JP2021152601A - 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021152601A
JP2021152601A JP2020053145A JP2020053145A JP2021152601A JP 2021152601 A JP2021152601 A JP 2021152601A JP 2020053145 A JP2020053145 A JP 2020053145A JP 2020053145 A JP2020053145 A JP 2020053145A JP 2021152601 A JP2021152601 A JP 2021152601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
supply port
plasma generation
generation region
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020053145A
Other languages
English (en)
Inventor
幸一郎 神家
Koichiro Kamiya
幸一郎 神家
篤 植田
Atsushi Ueda
篤 植田
貴幸 小山内
Takayuki Osanai
貴幸 小山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gigaphoton Inc
Original Assignee
Gigaphoton Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gigaphoton Inc filed Critical Gigaphoton Inc
Priority to JP2020053145A priority Critical patent/JP2021152601A/ja
Priority to US17/160,486 priority patent/US11350514B2/en
Priority to NL2027481A priority patent/NL2027481B1/en
Publication of JP2021152601A publication Critical patent/JP2021152601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • H05G2/006X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas details of the ejection system, e.g. constructional details of the nozzle
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • H05G2/005X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas containing a metal as principal radiation generating component
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70008Production of exposure light, i.e. light sources
    • G03F7/70025Production of exposure light, i.e. light sources by lasers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70008Production of exposure light, i.e. light sources
    • G03F7/70033Production of exposure light, i.e. light sources by plasma extreme ultraviolet [EUV] sources
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/008X-ray radiation generated from plasma involving a beam of energy, e.g. laser or electron beam in the process of exciting the plasma

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

【課題】反射面75aの汚染が抑制されるEUV光生成装置(LPP)を提供する。【解決手段】極端紫外光生成装置は、チャンバ装置10と、集光ミラー75と、排気口10Eと、中心側ガス供給口81aと、を備える。排気口10Eは、チャンバ装置10に設けられ、プラズマ生成領域ARを基準として反射面75aとは反対側において、焦点直線LOの側方に設けられる。中心側ガス供給口81aは、排気口10Eとプラズマ生成領域ARと反射面75aの外周部よりも内側とを通る供給直線L1上においてプラズマ生成領域ARを基準にして排気口10Eとは反対側に設けられる。中心側ガス供給口81aは、供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域ARを介して排気口10Eに向かってガスを供給する。【選択図】図6

Description

本開示は、極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、10nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、波長約13nmの極端紫外(EUV:Extreme UltraViolet)光を生成するための装置と縮小投影反射光学系とを組み合わせた半導体露光装置の開発が期待されている。
EUV光生成装置としては、ターゲット物質にレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLaser Produced Plasma(LPP)式の装置の開発が進んでいる。
米国特許出願公開第2013/0126761号明細書 米国特許出願公開第2006/0219959号明細書 国際公開第2018/127565号公報 国際公開第2019/102526号公報
概要
本開示の一態様による極端紫外光生成装置は、レーザ光が照射されるドロップレットからプラズマが生成されるプラズマ生成領域を内部空間に含むチャンバ装置と、内部空間に配置され、プラズマ生成領域においてプラズマから生成される極端紫外光を反射する回転楕円面形状の反射面を含む集光ミラーと、チャンバ装置に設けられ、プラズマ生成領域を基準として反射面とは反対側において、反射面の第1焦点及び第2焦点を通る焦点直線の側方に設けられる排気口と、排気口とプラズマ生成領域と反射面の外周部よりも内側とを通る供給直線上においてプラズマ生成領域を基準にして排気口とは反対側に設けられる中心側ガス供給口と、を備え、中心側ガス供給口は、供給直線に沿ってプラズマ生成領域を介して排気口に向かってガスを供給してもよい。
また、本開示の一態様による電子デバイスの製造方法は、レーザ光が照射されるドロップレットからプラズマが生成されるプラズマ生成領域を内部空間に含むチャンバ装置と、内部空間に配置され、プラズマ生成領域においてプラズマから生成される極端紫外光を反射する回転楕円面形状の反射面を含む集光ミラーと、チャンバ装置に設けられ、プラズマ生成領域を基準として反射面とは反対側において、反射面の第1焦点及び第2焦点を通る焦点直線の側方に設けられる排気口と、排気口とプラズマ生成領域と反射面の外周部よりも内側とを通る供給直線上においてプラズマ生成領域を基準にして排気口とは反対側に設けられる中心側ガス供給口と、を備え、中心側ガス供給口は、供給直線に沿ってプラズマ生成領域を介して排気口に向かってガスを供給する極端紫外光生成装置によって、ドロップレットにレーザ光を照射することによってプラズマを生成し、プラズマから生成される極端紫外光を露光装置に出射し、電子デバイスを製造するために、露光装置によって感光基板上に極端紫外光を露光することを含んでもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、電子デバイスの製造装置の全体の概略構成例を示す図である。 図2は、極端紫外光生成装置の全体の概略構成例を示す図である。 図3は、比較例におけるチャンバ装置を含む一部の概略構成例を示す図である。 図4は、プラズマ生成領域側から見る場合の比較例における反射面の正面図である。 図5は、比較例における、中心側ガス供給口からのエッチングガスの流れ、外周側ガス供給口からのエッチングガスの流れ、ガス渦の流れ、及び逆流ガスの流れを示す図である。 図6は、実施形態1におけるチャンバ装置を含む一部の概略構成例を示す図である。 図7は、プラズマ生成領域側から見る場合の実施形態1における反射面の正面図である。 図8は、実施形態1における中心側ガス供給口からのエッチングガスの流れ及び外周側ガス供給口からのエッチングガスの流れを示す図である。 図9は、実施形態1の中心側ガス供給部の変形例を示す図である。 図10は、実施形態1の出射口の変形例を示す図である。 図11は、実施形態2におけるチャンバ装置を含む一部の概略構成例を示す図である。 図12は、プラズマ生成領域側から見る場合の実施形態2における反射面の正面図である。 図13は、実施形態2の中心側ガス供給部の変形例を示す図である。
実施形態
1.概要
2.電子デバイスの製造装置の説明
3.比較例の極端紫外光生成装置の説明
3.1 構成
3.2 動作
3.3 課題
4.実施形態1のEUV光生成装置の説明
4.1 構成
4.2 動作
4.3 作用・効果
5.実施形態2のEUV光生成装置の説明
5.1 構成
5.2 作用・効果
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.概要
本開示の実施形態は、極端紫外(EUV)と呼ばれる波長の光を生成する極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造装置に関するものである。なお、以下では、極端紫外光をEUV光という場合がある。
2.電子デバイスの製造装置の説明
