JP2021153784A - 家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右両支持体だけで板状部材を支持する構造であっても、横揺れに対する剛性を向上できる家具を提供する。【解決手段】本発明の家具は、横方向に広がる板状部材1と、縦方向に延びて板状部材1の少なくとも一側部を支持する支持体2を備える。板状部材1と支持体2を連結する次のA及び/又はBの剛接合構造を有する。Aの剛接合構造では、支持体2の上部に、第1面と第2面を少なくとも有し、板状部材1の一側部に、第1対向面と第2対向面を少なくとも有する。板状部材1と支持体2は、第1面と第1対向面を重ね合わせ、第2面と第2対向面を重ね合わせて連結する。Bの剛接合構造では、板状部材1と支持体2において重なり合う部位はダボ23,締付け金具24で連結され、隣り合う幅狭端面同士はL型金具31で締結される。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば天板のような板状部材と、これを支持する支持体を備えた家具に関するものである。
執務用のデスク(机)において天板の支持構造は様々であるが、その中でも左右両側端部を板状や棒状等の脚体で支持するタイプはよく知られている。特許文献1には、前後方向(天板の幅方向)に延びた脚座に支柱を立設して脚体を構成し、当該脚体によって天板の左右両側端部を支持させたデスクが開示されている。
実公平3−019773号公報
しかし、特許文献1に開示されたデスクは、左右両脚体のみで天板を支持する構造であるため、横揺れ(横ブレ)に対する剛性(耐久性)が低いという問題があった。この点、幕板やビームを設けてデスクの剛性を向上させることは既に行われている。強度メンバーとして機能する幕板やビームを設けると、小型の幕板等であってもデスクを堅牢な構造にできるが、強度確保のためだけに幕板やビームを設けたのでは部品点数やコスト等の点から見て好ましくない。また、美観が損なわれる点も問題であった。
本発明は、上記のような現状を検討して改善を施した家具を提供することを技術的課題としている。
本発明の家具は、横方向に広がる板状部材と、縦方向に延びて前記板状部材の少なくとも一側部を支持する支持体を備え、前記板状部材と前記支持体を連結する次のA及び/又はBの剛接合構造を有している。
A.前記支持体の上部には、第1面と前記第1面と交差する第2面を少なくとも有し、前記板状部材の一側部には、前記第1面に対向する第1対向面と、前記第1対向面に交差し且つ前記第2面に対向する第2対向面を少なくとも有し、
前記板状部材と前記支持体は、前記第1面と前記第1対向面を重ね合わせ、前記第2面と前記第2対向面を重ね合わせた状態で連結されている。
B.前記板状部材と前記支持体において、重なり合う部位は止着具によって連結され、隣り合う幅狭端面同士は、これら端面に重なるL型金具によって締結されている。
本発明の家具において、前記Aの剛接合構造を有し、前記板状部材と前記支持体を連結した状態で、前記支持体の上端が前記板状部材の上面よりも低い高さになるように設定されるものであってもよい。
本発明の家具において、前記Aの剛接合構造を有し、前記支持体の第2面と前記板状部材の第2対向面が止着具によって連結されるものであってもよい。
本発明の家具において、前記Aの剛接合構造を有し、前記板状部材と前記支持体において隣り合う幅狭端面同士がこれら端面に重なるL型金具によって締結されるものであってもよい。
本発明の家具において、前記A及び前記Bの剛接合構造を有し、前記支持体は側面視で略矩形を呈し、前記支持体の奥行寸法は前記板状部材の奥行寸法と略同等であるものであってもよい。
本発明の家具において、前記A及び前記Bの剛接合構造を有し、前記板状部材と前記支持体の幅狭端面はそれぞれ縁材で覆われ、前記L型金具は、前記板状部材及び前記支持体において前記L型金具との対向部位に形成された凹部に嵌まるか、及び/又は、前記縁材において前記L型金具との対向部位に形成された凹部に嵌まるように構成されるものであってもよい。
