例示的な実施形態の説明が続く。
本明細書に開示される例示的な実施形態は、3次元(3D)データを扱う製品ライフサイクル管理(PLM)に関する任意の分野に属する。例えば、3Dコンテンツを可能にする製品設計、製品レビュー、工業デザイン、スケッチ、描画、および通信アプリに使用されるソフトウェア製品は、以下に開示されるように、3Dリンクの例示的な実施形態を有利に使用することができる。そのようなソフトウェア製品および通信アプリは、例えば、3次元(3D)コンピュータ支援設計(CAD)システムに含まれる。
3次元3DCADシステムのユーザは、共同または外部のサプライヤと協力して作業する場合、変更が必要な、特定の処理が必要な、または他のコンポーネントとのインターフェースが必要なモデルコンポーネントの領域を示す必要がある。図面やマークアップは同じものの伝達に役立つが、そのような情報を伝えるために複数の文書が必要になることがよくある。このようなドキュメントは、開発プロセス中に古くなったり失われたりする可能性があり、その結果、ミスや作業の重複が発生する。
例えば、チームで共同作業をしているとき、または3D CAD関連のトピックに関する単純なコミュニケーションを行っているときでも、設計エンジニアなどのユーザが特定の3DCADモデル内の特定の幾何学的エンティティを参照する必要があることがよくある。本明細書では、単に3Dモデルまたはモデルと交換可能に呼ばれることもある。例えば、従業員は、3Dモデルの特定の面に適用する必要のあるドラフト角度についてマネージャに相談したい場合がある。既存のシステムでは、従業員は問題の顔のスクリーンショットをいくつか撮り、そのようなスクリーンショットを例えば電子メール(電子メール)でマネージャに送信する必要がある。このようなアプローチの問題は、マネージャなどのスクリーンショットの受信者が、スクリーンショットによってキャプチャされた3Dモデルの特定の顔など、関心のある領域を手動で見つけるために時間と労力を費やす必要がある。このプロセスは面倒でエラーが発生しやすくなる。さらに、マスター3Dモデルに変更が加えられると、スクリーンショットが古くなる可能性がある。
一部のCADプログラムでは、ユーザが特定の幾何学的エンティティにブックマークを作成できる。そのため、ユーザは、例えば、問題の特定の面にブックマークを作成し、3Dモデルをファイルにエクスポートまたは保存してから、そのファイルを電子メールまたはファイル転送プロトコル(FTP)によってマネージャなどの別のユーザに送信できる。ただし、このアプローチの問題は、ファイルのアップロードまたは送信が面倒な場合があり、特に、ファイルサイズが大きい場合は、これがよく発生する。さらに、マスター3Dモデルに変更が加えられると、送信されたファイルが古くなる可能性がある。通信のもう1つのオプションは、「このフォルダまたはワークスペースに移動し、この3Dモデルを開いてから、XYZ ...という名前の特定のフィーチャに移動する」などの指示を電子メールまたは電話で送信することである。ただし、このプロセスは面倒でエラーが発生しやすくなる。
本明細書に開示される例示的な実施形態は、ユーザが、特定の点(例えば、クリック位置)、頂点、エッジ、面、ボディ、または3Dモデルのコンポーネントへの参照を作成することを可能にする機能を提供する。この参照は3Dモデルと共に保存でき、ユーザはテキストメモ、画像、ビデオ、別のモデルへのリンクなどの情報を参照に追加できる。参照は3Dモデルとともに保存される可能性があるため、その表現は仕様/フィーチャツリーの特別なフォルダに表示され、配置とコンテンツ用に編集されるか、関連性がなくなった場合は削除される。そのような参照は、本明細書では3Dリンクと呼ばれ得、本明細書では、3Dモデル内の位置のための3Dユニフォームリソースロケーター(3D−URL)とも交換可能に呼ばれる。仕様/フィーチャツリーにおけるその表現は、本明細書では3Dリンクフィーチャと呼ばれる。
例示的な実施形態によれば、3Dリンクは、ユーザが3Dコンテキストに関連する情報を容易に管理および共有することを可能にする(例えば、3Dモデル内の特定の場所および/または幾何学的エンティティ)を明確に示す。例示的な実施形態によれば、3Dリンクは、クラウド、サーバ、またはコンピュータ上でホストされる3Dモデル内の特定の場所をターゲットまたは指すクロスプラットフォームクロスアプリケーションユニバーサルアドレスとして表現される。3Dリンクは、ユーザ間またはユーザ間で3D位置を共有するメカニズムを提供する。
本明細書に開示される例示的な実施形態は、協調的な設定でユーザに利益をもたらすと説明することができるが、そのような利益はそれに限定されないことを理解されたい。例えば、1人のユーザが3Dモデルの場所への3Dリンクを作成し、それにメモを追加して、後日3Dモデルに戻って、何をしていて次に何をする必要があるかを思い出すことができる。
例示的な実施形態によれば、3Dリンクが開かれる前に3Dモデルが変更を受ける場合、3Dリンクは、そのような変更後であっても、必要なメカニズムがそれ自体を有効に保つことを可能にする。3Dリンクの例示的な実施形態は、信頼できる唯一の情報源(SSOT)を提供する。例えば、3Dリンクを使用すると、通信用に3Dモデルの画像やコピーを作成する必要がなくなる。これは、画像やコピーが古くなる可能性があるため、有利である。例示的な実施形態によれば、3Dリンクは、マスター3Dモデルへの参照を維持するか、または一貫して指し示し、したがって、それはSSOTの原理に従う。
3Dリンクの例示的な実施形態は、共有の容易さを可能にする。例えば、3Dリンクを使用すると、特定のユーザが、特定の3Dロケーション(例えば、3Dポイントまたは幾何学的エンティティ)を別のユーザと一緒に簡単に共有できる。特定のユーザとは異なる地理的サイトにいる可能性のある他のユーザは、特定のユーザが使用する可能性のある異なるアプリ/アプリケーションから、いつでも任意のデバイスで3Dリンクを開くことができる。同じ3Dモデルを開き、特定のユーザによる3Dリンクの作成時に存在する同じカメラポーズと表示条件で3D位置を表示する。
3Dリンクの例示的な実施形態は、コラボレーションを支援し、ユーザがコラボレーションするのを支援する上で重要な役割を果たすことができる。3Dリンクは、Webページ、電子メール、またはその他の媒体などの任意の媒体に付随し、それに貴重なコンテキストを追加できる。例えば、本明細書に開示される3Dリンクは、電子メール、チャットメッセージ、会議の招待状などのような様々なコミュニケーションツールに追加され、ブログ、Wikiページ、スライドデッキ、ホワイトペーパーなどのドキュメントに追加され、図面や3Dモデルの注釈など、CADまたはPLMデータ内の参照として追加され、部品表(BOM)などに参照リンクとして追加される。しかしながら、3Dリンクは、それに追加されることに限定されないことを理解されたい。
3Dリンクの例示的な実施形態は、情報の編成を容易にする。例えば、CADユーザは、1つまたは複数の3Dモデルの異なる3D位置で実行する複数の設計タスクを持つ場合がある。例示的な実施形態によれば、ユーザは、それらの3D位置のそれぞれへの3Dリンクを作成し、それらの3Dリンクをそれらのタスクリストに追加することができる。ユーザが3Dモデルの特定の場所のタスクに途中で取り組んだ場合、ユーザはその場所の3Dリンクにメモを追加できる。後の時点で、ユーザは3Dリンクをクリック(またはユーザが選択)してメモを表示し、ユーザが中断したところから再開することができる。
3Dリンクの例示的な実施形態は、例えば、シングルクリックして、「このフォルダまたはワークスペースに移動し、次にこの3Dモデルを開き、そしてXYZという名前の特定のフィーチャに移動する」という手動ワークフロー全体を減らすことによって、アクセスの容易さを提供する。クラウドベースのCADシステムの人気が高まるにつれ、3Dリンクの例示的な実施形態は、同じのユーザが、図1Aに関して以下に開示されるような、共同作業環境において3D位置を管理および共有するためのメカニズムを提供する。
図1Aは、システム100の例示的な実施形態のブロック図である。システム100において、設計エンジニアなどの第1のユーザ102aは、第1の3Dコンピュータ支援設計(CAD)システム104aを使用し、3D CADモデル106上で第2のユーザ102bと協力している。図1Aの3D CADモデル106は、例示を目的とするものであり、また本明細書に開示される3D CADモデルは、それに限定されない、ことを理解されるべきである。第2のユーザ102bは、第1の3D CADシステム104aと比較して同じまたは異なるタイプの3D CADシステムであり得る第2の3D CADシステム104bを使用している。第1の3D CADシステム104a、第2の3D CADシステム104b、およびデータベース108は、システム100内のネットワーク101を介して通信可能に結合されている。ネットワーク101は、第1の3D CADシステム104aと第2の3D CADシステム104bとの間の通信を可能にし、さらに第1の3D CADシステム104aおよび第2の3D CADシステムに、データベース108へのアクセスを可能にする、例えば有線または非有線の任意のタイプのネットワークであってよい。第1の3D CADシステム104aおよび第2の3D CADシステム104bは、単に、CADシステムと呼ばれる。3D CADモデル106は、単に、CADモデルまたはモデルと呼ばれ得る。本明細書に開示される例示的な実施形態は、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bに関して説明されるが、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bのいずれかは同じものを使用してよいことを理解されるべきである。さらに、第1のユーザ102aおよび第2のユーザ102に関して本明細書に開示されるアクションは、いずれかのユーザによって実行されることが理解されるべきである。
データベース108は、単一の3Dリンク、すなわち3Dリンク110を格納するものとして示されているが、データベース108は、複数の3Dリンクを格納することができ、データベース108は、分散型または非分散型のデータベースであってよいことを理解されたい。データベース108は、クラウドベースのデータベース、サーバ、またはコンピュータなど、3Dリンクを格納することができる任意のタイプのデータベースであってよい。データベース108はまた、本明細書では3Dリンクデータベースと呼ばれる。
図1の例示的な実施形態では、図1Aを参照すると、第1の3D CADシステム104aは、3D CADモデル106を開くように構成され、第1のユーザ102aが、開かれた3D CADモデル106の3Dコンテキスト112を選択できるようにする。第1の3D CADシステム104aはさらに、3Dコンテキスト112を対象とする3Dリンク110を作成するように構成される。第1の3D CADシステム104aはさらに、3Dコンテキスト112の選択された位置と一致する3Dリンクインジケータ114のチップ(tip)115を備えた3Dリンクインジケータ114を表示するように構成される。図1Aに示される例示的な実施形態では、3Dリンクインジケータ114がピンアイコンとして示されているが、3Dリンクインジケータ114はそれに限定されず、3Dリンク110が3Dコンテキスト112を標的として作成されたことを示すために使用される、任意の視覚的インジケータ又はしるしであってよいことを理解されたい。
