JP2021154444A - ロボットシステム及びその制御方法 - Google Patents

ロボットシステム及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021154444A
JP2021154444A JP2020057586A JP2020057586A JP2021154444A JP 2021154444 A JP2021154444 A JP 2021154444A JP 2020057586 A JP2020057586 A JP 2020057586A JP 2020057586 A JP2020057586 A JP 2020057586A JP 2021154444 A JP2021154444 A JP 2021154444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
robot controller
current
target
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020057586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7490412B2 (ja
Inventor
一志 成相
Hitoshi Nariai
一志 成相
明紀 谷
Akinori Tani
明紀 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2020057586A priority Critical patent/JP7490412B2/ja
Priority to PCT/JP2021/012810 priority patent/WO2021193905A1/ja
Publication of JP2021154444A publication Critical patent/JP2021154444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7490412B2 publication Critical patent/JP7490412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y10/00Economic sectors
    • G16Y10/25Manufacturing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】クラウドコンピューティングシステムを利用することによって、自身及び客先制御設備を簡素化することが可能なロボットシステム及びその制御方法を提供する。【解決手段】本発明のロボットシステムの制御方法は、ロボット(1)を動作させるモータ(M)と、ロボット(1)の動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データOfを出力する動作センサ(OS)と、を備えるロボット(1)と、クラウドコンピューティングシステム(5)の外部に設けられた第1ロボットコントローラ(3)、及びクラウドコンピューティングシステム(5)の内部に構成された第2ロボットコントローラ(4)を含むロボットコントローラ(2)と、を備えるロボットシステム(100)の制御方法である。この制御方法は、ロボット(1)の動作をロボットコントローラ(2)によってフィードバック制御するフィードバック制御工程を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットシステム及びその制御方法に関する。
ロボットシステムにクラウドコンピューティングを組み込むことが知られている。例えば、特許文献1に記載された技術では、可動式ロボットシステムにおいて、ロボットを駆動し又はロボットの姿勢を変化させる遠隔コンピューティングデバイスがクラウドコンピューティングサービスと通信し、レイアウトマップ等を利用する。
特開2014−197411公開特許公報
しかし、上記従来技術では、従来と同様にロボットの動作を制御するコントローラが必要であり、それに加えて、クラウドコンピューティングシステムと通信する遠隔コンピューティングデバイスが必要であるので、ロボットシステムが複雑である。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、クラウドコンピューティングシステムを利用することによって、自身及び客先制御設備を簡素化することが可能なロボットシステム及びその制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態(aspect)に係る、ロボットシステムの制御方法は、ロボットを動作させるモータと、前記ロボットの動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データを出力する動作センサと、を備える前記ロボットと、クラウドコンピューティングシステムの外部に設けられた第1ロボットコントローラ、及び前記クラウドコンピューティングシステムの内部に構成された第2ロボットコントローラを含むロボットコントローラと、を備えるロボットシステムの制御方法であって、前記第2ロボットコントローラが前記動作センサから前記動作データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットの動作を前記ロボットコントローラによってフィードバック制御するフィードバック制御工程を含む。
この構成によれば、ロボットの動作をフィードバック制御するロボットコントローラの一部をクラウドコンピューティングシステム内に構成するので、ロボットシステムを簡素化することが可能になる。また、これと同じ理由によって、客先制御設備をクラウドコンピューティングシステム内に構築することが可能になる。その結果、客先制御設備をクラウドコンピューティングシステム内に構築することによって、客先における当該設備のハードウェアを省略又は簡素化することができる。
前記動作データを、通信システムを介して前記ロボットから前記第2ロボットコントローラに送信する通信工程と、前記フィードバック制御に用いる制御データを前記第2ロボットコントローラから前記第1ロボットコントローラに送信する通信工程と、を含んでもよい。
この構成によれば、具体的に、動作データをロボットから第2ロボットコントローラに送信し、且つ、フィードバック制御に用いる制御データを第2ロボットコントローラから第1ロボットコントローラに送信することができる。
前記ロボットシステムの制御方法は、上位システムから前記ロボットコントローラに前記動作データの目標値である動作目標を入力する工程をさらに含み、前記フィードバック制御が、前記動作目標と前記動作データとに基づいて遂行されてもよい。
この構成によれば、フィードバック制御が、上位システムからロボットコントローラに入力される動作目標と前記動作データとに基づいて遂行される。
