JP2021160048A - 教示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来構成に対し、ロボットアーム及びロボットハンドに対してダイレクト教示を行う場合に、作業者の意図通りに教示し易くする。【解決手段】ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換え可能な切換え部32と、運転モードがハンド教示モードである場合に、ロボットが有するロボットアーム1の位置姿勢を固定するように当該ロボットアーム1が有する制御部11に対して動作指示を行うとともに、当該ロボットが有するロボットハンド2を外力に追従して動かすように当該ロボットハンド2が有する制御部21に対して動作指示を行う指示部33と、運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、ロボットハンド2の現在の開度を示すデータを記録部31に記録させる記録制御部35とを備えた。【選択図】図2
Description
この発明は、ロボットアーム及びロボットハンドに対してダイレクト教示を行うための教示装置に関する。
従来、ロボットアームに対してダイレクト教示を行うための教示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示された教示装置は、作業者の指による操作に応じ、運転モードとして追従モード(教示モード)と他のモードとを切換え可能に構成されている。
一方、1人の作業者が、ロボットアーム及びロボットハンドに対してダイレクト教示を行う場合もある。この場合、ロボットアームのみに対するダイレクト教示に対して複雑な教示となるため、作業者の意図通りに教示し難くなり、改善が求められている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来構成に対し、ロボットアーム及びロボットハンドに対してダイレクト教示を行う場合に、作業者の意図通りに教示し易くなる教示装置を提供することを目的としている。
この発明に係る教示装置は、ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換え可能な切換え部と、運転モードがハンド教示モードである場合に、ロボットが有するロボットアームの位置姿勢を固定するように当該ロボットアームが有する制御部に対して動作指示を行うとともに、当該ロボットが有するロボットハンドを外力に追従して動かすように当該ロボットハンドが有する制御部に対して動作指示を行う指示部と、運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、ロボットハンドの現在の開度を示すデータを記録部に記録させる記録制御部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、従来構成に対し、ロボットアーム及びロボットハンドに対してダイレクト教示を行う場合に、作業者の意図通りに教示し易くなる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るロボットの構成例を示す図である。
ロボットは、図1に示すように、ロボットアーム1、ロボットハンド2及び指令部3を備えている。そして、図1では指令部3に教示装置が適用されている。教示装置は、作業者がロボットアーム1及びロボットハンド2に対してダイレクト教示を行うための装置である。ロボットアーム1に対するダイレクト教示は、ロボットアーム1に対する位置姿勢のダイレクト教示である。位置姿勢とは、位置及び姿勢を意味する。また、ロボットハンド2に対するダイレクト教示は、ロボットハンド2に対する開度のダイレクト教示である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るロボットの構成例を示す図である。
ロボットは、図1に示すように、ロボットアーム1、ロボットハンド2及び指令部3を備えている。そして、図1では指令部3に教示装置が適用されている。教示装置は、作業者がロボットアーム1及びロボットハンド2に対してダイレクト教示を行うための装置である。ロボットアーム1に対するダイレクト教示は、ロボットアーム1に対する位置姿勢のダイレクト教示である。位置姿勢とは、位置及び姿勢を意味する。また、ロボットハンド2に対するダイレクト教示は、ロボットハンド2に対する開度のダイレクト教示である。
なお、ロボットには、運転モードとして、教示モード及びその他のモードが設定されている。また、教示モードには、ロボットアーム1に対してダイレクト教示を行うためのアーム教示モード、及び、ロボットハンド2に対してダイレクト教示を行うためのハンド教示モードが設定されている。
ロボットアーム1は、図1に示すように、制御部(モータドライバ)11、モータ12及びトルク検出部13を備えている。ロボットアーム1が複数の関節を有する場合には、上記構成(制御部11、モータ12及びトルク検出部13)は関節毎に設けられる。
制御部11は、指令部3の後述する指示部33による指示に応じ、モータ12を駆動制御する。
モータ12は、制御部11による駆動制御に応じて動作する。また、モータ12は、モータ12が取付けられた関節の回転角度を検出する角度検出部(不図示)を有している。