3Dリンク110は、静的リンク116(本明細書では外部リンクまたは外部3Dリンクとも交換可能と呼ばれる)および可変リンク118(本明細書では内部リンクまたは内部3Dリンクとも交換可能と呼ばれる)を含む。静的リンク116は、3Dリンク110の開くこと(例えば、ユーザ選択および/または起動)に応答して、可変リンク118にリダイレクトするように構成される。可変リンク118は、(i)3D CADモデル106を見つけて開くこと、および(ii)3Dコンテキスト112を3D CADモデル106内に表示することを可能にする。さらに、第1の3D CADシステム104aは、第1の3D CADシステム104aに通信可能に結合されたデータベース108に3Dリンク110を格納するように構成される。3Dリンク110は、データベース108からの3Dリンク110の共有を介して、3Dコンテキスト112が第1のユーザ102aと第2のユーザ102bとの間で共有されることを可能にする。
図1の例示的な実施形態では、図1Aに示すように、第1の3D CADシステム104aおよび第2の3D CADシステム104bは、それぞれの表示画面、すなわち、開いた3D CADモデル106を表示するように構成された第1の表示画面107aおよび第2の表示画面107bを含む。3Dコンテキスト112は、3Dポイントまたは幾何学的エンティティであってよい。第1のユーザ102aが3Dコンテキスト112を選択できるようにするために、第1の3D CADシステム104aは、第1のユーザ102aが、ピン、フラグ、ブックマークアイコン、又は他の表示/視覚インジケータなどの3Dインジケータを、3Dポイント又は幾何学的エンティティにドロップできるようにさらに構成される。
さらに、第1の3D CADシステム104aは、3Dリンク属性(図示せず)を3Dポイント又は幾何学的エンティティ、すなわち3Dコンテキスト112に添付するか、又は、3Dリンク110の3Dリンクフィーチャ(図示せず)を介して3Dポイント又は幾何学的エンティティを参照するように構成される。属性または3Dリンクフィーチャは、例えば図1Bのフィーチャツリー150に含まれる3Dリンクフィーチャ152などの、3D CADモデル106のフィーチャツリーに含まれる。以下でさらに詳しく説明する。
図1Aに示すように、静的リンク116は、以下でさらに説明するようなテキスト文字列(図示せず)であり、第1の3D CADシステム104aは、静的リンク116のテキスト文字列を、メタデータとして3D−リンク属性または3Dリンクフィーチャに追加するようにさらに構成され、これにより、静的リンク116は、データベース108内の可変リンク118にアクセスするためのキーとして使用することが可能となる。
第1の3D CADシステム104aは、以下の:3D CADモデル106のグローバルまたは他のコンピュータネットワークアドレス(非限定的な例についてはウェブアドレスまたはURL)を含むモデルアドレス、および(i)3D CADモデル106内の3Dコンテキスト112のコア3Dアドレス(図示せず)、該コア3Dアドレスは、モデルアドレスに関連するローカルメモリアドレスである、または(ii)3D−リンク属性または3Dリンクフィーチャの一意の識別子(図示せず)、ここで、コア3Dアドレスは、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ内のメタデータとして含まれる:を連結することによって可変リンク118を形成するようにさらに構成される。
3Dリンク属性は、3Dポイントまたは幾何学的エンティティ、すなわち、3D CADモデル106の3Dコンテキスト112に添付される。3Dリンクフィーチャを3Dコンテキスト112に付ける(すなわち、ポイント)。
第1の3D CADシステム104aは、3Dリンク110をキー値のペアとしてデータベース108に入力することによって、データベース108に3Dリンク110を格納するようにさらに構成される。キー値のペアは、キー(図示せず)と値(図示せず)とを含み、静的リンク116がキーであり、可変リンク118が値である。
3D CADモデル106は、当技術分野で一般的な3D CADモデルデータベース(図示せず)に格納することができる。上記に開示したように、データベース108は、3Dリンクデータベースと呼ばれる。例示的な実施形態によれば、3Dリンクデータベースおよび3D CADモデルデータベースは、共通のクラウド環境(図示せず)によってホストされる。第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bの所与のユーザ認証を使用して、3Dリンクデータベース108にアクセスするように構成される。所与のユーザ認証を使用して、3D CADモデルデータベースに格納されている3D CADモデル106を開くことができる。3D CADモデル106の特徴は、以下に開示されているように、図1Bのフィーチャツリー150などのフィーチャツリーに編成される。
図1Bは、フィーチャツリー150の例示的な実施形態のブロック図である。フィーチャツリー150において、各フィーチャは、物理的製品フィーチャアイコン154a、外部参照フィーチャアイコン154b、および設計ガイダンスフィーチャアイコン154cなどの、対応するアイコンを有する。図1Bに開示されたそのようなアイコンは、例示を目的とするものであることを理解されるべきであり、本明細書に開示されるフィーチャアイコンはそれに限定されない。
フィーチャツリー150は、単一の3Dリンクフィーチャ152を含む。フィーチャツリー150において、3Dリンクフィーチャ152は、それが作成された特徴履歴内のポイントに表示される。3Dリンクフィーチャ152は、図1Aに関して上記に開示された3Dリンク110の配置および要件の編集を可能にするフィーチャツリー150内の特徴を提供する。3Dリンクフィーチャ152は、3D CADモデル106の履歴におけるロールバックポイントを提供し、第1のユーザ104a、第2のユーザ104b、または別のユーザなどの視聴者が、いつ/どこで/なぜ3Dリンク110が作成されたかを、見ることができるようにする。これは、履歴の変更、製造または組み立ての指示の追跡を可能にするため、またはプロセスの特定の時点での3DCADモデル106の設計変更を記録するためである。図1Aの例示的な実施形態では、上記に示されるように、第1のユーザ102aは、3Dコンテキスト112に関する注記120を入力して、非限定的な例について「表面仕上げが仕様通りであることを確認してください」と第2のユーザ102bに示す。そのような注記は、図1Cに関して以下に開示されるように、フィーチャツリー150に追加される3Dリンクフィーチャ152の一部として格納される。
図1Cは、図1Aのシステム100の第1の3D CADシステム104aの例示的な実施形態のブロック図である。図1Cの例示的な実施形態では、第1のユーザ102aは、3Dリンク110を作成し、その表現、すなわち、3Dリンクフィーチャ152は、フィーチャツリー150に追加され、第1の表示画面107a上に表示された設計管理メニュ151を介して第1のユーザ102aにアクセス可能である。3Dリンクフィーチャ152は、第1のユーザ102aが、図1Aの注記120などの3Dリンク110の追加情報を格納するためのポイントを提供する。これは編集可能であり、第1のユーザ102aによって作成される。そのような追加情報は、注記120に限定されず、3Dリンク110の作成時にアクティブであった断面図の指定などの追加情報が格納されることを理解されたい。この指定は、図2に関して以下にさらに開示されるように、断面表示中にのみ見える3D CADモデル106の内面上の3Dリンクインジケータ114を用いて3Dリンク110を作成することができるので、有用である。
図1A〜Cに示されるように、例示的な実施形態によれば、第2の3D CADシステム104bは、3Dリンク110を作成したアプリケーション(すなわち、アプリ)を決定することができる。3Dリンク110を作成したアプリを決定することによって、3Dリンク110を受信および追跡する第2のユーザ102bが、3Dリンク110が作成されたアプリ内の3D CADモデル106に迅速かつ容易にアクセスすることがより容易になる。これは、複数のアプリケーションが問題の3DCADモデル106を表示および/または編集できるときに役立つことがある。作成アプリに直接移動することによって、又は、3Dリンク110内でリンクされたコンポーネントを3Dリンク110が作成された場所で嵌合することによって、第2のユーザ102bは、3Dリンク110が指しているまたは接続されている3Dコンテキスト112の変更など、3Dリンクフィーチャ152を介して要求されるアクションを実行するために必要なすべてのツールを即座に有する。
作成アプリが3Dリンク110に続く第2のユーザ102bに利用できない場合、3Dリンク110は、デフォルトで、ダッソー・システムズ(登録商標)の3Dプレイアプリ、または、デフォルトのアプリケーションとして構成されるかまたは例えば以下でさらに開示される、図1Hのアプリ切り替えダイアログ180を介して選択される、別のアプリケーションなど、第2のユーザ102bに利用可能な最も一般的なアプリケーションになる。例示的な実施形態によれば、ユーザ設定は、第2のユーザ102bが、それぞれの作成アプリケーションの可用性に関係なく、特定のアプリケーションで後続のすべての3Dリンクを開くように第2の3D CADシステム104bを構成できるように構成可能であってよい。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、例えば、参照ジオメトリフライアウト(図示せず)内のアクションバーのフィーチャタブ(図示せず)に配置される3Dリンクコマンドを提供してよい。例えば、3Dリンクコマンドは、例えば、xDesignやxShapeなどのSOLIDWORKS(登録商標)x−アプリ内の座標系コマンド、その他のSOLIDWORKS(登録商標)x−アプリ、または別のアプリに提供できる。ただし、3D−linkコマンドは、説明されているように配置されることに限定されず、SOLIDWORKS(登録商標)x−アプリで提供されることに限定されないことを理解する必要がある。3Dリンクコマンドは、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザが3Dリンク110を作成することを可能にする第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bの任意のアプリケーションによって提供される。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aは、第1のユーザ102aによって作成される3Dリンク110の配置位置を選択できるようにするコントロールを備えた3Dリンクダイアログ(図示せず)を提供してよい。配置場所は、本明細書ではピック場所と呼ばれ、3Dリンク110によって標的とされる3Dコンテキスト112を識別することができる。配置場所は、3Dリンク110に関連付けられた3D CADモデル106内の場所である。配置場所のそのようなユーザの選択は、クリックポイントを介して実行される。
