JP2021163342A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中に瞬断が発生した場合にもフェイルセイフを実現できる車両制御装置を提供する。
【解決手段】第1の制御指令生成部は、第1の制御指令生成部が正常か異常かを判定する状態判定部を有し、第1の制御指令生成部から第2の制御指令生成部へ、状態判定部の状態判定結果が伝送され、第1および第2の制御指令生成部は、状態判定結果が、正常であれば、第1の制御指令生成部が車両の駆動装置に第1の制御指令を送信し、かつ、第2の制御指令生成部は車両の駆動装置に第2の制御指令を送信せず、状態判定結果が、異常であれば、第2の制御指令生成部が車両の駆動装置に第2の制御指令を送信し、かつ、第1の制御指令生成部が車両の駆動装置に第1の制御指令を送信しないように構成され、第1の制御指令生成部は、状態判定部での状態判定が完了するまでは、異常または正常の判定結果を第2の制御指令生成部に伝送する。
【選択図】図7

Description

本開示は車両制御装置に関し、特に、フェイルセイフを実現する車両制御装置に関する。
従来より、ADAS(Advanced Driving Assistance Systems)および自動運転を実現する車両制御装置は、安全性を考慮し、複数の制御装置を用いて、相互監視を行い、1つの制御装置が異常になると、機能の一部だけを他の制御装置で実現する、といった構成が知られていた。
例えば、特許文献1では、2つの制御装置を備えて相互監視を行い、両方の制御装置が正常の場合のみ、自動運転を行い、1つでも異常であれば自動運転を行わず、アクチュエータへの信号送信は、一方の制御装置に優先権を持たせる技術が開示されている。
また、特許文献2では、2つの制御装置を備え、通常時用の制御装置が故障した場合は緊急時用の制御装置に制御を切り替え、故障の発生は、通常時用の制御装置から緊急時用の制御装置に伝える技術が開示されている。
国際公開第2018/030032号 特許第6531144号公報
特許文献1では、2つの同じ機能を有する制御装置を準備し、通常時は、一方は全く用いていないため、シームレスな自動運転継続を行うために、コストがかかるという問題があった。
また、特許文献2の開示では、緊急時用の制御装置が先に起動完了し、次に、通常時用の制御装置が起動完了する場合、通常時用の制御装置が起動完了していない期間が存在することになる。
このとき一時的に電源供給が停止したり、電圧が制御装置内の半導体集積回路の機能を維持できないまでに一時的に電圧が低下したりする瞬断が発生すると、緊急時用の制御装置で対応しなければならないが、特許文献2にはそのような対応については開示されていない。
本開示は上記のような問題を解決するためになされたものであり、走行中に瞬断が発生した場合にもフェイルセイフを実現できる車両制御装置を提供することを目的とする。
本開示に係る車両制御装置は、車両に搭載され、前記車両の駆動を制御する車両制御装置であって、前記車両の駆動装置に第1の制御指令を送信する第1の制御指令生成部と、前記駆動装置に第2の制御指令を送信する第2の制御指令生成部と、を構成する、少なくとも1つの半導体集積回路を備え、前記第1の制御指令生成部は、前記第1の制御指令生成部が正常か異常かを判定する状態判定部を有し、前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ、前記状態判定部の状態判定結果が伝送され、前記第1および第2の制御指令生成部は、前記状態判定結果が、正常であれば、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信し、かつ、前記第2の制御指令生成部は前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信せず、前記状態判定結果が、異常であれば、前記第2の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信し、かつ、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信しないように構成され、前記第1の制御指令生成部は、前記状態判定部での状態判定が完了するまでは、異常または正常の判定結果を前記第2の制御指令生成部に伝送する。
上記車両制御装置によれば、走行中に瞬断が発生した場合にもフェイルセイフを実現できる。
実施の形態1の車両制御装置を含む車両の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の車両制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例の車両制御装置を含む車両の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例の車両制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例の車両制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例の車両制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の車両制御装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1の車両制御装置の第1の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1の車両制御装置の第1の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。 I/F回路の構成の一例を示す図である。 I/F回路の論理を示す図である。 実施の形態1の車両制御装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1の車両制御装置の第1の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2の車両制御装置を含む車両の構成を示すブロック図である。 実施の形態2の車両制御装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2の車両制御装置の第1の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2の車両制御装置の第1の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態3の車両制御装置を含む車両の構成を示すブロック図である。 実施の形態3の車両制御装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態3の車両制御装置の第2の制御指令生成部の動作を説明するフローチャートである。
