JP2021158707A - 電子機器及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電力の元電源が二次電池の場合に、電子機器が高温になる不具合を防ぐことである。【解決手段】プロジェクター10は、二次電池が設けられたバッテリーユニット50を介してACアダプターと接続可能である。プロジェクター10は、プロジェクター10への電源電力の元電源が二次電池であるかACアダプターであるかを判断する電源種別判断部18と、プロジェクター10内の温度を検知する温度センサー20と、電源電力の元電源が二次電池である場合に、検知された温度が、電源電力の元電源がACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定するCPU11と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器及びプログラムに関する。
従来から、プロジェクターの開発が行われている(特許文献1参照)。このようなプロジェクターは、近年、持ち運びが可能な携帯型のプロジェクターについても検討されている。
特開2012−198439号公報
ところで、携帯型のプロジェクターを鞄に入れて持ち運ぶ際、ものに押されて間違って電源ボタンが押下される可能性がある。鞄内部で投影が始まると、不必要に消費電力を使用してしまう。また、光源および投影光による蓄熱により不具合が生じる。
本発明の課題は、電子機器を持ち運ぶ際、電源ボタンが押下されたとしても、電子機器が高温になる不具合を防ぐことである。
上記課題を解決するために、本発明は、二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続可能な電子機器であって、前記電子機器への電源電力の元電源が前記二次電池であるか前記ACアダプターであるかを判断する判断手段と、前記電子機器内の温度を検知する温度検知手段と、前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記温度検知手段で検知された温度が、前記電源電力の元電源が前記ACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定する制御手段と、を備える。
本発明によれば、電源電力の元電源が二次電池の場合に、電子機器が高温になる不具合を防ぐことができる。
(a)は、本発明の実施の形態のプロジェクターシステムを示すブロック図である。(b)は、ACアダプターに接続されたプロジェクターを示すブロック図である。(c)は、バッテリーユニットに接続されたプロジェクターを示すブロック図である。 (a)は、二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続されたプロジェクターを示す図であり、ACアダプターから入力されたDC電源電力をプロジェクターに供給するとともに、バッテリーユニット内の二次電池の充電を行うことを示すブロック図である。(b)は、二次電池が設けられたバッテリーユニットと接続されたプロジェクターを示す図であり、バッテリーユニット内の二次電池から放電されたDC電源電力をプロジェクターに供給することを示すブロック図である。 プロジェクターの機能構成を示すブロック図である。 バッテリーユニットに接続されたプロジェクターの機能構成を示すブロック図である。 プロジェクターの光学部品及び温度センサーの配置を示す図である。 プロジェクターの冷却部品及び温度センサーの配置を示す図である。 エラー判定処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
まず、図1〜図6を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1(a)は、本実施の形態のプロジェクターシステム1を示すブロック図である。図1(b)は、ACアダプター40に接続されたプロジェクター10を示すブロック図である。図1(c)は、バッテリーユニット50に接続されたプロジェクター10を示すブロック図である。図2(a)は、二次電池52が設けられたバッテリーユニット50を介してACアダプター40と接続されたプロジェクター10を示す図であり、ACアダプター40から入力されたDC(Direct Current:直流)電源電力をプロジェクター10に供給するとともに、バッテリーユニット50内の二次電池52の充電を行うことを示すブロック図である。図2(b)は、二次電池52が設けられたバッテリーユニット50と接続されたプロジェクター10を示す図であり、バッテリーユニット50内の二次電池52から放電されたDC電源電力をプロジェクター10に供給することを示すブロック図である。図3は、プロジェクター10の機能構成を示すブロック図である。図4は、バッテリーユニット50に接続されたプロジェクター10の機能構成を示すブロック図である。図5は、プロジェクター10の光学部品及び温度センサー20の配置を示す図である。図6は、プロジェクター10の冷却部品及び温度センサー20の配置を示す図である。
本実施の形態のプロジェクターシステム1は、AC電源としての商用電源又はDC電源としてのバッテリー電源により駆動するプロジェクターのシステムである。図1(a)に示すように、プロジェクターシステム1は、電子機器としてのプロジェクター10と、ACアダプター40と、バッテリーユニット50と、を備える。
プロジェクター10は、表示画像(画像又は映像)をスクリーンに投影し、音声を出力可能であって、小型で携帯可能な投影装置である。プロジェクター10は、DC電源電力駆動であるものとする。