トルク検出部13は、モータ12におけるトルク(アームトルク)を検出する。
モータ12は、制御部11による駆動制御に応じて動作する。また、モータ12は、モータ12が取付けられた関節の回転角度を検出する角度検出部(不図示)を有している。
トルク検出部13は、モータ12におけるトルク(アームトルク)を検出する。
なお図1では、ロボットアーム1が、モータ12におけるトルクを検出するトルク検出部13を備えた場合を示している。しかしながら、これに限らず、ロボットアーム1は、モータ12におけるトルクに相当するその他のパラメータを検出する検出部を備えていてもよい。
例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、ダブルエンコーダ式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、モータ12が有する出力軸の駆動側の回転角度を検出するエンコーダ、当該出力軸の負荷側の回転角度を検出するエンコーダ、及び推定部を有する。そして、推定部は、2つのエンコーダによる検出結果から上記出力軸のねじれ量を求め、当該ねじれ量及び当該出力軸の剛性からモータ12に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
また例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、電流検知式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、推定部を有する。推定部は、制御部11に流れる電流値からモータ12に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
また例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、ロボットアーム1の手先に力覚センサを備えていてもよい。この力覚センサは、作業者がロボットアーム1の手先に加えている力及びトルクの大きさ及び方向を3次元空間ベクトルで示すことができ、これにより上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、電流検知式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、推定部を有する。推定部は、制御部11に流れる電流値からモータ12に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
また例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、ロボットアーム1の手先に力覚センサを備えていてもよい。この力覚センサは、作業者がロボットアーム1の手先に加えている力及びトルクの大きさ及び方向を3次元空間ベクトルで示すことができ、これにより上記パラメータを検出できる。
ロボットハンド2は、図1に示すように、制御部(モータドライバ)21、モータ22及びトルク検出部23を備えている。
制御部21は、指令部3の後述する指示部33による指示に応じ、モータ22を駆動制御する。
モータ22は、制御部21による駆動制御に応じて動作する。また、モータ22は、ロボットハンド2の開度を検出する開度検出部(不図示)を有している。
トルク検出部23は、モータ22におけるトルク(ハンドトルク)を検出する。
モータ22は、制御部21による駆動制御に応じて動作する。また、モータ22は、ロボットハンド2の開度を検出する開度検出部(不図示)を有している。
トルク検出部23は、モータ22におけるトルク(ハンドトルク)を検出する。
なお図1では、ロボットハンド2が、モータ22におけるトルクを検出するトルク検出部23を備えた場合を示している。しかしながら、これに限らず、ロボットハンド2は、モータ22におけるトルクに相当するその他のパラメータを検出する検出部を備えていてもよい。
例えば、ロボットハンド2は、トルク検出部23に代えて、ダブルエンコーダ式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、モータ22が有する出力軸の駆動側の回転角度を検出するエンコーダ、当該出力軸の負荷側の回転角度を検出するエンコーダ、及び推定部を有する。そして、推定部は、2つのエンコーダによる検出結果から上記出力軸のねじれ量を求め、当該ねじれ量及び当該出力軸の剛性からモータ22に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
また例えば、ロボットハンド2は、トルク検出部23に代えて、電流検知式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、推定部を有する。推定部は、制御部21に流れる電流値からモータ22に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
また例えば、ロボットハンド2は、トルク検出部23に代えて、電流検知式の検出部を備えていてもよい。この検出部は、推定部を有する。推定部は、制御部21に流れる電流値からモータ22に加わる負荷を上記パラメータとして推定する。