<実施の形態1>
以下、実施の形態1の車両制御装置について図1〜図13を用いて説明する。図1は、実施の形態1の車両制御装置100を含む車両の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように車両制御装置100は、第1の制御装置10および第2の制御装置11を有している。第1の制御装置10および第2の制御装置11は、センサ12および駆動装置15と車載ネットワーク16により互いに接続されている。駆動装置15は、コントローラユニット13とアクチュエータ14を有している。また、第1の制御装置10と第2の制御装置11との間は信号線18で接続されている。
センサ12は、例えばカメラ、ミリ波レーダー、ソナー等の他に、車速センサ、トルクセンサ、ヨーレートセンサ、舵角センサ、アクセル開度センサ、ブレーキ圧センサなどを含んでいる。
図2は、車両制御装置100の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、第1の制御装置10は、半導体集積回路20と半導体集積回路23に接続されたインターフェース(I/F)回路40(第1のインターフェース回路)を有し、半導体集積回路20の内部で、第1のオペレーティングシステム(OS)21および第1の制御指令生成部22が実行される。
また、第2の制御装置11は、半導体集積回路23と半導体集積回路23に接続されたI/F回路41(第2のインターフェース回路)を有し、半導体集積回路23の内部で、第2のOS24および第2の制御指令生成部25が実行される。
そして、半導体集積回路20から半導体集積回路23へ、第1の制御指令生成部22の故障の発生有無の信号が、I/F回路40とI/F回路41とを接続する信号線18を介して伝送される。
図3は、図1の車両制御装置100の変形例の車両制御装置101を含む車両の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように車両制御装置101は、第1の制御装置10および第2の制御装置11の代わりに統合制御装置17を有している。
図4は、車両制御装置101の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、統合制御装置17は、半導体集積回路27と、半導体集積回路27に接続されたI/F回路40およびI/F回路41を有し、半導体集積回路27の内部で、第1のOS21、第1の制御指令生成部22、第2のOS24および第2の制御指令生成部25が実行される。
このような構成の車両制御装置101によれば、I/F回路40とI/F回路41との間の信号線18が、車両制御装置101の内部に設けられているので、信号線18が断線するリスクが低減される。また、1つの半導体集積回路27を設ければ良いので、回路規模を小さくできて、車両制御装置のサイズを小さくできる。
なお、I/F回路40とI/F回路41との間の信号線18は、半導体集積回路27内部の、例えばRAM(Random Access Memory)内に記憶された情報(データ値)を電気的信号に変換して伝送するが、半導体集積回路27内部の、例えばRAM(Random Access Memory)内に記憶された情報を伝送するものとして構成しても良い。
図5は、そのような構成を示す車両制御装置102のブロック図であり、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25との間には、I/F回路を介さずに信号線18が接続されており、第1の制御指令生成部22から第2の制御指令生成部25に情報が直接伝送される。
このような構成の車両制御装置102によれば、情報を伝送するので、伝送時間が速くなり、制御の切り替え速度が速くなる。また、伝送処理がソフトウェア処理で済むので、障害を受けるリスクが低減する。また、I/F回路を設けないので回路規模をさらに小さくできて、車両制御装置のサイズをさらに小さくできる。
また、車両制御装置101では、1つの半導体集積回路27を設けた構成を示したが、図6に示される車両制御装置103のように、半導体集積回路20および半導体集積回路23を設け、半導体集積回路20から半導体集積回路23へ、第1の制御指令生成部22の故障の発生有無の信号が、I/F回路40とI/F回路41とを接続する信号線18を介して伝送される構成としても良い。
このような構成の車両制御装置103によれば、I/F回路40とI/F回路41との間の信号線18が、車両制御装置101の内部に設けられているので、信号線18が断線するリスクが低減される。
<第1および第2の制御指令生成部の内部構成の第1の実施例>
図7は、図2に示した車両制御装置100の構成における第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25の内部構成の第1の例を示す図である。なお、車載ネットワーク16は、便宜的に入力側と出力側で分割して示しているが、同一のものである。また、第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25を、車載ネットワーク16に接続する部分には、通信I/F回路、例えばCAN(Controller Area Network)ドライバー回路などが存在するが、図示を省略している。
