JP2021152377A - 液圧駆動制御システム、液圧駆動装置の制御方法 - Google Patents

液圧駆動制御システム、液圧駆動装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作動圧力を長時間保持する能力を有し、高精度かつ安定した液圧制御が可能な液圧駆動制御システム及び液圧駆動装置の制御方法を提供する。【解決手段】ピストン位置を調整することにより、システムの液圧を制御するシリンダ3と、シリンダ3のピストン位置を検出するエンコーダ46と、システムの圧力状態を測定する圧力センサ5と、エンコーダ46および圧力センサ5の検出値に基づき、ピストン433が所定の閾値を超えたか否かを検出することによりシリンダ3のストロークエンド条件を判定し、ピストン433が所定の閾値を超えたことを検出した場合、圧力センサ5により測定した圧力値を記録し、アクチュエータ弁2を閉じ、供給弁1を開き、ピストン433を初期位置に移動させた後、供給弁1を閉じ、記録した圧力値になるまでピストン433を戻し、アクチュエータ弁2を開いてアクチュエータ9の作動を継続する。【選択図】図1

Description

本発明は、液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動装置の構成とその制御方法に係り、特に、高精度かつ安定した液圧制御が可能な液圧駆動装置に関する。
空気圧(空気または気体)及び液圧(水または油)などの流体によって駆動される動力伝達機構は、比較的簡単な制御で高出力特性が得られるため、土木建設機械や産業機械、農業機械等、様々な分野で広く利用されている。これらの用途の1つに、重い物体を安全に持ち上げることができるロボットマニピュレータがある。
しかしながら、複雑な内部流体運動問題のために、流体駆動アクチュエータを使用して滑らかな運動を実現することは困難である。
本技術分野の背景技術として、例えば、特許文献1のような技術がある。特許文献1には、高精度な流体圧力制御のために、サーボモータ駆動空気圧シリンダにより空気圧アクチュエータを制御する技術が提案されている。サーボモータはシリンダのピストン位置を正確に制御することができ、その結果、流体特性を非常に安定して調整することができる。この構成を使用することによって、流体特性の高精度な制御を達成することができる。従来、シリンダ制御部はピストン位置を調整することにより、容易かつ確実に流体圧力の加圧及び減圧を制御することができる。
特開2011−169425号公報
ところで、一般的なシリンダでは、高い液圧を加えた際に、可動部品(ピストン)による漏れ特性を完全に封止することができない。また、低圧作動時にもシリンダ内の可動部品(ピストン)に小さな漏れの存在が想定され、シリンダの出力低下に繋がることが懸念される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、シリンダが連続的にピストンを押したり引いたりするため、ピストンのストロークエンドにおいて、シリンダ内の可動部品(ピストン)に小さな漏れが生じ、長い作動期間にわたって高圧を保持する(一定の力を維持する)ことができない。
そこで、本発明の目的は、液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動装置において、作動圧力を長時間保持する能力を有し、高精度かつ安定した液圧制御が可能な液圧駆動制御システム及び液圧駆動装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動制御システムであって、供給される液体の量に応じて作動するアクチュエータと、タンクからシステムへ液体を供給するポンプと、前記ポンプから供給される液圧を調整するリリーフ弁と、前記ポンプから前記システムへの液体の流れを制御する供給弁と、ピストン位置を調整することにより、前記システムの液圧を制御するシリンダと、前記シリンダのピストン位置を制御するモータと、前記シリンダのピストン位置を検出するエンコーダと、前記シリンダの底部側に接続され、前記供給弁から前記シリンダへ液体を供給するシステムホースと、前記リリーフ弁に接続され、前記ポンプから前記供給弁へ液体を供給する供給ホースと、前記システムの圧力状態を測定する圧力センサと、前記システムと前記アクチュエータ間の液体の流れを制御するアクチュエータ弁と、前記エンコーダおよび前記圧力センサの検出値に基づき、前記ポンプ、前記供給弁、前記モータ、前記アクチュエータ弁を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記圧力センサにより測定した圧力値を記録し、前記アクチュエータ弁を閉じ、前記供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した圧力値になるまで前記ピストンを戻し、前記アクチュエータ弁を開いて前記アクチュエータの作動を継続することを特徴とする。