例示的な実施形態によれば、クリックポイントは、スケッチエンティティ(図示せず)上にあってよい。配置位置は、線、円弧、スプラインなどの開いたプロファイルエンティティの終点を基準にして、また円や楕円などの参照位置を基準にして定義できる。例示的な実施形態によれば、無限長のスケッチ線は、3Dリンク110の有効なターゲットとして適格ではない可能性がある。例示的な実施形態によれば、ラインが同じを対象とする参照3Dリンクを有し、そのラインが無限長のラインに変換される場合、ターゲットは無効であると見なされ、3Dリンクはそのターゲットとして定義された新しい位置を有する必要がある。
例示的な実施形態によれば、クリックポイントは、3D CADモデル106のモデルエッジまたは面上にあってよい。配置位置は、線、円弧、スプラインなどの開いたプロファイルエンティティの終点を基準にして、円または楕円上の参照位置を基準にして定義できる。例示的な実施形態によれば、クリックポイントは平面上にあってもよい。配置位置は、平面の表示されている境界ボックスを基準にして定義でき、平面が移動、回転、またはサイズ変更された場合、平面とともに変形する場合がある。
例示的な実施形態によれば、クリックポイントは軸上にあってもよい。配置位置は、軸の表示範囲を基準にして定義でき、軸が移動、回転、またはサイズ変更された場合、軸とともに変形する場合がある。ただし、クリックポイントは、スケッチエンティティ、モデルのエッジまたは面、平面、または軸上にあることに限定されないことを理解する必要がある。配置場所の選択は、スケッチ点または頂点、モデル頂点、参照点または座標系、断面図の面またはエッジをサポートする場合があり、選択した配置場所は、断面図をオフにしても保持される場合がある。
例示的な実施形態によれば、配置位置の選択は、3Dモデルの同じコンポーネント内のエンティティに限定される。例えば、例示的な実施形態によれば、3Dリンク110などの3Dリンクは、すでに作成された他の3Dリンクと同じ「3DS形状」にある所与の形状に限定される。コントロールを備えた3Dリンクダイアログは、3Dリンク110に関連付けられたノート120などのプレーンテキストノートの作成を可能にする。
上記に開示したように、第1の3D CADシステム104は、グラフィックス領域111内のピック位置に取り付けられる3Dリンクインジケータ114を提供するように構成される。3Dリンクインジケータ114は垂直であるが、それに限定されない。3Dリンクインジケータ114のチップ115は、ユーザが選択した場所、すなわち、対象となる3Dコンテキスト112と一致するが、これに限定されない。3Dリンクインジケータ114の向きは、アクティブ/現在の座標系に対して定義され、3D CADモデル106が回転されるとき、アクティブ/現在の座標系に対して維持される。例示的な実施形態によれば、3Dリンクインジケータ114は、既知の技術を使用して他の幾何学的形状を通して可視化および選択可能である。3Dリンクインジケータ114は、既知のまたは一般的な技術を使用する基準点および座標系と同様に、ズーム不変である。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、フィーチャツリー150内のフィーチャ履歴のある時点で、3Dリンクフィーチャ152などの新しい3Dリンクフィーチャを作成するように構成される。例示的な実施形態によれば、3Dリンク110はパラメトリックであってよく、すなわち、取り付けられている場所が新しい場所に移動する場合、3Dリンク110はそれと共に移動する、すなわち、3Dリンク110は、3Dリンクフィーチャ152に格納された情報の調整に基づいて、新しい場所を参照するように調整される。例示的な実施形態によれば、3Dリンクフィーチャ152は、以下の:上記に開示されるような配置位置、上記に開示されるようなプレーンテキストの注記、3Dリンク110を作成するときのビューの向きおよびズーム率、またはそれらの組み合わせ、を格納することができる。さらに、3Dリンク110が断面化された面または縁部に取り付けられている場合、断面図の設定も一緒に記憶される。例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、ユーザによって使用するための図1Dおよび図1Eに関して以下に開示されるような、コンテキストメニュを提供するように構成される。
図1Dは、フィーチャツリーコンテキストメニュ160の例示的な実施形態の表示である。フィーチャコンテキストメニュ160は、上記に開示された図1Cのフィーチャツリー150内の3Dリンクフィーチャ152の選択を可能にし、編集161、隠す162、または表示163、削除164、ロール先165、およびアクティブ166または非アクティブ167、上記に開示された3Dリンク110、に対する能力を備えている。
図1Eは、グラフィックス領域コンテキストメニュ170の例示的な実施形態の表示である。グラフィックス領域コンテキストメニュ170は、例えば、それを表す3Dリンクインジケータ114の選択を介して、3Dリンク110のグラフィックス領域111内の選択を可能にし、編集171、隠す172、または表示173、選択その他174、削除175、ロール先176、アクティブ177または非アクティブ化178、3Dリンク110に対する能力を備えている。
図1に戻ると、図1Cに示されるように、例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aは、フィーチャツリー150および/またはグラフィックス領域111内で動的および選択クロスハイライトを提供するように構成される。第1の3D CADシステム104aは、フィーチャツリー150内の3Dリンクフィーチャ152の名前変更を可能にするように構成される。「3Dリンク.1」という名前は、説明の目的であり、フィーチャツリー150内の3Dリンクフィーチャ152の名前はそれに限定されない、ことを理解する必要がある。しかしながら、そのような名前変更は、例えば、3D CADモデル106または3Dリンクフィーチャ152が削除されていたことを除いて、3Dリンクフィーチャ152が、それが作成された3Dリンク110を見つける能力を壊さないように実施される。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aは、3Dリンク110が、3D CADモデル106が存在するのと同じテナント上で共有されることを可能にするように構成され、「See what you mean」(SwYm)投稿、インスタントメッセージ、その他のウィジェットのハイパーリンクなどを含む。第1の3D CADシステム104aは、アセンブリの異なるレベルでモデルコンポーネント間に3Dリンクを作成することを可能にするように構成される。例えば、第1の3D CADシステム104aは、3Dリンク110を、別のコンポーネントの3DShape内の場所に取り付けられた1つのモデルコンポーネントの3DShape内に作成することを可能にする。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aは、それぞれの第1のユーザ102aが、画像、ビデオ、別のモデルコンポーネントへのリンク、またはそれらの組み合わせなどの3Dリンクフィーチャ152を有する情報を含むことを可能にするように構成される。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aは、サムネイル(図示せず)を3Dリンク110に関連付けるように構成され、3Dリンクフィーチャ152は、サムネイルへの参照を記憶する。第1のユーザ102aが独自のサムネイルを作成していない場合、第1の3D CADシステム104aは、同じに関するクエリに応答して第1のユーザ102aから受信した「OK」入力に基づいてサムネイルを作成することができる。第1の3D CADシステム104aは、サムネイルを作成するかどうかについて第1のユーザ102aに問い合わせるダイアログ(図示せず)を表示するように構成される。そうである場合、3Dリンク110は、ユーザが作成したサムネイルに関連付けられ、3Dリンクフィーチャ152は、それを参照する。
図1A〜Cに示されるように、例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、フィーチャツリー150内のマウスホバーツールチップ(図示せず)にサムネイルを表示することができ、および/または、3Dリンク110が、例えば、SwYmメッセージ、インスタントメッセージ、または別のタイプの電子メッセージで投稿されるとき、サムネイルを表示することができる。例示的な実施形態によれば、3Dリンクフィーチャ152は、3Dリンク110の作成時および/または上に開示されたサムネイル画像への参照時に存在する断面図状態(図示せず)をそれと共に格納することができる。
例示的な実施形態によれば、3Dリンク110は、テキスト文字列の形態で表現される。3Dリンク110などの3Dリンクは、対象のCADモデルおよびその環境の点または幾何学的エンティティなどの3D位置を含む3Dコンテキスト112を対象とする。例えば、3Dリンクのターゲットは、3D CADモデル106の座標系で表されるx、y、z座標によって指定される固定3Dポイントであってよい。あるいは、3Dリンク110のターゲットは、3D CADモデル106内に含まれる以下:フィーチャ;フィーチャに属する、面、エッジ、頂点などの3DCADモデル106のジオメトリ;参照面;参照線;基準点;スケッチ;スケッチまたは3Dソリッドの寸法要素。スケッチまたは3Dソリッド上の注釈要素。またはそれらの組み合わせ、の幾何学的エンティティのいずれかであってよい。
可変リンク118は、モデルデータベース(図示せず)内で3D CADモデル106を見つけることができるために必要な、および、3D CADモデル106内のターゲット幾何学的エンティティ、すなわち3Dコンテキスト112を見つけることができるために必要な、アドレス全体(図示せず)を含んでよい。非限定的な例として、アドレス全体は、ウェブアドレス(例えば、URL)、ネットワークコンピュータのメモリアドレス、サーバまたは他のコンピュータのメモリアドレス、ローカルメモリアドレスなどを含む。静的リンク118は、可変リンク118と比較して長さのリンクがより短くてもよく、可変リンク118にリダイレクトする可変リンク118へのエイリアス(alias)として機能してよい。
第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザが3D CADモデル106に対して行う可能性のある変更は、3D CADモデル106への変更が対象の幾何学的エンティティを、図5C−Hに関して以下にさらに開示されるような変更させるおそれがあるため、可変リンク118を無効にする可能性がある。その場合、可変リンク118を修正する必要がある。例示的な実施形態によれば、静的リンク116は永続的であり、変更されないままである。
例示的な実施形態によれば、静的リンク116および対応する可変リンク118は、上記に開示されるように3Dリンクデータベースと呼ばれるデータベース108に格納され、および、キーと値のペアの形で格納される。ここで、静的3Dリンクがキーであり、変数3Dリンクが値である。3D CADモデル106に加えられた変更のために可変リンク118を更新する必要がある場合、対応する可変リンク118エントリのテキスト値は、3Dリンクデータベース、すなわちデータベース108で更新される。しかしながら、そのエントリ内の静的リンク116は、変更されないままである。
