JP2021151692A - 電動工具及び補助ハンドル - Google Patents

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Takeshi Kamiya
剛 神谷
裕太 荒木
Yuta Araki
裕太 荒木
純 上田
Jun Ueda
純 上田
友彦 今江
Tomohiko Imae
友彦 今江
英紀 長坂
Hidenori Nagasaka
英紀 長坂
耕司 高萩
Koji Takahagi
耕司 高萩
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Abstract

【課題】補助ハンドルを使用するときの利便性を向上できる電動工具を提供する。【解決手段】電動工具は、モータと、モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態でモータの回転力により回転する出力軸と、補助ハンドルが装着された状態で、補助ハンドルに設けられている慣性センサ72Bの検出信号を受信する受信装置と、慣性センサの検出信号に基づいて、出力軸の回転を制御する制御信号を出力するコントローラと、を備える。【選択図】図8

Description

本開示は、電動工具及び補助ハンドルに関する。
電動工具で対象物を加工する場合、電動工具の出力軸に先端工具が取り付けられる。電動工具は、先端工具を回転させることにより、対象物を加工する。対象物の加工において、電動工具に反力が作用する可能性がある。作業者は、電動工具に装着された補助ハンドルを保持することにより、電動工具に作用する反力を受けることができる。特許文献1には、補助ハンドルの一例が開示されている。
特開2015−123521号公報
電動工具の高出力化に伴い、補助ハンドルを使用する機会が増加する可能性がある。そのため、補助ハンドルを利用するときの利便性の向上が要望される。
本開示は、補助ハンドルを使用するときの利便性を向上することを目的とする。
本開示に従えば、モータと、前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、補助ハンドルが装着された状態で、前記補助ハンドルに設けられている慣性センサの検出信号を受信する受信装置と、前記慣性センサの検出信号に基づいて、前記出力軸の回転を制御する制御信号を出力するコントローラと、を備える、電動工具が提供される。
本開示よれば、補助ハンドルを使用するときの利便性を向上することができる。
図1は、第1実施形態に係る電動工具を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電動工具の一部を示す断面図である。 図3は、第1実施形態に係る補助ハンドルを示す斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る補助ハンドルを示す断面図である。 図5は、第1実施形態に係る電動工具と補助ハンドルとの関係を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る電動工具と補助ハンドルとの関係を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る補助ハンドルにストッパポールが装着された状態を示す図である。 図8は、第1実施形態に係る慣性ユニットを示す前方からの斜視図である。 図9は、第1実施形態に係る慣性ユニットを示す後方からの斜視図である。 図10は、第2実施形態に係る補助ハンドルを示す斜視図である。 図11は、第2実施形態に係る補助ハンドルの一部を示す分解斜視図である。 図12は、第2実施形態に係る電動工具の一部を拡大した部分断面図である。 図13は、第3実施形態に係る補助ハンドルを示す斜視図である。 図14は、第3実施形態に係る補助ハンドルを示す側面図である。 図15は、第3実施形態に係る第2アーム部を示す斜視図である。 図16は、第3実施形態に係るロックレバーを示す斜視図である。 図17は、第3実施形態に係るロックレバーを示す側面図である。 図18は、第3実施形態に係るロックレバーを示す断面図である。 図19は、第4実施形態に係る補助ハンドルを示す側面図である。 図20は、第4実施形態に係る補助ハンドルの一部を示す分解斜視図である。 図21は、第4実施形態に係る電動工具と補助ハンドルとの関係を示す前方からの斜視図である。 図22は、第4実施形態に係る電動工具と補助ハンドルとの関係を示す後方からの斜視図である。 図23は、第4実施形態に係る第2アクチュエータと速度切換レバーとの関係を示す分解斜視図である。 図24は、第4実施形態に係る補助ハンドルの動作を示すフローチャートである。 図25は、第5実施形態に係る電動工具及び補助ハンドルを示す斜視図である。 図26は、第5実施形態に係る電動工具及び補助ハンドルを示すブロック図である。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
実施形態においては、左、右、前、後、上、及び下の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、電動工具の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
実施形態において、電動工具は、モータを有する震動ドライバドリルである。実施形態においては、モータの回転軸AXと平行な方向を適宜、軸方向、と称し、モータの回転軸AXの放射方向を適宜、径方向、と称し、モータの回転軸AXを周回する方向を適宜、周方向又は回転方向、と称する。また、径方向において、モータの回転軸AXに近い位置又は接近する方向を適宜、径方向内側、と称し、モータの回転軸AXから遠い位置又は離隔する方向を適宜、径方向外側、と称する。実施形態において、軸方向と前後方向とは一致する。
[第1実施形態]
<電動工具の概要>
図1は、本実施形態に係る電動工具1Aを示す斜視図である。図1に示すように、電動工具1Aは、ハウジング2と、リヤカバー3と、ギヤケース5と、出力軸6と、バッテリ装着部7と、モータ8と、動力伝達機構10と、コントローラ13と、トリガスイッチ14と、正逆切換レバー15と、速度切換レバー16と、モードチェンジリング17と、チェンジリング18と、ライト19とを備える。
ハウジング2は、合成樹脂により形成される。ハウジング2は、モータ収容部2Aと、グリップ部2Bと、コントローラ収容部2Cとを有する。
モータ収容部2Aは、モータ8を収容する。モータ収容部2Aは、筒状である。グリップ部2Bは、作業者に把持される。グリップ部2Bは、モータ収容部2Aの下部から下方に突出する。コントローラ収容部2Cは、コントローラ13を収容する。コントローラ収容部2Cは、グリップ部2Bの下部に配置される。
リヤカバー3は、モータ収容部2Aの後部の開口を覆うように、モータ収容部2Aの後部に接続される。リヤカバー3は、合成樹脂製である。
モータ収容部2Aは、吸気口4Aを有する。リヤカバー3は、排気口4Bを有する。排気口4Bは、吸気口4Aの後方に設けられる。吸気口4Aは、ハウジング2の内部空間と外部空間とを接続する。排気口4Bは、ハウジング2の内部空間と外部空間とを接続する。吸気口4Aは、モータ収容部の左部及び右部のそれぞれに設けられる。排気口4Bは、リヤカバー3の左部及び右部のそれぞれに設けられる。ハウジング2の外部空間の空気は、吸気口4Aを介してハウジング2の内部空間に流入する。ハウジング2の内部空間に流入した空気により、モータ8が冷却される。ハウジング2の内部空間の空気は、排気口4Bを介してハウジング2の外部空間に流出する。
ギヤケース5は、複数のギヤを含む動力伝達機構10を収容する。ギヤケース5は、筒状である。動力伝達機構10は、ギヤケース5の内部空間に配置される。ギヤケース5は、モータ収容部2Aの前方に配置される。ギヤケース5は、アルミニウム等の金属により形成される。
ギヤケース5は、係合部9を有する。係合部9は、ギヤケース5の表面の側部に設けられる。本実施形態において、係合部9は、ギヤケース5の左部に設けられる左係合部9Lと、ギヤケース5の右部に設けられる右係合部9Rとを含む。左係合部9Lは、ギヤケース5の左部に設けられた凹部を有する。右係合部9Rは、ギヤケース5の右部に設けられた凹部を有する。
出力軸6は、先端工具が取り付けられた状態で、モータ8の回転力により回転する。出力軸6は、先端工具を把持可能なチャック62を含む。出力軸6は、ギヤケース5から前方に突出する。
バッテリ装着部7は、コントローラ収容部2Cの下部に設けられる。バッテリ12は、バッテリ装着部7に装着される。バッテリ12は、バッテリ装着部7に着脱可能である。バッテリ装着部7に装着されることにより、バッテリ12は、電動工具1Aに電力を供給することができる。
バッテリ12は、二次電池を含む。本実施形態において、バッテリ12は、充電式のリチウムイオン電池を含む。バッテリ12は、解除ボタン12Cを有する。解除ボタン12Cは、バッテリ装着部7とバッテリ12との固定を解除するために操作される。解除ボタン12Cは、バッテリ12の前面に設けられる。
モータ8は、出力軸6を回転させるための回転力を発生する。モータ8は、バッテリ12から供給される電力に基づいて回転する。動力伝達機構10は、モータ8で発生した回転力を出力軸6に伝達する。出力軸6は、動力伝達機構10を介してモータ8から伝達された回転力に基づいて回転する。
コントローラ13は、電動工具1Aを制御する制御信号を出力する。コントローラ13は、コントローラ収容部2Cに収容される。
トリガスイッチ14は、グリップ部2Bに設けられる。トリガスイッチ14は、トリガ部材14Aと、スイッチ本体14Bとを含む。トリガ部材14Aは、グリップ部2Bの前部の上部から前方に突出する。トリガ部材14Aは、モータ8の回転のために作業者に操作される。作業者は、グリップ部2Bを左右の一方の手で把持した状態で、指でトリガ部材14Aを操作することができる。トリガ部材14Aは、前後方向に移動可能である。トリガ部材14Aが後方に移動するように操作されることにより、モータ8が回転する。
グリップ部2Bは、スイッチ本体14Bを収容可能な内部空間を有する。スイッチ本体14Bは、グリップ部2Bの内部空間に配置される。スイッチ本体14Bは、トリガ部材14Aが操作されることによりトリガ信号を出力する。コントローラ13は、スイッチ本体14Bから出力されたトリガ信号に基づいて、バッテリ12からモータ8に電力を供給させる。モータ8に電力が供給されることにより、モータ8が回転する。トリガ部材14Aが操作されることにより、モータ8の回転と停止とが切り換えられる。
正逆切換レバー15は、グリップ部2Bの側部の上部に設けられる。正逆切換レバー15は、作業者に操作される。正逆切換レバー15が操作されることにより、モータ8の回転方向が切り換えられる。作業者は、正逆切換レバー15を操作して、モータ8の回転方向を、正転方向及び逆転方向の一方から他方に切り換えることができる。モータ8の回転方向が切り換えられることにより、出力軸6の回転方向が切り換えられる。
速度切換レバー16は、モータ収容部2Aの上部に配置される。速度切換レバー16は、出力軸6の回転速度を高速モードと低速モードとに切り換えるために作業者に操作される。速度切換レバー16は、前後方向に移動可能である。速度切換レバー16が前方に移動するように操作されることにより、出力軸6の回転速度が第1速度になる低速モードに切り換えられる。速度切換レバー16が後方に移動するように操作されることにより、出力軸6の回転速度が第1速度よりも高い第2速度になる高速モードに切り換えられる。
モードチェンジリング17は、ギヤケース5の前方に配置される。モードチェンジリング17は、電動工具1Aの作業モードを切り換えるために作業者に操作される。モードチェンジリング17は、回転軸AXの周方向に回転可能である。モードチェンジリング17が回転するように操作されることにより、作業モードが切り換えられる。
