JP2021154099A - 排便促進洋式便座および排便促進洋式座部 - Google Patents

排便促進洋式便座および排便促進洋式座部 Download PDF

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Abstract

【課題】洋式トイレを用いた排便時の姿勢では直腸と肛門が直線的にならないため便秘になりやすいため排便を円滑にする排便促進用洋式便座を提案する。【解決手段】座部105と支持板200から成る独立座部と、ボールジョイント700を介して電動シリンダーアクチュエータ600が連結されており電動シリンダーアクチュエータ600のシリンダーの昇降により座部105の傾斜角度を変化させる。【選択図】図6

Description

本発明は、排便を促進させるための洋式便座および洋式座部に関する。
日本固有の和式トイレは、しゃがみ込むことで直腸と肛門が直線的となること、および太ももで下腹部を圧迫するために腹圧を上げることができるため排便が楽であるが現在では殆ど採用されなくなった。この理由として、用を足した後の立ち上がる際に掛かる身体的負荷や立ちくらみを生じやすいこと、並びに男性の小便時に尿が飛散しやすいため不衛生であることなどから洋式スタイルのトイレに移行している。
一方で、非特許文献1に示すように洋式スタイルのトイレの採用により排便の際に直腸と肛門が直線状若しく直線状に近い状態とならないために排便が円滑に進まず、便秘になるものが多くなっている。直腸の長さ、太さなど解剖学的にも個人差が大きく、人によっては簡単なことではない。頑固な便秘の場合には3、4種以上の内服をする場合もある。この問題を解決するために排便を円滑にするための装置として、洋式便器に足載せ台を配置する技術が提案されている。
特許文献1は、支承架が縦向きに便器の少なくとも一側に設けられ、各支承架が枢軸段と枢転構造を具え、該枢転構造は枢軸段に套設されて回転自在とされ、且つ枢転構造に足踏みパッドが固定され、伝動軸が横向きに便器の縁の後端位置に枢設され、便座が伝動軸に固定されて伝動軸の回転に伴い便器の縁上を被覆可能で、該伝動軸に連動して枢転構造と共に回転する少なくとも一つの連動機構が設けられ、便座が上げられる時に伝動軸が一体に回転して連動機構の伝動を介して枢転構造が共に回転して足踏みパッドが便器の上端の縁の上面位置に至り、足で踏んで用を足すことが可能となり、反対に便座が下ろされると足踏みパッドが反転して便器の縁より離れ、便座が座姿使用に供されるようにしてある。
特許文献2には、洋式便座に着座している使用者が足を載置可能な載置部材と、前記載置部材を待避させる待避位置と、前記洋式便座に着座している使用者の足を上げる使用位置とに、前記載置部材が移動するよう作動させる作動装置と、を備える排泄介助装置であり前記作動装置は、前記使用位置において前記載置部材に使用者が足を載置する載置面の傾き角度を変化可能となるよう構成されている。
実用登録第3061408号公報 特開2018−94311号公報
槌野正裕ほか.排泄機能と姿勢に関する研究,日本ストーマー排泄会誌,2008,Vol.24,P.24−38
上述した洋式便器に足載せ台を配置する技術では本質的に直腸と肛門を直線状若しくは直線状に近い状態にすることは難しく、また便座の前方に足載せ台が配置されることで躓きやすいなどの課題も生じる。
上記課題に鑑み、発明者は創意工夫の結果、洋式便座の座部に着座した使用者が自然に前傾姿勢となるように洋式便座の座部を前方方向に下り傾斜させることにより排便を改善する排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部を提供する。これにより和式トイレでの排便姿勢に近づけることが可能となり、加えて洋式トイレの着座方式となっているために身体的負荷も少ない。また、排便中に座部の揺動機能を使用することにより強制的に直腸を刺激することができるため排便が改善する。
第一の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように前記洋式便座の座部が前方方向に下り傾斜している排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。尚、排便促進洋式便座とは座部だけでなく温水洗浄ノズル等の装置部品が備わる便座制御部および便蓋を備えた洋式便座を意味している。
第二の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜していると共に、前記洋式便器本体の上面に対して直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能の少なくとも一つの機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。
第三の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。
第四の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能と共に、前記洋式便器本体の上面に対して直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能、前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して前記座部を洋式便器の左右方向にシーソー運動を可能とする機能の少なくとも一つの機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。
