JP7141945B2 - 車両整備予約管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガソリンスタンドや整備工場等で行う車両整備の予約を管理する車両整備予約管理装置に関する。
自動車などの車両では、車検、点検、オイル交換、バッテリー交換、タイヤ交換、洗車、コーティング、カーナビゲーション等の各種機器の取付など、様々な車両整備(カーメンテナンス)を行う必要がある。このような車両整備に関し、車両の利用者がインターネットを介して予約できるシステムが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された車両メンテナンスシステムは、車体の走行距離、車検や定期点検の時期等の車両データを記憶する車両管理サーバを備える。車両管理サーバは、車両データからメンテナンス時期が近づいた車両を抽出し、その車両の利用者に対して電子メールや郵便などで案内を通知する。通知を受け取った利用者は、利用者端末から車両管理サーバにアクセスし、車検等の申込画面から入力して点検などを申し込むことができる。
特開2015-191525号公報
特許文献1の車両メンテナンスシステムは、車両のメンテナンス時期を推測して通知するものであり、点検などの予約管理や作業者の労務管理を意図したものではない。
本発明の目的は、車両整備の予約管理と、整備作業を行う作業者の労務管理とを実現できる車両整備予約管理装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、車両整備作業の予約管理を行うコンピュータによって構成される車両整備予約管理装置であって、ネットワークを介してアクセスする端末から入力され、予約を希望する整備作業の種別である予約作業種別および予約を希望する日時である予約日時を含む予約情報を受け付ける予約情報受付手段と、前記整備作業を行う施設および前記施設で対応可能な整備作業の種別を関連付けた施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、作業者および前記作業者が担当可能な整備作業の種別を関連付けた作業担当者情報を記憶する作業担当者情報記憶手段と、前記作業者および前記作業者の出勤予定情報を関連付けた出勤情報を記憶する出勤情報記憶手段と、予約済みの整備作業の種別である予約済み作業種別と、前記予約済み作業種別の作業開始日時および作業終了日時を含む作業スケジュールと、前記予約済み作業種別の作業を行う前記施設とを関連付けた予約済み情報を記憶する予約情報記憶手段と、前記予約情報、前記施設情報、前記作業担当者情報、前記出勤情報、前記予約済み情報に基づいて前記予約情報の予約が可能であるかを判定し、可能であると判定した場合に前記予約情報記憶手段に前記予約済み情報として記憶する予約管理手段と、を備える車両整備予約管理装置が提供される。
上記車両整備予約管理装置において、前記予約管理手段は、前記予約済み情報および前記施設情報を参照し、前記予約日時に前記予約作業種別を対応可能な施設があるか否かを判定する可動施設判定手段と、前記可動施設判定手段で対応可能な施設があると判定した場合、前記予約済み情報から前記予約日時に行われる予約済み作業種別および前記予約作業種別と、前記出勤情報と、前記作業担当者情報とを参照し、前記予約日時に出勤予定である作業者に、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができるか否かを判定する担当割当判定手段と、前記担当割当判定手段で割り当てることができると判定した場合、前記予約情報および対応する施設を新たな予約済み情報として前記予約情報記憶手段に記憶して予約情報を確定する予約確定手段と、を備えるものでもよい。
上記車両整備予約管理装置において、前記担当割当判定手段は、出勤予定の作業者が担当可能な整備作業の種類に応じて、前記予約済み作業種別を前記作業者に割り当て、前記予約済み作業種別が割り当てられていない未割当作業者が、前記予約作業種別を担当可能であれば、前記未割当作業者に予約作業種別を割り当て、前記未割当作業者が、前記予約作業種別を担当不可能であれば、前記未割当作業者が担当可能な予約済み作業種別が割り当てられている割当済作業者が前記予約作業種別を担当可能であるかを判定し、前記割当済作業者が前記予約作業種別を担当可能であれば、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができると判定し、前記割当済作業者が前記予約作業種別を担当不可能であれば、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができないと判定するものでもよい。
上記車両整備予約管理装置において、前記予約情報受付手段は、前記予約情報記憶手段に記憶された予約済み情報を参照し、整備作業の種別毎に作業を行う施設が予約済みの日時は予約不可であることを示す予約表を前記端末の画面に表示させるものでもよい。
上記車両整備予約管理装置において、前記出勤情報を作成するシフト管理手段を備え、前記シフト管理手段は、出勤予定日、出勤時間、退勤時間を有する出勤情報を入力するシフト申請画面を、ネットワークを介してアクセスする端末に表示し、前記シフト申請画面に入力された出勤情報を前記出勤情報記憶手段に記憶するシフト申請管理手段と、前記出勤情報記憶手段に記憶された出勤情報に基づいて出勤スケジュール表を作成して、ネットワークを介してアクセスする端末に表示し、前記出勤スケジュール表に表示された出勤情報を更新して前記出勤情報記憶手段に記憶するシフト作成手段と、を備えるものでもよい。
上記車両整備予約管理装置において、前記予約管理手段は、前記予約情報記憶手段に新たな予約情報が記憶される場合に、予め設定された管理者に新たな予約が記憶されたことを音声で知らせる自動音声通知手段を備えるものでもよい。
上記車両整備予約管理装置において、ネットワークを介してアクセスする端末に対して、予約の実績、作業者の労務管理情報、作業者が担当可能な整備作業の種別を表示させるダッシュボード機能手段を備えるものでもよい。
本発明の車両整備予約管理装置によれば、車両整備の予約管理と、整備作業を行う作業者の労務管理とを実現できる。
車両整備予約管理システムを示す概略構成図である。 予約管理記憶手段の構成を示すブロック図である。 店舗情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 作業者情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 施設情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 予約情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 作業担当者情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 出勤情報記憶手段のデータ構造を示す図である。 管理者用予約管理部の構成を示すブロック図である。 作業種別設定手段が表示する画面を示す図である。 ピット設定手段が表示する画面を示す図である。 ピット設定手段が表示する作業種別選択画面を示す図である。 シフト申請管理手段が表示するシフト申請画面を示す図である。 シフト作成手段が表示するカレンダー形式のシフト表を示す図である。 シフト作成手段が表示する月間シフト形式のシフト表を示す図である。 シフト作成手段が表示する日別ローテーションを示す図である。 ピットの予約状況の一例を示す図である。 担当割当判定手段による判定処理の一例を示す図である。 担当割当判定手段による判定処理の他の例を示す図である。 作業スケジュール管理手段が表示する作業スケジュールを示す図である。 作業スケジュール管理手段が表示する作業スケジュールの他の例を示す図である。 労務管理手段が表示する時間外労働実績/予測グラフを示す図である。 労務管理手段がPOSシステムと連携して労務管理を行う処理を示す図である。 労務管理手段が表示する勤怠日次一覧を示す図である。 ダッシュボード機能手段が表示する車検実績グラフを示す図である。 ダッシュボード機能手段が表示する予約内訳グラフを示す図である。 ダッシュボード機能手段が表示する資格/スキルの保有者数および非保有者数を示す図である。 利用者用予約管理部の構成を示すブロック図である。 車検予約画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す車両整備予約管理装置10は、ガソリンスタンド(以下、サービスステーション、略してSSと表現する場合がある)などの車両の整備を行う店舗において、車両整備の予約を管理する装置である。