図1に示すように、電子デバイス製造装置は、EUV光生成装置100及び露光装置200を含む。露光装置200は、複数のミラー211,212を含むマスク照射部210と、複数のミラー221,222を含むワークピース照射部220とを含む。マスク照射部210は、EUV光生成装置100から入射したEUV光101によって、反射光学系を介してマスクテーブルMTのマスクパターンを照明する。ワークピース照射部220は、マスクテーブルMTによって反射されたEUV光101を、反射光学系を介してワークピーステーブルWT上に配置された不図示のワークピース上に結像させる。ワークピースはフォトレジストが塗布された半導体ウエハ等の感光基板である。露光装置200は、マスクテーブルMTとワークピーステーブルWTとを同期して平行移動させることにより、マスクパターンを反映したEUV光101をワークピースに露光する。以上のような露光工程によって半導体ウエハにデバイスパターンを転写することで半導体デバイスを製造することができる。
3.比較例の極端紫外光生成装置の説明
3.1 構成
比較例のEUV光生成装置100について説明する。なお、本開示の比較例とは、出願人のみによって知られていると出願人が認識している形態であって、出願人が自認している公知例ではない。
図2は、本例のEUV光生成装置100の全体の概略構成例を示す模式図である。図2に示すように、EUV光生成装置100は、レーザ装置LD、チャンバ装置10、プロセッサ120、及びレーザ光デリバリ光学系30を主な構成として含む。なお、図2では、後述する複数の外周側ガス供給部83、及びガス供給装置74といった、EUV光生成装置100の構成の一部が省略されている。
チャンバ装置10は、密閉可能な容器である。チャンバ装置10は、低圧雰囲気の内部空間を囲う内壁10bを含む。チャンバ装置10はサブチャンバ15を含み、サブチャンバ15にターゲット供給部40が設けられている。ターゲット供給部40は、タンク41及びノズル42を含む。ターゲット供給部40は、ドロップレットDLをチャンバ装置10の内部空間に供給し、例えば、サブチャンバ15の壁を貫通するように取り付けられている。ドロップレットDLは、ターゲットとも呼ばれ、ターゲット供給部40から供給される。
タンク41は、その内部にドロップレットDLとなるターゲット物質を貯蔵する。ターゲット物質は、スズを含む。また、タンク41の内部は、配管を介してガス圧を調節する圧力調節器43と連通している。また、タンク41にはヒータ44が取り付けられている。ヒータ44は、ヒータ電源45から供給される電流により、タンク41を加熱する。この加熱により、タンク41内のターゲット物質は溶融する。圧力調節器43及びヒータ電源45は、プロセッサ120に電気的に接続されている。
ノズル42は、タンク41に取り付けられ、ターゲット物質を吐出する。ノズル42には、ピエゾ素子46が取り付けられている。ピエゾ素子46は、ピエゾ電源47に電気的に接続されており、ピエゾ電源47から印加される電圧で駆動される。ピエゾ電源47は、プロセッサ120に電気的に接続されている。このピエゾ素子46の動作により、ノズル42から吐出されるターゲット物質はドロップレットDLにされる。
また、チャンバ装置10は、ターゲット回収部14を含む。ターゲット回収部14は、チャンバ装置10の内壁10bに取り付けられる箱体である。ターゲット回収部14は、チャンバ装置10の内壁10bに設けられる開口10aを介してチャンバ装置10の内部空間に連通している。ターゲット回収部14及び開口10aは、ノズル42の直下に配置される。ターゲット回収部14は、開口10aを通過してターゲット回収部14に到達する不要なドロップレットDLを回収し、この不要なドロップレットDLが溜まるドレインタンクである。
チャンバ装置10の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられている。この貫通孔は、ウィンドウ12によって塞がれ、ウィンドウ12をレーザ装置LDから出射されるパルス状のレーザ光90が透過する。
また、チャンバ装置10の内部空間には、レーザ集光光学系13が配置されている。レーザ集光光学系13は、レーザ光集光ミラー13A及び高反射ミラー13Bを含む。レーザ光集光ミラー13Aは、ウィンドウ12を透過するレーザ光90を反射して集光する。高反射ミラー13Bは、レーザ光集光ミラー13Aが集光する光を反射する。レーザ光集光ミラー13A及び高反射ミラー13Bの位置は、レーザ光マニュピレータ13Cにより、チャンバ装置10の内部空間でのレーザ集光位置がプロセッサ120から指定された位置になるように調節される。
チャンバ装置10の内部空間には、例えば、回転楕円面形状の反射面75aを含むEUV光集光ミラー75が配置される。反射面75aは、プラズマ生成領域ARにおいてプラズマから生成されるEUV光101を反射する。反射面75aは、第1焦点及び第2焦点を有する。反射面75aは、例えば、その第1焦点がプラズマ生成領域ARに位置し、その第2焦点が中間集光点IFに位置するように配置されてもよい。図2では、第1焦点及び第2焦点を通る直線が焦点直線L0として示されている。
また、EUV光生成装置100は、チャンバ装置10の内部空間及び露光装置200の内部空間を連通させる接続部19を含む。接続部19の内部には、アパーチャが形成された壁が設けられる。この壁は、アパーチャが第2焦点に位置するように配置されることが好ましい。
また、EUV光生成装置100は、圧力センサ26及びターゲットセンサ27を含む。圧力センサ26及びターゲットセンサ27は、チャンバ装置10に取り付けられ、プロセッサ120に電気的に接続されている。圧力センサ26は、チャンバ装置10の内部空間の圧力を計測する。ターゲットセンサ27は、例えば撮像機能を含み、プロセッサ120からの指示によってドロップレットDLの存在、軌跡、位置、速度等を検出する。
レーザ装置LDは、バースト動作する光源であるマスターオシレータを含む。マスターオシレータは、バーストオンでパルス状のレーザ光90を出射する。マスターオシレータは、例えば、ヘリウムや窒素等が炭酸ガス中に混合された気体を放電によって励起することで、レーザ光90を出射するレーザ装置である。あるいは、マスターオシレータは、量子カスケードレーザ装置でもよい。また、マスターオシレータは、Qスイッチ方式により、パルス状のレーザ光90を出射してもよい。また、マスターオシレータは、光スイッチや偏光子等を含んでもよい。なお、バースト動作とは、バーストオン時に連続したパルス状のレーザ光90を所定の繰り返し周波数で出射し、バーストオフ時にレーザ光90の出射を抑制する動作である。
レーザ装置LDから出射するレーザ光90の進行方向は、レーザ光デリバリ光学系30によって調節される。レーザ光デリバリ光学系30は、レーザ光90の進行方向を調節するための複数のミラー30A,30Bを含み、これらミラー30A,30Bの少なくとも1つの位置が不図示のアクチュエータで調節される。ミラー30A,30Bの少なくとも1つの位置が調節されることで、レーザ光90がウィンドウ12から適切にチャンバ装置10の内部空間に伝搬し得る。
プロセッサ120は、EUV光生成装置100全体を制御し、さらにレーザ装置LDをも制御する。プロセッサ120には、圧力センサ26で計測されたチャンバ装置10の内部空間の圧力に係る信号や、ターゲットセンサ27によって撮像されたドロップレットDLのイメージデータに係る信号や、露光装置200からのバースト信号等が入力される。プロセッサ120は、上記イメージデータ等を処理し、例えば、ドロップレットDLが出力されるタイミング、ドロップレットDLの出力方向等を制御してもよい。さらに、プロセッサ120は、レーザ装置LDの発振タイミング、レーザ光90の進行方向、レーザ光90の集光位置等を制御してもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて後述のように他の制御が追加されてもよい。
次に、チャンバ装置10の構成についてより詳細に説明する。
図3は、比較例におけるチャンバ装置10を含む一部の概略構成例を示す模式図である。なお、図3では、レーザ集光光学系13、ターゲット供給部40、及びターゲット回収部14といったチャンバ装置10の構成の一部が省略されている。
チャンバ装置10には、エッチングガスをチャンバ装置10の内部空間に供給する中心側ガス供給部81、及び複数の外周側ガス供給部83が配置されている。上記のように、ターゲット物質はスズを含むため、エッチングガスは、例えば水素ガス濃度が100%と見做せる水素含有ガスである。あるいは、エッチングガスは、例えば水素ガス濃度が3%程度のバランスガスでもよい。バランスガスには、窒素(N)ガスやアルゴン(Ar)ガスが含まれている。ドロップレットDLを構成するターゲット物質がプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されてプラズマ化すると、スズの微粒子及びスズの荷電粒子が生じる。エッチングガスは、これら微粒子及び荷電粒子を構成するスズと反応する水素を含む。スズが水素と反応すると、常温で気体のスタンナン(SnH)になる。
中心側ガス供給部81は、円錐台の側面状の形状をしており、コーンと呼ばれる場合がある。中心側ガス供給部81は、EUV光集光ミラー75の中央部に形成された第1貫通孔75cを挿通している。
図4は、プラズマ生成領域AR側から見る場合の比較例における反射面75aの正面図である。中心側ガス供給部81及び第1貫通孔75cは、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる。オブスキュレーション領域75bとは、EUV光集光ミラー75によって集光されるEUV光101の立体空間のうち露光装置200において利用されない角度範囲に対応する空間領域のことをいう。従って、中心側ガス供給部81及び第1貫通孔75cは、オブスキュレーション領域75bに設けられても、露光装置200における露光に影響を与えることはない。なお、オブスキュレーション領域75b内に光学要素などの部材が配置されたり、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bと対応する領域に変形が施されたりすることが可能である。
図3及び図4に示すように、中心側ガス供給部81は、ノズルである中心側ガス供給口81aを備える。中心側ガス供給口81aは、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる。中心側ガス供給口81aは、反射面75aの第1焦点及び第2焦点を通る焦点直線L0上に設けられる。焦点直線L0は、反射面75aの中心軸方向に沿って設けられている。
