JP2021163698A - バッテリー端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリーポストに対して適正に締結することができるバッテリー端子を提供することを目的とする。【解決手段】バッテリー端子1は、ポスト挿入孔20f、20g、及び、スリット20hが形成されたバッテリー端子本体20と、バッテリー端子本体20を締め付けることで、バッテリー端子本体20をバッテリーポストに締結する締付機構30とを備え、締付機構30は、貫通部材31と、締結部材32と、押圧部材33と共に、締結部材32に装着され、押圧部材33とバッテリー端子本体20との間に介在し、第1方向Xに対して予め定められた位置で押圧部材33と当接して当該押圧部材33の第1方向Xに沿った貫通部材31側への移動を規制する締付管理部材34を含むことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、バッテリー端子に関する。
従来のバッテリー端子として、例えば、特許文献1には、バッテリー端子本体と、貫通部材と、締結部材と、押圧部材とを備えるバッテリー端子が開示されている。バッテリー端子本体は、ポスト挿入孔、及び、スリットが形成される。貫通部材は、バッテリー端子本体の一端側からスリットを挟んでバッテリー端子本体の他端側まで延在して配置されると共に、当接部、螺合孔、及び、テーパ形成端部が設けられる。締結部材は、螺合孔と螺合し軸線方向周りの回転に伴って軸線方向に沿って移動する。押圧部材は、締結部材の軸線方向周りの回転に伴って締結部材と貫通部材との間に発生する軸線方向の締結力を、当接部との間でバッテリー端子本体を押圧する締付方向の押圧力に変換する。
特開2018−125232号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のバッテリー端子は、例えば、押圧部材に設けられた第1規制部が軸線方向に対して予め定められた位置で貫通部材と当接することでバッテリーポストに対する締結の適正化を図っているが更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、バッテリーポストに対して適正に締結することができるバッテリー端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るバッテリー端子は、第1方向に沿ってバッテリーポストが挿入されるポスト挿入孔、及び、当該ポスト挿入孔と連続するスリットが形成されたバッテリー端子本体と、前記ポスト挿入孔内に前記バッテリーポストが挿入された状態で、前記バッテリー端子本体を前記第1方向と交差する第2方向に沿って締め付けることで、前記バッテリー端子本体を前記バッテリーポストに締結する締付機構とを備え、前記締付機構は、前記第2方向に沿って前記バッテリー端子本体の一端側から前記スリットを挟んで前記バッテリー端子本体の他端側まで延在して配置されると共に、前記第2方向の一端側に前記バッテリー端子本体と当接する当接部が設けられ、前記第2方向の他端側に前記第1方向に沿って形成された螺合孔が設けられた貫通部材と、前記螺合孔と螺合し前記第1方向周りの回転に伴って前記第1方向に沿って移動する締結部材と、前記バッテリー端子本体の他端側で当該バッテリー端子本体と当接した状態で、前記締結部材の前記第1方向周りの回転に伴って当該締結部材と共に前記第1方向に沿って前記貫通部材側に移動し、かつ、当該第1方向に沿った移動に伴って前記第2方向に沿って前記当接部側に相対移動することで、前記当接部との間で前記第2方向に沿って前記スリットの間隔を縮小する側に前記バッテリー端子本体を締め付ける押圧部材と、前記締結部材に装着され、前記押圧部材と前記バッテリー端子本体との間、又は、前記押圧部材と前記貫通部材との間に介在し、前記第1方向に対して予め定められた位置で前記押圧部材と当接して当該押圧部材の前記第1方向に沿った前記貫通部材側への移動を規制する締付管理部材とを含むことを特徴とする。
また、上記バッテリー端子では、前記締付管理部材は、前記締結部材に対して予め定められた締結トルクが付加された状態で前記押圧部材と当接し当該押圧部材の前記第1方向に沿った前記貫通部材側への移動を規制するものとすることができる。
また、上記バッテリー端子では、前記押圧部材は、前記第1方向に沿って前記締結部材が挿通される基部、及び、前記基部から前記第1方向に沿って突出して形成されると共に前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って対向して一対で設けられそれぞれ前記締付管理部材と当接可能である一対の規制部を含むものとすることができる。
また、上記バッテリー端子では、前記締付管理部材は、前記押圧部材において前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って対向する一対の部材間に挟まれて位置し、当該締付管理部材が前記押圧部材と当接し前記押圧部材の前記第1方向に沿った移動を規制可能な位置で前記第1方向周りの回転が規制される回転規制部を含むものとすることができる。
また、上記バッテリー端子では、前記締付管理部材は、板状に形成され前記押圧部材と当接する板状部、及び、前記板状部から前記第1方向に沿って突出して筒状に形成され内部に前記第1方向に沿って前記締結部材が挿通される筒状部を含むものとすることができる。
本発明に係るバッテリー端子は、バッテリー端子本体に形成されたポスト挿入孔にバッテリーポストが挿入された状態で、貫通部材、締結部材、及び、押圧部材の作用によって、バッテリー端子本体をバッテリーポストに対して締結することができる。すなわち、バッテリー端子は、締結部材の第1方向に沿った移動に伴って押圧部材が当該第1方向に沿って移動し、かつ、この第1方向に沿った移動に伴って第2方向に沿って貫通部材の当接部側に相対移動する。この構成により、バッテリー端子は、貫通部材の当接部と押圧部材との間で第2方向に沿ってスリットの間隔を縮小する側にバッテリー端子本体を締め付けることができる。この結果、バッテリー端子は、バッテリー端子本体をバッテリーポストに対して締結することができる。このとき、バッテリー端子は、押圧部材とバッテリー端子本体との間、又は、押圧部材と貫通部材との間に締付管理部材が介在し、第1方向に対して予め定められた位置で当該締付管理部材が押圧部材と当接する。この構成により、バッテリー端子は、押圧部材の第1方向に沿った貫通部材側への移動を当該締付管理部材によって予め定められた位置で規制することができる。この結果、バッテリー端子は、貫通部材の当接部と押圧部材とによってバッテリー端子本体を適正に締め付けることができるので、バッテリーポストに対して適正に締結することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係るバッテリー端子の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係るバッテリー端子の概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係るバッテリー端子の概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係るバッテリー端子の概略構成を表す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るバッテリー端子の締結ボルト、ブラケット、トルク管理プレートの概略構成を表す分解斜視図である。 