また、本発明は、液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動装置の制御方法であって、液圧を制御するシリンダのピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、圧力センサにより測定した液圧を記録し、前記アクチュエータへの液体の流れを制御するアクチュエータ弁を閉じ、前記シリンダへの液体の流れを制御する供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した液圧になるまで前記ピストンを戻し、前記アクチュエータ弁を開いてアクチュエータの作動を継続することを特徴とする。
本発明によれば、液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動装置において、作動圧力を長時間保持する能力を有し、高精度かつ安定した液圧制御が可能な液圧駆動制御システム及び液圧駆動装置の制御方法を実現することができる。
これにより、液圧駆動アクチュエータの高精度かつ安定した駆動制御が可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る液圧駆動制御システムの概略構成を示す図である。 実施例1(図1)の変形例を示す図である。 本発明の実施例1に係る液圧駆動装置の制御方法を示すフローチャートである。 リニア型アクチュエータにおけるピストン位置と圧力の関係を示す図である。 ゴム型アクチュエータにおけるピストン位置と圧力の関係を示す図である。 本発明の実施例1に係る液圧駆動制御システムにおける漏れ補償制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る液圧駆動制御システムの概略構成を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。なお、各図面において同一の構成要素については同一の符号を付し、重複する部分についてはその詳細な説明は省略する。
また、以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではなく、あくまでも実施形態の例示である。また、制御システムの動作原理は、当業者が本発明の方法を実施することを可能にするために提供される例示的なものであり、特許請求の範囲に限定されるものではない。
図1から図6を参照して、本発明の実施例1に係る液圧駆動制御システム及び液圧駆動装置の制御方法について説明する。
図1に、本実施例の液圧駆動制御システムの概略構成を示す。本実施例の液圧駆動制御システムは、図1に示すように、流体の量に応じて作動する流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9と、流体を駆動するシリンダ3と、スクリュー(ねじ)430を回転させるサーボモータ4と、ピストン433の位置を制御するようにシリンダロッド432に取り付けられた回転運動を直線運動に変換するカップリング(機械的動力コンバータ)431と、回転距離を測定するエンコーダ46と、供給ホース78とシステムホース35との間の流体経路を制御する供給弁1と、システムホース35と出力ホース29との間の流体経路を制御するアクチュエータ弁2と、システムホース35と出力ホース29との間の流体圧力を測定する圧力センサ5と、各種ユニットを制御するコントローラ10と、オペレータ(操作者)とのインターフェース20と、を備えて構成されている。
また、コントローラ10は、少なくとも、バルブ制御部104と、モータ制御部103と、圧力制御部102と、ピストン433の初期位置を保存する位置レジスタ(メモリ)105と、シリンダ3のストロークエンド時の出力ホース29の圧力状態を保存する圧力レジスタ(メモリ)106と、漏れ補償部101と、を有している。
流体をシステムに供給するために、モータポンプ(供給ポンプ)7が流体をタンク6から引き出し、それを供給ホース78に移送する。モータポンプ(供給ポンプ)7は一般に、流体を供給するために使用されるが、手動ハンドポンプのような他の構成要素を使用することも可能である。リリーフ弁8は、供給弁1及び供給ホース78を介してシステムホース35に正確な所望の初期圧力を供給するために任意のポンプを使用するときにも必要とされる。また、モータポンプ(供給ポンプ)7の使用をより効率的にするために、モータポンプ(供給ポンプ)7の後で供給弁1の前にアキュムレータを追加することも可能である。
スクリュー430に取り付けられたカップリング431は、モータ4によりスクリュー430を回転させることによって直線的に移動することができる。ピストン433の位置や速度等の直線運動は、エンコーダ46からのフィードバックに応じてモータ制御部103によって制御することができる。
なお、図1のエンコーダ46は、ロータリエンコーダ46に限らず、センサ本体をシリンダ3本体に取り付け、センサワイヤをカップリング431に取り付けたリニアエンコーダを用いてもよい。スクリュー430、カップリング431、及びロッド432の構成は必ずしも直線的な構成である必要はないが、回転エネルギーを直線的なエネルギーに変換することを目的とするギア及びクランクシステムのような組み合わせを利用してもよい。
システムホース35は、ロッド432側の反対側である、シリンダ3の底部側のポートに接続されている。ロッド432側のシリンダ3のポートは、タンク6へのドレインホース36に接続されており、大気圧に解放される。この構成は、シリンダ3の底部側のポートにおけるピストン433による流体の押出し量が多くなるため、より大きな流体量、より大きな出力を可能にする。しかしながら、シリンダ3のロッド432側のポートをシステムホース35に接続してシステム圧力として利用し、シリンダ3の底部側をドレインホース36に接続することも可能である。
