JP2021163313A - 評価情報確認システム及びサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】整備工場を選択するための判断材料を提供する技術を提供する。
【解決手段】1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント3と、1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント4と、1次受けクライアント3及び2次受けクライアント4と通信可能なサーバ1と、を備え、サーバ1に記憶された、2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を1次受けクライアント3で表示可能に構成された評価情報確認システムである。この評価情報確認システムにおいて、S134,S135で、サーバ1の制御部11は、サーバ1の記憶部に記憶される1次受け工場に紐付けられた2次受け工場を示す対応情報を参照し、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報をサーバ1の記憶部から抽出して、1次受けクライアント3に出力する。
【選択図】図24
【解決手段】1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント3と、1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント4と、1次受けクライアント3及び2次受けクライアント4と通信可能なサーバ1と、を備え、サーバ1に記憶された、2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を1次受けクライアント3で表示可能に構成された評価情報確認システムである。この評価情報確認システムにおいて、S134,S135で、サーバ1の制御部11は、サーバ1の記憶部に記憶される1次受け工場に紐付けられた2次受け工場を示す対応情報を参照し、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報をサーバ1の記憶部から抽出して、1次受けクライアント3に出力する。
【選択図】図24
Description
本開示は、整備工場による車両の整備を管理するシステムに関する。
車両の点検や整備は定期的に行うことが望ましいが、例えば法人が複数の車両を保持している場合などは点検等を失念しやすい。そこで、点検等を管理するシステムが従来から提案されている。特許文献1には、整備工場への日ごとの入庫可能台数を算出する車両入庫管理システムが開示されている。
発明者の詳細な検討の結果、複数の整備工場にて点検等を実施することができる場合には、整備工場を選択する際に判断材料があるとスムーズな選択が行えることが明らかになった。
本開示の一局面は、整備工場を選択するための判断材料を提供する技術を提供する。
本開示の一態様は、1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント(3)と、1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント(4)と、1次受けクライアント及び2次受けクライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、サーバに記憶された、2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を1次受けクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システム(100)であって、サーバは、記憶部(123,125)と、出力部(S134,S135)と、を備える。記憶部は、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場を示す対応情報と、評価情報と、を記憶可能に構成される。出力部は、対応情報を参照し、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報を記憶部から抽出して、1次受けクライアントに出力するように構成される。
このような構成によれば、1次受け工場が2次受け工場を選択するための判断材料を提供することができる。
本開示の一態様は、所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と、クライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、サーバに記憶された、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報をクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システムで(100)であって、サーバは、記憶部(122,123,125)と、出力部(S134,S135)と、を備える。記憶部は、所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、複数の評価情報と、を記憶可能に構成される。出力部は、対応情報を参照し、所定のユーザに紐付けられた整備工場で行った車両整備の評価情報を記憶部から抽出して、クライアントに出力するように構成される。
本開示の一態様は、所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と、クライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、サーバに記憶された、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報をクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システムで(100)であって、サーバは、記憶部(122,123,125)と、出力部(S134,S135)と、を備える。記憶部は、所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、複数の評価情報と、を記憶可能に構成される。出力部は、対応情報を参照し、所定のユーザに紐付けられた整備工場で行った車両整備の評価情報を記憶部から抽出して、クライアントに出力するように構成される。
このような構成によれば、ユーザが整備工場を選択するための判断材料を提供することができる。
本開示の一態様は、所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と通信可能なサーバ(1)であって、記憶部(122,123,125)と、出力部(S134,S135)と、を備える。記憶部は、所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報と、を記憶可能に構成される。出力部は、対応情報を参照し、所定のユーザに紐付けられた整備工場で行った車両整備の評価情報を記憶部から抽出して、クライアントに出力するように構成される。このような構成であれば、上記評価情報確認システムと同様の効果を奏することができる。
本開示の一態様は、所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と通信可能なサーバ(1)であって、記憶部(122,123,125)と、出力部(S134,S135)と、を備える。記憶部は、所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報と、を記憶可能に構成される。出力部は、対応情報を参照し、所定のユーザに紐付けられた整備工場で行った車両整備の評価情報を記憶部から抽出して、クライアントに出力するように構成される。このような構成であれば、上記評価情報確認システムと同様の効果を奏することができる。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す車両整備予約システム100は、サーバ1と、法人ユーザ端末2と、1次受け工場端末3と、2次受け工場端末4と、管理者端末5と、リース会社端末6と、を備える。なお、法人ユーザ端末2は複数の端末を備えており、一例として法人ユーザA端末2a及び法人ユーザB端末2bを示す。1次受け工場端末3は複数の端末を備えており、一例として1次受け工場A端末3a及び1次受け工場B端末3bを示す。また、2次受け工場端末4も同様に複数の端末を備えており、一例として2次受け工場A端末4a及び2次受け工場B端末4bを示す。車両整備予約システム100は、管理者端末5によってサーバ1を操作可能に構成されている。しかしながら、管理者端末5を有さず、一部又は全部の操作の権利を有する他の端末(例えば、1次受け工場端末3)がその役割を担うような構成であってもよい。
[1.構成]
図1に示す車両整備予約システム100は、サーバ1と、法人ユーザ端末2と、1次受け工場端末3と、2次受け工場端末4と、管理者端末5と、リース会社端末6と、を備える。なお、法人ユーザ端末2は複数の端末を備えており、一例として法人ユーザA端末2a及び法人ユーザB端末2bを示す。1次受け工場端末3は複数の端末を備えており、一例として1次受け工場A端末3a及び1次受け工場B端末3bを示す。また、2次受け工場端末4も同様に複数の端末を備えており、一例として2次受け工場A端末4a及び2次受け工場B端末4bを示す。車両整備予約システム100は、管理者端末5によってサーバ1を操作可能に構成されている。しかしながら、管理者端末5を有さず、一部又は全部の操作の権利を有する他の端末(例えば、1次受け工場端末3)がその役割を担うような構成であってもよい。
車両整備予約システム100は、サーバ1で記憶管理されている各種情報に基づき、法人ユーザと、1次受け工場と、2次受け工場と、が通信ネットワーク7を介して、定期点検及び故障修理などの車両の整備についての予約管理を可能とするためのシステムである。なお、法人ユーザに車両を貸し出しているリース会社は、サーバ1で登録更新された各種情報に基づき、リース会社が通信ネットワーク7を介して、当該法人ユーザが保有している車両の整備状況を確認することが可能である。
法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3、2次受け工場端末4、管理者端末5及びリース会社端末6は、それぞれサーバ1との間で通信ネットワーク7を介して通信を行う。なお、通信ネットワーク7は、インターネット、モバイルデータ通信ネットワーク等のワイドエリアネットワークを含むネットワークである。
法人ユーザ端末2は、法人ユーザが用いる装置である。法人ユーザとは、当該法人ユーザの従業員等に車両を提供するために、リース会社から複数の車両を借り入れしている会社である。なお、法人ユーザに変わって、例えば権限を有する車両のドライバがその役割を担うような構成であってもよい。ここで、権限を有するドライバとは、法人ユーザの従業員であって法人ユーザから権限が与えられた者であってもよく、またリース会社と個々に取引を行う者であってもよい。
1次受け工場端末3は、1次受け工場が用いる装置である。1次受け工場とは、車両の点検及び修理を行うことが可能な整備工場である。
2次受け工場端末4は、2次受け工場が用いる装置である。2次受け工場とは、車両の点検及び修理を行うことが可能な整備工場である。なお、2次受け工場は、専門的な点検及び修理に特化した工場であってもよく、1次受け工場が車両整備を外注する外注工場であってもよい。
2次受け工場端末4は、2次受け工場が用いる装置である。2次受け工場とは、車両の点検及び修理を行うことが可能な整備工場である。なお、2次受け工場は、専門的な点検及び修理に特化した工場であってもよく、1次受け工場が車両整備を外注する外注工場であってもよい。
管理者端末5は、管理者が用いる装置である。管理者とは、車両整備予約システム100を管理可能な権限を有する者である。
リース会社端末6は、リース会社が用いる装置である。リース会社とは、貸し出し可能な車両を多数有する会社である。リース会社は、例えば契約関係にある法人ユーザに車両を貸し出している。
リース会社端末6は、リース会社が用いる装置である。リース会社とは、貸し出し可能な車両を多数有する会社である。リース会社は、例えば契約関係にある法人ユーザに車両を貸し出している。