指令部3は、図2に示すように、記録部31、切換え部32、指示部33、計算部34及び記録制御部35を備えている。なお、指令部3は、システムLSI(Large Scale Integration)等の処理回路、又はメモリ等に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等により実現される。
記録部31は、ロボットに関する各種データを記録する。この記録部31は、記録制御部35による制御に応じ、ロボットアーム1の位置姿勢(角度検出部により検出された関節の回転角度に基づく位置姿勢)を示すデータを記録する。また、記録部31は、記録制御部35による制御に応じ、ロボットハンド2の開度(開度検出部により検出されたロボットハンド2の開度)を示すデータを記録する。
記録部31は、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)又はメモリ等によって構成される。
なお図2では、記録部31が指令部3の内部に設けられた場合を示している。しかしながら、これに限らず、記録部31は指令部3の外部に設けられていてもよい。
なお図2では、記録部31が指令部3の内部に設けられた場合を示している。しかしながら、これに限らず、記録部31は指令部3の外部に設けられていてもよい。
切換え部32は、作業者による操作に応じ、ロボットの運転モードを各種モード(アーム教示モード、ハンド教示モード又はその他のモード)に切換える。この際、作業者は、例えばロボットに設けられたボタン(不図示)を押す等により、運転モードを各種モードへ切換えるよう指示する。
指示部33は、ロボットアーム1が有する制御部11に対する動作指示、及び、ロボットハンド2が有する制御部21に対する動作指示のうちの少なくとも一方の動作指示を行う。
この指示部33は、運転モードがアーム教示モードである場合に、ロボットハンド2の開度を固定するように制御部21に対して動作指示を行うとともに、ロボットアーム1を外力に追従して動かすように制御部11に対して動作指示を行う。
また、指示部33は、運転モードがハンド教示モードである場合に、ロボットアーム1の位置姿勢を固定するように制御部11に対して動作指示を行うとともに、ロボットハンド2を外力に追従して動かすように制御部21に対して動作指示を行う。
また、指示部33は、運転モードがハンド教示モードである場合に、ロボットアーム1の位置姿勢を固定するように制御部11に対して動作指示を行うとともに、ロボットハンド2を外力に追従して動かすように制御部21に対して動作指示を行う。
なお上記では、指示部33は、運転モードがアーム教示モードである場合に、ロボットハンド2の開度を固定するように制御部21に対して動作指示を行うとしたが、この動作指示は必須ではない。
計算部34は、運転モードがアーム教示モードである場合に、トルク検出部13による検出結果に基づいて、ロボットアーム1を外力に追従して動かすように、モータ12に出力する電流値を算出する。計算部34により算出された電流値は、指示部33を介して制御部11に通知される。
また、計算部34は、運転モードがハンド教示モードである場合に、トルク検出部23による検出結果に基づいて、ロボットハンド2を外力に追従して動かすように、モータ22に出力する電流値を算出する。計算部34により算出された電流値は、指示部33を介して制御部21に通知される。
また、計算部34は、運転モードがハンド教示モードである場合に、トルク検出部23による検出結果に基づいて、ロボットハンド2を外力に追従して動かすように、モータ22に出力する電流値を算出する。計算部34により算出された電流値は、指示部33を介して制御部21に通知される。
なお、ロボットアーム1がモータ12におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部を備えている場合には、計算部34は、当該検出部による検出結果を用いて計算を行う。
同様に、ロボットハンド2がモータ22におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部を備えている場合には、計算部34は、当該検出部による検出結果を用いて計算を行う。
同様に、ロボットハンド2がモータ22におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部を備えている場合には、計算部34は、当該検出部による検出結果を用いて計算を行う。
記録制御部35は、運転モードがアーム教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、現在のロボットアーム1の位置姿勢(角度検出部により検出された関節の回転角度に基づく位置姿勢)を示すデータを記録部31に記録させる。この際、作業者は、例えばロボットに設けられたボタン(不図示)を押す等により、データの記録を指示する。
また、記録制御部35は、運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、現在のロボットハンド2の開度(開度検出部により検出されたロボットハンド2の開度)を示すデータを記録部31に記録させる。この際、作業者は、例えばロボットに設けられたボタン(不図示)を押す等により、データの記録を指示する。