図7に示されるように、センサ12から出力される各種信号は、第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25に入力され、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25で生成された車両操作のための操作量の信号(第1の制御指令、第2の制御指令)は、コントローラユニット13に入力される。
第1の制御指令生成部22は、第1の制御指令生成部22での故障の発生の有無を判定する状態判定部30、状態判定部30の判定結果に応じてADAS機能または自動運転のを実行するか否かを判定するADAS実行判定部31およびADAS実行判定部31の結果が実行可である場合にセンサ12の信号に基づいてADASまたは自動運転の機能を実行し、アクチュエータ14の操作量を演算するADAS機能実行部32を有している。
状態判定部30は、第1の制御指令生成部22が、その機能を実施しているか否か、すなわち、正常か異常か、を判定する。場合によっては、第1の制御装置10に電源が供給されてから、まだ状態判定を一度もしていない、すなわち、正常でも異常でもない、という判定を行い、状態判定結果を生成する。例えば、半導体集積回路20の自己診断の結果を、状態判定部30の判定結果である状態判定結果として用いることができる。
すなわち、半導体集積回路20は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置およびRAMなどのメモリ、ROM(Read Only Memory)などの記憶装置などにより構成される。
CPUの自己診断としては、例えば、半導体集積回路に対になった2つのCPU(コア)を内蔵し、全く同じプログラムを実行させ、結果を比較し、もし結果が異なれば、当該CPUの組を異常と判定するロックステップと呼ばれる機能により診断することができる。
また、メモリの自己診断としては、例えば、パリティまたはECC(Error Correction Code)によりエラー検知して診断することができる。
また、記憶装置の自己診断としては、例えば、チェックサムが所定値と一致するか否かにより診断することができる。
第1の制御指令生成部22のADAS実行判定部31は、状態判定部30での判定結果が正常の場合、かつ、車両またはドライバーによるADASが実行可の場合は、ADAS実行可の信号を出力し、それ以外の場合は、ADAS実行不可の信号を出力する。
ここで、車両またはドライバーによるADAS実行可、とは、ドライバーがADAS機能の実行を要求している場合、例えば、ADASスイッチがONされている状態、センサ12からの信号が正常である場合、車線が認識できている場合、などADASシステムが正常である場合を示す。
第1の制御指令生成部22のADAS機能実行部32は、ADAS実行判定部31から機能実施の許可(ADAS実行可の信号)があれば、センサ12からの信号に基づいて、ADASまたは自動運転の機能を半導体集積回路20上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を導出する。一方、ADAS実行判定部31からADAS実行不可の信号が出された場合は、ADASまたは自動運転の機能を実行せず、操作量を導出しない。
ADAS機能実行部32で導出された操作量は、車載ネットワーク16に送信され、コントローラユニット13で受信され、アクチュエータ14に対して所望の操作を行う。操作量が導出されなければ、車載ネットワーク16には何も送信されない。
状態判定部30の出力は、I/F回路40により信号線18上の電気的信号、例えば高電位(Hi電位)信号または低電位(Lo電位)信号に変換され、I/F回路41を経由して、第2の制御指令生成部25のADAS実行判定部33に入力される。
第2の制御指令生成部25のADAS実行判定部33は、第1の制御指令生成部22が正常である場合は、ADAS実行不可の信号を出力し、第1の制御指令生成部22が異常である場合は、ADAS実行可の信号を出力する。
第2の制御指令生成部25のADAS縮退機能実行部34は、ADAS実行判定部33から機能実施の許可(ADAS実行可の信号)があれば、センサ12からの信号に基づいて、ADAS機能実行部32が実行するADASまたは自動運転の機能よりも縮退された縮退機能(制限された限定的な機能)を半導体集積回路23上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を導出する。一方、ADAS実行判定部33からADAS実行不可の信号が出された場合は、ADASまたは自動運転の縮退機能を実行せず、操作量を導出しない。
ADAS縮退機能実行部34で導出された操作量は、車載ネットワーク16に送信され、コントローラユニット13で受信され、アクチュエータ14に対して所望の操作を行う。操作量が導出されなければ、車載ネットワーク16に何も送信されない。
第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25のそれぞれのADAS実行判定部31および33は、ADAS機能実行部32およびADAS縮退機能実行部34にそれぞれ接続され、コントローラユニット13に対する操作量を導出した場合は、導出した操作量の信号を車載ネットワーク16に送信し、そうでない場合は車載ネットワーク16には何も送信しない制御を行っているが、ADAS実行判定部31および33での判定結果を車載ネットワーク16に接続する図示されない通信I/F回路、例えばCANドライバー回路にも入力し、CANドライバー回路で、車載ネットワーク16に信号を送信するかしないかを制御しても良い。
次に、第1の制御指令生成部22の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
第1の制御指令生成部22が動作を開始すると、状態判定部30が半導体集積回路20の自己診断結果が正常か否かを確認する(ステップS1)。
自己診断結果が正常判定である場合(Yesの場合)は、ステップS2に移行してI/F回路40に対してHi電位を出力し、ステップS3に移行する。一方、自己診断結果が正常ではない異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS7に移行してI/F回路40に対してLo電位を出力し、ステップS3に移行する。