車両整備予約管理装置10は、CPU等で構成される演算処理装置と、ハードディスク等で構成される記憶装置60とを備え、インターネット(ネットワーク)2に接続可能なコンピュータ(サーバ)によって構成される。
ガソリンスタンドに設けられたパソコン等で構成されるSS用端末3や、整備工場に設けられたパソコン等で構成される工場用端末4や、ガソリンスタンド等の作業者(スタッフ)が所有するパソコンやスマートフォン等で構成されるSSスタッフ端末5は、インターネット2を介して、車両整備予約管理装置10にアクセスできる。また、車両整備予約管理装置10には、インターネット2を介して、車両の利用者が所持するスマートフォンやパソコン等で構成される利用者端末6がアクセス可能である。
車両整備予約管理装置10と、車両整備予約管理装置10にアクセス可能なSS用端末3、工場用端末4、SSスタッフ端末5、利用者端末6とによって、車両整備予約管理システム1が構成されている。
車両整備予約管理装置10は、店舗の管理者が予約管理を行うための管理者用予約管理部20と、車両の利用者からの予約を処理する利用者用予約管理部40と、各種データを記憶する前述の記憶装置60とを備える。
[記憶装置]
記憶装置60には、サーバ用OSや、予約管理を行うためのアプリケーションソフトがインストールされている。車両整備予約管理装置10のCPUは、前記アプリケーションソフトを実行することで、管理者用予約管理部20や利用者用予約管理部40を実現している。
記憶装置60には、予約管理データベースが記憶される予約管理記憶手段61が記憶されている。また、記憶装置60には、後述する予約管理用のウエブサイトを構成するウエブページや、音声通知に用いられる音声データなども記憶されている。
予約管理記憶手段61は、図2に示すように、店舗情報記憶手段62と、作業者情報記憶手段63と、施設情報記憶手段64と、予約情報記憶手段65と、作業担当者情報記憶手段66と、出勤情報記憶手段67と、利用者情報記憶手段68との各データテーブルを備える。
店舗情報記憶手段62は、車両整備予約管理システム1を介してサービスを提供するガソリンスタンドなどの店舗の情報を記憶するマスタテーブルである。店舗情報記憶手段62には、図3に示すように、加盟店キー、親加盟店コード、加盟店コード、グループID、加盟店種別、工場併設SSフラグ、加盟店名、加盟店略称、加盟店名カナ、経度、緯度、郵便番号、都道府県コード、シフト連携フラグなどのデータが登録されている。なお、店舗情報記憶手段62において、加盟店はガソリンスタンドなどの店舗を意味する。
加盟店キーは、作業者情報記憶手段63や施設情報記憶手段64のデータと連係させるためのキーである。親加盟店コードは、例えば複数のガソリンスタンドを統括する販売店のコードであり、加盟店コードは各ガソリンスタンドのコードである。これらのコードは、POSシステムなどの他のシステムと同じコードを利用できる。グループIDは、加盟店をエリアなどで分けて管理する場合に用いられるIDである。加盟店種別は、加盟店の種類を示すコードである。工場併設SSフラグは、整備工場が併設されたSS(サービスステーション)であるか否かを示すフラグである。経度、緯度は、加盟店の場所を示す位置情報であり、加盟店を地図上に表示する場合などに利用される。郵便番号、都道府県コードは、加盟店を検索する際に用いられる。シフト連携フラグは、後述するスタッフのシフト管理機能と連携する加盟店であるか否かを示すフラグである。
作業者情報記憶手段63は、店舗の作業者(スタッフ)の基本情報を記憶するマスタテーブルである。作業者情報記憶手段63には、図4に示すように、ユーザID、加盟店キー、パスワード、ユーザー氏名カナ、メールアドレス、携帯電話、社員区分、従業員コードなどのデータが登録されている。なお、作業者情報記憶手段63において、ユーザは作業者(スタッフ)を意味する。
ユーザIDは、各作業者に割り当てられたIDである。加盟店キーは、作業者が所属する加盟店を示すキーであり、店舗情報記憶手段62と連携する。パスワードは、作業者が車両整備予約管理装置10にアクセスする際に用いるパスワードが記憶されている。社員区分は、正社員、契約社員などを示すコードである。従業員コードは、従業員毎に設定されたコードである。
施設情報記憶手段64は、店舗(SS)に設けられた整備作業を行う施設であるピットの情報を登録するマスタテーブルである。施設情報記憶手段64には、図5に示すように、加盟店キー、ピットID、ピット名、優先順位、各ピットで作業可能な作業種別コードなどのデータが登録されている。
ピットIDはピットを区別するためのIDであり、ピット名は各種画面などで表示する名前である。優先順位は、ピットに作業を設定する場合の優先順位である。
作業種別コードは、作業内容に応じて設定されたコードであり、例えば、オイル交換は「0201」、タイヤ交換は「0301」、洗車は「0401」、その他は「0601」等に設定されている。
したがって、施設情報記憶手段64は、整備作業を行う施設(ピット)および前記施設(ピット)で対応可能な整備作業の種別(作業種別コード)を関連付けた施設情報を記憶している。
予約情報記憶手段65は、車両の利用者が車検やオイル交換、タイヤ交換などの各種作業を予約した予約済み情報を登録するトランザクションテーブルである。予約情報記憶手段65には、図6に示すように、予約ID、引継ぎ予約ID、会員ID、加盟店キー、作業種別コード、予約日、開始日時、終了日時、メーカー、車種、作業ピットNo等のデータが登録される。
予約IDは、予約情報毎に設定されるIDである。会員IDは、作業を予約した車両の利用者を特定するIDである。作業種別コードは、施設情報記憶手段64の作業種別コードと同じである。
予約日は、作業が予約された日付であり、開始日時、終了日時は、作業の開始および終了のスケジュールである。メーカーおよび車種は、作業対象の車両の製造メーカーおよび車種名であり、作業ピットNoは予約作業を行うピットIDである。
したがって、予約情報記憶手段65は、予約済み作業種別である作業種別コードと、作業開始日時である開始日時と、作業終了日時である終了日時を含む作業スケジュールと、予約済み作業種別の作業を行う施設である作業ピットNoとを関連付けた予約済み情報を記憶している。
作業担当者情報記憶手段66は、作業者と、作業者が担当可能な整備作業の種別とを関連付けた作業担当者情報を記憶するマスタテーブルである。作業担当者情報記憶手段66は、図7に示すように、ユーザIDと、作業種別コード等のデータが登録される。
ユーザIDは、作業者情報記憶手段63と関連付けられるキーコードであり、作業者(スタッフ)を特定するデータである。作業種別コードは、施設情報記憶手段64、予約情報記憶手段65の作業種別コードと同じであり、作業内容を特定するコードである。
出勤情報記憶手段67は、後述するように作業者が申請し、上長が承認することで確定する出勤情報を記憶するトランザクションテーブルである。出勤情報記憶手段67は、図8に示すように、ユーザID、対象年月、対象日、勤務区分、勤務開始日時、勤務終了日時などのデータが登録される。
ユーザIDは、作業者情報記憶手段63と関連付けられるキーコードであり、作業者を特定するデータである。対象年月、対象日は、勤務情報の対象年月日を特定するデータである。勤務区分は勤務シフトを区別するコードであり、例えば、通常勤務シフトでは「0」、休暇シフトでは「1」などである。勤務開始日時、勤務終了日時は、対象日の勤務スケジュールである。