第一の実施形態から第四の実施形態に於ける排便促進洋式座部については、既設の洋式便器または洋式便座の上に設置するために着脱可能な構造とし、第一の実施形態と第二の実施形態については予め排便促進洋式座部を前方方向に下り傾斜させているものであり、第三の実施形態と第四の実施形態は排便促進洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能を備えたものである。
第三の実施形態と第四の実施形態である排便促進洋式便座の座部または排便促進洋式座部を前方方向に下り傾斜させる機能については、手動方式または自動方式があり自動車に採用されているようなセクターギアを回動しシート座部を傾斜させる方式やリクライニングチェアに採用されているようなラチェットを使用する方式またはピストンによる座部後方部のリフトアップ方式などを採用すればよい。
前記座部を傾斜させるための駆動部は、座部内部に搭載する方式または外付け搭載する方式があり、外付け搭載する場所には洋式便器(便座)とは完全に独立させて外部に設置する方法、洋式便座に備わる温水洗浄ノズル等の装置部品および便蓋が備わる便座制御部が搭載されている空間領域に設置する方法、又はポンプや洗浄ノズル等の装置部品および制御装置が収納された一体型洋式便器の空間領域に設置する方法とがある。
排便促進洋式便座の座部または排便促進洋式座部を前方方向に下り傾斜させる機能を外付け搭載する方法の一例として、座部の下面とトイレ便器の上面の間に配置する支持板または座部内部に設置させた支持板に関節部を介してアクチュエータに連結させることで対応可能となる。例えば、前記アクチュエータとして動力シリンダーを採用した場合には該シリンダーを上昇させることで支持板と一緒に座部も上昇し関節部にて座部を傾斜させる構造となる。関節部については、座部の傾斜角度を変化させたい場合には回動可能なアクチュエータなどを使用し、傾斜角度を予め固定させるのであれば蝶番関節治具や球関節治具など屈折可能な部品を使用することで対応可能となる。
排便促進洋式便座の座部または排便促進洋式座部を前方方向に下り傾斜させる機能を温水洗浄ノズル等の装置部品および便蓋が備わる便座制御部が搭載されている空間領域に設置する方法またはポンプや洗浄ノズル等の装置部品および制御装置が収納された一体型洋式便器の空間領域に設置する方法についても上述した構造を採用すればよい。
前記座部の傾斜角度について、直腸と肛門が直線状若しくは直線に近い状態とするために10度から40度の範囲とするが、使用者は傾斜した座部に着座する場合に於いて態勢を安定させるために自然と前傾姿勢となるため前記座部の傾斜角度は15度から30度の範囲とすることが好ましい。
第二の実施形態と第四の実施形態での洋式便器本体の上面に対して座部を直線状若しくは曲線状にスライド移動又は円運動を可能とする機能について、手動方式の場合には座部を受台と上部傾斜部とに2分割し、受台の上面に備わる複数のボールローラー上に上部傾斜部を搭載させる方式やリニアパイプシャフトとスライドユニットを使用する方式にて使用者自らが尻を動かすことで対応可能となる。自動方式の場合には排便促進洋式便座の座部または排便促進洋式座部に直接または間接的にクランクシャフトを接続しモーターギアを回転させる方式などにより往復運動が対応可能となる。
前記座部の揺動幅については移動幅が大きくなると便器内部壁面への便付着が生じるために前後方向および左右方向に対する片側移動幅は−4cmから+4cmの範囲、斜め方向に対する片側移動幅は−5.6cmから+5.6cmの範囲とし、回転運動の場合には直径6cm以内の範囲とする。
第二の実施形態と第四の実施形態での洋式便器本体の上面に対して座部を往復円運動可能とする機能について、使用者自身が尻を振り動かす場合には上述したように座部を受台と上部傾斜部とに2分割し、受台の上面に備わる複数のボールローラー上に上部傾斜部を搭載させ、前記受台と前記上部傾斜部の後部または前部に軸受け穴を設け双方の穴に固定ピンを貫通し枢支することで対応可能となる。一方、自動方式の場合に於いては座部を前方方向に下り傾斜させる機能に使用するアクチュエータに回動可能なアクチュエータを取り付けるなどすれば対応可能となる。
前記座部を往復円運動させるための搖動角度については、座部を上昇し傾斜させた位置を基準点として−20度から+20度以下の範囲とするが座部が大きく振れると便器内部壁面への便付着が生じるために好ましくは−10度から+10度以下の範囲とする。
第四の実施形態での前記座部を洋式便器の左右方向にシーソー運動を可能とする機能について、第三の実施形態による座部を前方方向に下り傾斜させる機能に使用するアクチュエータに回動可能なアクチュエータを取り付ける方式や座部を前方方向に下り傾斜させるための外付け方式である座部左右に設置している動力シリンダーを使用し、左右のシリンダーの高さが異なるように相互に連続して変動させることで対応可能となる。
左右方向のシーソー運動角度については、洋式便器の上面を基準点として−25度から+25度の範囲とするが老人や子供などの使用者の横転防止の観点から好ましい角度範囲は−15度から+15度以下、更に好ましくは−10度から+10度以下とする。
尚、上述した駆動部については単軸型アクチュエータを組み合わせて設計したものであるが多軸型アクチュエータを採用することも可能であり、また減速機やエンコーダを備えるなど任意に設計にすることが可能である。