本発明の家具において、前記A及び前記Bの剛接合構造を有し、前記板状部材及び/又は前記支持体は、アルミ製でハニカム状の芯材と、前記芯材の表裏に固着されたアルミ製の中板と、前記中板の表側に施された化粧板とを含む積層体に構成されるものであってもよい。
本発明の家具において、前記芯材の周囲は枠材によって囲まれ、前記凹部は前記枠材に形成されるようにしてもよい。
本発明によると、A及びBの剛接合構造のうち少なくとも一方を採用すれば、板状部材と支持体の連結強度を飛躍的に高められ、家具の横揺れ(横ブレ)に対する剛性(耐久性)を格段に向上できる。
実施形態におけるデスクの全体斜視図である。 天板の平面図である。 図2のIII−III視側面断面図である。 脚体の側面図である。 図4のV−V視平面断面図である。 剛接合構造を示す分離斜視図である。 (a)は天板と脚体の分離正面図、(b)は天板と脚体の重ね合わせ状態の正面図である。 L型金具を取り付けた状態での天板と脚体の連結部分の正面図である。 天板と脚体の拡大平面断面図である。 天板と脚体の拡大正面断面図である。
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づき説明する。実施形態は、執務用のデスク(テーブル又は机といってもよい)に本発明を適用したものである。以下の説明では、方向を特定するために「前後」「左右」等の文言を使用するが、デスクにおける天板1の短手方向を奥行方向、前後方向とし、これと直交する方向を左右方向と定義している。また、前後左右の方向をまとめて横方向とし、これと直交する方向を上下方向、縦方向と定義している。これらの文言は説明の便宜上用いており、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1に示すように、実施形態のデスクは、平面視矩形(長方形)状の板状部材である天板1と、縦(上下)方向に延びて天板1の少なくとも一側部を支持する支持体としての脚体2とを備えている。実施形態では、天板1の左右両側部に脚体2の上部が連結されている。すなわち、左右一対の脚体2で天板1が支持されている。
図3に示すように、実施形態の天板1は、アルミ製でハニカム状の天芯材3と、天芯材3の表裏(上下)に固着されたアルミ製の天中板4と、各天中板4の表側(上下外側)に施された天化粧板5とを含む積層構造になっている。天中板4は、天芯材3の表裏に接着又は溶接によって貼り付けられている。天化粧板5は、バッカー材6を介して、対応する天中板4の表側(上下外側)に接着で貼り付けられている。このような積層構造を採用すると、天板1に重厚感、高級感及び高い強度を持たせつつ天板1の軽量化を図れる。
図2に示すように、天芯材3の周囲は、木質繊維を素材とする成型板等の天枠材7によって囲まれている。天枠材7は、上下面を表裏一対の天中板4で挟まれている。天板1における幅狭の前後両端面には、左右長手の天縁材8が接着で貼り付けられている。すなわち、天板1における幅狭の前後両端面は天縁材8で覆われている。天縁材8によって天枠材7、天中板4及び天化粧板5の前後両端面が隠され、天板1の美観を向上させている(図1及び図3参照)。
図4に示すように、実施形態の脚体2はいずれも、側面視で略矩形を呈した平板状に構成されている。脚体2の奥行寸法(前後幅寸法ともいえる)は、天板1の奥行寸法と略同等に設定されている(図1参照)。このため、左右一対の脚体2で天板1を支持するにあたり、天板1が奥行方向に揺れる(ブレる)のを抑制できる。
図5に示すように、脚体2も、天板1と同様に、アルミ製でハニカム状の脚芯材9と、脚芯材9の表裏(左右)に固着されたアルミ製の脚中板10と、各脚中板10の表側(左右外側)に施された脚化粧板11を含む積層構造になっている。脚中板10は、脚芯材9の表裏に接着又は溶接によって貼り付けられている。脚化粧板11は、バッカー材12を介して、対応する脚中板10の表側(上下外側)に接着で貼り付けられている。
このような積層構造を採用すると、脚体2にも重厚感、高級感及び高い強度を持たせつつ脚体2の軽量化を図れる。従って、実施形態によると、上記の積層構造を採用することによって、重厚感や高強度と軽量化とを両立したデスクを実現できる。