ACアダプター40は、商用電源の交流の電源電力を適切な電圧の直流の電源電力に変換してプロジェクター10に電力供給する変換器である。ACアダプター40は、ケーブル41,42を有する。ケーブル41は、電源電流のケーブルであり、一端がACアダプター40の本体に固定接続され、他端に商用電源に接続するためのプラグ411を有する。ケーブル42は、電源電流のケーブルであり、一端がACアダプター40の本体に固定接続され、他端にバッテリーユニット50又はプロジェクター10に接続するためのプラグ421を有する。
バッテリーユニット50は、プロジェクター10の外付けのバッテリーである。バッテリーユニット50は、充電により電力を蓄電可能であり、蓄電された電力を直流の電源電力としてプロジェクター10に供給する携帯可能な蓄電池である。バッテリーユニット50は、ケーブル51を有する。ケーブル51は、電源電流のケーブルであり、一端がバッテリーユニット50の本体に固定接続され、他端にプロジェクター10に接続するためのプラグ511を有する。
図1(a)に示すように、プロジェクター10、ACアダプター40及びバッテリーユニット50を直列接続し、プラグ411を商用電源に接続することで、ACアダプター40で変換されたDC電源電力をプロジェクター10に供給するとともに、当該DC電源電力をバッテリーユニット50内の二次電池52に充電できる。この接続状態では、プロジェクター10は、携帯されない。
図2(a)に示すように、バッテリーユニット50は、二次電池52と、充電IC(Integrated Circuit)53と、FET(Field Effect Transistor)54,55,56と、を有する。二次電池52は、充放電可能な蓄電池である。充電IC53は、二次電池52の充放電を制御する回路部であり、より具体的には、FET54〜56のオン/オフを制御する。FET54〜56は、ゲートのオン/オフにより、ソース−ドレイン間を流れる電流を制御するスイッチング素子である。
バッテリーユニット50は、ACアダプター40で変換されたDC電源電力がACアダプター40から入力され、当該DC電源電力をプロジェクター10にスルーアウトすると共に、当該DC電源電力の一部が充電される。より具体的には、図2(a)に示すように、プロジェクター10、バッテリーユニット50及びACアダプター40が直列に接続された状態で、充電IC53は、FET54,55をオンし、FET56をオフする。これにより、充電IC53は、実線の矢印で示すように、ACアダプター40から入力されたDC電源電力をプロジェクター10に供給するとともに、バッテリーユニット50内の二次電池52の充電を行う。なお、図2(a)、図2(b)において、DC電源電力が供給されているラインを実線の矢印で示し、DC電源電力が供給されていないラインを点線の矢印で示す。
バッテリーユニット50は、ACアダプター40から入力されたDC電源電力をプロジェクター10にスルーアウトし、当該DC電源電力の一部が充電される。
図1(b)に示すように、プロジェクター10及びACアダプター40のみを接続することで、ACアダプター40で変換されたDC電源電力をプロジェクター10に直接供給する。この接続状態では、プロジェクター10は、携帯されない。
図1(c)に示すように、プロジェクター10及びバッテリーユニット50のみを接続することで、バッテリーユニット50内の二次電池52から放電されたDC電源電力をプロジェクター10に供給する。この接続状態で、プロジェクター10及びバッテリーユニット50は、鞄、収納バック、収納ケースなどの収納先に収納されてユーザーに携帯されることが可能である。
図2(b)に示すように、プロジェクター10にバッテリーユニット50のみを接続することで、バッテリーユニット50内の二次電池52から放電されたDC電源電力をプロジェクター10に供給する。充電IC53は、FET56のみをオンする。
図3に示すように、プロジェクター10は、主な機能構成として、制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、投影部14と、記憶部15と、通信部16と、音声出力部17と、判断手段としての電源種別判断部18と、電源部19と、温度検知手段としての温度センサー20と、計時部21と、を備える。電源部19を除くプロジェクター10の各部は、バスB1を介して接続されている。
CPU11は、プロジェクター10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム、アプリケーションプログラムのうち指定されたプログラムを読み出してRAM13のワークエリアに展開し、当該展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。
操作部12は、プロジェクター10の筐体10a(図5、図6)上に設けられた電源キー、各種機能キーなどを有し、ユーザーからの各キーの押下入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。電源キーは、DC電源電力が入力されている場合に、電源オンの操作入力を受け付けるキーである。
RAM13は、揮発性のメモリーである。また、RAM13は、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータなどを格納するワークエリアを有する。
投影部14は、CPU11の制御により、通信部16を介して入力ソース機器60(図4)から受信された映像信号又は画像データに応じて、表示画像をスクリーンに投影する。入力ソース機器60は、投影用の映像信号及び音声信号を送信するPC(Personal Computer)、ビデオ機器などの機器、又は投影用の静止画又は動画の画像データを送信するUSBメモリーなどの機器である。
図4、図5に示すように、投影部14は、光源駆動部141、光源142、表示素子143、画像処理部144、投影レンズ145、蛍光ホイール146、光源側光学系147などを有する。光源駆動部141は、CPU11の制御により、光源142を駆動(制御)する光源駆動回路である。
