JP2021152870A - 収支管理装置、収支管理方法、および、収支管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各プロジェクト等の原価要素を所定期間単位で変更できるようにすることで、プロジェクト等の収支の対比を正しく把握させることができるため、収支管理の精度を向上させることができる収支管理装置、収支管理方法、および、収支管理プログラムを提供することを課題とする。【解決手段】原価要素変換パターンマスタに基づいて、対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、変換元対比原価要素および変換後対比原価要素の洗替金額を取得し、洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、収支管理装置、収支管理方法、および、収支管理プログラムに関する。
特許文献1には、予め設定された配賦ルールに従って、建設費の原価要素を変更して配付する構成が開示されている。
特開2005−135193号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、各プロジェクト等の過去の実績の原価要素を比較対象における原価要素に洗い替えをすることで、正確な収支分析をすることができないという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、各プロジェクト等の原価要素を所定期間単位で変更できるようにすることで、プロジェクト等の収支の対比を正しく把握させることができるため、収支管理の精度を向上させることができる収支管理装置、収支管理方法、および、収支管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る収支管理装置は、記憶部と制御部とを備えた収支管理装置であって、前記記憶部は、プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替手段と、前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理装置において、前記洗替手段は、前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である前記変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である前記変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から所定の金額を差し引いた差分額、および、前記変換後対比原価要素の金額に前記所定の金額を加えた加算額を前記洗替金額として取得することを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理装置において、前記原価要素変換パターンは、更に、前記変換元原価要素の中で洗替対象となる費用を示す資産識別子が紐付けて設定され、前記洗替手段は、前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である前記変換元対比原価要素に含まれる前記洗替対象となる前記費用、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である前記変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から前記費用の金額を差し引いた前記差分額、および、前記変換後対比原価要素の金額に前記費用の金額を加えた前記加算額を前記洗替金額として取得することを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理装置において、前記制御部は、前記原価要素変換パターンを選択可能な出力指示画面を表示させる出力指示画面表示手段、を更に備え、前記洗替手段は、更に、前記出力指示画面にて選択された前記原価要素変換パターンに設定された前記対比対象期間における前記変換元原価要素および前記変換後原価要素を特定することを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理装置において、前記対比対象期間は、対象期間の直前期であることを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理装置において、前記対象期間は、月、月度、四半期、半期、年、または、年度であることを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理方法は、記憶部と制御部とを備えた収支管理装置に実行させるための収支管理方法であって、前記記憶部は、プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替ステップと、前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る収支管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた収支管理装置に実行させるための収支管理プログラムであって、前記記憶部は、プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替ステップと、前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ITサービス業等において、サービスの拡充や取引先の増加にともなって売上の比重が変動することが多々あり、各プロジェクトまたはサービス等(PJ)の収支を把握する際に、その時点における原価要素(すなわち、各PJに直下する直接原価、および、部門の販管費より配賦される間接原価等)を加味した収支分析が必要となるが、当該原価要素をこれらの状況を鑑みて原価区分を変えることで正確な収支分析が可能となるという効果を奏する。また、本発明によれば、プロジェクト収支の前年対比を正しく把握するアイデアにより、各PJの原価要素を年度ごとに変更できるようになり収支管理の精度が向上するという効果を奏する。また、本発明によれば、マスタに設定した原価要素変換パターンを利用することで、過去の実績の原価要素を現在の原価要素に洗い替えをして、PJ予算実績データの出力において当該洗い替えを反映させることができるが、管理会計上の収支管理であるため、過去の会計実績に影響を与えることなく処理を実行できるという効果を奏する。また、本発明によれば、ITサービス業、建設業またはコンサルティング業等の案件型ビジネスにおいて、PJ毎に昨対を分析する必要があるが、それが精緻化されるという効果を奏する。
