、後方車が接近してきている場合は、いらいら警報としてトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、前方信号お知らせ機能と、先行車発進お知らせ機能の優先度を設定してもよい。この場合、トリガ検知部102は、優先度が高い方をトリガとして検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、周りの車両の動きから危険運転をトリガとして検知してもよい。例えば、トリガ検知部102は、前方に急な割込みがあったこと、前方の車両のブレーキランプの点灯パターンが異常であること、前方の車両のドアが突然開いたこと等をトリガとして検知してもよい。
また、制御部100は、警報/通報を行うレベルとして、例えば制限を設けてもよい。例えば、制御部100は、「信号検知により赤信号の場合は通報を行わない」と設定されている場合には、赤信号が認識されている場合に、後続車の接近を検知した場合は、通報しない。すなわち、車両が単純に信号待ちをしているとき、後続車の接近は煽り運転ではないため、警報や通報を行わない。
[6.3 第3適用例]
トリガ検知部102は、撮影されている周りの状況からトリガを検知してもよい。
例えば、制御部100は、カメラ部120が撮影した映像に映っている車両のナンバーをそれぞれ認識する。そして、制御部100(トリガ検知部102)は、同じ車両のナンバーが認識され続けている場合、当該車両を特定の対象として認識する。そして、トリガ検知部102は、特定の対象として認識された車両が、所定時間以上映っていれば、トリガを検知する。
また、トリガ検知部102は、前方を撮影した映像から、正面から向かってくる車両があることを認識した場合、トリガとして検知する。
また、トリガ検知部102は、撮影した映像から、トラックのドア(荷台のドア)が開いていることを認識した場合はトリガを検知したり、トラックの荷台から荷物がはみ出ていることを認識した場合はトリガを検知したりする。
また、トリガ検知部102は、撮影した映像から、車両のトランクが開いたままであることや、給油口が開いたままであることを認識した場合にトリガを検知してもよい。
[6.4 第4適用例]
トリガ検知部102は、車両情報から取得可能な情報に基づいて、トリガを検知してもよい。
トリガ検知部102は、車両情報から異常を検知した場合には、異常をトリガとして検知する。例えば、検出されている電圧が異常値(規定より低い又は規定より高い)場合や、タイヤの空気圧等(TPMS(Tire Pressure Monitoring System)や、OBD2、センサからのBluetoothにより取得)といったことをトリガとして検知する。
[6.5 第5適用例]
トリガ検知部102は、位置情報から現在地を取得し、現在地をトリガとして検知してもよい。例えば、トリガ検知部102は、記憶部110に記憶されている観光地の場所(位置情報)と、現在地とが一致した場合にはトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、位置情報から景色のよいところ等を通ったときはトリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、撮影した映像から景色のよいと認識した場合、トリガを検知してもよい。例えば、トリガ検知部102は、カメラ部120が撮影した映像に、設定された道路の映像、道路周辺の近景、雲等が1又は複数含まれている場合にはトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、カメラ部120が撮影した映像に含まれる文字を認識し、所定の文字が含まれている場合はトリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、自車両とともに移動するバスの後方の電光掲示板(行き先表示板)に表示されている行き先を示す文字列を認識し、トリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、映像に含まれる文字は、バスの電光掲示板の文字列、看板に含まれる文字列、標識に含まれる文字列とは別に認識してもよい。
また、トリガ検知部102は、いつも通行する道路と違う道路を通っている場合、トリガを検知してもよい。この場合、トリガ映像データ生成部106は、いつも通行する道路と違う道路を走行している区間を含むトリガ映像データを生成する。そして制御部100は、端末装置20にトリガ映像データを送信する。
また、トリガ検知部102は、いつも通行する道路は、走行履歴(ログデータ)に基づいて判定してもよいし、予めユーザが登録してもよい。また、トリガ検知部102は、いつも通行する道路として、直前に通行した道路としてもよいし、所定期間内に通行した回数等により判定した道路としてもよい。
また、トリガ検知部102は、カメラ部120が撮影した映像の中に、特定の標識を認識した場合に、トリガを検知してもよい。例えば、トリガ検知部102は、例えば、映像の中に、道路標識(規制標識、国道標識、高速のIC/JCTの標識等)が認識された場合はトリガを検知する。また、トリガ検知部102は、標識の中から予めトリガとして検知する標識を設定してもよい。
また、トリガ検知部102は、撮影した映像から自動運転車向けの電光掲示板の状態を認識し、トリガとして検知してもよい。電光掲示板の文字表示部とは別に設けた発光部の発光パターンや、この用途向けの特定のデザインを認識して自動運転者情報報知装置があったことをトリガとして検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、撮影した中に行列ができているところ、人が集まっているところを、画像認識(人数カウント)機能により、カウントした人数が所定値以上となった場合にトリガを検知する。例えば、人があつまっているということは何かイベントがある場合があり、撮影装置10は、イベントの場合は目撃情報としてサーバ装置30が提供するサービスへアップロードすることができる。また、例えば、当該撮影場所は人気店であることが解れば、ユーザが再度訪れるときの参考になる。
