JP2021151322A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021151322A JP2021151322A JP2020052504A JP2020052504A JP2021151322A JP 2021151322 A JP2021151322 A JP 2021151322A JP 2020052504 A JP2020052504 A JP 2020052504A JP 2020052504 A JP2020052504 A JP 2020052504A JP 2021151322 A JP2021151322 A JP 2021151322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum cleaner
- suction port
- main body
- end side
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Abstract
【課題】掃除の際の操作性が良好で使用者が疲れにくい電気掃除機を提供する。【解決手段】電気掃除機VCは、掃除機本体1と、管部2と、を備える。掃除機本体1は、本体吸込口10及び把持される把持部16を有する。管部2は、一端側が本体吸込口10と着脱自在に接続され他端側が吸込口体3と接続される。管部2は、屈曲部22と、規制部と、を有する。屈曲部22は、軸線と交差する方向に屈曲可能である。規制部は、屈曲部22の上方への屈曲を規制する。管部2の一端側が本体吸込口10と接続されて把持部16が把持された状態における本体吸込口10の角度が把持部16の高さに応じた屈曲部22の屈曲により略一定に維持される。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、把持部を有する掃除機本体を備えた電気掃除機に関する。
スティック型の電気掃除機は、掃除機本体に設けられた把持部を使用者が把持して使用する。一般的には、使用状態において、把持部から掃除機本体、延長管、及び吸込口体に亘り略直線上に位置させ、把持部を床面等の被掃除部に平行に沿うように操作すると、最も操作性がよく、使用者が疲れにくい。しかしながら、使用者は、吸込口体を被掃除部に押し付けたほうがごみ取れがよいとの直感的なイメージに基づき、把持部に対して下方に力を加えながら掃除をしようとする傾向がある。その場合、把持部を把持している手に対し、電気掃除機の重量に加えて、被掃除部に吸込口体を押し付ける力が必要となり、使用者が疲れやすくなる要因となっている。そこで、延長管に屈曲自在の部分を設け、被掃除部に吸込口体を押し付ける力を逃がすことが考えられる。しかしながら、この構成の場合、吸込口体を被掃除部から持ち上げようとするときに屈曲部分が吸込口体の自重によって上方へと屈曲し、吸込口体が被掃除部から持ち上がりにくく、操作性を低下させるおそれがある。そこで、操作性が良好で疲れにくい電気掃除機が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、掃除の際の操作性が良好で使用者が疲れにくい電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機は、掃除機本体と、管部と、を備える。掃除機本体は、本体吸込口及び把持される把持部を有する。管部は、一端側が本体吸込口と着脱自在に接続され他端側が吸込口体と接続される。管部は、屈曲部と、規制部と、を有する。屈曲部は、軸線と交差する方向に屈曲可能である。規制部は、屈曲部の上方への屈曲を規制する。管部の一端側が本体吸込口と接続されて把持部が把持された状態における本体吸込口の角度が把持部の高さに応じた屈曲部の屈曲により略一定に維持される。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1(b)において、VCは電気掃除機である。電気掃除機VCは、使用者が把持して動作させ、被掃除部の塵埃を掃除する。本実施形態において、電気掃除機VCは、スティック型のコードレス電気掃除機である。なお、以下、上下方向は、各図中における上下方向、又は、重力上下方向を意味するものとする。
電気掃除機VCは、掃除機本体1を備えている。掃除機本体1には、管部2の一端側が着脱自在に接続される。管部2の他端側に吸込口体3が接続される。