図8に示す出勤情報記憶手段67では、2018年10月25日のシフト情報を示し、ユーザーIDが「U00000000125」である「大崎一郎」は8時から17時、「U00000000126」である「品川太郎」は9時から18時、「U00000000127」の「田町花子」は10時から19時、「U00000000128」の「神田次郎」は11時から20時、「U00000000129」の「渋谷豪」は休暇のシフトであることを示す。
したがって、出勤情報記憶手段67は、作業者と、作業者の出勤予定情報とを関連付けた出勤情報を記憶している。
利用者情報記憶手段68は、図示を略すが、車両整備サービスを利用する車両の利用者(会員)の情報が記憶され、後述する会員管理手段45によって登録される。利用者情報記憶手段68には、会員ID、氏名、電話番号、メールアドレス、パスワード、車種、車検満了日などの車両整備の予約に利用可能なデータが登録される。
[管理者用予約管理部]
管理者用予約管理部20は、図9に示すように、ウエブページ提供手段21と、SS/工場設定手段22と、スタッフ管理手段23と、シフト管理手段24と、予約管理手段25と、作業スケジュール管理手段26と、労務管理手段27と、POSシステム連携手段28と、ダッシュボード機能手段29とを備える。これらの各手段は、記憶装置60に記憶されたプログラムを、車両整備予約管理装置10のCPUで実行することで実現される。
ウエブページ提供手段21は、ガソリンスタンド(SS)等の店舗の管理者や作業者が、SS用端末3、工場用端末4、SSスタッフ端末5を用いてアクセスするウエブページを提供する。なお、ウエブページ提供手段21は、アクセス権限に応じて、表示するウエブページの内容を変更する。すなわち、店舗の管理者がアクセスする場合は管理者用のページを提供し、作業者がアクセスする場合は作業者用のページを提供する。
SS/工場設定手段22は、店舗設定手段221と、作業種別設定手段222と、ピット設定手段223と、入庫上限設定手段224と、料金設定手段225とを備える。
SS/工場設定手段22は、管理者が操作するSS用端末3が車両整備予約管理装置10にアクセスした際にSS用端末3の画面に図10に示すような画面を表示し、管理者の入力を受け付ける。
店舗設定手段221は、図示を略す設定画面によって、ガソリンスタンド等の店舗の基本情報、例えば、営業時間、休業日、住所、電話番号等を設定する。
作業種別設定手段222は、図10に示すような画面をSS用端末3に表示し、管理者の入力によって、店舗において提供できる整備作業の種別(以下、作業種別と略す場合がある)を設定する。作業種別は作業カテゴリー毎に予め設定された作業種別から、各店舗において提供可能な作業種別を選択することで設定する。
作業カテゴリーには、(1)車検・点検、(2)オイル交換、(3)タイヤ交換、(4)洗車、(5)コーティング、(6)その他カーメンテナンスの6種類のカテゴリーが設定されている。
(1)車検・点検のカテゴリーには、作業種別として、車検、見積予約、6ヶ月点検、法定12ヶ月点検、法定24ヶ月点検、車検代車、その他車検・点検の7種類の作業が設定可能とされている。これらの作業において、車検、見積予約、6ヶ月点検、法定12ヶ月点検、法定24ヶ月点検の5種類は初期値として予め設定済みとされている。
(2)オイル交換のカテゴリーには、作業種別として、エンジンオイル交換、オイルエレメント交換、ギアオイル交換、ブレーキオイル交換、オートマオイル交換、ミッションオイル交換、その他オイル交換の7種類の作業が設定可能とされている。これらの作業において、その他オイル交換以外の6種類の作業は初期値として予め設定済みとされている。
(3)タイヤ交換のカテゴリーには、作業種別として、タイヤローテーション、タイヤ履き替え、タイヤ組み換え、バランス調整、その他タイヤ交換の5種類の作業が設定可能とされている。これらの作業において、その他タイヤ交換以外の4種類の作業は初期値として予め設定済みとされている。
(4)洗車のカテゴリーには、作業種別として、手洗い洗車、室内清掃、ホイールクリーニング、その他洗車の4種類の作業が設定可能とされている。これらの作業において、その他洗車以外の3種類の作業は初期値として予め設定済みとされている。
(5)コーティングのカテゴリーには、作業種別として、ガラスコーティング、ボディコーティング、ピュアキーパー、クリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパー、ダブルダイヤモンドキーパー、その他コーティングの7種類の作業が設定可能とされている。これらの作業において、ピュアキーパー、クリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパー、ダブルダイヤモンドキーパーの4種類の作業は初期値として予め設定済みとされている。
(6)その他カーメンテナンスのカテゴリーには、作業種別として、ETC取付、バッテリー交換、エアコンベルト交換、エアコンフィルター交換、パワステベルト交換、ランプ交換、ヒューズ交換、ワイパーブレード交換、マフラー交換、ウォッシャー液交換、カーエアコン取付、カーステレオ取付、フォグランプ取付、カーナビ取付、ドライブレコーダー取付、アンダーコート(下回り防錆塗装)、代車・レンタカー、カーリース商談、保険商談、車販商談、その他カーメンテナンスの作業が設定可能とされている。これらの作業は初期値としては設定されておらず、後から設定可能とされている。
さらに、作業種別設定手段222は、図10に示すように、設定した作業種別に対して、作業場所、作業時間、Web受付、作業の受付時間について設定する。作業場所は、各作業を自店舗で行うか、あるいは提携先の工場で行うかを設定する。
作業時間は、自店舗で行う作業に関しては所要時間を例えば30分単位で設定し、提携先の工場で行うために車両の預り作業を行う場合は、「預り作業」と設定する。
Web受付は、設定した作業種別の予約をWeb経由で受け付けるか、あるいは、Web経由で受け付けずにWebに掲載しないかを設定する。さらに、Web受付を可能とした場合は、予約可能日、作業日変更期限、車両情報変更期限、Webからのキャンセル、キャンセル可能日を設定する。予約可能日は、現在の日付から何日後から予約を受け付けるかを設定する。作業日変更期限は、作業日から何日前まで予約の変更を許容するかを設定する。車両情報変更期限は、車両情報の変更を作業日から何日前まで許容するかを設定する。Webからのキャンセルは、車両の利用者からのWebでの予約キャンセルを許容するかを設定する。キャンセル可能日は、Webでのキャンセルを許容すると設定した場合に、何日前までキャンセル可能かを設定する。
作業の受付時間は、その作業を受け付ける時間の開始時間および終了時間を設定する。
通常は、店舗の営業開始時間から営業終了時間であるが、作業内容によって受付可能な時間範囲を短くしてもよい。
ピット設定手段223は、図11に示す設定画面によって、ガソリンスタンド等において車両整備を行う施設(ピット)に関する設定を行い、設定した施設情報を施設情報記憶手段64に記憶する。すなわち、ピット設定手段223は、店舗に設けられている各ピットに関し、そのピットで行う作業を紐付ける。ピットに紐付ける作業は、カテゴリー毎に設定してもよいし、各カテゴリー内の作業毎に設定してもよい。特に、自店舗で行う作業であり、作業時間が設定されている作業に関しては、ピットに紐付けておく。また、洗車作業については、洗車場を架空のピットとして設定し、そのピットでの作業として紐付けて設定する。
ピット設定手段223は、図11のピット追加ボタンが押された場合は、ピット名の入力欄を表示し、ピット名の入力を受け付ける。また、図11の作業を選ぶボタンが押された場合は、図12に示すように、作業種別選択画面を表示し、管理者に対してピットにおいて実施する作業を選択させる。ピット設定手段223は、図12で閉じるボタンが押され、図11に戻って登録ボタンが押されると、ピット設定(施設情報)を確定し、施設情報記憶手段64に記憶する。