ADAS実行判定部31は、状態判定部30での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し(ステップS3)、正常判定である場合(Yesの場合)はステップS4に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS8に移行する。
ステップS4では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてステップS5に移行する。一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてステップS8に移行する。
ADAS機能実行部32は、ADAS実行判定部31からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)機能を半導体集積回路20上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS5)、操作量の信号(第1の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS6)。一方、ADAS実行判定部31からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS8)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS9)。
次に、第2の制御指令生成部25の動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
第2の制御指令生成部25が動作を開始すると、まず、ステップS11において、I/F回路41を介して電位を読み込む(A/D変換)。
ADAS実行判定部33は、I/F回路41の電位がLo電位か否かを確認し(ステップS12)、Lo電位である場合(Yesの場合)は、正常判定しステップS13に移行する。一方、I/F回路41の電位がLo電位ではない場合は、異常判定し、ステップS13に移行する。
ステップS13では、ステップS12での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し、正常判定である場合(Yesの場合)はステップS17に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS14に移行する。
ステップS14では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてステップS15に移行する。一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてステップS17に移行する。
ADAS縮退機能実行部34は、ADAS実行判定部33からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)の縮退機能を半導体集積回路23上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS15)、操作量の信号(第2の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS16)。
一方、ADAS実行判定部33からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)の縮退機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS17)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS18)。
図10は、図7に示したI/F回路40および41の構成の一例を示す図である。図10に示されるように、第1の制御装置10と第2の制御装置11が信号線18で接続されるが、第1の制御装置10の半導体集積回路20の出力(デジタル信号)はNPNトランジスタ1002のベース信号として与えられ、NPNトランジスタ1002のコレクタが端子T1を介して信号線18に接続される。NPNトランジスタ1002のエミッタは接地され、ゲートは抵抗素子1001を介して接地される。これらのNPNトランジスタ1002および抵抗素子1001がI/F回路40を構成し、デジタル信号をアナログ信号に変換(D/A変換)する。
また、第2の制御装置11の半導体集積回路23の入力は、端子T2を介して信号線18に接続され、また、抵抗素子1101を介して、例えば電圧5Vの電源PWに接続されている。これらの抵抗素子1101および電源PWがI/F回路41を構成し、アナログ信号をデジタル信号に変換(A/D変換)する。このように、比較的簡単な構成の電気回路により状態判定部30での判定結果を伝送するので、製造コストの増加を抑制できる。
図11は、図10に示したI/F回路40および41の論理を示す図である。図11は、第1の制御装置10の状態が、電源OFFの状態から電源ONになって機能するまでを示す図であり、電源OFF中、集積回路起動中、状態判定部30での判定中、状態判定部30での判定後における、第1の制御装置10の半導体集積回路20のポート、端子T1、第2の制御装置11の端子T2、半導体集積回路23のポートの電位を示している。
電源OFFの場合、半導体集積回路20(マイクロコンピュータ)のポートは、ハイインピーダンスであり、半導体集積回路20に電源が投入され、ポートの設定が行われるまでは、ハイインピーダンスを保つ。各ポートの設定が行われると、信号線18につながるポートは設定した出力(HiかLo)となる。
OSが起動し、最初の第1の制御指令生成部22が実行されると、第1の制御指令生成部22の中で、状態判定(自己診断)が開始され、状態判定中のポート出力は、例えばLo(故障)に設定される。
自己診断が終了すると、判定結果が正常か異常か決まり,正常の場合はポートにHiを、異常の場合はLoを出力する。