中心側ガス供給口81aは、反射面75aの中心側からプラズマ生成領域ARに向かってエッチングガスを供給する。中心側ガス供給口81aは、焦点直線L0に沿って反射面75aの中心側から反射面75aから離れる方向にエッチングガスを供給することが好ましい。中心側ガス供給口81aは、中心側ガス供給部81の配管81bを介してエッチングガスを供給するタンクであるガス供給装置74に接続されている。ガス供給装置74は、プロセッサ120によって駆動を制御される。配管81bには、不図示の供給ガス流量調節部が設けられてもよい。
比較例では、中心側ガス供給口81aは、エッチングガスをチャンバ装置10の内部空間に供給するガス供給口であると共に、レーザ光90がチャンバ装置10の内部空間に出射する出射口でもある。レーザ光90は、ウィンドウ12と中心側ガス供給口81aとを通過してチャンバ装置10の内部空間に向かって進行する。
複数の外周側ガス供給部83は、ガス供給装置74からのエッチングガスを反射面75aの外周部からチャンバ装置10の内部空間に向かって供給する。
複数の外周側ガス供給部83のそれぞれは、ノズルである外周側ガス供給口83aを備える。
外周側ガス供給口83aは、外周側ガス供給部83の配管83bを介してガス供給装置74に接続される。配管83bには、不図示の供給ガス流量調節部が設けられてもよい。外周側ガス供給口83aは、反射面75aの外周部に設けられている。
外周側ガス供給口83aは、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの一部が反射面75aの外周部から反射面75aに沿って反射面75aの中心に向かって流れるように、エッチングガスの一部を供給する。また、外周側ガス供給口83aは、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの別の一部が反射面75aの外周部からプラズマ生成領域ARに向かって流れるように、エッチングガスの別の一部を供給する。また、外周側ガス供給口83aは、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの残りの一部が反射面75aの外周部から中間集光点IFが位置する第2焦点側に向かって流れるように、エッチングガスの残りの一部を供給する。
複数の外周側ガス供給口83aは、焦点直線L0を基準とする同一の円の円周上に設けられる。外周側ガス供給口83aのそれぞれは、円の周方向において等間隔離れて設けられる。外周側ガス供給口83aは、焦点直線L0に向けられて設けられており、反射面75aの外側から反射面75aの内側に向かう方向にエッチングガスを供給する。従って、外周側ガス供給口83aは、焦点直線L0に近づく方向にエッチングガスを供給する。本比較例では、反射面75aの外側から反射面75aの内側に向かう方向は、反射面75aの径方向である。中心側ガス供給口81a及び外周側ガス供給口83aからエッチングガスが供給されると、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスは中心側ガス供給口81aからのエッチングガスに向かって流れる。外周側ガス供給口83aは、ターゲット供給部40及びターゲット回収部14と同じ平面に設けられており、ターゲット供給部40及びターゲット回収部14の間には位置しない。
焦点直線L0に沿う方向における接続部19側から外周側ガス供給口83a側までの範囲において、チャンバ装置10の内壁10bは、円錐台の側面状の形状をしている。焦点直線L0に直交する方向における内壁10bの断面積は、外周側ガス供給口83a側から接続部19側に向かって徐々に小さくされている。円錐台の側面におけるチャンバ装置10の内壁10bには、排気口10Eが設けられている。焦点直線L0上には露光装置200が配置されるため、排気口10Eは、焦点直線L0上ではなく焦点直線L0の側方における内壁10bに設けられている。排気口10Eの中心軸10gに沿う方向は、焦点直線L0に直交している。また、排気口10Eは、焦点直線L0に垂直な方向から見る場合において、プラズマ生成領域ARを基準として反射面75aとは反対側に設けられている。排気口10Eは、チャンバ装置10の内部空間の後述する残留ガスを排気する。排気口10Eは排気管10Pに接続されており、排気管10Pは排気ポンプ60に接続されている。
ターゲット物質がプラズマ化する際、排ガスとしての残留ガスがチャンバ装置10の内部空間に生成される。残留ガスは、ターゲット物質のプラズマ化により生じたスズの微粒子及び荷電粒子と、それらがエッチングガスと反応したスタンナンと、未反応のエッチングガスとを含む。なお、荷電粒子の一部はチャンバ装置10の内部空間で中性化するが、この中性化した荷電粒子も残留ガスに含まれる。排気ポンプ60は、残留ガスを排気口10Eと排気管10Pとを介して吸引する。
3.2 動作
次に、比較例のEUV光生成装置100の動作について説明する。EUV光生成装置100では、例えば、新規導入時やメンテナンス時等において、チャンバ装置10の内部空間の大気が排気される。その際、大気成分の排気のために、チャンバ装置10の内部空間のパージと排気とを繰り返してもよい。パージガスには、例えば、窒素やアルゴンなどの不活性ガスが用いられることが好ましい。その後、チャンバ装置10の内部空間の圧力が所定の圧力以下になると、プロセッサ120は、ガス供給装置74から中心側ガス供給部81、及び複数の外周側ガス供給部83を介してチャンバ装置10の内部空間へのエッチングガスの導入を開始させる。このときプロセッサ120は、チャンバ装置10の内部空間の圧力が所定の圧力に維持されるように、不図示の供給ガス流量調節部や排気ポンプ60を制御してもよい。その後、プロセッサ120は、エッチングガスの導入開始から所定時間が経過するまで待機する。
また、プロセッサ120は、排気ポンプ60により、チャンバ装置10の内部空間の気体を排気口10Eから排気させ、圧力センサ26で計測されたチャンバ装置10の内部空間の圧力の信号に基づいて、チャンバ装置10の内部空間の圧力を略一定に保つ。
また、プロセッサ120は、タンク41内のターゲット物質を融点以上の所定温度に加熱および維持するために、ヒータ電源45からヒータ44に電流を印加させヒータ44を昇温させる。このとき、プロセッサ120は、不図示の温度センサからの出力に基づいて、ヒータ電源45からヒータ44へ印加される電流の値を調節し、ターゲット物質の温度を所定温度に制御する。なお、所定温度は、ターゲット物質がスズである場合、例えば250℃〜290℃である。
また、プロセッサ120は、ノズル42の孔から溶融したターゲット物質が所定の速度で吐出するように、圧力調節器43によってタンク41内の圧力を調節する。ノズル42の孔から吐出するターゲット物質はジェットの形態をとってもよい。このとき、プロセッサ120は、ドロップレットDLを生成するために、ピエゾ電源47からピエゾ素子46に所定波形の電圧を印加させる。ピエゾ素子46の振動は、ノズル42を経由してノズル42の孔から吐出するターゲット物質へと伝搬し得る。ターゲット物質は、この振動により所定周期で分断され、ターゲット物質から液滴のドロップレットDLが生成される。
また、プロセッサ120は、発光トリガ信号をレーザ装置LDに出力する。発光トリガ信号が入力されると、レーザ装置LDは、パルス状のレーザ光90を出射する。出射されたレーザ光90は、レーザ光デリバリ光学系30とウィンドウ12とを経由して、レーザ集光光学系13に入射する。また、レーザ光90は、レーザ集光光学系13から出射部である中心側ガス供給部81に進行する。レーザ光90は、中心側ガス供給部81における出射口である中心側ガス供給口81aからプラズマ生成領域ARに向かって焦点直線L0に沿って出射され、プラズマ生成領域ARでドロップレットDLに照射される。このとき、プロセッサ120は、レーザ光90がプラズマ生成領域ARで集光されるように、レーザ集光光学系13のレーザ光マニュピレータ13Cを制御する。また、プロセッサ120は、ドロップレットDLにレーザ光90が照射されるように、ターゲットセンサ27からの信号に基づいて、レーザ装置LDからレーザ光90を出射させる。このため、レーザ光集光ミラー13Aで集光されるレーザ光90は、プラズマ生成領域ARでドロップレットDLに照射される。この照射により生成されたプラズマから、EUV光を含む光が放射される。
プラズマ生成領域ARで発生したEUV光を含む光のうち、EUV光101は、EUV光集光ミラー75によって中間集光点IFで集光された後、接続部19から露光装置200に入射する。従って、接続部19は、EUV光生成装置100におけるEUV光101の出射口であると理解し得る。
ターゲット物質がプラズマ化する際、上記のようにスズの微粒子が生じる。この微粒子は、チャンバ装置10の内部空間に拡散する。チャンバ装置10の内部空間に拡散した微粒子の一部は反射面75aに付着することがある。反射面75aに付着した微粒子は、複数の外周側ガス供給部83から供給される水素を含むエッチングガスと反応してスタンナンになる。また、チャンバ装置10の内部空間に拡散する微粒子は、中心側ガス供給部81、及び複数の外周側ガス供給部83から供給される水素を含むエッチングガスと反応してスタンナンになる。エッチングガスとの反応により得られたスタンナンの多くは、未反応のエッチングガスの流れにのって、排気口10Eに流入する。
また、反射面75aに付着しなかった微粒子の少なくとも一部は、チャンバ装置10の内部空間を流れる未反応のエッチングガスの一部と反応してスタンナンになり得る。この反応により生成されるスタンナンの多くは、未反応のエッチングガスの流れにのって、排気口10Eに流入する。また、未反応の荷電粒子、微粒子、及びエッチングガスの少なくとも一部は、排気口10Eに流入する。
排気口10Eに流入した未反応のエッチングガス、微粒子、荷電粒子、及びスタンナン等は、残留ガスとして排気管10Pから排気ポンプ60内に流入し無害化等の所定の排気処理が施される。
本比較例では、プロセッサ120は、上記のガス供給装置74から中心側ガス供給部81、及び複数の外周側ガス供給部83を介してチャンバ装置10の内部空間へのエッチングガスの導入を開始させる。
図5は、比較例における、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れ、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの流れ、ガス渦の流れ、及び逆流ガスの流れを示す図である。