法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3、2次受け工場端末4、管理者端末5及びリース会社端末6は、本実施形態では、汎用のパーソナルコンピュータである。すなわち、各端末2〜6は、図示しないCPUや揮発性及び不揮発性のメモリ等を有し、メモリに格納されたプログラムに基づいて様々な処理を行う。以下の説明において、プログラムに基づいてCPUが行う処理を、端末が実行する処理と記載する。なお、このような端末2〜6として、例えば、スマートフォンなどの汎用の携帯電話機やタブレット型携帯通信端末などが用いられてもよい。
サーバ1は、制御部11と、記憶部12と、を備える。
制御部11は、CPU111と、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、メモリ112とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPU111は、非遷移的実体的記録媒体であるメモリ112に格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。具体的には、制御部11は、当該プログラムに従い、後述する定期点検予約処理、定期点検評価処理、故障修理予約処理及び故障修理評価処理を実行する。なお、制御部11は、1つのマイクロコンピュータを備えていてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えていてもよい。
制御部11は、CPU111と、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、メモリ112とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPU111は、非遷移的実体的記録媒体であるメモリ112に格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。具体的には、制御部11は、当該プログラムに従い、後述する定期点検予約処理、定期点検評価処理、故障修理予約処理及び故障修理評価処理を実行する。なお、制御部11は、1つのマイクロコンピュータを備えていてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えていてもよい。
記憶部12は、車両メンテナンス情報データベース121、1次受け工場情報データベース122、2次受け工場情報データベース123、整備実績データベース124及び評価情報データベース125を有する。記憶部12は、それらの各データベース121〜125を記憶可能な記憶領域を構成する記憶装置である。
車両メンテナンス情報データベース121に記憶される各種情報は、管理者端末5を用いた管理者によって登録され、必要に応じて随時更新される。なお、各種情報の更新は、サーバ1の制御部11により自動的に行われてもよい。図2に示すように、本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121には、各種情報として、リース会社から提示される法人ユーザごとの管理対象となる車両の車両識別情報、契約情報ベースの定期点検に関する点検情報、故障修理に関する修理情報などが記憶されている。定期点検のメニューには、スケジュール点検、法定点検、車検等が含まれる。管理対象となる車両それぞれに対し、複数の点検情報及び修理情報が記憶されている。
図2では一部の情報については図示を省略しているが、車両識別情報としては、契約番号、車種名等が記憶され、点検情報としては、最終作業日、周期、点検日時、予約工場、確定の有無等が記憶されている。点検日時及び予約工場が登録されおり確定が済の場合は、予約が確定していると判断でき、点検日時及び予約工場が登録されているが確定が空欄の場合は、予約が依頼中であると判断でき、点検日時及び予約工場が空欄の場合は、未予約であると判断できる。また、修理情報としては、修理項目、修理日時、予約工場、確定の有無等が記憶されている。予約の確定等の有無は、点検情報と同様な方法で判断できる。
図3に示すように、走行距離ベースの定期点検に関する点検情報が車両メンテナンス情報データベース121に記憶されていてもよい。このような場合、点検情報としては、最終作業日、作業時走行距離、現在走行距離、閾値、通知の有無、点検日時、予約工場、確定の有無等が記憶される。なお、上述した車両識別情報、点検情報及び修理情報は一例であり、他の情報が記憶されていてもよい。
1次受け工場情報データベース122に記憶される各種情報は、1次受け工場端末3を用いた1次受け工場のユーザによって登録され、必要に応じて随時更新される。1次受け工場情報データベース122には、各種情報として、1次受け工場の空きスケジュール情報及び表示ルール情報などが、1次受け工場情報に紐付けて記憶されている。空きスケジュール情報とは、工場の空き状況を示す情報である。空きスケジュール情報は、図4に示す空きスケジュール入力画面から入力可能である。表示ルール情報とは、工場ごとに設定可能なルールを示す情報である。表示ルール情報は、図5に示す表示ルール入力画面から入力可能である。1次受け工場情報として、1次受け工場を識別可能な工場識別情報に加え、整備士情報、契約している法人ユーザ情報等が記憶されている。なお、1次受け工場情報として、他の情報が記憶されていてもよい。
図4に示すように、1次受け工場の空きスケジュール情報として、例えば、当日から31日先までの日程における9時から18時までの30分ごとの対応可能な整備士の合計人数により示される空き状況が記憶される。空きスケジュール情報に係る期間の単位は30分に限らず、例えば1時間や15分であってもよい。なお、ゼロ以外の数字が表示されている場合は空きあり(対応可能な整備士あり)を示し、数字がゼロの場合は空きなしを示し、空欄の場合は未入力を示す。また、ハイフン等の記号が表示されている場合は、後述する表示ルール情報の登録において、例えば12時から13時までの時間が休憩時間として入力不可と設定されていることを示す。
また、図5に示すように、表示ルール情報として、例えば、作業項目ごとの必要時間として、定期点検のメニュー別の目安となる標準必要時間が記憶され、他の情報として、納引きを行う場合に要する追加時間、作業が不可な曜日や時間等が記憶される。例えば、スケジュール点検の標準必要時間を1時間30分に設定し、法定点検の標準必要時間を3時間に設定し、車検の標準必要時間を7時間に設定することが可能である。また、納引きを行う場合に要する追加時間を1時間に設定することが可能である。また、営業時間を9時から18時に設定し、昼休みの休憩時間を12時から13時に設定し、それ以外の作業が不可な曜日や時間がある場合はその条件を設定することが可能である。なお、表示ルール情報として、他の情報が記憶されていてもよい。
2次受け工場情報データベース123に記憶される各種情報は、2次受け工場端末4を用いた2次受け工場のユーザによって登録され、必要に応じて随時更新される。図示及び詳細な説明は省略するが、2次受け工場情報データベース123にも、1次受け工場情報データベース122と同様に、各種情報として、2次受け工場の空きスケジュール情報及び表示ルール情報などが、2次受け工場情報に紐付けて記憶されている。2次受け工場情報には、2次受け工場を識別可能な工場識別情報、整備士情報、契約している1次受け工場情報に加え、対応可能な修理項目が含まれる。2次受け工場で行われる整備として故障修理が行われる場合、表示ルール情報には、故障修理項目に応じた目安となる標準必要時間が含まれていてもよい。
整備実績データベース124に記憶される各種情報は、1次受け工場端末3を用いた1次受け工場のユーザ又は2次受け工場端末4を用いた2次受け工場のユーザによって登録され、必要に応じて随時更新される。図示しないが、整備実績データベース124には、各種情報として、1次受け工場情報又は2次受け工場情報に紐付けて整備に関する実績情報が記憶されている。
評価情報データベース125に記憶される各種情報は、法人ユーザ端末2を用いた法人ユーザによって登録され、必要に応じて随時更新される。図示しないが、評価情報データベース125には、各種情報として、1次受け工場情報又は2次受け工場情報に紐付けて整備完了後の法人ユーザの整備に対する評価結果を示す評価情報が記憶されている。
[2.処理]
[2−1.定期点検予約処理]
次に、この車両整備予約システム100で実現される定期点検予約処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2及び1次受け工場端末3で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図6のフローチャートを用いて説明する。
[2−1.定期点検予約処理]
次に、この車両整備予約システム100で実現される定期点検予約処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2及び1次受け工場端末3で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、S11で、サーバ1の制御部11は、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された車両識別情報及び点検情報に基づき、直近で整備予約が必要な車両である要整備車両を特定する。サーバ1の制御部11で実行されるS11の処理は、あらかじめ設定された所定のタイミング(一例として、毎日午前9時)で周期的に実行される。
このように特定された要整備車両は、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3、2次受け工場端末4及びリース会社端末6にそれぞれ車両リストとして表示され、法人ユーザ、1次受け工場、2次受け工場及びリース会社は一覧として必要な情報(すなわち、端末の操作主体の属性に対応付けられている車両の情報)を閲覧できる。車両リストには、例えば次の1ヶ月の間に整備が必要な車両が一覧として表示される。法人ユーザ端末2及びリース会社端末6と、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4と、に表示される車両リストの詳細な項目は一部が異なる。
具体的には、法人ユーザ端末2及びリース会社端末6には、図7に示す車両リストが表示される。法人ユーザ及びリース会社が点検車両を確認するための上記の車両リストには、現在の状態、点検日時、点検期限、点検内容及び予約工場等が、要整備車両の車両識別情報である車種名及び車台番号に紐付いて表示される。本実施形態では、現在の状態として、予約が確定した状態を示す「確定」、希望した予約日時の予約確定待ちを示す「予約中」、予約がされていない状態を示す「未予約」などの状態が、文字に加え、アイコンでも表示される。また、点検日時として予約確定済みの日時、予約中の日時、及び未定の状態のいずれかが表示され、点検内容として今回必要な定期点検のメニューが表示され、予約工場として予約確定済み及び予約中の1次受け工場又は2次受け工場の会社名が表示される。本実施形態では、車両リストは、現在の状態の優先順位に応じて、例えば未予約>予約中>確定の順番に上から表示される。なお、車両リストの表示順はこれに限定されず、例えば点検日時順であってもよい。また、車両リストには、上述した情報以外の他の情報が表示されていてもよい。
また、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4には、図8に示す車両リストが表示される。1次受け工場及び2次受け工場が整備予約を確認するための上記の車両リストには、現在の状態、点検日時、時間、点検内容、法人ユーザ及び整備完了ボタン8a等が、要整備車両の車両識別情報である車種名及び年式に紐付いて表示される。本実施形態では、現在の状態として、予約が確定した状態を示す「予約確定(図7の確定に対応)」、希望した予約日時の予約確定待ちを示す「予約依頼(図7の予約中に対応)」などの状態が、アイコンで表示される。なお、点検車両を確認するための車両リストに表示される「未予約」の状態の車両は、整備予約を確認するための車両リストには表示されない。また、点検日時として予約確定済み及び予約依頼中の日時が表示され、点検内容として今回必要な定期点検のメニューが表示され、法人ユーザとして車両を保有する法人ユーザの会社名が表示される。本実施形態では、車両リストは、現在の状態の優先順位に応じて、例えば予約依頼>確定の順番に上から表示される。なお、車両リストの表示順はこれに限定されず、例えば点検日時順であってもよい。また、車両リストには、上述した情報以外の他の情報が表示されていてもよい。