図1は、従来の収支管理処理の一例を示す図である。 図2は、本実施形態における収支管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における収支管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態における収支管理処理の一例を示す図である。 図5は、本実施形態における出力指示画面の一例を示す図である。 図6は、本実施形態における収支管理処理の一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、図1を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、従来の収支管理処理の一例を示す図である。
従来、当初の原価区分を進捗に合わせて変更することができず、過去実績のデータについて、過去に計上した原価要素として捉えることしかできなかった。そのため、従来、収支分析を正確に行うためには手計算で配賦・按分処理をする必要があり、複数案件をまたいだ間接原価の配賦となると実態としてはできず、昨年対比の比較をする際に正確な分析をすることができなかった。すなわち、従来、プロジェクト収支の前年対比における原価要素変換を行うことができなかった。
また、従来、どの企業でもPJ毎の予算実績の収支管理を、一般的に行っていたが、売上比重の変動があった場合に、過去の原価要素を組み替えての収支分析まではシステムの制約上、できていないケースが圧倒的に多かったため、正確な収支把握はほぼ不可能であり、各企業においては人力でExcel(登録商標)等を駆使して概算の把握を行っていた。
例えば、従来、図1に示すように、PJ(1)の経費のうち、2017年度迄、PJ(1)で占有していた資産の減価償却費が1,500円であり、且つ、2017年度および2018年度の売上金額・原価の変動がない際に、2018年度末迄に4つのPJの契約が開始され、PJ(1)の経費で占有していた資産(2,000円)の減価償却費(1,500円)が間接経費として各PJに按分される場合、PJ(1)の経費を使用するPJが、PJ(1)含めて5つのPJの間接経費として均等に300円ずつ振替処理されていた。そして、図1に示すように、PJ(1)の2018年度の数字を見ると、直接原価の経費が0、且つ、間接原価の経費が+300となるが、2017年度の数字が元のまま他のPJへの按分を考慮していないため、正しい収支分析ができなかった。
そこで、本実施形態においては、原価区分の変換を行う機能を設け、原価区分をプロジェクト単位・資産単位に調整できることで、収支分析の精度向上ができる仕組みを提供している。例えば、本実施形態においては、初年度にA案件向けに購入した設備機器(サーバ等)の償却費をA案件の直接費として計上していたが、その翌年度に同様のサービスが多数の顧客を得ることができたため、他のサービスでも当該設備機器を利用することになった場合、その年度以降、初年度の当該設備機器の償却費をA案件の直接費としてではなく、各案件に配賦された間接費として捉える仕組みを提供している。
[2.構成]
本実施形態に係る収支管理装置100の構成の一例について、図2から図5を参照して説明する。図2は、本実施形態における収支管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、収支管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、収支管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
収支管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。収支管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、収支管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、収支管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、原価要素変換パターンマスタ106aと会計データベース106bとを備えている。
原価要素変換パターンマスタ106aは、プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定したマスタである。ここで、原価要素変換パターンは、変換元原価要素の中で洗替対象となる費用を示す資産識別子が紐付けて設定されていてもよい。ここで、費用は、減価償却費であってもよい。また、対比対象期間は、対象期間の直前期であってもよい。ここで、対象期間は、月、月度、四半期、半期、年、または、年度であってもよい。また、原価要素変換パターンマスタ106aは、原価要素変換パターン識別子(例えば、原価要素変換パターンコード等)、変換元原価要素識別子(例えば、変換元原価要素コード等)、変換後原価要素識別子(例えば、変換後原価要素コード等)、PJ識別子(例えば、PJ番号等)、および/または、資産識別子(例えば、資産コード等)が設定されていてもよい。
会計データベース106bは、会計データを記憶する。ここで、会計データベース106bは、プロジェクトまたはサービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶していてもよい。また、会計データは、プロジェクト予算実績データ、プロジェクト予算実績明細データ、洗替金額を設定した出力用表示データ、原価要素変換パターンを選択可能な出力指示画面、および/または、売上データ等を含んでいてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、収支管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、出力指示画面表示部102aと洗替部102bと洗替表示部102cとを備えている。
出力指示画面表示部102aは、原価要素変換パターンを選択可能な出力指示画面を表示させる。ここで、出力指示画面表示部102aは、対象期間、対比対象期間、PJ識別子、および/または、原価要素変換パターン識別子等を入力させることで、原価要素変換パターンを選択させてもよい。