電動工具1Aの作業モードは、出力軸6が前後方向に震動する震動モードと、出力軸6が前後方向に震動しない非震動モードとを含む。非震動モードは、出力軸6に作用する回転負荷が解放値に到達したときにモータ8から出力軸6に伝達される回転力を遮断するクラッチモードと、出力軸6に作用する回転負荷に関わらずモータ8から出力軸6に伝達される回転力を遮断しないドリルモードとを含む。解放値は、出力軸6に作用する回転負荷に係る値である。作業者は、モードチェンジリング17を操作することにより、震動モードとドリルモードとクラッチモードとを切り換えることができる。
チェンジリング18は、モードチェンジリング17の前方に配置される。チェンジリング18は、クラッチモードにおいて解放値を変更するために作業者に操作される。チェンジリング18は、回転軸AXの周方向に回転可能である。チェンジリング18が回転するように操作されることにより、クラッチモードにおける解放値が変更される。
ライト19は、グリップ部2Bの前部の上部に設けられる。ライト19は、電動工具1Aの前方を照明する照明光を射出する。ライト19は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を含む。
<電動工具の内部構造>
図2は、本実施形態に係る電動工具1Aを示す断面図である。図2に示すように、電動工具1Aは、モータ収容部2Aに収容されるモータ8と、ギヤケース5に収容される動力伝達機構10と、先端工具が取り付けられる出力軸6とを備える。
モータ8は、出力軸6を回転させるための回転力を発生する。モータ8は、インナーロータ型のブラシレスモータである。モータ8は、筒状のステータ81と、ステータ81の内側に配置されるロータ82とを有する。モータ8(ロータ82)の回転軸AXは、前後方向に延伸する。
ステータ81は、積層された複数の鋼板を含む固定子鉄心81Aと、固定子鉄心81Aの前部に配置される前インシュレータ81Bと、固定子鉄心81Aの後部に配置される後インシュレータ81Cと、前インシュレータ81B及び後インシュレータ81Cを介して固定子鉄心81Aに巻かれる複数のコイル81Dと、前インシュレータ81Bに取り付けられるセンサ回路基板81Eと、前インシュレータ81Bに支持される結線部材81Fとを有する。センサ回路基板81Eは、ロータ82の回転を検出する複数の回転検出素子を有する。結線部材81Fは、複数のコイル81Dを接続する。
ロータ82は、ロータシャフト82Aと、ロータシャフト82Aの周囲に配置される筒状の回転子鉄心82Bと、回転子鉄心82Bに保持される複数の永久磁石82Cとを有する。ロータシャフト82Aと回転子鉄心82Bとは固定される。ロータシャフト82Aの前部は、ベアリング83に回転可能に支持される。ロータシャフト82Aの後部は、ベアリング84に回転可能に支持される。
ロータシャフト82Aに遠心ファン85が取り付けられる。遠心ファン85は、ベアリング84とステータ81との間のロータシャフト82Aに取り付けられる。排気口4Bは、遠心ファン85の周囲の一部に配置される。ロータシャフト82Aが回転し、遠心ファン85が回転することにより、モータ収容部2Aの内部空間の空気は、排気口4Bを介して、モータ収容部2Aの外部空間に排出される。
ロータシャフト82Aの前端部にピニオンギヤ21Sが設けられる。ロータシャフト82Aは、ピニオンギヤ21Sを介して、動力伝達機構10に連結される。
ギヤケース5は、第1ギヤケース5Aと、第2ギヤケース5Bとを含む。第2ギヤケース5Bは、第1ギヤケース5Aの前方に配置される。係合部9は、第2ギヤケース5Bの表面に設けられる。
動力伝達機構10は、モータ8で発生した回転力を出力軸6に伝達する。動力伝達機構10は、減速機構20と、震動機構30と、クラッチ機構40とを有する。
減速機構20は、ロータシャフト82Aの回転を減速し、ロータシャフト82Aよりも低い回転速度で出力軸6を回転させる。
減速機構20は、第1遊星歯車機構21と、第2遊星歯車機構22と、第3遊星歯車機構23とを有する。第2遊星歯車機構22は、第1遊星歯車機構21の前方に配置される。第3遊星歯車機構23は、第2遊星歯車機構22の前方に配置される。
第1遊星歯車機構21は、ピニオンギヤ21Sの周囲に配置される複数のプラネタリギヤ21Pと、複数のプラネタリギヤ21Pを支持する第1キャリア21Cと、複数のプラネタリギヤ21Pの周囲に配置されるインターナルギヤ21Rとを有する。
第2遊星歯車機構22は、サンギヤ22Sと、サンギヤ22Sの周囲に配置される複数のプラネタリギヤ22Pと、複数のプラネタリギヤ22Pを支持する第2キャリア22Cと、複数のプラネタリギヤ22Pの周囲に配置されるインターナルギヤ22Rとを有する。サンギヤ22Sは、第1キャリア21Cの前方に配置される。サンギヤ22Sの直径は、第1キャリア21Cの直径よりも小さい。第1キャリア21Cとサンギヤ22Sとは一体である。第1キャリア21Cとサンギヤ22Sとは一緒に回転する。
第3遊星歯車機構23は、サンギヤ23Sと、サンギヤ23Sの周囲に配置される複数のプラネタリギヤ23Pと、複数のプラネタリギヤ23Pを支持する第3キャリア23Cと、複数のプラネタリギヤ23Pの周囲に配置されるインターナルギヤ23Rとを有する。サンギヤ23Sは、第2キャリア22Cの前方に配置される。サンギヤ23Sの直径は、第2キャリア22Cの直径よりも小さい。第2キャリア22Cとサンギヤ23Sとは一体である。第2キャリア22Cとサンギヤ23Sとは一緒に回転する。
ロータシャフト82Aの回転軸AXと、第1キャリア21Cの回転軸と、第2キャリア22Cの回転軸と、第3キャリア23Cの回転軸とは、一致する。
また、減速機構20は、速度切換レバー16に連結される速度切換リング24と、速度切換リング24の前方に配置される結合リング25とを有する。結合リング25は、第1ギヤケース5Aの内面に固定される。
速度切換レバー16は、速度切換リング24を介してインターナルギヤ22Rに連結される。速度切換レバー16が前後方向に移動するように操作されることにより、インターナルギヤ22Rは、第1ギヤケース5Aの内側において、前後方向に移動する。インターナルギヤ22Rは、プラネタリギヤ22Pに噛み合った状態で、前後方向に移動可能である。
速度切換レバー16が前方に移動するように操作されることにより、インターナルギヤ22Rが前方に移動する。インターナルギヤ22Rは、前方に移動することにより、結合リング25に接触する。インターナルギヤ22Rが結合リング25に接触することにより、インターナルギヤ22Rの回転が規制される。
速度切換レバー16が後方に移動するように操作されることにより、インターナルギヤ22Rが後方に移動する。インターナルギヤ22Rは、後方に移動することにより、結合リング25から離れる。インターナルギヤ22Rが結合リング25から離れることにより、インターナルギヤ22Rの回転が許容される。
また、インターナルギヤ22Rは、前方に移動することにより、プラネタリギヤ22Pのみに噛み合う。インターナルギヤ22Rは、後方に移動することにより、プラネタリギヤ22P及び第1キャリア21Cの両方に噛み合う。
インターナルギヤ22Rが前方に移動した状態で、ロータシャフト82Aが回転すると、ピニオンギヤ21Sが回転し、プラネタリギヤ21Pがピニオンギヤ21Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ21Pの公転により、第1キャリア21C及びサンギヤ22Sは、ロータシャフト82Aの回転速度よりも低い回転速度で回転する。サンギヤ22Sが回転すると、プラネタリギヤ22Pがサンギヤ22Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ22Pの公転により、第2キャリア22C及びサンギヤ23Sは、第1キャリア21Cの回転速度よりも低い回転速度で回転する。このように、インターナルギヤ22Rが前方に移動した状態において、モータ8が駆動すると、第1遊星歯車機構21の減速機能及び第2遊星歯車機構22の減速機能の両方が発揮され、第2キャリア22C及びサンギヤ23Sは、低速モードで回転する。
インターナルギヤ22Rが後方に移動した状態で、モータ8の駆動によりロータシャフト82Aが回転すると、ピニオンギヤ21Sが回転し、プラネタリギヤ21Pがピニオンギヤ21Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ21Pの公転により、第1キャリア21C及びサンギヤ22Sは、ロータシャフト82Aの回転速度よりも低い回転速度で回転する。インターナルギヤ22Rが後方に移動した状態で、インターナルギヤ22Rはプラネタリギヤ22P及び第1キャリア21Cの両方に噛み合うため、インターナルギヤ22Rと第1キャリア21Cとは一緒に回転する。インターナルギヤ22Rの回転により、プラネタリギヤ22Pは、インターナルギヤ22Rの回転速度と同じ公転速度で公転する。プラネタリギヤ22Pの公転により、第2キャリア22C及びサンギヤ23Sは、第1キャリア21Cの回転速度と同じ回転速度で回転する。このように、インターナルギヤ22Rが後方に移動した状態において、モータ8が駆動すると、第1遊星歯車機構21の減速機能は発揮されるものの、第2遊星歯車機構22の減速機能は発揮されず、第2キャリア22C及びサンギヤ23Sは、高速モードで回転する。
第2キャリア22C及びサンギヤ23Sが回転すると、プラネタリギヤ23Pがサンギヤ23Sの周囲を公転する。プラネタリギヤ23Pの公転により、第3キャリア23Cが回転する。
出力軸6は、先端工具が取り付けられた状態で回転する。出力軸6は、スピンドル61と、スピンドル61の前部に連結されるチャック62とを有する。
スピンドル61は、第3キャリア23Cに連結される。第3キャリア23Cの回転により、スピンドル61が回転する。スピンドル61の回転軸は、モータ8の回転軸AXに一致する。
スピンドル61は、ベアリング63及びベアリング64により回転可能に支持される。スピンドル61は、ベアリング63及びベアリング64に支持されている状態で、前後方向に移動可能である。
チャック62は、先端工具を保持可能である。チャック62は、スピンドル61の前部に連結される。スピンドル61が回転することにより、チャック62が回転する。チャック62は、先端工具を保持した状態で回転する。
震動機構30は、出力軸6を前後方向に震動させる。震動機構30は、第1カム31と、第2カム32と、震動切換レバー33とを有する。
第1カム31は、スピンドル61の周囲に配置される。第1カム31は、スピンドル61に固定される。第1カム31は、スピンドル61と一緒に回転する。第1カム31の後面にカム歯が設けられる。
第2カム32は、第1カム31の後方に配置される。第2カム32は、スピンドル61の周囲に配置される。第2カム32は、スピンドル61と相対回転可能である。第2カム32の前面にカム歯が設けられる。第2カム32の前面のカム歯は、第1カム31の後面のカム歯に噛み合う。第2カム32の後面に爪が設けられる。
震動切換レバー33は、スピンドル61が前後方向に震動する震動モードと、スピンドル61が前後方向に震動しない非震動モードとを切り換える。震動切換レバー33は、前後方向に移動可能である。震動切換レバー33が前後方向に移動することにより、震動モードと非震動モードとが切り換えられる。
モードチェンジリング17は、震動切換レバー33に連結される。作業者によりモードチェンジリング17が操作されることにより、震動切換レバー33が前後方向に移動する。モードチェンジリング17が操作されることにより、震動モードと非震動モードとが切り換えられる。
震動モードは、第2カム32の回転が規制される状態を含む。非震動モードは、第2カム32の回転が許容される状態を含む。震動切換レバー33が前方に移動すると、第2カム32の回転が規制され、震動モードに切り換えられる。震動切換レバー33が後方に移動すると、第2カム32の回転が許容され、非震動モードに切り換えられる。