前記フィードバック制御工程が、位置制御工程、速度制御工程、電流制御工程、及び電力供給工程を、それぞれ、前記第1及び第2ロボットコントローラによって前記フィードバック制御を遂行するための機能工程として含む機能工程群を含み、前記第2ロボットコントローラが前記機能工程群のうちの前記電力供給工程以外の少なくとも1つの機能工程を遂行し、前記第1ロボットコントローラが、前記機能工程群のうちの前記第2ロボットコントローラが遂行する機能工程以外の全ての機能工程を遂行し、前記位置制御工程において、前記上位システムから入力される前記ロボットの所定部位の位置目標と前記動作センサが出力する動作データとに基づいて速度目標が生成され、前記速度制御工程において、前記速度目標と前記動作データとに基づいて電流目標が生成され、前記電流制御工程において、少なくとも前記電流目標に基づいて電流指令が生成され、前記電力供給工程において、前記電流指令に従って制御されたモータ電流が前記モータに供給されてもよい。
この構成によれば、具体的に、第1ロボットコントローラと第2ロボットコントローラとが、協働して、ロボットの動作を位置制御によってフィードバック制御することができる。しかも、第1ロボットコントローラが、電流指令に従って制御されたモータ電流をモータに供給し、クラウドコンピューティングシステムからロボットのモータにモータ電流を供給することはしないので、クラウドコンピューティングシステムを適切に利用することができる。
前記第1ロボットコントローラが、前記モータ電流を検知する電流センサを備え、前記電流制御工程において、前記電流目標と前記電流センサが検知するモータ電流とに基づいて前記電流目標が生成されてもよい。
この構成によれば、モータ電流をフィードバック制御することができる。
前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における前記ロボット本体の前記所定部位の位置を検知し、検知した所定部位の位置に応じた位置データを前記動作データとして出力する位置センサであり、前記速度制御工程において用いられる前記動作データが、前記位置データを時間微分して得られる速度データであってもよい。
この構成によれば、動作センサとして位置センサを設けるだけで済む。
前記上位システムが、前記動作目標を出力するための前記ロボットの動作制御プログラムであってもよい。
この構成によれば、ロボットをプログラム制御することができる。
前記ロボットに動作を教示するための教示用入力装置を用いて前記動作制御プログラムを生成するプログラム生成工程をさらに含んでもよい。
この構成によれば、ロボットに対する教示を、クラウドコンピューティングシステムを利用して行うことができる。
前記上位システムが、操作者の操作に応じて前記動作目標を生成する、前記ロボットを操作するための操作器であってもよい。
この構成によれば、ロボットを操作器によって操作することができる。
前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における当該ロボット本体の作業対象への作用力を検知するとともに検知した作用力に応じた力データを前記動作データとして出力する力センサであり、前記フィードバック制御工程が、前記第2ロボットコントローラが前記力センサから前記力データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットの動作を前記ロボットコントローラによってフィードバック制御する工程であってもよい。
この構成によれば、力制御を行うことができる。
また、本発明の他の形態(aspect)に係るロボットシステムは、ロボットを動作させるモータと、前記ロボットの動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データを出力する動作センサと、を備える前記ロボットと、クラウドコンピューティングシステムの外部に設けられた第1ロボットコントローラと、を備え、前記第1ロボットコントローラと、前記クラウドコンピューティングシステムの内部に構成された第2ロボットコントローラとがロボットコントローラを構成しており、前記第2ロボットコントローラが前記動作センサから前記動作データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットコントローラが前記ロボットの動作をフィードバック制御するように構成されている。
この構成によれば、ロボットシステム及び客先制御設備を簡素化することができる。
本発明は、クラウドコンピューティングシステムを利用することによって、自身及び客先制御設備を簡素化することが可能なロボットシステム及びその制御方法を提供できるという効果を奏する。
図1は、本発明を想到した経緯を説明する模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係るロボットシステムの一例の概要を示す模式図である。 図3は、図1のロボットシステムの制御系統の構成例の概要を示す回路図である。 図4は、図3のロボットコントローラの制御回路によって実現されるロボットのフィードバック制御部の一例を示す機能ブロック図である。 図5は、図3のロボットシステムの制御回路によって実現されるロボットの教示機能の概要を示す機能ブロック図である。 図6は、図5のロボットの教示機能の教示動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。なお、以下の図は本発明を説明するための図であるので、本発明に無関係な要素が省略取される場合がある。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(本発明を想到した経緯)
図1は、本発明を想到した経緯を説明する模式図である。図1には、ロボット、ロボットコントローラ及び客先制御設備を含むロボット設備の変遷が、左から右に向かって過去から将来に向かう、時系列で示されている。図1において、破線で囲まれたロボット設備が現在のロボット設備を示す。
ここで、客先制御設備として、溶接ロボットにおける溶接電流制御盤、ネジ締めロボットにおけるナットランナ制御盤、及びロボット周辺設備の制御盤等が例示される。ロボット周辺設備の制御盤として、塗装ロボットにおける、塗料制御盤、車種検知制御盤、火報制御盤、コンベア制御盤、及びブース内空調制御盤等が例示される。
図1を参照すると、ロボット設備は、過去から現在まで、ロボットコントローラの小型化が進められた。そして、現在、直近の将来に向かって、ロボットコントローラ及び客先制御設備のPC化(パーソナルコンピュータ化)が進められている。
本発明者等は、ここまでのロボット設備の変遷を推し進めて、さらに、ロボット設備の簡素化を図ることを想到した。