掃除機本体1は、本体吸込口10を備える。本体吸込口10は、分離部11と連通される。分離部11は、掃除機本体1に備えられる。分離部11は、重量物である。本実施形態において、分離部11は、掃除機本体1に対し着脱自在となっている。分離部11は、フィルタや集塵袋等でもよいが、好ましくは遠心分離部である。本実施形態では、分離部11は、分離された塵埃を集積する集積部110を有する。
分離部11には、電動送風機12が連通される。電動送風機12は、掃除機本体1に備えられる。電動送風機12は、吸込側が分離部11と連通し、排気側が本体排気口13と連通する。電動送風機12は、ファン及びこのファンを回転させる電動機を備え、ファンの回転により負圧を生じさせて吸い込んだ空気を、電動機を通して本体排気口13から排出するようになっている。
電動送風機12の動作は、制御手段14により制御される。制御手段14は、掃除機本体1に備えられる。制御手段14には、好ましくはマイコン等が用いられる。
電動送風機12及び制御手段14は、電源部15により給電される。電源部15は、掃除機本体1に備えられる。電源部15は、重量物である。本実施形態において、電源部15は、電池、好ましくは二次電池が用いられる。これに限らず、電源部15は、商用電源から電力を取るコードリール装置等でもよい。
そして、電動送風機12は、制御手段14により駆動されて負圧を生じさせる。負圧が作用した本体吸込口10、管部2、又は、吸込口体3は、塵埃とともに空気を分離部11に吸い込み、分離部11で分離された塵埃が集積部110に集積される。塵埃が分離された空気は、分離部11から本体排気口13を介して掃除機本体1の外部へと排気される。
さらに、掃除機本体1は、把持部16により把持される。把持部16は、被掃除部の掃除の際に電気掃除機VCを操作又は把持する、掃除操作用の清掃用把持部である。把持部16は、掃除機本体1の一側に位置する。本実施形態において、掃除機本体1の一側は、掃除機本体1の長手方向の一端側である。把持部16は、掃除機本体1において、本体吸込口10と反対側の端部に位置する。すなわち、本体吸込口10は、掃除機本体1の他側にある。本実施形態において、掃除機本体1の他側は、掃除機本体1の長手方向の他端側である。把持部16は、掃除機本体1の長手方向に対し交差する方向に配置されている。把持部16は、任意の形状に形成されていてよい。本実施形態において、把持部16は、屈曲状又は湾曲状に形成されている。図示される例では、把持部16は、円弧状に湾曲して形成されている。
好ましくは、把持部16には、少なくとも電動送風機12のオンオフを設定するボタンあるいはスイッチ等の設定手段17が配置されている。設定手段17は、使用者により設定操作され、制御手段14に対し、設定に応じた信号を送出する。これに限られず、設定手段17は、掃除機本体1の使用者が操作しやすい任意の位置に配置されていてよい。
そして、本実施形態では、管部2の一端側が本体吸込口10と接続されることなく把持部16が把持されて掃除機本体1のみが自然状態に支持された状態を本体単体状態又は第一状態という。第一状態とは、管部2及び吸込口体3を用いることなく、本体吸込口10を用いて掃除機本体1に対し下方にある被掃除部を掃除可能な姿勢である。自然状態とは、把持部16による重力に対する支持の他に基本的に外力が加わっていない状態をいうものとする。つまり、第一状態とは、掃除機本体1のみを把持部16により把持する際に、使用者の手への負荷が最も小さく、楽に操作できる姿勢である。第一状態の一例を、図1(a)に示す。
したがって、この第一状態において、掃除機本体1の重心Gは、把持部16の重力方向下方への投影内にある。つまり、第一状態において、把持部16の直下に掃除機本体1の重心Gがある。本実施形態において、掃除機本体1の重心Gは、掃除機本体1の長手方向の中央部近傍、又は、掃除機本体1の一側寄り、つまり掃除機本体1の長手方向の中央部よりも一端側に偏った位置にある。図示される例では、掃除機本体1の重心Gは、本体吸込口10の軸線A上又は軸線A近傍にある。本実施形態において、掃除機本体1の重心Gは、第一状態で本体吸込口10の軸線Aより下方にある。