中心側ガス供給部81において、エッチングガスは、ガス供給装置74から配管81bを介して中心側ガス供給口81aに供給され、中心側ガス供給口81aからチャンバ装置10の内部空間に供給される。供給されたエッチングガスは、焦点直線L0に沿って反射面75aの中心側から反射面75aから離れる方向に流れる。図5において、焦点直線L0に沿って反射面75aの中心側から反射面75aから離れる方向に流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F1で示す。排気管10Pの内部空間の圧力はチャンバ装置10の内部空間の圧力に対して相対的に低いため、流れたエッチングガスの一部は圧力差によって焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲がり得る。従って、エッチングガスの一部は、チャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共に排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。図5において、焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲がりさらに排気口10Eに向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F2で示す。
なお、排気口10Eは、焦点直線L0上ではなく、焦点直線L0の側方に設けられている。従って、エッチングガスの別の一部は、排気口10Eに流れ込まず、排気口10Eを通り過ぎて、空間10dに進行してしまうことがある。空間10dは、排気口10Eよりも接続部19側において円錐台の側面状の内壁10bに囲まれる空間である。空間10dに進行したエッチングガスは空間10dにおいて渦状に滞留し、ガス渦が発生してしまうことがある。図5において、ガス渦の流れを実線の矢印F10で示す。ガス渦は、中心側ガス供給口81aから空間10dに進行するエッチングガスの一部と衝突し、衝突によってエッチングガスの流れの向きを焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲げる。これにより、エッチングガスは、チャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共に排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。また、ガス渦におけるエッチングガスの一部もチャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共に排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
上記したようにドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されると、この照射により熱が放射される。この熱は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に焦点直線L0に沿ってプラズマ生成領域AR側からプラズマ生成領域ARから離れる方向に流れる。また、熱は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲がり、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。また、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されてプラズマ化すると、スズの微粒子が生じる。スズの微粒子は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に焦点直線L0に沿ってプラズマ生成領域AR側からプラズマ生成領域ARから離れる方向に流れる。また、スズの微粒子は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲がり、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
外周側ガス供給部83において、エッチングガスは、ガス供給装置74から配管83bを介して外周側ガス供給口83aに供給され、外周側ガス供給口83aからチャンバ装置10の内部空間に供給される。供給されたエッチングガスの一部は、反射面75aの外周部から反射面75aに沿って反射面75aの中心に向かって流れる。図5において、反射面75aの外周部から反射面75aに沿って反射面75aの中心に向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F3で示す。反射面75aに沿って流れるエッチングガスは、反射面75aを冷却し、プラズマから発生する上記した光による反射面75aの熱変形を抑制する。また、反射面75aに沿って流れるエッチングガスは、反射面75aへのスズの付着を抑制する。スズは、チャンバ装置10の内部空間において、プラズマから発生する上記した光によって加熱される残留ガスから析出され得る。詳細には、残留ガスに含まれるスタンナンの一部は、加熱によってスズに戻り得る。仮に、チャンバ装置10の内部空間における残留ガスからスズが析出され、スズが反射面75aに付着する場合、反射面75aの反射率が低下し、反射面75aによって中間集光点IFに向かって集光されるEUV光101は、スズによって集光を妨げられ得る。しかしながら、上記したように、スズの付着は反射面75aに沿って流れるエッチングガスによって抑制されるため、EUV光101は中間集光点IFへ集光される。
また、外周側ガス供給口83aにおいて、エッチングガスの別の一部は、外周側ガス供給口83aからプラズマ生成領域ARに向かって流れる。図5において、外周側ガス供給口83aからプラズマ生成領域ARに向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F4で示す。
また、外周側ガス供給口83aにおいて、エッチングガスの残りの一部は、外周側ガス供給口83aから第2焦点側に向かって流れる。図5において、外周側ガス供給口83aから第2焦点側に向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F5で示す。
矢印F3,F4,F5によって流れを示されるエッチングガスは、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に、焦点直線L0に沿って反射面75aから離れる方向に流れる。また、上記したように、ターゲット物質がプラズマ化する際、排ガスとしての残留ガスがチャンバ装置10の内部空間に生成される。従って、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスは、中心側ガス供給口81aからのエッチングガス及びチャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共に排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。なお、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの一部は、排気口10Eに流れ込まず、排気口10Eを通り過ぎて、空間10dに進行することもある。これにより、ガス渦が発生することもある。ガス渦は、上記したように、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れの向きを焦点直線L0に沿う方向から排気口10E側に曲げる。
上記したように、中心側ガス供給口81a及び外周側ガス供給口83aの少なくとも一つからのエッチングガスによって、空間10dにおいてガス渦が発生する場合がある。ガス渦が発生する場合、ガス渦であるエッチングガスは、焦点直線L0に沿う方向において、空間10d側から反射面75a側に向かって逆流してしまうことがある。このように逆流するエッチングガスを、以下では逆流ガスと呼ぶ場合がある。図5において、一部の逆流ガスの流れを実線の矢印F11で示す。上記したように、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの一部は、外周側ガス供給口83aから第2焦点側に向かって流れている。このエッチングガスが逆流ガスに衝突すると、反射面75aへの逆流ガスの接触が抑制される。これにより、逆流ガスと共に反射面75aへの残留ガスの進行が抑制され、残留ガスからスズが析出されても、反射面75aへのスズの付着が抑制される。
3.3 課題
ガス渦は、ドロップレットDLの軌道及び位置を変動させる要因となり得る。要因として、主に以下の2つが挙げられる。
第1に、ガス渦は中心側ガス供給口81a及び外周側ガス供給口83aからのエッチングガスに波及してしまい、エッチングガスの流れが変動してしまう。エッチングガスの流れの変動によって、ドロップレットDLの軌道及び位置が変動してしまう。第2に、エッチングガスは、エッチングガスの密度、速度、及び方向に従った流体抵抗をドロップレットDLに与えるため、ドロップレットDLの軌道及び位置の変動の要因になり得る。特に、逆流ガスは、ドロップレットDLの軌道に位置するエッチングガスの密度、速度、及び方向の変動を大きくしてしまう。これにより、逆流ガスは、流体抵抗をドロップレットDLにさらに与えてしまうため、ドロップレットDLの軌道及び位置が大きく変動してしまう。
ドロップレットDLの軌道及び位置が変動すると、ドロップレットDLへのレーザ光90の照射の正確性が低下してしまう。この場合、例えば、レーザ光90がドロップレットDLの意図しない位置を照射してしまい、EUV光101が生成されない懸念がある。または、レーザ光90がドロップレットDLを照射できず、EUV光101が生成されない懸念がある。また、ドロップレットDLは、変動によって、ターゲット回収部14に進行せず、意図しない方向に流れてしまうことも考えられる。この場合、反射面75aといったチャンバ装置10の内部空間の構造物はドロップレットDLによって汚染され得る。また、上記した照射の正確性の低下によってスズが大量に発生してしまい、反射面75a周辺に存在するエッチングガスにおけるスズの濃度が高くなってしまうことがある。これにより、スズが反射面75aに付着し、反射面75aが汚染されてしまう。このようなチャンバ装置10の内部空間の構造物の汚染等は、チャンバ装置10の不具合となり得る。