続いて、S12で、サーバ1の制御部11は、S11にて特定された要整備車両のうち、通知が必要な車両を保有する法人ユーザへ予約を促すための通知として、例えば整備予約が必要な車両についての定期点検の予約を促す整備案内メールを法人ユーザ端末2へ送信する。S12の処理で行われる通知には、要整備車両として特定された初回の通知に加え、車両リストにおいて現在の状態が「未予約」の車両についてもその状態が「確定」又は「予約中」となるまで、例えば週に1回行われるリマインダの通知が含まれる。サーバ1の制御部11で実行されるS12の処理は、初回の通知及びリマインダの通知が必要なタイミングで実行される。
続いて、S13で、法人ユーザ端末2は、整備予約を行うための画面を表示させる表示指示情報をサーバ1へ送信する。この表示指示情報には、整備予約が必要な車両を保有する法人ユーザを識別可能な法人ユーザ情報も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS13の処理は、サーバ1から受信した整備案内メールに添付されたURLから車両整備予約ウェブサイトに法人ユーザが法人ユーザ端末2を用いてログインすることにより実行されてもよい。この場合、上記URLと要整備車両とを対応付けておけば、法人ユーザは要整備車両を選択する必要がなくなる。また、S13の処理は、法人ユーザが自ら法人ユーザ端末2を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、定期点検ボタン9aを押し、その後表示される図7に示す車両リストから整備を予約したい車両を選択することにより実行されてもよい。
続いて、S14で、サーバ1の制御部11は、図10に示す1次受け工場リストを法人ユーザ端末2へ送信する。1次受け工場リストには、法人ユーザが選択可能な1次受け工場が一覧として表示されている。1次受け工場リストに表示される1次受け工場は、S13にて送信された表示指示情報から特定される、当該法人ユーザと契約関係にある1次受け工場であってもよい。サーバ1の制御部11で実行されるS14の処理は、法人ユーザ端末2から表示指示情報を受信することにより実行される。
続いて、S15で、法人ユーザ端末2は、車両の整備を依頼する1次受け工場の選択を受け付けるための図10に示す1次受け工場リストを法人ユーザ端末2に表示し、1次受け工場の選択を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS15の処理は、サーバ1から1次受け工場リストを受信したときに実行される。1次受け工場の選択は、1次受け工場リストにおける選択したい1次受け工場の空き時間照会ボタン10aを押すことにより受け付けられる。
続いて、S16で、法人ユーザ端末2は、法人ユーザによりS15にて選択された選択情報を送信する。この選択情報には、選択された1次受け工場情報に加え、整備を予約したい車両の車両識別情報及び点検情報も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS16の処理は、サーバ1から受信した1次受け工場リストから、車両の整備を依頼する1次受け工場を法人ユーザが選択したときに実行される。
続いて、S17で、サーバ1の制御部11は、選択情報に含まれる1次受け工場情報から特定される1次受け工場の空きスジュール情報及び表示ルール情報に基づき、法人ユーザに表示する空きカレンダー情報を作成する。空きカレンダー情報とは、単位期間ごとに受付が可能か否かを示す情報である。サーバ1の制御部11で実行されるS17の処理は、法人ユーザ端末2から選択情報を受信したときに実行される。
具体的には、空きスケジュール情報では空きがある(対応可能な整備士がいる)状態であり、かつ、表示ルール情報に基づいて除外されない箇所を、空きがある状態として空きカレンダーが作成される。本実施形態では、定期点検を目的とした車両の整備予約をする場合、定期点検のメニュー別に3つの空きカレンダー情報が1次受け工場ごとに作成される。図11には、1次受け工場の「スケジュール点検」についての空きカレンダー情報を例として表示する。図11に示すように、予約が可能な日時には「●」が表示される。また、予約が不可な日時は、その旨が理解しやすいように表示される。例えば、空きがない状態の場合は枠が濃い色に塗り潰されて表示され、休憩時間として設定された時間はハイフン等の記号が表示され、休業日として設定された曜日は枠が薄い色に塗り潰されて表示される。なお、工場の空き状況が把握できれば、空きカレンダーの表示方法はこれに限定されない。
ここで、1次受け工場の空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づく空きカレンダー情報の作成の具体的な方法について、図12A−12Eを参照して、以下の(A)〜(E)のステップを簡単に説明する。なお図12A−12Eの表示は、空きカレンダー作成の論理を説明するためのものであるため、実際に各端末にて表示される必要はない。
(A)まず図12Aでは、例えば、1次受け工場の13時から17時までの空き状況を示す空きカレンダーが次に示すように登録されている。対応可能な整備士の数が、13時から14時までの間は4人、14時から15時までの間は3人、15時から16時までの間は2人、16時から17時までの間は1人であると登録されている。
(B)仮想的な空き人数を把握しやすいように、便宜上、図12Bのように表示を変換する。
(C)図12B及び図12Cを参照し、表示ルールとして、定期点検メニューのうち「スケジュール点検」の標準必要時間が2時間に設定されている場合を想定して、作成される空きカレンダー情報について説明する。
(C)図12B及び図12Cを参照し、表示ルールとして、定期点検メニューのうち「スケジュール点検」の標準必要時間が2時間に設定されている場合を想定して、作成される空きカレンダー情報について説明する。
まず、13時から2時間連続して空きがある場合、つまり図12Bにおいて13時及び14時の両方が〇である場合は、図12Bにて破線126で示すように3通りある。また、14時から2時間連続して空きがある、つまり図12Bにおいて14時及び15時の両方が〇である場合は2通りある。また、15時から2時間連続して空きがある、つまり図12Bにおいて15時及び16時の両方が〇である場合は1通りある。そして、この例では、16時以降は2時間連続して空きを確保することができない。
したがって、「スケジュール点検」の予約をする際に、空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づき作成される空きカレンダー情報は次に説明するように表示される。図12Cのように、13時から14時までの間、14時から15時までの間、及び、15時から16時までの間は空きがある状況として〇がそれぞれ表示される。括弧内の数字は空きのある数を示すが、この数は空きカレンダーには表示されない。このことは、以下に説明する法定点検及び車検も同一である。なお、図11の空きカレンダーに空きのある数を表示してもよい。一方、16時から17時までの間は空きがない状況として空欄が表示される。
(D)次に、図12B及び図12Dを参照し、表示ルールとして、定期点検メニューのうち「法定点検」の標準必要時間が3時間に設定されている場合を想定して、作成される空きカレンダー情報について説明する。
まず、13時から3時間連続して空きがある、つまり図12Bにおいて13時、14時及び15時の全てが〇である場合は、図12Bにて破線127で示すように2通りある。また、14時から3時間連続して空きがある、つまり図12Bにおいて14時、15時及び16時の全てが〇である場合は1通りある。そして、この例では、15時以降は3時間連続して空きを確保することができない。
したがって、「法定点検」の予約をする際に、空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づき作成される空きカレンダー情報は次に説明するように表示される。図12Dのように、13時から14時までの間及び14時から15時までの間は空きがある状況として〇及び空きのある数がそれぞれ表示される。一方、15時から17時までの間は空きがない状況として空欄が表示される。
(E)次に、図12B及び図12Eを参照し、表示ルールとして、定期点検メニューのうち「車検」の標準必要時間が4時間に設定されている場合を想定して、作成される空きカレンダー情報について説明する。
まず、13時から4時間連続して空きがある、つまり図12Bにおいて13時、14時、15時及び16時の全てが〇である場合は、図12Bにて破線128で示すように1通りある。そして、この例では、14時以降は4時間連続して空きを確保することができない。
したがって、「車検」の予約をする際に、空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づき作成される空きカレンダー情報は次に説明するように表示される。図12Eのように、13時から14時までの間は空きがある状況として〇及び空きのある数が表示される。一方、14時から17時までの間は空きがない状況として空欄が表示される。
続いて、S18で、サーバ1の制御部11は、S17で作成した空きカレンダー情報を法人ユーザ端末2へ送信する。
続いて、S19で、法人ユーザ端末2は、車両の整備を希望する予約希望日時の選択を受け付けるための図11に示す空きカレンダーを法人ユーザ端末2に表示し、空きカレンダーを用いた予約の入力を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS19の処理は、サーバ1から空きカレンダー情報を受信したときに実行される。予約希望日時の選択は、図11に示す空きカレンダーにおける空きがある状況として「●」が表示されている枠11aを押すことにより選択可能である。
続いて、S19で、法人ユーザ端末2は、車両の整備を希望する予約希望日時の選択を受け付けるための図11に示す空きカレンダーを法人ユーザ端末2に表示し、空きカレンダーを用いた予約の入力を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS19の処理は、サーバ1から空きカレンダー情報を受信したときに実行される。予約希望日時の選択は、図11に示す空きカレンダーにおける空きがある状況として「●」が表示されている枠11aを押すことにより選択可能である。
続いて、S20で、法人ユーザ端末2は、予約情報をサーバ1へ送信する。予約情報には、選択された予約希望日時の情報に加え、法人ユーザ情報、1次受け工場情報、整備を予約したい車両の車両識別情報及び点検情報等も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS20の処理は、サーバ1から受信した空きカレンダー情報から、予約希望日時を法人ユーザが選択し、その後表示される図11に示す予約情報の確認画面12aにおける予約ボタン12bを法人ユーザが押すことにより実行される。
続いて、S21で、サーバ1の制御部11は、図13に示す予約希望メールを1次受け工場端末3へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS21の処理は、法人ユーザ端末2から予約情報を受信したときに実行される。
続いて、S22で、1次受け工場端末3は、予約希望日時の確定又はキャンセルの選択を受け付けるための図14に示す予約確定の確認画面を1次受け工場端末3に表示し、予約を受けるか否かの入力を受け付ける。1次受け工場端末3で実行されるS22の処理は、サーバ1から予約希望メールを受信したときに実行される。予約希望日時の確定の選択は、図14に示す予約確定の確認画面における実施日時確定ボタン14aを押すことにより選択可能である。なお、予約希望日時が受付不可で予約希望日時の再設定を法人ユーザに促したい場合は、予約キャンセルボタン14bを押すことにより対応可能である。