また、トリガ検知部102は、撮影した映像から、例えば特定の車を認識した場合にトリガを検知する。特定の車は、例えば痛車であてもよいし、特定のクラシックカーであってもよい。これにより、撮影装置10は、検知されたトリガに基づいて自動的にユーザの目撃情報を端末装置20に記録することができる。端末装置20は、記録された画像を、カメラロールに入れたり、SNSのプライベートエリア等にアップロードしたりすることができる。
また、トリガ検知部102は、カメラ部120が撮影した映像データに、特定ナンバープレートが含まれていることを画像認識により判定したらトリガを検知してもよい。特にトリガ検知部102は、「8888」など、クルマのナンバーを選べる制度をつかって取得されているものとしてランキング上位のものを登録しておくとよい。
また、トリガ検知部102は、特定地域のナンバープレートを画像認識したらトリガを検知してもよい。また、トリガ検知部102は、レアなご当地ナンバーの地域を登録しておき、その地域のナンバーを認識したらトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、ご当地ナンバーと通常のナンバーを識別し、ご当地ナンバーを認識したときとにトリガを検知してもよい。
また、トリガ検知部102は、車両(トラックや営業車)に記載された文字列やロゴを認識し、トリガを検知してもよい。この場合、トリガ映像データ生成部106は、当該車両が映っている区間について、トリガ映像データを生成することができる。例えば、撮影装置10は、「ABC魚市場」と記載されたトラックを認識している間、当該トラックを認識している間に撮影した映像データを端末装置20や、サーバ装置30に送信することができる。
また、トリガ検知部102は、映像データから、回転灯が点灯していることを認識した場合に、トリガを検知してもよい。また、トリガ映像データ生成部106は、回転灯が点灯している間の映像をトリガ映像データとして生成してもよい。なお、トリガ検知部102は、回転灯の認識を色情報と対応付けてトリガを生成してもよい。
また、トリガ検知部102は、トリガを検知するときに、信号機の画像を認識し、トリガを検知してもよい。例えば、トリガ検知部102は、赤信号と認識されたにもかかわらず車両が走行しているときは、トリガを検知してもよい。これにより、撮影装置10は、端末装置20に赤信号で車両が進行したトリガ映像データを送信することができる。また、撮影装置10は、赤信号で車両が進行した映像データを削除してもよい。また、撮影装置10は、赤信号で車両が進行した映像データを削除禁止にしてもよい。
[6.6 第6適用例]
また、トリガ検知部102は、運転者に関する情報を取得し、トリガ検知部102はトリガを検知してもよい。
例えば、トリガ検知部102は、カメラ部120又は車両情報取得部132により、運転者のシートベルトの装着状況を取得する。そして、トリガ検知部102は、シートベルトの装着状況が変化した場合に、トリガを検知する。
また、トリガ検知部102は、カメラ部120や、他のセンサ(例えば、生体情報取得部)に基づいて運転者や同乗者のバイタルを検出する。そして、トリガ検知部102は、運転者や同乗者のバイタルに変化があったときにトリガを検知する。このとき、トリガ映像データ生成部106は、バイタルの変化があったときの運転者等を撮影した映像に基づいてトリガ映像データを生成する。
また、このときトリガ検知部102は、運手者等の生体情報を他の装置、例えばスマートウォッチや、スマートフォン等の端末装置が取得した情報を取得してもよい。
また、トリガ検知部102は、運手者の感情の変化があったときにトリガを検知してもよい。
[6.7 第7適用例]
また、トリガ検知部102は、他の様々な情報に基づいてトリガを検知してもよい。例えば、端末装置20により決裁処理(例えば、NFCによる決済処理、2次元コードを表示することによる決済処理)があったことを検知し、決裁があったことをトリガとして検知してもよい。このとき、トリガ映像データ生成部106は、決裁があった地点のトリガ映像データを生成する。また制御部100は、決裁があった地点の位置情報、トリガ映像データ等を端末装置20に送信する。これにより、買物した場所の映像が自動的に記録される。
また、トリガ検知部102は、自車が自動運転を行っている場合や、自動運転をしている他車を認識した場合に、トリガを検知してもよい。これにより、撮影装置10は、自動運転中である期間の映像に基づいてトリガ映像データが生成され、端末装置20に送信することができる。
また、トリガ検知部102は、エンジンがかかった地点(撮影装置10が起動した時点)をスタート地点とし、エンジンが停止した地点(撮影装置10に外部からの電源供給が行われなくなった時点、撮影装置10の電源が切断された時点)をストップ地点、ゴール地点としてトリガを検知してもよい。これにより、撮影装置10は、スタート地点、ストップ地点(ゴール地点)を含む映像(トリガ映像データ)を端末装置20に送信することができる。
なお、撮影装置10は、エンジンがストップ地点から少し手前の地点(少し手前の時間)からトリガ映像データを生成し、端末装置20に送信してもよい。なお、撮影装置10は、バッテリにより起動可能な場合、外部からの電源供給が行われなくなったときから、トリガ映像データを生成してもよい。