図6は、実施形態に係るバッテリー端子のトルク管理プレートの概略構成を表す斜視図である。 図7は、実施形態に係るバッテリー端子を第2幅方向の一方側から視た正面図である。 図8は、実施形態に係るバッテリー端子のトルク管理プレートを含む部分断面斜視図である。 図9は、実施形態に係るバッテリー端子のトルク管理プレートを含む部分断面斜視図である。 図10は、変形例に係るバッテリー端子の締結ボルト、ブラケット、トルク管理プレートの概略構成を表す分解斜視図である。 図11は、変形例に係るバッテリー端子の締結ボルト、ブラケット、トルク管理プレートの概略構成を表す分解斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「軸線方向X」といい、第2方向を「第1幅方向Y」といい、第3方向を「第2幅方向Z」という。ここでは、軸線方向Xと第1幅方向Yと第2幅方向Zとは、相互に略直交する。軸線方向Xは、典型的には、バッテリー端子が設けられるバッテリーポストの中心軸線C1、スタッドボルトの中心軸線C2、締結ボルトの中心軸線C3に沿う方向、バッテリーの高さ方向等に相当する。第1幅方向Yは、典型的には、バッテリー端子の締付方向、バッテリーの短辺方向等に相当する。第2幅方向Zは、典型的には、一対の規制部や一対の直立部が相互に対向する対向方向、バッテリーの長辺方向等に相当する。典型的には、バッテリー端子が車両に設置され当該車両が水平面に位置する状態で、軸線方向Xは、鉛直方向に沿い、第1幅方向Y、第2幅方向Zは、水平方向に沿う。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
[実施形態]
図1、図2に示す本実施形態のバッテリー端子1は、バッテリーポストPに組み付けられることによって、バッテリーBと、接続相手部材としての接続端子Tとを電気的に接続するための部品である。
バッテリーBは、車両等に蓄電装置として搭載されるものである。バッテリーBは、バッテリー液や種々の構成部品を収容するバッテリー筐体BaにバッテリーポストPが立設される。バッテリーポストPは、鉛電極であり、バッテリー筐体Baのうちの1つの面、典型的には、バッテリーBを車両に搭載した状態で鉛直方向上側に位置する面に立設される。バッテリーポストPは、バッテリー筐体Baの鉛直方向上側の面から鉛直方向上側に向けて突出する。バッテリーポストPは、円柱状、より詳細には、先端側に進むにつれて径が小さくなるようテーパが付けられた円柱状に形成される。バッテリーポストPは、中心軸線C1が軸線方向X(鉛直方向)に沿うように配置され、軸線方向Xに沿って柱状に延在する。バッテリーポストPは、1つのバッテリーBにおいて、正極(プラス(+)極)として1つ、負極(マイナス(−)極)として1つ、合計2つ設けられる(図1、図2等には一方側のみを図示)。また、接続端子Tは、このバッテリーBを搭載した車両に配索される電線Wの末端に設けられ、接続相手部材を構成するものである。バッテリー端子1は、上記のように構成されるバッテリーポストPに締結されると共に当該接続端子Tが電気的に接続される。
そして、本実施形態のバッテリー端子1は、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに締結する締付機構30にトルク管理プレート34が設けられることで、バッテリーポストPに対して適正に締結することができる構成を実現している。以下、各図を参照してバッテリー端子1の各構成について詳細に説明する。
具体的には、バッテリー端子1は、図3、図4、図5、図6に示すように、スタッドボルト10と、バッテリー端子本体20と、締付機構30とを備える。
スタッドボルト10は、バッテリー端子本体20に保持され、接続端子Tが電気的に接続される締結部材である。スタッドボルト10は、基部10aと、軸部10bとを含んで構成され、これらが導電性を有する金属材料によって一体で形成される。基部10aは、バッテリー端子本体20に保持される部分であり、いわゆるボルト頭部を構成する。基部10aは、軸部10bより大径の部分として形成され、軸部10bが立設される台座部分を構成する。軸部10bは、基部10aから軸線方向Xに沿って一方側に突出して形成され、接続端子Tが締結される部分である。軸部10bは、中心軸線C2が軸線方向Xに沿う略円柱状に形成される。軸部10bは、外周面にナット11が螺合可能な螺合溝が形成されている。
バッテリー端子本体20は、導電性を有しバッテリーポストPに締結される主たる部分である。バッテリー端子本体20は、バッテリーポストPに締結される締結部21と、スタッドボルト10を保持する保持部22とを含んで構成され、これらが導電性を有する金属材料によって一体で形成される。締結部21と保持部22は、第2幅方向Zに沿って隣接して連結され電気的に接続される。
締結部21は、一対の環状部20a、20b、及び、屈曲連結部20cを含んで構成される。保持部22は、一対の保持板状部20d、20eを含んで構成される。バッテリー端子本体20は、例えば、導電性を有する金属板に対してプレス折り曲げ加工等を施すことにより、これら一対の環状部20a、20b、屈曲連結部20c、及び、一対の保持板状部20d、20eが一体で形成される。バッテリー端子本体20は、全体として、屈曲連結部20cを挟んで略U字状に折り返され、環状部20a、保持板状部20dと環状部20b、保持板状部20eとがそれぞれ軸線方向Xに沿って対向し積層された2層積層構造で構成される。
より具体的には、一対の環状部20a、20bは、それぞれ種々の凹凸形状や切り欠き形状が付された略矩形環状で、かつ、板状に形成される。各環状部20a、20bは、板厚方向が軸線方向Xに沿い、かつ、第1幅方向Y、及び、第2幅方向Zに沿って延在する。環状部20aと環状部20bとは、第2幅方向Zの一方側(保持部22側とは反対側)の端部同士が屈曲連結部20cを介して連続するように一体で形成される。一対の環状部20a、20bは、軸線方向Xに沿って間隔をあけた状態で当該軸線方向Xに沿って相互に対向して位置する。締結部21は、環状部20aが鉛直方向の上側(バッテリーポストPの設置面とは反対側)に位置し、環状部20bが鉛直方向の下側(バッテリーポストPの設置面側)に位置する。
一対の環状部20a、20bは、それぞれポスト挿入孔20f、20gが形成されることで、上述したようにそれぞれ略矩形環状に形成される。ポスト挿入孔20f、20gは、第1方向Xに沿ってバッテリーポストPが挿入される孔であり、それぞれ環状部20a、20bを軸線方向Xに沿って貫通している。ポスト挿入孔20f、20gは、バッテリーポストPの外径形状に応じた略円形状に形成される。ポスト挿入孔20fとポスト挿入孔20gとは、一対の環状部20a、20bが屈曲連結部20cを介して上下に積層された状態で軸線方向Xに沿って対向する位置関係で形成される。ポスト挿入孔20f、20gは、各内周壁面にバッテリーポストPのテーパに対応したテーパが形成されており、当該バッテリーポストPが挿入された状態で当該各内周壁面がバッテリーポストPと接触する。