続いて、S23で、1次受け工場端末3は、予約希望日時の確定又はキャンセルを示す回答情報をサーバ1へ送信する。1次受け工場端末3で実行されるS23の処理は、サーバ1から受信した予約希望メールに基づく情報から表示される予約確定の確認画面における、実施日時確定ボタン14a又は予約キャンセルボタン14bの何れかを1次受け工場のユーザが押すことより実行される。
続いて、S24で、サーバ1の制御部11は、図15に示す予約確定メールを法人ユーザ端末2及び1次受け工場端末3へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS24の処理は、1次受け工場端末3から予約希望日時の確定を示す回答情報を受信したときに実行される。なお、サーバ1の制御部11は、予約希望日時のキャンセルを示す回答情報を受信した場合は、予約希望日時の再設定を法人ユーザに促す再設定メール等を送信してもよい。予約希望日時がキャンセルとなった場合、法人ユーザ端末2において実行されるS13〜S20が繰り返えされることにより、法人ユーザは再度予約を行うことが可能である。
続いて、S25で、サーバ1の制御部11は、記憶部12に記憶されている各種情報を更新する。サーバ1の制御部11で実行されるS25の処理は、予約確定メールが送信されるタイミングで実行されてもよい。具体的には、車両メンテナンス情報データベース121において、点検日時及び予約工場が登録され、確定の有無が「済」として登録される。なお、予約希望メールが送信されるタイミングで点検日時及び予約工場が登録されてもよい。また、1次受け工場情報データベース122において、空きスケジュール情報における予約が確定した日時の空き状況を変更する。例えば、予定が確定した日時の整備士の人数を1引いた数に変更する。その結果、整備士の人数がゼロになる場合は、空きカレンダーにおける対応する枠を、空きがない状態を示す表示態様に変更する。
続いて、S26で、サーバ1の制御部11は、予約が確定している要整備車両について点検日時が近づくとリマインダの通知として、例えばリマインドメールを法人ユーザ端末2へ送信する。本実施形態では、リマインダの通知は、点検日時の前日及び当日に行われる。その後、図6の定期点検予約処理は終了する。
[2−2.定期点検評価処理]
次に、この車両整備予約システム100で実現される定期点検評価処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2及び1次受け工場端末3で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図16のフローチャートを用いて説明する。この定期点検評価処理は、一例として、整備士が1次受け工場端末3を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、定期点検ボタン9aを押し、その後表示される図8に示す車両リストにおける整備を実施した車両の整備完了ボタン8aを押すことにより実行される。
次に、この車両整備予約システム100で実現される定期点検評価処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2及び1次受け工場端末3で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図16のフローチャートを用いて説明する。この定期点検評価処理は、一例として、整備士が1次受け工場端末3を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、定期点検ボタン9aを押し、その後表示される図8に示す車両リストにおける整備を実施した車両の整備完了ボタン8aを押すことにより実行される。
まず、S27で、1次受け工場端末3は、実績情報の入力を受け付けるための実績報告入力画面を1次受け工場端末3に表示し、整備完了の旨及び整備内容の詳細等の実績情報の入力を受け付ける。
続いて、S28で、1次受け工場端末3は、実績情報をサーバ1へ送信する。1次受け工場端末3で実行されるS28の処理は、実績報告入力画面において、例えば、整備士が実績情報の入力完了ボタンを押すことにより実行される。
続いて、S29で、サーバ1の制御部11は、整備実績データベース124に実績情報を登録する。サーバ1の制御部11で実行されるS29の処理は、1次受け工場端末3から実績情報を受信したときに実行される。
続いて、S30で、サーバ1の制御部11は、整備に関する評価の入力を促す評価要望メールを法人ユーザ端末2へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS30の処理は、S29にて実績情報が登録されたときに実行される。
続いて、S31で、法人ユーザ端末2は、評価入力を受け付けるための評価入力画面を法人ユーザ端末2に表示し、評価入力を受け付ける。法人ユーザ端末2により実行されるS31の処理は、サーバ1から評価要望メールを受信し、評価要望メールに添付されたURLから車両整備予約ウェブサイトに法人ユーザがログインすることにより実行されてもよい。また、S31の処理は、法人ユーザが自ら法人ユーザ端末2を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、定期点検ボタン9aを押し、その後表示される図7に示す車両リストから整備の評価を入力したい車両を選択することにより実行されてもよい。法人ユーザが整備に対する評価を入力するために、法人ユーザ端末2に表示される評価入力画面として、口コミや星評価(複数段階評価)が可能な、例えば図17に示す評価入力画面17a〜17cが用いられる。
続いて、S32で、法人ユーザ端末2は、評価情報をサーバ1へ送信する。法人ユーザ端末2で実行されるS32の処理は、例えば評価入力画面17cにおいて、法人ユーザが登録ボタン171aを押すことにより実行される。
続いて、S33で、サーバ1の制御部11は、評価情報データベース125に評価情報を登録する。サーバ1の制御部11で実行されるS33の処理は、法人ユーザ端末2から評価情報を受信したときに実行される。その後、図16の定期点検評価処理は終了する。
[2−3.故障修理予約処理]
次に、この車両整備予約システム100で実現される故障修理予約処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図18のフローチャートを用いて説明する。この故障修理予約処理は、法人ユーザが法人ユーザ端末2を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインすることにより実行される。
次に、この車両整備予約システム100で実現される故障修理予約処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図18のフローチャートを用いて説明する。この故障修理予約処理は、法人ユーザが法人ユーザ端末2を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインすることにより実行される。
まず、S111で、法人ユーザ端末2は、車両の修理内容を示す故障修理項目の選択を受け付ける図19に示す故障修理メニューを法人ユーザ端末2に表示して、故障修理項目の選択を受け付ける。法人ユーザ端末2部で実行されるS111の処理は、図9に示すメインメニューにおいて、法人ユーザが故障修理ボタン9bを押すことにより実行される。故障修理項目には、「キズ・ヘコミ」、「ガラス」、「タイヤ(例えば、パンク等)」、「エアコン」、「バッテリー」、「その他」などが含まれる。
続いて、S112で、法人ユーザ端末2は、故障修理の予約を行うための画面を表示させる表示指示情報をサーバ1へ送信する。この表示指示情報には、故障修理の予約が必要な車両の車両識別情報及び当該車両を保有する法人ユーザ情報も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS112の処理は、法人ユーザが法人ユーザ端末2に表示される故障修理メニューにおいて、修理を依頼したい故障修理項目を選択し、その後車両識別情報及び法人ユーザ情報等を入力し確定することにより実行される。故障修理項目は、例えば図19に示す「キズ・ヘコミ」ボタン19aを押すことで選択される。
続いて、S113で、サーバ1の制御部11は、2次受け工場リスト情報を法人ユーザ端末2へ送信する。2次受け工場リストとは、図20に示すように、法人ユーザが選択可能な2次受け工場、換言すると、表示指示情報から特定される法人ユーザと契約関係にある1次受け工場と契約のある全ての2次受け工場を一覧として表示する。サーバ1の制御部11で実行されるS113の処理は、法人ユーザ端末2から表示指示情報を受信することにより実行される。
続いて、S114で、法人ユーザ端末2は、車両の故障修理を依頼する2次受け工場の選択を受け付けるための図20に示す2次受け工場リストを法人ユーザ端末2に表示して、2次受け工場の選択を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS114の処理は、サーバ1から2次受け工場リスト情報を受信することにより実行される。2次受け工場の選択は、2次受け工場リストにおける選択したい2次受け工場の選択欄20aにチェックを入れ、選択確定ボタン20bを押すことにより選択可能である。
図20に示すように、2次受け工場リストの表示方法として、過去に依頼をしたことがある依頼先である「2次受け先1」と、その他の候補となる依頼先である「2次受け先2」と、がそれぞれ分類分けされた状態で表示されていてもよい。そして、「2次受け先1」及び「2次受け先2」は、法人ユーザによる過去の評価情報に基づく優先順位順に従って、上から優先順位の高い順に表示されるようにしてもよい。また、1次受け工場が契約のある2次受け工場の表示順位を任意に設定できるようにしてもよい。また、2次受け工場の位置を示す地図情報とともに表示されていてもよい。
続いて、S115で、法人ユーザ端末2は、法人ユーザにより選択された選択情報を送信する。この選択情報には、選択された2次受け工場情報に加え、故障修理を予約したい車両の車両識別情報及び故障修理項目等も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS115の処理は、サーバ1から受信した2次受け工場リスト情報から、車両の故障修理を依頼する2次受け工場を法人ユーザが選択し、図21に示す依頼内容確認画面において予約日時ボタン21aを押すことにより実行される。
続いて、S116で、サーバ1の制御部11は、選択情報に含まれる2次受け工場情報から特定される2次受け工場の空きスジュール情報及び表示ルール情報に基づき、上述した1次受け工場の空きカレンダー情報の作成と同様に、法人ユーザに表示する空きカレンダー情報を作成する。サーバ1の制御部11で実行されるS116の処理は、法人ユーザ端末2から選択情報を受信したときに実行される。例えば、2次受け工場の表示ルール情報において、「キズ・ヘコミ」の修理に必要な目安となる標準必要時間が2時間である場合、空きスケジュールではある単位期間を示す箇所に空きがある状態であったとしても、空きスケジュールにおける当該箇所から連続して2時間確保できない箇所は空きがない状態として空きカレンダーが作成される。
続いて、S117で、サーバ1の制御部11は、S116で作成した空きカレンダー情報を法人ユーザ端末2へ送信する。
続いて、S118で、法人ユーザ端末2は、車両の故障修理を希望する予約希望日時の選択を受け付けるための図22に示す空きカレンダーを法人ユーザ端末2に表示し、予約希望日時の選択を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS118の処理は、サーバ1から空きカレンダー情報を受信したときに実行される。予約希望日時の選択は、図22に示す空きカレンダーにおける空きがある状況として「〇」が表示されている枠22aを押し、予約ボタン22bを押すことにより選択可能である。