また、撮影装置10は、設置された車両がレンタカーやカーシェア、MaaS(Mobility as a Service)などのサービスで利用される共有車両である場合、撮影された映像をサービスのユーザが使用する端末装置20に送信してもよい。
例えば、撮影装置10に、連携処理部204として機能するアプリケーションがインストールできるリンク先(例えば、URLやストア番号)の情報や、撮影装置10に接続するための情報(例えば、撮影装置10がアクセスポイントとして機能する場合はSSID及びパスワード)が含まれた識別情報(例えば、2次元コードであるQRコード(登録商標))を撮影装置10や、車両の中に示しておく。
サービスのユーザは、端末装置20(例えばスマートフォンやタブレット装置)に設けられたカメラで、識別情報を読み取ることでアプリケーションをインストールしたり、撮影装置10と接続したりすることができる。これにより、サービスのユーザは簡易的に本明細書に記載した内容を利用することが可能となる。
[6.8 第8適用例]
また、撮影装置10は、前方、後方といった複数箇所に設置できるが、ダミーの撮影装置を設置してもよい。例えば撮影装置10に、筐体が共通しているモックアップを同梱して販売する。
ユーザは、車両に設置するときに撮影装置10と共にダミーの撮影装置を設置する。これにより、第三者は、複数箇所が撮影されていると考えることで、煽り運転や、他車の危険運転を抑止することができる。
例えば、大型車や、バスといった車両の場合は、前方、後方のみならず、側面等に設置することで、周りに対する抑止効果を期待することができる。
[7.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、各実施形態を分けて説明しているが、可能な範囲で組み合わせて実行することが可能である。例えば、各実施形態において実行されるトリガ検知部102の動作は、単一の説明でされている場合は、どのような処理が行われてもよい。
また、上述した実施形態では、撮影装置10は、映像を常時記録されるするとして説明したが、併せてイベント記録をしてもよい。撮影装置10は、イベント記録をする場合は常時記録の映像と同じ領域に記録してもよいし、異なる領域に記録してもよい。また、撮影装置10は、イベント記録を常時記録しているメモリカードがあるスロットと同じスロットに記録してもよいし、常時記録しているメモリカードがあるスロットとは異なるスロットに記録してもよい。
また、撮影装置10は、複数のカメラ部を備えている場合には、同じスロットのメモリカードに映像を記録してもよいし、異なるスロットに記録してもよい。撮影装置10は、例えばフロントの方向を撮影した映像のみを第1のスロットのメモリカードに記録し、他の方向を撮影した映像を第2のスロットのメモリカードに記録してもよい。
また、上述したシステムにおいて、撮影装置10は、メモリカードが着脱されてもよい。撮影装置10は、メモリカードが着脱されることで、現在装着されているメモリカードのみに映像を記録する。また、サーバ装置30から、着脱されたメモリカードにある映像データの転送要求(送信要求)を受信した場合には、エラーコマンドを返してもよい。なお、サーバ装置30に記録されている履歴記録と一致しない場合(例えば、メモリカードを入れ替えてしまった、メモリカードを1枚だけ交換してしまった等)の場合、撮影装置10は同様にエラーを返してもよい。
また、撮影装置10が、メモリカードを複数有する場合に、1枚だけしか読み込めない場合は、エラーとしてもよいし、読み込めるメモリカードの情報(映像)だけを表示してもよい。この場合、撮影装置10は、1枚分のみが表示されていることを表示してもよい。また、撮影装置10は、エラー状態のときはメモリカードの映像データを全て非表示としてもよい。
また、撮影装置10は、履歴記録を一時的に記憶部110に記憶してもよい。例えば、メモリカードが入れ替わってしまった場合、撮影装置10は、記憶部110に記憶している履歴記録に基づいて、メモリカードやサーバ装置30に記録されている情報を更新してもよい。
また、各実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバ装置の記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述したデータは、装置内に記憶されるものではなく、外部の装置に記憶されて、適宜呼び出されてもよい。例えば、データをNAS(Network Attached Storage)に記憶したり、クラウド上に記憶したりしてもよい。
なお、本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求の範囲とする意思を有する。
本願発明は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素又は発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正又は分割出願等において権利取得する意思を有する。「〜の場合」「〜のとき」という記載があったとしてもその場合やそのときに限られる構成として記載はしているものではない。これらの場合やときでない構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。また順番を伴った記載になっている箇所もこの順番に限らない。一部の箇所を削除したり、順番を入れ替えた構成についても開示しているものであり、権利取得する意思を有する。