そして、締結部21は、一対の環状部20a、20bと屈曲連結部20cとに渡ってスリット(間隙)20hが形成される。スリット20hは、一対の環状部20a、20bの屈曲連結部20c側の端部において、第2幅方向Zに沿って延在しポスト挿入孔20f、20gと連続すると共に、屈曲連結部20cにおいて軸線方向Xに沿って延在する。言い換えれば、スリット20hは、ポスト挿入孔20f、20gから環状部20a、20bの一部を分断するようにして屈曲連結部20cまで延在して形成される。締結部21は、一対の環状部20a、20bの屈曲連結部20c側の端部において、当該スリット20hが形成された部分が締付端部20iを構成する。締付端部20iは、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに締結する際に締付機構30によって締め付けられる部分となる。
締結部21は、締付端部20iの第1幅方向Yの両側の端部に、それぞれ締付機構30の一部が嵌合する略矩形状の嵌合凹部20j、20kが形成されている。また、締結部21は、締付端部20iの嵌合凹部20k内にさらに半円形状に形成されたガイド凹部20lが形成されている。また、締結部21は、締付端部20iの嵌合凹部20kに隣接してさらに規制突起部20mが形成されている。規制突起部20mは、それぞれ締付機構30の一部を第2幅方向Zに対して位置決めするものである。規制突起部20mは、第2幅方向Zに対して嵌合凹部20kの屈曲連結部20c側とは反対側で当該嵌合凹部20kと隣接して形成される。規制突起部20mは、第1幅方向Yに沿って突出するように形成される。嵌合凹部20j、20k、ガイド凹部20l、規制突起部20mは、それぞれ環状部20a、及び、環状部20bの双方に渡って形成される。
一対の保持板状部20d、20eは、それぞれ種々の凹凸形状や切り欠き形状が付された略矩形板状に形成される。各保持板状部20d、20eは、板厚方向が軸線方向Xに沿い、かつ、第1幅方向Y、及び、第2幅方向Zに沿って延在する。保持板状部20dは、環状部20aと第2幅方向Zに沿って連続するように一体で形成される。保持板状部20eは、環状部20bと第2幅方向Zに沿って連続するように一体で形成される。ここでは、保持板状部20d、20eは、それぞれ環状部20a、20bとの間に段差を有して連続している。一対の保持板状部20d、20eは、保持板状部20d側に挿通孔20nが形成される。挿通孔20nは、スタッドボルト10の軸部10bが挿通される孔である。
保持部22は、例えば、折り曲げ加工の前に事前に挿通孔20nにスタッドボルト10の軸部10bが挿通された状態で、一対の保持板状部20d、20eが折り曲げ加工される。これにより、保持部22は、一対の保持板状部20d、20eが軸線方向Xに沿って上下に積層された状態とされ、当該積層された一対の保持板状部20d、20eによってスタッドボルト10の基部10aを軸線方向Xに沿って挟み込んで保持する。つまり、一対の保持板状部20d、及び、保持板状部20eは、互いに対向して積層され互いの間に基部10aを保持する。
スタッドボルト10は、保持板状部20dと保持板状部20eとの間に基部10aが保持された状態で、軸部10bが挿通孔20nに挿通され当該挿通孔20nを軸線方向Xに沿って貫通する。これにより、スタッドボルト10は、軸部10bが挿通孔20nから軸線方向Xに沿って突出して露出し、当該露出した軸部10bにナット11を介して接続端子Tを締結し電気的に接続可能である。スタッドボルト10は、当該軸部10bを接続端子Tの挿通孔Taに挿通するようにして接続端子Tが組み付けられた状態で、軸部10bにナット11が螺合されることで当該軸部10bに接続端子Tが締結され、接続端子Tと締結部21の保持板状部20dとが導通接続される。
締付機構30は、バッテリー端子本体20の締結部21の締付端部20iを第1幅方向Yに沿って締め付けることで、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに締結する機構である。本実施形態の締付機構30は、貫通部材としての板ナット31と、締結部材としての締結ボルト32と、押圧部材としてのブラケット33と、締付管理部材としてのトルク管理プレート34とを含んで構成され、これらが協働して締付端部20iを第1幅方向Yに沿って締め付ける力を発生させる。この締付機構30は、板ナット31が第1幅方向Yに沿ってスリット20hを横断するような位置関係で締付端部20iに挿通されると共に、当該板ナット31に締結ボルト32、ブラケット33、トルク管理プレート34が組み付けられることで、締付端部20iに装着される。
バッテリー端子1は、バッテリー端子本体20の締結部21のポスト挿入孔20f、20g内にバッテリーポストPが挿入された状態で、締付機構30によって締付端部20iを締め付けることでバッテリーポストPに締結される。本実施形態の締付機構30は、バッテリー端子1をバッテリーポストPに締結する場合に、締結ボルト32を軸線方向Xに沿って締め付けていく形式である。
概略的にいうと、この締付機構30は、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに締結する場合、ポスト挿入孔20f、20g内にバッテリーポストPが挿入された状態で、締結ボルト32を軸線方向Xに沿って締め付けていく。これにより、締付機構30は、締結ボルト32と板ナット31との間に軸線方向Xに沿った締結力F1(後述の図7参照)を発生させる。そして、締付機構30は、発生させた当該締結力F1を、板ナット31とブラケット33との作用によって第1幅方向Yに沿った締付力F2(後述の図7参照)に変換する。そして、締付機構30は、変換した当該締付力F2によって、板ナット31とブラケット33とを介して、締付端部20iを第1幅方向Yに沿ってスリット20hの幅を狭くするように締め付ける。この結果、締付機構30は、ポスト挿入孔20f、20gの径を縮小させ、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに締結し導通することができる。
そしてこのとき、本実施形態のバッテリー端子1は、バッテリー端子本体20とブラケット33との間にトルク管理プレート34が介在することで、適正なトルク(締付)管理を行うことができる。以下、締付機構30の各構成についてより詳細に説明する。
板ナット31は、第1幅方向Yに沿ってバッテリー端子本体20の環状部20a、20bの一端側からスリット20hを挟んで環状部20a、20bの他端側まで延在して配置される部材である。第1幅方向Yは、環状部20a、20bに形成されたスリット20hを横断する方向に相当する。
具体的には、板ナット31は、板状部31aと、当接部31bと、螺合孔31cと、テーパ形成端部31dと、第1テーパ面31eとを含んで構成され、これらが導電性を有する金属材料によって一体で形成される。
板状部31aは、板ナット31の本体部分であり、略矩形板状に形成される。板状部31aは、第1幅方向Yに沿って環状部20a、20bの一端側からスリット20hを挟んで環状部20a、20bの他端側まで延在して当該環状部20a、20bに配置される部分である。