続いて、S118で、法人ユーザ端末2は、車両の故障修理を希望する予約希望日時の選択を受け付けるための図22に示す空きカレンダーを法人ユーザ端末2に表示し、予約希望日時の選択を受け付ける。法人ユーザ端末2で実行されるS118の処理は、サーバ1から空きカレンダー情報を受信したときに実行される。予約希望日時の選択は、図22に示す空きカレンダーにおける空きがある状況として「〇」が表示されている枠22aを押し、予約ボタン22bを押すことにより選択可能である。
続いて、S119で、法人ユーザ端末2は、予約情報をサーバ1へ送信する。予約情報には、選択された予約希望日時の情報に加え、法人ユーザ情報、2次受け工場情報、故障修理を予約したい車両の車両識別情報及び故障修理項目等も含まれる。法人ユーザ端末2で実行されるS119の処理は、サーバ1から受信した空きカレンダー情報から、予約希望日時を法人ユーザが選択し、その後表示される図23に示す予約情報の確認画面における確定ボタン23aを法人ユーザが押すことにより実行される。
以下のS120〜S125の処理は、定期点検予約処理におけるS21〜S26の処理と概ね同様であるため、図示は省略する。
続いて、S120で、サーバ1の制御部11は、予約希望メールを2次受け工場端末4へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS120の処理は、法人ユーザ端末2から予約情報を受信したときに実行される。
続いて、S120で、サーバ1の制御部11は、予約希望メールを2次受け工場端末4へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS120の処理は、法人ユーザ端末2から予約情報を受信したときに実行される。
続いて、S121で、2次受け工場端末4は、予約希望日時の確定又はキャンセルの選択を受け付けるための予約確定の確認画面を2次受け工場端末4に表示し、予約を受けるか否かの入力を受け付ける。2次受け工場端末4で実行されるS121の処理は、サーバ1から予約希望メールを受信したときに実行される。予約希望日時の確定の選択は、例えば予約確定の確認画面における実施日時確定ボタンを押すことにより選択可能である。なお、予約希望日時が受付不可で予約希望日時の再設定を法人ユーザに促したい場合は、例えば予約キャンセルボタンを押すことにより対応可能である。
続いて、S122で、2次受け工場端末4は、予約希望日時の確定又はキャンセルを示す回答情報をサーバ1へ送信する。2次受け工場端末4で実行されるS122の処理は、サーバ1から受信した予約希望メールに基づく情報から表示される予約確定の確認画面における、実施日時確定ボタン又は予約キャンセルボタンの何れかを2次受け工場のユーザが押すことより実行される。
続いて、S123で、サーバ1の制御部11は、予約確定メールを法人ユーザ端末2、2次受け工場端末4及び2次受け工場と契約関係にある1次受け工場の1次受け工場端末3へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS123の処理は、2次受け工場端末4から予約希望日時の確定を示す回答情報を受信したときに実行される。なお、サーバ1の制御部11は、予約希望日時のキャンセルを示す回答情報を受信した場合は、予約希望日時の再設定を法人ユーザに促す再設定メール等を送信してもよい。予約希望日時がキャンセルとなった場合、S112〜S119の処理が繰り返えされることにより、法人ユーザは再度予約を行うことが可能である。
続いて、S124で、サーバ1の制御部11は、記憶部12に記憶されている各種情報を更新する。サーバ1の制御部11で実行されるS124の処理は、予約確定メールが送信されるタイミングで実行されてもよい。具体的には、車両メンテナンス情報データベース121において、修理日時及び予約工場が登録され、確定の有無が「済」として登録される。なお、予約希望メールが送信されるタイミングで修理日時及び予約工場が登録されてもよい。ここで、図8に示す整備予約を確認するための車両リストと同様に、故障修理が必要な車両についても2次受け工場が一覧として閲覧できるように、修理予約を確認するための車両リストが2次受け工場端末4に表示されるようにしてもよい。なお、修理予約を確認するための車両リストは、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された情報に基づいて表示される。また、2次受け工場情報データベース123において、空きスケジュール情報における予約が確定した日時の空き状況を変更する。例えば、予定が確定した日時の整備士の人数を1引いた数に変更する。その結果、整備士の人数がゼロになる場合は、空きカレンダーにおける対応する枠を、空きがない状態を示す表示態様に変更する。
続いて、S125で、サーバ1の制御部11は、予約が確定している故障修理を希望する車両について修理日時が近づくとリマインダの通知として、例えばリマインドメールを法人ユーザ端末2へ送信する。本実施形態では、リマインダの通知は、修理日時の前日及び当日に行われる。その後、図18の故障修理予約処理は終了する。
[2−4.故障修理評価処理]
次に、この車両整備予約システム100で実現される故障修理評価処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図24のフローチャートを用いて説明する。この故障修理評価処理は、一例として、整備士が2次受け工場端末4を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、故障修理ボタン9bを押し、例えばその後表示される修理予約を確認するための車両リストにおける修理を実施した車両の整備完了ボタンを押すことにより実行される。
次に、この車両整備予約システム100で実現される故障修理評価処理について、サーバ1、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3及び2次受け工場端末4で実行されるそれぞれの処理フローを統合した図24のフローチャートを用いて説明する。この故障修理評価処理は、一例として、整備士が2次受け工場端末4を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、故障修理ボタン9bを押し、例えばその後表示される修理予約を確認するための車両リストにおける修理を実施した車両の整備完了ボタンを押すことにより実行される。
まず、S126で、2次受け工場端末4は、実績情報の入力を受け付けるための実績報告入力画面を2次受け工場端末4に表示し、整備完了の旨及び整備内容の詳細等の実績情報の入力を受け付ける。
続いて、S127で、2次受け工場端末4は、実績情報をサーバ1へ送信する。2次受け工場端末4で実行されるS127の処理は、実績報告入力画面において、例えば、整備士が実績情報の入力完了ボタンを押すことにより実行される。
続いて、S128で、サーバ1の制御部11は、整備実績データベース124に実績情報を登録する。サーバ1の制御部11で実行されるS128の処理は、2次受け工場端末4から実績情報を受信したときに実行される。
続いて、S129で、サーバ1の制御部11は、整備に関する評価の入力を促す評価要望メールを法人ユーザ端末2へ送信する。サーバ1の制御部11で実行されるS129の処理は、S128にて実績情報が登録されたときに実行される。
続いて、S130で、法人ユーザ端末2は、評価入力を受け付けるための評価入力画面を法人ユーザ端末2に表示し、評価入力を受け付ける。法人ユーザ端末2により実行されるS130の処理は、サーバ1から評価要望メールを受信し、評価要望メールに添付されたURLから車両整備予約ウェブサイトに法人ユーザがログインすることにより実行されてもよい。また、S130の処理は、法人ユーザが自ら法人ユーザ端末2を用いて車両整備予約ウェブサイトにログインし、図9に示すメインメニューにおいて、故障修理ボタン9bを押し、例えばその後表示される故障予約を確認するための車両リストから修理の評価を入力したい車両を選択することにより実行されてもよい。法人ユーザが修理に対する評価を入力するために、法人ユーザ端末2に表示される評価入力画面として、口コミや星評価が可能な、例えば図17に示す評価入力画面17a〜17cが用いられる。
続いて、S131で、法人ユーザ端末2は、評価情報をサーバ1へ送信する。法人ユーザ端末2で実行されるS131の処理は、例えば評価入力画面17cにおいて、法人ユーザが登録ボタン17aを押すことにより実行される。
続いて、S132で、サーバ1の制御部11は、評価情報データベース125に評価情報を登録する。サーバ1の制御部11で実行されるS132の処理は、法人ユーザ端末2から評価情報を受信することにより実行される。
続くS133以降の処理は、1次受け工場端末3にて2次受け工場の評価を確認するための所定の操作をしたとき(例えば、システムログイン後に評価を確認するためのボタンを選択したとき)に実行される。
S133で、1次受け工場端末3は、サーバ1に評価要求を送信する。
続いて、S134で、サーバ1の制御部11は、評価情報の抽出を行う。ここでは、評価情報データベース125に登録された評価情報の中から、S133による送信を行った1次受け工場に対応付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報を抽出する。記憶部12には、1次受け工場に対応付けられた2次受け工場を示す対応情報が記憶されており、制御部11は、この対応情報を参照することで、評価情報を抽出すべき2次受け工場を特定できる。
続いて、S134で、サーバ1の制御部11は、評価情報の抽出を行う。ここでは、評価情報データベース125に登録された評価情報の中から、S133による送信を行った1次受け工場に対応付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報を抽出する。記憶部12には、1次受け工場に対応付けられた2次受け工場を示す対応情報が記憶されており、制御部11は、この対応情報を参照することで、評価情報を抽出すべき2次受け工場を特定できる。
続いて、S135で、サーバ1の制御部11は、抽出した評価情報を1次受け工場端末3に送信する。
続いて、S136で、1次受け工場端末3は、2次受け工場の車両整備の評価を表示画面に表示する。1次受け工場端末3は、評価に係る情報のみをサーバ1から受信し、1次受け工場端末3にて表示用の画像を形成してもよいし、評価の内容が示された画像をサーバ1から受信して表示してもよい。その後、図24の故障修理評価処理は終了する。
続いて、S136で、1次受け工場端末3は、2次受け工場の車両整備の評価を表示画面に表示する。1次受け工場端末3は、評価に係る情報のみをサーバ1から受信し、1次受け工場端末3にて表示用の画像を形成してもよいし、評価の内容が示された画像をサーバ1から受信して表示してもよい。その後、図24の故障修理評価処理は終了する。
[3.実施形態から把握される技術思想及び効果]
以上詳述した実施形態から、少なくとも以下の技術思想が把握され、以下の効果が得られる。
以上詳述した実施形態から、少なくとも以下の技術思想が把握され、以下の効果が得られる。
<3−1−1.技術1>
(1A)ユーザが使用可能なユーザクライアント(2,3)、及び、整備工場が使用可能な工場クライアント(3,4)を含む複数のクライアントと、前記複数のクライアントと通信可能に構成されたサーバ(1)と、を備え、前記ユーザが使用する車両の車両整備の予約を行う車両整備予約システム(100)であって、
前記サーバは、
前記整備工場が前記工場クライアントを用いて入力可能なスケジュール情報であって、該工場クライアントに係る前記整備工場において実行される車両整備に関する複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報であるスケジュール情報を取得するように構成された取得部(11)と、
前記取得部により取得された前記スケジュール情報を記憶する記憶部(12)と、を備え、
さらに、当該車両整備予約システムは、前記記憶部に記憶された前記スケジュール情報に基づいて、前記整備工場における所定の前記作業項目について、予約受付が可能である日及び時刻を表示する予約画面を作成するように構成された画面作成部(S17)を備える、車両整備予約システム。
(1A)ユーザが使用可能なユーザクライアント(2,3)、及び、整備工場が使用可能な工場クライアント(3,4)を含む複数のクライアントと、前記複数のクライアントと通信可能に構成されたサーバ(1)と、を備え、前記ユーザが使用する車両の車両整備の予約を行う車両整備予約システム(100)であって、