また、ガス渦は、反射面75aを汚染する原因となり得る。汚染の要因として、主に以下が挙げられる。
逆流ガスが反射面75aに進行する過程において、逆流ガスはチャンバ装置10の内部空間におけるスズの微粒子を取り込む。一部の逆流ガスが微粒子を取り込んだ状態で反射面75aに進行してしまうと、スズが反射面75aに付着し、反射面75aが汚染されてしまう。このような汚染は、チャンバ装置10の不具合となり得る。
そこで、以下の実施形態では、ガス渦の発生を抑制することで、ガス渦によるEUV光生成装置100の不具合を抑制し得るEUV光生成装置100が例示される。
4.実施形態1のEUV光生成装置の説明
次に、実施形態1のEUV光生成装置100の構成を説明する。なお、上記において説明した構成と同様の構成については同一の符号を付し、特に説明する場合を除き、重複する説明は省略する。
4.1 構成
図6は、本実施形態におけるチャンバ装置10を含む一部の概略構成例を示す模式図である。なお、図6では、図3と同様に、レーザ集光光学系13、ターゲット供給部40及びターゲット回収部14といったチャンバ装置10の構成の一部が省略されている。
比較例の中心側ガス供給口81aは、エッチングガスをチャンバ装置10の内部空間に供給するガス供給口であると共に、レーザ光90がチャンバ装置10の内部空間に出射する出射口でもある。しかしながら、本実施形態の中心側ガス供給口81aは、比較例の中心側ガス供給口81aとは異なり、出射口とは別体である。また、本実施形態の中心側ガス供給口81aを含む中心側ガス供給部81は、比較例の中心側ガス供給口81aを含む中心側ガス供給部81とは異なる位置に設けられる。
まず、本実施形態の出射口85aを含む出射部85について説明する。
出射部85及び出射口85aは、比較例の中心側ガス供給部81及び中心側ガス供給口81aに相当する。従って、出射部85は、円錐台の側面状の形状をしており、コーンと呼ばれる場合がある。焦点直線L0に直交する方向における出射部85の断面積は、プラズマ生成領域ARに向かって徐々に小さくされている。また、出射部85は、EUV光集光ミラー75の中央部に形成された第1貫通孔75cを挿通している。
図7は、プラズマ生成領域AR側から見る場合の実施形態1における反射面75aの正面図である。出射口85a、出射部85、及び第1貫通孔75cは、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる。出射口85a、出射部85、及び第1貫通孔75cのそれぞれの中心軸は、焦点直線L0上に設けられる。また、出射口85aは、ノズルである。
次に、本実施形態の中心側ガス供給口81aを含む中心側ガス供給部81について説明する。
図6に示すように、本実施形態の中心側ガス供給部81は、比較例の中心側ガス供給部81と同様に、円錐台の側面状の形状をしており、コーンと呼ばれる場合がある。中心側ガス供給部81の中心軸は、排気口10Eとプラズマ生成領域ARと反射面75aの外周部よりも内側とを通る供給直線L1上に設けられる。排気口10Eは焦点直線L0の側方に設けられるため、供給直線L1は焦点直線L0に対して傾斜している直線である。供給直線L1は、排気口10Eの中心軸10gとプラズマ生成領域ARと反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bとを通る直線でもある。従って、排気口10Eの中心軸10gに沿う方向は、焦点直線L0に対して傾斜している。供給直線L1に直交する方向における中心側ガス供給部81の断面積は、プラズマ生成領域ARに向かって徐々に小さくされている。中心側ガス供給部81は、EUV光集光ミラー75に形成された第2貫通孔75dを挿通している。
図6及び図7に示すように、中心側ガス供給口81aは、供給直線L1上においてプラズマ生成領域ARを基準にして排気口10Eとは反対側に設けられている。本実施形態の中心側ガス供給口81aは、焦点直線L0上に設けられていないため、焦点直線L0上に設けられる出射口85aとは異なる位置に設けられる。また、中心側ガス供給口81aの中心軸は、出射口85aから出射するレーザ光90の光軸とは異なる位置に設けられる。中心側ガス供給口81aの中心軸は、供給直線L1上に設けられることが好ましい。中心側ガス供給口81aは排気口10Eよりも小さくされ、中心側ガス供給口81aは排気口10Eに向けられて設けられている。従って、中心側ガス供給口81a側から排気口10E側を見る場合において、中心側ガス供給口81aの中心軸と直交する平面に投影される中心側ガス供給口81aの投影面全体は、排気口10Eの内部に位置する。また、中心側ガス供給口81aはプラズマ生成領域ARよりも大きくされ、プラズマ生成領域AR全体は中心側ガス供給口81aに向けられて設けられている。従って、プラズマ生成領域AR側から中心側ガス供給口81a側を見る場合において、供給直線L1に直交する平面に投影されるプラズマ生成領域ARの投影面全体は、中心側ガス供給口81aの内部に位置する。
図7に示すように、中心側ガス供給口81a、中心側ガス供給部81、及び第2貫通孔75dは、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられているが、出射部85及び第1貫通孔75cとは異なる位置に設けられる。中心側ガス供給口81a、中心側ガス供給部81、及び第2貫通孔75dは、反射面75aの径方向において、出射口85a、出射部85、及び第1貫通孔75cに隣り合って設けられているが、焦点直線L0上に設けられてはいない。
中心側ガス供給口81aは、供給直線L1に沿って反射面75a側から反射面75aから離れる方向にエッチングガスを供給する。供給直線L1が焦点直線L0に沿う方向に対して傾斜しているため、供給直線L1に沿う方向である中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの供給方向は焦点直線L0に沿う方向に対して傾斜している。また、中心側ガス供給口81aは、供給直線L1に沿って反射面75a側からプラズマ生成領域ARを介して排気口10Eに向かってエッチングガスを供給する。
ここで、中心側ガス供給口81aにおけるエッチングガスの流束密度について説明する。流束密度は、中心側ガス供給口81aを単位時間及び単位面積当たりに通過するエッチングガスの質量の平均値を示す。ここでは、中心側ガス供給口81aにおけるエッチングガスの流束密度をAとし、中心側ガス供給口81aを1秒当たりに通過するエッチングガスの質量をMとし、中心側ガス供給口81aの実効断面積をSとする。実効断面積Sは、中心側ガス供給口81aの中心軸と直交する平面に投影される中心側ガス供給口81aの投影面の面積である。流束密度Aは、質量Mと実効断面積Sとを基に、以下の式(1)によって算出される。
A=M/S ・・・(1)
本実施形態では、式(1)によって算出される流束密度Aは、例えば、7.5×10−3(kg・m−2・s−1)以上1.5×10−1(kg・m−2・s−1)以下であることが好ましい。
なお、外周側ガス供給口83aからプラズマ生成領域ARに向かうエッチングガスの流束密度A1についても、外周側ガス供給口83aを1秒当たりに通過するエッチングガスの質量M1と、外周側ガス供給口83aの実効断面積S1とを基に、式(1)によって算出される。質量M,M1と、実効断面積S,S1とを基に、流束密度Aは流束密度A1よりも高くされる。従って、中心側ガス供給口81aは、チャンバ装置10においてプラズマ生成領域ARを通るエッチングガスのうち流束密度が最も大きいエッチングガスを供給する。
4.2 動作
次に、本実施形態におけるレーザ装置LD、中心側ガス供給部81、及び外周側ガス供給部83の動作について説明する。図8は、実施形態1における中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れ、及び外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの流れを示す図である。
本実施形態では、比較例と同様に、レーザ装置LDは、レーザ光90を出射する。レーザ光90は、レーザ光デリバリ光学系30とウィンドウ12とを経由してレーザ集光光学系13に入射する。また、レーザ光90は、レーザ集光光学系13から出射部85に進行する。レーザ光90は、出射部85の出射口85aからプラズマ生成領域ARに向かって焦点直線L0に沿って出射され、プラズマ生成領域ARでドロップレットDLに照射される。この照射により生成されたプラズマから、EUV光を含む光が放射される。プラズマ生成領域ARで発生したEUV光を含む光のうち、EUV光101は、EUV光集光ミラー75によって中間集光点IFで集光された後、接続部19から露光装置200に入射する。
本実施形態では、比較例と同様に、中心側ガス供給部81において、エッチングガスは、ガス供給装置74から配管81bを介して中心側ガス供給口81aに供給され、中心側ガス供給口81aからチャンバ装置10の内部空間に供給される。本実施形態では、供給されたエッチングガスは、供給直線L1に沿って反射面75a側から反射面75aから離れる方向に流れる。流れたエッチングガスは、チャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共に、供給直線L1に沿って反射面75a側からプラズマ生成領域ARを経由して排気口10Eに向かって流れる。図8において、供給直線L1に沿って中心側ガス供給口81aからプラズマ生成領域ARを経由して排気口10Eに向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F21で示す。また、流れたエッチングガスは、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
本実施形態では、比較例と同様に、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されると、この照射により熱が放射される。本実施形態では、この熱は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れ、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。また、本実施形態では、比較例と同様に、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されてプラズマ化すると、スズの微粒子が生じる。本実施形態では、スズの微粒子は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域AR側からプラズマ生成領域ARから離れる方向に流れ、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