当接部31bは、板状部31aの第1幅方向Yの一端側に設けられ、バッテリー端子本体20の環状部20a、20bの締付端部20iと当接する部分である。当接部31bは、板ナット31がバッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、板状部31aにおいて嵌合凹部20j側に位置する端部に設けられる。当接部31bは、略矩形板状に形成される。当接部31bは、板ナット31がバッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、締付端部20iに形成された嵌合凹部20jと嵌合し嵌合凹部20j内に収容され位置決めされ、締付端部20iと当接する。
螺合孔31cは、板状部31aの第1幅方向Yの他端側、すなわち、当接部31bとは反対側の端部に軸線方向Xに沿って形成された部分である。ここでは、螺合孔31cは、当該板状部31aを軸線方向Xに沿って貫通し形成される。螺合孔31cは、内周面に螺合溝が形成され、締結ボルト32が螺合可能に形成される。
テーパ形成端部31dは、板状部31aの第1幅方向Yの他端側、すなわち、螺合孔31cが形成される側の端部に設けられ、第1テーパ面31eが形成された部分である。テーパ形成端部31dは、板ナット31がバッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、板状部31aにおいて嵌合凹部20k側に位置する端部に設けられる。
第1テーパ面31eは、ブラケット33に形成された第2テーパ面33eと対向し当接する面である。ここでは、テーパ形成端部31dは、板状部31aの端部において第2幅方向Zの両側にそれぞれ突出して形成され、それぞれの突出部分に第1テーパ面31eが形成される。つまり、第1テーパ面31eは、テーパ形成端部31dにおいて、第2幅方向Zの両側に突出して形成された部分にそれぞれ設けられ、第2幅方向Zの両側に一対で設けられる。当該第1テーパ面31eの傾斜方向については、後で詳細に説明する。
上記のように構成される板ナット31は、テーパ形成端部31dが嵌合凹部20j側から第1幅方向Yに沿って一対の環状部20a、20bの間に挿入されることで、締付端部20iに組み付けられる。板ナット31は、スリット20hを横断するような位置関係で、第1幅方向Yに沿って環状部20a、20bの一端側から他端側まで貫通させてバッテリー端子本体20に組み付けられる。板ナット31は、バッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、当接部31bが嵌合凹部20jに嵌合し当該嵌合凹部20j内に収容され位置決めされる。また、板ナット31は、バッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、螺合孔31c、テーパ形成端部31dが締付端部20iを挟んで当接部31bとは反対側に位置する。板ナット31は、バッテリー端子本体20に組み付けられた状態で、当接部31bとテーパ形成端部31dとが第1幅方向Yに対向する。
締結ボルト32は、板ナット31に形成された螺合孔31cと螺合し軸線方向X周りの回転に伴って軸線方向Xに沿って移動する部材である。締結ボルト32は、軸部32aと、ボルト頭部32bとを含んで構成され、これらが導電性を有する金属材料によって一体で形成される。軸部32aは、板ナット31の螺合孔31cに螺合される貫通部である。軸部32aは、中心軸線C3が軸線方向Xに沿う略円柱状に形成される。軸部32aは、外周面に、螺合孔31cの螺合溝と螺合可能な螺合溝が形成されている。ボルト頭部32bは、軸部32aが立設される台座部分である。ボルト頭部32bは、軸部32aの一方の端部に当該軸部32aと一体で設けられる。ボルト頭部32bは、軸部32aより大径の部分として形成され、締結ボルト32を軸部32a周りに回転させるために工具等によって締結トルクが付加される部分を構成する。締結ボルト32は、螺合孔31cに螺合した状態で軸線方向X周りの回転に伴って螺合溝の螺合作用により、板ナット31に対して軸線方向Xに沿って相対移動する。
ブラケット33は、板ナット31の当接部31bとの間でバッテリー端子本体20を締め付ける部材であり、軸線方向Xに沿った締結力F1(図7参照)を第1幅方向Yに沿った締付力F2(図7参照)に変換する部材である。ブラケット33は、締結ボルト32の軸線方向Xに沿った移動に伴って当該軸線方向Xに沿って移動可能で、かつ、板ナット31の第1テーパ面31eと当接しながら第1幅方向Yに沿って板ナット31に対して相対移動可能に設けられる。この構成により、ブラケット33は、締結ボルト32の軸線方向X周りの回転に伴って当該締結ボルト32と共に軸線方向Xに沿って板ナット31側に移動し、かつ、この軸線方向Xに沿った移動に伴って第1幅方向Yに沿って当接部31b側に相対移動する。このブラケット33は、バッテリー端子本体20の環状部20a、20bの他端側、すなわち、嵌合凹部20k側で当該環状部20a、20bと当接する。そして、ブラケット33は、締結ボルト32の軸線方向X周りの回転に伴って締結ボルト32と板ナット31との間に発生する軸線方向Xの締結力F1を、当接部31bとの間で締付端部20iを締め付ける第1幅方向Yの締付力F2に変換する。この構成により、ブラケット33は、当接部31bとの間で第1幅方向Yに沿ってスリット20hの間隔を縮小する側にバッテリー端子本体20の締付端部20iを締め付ける。
具体的には、ブラケット33は、基部33aと、一対の直立部33bと、貫通孔33cと、当接面33dと、第2テーパ面33eと、折り返し片部33fと、一対の規制部33gとを含んで構成され、これらが導電性を有する金属材料によって一体で形成される。
基部33aは、軸線方向Xに沿って締結ボルト32の軸部32aが挿通される部分である。基部33aは、略矩形板状に形成される。基部33aは、板厚方向が軸線方向Xに沿い、かつ、第1幅方向Y、及び、第2幅方向Zに沿って延在する。基部33aは、軸部32aが挿通される貫通孔33cが形成される。
一対の直立部33bは、基部33aの4辺のうち対向する2辺から軸線方向Xに沿って一方側(板ナット31側)に突出して延在する部分である。直立部33bは、第2幅方向Zに沿って対向して一対で設けられる。つまり、一対の直立部33bは、基部33aの第1幅方向Yに沿った2辺にそれぞれ設けられる。ブラケット33は、基部33a、及び、各直立部33bが組み合わさって全体として略コの字状に形成される。一対の直立部33bは、それぞれバッテリー端子本体20と当接可能である当接面33d、及び、第1テーパ面31eと当接可能である第2テーパ面33eを有する。
貫通孔33cは、締結ボルト32の軸部32aが貫通する孔である。貫通孔33cは、基部33aを軸線方向Xに貫通して形成される。貫通孔33cは、第1幅方向Yに沿って延在する略長円形状に形成される。ブラケット33は、当該貫通孔33cに軸線方向Xに沿って締結ボルト32の軸部32aが挿入される。これにより、ブラケット33は、軸線方向Xに沿って移動可能に当該締結ボルト32に組み付けられる。また、ブラケット33は、この貫通孔33cが第1幅方向Yに沿って略長円形状に形成されることから、軸部32aが貫通孔33cに挿入された状態で、締結ボルト32に対して第1幅方向Yに沿って相対移動可能に構成される。これにより、ブラケット33は、締結ボルト32に組み付けられ軸部32aが板ナット31の螺合孔31cに螺合した状態で、板ナット31に対して当該締結ボルト32を介して軸線方向X、及び、第1幅方向Yに沿って相対移動可能に支持される。ブラケット33は、締結ボルト32と共に板ナット31に組み付けられた状態で、各直立部33bが軸線方向Xに対して板ナット31側に位置する。