掃除機本体1の重心Gの位置は、基本的に分離部11、電動送風機12、制御手段14、電源部15、及び、把持部16の配置、形状、及び、それらの重量関係により決まる。本実施形態においては、電源部15が把持部16の一端側にあり、分離部11が把持部16の他端側にある。つまり、掃除機本体1の重心G又は把持部16を基準として、分離部11と電源部15とが掃除機本体1の長手方向において互いに反対側にある。分離部11と電源部15とは、掃除機本体1の重心Gに対し、掃除機本体1の長手方向の両側にある。また、分離部11と電源部15との間に電動送風機12及び制御手段14がある。さらに、分離部11は、本体吸込口10の軸線Aに長手方向又は中心軸を沿わせて配置されている。また、本体吸込口10の軸線Aに沿って、電動送風機12、制御手段14、及び、電源部15の順に並んで配置されている。さらに、本体吸込口10の軸線Aに対し、分離部11が一方側にあり、電動送風機12、制御手段14、及び、電源部15が他方側にある。把持部16は、少なくとも使用者により握られる位置が、本体吸込口10の軸線A上つまり軸線Aと重なる位置、又は、軸線Aと交差する位置、又は、軸線Aに対し電源部15と反対側にある。なお、分離部11、電動送風機12、制御手段14、電源部15、及び、把持部16は、上記の掃除機本体1の重心Gの位置を設定できれば、本実施形態の配置に限定されるものではなく、任意に配置されていてよい。
図1(b)に示す管部2は、一端側である下流端側が掃除機本体1に接続される。管部2は、一端側が本体吸込口10と接続される。管部2は、本体吸込口10を介して分離部11と連通され、分離部11を介して電動送風機12の吸込側と連通される。管部2は、第一管体20と、第二管体21と、これら第一管体20と第二管体21とを流体的に接続する屈曲可能な屈曲部22と、を有する。第一管体20は、管部2の下流側を構成する。第一管体20は、一端側である下流端側が本体吸込口10と着脱自在に接続される。第一管体20は、本体吸込口10と接続された状態で、本体吸込口10の軸線Aに沿って位置する。第二管体21は、他端側である上流端側が吸込口体3と接続される。第一管体20及び第二管体21は、長管状に形成されている。第一管体20及び第二管体21は、硬質の合成樹脂等の部材により形成され、基本的に変形しない又は変形しにくい。また、本実施形態において、第一管体20と第二管体21とは、互いに等しい又は略等しい長さに形成されている。そのため、これら第一管体20と第二管体21との間に位置する屈曲部22が、管部2の両端間の中央部に位置している。
また、第一管体20と第二管体21とは、連結部24により機械的に連結されている。連結部24は、第一管体20に延出された第一ヒンジ部240と、第二管体21に延出された第二ヒンジ部241と、が互いに連結されて構成されている。本実施形態において、第一ヒンジ部240は、第一管体20の他端側の外周面から第一管体20の他端側外方、つまり屈曲部22側に突出して形成されている。第二ヒンジ部241は、第二管体21の一端側の外周面から第二管体21の一端側外方、つまり屈曲部22側に突出して形成されている。第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241とは、互いに軸連結されている。つまり、第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241とは、回動自在となるように連結されている。本実施形態において、第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241とは、軸部242により連結されている。
図5に示すように、第一ヒンジ部240には、第一管体20からの突出方向に対し交差する方向に沿って、第一軸受部2400が形成されている、本実施形態において、第一軸受部2400は、軸部242が挿入される穴部である。同様に、第二ヒンジ部241には、第二管体21からの突出方向に対し交差する方向に沿って、第二軸受部2410が形成されている。本実施形態において、第二軸受部2410は、軸部242が挿入される穴部である。これら第一軸受部2400と第二軸受部2410とが位置合わせされ、これらに亘り一体的に軸部242が挿入されることで、連結部24が屈曲部22を跨ぎ、軸部242を中心に回動可能に構成される。
本実施形態において、軸部242は、第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241との少なくともいずれかに対して着脱自在となっている。図示される例では、軸部242は、第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241とのそれぞれに対して着脱自在となっている。軸部242を取り外すことで、連結部24による第一管体20と第二管体21との連結が外れる。すなわち、連結部24は、屈曲部22を跨いで着脱自在となっている。