入庫上限設定手段224は、図示略の入庫上限設定画面を表示し、管理者に対し、各店舗における車両の預り作業の入庫上限数を設定させる。入庫上限数は、店舗全体の入庫数と、作業別の入庫数とを設定でき、さらに日ごとにも設定が可能である。また、車検などの各種作業を提携工場で行い、ガソリンスタンドでは車両の預り作業のみを行う場合、ガソリンスタンドの預り作業の入庫上限数は提携工場の入庫上限数に設定される。
料金設定手段225は、図示略の料金設定画面を表示し、管理者に対し、各店舗で設定された各作業の料金を店舗毎に設定させる。料金設定手段225で設定した料金データは、予約管理記憶手段61に記憶され、車両の利用者がアクセスするWebから閲覧することができる。
スタッフ管理手段23は、ガソリンスタンドなどの店舗の作業者(スタッフ)の情報を管理するものであり、基本情報管理手段231と、資格情報管理手段232と、作業スキル管理手段233とを備える。
基本情報管理手段231は、作業者の基本情報を管理するものであり、図示を略す設定画面で入力される氏名、メールアドレス、住所、電話番号等の基本情報を管理する。
資格情報管理手段232は、図示を略す設定画面で入力される公的・民間資格、社内資格、社外資格を管理する。公的・民間資格は、危険物乙四種、1級から3級自動車整備士、自動車検査主任等の車両整備に必要な資格の有無を管理する。社内資格や社外資格は、車両整備に役立つ各種資格の有無を管理する。
作業スキル管理手段233は、図示を略す設定画面で入力される作業スキル、具体的には、作業種別毎に担当可能であるか否かを管理し、作業担当者情報記憶手段66に作業担当者情報として記憶する。
シフト管理手段24は、作業者の勤務スケジュールを管理するものであり、シフト申請管理手段241と、シフト作成手段242とを備える。
シフト申請管理手段241は、シフトの申請や上長の承認などの申請作業を管理する。シフト申請管理手段241は、各店舗の承認フローを設定する。各店舗の承認フローの設定は、販売店の管理者の権限であり、承認ルートと、承認者とが設定される。承認ルートは、各店舗を統括する販売店毎にシフト承認の運用方法を設定するものであり、販売店の管理者が、「承認なし」、「1次承認のみ」、「2次承認」から選択して設定する。「承認なし」は、販売店側のシフト承認を不要とするものであり、店舗の管理者が作成したシフトをそのまま確定するものである。「1次承認のみ」は、店舗の管理者から申請されたシフトを、店舗を統括する販売店の1次承認者の承認のみで確定する承認フローである。「2次承認」は、店舗の管理者から申請されたシフトを、店舗を統括する販売店の1次承認者および2次承認者の承認で確定する承認フローである。
シフト申請管理手段241は、承認ルートとして「1次承認のみ」または「2次承認」が選択された場合は、図示略の承認ルートの作成画面を表示する。販売店の管理者は、承認ルート名を入力し、承認ルートを作成する店舗をリストから選択し、1次承認者を候補者リストから選択する。また、2次承認ルートが選択されている場合は、2次承認者を候補者リストから選択する。1次承認者は、例えば、販売店において、該当店舗を管理するエリアリーダーなどが選択される。2次承認者は、例えば、販売店における総務責任者などが選択される。
なお、1次承認者、2次承認者は、共に複数名を選択できる。承認者が複数選択された場合は、選択された複数名の承認者のいずれか1名の承認でシフト申請を承認するOR承認となる。
シフト申請管理手段241は、販売店毎に、各店舗に設定された承認ルートを一覧で表示する機能も備える。承認ルート一覧画面には、新規の承認ルートを作成するボタンや、設定された承認ルートの内容を変更する変更ボタンなどが表示され、これらのボタンが押されると、シフト申請管理手段241は、承認ルート新規作成画面や、承認ルート変更画面を表示し、販売店の管理者は、承認ルートの新規作成や内容変更を行うことができる。
また、シフト申請管理手段241は、販売店の担当者に対し、承認状況を一覧で表示する機能も備える。承認状況一覧画面には、販売店が管轄する店舗のシフト申請に関する申請日時、店舗名、シフト申請月、申請状況が一覧表示されている。この一覧画面では、シフト申請月(例えば、2018年3月)で表示を絞り込む機能と、申請状況で表示を絞り込む機能と、承認状況一覧画面を閲覧している閲覧者が承認者として含まれるシフト申請情報のみを表示する機能が設けられている。
さらに、承認状況一覧画面に表示された各シフト申請情報には、詳細ボタンと、承認状況ボタンとが表示され、詳細ボタンを押すと該当するシフト申請情報におけるシフト表が表示され、承認状況ボタンを押すと承認者名、承認日時、コメント等が表示される。
次に、シフト申請管理手段241によるシフト申請処理について説明する。シフト申請管理手段241は、店舗の管理者により、新規シフトを作成する操作が行われると、シフト管理のステータスを「シフト申請受付中」とし、作業者に対してシフト申請通知メールを送信する。作業者は受信したメールに記載されたアドレス(URL)等から車両整備予約管理装置10にアクセスする。作業者のSSスタッフ端末5の画面には、図13に示すシフト申請画面が表示され、各作業者はシフト要望を入力する。例えば、終日勤務可能な出勤予定日は、終日勤務可能ボタンを押し、休日は休日ボタンを押し、勤務時間の調整が必要な出勤予定日は、出勤時間および退勤時間を入力して要時間調整ボタンを押す。シフト申請画面のカレンダーには、図13に示すように、終日勤務可能な日は「○」が表示され、休日は「×」が表示され、時間調整が必要な日は出勤時間および退勤時間が表示される。
また、シフト申請画面には、未申請日の取り扱いに関して一括入力する入力欄が設けられている。この入力欄では、例えば、未申請日の取り扱いとして、「すべて終日勤務可」、「すべて休日」、「すべて勤務パターン」など予め設定されているパターンを選択できる。「すべて勤務パターン」は、シフト申請画面で勤務パターン(出勤時間および退勤時間)が入力されている場合に、未申請日の取り扱いをその勤務パターンで設定するものである。なお、各店舗において、早番、遅番等で勤務パターンが設定されている場合は、早番、遅番を選択できるように設定してもよい。
さらに、シフト申請画面には、店舗の管理者に対してメッセージを登録するコメント欄が設けられている。これにより、シフト申請を行うスタッフは、特別な事情で休日を設定する必要がある場合に、店舗の管理者にメッセージを通知できる。
店舗の管理者が、シフト申請を締め切るシフト締切操作を実施すると、シフト申請管理手段241は、ステータスを「シフト申請受付中」から「シフト調整中」に変更し、作業者からのシフト申請を禁止する。シフト申請管理手段241は、シフト締切時に、シフト未申請の作業者がいる場合は、警告を表示して店舗の管理者に通知する。
ステータスが「シフト調整中」になると、シフト作成手段242は、各作業者から申請された申請データに基づいて、勤務シフト表(出勤スケジュール表)を作成する。作成されたシフト表は、管理者のパソコン等で閲覧でき、月別、週別、日別に切り替えて表示できる。
月別のシフト表は、図14に示すような、月間カレンダーに資格保有者の人数と、非保有者の人数とを表示したカレンダー形式のシフト表と、図15に示すような、横軸に日付を表示し、縦軸にスタッフ名を表示した月間シフト形式のシフト表とを表示できる。
週別のシフト表は、図示を略すが、月間シフト形式と同様に、横軸に1週間の日付および曜日を表示し、縦軸にスタッフ名を表示し、各スタッフの日付毎の出勤時間、退勤時間、休みなどの情報を表示するものである。
月別や週別のシフト表で対象日付を選択すると、図16に示すように日別ローテーションを示す画面に移動する。図16では、出勤時間から退勤時間までが横棒で表示され、管理者は、この横棒を移動したり、伸縮させることで、各作業者の出勤時間や退勤時間を変更できる。
なお、シフト作成手段242は、店舗の管理者が、シフト締切解除操作を行った場合は店舗の管理者が変更したデータを削除し、作業者がシフト申請した状態に戻す。この場合、ステータスも「シフト調整中」から「シフト申請受付中」に戻り、作業者からのシフト申請を受け付けることができる。これにより、例えば、1次承認者や2次承認者がシフト承認申請を却下した場合に、再度、各作業者の申請受付からやり直すことができる。