例示的な実施形態によれば、3Dリンクデータベース、すなわち、データベース108は、3D CADモデル106を格納する3Dモデルデータベースと同じ場所に配置される。そのため、3Dモデルデータベースが特定のクラウド環境でホストされている場合、3Dリンクデータベースは同じクラウド環境でホストされる。これにより、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bは、3Dモデルデータベースから3D CADモデル106を開くために使用されたのと同じユーザ認証で3Dリンクデータベースにアクセスすることができる。
3Dリンクデータベース108は、特定の3D CADモデルデータベースに属する3D CADモデル上に作成されたすべての可変3Dリンクの最新のテキスト文字列の単一の専用ストレージとして機能することができる。それはまた、静的リンク116などの静的リンクが与えられた場合に、3Dリンクデータベースが、可変リンク118などの最新の対応する可変リンクの検索を可能にするようなディレクトリとして機能することができる。静的リンク116は、可変リンク118を検索する際に使用されるキーとして機能することができる。検索は、標準のデータベースインデックス作成手法を使用すると、高速化できる。
例示的な実施形態によれば、可変リンク118は、モデルアドレス、コア3Dアドレス、および任意選択でビューパラメータなどの、可変リンク118を形成するために連結される3つの構成要素(作業部分)を含む。しかしながら、可変リンク118は、それらの連結に限定されないことを理解されたい。モデルアドレスは、3D CADモデルデータベース内の3D CADモデル106のアドレス(グローバルコンピュータネットワークアドレス、サーバまたは他のコンピュータメモリアドレスなど)を含む。これは、3D CADモデル106のバージョン/改訂情報を含む。モデルアドレスは、CADウェブアプリの名前(または識別子として使用されるテキスト文字列)などの追加の詳細を含んでもよい。ここで、CADウェブアプリは、例えば、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザが、3Dリンク110を開くとき、3D CADモデル106が開かれるというものである。
コア3Dアドレスは、3D CADモデル106内に、ターゲット位置のローカルメモリアドレス、すなわち、3Dコンテキスト112を含んでよい。コア3Dアドレスは、モデルアドレスからアドレスコンテキストを継承する可能性があるため、相対的である可能性がある。ターゲット、すなわち、コンテキスト112は、固定された3Dポイントまたは幾何学的エンティティである。ターゲットが固定3Dポイントである場合、コア3Dアドレスは、本明細書では「コア3Dポイントアドレス」と呼ばれる。ターゲットが幾何学的エンティティである場合、コア3Dアドレスは、本明細書では「コア3Dエンティティアドレス」と呼ばれる。
ビューパラメータ(図示せず)は、カメラ(図示せず)のポーズ(図示せず)およびビュー条件(図示せず)を定義するために必要なパラメータを含む。カメラのポーズは、3Dリンク110を使用してCADプログラムで3D CADモデル106が開かれたときに、第1の表示画面107aまたは第2の表示画面107bなどの画面上でターゲットがどのように表示されるかを決定する。
例示的な実施形態によれば、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bなどの3D CADシステムは、ユーザが、3Dリンク110が3D CADモデル106の特定のバージョン/改訂にロックされることを指定することを可能にする。この場合、モデルアドレスは、3D CADモデル106のバージョン/改訂の情報をさらに含むことができる。3Dリンク110を特定のCADモデルバージョンにロックすることによって、3Dリンク110は、将来の改訂およびバージョンにおいて3D CADモデル106に加えられた変更の影響を受けないようにすることができる。問題のバージョン/改訂がCADシステムで利用可能である限り、3Dリンク110は有効なままである。
例示的な実施形態によれば、モデルアドレスは、3D CADモデル106を開くためのデフォルトのウェブアプリの名前とともに、クラウド上に格納された3D CADモデル106のURLとして実施される。非限定的な例として、「http:// 3dexperience.3ds.com/model_id:1234/webapp_name:xdesign.」。別の例示的な実施形態によれば、そのモデルアドレスは、ウェブサーバ(図示せず)からアクセス可能なデータベース108または他のデータベースなどのデータベースに格納された3D CADモデル106のURLとして実施される。非限定的な例として、「http://12.23.34.45/model_id:1234.」。サーバまたはクラウド上の最新のCADデータベースのほとんどは、データベースに含まれる3Dモデルのアドレス(URLなど)を持つためのサポートをすでに提供している。別の例示的な実施形態によれば、モデルアドレスは、3D CADモデル106を検索するためのクエリ、例えば、構造化クエリ言語(SQL)クエリまたはREST GET要求アプリケーションプログラミングインターフェース(API)クエリを含む。
モデルアドレスが、ユーザのネットワーク内のコンピュータ上に格納される、3D CADモデル106のユニバーサルネーミングコンベンション(UNC)パスまたはポータブルオペレーティングシステムインターフェース(POSIX)パスを含むとき、モデルアドレスの代替の実施をローカルネットワーク内で共有するために備えることができる。
例示的な実施形態によれば、3D CADモデル106を電子メールまたはFTPに添付されたファイルの形で共有している間、モデルアドレスは完全にスキップされる。この場合、3D CADシステムは、3Dリンク110の残りの2つの構成要素/部分、すなわち「コア3Dアドレス」および「ビューパラメータ」を連結することによって3Dリンク110を形成することができる。この場合、CADモデル自体が何らかの形でユーザに送信されるため、モデルアドレスは必要ない。
例示的な実施形態によれば、「コア3Dポイントアドレス」は、3Dモデルの座標系で表される固定3Dポイントのx、y、z座標として実施される。「コア3Dポイントアドレス」のテキスト文字列は、「/x:10.5/y:20.0/z:0.0」のようになる。しかしながら、コア3Dポイントアドレスはそれに限定されないことを理解されたい。
例示的な実施形態によれば、「コア3Dエンティティアドレス」の実施において、3D CADシステムは、本明細書では3Dリンク属性と呼ばれる属性を、対象の幾何学的エンティティ、すなわち3Dコンテキスト112に添付することを選択することができる。この場合、「コア3Dエンティティアドレス」は、3Dリンク属性の一意の識別子を含む。3Dリンク属性のメタデータは、非限定的な例示的な実施形態では、静的リンク116を保持することができる。最新のCADシステムのほとんどでは、メカニズムが、添付されている任意の属性からジオメトリエンティティにすばやくアクセスできる。この場合の「コア3Dエンティティアドレス」のテキスト文字列は、「/3DURL_attrib_id:9876」のようになる。ただし、テキスト文字列はそれに限定されないことを理解されたい。
別の可能な実施形態では、3D CADシステム104a、bは、幾何学的エンティティ、すなわち3Dコンテキスト112を指すフィーチャツリー150内に新しい3Dリンクフィーチャ152を作成することを選択することができる。3Dリンクフィーチャ152は隠されたままであり、その結果、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザは、それぞれ第1の表示画面107aまたは第2の表示画面107bにそれを見ることができない。あるいは、3Dリンクフィーチャ152は、ユーザに見えることができる。例えば、CADプログラムはまた、フィーチャツリー150に3Dリンクフィーチャ152を表示することを選択することができる。3Dリンクフィーチャ152のメタデータは、静的リンク116を保持することができる。この場合、「コア3Dエンティティアドレス」は、3Dリンクフィーチャ152の一意の識別子を含み、そのテキスト文字列は、「/ fugy_id:9876」のようになる。ただし、そのテキスト文字列はそれに限定されないことを理解されたい。
別の可能な実施では、「コア3Dエンティティアドレス」は、エンティティパスとして定義される。例示的な実施形態によれば、エンティティパスは、フィーチャツリー150のルートから開始して、所望の幾何学的エンティティを表すノード、すなわち、3Dリンクフィーチャ152に対応するフィーチャノードまでトラバースされる必要があるフィーチャノードの一意の識別子の順序付けられたリストを含む。この順序付けられたリストは、標的とされる幾何学的エンティティの一意の識別子、すなわち、3Dコンテキスト112も含む。この場合の「コア3Dエンティティアドレス」のテキスト文字列は、「/subassembly_id:123/instance_id:234/fillet_id:345.」のようになる。ただし、そのテキスト文字列はそれに限定されないことを理解されたい。
例示的な実施形態によれば、「ビューパラメータ」の実施は、カメラポーズパラメータ、ビュー条件を指定するパラメータ、またはそれらの組み合わせを含む。そのようなカメラポーズパラメータは、3Dリンク110の作成時に、仮想カメラの座標軸システム、カメラタイプ、画像平面の主点(斜視図に必要)、またはそれらの組み合わせを含んでよい。
座標軸系は、カメラの目の位置または光中心を示す原点、水平方向を示すx軸方向、垂直方向を示すy方向、視線方向を示すz軸方向、または光軸方向、またはそれらの組み合わせを含んでよい。カメラタイプは「平行」または「遠近法」の場合がある。当技術分野で知られている一般的な技術および技術を使用して、座標系および仮想カメラのそのような側面を実施する。
ビュー条件を指定するパラメータは、「ワイヤフレーム」モード、「シェーディングシルエット/アウトライン」モード、「シルエットなしのシェーディング/アウトライン」モードなどのシェーディングタイプ、背景色、シャドウオン/オフなどのアンビエントパラメータ、透明度/不透明度レベル、またはそれらの組み合わせ、を含んでよい。
しかしながら、ビューパラメータは、カメラポーズパラメータおよび/または上記に開示されたビュー条件を指定するパラメータに限定されないことを理解されたい。「ビューパラメータ」のテキスト文字列は次のようになる。「/ox:1.0/oy:2.0/oz:0.0/axx:1.0/axy:0.0/axz:0.0/ayx:0.0/ayy:1.0/ayz:0.0/cam:parallel/Shading:wireframe/.」しかしながら、ビューパラメータのテキスト文字列は、これに限定されないことを理解されたい。