当接面33dは、ブラケット33においてバッテリー端子本体20と当接する部分である。当接面33dは、各直立部33bの第1幅方向Yの一方の端面にそれぞれ形成される。各当接面33dは、各直立部33bにおいて、バッテリー端子本体20の環状部20a、20bの他端側、すなわち、嵌合凹部20k側で締付端部20iと第1幅方向Yに対向する面にそれぞれ形成される。ブラケット33は、締結ボルト32を介して板ナット31に組み付けられた状態で、当該各当接面33d側が上述の締付端部20iに形成された嵌合凹部20kと嵌合し当該嵌合凹部20k内に収容され位置決めされる。ブラケット33は、この状態で当該各当接面33d側が環状部20a、20bの締付端部20iと当接する。また、締結ボルト32は、ブラケット33が組み付けられ、軸部32aが板ナット31の螺合孔31cに螺合した状態で当該軸部32aがガイド凹部20l内に嵌合し当該ガイド凹部20l内に収容され位置決めされる。
第2テーパ面33eは、ブラケット33が締結ボルト32を介して板ナット31に組み付けられた状態で、板ナット31の第1テーパ面31eと対向し当接する面である。第2テーパ面33eは、各直立部33bの第1幅方向Yの他方の端面(当接面33d側とは反対側の端面)にそれぞれ形成される。ブラケット33は、締結ボルト32を介して板ナット31に組み付けられた状態で、各直立部33bが第1幅方向Yに対して締付端部20iとテーパ形成端部31dとの間に位置する。そして、ブラケット33は、各第2テーパ面33eがテーパ形成端部31d側で各第1テーパ面31eと対向し当接する。
そして、各第1テーパ面31eと各第2テーパ面33eとは、互いに対向して当接すると共に、軸線方向Xに対して傾斜した面として形成される。各第1テーパ面31e、及び、各第2テーパ面33eは、軸線方向X周りの締結ボルト32の回転に伴って締結ボルト32と共にブラケット33が軸線方向Xに沿って板ナット31側に接近した際に、締結力F1を締付力F2に変換する方向に傾斜する。ここでは、各第2テーパ面33eは、各直立部33bにおいて、軸線方向Xの基端側(基部33a側)から先端側に向かうにしたがって徐々に締付端部20i側に接近するような傾斜面として形成される。そして、各第1テーパ面31eは、当該各第2テーパ面33eに沿い、当該各第2テーパ面33eとほぼ平行な傾斜面として形成される。各第1テーパ面31eは、締結ボルト32、ブラケット33が位置する側から軸線方向Xに沿って反対側に離間するのにしたがって徐々に締付端部20i側に接近するような傾斜面として形成される。
折り返し片部33fは、基部33aの第2幅方向Zに沿った2辺のうち第2テーパ面33e側に位置する辺から軸線方向Xの一方側(板ナット31側)へ延在する部分である。折り返し片部33fは、基部33aから軸線方向Xに沿って一方側(板ナット31側)に突出して形成され、第2幅方向Zに対して一対の直立部33bの間に位置する。
一対の規制部33gは、それぞれトルク管理プレート34と当接してブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を規制可能な部分である。規制部33gは、第2幅方向Zに沿って対向して一対で設けられそれぞれトルク管理プレート34と当接可能である。一対の規制部33gは、基部33aの4辺のうち対向する2辺から軸線方向Xに沿って一方側(板ナット31側)に突出して形成される。規制部33gは、基部33aにおいて一対の直立部33bが設けられた辺にそれぞれ設けられる。各規制部33gは、それぞれ、第1幅方向Yに対して各直立部33bのバッテリー端子本体20側に位置する。そして、各規制部33gは、それぞれ、当該各直立部33bと第1幅方向Yに沿って連続する。規制部33gは、軸線方向Xに対して予め定められた位置でトルク管理プレート34と当接してブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を規制する。
トルク管理プレート34は、締結ボルト32に装着され、ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を規制する部材ある。トルク管理プレート34は、ブラケット33とバッテリー端子本体20との間に介在し、軸線方向Xに対して予め定められた位置でブラケット33と当接して当該ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を規制する。典型的には、トルク管理プレート34は、締結ボルト32に対して予め定められた締結トルクが付加された状態でブラケット33と当接し当該ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を予め定められた位置で規制する。
ここで、ブラケット33とトルク管理プレート34とが当接する予め定められた位置は、軸線方向Xの締結力F1、ひいては、第1幅方向Yの締付力F2が適正な範囲の大きさであり過剰とならない程度の位置である。言い換えれば、予め定められた締結トルクは、典型的には、軸線方向Xの締結力F1、ひいては、第1幅方向Yの締付力F2が適正な範囲の大きさであり過剰とならない程度のトルクである。トルク管理プレート34は、例えば、締結力F1、締付力F2が適正な範囲の下限値である状態ではブラケット33と当接せず、締結力F1、締付力F2が適正な範囲の上限値である状態でブラケット33と当接するように形成されてもよい。
具体的には、トルク管理プレート34は、板状部34aと、筒状部34bと、貫通孔34cとを含んで構成され、これらが比較的に剛性が高い樹脂材料によって一体で形成される。
板状部34aは、板状に形成されブラケット33と当接する部分である。板状部34aは、略T字板状に形成される。板状部34aは、板厚方向が軸線方向Xに沿い、かつ、第1幅方向Y、及び、第2幅方向Zに沿って延在する。より詳細には、板状部34aは、回転規制部34aa、及び、突出部34abを含んで構成される。
回転規制部34aaは、ブラケット33において第2幅方向Zに沿って対向する一対の直立部33bに挟まれて位置し、トルク管理プレート34がブラケット33と当接しブラケット33の軸線方向Xに沿った移動を規制可能な位置で軸線方向X周りの回転が規制される部分である。回転規制部34aaは、板状部34aにおいて、略矩形板状に形成されると共に、筒状部34b、貫通孔34cが形成される。回転規制部34aaは、トルク管理プレート34が締結ボルト32に装着され、締結ボルト32、ブラケット33と共に板ナット31に組み付けられた状態で、一対の直立部33bに挟まれて当該直立部33bと当接することで軸線方向X周りの回転が規制される。
突出部34abは、ブラケット33の規制部33gと当接する部分である。突出部34abは、回転規制部34aaの第1幅方向Yの一方の端部から第2幅方向Zに沿って両側にそれぞれ突出して一対で形成される。板状部34aは、回転規制部34aa、及び、突出部34abが組み合わさって全体として上述したように略T字板状に形成される。一対の突出部34abは、トルク管理プレート34が締結ボルト32に装着され、締結ボルト32、ブラケット33と共に板ナット31に組み付けられた状態で、それぞれ軸線方向Xに沿って規制部33gと対向して位置する。トルク管理プレート34は、この突出部34abの厚みt1(図9参照)が調節されることで、ブラケット33と当接する位置が設定される。
