JP2021162147A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のスタブエンド及び樹脂製のルーズフランジを含む管継手において、ルーズフランジのがたつき抑制及び回転容易性を両立させる。【解決手段】管10の端部12を、管継手13の樹脂製スタブエンド30の管挿入部31に挿入する。スタブエンド30の外周に樹脂製のルーズフランジ40を回転可能に嵌める。ルーズフランジ40の中心穴41の内周には、管挿入部31の外周面を囲む小径内周面41aと、スタブエンド30のフレア部32の外周面を囲む大径内周面42aとを形成する。フレア部32の外周面と大径内周面42aとの間の第2のクリアランスを相対的に小さくし、管端部12が挿入されていない非挿入状態での管挿入部31の外周面と小径内周面41aとの間の第1のクリアランスを相対的に大きくする。【選択図】図4

Description

本発明は、管の端部に設けられて別の管と接合される管継手に関し、特に、管端部が挿入されるスタブエンドとルーズフランジを含む管継手に関する。
一般に、工場配管などの各種の管の端部には、他の管との接合用のフランジが設けられている。2つの管のフランジどうしがボルトなどで連結される。このとき、これらフランジのボルト穴どうしを一致させる必要があるところ、管全体を回すことでフランジを角度調節するのは容易でない。そこで、少なくとも一方の管のフランジとして、ルーズフランジが用いられる(特許文献1など参照)。ルーズフランジは、管の端部のスタブエンドの外周に回転可能に遊嵌される。
従前の工場配管の多くは金属製であり、スタブエンド及びルーズフランジを含む管継手においても金属製のものが多かった。一方、近年の樹脂合成技術の進歩によって、樹脂の機械強度、耐候性、耐薬品性、耐震性等が改良されたのに伴い、工場配管が金属管から、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の樹脂管に置き換わりつつある。これに応じて、樹脂製の管継手が要望されている。
特許文献2には、フランジ付きの樹脂短管を、樹脂管の端部に接合することが開示されている。
特開平5−280674号公報 特開2001−205707号公報
樹脂製のスタブエンド及び樹脂製のルーズフランジ(バッキングリング)を含む管継手(バーンストンフランジ)の開発にあたり、これらスタブエンドとルーズフランジを嵌合させた際にルーズフランジのがたつきを出来るだけ抑えて、管接合作業の施工精度を確保することは重要である。がたつきが大きい場合、当該ルーズフランジと接続相手のフランジとをボルトで締結する際にずれが発生しやすく、ボルトが正しく入っていない状態で締め付けてしまうおそれがある。一方、がたつきを抑えるために、樹脂製スタブエンドとルーズフランジの間のクリアランスを小さくし過ぎると、樹脂製スタブエンドは管端部の挿入により膨らむために、ルーズフランジが回転不可能となり、管接合作業の施工性が悪化する。また、膨らんだスタブエンドとルーズフランジが圧接されて両者に力が掛かった状態が続くことで強度の低下が懸念される。
本発明は、かかる事情に鑑み、樹脂製のスタブエンド及び樹脂製のルーズフランジを含む管継手において、ルーズフランジのがたつきを抑えることと、管端部の挿入により樹脂製スタブエンドが膨らんでもルーズフランジの回転容易性を確保することとを両立させて、管接合作業の施工性を良好に保つことを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明は、1の管の管端部に設けられて接続相手と接合される管継手であって、
前記管端部が挿入される筒状の管挿入部、及び前記管挿入部における接続相手側の端部から外周側へ突出するように設けられた環状のフレア部を含む、樹脂からなるスタブエン
ドと、
前記スタブエンドの外周に回転可能に嵌められる環状の樹脂からなるルーズフランジと、
を備え、前記ルーズフランジの中心穴の内周には、前記管挿入部の外周面を囲む小径内周面と、前記小径内周面の接続相手側に段差面を介して連なり、かつ前記小径内周面より大径に形成されて前記フレア部の外周面を囲む大径内周面とが形成され、
前記管端部が挿入されていない非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との間の第1のクリアランスが相対的に大きく、前記フレア部の外周面と前記大径内周面との間の第2のクリアランスが相対的に小さいことを特徴とする。
非挿入状態での第1クリアランスを大きくしておくことによって、管挿入部が管端部の挿入によって膨らんでも、ルーズフランジが回転可能な状態に保持される。管挿入部が膨らんでも、第2クリアランスは殆ど狭まることが無い。