なお、本実施形態において、軸部242は、第一ヒンジ部240及び第二ヒンジ部241のそれぞれに対して別体として形成したが、これに限らず、第一ヒンジ部240の第一軸受部2400又は第二ヒンジ部241の第二軸受部2410に代えて、第一ヒンジ部240又は第二ヒンジ部241のいずれか一方に一体的に形成されていてもよい。つまり、第一ヒンジ部240又は第二ヒンジ部241の一方に軸部242を一体的に形成し、他方の凹部又は穴部にて軸部242を回動自在に受けることで、連結部24が軸部242の位置で回動自在となるように構成してもよい。
図3及び図4に示す屈曲部22は、第一管体20の他端側である上流端側と、第二管体21の一端側である下流端側と、を流体的及び機械的に接続する。屈曲部22は、軸線と交差する方向に屈曲可能な管体である。図示される例では、屈曲部22は、軸部242を起点として屈曲するように構成されている。本実施形態において、屈曲部22は、ホースである。つまり、屈曲部22は、可撓性及び/又は弾性を有する合成樹脂等の部材により管状に形成されている。屈曲部22は、把持部16の高さに応じて屈曲角度又は屈曲量が変わることによって、把持部16を把持している使用者の使用姿勢、あるいは使用者の身長の高低に応じて電気掃除機VCの高さを調整する機能を有する。屈曲部22を構成する部材は、第一管体20及び第二管体21を構成する部材よりも軟質である。好ましくは、屈曲部22は、長さ方向に伸縮自在に形成されている。さらに好ましくは、屈曲部22は、第一管体20と第二管体21との間に圧縮された状態で保持されている。
屈曲部22は、一端側である下流端側が、第一管体20の他端側である上流端側に接続されている。図示される例では、第一管体20の他端側には、屈曲部22の一端側を保持する第一屈曲保持部200が形成されている。本実施形態において、第一屈曲保持部200には、屈曲部22の一端側が固定されている。第一屈曲保持部200は、第一管体20の他端側に拡径された受け部として形成されている。図示される例では、第一屈曲保持部200は、屈曲部22の一端側を直接受けている。また、第一屈曲保持部200は、第一管体20の内部の風路に対し外側の位置で屈曲部22の一端側を保持している。
また、屈曲部22は、他端側である上流端側が、第二管体21の一端側である下流端側に接続されている。図示される例では、第二管体21の一端側には、屈曲部22の他端側を保持する第二屈曲保持部210が形成されている。本実施形態において、第二屈曲保持部210には、屈曲部22の他端側が着脱自在に保持されている。第二屈曲保持部210は、第二管体21の一端側に拡径された受け部として形成されている。図示される例では、第二屈曲保持部210は、屈曲部22の他端側を、この屈曲部22に一体的に取り付けられた吸口部220を介して受けている。吸口部220は、筒状に形成され、屈曲部22の他端側に同軸状に配置されている。吸口部220は、硬質の合成樹脂等の部材により筒状に形成されている。吸口部220を構成する部材は、屈曲部22を構成する部材よりも硬質である。吸口部220は、第二管体21に挿入されて第二屈曲保持部210に保持される。好ましくは、吸口部220の先端側は、第二管体21の内周面に対し大きな段差が生じないように形成され、第二管体21を通過する塵埃が引っ掛かりにくくなっている。本実施形態において、吸口部220の先端側は、先端に向かい内径が徐々に拡大されるように形成されている。これに限らず、例えば第二管体21の内周面と吸口部220の内周面とが面一又は略面一に連なるように、第二管体21の内周面に、吸口部220が嵌合する段部が形成されていてもよい。
吸口部220の基端側には、屈曲部22を保持する保持部2200が形成されている。保持部2200には、屈曲部22の一端側が固定されている。保持部2200は、吸口部220の一端側に拡径された受け部として形成されている。図示される例では、保持部2200は、屈曲部22の他端側を直接受けている。また、保持部2200は、吸口部220の内部の風路に対し外側の位置で屈曲部22の他端側を保持している。保持部2200は、第二管体21の第二屈曲保持部210の内部に形成された位置決め部2100に支持されている。本実施形態において、位置決め部2100は、第二屈曲保持部210の内部に段差状に窪んで形成され、保持部2200が嵌合される凹部である。位置決め部2100に保持部2200が嵌合されることで、第二管体21に対する吸口部220の挿入位置が決定される。好ましくは、吸口部220は、第一管体20と第二管体21との間に圧縮される屈曲部22からの反力によって、第二管体21の位置決め部2100に対し、屈曲部22の軸方向に押圧されることで、第二管体21に対し気密性が保たれた状態で接続され、第二管体21から屈曲部22、及び、第一管体20に亘る風路Wが気密に形成されるようになっている。