光源142は、光源駆動部141の制御により、点灯、消灯される光源である。図4に示すように、光源142は、青色波長帯域光を出射するB−LD(LASER Diode)1421と、赤色波長帯域光を出射するR−LED(Light Emitting Diode)1422と、を有する。図4において、青色波長帯域光を実線の矢印で示し、緑色波長帯域光を一点鎖線の矢印で示し、赤色波長帯域光を破線の矢印で示す。
表示素子143は、空間的光変調素子(SOM:Spatial Optical Modulator)であり、より具体的には、マイクロミラー素子である。マイクロミラー素子は、アレイ状に配列された複数、例えばWXGA(Wide eXtended Graphics Array)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して画像を表示することでその反射光により光像を形成する。
表示素子143は、光学系を介して青色波長帯域光、緑色波長帯域光、赤色波長帯域光が入射され、CPU11の制御により、画像処理部144からの投影させる映像信号又は画像データの駆動用の情報に応じて、入射光を適宜のフレームレートで表示画像の青色波長帯域光、緑色波長帯域光、赤色波長帯域光からなる光像に変換して出射させる。画像処理部144は、通信部16を介して入力ソース機器60から受信した映像信号又は画像データを処理して、表示素子143の駆動用の情報を生成する。
投影レンズ145は、表示素子143から出射された光像を投影方向(スクリーンの方向)に導き投影する光学系である。
蛍光ホイール146は、蛍光体の領域及び透過領域を有する円形の金属板である。蛍光ホイール146の蛍光体層が形成された蛍光体領域では、青色波長帯域のB−LD1421から照射された青色波長帯域光から緑色波長帯域光を励起して出射し、透過領域により青色波長帯域光を透過する。蛍光ホイール146は、モーター148により回転駆動される。光源側光学系147のダイクロイックミラー、ミラーなどにより、蛍光ホイール146の透過領域を透過した青色波長帯域光は、表示素子143に導かれる。
図3に戻り、記憶部15は、フラッシュメモリーなどにより構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部15には、CPU11で実行される各種プログラムや各種データなどが記憶されている。これらのプログラムは、コンピューター読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部15に格納されている。
記憶部15は、後述するエラー判定処理を実行するためのエラー判定プログラムP1を記憶しているものとする。
通信部16は、入力ソース機器60としてのPC、ビデオ機器などに接続され、当該機器から映像信号及び音声信号を受信するHDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)などの受信部と、入力ソース機器60としてのPCやUSB(Universal Serial Bus)メモリーなどに接続され、当該機器から静止画又は動画の画像データを受信するUSBなどの送受信部と、を有する。
音声出力部17は、アンプ、スピーカーなどを有し、CPU11の制御に従い、CPU11などから入力された、入力ソース機器60からの音声信号又は画像データに基づく音声情報を音声出力する。
電源種別判断部18は、バッテリーユニット50から受信する、プロジェクター10へのDC電源電力の供給元である元電源を示すパルス信号から、DC電源電力の供給元である元電源(バッテリーユニット50、又はバッテリーユニット50に接続されたACアダプター40)を判断して電源種別情報を生成してCPU11に出力する回路部である。パルス信号は、DC電源電力の供給元である元電源に応じて、デューティー比、周波数などが変調されるものとする。
ここで、図4に示すように、バッテリーユニット50は、制御部57と、充電IC53と、電源回路58と、を備える。また、ケーブル51は、電源情報線(信号線)512と、電源線513と、グランド線514と、を有する。電源情報線512は、一端が制御部57に接続され、他端がプラグ511、電源情報端子を介して電源種別判断部18に接続されている。電源線513は、一端が電源回路58(二次電池52)に接続され、他端がプラグ511、電源端子を介して電源部19に接続されている。グランド線514は、一端が電源回路58(二次電池52)に接続され、他端がプラグ511、グランド端子を介して電源部19に接続されている。
制御部57は、CPU、RAM、ROM(Read Only Memory)などを有し、バッテリーユニット50の各部を制御する。制御部57において、CPUが、ROMからプログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を行う。また、制御部57は、充電IC53からの電源回路58へのACアダプター40の接続及び電力供給の有無の情報に応じて、DC電源電力の供給元である元電源を示すパルス信号を生成し、電源情報線512を介して電源種別判断部18に送信する。つまり、制御部57は、ACアダプター40の接続がありDC電源電力供給がある旨の情報に応じて、DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40であることを示すパルス信号を生成して電源種別判断部18に送信し、ACアダプター40の接続無し、又はACアダプター40の接続有でDC電源電力供給がない(ACアダプター40のプラグ411が商用電源に接続されていない)旨の情報に応じて、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50(二次電池52)であることを示すパルス信号を生成して電源種別判断部18に送信する。