本発明の排便促進洋式便座により、使用者は円滑に排便を行うことが可能となり便秘症状を低減させることで、ポリファーマシー(多剤併用)の軽減の一助になるために医療費の削減にも貢献できる。
洋式便器を示す外観図 洋式便器に洋式便座を取り付けた状態であり、(a)上面図、(b)側面図 第一の実施形態である排便促進洋式座部の外観図 第一の実施形態である排便促進洋式座部を洋式便座の座部に取り付けた状態であり(a)上面図、(b)側面図 第三の実施形態である駆動部外付け式排便促進洋式便座を洋式便器に取り付けた状態であり、(a)上面図、(b)側面図、(c)正面図 図5記載の排便促進洋式便座の座部を傾斜させた状態を示す側面図 第三の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座を洋式便器に取り付けた状態であり(a)上面図、(b)側面図 図7記載の排便促進洋式便座の座部を傾斜させた状態を示す側面図 図7記載の排便促進洋式便座の便座制御部の内部構造図であり、(a)座部を降下させた状態、(b)座部を上昇させた状態 第三の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座一体型洋式便器に取り付けた状態を示す側面図 第二の実施形態である排便促進洋式座部を洋式便座に取り付けた状態を示す側面図 排便促進洋式座部の上面傾斜部をスライド移動可能とする受台であり、(a)上面図、(b)側面図 前後運動可能とする上面傾斜部の下面図 図11記載の排便促進洋式座部の断面図 円運動可能とする上面傾斜部の下面図 排便促進洋式座部の上面傾斜部を往復円運動可能とする受台の上面図 排便促進洋式座部を往復円運動させるための座部の側面図 第四の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座の便座制御部の内部構造図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、洋式便座を取り付けていない状態での一般的な洋式便器500を示す外観図であり、前記洋式便器の構造は洋式便器上面TOPの後方にタンク50が載置されており、様式便座を取り付けるための便座固定用貫通穴Hが備わっている。図2は洋式便器500に洋式便座BZを取り付けた状態であり(a)が上面図、(b)は側面図を示す。洋式便座BZは、温水洗浄ノズル等の部品関連および開閉自在の便蓋150が備わる便座制御部400と座部100が取り付けられ、前記座部の裏側に備わるクッションとなる台座10を介して洋式便器上面TOPに座部100が載せられる構造である。
図3は、本発明の第一の実施形態である排便促進洋式座部ZAB10の外観図であり、前記排便促進洋式座部は着座した使用者が前傾姿勢となるように前方方向に角度20度の下り傾斜面を備え、洋式便座の座部に取り付けた際に洋式便座の座部に備わる開口部に対応する位置に略同サイズの開口部を備えている。尚、図示していないが排便促進洋式座部ZAB10の底面の外周部には洋式便座からの落下を防止するための外枠を備えている。
図4は、第一の実施形態である排便促進洋式座部ZAB10を洋式便座BZの座部に取り付けた状態であり(a)上面図、(b)側面図を示す。これにより排便促進洋式座部ZAB10に着座した使用者は安定姿勢を保つために前傾姿勢となり、加えて当該便座の傾斜により和式トイレでのしゃがみ込み姿勢に近づくことで直腸と肛門が直線に近づくために排便を促進する。
図5は、第三の実施形態である駆動部外付け式促進洋式便座BZ10を洋式便器500に取り付けた状態であり、(a)上面図、(b)側面図、(c)正面図を示す。前記排便促進洋式便座は、開閉自在の便蓋160が取り付けられた温水洗浄ノズル等の部品関連を収納する便座制御部410と、裏面に台座20が備わる支持板200と裏面に台座20が備わる支持板205により保持された座部105から成る独立座部と、洋式便器500の側面の一方には電動シリンダーアクチュエータ600と前記電動シリンダーアクチュエータのシリンダー先端部に固定されたボールジョイント700および他方には電動シリンダーアクチュエータ605と前記電動シリンダーアクチュエータのシリンダー先端部に固定されたボールジョイント705から成る駆動部により構成されており、前記独立座部の支持板裏面と前記ボールジョイントが連結されている。
図6は、排便促進洋式便座BZ10の座部を傾斜させた状態を示す側面図である。洋式便器500の側面の電動シリンダーアクチュエータ600と対面側にある電動シリンダーアクチュエータ605のシリンダーを同期して任意の高さまで上昇させることでボールジョイント700と対面側にあるボールジョイント705にて独立座部が傾斜する構造としている。
図7は、第三の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座BZ20を洋式便器500に取り付けた状態であり(a)上面図、(b)側面図を示す。排便促進洋式便座BZ20は、開閉自在の便蓋170が取り付けられた温水洗浄ノズル等の部品を収納する便座制御部420に内蔵した駆動部と、座部110と裏面に台座30が備わる支持板210から成る独立座部により構成されている。図8は、排便促進洋式便座BZ20の座部を傾斜させた状態を示す側面図であり、図9は、排便促進洋式便座BZ20の便座制御部の内部構造図であり(a)が座部を降下させた状態、(b)は座部を上昇させた状態を示す。便座制御部140の内部には、駆動部内蔵式として支持板210を傾斜させるための回動可能なアクチュエータ800が電動シリンダーアクチュエータ610のシリンダー先端部に連結されている。