洗替部102bは、対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素の洗替金額を取得する。ここで、洗替部102bは、原価要素変換パターンマスタ106aに基づいて、対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、変換元対比原価要素および変換後対比原価要素の洗替金額を取得してもよい。また、洗替部102bは、原価要素変換パターンマスタ106aに基づいて、対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から所定の金額を差し引いた差分額、および、変換後対比原価要素の金額に所定の金額を加えた加算額を洗替金額として取得してもよい。また、洗替部102bは、原価要素変換パターンマスタ106aに基づいて、対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素に含まれる洗替対象となる費用、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から費用の金額を差し引いた差分額、および、変換後対比原価要素の金額に費用の金額を加えた加算額を洗替金額として取得してもよい。また、洗替部102bは、出力指示画面にて選択された原価要素変換パターンに設定された対比対象期間における変換元原価要素および変換後原価要素を特定してもよい。また、会計実績データは、PJ識別子(例えば、PJ番号等)、対象期間(例えば、会計年度等)、対比対象期間、原価要素識別子(例えば、原価要素コード、および/または、原価要素名等)、資産識別子(例えば、資産コード等)、予算金額、および/または、原価等を含んでいてもよい。
洗替表示部102cは、洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる。ここで、出力用表示データは、PJ識別子(例えば、PJ番号等)、対象期間(例えば、会計年度等)、対比対象期間、原価要素識別子(例えば、原価要素コード、および/または、原価要素名等)、資産識別子(例えば、資産コード等)、予算金額、および/または、原価等を含んでいてもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図3から図6を参照して説明する。
[収支管理処理]
ここで、図3を参照して、本実施形態における収支管理処理の一例について説明する。図3は、本実施形態における収支管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、出力指示画面表示部102aは、対象期間、PJ識別子、および、原価要素変換パターン識別子を入力させることで、原価要素変換パターンマスタ106aに設定された原価要素変換パターンを選択可能とした出力指示画面を出力装置114に表示させる(ステップSA−1)。
そして、洗替部102bは、ユーザにより入力装置112を介して出力指示画面にて対象期間、PJ識別子、および、原価要素変換パターン識別子が入力され、原価要素変換パターンマスタ106aに設定された原価要素変換パターンが選択された場合、原価要素変換パターンマスタ106a、および、会計データベース106bに基づいて、当該対象期間の直前期である対比対象期間の会計実績データに設定された変換元原価要素となる原価要素である変換元対比原価要素、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、変換元対比原価要素の金額から所定の金額を差し引いた差分額、および、変換後対比原価要素の金額に所定の金額を加えた加算額を洗替金額として取得する(ステップSA−2)。
そして、洗替表示部102cは、PJ識別子、対象期間、対比対象期間、原価要素識別子、予算金額、および、洗替金額を設定した出力用表示データを出力装置114に表示させ(ステップSA−3)、処理を終了する。
ここで、図4を参照して、本実施形態における収支管理処理の一例について説明する。図4は、本実施形態における収支管理処理の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態においては、PJ(1)の経費のうち、2017年度迄、PJ(1)で占有していた資産の減価償却費が1,500円であり、且つ、2017年度および2018年度の売上金額・原価の変動がない際に、2018年度末迄に4つのPJの契約が開始され、PJ(1)の経費で占有していた資産(2,000円)の減価償却費(1,500円)が間接経費として各PJに按分される場合、PJ(1)の経費を使用するPJが、PJ(1)含めて5つのPJの間接経費として均等に300円ずつ振替処理されている。ここで、図4に示すように、本実施形態においては、原価要素変換処理により、2018年度の原価区分にて、2017年度の経費に含まれる減価償却費(1,500円)が間接経費へ洗い替えられた出力用表示データが自動的に作成されるため、適当な昨対実績による正しい収支分析を可能としている。なお、本実施形態において、会計上の数字(すなわち、実績データ)自体は変更されない。
ここで、本実施形態における原価要素変換パターンマスタ106aは、対比する前年度の予算実績データの原価要素を読み替えるためのマスタであり、出力指示画面にて原価要素パターンコードが指定されることで、前年データの原価要素の読み替えに用いられてもよい。また、本実施形態における原価要素変換パターンマスタ106aは、複数のパターンを持たせることが可能であり、複数年度毎の変化にも対応できるようにしてもよい。また、本実施形態における原価要素変換パターンマスタ106aは、原価要素単位の洗い替えだけでなく、本来変換したい費用以外が変換(洗替)されることを防ぎ、且つ、振り替えたい費用を狙って変換をかけることを可能とするために、PJ番号および資産コードによる指定を可能としていてもよい。
また、図5および図6を参照して、本実施形態における原価要素単位の収支管理処理の一例について説明する。図5は、本実施形態における出力指示画面の一例を示す図である。図6は、本実施形態における収支管理処理の一例を示す図である。
本実施形態においては、図5に示すように、ユーザにより出力指示画面にて会計年度:2018、PJ番号:PJ(1)、および、原価要素変換パターンコード:PT001が入力された場合、原価要素変換パターンマスタ106aに設定された原価要素変換パターンが選択され、図6に示すように、選択された原価要素変換パターン:PT001に基づいて、会計年度の前年度である2017年度の会計実績データ(PJ予実績明細データ)に設定された変換元原価要素となる原価要素である経費、および、変換元対比原価要素に対する変換後原価要素である間接経費を特定し、原価要素変換処理により経費を間接経費費へ変換した出力用表示データ(予実績明細_出力用表示データ)が表示される。このように、本実施形態においては、プロジェクト収支の前年対比を正しく把握するためのデータを自動的に提供することを可能としている。