この基本的な構成によれば、サーボモータ4で制御されるシリンダ3を用いて流体を駆動し、漏れ補償能力を付加したアクチュエータ弁2を用いて長時間の圧力保持能力を持たせることで、高精度な圧力制御を実現することができる。
[変形例]
図2に、図1の変形例を示す。図2は、ロッド432側のシリンダ3のポートをドレインホース36に結合する代わりに、供給ホース78を介してタンク6に予め接続されたロッド432側のシリンダポートを有する実施形態である。
ここで、リリーフ弁8によって設定されたモータポンプ(供給ポンプ)7からシリンダ3への充填圧力は、シリンダ3の底部側(下側)とロッド432側の両方に与えられる。この構成はリリーフ弁8によって設定された充填圧力に起因するロッド432側での流体の漏れ速度をより小さくすることを可能にし、図1の構成よりも長期間にわたって圧力を保持することが可能になる。
なお、モータポンプ(供給ポンプ)7が停止されると、モータポンプ(供給ポンプ)7からタンク6の方向へ流体が漏れるので、シリンダ3のロッド432側の圧力を保持し、漏洩速度を更に減少させるために、モータポンプ(供給ポンプ)7とリリーフ弁8との間に追加のソレノイド弁を設置することもできる。
次に、図3を用いて、本実施例の液圧駆動制御システムによる液圧駆動装置の制御方法を説明する。先ず、制御ブロック(ステップ)12において、コントローラ10はモータ制御部103からモータポンプ(供給ポンプ)7にON信号を与えることにより、シリンダ3内への初期流体充填を行い、一方、バルブ制御部104は供給弁1を開弁制御し、アクチュエータ弁2を閉弁制御する。
モータポンプ(供給ポンプ)7がオンである間、流体は供給ホース78を通ってシステムホース35に入る。流体はシリンダ3の底部側(及び図2の構成ではロッド432側)を満たし、シリンダ3に供給される流体の圧力はリリーフ弁8によって調整される。
この状態で、モータ制御部103はサーボモータ4に、インターフェース20によって設定された所望の初期位置までピストン433の位置を制御するように指示し、その後、エンコーダ46によって測定された初期位置Sinitが初期位置レジスタ(メモリ)105に保存される。
その後、バルブ制御部104は供給弁1を閉じ、モータ制御部103はモータポンプ(供給ポンプ)7をOFFにして省エネを図り、バルブ制御部104はアクチュエータ弁2を開いて制御ブロック(ステップ)13で通常制御モードを開始する。
通常制御モード(ステップ)13は、サーボモータ4の回転により駆動されるピストン433の位置を調節することによってアクチュエータ弁2が開いている時に、システムホース35を介してアクチュエータホース29に作用する主流体圧力制御である。
実際の状態では、通常制御モードを用いて流体の圧力を制御している間、シリンダ3の部分に漏れがあり、これにより、ピストン433はシステムホース35の圧力値を維持しながら、位置を連続的に調整する。シリンダ3のストローク長が制限されているので、コントローラ10は、ピストン433の位置がある閾値を超えると、漏れ補償モード120に入る。漏れ補償モード120はストロークエンドの問題を解決することができるように、出力ホース29の圧力(アクチュエータ圧力)を常に保持しながらピストン433の位置をリセットするために使用される。
コントローラ10は、あるサンプリング周波数でアルゴリズムを実行する。通常制御モード13では、1回のサンプリングで、モータ制御部103から指示されたサーボモータ4を回転させてピストン433の位置を調整することにより、流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9の圧力を制御する。ピストン433の位置は、圧力センサ5のデータを考慮してコントローラ10により決定される。
サーボモータ4を回転させた後の制御ステップ毎に、コントローラ10は、エンコーダ46のデータから計算されたピストン433の位置を制御ブロック(ステップ)110において予め設定された閾値と比較することによって、ストロークエンドに近い状態であるか否かの確認状態に入る。
制御ブロック(ステップ)110において、算出された位置がストロークエンド閾値を超えておらず、制御ブロック(ステップ)111において制御状態が終了していない場合、コントローラ10は制御ブロック(ステップ)13の通常制御モード(次の周波数サンプリング)に戻り、システムホース35及び出力ホース29にかかる圧力がインターフェース20によって設定された所望の圧力14に達するまでピストン433を押すようにモータ制御部103においてモータ指令の別のステップを与える。
出力ホース29における圧力が所望の圧力に達した後、コントローラ10は流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9において未知の負荷によって影響を受ける動的圧力制御を可能にするために、アクチュエータ弁2を開状態に保つことができ、または、コントローラ10がアクチュエータ弁2を閉じ、流体量を用途に応じて一定に保つことができる。