第2クリアランスを小さくすることによって、ルーズフランジのガタツキが抑えられ、正しくボルト締めできる。
この結果、ルーズフランジのガタツキの抑制と回転容易性の確保とを両立できる。
前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差が、0.4mm以上0.7mm以下であり、前記フレア部の外周面と前記大径内周面との直径差が、0.1mm以上0.4mm以下であることが好ましい。
これによって、ルーズフランジのガタツキの抑制と回転容易性の確保とを確実に
両立できる。
前記管挿入部の内周面が接続相手側へ向かって縮径するテーパ面であることが好ましい。
これによって、管端部を管挿入部内に挿し入れ易い。かつ管端部を管挿入部内に挿し入れていくにしたがって、管端部と管挿入部との圧接力が高まり、スタブエンドと管端部とを強固に接合できる。
前記管挿入部の外周面には、前記ルーズフランジに対する抜け止め突起が形成されており、前記抜け止め突起の突出高さが、前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差より大きいことが好ましい。
これによって、ルーズフランジがガタツキ等によって芯ずれしたとしても、抜け止め突起を越えることはできない。したがって、ルーズフランジを確実に抜け止めできる。
前記管挿入部の外周面には、前記ルーズフランジに対する複数の抜け止め突起が、前記管挿入部の周方向に互いに離間して形成されており、各抜け止め突起の突出高さが、前記第1のクリアランスより大きいことが、より好ましい。前記管挿入部の外周面に180°離れて2つの抜け止め突起が形成されていることが、一層好ましい。これによって、第1のクリアランスを確保しつつ、ルーズフランジを確実に抜け止めできる。
前記フレア部における外周面と管挿入部側を向く背面とで作るスタブ出隅コーナーと、前記背面と前記管挿入部の外周面とで作るスタブ入隅コーナーと、前記ルーズフランジにおける前記大径内周面と前記段差面とで作るフランジ入隅コーナーと、前記段差面と前記小径内周面とで作るフランジ出隅コーナーとが、それぞれ前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差より大きい曲率半径のR面であることが好ましい。
これによって、ボルト締め等の際、コーナーにおける応力集中を緩和できる。
前記スタブエンドがポリ塩化ビニルを含有することが好ましい。前記ルーズフランジがポリオレフィンを含有することが好ましい。
本発明によれば、樹脂製のスタブエンド及び樹脂製のルーズフランジを含む管継手において、ルーズフランジのガタツキを抑えることと、管端部の挿入によりスタブエンドが膨らんでもルーズフランジの回転容易性を確保することとを両立させることができ、管接合作業の施工性を良好に保つことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る管継手構造を組状態で示す側面断面図である。 図2は、前記管継手構造の分解断面図である。 図3(a)は、前記管継手構造における管継手のスタブエンドの平面図である。図3(b)は、前記スタブエンドの側面図である。 図4は、前記管継手の拡大断面図である。 図5(a)は、前記管継手のルーズフランジの正面図である。図5(b)は、前記ルーズフランジの背面図である。 図6(a)は、図5(a)のVIa−VIa線に沿う断面図である。図6(b)は、図5(a)のVIb−VIb線に沿う断面図である。 図7は、図5(b)のVII−VII線に沿う断面図である。 図8は、前記管継手構造のパッキンの正面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る管継手の断面図である。 図10は、前記第2実施形態に係る管継手のスタブエンドの背面図である。 図11は、前記第2実施形態に係る管継手のルーズフランジの背面図である。 図12は、前記第2実施形態に係る管継手において、スタブエンドとルーズフランジとが偏芯した状態における拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態(図1〜図8)>
図1は、工場配管である1の管10と相手管20(接続相手)との接合構造を示す。以下の説明では、特に断らない限り、管10,20どうしは接合状態であるものとする。
管10,20の材質は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)その他の樹脂である。
2つの管10,20の材質は、好ましくは同質であるが、互いに異なっていてもよい。