また、意匠登録出願への変更により、全体意匠又は部分意匠について権利取得する意思を有する。図面は本装置の全体を実線で描画しているが、全体意匠のみならず当該装置の一部の部分に対して請求する部分意匠も包含した図面である。例えば当該装置の一部の部材を部分意匠とすることはもちろんのこと、部材と関係なく当該装置の一部の部分を部分意匠として包含した図面である。当該装置の一部の部分としては、装置の一部の部材としても良いし、その部材の部分としても良い。全体意匠はもちろんのこと、図面の実線部分のうち任意の部分を破線部分とした部分意匠を、権利化する意思を有する。また、装置の筐体の内部のモジュール・部材・部品等についても、図面に表示されているものは、いずれも独立して取引の対象となるものであって、同様に、意匠登録出願への変更を行って権利化を行う意思を有するものである。
1 システム
10 撮影装置
100 制御部
102 トリガ検知部
104 映像処理部
106 トリガ映像データ生成部
108 トリガ映像データ記録時間決定部
110 記憶部
112 通信情報記憶領域
114 トリガ検知条件記憶領域
116 トリガ映像データ設定領域
118 動作情報記憶領域
120 カメラ部
130 加速度検出部
132 車両情報取得部
134 位置情報取得部
140 操作部
145 表示部
148 音入出力部
150 通信部
160 記録部
190 メモリカード
192 映像データ記録領域
194 ログデータ記録領域
20 端末装置
200 制御部
202 トリガ検知部
204 連携処理部
210 記憶部
212 通信情報記憶領域
214 トリガ検知条件記憶領域
216 送信情報記憶領域
230 加速度検出部
234 位置情報取得部
236 照度取得部
240 操作部
245 表示部
248 音入出力部
250 通信部
30 サーバ装置

Claims (28)

  1. 映像を撮影する撮影部と、
    第1の映像を第1の記録先に記録し、第1の映像を記録中に所定のトリガを検知した場合には、第2の記録先に第2の映像を記録する制御部と
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記制御部は、前記映像に基づいてトリガを検知することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記制御部は、前記映像に移動体が含まれている又は前記映像に含まれる移動体の動きが所定の動きの場合には、トリガを検知することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記撮影部は、車両に設けられており、
    前記制御部は、
    前記映像に含まれる他車両を認識し、
    前記他車両が、前記車両に所定の条件で近づいてる場合にトリガを検知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮影装置。
  5. 車両の情報を取得する車両情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記取得された車両情報に基づいてトリガを検知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記撮影装置は車両に設置され、
    前記車両情報取得部は、前記車両から車両情報として速度、加速度、及びエンジンに関する情報のうち、少なくとも1つの情報を取得し、
    前記制御部は、前記車両情報が所定の条件を満たした場合は、トリガを検知する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮影装置。
  7. 位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記取得された位置情報に基づいてトリガを検知することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮影装置。
  8. ユーザによる操作入力を受け付ける操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部によりユーザによる操作入力を受け付けた場合に、トリガを検知することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮影装置。
  9. 前記操作部は、複数の操作ボタンを有しており、
    前記制御部は、前記操作ボタンのうち、特殊な状態の操作ボタンにおいて操作入力を受け付けた場合に、トリガを検知することを特徴とする請求項8に記載の撮影装置。
  10. 前記制御部は、
    前記特殊な状態の操作部が1回操作される毎に、トリガ検出時から前後に記録時間を拡大させ、かつ後ろよりも前のほうに拡大させる時間を長くする請求項9に記載の撮影装置。
  11. 記録時間を設定する設定部を更に備え、
    前記制御部は、前記撮影部に撮影された映像に基づいて前記記録時間に基づく映像を前記第2の映像として生成する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮影装置。
  12. 前記設定部は、前記記録時間として、トリガの発生時から設定された第1の時間分を記録時間として設定することを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。
  13. 前記設定部は、前記記録時間として、設定された第2の時間分だけトリガの発生前に遡った時から、前記第1の時間分を記録時間として設定することを特徴とする請求項12に記載の撮影装置。
  14. 端末装置と通信を行う通信部を更に備え、
    前記第2の記録先は、前記端末装置であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の撮影装置。