図10において、半導体集積回路20のポートがハイインピーダンスである場合、端子T1およびT2は5Vになっている。これは、ポートがハイインピーダンスのため、NPNトランジスタ1002(図10)のベース電流は0であり、NPNトランジスタ1002がオフし、第2の制御装置11内で5Vにプルアップされている端子T2の電位は、接地に落ちる経路がないので5Vとなり、半導体集積回路23のポートにはHi電位が与えられる。
半導体集積回路23のポートがHi電位となると、第2の制御装置11のADAS実行判定部33では第1の制御装置10が異常と判定され、その間は、第2の制御装置11が縮退機能を実行する。従って、第1の制御装置10が電源OFFの場合、第1の制御装置10の半導体集積回路20の起動中および状態判定部30での判定中は、第2の制御装置11が縮退機能での操作を行う。
なお、第1の制御装置10が電源OFFの場合、第1の制御装置10の半導体集積回路20の起動中および状態判定部30での判定中でも第2の制御装置11が縮退機能での操作を行うことができるように、半導体集積回路20および半導体集積回路23に電源が供給されると、第1の制御指令生成部22での実行開始よりも早く、第2の制御指令生成部25が実行開始するように構成されている。これは、図4に示した車両制御装置101の統合制御装置17のように、1つの半導体集積回路27を有する構成においても同じである。
このように、例えば、瞬断などで第1の制御装置10が電源OFFとなった場合、第1の制御装置10の半導体集積回路20の起動中および状態判定部30での判定中は、第2の制御装置11がADAS(または自動運転)の縮退機能を実行するので、車両が危険な状態になることを回避できる。また、第2の制御装置11は、第1の制御装置10の機能よりも縮退された縮退機能を実行すれば良いので、半導体集積回路23の回路規模も小さくて済み、シームレスな自動運転継続を行うためのコストの増加を抑制できる。
<第1および第2の制御指令生成部の内部構成の第2の実施例>
図12は、図2に示した車両制御装置101の構成における第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25の内部構成の第2の実施例を示す図である。
図7に示した第1の実施例では、状態判定部30での判定結果である正常または異常の信号が信号線18に与えられる構成であったが、図12に示す第2の実施例では、ADAS実行判定部31での結果であるADAS実行可またはADAS実行不可の信号が信号線18に与えられる構成となっている。このような構成においても、第1の実施例と同様の効果を奏する。
次に、第2の実施例における第1の制御指令生成部22の動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
第1の制御指令生成部22が動作を開始すると、状態判定部30が半導体集積回路20の自己診断結果が正常か否かを確認する(ステップS21)。
自己診断結果が正常判定である場合(Yesの場合)は、ステップS22に移行する。一方、正常ではない異常判定の場合(Noの場合)もステップS22に移行する。
ADAS実行判定部31は、状態判定部30での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し、正常判定である場合(Yesの場合)はステップS23に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS27に移行する。
ステップS23では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてI/F回路40に対してHi電位(正常)を出力し(ステップS24)、ステップS25に移行する。
一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてI/F回路40に対してLo電位(異常)を出力し(ステップS27)、ステップS28に移行する。
ADAS機能実行部32は、ADAS実行判定部31からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)機能を半導体集積回路20上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS25)、操作量の信号(第1の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS26)。
一方、ADAS実行判定部31からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS28)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS29)。なお、第2の制御指令生成部25の動作は、図9に示すフローチャートを用いて説明した動作と同じである。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2の車両制御装置について図14〜図17を用いて説明する。図14は、実施の形態2の車両制御装置200を含む車両の構成を示すブロック図である。なお、図14においては、図1に示した構成と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図14に示されるように車両制御装置200は、図1に示した車両制御装置100のような第1の制御装置10と第2の制御装置11との間の信号線18を有さず、第2の制御装置11が第1の制御装置10から車載ネットワーク16を介して信号を受信する構成となっている。
図15は、図14に示した車両制御装置200の構成における第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25の内部構成を示す図である。