可変リンク118のテキスト文字列は、http://3dexperience.3ds.com/model_id:1234/webapp_name:xdesign/3DURL_attrib_id:9876/ox:1.0/oy:2.0/oz:0.0/axx:1.0/axy:0.0/axz:0.0/ayx:0.0/ayy:1.0/ayz:0.0/cam:parallel/Shading:wireframe/.」。しかしながら、可変リンク118のテキスト文字列は、これに限定されないことを理解されたい。
上記の例は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)アドレスとして表現される3Dリンク110を示しているが、3Dリンク110はHTTPアドレスとして表現されることに限定されないことを理解する必要がある。例えば、3Dリンク110は、JavaScript Object Notation(JSON)、eXtensible Markup Language(XML)、またはCADシステムが解析してそこから個々のアドレス指定コンポーネントを抽出できるその他の形式など、任意の形式で構成できる。
例示的な実施形態によれば、静的リンク116は、2つの構成要素/作業部分を含む。しかしながら、静的リンク116は、2つの構成要素/部分を含むことに限定されないことを理解されたい。例示的な実施形態によれば、静的リンク116は、3Dリンクデータベースへの、すなわち、静的リンク116から可変リンク118へのマッピング、ならびに、可変リンク118のテキスト文字列を含む(3Dリンクデータベース内の)対応するエントリへの一意の永続キー/識別子、を含むデータベース108への、アドレスを含む。
3Dリンク110を作成する第1の3D CADシステム104aは、静的リンク116が一意であることを保証するように構成される。このような一意性を確保する1つの方法は、よく知られた標準的な方法を使用して生成されたユニバーサル一意識別子(UUID)を使用することである。しかしながら、第1の3D CADシステム104aは、静的リンク116が一意であることを保証するために、UUIDジェネレータ(図示せず)を使用することに限定されないことを理解されたい。静的リンク116のテキスト文字列は、「http://short3durl.3ds.com/3durl_uuid:123e4567−e89b−12d3−a456−426655440000/.」。ただし、テキスト文字列は、これに限定されないことを理解されたい。
例示的な実施形態によれば、所与のターゲット、すなわち3Dコンテキスト112のための3Dリンク110の作成は、第1のユーザ102aがターゲットジオメトリを選択することを可能にする第1の3D CADシステム104aから開始することができる。これは、第1のユーザ102aが現在開いている3D CADモデル106内の幾何学的エンティティを選択できるようにし、ピン、フラグ、ブックマークアイコン、または他のインジケータ/インジケータである3Dリンクインジケータ114を、選択したジオメトリエンティティ上にドロップすることによって行うことができる。第1の3D CADシステム104aは、選択された幾何学的エンティティに3Dリンク属性を添付するか、または選択された幾何学的エンティティを指す3Dリンクフィーチャ152などの新しい3Dリンクフィーチャを作成することができる。
3Dリンク110を作成する第1の3D CADシステム104aは、幾何学的エンティティの可変リンク118の構成要素/部分を計算するように構成される。例えば、第1の3D CADシステム104aは、上記に開示された、モデルアドレス、コア3Dアドレス、現在のビューのビューパラメータ、またはそれらの組み合わせなどの、コンポーネント/部分を計算するように構成される。第1の3D CADシステム104aは、可変リンク118を形成するために計算されたそのような構成要素/部分を連結するように構成される。第1の3D CADシステム104aは、可変リンク118の静的リンク116を作成し、キーと値のペアを3Dリンクデータベース、すなわちデータベース108に入力するように構成される。ここで、キーは静的リンク116および値は、可変リンク118である。静的リンク116のテキスト文字列は、メタデータとして3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152に追加される。
第1の3D CADシステム104aは、静的リンク116を3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152に追加して、静的リンク116をキーとして使用して、対応する可変リンク118に3Dリンクデータベース、すなわちデータベース108から、必要に応じていつでも、アクセスできるようにすることができる。このような必要性は、3D CADモデル106への変更が、以下でさらに開示されるように、可変リンク118を変更することを必要とするときに生じる可能性がある。静的リンク116をメタデータとして3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152に追加することによって、以下にさらに開示されるように、第1の3D CADシステム104aは、データベース108内の可変リンク118を、3D CADモデル106への変更と同期させ続けることができる。
実施のバリエーションとして、追加情報は、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152と共に格納される。この情報は、ユーザが3Dリンク112の3Dコンテキスト112に添付したいと思うかもしれないものであれば何でもよい。例えば、メモ120などのテキスト、何らかの方法で3Dコンテキスト112に関連するWebサイトへのURL、または、3Dコンテキスト112、オーディオファイルなどの特徴をモデル化するための参照として使用されたものの画像(画像ファイル)である可能性がある。
例示的な実施形態によれば、3Dリンクインジケータ114(または他のユーザ対話型コマンド)を右クリックする(例えば、ピン/フラグ/その他)は、3Dリンク110上で実行することができる「編集」、「削除」、「コピー」などのコマンドを提供するメニュ(図示せず)を開くことができる。例えば、編集コマンドをクリックする(ユーザが対話的に選択する)ことにより、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bは、3Dリンクに関連するユーザ指定のメモ/テキスト/その他などの追加情報を編集することができる。削除コマンドをクリックする(ユーザがインタラクティブに選択する)と、3Dリンクが削除され、対応する3Dリンクインジケータ114が表示から削除される。コピーコマンドをクリックする(ユーザがインタラクティブに選択する)と、3Dリンク110を表すテキスト文字列がクリップボードにコピーされ、テキスト文字列表現をブログ投稿や電子メールなどの他の場所に貼り付けることができる。
上記に開示したように、3D CADモデル106の3D位置のサムネイル画像は、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152と共に格納される。サムネイル画像に対して新しいリンクを生成することができ、そのようなリンクは、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152とともに格納することもできる。3Dリンク110がウェブページ、電子メール、または他の媒体などのいくつかのコンテンツに埋め込まれている場合、サムネイル画像を3Dリンク110と一緒に表示することができる。
ピン/フラグ/ブックマークアイコンまたは他の視覚的インジケータ/表示を使用して、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザが、3D−link110などの3Dリンクが作成された現在開いている3D CADモデル106内のすべての幾何学的エンティティを容易に識別するのを助けることができる。このような3Dリンクインジケータは、ユーザの操作を可能にする。例えば、ユーザは、マウスまたは他のポインティングデバイスを使用して、例えば、ピン/フラグ/ブックマークアイコンまたは他の視覚的インジケータ/表示である3Dリンクインジケータ114などの特定の3Dリンクインジケータ上をホバリングすることができ、および、アプリが、ノート120などのユーザ指定のノート/テキストなどの追加情報、または以下の図1Fに開示されるような3Dリンクインジケータ114に対応する3Dリンク110に関連する他の情報を表示することができる。
図1Fは、3Dリンクインジケータ114およびマウスホバーツールチップの例示的な実施形態の表示の概略図である。図1Fでは、第1のマウスホバーツールチップ119がフィーチャツリー150に示され、第2のマウスホバーツールチップ119’がグラフィックス領域111に示されている。例示的な実施形態によれば、カーソルまたはポインタがカーソル制御デバイスによって制御される場所に応じて、一度に1つのツールチップのみが示される。例えば、マウス(図には示されていません)がホバリングしている。例えば、第1のマウスホバーツールチップ119は、グラフィックス領域111内の3Dリンクインジケータ114上にカーソルがホバリングすることに応答して表示され、第2のマウスホバーツールチップ119’は、フィーチャツリー150内の3Dリンクフィーチャ152による3Dリンクインジケータ114上を、カーソルがホバリングすることに応答して表示される。グラフィックス領域111での選択は、フィーチャツリー152内の3Dリンクインジケータ114を強調することができ、逆もまた同様である。3Dリンクインジケータ114の異なる状態について113を強調表示する例示的な実施形態が示される。しかしながら、3Dリンクインジケータ114の異なる状態は、これに限定されず、またはその強調表示113に限定されないことを理解されたい。図1Fの例示的な実施形態では、ディスプレイまたは現在の画面ビューで平面、軸、点、座標系、および3Dリンク(図1Aの3Dリンク110など)を表すために使用される様々なアイコンを明確にする凡例117が含まれる。
図1Gは、3Dリンクインジケータ114およびマウスホバーツールチップ129の別の例示的な実施形態の表示の概略図である。上記に開示したように、ユーザは、アクションバー(図示せず)上の3Dリンクコマンド(図示せず)をクリックすることができる。ユーザは、参照、すなわち、上記に開示された3Dリンク110を作成するための3Dコンテキスト112を事前に選択している可能性がある。これに応答して、3D CADシステム104a、bは、3Dリンクダイアログ130を表示するように構成される。位置選択リスト132は、ユーザによってなされた場合、事前選択134で埋められてもよい。ユーザが複数のアイテムを事前に選択した場合、例示的な実施形態によれば、第1の事前に選択されたアイテムのみを入力することができるが、これに限定されない。ユーザが3Dリンク110を事前に選択しなかった場合、ユーザは、3D CADモデル106上に作成される3Dリンク110の所望の場所を選択することができる。
位置が選択されると、3Dリンクインジケータ114のプレビュー114’が、選択された位置、すなわち、例示的な実施形態における3Dコンテキスト112に近接して表示される。ユーザは、ノート追加ボタン136をクリックする(対話的に選択する)ことによって、3Dリンク110に、上記に開示されたノート120などのプレーンテキストのノートを追加することを選択することができる。クリックされると、ノート追加ボタン136は、サイズ変更可能なプレーンテキストフィールドを表示し、ユーザがプレーンテキストフィールドに希望のテキストを入力できるようにすることができる。テキストフィールドでEnterキーを押すと、キャリッジリターンが入力され、エントリが終了しない場合があります。