前記サーバは、
前記整備工場が前記工場クライアントを用いて入力可能なスケジュール情報であって、該工場クライアントに係る前記整備工場において実行される車両整備に関する複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報であるスケジュール情報を取得するように構成された取得部(11)と、
前記取得部により取得された前記スケジュール情報を記憶する記憶部(12)と、を備え、
さらに、当該車両整備予約システムは、前記記憶部に記憶された前記スケジュール情報に基づいて、前記整備工場における所定の前記作業項目について、予約受付が可能である日及び時刻を表示する予約画面を作成するように構成された画面作成部(S17)を備える、車両整備予約システム。
(1B)前記(1A)に記載の車両整備予約システムであって、
前記記憶部は、1つ以上の車両の定期点検に関する情報を含む前記車両ごとの点検情報が記憶されるデータベース(121)を有しており、
前記点検情報に含まれる、予定される定期点検の時期、及び、走行距離のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記点検情報に係る定期点検の通知を行うか否かを判定するように構成された判定部(S11)と、
前記データベースに記憶される前記点検情報に係る車両の中から、所定の前記ユーザに対応付けられた車両であって、かつ、前記判定部により前記通知を行うと判定された車両を抽出するように構成された抽出部(S11)と、
前記抽出部により抽出された前記車両の定期点検の情報を、前記所定のユーザに係る前記ユーザクライアントに通知するように構成された点検通知部(S12)と、を備える、車両整備予約システム。
前記記憶部は、1つ以上の車両の定期点検に関する情報を含む前記車両ごとの点検情報が記憶されるデータベース(121)を有しており、
前記点検情報に含まれる、予定される定期点検の時期、及び、走行距離のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記点検情報に係る定期点検の通知を行うか否かを判定するように構成された判定部(S11)と、
前記データベースに記憶される前記点検情報に係る車両の中から、所定の前記ユーザに対応付けられた車両であって、かつ、前記判定部により前記通知を行うと判定された車両を抽出するように構成された抽出部(S11)と、
前記抽出部により抽出された前記車両の定期点検の情報を、前記所定のユーザに係る前記ユーザクライアントに通知するように構成された点検通知部(S12)と、を備える、車両整備予約システム。
(1C)前記(1A)又は前記(1B)に記載の車両整備予約システムであって、
前記ユーザクライアントは、
前記画面作成部により作成された前記予約画面を表示するように構成された表示部(S19)と、
前記予約画面に表示される時刻の選択に係る前記ユーザの入力操作を受け付けるように構成された受付部(S19)と、
前記受付部により受け付けられた入力情報を前記サーバに送信するように構成された送信部(S20)と、を備え、
前記サーバは、前記送信部により前記入力情報が送信されたときに、該入力情報に係る前記整備工場の前記工場クライアントに通知するように構成された予約通知部(S21)を備える、車両整備予約システム。
前記ユーザクライアントは、
前記画面作成部により作成された前記予約画面を表示するように構成された表示部(S19)と、
前記予約画面に表示される時刻の選択に係る前記ユーザの入力操作を受け付けるように構成された受付部(S19)と、
前記受付部により受け付けられた入力情報を前記サーバに送信するように構成された送信部(S20)と、を備え、
前記サーバは、前記送信部により前記入力情報が送信されたときに、該入力情報に係る前記整備工場の前記工場クライアントに通知するように構成された予約通知部(S21)を備える、車両整備予約システム。
(1D)ユーザが使用可能なユーザクライアント(2,3)、及び、整備工場が使用可能な工場クライアント(3,4)を含む複数のクライアントと通信可能に構成されたサーバ(1)であって、
前記整備工場が前記工場クライアントを用いて入力可能なスケジュール情報であって、該工場クライアントに係る前記整備工場において実行される車両整備に関する複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報であるスケジュール情報を取得するように構成された取得部(11)と、
前記取得部により取得された前記スケジュール情報を記憶する記憶部(12)と、
前記記憶部に記憶された前記スケジュール情報に基づいて、前記整備工場における所定の前記作業項目について、予約受付が可能である日及び時刻を表示する予約画面を作成するように構成された画面作成部(S17)と、を備える、サーバ。
前記整備工場が前記工場クライアントを用いて入力可能なスケジュール情報であって、該工場クライアントに係る前記整備工場において実行される車両整備に関する複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報であるスケジュール情報を取得するように構成された取得部(11)と、
前記取得部により取得された前記スケジュール情報を記憶する記憶部(12)と、
前記記憶部に記憶された前記スケジュール情報に基づいて、前記整備工場における所定の前記作業項目について、予約受付が可能である日及び時刻を表示する予約画面を作成するように構成された画面作成部(S17)と、を備える、サーバ。
<3−1−2.効果>
(1a)本実施形態では、法人ユーザが1次受け工場に車両の整備予約を行う場合、複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報である1次受け工場の空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づき、所定の作業項目(例えば、スケジュール点検)についての法人ユーザに表示する空きカレンダーが作成される。これにより、法人ユーザは、整備工場の詳細なスケジュールを知ることができる。そして、法人ユーザは、1次受け工場において整備予約を行いたい所定の作業項目ごとに、予約受付が可能である日及び時刻が表示される空きカレンダーから、車両の整備予約を行うことが可能である。したがって、1次受け工場における作業項目ごとの空きカレンダーが作成されない、例えば各日ごとの入庫可能台数に対応した空きカレンダーから整備予約する場合と比較して、作業項目ごとの作業にかかる時間が考慮されているため、予約希望日が作業項目によっては予約受付が不可である可能性があることによる、再予約の手間を発生しにくくすることができる。その結果、法人ユーザの整備予約にかかる手間を低減することができる。
(1a)本実施形態では、法人ユーザが1次受け工場に車両の整備予約を行う場合、複数の作業項目ごとの受付可能な時刻を特定可能な情報である1次受け工場の空きスケジュール情報及び表示ルール情報に基づき、所定の作業項目(例えば、スケジュール点検)についての法人ユーザに表示する空きカレンダーが作成される。これにより、法人ユーザは、整備工場の詳細なスケジュールを知ることができる。そして、法人ユーザは、1次受け工場において整備予約を行いたい所定の作業項目ごとに、予約受付が可能である日及び時刻が表示される空きカレンダーから、車両の整備予約を行うことが可能である。したがって、1次受け工場における作業項目ごとの空きカレンダーが作成されない、例えば各日ごとの入庫可能台数に対応した空きカレンダーから整備予約する場合と比較して、作業項目ごとの作業にかかる時間が考慮されているため、予約希望日が作業項目によっては予約受付が不可である可能性があることによる、再予約の手間を発生しにくくすることができる。その結果、法人ユーザの整備予約にかかる手間を低減することができる。
また、法人ユーザが2次受け工場に車両の整備予約を行う場合、及び、車両の整備予約を行うユーザとして1次受け工場が2次受け工場に車両の整備予約を行う場合も、上述した場合と同様な効果を得ることができる。
なお、S17の処理が、画面作成部の処理に相当する。
(1b)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された車両識別情報及び点検情報に基づき、直近で整備予約が必要な車両である要整備車両が特定され、特定された要整備車両のうち、通知が必要な車両を保有する法人ユーザへ予約を促すための通知が行われる。具体的には、予定される点検の時期、及び、走行距離のうちのいずれか一方に基づいて、定期点検の通知を行うか否かが判定され、定期点検の通知を行うと判定された車両が抽出される。そして、抽出された車両の定期点検の情報が、当該車両を保有する法人ユーザへ通知される。これにより、車両メンテナンス情報データベース121に各種情報を登録するだけで、定期点検が必要な車両を有する法人ユーザに自動的に定期点検についての整備予約を促す通知を行うことができる。したがって、法人ユーザが車両の点検等の整備予約を失念していた場合でも、通知が行われることで法人ユーザに整備予約を促すことが可能であるため、車両の点検等が失念されることを抑制することができる。
(1b)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された車両識別情報及び点検情報に基づき、直近で整備予約が必要な車両である要整備車両が特定され、特定された要整備車両のうち、通知が必要な車両を保有する法人ユーザへ予約を促すための通知が行われる。具体的には、予定される点検の時期、及び、走行距離のうちのいずれか一方に基づいて、定期点検の通知を行うか否かが判定され、定期点検の通知を行うと判定された車両が抽出される。そして、抽出された車両の定期点検の情報が、当該車両を保有する法人ユーザへ通知される。これにより、車両メンテナンス情報データベース121に各種情報を登録するだけで、定期点検が必要な車両を有する法人ユーザに自動的に定期点検についての整備予約を促す通知を行うことができる。したがって、法人ユーザが車両の点検等の整備予約を失念していた場合でも、通知が行われることで法人ユーザに整備予約を促すことが可能であるため、車両の点検等が失念されることを抑制することができる。
また、自動的に通知が行われるため、通知を受けてから車両について整備工場に予約を行えばよいので、法人ユーザの負担も軽減することができる。
また、自動的に通知が行われるため、法人ユーザに車両を貸し出ししているリース会社が、法人ユーザに対して車両の整備予約についての通知を行なわなくてもよいことから、リース会社の負担も軽減することができる。なお、リース会社がリース会社端末6を用いて、法人ユーザに整備予約を促す通知を行うようにしてもよい。
また、自動的に通知が行われるため、法人ユーザに車両を貸し出ししているリース会社が、法人ユーザに対して車両の整備予約についての通知を行なわなくてもよいことから、リース会社の負担も軽減することができる。なお、リース会社がリース会社端末6を用いて、法人ユーザに整備予約を促す通知を行うようにしてもよい。
なお、S11の処理が、判定部及び抽出部の処理に相当し、S12の処理が、点検通知部の処理に相当する。
(1c)本実施形態では、空きカレンダーを用いた予約の入力を受け付けた場合、サーバ1を介して、車両の整備予約の受け付けが行われた整備工場に予約希望メールが送信される。これにより、法人ユーザは、車両整備予約ウェブサイトにおいて、整備工場の予約を簡便に行うことができる。
(1c)本実施形態では、空きカレンダーを用いた予約の入力を受け付けた場合、サーバ1を介して、車両の整備予約の受け付けが行われた整備工場に予約希望メールが送信される。これにより、法人ユーザは、車両整備予約ウェブサイトにおいて、整備工場の予約を簡便に行うことができる。
なお、法人ユーザ及び1次受け工場がユーザに相当し、空きスケジュール情報及び表示ルール情報がスケジュール情報に相当し、空きカレンダーが予約画面に相当し、予約情報が入力情報に相当する。