本実施形態では、比較例と同様に、外周側ガス供給部83において、エッチングガスは、ガス供給装置74から配管83bを介して外周側ガス供給口83aに供給され、外周側ガス供給口83aからチャンバ装置10の内部空間に供給される。供給されたエッチングガスの一部は、反射面75aの外周部から反射面75aに沿って反射面75aの中心に向かって流れる。図8において、反射面75aの外周部から反射面75aに沿って反射面75aの中心に向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F3で示す。反射面75aに沿って流れるエッチングガスは、反射面75aを冷却し、プラズマから発生する上記した光による反射面75aの熱変形を抑制する。また、反射面75aに沿って流れるエッチングガスは、反射面75aへのスズの付着を抑制する。これにより、反射面75aの反射率の低下が抑制され、EUV光101は中間集光点IFへ集光される。
また、本実施形態では、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの一部は、反射面75aの外周部から中心側ガス供給口81aまで流れる。これにより、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの一部は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れによって中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れる。図8において、供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F23で示す。流れたエッチングガスは、中心側ガス供給口81aからのエッチングガス及びチャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共にプラズマ生成領域ARを経由して排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
また、本実施形態では、比較例と同様に、外周側ガス供給口83aにおいて、エッチングガスの別の一部は、外周側ガス供給口83aからプラズマ生成領域ARに向かって流れる。図8において、外周側ガス供給口83aからプラズマ生成領域ARに向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F4で示す。
本実施形態では、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの別の一部は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスが供給直線L1に沿って流れるプラズマ生成領域ARまで流れる。これにより、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの別の一部は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れによって中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れる。図8において、供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F24で示す。流れたエッチングガスは、中心側ガス供給口81aからのエッチングガス及びチャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共にプラズマ生成領域ARを経由して排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
また、本実施形態では、比較例と同様に、外周側ガス供給口83aにおいて、エッチングガスの残りの一部は、外周側ガス供給口83aから第2焦点側に向かって流れる。図8において、外周側ガス供給口83aから第2焦点側に向かって流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F5で示す。
本実施形態では、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの残りの一部は、供給直線L1に沿って流れる中心側ガス供給口81aからのエッチングガスにまで流れる。これにより、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの残りの一部は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの流れによって中心側ガス供給口81aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れる。図8において、供給直線L1に沿って反射面75aから離れる方向に流れるエッチングガスの流れを実線の矢印F25で示す。流れたエッチングガスは、中心側ガス供給口81aからのエッチングガス及びチャンバ装置10の内部空間における残留ガスと共にプラズマ生成領域ARを経由して排気口10Eに向かって流れ、残留ガスと共に排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
比較例と同様に、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されると、この照射により熱が放射される。この熱は、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスと共に反射面75aから離れる方向に流れ、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。また、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されてプラズマ化すると、スズの微粒子が生じる。本実施形態では、スズの微粒子は、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスと共に供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域AR側からプラズマ生成領域ARから離れる方向に流れ、排気口10Eから排気管10Pを介して排気ポンプ60に吸引される。
4.3 作用・効果
本実施形態のEUV光生成装置100では、排気口10Eは、焦点直線L0の側方に設けられる。中心側ガス供給口81aは、焦点直線L0に対して傾斜する供給直線L1上に設けられると共に、プラズマ生成領域ARを基準にして排気口10Eとは反対側に設けられる。また、中心側ガス供給口81aは、供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域ARを介して排気口10Eに向かってエッチングガスを供給する。
このため、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスは排気口10Eに流れ込み易くなり得、空間10dへのエッチングガスの進行が抑制され、空間10dにおけるガス渦の発生が抑制され得る。従って、ガス渦によるドロップレットDLの軌道及び位置の変動が抑制され得、ドロップレットDLへのレーザ光90の照射の正確性の低下が抑制され得る。また、ガス渦の発生が抑制されるため、ガス渦による反射面75aの汚染が抑制され得る。
従って、本実施形態のEUV光生成装置100では、ガス渦の発生を抑制することで、ガス渦によるEUV光生成装置100の不具合を抑制し得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、ガス渦の発生が抑制されることで、逆流ガスの発生が抑制され得る。これにより、反射面75aへの逆流ガスの接触が抑制され得、逆流ガスと共に反射面75aへの残留ガスの進行が抑制され、残留ガスからスズが析出されても、反射面75aへのスズの付着が抑制され得る。
また、空間10dにおけるガス渦は、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの供給量を増大させる原因となり得る。増大の要因は、主に以下が挙げられる。反射面75aへの逆流ガスの接触を抑制するためには、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスが逆流ガスと衝突する必要がある。このためには、外周側ガス供給口83aは反射面75aから第2焦点側に向かってエッチングガスを供給する必要があり、外周側ガス供給口83aからのエッチングガスの供給量が増大してしまう。