図10は、第三の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座一体型洋式便器に取り付けた状態を示す側面図である。排便促進洋式便座一体型洋式便器の排便促進洋式便座BZ30は、ポンプや洗浄ノズル等の装置部品および制御装置を収納する一体型洋式便器550に内蔵した駆動部と、座部120の内部に支持板220が備わる独立座部から構成されている。前記駆動部は座部120を上昇させるための電動シリンダーアクチュエータ620と座部120を傾斜させるために前記電動シリンダーアクチュエータのシリンダー先端部に支持板220が取り付けられた回動可能なアクチュエータ810に連結されている。
図11は、第二の実施形態である排便促進洋式座部ZAB20であり、排便促進洋式座部ZAB20は二分割構造となっており上面傾斜部900Aと上面傾斜部をスライド移動可能とする受台900Bから構成されている。
図12は、上面傾斜部をスライド移動可能とする受台900Bであり、(a)上面図、(b)側面図を示す。受台900Bの上面には外径2cm、内径1.4cm、高さが0.6cmの円形状を有する枠体970が備わり、当該枠内には直径1cmの球体980を置いている。
図13は、前後運動可能とする上面傾斜部900Aの下面図であり短い方の長さが2.5cm、長い方の長さが6cm、深さ0.6cmの直方体形状を有する凹部920を備えている。図14は、図11記載の排便促進洋式座部の断面図であり、球体980の上に上面傾斜部900Aの下面に備わる直方体の凹部920の底面が載るために上面傾斜部900Aは凹部920の長い方の長さ方向に対する前後往復運動が可能となる。
図15は、円運動可能とする上面傾斜部900Cの下面図であり直径6cm、深さ0.6cmの円柱形状を有する凹部930を備えている。これにより上面傾斜部をスライド移動可能とする受台900Bに載せることで円運動が可能となるだけでなく直線状および曲線上の移動も可能である。
図16は、排便促進洋式座部の上面傾斜部を往復円運動可能とする受台900Dの上面図であり後方部に貫通穴を具備する凸部910が具備されており、円形状を有する枠体970の代わりにボールローラー965を取り付けたものである。図17は、排便促進洋式座部を往復円運動させるための座部の側面図であり、受台900Dの貫通孔を具備する凸部910と対面する位置に貫通孔を具備する凸部を備えた上面傾斜部900Eがボールローラー965を介して搭載されており、受台900Dの貫通孔と上面傾斜部の凸部に具備された貫通孔はボルト990により枢支されているため往復円運動が可能となる。
図18は、第四の実施形態である駆動部内蔵式の排便促進洋式便座ZB30の便座制御部の内部構造図であり、排便促進洋式便座ZB30は裏面に台座40が備わる支持板230に保持された座部130から成る独立座部と、温水洗浄ノズル等の部品関連を収納する便座制御部430の内部に支持板230を傾斜させるための回動可能なアクチュエータ820に支持板230をシーソー運動させる回動可能なアクチュエータ830が連結されている構造である。これにより座部の傾斜角度変化とシーソー運動が可能となる。尚、アクチュエータ830の代わりに電動シリンダーアクチュエータに変換すれば連結すれば座部の前後往復運動が可能となる。
第三の実施形態である駆動部外付け式排便促進洋式便座BZ10にて2台の電動シリンダーアクチュエータの高さを経時的に変動させることで独立座部を左右方向にシーソー運動することも可能となる。具体的には、第一の電動シリンダーアクチュエータと第二の電動シリンダーアクチュエータのシリンダーを基準となる高さまで上昇させた状態で第二のシリンダーを所定の位置まで降下させた後に第二のシリンダーを基準となる高さまで上昇・停止させ、次に第一のシリンダーを前記同様に降下・上昇・停止させる運動を繰り返えせばよい。尚、この一連の運動は予めプログラミングさせておけばよい。
尚、本発明の排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部を電動駆動させる場合に於いては、図示していないがリモートコントローラにて操作させることも可能である。
10 台座
20 台座
30 台座
40 台座
50 タンク
100 座部
105 座部
110 座部
120 座部
130 座部
150 便蓋
160 便蓋
170 便蓋
200 支持板
205 支持板
210 支持板
220 支持板
230 支持板
400 便座制御部
410 便座制御部
420 便座制御部
430 便座制御部
500 洋式便器
550 一体型洋式便器
600 電動シリンダーアクチュエータ
605 電動シリンダーアクチュエータ
610 電動シリンダーアクチュエータ
620 電動シリンダーアクチュエータ
700 ボールジョイント
705 ボールジョイント
800 回動可能なアクチュエータ
810 回動可能なアクチュエータ
820 回動可能なアクチュエータ
830 回動可能なアクチュエータ
900A 上面傾斜部
900B 上面傾斜部をスライド移動可能とする受台
900C 円運動を可能とする上面傾斜部
900D 往復円運動を可能とする上面傾斜部
900E 受台の貫通孔を具備する凸部と対面する位置に貫通孔を具備する凸部を備え た上面傾斜部