筒状部34bは、板状部34aから軸線方向Xに沿って突出して筒状に形成され内部に軸線方向Xに沿って締結ボルト32が挿通される部分である。筒状部34bは、中心軸線が軸線方向Xに沿う略円筒状に形成される。筒状部34bは、板状部34aにおいて、回転規制部34aaの略中央部から軸線方向Xに沿ってブラケット33の基部33a側に突出して形成される。筒状部34bは、内部に貫通孔34cが形成される。
貫通孔34cは、締結ボルト32の軸部32aが貫通する孔である。貫通孔33cは、板状部34a、及び、筒状部34bを軸線方向Xに貫通して形成される。トルク管理プレート34は、当該貫通孔34cに軸線方向Xに沿って締結ボルト32の軸部32aが挿入される。これにより、トルク管理プレート34は、当該締結ボルト32に組み付けられる。トルク管理プレート34は、締結ボルト32と共に板ナット31に組み付けられた状態で、軸線方向Xに対して板状部34aがバッテリー端子本体20側に位置し、筒状部34bがブラケット33の基部33a側に位置する。また、トルク管理プレート34は、締結ボルト32と共に板ナット31に組み付けられた状態で、第2幅方向Zに対して回転規制部34aaが一対の直立部33bの間に位置し、かつ、この各突出部34abが直立部33bのバッテリー端子本体20側の側方から露出して位置する。
上記のように構成されるバッテリー端子1は、板ナット31がバッテリー端子本体20に組み付けられ、ブラケット33及びトルク管理プレート34が締結ボルト32の軸部32aに装着され、軸部32aが螺合孔31cに螺合することで各部が相互に組み付けられる。この場合、バッテリー端子1は、軸線方向Xに対して、締結ボルト32のボルト頭部32bと板ナット31との間にブラケット33及びトルク管理プレート34が介在する位置関係で各部が組み付けられる。
バッテリー端子1は、各部が組み付けられた状態で、板ナット31の当接部31bが嵌合凹部20jと嵌合し嵌合凹部20j内に収容され位置決めされる。また、バッテリー端子1は、各部が組み付けられた状態で、ブラケット33の各当接面33d側が嵌合凹部20kと嵌合し嵌合凹部20k内に収容され位置決めされる。さらに、バッテリー端子1は、各部が組み付けられた状態で、締結ボルト32の軸部32aがガイド凹部20l内に嵌合し当該ガイド凹部20l内に収容され位置決めされる。また、バッテリー端子1は、各部が組み付けられた状態で、各規制突起部20mがブラケット33に対して屈曲連結部20cとは反対側で当該ブラケット33と当接し当該ブラケット33の屈曲連結部20cとは反対側への移動を規制する。そして、バッテリー端子1は、各部が組み付けられた状態で、ブラケット33の基部33aとバッテリー端子本体20との間にトルク管理プレート34が介在する。
そして、バッテリー端子1は、スタッドボルト10の軸部10bが軸線方向Xに沿って露出するような位置関係でポスト挿入孔20f、20gにバッテリーポストPが挿入されることで、バッテリーポストPに組み付けられる。バッテリー端子1は、ポスト挿入孔20f、20gの内周面とバッテリーポストPの外周面とが接触した状態で、締結ボルト32が軸線方向Xの一方側から締め付けられる。これにより、バッテリー端子1は、スリット20hを挟んで締付端部20iの両側が第1幅方向Yに締め付けられ、バッテリーポストPに締結される。
より詳細には、バッテリー端子1は、図7に示すように、締結ボルト32が工具等によって軸線方向X(軸部32a)周りに回転されることで、螺合作用により、締結ボルト32が軸線方向Xの板ナット31側に移動する。バッテリー端子1は、締結ボルト32の板ナット31側への移動に伴ってブラケット33も板ナット31のテーパ形成端部31d側に接近する。
このとき、ブラケット33は、各当接面33dが締付端部20iに当接すると共に当該締付端部20iに形成された嵌合凹部20k、及び、各規制突起部20mによって軸線方向X周りの回転が規制されつつ軸線方向Xに沿った移動が案内される。そして、バッテリー端子1は、ブラケット33の軸線方向Xの移動に伴って当該ブラケット33に形成された各第2テーパ面33eが板ナット31のテーパ形成端部31dに形成された各第1テーパ面31eに当接する。
そして、バッテリー端子1は、各第2テーパ面33eと各第1テーパ面31eとが当接した状態で、締結ボルト32の軸線方向Xに沿ったさらなる移動に伴って、ブラケット33が軸線方向Xに沿って移動する。これに伴って、バッテリー端子1は、ブラケット33の各第2テーパ面33eが各第1テーパ面31eと当接しながら第1幅方向Yに沿って板ナット31に対して相対移動しつつ、当該板ナット31を第1幅方向Yに沿ってテーパ形成端部31d側に引き付ける。
これにより、バッテリー端子1は、締結ボルト32の軸線方向X周りの回転に伴って締結ボルト32と板ナット31との間に発生する軸線方向Xの締結力F1を、第1幅方向Yの締付力F2に変換することができる。ここで、第1幅方向Yの締付力F2は、板ナット31の当接部31bとブラケット33の各当接面33dとの間で第1幅方向Yに沿ってスリット20hの間隔を縮小する側に締付端部20iを押圧する力である。つまり、バッテリー端子1は、締結ボルト32の回転に伴って当該締結ボルト32と共にブラケット33が軸線方向Xに沿って板ナット31側に接近すると、各第1テーパ面31eと各第2テーパ面33eとの作用によって、締結ボルト32と板ナット31との間に発生する軸線方向Xの締結力F1が、第1幅方向Yに沿った締付力F2に変換される。
この結果、バッテリー端子1は、締付力F2によって、環状部20a、20bの締付端部20iがスリット20hの間隔を縮小する方向に締め付けられ、当該スリット20hの間隔が狭まる。これにより、バッテリー端子1は、ポスト挿入孔20f、20gの内周面とバッテリーポストPの外周面とが接触した状態でポスト挿入孔20f、20gの径が縮小され、バッテリーポストPに締結される。
このとき、バッテリー端子1は、ブラケット33の基部33aとバッテリー端子本体20との間にトルク管理プレート34が介在した状態で、図8に示すように、回転規制部34aaが一対の直立部33bの間に位置し当該直立部33bと当接する。この結果、バッテリー端子1は、トルク管理プレート34の軸線方向X周りの回転が規制される。
そして、バッテリー端子1は、締結ボルト32に対して予め定められた締結トルクが付加されると、図9に示すように、ブラケット33の各規制部33gが軸線方向Xに対して予め定められた位置でトルク管理プレート34の各突出部34abと当接する。これにより、バッテリー端子1は、ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への相対移動が適正な位置で規制される。この構成により、バッテリー端子1は、ブラケット33の軸線方向Xに沿った移動が適正な位置で規制され、軸線方向Xの締結力F1、ひいては、第1幅方向Yの締付力F2が適正な大きさで規制される。
なお、このバッテリー端子1は、ブラケット33の規制部33gとトルク管理プレート34の突出部34abとが当接するタイミングとほぼ同時のタイミングで、さらに、基部33aと筒状部34bの頂部とが当接するように構成されてもよい。これにより、バッテリー端子1は、ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への相対移動をより確実に適正な位置で規制することができる。