また、記録制御部35は、運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、現在のロボットハンド2の開度(開度検出部により検出されたロボットハンド2の開度)を示すデータを記録部31に記録させる。この際、作業者は、例えばロボットに設けられたボタン(不図示)を押す等により、データの記録を指示する。
次に、図1,2に示す実施の形態1に係る指令部3(教示装置)の動作例について、図3を参照しながら説明する。
ここで、ロボットアーム1に対するダイレクト教示は、作業者がロボットハンド2に触れることなくロボットアーム1を動作させることが可能であるため、容易である。一方、ロボットハンド2に対するダイレクト教示は、実質的に作業者がロボットアーム1の先端に触れている状態にならざるを得ない。そのため、作業者がロボットハンド2の開度を教示している最中にロボットアーム1の位置姿勢がずれる等のように、意に反する動きが生じ易い状態となる。これが、ロボットハンド2に対するダイレクト教示が作業者の意図通りになり難くなる要因の一つである。
そこで、実施の形態1に係る教示装置では、ロボットハンド2に対するダイレクト教示が実施されている場合には、ロボットアーム1に力が伝達されてロボットアーム1の位置姿勢がずれないように、ロボットアーム1の位置姿勢を自動的に固定する。
ここで、ロボットアーム1に対するダイレクト教示は、作業者がロボットハンド2に触れることなくロボットアーム1を動作させることが可能であるため、容易である。一方、ロボットハンド2に対するダイレクト教示は、実質的に作業者がロボットアーム1の先端に触れている状態にならざるを得ない。そのため、作業者がロボットハンド2の開度を教示している最中にロボットアーム1の位置姿勢がずれる等のように、意に反する動きが生じ易い状態となる。これが、ロボットハンド2に対するダイレクト教示が作業者の意図通りになり難くなる要因の一つである。
そこで、実施の形態1に係る教示装置では、ロボットハンド2に対するダイレクト教示が実施されている場合には、ロボットアーム1に力が伝達されてロボットアーム1の位置姿勢がずれないように、ロボットアーム1の位置姿勢を自動的に固定する。
図1,2に示す実施の形態1に係る指令部3の動作例では、図3に示すように、まず、切換え部32は、作業者による操作に応じ、ロボットの運転モードをアーム教示モードに切換える(ステップST301)。
次いで、指示部33は、ロボットハンド2の開度を固定するように制御部21に対して動作指示を行うとともに、ロボットアーム1を外力に追従して動かすように制御部11に対して動作指示を行う(ステップST302)。その後、作業者は、ロボットアーム1に対するダイレクト教示を実施する。すなわち、作業者は、ロボットアーム1を直接動かし、ロボットアーム1を所望の位置姿勢とさせる。
次いで、記録制御部35は、作業者による操作に応じ、現在のロボットアーム1の位置姿勢を示すデータを記録部31に記録させる(ステップST303)。これにより、記録部31には、上記ロボットアーム1の位置姿勢を示すデータが、ロボットアーム1に対する教示点を示すデータとして記録される。
次いで、切換え部32は、作業者による操作に応じ、ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換える(ステップST304)。
次いで、指示部33は、ロボットアーム1の位置姿勢を固定するように制御部11に対して動作指示を行うとともに、ロボットハンド2を外力に追従して動かすように制御部21に対して動作指示を行う(ステップST305)。その後、作業者は、ロボットハンド2に対するダイレクト教示を実施する。すなわち、作業者は、ロボットハンド2を直接動かし、ロボットハンド2を所望の開度とさせる。
次いで、記録制御部35は、作業者による操作に応じ、現在のロボットハンド2の開度を示すデータを記録部31に記録させる(ステップST306)。これにより、記録部31には、上記ロボットハンド2の開度を示すデータが、ロボットハンド2に対する教示点を示すデータとして記録される。
なお上記では、作業者が、ロボットアーム1に対するダイレクト教示を実施し、その後に、ロボットハンド2に対するダイレクト教示を実施する場合を示した。しかしながら、これに限らず、作業者は、ロボットハンド2に対するダイレクト教示を実施し、その後に、ロボットアーム1に対するダイレクト教示を実施してもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、教示装置は、ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換え可能な切換え部32と、運転モードがハンド教示モードである場合に、ロボットが有するロボットアーム1の位置姿勢を固定するように当該ロボットアーム1が有する制御部11に対して動作指示を行うとともに、当該ロボットが有するロボットハンド2を外力に追従して動かすように当該ロボットハンド2が有する制御部21に対して動作指示を行う指示部33と、運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、ロボットハンド2の現在の開度を示すデータを記録部31に記録させる記録制御部35とを備えた。これにより、実施の形態1に係る教示装置は、従来構成に対し、ロボットアーム1及びロボットハンド2に対してダイレクト教示を行う場合に、作業者の意図通りに教示し易くなる。
実施の形態2.