910 貫通穴を具備する凸部
920 直方体形状を有する凹部
930 円柱形状を有する凹部
965 ボールローラー
970 円形状を有する枠体
980 球体
990 ボルト
H 便座固定用貫通穴
BZ 洋式便座
BZ10 第三の実施形態である駆動部外付け式排便促進洋式便座
BZ20 第三の実施形態である駆動部内蔵式排便促進洋式便座
BZ30 第排便促進洋式便座一体型洋式便器の排便促進洋式便座
TOP 洋式便器上面
ZAB10 第一の実施形態である排便促進洋式座部
ZAB20 第二の実施形態である排便促進洋式座部
第二の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜していると共に、前記洋式便器本体の上面に対して左右方向に直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能の少なくとも一つの機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。
第四の実施形態としては、洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能と共に、前記洋式便器本体の上面に対して左右方向に直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能、前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して前記座部を洋式便器の左右方向にシーソー運動を可能とする機能の少なくとも一つの機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部である。
第二の実施形態と第四の実施形態での洋式便器本体の上面に対して座部左右方向に直線状若しくは曲線状にスライド移動又は円運動を可能とする機能について、手動方式の場合には座部を受台と上部傾斜部とに2分割し、受台の上面に備わる複数のボールローラー上に上部傾斜部を搭載させる方式やリニアパイプシャフトとスライドユニットを使用する方式にて使用者自らが尻を動かすことで対応可能となる。自動方式の場合には排便促進洋式便座の座部または排便促進洋式座部に直接または間接的にクランクシャフトを接続しモーターギアを回転させる方式などにより往復運動が対応可能となる。

Claims (8)

  1. 洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、
    前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜している排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  2. 洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、
    前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜していると共に、前記洋式便器本体の上面に対して直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能の少なくとも一方の機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  3. 洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、
    前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  4. 洋式便座に着座した使用者が前傾姿勢となるように、
    前記洋式便座の座部が洋式便器本体の上面に対して前方方向に下り傾斜とするために前記座部の高さを変動し傾き角度を変化可能とする機能と共に、前記洋式便器本体の上面に対して直線状若しくは曲線状に移動可能とする機能、前記洋式便器本体の上面に対して往復円運動可能とする機能および前記洋式便器本体の上面に対して前記座部を洋式便器の左右方向にてシーソー運動を可能とする機能の少なくとも一方の機能を備えた排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  5. 前記座部の傾き角度は10度から40度の範囲であることを特徴とする請求項1から請求項4記載の排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  6. 前記座部の直線状若しくは曲線状に移動可能な範囲は前後方向または左右方向に―4cmから+4cmの範囲であり、円運動に於いては直径6cm以内の範囲であることを特徴とする請求項2記載または請求項4記載の排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  7. 前記座部のシーソー運動する角度は−25度から+25度の範囲であることを特徴とする請求項4記載の排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
  8. 前記座部の往復円運動する角度は−20度から+20度の範囲であることを特徴とする請求項2または請求項4記載の排便促進洋式便座又は排便促進洋式座部。
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