店舗の管理者がシフト調整完了操作を行うと、シフト申請管理手段241は、ステータスを「シフト調整中」から変更し、店舗の管理者によるシフト変更操作を禁止する。
この際、シフト承認ルートが「承認無し」の場合は、シフト申請管理手段241は、ステータスを「承認済」とし、作業者に対してシフトが確定したことをメールなどで通知するシフト確定通知を実行する。
また、シフト承認ルートが「1次承認のみ」、「2次承認」の場合は、シフト申請管理手段241はステータスを「1次承認待ち」とし、1次承認者に承認依頼のメールを通知する。この際、店舗の作業者に対して、未承認のシフト情報を仮確定情報としてメールで通知してもよい。
承認依頼メールを受信した1次承認者は、シフト作成手段242で作成された店舗毎のシフトを確認し、承認または却下する。すなわち、1次承認者や2次承認者が車両整備予約管理装置10にアクセスしてシフト表を表示した場合は、シフト表に承認ボタンおよび却下ボタンが表示される。1次承認者が承認ボタンまたは却下ボタンを押すと、コメント入力画面が表示され、1次承認者は承認理由や却下理由を記入して承認や却下の処理を行うことができる。
ここで、承認ルートが「1次承認のみ」の場合に、1次承認者が承認ボタンを押すと、シフト申請管理手段241は、店舗の管理者および作業者にシフト確定メールを通知し、確定したシフト情報を出勤情報として出勤情報記憶手段67に記憶する。
一方、承認ルートが「2次承認」の場合に、1次承認者が承認ボタンを押すと、シフト申請管理手段241は、2次承認者に承認依頼メールを通知する。承認依頼メールを受信した2次承認者は、シフト作成手段242で作成された店舗毎のシフトを確認し、承認または却下する。2次承認者が承認ボタンを押すと、シフト申請管理手段241は、店舗の管理者および作業者にシフト確定メールを通知し、確定したシフト情報を出勤情報として出勤情報記憶手段67に記憶する。
1次承認者または2次承認者が却下ボタンを押すと、シフト申請管理手段241は、シフト申請を行った店舗の管理者に差戻しメールを通知し、ステータスを「シフト調整中」に変更する。店舗の管理者は、承認者のコメント等を参照し、シフト調整を行う。また、店舗の管理者は、各作業者の申請受付からやり直す必要があると判断した場合は、前述のシフト締切解除操作を行い、作業者のシフト申請の受付を可能とする。
シフト確定メールを受信した作業者は、管理者用予約管理部20にアクセスすることで、確定したシフト情報を確認できる。
また、当月のシフトを運用中にシフト変更が必要となった場合、店舗の管理者はシフト変更画面を表示してシフト調整を実施できる。
また、シフト申請管理手段241は、シフト運用が完了したタイミング、具体的には月が変わったタイミングで前月のシフトデータを確定済データとする。シフト運用が完了した確定済データは、店舗の管理者による変更も禁止される。
予約管理手段25は、可動施設判定手段251と、担当割当判定手段252と、予約確定手段253と、自動音声通知手段254とを備える。
可動施設判定手段251は、予約情報記憶手段65に記憶される予約済み情報と、施設情報記憶手段64に記憶される施設情報を参照し、予約日時に予約作業種別を対応可能な施設があるかを判定する。例えば、図6に示す予約情報記憶手段65の3つの予約済み情報が予約されていた場合に、ピット1~3および洗車場(ピット4)の2018年10月25日の予約状況は図17に示すようになる。この場合、11時30分から12時00分までは、ピット1、2、洗車場は予約が入っているが、ピット3は予約されていない。図5の施設情報記憶手段64に示すように、ピット3にはタイヤ交換およびオイル交換が対応可能な作業として記憶されている。このため、可動施設判定手段251は、2018年10月25日の11時30分から12時00分にタイヤ交換およびオイル交換が予約された場合は、対応可能な施設(ピット3)が存在すると判定する。一方、同じ日の同じ時間に、洗車やその他の作業の予約があった場合は、可動施設判定手段251は、対応可能な施設が存在しないと判定する。
担当割当判定手段252は、可動施設判定手段251で対応可能な施設があると判定した場合、予約済み情報から予約日時に行われる予約済み作業種別および予約作業種別と、出勤情報と、作業担当者情報とを参照し、予約日時に出勤予定である作業者に、予約済み作業種別および予約作業種別を割り当てることができるか否かを判定する。
次に、担当割当判定手段252による判定処理について、図18、19を参照して説明する。
図18(A)は、作業担当者情報記憶手段66に基づいて各作業者が担当可能な作業を可視化したものである。すなわち、各作業者名と、その作業者が担当可能な作業とを点線で結んでいる。例示すれば、大崎一郎は、オイル交換、タイヤ交換、洗車を担当可能であり、品川太郎はオイル交換、タイヤ交換が担当可能であり、田町花子はタイヤ交換、洗車を担当可能であり、神田次郎はタイヤ交換、その他作業を担当可能である。
図6の予約情報記憶手段65に登録された2018年10月25日の作業は、作業種別0301(タイヤ交換)の2つの作業と、作業種別0401(洗車)の1つの作業であり、作業時間帯も重なっている。このため、図17に示すように、ピット1~3および洗車場の作業予約を予定表形式で表すと、ピット1、2にタイヤ交換作業が割り当てられ、洗車場に洗車作業が割り当てられる。
担当割当判定手段252は、図18(B)に示すように、予約情報記憶手段65の1番目の作業であるタイヤ交換作業(作業種別0301)を、作業担当者情報記憶手段66で上から検索し、タイヤ交換作業を担当可能な作業者において最初に該当する作業者(図7では大崎一郎)に紐付ける。
次に、担当割当判定手段252は、予約情報記憶手段65の2番目の作業であるタイヤ交換作業を、既に紐付けた作業者(割当済作業者)以外の作業者(未割当作業者)において最初に該当する作業者(図7では品川太郎)に紐付ける。
次に、担当割当判定手段252は、予約情報記憶手段65の3番目の作業である洗車作業を、未割当作業者において最初に該当する作業者(図7では田町花子)に紐付ける。図18(B)は、以上の紐付け状態を実線で表している。
ここで、タイヤ交換作業と同じ時間帯にオイル交換(作業種別0201)の新たな予約が入った場合、担当割当判定手段252は、オイル交換作業を担当可能な2人の作業者(大崎一郎、品川太郎)にタイヤ交換作業を紐付けているので、タイヤ交換作業を他の作業者に紐付けることができるかを、作業担当者情報記憶手段66で確認する。すると、神田次郎はオイル交換作業は担当できないが、タイヤ交換作業を担当できるので、図18(C)に示すように、オイル交換作業を大崎一郎に紐付け、タイヤ交換作業を神田次郎に紐付ける。以上のように、担当割当判定手段252は、すべての作業に対して、作業者を紐付けることができる場合は、新たな予約を受付可能と判断する。
一方、図19(A)に示すように、神田次郎が対応可能な作業種別が「その他作業」のみの場合に、予約情報記憶手段65に登録された予約情報と、出勤情報記憶手段67の出勤情報および作業担当者情報記憶手段66の対応可能な作業種別とによって、作業者と予約作業とを紐付けると、図19(B)の実線で示すように設定される。
ここで、新たにオイル交換が予約された場合、オイル交換を担当可能な2人の作業者の一方にオイル交換を紐付けると、タイヤ交換の紐付けが成立せず、タイヤ交換を紐付けるとオイル交換が成立しない。この場合、担当割当判定手段252は、指定した時間帯でのオイル交換の新たな予約は受付不可能と判定する。
予約確定手段253は、担当割当判定手段252で割り当てることができると判定した場合、予約情報および対応する施設を新たな予約済み情報として予約情報記憶手段65に記憶して予約情報を確定する。また、予約確定手段253は、担当割当判定手段252で割り当てることができないと判定した場合、利用者端末6にその時間帯では予約できないことを通知し、他の時間帯への変更などを依頼する。利用者端末6から時間帯を変更した新たな予約があった場合は、予約管理手段25は、上記の処理を再度行って予約可能であるかを判定する。