なお、インターフェース20はオペレータによって命令されるコントローラボードに限定されるものではなく、別の計算アルゴリズムを実行し、コントローラ10を制御するための入力コマンドを生成することができる別のコントローラに接続することも可能である。
通常、システムの圧力範囲はPmaxと表され、シリンダ3、システムホース35、出力ホース29、流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9の最大許容圧力の限界内にある。また、Pmaxより大きな圧力を発生させる能力、言い換えれば、システム仕様に由来する過剰な圧力がCであるPmax+Cまでのシステム圧力に対して、ハードウエア設計そのものが許容する能力をハードウエアに設定することも一般的である。
システムは一般的に機械的に(システムホース35及びタンク6に接続された追加のリリーフバルブなど)、またはプログラム上、ピストンのストロークに沿ってPmaxを超えないように設定されている。従って、漏れはごくわずかな量の流体でのみ発生するため、通常の制御モード中及び短時間でピストン433がストロークエンド状態に到達することはない。
しかしながら、長期間の作動制御の間、または負荷が非常に大きいとき、ピストン433がストロークエンド状態に達する可能性が高く、したがって、制御ブロック(ステップ)120における漏れ補償モードが必要となる。漏れ補償モード120の詳細については後述する。
制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近い状態か否かの通常の確認状態では、エンコーダ46によって測定された現在のピストン433の位置がある一定の閾値を超える場合にのみ、ストロークエンドはYES値を返す。制御プロセスの間、圧力センサ5の状態が所望の圧力14に達していないが、ピストン433の位置が既にストロークエンド閾値を超えている場合、制御プロセスはシステムが制御ブロック(ステップ)120において漏れ補償モードを実行している間、一時的に保持され、次いで、所望の圧力14までシステムを加圧するように戻される。この確認方法は単純であるが、制御処理中の一時的な遅延が好ましくない場合がある。
なお、エンコーダ46のデータのみで判定される制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近いか否かの正常な確認状態に加えて、エンコーダ46で測定されたピストン433の位置と圧力センサ5の値とから判断してストロークエンドに近い状態か否かを確認することも可能である。
ここで、ストロークエンドに近い位置をそれぞれSE1,SE2,SE3で定義し、SE1<SE2<SE3<SE4及びSE4はストロークエンドそのものであると仮定する。漏れのない通常の加圧では、システム圧力は、ストロークSE4でPmax+Cに達した。長期間の加圧中に、現在のピストン433の位置がSであり、SE1<S<SE2またはSE2<S<SE3である場合、制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近い状態は圧力センサ5からの現在の圧力PtがPt<Pmax−2CまたはPt<Pmax−Cである場合にのみ、YES値を返す。
これらのサンプルパラメータは、上記の定数値に限定されず、実際のシステム自体に基づいて調整されてもよい。この確認方法は、作動制御プロセスを一時的に遅延させることなく、より早期の漏れ補償性能を可能にする。
さらに、エンコーダ46のデータから算出された現在のピストン433の位置、現在の圧力センサ5の値、及び所望の作動圧力14に基づいて、漏れ補償モードに入る決定が判断されるように、制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近い状態か否かの確認の効率を改善する。
図4及び図5は、リニア型アクチュエータ(図4)またはゴム型アクチュエータ(図5)に対するピストン433の位置、現在の圧力5、及び所望の作動圧力14の関係のルックアップテーブル(参照テーブル)を示すグラフである。
図4において、直線は、漏れがない間のピストン433の位置に関するシステムホース35内の圧力の特性に対する基準として示す。点線では、システムにP1として所望の圧力14が与えられ、アクチュエータ弁2が開いている間、それをある時間保持したと仮定する。シリンダ3部分で流体(液)の漏れが発生し、ピストン433の位置が次の指令で位置S1に達するまで押し続けることが予想される。
このとき、コントローラ10は所望の圧力14がPm1よりも大きい場合にのみ、制御ブロック(ステップ)120において漏れ補償モードに入る。一点鎖線では、コントローラ10がS2まで圧力P2を保持するときと同じようになり、コントローラ10は次に所望される圧力14がPm2よりも大きい場合にのみ、制御ブロック(ステップ)120において漏れ補償モードに入る。
図5において、制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近い状態か否かの確認の挙動は図4と同様であるが、この場合、アクチュエータはゴム型アクチュエータ(例えば、McKibbenアクチュエータ)である。アクチュエータ自体の基本特性を指数関数として有する限り、Pm1またはPm2の値を推定することが可能であり、ストローク位置のシフトは、指数関数のシフト特性と同様である。