図1及び図2に示すように、2つの管10,20が、管継手構造1を介して管軸L上に一列に並んで配置され、管継手構造1によって接合されている。管継手構造1は、管継手13,23と、ボルト60及びナット61と、パッキン50を含む。各管10,20における対向端部12,22に管継手13,23が設けられている。これら管継手13,23どうしが、パッキン50を挟んで突き当てられ、管継手13,23のフランジ40,24どうしがボルト60及びナット61によって連結されている。
図2に示すように、1の管10に設けられた管継手13は、筒状のスタブエンド30と、環状のルーズフランジ40を含む。
スタブエンド30の材質は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)その他の樹脂であり、管10との接着性などを考慮して、管10と同じ材質であることが好ましい。管10がPVC製である場合、スタブエンド30の材質は、好ましくはPVCである。さらに、スタブエンド30が、ガラス繊維やカーボン繊維などの強化繊維を含む繊維強化樹脂であってもよい。
図3(a)及び図3(b)に示すように、スタブエンド30は、管挿入部31と、フレア部32を一体に有している。管挿入部31は、管軸Lに沿う挿入穴33を有する筒状に形成されている。挿入穴33の後端33eは、スタブエンド30の後端面30e(接続相手側とは反対側を向く面)に開口されている。挿入穴33の前端33fは、スタブエンド30の前面すなわち接続相手側を向くスタブ面30aに開口されている。
図2に示すように、少なくとも管10が挿し込まれる前の挿入穴33の内周面33aは、後端開口33eから前方(接続相手側)へ向かって縮径するテーパ面となっている。該テーパ面33aのテーパ比は、比較的大きく、好ましくは、1/63以上であり、より好ましくは1/37程度である。
図1に示すように、管10の端部12が開口33eから挿入穴33内に挿入(圧入)されることで、内周面33aが管端部12に倣うように変形され、管挿入部31が、管端部
12の非挿入時よりも少し膨らんでいる。
図示は省略するが、管挿入部31の内周面33aと管端部12の外周面との間には、樹脂用接着剤が介在されている。該接着剤によってスタブエンド30と管10が接着されている。
図3に示すように、管挿入部31の外周面31aには、全周にわたる矩形波模様状の浅い凹溝36と、抜け止め突起35が形成されている。抜け止め突起35は、半円状の断面を有して、管軸Lに沿って延びている。抜け止め突起35における後端部35eは、半球状になっている。図2に示すように、抜け止め突起35におけるフレア部32を向く前端面35dは、管軸Lと略直交している。
抜け止め突起35の高さH35は、好ましくは1mm〜2mm程度である。
図2に示すように、スタブエンド30における前端部(接続相手側の端部)の内周には、環状の内鍔部34が径方向内側へ突出するように形成されている。内鍔部34の内周縁によって、開口33fが画成されている。
図2に示すように、スタブエンド30における前端部の外周には、フレア部32が設けられている。フレア部32は、管挿入部31より大径かつ厚肉の環状に形成され、管挿入部31から外周側へ突出されている。
図4に示すように、フレア部32における管挿入部側を向く背面32dと、管挿入部31の外周面31aとで作るスタブ入隅コーナー31cは、好ましくは数mm程度、より好ましくは3mm程度の比較的大きい曲率半径のR面となっている。
フレア部32における外周面32aと背面32dとで作るスタブ出隅コーナー32cは、好ましくは数mm程度、より好ましくは3mm程度の比較的大きい曲率半径のR面となっている。
コーナー31c,32cの曲率半径は、好ましくは互いに等しいが、互いに異なっていてもよい。
コーナー31c,32cの曲率半径は、後述する直径差Δφ(=φ41a−φ31a)より十分に大きい。
フレア部32は、挿入穴33に管端部12が挿入されても、殆ど膨らまない位置にある。フレア部32が膨らんだとしても、その膨らみ変形量は、管挿入部31の膨らみ変形量より十分に小さい。
スタブエンド30の外周にルーズフランジ40が設けられている。
ルーズフランジ40の材質は、好ましくはポリ塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)その他の熱可塑性樹脂であり、より好ましくはPE、PPなどのポリオレフィンである。さらに、剛性を高めるために、ルーズフランジ40を構成する樹脂には、ガラス繊維、カーボン繊維などの強化繊維が含まれていることが好ましい。
図5(a)及び図5(b)に示すように、ルーズフランジ40は、フレア部32より大径の円環板状に形成されている。