また、電源情報線512と、その電源情報端子とは、パルス信号が送信されない場合に、プルアップされるものとする。そして、電源種別判断部18は、DC電源電力の供給元である元電源を示すパルス信号の受信がない場合、DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40であると判断して電源種別情報を生成するものとする。
充電IC53は、制御部57の制御により、電源回路58を制御する。また、充電IC53は、二次電池52にACアダプター40(のプラグ421)が接続されてDC電源電力が供給されているか否かを検知し、二次電池52へのACアダプター40の接続及びDC電源電力供給の有無の情報を制御部57に出力するものとする。
電源回路58は、二次電池52、FET54〜56などを有する回路部である。電源回路58は、ACアダプター40が接続されてDC電源電力が供給されている場合に、電源線513及びグランド線514を介して、そのDC電源電力をスルーアウトして電源部19に出力する。電源回路58は、ACアダプター40が接続されていなく、又は接続されていてもDC電源電力が供給されていない場合に、二次電池52からDC電源電力を放電して、電源線513及びグランド線514を介して、電源部19に出力する。
電源部19は、DC/DCコンバーターなどにより構成され、電源線513及びグランド線514を介して、ACアダプター40又はバッテリーユニット50内の二次電池52から入力されたDC電源電力の電圧を変換し、変換したDC電源電力をプロジェクター10の各部に供給する。
温度センサー20は、プロジェクター10の筐体10a内部に配置され、温度を検知し、その温度情報をCPU11に出力する。図5に示すように、温度センサー20は、5つの温度センサー201,202,203,204,205を有する構成とする。しかし、プロジェクター10が、温度センサー20として、温度センサー201〜205を有する構成に限定されるものではなく、1〜4、又は6以上の温度センサーを有する構成としてもよい。
また、温度センサー201,202,203,204,205は、主に発熱の大きなデバイス近傍に配置されている。温度センサー201は、表示素子143の近傍に配置され、表示素子143近傍の温度を検知する。温度センサー202は、メイン基板31(図6)の近傍に配置され、メイン基板31近傍の温度を検知する。メイン基板31は、CPU11、RAM13、記憶部15などの回路素子が実装されたPCB(Printed Circuit Board)である。プロジェクター10を設置面に設置した際、メイン基板31の下面には、図5に示す光源側光学系147などの光学部品が配置されている。温度センサー203は、R−LED1422の近傍に配置され、R−LED1422近傍の温度を検知する。温度センサー204は、B−LD1421の近傍に配置され、B−LD1421近傍の温度を検知する。温度センサー205は、光源駆動部141の近傍に配置され、光源駆動部141近傍の温度を検知する。
計時部21は、リアルタイムクロックであり、現在日時を計時し、その現在日時情報をCPU11に出力する。
ついで、図6を参照して、プロジェクター10の冷却構成を説明する。プロジェクター10は、筐体10a内に、メイン基板31、光源駆動部141、B−LD1421、R−LED1422、表示素子143、投影レンズ145、温度センサー201〜205と、ヒートパイプ32、ヒートシンク33、ヒートパイプ34、ヒートシンク35、ファン36と、を備える。
ヒートパイプ32は、熱伝導性が高い材質からなりウィックを有するパイプ中に揮発性の液体(作動液)を封入した構成を有する部品であり、パイプ中の一端から他端に熱を移動する。ヒートパイプ32は、一端が表示素子143に接続され、他端がヒートシンク33に接続されている。表示素子143の熱は、ヒートパイプ32を通して、ヒートシンク33に運ばれる。
ヒートシンク33は、伝熱特性のよい金属からなり、表面積が広くなるような板、棒などを有する形状を有する放熱部品であり、B−LD1421の近傍に配置され、B−LD1421の熱と、ヒートパイプ32を介して表示素子143から伝導された熱と、を放射する。
ヒートパイプ34は、一端がB−LD1421に接続され、他端がヒートシンク35に接続されている。B−LD1421の熱は、ヒートパイプ34を通して、ヒートシンク35に運ばれる。ヒートシンク35は、光源駆動部141、R−LED1422の近傍に配置され、光源駆動部141及びR−LED1422の熱と、ヒートパイプ34を介してB−LD1421から伝導された熱と、を放射する。
ファン36は、CPU11の制御により、羽根車の回転運動によって、筐体10a外の空気を吸い込み、筐体10a内の熱を有する空気を筐体10a外へ排出する。図6において、空気の流れを矢印で示す。これらの矢印で示すように、筐体10aの吸気孔から外部の空気が吸気され、筐体10aの排気孔から内部の空気が排出される。
ヒートパイプ32,34、ヒートシンク33,35、ファン36により、プロジェクター10が冷却される。プロジェクター10は、鞄などの収納先に収納された状態では、吸気口や排気口がふさがれるため、機内の温度が上昇する。さらに、プロジェクター10が収納先に収納された状態で、光源142が点灯されると、投影された光により収納先が高温となり不具合が発生する。特に発熱の大きな光源142などのデバイス付近の温度上昇が大きく、また、全ての温度センサー201〜205の温度上昇(温度勾配)が、外気温が高い場合に比べて急峻となる。
つぎに、図7を参照して、プロジェクター10の動作を説明する。図7は、エラー判定処理を示すフローチャートである。
ここで、表示素子143近傍の温度センサー201で検知される温度を温度T1(T_DMD(Digital Micromirror Device))とする。メイン基板31近傍の温度センサー202で検知される温度を温度T2(T_BOARD)とする。R−LED1422近傍の温度センサー203で検知される温度を温度T3(T_LED)とする。B−LD1421近傍の温度センサー204で検知される温度を温度T4(T_LD)とする。光源駆動部141近傍の温度センサー205で検知される温度を温度T5(T_DRV)とする。