図15に示されるように、センサ12から出力される各種信号は、第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25に入力され、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25で生成された車両操作のための操作量の信号(第1の制御指令、第2の制御指令)は、コントローラユニット13に入力される。また、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25との間を接続する信号線18が不要であるので、I/F回路40および41も不要となる。また、第1の制御指令生成部22の状態判定部30、または、ADAS実行判定部31の出力は、第2の制御指令生成部25に対して分岐されない。その代わりに、第2の制御指令生成部25のADAS実行判定部33は、車載ネットワーク16に接続され、第1の制御指令生成部22のADAS機能実行部32の出力を受ける構成となっており、第1の制御指令生成部22がコントローラユニット13に向けて送信している操作量の信号(第1の制御指令)を受信する。
ADAS実行判定部33は、第1の制御指令生成部22が、操作量の信号を送信しているか否かを判定し、送信がされている場合、すなわち第1の制御指令生成部22が正常である場合は、ADAS実行不可の信号をADAS縮退機能実行部34に出力し、送信がされていない場合、すなわち第1の制御指令生成部22が異常である場合は、ADAS実行可の信号をADAS縮退機能実行部34に出力する。
このように、車両制御装置200においては、第1の制御装置10と第2の制御装置11との間の信号線18が不要となり、I/F回路40および41も不要となる。このため、製造コストが削減できる。
次に、第1の制御指令生成部22の動作について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。
第1の制御指令生成部22が動作を開始すると、状態判定部30が半導体集積回路20の自己診断結果が正常か否かを確認する(ステップS31)。
自己診断結果が正常判定である場合(Yesの場合)は、ステップS32に移行する。一方、自己診断結果が異常判定の場合(Noの場合)もステップS32に移行する。
ADAS実行判定部31は、状態判定部30での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し(ステップS32)、正常判定である場合(Yesの場合)はステップS33に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS36に移行する。
ステップS33では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてステップS34に移行する。一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてステップS36に移行する。
ADAS機能実行部32は、ADAS実行判定部31からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)機能を半導体集積回路20上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS34)、操作量の信号(第1の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS35)。
一方、ADAS実行判定部31からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS36)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS37)。
次に、第2の制御指令生成部25の動作について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。
第2の制御指令生成部25が動作を開始すると、まず、ステップS41において、車載ネットワーク16から信号を受信する。
ADAS実行判定部33は、第1の制御指令生成部22が操作量の信号を送信しているか、すなわち正常に動作しているかを判定し(ステップS42)、操作量の信号を送信している場合(Yesの場合)は、正常判定しステップS43に移行する。一方、操作量の信号を送信していない場合(Noの場合)は、異常判定し、ステップS43に移行する。
ステップS43では、ステップS42での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し、正常判定である場合(Yesの場合)はステップS47に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS44に移行する。
ステップS44では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてステップS45に移行する。一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてステップS47に移行する。
ADAS縮退機能実行部34は、ADAS実行判定部33からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)の縮退機能を半導体集積回路23上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS45)、操作量の信号(第2の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS46)。
一方、ADAS実行判定部33からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)の縮退機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS47)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS48)。
<実施の形態3>
次に、実施の形態2の車両制御装置300について図18〜図20を用いて説明する。図18は、実施の形態3の車両制御装置300を含む車両の構成を示すブロック図である。なお、図18においては、図1に示した車両制御装置100の構成と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図18に示されるように車両制御装置300は、第1の制御装置10と第2の制御装置11との間に信号線18を有すると共に、第2の制御装置11が第1の制御装置10から車載ネットワーク16を介して信号を受信する構成となっている。