  15. 端末装置と通信を行う通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記トリガを検知したときは、前記通信部を介して前記端末装置に通知を行う請求項1から14のいずれか1項に記載の撮影装置。
  16. 前記映像を記録するために、第1の記録媒体と、第2の記録媒体とが接続されており、
    前記第1の記録先は前記第1の記録媒体であり、前記第2の記録先として前記第2の記録媒体である
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の撮影装置。
  17. 前記制御部は、前記映像を記録している記録媒体から異なる映像を読み出す場合、前記映像を記録する記録媒体を切り替えることを特徴とする請求項16に記載の撮影装置。
  18. 撮影装置と、端末装置とを含むシステムであって、
    前記撮影装置は、
    映像を撮影する撮影部と、
    前記映像を記録媒体に記録する制御部と
    トリガを検知するトリガ検知部と、
    前記トリガを検知したときに、前記端末装置にコマンドを送信する送信部と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記端末装置からコマンドを受信する受信部と、
    前記端末装置は、前記コマンドに基づいて通知を行う制御部と
    を備えることを特徴とするシステム。
  19. 前記端末装置は、表示部を備え、
    前記制御部は、前記表示部に前記コマンドに基づいた表示を行うことを特徴とする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記コマンドには前記トリガを検知したときに撮影された前記映像が含まれており、
    前記制御部は、前記表示部に前記コマンドに含まれている映像を表示することを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 前記システムにはサーバ装置が更に含まれており
    前記端末装置の制御部は、
    前記コマンドに基づいて、サーバへの送信条件が一致した場合には、前記コマンドに基づいた情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項19又は20に記載のシステム。
  22. 第1の制御部を備えた撮影装置と、第2の制御部を備えたサーバ装置とを含むシステムであって、
    前記撮影装置は、
    映像を撮影する撮影部と、
    前記映像を記録媒体に記録する記録部と、
    を備え、
    前記第1の制御部は、ログデータを前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置の第2の制御部は、
    前記撮影装置からログデータを受信し、
    前記ログデータを解析し、要求条件に該当するか否かを判断し、
    前記要求条件に該当する場合には、前記撮影装置に要求コマンドを送信し
    前記撮影装置の第1の制御部は、前記サーバ装置から要求コマンドを受信した場合、当該要求コマンドに応じた処理を実行する
    ことを特徴とするシステム。
  23. 前記サーバ装置の第2の制御部は、前記要求条件に該当したことに基づき、前記記録された映像の送信を要求する要求コマンドを前記撮影装置に送信し、
    前記撮影装置の第1の制御部は、前記要求コマンドに応じて特定される映像を前記サーバ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  24. 前記撮影装置は、
    前記映像を記録するために、第1の記録媒体と、第2の記録媒体とが接続されており、
    前記記録部は、第1の記録媒体又は第2の記録媒体に映像を記録し、
    前記第1の制御部は、前記要求コマンドに応じて特定される映像に前記映像を記録している場合は、他の記録媒体に記録先を切り替える
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載のシステム。
  25. 前記システムは、前記撮影装置と、前記サーバ装置とに接続可能な第3の制御部を備えた端末装置を更に含み、
    前記サーバ装置の前記第2の制御部は、前記要求コマンドを前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の前記第3の制御部は、前記要求コマンドに基づいて、前記端末装置に映像を送信する送信要求コマンドを送信する
    ことを特徴とする請求項22から24の何れか一項に記載のシステム。
  26. 前記要求コマンドには、通話回線を確立する内容が含まれており、
    前記撮影装置の第1制御部は、前記要求コマンドに応じて、前記サーバ装置と通話回線を確立する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項22から25のいずれか1項に記載のシステム。
  27. 前記撮影装置は、車両情報を取得可能であって、
    前記ログデータには、少なくとも車両情報が含まれており、
    前記要求条件は、前記ログデータに含まれる前記車両情報に関する条件である
    ことを特徴とする請求項22から26のいずれか1項に記載のシステム。
  28. 請求項1から17のいずれか1項に記載の撮影装置の制御部の機能、又は請求項18から27のいずれか1項に記載のシステムにおける撮影装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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