震動モードにおいては、前方に移動した震動切換レバー33の少なくとも一部が第2カム32に接触する。震動切換レバー33と第2カム32とが接触することにより、第2カム32の回転が規制される。第2カム32の回転が規制されている状態で、モータ8が回転すると、スピンドル61に固定されている第1カム31は、第2カム32のカム歯に当たりながら回転する。これにより、スピンドル61は、前後方向に震動しながら回転する。
非震動モードにおいては、後方に移動した震動切換レバー33が第2カム32から離れる。震動切換レバー33と第2カム32とが離れることにより、第2カム32の回転が許容される。第2カム32の回転が許容されている状態で、モータ8が回転すると、第2カム32は、第1カム31及びスピンドル61と一緒に回転する。これにより、スピンドル61は、前後方向に震動することなく回転する。
震動切換レバー33は、第1カム31及び第2カム32の周囲に配置される。また、震動切換レバー33は、第2カム32の後面と対向する対向部33Aを有する。対向部33Aは、震動切換レバー33の後部から径方向内側に突出する。
震動切換レバー33の後方にコイルばね34が配置される。コイルばね34は、震動切換レバー33を前方へ移動させる付勢力を発生する。
モードチェンジリング17は、作業者により操作される操作リング17Aと、操作リング17Aに連結されるカムリング17Bとを有する。カムリング17Bは、操作リング17Aよりも径方向内側に配置される。カムリング17Bの後面の少なくとも一部は、震動切換レバー33の前面に接触する。
カムリング17Bの後面の一部に凹部が設けられる。コイルばね34の弾性力が震動切換レバー33に付与されている状態で、作業者の操作によりモードチェンジリング17が回転すると、震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に配置される状態と配置されない状態とに切り換えられる。震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に配置されることにより、震動切換レバー33が前方に移動して、第2カム32の後面の爪と震動切換レバー33の対向部33Aとが接触する。これにより、第2カム32の回転が規制される震動モードに切り換えられる。震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に配置されないことにより、震動切換レバー33が後方に移動して、第2カム32の後面の爪と震動切換レバー33の対向部33Aとが離れる。これにより、第2カム32の回転が許容される非震動モードに切り換えられる。
クラッチ機構40は、出力軸6に作用する回転負荷が解放値に到達したときに、モータ8から出力軸6に伝達される回転力を遮断する。
クラッチ機構40は、スプリングホルダ41と、コイルばね42と、ワッシャ43と、押圧ピン(不図示)と、連結リング45とを有する。
スプリングホルダ41は、コイルばね42を保持する。スプリングホルダ41は、前後方向に移動可能である。スプリングホルダ41は、チェンジリング18に設けられている雌ねじ部と結合される雄ねじ部を有する。作業者の操作によりチェンジリング18が回転することにより、スプリングホルダ41は前後方向に移動する。
コイルばね42は、第3遊星歯車機構23のインターナルギヤ23Rを後方に移動させる付勢力を発生する。コイルばね42の後端部は、ワッシャ43に接触する。コイルばね42は、ワッシャ43及び押圧ピンを介して、インターナルギヤ23Rを後方へ移動させる付勢力を発生する。
ワッシャ43は、コイルばね42の後方に配置される。ワッシャ43は、前後方向に移動可能である。ワッシャ43は、回転可能である。ワッシャ43は、第2ギヤケース5Bの内筒部の周囲に配置される。ワッシャ43は、第2ギヤケース5Bの内筒部の周囲において、前後方向に移動可能であり、回転可能である。
押圧ピンは、ワッシャ43の後方に配置される。押圧ピンは、第3遊星歯車機構23のインターナルギヤ23Rの前面に接触する。インターナルギヤ23Rの前面にクラッチカムが設けられる。押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムと係合可能である。
コイルばね42は、インターナルギヤ23Rの前面に押圧ピンを押し付けるように、付勢力を発生する。インターナルギヤ23Rに押圧ピンが押し付けられることにより、インターナルギヤ23Rのクラッチカムと押圧ピンとが係合し、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。すなわち、コイルばね42の付勢力によって、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。
出力軸6に作用する回転負荷が、コイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力よりも小さい場合、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越えることができず、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合が継続される。押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合により、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。インターナルギヤ23Rの回転が規制された状態で、モータ8が駆動することにより、スピンドル61は回転する。
出力軸6に作用する回転負荷が、コイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力を超えた場合、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越え、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合が解除される。押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合の解除により、インターナルギヤ23Rの回転が許容される。インターナルギヤ23Rの回転が許容された状態で、モータ8が駆動することにより、インターナルギヤ23Rが空転し、スピンドル61は回転しない。
このように、インターナルギヤ23Rが回転可能な状態であっても、出力軸6に作用する回転負荷がコイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力よりも小さい場合、コイルばね42の弾性力によって、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。一方、インターナルギヤ23Rが回転可能な状態において、出力軸6に作用する回転負荷がコイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力を超えた場合、インターナルギヤ23Rは、空転する。これにより、モータ8から出力軸6に伝達される回転力が遮断される。
チェンジリング18が操作されることにより、スプリングホルダ41が前後方向に移動する。スプリングホルダ41の移動により、コイルばね42の長さ(圧縮量)が変化する。すなわち、スプリングホルダ41の移動により、コイルばね42の弾性力が変化し、インターナルギヤ23Rに付与される付勢力が変更される。これにより、出力軸6に伝達される動力を遮断するときの解放値が設定される。
連結リング45は、ワッシャ43の周囲に配置される。ワッシャ43の外面に凸部が設けられる。連結リング45の内面にワッシャ43の凸部が配置される凹部が設けられる。回転方向においてワッシャ43の凸部と連結リング45の凹部とが位置合わせされることにより、ワッシャ43は、前後方向に移動可能である。また、ワッシャ43の凸部が連結リング45の凹部に配置されることにより、ワッシャ43と連結リング45とは一緒に回転可能である。
作業者の操作によりモードチェンジリング17が回転することにより、連結リング45は、ワッシャ43及び操作リング17Aと一緒に回転可能である。
第2ギヤケース5Bに、ワッシャ43の前方への移動を規制する前方移動規制部が設けられる。ワッシャ43は、ワッシャ43の前方への移動が規制されると、インターナルギヤ23Rのクラッチカムに係合している押圧ピンの前方への移動も規制される。
<作業モードの切換>
モードチェンジリング17が操作されることにより、電動工具1Aの作業モードが変更される。作業モードは、ドリルモード、クラッチモード、及び震動モードを含む。
ドリルモードとは、出力軸6が前後方向に震動せず、且つ、クラッチ機構40による回転力の伝達の遮断が実施されないモードである。例えば、先端工具を用いて対象物に穴をあけるときにドリルモードが選択される。ドリルモードは、非震動モードの一種である。
クラッチモードとは、出力軸6が前後方向に震動せず、且つ、クラッチ機構40による回転力の伝達の遮断が実施されるモードである。例えば、先端工具を用いて対象物にねじを締め付けるときにクラッチモードが選択される。クラッチモードは、非震動モードの一種である。
震動モードとは、出力軸6が前後方向に震動し、且つ、クラッチ機構40による回転力の伝達の遮断が実施されないモードである。例えば、先端工具を用いて対象物に穴をあけるときに震動モードが選択される。
ドリルモードに設定する場合、作業者は、モードチェンジリング17が第1回転位置に配置されるように、モードチェンジリング17を操作する。モードチェンジリング17が操作されると、カムリング17Bが回転する。カムリング17Bの回転より、連結リング45及びワッシャ43が回転する。カムリング17B及びワッシャ43は、第1回転位置に配置される。
ワッシャ43が第1回転位置に配置されると、第2ギヤケース5Bに設けられている前方移動規制部とワッシャ43とが係合し、ワッシャ43及び押圧ピンの前方への移動が規制される。前方への移動が規制された状態で、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムに係合される。
モータ8の駆動によりインターナルギヤ23Rが回転しようとしても、押圧ピンの前方への移動が規制されているため、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合は解除されない。すなわち、押圧ピンの前方への移動が規制されているため、押圧ピンはインターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越えることができない。そのため、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。出力軸6は、インターナルギヤ23Rの回転が規制された状態で、モータ8から伝達された回転力に基づいて回転する。出力軸6に回転力が伝達されることにより、出力軸6に作用する回転負荷の大きさに関わらず、出力軸6は回転する。
また、カムリング17Bが第1回転位置に配置されると、震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に配置されず、震動切換レバー33は、可動範囲の後部に配置される。震動切換レバー33が可動範囲の後部に配置されることにより、震動切換レバー33の対向部33Aと第2カム32とは離れる。第2カム32は、第1カム31及びスピンドル61と一緒に回転可能である。出力軸6は、前後方向に震動しない。
クラッチモードに設定する場合、作業者は、モードチェンジリング17が第2回転位置に配置されるように、モードチェンジリング17を操作する。モードチェンジリング17が操作されると、カムリング17Bが回転する。カムリング17Bの回転により、連結リング45及びワッシャ43が回転する。カムリング17B及びワッシャ43は、第2回転位置に配置される。