自動音声通知手段254は、予約確定手段253によって新たな予約情報が確定した際に、予め設定された電話番号に自動発信を行い、店舗の管理者などに自動音声で、例えば「Webから予約が入りました」などの通知を行う。これにより、店舗の管理者は、SS用端末3から車両整備予約管理装置10にアクセスし、新たな予約内容を迅速に確認できる。また、店舗側から予約した利用者に電話やメールにて連絡することで、利用者の信用を高めることができる。
なお、自動音声通知手段254は、予約サービス毎に自動発信を行うか否かを設定できる。例えば、自動音声通知手段254は、利用者への連絡が必要な車検やコーティングの予約が入った場合は、自動音声通知を行い、オイル交換や洗車などの予約時には自動発信を行わないように設定することもできる。
作業スケジュール管理手段26は、予約情報記憶手段65を参照し、図20に示すように、登録された予約情報を表示する画面を、SS用端末3等に表示する。すなわち、図20の画面の右上の販売店や店舗を選択し、左メニューの「作業スケジュール」をクリックすると、本日から1週間の登録作業が表示される。図20では、2018年9月9日の予約として、車検・点検のために、車両を預かる預り作業がWebで予約されていることが表示される。したがって、店舗の管理者や作業者は、本日、行うべき作業が把握できる。なお、車両の預り作業とは、車検作業は提携先の整備工場で行い、ガソリンスタンドでは車両の受け渡しのみを行う場合に設定される作業である。
また、作業スケジュール管理手段26は、表示された予約情報を更新することもできる。すなわち、SS用端末3で管理者などが表示された予約情報をクリックすると、図示略の予約詳細画面が表示され、予約時に入力された情報が表示される。管理者は必要に応じて、情報を更新したり、整備工場などに通知する内容を入力し、予約情報を更新できる。
また、作業スケジュール管理手段26が表示する作業スケジュール画面では、図21のように各ピットにおいて予約済みの作業の時間帯がアイコンで表示され、管理者や作業者は予約作業を容易に把握できる。
なお、図20や図21に示す「入庫上限」は、入庫上限設定手段224で設定される上限数および予約数を表示するものである。例えば、図20の「ダイヤモンドキーパー:0/5」との表示は、ダイヤモンドキーパーの作業に関する入庫上限数が「5」であり、予約数が「0」であることを示す。図21の「4月7日」の「1日車検:1/5」、「1日車検:1/8」の表示は、預り作業欄に表示された2つの工場のうち、1番目の工場の入庫上限数が「5」、予約数が「1」であり、2番目の工場の入庫上限数が「8」、予約数が「1」であることを示す。
労務管理手段27は、作業者などの労務管理を実現する手段である。例えば、労務管理手段27は、図22に示すように、出勤情報記憶手段67に記憶される出勤情報と、実際の作業者の出退勤データとによって、時間外労働の実績値と予測値をSS用端末3にグラフ表示する機能を有する。これにより、店舗の管理者は、店舗の作業者毎の状況を把握でき、作業者のシフト調整などの対応を行うことができる。
POSシステム連携手段28は、車両整備予約管理装置10と、店舗に導入されているPOSシステムとを連携させるものである。ガソリンスタンドでは、POSシステムで従業員の出退勤と、各種作業の売上げ管理を行っている場合がある。この場合、POSシステム連携手段28によって、車両整備予約管理装置10とPOSシステムとを連携させることで、図23に示すように、労務管理手段27は、POSシステムのトランザクションデータを参照でき、作業者(従業員)の出勤時刻、退勤時刻のデータを管理でき、労務管理に活用できる。また、POSシステムの売上げデータにおいて、作業者の退勤後の売上げ入力があった場合は、誤った操作が行われた可能性が高い。労務管理手段27が、図24に示す勤怠日次一覧の画面をSS用端末3に表示した際に、勤務アラートを表示することで、店舗の管理者は売上げの誤入力などがあったことなどを容易に確認できる。
ダッシュボード機能手段29は、予約の実績や、作業者の労務管理情報を一元的に把握するために、SS用端末3の画面などに表示する機能である。ダッシュボード機能手段29は、例えば、図25に示すように、整備作業の種別毎に予約の実績をグラフ化して表示できる。図25は、2017年1月から2018年12月までの車検実績を示すグラフであり、棒グラフは前年度同月比較の実績値を示し、折れ線グラフは本年の累積値を示す。横軸の数値「01」~「12」は、1月~12月を示している。
また、管理者が、図25の棒グラフを選択してダブルクリック等の所定の操作を行うと、ダッシュボード機能手段29は、図26に示すように、予約の内訳を示す円グラフを表示する。図26に示す例は、図25の「08」、つまり2017年8月と2018年8月の予約実績が、どのような媒体等を経由して予約されたかの割合を示す。これにより、管理者は、販売促進活動計画を作成する際に、どこに注力すべきかを判断できる。図26の例では、2018年のWeb経由の予約が、2017年に比べて大幅に増加しているため、Webでの予約に注力することが効果的であることを判断できる。
ダッシュボード機能手段29は、作業者の資格やスキルの情報も一元的に表示できる。例えば、ダッシュボード機能手段29は、図27に示すように、作業者において各資格の取得者数を表示でき、今後の人材育成計画に活用できる。
[利用者用予約管理部]
利用者用予約管理部40は、図28示すように、ウエブページ提供手段41と、施設検索手段42と、車検予約手段43と、作業予約手段44と、会員管理手段45とを備える。
ウエブページ提供手段41は、利用者端末6がインターネット2を介してアクセスする利用者向けホームページを提供する。この利用者向けホームページには、店舗を探す施設検索メニューと、車検や作業を予約する予約メニューとが表示される。
施設検索手段42は、前記施設検索メニューが選択された際に実行され、地図表示や、名称、住所、郵便番号の入力によって、該当する施設を検索する処理を実行する。
車検予約手段43は、管理者用予約管理部20と連携して、車両の車検や点検作業の予約処理を実行する。
作業予約手段44は、管理者用予約管理部20と連携して、車検・点検以外の作業、例えば、オイル交換、タイヤ交換、洗車、コーティング、その他(カーナビゲーションやドライブレコーダー等の取付作業など)の予約処理を実行する。
会員管理手段45は、車両整備予約管理システム1を利用する顧客(会員)の情報を管理する。車両整備予約管理システム1にアクセスした利用者が登録会員の場合は、利用者端末6に表示されるログイン画面において、会員ID(メールアドレスなど)と、パスワードの入力画面を表示させ、入力された会員ID、パスワードを確認してログインを許可する。
会員管理手段45は、利用者が未登録会員の場合は、利用者端末6に会員登録画面を表示し、氏名、電話番号、メールアドレス、パスワード、車種、車検満了日などを登録する。
会員管理手段45は、会員登録された利用者毎にマイページを提供する。利用者端末6に表示されるマイページでは、予約状況の管理・変更、お気に入りの店舗の登録などを行うことができる。
[車両整備サービスの予約手順]
次に、上記車両整備予約管理システム1を用いた車両整備サービスの予約手順について説明する。
車両の利用者(ユーザ)は、利用者端末6を用いて車両整備予約管理装置10のURLにアクセスすると、ウエブページ提供手段41は、車両整備予約サイトのホームページを利用者端末6に提供する。利用者端末6に提供されるホームページには、図29に示すように、「店舗をさがす」および「予約する」のメニューがある。
利用者が「店舗をさがす」のメニューを選択すると、図示は略すが、施設検索手段42によって、地図、都道府県名、サービスステーション名、住所地名、郵便番号などから店舗を検索する画面が利用者端末6に提供される。このため、利用者は、様々な情報から店舗を検索することができる。例えば、都道府県名をクリックすると、施設検索手段42は、店舗情報記憶手段62の都道府県コードを参照してクリックされた都道府県の店舗を抽出し、地図上にアイコンで表示し、地図の下にリスト表示する。さらに、施設検索手段42は、サービス内容やWeb予約可能な店舗の絞り込み検索を行う機能も提供する。