ルーズフランジ40の中心穴41における前側部分(接続相手側の部分)には、環状凹部42が形成されている。環状凹部42は、前方(接続相手側)及び内周側へ開放されている。このため、中心穴41の内周面は、小径内周面41aと、大径内周面42aと、段差面42dとを有している。小径内周面41aは、環状凹部42より後方(接続相手側とは反対側)に配置されている。
小径内周面41aの周方向の一箇所には、前記抜け止め突起35と対応する半円形の断面の逃げ凹溝41gが形成されている。
図4及び図5(a)に示すように、大径内周面42aは、小径内周面41aより大径である。段差面42dは、管軸Lに対して交差して、前方(接続相手側)へ向けられている。大径内周面42a及び段差面42dによって、環状凹部42の内面が画成されている。
図4に示すように、ルーズフランジ40における大径内周面42aと段差面42dとで作るフランジ入隅コーナー42cは、好ましくは数mm程度、より好ましくは3mm程度の比較的大きい曲率半径のR面となっている。
段差面42dと小径内周面41aとで作るフランジ出隅コーナー41cは、好ましくは数mm程度、より好ましくは3mm程度の比較的大きい曲率半径のR面となっている。
コーナー41c,42cの曲率半径は、好ましくは互いに等しいが、互いに異なっていてもよい。さらにコーナー41c,42cの曲率半径は、スタブエンド30のコーナー31c,32cの曲率半径と等しいが、互いに異なっていてもよい。
コーナー41c,42cの曲率半径は、後記直径差Δφより十分に大きい。
図5(a)及び図5(b)に示すように、ルーズフランジ40には、複数(例えば8つ)のボルト穴43が形成されている。これらボルト穴43は、ルーズフランジ40の周方向に間隔を置いて、好ましくは等間隔で配置されている。各ボルト穴43は、ルーズフランジ40の前面すなわち接続相手側を向くフランジ面40aから反対側の背面40bへ、厚み方向(管軸方向)に貫通している。
図1に示すように、ルーズフランジ40が、相手管20の端部に設けられた管継手23のフランジ24と対向され、各ボルト穴43が、フランジ24のボルト穴25と位置合わせされている。これらボルト穴43,25にボルト60が通されて、ナット61で締め付けられている。これによって、管継手13,23どうしがボルト接合され、ひいては管10,20どうしが接合されている。
図5(b)、図6(a)、図7に示すように、ルーズフランジ40の背面40bには、複数(例えば4つ)のリブ44が形成されている。リブ44は、ルーズフランジ40の周方向に間隔を置いて、好ましくは等間隔(90°間隔)で配置されている。各リブ44は、背面40bから突出されるとともに、ルーズフランジ40の径方向へ延びている。好ましくは、リブ44の両端部は、ルーズフランジ40の外周縁及び内周縁に達している。
ルーズフランジ40におけるリブ44とボルト穴43の配置角度が互いにずれている。90°離れた2つのリブ44の間に、2つのボルト穴43が配置されている。
なお、リブ44を省略してもよい。
図5(b)及び図6(b)に示すように、さらに、ルーズフランジ40の背面40bには、複数の肉抜き凹部45が周方向に間隔を置いて形成されている。各肉抜き凹部45は、隣接する2つのボルト穴43の間に配置されている。一部の肉抜き凹部45の配置角度がリブ44の配置角度と重複している。該一部の肉抜き凹部45は、リブ44によって二つに分割されている。
肉抜き凹部45によって、ルーズフランジ40が軽量化されている。
なお、肉抜き凹部45は省略してもよい。
図2に示すように、ルーズフランジ40は、スタブエンド30の外周に遊嵌されている。管10,20どうしの非接合状態においては、ルーズフランジ40は、スタブエンド30に対して管軸方向へ移動可能かつ回転可能である。抜け止め突起35によって、後端面30e側(図2において右側)へのルーズフランジ40の移動が規制されている。段差面42dとフレア部32の背面32dとの当たりによって、ルーズフランジ40の接続相手側への移動が規制されている。
図2及び図4に示すように、ルーズフランジ40の中心穴41にスタブエンド30が通されている。ルーズフランジ40の小径内周面41aが管挿入部31を囲んでいる。
環状凹部42には、フレア部32が受け入れられる。大径内周面42aがフレア部32を囲んでいる。段差面42dが、フレア部32の背面32dと対面している。
ルーズフランジ40における、環状凹部42より外周側(径方向外側)の部分40fは、フレア部32より厚肉になっている。
図4に示すように、ルーズフランジ40の段差面42dがフレア部32の背面32dに突き当てられた状態で、スタブエンド30における接続相手側を向くスタブ面30aが、ルーズフランジ40における接続相手側を向くフランジ面40aに対して突出されている。