プロジェクター10の異常温度によるエラーを判定するための温度の閾値は、DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合(ACアダプター駆動時)と、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合(バッテリー駆動時)と、の2種類が予め設定されているものとする。DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合の、温度センサー201(温度T1)に対応する温度の閾値を閾値TH1A(T_DMD_THRESH_AC)とする。閾値TH1Aは、例えば、60[℃]とする。
DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合の、温度センサー202(温度T2)に対応する温度の閾値を閾値TH2A(T_BOARD_THRESH_AC)とする。閾値TH2Aは、例えば、60[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合の、温度センサー203(温度T3)に対応する温度の閾値を閾値TH3A(T_LED_THRESH_AC)とする。閾値TH3Aは、例えば、70[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合の、温度センサー204(温度T4)に対応する温度の閾値を閾値TH4A(T_LD_THRESH_AC)とする。閾値TH4Aは、例えば、80[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40の場合の、温度センサー205(温度T5)に対応する温度の閾値を閾値TH5A(T_DRV_THRESH_AC)とする。閾値TH5Aは、例えば、80[℃]とする。
DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー201(温度T1)に対応する温度の閾値を閾値TH1B(T_DMD_THRESH_BAT)とする。閾値TH1Bは、例えば、50[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー202(温度T2)に対応する温度の閾値を閾値TH2B(T_BOARD_THRESH_BAT)とする。閾値TH2Bは、例えば、50[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー203(温度T3)に対応する温度の閾値を閾値TH3B(T_LED_THRESH_BAT)とする。閾値TH3Bは、例えば、60[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー204(温度T4)に対応する閾値を温度の閾値TH4B(T_LD_THRESH_BAT)とする。閾値TH4Bは、例えば、70[℃]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー205(温度T5)に対応する温度の閾値を閾値TH5B(T_DRV_THRESH_BAT)とする。閾値TH5Bは、例えば、70[℃]とする。
また、CPU11は、温度センサー201〜205の温度T1〜T5を経時的に取得し、取得した温度センサー201〜205の温度勾配を算出する。
プロジェクター10の異常温度によるエラーを判定するための温度勾配の閾値は、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合(バッテリー駆動時)のものが予め設定されているものとする。温度勾配は、ある時刻の所定時間前の温度−当該ある時刻の温度とする。この所定時間は、例えば、1[分]とするが、これに限定されるものではない。温度センサー201〜205の温度T1〜T5の温度勾配を温度勾配T1G(T_DMD−T_DMD_1(温度T_DMDの1分前の温度)),T2G(T_BOARD−T_BOARD_1),T3G(T_LED−T_LED_1),T4G(T_LD−T_LD_1),T5G(T_DRV−T_DRV_1)とする。
DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー201(温度T1)に対応する温度勾配の閾値を閾値TH1G(T_DMD_THRESH_GRAD)とする。閾値TH1Gは、例えば、10[℃/分]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー202(温度T2)に対応する温度勾配の閾値を閾値TH2G(T_BOARD_THRESH_GRAD)とする。閾値TH2Gは、例えば、10[℃/分]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー203(温度T3)に対応する温度勾配の閾値を閾値TH3G(T_LED_THRESH_GRAD)とする。閾値TH3Gは、例えば、15[℃/分]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー204(温度T4)に対応する温度勾配の閾値を閾値TH4G(T_LD_THRESH_GRAD)とする。閾値TH4Gは、例えば、20[℃/分]とする。DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50の場合の、温度センサー205(温度T5)に対応する温度勾配の閾値を閾値TH5G(T_DRV_THRESH_GRAD)とする。閾値TH5Gは、例えば、20[℃/分]とする。