ワッシャ43が第2回転位置に回転されると、第2ギヤケース5Bに設けられている前方移動規制部とワッシャ43とが係合し、ワッシャ43及び押圧ピンの前方への移動が許容される。前方への移動が許容された状態で、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムに係合される。押圧ピンは、コイルばね42の付勢力により、インターナルギヤ23Rのクラッチカムに押し付けられる。
モータ8の駆動によりインターナルギヤ23Rが回転しようとする場合において、出力軸6に作用する回転負荷が、コイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力よりも小さい場合、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越えることができず、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合が継続される。押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合により、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。インターナルギヤ23Rの回転が規制された状態で、モータ8が回転することにより、出力軸6は回転する。
一方、出力軸6に作用する回転負荷が、コイルばね42からインターナルギヤ23Rに付与される付勢力を超えた場合、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越え、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合が解除される。押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合の解除により、インターナルギヤ23Rの回転が許容される。インターナルギヤ23Rの回転が許容された状態で、モータ8が駆動することにより、インターナルギヤ23Rが空転し、出力軸6に伝達される回転力が遮断される。出力軸6は回転しない。
また、カムリング17Bが第2回転位置に配置されると、震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に挿入されず、震動切換レバー33は、可動範囲の後部に配置される。震動切換レバー33が可動範囲の後部に配置されることにより、震動切換レバー33の対向部33Aと第2カム32とは離れる。第2カム32は、第1カム31及びスピンドル61と一緒に回転可能である。出力軸6は、前後方向に震動しない。
震動モードに設定する場合、作業者は、モードチェンジリング17が第3回転位置に配置されるように、モードチェンジリング17を操作する。モードチェンジリング17が操作されると、カムリング17Bが回転する。カムリング17Bの回転により、連結リング45及びワッシャ43が回転する。カムリング17B及びワッシャ43は、第3回転位置に配置される。
ワッシャ43が第3回転位置に配置されると、第2ギヤケース5Bに設けられている前方移動規制部とワッシャ43とが係合し、ワッシャ43及び押圧ピンの前方への移動が規制される。前方への移動が規制された状態で、押圧ピンは、インターナルギヤ23Rのクラッチカムに係合される。
モータ8の駆動によりインターナルギヤ23Rが回転しようとしても、押圧ピンの前方への移動が規制されているため、押圧ピンとインターナルギヤ23Rのクラッチカムとの係合は解除されない。すなわち、押圧ピンの前方への移動が規制されているため、押圧ピンはインターナルギヤ23Rのクラッチカムを乗り越えることができない。そのため、インターナルギヤ23Rの回転が規制される。出力軸6は、インターナルギヤ23Rの回転が規制された状態で、モータ8から伝達された回転力に基づいて回転する。出力軸6に回転力が伝達されることにより、出力軸6に作用する回転負荷の大きさに関わらず、出力軸6は回転する。
また、カムリング17Bが第3回転位置に配置されると、震動切換レバー33の前部がカムリング17Bの凹部に挿入され、震動切換レバー33は、可動範囲の前部に配置される。震動切換レバー33が可動範囲の前部に配置されることにより、震動切換レバー33の対向部33Aと第2カム32の爪とが接触する。震動切換レバー33の対向部33Aと第2カム32との接触により、第2カム32の回転が規制される。第2カム32の回転が規制されている状態で、モータ8が回転すると、スピンドル61に固定されている第1カム31は、第2カム32のカム歯に当たりながら回転する。これにより、出力軸6は、前後方向に震動しながら回転する。
<動作>
次に、本実施形態に係る電動工具1Aの動作の一例について説明する。バッテリ装着部7にバッテリ12が装着されると、バッテリ12から電動工具1Aに電力が供給される。バッテリ12から電動工具1Aに電力が供給されている状態で、トリガ部材14Aが操作されると、スイッチ本体14Bからトリガ信号が出力される。コントローラ13は、スイッチ本体14Bから出力されたトリガ信号に基づいて、モータ8に電流を供給する。モータ8に電流が供給されることにより、ロータシャフト82Aが回転する。
ロータシャフト82Aの回転により、動力伝達機構10を介して、スピンドル61が回転する。スピンドル61の回転により、チャック62が回転する。チャック62の回転により、チャック62に取り付けられている先端工具が回転する。
ロータシャフト82Aの回転により、遠心ファン85が回転する。遠心ファン85の回転により、モータ8の周囲を空気が流通する。モータ8の周囲を空気が流通することにより、モータ8が冷却される。モータ8の周囲を流通した空気は、排気口4Bから排出される。
<補助ハンドル>
図3は、本実施形態に係る補助ハンドル100Aを示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る補助ハンドル100Aを示す断面図である。
補助ハンドル100Aは、電動工具1Aに装着される。実施形態において、補助ハンドル100Aは、ギヤケース5に装着される。補助ハンドル100Aは、出力軸6からギヤケース5に伝達される反力を受ける。
図3及び図4に示すように、補助ハンドル100Aは、第1アーム部101と、第2アーム部102と、ロッド部103と、ハンドル部104とを有する。第2アーム部102は、第1アーム部101に対して相対移動可能である。
第1アーム部101及び第2アーム部102のそれぞれは、ギヤケース5に装着される。第1アーム部101及び第2アーム部102は、ギヤケース5に装着される補助ハンドル100Aの装着部として機能する。第2アーム部102は、第1アーム部101と相対移動可能である。第2アーム部102は、第1アーム部101との間でギヤケース5を締め付ける。第1アーム部101と第2アーム部102とによりギヤケース5が保持されることにより、補助ハンドル100Aが電動工具1Aに装着される。
ロッド部103は、第2アーム部102に連結される。図3及び図4に示す例において、第1アーム部101は、第2アーム部102の右側に配置される。ロッド部103は、第2アーム部102から左方に延伸する。第2アーム部102は、ロッド部103の先端部(右端部)に連結される。ハンドル部104は、ロッド部103の基端部(左端部)に固定される。ハンドル部104は、ロッド部103を介して第1アーム部101及び第2アーム部102に連結される。
ハンドル部104は、作業者に把持される。ハンドル部104は、内部空間を有する。ハンドル部104の右端部に、ロッド部103の基端部が配置される貫通孔107が形成される。貫通孔107は、ハンドル部104の内部空間と外部空間とを結ぶ。
ロッド部103は、ハンドル部104の貫通孔107に配置される小径部103Aと、ハンドル部104の外部空間に配置される大径部103Bとを有する。小径部103Aは、ロッド部103の基端部(左端部)に配置される。小径部103Aは、ねじ部を有する。ハンドル部104の内部空間に、ナット108が配置される。ナット108は、ハンドル部104の内面に固定される。小径部103Aのねじ部とナット108とが結合されることにより、ロッド部103とハンドル部104とが固定される。
補助ハンドル100Aは、第1アーム部101と第2アーム部102とを相対移動させる締付機構110を備える。締付機構110は、作業者に操作される。締付機構110が操作されることにより、第1アーム部101と第2アーム部102とは接近又は離隔するように相対移動する。
締付機構110は、第1アーム部101に固定されるロッド部111と、ロッド部111と相対移動可能なスライド部112と、第1アーム部101と第2アーム部102との相対移動をガイドするガイド部113とを有する。
ロッド部111の少なくとも一部は、第1アーム部101に設けられた貫通孔105に配置される。貫通孔105は、第1アーム部101の上部において左右方向に延伸するように設けられる。貫通孔105の右端部に、ナット114が配置される。ナット114により、ロッド部111と第1アーム部101とが固定される。
スライド部112は、筒状である。スライド部112は、第2アーム部102に設けられた貫通孔106に配置される。貫通孔106は、第2アーム部102の上部において左右方向に延伸するように設けられる。スライド部112の左端部は、ロッド部103と連結される。スライド部112の外面にねじ部が設けられる。貫通孔106の内面にねじ部が設けられる。
ロッド部111は、スライド部112に連結される。第1アーム部101と第2アーム部102とは、ロッド部111及びスライド部112を介して連結される。
作業者は、ハンドル部104を介して、締付機構110を操作することができる。作業者の操作によりハンドル部104が回転すると、ロッド部111に対してスライド部112が回転する。ロッド部111は、第1アーム部101に固定されている。そのため、スライド部112が回転することにより、第2アーム部102が第1アーム部101に接近する方向又は第1アーム部101から離隔する方向に移動する。
ガイド部113は、棒状である。ガイド部113は、第1アーム部101と第2アーム部102との相対移動をガイドする。ガイド部113の右端部は、第1アーム部101に連結される。ガイド部113の左端部は、第2アーム部102に連結される。
図5及び図6のそれぞれは、本実施形態に係る電動工具1Aと補助ハンドル100Aとの関係を示す図である。図5に示すように、作業者は、補助ハンドル100Aを電動工具1Aに装着する前に、第1アーム部101と第2アーム部102とが離れるように、ハンドル部104を操作する。作業者は、第1アーム部101と第2アーム部102との間に、ギヤケース5を配置する。
作業者は、第1アーム部101と第2アーム部102との間にギヤケース5が配置されている状態で、第1アーム部101と第2アーム部102とが接近するようにハンドル部104を操作する。これにより、図6に示すように、ギヤケース5は第1アーム部101及び第2アーム部102によって締め付けられる。
第2アーム部102は、ギヤケース5の係合部9と係合する連結部11を有する。連結部11は、係合部9の凹部に噛み合う凸部を含む。係合部9は、補助ハンドル100Aの連結部11と係合される。図5及び図6に示す例において、連結部11は、左係合部9Lと係合する。なお、補助ハンドル100Aの左右方向の向きを変えることにより、連結部11は、右係合部9Rと係合することができる。
本実施形態において、第2アーム部102には、ストッパポール200が挿入される挿入孔115と、挿入孔115に挿入されたストッパポール200を締め付けるダイヤル116が設けられる。