なお、スタブ面30aとフランジ面40aが面一でもよい。スタブ面30aがフランジ面40aより引っ込んでいてもよい。
図4に示すように、ルーズフランジ40の小径内周面41aと管挿入部31の外周面31aとの間には、少なくとも管端部12が挿入穴33に挿入されていない非挿入状態において、第1のクリアランスCLが形成されている。
ここで、第1のクリアランスCLは、小径内周面41aと管挿入部31の外周面31aとの半径差(直径差の2分の1)と等しい。
好ましくは、前記非挿入状態における小径内周面41aと管挿入部31の外周面31aとの直径差Δφ(=φ41a−φ31a)は、0.4mm以上0.7mm以下である(0.4mm≦Δφ≦0.7mm)。該直径差Δφは、抜け止め突起35の高さ(H35=1mm〜2mm程度)より小さい(Δφ<H35)。したがって、ルーズフランジ40がスタブエンド30に対して芯ずれしていたとしても、ルーズフランジ40が抜け止め突起35を越えないように、クリアランスCLが設定されている。
図4に示すように、ルーズフランジ40の大径内周面42aとフレア部32の外周面32aとの間には、第2のクリアランスCLが形成されている。前述したように、フレア部32は挿入穴33への管端部12の挿入によって拡径変形されることは殆ど無いから、第2のクリアランスCLの大きさは、管端部12が挿入されているか否かによって変化することはない。
ここで、第2のクリアランスCLは、大径内周面42aとフレア部32の外周面32aとの半径差(直径差の2分の1)と等しい。
好ましくは、大径内周面42aとフレア部32の外周面32aとの直径差Δφ(=φ42a−φ32a)は、0.1mm以上0.4mm以下である(0.1mm≦Δφ≦0.4mm)。ルーズフランジ40のガタツキ抑制の観点から、クリアランスCLは、0.1mm≦Δφ≦0.4mmが満たされる範囲内でなるべく小さい値に設定することが好ましい。
前記非挿入状態における第1のクリアランスCLは、第2のクリアランスCLより大きい。すなわち、管端部12の非挿入状態での第1のクリアランスCLは相対的に大きく、第2のクリアランスCLは相対的に小さい(CL>CL)。
図1及び図2に示すように、さらに、管継手構造1における管継手13,23どうしの間に、パッキン50が配置されている。
パッキン50の材質は、好ましくはエチレンプロピレンジエン(EPDM)ゴムである。
図8に示すように、パッキン50は、環状の板状に形成されている。
パッキン50の外径は、ルーズフランジ40及びフランジ24の外径とほぼ同じである。パッキン50の中心穴51の内径は、挿入穴33の内径とほぼ同じである。
パッキン50におけるルーズフランジ40と対面する部分には、複数のボルト穴53が周方向に間隔を置いて配置されている。これらボルト穴53は、フランジ40,24のボルト穴43,25と対応している。
ボルト穴43,25に通されたボルト60が、パッキン50のボルト穴53にも通されている。
パッキン50の両側面における中心穴51とボルト穴53との間の部分には、それぞれ大小2つ(複数)の環状凸部54,55が形成されている。これら環状凸部54,55は、中心穴51を囲むとともに、該中心穴51と同心の二重円をなしている。
なお、パッキン50の環状凸部の数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。互いに径が異なる3つ以上の環状凸部が、好ましくは中心円51と同心の多重円をなすように配置されていてもよい。
図1及び図2に示すように、パッキン50における管10側を向く面の環状凸部54,55は、スタブ面30aと対向している。
最小径の環状凸部54の直径は、スタブ面30aの内直径より大きい。
最大径の環状凸部55の直径は、スタブ面30aの外直径より小さい。
環状凸部54,55の突出高さは、好ましくは0.5mm〜2mm程度であり、より好ましくは1mm程度である。
ボルト60の締め付けによって、環状凸部54,55が全周にわたってスタブ面30aと密着されている。これによって、管継手13とパッキン50との間がシールされている。
2つの管10、20は、次のようにして接合される。
まず、管継手13を組み立てておく。すなわち、ルーズフランジ40の逃げ凹溝41gとスタエンド30の抜け止め突起35を角度合わせしながら、ルーズフランジ40を管挿入部31の外周に嵌め、環状凹部42にフレア部32を収容する。その後、ルーズフランジ40を回して、逃げ凹溝41gと抜け止め突起35の角度をずらすと、ルーズフランジ40が抜け止め突起35によって抜け止めされる。