図6は、漏れ補償部101の制御処理を説明するための図である。制御ブロック(ステップ)110においてストロークエンドに近い状態か否かの確認がYES値を返すと、制御ブロック(ステップ)120において漏れ補償モードが処理される。
先ず、制御ブロック(ステップ)201において圧力センサ5の現在の圧力を読み取り、それを圧力レジスタ(メモリ)Preg106に保存してアクチュエータの状態を後に戻す。
そして、制御ブロック(ステップ)202においてバルブ制御部104にアクチュエータ弁2を閉じるように指示し、モータ制御部103にモータポンプ7をONするように指示し、バルブ制御部104に供給弁1を開くように指示する。この制御ブロック(ステップ)202においては、システム圧力をリリーフ弁8の設定圧力値まで低下させる。その後、ピストン433を初期位置Sinit105に戻す。
制御ブロック(ステップ)203においてエンコーダ46の現在の値Sを読み出し、それを制御ブロック(ステップ)204において初期位置Sinit105と比較する。これらの差が小さな正のデルタ値よりも大きい場合(No)、制御ブロック(ステップ)205においてモータ制御部103にCCW方向(反時計回り)に回転させるように命令し、スクリュー430の回転はカップリング431をロッド432側の方向に直線的に移動させ、ピストン433を初期位置方向に引っ張る。
制御ブロック(ステップ)203におけるエンコーダ状態の読み取り、制御ブロック(ステップ)204における差の確認、及び制御ブロック(ステップ)205におけるモータをCCW方向(反時計回り)に回転させるプロセスは、現在位置と初期位置との差が所定のデルタ値より小さくなるまで繰り返される。その後、エンコーダ46の現在値Sと初期位置Sinitの差異が小さい正のデルタ値以上でなくなった場合(Yes)、制御ブロック(ステップ)206においてバルブ制御部104を通して供給弁1を閉じ、モータポンプ7をOFFにする指令を送る。
ピストン433が初期位置Sinitに戻り、システム圧力がリリーフ圧力に戻った後、ストロークエンドの状態を超えることなくピストン433を底部側に押すことによって、システム圧力を圧力レジスタ(メモリ)106の圧力に戻すことが可能となる。これを行うために、制御ブロック(ステップ)207において圧力センサ5を使用して現在のシステム圧力Pを読み取り、現在の圧力Pが既に圧力レジスタ(メモリ)106の圧力に達したかどうかを制御ブロック(ステップ)208で確認する。
制御ブロック(ステップ)208において現在の圧力Pが圧力レジスタ(メモリ)106の圧力Pregよりも小さい場合、サーボモータ4はCW方向(時計回り)に回転し、制御ブロック(ステップ)207において現在の圧力Pを読み取るために戻る。このプロセスは現在の圧力Pがアクチュエータの圧力レジスタ(メモリ)106の圧力に達するまで、言い換えれば、現在の圧力Pと圧力レジスタ(メモリ)106の圧力との間の差圧が、小さなデルタ値のプラスマイナスの範囲内になるまで繰り返される。
この圧力差がモータ回転誤差によるデルタ値を超える場合には、サーボモータ4は逆方向に回転し、制御ブロック(ステップ)209において圧力を減少させる。システム圧力(システムホース35の圧力)及びアクチュエータ圧力(出力ホース29の圧力)が(ほぼ)等しい値になった後、制御ブロック(ステップ)211においてアクチュエータ弁2を開く。
上述したように、ピストン433の位置を戻すためには、ピストン433がロッド432側の方向に移動するようにサーボモータ4をCCW方向(反時計回り)に回転させなければならない。これは、ピストン433を機械的構成に依存する初期位置Sinitに移動させるためにサーボモータ4をCW方向(時計回り)に回転させることで可能であり、必ずしも上記の方向に限定されない。この場合、制御ブロック(ステップ)215においてはCCW方向(反時計回り)になり、制御ブロック(ステップ)210は反対の回転になる。
以上説明したように、本実施例の液圧駆動制御システムは、供給される液体の量に応じて移動する流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9と、タンク6からシステムへ液体を供給するモータポンプ(供給ポンプ)7と、モータポンプ(供給ポンプ)7から供給される液圧を調整するリリーフ弁8と、モータポンプ(供給ポンプ)7からシステムへの液体の流れを制御する供給弁1と、ピストン433の位置を調整することにより、システムの液圧を制御するシリンダ3と、シリンダ3のピストン位置を制御するサーボモータ4と、シリンダ3のピストン位置を検出するエンコーダ46と、シリンダ3の底部側に接続され、供給弁1からシリンダ3へ液体を供給するシステムホース35と、シリンダ3のロッド432側に接続され、シリンダ3から液体を排出するドレインホース36(図1)またはシリンダ3からモータポンプ(供給ポンプ)7側へ液体を戻す供給ホース78(図2)と、システムの圧力状態を測定する圧力センサ5と、システムと流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9間の液体の流れを制御するアクチュエータ弁2と、エンコーダ46および圧力センサ5の検出値に基づき、モータポンプ(供給ポンプ)7、供給弁1、サーボモータ4、アクチュエータ弁2を制御するコントローラ10を備えており、コントローラ10は、ピストン433が所定の閾値を超えたか否かを検出することによりシリンダ3のストロークエンド条件を判定し、ピストン433が所定の閾値を超えたことを検出した場合、圧力センサ5により測定した圧力値を記録し、アクチュエータ弁2を閉じ、供給弁1を開き、ピストン433を初期位置に移動させた後、供給弁1を閉じ、記録した圧力値になるまでピストン433を戻し、アクチュエータ弁2を開いて流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9の作動を継続する。