利用者が「予約する」のメニューを選択すると、ウエブページ提供手段41により、選択可能な作業種別が利用者端末6に表示される。選択可能な作業種別は、作業予約手段44で予約可能な作業であり、例えば、「車検・点検」、「オイル交換」、「タイヤ交換」、「洗車」、「コーティング」、「その他カーメンテナンス」である。
利用者が利用者端末6でいずれかの作業を選択すると、施設検索手段42によって、店舗の検索画面が利用者端末6に提供される。この店舗の検索画面は、「店舗をさがす」のメニュー選択時と同じであるが、検索結果で表示される店舗が、選択された作業を提供可能な店舗に絞り込まれている点が相違する。
利用者が利用者端末6によって店舗と、「車検・点検」サービスを選択すると、車検予約手段43は、管理者用予約管理部20の可動施設判定手段251によって作成される車検・点検用の作業スケジュールを参照し、予約可能日を検索して表示する。なお、車検作業の場合は、車検満了日の1ヶ月前から予約が可能であるため、車検予約手段43は、図29に示すように、車検満了日の入力を促し、入力された車検満了日の1ヶ月前から車検満了日までの期間で予約可能な日をカレンダー形式で表示する。例えば、予約可能日は緑色、予約可能な枠が残り僅かな日は黄色、予約不可の日はグレーなどで表示する。また、車検予約手段43は、車検満了日の月のみが入力され、日が不明とされた場合は、月の末尾を仮の満了日とし、2ヶ月分の予約可能日をカレンダー形式で表示する。
利用者が利用者端末6によって店舗と、「オイル交換」、「タイヤ交換」、「洗車」、「コーティング」、「その他カーメンテナンス」のいずれかの作業を選択すると、作業予約手段44は、予約情報記憶手段65に記憶された予約情報を参照して表示する。作業予約手段44は、横軸に1週間分の日付を表示し、縦軸に「9:00」、「9:30」のように30分単位の時間を表示した予約表を利用者端末6の画面に表示する。作業予約手段44は、予約表において、予約可能の日時は「○」を表示し、予約不可の日時は「×」を表示する。これにより、利用者は、予約を希望する日時に予約可能であるかを画面で確認できる。
なお、利用者が指定した予約日が、例えば、1ヶ月以上先の場合は、スタッフのシフトが確定していない可能性がある。スタッフのシフトが確定していない日付の場合は、可動施設判定手段251で、作業用のピットが埋まっているか否かで予約可能か否かを表示すればよい。この場合、店舗の管理者は、スタッフのシフト作成時に、予約済みの作業を考慮して調整すればよい。
また、利用者が利用者端末6から料金確認ボタンを押した場合は、料金設定手段225で各店舗毎に設定された作業の料金を利用者端末6に表示する。このため、利用者は、料金を確認して、他の店舗を選択することもできる。
車検予約手段43によって予約日が選択された場合や、作業予約手段44によって作業予約日時が選択された場合、会員管理手段45はログイン処理を実行する。すなわち、会員管理手段45は、ログイン画面を利用者端末6に表示し、正しくログインされた場合は、利用者情報記憶手段68に登録された顧客情報と、選択された作業内容、予約日情報とを確認画面として利用者端末6に表示する。
また、会員管理手段45は、ログイン画面において、利用者が会員未登録のために新規登録ボタンを選択した場合は、利用者端末6に会員登録用画面を表示し、入力されたデータを利用者情報記憶手段68に登録する処理を行う。その後、利用者情報記憶手段68に登録された顧客情報と、選択された作業内容、予約日情報とを確認画面として利用者端末6に表示する。
したがって、車検予約手段43や作業予約手段44は、利用者端末6から入力される予約作業種別と予約日時とを含む予約情報を受け付ける予約情報受付手段として機能する。
車検予約手段43や作業予約手段44で、予約した整備作業の種別および予約日や予約日時が特定されると、前述したように、予約管理手段25によって、その予約を受け付けることができるか否かが判定される。予約管理手段25で予約を受付できると判定された場合は、車検予約手段43、作業予約手段44およびウエブページ提供手段41を介して、その予約で確定したよいかを示す確認画面が利用者端末6に表示される。
利用者が利用者端末6に表示された確認画面の内容を確認し、「予約を完了する」のボタンをクリックすると、車検予約手段43や作業予約手段44は、予約完了画面を利用者端末6に表示し、同時に予約完了メールを登録されたメールアドレスに送信する。予約完了画面には、予約番号や用意する書類などが表示される。
また、予約管理手段25の予約確定手段253は、予約情報を予約情報記憶手段65に登録する。
なお、店舗によってはWebでの予約を受け付けず、電話予約や来店での予約のみを受け付ける場合がある。また、Web予約可能な店舗に対し、利用者が電話にて予約を依頼する場合がある。この場合、店舗スタッフが、利用者の代理として車両整備予約管理装置10への入力を行い、予約を完了させる。
車検予約手段43や作業予約手段44は、予約日の1日前等にリマインドメールを送信し、利用者に対して予約日が近づいていることを通知する。
会員管理手段45は、アフターサービスとして、各種キャンペーンなどのメールを登録された会員に通知する。
以上のような車両整備予約管理装置10によれば、施設情報記憶手段64、予約情報記憶手段65、作業担当者情報記憶手段66、出勤情報記憶手段67、予約管理手段25、車検予約手段43、作業予約手段44を備えているので、車両整備の予約管理と、整備作業を行う作業者の労務管理とを実現できる。すなわち、車検予約手段43や作業予約手段44を介して車両整備作業の新たな予約情報が入力された場合に、予約管理手段25は、予約情報記憶手段65の予約済み情報から同じ時間帯の他の予約情報を確認でき、施設情報記憶手段64と突き合わせることで空いている施設(ピット)が存在するかを判定できる。また、予約管理手段25は、出勤情報記憶手段67によって、予約日時に出勤している作業者を特定でき、さらに作業担当者情報記憶手段66によって、その作業者が担当可能な作業種別も把握できる。したがって、予約管理手段25は、予約済みの作業と、新たな予約の作業を、その時間帯に出勤している作業者で担当可能であるかを判定でき、車両整備の予約管理を実行できる。
また、予約管理手段25は、出勤情報記憶手段67に登録された出勤情報を参照することで、各作業者の労務管理も実行できる。
予約管理手段25は、可動施設判定手段251と、担当割当判定手段252とを備え、可動施設判定手段251で空いている施設が存在しない場合は、その時点で予約を受け付けることができないと判定できるため、車両整備予約管理装置10の処理負荷を軽減でき、利用者端末6に対して迅速に回答できる。
予約情報記憶手段65に記憶される予約済み情報では、各作業に対して作業者を直接紐付けていないため、新たな予約の受付処理を行う際に、パフォーマンス低下やデッドロックの発生を防止できる。
すなわち、予約登録時に各作業に対して作業者を直接紐付けることもできる。この場合、新たな予約を処理するたびに、作業と作業者との紐付け状態の組み換え更新処理が必要となり、処理が複雑になるうえ、頻繁な更新処理が発生してパフォーマンスが低下し、デッドロックが発生する恐れがある。また、各時間の作業毎に予約数と担当可能な作業者数とを比較する方法もあるが、予約数と作業者が作業可能な作業種別との関係によって、正しいチェックを行えず、予約可能なケースを予約不可能と誤判定する可能性がある。
これに対し、本実施形態の判定処理では、新たな予約が入力された時点で、施設に空きがあるかを判定し、さらに出勤予定の作業者が担当可能な作業種別と、予約済み作業および新たな予約作業との全作業を各作業者に割当可能であるかを判定するため、パフォーマンス低下やデッドロックの発生を防止できる。
シフト管理手段24は、シフト申請管理手段241およびシフト作成手段242を備えているので、各作業者の希望を受け入れつつ、管理者がシフト調整を容易に行うことができ、店舗の管理者は作業者の勤務シフトを容易に作成できる。
[変形例]