[3.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、収支管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、収支管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて収支管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、収支管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、収支管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、収支管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、建設業・コンサル業・サイネージ業・ITサービス業等の個別収支を行っている業界において有用である。
100 収支管理装置
102 制御部
102a 出力指示画面表示部
102b 洗替部
102c 洗替表示部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 原価要素変換パターンマスタ
106b 会計データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (8)

  1. 記憶部と制御部とを備えた収支管理装置であって、
    前記記憶部は、
    プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、
    前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替手段と、
    前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示手段と、
    を備えたことを特徴とする収支管理装置。
  2. 前記洗替手段は、
    前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である前記変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である前記変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から所定の金額を差し引いた差分額、および、前記変換後対比原価要素の金額に前記所定の金額を加えた加算額を前記洗替金額として取得することを特徴とする請求項1に記載の収支管理装置。
  3. 前記原価要素変換パターンは、
    更に、前記変換元原価要素の中で洗替対象となる費用を示す資産識別子が紐付けて設定され、
    前記洗替手段は、
    前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である前記変換元対比原価要素に含まれる前記洗替対象となる前記費用、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である前記変換後対比原価要素を特定し、当該変換元対比原価要素の金額から前記費用の金額を差し引いた前記差分額、および、前記変換後対比原価要素の金額に前記費用の金額を加えた前記加算額を前記洗替金額として取得することを特徴とする請求項2に記載の収支管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記原価要素変換パターンを選択可能な出力指示画面を表示させる出力指示画面表示手段、
    を更に備え、
    前記洗替手段は、
    更に、前記出力指示画面にて選択された前記原価要素変換パターンに設定された前記対比対象期間における前記変換元原価要素および前記変換後原価要素を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の収支管理装置。
  5. 前記対比対象期間は、
    対象期間の直前期であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の収支管理装置。
  6. 前記対象期間は、
    月、月度、四半期、半期、年、または、年度であることを特徴とする請求項5に記載の収支管理装置。
  7. 記憶部と制御部とを備えた収支管理装置に実行させるための収支管理方法であって、
    前記記憶部は、
    プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、
    前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部で実行させる、
    前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替ステップと、
    前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示ステップと、
    を含むことを特徴とする収支管理方法。
  8. 記憶部と制御部とを備えた収支管理装置に実行させるための収支管理プログラムであって、
    前記記憶部は、
    プロジェクトまたはサービス毎に、対比対象期間における変換元原価要素、および、変換後原価要素が紐付けて設定された原価要素変換パターンを設定した原価要素変換パターンマスタを記憶する原価要素変換パターン記憶手段と、
    前記プロジェクトまたは前記サービス毎の各原価要素の金額を設定した会計実績データを記憶する会計記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部において、
    前記原価要素変換パターンマスタに基づいて、前記対比対象期間の前記会計実績データに設定された前記変換元原価要素となる前記原価要素である変換元対比原価要素、および、前記変換元対比原価要素に対する前記変換後原価要素である変換後対比原価要素を特定し、前記変換元対比原価要素および前記変換後対比原価要素の洗替金額を取得する洗替ステップと、
    前記洗替金額を設定した出力用表示データを表示させる洗替表示ステップと、
    を実行させるための収支管理プログラム。
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