なお、S19の処理が、表示部及び受付部の処理に相当し、S20の処理が、送信部の処理に相当し、S21の処理が、予約通知部の処理に相当する。また、当該技術1においては、法人ユーザ端末2、及び、1次受け工場端末3が、ユーザクライアントに相当する。また、1次受け工場端末3、及び、2次受け工場端末4が、工場クライアントに相当する。1次受け工場が2次受け工場に対して整備予約を行う場合に、1次受け工場端末3がユーザクライアントとして機能する。
<3−2−1.技術2>
(2A)ユーザが使用可能なユーザクライアント(2)、及び、整備工場が使用可能な工場クライアント(3,4)を含む複数のクライアントと、前記複数のクライアントと通信可能に構成されたサーバ(1)と、を備え、前記ユーザが使用する車両の車両整備の予約を行う車両整備予約システム(100)であって、
前記サーバは、
1つ以上の車両の定期点検に関する情報を含む前記車両ごとの点検情報が記憶されるデータベース(121)を有する記憶部(12)と、
前記点検情報に含まれる、予定される定期点検の時期、及び、走行距離のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記点検情報に係る定期点検の通知を行うか否かを判定するように構成された判定部(S11)と、
前記データベースに記憶される前記点検情報に係る車両の中から、所定の前記ユーザに対応付けられた車両であって、かつ、前記判定部により前記通知を行うと判定された車両を抽出するように構成された抽出部(S11)と、
前記抽出部により抽出された前記車両の定期点検の情報を、前記所定のユーザに係る前記ユーザクライアントに通知するように構成された点検通知部(S12)と、を備える、車両整備予約システム。
<3−2−1.技術2>
(2A)ユーザが使用可能なユーザクライアント(2)、及び、整備工場が使用可能な工場クライアント(3,4)を含む複数のクライアントと、前記複数のクライアントと通信可能に構成されたサーバ(1)と、を備え、前記ユーザが使用する車両の車両整備の予約を行う車両整備予約システム(100)であって、
前記サーバは、
1つ以上の車両の定期点検に関する情報を含む前記車両ごとの点検情報が記憶されるデータベース(121)を有する記憶部(12)と、
前記点検情報に含まれる、予定される定期点検の時期、及び、走行距離のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記点検情報に係る定期点検の通知を行うか否かを判定するように構成された判定部(S11)と、
前記データベースに記憶される前記点検情報に係る車両の中から、所定の前記ユーザに対応付けられた車両であって、かつ、前記判定部により前記通知を行うと判定された車両を抽出するように構成された抽出部(S11)と、
前記抽出部により抽出された前記車両の定期点検の情報を、前記所定のユーザに係る前記ユーザクライアントに通知するように構成された点検通知部(S12)と、を備える、車両整備予約システム。
(2B)前記(2A)に記載の車両整備予約システムであって、
前記点検情報は、既に点検の予約が為されているか否かに係る情報を含み、
前記サーバは、前記抽出部により抽出された前記車両の点検情報に基づき、前記予約が為されていない車両を使用するユーザに係る前記ユーザクライアントに対して、予約を行う旨の通知を行うように構成された予約確認通知部(S12)を備える、車両整備予約システム。
前記点検情報は、既に点検の予約が為されているか否かに係る情報を含み、
前記サーバは、前記抽出部により抽出された前記車両の点検情報に基づき、前記予約が為されていない車両を使用するユーザに係る前記ユーザクライアントに対して、予約を行う旨の通知を行うように構成された予約確認通知部(S12)を備える、車両整備予約システム。
(2C)前記(2A)又は前記(2B)に記載の車両整備予約システムであって、
前記ユーザクライアントは、前記抽出部により抽出された前記車両を示す点検車両表示画面を表示するように構成された表示部(2)を備える、車両整備予約システム。
前記ユーザクライアントは、前記抽出部により抽出された前記車両を示す点検車両表示画面を表示するように構成された表示部(2)を備える、車両整備予約システム。
<3−2−2.効果>
(2a)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された車両識別情報及び点検情報に基づき、直近で整備予約が必要な車両である要整備車両が特定され、特定された要整備車両のうち、通知が必要な車両を保有する法人ユーザへ予約を促すための通知が行われる。具体的には、予定される点検の時期、及び、走行距離のうちのいずれか一方に基づいて、定期点検の通知を行うか否かが判定され、定期点検の通知を行うと判定された車両が抽出される。そして、抽出された車両の定期点検の情報が、当該車両を保有する法人ユーザへ通知される。このような構成であるから、上述した(1b)に示す効果と同様の効果を奏することができる。
(2a)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された車両識別情報及び点検情報に基づき、直近で整備予約が必要な車両である要整備車両が特定され、特定された要整備車両のうち、通知が必要な車両を保有する法人ユーザへ予約を促すための通知が行われる。具体的には、予定される点検の時期、及び、走行距離のうちのいずれか一方に基づいて、定期点検の通知を行うか否かが判定され、定期点検の通知を行うと判定された車両が抽出される。そして、抽出された車両の定期点検の情報が、当該車両を保有する法人ユーザへ通知される。このような構成であるから、上述した(1b)に示す効果と同様の効果を奏することができる。
なお、S11の処理が、判定部及び抽出部の処理に相当し、S12の処理が、点検通知部の処理に相当する。
(2b)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された点検情報において、現在の状態が「未予約」の車両についてもその状態が「確定」又は「予約中」となるまで、当該車両を使用する法人ユーザに係るリマインダの通知が行われる。これにより、法人ユーザによる車両の点検等が失念されることを更に抑制することができる。
(2b)本実施形態では、車両メンテナンス情報データベース121に記憶された点検情報において、現在の状態が「未予約」の車両についてもその状態が「確定」又は「予約中」となるまで、当該車両を使用する法人ユーザに係るリマインダの通知が行われる。これにより、法人ユーザによる車両の点検等が失念されることを更に抑制することができる。
なお、通知の具体的な態様は特に限定されない。しかしながら、ウェブサイトにログインしない状態でも法人ユーザが通知を受けられることが望ましい。例えば、一般に用いられているショートメッセージサービス(SMS)やメッセンジャーアプリ、又は当該システム専用のアプリを介して通知を行ってもよい。
なお、S12の処理が、予約確認通知部の処理に相当する。
(2c)本実施形態では、法人ユーザ端末2及びリース会社端末6にそれぞれ要整備車両についての整備予約を確認するための車両リストが表示される。これにより、リース会社も法人ユーザが保有している車両の整備状況を確認することが可能である。
(2c)本実施形態では、法人ユーザ端末2及びリース会社端末6にそれぞれ要整備車両についての整備予約を確認するための車両リストが表示される。これにより、リース会社も法人ユーザが保有している車両の整備状況を確認することが可能である。
なお、整備予約を確認するための車両リストが点検車両表示画面に相当する。また、当該技術2においては、法人ユーザ端末2が、ユーザクライアントに相当する。また、1次受け工場端末3、及び、2次受け工場端末4が、工場クライアントに相当する。
<3−3−1.技術3>
(3A)1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント(3)と、前記1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント(4)と、前記1次受けクライアント及び前記2次受けクライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、前記サーバに記憶された、前記2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を前記1次受けクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システム(100)であって、
前記サーバは、
前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場を示す対応情報と、前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記1次受けクライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える、評価情報確認システム。
<3−3−1.技術3>
(3A)1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント(3)と、前記1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント(4)と、前記1次受けクライアント及び前記2次受けクライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、前記サーバに記憶された、前記2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を前記1次受けクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システム(100)であって、
前記サーバは、
前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場を示す対応情報と、前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記1次受けクライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える、評価情報確認システム。
(3B)所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と、該クライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、前記サーバに記憶された、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を前記クライアントで表示可能に構成された評価情報確認システムで(100)あって、
前記サーバは、
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、複数の前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える評価情報確認システム。
前記サーバは、
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、複数の前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える評価情報確認システム。
(3C)所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と通信可能なサーバ(1)であって、
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、前記整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備えるサーバ。
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、前記整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備えるサーバ。
<3−3−2.効果>
(3a)本実施形態では、評価情報データベース125に2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報が2次受け工場情報に紐付けて記憶されている。また、本実施形態では、2次受け工場情報データベース123に1次受け工場に紐付けられた2次受け工場を示す2次受け工場情報も記憶されている。そして、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報が1次受け工場端末3に出力される。これにより、1次受け工場は、複数の2次受け工場の中から当該1次受け工場と契約している2次受け工場において行われたユーザの車両の整備についての評価を確認することができる。