図7は、本実施形態に係る補助ハンドル100Aにストッパポール200が装着された状態を示す図である。図7に示すように、ストッパポール200は、挿入孔115に挿入される。ダイヤル116は、挿入孔115に挿入されたストッパポール200を締め付ける。ダイヤル116により、ストッパポール200が第2アーム部102に固定される。電動工具1Aで対象物を加工する場合、電動工具1Aの出力軸6に先端工具300が取り付けられる。電動工具1Aは、先端工具300を回転させることにより、対象物を加工する。対象物の加工が進行すると、ストッパポール200の先端部が対象物に当たる。これにより、対象物の過度な加工が抑制される。例えば、先端工具300で対象物に孔を形成する場合、ストッパポール200の先端部が対象物に当たることにより、孔が過度に深く形成されることが抑制される。
<センサユニット>
図4に示すように、本実施形態において、補助ハンドル100Aにセンサユニット72が設けられる。センサユニット72は、補助ハンドル100Aの加速度又は角速度を検出する慣性センサ72Bと、慣性センサ72Bの検出信号を電動工具1Aに送信する送信装置73とを有する。
本実施形態において、慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aの加速度を検出する加速度センサであることとする。なお、慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aの角速度を検出するジャイロセンサでもよい。
図1及び図4に示すように、電動工具1Aは、補助ハンドル100Aに設けられている慣性センサ72Bの検出信号を受信する受信装置71を備える。受信装置71の少なくとも一部は、コントローラ収容部2Cに配置される。受信装置71は、受信した慣性センサ72Bの検出信号をコントローラ13に出力する。
送信装置73と受信装置71とは無線通信する。送信装置73は、慣性センサ72Bの検出信号を無線で受信装置71に送信する。送信装置73と受信装置71とは、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)のような近距離無線通信規格に基づいて通信する。
図4に示すように、センサユニット72は、ハンドル部104の左端部に設けられる。すなわち、センサユニット72は、補助ハンドル100Aにおいて、装着部である第1アーム部101及び第2アーム部102から最も遠い位置に配置される。
図8は、本実施形態に係るセンサユニット72を示す前方からの斜視図である。図9は、本実施形態に係るセンサユニット72を示す後方からの斜視図である。センサユニット72は、ハンドル部104に着脱可能である。センサユニット72は、ハンドル部104の左端部に装着される円板状のベース部材72Dと、慣性センサ72Bと、慣性センサ72Bを支持する制御基板72Cと、慣性センサ72Bの電源となる電池72Aと、送信装置73とを有する。慣性センサ72B、制御基板72C、電池72A、及び送信装置73は、ベース部材72Dに支持される。ベース部材72Dがハンドル部104に装着された状態で、慣性センサ72B、制御基板72C、及び電池72Aは、ハンドル部104の内部空間に配置される。
補助ハンドル100Aがギヤケース5に装着された状態で、慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aの加速度を検出する。電動工具1Aを用いる作業を実施した場合、出力軸6に反力が作用する。補助ハンドル100Aをギヤケース5に装着した状態で、電動工具1Aを用いる作業を実施した場合において、出力軸6に作用する反力が大きい場合、作業者は電動工具1A及び補助ハンドル100Aを安定して保持することが困難となる。作業者が電動工具1A及び補助ハンドル100Aを安定して保持することが困難になると、電動工具1A及び補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転する可能性がある。慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転したときの補助ハンドル100Aの加速度を検出する。補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に激しく回転した場合、補助ハンドル100Aの加速度は高くなる。
受信装置71は、補助ハンドル100Aがギヤケース5に装着された状態で、慣性センサ72Bの検出信号を受信する。コントローラ13は、慣性センサ72Bの検出信号に基づいて、出力軸6の回転を制御する制御信号を出力する。本実施形態において、コントローラ13は、慣性センサ72Bの検出信号に基づいて、補助ハンドル100Aの加速度があらかじめ定められている閾値を超えたと判定した場合、モータ8の回転を停止させる制御信号を出力する。モータ8の回転が停止されることにより、出力軸6の回転が停止する。これにより、出力軸6に大きい反力が作用することが抑制され、電動工具1A及び補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転することが抑制される。
本実施形態において、補助ハンドル100Aは、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに電力を供給させるための電源スイッチ(図示略)を有する。電源スイッチが押されることにより、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに電力が供給される。電源スイッチが再度押されることにより、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに対する電力の供給が停止される。
なお、ハンドル部104に人感センサが設けられ、人感センサの検出信号に基づいて、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに電力が供給されてもよい。すなわち、作業者によりハンドル部104が握られたことを人感センサが検出したとき、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに電力が供給されてもよい。作業者がハンドル部104を離したことを人感センサが検出したとき、電池72Aから慣性センサ72B及び送信装置73のそれぞれに対する電力の供給が停止されてもよい。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、補助ハンドル100Aに慣性センサ72Bが設けられる。慣性センサ72Bの検出信号は、無線でコントローラ13に送信される。コントローラ13は、慣性センサ72Bの検出信号に基づいて、補助ハンドル100Aの加速度が予め定められている閾値を超えたと判定した場合、モータ8の回転を停止させる制御信号を出力する。これにより、出力軸6に大きい反力が作用することが抑制され、電動工具1A及び補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転することが抑制される。したがって、補助ハンドル100Aを使用するときの利便性が向上する。
本実施形態において、センサユニット72は、作業者に把持されるハンドル部104に設けられる。本実施形態において、センサユニット72は、補助ハンドル100Aにおいて、装着部である第1アーム部101及び第2アーム部102から最も遠い位置に配置される。すなわち、慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転したときに加速度が最も高くなる可能性がある部位に配置される。慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aが出力軸6を中心に回転したことを適正に検出することができる。
<他の実施形態>
なお、上述のように、慣性センサ72Bは、補助ハンドル100Aの角速度を検出するジャイロセンサでもよい。コントローラ13は、慣性センサ72Bの検出信号に基づいて、補助ハンドル100Aの角速度が予め定められている閾値を超えたと判定した場合、モータ8の回転を停止させる制御信号を出力してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
<補助ハンドル>
図10は、本実施形態に係る補助ハンドル100Bを示す斜視図である。図11は、本実施形態に係る補助ハンドル100Bの一部を示す分解斜視図である。図12は、本実施形態に係る電動工具1Bの一部を拡大した部分断面図である。
上述の実施形態と同様、補助ハンドル100Bは、第1アーム部101と、第2アーム部102と、ロッド部103と、ロッド部103を介して第2アーム部102に連結されるハンドル部104と、第1アーム部101に対して第2アーム部102を移動させる締付機構110とを備える。
図10及び図11に示すように、本実施形態において、補助ハンドル100Bは、電動工具1Bに対する装着により点灯するライト74を備える。ライト74は、第2アーム部102に設けられる。なお、ライト74は、第1アーム部101に設けられてもよい。
上述の実施形態と同様、電動工具1Bは、ギヤケース5を有する。ライト74は、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されることにより点灯する。
補助ハンドル100Bは、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されたときに作動するライト用スイッチ75と、ライト74の電源である電池76とを備える。ライト用スイッチ75は、ギヤケース5と対向可能な第2アーム部102の内面に配置される。第2アーム部102がギヤケース5に装着されると、ライト用スイッチ75が押される。ライト用スイッチ75は、ギヤケース5に押されることにより作動する。
図12に示すように、電動工具1Bは、モータ8の回転のために操作されるトリガ部材14Aを備える。上述の実施形態と同様、トリガ部材14Aは、前後方向に移動可能である。トリガ部材14Aが後方に移動するように操作されることにより、モータ8が回転する。
トリガ部材14Aに永久磁石78が設けられる。トリガ部材14Aが前後方向に移動することにより、永久磁石78は、トリガ部材14Aと一緒に前後方向に移動する。
図10及び図11に示すように、補助ハンドル100Bは、トリガ部材14Aが操作されたか否かを検出する操作量センサ77を備える。操作量センサ77は、トリガ部材14Aが後方に移動するように操作されたか否かを検出する。操作量センサ77は、トリガ部材14Aに設けられている永久磁石78を検出する磁気センサである。操作量センサ77は、第2アーム部102の内面の下端部に配置されている。第2アーム部102がギヤケース5に装着されたとき、操作量センサ77は、ハウジング2を介して永久磁石78と対向する位置に配置される。
トリガ部材14Aが操作され、永久磁石78が移動すると、操作量センサ77の周囲の磁界が変化する。操作量センサ77は、磁界の変化に基づいて、トリガ部材14Aが操作されたか否かを検出することができる。
本実施形態において、ライト74は、ライト用スイッチ75及び操作量センサ77の検出信号に基づいて点灯する。ライト74は、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、且つ、トリガ部材14Aが操作されたときに、点灯する。すなわち、ライト74は、ライト用スイッチ75が作動し、且つ、操作量センサ77によりトリガ部材14Aの操作が検出されたときに、点灯する。
すなわち、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されても、トリガ部材14Aが操作されていない状態においては、ライト74は点灯しない。第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着された後、トリガ部材14Aが操作されることにより、ライト74が点灯する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、補助ハンドル100Bにライト74が設けられる。電動工具1Bに補助ハンドル100Bが装着された場合、電動工具1Bのライト19から射出された照明光が補助ハンドル100Bで遮られる可能性がある。その結果、対象物を十分に照明できない可能性がある。本実施形態においては、補助ハンドル100Bにライト74が設けられる。ライト74により、対象物を十分に照明することができる。したがって、補助ハンドル100Bを使用するときの利便性が向上する。また、電動工具1Bにライト19が設けられていない場合においても、補助ハンドル100Bにライト74により、対象物を照明することができる。