図4に示すように、脚体2における脚芯材9の周囲も、木質繊維を素材とする成型板等の脚枠材13によって囲まれている。脚枠材13は、上下面を表裏一対の脚中板10で挟まれている。脚体2における幅狭の前後両端面にも、上下長手の脚縁材14が接着で貼り付けられている。すなわち、脚体2における幅狭の前後両端面は脚縁材14で覆われている。脚縁材14によって脚枠材13、脚中板10及び脚化粧板11の前後両端面が隠され、脚体2の美観を向上させている(図1及び図5参照)。左右各脚体2における下端面の前後両側には、ねじ込み式のアジャスタ15が下向きに突設されている(図4参照)。
図2に示すように、天板1内の左前部側には、前端の左寄り箇所から左側端の中央寄り箇所に向けて略く字状に延びる横通路16が形成されている。天板1内における横通路16の部分は、天芯材3が取り除かれている。横通路16の左右両側には、天枠材7が配置されている。横通路16の上下は、表裏一対の天中板4で区画されている。天板1における前端面の左寄り箇所には、横通路16に連通する前後貫通状の挿通穴17を開口させている。挿通穴17は、天枠材7及び天縁材8を貫通して形成されていて、キャップ18によって開閉可能に塞がれる(図2参照)。
図4に示すように、左側にある脚体2の中央側には、当該脚体2を上下に貫通する縦通路19が形成されている。脚体2内における縦通路19の部分は、脚芯材9が取り除かれている。縦通路19の前後両側には、脚枠材13が配置されている。縦通路19の上下は、表裏一対の脚中板10で区画されている。
実施形態では、天板1の左側部と左側の脚体2の上部を連結した状態で、横通路16と縦通路19が連通している。このため、例えば電子機器用等のケーブル類を、床から縦通路19、横通路16及び挿通穴17を介して天板1上に引き出せ、デスク周りでケーブル類を美麗に処理できて体裁がよい。また、人の足がケーブル類に引っ掛かるのも防止できる。なお、実施形態における右側の脚体2には、縦通路19を形成していない。
さて、図6〜図8に示すように、天板1における左右の側端部と各脚体2の上端部には、互いの形状を補うように重ね合わせ可能な階段状の段部21,22が形成されていて、天板1における左右の側端部と各脚体2の上端部は、互いの段部21,22を重ね合わせた状態で連結されている。当該構造は、請求項に記載したAの剛接合構造に相当する。
実施形態において、脚体2側の脚段部22は、略水平状の第1面22aと、第1面22aと交差する略鉛直状の第2面22bと、第2面22bに交差し第1面22aと平行な略水平状の第3面22cを有している。天板1側の天段部21は、脚体2側の第1面22aに対向する略水平状の第1対向面21aと、第1対向面21aに交差し且つ第2面22bに対向する略鉛直状の第2対向面21bと、第2対向面21bに交差し第1対向面21aと平行で且つ第3面22cに対向する略水平状の第3対向面21cとを有している。
図8及び図10から分かるように、天板1における左右の側端部と各脚体2の上端部を連結した状態では、第1面22aと第1対向面21aが重なり合い、第2面22bと第2対向面21bが重なり合い、さらに、第3面22cと第3対向面21cが重なり合っている。なお、天段部21と脚段部22は、第1対向面21aと第2対向面21b、及び第1面22aと第2面22bを少なくとも有していればよい。各面22a〜22c及び各対向面21a〜21cは、水平面と鉛直面の組合せに限らず、例えば傾斜面や湾曲面であったり、面と面が連続しない形態(例えば面と面の間に窪み等がある形態)等であったりしてよい。要は、それぞれ対応する面22a〜22cと対向面21a〜21cが、互いの形状を補うように重なる形状同士であればよい。
天板1と脚体2の段部21,22同士を、互いの形状が補完されるように重ね合わせて連結すると、脚体2で天板1を支持する構造を採用していても、段部21,22同士の噛み合いが天板1と脚体2の連結強度を飛躍的に高めることになり、デスクの横揺れ(横ブレ)に対する剛性(耐久性)を格段に向上できる。横揺れとは、前後左右の方向(水平方向とも言える)の揺れ(ブレ)を意味している。特にこの場合は、単純な板同士の連結に比べて、重なり合う部位の面積を広げられる点で連結強度の向上に貢献している。