実施の形態1に係る教示装置では、作業者による操作に応じ、運転モードをハンド教示モードに切換える場合を示した。これに対し、実施の形態2に係る教示装置では、運転モードが教示モードである場合において、モータ22におけるトルク又は当該トルクに相当するパラメータの変化量に基づいて、ハンド教示モードへの切換えを行う場合を示す。
図4は実施の形態2に係る指令部3(教示装置)の構成例を示す図である。図4に示す実施の形態2に係る指令部3は、図2に示す実施の形態1に係る指令部3に対し、変化量判定部36を追加し、切換え部32の動作を変更している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1に係る教示装置では、作業者による操作に応じ、運転モードをハンド教示モードに切換える場合を示した。これに対し、実施の形態2に係る教示装置では、運転モードが教示モードである場合において、モータ22におけるトルク又は当該トルクに相当するパラメータの変化量に基づいて、ハンド教示モードへの切換えを行う場合を示す。
図4は実施の形態2に係る指令部3(教示装置)の構成例を示す図である。図4に示す実施の形態2に係る指令部3は、図2に示す実施の形態1に係る指令部3に対し、変化量判定部36を追加し、切換え部32の動作を変更している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
変化量判定部36は、トルク検出部23により検出されたトルクに基づいて、トルクの変化量が規定値以上であるかを判定する。規定値は、作業者がロボットハンド2を開閉していることを検出可能な値であり、例えば力に換算すると1〜30N程度である。なお、ロボットハンド2が、トルク検出部23に代えて、モータ22におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部を備えている場合には、変化量判定部36は、当該検出部により検出されたパラメータに基づいて、パラメータの変化量が規定値以上であるかを判定する。
実施の形態2における切換え部32は、ロボットの運転モードが教示モードである場合において、変化量判定部36により変化量が規定値以上であると判定された場合に、運転モードをハンド教示モードに切換える。また、切換え部32は、ロボットの運転モードが教示モードである場合において、変化量判定部36により変化量が規定値未満であると判定された場合に、運転モードをアーム教示モードに切換える。
次に、図4に示す実施の形態2における変化量判定部36及び切換え部32の動作例について、図5を参照しながら説明する。なお、ロボットの運転モードはアーム教示モードであるとする。
図4に示す実施の形態2における変化量判定部36及び切換え部32の動作例では、図5に示すように、まず、変化量判定部36は、トルク検出部23により検出されたトルクに基づいて、トルクの変化量が規定値以上であるかを判定する(ステップST501)。
図4に示す実施の形態2における変化量判定部36及び切換え部32の動作例では、図5に示すように、まず、変化量判定部36は、トルク検出部23により検出されたトルクに基づいて、トルクの変化量が規定値以上であるかを判定する(ステップST501)。
このステップST501において、変化量判定部36が変化量が規定値以上であると判定した場合には、切換え部32は、ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換える(ステップST502)。
一方、ステップST501において、変化量判定部36が変化量が規定値未満であると判定した場合には、切換え部32は切換えを行わない。よって、ロボットの運転モードは、アーム教示モードのままとなる。
ここで、作業者がロボットハンド2に対してダイレクト教示を実施している場合には、モータ22におけるトルクに変化があると考えられる。そこで、実施の形態2に係る教示装置は、モータ22におけるトルクの変化を監視し、その変化量が規定値以上である場合にハンド教示モードに切換え、ロボットアーム1の位置姿勢を自動的に固定する。一方、この教示装置は、上記トルクの変化量が規定値未満である場合には、アーム教示モードを維持し、ロボットアーム1の位置姿勢は固定しない。これにより、この教示装置は、実施の形態1における効果に加え、作業者による特別な操作を必要とせずに、ロボットアーム1に対するダイレクト教示とロボットハンド2に対するダイレクト教示とを区別可能となる。ロボットハンド2が、トルク検出部23に代えて、モータ22におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部を備えている場合についても同様である。
なお実施の形態1,2では、教示装置が指令部3に適用された場合を示した。しかしながら、これに限らず、教示装置は指令部3とは別に構成されていてもよい。
また、トルク検出部13に代わる、モータ12におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部としては、上記に示したものに限らない。
例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、作業者の動きを検出するモーションキャプチャシステムを備えていてもよい。このモーションキャプチャシステムは、作業者がロボットアーム1の手先に外力を加えようとしていること又はその外力の大きさ及び方向を推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