本実施形態においては、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されても、トリガ部材14Aが操作されていない状態においては、ライト74は点灯しない。第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着された後、トリガ部材14Aが操作されることにより、ライト74が点灯する。電動工具1Bを用いる作業が実施される期間のみ、ライト74が点灯するので、ライト74の電力消費量を抑制することができる。
<他の実施形態>
なお、本実施形態において、トリガ部材14Aが操作されていない状態で、ライト74が点灯してもよい。すなわち、ライト74は、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、ライト用スイッチ75が作動したときに点灯してもよい。
なお、本実施形態において、ライト用スイッチ75は省略されてもよい。ライト74は、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、トリガ部材14Aが操作されたときに点灯してもよい。ライト74は、操作量センサ77の検出信号に基づいて点灯することができる。
なお、本実施形態において、上述の第1実施形態で説明した慣性センサ72Bが補助ハンドル100Bに設けられてもよい。また、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、ライト用スイッチ75が作動したときに、慣性センサ72Bに電力が供給されてもよい。
なお、慣性センサ72Bに対する電力の供給は、ライト用スイッチ75によらなくてもよい。第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されたか否かを検出する装着センサが補助ハンドル100Bに設けられている場合、装着センサが第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着されたことを検出したときに、慣性センサ72Bに電力が供給されてもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
<補助ハンドル>
図13は、本実施形態に係る補助ハンドル100Cを示す斜視図である。図14は、本実施形態に係る補助ハンドル100Cを示す側面図である。図15は、本実施形態に係る第2アーム部を示す斜視図である。
上述の実施形態と同様、補助ハンドル100Cは、第1アーム部101と、ストッパポール200が挿入される挿入孔115を有する第2アーム部102と、ロッド部103を介して第2アーム部102に連結されるハンドル部104と、ハンドル部104の回転により第2アーム部102を第1アーム部101に接近する方向に移動させる締付機構110とを備える。
図13、図14、及び図15に示すように、本実施形態において、補助ハンドル100Cは、締付機構110により第2アーム部102が第1アーム部101に接近する方向に移動したときに、第2アーム部102に連動して、挿入孔115を閉じる方向に移動するロックレバー120を備える。第2アーム部102は、ロックレバー120の少なくとも一部が配置される支持孔117を有する。ロックレバー120の少なくとも一部が第2アーム部102の支持孔117に配置された状態で移動することにより、挿入孔115が小さくなる。
図16は、本実施形態に係るロックレバー120を示す斜視図である。図17は、本実施形態に係るロックレバー120を示す側面図である。図18は、本実施形態に係るロックレバー120を示す断面図であり、図17のA−A線矢視断面図に相当する。
図13、図14、図15、図16、図17、及び図18に示すように、ロックレバー120は、ボディ部120Aと、スライド部120Bとを有する。
ボディ部120Aは、左右方向に延伸する。ボディ部120Aの少なくとも一部は、第2アーム部102の内部空間に配置される。本実施形態において、ボディ部120Aの右部が第2アーム部102の支持孔117に配置される。第2アーム部102の支持孔117は、第2アーム部102の右面(内面)と第2アーム部102の左面(外面)とを貫通するように設けられる。ボディ部120Aは、第2アーム部102の支持孔117の内面にガイドされながら、左右方向に移動することができる。
ボディ部120Aは、開口120Cを有する。開口120Cは、ボディ部120Aの右端部に形成された貫通孔である。開口120Cは、ボディ部120Aの前面と後面とを貫通するように設けられる。上述のように、挿入孔115は、第2アーム部102に形成された貫通孔である。挿入孔115は、第2アーム部102の前面と後面とを貫通するように設けられる。開口120Cは、挿入孔115よりも大きい。ボディ部120Aの右部が第2アーム部102の支持孔117に配置された状態で、開口120Cは、挿入孔115の少なくとも一部と重複可能である。
スライド部120Bは、ロッド部103に対してスライド可能である。スライド部120Bは、ボディ部120Aの左端部に設けられる。スライド部120Bは、ボディ部120Aの左端部の上面よりも上方に配置される。スライド部120Bは、円弧状であり、ロッド部103の周囲の少なくとも一部に配置される。ロッド部103の周囲にリング状のスライド部材121が配置される。スライド部120Bは、スライド部材121の少なくとも一部を支持する。スライド部120Bは、スライド部材121を介してロッド部103に装着される。スライド部120Bは、ロッド部103の長手方向である左右方向にスライド可能である。
開口120Cは、矩形状である。開口120Cの右側の内面に突起部120Dが設けられる。突起部120Dは、開口120Cの右側の内面から左方に突出する。
上述の実施形態と同様、作業者は、ハンドル部104を介して、締付機構110を操作することができる。作業者の操作によりハンドル部104が回転すると、第2アーム部102が第1アーム部101に接近する方向又は第1アーム部101から離隔する方向に移動する。
図14の(A)に示すように、第2アーム部102が第1アーム部101から離隔した状態において、ロックレバー120のボディ部120Aは、挿入孔115と開口120Cとが重複するように配置される。作業者は、ストッパポール200を挿入孔115に挿入することができる。第2アーム部102が第1アーム部101から離隔した状態において、ボディ部120Aの右端部は、第2アーム部102の支持孔117の右端部よりも右側に配置される。第2アーム部102が第1アーム部101から離隔した状態において、ボディ部120Aの右端部は、第2アーム部102の右面(内面)よりも右側に突出するように配置される。
第1アーム部101と第2アーム部102との間にギヤケース5が配置された状態で、作業者によりハンドル部104が回転されると、第2アーム部102は、締付機構110により、第1アーム部101に接近する方向に移動する。ボディ部120Aの右端部は、第2アーム部102の右面(内面)よりも右側に突出するように配置されている。第1アーム部101と第2アーム部102との間にギヤケース5が配置された状態で、第1アーム部101と第2アーム部102とが接近すると、ボディ部120Aの右端部がギヤケース5の表面に接触する。ボディ部120Aの右端部がギヤケース5に接触した後、ハンドル部104の回転により第2アーム部102が第1アーム部101に接近する方向に更に移動することにより、ボディ部120Aは、ギヤケース5に押されて、左方に移動する。ボディ部120Aが左方に移動すると、ボディ部120Aの一部である突起部120Dが、挿入孔115の右方から挿入孔115の内側に移動する。
このように、ハンドル部104の回転より第2アーム部102が第1アーム部101に接近する方向に移動したときに、ロックレバー120は、第2アーム部102に連動して、突起部120Dが挿入孔115の内側に配置されるように、すなわち、挿入孔115を閉じるように、移動する。
図14の(B)に示すように、第2アーム部102が第1アーム部101に接近した状態において、ロックレバー120は、挿入孔115とボディ部120Aの突起部120Dとが重複するように配置される。挿入孔115にはストッパポール200が配置されている。したがって、ストッパポール200は、突起部120Dと挿入孔115の左側の内面とに挟み付けられる。これにより、ストッパポール200は、挿入孔115に固定される。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、作業者は、ストッパポール200を挿入孔115に挿入した状態で、ハンドル部104を回転させることにより、ギヤケース5に対する第1アーム部101及び第2アーム部102の装着と、挿入孔115に対するストッパポール200の固定との両方を同時に実施することができる。したがって、補助ハンドル100Cを使用するときの利便性が向上する。
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
<補助ハンドル>
図19は、本実施形態に係る補助ハンドル100Dを示す側面図である。図20は、本実施形態に係る補助ハンドル100Dの一部を示す分解斜視図である。図21は、本実施形態に係る電動工具1Dと補助ハンドル100Dとの関係を示す前方からの斜視図である。図22は、本実施形態に係る電動工具1Dと補助ハンドル100Dとの関係を示す後方からの斜視図である。
上述の実施形態と同様、電動工具1Dは、ギヤケース5の前方に配置され出力軸6を震動させる震動モードと出力軸6を震動させない非震動モードとに切り換えるために操作されるモードチェンジリング17と、モータ収容部2Aに配置され出力軸6の回転速度を高速モードと低速モードとに切り換えるために操作される速度切換レバー16とを備える。
上述の実施形態と同様、補助ハンドル100Dは、第1アーム部101と、第2アーム部102と、ロッド部103を介して第2アーム部102に連結されるハンドル部104と、第2アーム部102に設けられストッパポール200が挿入される挿入孔115と、挿入孔115に挿入されたストッパポール200を締め付けるダイヤル116とを備える。
本実施形態において、補助ハンドル100Dは、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、挿入孔115にストッパポール200が挿入されたときに、震動モードになるようにモードチェンジリング17を回転させる第1アクチュエータ124と、第1アーム部101及び第2アーム部102がギヤケース5に装着され、挿入孔115にストッパポール200が挿入されたときに、高速モードになるように速度切換レバー16を移動させる第2アクチュエータ131と、を備える。
また、図20に示すように、補助ハンドル100Dは、ストッパポール200が挿入孔115に挿入されたときに作動するポール用スイッチ125と、コントローラ122と、電源となる電池123とを有する。ポール用スイッチ125、コントローラ122、及び電池123は、第2アーム部102に配置される。
ストッパポール200が挿入孔115に挿入されると、ポール用スイッチ125がストッパポール200に押される。ポール用スイッチ125は、ストッパポール200に押されることにより作動する。
第1アクチュエータ124及び第2アクチュエータ131は、ポール用スイッチ125が作動したときに駆動する。