また、デスクの横揺れを抑制する効果が極めて高く、小型の幕板等を備えていなくてもデスクを堅牢な構造にでき、部品点数の削減を図れる。なお、実施形態では、脚体2の奥行寸法が天板1の奥行寸法と略同等であり、この点は、デスクにおける奥行(前後)方向の揺れの抑制に効果を奏している。
図6、図9及び図10に示すように、天板1と脚体2において重なり合う部位、すなわち、天板1における左右の天段部21と各脚体2の脚段部22は、ダボ23(木製ピン)と締付け金具24によって連結されている。実施形態では、ダボ23と締付け金具24が、天板1における左右の天段部21の第2対向面21bと、各脚体2における脚段部22の第2面22bを連結している。当該構造は、請求項に記載したBの剛接合構造に相当する。ダボ23(木製ピン)と締付け金具24はそれぞれが止着具を構成するものである。止着具としては、ダボ23と締付け金具24の少なくとも一方があれば足りる。また、ねじ式のもののような、ダボ23や締付け金具24以外の止着具も採用できる。
この場合、天段部21の第2対向面21a側と脚段部22の第2面22b側に、相対向して開口するダボ穴25,26(図9参照)の複数個が、奥行(前後)方向に適宜間隔を空けて並ぶように形成されている。これらダボ穴25,26にダボ23を強制嵌合させている。連結強度向上のために、ダボ23やダボ穴25,26には接着剤を塗布しておいてもよい。天板1側のダボ穴25は天枠材7に凹み形成されている一方、脚体2側のダボ穴26は脚枠材13に凹み形成されている。天枠材7や脚枠材13は木質繊維を素材としているため、天板1や脚体2にダボ穴25,26を形成しやすい。
締付け金具24は、エキセンティージョイントと呼ばれる公知の金具であり、頭部付きピン27と回転式金具28を組み合わせたものである。回転式金具28には、頭部付きピン27における先端側の頭部27aを引っ掛けて引き寄せる偏心カム(図示省略)が内装されている。
実施形態では、脚段部22の第2面22b側に、左右内向きに突出する頭部付きピン27の複数個が奥行(前後)方向に適宜間隔を空けて並ぶように取り付けられている。天段部21の第2対向面21a側には、対応する頭部付きピン27を挿通させるピン穴29の複数個が奥行(前後)方向に適宜間隔を空けて並ぶように形成されている。天板1の左右側部には、対応するピン穴29に連通する下向き開口状の嵌合穴30が奥行(前後)方向に適宜間隔を空けて並ぶように形成されている。各嵌合穴30に回転式金具28が下方から嵌め込まれる。
ダボ穴25,26の場合と同様に、天板1側のピン穴29及び嵌合穴30は基本的に天枠材7に形成される一方(各嵌合穴30は裏側(下側)のバッカー材6及び天化粧板5も貫通して形成される)、脚体2側における頭部付きピン27のネジ部27bは脚枠材13にねじ込まれる。このため、天板1にピン穴29や嵌合穴30を形成しやすいし、頭部付きピン27をねじ止めしやすい(加工性、組付け作業性がよい)。
脚段部22側の頭部付きピン27をピン穴29に差し込んで、先端側の頭部27aを嵌合穴30内に嵌め込んだ回転式金具28に挿入してから、例えばドライバー工具で回転式金具28を回転操作することによって、回転式金具28の偏心カムが頭部付きピン27の頭部27aを噛み込み、天板1における左右天段部21の第2対向面21a側が各脚体2における脚段部22の第2面22bに対して引き付けられる。
天板1における左右の天段部21と各脚体2の脚段部22を、止着具であるダボ23や締付け金具24によって連結する構成を採用すると、ダボ23や締付け金具24が外部に露出せず人目に触れることがなくて体裁がよい(美観向上に貢献する)。しかも、ダボ23や締付け金具24によって、天板1の左右側部と各脚体2の上部を奥行(前後)方向の複数箇所で固定するため、天板1と脚体2の連結に対する補強機能(連結強度)の点でも優れている。