まず、これまでのロボット設備の変遷の流れから、ロボットコントローラと客先制御設備とを1つのパーソナルコンピュータに統合することを想到した。さらに、今後の無線通信システムの5G化及び6G化を見据えて、この1つに統合したパーソナルコンピュータをクラウド化(パーソナルコンピュータの機能をクラウドコンピューティングシステムによって実現する)することを想到した。ここで、クラウドコンピューティングシステム(クラウドコンピューティングサービスともいう)は、例えば、IaaS、PaaS、及びSaaSのサービスを提供する。IaaSは、サーバ、ストレージ等のハードウェアを提供する。PaaSは、開発環境(プラットフォーム)を提供する。SaaSは、ソフトウェアを提供する。
これにより、ロボットメーカにとって、ロボットコントローラのハードウェアが不要となり、ロボットコントローラの簡素化を図ることができる。また、ロボットコントローラの製作が不要になる分、ロボット設備を早期に納入することができる。また、ロボット設備の負荷状況に合わせてロボット設備を増強することができる。さらに、ロボットコントローラ及び客先制御設備における制御ソフトウェアのバグの修正が容易になる。
但し、以上のアイデアは理想的な概念であり、実際には、このアイデアを具体化するにあたって、本発明者等は、以下に説明するように、ロボットコントローラのうちの一部をクラウドコンピューティングシステムの外部に残した。従って、実際には、ロボットコントローラのハードウェアは低減されるが、全部が不要にはならない。
以下、このような経緯で想到した本発明の実施形態を、以下、具体的に説明する。
(実施形態)
[ロボットの動作制御]
{構成}
図2は、本発明の実施形態に係るロボットシステムの一例の概要を示す模式図である。
図2を参照すると、本実施形態に係る、ロボットシステム100の制御方法は、ロボット1を動作させるモータMと、ロボット1の動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データOfを出力する動作センサOSと、を備える前記ロボット1と、クラウドコンピューティングシステム(以下、「クラウド」と呼ぶ場合がある)5の外部に設けられた第1ロボットコントローラ3、及びクラウド5の内部に構成された第2ロボットコントローラ4を含むロボットコントローラ2と、を備えるロボットシステム100の制御方法であって、第2ロボットコントローラ4が動作センサOSから動作データOfを取得するとともに第1ロボットコントローラ3が当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流Iをモータに供給するようにして、ロボット1の動作をロボットコントローラ2によってフィードバック制御するフィードバック制御工程を含む。
以下、これを、詳しく説明する。
図3は、図1のロボットシステム100の制御系統の構成例の概要を示す回路図である。図3を参照すると、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボットコントローラ2と、を少なくとも含む。ロボットコントローラ2は、第1ロボットコントローラ3と、第2ロボットコントローラ4とを含む。第1ロボットコントローラ3は、クラウド5の外部に設けられていて、ここでは、ロボット1の内部に設けられている。なお、第1ロボットコントローラ3は、ロボット1の外部に設けられてもよい。ロボットコントローラ2は、ここでは、制御盤コントローラ20で構成されている。
ロボットシステム100は、さらに、ティーチペンダント51、周辺装置52、及び外部記憶装置53を含んでもよい。
<ロボット1>
ロボット1は、モータによって駆動されるものであればよい。用途によって大別すると、ロボット1として、産業用ロボット、医療用ロボット、サービスロボット等が例示される。具体的には、ロボット1として、多関節型ロボット、パラレルリンク型ロボット、直角座標型ロボット、極座標型ロボット、手術ロボット、災害ロボット、介護ロボット、掃除ロボット等が例示される。
ここでは、ロボット1は、多関節型ロボットであり、上腕部13、前腕部14、曲げ部15、捻り部16を有する。これらの各部13〜16は、所定の順に複数の関節によって接続されている。各関節にはモータMを構成するサーボモータモータ(以下、サーボモータMと記載する場合がある)が配置されていて、各関節は、各々に対応するサーボモータMによって駆動され、それにより、ロボット1が動作する。
また、ロボット1には、当該ロボット1の動作状態を検知する動作センサOSとしての位置検知器Eが配置されている。位置検知器Eは、ロボット1の所定部位の位置を検知する。位置検知器Eは、ここでは、エンコーダで構成されている。エンコーダは、サーボモータMの主軸に設けられていて、サーボモータMの回転角度位置を検知する。エンコーダ以外の位置検知器Eとして、例えば、ロボット1の所定部位の位置を検知する加速度センサが例示される。
動作センサOSは、ロボット1の動作状態を検知できるセンサであればよい。位置検知器E以外の動作センサとして、例えば、ロボット1が作業対象に加える力を検知する力センサ、ロボット1の姿勢を検知する撮像センサ等が例示される。
図3〜図4には、全ての関節を代表して、1つの関節に関するサーボモータM、位置検知器E、及び第1ロボットコントローラ3の構成が示されている。
<ロボット1の動作制御のタイプ>
ロボット1の動作制御のタイプは、プログラム制御型と操作型とのいずれでもよい。プログラム制御型のロボットは、所定の動作制御プログラムから出力される目標(位置目標は力目標)に従って動作する。操作型のロボットは、操作者が操作する操作器から出力される目標(位置目標は力目標)に従って動作する。以下では、ロボット1がプログラム制御型のロボットである場合を主として説明し、それを補足する形で、ロボット1が操作型のロボットである場合を説明する。
<クラウド5>
クラウド5の定義は、上述の通りである。クラウド5は、ロボット1の所有者以外の第3者が所有してもよく、ロボット1の所有者が所有してもよい。
<第1ロボットコントローラ3>
第1ロボットコントローラ3は、ここでは、D/A変換器42と、サーボアンプ43と、カウンタ44と、を含む。D/A変換器42は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。サーボアンプ43は、パワー変換器217(図4参照)を含んでおり、当該パワー変換器217には外部電源404(図5参照)が接続されている。サーボアンプ43は、外部電源404から入力される交流電流を、D/A変換器42から入力される電流指令に従って制御し、この制御したモータ電流IをサーボモータMに供給する。カウンタ44は、位置検知器Eを構成するエンコーダから出力されるパルス信号のパルスをカウントすることにより、当該パルス信号を位置(回転角度位置)データに変換する。なお、カウンタ44をロボット1に設け、カウンタ44を、第1ロボットコントローラ3を介さずに直接バス17に接続してもよい。
<ロボット側通信部>