好ましくは、屈曲部22は、90°以上曲がらないようになっている。つまり、屈曲部22は、鋭角状となるまで曲がらないように形成されている。
また、屈曲部22の屈曲は、図4に示す規制部26により規制される。規制部26は、屈曲部22が下方への屈曲を許容し、屈曲部22が上方への屈曲を規制する。規制部26は、図2に示すように、掃除機本体1の本体吸込口10を下方に向ける動作に伴う屈曲部22の屈曲を許容し、その反対に、掃除機本体1の本体吸込口10を上方に向ける動作に伴う屈曲部22の屈曲を規制する。つまり、図4に示す規制部26は、管部2の第二管体21の重量及び/又は図1(b)に示す吸込口体3の重量により他端側である上流側が一端側である下流側よりも下方向に向かう方向の屈曲部22の屈曲を規制する。図4に示す例では、規制部26は、屈曲部22がV字状となる屈曲を許容し、へ字状となる屈曲を規制する。
本実施形態において、規制部26は、第一管体20に形成された第一規制片260と、第二管体21に形成された第二規制片261と、を備える。規制部26は、軸部242の周方向に互いに対向して配置され、屈曲部22が軸部242を起点として上方に屈曲しようとしたときに第一規制片260と第二規制片261とが突き当たることにより、屈曲部22の屈曲が規制される。第一規制片260及び第二規制片261は、軸部242に対し、屈曲部22側に配置されている。本実施形態において、第一規制片260及び第二規制片261は、軸部242と屈曲部22との間に配置されている。第一規制片260及び第二規制片261は、軸部242に近接して位置する。図示される例では、第一規制片260は第一ヒンジ部240に突設され、第二規制片261は第二ヒンジ部241に突設されている。
図1(b)に示す吸込口体3は、床面等の下方の被掃除部を掃除する際の含塵空気の吸い込みを補助する。吸込口体3は、任意の構成としてよい。図示される例では、吸込口体3は、吸込口を有するケース体30、及び、管部2の他端側である上流端側と接続される接続管31を備える床ブラシである。好ましくは、接続管31は、ケース体30に対して回動可能に接続されている。さらに好ましくは、接続管31のケース体30に対する接続位置は、ケース体30の底部に配置された後車輪よりも前方となっている。
吸込口体3は、好ましくは自走式の床ブラシである。また、吸込口体3は、好ましくは、管部2に対して着脱可能となっている。さらに好ましくは、吸込口体3は、複数種類の互いに態様が異なるものを備え、被掃除部の種類等に応じていずれかが選択的に管部2に対して取り付けられるようになっている。
そして、本実施形態では、少なくとも管部2の一端側である下流端側が本体吸込口10と接続されて把持部16が把持されかつ屈曲部22が屈曲されることなく管部2の他端側、つまり管部2の上流端側又は管部2の上流端側に接続された吸込口体3が接地された状態を直線状態又は第二状態という。第二状態とは、少なくとも管部2を用いて掃除機本体1に対し下方にある被掃除部を掃除可能な姿勢である。つまり、第二状態とは、管部2を用いて、又は、管部2及び吸込口体3を用いて、掃除機本体1に対し下方にある被掃除部を掃除可能な姿勢である。また、第二状態とは、管部2、又は、管部2及び吸込口体3を用いる電気掃除機VCを把持部16により把持する際に、使用者の手への負荷が最も小さく、楽に操作できる姿勢である。第二状態の一例を、図1(b)に示す。
この第二状態において、掃除機本体1の姿勢、つまり本体吸込口10の角度は、図1(a)に示す第一状態と略同一となっている。本体吸込口10の角度とは、本体吸込口10の軸線Aが水平方向及び/又は重力上下方向に対してなす角度をいうものとする。したがって、第二状態において、掃除機本体1の重心Gは、把持部16の重力方向下方への投影内にある。第二状態において、掃除機本体1の重心Gは、電気掃除機VCの重心と一致せず、電気掃除機VCの重心は、掃除機本体1の重心Gに対し、管部2側の位置となる。また、第二状態において、屈曲部22に対し、連結部24及び軸部242が上方に位置する。
すなわち、管部2、又は、管部2及び吸込口体3を用いて電気掃除機VCで掃除する際、把持部16から掃除機本体1、管部2、及び吸込口体3に亘り略直線上に位置させた図1(b)に示す第二状態が、図1(a)に示すように掃除機本体1単体で把持部16を把持したときの第一状態と同じ角度となる。