これにより、作動圧力を長時間保持する能力を有し、高精度かつ安定した液圧制御が可能となり、液圧駆動アクチュエータの高精度かつ安定した駆動制御が可能となる。
図7を参照して、本発明の実施例2に係る液圧駆動制御システム及び液圧駆動装置の制御方法について説明する。
図7は、図2の構成に少しの構成要素を追加して構成した多重アクチュエータの例である。この構成では、システムホース35が出力ホース(アクチュエータホース)29によって第1の流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ9と接続されたアクチュエータ弁(電磁弁)2と、出力ホース(アクチュエータホース)291によって第2の流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ91と接続されたアクチュエータ弁(電磁弁)21との分岐接続を有する。出力ホース(アクチュエータホース)29及び291内の圧力状態は、それぞれ圧力レジスタ(メモリ)106及び107に保存される。圧力レジスタ(メモリ)107にはアクチュエータ弁21の圧力が登録される。
この構成では、アクチュエータ弁2,21がセレクタとして作用し、アクチュエータを順次加圧することにより、各アクチュエータの動作を制御することができる。アクチュエータを順次加圧することは、全順次圧力制御または部分順次圧力制御として説明することができる。
全順次圧力制御とは、アクチュエータ弁2が開いている間にアクチュエータ弁21が閉じ、次いで、所望の圧力14に達するまでシリンダ3による圧力制御を実行し、圧力レジスタ(メモリ)106上の圧力状態を保存し、次いで、アクチュエータ弁2を閉じ、シリンダ3を初期位置Sinitに戻し、アクチュエータ弁21を開き、次いで、第2の流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ91に対して通常制御モードを実行し、最後に、圧力レジスタ(メモリ)107上の圧力状態を保存することを意味する。
また、部分順次圧力制御は、両方のアクチュエータ弁2,21が開き、次いで、シリンダ3は所望の圧力14の最小入力(例えば、第1のアクチュエータ9への所望の入力)に達するまで、両方のアクチュエータ9,91に対する圧力を制御し、次に、圧力レジスタ(この場合106)上の圧力状態を保存し、供給弁(この場合アクチュエータ弁2)の1つを閉じ、次いでシリンダ3は、第2のアクチュエータ91の圧力が所望の圧力14に達するまで通常の圧力制御モードを継続することを意味する。
制御ブロック(ステップ)110におけるストロークエンドに近い状態か否かの確認状態では制御ブロック(ステップ)120において、コントローラ10はアクチュエータ状態の1つがストロークエンド状態のためのYES値を返す状態であるか、または両方のアクチュエータがストロークエンド状態のためのYES値を返す状態である場合にのみ、制御ブロック(ステップ)120において漏れ補償モードに入ることができる。
さらに、条件は、1つのアクチュエータが2つのアクチュエータ9,91のうちの別の1つの前/後に移動しなければならない動作シーケンスにさらに依存する。この場合、ストロークエンド条件の1つがYES値に戻ったときに、漏れ補償を行わなければならない。
制御ブロック(ステップ)120のプロセスにおける漏れ補償モードは複数のアクチュエータによってあまり影響されず、むしろ、各アクチュエータ及びアクチュエータ弁2,21の両方に対する現在の圧力センサ5の追加の読み取り状態のみが、補償中に閉じられなければならない。コントローラ10がシステムホース35における圧力を補正前に戻すと、圧力レジスタ(メモリ)Preg106または107の最小値に戻り、その後、制御ブロック(ステップ)13における通常(圧力)制御モードを継続する。
本実施例において、漏れは、リリーフ弁8によって設定された圧力がシステムホース35上の作動圧力よりも低いと仮定することによって、シリンダ3の底部側からロッド432側に常に移動する。リリーフ弁8に設定された圧力がシステムホース35の作動圧力よりも僅かに高い場合には、シリンダ3の底部側に流体が漏れてシステムホース35内の圧力が低下し、圧力制御部102が負の演算を行った後、モータ制御部103を逆回転させてピストン433をロッド432側方向に移動させる。ストロークエンド位置もロッド432側に設定される。