ロボット側通信部として、ロボット1は、バス17及び当該バス17に接続された通信インターフェース401(図5参照。図3には示さず。)を有していて、D/A変換器42及びカウンタ44がこのバス17に接続されている。このバス17及び通信インターフェース401を介して、第2ロボットコントローラ4からD/A変換器42に電流指令が入力され、カウンタ44から第2ロボットコントローラ4に位置データが出力される。
なお、ロボット1の上腕部13、前腕部14、曲げ部15、及び捻り部16と第2ロボットコントローラ4との間で、バス17及び通信インターフェース401を介して所要の信号、データ等のやりとりが行われる。
<第2ロボットコントローラ4>
第2ロボットコントローラ4は、システムバス21を備える。このシステムバス21に、CPU22、ROM23、メモリインターフェース24、関数テーブル26、及び乗除算回路27が接続されている。メモリインターフェース24には、RAM25及び外部記憶装置53が接続されている。
システムバス21には、さらに、サーボインターフェース34及び入出力インターフェース28が接続されている。
入出力インターフェース28には、操作盤操作パネル29及びI/Oバス30が接続されている。I/Oバス30には入出力回路33が接続されている。入出力回路33は、入力回路31及び出力回路32を含む。
操作盤操作パネル29は、後述するクラウド側の通信インターフェース405を介してティーチペンダント51に接続される。入出力回路33は、後述するクラウド側の通信インターフェース405を介して周辺装置52と接続される。
ROM23には処理プログラムが格納されている。CPU22が、この処理プログラムをROM23から読み出して実行し、当該処理プログラムに従って、関数テーブル26、乗除算回路27、RAM25、外部記憶装置53を用いて、図4に示すロボット1のフィードバック制御部200及び図5に示す教示機能(プログラム生成部)を実現し、且つ、入出力回路33を介してロボット1と周辺装置52との連携制御を実現する。
なお、第2ロボットコントローラ4は、プロセッサ及びメモリを構成要素として備える必要がある。CPU22は、プロセッサの一例である。CPU以外のプロセッサとして、MPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLC(Programmable Logic Controller)等が例示される。ROM23、RAM25、外部記憶装置53が、このメモリを構成する。
<クラウド側通信部>
第2ロボットコントローラ4は、クラウド側通信部として、通信インターフェース405(図5参照。図3には示さず。)を備える。サーボインターフェース34は、通信インターフェース405を介して、ロボット1の動作のフィードバック制御に必要な信号、データ等をロボット側通信部との間でやりとりする。操作盤操作パネル29は、通信インターフェース405を介して、ロボット1の教示に必要な信号、データ等をティーチペンダント51との間でやりとりする。入出力回路33は、通信インターフェース405を介して、所要の信号、コマンド、データ等を周辺装置52との間でやりとりする。クラウド側通信部は、例えば、データ通信可能なネットワークを介して、ロボット側通信部と通信する。データ通信可能なネットワークとして、インターネット、電話回線、LAN、WAN、専用回線等が例示される。
<教示用入力装置403及び周辺装置52>
ロボットシステム100は、教示用入力装置403(図5参照)を備える。ティーチペンダント51は、教示用入力装置403の一例である。教示用入力装置403として、ティーチペンダント51の他に、タブレット、情報端末等が例示される。
周辺装置として、コンベア、車種検知装置、塗料供給装置、火災報知器、ブース内空調設備、チップ研磨機等が例示される。
<フィードバック制御部200>
図4は、図3のロボットコントローラの制御回路によって実現されるロボットのフィードバック制御部200の一例を示す機能ブロック図である。
図4を参照すると、フィードバック制御部200自体の構成は、広く知られているので、簡単に説明する。フィードバック制御部200は、位置制御部201と、速度制御部202と、電流制御部203と、電力供給部204と、を含む。
位置制御部201は、減算器211によって、上位システム301から入力されるロボット1の所定部位の位置目標に対する位置データPfの偏差を生成し、この偏差を位置アンプ212で増幅等して速度目標を生成する。位置データPfは、上述のように、位置検知器Eの出力に基づいて生成される。
速度制御部202は、減算器213によって、位置制御部201から入力される速度目標に対する速度データVfの偏差を生成し、この偏差を速度アンプ214で増幅等して電流目標を生成する。速度データVfは、位置検知器Eの出力に基づいて生成される位置データPfを微分部(不図示)によって微分することによって生成される。
電流制御部203は、減算器215によって、速度制御部202から入力される電流目標に対する電流データIfの偏差を生成し、この偏差を電流アンプ216で増幅等して電流指令を生成する。電流データIfは、電力供給部204から出力されるモータ電流Iを検知する電流センサCSよって生成される。
電力供給部204は、外部電源404(図5参照)から入力される交流電流を、パワー変換器217によって、電流制御部203から入力される電流指令に従って制御し、この制御した電流をモータ電流Iとしてロボット1のサーボモータMに供給する。
本実施形態の第1の特徴は、このフィードバック制御部200が、各機能部201〜204単位で複数の部分に分割され、これらの分割された複数の部分がロボット1の作業現場(ここでは、ロボット1の内部)に設けられた第1ロボットコントローラ3とクラウド5の内部に構成された第2ロボットコントローラ4とに分けて配置され、且つ、このように分けて配置された部分をそれぞれ含む第1ロボットコントローラ3と第2ロボットコントローラ4とが協働して、ロボット1の動作をフィードバック制御するということにある。
この場合、第2ロボットコントローラ4が機能部群201〜204のうちの電力供給部204以外の少なくとも1つの機能部を含み、第1ロボットコントローラ3が、機能部群201〜204のうちの第2ロボットコントローラ4が含む機能部以外の全ての機能部を含む。すなわち、ロボットコントローラ2は、第2ロボットコントローラ4が動作センサ(ここでは位置検知器)から動作データOf(Pf又はVf)を取得するとともに第1ロボットコントローラ3が当該第1ロボットコントローラ3によって制御されたモータ電流IをモータMに供給するようにして、ロボット1の動作をフィードバック制御するように構成されている。この構成によれば、第1ロボットコントローラ3が、電流指令に従って制御されたモータ電流IをモータMに供給し、クラウド5からロボット1のモータMにモータ電流Iを供給することはしないので、クラウド5を適切に利用することができる。