(3a)本実施形態では、評価情報データベース125に2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報が2次受け工場情報に紐付けて記憶されている。また、本実施形態では、2次受け工場情報データベース123に1次受け工場に紐付けられた2次受け工場を示す2次受け工場情報も記憶されている。そして、1次受け工場に紐付けられた2次受け工場で行った車両整備の評価情報が1次受け工場端末3に出力される。これにより、1次受け工場は、複数の2次受け工場の中から当該1次受け工場と契約している2次受け工場において行われたユーザの車両の整備についての評価を確認することができる。
このため、1次受け工場は関係する整備工場の評価情報のみを効率的に確認できる。また、1次受け工場と契約関係にない2次受け工場の評価情報は当該1次受け工場には開示されないので、2次受け工場は、契約関係にない1次受け工場に業務内容や評価を知られてしまうことを抑制できる。
また、上記構成では、1次受け工場が2次受け工場を選択するための判断材料を提供することができる。したがって、例えば、ユーザが1次受け工場を介さずに直接2次受け工場に車両の整備を予約した場合にも、1次受け工場の車両の整備に関する品質を監視することが可能である。また、ユーザに表示される2次受け工場の表示方法を、1次受け工場の操作によって例えば評価が高い順に変化させることも可能である。
なお、S134及びS135の処理が、出力部の処理に相当する。
(3b)本実施形態では、評価情報データベース125に1次受け工場又は2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報が1次受け工場情報又は2次受け工場情報に紐付けて記憶されている。これにより、整備工場を選択するための判断材料を提供することができる。
(3b)本実施形態では、評価情報データベース125に1次受け工場又は2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報が1次受け工場情報又は2次受け工場情報に紐付けて記憶されている。これにより、整備工場を選択するための判断材料を提供することができる。
なお、1次受け工場情報(すなわち、契約している法人ユーザ情報)及び2次受け工場情報(すなわち、契約している1次受け工場情報)が対応情報に相当する。
なお、サーバ1には、例えば法人ユーザと1次受け工場又は2次受け工場を紐付ける情報、リース会社と法人ユーザとを紐付ける情報などの対応情報が記憶されていてもよい。また、サーバ1は、評価情報を確認する者に対して紐付けによる関係がある工場の情報のみを選択的に表示できるように構成されていてもよい。このような構成であれば、例えば、リース会社や法人ユーザは、契約関係にある整備工場の情報のみを確認することができ、不要な情報を除外して効率的に評価情報の確認ができる。また整備工場は、契約関係にない法人ユーザやリース会社に業務内容や評価を知られてしまうことを抑制できる。
なお、サーバ1には、例えば法人ユーザと1次受け工場又は2次受け工場を紐付ける情報、リース会社と法人ユーザとを紐付ける情報などの対応情報が記憶されていてもよい。また、サーバ1は、評価情報を確認する者に対して紐付けによる関係がある工場の情報のみを選択的に表示できるように構成されていてもよい。このような構成であれば、例えば、リース会社や法人ユーザは、契約関係にある整備工場の情報のみを確認することができ、不要な情報を除外して効率的に評価情報の確認ができる。また整備工場は、契約関係にない法人ユーザやリース会社に業務内容や評価を知られてしまうことを抑制できる。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記実施形態では、車両の故障修理の予約が行われる場合に、法人ユーザが自ら直接2次受け工場に予約を行う構成を例示したが、車両の故障修理の予約が行われる方法は、これに限定されるものではない。例えば、法人ユーザにより一旦1次受け工場に予約が行われ、その後1次受け工場により選択された2次受け工場へ予約が行われるような構成であってもよい。また、例えば、車両の定期点検が行われた後、定期点検時に発見された故障修理を必要とする追加必要作業が発生した場合に、1次受け工場からの通知を受けた法人ユーザにより車両の故障修理の予約が行われる構成であってもよい。
(4b)上記実施形態では、法人ユーザにより2次受け工場リストから車両の故障修理を希望する2次受け工場が選択される構成を例示したが、法人ユーザの故障修理の希望日時を優先として、空き状況にある評価実績の高い2次受け工場が自動的に選択されるような構成であってもよい。
(4c)上記実施形態では、定期点検予約処理におけるS11,S12,S14,S17,S18,S21,S24,S25,S26の処理をサーバ1が実行する。また、上記実施形態では、定期点検評価処理におけるS29,S30,S33の処理をサーバ1が実行する。また、上記実施形態では、故障修理予約処理におけるS113,S116,S117,S120,S123,S124,S125の処理をサーバ1が実行する。また、上記実施形態では、故障修理評価処理におけるS128,S129,S132,S134の処理をサーバ1が実行する。しかし、これらの処理の少なくとも一部は、例えば、専用のアプリケーションプログラムがインストールされている各端末2〜6が実行するようにしてもよい。言い換えると、上述した各処理は、サーバ1及び各端末2〜6において分散処理が為されてもよい。また、表示されるリスト等の画面は、サーバ1が作成した画像が各クライアント端末に送信され表示される構成でもよいし、サーバ1から取得した情報を元に各端末2〜6が実行するアプリケーションにて画像を作成してもよい。
(4d)本開示に記載の制御部11及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部11及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部11及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。
(4e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
(4f)本開示は、上述した車両整備予約システム100の他、当該車両整備予約システム100を構成するサーバ1、法人ユーザ端末2、1次受け工場端末3、2次受け工場端末4、管理者端末5及びリース会社端末6としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、空きカレンダー作成方法など、種々の形態で実現することができる。
1…サーバ、2,2a,2b…法人ユーザ端末、3,3a,3b…1次受け工場端末、4,4a,4b…2次受け工場端末、5…管理者端末、6…リース会社端末、7…通信ネットワーク、11…制御部、12…記憶部、100…車両整備予約システム、111…CPU、112…メモリ、121…車両メンテナンス情報データベース、122…1次受け工場情報データベース、123…2次受け工場情報データベース、124…整備実績データベース、125…評価情報データベース。
Claims (3)
- 1次受け工場が使用可能な1次受けクライアント(3)と、前記1次受け工場に紐付く2次受け工場が使用可能な2次受けクライアント(4)と、前記1次受けクライアント及び前記2次受けクライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、前記サーバに記憶された、前記2次受け工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を前記1次受けクライアントで表示可能に構成された評価情報確認システム(100)であって、
前記サーバは、
前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場を示す対応情報と、前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記1次受け工場に紐付けられた前記2次受け工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記1次受けクライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える、評価情報確認システム。 - 所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と、該クライアントと通信可能なサーバ(1)と、を備え、前記サーバに記憶された、整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報を前記クライアントで表示可能に構成された評価情報確認システムで(100)あって、
前記サーバは、
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、複数の前記評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備える評価情報確認システム。 - 所定のユーザにより使用される1つ以上のクライアント(2,3)と通信可能なサーバ(1)であって、
前記所定のユーザに紐付けられた1つ以上の整備工場を示す対応情報と、前記整備工場が行った車両整備の評価を示す評価情報と、を記憶可能に構成された記憶部(122,123,125)と、
前記対応情報を参照し、前記所定のユーザに紐付けられた前記整備工場で行った車両整備の前記評価情報を前記記憶部から抽出して、前記クライアントに出力するように構成された出力部(S134,S135)と、
を備えるサーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020065927A JP2021163313A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 評価情報確認システム及びサーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020065927A JP2021163313A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 評価情報確認システム及びサーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021163313A true JP2021163313A (ja) | 2021-10-11 |
Family
ID=78003495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020065927A Pending JP2021163313A (ja) | 2020-04-01 | 2020-04-01 | 評価情報確認システム及びサーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021163313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7475803B1 (ja) | 2023-10-12 | 2024-04-30 | 株式会社ブロードリーフ | コンピュータ、方法およびプログラム |
-
2020
- 2020-04-01 JP JP2020065927A patent/JP2021163313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7475803B1 (ja) | 2023-10-12 | 2024-04-30 | 株式会社ブロードリーフ | コンピュータ、方法およびプログラム |
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