図19は、図18に示した車両制御装置300の構成における第1の制御指令生成部22および第2の制御指令生成部25の内部構成を示す図である。
図19に示すように車両制御装置300においては、図7を用いて説明した車両制御装置100および図15を用いて説明した車両制御装置200を組み合わせた構成を有しており、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25との間は、I/F回路40および41を介して信号線18で接続されている。また、第2の制御指令生成部25のADAS実行判定部33は、車載ネットワーク16に接続され、第1の制御指令生成部22のADAS機能実行部32の出力を受ける構成となっており、第1の制御指令生成部22がコントローラユニット13に向けて送信している操作量の信号(第1の制御指令)を受信する。
ここで、実施の形態1においては、OSが起動し、第1の制御指令生成部22の中で、状態判定中の期間はポート出力はLo(故障)に設定されるものとしたが、この期間にポート出力がHi(正常)に設定される場合、第2の制御装置11は第1の制御装置10が正常に動作していると判断し、縮退機能は実行されない。しかし、第1の制御装置10は動作していないので車載ネットワーク16には操作量が送信されない。しかし、車両制御装置300では、第2の制御指令生成部25のADAS実行判定部33は、車載ネットワーク16に接続され、第1の制御指令生成部22のADAS機能実行部32の出力を受ける構成となっているので、車載ネットワーク16に操作量が送信されていない場合には、第1の制御装置10が機能停止していると判断され、第2の制御装置11がADAS(または自動運転)の縮退機能を実行することができる。第1の制御装置10の半導体集積回路20の状態判定部30での判定中は、第2の制御装置11がADAS(または自動運転)の縮退機能を実行するので、車両が危険な状態になることを回避できる。
また、第1の制御指令生成部22と第2の制御指令生成部25との間は、I/F回路40および41を介して信号線18で接続されているので、第1の制御装置10が電源OFFの場合および第1の制御装置10の半導体集積回路20の起動中は第2の制御装置11がADAS(または自動運転)の縮退機能を実行するので、車両が危険な状態になることを回避できる。
第2の制御指令生成部25の動作について、図20に示すフローチャートを用いて説明する。なお、第1の制御指令生成部22の動作は、図8に示すフローチャートを用いて説明した動作と同じである。
第2の制御指令生成部25が動作を開始すると、まず、ステップS71において、I/F回路41を介して電位を読み込む(A/D変換)。
次に、ステップS72において、車載ネットワーク16から信号を受信する。
ADAS実行判定部33は、I/F回路41の電位がLo電位か否かを確認し(ステップS73)、Lo電位である場合(Yesの場合)はステップS74に移行する。一方、I/F回路41の電位がLo電位ではない場合は、異常判定し、ステップS75に移行する。
また、ADAS実行判定部33は、第1の制御指令生成部22が操作量の信号を送信しているか、すなわち正常に動作しているかを判定し(ステップS74)、操作量の信号を送信している場合(Yesの場合)は、正常判定しステップS75に移行する。一方、操作量の信号を送信していない場合(Noの場合)は、異常判定し、ステップS75に移行する。
ステップS75では、ステップS74での判定結果が正常判定か異常判定かを確認し、正常判定である場合(Yesの場合)は、ADAS実行不可としてステップS79に移行する。一方、異常判定の場合(Noの場合)は、ステップS76に移行する。
ステップS76では、ADASシステムが正常、例えばセンサ12からの信号が正常で、かつドライバーによりADASスイッチがONされているか否かを判定し、条件を満たす場合(Yesの場合)は、ADAS実行可としてステップS77に移行する。一方、条件を満たさない場合(Noの場合)は、ADAS実行不可としてステップS79に移行する。
ADAS縮退機能実行部34は、ADAS実行判定部33からADAS実行可の信号を受けた場合は、センサ12からの信号、車両の状態などに基づいて、ADAS(または自動運転)の縮退機能を半導体集積回路23上で実行し、コントローラユニット13に対する操作量を算出し(ステップS77)、操作量の信号(第2の制御指令)を車載ネットワーク16に送信する(ステップS78)。
一方、ADAS実行判定部33からADAS実行不可の信号を受けた場合は、ADAS(または自動運転)の縮退機能を実行せず、操作量を算出せず(ステップS79)、車載ネットワーク16には何も送信しない(ステップS80)。
なお、本開示は、その範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 第1の制御装置、11 第2の制御装置、22 第1の制御指令生成部、25 第2の制御指令生成部、100,101,102,103,200,300 車両制御装置。
本開示に係る車両制御装置は、車両に搭載され、前記車両の駆動を制御する車両制御装置であって、前記車両の駆動装置に第1の制御指令を送信する第1の制御指令生成部と、前記駆動装置に第2の制御指令を送信する第2の制御指令生成部と、を構成する、少なくとも1つの半導体集積回路を備え、前記第1の制御指令生成部は、前記第1の制御指令生成部が正常か異常かを判定する状態判定部を有し、前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ、前記状態判定部の状態判定結果が伝送され、前記第1および第2の制御指令生成部は、前記状態判定結果が、正常であれば、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信し、かつ、前記第2の制御指令生成部は前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信せず、前記状態判定結果が、異常であれば、前記第2の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信し、かつ、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信しないように構成され、前記第1の制御指令生成部は、前記状態判定部での状態判定が完了するまでは、異常の判定結果を前記第2の制御指令生成部に伝送し、前記第1および第2の制御指令生成部は、前記少なくとも1つの半導体集積回路に電源が供給されると、前記第1の制御指令生成部よりも、前記第2の制御指令生成部が早く実行開始される。