以上で説明したバッテリー端子1は、バッテリー端子本体20に形成されたポスト挿入孔20f、20gにバッテリーポストPが挿入された状態で、板ナット31、締結ボルト32、及び、ブラケット33の作用によって、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに対して締結することができる。すなわち、バッテリー端子1は、締結ボルト32の軸線方向Xに沿った移動に伴ってブラケット33が軸線方向Xに沿って移動し、かつ、この軸線方向Xに沿った移動に伴って第1幅方向Yに沿って板ナット31の当接部31b側に相対移動する。この構成により、バッテリー端子1は、板ナット31の当接部31bとブラケット33との間で第1幅方向Yに沿ってスリット20hの間隔を縮小する側にバッテリー端子本体20を締め付けることができる。この結果、バッテリー端子1は、バッテリー端子本体20をバッテリーポストPに対して締結することができる。
このとき、バッテリー端子1は、ブラケット33とバッテリー端子本体20との間にトルク管理プレート34が介在し、軸線方向Xに対して予め定められた位置で当該トルク管理プレート34がブラケット33と当接する。この構成により、バッテリー端子1は、ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を当該トルク管理プレート34によって予め定められた位置で規制することができる。これにより、バッテリー端子1は、締結ボルト32と板ナット31との間に発生する軸線方向Xの締結力F1を適正な大きさに規制することができ、バッテリー端子本体20を締め付ける第1幅方向Yの締付力F2を適正な大きさに規制することができる。この結果、バッテリー端子1は、板ナット31の当接部31bとブラケット33とによってバッテリー端子本体20を適正に締め付けることができるので、バッテリーポストPに対して適正に締結することができる。これにより、バッテリー端子1は、例えば、例えば、電気的な接続信頼性を向上することができる。
またここでは、バッテリー端子1は、トルク管理プレート34の突出部34abの端面が規制部33gの外面と略面一となるように形成され当該規制部33gの外面から露出している。このため、このバッテリー端子1は、突出部34abと規制部33gとの当接の有無を外側から視認し易い構成とすることができる。この結果、バッテリー端子1は、締付機構30による適正な締め付けを目視にて確認し易い構成とすることができるので、この点でも、バッテリーポストPに対して適正に締結することができる。
また、このバッテリー端子1は、ブラケット33の移動を規制するための部材をトルク管理プレート34によって別体で構成しているので、トルク管理プレート34によって適正にトルク管理を行いつつ、汎用性も向上することができる。この場合、バッテリー端子1は、要求される締結トルクに応じて適宜トルク管理プレート34の突出部34abの厚みt1を変更することで、要求される仕様を満たしつつブラケット33等のその他の部材を共用することができる。つまり、バッテリー端子1は、要求される仕様ごとにブラケット33等を作成する必要がなく、厚みt1の異なるトルク管理プレート34を適宜使い分けることで、締結トルクの管理値が相互に異なる複数種類のバッテリー端子1を製造することができるので、製造コストを抑制できる。この結果、バッテリー端子1は、汎用性を向上しつつ、上記のようにバッテリーポストPに対して適正に締結することができる。
なおこの場合、トルク管理プレート34は、厚みt1に応じて適宜異なる色の材料によって形成されてもよい。この構成により、バッテリー端子1は、厚みt1が異なる複数種類のトルク管理プレート34を相互に識別し易くすることができるので、例えば、締結ボルト32の締付作業の際に誤組み付けやトルクレンチの誤設定等を抑制することができる。
また、このバッテリー端子1は、例えば、ブラケット33とバッテリー端子本体20とを直接当接させてブラケット33の移動を規制する場合と比較して、下記のような利点がある。すなわち、このバッテリー端子1は、予め定められた位置でブラケット33の移動を規制するために必要とされる規制部33gの長さt2を、トルク管理プレート34の突出部34abの厚みt1の分だけ、相対的に短くすることができる。これにより、バッテリー端子1は、ブラケット33において規制部33gを含む部分の剛性を向上することができ、例えば、締結ボルト32を締め付けた際に直立部33bが外側に変形し難い構成とすることができる。この結果、バッテリー端子1は、当該ブラケット33全体の変形を抑制することができ、バッテリー端子本体20を締め付ける第1幅方向Yの締付力F2を、確実に適正な大きさに規制することができる。この点でも、バッテリー端子1は、バッテリーポストPに対して適正に締結することができる。
ここでは、以上で説明したバッテリー端子1は、締結ボルト32に対して予め定められた締結トルクが付加された状態でブラケット33が予め定められた位置でトルク管理プレート34と当接する。この構成により、バッテリー端子1は、例えば、作業員による締結ボルト32の締付作業の際にブラケット33がトルク管理プレート34と当接すると、締結ボルト32の締め付けによる反力が顕著に大きくなる。このため、バッテリー端子1は、例えば、作業員に対して締結ボルト32の締め付け状態を感覚的に認識させ易くすることができるので、適正な締付作業を実現させ易くすることができ、作業性を向上することができる。その上で、バッテリー端子1は、上記のようにバッテリーポストPに対して適正に締結することができる。
さらに、以上で説明したバッテリー端子1は、ブラケット33が一対の規制部33gを介してトルク管理プレート34の各突出部34abと当接するので、1つの規制部33gに作用する荷重を分散することができる。この結果、バッテリー端子1は、ブラケット33全体の変形をより好適に抑制することができるので、バッテリーポストPに対してより適正に締結することができる。
また、以上で説明したバッテリー端子1は、トルク管理プレート34の回転規制部34aaが一対の直立部33b間に挟まれて位置し、当該一対の直立部33bによって当該回転規制部34aaの回転が規制される。この構成により、バッテリー端子1は、トルク管理プレート34をブラケット33との当接位置に確実に位置決めすることができ、予め定められた位置でブラケット33の移動を確実に規制することができる。この結果、バッテリー端子1は、バッテリーポストPに対してより適正に締結することができる。
さらに、以上で説明したバッテリー端子1は、筒状部34bに形成された貫通孔34cに締結ボルト32の軸部32aが挿入されるようにして、トルク管理プレート34が締結ボルト32に組み付けられる。この構成により、バッテリー端子1は、トルク管理プレート34において筒状部34bによって締結ボルト32の軸部32aの支持長を相対的に長く確保することができる。この結果、バッテリー端子1は、締結ボルト32をより適正に支持することができ、締結ボルト32の倒れや変形を抑制することができるので、この点でもバッテリーポストPに対してより適正に締結することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るバッテリー端子は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、バッテリー端子本体20は、金属板のプレス折り曲げ加工等により、一対の環状部20a、20b、屈曲連結部20c、及び、一対の保持板状部20d、20eが一体で形成されるものとして説明したがこれに限らない。バッテリー端子本体20は、例えば、屈曲連結部20cを備えず、軸線方向Xに対して上板を構成する上側分割体(環状部20a、保持板状部20d)と下板を構成する下側分割体(環状部20b、保持板状部20e)との2層分割構造とし、別体に構成された上側分割体と下側分割体とを一体化する構成を有するものであってもよい。