図6、図8及び図9に示すように、天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態で、天板1及び脚体2において隣り合う幅狭の前端面同士と後端面同士は、これら端面に重なるL型金具31によって締結されている。
実施形態のL型金具31は、水平部32と鉛直部33とを直交姿勢でつなげた形態になっている。天板1における前端面の左右両端側と後端面の左右両端側には、L型金具31の水平部32が嵌まる天凹部34がそれぞれ形成されている。天凹部34は、天板1の天枠材7に凹み形成されている。
各脚体2における前端面の上端側と後端面の上端側には、L型金具31の鉛直部33が嵌まる脚凹部35がそれぞれ形成されている。脚凹部35は、脚体2の脚枠材13に凹み形成されている。天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態では、天凹部34と脚凹部35がつながって、L型金具31と対応するL字状の凹みになる。
天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態で、凹部34,35に嵌め込んだL型金具31に複数のビス36をねじ込むことによって、天板1における左右の側端部と各脚体2の上端部が着脱可能に締結されている。
実施形態では、天板1における左右の側端部と各脚体2の上端部が前後一対のL型金具31で挟み付けられるので、これらL型金具31の挟み付け作用によって、天板1と脚体2の連結強度が飛躍的に高められ、デスクの横揺れ(横ブレ)に対する剛性(耐久性)を格段に向上できる。
また、L型金具31は凹部34,35に嵌め込まれるから、天板1と脚体2の前後コーナー部においてL型金具31が外向きに張り出さず、L型金具31を天縁材8や脚縁材14で覆い隠せる。天板1と脚体2の前後コーナー部において、L型金具31が外部に露出しなくて体裁がよい。
天板1と脚体2の前後コーナー部において、L型金具31に対向する枠材7,13の部位に凹部34,35を形成するに限らず、縁材8,14においてL型金具31に対向する部位(縁材8,14の裏面上端側)に、L型金具31が嵌まる凹部を形成してもよい。この場合も、天板1や脚体2の幅狭端面に縁材8,14を取り付ける際に、L型金具31の存在が邪魔にならず、L型金具31が人目に触れなくて体裁がよい。
図7、図8及び図10に示すように、天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態で、脚体2の上端は天板1の上面よりも低い高さになっている。実施形態では、脚化粧板11の上端が脚体2の上端になっていて、当該箇所が天板1(天化粧板5)の上面よりもΔHだけ低くなるように設定されている(図7(a)(b)参照)。
このため、天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態では、天化粧板5の左右側端と脚化粧板11の上端によって、奥行(前後)方向に長い入隅部37が形成されている。当該入隅部37には、これと略同等の前後寸法を有する細縁材38が嵌め込んで装着されている。この状態では、細縁材38の上面が天板1(天化粧板5)の上面と同一平面をなし、外側面が脚体2(脚化粧板11)の左右外側面と同一平面をなしている。なお、入隅部37を設けずに、天板1が端までくる構成(天化粧板5の左右側端が脚体2(脚化粧板11)の左右外側面と同一平面をなす構成)でもよい。同じく入隅部37を設けずに、脚体2の上端が上面までくる構成(脚体2(脚化粧板11)の上端面が天化粧板5の上面と同一平面をなす構成)にすることも可能である。
このように天板1と脚体2の段部21,22同士を重ね合わせた状態で、脚体2の上端を天板1の上面よりも低い高さに設定すると、天板1の上面と脚体2の上端を面一状に加工したり、天板1の左右側端と脚体2の左右外側端を面一状に加工したりしなくてよいから、加工精度を抑えて製造上の手間を低減でき、コスト抑制を図れる。
本発明における各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。本発明に係る家具としては、デスクに限らず、テーブルやカウンター等のように、天板等の板状部材を脚体等の支持体で支持する構造のものであれば適用可能であることは言うまでもない。