しかしながら、本実施形態のEUV光生成装置100では、ガス渦の発生が抑制されることで、逆流ガスの発生が抑制され、逆流ガスに衝突させるために外周側ガス供給口83aから供給されるエッチングガスの供給量の増大が抑制され得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給口81aは反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる。これにより、中心側ガス供給口81aによる露光装置200における露光への影響が抑制され得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給口81aは排気口10Eに向けられて設けられる。これにより、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスは、排気口10Eに一層流れ込み易くなり得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給部81及び中心側ガス供給口81aの中心軸は供給直線L1上に設けられる。これにより、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスは、供給直線L1に沿って流れ易くなり得、排気口10Eにより一層流れ込み易くなり得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給部81は円錐台の側面状の形状をしている。これにより、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスは、供給直線L1上に収束し得、流束密度が高い状態でプラズマ生成領域ARに向かって出射され得る。なお、図9に示すように、中心側ガス供給部81は円柱の側面状の形状をしていてもよく、中心側ガス供給部81の中心軸は供給直線L1上に設けられてもよい。これにより、中心側ガス供給部81が円錐台の側面状の形状である場合に比べて、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスは、拡散が抑制された状態で供給直線L1に沿って流れ易くなり得、排気口10Eに流れ込み易くなり得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給口81aにおけるエッチングガスの流束密度Aは、7.5×10−3(kg・m−2・s−1)以上1.5×10−1(kg・m−2・s−1)以下であることが好ましい。本実施形態のEUV光生成装置100では、プラズマ生成領域ARにおいて、ドロップレットDLへのレーザ光90の照射によって熱が放射される。また、プラズマ生成領域ARにおいて、ドロップレットDLがレーザ光90を照射されプラズマ化すると、スズの微粒子が生じる。流束密度Aが上記の範囲に収まるエッチングガスによって、熱及びスズの微粒子は、排気口10Eに向けて効率的に流れ得る。
また、式(1)によって、中心側ガス供給口81aは、チャンバ装置10においてプラズマ生成領域ARを通るエッチングガスのうち流束密度が最も大きいエッチングガスを、供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域ARを介して排気口10Eに向かって供給し得る。従って、残留ガス、及びプラズマ生成領域ARにおいてドロップレットDLへのレーザ光90の照射によって放射される熱は、このエッチングガスによって、排気口10Eに流れ易くなり得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、出射口85aは中心側ガス供給口81aとは別体である。これにより、出射口85aと中心側ガス供給口81aとが個別に設計され得、出射口85aと中心側ガス供給口81aとの配置の自由度が向上し得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、出射口85aは反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる。これにより、出射口85aによる露光装置200における露光への影響が抑制され得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、出射口85aは焦点直線L0上に設けられる。これにより、レーザ光90は第1焦点におけるプラズマ生成領域ARを照射し易くなり得る。
なお、本実施形態の出射口85aは、図10に示すように、比較例と同様に、中心側ガス供給口であってもよく、配管81bを介してガス供給装置74に接続されてもよい。すなわち、本実施形態では、中心側ガス供給口81aは、2か所に設けられてもよい。また、中心側ガス供給口81a及び中心側ガス供給部81は、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられていれば第2貫通孔75dから突出してもよい。また、中心側ガス供給口81a及び中心側ガス供給部81は、反射面75aにおけるオブスキュレーション領域75bに設けられる必要はなく、第2貫通孔75dから突出せず、第2貫通孔75dの内部空間に位置してもよい。また、中心側ガス供給口81aの少なくとも一部は、排気口10Eに対向して設けられていてもよい。中心側ガス供給口81a側から排気口10E側を見る場合において、中心側ガス供給口81aの中心軸と直交する平面に投影される中心側ガス供給口81aの投影面の少なくとも一部は、排気口10Eの内部に位置してもよい。
5.実施形態2のEUV光生成装置の説明
次に、実施形態2のEUV光生成装置100の構成を説明する。なお、上記において説明した構成と同様の構成については同一の符号を付し、特に説明する場合を除き、重複する説明は省略する。
5.1 構成
図11は、本実施形態におけるチャンバ装置10を含む一部の概略構成例を示す図である。図12は、プラズマ生成領域AR側から見る場合の本実施形態における反射面75aの正面図である。本実施形態のチャンバ装置10では、中心側ガス供給口81aを含む中心側ガス供給部81の構成は、実施形態1の中心側ガス供給口81aを含む中心側ガス供給部81の構成とは異なる。具体的には、中心側ガス供給口81aは、エッチングガスをチャンバ装置10の内部空間に供給するガス供給口であると共に、レーザ光90がチャンバ装置10の内部空間に出射する出射口でもある。また、中心側ガス供給部81は、出射部でもある。レーザ光90の光軸は、中心側ガス供給口81aの中心軸及び供給直線L1上に位置する。本実施形態では、第1貫通孔75cは省略される。
5.2 作用・効果
本実施形態のEUV光生成装置100では、中心側ガス供給口81aは、レーザ光90が中心側ガス供給口81aから供給直線L1に沿ってプラズマ生成領域ARに向かって出射する出射口である。従って、レーザ光90の進行方向は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの供給方向と同じである。上記したように、ドロップレットDLがプラズマ生成領域ARでレーザ光90を照射されてプラズマ化すると、スズの微粒子が生じる。この微粒子の大部分は、レーザ光90の進行方向に拡散する。詳細には、微粒子の大部分は、供給直線L1に沿う方向において、レーザ光90が照射されるドロップレットDLを基準として中心側ガス供給口81aとは反対側に拡散する。本実施形態では、レーザ光90の進行方向は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスの供給方向と同じある。従って、微粒子の大部分は、中心側ガス供給口81aからのエッチングガスによって排気口10Eに流れ込み易くなり得る。
また、本実施形態のEUV光生成装置100では、出射口85aと中心側ガス供給口81aとが個別に設計される手間が省略され得、第1貫通孔75cが省略され得、EUV光集光ミラー75における設計の自由度が向上し得る。
本実施形態では、比較例と同様に、図13に示すように、第1貫通孔75c、中心側ガス供給口81a及び中心側ガス供給部81は、焦点直線L0上にさらに設けられ、配管81bを介してガス供給装置74に接続されてもよい。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図している。従って、特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかである。また、本開示の実施形態を組み合わせて使用することも当業者には明らかである。
本明細書及び特許請求の範囲全体で使用される用語は、明記が無い限り「限定的でない」用語と解釈されるべきである。たとえば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。また、「A、B及びCの少なくとも1つ」という用語は、「A」「B」「C」「A+B」「A+C」「B+C」又は「A+B+C」と解釈されるべきである。さらに、それらと「A」「B」「C」以外のものとの組み合わせも含むと解釈されるべきである。

Claims (14)

  1. レーザ光が照射されるドロップレットからプラズマが生成されるプラズマ生成領域を内部空間に含むチャンバ装置と、
    前記内部空間に配置され、前記プラズマ生成領域において前記プラズマから生成される極端紫外光を反射する回転楕円面形状の反射面を含む集光ミラーと、
    前記チャンバ装置に設けられ、前記プラズマ生成領域を基準として前記反射面とは反対側において、前記反射面の第1焦点及び第2焦点を通る焦点直線の側方に設けられる排気口と、
    前記排気口と前記プラズマ生成領域と前記反射面の外周部よりも内側とを通る供給直線上において前記プラズマ生成領域を基準にして前記排気口とは反対側に設けられる中心側ガス供給口と、
    を備え、
    前記中心側ガス供給口は、前記供給直線に沿って前記プラズマ生成領域を介して前記排気口に向かってガスを供給する
    極端紫外光生成装置。
  2. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口は、前記反射面におけるオブスキュレーション領域に設けられる。
  3. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口は、前記排気口に向けられて設けられる。
  4. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記供給直線は、前記排気口の中心軸と前記プラズマ生成領域と前記反射面におけるオブスキュレーション領域とを通り、
    前記中心側ガス供給口の中心軸は、前記供給直線上に設けられる。
  5. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口を有する中心側ガス供給部をさらに具備し、
    前記中心側ガス供給部は、円錐台の側面状の形状をしている。
  6. 請求項5に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給部の中心軸は、前記供給直線上に設けられる。
  7. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口を有する中心側ガス供給部をさらに具備し、
    前記中心側ガス供給部は、円柱の側面状の形状をしている。
  8. 請求項7に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給部の中心軸は、前記供給直線上に設けられる。
  9. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口における前記ガスの流束密度は、7.5×10−3(kg・m−2・s−1)以上1.5×10−1(kg・m−2・s−1)以下である。