例えば、ロボットアーム1は、トルク検出部13に代えて、作業者の動きを検出するモーションキャプチャシステムを備えていてもよい。このモーションキャプチャシステムは、作業者がロボットアーム1の手先に外力を加えようとしていること又はその外力の大きさ及び方向を推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また、トルク検出部23に代わる、モータ22におけるトルクに相当するパラメータを検出する検出部としては、上記に示したものに限らない。
例えば、ロボットハンド2は、トルク検出部23に代えて、触覚センサを備えていてもよい。この触覚センサは、作業者がロボットハンド2に加えている外力及び方向の変化を検出でき、この検出により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、作業者の手の動きを検出する画像認識カメラを備えていてもよい。この画像認識カメラは、作業者がロボットアーム1の手先に接触しようとしていること又は離れようとしていることを画像の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、ロボットハンド2の指先のたわみを検出する画像認識カメラを備えていてもよい。この画像認識カメラは、作業者がロボットアーム1の手先に加えている外力又は外力の方向等を画像の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、作業者がロボットハンド2の把持力又は開度を変化させようとしていることを判定するスイッチを備えていてもよい。このスイッチは、作業者がロボットハンド2の把持力又は開度を変化させようとしていることを自身の状態の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
例えば、ロボットハンド2は、トルク検出部23に代えて、触覚センサを備えていてもよい。この触覚センサは、作業者がロボットハンド2に加えている外力及び方向の変化を検出でき、この検出により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、作業者の手の動きを検出する画像認識カメラを備えていてもよい。この画像認識カメラは、作業者がロボットアーム1の手先に接触しようとしていること又は離れようとしていることを画像の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、ロボットハンド2の指先のたわみを検出する画像認識カメラを備えていてもよい。この画像認識カメラは、作業者がロボットアーム1の手先に加えている外力又は外力の方向等を画像の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また例えば、ロボットハンド2は、作業者がロボットハンド2の把持力又は開度を変化させようとしていることを判定するスイッチを備えていてもよい。このスイッチは、作業者がロボットハンド2の把持力又は開度を変化させようとしていることを自身の状態の変化から推定でき、この推定により上記パラメータを検出できる。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組合わせ、或いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ロボットアーム
2 ロボットハンド
3 指令部
11 制御部
12 モータ
13 トルク検出部
21 制御部
22 モータ
23 トルク検出部
31 記録部
32 切換え部
33 指示部
34 計算部
35 記録制御部
36 変化量判定部
2 ロボットハンド
3 指令部
11 制御部
12 モータ
13 トルク検出部
21 制御部
22 モータ
23 トルク検出部
31 記録部
32 切換え部
33 指示部
34 計算部
35 記録制御部
36 変化量判定部
Claims (4)
- ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換え可能な切換え部と、
運転モードがハンド教示モードである場合に、前記ロボットが有するロボットアームの位置姿勢を固定するように当該ロボットアームが有する制御部に対して動作指示を行うとともに、当該ロボットが有するロボットハンドを外力に追従して動かすように当該ロボットハンドが有する制御部に対して動作指示を行う指示部と、
運転モードがハンド教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、前記ロボットハンドの現在の開度を示すデータを記録部に記録させる記録制御部と
を備えた教示装置。 - 前記切換え部は、作業者による操作に応じ、ハンド教示モードへの切換えを行う
ことを特徴とする請求項1記載の教示装置。 - 前記ロボットハンドが有するモータにおけるトルク又は当該トルクに相当するパラメータに基づいて、当該トルク又は当該パラメータの変化量が規定値以上であるかを判定する変化量判定部を備え、
前記切換え部は、前記変化量判定部により変化量が規定値以上であると判定された場合に、前記ロボットの運転モードをハンド教示モードに切換える
ことを特徴とする請求項1記載の教示装置。 - 前記切換え部は、前記ロボットの運転モードをアーム教示モードに切換え可能であり、
前記指示部は、運転モードがアーム教示モードである場合に、前記ロボットハンドの開度を固定するように当該ロボットハンドが有する制御部に対して動作指示を行うとともに、前記ロボットアームを外力に追従して動かすように当該ロボットアームが有する制御部に対して動作指示を行い、
前記記録制御部は、運転モードがアーム教示モードである場合に、作業者による操作に応じ、前記ロボットアームの現在の位置姿勢を示すデータを前記記録部に記録させる
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか1項記載の教示装置。
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