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、前記車両の駆動を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の駆動装置に第1の制御指令を送信する第1の制御指令生成部と、
    前記駆動装置に第2の制御指令を送信する第2の制御指令生成部と、を構成する、少なくとも1つの半導体集積回路を備え、
    前記第1の制御指令生成部は、
    前記第1の制御指令生成部が正常か異常かを判定する状態判定部を有し、
    前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ、前記状態判定部の状態判定結果が伝送され、
    前記第1および第2の制御指令生成部は、
    前記状態判定結果が、正常であれば、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信し、かつ、前記第2の制御指令生成部は前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信せず、
    前記状態判定結果が、異常であれば、前記第2の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信し、かつ、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信しないように構成され、
    前記第1の制御指令生成部は、
    前記状態判定部での状態判定が完了するまでは、異常または正常の判定結果を前記第2の制御指令生成部に伝送する、車両制御装置。
  2. 前記第1の制御指令生成部と前記第2の制御指令生成部との間は、前記第1の制御指令生成部側の第1のインターフェース回路と、前記第2の制御指令生成部側の第2のインターフェース回路とを介して信号線によって接続され、
    前記状態判定部での状態判定が完了するまでの間、前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ前記異常の判定結果が伝送される場合、前記異常の判定結果は、前記第1および第2のインターフェース回路により生成される、請求項1記載の車両制御装置。
  3. 前記第1の制御指令生成部と前記第2の制御指令生成部との間は、前記第1の制御指令生成部側の第1のインターフェース回路と、前記第2の制御指令生成部側の第2のインターフェース回路とを介して信号線によって接続されると共に、前記第2の制御指令生成部は、前記第1の制御指令生成部から前記第1の制御指令を受信できるように構成され、
    前記状態判定部での状態判定が完了するまでの間、前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ前記正常の判定結果が伝送される場合、
    前記第2の制御指令生成部は、
    前記第1の制御指令生成部からの前記第1の制御指令が受信されない場合、前記第1の制御指令生成部が異常と判定して前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信する、請求項1記載の車両制御装置。
  4. 車両に搭載され、前記車両の駆動を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の駆動装置に第1の制御指令を送信する第1の制御指令生成部と、
    前記車両の駆動装置に第2の制御指令を送信する第2の制御指令生成部と、を構成する、少なくとも1つの半導体集積回路を備え、
    前記第1の制御指令生成部は、
    前記第1の制御指令生成部が正常か異常かを判定する状態判定部を有し、
    前記第1の制御指令生成部から前記第2の制御指令生成部へ、前記状態判定部の状態判定結果が伝送され、
    前記第1および第2の制御指令生成部は、
    前記状態判定結果が、正常であれば、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信し、かつ、前記第2の制御指令生成部は前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信せず、
    前記状態判定結果が、異常であれば、前記第2の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信し、かつ、前記第1の制御指令生成部が前記車両の前記駆動装置に前記第1の制御指令を送信しないように構成され、
    前記第2の制御指令生成部は、前記第1の制御指令生成部から前記第1の制御指令を受信できるように構成され、
    前記第2の制御指令生成部は、
    前記第1の制御指令生成部からの前記第1の制御指令が受信されない場合、前記第1の制御指令生成部が異常と判定して前記車両の前記駆動装置に前記第2の制御指令を送信する、車両制御装置。
  5. 前記第1および第2の制御指令生成部は、
    前記少なくとも1つの半導体集積回路に電源が供給されると、前記第1の制御指令生成部よりも、前記第2の制御指令生成部が早く実行開始される、請求項1または請求項4記載の車両制御装置。
  6. 前記第2の制御指令生成部は、
    前記第1の制御指令生成部が実行する機能よりも縮退された縮退機能を実行する、請求項1または請求項4記載の車両制御装置。
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