例示的な実施形態によれば、ユーザは、例示的な実施形態ではURLとして表される3Dリンク110を、コピーURLボタン138を押すことによってコピーすることを選択することができる。ユーザは、OK(図示せず)を押して、(i)3Dリンク110、(ii)グラフィックス領域111内の対応する3Dリンクインジケータ114、および(iii)図1A−1Cに関して上記に開示されたフィーチャツリー150内の関連する3Dリンクフィーチャ152を作成することができる。3Dリンクフィーチャ152は、ノート追加ボタン136を介してユーザによって入力された情報を格納することができる。ユーザは、3Dリンクフィーチャ152を編集し、位置またはテキスト注記を変更することができるが、3Dリンク110は、3Dリンク110が3Dリンクフィーチャ152および3DCADモデル106を識別するので、対応する3Dリンクフィーチャ152が変更されても同じままである。
次に、上記に開示されているように、URLである可能性のあるコピーされた3Dリンク110を、電子メール、SWYM投稿、インスタントメッセージなどのような場所に貼り付けることができる。上記に開示された図1Aの第2のユーザ102bなどの3Dリンク110の受信者が、リンクされたモデル、すなわち3D CADモデル106が存在するテナントおよびコラボレーションスペースへの適切なアクセスを有することを想定すると、受信者をプラットフォームに連れて行き、ユーザ向けのxDesignや別のアプリなどのアプリで3D CADモデル106を開く必要がある。そのような開放プロセスは、CADプラットフォームへの受信者のログイン、彼らの権利のチェック、モデルデータベースにおける3D CADモデル106の位置特定、およびCADアプリケーションにおける3D CADモデル106の開放を含む。例示的な実施形態によれば、アプリケーションは、xDegine、xShape、xGenerative Degine、または上記に開示されたような別のアプリであってよく、受信者がそのようなアプリへのアクセスを有しないイベントでは、3D CADモデル106は、3DPlayにおいて開かれてよい。ユーザによって選択されたアプリで3D CADモデル106を開くために、アプリ切り替えダイアログと同様のダイアログを表示して、受信者が所望のアプリを選択できるようにすることができる。そのようなダイアログの例示的な実施形態が図1Hに示されている。
図1Hは、xDesign 181、xShape 182、xGenerative Design 183、または3DPlayアプリケーション184において、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザが、図1Aを参照して上記に開示された3D CADモデル106を開くことを可能にするアプリ切り替えダイアログ180の例示的な実施形態の表示である。ダイアログ180でアプリがユーザによって選択されると、3D CADモデルが、対応する選択されたCADアプリケーション内に表示され、次に、対象の3Dリンク110のターゲットにナビゲートする。例示的な実施形態によれば、ターゲットは、図2に関して下記に開示されているように3D CADモデルの内面である。
図2は、3Dリンクインジケータ214の例示的な実施形態の視覚化を示すディスプレイ207の概略図である。図2の非限定的な例示的な実施形態では、3Dリンクインジケータ214は、3D CADモデル206の内面215上にあり、これは、断面表示中にのみ見える。画面ビューまたはディスプレイ207は、それが取り付けられている内面215に垂直に作成された3Dリンクインジケータ214を示し、その作成時にアクティブであった断面図を想起している。
フィーチャツリー250内の3Dリンクフィーチャ252の同じアイコンは、グラフィックス領域211内の3Dリンクフィーチャ252の視覚的表現である3Dリンクインジケータ214、およびそれに対応する3Dリンクに使用することができる。したがって、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bなどのCADシステムの例示的な実施形態は、3Dリンクインジケータ114の複数の視覚化をサポートして、同じものの異なるステータスを示すように構成される。
例えば、作成/編集モードを示すための視覚化があり、動的ハイライトは、フィーチャツリー250とグラフィックス領域211との間の相互参照の目的のために使用される。選択の強調表示は、編集、削除、または他のプロセスなど、3Dリンクインジケータ214で実行されているプロセスを伝えるために使用することができる。例示的な実施形態によれば、3Dリンクインジケータ214のエラー/警告表示は、3Dリンクフィーチャ252およびそれに対応する3Dリンクがそれぞれの参照、すなわち、内面215などのその標的とされた3Dコンテキストを失ったこと、を容易に識別する目的で使用される。
例示的な実施形態によれば、3Dリンクインジケータ214は、対象の3D CADモデル206に対して異なる向きを有することができる。例えば、線/エッジ、面、平面などの上の点に垂直に向けることによって、3Dリンクインジケータ114は、場所、すなわち3Dコンテキストを「指し示す」ことができ、プレーンテキストノート220に含まれる情報の方向、または3Dリンクでリンクされている別のモデルコンポーネント(図示せず)を結合する方法/場所、の重要性を伝えるのを助けることができる。3Dリンクインジケータ214を常にディスプレイ207上で「垂直」に向けておくと、3D CADモデル206の向きに関係なく、3Dリンクインジケータをより簡単に認識できるようになる。上記に開示したように、3Dリンクインジケータ114の複数の視覚化を使用して、以下に開示図3の表300に開示されているように、異なるステータス、モード、または同じ状態を示すことができる。
図3は、3Dリンクインジケータの状態317に対応する視覚アイコン314の非限定的な例示的な実施形態の表300である。様々な状態、すなわち、317−1、317−2、317−3、317−4、317−5、および317−6は、3Dリンクインジケータは、それぞれ、様々な視覚的アイコン、すなわち、314−1、314−2、314−3、314−4、314−5、および314−6で表すことができる。図2に関して上に開示されたグラフィックス領域211およびフィーチャツリー250などのグラフィックス領域に示される。しかしながら、表300の状態317および対応する視覚的アイコン314は、例示を目的とするものであり、3Dリンクインジケータ(図1A〜1Cおよび図2の114、214など)およびその状態が開示されることを理解されたい。本明細書は同じものに限定されない。
上記に開示したように、3Dリンクインジケータを使用して、フィーチャツリー内の3Dリンクおよびそれに対応する3Dリンクフィーチャの両方を表すことができる。3Dリンクフィーチャは、3Dリンクに関連する追加情報を含む。そのような追加情報は、図4に関して以下に開示されるように、エンドユーザに表示される。
図4は、マウスオーバー ツールチップ(tooltip)419または419’を介してフィーチャツリー450またはグラフィックス領域411に表示されている3Dリンクフィーチャ452内の情報420および420’の例示的な実施形態の表示の概略図である。画像、ビデオ、オーディオトラック、ドキュメント、他のモデルへのリンクなどを含めることができるようにすることで、3Dリンクフィーチャをツールとして使用して、関連情報を3Dリンクフィーチャ452に含めることでユーザを支援でき、これにより、ユーザは必要に応じて簡単に検索および更新できる。3Dリンクフィーチャ452内に含まれる情報を保持することによって、CADモデルが1つのテナントからのエクスポートおよび別のテナントへのインポート介して共有される場合に、情報はCADモデルと共に「移動」することができる。
例示的な実施形態に開示されるように、ツールチップ419または419’は、マウスカーソル、ポインタ、または、ディスプレイデバイスでのユーザ操作の現在の位置についての他のインジケータなどのカーソル(図示せず)の位置に応じて、フィーチャツリー450またはグラフィックス領域411のいずれかに表示される。情報420および420’は、上記に開示された、図1Aの3Dリンク110によって標的とされる3Dコンテキスト112などの、3Dリンクインジケータによって標的とされる標的点または幾何学的エンティティに関する。
図1Aに戻って示されるように、3D CADモデル106は、3Dリンク110が作成された後に修正される。ターゲット位置、すなわち3Dコンテキスト112などが3D CADモデル106内の固定点である場合、例示的な実施形態によれば、図5Aおよび図5Bに関して以下に開示されるように、ターゲット位置/3Dコンテキストは、3D CADモデル106が修正を受けた場合でも、変化しないままである。あるいは、図5C−Hに関して以下に開示されるように、3Dリンク110のターゲット位置が3D CADモデル106内の幾何学的エンティティである場合、ターゲット位置/3Dコンテキストは、3D CADモデル106に加えられた修正に従って変化する。
図5Aは、3Dリンク(図示せず)のターゲットであるポイント512を有するシリンダ507の例示的な実施形態のCAD図である。ポイント512の位置は、CAD図の座標系で固定されている。ポイント512の位置は、図5Bに関して以下に開示されるように、シリンダ507の高さ513が減少したときに影響を受けない。
図5Bは、図5Aのシリンダ507の例示的な実施形態のCAD図である。図5Bの例示的な実施形態では、図5Aのシリンダ507の高さ513は、高さ513’に縮小される。しかしながら、ポイント512の位置は、図5Aのその位置に比べて影響を受けていない。
図5Cは、図5Aのシリンダ507の別の例示的な実施形態のCAD図である。図5Cの例示的な実施形態では、幾何学的エンティティ515、すなわち、シリンダ507の強調表示された面が3Dリンクのターゲットであり、シリンダ507は高さ513を有する。
図5Dは、図5Cのシリンダ507の例示的な実施形態のCAD図である。図5Dの例示的な実施形態では、図5Cのシリンダ507の高さ513は、高さ513’に縮小される。この場合、ターゲット面、すなわち幾何学的エンティティ515のCADダイアグラム座標系の位置は、シリンダ507の高さの減少を説明するために変化する。
図5Eは、押出物526を備えた3Dオブジェクト525の例示的な実施形態のCAD図である。例示的な実施形態によれば、3Dリンクは、押出物526の上面527である幾何学的エンティティなどの3Dコンテキストを対象とすることができる。ユーザが押出物の高さ533を減少させる場合、上面527は、高さ533よりも低い高さ533’にある上面527のコピーに置き換えなければならない。上面527の第1の一意の識別子(図示せず)は、図5Fに関して以下に開示される上面のコピー527’などの、上面527のコピーの第2の一意の識別子(図示せず)とは異なる。そのような高さの変更後、より古い幾何学的エンティティ、すなわち、図5Eの上面527を指す3Dリンクは、それが指す幾何学的エンティティがもはや現在の3D CADモデルに存在しない(すなわち、変更されたようになる)ため、無効になる。