該管継手13の管挿入部31の挿入穴33に管10の端部12を挿入(圧入)する。挿入穴33の内周面33aは、開口33eへ向かって拡径されたテーパ面であるから、管端部12を挿入穴33に挿し入れ易い。かつ管端部12を挿入穴33内に挿し入れていくにしたがって、管端部12と管挿入部31との圧接力が高まり、スタブエンド30と管10とを強固に接合できる。
挿入穴33の内周面33aのテーパ比を好ましくは1/63以上の比較的大きな値に設定しておくことで、スタブエンド30が管端部12を押さえ付ける力が強くなるため、スタブエンド30と管10とを更に強固に接合できる。
好ましくは、挿入孔33の内周面又は管端部12の外周面には接着剤を予め塗布しておく。これによって、スタブエンド30と管10とを圧接及び接着によって一層強固に接合できる。
管挿入部31は、管端部12の挿入によって膨らむ(図1)。このため、ルーズフランジ40と管挿入部31との間の第1クリアランスCLが狭くなるが、元々(非挿入状態)のクリアランスCLを大きく設定しておくことで、クリアランスCLがゼロになるのを防止できる。
一方、ルーズフランジ40とフレア部32との間の第2クリアランスCLは小さく設定されているが、管端部12の挿入によってフレア部32が膨らむことは殆ど無いから、クリアランスCLが更に狭くなることは殆ど無い。
したがって、膨らんだスタブエンド30とルーズフランジ40とが互いに圧接力を掛け合った状態に保持されることがなく、それによる管継手13の強度低下を防止できる。
このようにして管継手13を取り付けた1の管10と、管継手23を別途取り付けた相手管20とを一列に並べ、管継手13,23どうしを互いに向き合わせる。
続いて、管継手13のボルト穴43が管継手23のボルト穴25と合わさるように、ルーズフランジ40を角度調整する。このとき、ルーズフランジ40と管挿入部31との間のクリアランスCL、及びルーズフランジ40とフレア部32との間のクリアランスCLが共にゼロより大きな値に維持されているから、ルーズフランジ40をスムーズに回転させることができ、大きな抵抗力が生じることがない。少なくともルーズフランジ40が回転不可能となることはない。しかも、ルーズフランジ40とフレア部32との間のクリアランスCLが僅少であるために、ルーズフランジ40のガタツキを十分に小さく抑えることができる。したがって、ルーズフランジ40を容易に角度調整できる。
管継手13,23どうしの間にはパッキン50を挿し入れ、該パッキン50のボルト穴53をボルト穴43,25と合わせる。
そして、ボルト60をボルト穴43,53,25に通して締め付ける。これによって、管継手13,23どうしが接合され、ひいては管10,20どうしが接合される。
管継手13においてはルーズフランジ40のガタツキを十分に小さく抑えることで、管軸Lに対するルーズフランジ40の傾き及び芯ずれを十分に小さくできる。したがって、ボルト60を管軸Lと確実に平行にした状態でボルト穴43,53,25に通すことができる。言い換えると、ボルト60が管軸Lに対して斜めになった状態で締め付けてしまうのを回避できる。この結果、管継手13,23どうしの接合状態を良好にできる。
以上のように、管継手構造1によれば、樹脂製のスタブエンド30及び樹脂製のルーズフランジ40を含む管継手13において、スタブエンド30に対するルーズフランジ40のガタツキを抑えることと、管端部12の挿入により樹脂製スタブエンド30が膨らんでもルーズフランジ40の回転容易性を確保することとを両立させることができる。この結果、管接合作業の施工性を良好に保つことができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態(図9〜図12)>
図9に示すように、第2実施形態に係る管継手13Bにおいては、スタブエンド30Bの管挿入部31の外周面31aに2つ(複数)の抜け止め突起35が形成されている。図10に示すように、2つの抜け止め突起35は、管挿入部31の周方向に互いに180°離間して配置されている。図9に示すように、各抜け止め突起35の突出高さH35は、第1のクリアランスCLより大きい(H35>CL)。好ましくは、各抜け止め突起35の突出高さは、管端部12(図1参照)の非挿入状態における小径内周面41aと管挿入部31の外周面31aとの直径差Δφ(=2×CL)と同程度又はそれ以上である。
図11に示すように、ルーズフランジ40Bの小径内周面41aには、2つ(複数)の逃げ凹溝41gが形成されている。これら逃げ凹溝41gは、前記抜け止め突起35の配置と対応して、小径内周面41aの周方向に互いに180°離間して配置されている。