閾値TH1A〜TH5A,TH1B〜TH5B,TH1G〜TH5Gは、予め記憶部15に記憶されているものとする。記憶部15に記憶されている各閾値は、例えば、操作部12を介するユーザーからの操作入力に応じて、変更可能である構成としてもよい。
プロジェクター10において、ACアダプター40又はバッテリーユニット50(単独のバッテリーユニット50、若しくはACアダプター40が接続されたバッテリーユニット50)が接続され、操作部12の電源キーがユーザーにより押下入力されたことをトリガーとして、CPU11は、記憶部15に記憶されたエラー判定プログラムに従い、エラー判定処理を実行する。
図7に示すように、まず、CPU11は、電源種別判断部18から電源種別情報を取得し、取得した電源種別情報から、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52でありバッテリー駆動であるか否かを判別する(ステップS11)。
DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52でありバッテリー駆動である場合(ステップS11;YES)、CPU11は、計時部21から現在日時情報を取得し、温度センサー201〜205から温度T1〜T5を取得し、記憶部15から現在日時情報の所定時間(1分)前の温度T1〜T5を読み出し、取得した温度T1〜T5から読み出した所定時間前の温度T1〜T5を減算して温度勾配T1G〜T5Gを算出し、温度センサー201〜205(温度T1〜T5)及びバッテリー駆動に対応する閾値TH1B〜TH5B,TH1G〜TH5Gを記憶部15から読み出し、エラー判定条件として、取得した温度T1〜T5と閾値TH1B〜TH5Bとの比較と、算出した温度勾配T1G〜T5Gと閾値TH1G〜TH5Gとの比較とにより、異常温度のエラー判定を行う(ステップS12)。また、ステップS12において、CPU11は、温度T1〜T5を現在日時情報に対応付けて記憶部15に記憶する。
ステップS12では、例えば、第2の判定条件としての、取得した温度>バッテリー駆動に対応する閾値、即ちT1>TH1B、T2>TH2B、T3>TH3B、T4>TH4B、T5>TH5Bと、第3の判定条件としての、算出した温度勾配>バッテリー駆動に対応する閾値、即ちT1G>TH1G、T2G>TH2G、T3G>TH3G、T4G>TH4G、T5G>TH5Gと、の10個の条件が満たされるか否かが判別され、これら10個の条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合に、エラー条件が満たされると判定される。バッテリーユニット50に接続されたプロジェクター10が鞄等の収納先に収納された状態では、上述したように、温度勾配が急峻となるおそれがあるため、温度の判定条件だけでなく、温度勾配の判定条件を用いて、異常温度のエラー判定がなされる。
DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40であり商用電源駆動である場合(ステップS11;NO)、CPU11は、計時部21から現在日時情報を取得し、温度センサー201〜205から温度T1〜T5を取得し、温度センサー201〜205(温度T1〜T5)及び商用電源駆動に対応する閾値TH1A〜TH5Aを記憶部15から読み出し、取得した温度T1〜T5と閾値TH1A〜TH5Aとの比較により、異常温度のエラー条件のための各条件の判別を行う(ステップS13)。また、ステップS13において、CPU11は、温度T1〜T5を現在日時情報に対応付けて記憶部15に記憶する。
ステップS13では、例えば、第1の判定条件としての、取得した温度>商用電源駆動に対応する閾値、即ちT1>TH1A、T2>TH2A、T3>TH3A、T4>TH4A、T5>TH5Aの5つの条件が満たされるかが判定され、これら5つの条件のうちの少なくとも1つが満たされる場合に、エラー条件が満たされると判定される。
そして、CPU11は、ステップS12又はS13でエラー条件が満たされたと判定し、異常温度のエラーが成立したか否かを判別する(ステップS14)。エラーが成立していない場合(ステップS14;NO)、CPU11は、エラーカウントをクリアし(0にし)(ステップS15)、ステップS11に移行する。
エラーが成立した場合(ステップS14;YES)、CPU11は、エラーカウントを+1増加する(ステップS16)。エラーカウントの初期値は、0とする。そして、CPU11は、エラーカウントが10であるか否かを判別する(ステップS17)。エラーカウントが10でない場合(ステップS17;NO)、ステップS11に移行される。エラーカウントが10である場合(ステップS17;YES)、CPU11は、電源部19の制御などにより、プロジェクター10の電源オフを含むエラー処理を行い(ステップS18)、エラー判定処理を終了する。ステップS18のエラー処理は、CPU11が、異常温度によるエラー発生の旨のエラーメッセージを生成して投影部14に投影させた後に、電源オフする処理としてもよい。また、CPU11が、異常温度によるエラー発生の旨を、筐体10aに設けられたLED(図示略)の点灯や表示部(図示略)の表示などにより提示する構成としてもよい。
なお、CPU11が行うエラー処理は、プロジェクター10の電源オフに限らず、光源の消灯、若しくは光源の減光でも良い。プロジェクター10の投影による消費電力を低減でき、また光源および投影光による蓄熱を抑制することで不具合が生じなければ良い。
以上、本実施の形態によれば、プロジェクター10は、二次電池52が設けられたバッテリーユニット50を介してACアダプター40と接続可能である。プロジェクター10は、プロジェクター10へのDC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52であるかACアダプター40であるかを判断する電源種別判断部18と、プロジェクター10内の温度を検知する温度センサー20と、電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52である場合に、検知された温度が、電源電力の供給元である元電源がACアダプター40である場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定するCPU11と、を備える。