以上説明したように、本実施例の液圧駆動制御システムでは、流体駆動(液圧駆動)アクチュエータは、少なくとも第1のアクチュエータ9と第2のアクチュエータ91の2つ以上のアクチュエータから構成され、アクチュエータ弁は、少なくとも第1のアクチュエータ9に接続される第1のアクチュエータ弁2と第2のアクチュエータ91に接続される第2のアクチュエータ弁21の2つ以上のアクチュエータ弁から構成され、第1のアクチュエータ9を駆動する際、第2のアクチュエータ弁21を閉じて、第1のアクチュエータ弁2を開放し、第2のアクチュエータ91を駆動する際、第1のアクチュエータ弁2を閉じて、第2のアクチュエータ弁21を開放し、コントローラ10は、第1のアクチュエータ弁2および第2のアクチュエータ弁21のいずれか一方が開から閉に状態を変化させる度に圧力センサ5により測定した圧力値を記録し、ピストン433が所定の閾値を超えたか否かを検出することによりシリンダ3のストロークエンド条件を判定し、ピストン433が所定の閾値を超えたことを検出した場合、圧力センサ5により測定した圧力値を記録し、ピストン433が所定の閾値を超えたか否かを検出することによりシリンダ3のストロークエンド条件を判定し、ピストン433が所定の閾値を超えたことを検出した場合、第1のアクチュエータ弁2または第2のアクチュエータ弁21を閉じ、供給弁1を開き、ピストン433を初期位置に移動させた後、供給弁1を閉じ、記録した圧力値になるまでピストン433を戻し、閉じた第1のアクチュエータ弁2または第2のアクチュエータ弁21を開いてアクチュエータの作動を継続する。
これにより、作動圧力を長時間保持する能力を有し、高精度かつ安定した液圧制御が可能となり、液圧駆動アクチュエータの高精度かつ安定した駆動制御が可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記の実施例は本発明に対する理解を助けるために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…供給弁(電磁弁)
2,21…アクチュエータ弁(電磁弁)
3…シリンダ
4…(サーボ)モータ
5…圧力センサ
6…タンク
7…モータポンプ(供給ポンプ)
8…リリーフ弁
9,91…流体駆動(液圧駆動)アクチュエータ
10…コントローラ
11…メインプログラムの開始
12…初期流体充填(機能)
13…通常制御モード(機能)
14…所望の(作動)圧力
20…インターフェース
29,291…出力ホース(アクチュエータホース)
35…システムホース
36…ドレインホース
46…エンコーダ
78…供給ホース
101…漏れ補償部
102…圧力制御部
103…モータ制御部
104…バルブ制御部
105…(初期)位置レジスタ(メモリ)
106,107…圧力レジスタ(メモリ)
110…ストローク状態の判定モード(機能)
111…制御終了の確認
112…メインプログラムの終了
120…漏れ補償モード(機能)
201…圧力センサの読み取り及び圧力レジスタへの保存
202,206,211…バルブ及びポンプの状態の制御(ブロック)
203…エンコーダを読み取る制御ブロック
204…ピストン位置状態の確認
205, 210…モータ制御(ブロック)
207…圧力センサの読み取り指令(ブロック)
208, 209…現在の圧力状態の確認
212…漏れ補償モードアルゴリズムの終了
430…スクリュー(ねじ)
431…カップリング(機械的動力コンバータ)
432…(シリンダ)ロッド
433…ピストン

Claims (10)

  1. 液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動制御システムであって、
    供給される液体の量に応じて作動するアクチュエータと、
    タンクからシステムへ液体を供給するポンプと、
    前記ポンプから供給される液圧を調整するリリーフ弁と、
    前記ポンプから前記システムへの液体の流れを制御する供給弁と、
    ピストン位置を調整することにより、前記システムの液圧を制御するシリンダと、
    前記シリンダのピストン位置を制御するモータと、
    前記シリンダのピストン位置を検出するエンコーダと、
    前記シリンダの底部側に接続され、前記供給弁から前記シリンダへ液体を供給するシステムホースと、
    前記リリーフ弁に接続され、前記ポンプから前記供給弁へ液体を供給する供給ホースと、
    前記システムの圧力状態を測定する圧力センサと、
    前記システムと前記アクチュエータ間の液体の流れを制御するアクチュエータ弁と、
    前記エンコーダおよび前記圧力センサの検出値に基づき、前記ポンプ、前記供給弁、前記モータ、前記アクチュエータ弁を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記圧力センサにより測定した圧力値を記録し、
    前記アクチュエータ弁を閉じ、前記供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した圧力値になるまで前記ピストンを戻し、前記アクチュエータ弁を開いて前記アクチュエータの作動を継続することを特徴とする液圧駆動制御システム。
  2. 請求項1に記載の液圧駆動制御システムであって、
    前記供給ホースは、前記シリンダのロッド側に接続されることを特徴とする液圧駆動制御システム。
  3. 請求項1に記載の液圧駆動制御システムであって、