図5Fは、図5Eの高さ533に対して高さ533’が減少した押出物526を備えた図5Eの3Dオブジェクト525の例示的な実施形態のCAD図である。図5Fの例示的な実施形態では、図5Eの押出物526の上面527は、より低い高さ533’にあるコピー527’に置き換えられる。幾何学的エンティティは上面に限定されず、図5Gおよび5Hに関して以下に開示されるフィレット528などの任意のタイプの幾何学的エンティティ、または他のタイプの幾何学的エンティティであることを理解されたい。
図5Gは、フィレット528を備えた3Dオブジェクト535の例示的な実施形態のCAD図である。例示的な実施形態によれば、3Dリンクのターゲット幾何学的エンティティは、フィレット528であってよい。ユーザがフィレット528の半径を減少させる場合、フィレット528は、図5Hに関して以下に開示される新しいフィレット528’などの、より小さな半径を有する新しいフィレットに置き換えられる。フィレット528および新しいフィレット528’のそれぞれの一意の識別子は、互いに異なる。
図5Hは、新しいフィレット528’を備えた図5Gの3Dオブジェクト535の例示的な実施形態のCAD図である。このような修正の後、より古い幾何学的エンティティ、すなわち、図5Gのフィレット528を指す3Dリンクは、3Dリンクが指す幾何学的エンティティがもはや3D CADモデルに存在しないため、無効になる。例示的な実施形態によれば、図1A〜Cを参照して上記に開示された、例えば3Dリンク110に関連する3Dリンクフィーチャ152などの、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャは、同じことを解決するために使用される。
例えば、図1A〜Cに戻って参照すると、3D CADモデル106が、幾何学的エンティティを新しいものに置き換えるいくつかの変更を受けるとすぐに、ほとんどの最新のCADシステムは、古い幾何学的エンティティに添付された属性を応答して新しい幾何学的エンティティに転送するメカニズムを内蔵している。そのような既知の(または同等の)技術を使用して、3Dリンク110を変更しないままにすることができる。上記に開示したように、3Dリンク100の「コア3Dアドレス」がエンティティパスを含む場合、3D CADシステム104a、bは、属性が転送されるとすぐに、エンティティパスをさらに更新して、新しい幾何学的エンティティを指すようにすることができる。
最新のCADシステムのほとんどは、ジオメトリの変更が発生した場合に、フィーチャツリーの更新を実行する機能を実施する。これにより、ジオメトリの変更によって影響を受けるすべてのフィーチャが再構築され、更新された正しいジオメトリエンティティに確実にマッピングされる。このメカニズム(既知または一般的な技術および同等物)を使用して、3Dリンクフィーチャ152も適切に自動的に更新し、3Dリンクフィーチャ152が新しい幾何学的エンティティを指すようにすることができる。
場合によっては、データベース108にエントリとして格納された可変リンク118は、3D CADモデル106への変更でそれを最新に保つために更新される必要があるかもしれない。具体的には、可変リンク118内の「コア3Dアドレス」を更新する必要がある場合がある。例えば、変数リンク118の「コア3Dアドレス」が、上記に開示されたようにエンティティパスを含む場合、CADシステム104a、bは、新しい幾何学的エンティティを指すように、変数の「コア3Dアドレス」内のエンティティパスを更新する必要がある。また、可変リンク118の「コア3Dアドレス」が3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152の識別子を含む場合、および、3D CADモデル106が変更されるときに3D CADシステムが同じそれぞれの識別子を変更する場合は、3D CADシステムは、それが新しい識別子を指すように、可変リンク118の「コア3Dアドレス」内の識別子を更新する必要がある。
図1Aを参照して、例示的な実施形態によれば、3Dリンクデータベース、すなわちデータベース108に格納されている可変リンク118内の「コア3Dアドレス」を更新することは、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152のメタデータから静的リンク116をフェッチすることと、静的リンク116をキーとして3Dリンクデータベースにクエリすることと、対応するデータベースエントリにアクセスすることと、そのデータベースエントリに格納されている可変リンク118の「コア3Dアドレス」を更新することと、を含む。したがって、3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャ152を有するメタデータとして格納された静的リンク116は、3Dリンクデータベース、すなわちデータベース108を最新に保つために使用される。
しかしながら、3D CADモデル106に変更を加えたとしても、3Dリンク110を管理する必要がない場合がある。非限定的な例として、3Dリンク110は、3D CADモデル106の特定の凍結バージョンにロックすることができ、これにより、3D CADモデル106へのいかなる変更も、特定の凍結バージョンに影響を与えることなく作成/変更されるように、同じより新しいバージョンを引き起こすだけであるため、管理する必要はない。さらに、図5Aおよび図5Bに関して上記開示したように、3Dリンク110のターゲット3Dコンテキスト112が固定3Dポイントである場合、固定3Dポイント(座標系の位置に固定されている)は、3D CADモデル106へのいかなる変更によっても影響を受けないので、3Dリンク110を管理する必要はない。
例示的な実施形態によれば、3Dリンク110を開くことは、ユーザが3Dリンク110を3D CADシステムに提供することに応答して、3Dリンク110のターゲット3Dコンテキスト112にナビゲートすることを含む。以下に開示されるように、3Dリンク110が提供されるが、これは同じには限定されない。
例示的な実施形態によれば、ネイティブCADアプリケーションの場合、第1の3D CADシステム104aまたは第2の3D CADシステム104bなどの3D CADシステムは、上記に開示されたようなテキスト文字列として表現された3Dリンク110をフィードすることができる、第1のユーザ102aまたは第2のユーザ102bなどのユーザに、入力フィールドを提供することができる。例示的な実施形態によれば、SOLIDWORKS(登録商標)xDesignまたは別のCADWebアプリなどのCADウェブアプリの場合、ユーザは、電子メールクライアント、Webブラウザ、または他のアプリケーションなどの別のアプリケーションから3Dリンク110をクリック(またはインタラクティブに選択)することができる。3Dリンク110をクリックすると、ウェブブラウザは、まだ開いていない場合は開くことができ、そのようなウェブブラウザは、アドレスが3Dリンク110に埋め込まれているサーバ(図示せず)などのシステムとの接続を確立することができる。次に、3D CADシステムは、3Dリンク110を受信し、3Dリンク110から3D CADモデルのモデルアドレスを抽出することができる。
3D CADシステムは、利用可能な場合、CAD Webアプリケーションの名前を、モデルアドレス内において抽出してよい。CAD Webアプリケーションの名前がモデルアドレス内において使用できない場合、3D CADシステムは、3D CADモデルのタイプ又は3DCADモデルに関連付けられた他のメタデータに基づいて、事前に決定されたCADWebアプリケーションを選択できる。
システムは、CADWebアプリケーションを開くことができる。CADウェブアプリケーションは、3Dリンク110と共に提供される。CAD Webアプリケーションは、3Dリンクを、個々のコンポーネント/部分、つまり、存在する場合は、「モデルアドレス」、「コア3Dアドレス」、および「ビューパラメータ」に分割してよい。CADウェブアプリケーションは、「モデルアドレス」にアクセスし、3D CADモデル106を開くことができる。CADウェブアプリケーションは、「ビューパラメータ」を使用して、カメラのポーズおよびビュー条件を設定して、取得された3D CADモデル106を表示することができる。あるいは、デフォルトのビューパラメータを使用してよい。CADウェブアプリケーションは、オプションで、ピンまたは他の視覚的インジケータなどの3Dリンクインジケータ114を、3Dコンテキスト112、すなわち、‘コア3Dアドレス’によって指定された幾何学的エンティティまたは3Dポイントで強調表示または表示することができる。
例示的な実施形態は、3D CADモデル106のセキュリティの側面を提供する。例えば、3Dリンク110をクリックするユーザは、3D CADシステムが3D CADモデル106を開く前に、3D CADシステムにログインするように求められる。ユーザが3DCADモデル106を表示する権限またはアクセス権を持っていない場合、3D CADモデル106は開かれず、「アクセス拒否」メッセージがユーザに表示される。
例示的な実施形態によれば、3Dリンク110のターゲットへのアクセスは、3Dリンク110が無効になった場合に失敗することがあり、これは、例えば、ターゲット3D CADモデル106がCADモデルデータベースから削除されている場合、または、ターゲットの幾何学的エンティティ、すなわち3Dコンテキストが、図5A−5Hに関して上記で論じたように、3D CADモデル106内にもはや存在しないように、3D CADモデル106が修正されている場合に、起こる可能性がある。
図6は、3Dコンピュータ支援設計(CAD)モデルの3次元(3D)コンテキストを共有するためのコンピュータ実装方法の例示的な実施形態の流れ図600である。この方法は開始し(602)、3D CADモデル内の3Dコンテキストを対象とする3Dリンクを作成し、その作成には、静的リンクおよび可変リンクを形成することを含む(604)。静的リンクは、ユーザが3Dリンクを開いたときに応答して、可変リンクにリダイレクトするように構成されている。可変リンクを使用すると、(i)3D CADモデルを見つけて開くことができ、(ii)3Dコンテキストを3DCADモデル内に表示できる。この方法は、3Dリンクをデータベースに格納し、3Dリンクは、3Dコンテキストを、データベースからの3Dリンクの共有を介してユーザ間またはユーザの中で共有することを可能にし(606)、その後、方法は、例示的な実施形態において終了する(608)。
コンピュータで実施される方法は、3D CADモデルをデータベースに格納することをさらに含む。静的リンクの形成は、データベースのデータベースアドレスと、可変リンクの一意の識別子とを連結することを含んでよい。
データベースは、3Dリンクデータベースであってよい。3D CADモデルは、3DCADモデルデータベースに保存できる。静的リンクの形成には、3Dリンクデータベースのデータベースアドレスと、可変リンクの一意の識別子とを連結することを含んでよい。可変リンクは、3DCADモデルデータベースに格納されている3DCADモデルのモデルアドレスを含んでよい。
