JP2021156683A - 墨付け治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成を単純化しつつも部材に正確な墨付けを行うことができる墨付け治具を提供する。【解決手段】切断対象物となる部材が載置される載置面11Aと、載置面の一端から直交方向に連続した当接面12Aとを備える台座部10と、載置面に載置された部材を測定する目盛りが形成された測定部20と、載置面に対して測定部を回転自在に連結する連結部30と、を備える、墨付け治具1である。【選択図】図1
Description
本発明は、長尺の部材に墨付けを行うための墨付け治具に関するものである。
幅木や廻り縁等の長尺で且つ小幅の板状に形成された建築用部材がある。住宅等の建築工事において、これらの部材を所望の長さに切断加工する作業が行われる。上記加工に先立ち、鋼製巻尺(湾曲した鋼製テープからなるタイプの巻尺)や指矩(さしがね)等を加工の対象となる部材に当てて切断等の加工位置に墨付け(マーキング)が行われる。特許文献1には、巻回された測定部を引き出して対象部を測定する鋼製巻尺が記載されている。
上記の建築用部材は、軽量かつ小さく形成されているため、単に作業台等に置いただけでは移動しやすい。特許文献1に記載された鋼製巻尺や差金によれば、測定時に一端側を上記の建築用部材に当てた状態を維持しつつ、測定部における目盛の一辺が材料に確実に当接した状態を保つことが困難となる場合がある。そのため、上記作業を行う場合、作業時間が増大し、墨付けが不正確となる場合がある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、構成を単純化しつつも部材に正確な墨付けを行うことができる墨付け治具を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、切断対象物となる部材が載置される載置面と、載置面の一端から直交方向に連続した当接面とを備える台座部と、前記載置面に載置された前記部材を測定する目盛りが形成された測定部と、前記載置面に対して前記測定部を回転自在に連結する連結部と、を備える、墨付け治具である。
本態様によれば、長尺の部材を載置面に載置させる際に、部材の一端を当接面に当接させることで、部材の長手方向の移動を規制し、部材の位置決めを確実に行うことができる。測定部が連結部に回転自在に支持されているので、載置面に載置された部材の上面に測定部を被せることで部材の寸法を測定することができる。
また、本発明の前記測定部は、平面視して前記当接面から直交方向に測定用の目盛りが形成されていてもよい。
本態様によれば、一端が当接面に当接して前記載置面に載置された部材の上面に測定部を被せた状態において測定部に形成された目盛りにより、部材の寸法を測定することができる。
また、本発明の前記測定部は、前記載置面に載置された前記部材の上に被せられた測定状態において短手方向の断面が上に凸となるように形成されていてもよい。
本態様によれば、測定部の断面が測定状態において上に凸に形成されているので、測定部の他辺が部材の上面に当接し、部材の寸法を正確に測定できる。
また、本発明の前記測定部は、平面視して矩形の帯状に形成され、一辺側が前記連結部に回転自在に支持され、他辺側が前記測定状態において前記部材の上面に当接するように形成されていてもよい。
本態様によれば、測定部を回転させて前記載置面に載置された部材の上面に被せ、他辺側を部材の上面に当接させることで、他辺側と部材の上面との間の隙間が無くなり、部材の寸法を正確に測定できる。
また、本発明の前記測定部は、可撓性を有する弾性部材により形成されていてもよい。
本態様によれば、測定部が可撓性を有することで、測定状態において他辺側と部材の上面との間の隙間が無くなり、部材の寸法を正確に測定できる。
本発明の一態様によれば、構成を単純化しつつも部材に正確な墨付けを行うことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る墨付け治具について説明する。墨付け治具は、例えば、長尺で且つ小幅に形成された板状の部材の寸法を測定すると共に切断用に墨付けを行うための装置である。測定対象となる部材は、例えば、建物の内装工事に用いられる巾木や廻り縁等の長尺の板状体である。
図1から図3に示されるように、墨付け治具1は、部材が載置される台座部10と、部材に墨付けを行う測定部20とを備える。台座部10は、矩形の板状に形成された第1部材11と、第1部材11の一端側に直交して設けられ、矩形の板状に形成された第2部材12とを備える。
第1部材11は、上面側に切断対象物となる部材が載置される載置面11Aが形成されている。載置面11Aは、矩形の平面状に形成されている。載置面11Aの一端11Bから、鉛直方向上方に連続して第2部材12の当接面12Aが形成されている。載置面11Aの長手の一辺には、載置面11Aに対して測定部20を回転自在に連結する連結部30が設けられている。
連結部30には、測定部20の長手方向の一辺が取り付けられている。連結部30は、可撓性を有する弾性部材により形成されている。連結部30は、例えば、粘着テープにより形成されている。連結部30は、第1部材11と測定部20とに貼付されている。連結部30は、可撓性を有する布、フィルム等のシート体を接着剤により貼付して形成してもよい。連結部30は、例えば、測定部20の両面に貼付されている。連結部30は、測定部20の一面20A側又は他面20B側のいずれか一面側に貼付されていてもよい。連結部30は、蝶番等を用いたヒンジ構造により機械的に構成されていてもよい。
測定部20は、平面視して矩形の帯状に形成されている。測定部20は、連結部30に連結された一辺21側を支点として回転する。測定部20は、平面視して載置面11Aに被せられ、他面20B側が上方を向いている状態を測定状態とする。測定部20は、平面視して載置面11Aから展開され、一面20A側が上方を向いている状態を展開状態とする。測定部20は、測定状態において長手方向(x軸方向)に沿った方向から見て短手方向の断面が上方に凸となるように湾曲して形成されている。測定部20は、展開状態において長手方向(x軸方向)に沿った方向から見て短手方向の断面が下方に凸となるように湾曲して形成されている。