本実施形態において、第1アクチュエータ124は、モータである。第1アクチュエータ124は、ギヤ126を回転させる。ギヤ126は、モードチェンジリング17の表面に設けられているギヤ部と噛み合う。第1アクチュエータ124が発生する回転力でギヤ126が回転することにより、モードチェンジリング17が回転する。
図23は、本実施形態に係る第2アクチュエータ131と速度切換レバー16との関係を示す分解斜視図である。図22及び図23に示すように、補助ハンドル100Dは、第2アクチュエータ131と、切換アーム130とを有する。切換アーム130は、速度切換レバー16に設けられている凸部16Tに嵌まる凹部130Rを有する。本実施形態において、凹部130Rは、2本のピン130Pの間に設けられる。第2アクチュエータ131は、サーボモータである。凹部130Rは、切換アーム130の左端部に設けられる。第2アクチュエータ131は、切換アーム130の右端部に連結される。第2アクチュエータ131が駆動すると、切換アーム130の左端部が旋回する。切換アーム130の左端部は、凹部130Rを介して速度切換レバー16に連結されている。切換アーム130の左端部が旋回することにより、速度切換レバー16は前後方向に移動する。
図24は、本実施形態に係る補助ハンドル100Dの動作を示すフローチャートである。コントローラ122は、ストッパポール200が挿入孔115に挿入された否かを判定する(ステップSH1)。
ストッパポール200が挿入孔115に挿入されると、ポール用スイッチ125が作動する。コントローラ122は、ポール用スイッチ125の作動状態に基づいて、ストッパポール200が挿入孔115に挿入された否かを判定することができる。
ステップSH1において、ストッパポール200が挿入孔115に挿入されたと判定した場合(ステップSH1:Yes)、コントローラ122は、震動モードになるように第1アクチュエータ124に制御信号を出力し、高速モードになるように第2アクチュエータ131に制御信号を出力する(ステップSH2)。
第1アクチュエータ124は、震動モードになるようにモードチェンジリング17を回転させる。第2アクチュエータ131は、高速モードになるように速度切換レバー16を移動させる。
ステップSH1において、ストッパポール200が挿入孔115に挿入されていないと判定した場合(ステップSH1:No)、コントローラ122は、非震動モード(ドリルモード)になるように第1アクチュエータ124に制御信号を出力し、低速モードになるように第2アクチュエータ131に制御信号を出力する(ステップSH3)。
第1アクチュエータ124は、非震動モードになるようにモードチェンジリング17を回転させる。第2アクチュエータ131は、低速モードになるように速度切換レバー16を移動させる。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、ストッパポール200が挿入孔115に挿入された場合、震動モード且つ高速モードに設定される。ストッパポール200を挿入孔115に挿入した状態で実施される作業は、震動モード且つ高速モードで実施される作業である場合が多い。本実施形態によれば、ストッパポール200を挿入孔115に挿入するだけで、第1アクチュエータ124及び第2アクチュエータ131が駆動し、震動モード且つ高速モードに設定される。したがって、補助ハンドル100Dを使用するときの利便性が向上する。
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
<補助ハンドル>
図25は、本実施形態に係る電動工具1E及び補助ハンドル100Eを示す斜視図である。図26は、本実施形態に係る電動工具1E及び補助ハンドル100Eを示すブロック図である。
上述の実施形態と同様、補助ハンドル100Eは、第1アーム部101と、第2アーム部102と、ロッド部103と、ロッド部103を介して第2アーム部102に連結されるハンドル部104と、第1アーム部101に対して第2アーム部102を移動させる締付機構110とを備える。
本実施形態において、補助ハンドル100Eは、無線通信装置400(ハンドル無線通信装置)と、コントローラ410(ハンドルコントローラ)とを備える。無線通信装置400は、電動工具1Eに設けられている無線通信装置500(工具無線通信装置)と無線通信することができる。無線通信装置400は、作業者の手に装着されている無線通信装置600(作業者無線通信装置)と無線通信することができる。無線通信装置400と無線通信装置500と無線通信装置600とは、無線免許が不要な通信方式で近距離無線通信を実施可能である。無線通信装置400と無線通信装置500と無線通信装置600とは、例えば米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)で標準化されたIEEE802.15.1の規格に準拠した通信方式で無線通信を実施可能である。
補助ハンドル100Eの無線通信装置400は、電動工具1Eの少なくとも一部が第1アーム部101と第2アーム部102とにより締め付けられた状態で、ハンドル部104が作業者に握られたことを示す無線通信信号を電動工具1Eの無線通信装置500に送信する。
補助ハンドル100Eのコントローラ410は、ハンドル部104と作業者の手との距離データに基づいて、ハンドル部104が作業者に握られたか否かを判定する。コントローラ410は、無線通信装置400と無線通信装置600との通信状態に基づいて、ハンドル部104と作業者の手との距離データを取得する。
本実施形態において、コントローラ410は、無線通信装置400と無線通信装置600との通信状態に基づいて、ハンドル部104と作業者の手との距離を推定する。コントローラ410は、ハンドル部104と作業者の手との距離の推定結果に基づいて、ハンドル部104が作業者に握られたか否かを判定する。ハンドル部104が作業者に握られた場合、ハンドル部104と作業者の手との距離は、短い。コントローラ410は、ハンドル部104と作業者の手との距離の推定結果が予め定められている距離閾値以下であると判定した場合、ハンドル部104が作業者に握られたと判定する。
補助ハンドル100Eの無線通信装置400は、ハンドル部104が作業者に握られたとコントローラ410により判定された場合、ハンドル部104が作業者に握られたことを示す無線通信信号を電動工具1Eに送信する。無線通信信号は、補助ハンドル100Eの無線通信装置400から電動工具1Eの無線通信装置500に無線送信される。
電動工具1Eの無線通信装置500は、補助ハンドル100Eが電動工具1Eの少なくとも一部に装着された状態で、補助ハンドル100Eの少なくとも一部が作業者に握られたことを示す無線通信信号を受信する。無線通信装置500は、補助ハンドル100Eの無線通信装置400から無線通信信号を受信する。電動工具1Eのコントローラ13(工具コントローラ)は、無線通信装置400からの無線通信信号に基づいて、モータ8及び出力軸6の回転を制御する制御信号を出力する。
電動工具1Eのコントローラ13は、ハンドル部104が作業者に握られたことを示す無線通信信号を受信した場合、モータ8の駆動を許可する。無線通信装置500が無線通信信号を受信した状態で、トリガ部材14Aが引き操作されることにより、コントローラ13は、モータ8(出力軸6)を回転させる制御信号を出力する。無線通信装置500が無線通信信号を受信していない場合、トリガ部材14Aが引き操作されても、モータ8(出力軸6)は回転しない。
<効果>
以上説明したように、本実施形態によれば、電動工具1Eのコントローラ13は、補助ハンドル100Eのハンドル部104が作業者に握られたことを示す無線通信信号に基づいて、出力軸6の回転を制御する制御信号を出力する。コントローラ13は、補助ハンドル100Eが電動工具1Eの少なくとも一部に装着されても、ハンドル部104が作業者に握られていないと判定した場合、モータ8(出力軸6)を駆動しない。そのため、ハンドル部104が作業者に握られていない状態においては、電動工具1Eに大きい反力が作用することが抑制される。コントローラ13は、無線通信信号に基づいて、補助ハンドル100Eが電動工具1Eの少なくとも一部に装着され、且つ、補助ハンドル100Eのハンドル部104が作業者に握られていると判定した場合、トリガスイッチ14のトリガ信号に基づいて、モータ8(出力軸6)の駆動を許可する。作業者は、電動工具1Eに装着された補助ハンドル100Dのハンドル部104を握った状態でトリガ部材14Aを操作することにより、電動工具1Eに大きい反力が作用しても、電動工具1Aに作用する反力を受けることができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、補助ハンドル(100A等)は、ロッド部103を有することとした。ロッド部103は省略されてもよい。すなわち、第1アーム部101及び第2アーム部102の少なくとも一方に、ハンドル部104が直接接続されてもよい。
上述の実施形態において、係合部9は、ギヤケース5に設けられることとした。係合部9は、モータ収容部2Aに設けられてもよい。係合部9は、例えばモータ収容部2Aの側部に設けられてもよい。
上述の実施形態において、係合部9は、モードチェンジリング17の前方に設けられてもよいし、チェンジリング18の前方に設けられてもよい。すなわち、係合部9は、電動工具の少なくとも一部に設けられていればよい。
上述の実施形態において、モードチェンジリング17とチェンジリング18とが一体でもよい。すなわち、1つのリングにより、作業モードの切り換え及び出力軸6に伝達される動力を遮断する解放値の設定が行われてもよい。
上述の実施形態においては、モードチェンジリング17を操作することにより、電動工具の作業モードが震動モードと非震動モードとに切り換えられることとした。電動工具の作業モードを切り換えるための操作部材は、リング状でなくてもよい。電動工具に設けられたボタン式操作部材又はレバー式操作部材が操作されることにより、電動工具の作業モードが震動モードと非震動モードとに切り換えられてもよい。
上述の実施形態においては、ギヤケース5に装着される装着部が、第1アーム部101と第2アーム部102とを含むこととした。ギヤケース5に装着される装着部は、一体のアーム部又はバンド部でもよい。装着部がバンド部である場合、バンド部は、ギヤケース5の筒部に巻かれることによってギヤケース5に固定される。