ここでは、第1ロボットコントローラ3が電流制御部203及び電力供給部204を含み、第2ロボットコントローラ4が位置制御部201及び速度制御部202を含む。この場合、位置データPf及び速度データVfは、ロボット側通信部及びクラウド側通信部を介してロボット1(ここでは第1ロボットコントローラ3を経由して)から第2ロボットコントローラ4に送信される。また、電流目標は、クラウド側通信部及びロボット側通信部を介して第2ロボットコントローラ4から第1ロボットコントローラ3に送信される。
なお、第1ロボットコントローラ3が、位置制御部201及び速度制御部202の少なくともいずれかを含む場合、第1ロボットコントローラ3は、例えば、図3の制御回路において、プロセッサ及びメモリを備えてもよい。
また、フィードバック制御部200は、ロボット1のフィードバック制御に加えて、各種のフィードフォワード制御、他の制御等を行ってもよい。
<上位システム301>
上位システム301は、ロボット1の動作制御のタイプがプログラム制御型である場合には、ロボット1の動作制御プログラムである。この動作制御プログラムは、後述するロボット1に対する教示動作によって生成され、例えば、第2ロボットコントローラ4のRAM25又は外部記憶装置53に格納される。
一方、ロボット1の動作制御のタイプが操作型である場合には、操作者によって操作される操作器である。
{動作}
次に、以上のように構成されたロボットシステム100におけるロボット1の制御を説明する。
<上位システム301が動作制御プログラムである場合>
この場合、ロボットコントローラ2(正確には第2ロボットコントローラ4)は、ロボット1の動作モードの切替機能を備えており、後述するように、教示用入力装置403を操作することによって、ロボット1に対する教示を行う教示モードと、ロボット1が動作制御プログラムに従って動作する自動モード(リピート動作モード)とを切り替えることができる。ここでは、まず、操作者がロボット1の動作モードを自動モードに切り替える。すると、ロボット1が以下のように動作する。
図4を参照すると、動作制御プログラムからロボット1の所定部位の位置目標が順次出力される。すると、フィードバック制御部200によって、この位置目標に従ってロボット1のサーボモータMの回転角度位置がフィードバック制御され、それにより、ロボット1の動作がフィードバック制御される。
<上位システム301が操作器である場合>
この場合、操作者による操作器の操作に応じて、操作器からロボット1の所定部位の位置目標が順次出力される。すると、フィードバック制御部200によって、この位置目標に従ってロボット1のサーボモータMの回転角度位置がフィードバック制御され、それにより、ロボット1の動作がフィードバック制御される。
<力制御の場合>
上述のフィードバック制御部200は、位置制御を行うように構成されているが、フィードバック制御部200が力制御を行う場合には、位置制御部201及び速度制御部202が力制御に対応する制御部で置換される。この力制御に対応する制御部の構成は周知であるので、その説明を省略する。力制御における各制御部の第1ロボットコントローラ3及び第2ロボットコントローラ4への割り当て及びそれらによるフィードバック制御の動作は、位置制御の場合と同様である。従って、その説明を省略する。
[ロボットの教示]
{構成}
本実施形態の第2の特徴は、ロボット1に対する教示が、第1ロボットコントローラ3と第2ロボットコントローラ4とが協働することによって遂行されることにある。
以下、この第2の特徴を図5及び図6を用いて説明する。図5は、図3のロボットシステム100の制御回路によって実現されるロボットの教示機能の概要を示す機能ブロック図である。図6は、図5のロボットの教示機能の教示動作を示すフローチャートである。
図5を参照すると、図3のロボットシステム100の制御回路によって実現されるロボットの教示機能(プログラム生成部)は、ロボット1が設置される現場側に、上述のロボット1と、上述のパワー変換器217と、上述の通信インターフェース401と、上述の教示用入力装置403と、備える。パワー変換器217は外部電源404に接続される。表示装置402は、例えば、液晶ディスプレイで構成される。ロボット1、パワー変換器217、表示装置402、及び教示用入力装置403は、通信インターフェース401に接続されている。パワー変換器217は、ここでは、上述のように、電流制御部203を介して通信インターフェース401に接続されている。
また、この教示機能は、クラウド側に、上述の通信インターフェース405と、演算装置406と、記憶装置407と、を備える。演算装置406及び記憶装置407は通信インターフェース405に接続されている。演算装置406は、上述のように、図3のCPU22が処理プログラムを実行することによって実現される機能ブロックであり、図4に示すフィードバック制御部200の機能を含む。記憶装置407は、図3の制御回路におけるRAM25及び外部記憶装置53によって構成される。
通信インターフェース401と通信インターフェース405とは互いに通信する。
{動作}
次に、以上のように構成された教示機能の動作を、図6を用いて説明する。教示を行う場合、最初に、操作者は、教示用入力装置403を操作して、ロボット1の動作モードを教示モードに切り替える。
図6を参照すると、次に、操作者は、教示用入力装置403を用いて記憶装置407に空の動作制御プログラムを作成する(ステップS1)。具体的には、教示用入力装置403の操作が逐次2つの通信インターフェース401、405を介して演算装置406に入力され、演算装置406が、当該入力に従って、記憶装置407に空の動作制御プログラムを作成する。ここで、「空の動作制御プログラム」とは、所定の制御パラメータ等の数値が空欄になっている未完成の動作制御プログラムを意味する。
次いで、操作者は、教示用入力装置403にロボット1に対する動作指令を入力する(ステップS2)。
すると、教示用入力装置403が、この動作指令を2つの通信インターフェース401、405を介して、演算装置406に入力する。演算装置406は、図4のフィードバック制御部200と同様に、2つの通信インターフェース401、405及びパワー変換器217を用いてフィードバック制御することによって、ロボット1をこの動作指令に従って動作させる(ステップS3)。
次いで、操作者は、ロボット1が所望の位置に位置したら、教示用入力装置403によって位置決定を指示する(ステップS4)。
すると、演算装置406は、ロボット1を停止させるとともに、ロボット1の停止位置について、ロボット1の補間動作等を記憶装置407に登録する(ステップS5)。具体的には、演算装置406は、ロボット1の決定された位置について、補間動作(直線補間又は円弧補間)及び速度を演算し、これらを、位置、精度、IO(入出力)とともに、記憶装置407に格納された空の動作制御プログラムに書き込む。
操作者は、ロボット1の全ての動作ステップについて、ステップS1〜5を、それらが完了するまで行う。
そして、ロボット1の全ての動作ステップについてステップS1〜5が完了すると、操作者は、教示用入力装置403を用いて、以上の書き込み処理によって完成された動作制御プログラムを正規の動作制御プログラムとして、記憶装置407に登録する(ステップS6)。