管継手13Bを組み立てる際は、ルーズフランジ40Bの2つの逃げ凹溝41gとスタエンド30Bの2つの抜け止め突起35とを一対一に角度合わせしながら、ルーズフランジ40Bを管挿入部31の外周に嵌める。何れか1つの逃げ凹溝41gと1つの抜け止め突起35を角度合わせすれば、他の逃げ凹溝41gと他の抜け止め突起35とについても角度が一致される。したがって、抜け止め突起35が2つ(複数)であっても施工性が悪くなることはない。
その後、ルーズフランジ40Bを回して、各逃げ凹溝41gと各抜け止め突起35の角度をずらす。これによって、ルーズフランジ40Bが2つの抜け止め突起35によって抜け止めされる。
図12に示すように、第2実施形態の管継手13Bによれば、ルーズフランジ40Bがスタブエンド30Bに対して偏芯されることによって、一方の抜け止め突起35Aにおけるルーズフランジ40Bの背面40bとの引っ掛かりが僅少ないしは殆ど無くなったとしても、反対側の抜け止め突起35Bは、ルーズフランジ40Bの背面40bと確実かつ十分に引っ掛かる。これによって、ルーズフランジ40Bを抜け止めできる。
公差によっては、一方の抜け止め突起35Aとルーズフランジ40Bの背面40bとの引っ掛かりが全く無くなったとしても、反対側の抜け止め突起35Bとルーズフランジ40Bの背面40bとが必然的に引っ掛かることで、ルーズフランジ40Bが抜け止めされる。よって、公差の許容範囲を大きくできる。
しかも、各抜け止め突起35の突出高さH35を少し下回る程度の大きさまで、第1のクリアランスCLを確保でき、ひいてはルーズフランジ40Bの回転容易性を確保できる。
要するに、第2実施形態によれば、抜け止め突起35をスタブエンド30Bの周方向に離間させて複数設けることによって、第1のクリアランスCLを確保しつつ、ルーズフランジ40Bを確実に抜け止めできる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、管端部12の挿入状態では第1クリアランスが第2クリアランスより小さくてもよい。
管挿入部31の内周面33aのテーパ比は、1/63未満でもよく、内周面33aがストレートな円筒面状であってもよい。
管10,20は、工場配管に限らず、土木配管、建築配管などであってもよい。
スタブエンド30,30Bは、管10と一体的に形成されていてもよい。
抜け止め突起35の数は、1つ又は2つに限らず、3つ以上でもよい。3つ以上の抜け止め突起35が管挿入部31の外周面31aの周方向に互いに離間して配置されていてもよい。
接続相手は、ルーズフランジ40,40Bと結合されるフランジを備える部材であって、管20の他、継手、タンク、ポンプなどが挙げられる。
実施例を説明する。なお、本発明が以下の実施例に限定されるものではない。
<評価サンプル>
口径50Aの管10に対応する管継手13を、評価サンプルとして用意した。
管10の材質はポリ塩化ビニルであった。
スタブエンド30の材質はポリ塩化ビニルであった。
ルーズフランジ40の材質はポリプロピレンであった。
評価サンプルの仕様は下記の4通りであった。
(A)非挿入状態での管挿入部31の外周面と小径内周面41aとの直径差Δφ
0.5mm
フレア部32の外周面と大径内周面42aとの直径差Δφ
1.0mm
管挿入部31の内周面のテーパ比
1/37
(B)非挿入状態での管挿入部31の外周面と小径内周面41aとの直径差Δφ
0.2mm
フレア部32の外周面と大径内周面42aとの直径差Δφ
0.2mm
管挿入部31の内周面のテーパ比
1/37
(C)非挿入状態での管挿入部31の外周面と小径内周面41aとの直径差Δφ
0.5mm
フレア部32の外周面と大径内周面42aとの直径差Δφ
0.2mm
管挿入部31の内周面のテーパ比
1/76
(D)非挿入状態での管挿入部31の外周面と小径内周面41aとの直径差Δφ
0.5mm
フレア部32の外周面と大径内周面42aとの直径差Δφ
0.2mm
管挿入部31の内周面のテーパ比
1/37
<評価方法>
各評価サンプルの管挿入部31に管端部12(口径50A)を挿し込んだ。
管端部12の外周には接着剤を予め塗布しておき、挿入後の管端部12と管挿入部31の内周面との間に接着剤を介在させた。
接着剤として、積水化学工業株式会社製、エスロン接着剤(No.73S)を用いた。
前記挿入及び接着による接合後、回転容易性、ガタツキ度、接合強度を評価した。
回転容易性は、スタブエンド30の外周に嵌めたルーズフランジ40を手で支障無く回せるか否かで評価した。
ガタツキは、スタブエンド30の外周に嵌めたルーズフランジ40を傾けてその傾斜から評価した。
接合強度は、脈動試験を行ない、管10が抜けるか否かで評価した。脈動試験装置として、株式会社東海試験機製作所製、熱間内圧クリープ・脈動試験機を用いた。