このため、バッテリーユニット50に接続されたプロジェクター10が鞄などの収納先に収納されていても、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52である場合に、収納先及びプロジェクター10が高温になり不具合が発生する異常温度のエラーを適切に判定でき、エラー処理することにより、無駄な消費電力を低減でき、収納先及びプロジェクター10が高温になる不具合を防ぐことができる。さらに、メカによる誤電源オン防止技術に比べ、コストを低く実装サイズを小さくすることができ、操作による誤電源オン防止技術に比べ、電源オン操作に影響を与えないでエラーを判定でき不具合を防止できる。
また、CPU11は、エラーと判定した場合に、プロジェクター10の電源をオフし、光源142を減光(本実施の形態では消灯)する。このため、エラーと判定した場合に、収納先及びプロジェクター10が高温になり不具合を確実に防ぐことができる。
また、CPU11は、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52である場合に、検知された温度から温度勾配を算出し、算出された温度勾配が、温度勾配の判定条件を満たす場合に、異常温度のエラーと判定する。このため、収納先及びプロジェクター10が高温になる不具合をより確実に防ぐことができる。
また、温度センサー20は、5つの温度センサー201〜205であり、それぞれ異なる位置に配置されている。より具体的には、温度センサー201〜205は、表示素子143、メイン基板31、R−LED1422、B−LD1421、光源駆動部141の各温度を検知する。このため、異なる位置で検知された複数の温度を用いて、温度分布(領域ごとの温度)により、収納先及びプロジェクター10が高温になる不具合を正確に防ぐことができる。
また、温度の閾値TH1B〜TH5Bは、5つの温度センサー201〜205のそれぞれに対応して設定されている。温度勾配の閾値TH1G〜TH5Gは、5つの温度センサー201〜205のそれぞれに対応して設定されている。このため、プロジェクター10の温度分布(領域ごとの温度)に基づくエラー判定により、収納先及びプロジェクター10が高温になる不具合をより正確に防ぐことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る電子機器及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
上記実施の形態では、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52である場合に、温度センサー201〜205の温度T1〜T5が第2の判定条件を満たし、又は温度勾配T1G〜T5Gが第3の判定条件を満たす場合に、エラーが判定(エラーカウント増加)される構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池52である場合に、CPU11が、温度センサー201〜205の温度T1〜T5が第2の判定条件を満たし、かつ温度勾配T1G〜T5Gが第3の判定条件を満たす場合に、エラーを判定(エラーカウント増加)する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、温度T1〜T5に対応して、閾値TH1A〜TH5A、TH1B〜TH5Bが設定され、温度勾配T1G〜T5Gに対応して、閾値TH1G〜TH5Gが設定されている構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、温度T1〜T5に基づく1つの温度(例えば、温度T1〜T5の単純平均値、重み付け平均値)に対応して、第1の判定条件(DC電源電力の供給元である元電源がACアダプター40)の温度の閾値、及び第2の判定条件(DC電源電力の供給元である元電源がバッテリーユニット50内の二次電池)の温度の閾値が設定され、CPU11が、当該1つの温度と当該温度の閾値とを比較し、エラーを判定(エラーカウント増加)する構成としてもよい。また、温度勾配T1G〜T5Gに基づく1つの温度勾配(例えば、温度勾配T1G〜T5Gの単純平均値、重み付け平均値)に対応して、第3の判定条件の温度勾配の閾値が設定され、CPU11が、当該1つの温度勾配と当該温度勾配の閾値とを比較し、エラーを判定(エラーカウント増加)する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、電子機器としてプロジェクター10を用いる構成としたが、これに限定されるものではない。電子機器として、ACアダプター、バッテリーユニット、又はACアダプターに接続されたバッテリーユニットが接続可能な他の電子機器を用いる構成としてもよい。
また、上記実施の形態におけるプロジェクターシステム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続可能な電子機器であって、
前記電子機器への電源電力の元電源が前記二次電池であるか前記ACアダプターであるかを判断する判断手段と、
前記電子機器内の温度を検知する温度検知手段と、
前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記温度検知手段で検知された温度が、前記電源電力の元電源が前記ACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定する制御手段と、を備える電子機器。
<請求項2>