次いで、操作者は、教示用入力装置403を用いてチェック動作を逐次指示する(ステップS7)。すると、演算装置406が、チェック動作指示が入力される都度、正規の動作制御プログラムに従ってロボット1を動作させる。これにより、操作者は、不具合が発生しないかチェックする。
チェック動作が完了すると、操作者は、教示用入力装置403を用いて、リピート動作を指示する(ステップS8)。すると、演算装置406が、正規の動作制御プログラムに従って、ロボット1を動作させる。リピート動作は、自動モードと同じ動作モードである。
ステップS1〜8が遂行される間、演算装置406は、表示装置402に、操作者のために所要の表示を行わせる。
以上により、ロボット1に対する教示動作が完了する。
[無線通信システムの5G化及び6G化]
本実施形態ではロボット側通信部及びクラウド側通信部によってフィードバック制御に用いるデータを通信しながら、ロボット1の動作をフィードバック制御する。従って、データの通信速度が遅いと適切にロボット1の動作を制御できない可能性がある。しかし、無線通信システムの5G化が進展し、さらに6G化が実現されると、ロボット1の動作を適切に制御できるようになる。
[効果]
本実施形態では、クラウド5内にロボットコントローラ2の一部である第2ロボットコントローラ4を構成するので、ロボットメーカにとって、第2ロボットコントローラ4のハードウェアが不要となり、ロボットコントローラ2の簡素化を図ることができる。また、第2ロボットコントローラ4の製作が不要になる分、ロボット設備を早期に納入することができる。また、ロボット設備の負荷状況に合わせてロボット設備を増強することができる。
さらに、客先制御設備における制御ソフトウェアもクラウド5に格納することによって、ロボットコントローラ2及び客先制御設備における制御ソフトウェアのバグの修正が容易になる。その理由は、以下の通りである。制御ソフトウェアのバグ修正は、ロボット設備が設置される現場において行うことが必要である。しかし、制御ソフトウェアがクラウドに格納されていれば、各現場のロボットコントローラと制御ソフトウェアとはデータ通信可能なネットワークで接続されているので、ロボットメーカが自社からクラウドにアクセスして、クラウドに格納された制御ソフトウェアにバグ修正を行って、当該ソフトウェアをアップデートすれば、結果的に、そのアップデートされた制御ソフトウェアが、クラウドを介して、各ロボット設備の設置現場に配信されることになるからである。
(その他の実施形態)
上記実施形態において、フィードバック制御部200は、位置制御を行わず、速度制御のみを行ってもよい。具体的には、この場合、図4において、フィードバック制御部200では、位置制御部201が省略され、上位システム301から、速度目標が速度制御部202に入力される。これ以外の構成は、上記実施形態と同様である。このような実施形態として、回転軸線の周りに回転する回転体の速度のみをフィードバック制御する形態が例示される。
上記説明から、当業者にとっては、多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきである。
本発明のロボットシステム及びその制御方法は、クラウドコンピューティングシステムを利用することによって、自身及び客先制御設備を簡素化することが可能なロボットシステム及びその制御方法として有用である。
1 ロボット
2 ロボットコントローラ
3 第1ロボットコントローラ
4 第2ロボットコントローラ
5 クラウド
17 バス
20 制御盤コントローラ
21 システムバス
22 CPU
23 ROM
24 メモリインターフェース
25 RAM
26 関数テーブル
27 乗除算回路
28 入出力インターフェース
29 操作盤操作パネル
30 I/Oバス
31 入力回路
32 出力回路
33 入出力回路
34 サーボインターフェース
42 D/A変換器
43 サーボアンプ
44 カウンタ
51 ティーチペンダント
52 周辺装置
53 外部記憶装置
100 ロボットシステム
200 フィードバック制御部
201 位置制御部
202 速度制御部
203 電流制御部
204 電力供給部
217 パワー変換器
301 上位システム
401 通信インターフェース
402 表示装置
403 教示用入力装置
404 外部電源
405 通信インターフェース
406 演算装置
407 記憶装置
CS 電流センサ
E 位置検知器
If 電流データ
M モータ(サーボモータ)
Of 動作データ
Pf 位置データ
Vf 速度データ

Claims (20)

  1. ロボットを動作させるモータと、前記ロボットの動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データを出力する動作センサと、を備える前記ロボットと、
    クラウドコンピューティングシステムの外部に設けられた第1ロボットコントローラ、及び前記クラウドコンピューティングシステムの内部に構成された第2ロボットコントローラを含むロボットコントローラと、を備えるロボットシステムの制御方法であって、
    前記第2ロボットコントローラが前記動作センサから前記動作データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットの動作を前記ロボットコントローラによってフィードバック制御するフィードバック制御工程を含む、ロボットシステムの制御方法。
  2. 前記動作データを、通信システムを介して前記ロボットから前記第2ロボットコントローラに送信する通信工程と、前記フィードバック制御に用いる制御データを前記第2ロボットコントローラから前記第1ロボットコントローラに送信する通信工程と、を含む、請求項1に記載のロボットシステムの制御方法。
  3. 上位システムから前記ロボットコントローラに前記動作データの目標値である動作目標を入力する工程をさらに含み、
    前記フィードバック制御が、前記動作目標と前記動作データとに基づいて遂行される、請求項1又は2に記載のロボットシステムの制御方法。
  4. 前記フィードバック制御工程が、位置制御工程、速度制御工程、電流制御工程、及び電力供給工程を、それぞれ、前記第1及び第2ロボットコントローラによって前記フィードバック制御を遂行するための機能工程として含む機能工程群を含み、
    前記第2ロボットコントローラが前記機能工程群のうちの前記電力供給工程以外の少なくとも1つの機能工程を遂行し、
    前記第1ロボットコントローラが、前記機能工程群のうちの前記第2ロボットコントローラが遂行する機能工程以外の全ての機能工程を遂行し、
    前記位置制御工程において、前記上位システムから入力される前記ロボットの所定部位の位置目標と前記動作センサが出力する前記動作データとに基づいて速度目標が生成され、