  10. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記レーザ光が出射する出射口をさらに備え、
    前記出射口は、前記中心側ガス供給口とは別体である。
  11. 請求項10に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記出射口は、前記反射面におけるオブスキュレーション領域に設けられる。
  12. 請求項11に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記出射口は、前記焦点直線上に設けられる。
  13. 請求項1に記載の極端紫外光生成装置であって、
    前記中心側ガス供給口は、前記レーザ光が出射する出射口である。
  14. 電子デバイスの製造方法であって、
    レーザ光が照射されるドロップレットからプラズマが生成されるプラズマ生成領域を内部空間に含むチャンバ装置と、
    前記内部空間に配置され、前記プラズマ生成領域において前記プラズマから生成される極端紫外光を反射する回転楕円面形状の反射面を含む集光ミラーと、
    前記チャンバ装置に設けられ、前記プラズマ生成領域を基準として前記反射面とは反対側において、前記反射面の第1焦点及び第2焦点を通る焦点直線の側方に設けられる排気口と、
    前記排気口と前記プラズマ生成領域と前記反射面の外周部よりも内側とを通る供給直線上において前記プラズマ生成領域を基準にして前記排気口とは反対側に設けられる中心側ガス供給口と、
    を備え、
    前記中心側ガス供給口は、前記供給直線に沿って前記プラズマ生成領域を介して前記排気口に向かってガスを供給する極端紫外光生成装置によって、前記ドロップレットに前記レーザ光を照射することによって前記プラズマを生成し、前記プラズマから生成される前記極端紫外光を露光装置に出射し、
    電子デバイスを製造するために、前記露光装置によって感光基板上に前記極端紫外光を露光すること
    を含む電子デバイスの製造方法。
JP2020053145A 2020-03-24 2020-03-24 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法 Pending JP2021152601A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020053145A JP2021152601A (ja) 2020-03-24 2020-03-24 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法
US17/160,486 US11350514B2 (en) 2020-03-24 2021-01-28 Extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
NL2027481A NL2027481B1 (en) 2020-03-24 2021-02-03 Extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020053145A JP2021152601A (ja) 2020-03-24 2020-03-24 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021152601A true JP2021152601A (ja) 2021-09-30

Family

ID=77856687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020053145A Pending JP2021152601A (ja) 2020-03-24 2020-03-24 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11350514B2 (ja)
JP (1) JP2021152601A (ja)
NL (1) NL2027481B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023042871A1 (ja) 2021-09-17 2023-03-23 セントラル硝子株式会社 非水溶液、保持方法、及び、非水電池
KR20230158806A (ko) * 2022-05-12 2023-11-21 주식회사 이솔 고밀도 플라즈마 생성을 위한 euv 광원 장치 및 플라즈마 가스 리싸이클링 시스템 그리고 euv 마스크 검사장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005015274B4 (de) 2005-03-31 2012-02-23 Xtreme Technologies Gmbh Strahlungsquelle zur Erzeugung kurzwelliger Strahlung
US8901521B2 (en) 2007-08-23 2014-12-02 Asml Netherlands B.V. Module and method for producing extreme ultraviolet radiation
JP5876711B2 (ja) 2011-11-17 2016-03-02 ギガフォトン株式会社 チャンバ装置および極端紫外光生成装置
CN103108481B (zh) 2012-11-30 2016-03-30 中国科学院微电子研究所 一种集光系统防污染保护装置
WO2018127565A2 (en) 2017-01-06 2018-07-12 Asml Netherlands B.V. Guiding device and associated system
WO2019102526A1 (ja) 2017-11-21 2019-05-31 ギガフォトン株式会社 極端紫外光生成装置及び電子デバイスの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023042871A1 (ja) 2021-09-17 2023-03-23 セントラル硝子株式会社 非水溶液、保持方法、及び、非水電池
KR20230158806A (ko) * 2022-05-12 2023-11-21 주식회사 이솔 고밀도 플라즈마 생성을 위한 euv 광원 장치 및 플라즈마 가스 리싸이클링 시스템 그리고 euv 마스크 검사장치
KR102664830B1 (ko) * 2022-05-12 2024-05-10 주식회사 이솔 고밀도 플라즈마 생성을 위한 euv 광원 장치 및 플라즈마 가스 리싸이클링 시스템 그리고 euv 마스크 검사장치

Also Published As

Publication number Publication date
NL2027481A (en) 2021-10-20
US20210307150A1 (en) 2021-09-30
NL2027481B1 (en) 2022-06-01
US11350514B2 (en) 2022-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101357231B1 (ko) Lpp 방식의 euv 광원과 그 발생 방법
JP2013135033A (ja) 極端紫外光生成装置
TWI643418B (zh) 光學放大器之氣體介質的催化性轉化技術
US11350514B2 (en) Extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
JPWO2018179417A1 (ja) 極端紫外光生成装置
US11360391B2 (en) Target supply device, extreme ultraviolet light generating apparatus, and electronic device manufacturing method
US11852984B2 (en) Target debris collection device and extreme ultraviolet light source apparatus including the same
KR20220005464A (ko) 극자외선 광원을 위한 보호 시스템
US11940736B2 (en) Tin trap device, extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
US11337292B1 (en) Tin trap device, extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
JPWO2017017834A1 (ja) 極端紫外光生成装置
US11119421B2 (en) Extreme ultraviolet light condensation mirror, extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
JP7389691B2 (ja) 極端紫外光生成装置、極端紫外光生成システム、及び電子デバイスの製造方法
JP7403271B2 (ja) 極端紫外光集光ミラー、極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法
US11483917B2 (en) Chamber device, extreme ultraviolet light generation apparatus, and electronic device manufacturing method
JP2021099411A (ja) 極端紫外光集光ミラー、極端紫外光集光ミラーの製造方法、及び電子デバイスの製造方法
JP7496759B2 (ja) スズトラップ装置、極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法
US20230269857A1 (en) Extreme ultraviolet light generation apparatus and electronic device manufacturing method
JP7143439B2 (ja) 極端紫外光生成装置及び電子デバイスの製造方法
JP7368984B2 (ja) 極端紫外光生成装置、及び電子デバイスの製造方法