評価結果は表1の通りである。表中の「〇」は許容範囲内であることを示し、「×」は許容範囲外であることを示す。
Figure 2021162147
以上の結果から、Δφ=0.4mm〜0.7mm程度、かつΔφ=0.1mm〜0.4mm程度であれば、ルーズフランジのガタツキの抑制と回転容易性の確保とを両立可能であることが確認された。
また、管挿入部31の内周面のテーパ比をきつくすることで、接合強度が高まることが確認された。
本発明は、例えば工場配管の継手に適用できる。
CL 第1のクリアランス
CL 第2のクリアランス
L 管軸
1 管継手構造
10 1の管
12 管端部
13,13B 管継手
20 相手管(接続相手)
30,30B スタブエンド
30a スタブ面(第1接合面)
31 管挿入部
31a 外周面
31c スタブ入隅コーナー
32 フレア部
32a 外周面
32c スタブ出隅コーナー
32d 背面
33 挿入穴
33a 内周面
35 抜け止め突起
35A,35B 抜け止め突起
40,40B ルーズフランジ
40a フランジ面(第2接合面)
40b 背面
41 中心穴
41a 小径周面
41c フランジ出隅コーナー
42 環状凹部
42a 大径周面
42c フランジ入隅コーナー
42d 段差面
50 パッキン
60 ボルト

Claims (7)

  1. 1の管の管端部に設けられて接続相手と接合される管継手であって、
    前記管端部が挿入される筒状の管挿入部、及び前記管挿入部における接続相手側の端部から外周側へ突出するように設けられた環状のフレア部を含む、樹脂からなるスタブエンドと、
    前記スタブエンドの外周に回転可能に嵌められる環状の樹脂からなるルーズフランジと、
    を備え、前記ルーズフランジの中心穴の内周には、前記管挿入部の外周面を囲む小径内周面と、前記小径内周面の接続相手側に段差面を介して連なり、かつ前記小径内周面より大径に形成されて前記フレア部の外周面を囲む大径内周面とが形成され、
    前記管端部が挿入されていない非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との間の第1のクリアランスが相対的に大きく、前記フレア部の外周面と前記大径内周面との間の第2のクリアランスが相対的に小さいことを特徴とする管継手。
  2. 前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差が、0.4mm以上0.7mm以下であり、前記フレア部の外周面と前記大径内周面との直径差が、0.1mm以上0.4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記管挿入部の内周面が接続相手側へ向かって縮径するテーパ面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手。
  4. 前記管挿入部の外周面には、前記ルーズフランジに対する抜け止め突起が形成されており、前記抜け止め突起の突出高さが、前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差より大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の管継手。
  5. 前記管挿入部の外周面には、前記ルーズフランジに対する複数の抜け止め突起が、前記管挿入部の周方向に互いに離間して形成されており、各抜け止め突起の突出高さが、前記第1のクリアランスより大きいことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の管継手。
  6. 前記フレア部における外周面と管挿入部側を向く背面とで作るスタブ出隅コーナーと、前記背面と前記管挿入部の外周面とで作るスタブ入隅コーナーと、前記ルーズフランジにおける前記大径内周面と前記段差面とで作るフランジ入隅コーナーと、前記段差面と前記小径内周面とで作るフランジ出隅コーナーとが、それぞれ前記非挿入状態での管挿入部の外周面と前記小径内周面との直径差より大きい曲率半径のR面であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の管継手。
  7. 前記スタブエンドがポリ塩化ビニルを含有し、前記ルーズフランジがポリオレフィンを含有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の管継手。
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