    前記速度制御工程において、前記速度目標と前記動作データとに基づいて電流目標が生成され、
    前記電流制御工程において、少なくとも前記電流目標に基づいて電流指令が生成され、
    前記電力供給工程において、前記電流指令に従って制御されたモータ電流が前記モータに供給される、請求項3に記載のロボットシステムの制御方法。
  5. 前記第1ロボットコントローラが、前記モータ電流を検知する電流センサを備え、
    前記電流制御工程において、前記電流目標と前記電流センサが検知するモータ電流とに基づいて前記電流指令が生成される、請求項4に記載のロボットシステムの制御方法。
  6. 前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における前記ロボット本体の前記所定部位の位置を検知し、検知した所定部位の位置に応じた位置データを前記動作データとして出力する位置センサであり、
    前記速度制御工程において用いられる前記動作データが、前記位置データを時間微分して得られる速度データである、請求項4又は5に記載のロボットシステムの制御方法。
  7. 前記上位システムが、前記動作目標を出力するための前記ロボットの動作制御プログラムである、請求項3乃至6に記載のロボットシステムの制御方法。
  8. 前記ロボットに動作を教示するための教示用入力装置を用いて前記動作制御プログラムを生成するプログラム生成工程をさらに含む、請求項7に記載のロボットシステムの制御方法。
  9. 前記上位システムが、操作者の操作に応じて前記動作目標を生成する、前記ロボットを操作するための操作器である、請求項3乃至6のいずれかに記載のロボットシステムの制御方法。
  10. 前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における当該ロボット本体の作業対象への作用力を検知するとともに検知した作用力に応じた力データを前記動作データとして出力する力センサであり、
    前記フィードバック制御工程が、前記第2ロボットコントローラが前記力センサから前記力データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットの動作を前記ロボットコントローラによってフィードバック制御する工程である、請求項1乃至3のいずれかに記載のロボットシステムの制御方法。
  11. ロボットを動作させるモータと、前記ロボットの動作状態を検知し、検知した動作状態に応じた動作データを出力する動作センサと、を備える前記ロボットと、
    クラウドコンピューティングシステムの外部に設けられた第1ロボットコントローラと、を備え、
    前記第1ロボットコントローラと、前記クラウドコンピューティングシステムの内部に構成された第2ロボットコントローラとがロボットコントローラを構成しており、
    前記第2ロボットコントローラが前記動作センサから前記動作データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットコントローラが前記ロボットの動作をフィードバック制御するように構成されている、ロボットシステム。
  12. 前記動作データを、前記ロボットから前記第2ロボットコントローラに送信するロボット側通信部と、前記フィードバック制御に用いる制御データを前記第2ロボットコントローラから前記第1ロボットコントローラに送信するクラウド側通信部と、を含む、請求項11に記載のロボットシステム。
  13. 前記ロボットコントローラに前記動作データの目標値である動作目標を入力する上位システムをさらに含み、
    前記フィードバック制御が、前記動作目標と前記動作データとに基づいて遂行される、請求項11又は12に記載のロボットシステム。
  14. 前記第1及び第2ロボットコントローラが、位置制御部、速度制御部、電流制御部、及び電力供給部を、それぞれ、前記フィードバック制御を遂行するための機能部として含む機能部群を含み、
    前記第2ロボットコントローラが前記機能部群のうちの前記電力供給部以外の少なくとも1つの機能部を含み、
    前記第1ロボットコントローラが、前記機能部群のうちの前記第2ロボットコントローラが含む機能部以外の全ての機能部を含み、
    前記位置制御部が、前記上位システムから入力される前記ロボットの所定部位の位置目標と前記動作センサが出力する動作データとに基づいて速度目標を生成するよう構成され、
    前記速度制御部が、前記速度目標と前記動作データとに基づいて電流目標を生成するよう構成され、
    前記電流制御部が、少なくとも前記電流目標に基づいて電流指令を生成するよう構成され、
    前記電力供給部が、前記電流指令に従って制御されたモータ電流を前記モータに供給するよう構成されている、請求項13に記載のロボットシステム。
  15. 前記第1ロボットコントローラが、前記モータ電流を検知する電流センサを備え、
    前記電流制御部が、前記電流目標と前記電流センサが検知するモータ電流とに基づいて前記電流指令を生成するよう構成されている、請求項14に記載のロボットシステム。
  16. 前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における前記ロボット本体の前記所定部位の位置を検知し、検知した所定部位の位置に応じた位置データを前記動作データとして出力する位置センサであり、
    前記速度制御工程において用いられる前記動作データが、前記位置データを時間微分して得られる速度データである、請求項14又は15に記載のロボットシステム。
  17. 前記上位システムが、前記動作目標を出力するための前記ロボットの動作制御プログラムである、請求項13乃至16のいずれかに記載のロボットシステム。
  18. 前記ロボットに動作を教示するための教示用入力装置を用いて前記動作制御プログラムを生成するプログラム生成部をさらに含む、請求項17に記載のロボットシステム。
  19. 前記上位システムが、操作者の操作に応じて前記動作目標を生成する、前記ロボットを操作するための操作器である、請求項13乃至16のいずれかに記載のロボットシステム。
  20. 前記動作センサが、前記ロボット本体の動作状態における当該ロボット本体の作業対象への作用力を検知するとともに検知した作用力に応じた力データを前記動作データとして出力する力センサであり、
    前記第2ロボットコントローラが前記力センサから前記力データを取得するとともに前記第1ロボットコントローラが当該第1ロボットコントローラによって制御されたモータ電流を前記モータに供給するようにして、前記ロボットコントローラが前記ロボットの動作をフィードバック制御するように構成されている、請求項14乃至16のいずれかに記載のロボットシステム。