以上の説明では、接続相手部材は、電線Wの末端に設けられた接続端子Tであるものとして説明したがこれに限らない。接続相手部材は、例えば、いわゆるヒューズユニット等の各種電子部品ユニットの端子部によって構成されるものであってもよい。
以上の説明では、トルク管理プレート34は、ブラケット33とバッテリー端子本体20との間に介在するものとして説明したがこれに限らない。トルク管理プレート34は、ブラケット33と板ナット31との間に介在し、ブラケット33と当接して当該ブラケット33の軸線方向Xに沿った板ナット31側への移動を規制するように構成されてもよい。この場合、トルク管理プレート34は、例えば、板ナット31と折り返し片部33fとの間に介在し、当該折り返し片部33fと当接するように構成されてもよい。
以上の説明では、トルク管理プレート34は、筒状部34bを含んで構成されるものとして説明したがこれに限らない。
図10に示す変形例に係る締付管理部材としてのトルク管理プレート234は、筒状部34bを有さない点で上述したトルク管理プレート34と異なる。トルク管理プレート234のその他の構成は、上述のトルク管理プレート34と略同様の構成である。この場合であっても、バッテリー端子1は、上記と同様にバッテリーポストPに対して適正に締結することができる。
また、図11に示す変形例に係る締付管理部材としてのトルク管理プレート334は、板状部34aに貫通孔34cと連通する切り欠き部334dが形成されている点で上述したトルク管理プレート234と異なる。トルク管理プレート334のその他の構成は、上述のトルク管理プレート234と略同様の構成である。この場合であっても、バッテリー端子1は、上記と同様にバッテリーポストPに対して適正に締結することができる。加えてこの場合、バッテリー端子1は、トルク管理プレート334を、切り欠き部334dを介して第1幅方向Yに沿って締結ボルト32の軸部32aに装着することができるので、組み付け作業性の自由度を広げることができ、汎用性を向上することができる。
1 バッテリー端子
10 スタッドボルト
10a 基部
10b 軸部
11 ナット
20 バッテリー端子本体
20a、20b 環状部
20c 屈曲連結部
20d、20e 保持板状部
20f、20g ポスト挿入孔
20h スリット
20i 締付端部
20j、20k 嵌合凹部
20l ガイド凹部
20m 規制突起部
20n 挿通孔
21 締結部
22 保持部
30 締付機構
31 板ナット(貫通部材)
31a 板状部
31b 当接部
31c 螺合孔
31d テーパ形成端部
31e 第1テーパ面
32 締結ボルト(締結部材)
32a 軸部
32b ボルト頭部
33 ブラケット(押圧部材)
33a 基部
33b 直立部
33c 貫通孔
33d 当接面
33e 第2テーパ面
33f 折り返し片部
33g 規制部
34、234、334 トルク管理プレート(締付管理部材)
34a 板状部
34aa 回転規制部
34ab 突出部
34b 筒状部
34c 貫通孔
334d 切り欠き部
C1、C2、C3 中心軸線
F1 締結力
F2 締付力
P バッテリーポスト
X 軸線方向(第1方向)
Y 第1幅方向(第2方向)
Z 第2幅方向(第3方向)

Claims (5)

  1. 第1方向に沿ってバッテリーポストが挿入されるポスト挿入孔、及び、当該ポスト挿入孔と連続するスリットが形成されたバッテリー端子本体と、
    前記ポスト挿入孔内に前記バッテリーポストが挿入された状態で、前記バッテリー端子本体を前記第1方向と交差する第2方向に沿って締め付けることで、前記バッテリー端子本体を前記バッテリーポストに締結する締付機構とを備え、
    前記締付機構は、
    前記第2方向に沿って前記バッテリー端子本体の一端側から前記スリットを挟んで前記バッテリー端子本体の他端側まで延在して配置されると共に、前記第2方向の一端側に前記バッテリー端子本体と当接する当接部が設けられ、前記第2方向の他端側に前記第1方向に沿って形成された螺合孔が設けられた貫通部材と、
    前記螺合孔と螺合し前記第1方向周りの回転に伴って前記第1方向に沿って移動する締結部材と、
    前記バッテリー端子本体の他端側で当該バッテリー端子本体と当接した状態で、前記締結部材の前記第1方向周りの回転に伴って当該締結部材と共に前記第1方向に沿って前記貫通部材側に移動し、かつ、当該第1方向に沿った移動に伴って前記第2方向に沿って前記当接部側に相対移動することで、前記当接部との間で前記第2方向に沿って前記スリットの間隔を縮小する側に前記バッテリー端子本体を締め付ける押圧部材と、
    前記締結部材に装着され、前記押圧部材と前記バッテリー端子本体との間、又は、前記押圧部材と前記貫通部材との間に介在し、前記第1方向に対して予め定められた位置で前記押圧部材と当接して当該押圧部材の前記第1方向に沿った前記貫通部材側への移動を規制する締付管理部材とを含むことを特徴とする、
    バッテリー端子。
  2. 前記締付管理部材は、前記締結部材に対して予め定められた締結トルクが付加された状態で前記押圧部材と当接し当該押圧部材の前記第1方向に沿った前記貫通部材側への移動を規制する、
    請求項1に記載のバッテリー端子。
  3. 前記押圧部材は、前記第1方向に沿って前記締結部材が挿通される基部、及び、前記基部から前記第1方向に沿って突出して形成されると共に前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って対向して一対で設けられそれぞれ前記締付管理部材と当接可能である一対の規制部を含む、
    請求項1又は請求項2に記載のバッテリー端子。
  4. 前記締付管理部材は、前記押圧部材において前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に沿って対向する一対の部材間に挟まれて位置し、当該締付管理部材が前記押圧部材と当接し前記押圧部材の前記第1方向に沿った移動を規制可能な位置で前記第1方向周りの回転が規制される回転規制部を含む、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリー端子。
  5. 前記締付管理部材は、板状に形成され前記押圧部材と当接する板状部、及び、前記板状部から前記第1方向に沿って突出して筒状に形成され内部に前記第1方向に沿って前記締結部材が挿通される筒状部を含む、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバッテリー端子。
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