車両整備予約管理装置10は、前記実施形態の構成に限定されない。例えば、予約管理手段25は、1つの整備作業を、複数の作業者が交替して担当可能であるかを確認して予約を受付可能であるかを判定してもよい。例えば、11時から12時までのタイヤ交換作業の予約情報が入力された場合に、タイヤ交換作業を担当可能な作業者Aは、11時00分から11時30分まで作業可能であり、タイヤ交換作業を担当可能な作業者Bは、11時30分から12時00分まで作業可能な場合、タイヤ交換作業の途中で作業者Aから作業者Bに交替すれば、予約を受け付けることができる場合がある。したがって、予約管理手段25は、1つの作業を複数の作業者が交替すれば担当できる場合は、予約を受付可能と判定してもよい。
1…車両整備予約管理システム、2…インターネット、3…SS用端末、4…工場用端末、5…SSスタッフ端末、6…利用者端末、10…車両整備予約管理装置、20…管理者用予約管理部、21…ウエブページ提供手段、22…SS/工場設定手段、23…スタッフ管理手段、24…シフト管理手段、25…予約管理手段、26…作業スケジュール管理手段、27…労務管理手段、28…POSシステム連携手段、29…ダッシュボード機能手段、40…利用者用予約管理部、41…ウエブページ提供手段、42…施設検索手段、43…車検予約手段、44…作業予約手段、45…会員管理手段、60…記憶装置、61…予約管理記憶手段、62…店舗情報記憶手段、63…作業者情報記憶手段、64…施設情報記憶手段、65…予約情報記憶手段、66…作業担当者情報記憶手段、67…出勤情報記憶手段、68…利用者情報記憶手段、221…店舗設定手段、222…作業種別設定手段、223…ピット設定手段、224…入庫上限設定手段、225…料金設定手段、231…基本情報管理手段、232…資格情報管理手段、233…作業スキル管理手段、241…シフト申請管理手段、242…シフト作成手段、251…可動施設判定手段、252…担当割当判定手段、253…予約確定手段、254…自動音声通知手段。

Claims (7)

  1. ガソリンスタンドでの車両整備作業の予約管理を行うコンピュータによって構成される車両整備予約管理装置であって、
    ネットワークを介してアクセスする端末から入力され、予約を希望する整備作業の種別である予約作業種別および予約を希望する日時である予約日時を含む予約情報を受け付ける予約情報受付手段と、
    前記整備作業を行う施設および前記施設で対応可能な整備作業の種別を関連付けた施設情報を記憶する施設情報記憶手段と、
    作業者および前記作業者が担当可能な整備作業の種別を関連付けた作業担当者情報を記憶する作業担当者情報記憶手段と、
    前記作業者および前記作業者の出勤予定情報を関連付けた出勤情報を記憶する出勤情報記憶手段と、
    予約済みの整備作業の種別である予約済み作業種別と、前記予約済み作業種別の作業開始日時および作業終了日時を含む作業スケジュールと、前記予約済み作業種別の作業を行う前記施設とを関連付けた予約済み情報を記憶する予約情報記憶手段と、
    前記予約情報、前記施設情報、前記作業担当者情報、前記出勤情報、前記予約済み情報に基づいて前記予約情報の予約が可能であるかを判定し、可能であると判定した場合に前記予約情報記憶手段に前記予約済み情報として記憶する予約管理手段と、
    前記作業者が有する資格情報を管理する資格情報管理手段と、
    前記出勤情報および前記資格情報に基づいて出勤スケジュール表を作成するシフト作成手段と、
    前記整備作業の種別毎に、前記整備作業を店舗で行うか、提携先の工場で行うかを設定する作業種別設定手段と、
    前記整備作業を店舗で行う場合はその店舗での車両の預り作業の入庫上限数を設定し、前記整備作業を提携先の工場で行う場合はその店舗での車両の預り作業の入庫上限数を提携先の工場の入庫上限数に設定する入庫上限設定手段と、
    を備えることを特徴とする車両整備予約管理装置。
  2. 請求項1に記載の車両整備予約管理装置において、
    前記予約管理手段は、
    前記予約済み情報および前記施設情報を参照し、前記予約日時に前記予約作業種別を対応可能な施設があるか否かを判定する可動施設判定手段と、
    前記可動施設判定手段で対応可能な施設があると判定した場合、前記予約済み情報から前記予約日時に行われる予約済み作業種別および前記予約作業種別と、前記出勤情報と、前記作業担当者情報とを参照し、前記予約日時に出勤予定である作業者に、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができるか否かを判定する担当割当判定手段と、
    前記担当割当判定手段で割り当てることができると判定した場合、前記予約情報および対応する施設を新たな予約済み情報として前記予約情報記憶手段に記憶して予約情報を確定する予約確定手段と、
    を備えることを特徴とする車両整備予約管理装置。
  3. 請求項2に記載の車両整備予約管理装置において、
    前記担当割当判定手段は、
    出勤予定の作業者が担当可能な整備作業の種類に応じて、前記予約済み作業種別を前記作業者に割り当て、
    前記予約済み作業種別が割り当てられていない未割当作業者が、前記予約作業種別を担当可能であれば、前記未割当作業者に予約作業種別を割り当て、
    前記未割当作業者が、前記予約作業種別を担当不可能であれば、前記未割当作業者が担当可能な予約済み作業種別が割り当てられている割当済作業者が前記予約作業種別を担当可能であるかを判定し、
    前記割当済作業者が前記予約作業種別を担当可能であれば、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができると判定し、
    前記割当済作業者が前記予約作業種別を担当不可能であれば、前記予約済み作業種別および前記予約作業種別を割り当てることができないと判定する
    ことを特徴とする車両整備予約管理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両整備予約管理装置において、
    前記予約情報受付手段は、前記予約情報記憶手段に記憶された予約済み情報を参照し、整備作業の種別毎に作業を行う施設が予約済みの日時は予約不可であることを示す予約表を前記端末の画面に表示させる
    ことを特徴とする車両整備予約管理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両整備予約管理装置において、
    前記出勤情報を作成するシフト管理手段を備え、
    前記シフト管理手段は、
    出勤予定日、出勤時間、退勤時間を有する出勤情報を入力するシフト申請画面を、ネットワークを介してアクセスする端末に表示し、前記シフト申請画面に入力された出勤情報を前記出勤情報記憶手段に記憶するシフト申請管理手段と、
    前記出勤情報記憶手段に記憶された前記出勤情報および前記資格情報に基づいて出勤スケジュール表を作成して、ネットワークを介してアクセスする端末に表示し、前記出勤スケジュール表に表示された出勤情報を更新して前記出勤情報記憶手段に記憶する前記シフト作成手段と、
    を備えることを特徴とする車両整備予約管理装置。
  6. 請求項に記載の車両整備予約管理装置において、
    前記シフト申請管理手段は、前記シフト申請画面に、終日勤務可能な出勤予定日を入力する終日勤務可能ボタンと、休日を入力する休日ボタンと、出勤時間および退勤時間を入力して勤務時間の調整が必要な出勤予定日を入力する要時間調整ボタンを表示し、
    前記シフト作成手段は、予め設定された管理者によって前記出勤スケジュール表に表示された各作業者の出勤時間、退勤時間を変更するシフト変更操作が行われた場合は、各作業者の出勤時間、退勤時間を変更することを特徴とする車両整備予約管理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両整備予約管理装置において、
    ネットワークを介してアクセスする端末に対して、予約の実績、作業者の労務管理情報、作業者が担当可能な整備作業の種別を表示させるダッシュボード機能手段を備えることを特徴とする車両整備予約管理装置。
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