    前記所定の閾値は、前記液体の液圧と前記ピストン位置との関係に応じて決定されることを特徴とする液圧駆動制御システム。
  4. 請求項3に記載の液圧駆動制御システムであって、
    前記コントローラは、さらに入力された所望の圧力値に従って前記所定の閾値を決定することを特徴とする液圧駆動制御システム。
  5. 請求項1に記載の液圧駆動制御システムであって、
    前記アクチュエータは、少なくとも第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの2つ以上のアクチュエータから構成され、
    前記アクチュエータ弁は、少なくとも前記第1のアクチュエータに接続される第1のアクチュエータ弁と前記第2のアクチュエータに接続される第2のアクチュエータ弁の2つ以上のアクチュエータ弁から構成され、
    前記第1のアクチュエータを駆動する際、前記第2のアクチュエータ弁を閉じて、前記第1のアクチュエータ弁を開放し、
    前記第2のアクチュエータを駆動する際、前記第1のアクチュエータ弁を閉じて、前記第2のアクチュエータ弁を開放し、
    前記コントローラは、前記第1のアクチュエータ弁および前記第2のアクチュエータ弁のいずれか一方が開から閉に状態を変化させる度に前記圧力センサにより測定した圧力値を記録し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記圧力センサにより測定した圧力値を記録し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記第1のアクチュエータ弁または前記第2のアクチュエータ弁を閉じ、前記供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した圧力値になるまで前記ピストンを戻し、前記閉じた前記第1のアクチュエータ弁または前記第2のアクチュエータ弁を開いて前記アクチュエータの作動を継続することを特徴とする液圧駆動制御システム。
  6. 液圧でアクチュエータを駆動制御する液圧駆動装置の制御方法であって、
    液圧を制御するシリンダのピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、圧力センサにより測定した液圧を記録し、
    前記アクチュエータへの液体の流れを制御するアクチュエータ弁を閉じ、前記シリンダへの液体の流れを制御する供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した液圧になるまで前記ピストンを戻し、前記アクチュエータ弁を開いてアクチュエータの作動を継続することを特徴とする液圧駆動装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の液圧駆動装置の制御方法であって、
    前記供給弁の上流側にシリンダが接続されることを特徴とする液圧駆動装置の制御方法。
  8. 請求項6に記載の液圧駆動装置の制御方法であって、
    前記所定の閾値は、前記液体の液圧と前記ピストン位置との関係に応じて決定されることを特徴とする液圧駆動装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の液圧駆動装置の制御方法であって、
    さらに入力された所望の圧力値に従って前記所定の閾値を決定することを特徴とする液圧駆動装置の制御方法。
  10. 請求項6に記載の液圧駆動装置の制御方法であって、
    前記アクチュエータは、少なくとも第1のアクチュエータと第2のアクチュエータの2つ以上のアクチュエータから構成され、
    前記アクチュエータ弁は、少なくとも前記第1のアクチュエータに接続される第1のアクチュエータ弁と前記第2のアクチュエータに接続される第2のアクチュエータ弁の2つ以上のアクチュエータ弁から構成され、
    前記第1のアクチュエータを駆動する際、前記第2のアクチュエータ弁を閉じて、前記第1のアクチュエータ弁を開放し、
    前記第2のアクチュエータを駆動する際、前記第1のアクチュエータ弁を閉じて、前記第2のアクチュエータ弁を開放し、
    前記第1のアクチュエータ弁および前記第2のアクチュエータ弁のいずれか一方が開から閉に状態を変化させる度に前記圧力センサにより測定した液圧を記録し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記圧力センサにより測定した液圧を記録し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたか否かを検出することにより前記シリンダのストロークエンド条件を判定し、
    前記ピストンが所定の閾値を超えたことを検出した場合、前記第1のアクチュエータ弁または前記第2のアクチュエータ弁を閉じ、前記供給弁を開き、前記ピストンを初期位置に移動させた後、前記供給弁を閉じ、前記記録した液圧になるまで前記ピストンを戻し、前記閉じた前記第1のアクチュエータ弁または前記第2のアクチュエータ弁を開いて前記アクチュエータの作動を継続することを特徴とする液圧駆動装置の制御方法。
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