前記制御手段は、前記エラーと判定した場合に、前記電子機器の電源をオフする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記制御手段は、前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記検知された温度から温度勾配を算出し、前記算出された温度勾配が、温度勾配の第3の判定条件を満たす場合に、異常温度のエラーと判定する請求項1又は2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記温度検知手段は、複数あり、それぞれ異なる位置に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項5>
前記温度の閾値は、前記複数の温度検知手段のそれぞれに対応して設定されている請求項4に記載の電子機器。
<請求項6>
前記温度検知手段は、複数あり、それぞれ異なる位置に配置されており、
前記温度勾配の閾値は、前記複数の温度検知手段のそれぞれに対応して設定されている請求項3に記載の電子機器。
<請求項7>
前記電子機器は、光源を有するプロジェクターであり、
前記制御手段は、前記エラーと判定した場合に、前記光源を減光する請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続可能な電子機器のコンピューターを、
前記電子機器への電源電力の元電源が前記二次電池であるか前記ACアダプターであるかを判断する判断手段、
前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記電子機器内の温度を検知する温度検知手段により検知された温度が、前記電源電力の元電源がACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
1 プロジェクターシステム
10 プロジェクター
10a 筐体
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 投影部
141 光源駆動部
142 光源
1421 B−LD
1422 R−LED
143 表示素子
144 画像処理部
145 投影レンズ
146 蛍光ホイール
147 光源側光学系
148 モーター
15 記憶部
16 通信部
17 音声出力部
18 電源種別判断部
19 電源部
20,201,202,203,204,205 温度センサー
31 メイン基板
32,34 ヒートパイプ
33,35 ヒートシンク
36 ファン
B1 バス
40 ACアダプター
41,42,51 ケーブル
411,421,511 プラグ
50 バッテリーユニット
512 電源情報線
513 電源線
514 グランド線
52 二次電池
53 充電IC
54,55,56 FET
57 制御部
58 電源回路
60 入力ソース機器

Claims (8)

  1. 二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続可能な電子機器であって、
    前記電子機器への電源電力の元電源が前記二次電池であるか前記ACアダプターであるかを判断する判断手段と、
    前記電子機器内の温度を検知する温度検知手段と、
    前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記温度検知手段で検知された温度が、前記電源電力の元電源が前記ACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定する制御手段と、を備える電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記エラーと判定した場合に、前記電子機器の電源をオフする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記検知された温度から温度勾配を算出し、前記算出された温度勾配が、温度勾配の第3の判定条件を満たす場合に、異常温度のエラーと判定する請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記温度検知手段は、複数あり、それぞれ異なる位置に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記温度の閾値は、前記複数の温度検知手段のそれぞれに対応して設定されている請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記温度検知手段は、複数あり、それぞれ異なる位置に配置されており、
    前記温度勾配の閾値は、前記複数の温度検知手段のそれぞれに対応して設定されている請求項3に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器は、光源を有するプロジェクターであり、
    前記制御手段は、前記エラーと判定した場合に、前記光源を減光する請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 二次電池が設けられたバッテリーユニットを介してACアダプターと接続可能な電子機器のコンピューターを、
    前記電子機器への電源電力の元電源が前記二次電池であるか前記ACアダプターであるかを判断する判断手段、
    前記電源電力の元電源が二次電池である場合に、前記電子機器内の温度を検知する温度検知手段により検知された温度が、前記電源電力の元電源がACアダプターである場合の第1の判定条件よりも温度の閾値が低く設定された第2の判定条件を満たすか否かにより、異常温度のエラーを判定する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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