1A…電動工具、1B…電動工具、2…ハウジング、1D…電動工具、1E…電動工具、2A…モータ収容部、2B…グリップ部、2C…コントローラ収容部、3…リヤカバー、4A…吸気口、4B…排気口、5…ギヤケース、5A…第1ギヤケース、5B…第2ギヤケース、6…出力軸、7…バッテリ装着部、8…モータ、9…係合部、9L…左係合部、9R…右係合部、10…動力伝達機構、11…連結部、12…バッテリ、12C…解除ボタン、13…コントローラ、14…トリガスイッチ、14A…トリガ部材、14B…スイッチ本体、15…正逆切換レバー、16…速度切換レバー、16T…凸部、17…モードチェンジリング、17A…操作リング、17B…カムリング、18…チェンジリング、19…ライト、20…減速機構、21…第1遊星歯車機構、21C…第1キャリア、21P…プラネタリギヤ、21R…インターナルギヤ、21S…ピニオンギヤ、22…第2遊星歯車機構、22C…第2キャリア、22P…プラネタリギヤ、22R…インターナルギヤ、22S…サンギヤ、23…第3遊星歯車機構、23C…第3キャリア、23P…プラネタリギヤ、23R…インターナルギヤ、23S…サンギヤ、24…速度切換リング、25…結合リング、30…震動機構、31…第1カム、32…第2カム、33…震動切換レバー、33A…対向部、34…コイルばね、40…クラッチ機構、41…スプリングホルダ、42…コイルばね、43…ワッシャ、45…連結リング、61…スピンドル、62…チャック、63…ベアリング、64…ベアリング、71…受信装置、72…センサユニット、72A…電池、72B…慣性センサ、72C…制御基板、72D…ベース部材、73…送信装置、74…ライト、75…ライト用スイッチ、76…電池、77…操作量センサ、78…永久磁石、81…ステータ、81A…固定子鉄心、81B…前インシュレータ、81C…後インシュレータ、81D…コイル、81E…センサ回路基板、81F…結線部材、82…ロータ、82A…ロータシャフト、82B…回転子鉄心、82C…永久磁石、83…ベアリング、84…ベアリング、85…遠心ファン、100A…補助ハンドル、100B…補助ハンドル、100C…補助ハンドル、100D…補助ハンドル、100E…補助ハンドル、101…第1アーム部(装着部)、102…第2アーム部(装着部)、103…ロッド部、103A…小径部、103B…大径部、104…ハンドル部、105…貫通孔、106…貫通孔、107…貫通孔、108…ナット、110…締付機構、111…ロッド部、112…スライド部、113…ガイド部、114…ナット、115…挿入孔、116…ダイヤル、117…支持孔、120…ロックレバー、120A…ボディ部、120B…スライド部、120C…開口、120D…突起部、121…スライド部材、122…コントローラ、123…電池、124…第1アクチュエータ、125…ポール用スイッチ、126…ギヤ、130…切換アーム、130P…ピン、130R…凹部、131…第2アクチュエータ、200…ストッパポール、300…先端工具、400…無線通信装置(工具無線通信装置)、410…コントローラ(ハンドルコントローラ)、500…無線通信装置(ハンドル無線通信装置)、600…無線通信装置(作業者無線通信装置)、AX…回転軸。

Claims (27)

  1. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、
    補助ハンドルが装着された状態で、前記補助ハンドルに設けられている慣性センサの検出信号を受信する受信装置と、
    前記慣性センサの検出信号に基づいて、前記出力軸の回転を制御する制御信号を出力するコントローラと、を備える、
    電動工具。
  2. 前記補助ハンドルは、前記慣性センサの検出信号を送信する送信装置を有する、
    請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記補助ハンドルは、前記ギヤケースに装着される装着部と、ロッド部を介して前記装着部に連結されるハンドル部と、を有し、
    前記慣性センサは、前記ハンドル部に設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記モータの回転のために操作されるトリガ部材を備え、
    前記トリガ部材が操作されたときに、前記補助ハンドルに設けられているライトが点灯する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、
    前記モータの回転のために操作されるトリガ部材と、を備え、
    前記トリガ部材が操作されたときに、補助ハンドルに設けられているライトが点灯する、
    電動工具。
  6. 前記補助ハンドルは、前記トリガ部材が操作されたか否かを検出する操作量センサを有し、
    前記操作量センサにより前記トリガ部材の操作が検出されたときに、前記ライトが点灯する、
    請求項4又は請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記トリガ部材に設けられた永久磁石を備え、
    前記操作量センサは、前記永久磁石を検出する磁気センサを含む、
    請求項6に記載の電動工具。
  8. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、
    補助ハンドルが装着された状態で、前記補助ハンドルの少なくとも一部が握られたことを示す無線通信信号を受信する工具無線通信装置と、
    前記無線通信信号に基づいて、前記出力軸の回転を制御する制御信号を出力する工具コントローラと、を備える、
    電動工具。
  9. 前記工具無線通信装置は、前記補助ハンドルに設けられているハンドル無線通信装置から前記無線通信信号を受信する、
    請求項8に記載の電動工具。
  10. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、を備える電動工具に装着される補助ハンドルであって、
    慣性センサと、
    前記慣性センサの検出信号を前記電動工具に送信する送信装置と、を備える、
    補助ハンドル。
  11. 前記電動工具の少なくとも一部に装着される装着部と、
    ロッド部を介して前記装着部に連結されるハンドル部と、を有し、
    前記慣性センサは、前記ハンドル部に設けられる、
    請求項10に記載の補助ハンドル。
  12. 前記電動工具に対する装着により点灯するライトを備える、
    請求項10又は請求項11に記載の補助ハンドル。
  13. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、を備える電動工具に装着される補助ハンドルであって、
    前記電動工具に対する装着により点灯するライトを備える、
    補助ハンドル。
  14. 前記電動工具に装着されたときに作動するライト用スイッチを備え、
    前記ライトは、前記ライト用スイッチが作動したときに点灯する、
    請求項12又は請求項13に記載の補助ハンドル。
  15. 前記電動工具は、前記モータの回転のために操作されるトリガ部材を備え、
    前記電動工具に装着されたときに作動するライト用スイッチを備え、
    前記ライトは、前記ライト用スイッチが作動し、且つ、前記トリガ部材が操作されたときに点灯する、
    請求項12又は請求項13に記載の補助ハンドル。
  16. 前記電動工具は、前記モータの回転のために操作されるトリガ部材を備え、
    前記ライトは、前記トリガ部材が操作されたときに点灯する、
    請求項12又は請求項13に記載の補助ハンドル。
  17. 前記トリガ部材が操作されたか否かを検出する操作量センサを備え、
    前記ライトは、前記操作量センサの検出信号に基づいて点灯する、
    請求項15又は請求項16に記載の補助ハンドル。
  18. 前記トリガ部材に永久磁石が設けられ、
    前記操作量センサは、前記永久磁石を検出する磁気センサを含む、
    請求項17に記載の補助ハンドル。
  19. 第1アーム部と、
    ストッパポールが挿入される挿入孔を有する第2アーム部と、
    ロッド部を介して前記第2アーム部に連結されるハンドル部と、
    前記ハンドル部の回転により前記第2アーム部を前記第1アーム部に接近する方向に移動させる締付機構と、
    前記第2アーム部に連動して前記挿入孔を閉じる方向に移動するロックレバーと、を備える、
    請求項10から請求項18のいずれか一項に記載の補助ハンドル。
  20. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、を備える電動工具に装着される補助ハンドルであって、
    第1アーム部と、
    ストッパポールが挿入される挿入孔を有する第2アーム部と、
    ロッド部を介して前記第2アーム部に連結されるハンドル部と、
    前記ハンドル部の回転により前記第2アーム部を前記第1アーム部に接近する方向に移動させる締付機構と、
    前記第2アーム部に連動して前記挿入孔を閉じる方向に移動するロックレバーと、を備える、
    補助ハンドル。
  21. 前記ロックレバーの少なくとも一部は、前記第2アーム部の支持孔に配置された状態で移動可能であり、
    前記ロックレバーは、前記挿入孔の少なくとも一部と重複可能な開口を有し、
    前記第2アーム部が前記第1アーム部から離隔した状態において、前記ロックレバーは、前記挿入孔と前記開口とが重複するように配置され、
    前記第2アーム部が前記第1アーム部に接近した状態において、前記ロックレバーは、前記挿入孔と前記ロックレバーの少なくとも一部とが重複するように配置される、
    請求項19又は請求項20に記載の補助ハンドル。
  22. 前記電動工具は、前記ギヤケースの前方に配置され前記出力軸を震動させる震動モードと前記出力軸を震動させない非震動モードとに切り換えるために操作されるモードチェンジリングと、前記モータ収容部に配置され前記出力軸の回転速度を高速モードと低速モードとに切り換えるために操作される速度切換レバーと、を備え、
    前記挿入孔に前記ストッパポールが挿入されたときに、前記震動モードになるように前記モードチェンジリングを回転させる第1アクチュエータと、
    前記挿入孔に前記ストッパポールが挿入されたときに、前記高速モードになるように前記速度切換レバーを移動させる第2アクチュエータと、を備える、
    請求項19から請求項21のいずれか一項に記載の補助ハンドル。
  23. モータと、
    前記モータを収容するモータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータ収容部の前方に配置され、ギヤを収容するギヤケースと、
    前記ギヤケースから前方に突出し、先端工具が取り付けられた状態で前記モータの回転力により回転する出力軸と、
    前記ギヤケースの前方に配置され前記出力軸を震動させる震動モードと前記出力軸を震動させない非震動モードとに切り換えるために操作されるモードチェンジリングと、
    前記モータ収容部に配置され前記出力軸の回転速度を高速モードと低速モードとに切り換えるために操作される速度切換レバーと、を備える電動工具に装着される補助ハンドルであって、
    第1アーム部と、
    ストッパポールが挿入される挿入孔を有する第2アーム部と、
    ロッド部を介して前記第2アーム部に連結されるハンドル部と、
    前記ハンドル部の回転により前記第2アーム部を前記第1アーム部に接近する方向に移動させる締付機構と、
    前記挿入孔に前記ストッパポールが挿入されたときに、前記震動モードになるように前記モードチェンジリングを回転させる第1アクチュエータと、
    前記挿入孔に前記ストッパポールが挿入されたときに、前記高速モードになるように前記速度切換レバーを移動させる第2アクチュエータと、を備える、
    補助ハンドル。
  24. 前記ストッパポールが前記挿入孔に挿入されたときに作動するポール用スイッチを備え、
    前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータは、前記ポール用スイッチが作動したときに駆動する、
    請求項22又は請求項23に記載の補助ハンドル。
  25. 第1アーム部と、
    電動工具の少なくとも一部を前記第1アーム部との間で締め付ける第2アーム部と、
    ハンドル部と、
    前記電動工具の少なくとも一部が前記第1アーム部と前記第2アーム部とにより締め付けられた状態で、前記ハンドル部が握られたことを示す無線通信信号を前記電動工具に送信するハンドル無線通信装置と、を備える、
    補助ハンドル。
  26. 前記ハンドル部と作業者との距離データに基づいて、前記ハンドル部が握られたか否かを判定するハンドルコントローラを備え、
    前ハンドル記無線通信装置は、前記ハンドル部が握られたと前記ハンドルコントローラにより判定された場合、前記無線通信信号を送信する、
    請求項25に記載の補助ハンドル。
  27. 前記ハンドルコントローラは、前記作業者に装着される作業者無線通信装置と前記ハンドル無線通信装置との通信状態に基づいて、前記距離データを取得する、
    請求項26に記載の補助ハンドル。
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