JP2020057586A 2020-03-27 2020-03-27 ロボットシステム及びその制御方法 Active JP7490412B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057586A JP7490412B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ロボットシステム及びその制御方法
PCT/JP2021/012810 WO2021193905A1 (ja) 2020-03-27 2021-03-26 ロボットシステムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057586A JP7490412B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ロボットシステム及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021154444A true JP2021154444A (ja) 2021-10-07
JP7490412B2 JP7490412B2 (ja) 2024-05-27

Family

ID=77891929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020057586A Active JP7490412B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ロボットシステム及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7490412B2 (ja)
WO (1) WO2021193905A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06301412A (ja) * 1993-04-14 1994-10-28 Citizen Watch Co Ltd ロボットセル用制御装置
JP2013037383A (ja) 2009-12-17 2013-02-21 Yaskawa Electric Corp 負荷情報を活用した情報表示装置
JP6052576B2 (ja) 2012-05-30 2016-12-27 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、携帯端末およびその制御方法と制御プログラム
US11024531B2 (en) 2017-01-23 2021-06-01 Lam Research Corporation Optimized low energy / high productivity deposition system
JP2019042836A (ja) 2017-08-31 2019-03-22 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置、ロボット、ロボットシステムおよびロボット制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7490412B2 (ja) 2024-05-27
WO2021193905A1 (ja) 2021-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Martinov et al. From classic CNC systems to cloud-based technology and back
JP2786225B2 (ja) 工業用ロボットの制御方法及び装置
JP5847164B2 (ja) 自動化作業セルを制御するための方法
JPH10264080A (ja) ロボット制御装置
US20080147206A1 (en) Control system for Real Time Applications for Cooperative Industrial Robots
JP2006187826A (ja) ロボットコントローラ
US10935955B2 (en) Method and system for operating a multi-axis machine, in particular a robot
JP2018126839A (ja) ロボットシステム及びその制御方法
JP2013136123A (ja) ロボット動作教示支援装置及び方法
US10946514B2 (en) Controller, work control unit, multi-axis motion control unit, and drive control unit
GB2102590A (en) Digital movement controller for automatic multi-axis machines
KR20210065865A (ko) 제어 시스템, 컨트롤러 및 제어 방법
EP1894682A2 (en) Robotic programming control using multiple binary input
CN112894827B (zh) 一种机械臂运动控制方法、系统、装置及可读存储介质
KR100853167B1 (ko) 네트워크 기반의 탑재형 로봇 제어 시스템
WO2021193905A1 (ja) ロボットシステムの制御方法
RU2660332C2 (ru) Способ работы устройства автоматизации
JP2021088042A (ja) ロボット制御装置、把持システムおよびロボットハンドの制御方法
Alvares et al. Retrofitting of the IRB6-S2 robotic manipulator using Computer Numerical Control-based controllers
JP4951783B2 (ja) ロボット制御装置及びロボット制御方法
JP7374867B2 (ja) 制御システム、ローカルコントローラ及び制御方法
US20220283568A1 (en) System and method for controlling at least one machine, more particularly a collective of machines
WO2012124145A1 (ja) 演算ユニット、支援装置、支援プログラム、支援プログラムを格納した記憶媒体、および、支援装置における動作方法
WO2024089884A1 (ja) ロボットコントローラ、及び、アップデート前後の制御ソフトウェアの比較方法
Thormann et al. Programming of a lightweight robot using function blocks and sequential function charts

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7490412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150