測定部20は、他面20B側に部材を測定するための目盛り20Cが形成されている。目盛り20Cは、当接面12Aを基準として、当接面12Aから直交方向の寸法が測定されるように形成されている。測定部20は、可撓性を有する薄板状又はシート状の弾性部材により形成されている。測定部20は、例えば、鋼製巻尺の帯状の測定部から所定幅に切り出されて形成されている。測定部20は、一辺21側を支点として回転することにより、測定状態において他辺22側が載置面11Aから離間可能である(図6参照)。測定部20は、測定状態において他辺22が部材の表面に隙間無く当接する(図6参照)。
次に、墨付け治具1の使用方法について説明する。
図4及び図5に示されるように、測定部20が展開状態において、部材Gが載置面11Aに載置される。部材Gの一端G1は、長手方向の一辺G3及び他辺G4に対して直交方向に切断加工されている。部材Gの他端G2側は、墨付け治具1により墨付けされる切断対象であり、必ずしも直交方向に切断加工されていなくてもよい。このとき、部材Gの一端G1が当接面12Aに当接される。部材Gの一端G1が当接面12Aに当接すると、部材Gは、長手方向の移動が防止される。部材Gは、一辺G3及び他辺G4が測定部20の他辺22に対して平行になるように位置決めされる。
図6及び図7に示されるように、一辺21側が連結部30に回転自在に支持された測定部20が回転することで、部材Gの上面に被せられた測定状態となる。このとき、測定部20は、可撓性を有するため、作業者が上方から押さえることにより、他辺22が部材Gの上面に隙間無く当接する。
測定部20を部材Gの上面に被せた状態において、他辺22と部材Gの上面との間に隙間が生じている場合でも作業者が上方から押さえることにより、他辺22が部材Gの上面に隙間無く当接する。測定部20は、目盛り20Cが形成されている他面20B側が上面となる。作業者は、目盛り20Cを読み、所望の寸法の位置において部材Gの上面に印Pを付ける。
測定部20は、部材Gの表面から他辺22が離間しないので、作業者は、正確な位置に墨入れができる。作業者は、部材Gを墨付け治具1から取り出し、印Pの位置において部材Gを丸鋸等の工具を用いて一辺G3及び他辺22に対して直交方向に切断する。
上述したように、墨付け治具1によれば、計測対象の部材に正確に墨入れができる。墨付け治具1によれば、当接面12Aが形成されていることにより、部材Gの長手方向の移動が防止でき、正確に位置決めできる。墨付け治具1によれば、測定状態において測定部20の他辺22が部材の表面から離間しないので、正確な位置に墨入れができる。墨付け治具1によれば、第1部材11と測定部20とが連結部30により連結されているため、互いに分離せず作業時に互いの位置合わせが不要であり、管理が容易となり作業効率が向上する。
本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上記実施形態では、測定部20に鋼製巻尺を例示したが、これに限らず、例えば、鋼製巻尺に代えて定規が用いられてもよい。定規を用いる場合、他辺22が部材Gの上面に当接するように測定状態において断面が上に凸となるように湾曲又は屈曲して形成されていてもよい。測定部20は、鋼製巻尺の他にビニール等により可撓性のある帯状に形成された巻尺が用いられてもよい。
1 墨付け治具、10 台座部、11 第1部材、11A 載置面、11B 一端、12 第2部材、12A 当接面、20 測定部、20A 一面、20B 他面、21 一辺、22 他辺、30 連結部、G 部材、G1 一端、G2 他端、G3 一辺、G4 他辺、P 印
Claims (5)
- 切断対象物となる部材が載置される載置面と、載置面の一端から直交方向に連続した当接面とを備える台座部と、
前記載置面に載置された前記部材を測定する目盛りが形成された測定部と、
前記載置面に対して前記測定部を回転自在に連結する連結部と、を備える、
墨付け治具。 - 前記測定部は、平面視して前記当接面から直交方向に測定用の目盛りが形成されている、
請求項1に記載の墨付け治具。 - 前記測定部は、前記載置面に載置された前記部材の上に被せられた測定状態において短手方向の断面が上に凸となるように形成されている、
請求項1又は2に記載の墨付け治具。 - 前記測定部は、平面視して矩形の帯状に形成され、一辺側が前記連結部に回転自在に支持され、他辺側が前記測定状態において前記部材の上面に当接する、
請求項3に記載の墨付け治具。 - 前記測定部は、可撓性を有する弾性部材により形成されている、
請求項1から4のうちいずれか1項に記載の墨付け治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020055775A JP2021156683A (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | 墨付け治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020055775A JP2021156683A (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | 墨付け治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021156683A true JP2021156683A (ja) | 2021-10-07 |
Family
ID=77918004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020055775A Pending JP2021156683A (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | 墨付け治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021156683A (ja) |
-
2020
- 2020-03-26 JP JP2020055775A patent/JP2021156683A/ja active Pending
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