可変リンクの形成は、
3DCADモデルのアドレスを含むモデルアドレスと、(i)3D CADモデル内の3Dコンテキストのコア3Dアドレス、コア3Dアドレスはモデルアドレスに相対的であり、又は、(ii)3Dリンク属性または3Dリンクフィーチャの一意の識別子との連結を含んでよい。ここで、コア3Dアドレスは、3Dリンク属性または3Dリンク内のメタデータとして含まれる。3Dリンク属性は、3Dポイントまたは3DCADモデルの幾何学的エンティティに添付できる。
可変リンクを形成することは、少なくとも1つのビューパラメータを連結すること、またはメタデータに少なくとも1つのビューパラメータを含めることをさらに含み、少なくとも1つのビューパラメータは、カメラのポーズ、ビュー条件、またはそれらの組み合わせを定義する。少なくとも1つのビューパラメータは、ユーザが「デフォルトビュー」において3DCADモデルを開くことができるため、オプションである。
コンピュータで実施される方法は、3Dリンクが3D CADモデルの所与のバージョンまたはリビジョンにロックされることを、ユーザが指定できるようにすることをさらに含む。3Dリンクがロックされるように指定されている場合、モデルアドレスは、3DCADモデルの特定のバージョンの改訂版をさらに含んでよい。
格納は、3Dリンクを、キーと値のペアとしてデータベースに入力することを含み、ここで、キーと値のペアは、キーと値とを含み、静的リンクはキーであり、可変リンクは値である。
3Dリンクの作成に続いて、3D CADモデルに変更が加えられた場合、コンピュータ実施方法は、加えられた変更に応答して、可変リンクを自動的に更新することと、該変更すると3Dコンテキストが無効になるイベントでユーザ入力を促すことと、またはそれらの組み合わせとをさらに含む。可変リンクは、上記に開示されているように、ほとんどのCADシステムが提供する、属性転送メカニズムおよびフィーチャ更新/再構築メカニズムに基づいて、自動的に更新される。
図7は、コンピュータ支援設計(CAD)アプリケーション内から3次元(3D)リンクの点または幾何学的エンティティなどのターゲットにナビゲートするためのコンピュータ実施方法の例示的な実施形態の流れ図700である。コンピュータ実施方法は、所与または受信された3Dリンクに関して開始し(702)、3Dリンクを複数の構成要素/部分に分割する(704)。複数の構成要素/部分は、モデルアドレス、コア3Dアドレス、およびビューパラメータを含む。コンピュータ実施方法700は、モデルアドレスを使用して3D CADモデルにアクセスする(706)。方法700は、アクセスされた3D CADモデルを開く(708)。この方法は、CADアプリケーション内のアクセスされた3D CADモデルを、仮想カメラのポーズおよびビューパラメータに従って設定されたビュー条件とともに表示する(710)。コンピュータ実施方法は、アクセスされた3D CADモデルの幾何学的エンティティまたは3Dポイントにアイコンを表示することによって、又は、幾何学的エンティティまたは3Dポイントを強調表示することによって、所与の3Dリンクのターゲットにナビゲートする(712)。幾何学的エンティティまたは3Dポイントは、コア3Dアドレスによって指定される。その後、コンピュータで実施される方法は、例示的な実施形態において終了する(714)。
例示的な実施形態によれば、非一時的なコンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのプロセッサによってロードおよび実行されると、少なくとも1つのプロセッサに図7のコンピュータ実施方法700を実行させる一連の命令をその上に符号化することができる。
CADアプリケーションは、CADWebアプリケーションであり、および、CADWebアプリケーションの名前が、モデルアドレスに含まれてよい。CADアプリケーションは、3D CADモデルのタイプまたは3D CADモデルに関連するメタデータに基づいて、選択されたCADウェブアプリケーションである。
3Dリンクは、テキスト文字列として表現することができ、および、3Dリンクは、CADアプリケーションの入力フィールドを介してCADアプリケーションに提供することができ、入力フィールドは、3Dリンクが、ユーザによって入力されるようにすることが可能である。
3Dリンクは、ユーザが別のアプリケーション内から3Dリンクをクリックする/対話的に選択することに応答して、CADウェブアプリケーションに提供される。ただし、CADアプリケーションは、Webアプリケーションに限定されないことを理解すべきである。例えば、Webブラウザは、引数として3Dリンクテキスト文字列を使用して起動されるネイティブアプリを提供する。例示的な実施形態によれば、クリック/ユーザ選択は、ウェブブラウザにサーバへの接続を確立させ、および、サーバへの3Dリンク、該3Dリンク内に埋め込まれたサーバのアドレスを提供する。ここで、CADウェブアプリケーションは、サーバによって開かれる。
ジオメトリエンティティは、3D CADモデルのフィーチャ、フィーチャに属するジオメトリ、3D CADモデルに含まれる参照面、3D CADモデルに含まれる参照線、3D CADモデルに含まれる参照点、3D CADモデルに含まれるスケッチ、3D CADモデルに含まれるスケッチまたは3Dソリッド上の寸法要素、スケッチまたは3Dソリッド上の注釈要素、またはそれらの組み合わせ、を含む。
図8は、3Dリンク810の非限定的な例示的な実施形態のブロック図800であり、それを実施するためのソフトウェアにおける論理構造をサポートする。ブロック図800に示されるように、3Dリンク810は、リンクの複数の形態812を含み、および、複数の操作814は、3Dリンク810に関して実行される。例えば、3Dリンク810は、本明細書で交換可能に外部リンクまたは外部3Dリンクとも呼ばれる、静的リンク816、および、本明細書で交換可能に内部リンクまたは内部3Dリンクとも呼ばれる、可変リンク818を含む。静的リンク816は、3Dリンクデータベースアドレス820および可変リンク818の一意の識別子822を含む。
可変リンク818は、3Dリンク810によって標的とされる3Dコンテキストのモデルアドレス824およびコア3Dアドレス826を含む。3Dコンテキスト、すなわち、ターゲットは、3D CADモデルのポイント828または幾何学的エンティティ830である。可変リンク818は、オプションで、ビューパラメータ832をさらに含むことができる。ビューパラメータ832は、カメラポーズ834、ビュー条件836、またはそれらの組み合わせを含む。
3Dリンク810に関して実行される動作814は、3Dリンク810を、作成すること838、管理すること840、および開くこと842を含む。3Dリンク810に関する動作814はそれに限定されないことを理解されたい。3Dリンク810を作成すること838は、属性および/またはフィーチャ(feature)を作成すること844、および3Dリンク810についてのエントリを3Dリンクデータベースへ追加すること846を含む。3Dリンク810を管理すること840は、上記に開示されたように、エンティティパスを更新すること848を含む。3Dリンク810を開くこと842は、ターゲットの3Dモデル、アプリ、および3D位置を特定すること850を含む。3Dリンク810を開くこと842は、アプリで3Dモデルを開くことおよび3D位置を強調表示すること852をさらに含む。
図9は、本開示の様々な実施形態を実施することができるコンピュータ900の内部構造の例のブロック図である。コンピュータ900は、システムバス902を含み、ここで、バスは、コンピュータまたはデジタル処理システムのコンポーネント間のデータ転送に使用されるハードウェアラインのセットである。システムバス902は、本質的に、要素間の情報を転送することが可能なコンピュータシステム(例えば、プロセッサ、ディスクストレージ、メモリ、入出力ポート、ネットワークポート等)の異なる要素を接続する共有導管である。システムバス902に結合されているのは、様々な入力および出力デバイス(例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンター、スピーカー等)を、コンピュータ900に接続するための、I/Oデバイスインターフェース904である。ネットワークインターフェース906は、コンピュータ900がネットワーク(例えば、グローバルコンピュータネットワーク、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク等)に取付けられた他の様々なデバイスに接続することを可能にする。メモリ908は、本開示の実施形態を実施するために使用されるコンピュータソフトウェア命令910およびデータ912のための揮発性または不揮発性ストレージを提供する。ここで、揮発性または不揮発性のメモリは、非一時的媒体の一例である。ディスクストレージ914は、本開示の実施形態を実施するために使用されるコンピュータソフトウェア命令910およびデータ912のための不揮発性ストレージを提供する。中央処理装置918もまた、システムバス902に結合され、コンピュータ命令の実行を提供する。
本明細書に開示されるさらなる例示的な実施形態は、コンピュータプログラム製品を使用して構成される。例えば、制御は、例示的な実施形態を実施するためにソフトウェアでプログラムされる。さらに、例示的な実施形態は、プロセッサによって実行される命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を含んでよく、ロードされ実行されると、プロセッサに本明細書に記載の方法を完了させる。ブロック図とフロー図の要素は、上記に開示された図9の回路の1つまたは複数の構成を介するなどのソフトウェアまたはハードウェア、またはその同等物、ファームウェア、それらの組み合わせ、または将来決定される他の同様の実施、において実施されてよいことを理解すべきである。
さらに、本明細書に記載のブロック図およびフロー図の要素は、ソフトウェア、ハードウェア、またはファームウェアにおいて任意の方法で組み合わせるか、または分割することができる。ソフトウェアで実施される場合、ソフトウェアは、本明細書に開示される例示的な実施形態をサポートすることができる任意の言語で書かれる。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)など、任意の形式のコンピュータ可読媒体に格納できる。動作において、汎用またはアプリケーション固有のプロセッサまたは処理コアは、当技術分野で十分に理解されている方法でソフトウェアをロードおよび実行する。ブロック図およびフロー図は、より多くのまたはより少ない要素を含み、異なって配置または方向付けされ、または異なって表されることをさらに理解されたい。実施は、ブロック、フロー、および/またはネットワーク図、ならびに本明細書に開示される実施形態の実行を示すブロックおよびフロー図の数を指示することが理解されるべきである。
本明細書で引用されたすべての特許、公開された出願および参考文献の教示は、それらの全体が参照により組み込まれる。
例示的な実施形態が特に示され、説明されているが、当業者には、添付の特許請求の範囲に含まれる実施形態の範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることが理解される。