また、板状部材の左右一側方だけを支持体で支持し、他側方は袖机や収納棚等で支持してもよい。実施形態は、A及びB両方の剛接合構造を採用しているが、AかBのいずれかの剛接合構造だけを採用することも可能である。例えばAの剛接合構造を採用した場合は、板状部材と支持体の段部同士を止着具で連結してもよいし、L型金具で連結してもよい。各面と各対向面に接着剤を塗布して固定することも可能である。
さらに、板状部材と支持体の一方又は両方が、アルミ製の芯材とアルミ製の中板と化粧板を含む積層体に構成されていなくてもよい。例えば支持体として、金属製の矩形枠体やL型脚等の比較的華奢な構造を採用したとしても、AかBの少なくとも一方の剛接合構造を採用すれば、板状部材と支持体の連結強度を格段に向上でき、意匠性に優れた家具を実現して商品価値を向上できる。いずれの場合であっても、幕板はあってもよいし、なくてもよい。
1 天板
2 脚体
8 天縁材
14 脚縁材
21 天段部
21a 第1対向面
21b 第2対向面
21c 第3対向面
22 脚段部
22a 第1面
22b 第2面
22c 第3面
23 ダボ
24 締付け金具
27 頭部付きピン
28 回転式金具
31 L型金具
34 天凹部
35 脚凹部
36 ビス
37 入隅部
38 細縁材

Claims (8)

  1. 横方向に広がる板状部材と、縦方向に延びて前記板状部材の少なくとも一側部を支持する支持体を備え、前記板状部材と前記支持体を連結する次のA及び/又はBの剛接合構造を有している家具。
    A.前記支持体の上部には、第1面と前記第1面と交差する第2面を少なくとも有し、前記板状部材の一側部には、前記第1面に対向する第1対向面と、前記第1対向面に交差し且つ前記第2面に対向する第2対向面を少なくとも有し、
    前記板状部材と前記支持体は、前記第1面と前記第1対向面を重ね合わせ、前記第2面と前記第2対向面を重ね合わせた状態で連結されている。
    B.前記板状部材と前記支持体において、重なり合う部位は止着具によって連結され、隣り合う幅狭端面同士は、これら端面に重なるL型金具によって締結されている。
  2. 前記Aの剛接合構造を有する請求項1に記載した家具において、
    前記板状部材と前記支持体を連結した状態で、前記支持体の上端が前記板状部材の上面よりも低い高さになるように設定されている家具。
  3. 前記Aの剛接合構造を有する請求項1又は2に記載した家具において、
    前記支持体の第2面と前記板状部材の第2対向面が止着具によって連結されている家具。
  4. 前記Aの剛接合構造を有する請求項1〜3のうちいずれかに記載した家具において、
    前記板状部材と前記支持体において隣り合う幅狭端面同士がこれら端面に重なるL型金具によって締結されている家具。
  5. 前記A及び前記Bの剛接合構造を有する請求項1〜4のうちいずれかに記載した家具において、
    前記支持体は側面視で略矩形を呈し、前記支持体の奥行寸法は前記板状部材の奥行寸法と略同等である家具。
  6. 前記A及び前記Bの剛接合構造を有する請求項1又は5に記載した家具において、
    前記板状部材と前記支持体の幅狭端面はそれぞれ縁材で覆われ、
    前記L型金具は、前記板状部材及び前記支持体において前記L型金具との対向部位に形成された凹部に嵌まるか、及び/又は、前記縁材において前記L型金具との対向部位に形成された凹部に嵌まるように構成されている家具。
  7. 前記A及び前記Bの剛接合構造を有する請求項1〜5のうちいずれかに記載した家具において、
    前記板状部材及び/又は前記支持体は、アルミ製でハニカム状の芯材と、前記芯材の表裏に固着されたアルミ製の中板と、前記中板の表側に施された化粧板とを含む積層体に構成されている、
    家具。
  8. 請求項7に記載した家具において、
    前記芯材の周囲は枠材によって囲まれ、前記凹部は前記枠材に形成されている家具。
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