また、把持部16を把持した使用者は、通常、手を振り子のように前後に動作させるため、把持部16の高さ位置は、掃除動作中に床面等の被掃除部に対して上下する。さらに、使用者によっては、その身長に応じて、把持部16を把持している手の高さの位置が異なる。そのため、電気掃除機VCは、把持部16の高さに応じて、第二状態から、屈曲部22が下方に屈曲した状態となる。この状態を屈曲状態又は第三状態という。第三状態の一例を図2に示す。
第三状態とは、第二状態と同様に、少なくとも管部2を用いて掃除機本体1に対し下方にある被掃除部を掃除可能な姿勢である。つまり、第三状態とは、管部2を用いて、又は、管部2及び吸込口体3を用いて、掃除機本体1に対し下方にある被掃除部を掃除可能な姿勢である。この第三状態において、被掃除部からの把持部16の高さ位置に応じて屈曲部22の屈曲角度が変わることで、掃除機本体1及び本体吸込口10は、第一状態及び第二状態と略同一の角度を維持する。
したがって、第三状態においても、掃除機本体1の重心Gは、把持部16の重力方向下方への投影内にある。そのため、使用者は、把持部16を把持した手への負荷が小さい状態のまま掃除が可能になる。また、管部2の他端側又は吸込口体3が被掃除部に押し付けられにくく、被掃除部から過剰な反力が把持部16を把持する手に加わることがない。本実施形態では、屈曲部22の弾性により、第三状態から第二状態へと戻ることが可能である。
このように、把持部16の高さに応じて屈曲部22の屈曲角度が変わることで電気掃除機VCが掃除に適した姿勢を保ち、掃除の際の操作性が良好で使用者が疲れにくい電気掃除機VCとなる。
また、把持部16に対して上方に力を加えて管部2の他端側、つまり管部2の上流端側又は管部2の上流端側に接続された吸込口体3を下方の被掃除部から持ち上げようとすると、規制部26が屈曲部22の上方への屈曲を規制することで、屈曲部22が直線状となる状態で、吸込口体3を被掃除部から持ち上げることができる。
さらに、本体吸込口10の角度は、管部2の一端側が本体吸込口10と接続されることなく把持部16が把持されて自然状態に支持された第一状態での本体吸込口10の角度と略一致するため、把持部16を把持する使用者の手には、第一状態ないし第三状態において基本的に掃除機本体1の重量のみが加わり、手への負荷を最小化できるので、掃除の際の操作性が良好で使用者が疲れにくい電気掃除機VCとなる。
また、把持部16に下方への力が加わったとしても屈曲部22の屈曲によりその力を逃がすため、吸込口体3から下方の被掃除部に対し強い力が加わりにくいので、被掃除部が絨毯等の場合に、吸込口体3によって被掃除部を傷めにくい。
把持部16を掃除機本体1の一側に配置し、本体吸込口10を掃除機本体1の他側に配置して、掃除機本体1の重心Gが、第一状態ないし第三状態で把持された把持部16の下方への投影内にあるため、把持部16を把持した状態で電気掃除機VCが自然と最も望ましい掃除姿勢になる。
本実施形態では、屈曲部22の屈曲量が過大とならないように設定されているため、図2に示すように、把持部16が、屈曲部22を屈曲させた第三状態で軸部242よりも後方の位置にある。そのため、屈曲部22、軸部242、及び、吸込口体3が把持部16から見て、つまり把持部16を把持する使用者から見て常に前方に位置するので、屈曲部22を屈曲させた状態であっても電気掃除機VCの操作性が低下しにくい。
また、掃除機本体1は、電源部15として電池を有することで、コードレスの電気掃除機VCとして好適に使用できる。また、電源部15が掃除機本体1に内蔵されていることで、把持部16を把持した使用者の手元により大きな重量が加わることになるので、上記のように把持部16を把持した手元に加わる負荷を最小化する効果がより大きい。
屈曲部22が管部2の両端間の中央部に位置するため、把持部16の被掃除部からの高さに応じて屈曲部22を曲がりやすくしつつ、管部2の他端側又は吸込口体3の操作性を確保できる。つまり、疲れにくさと操作性とのバランスが良好である。
管部2が、連結部24において、屈曲部22を跨いで着脱自在に連結されるため、連結部24の連結を取り外すことで、屈曲部22を用いて掃除できる。本実施形態では、軸部242を取り外すことで、第一ヒンジ部240と第二ヒンジ部241との連結が外れ、図5に示すように、第一管体20に一端側が固定された屈曲部22の他端側がフリーとなって、この屈曲部22を用いて掃除をすることが可能になる。屈曲部22がホースであるため、把持部16を把持した状態で、屈曲部22を屈曲させたり伸ばしたりすることで、掃除機本体1の向きや角度を大きく変えることなく、所望の被掃除部へと屈曲部22を向けて掃除ができる。また、本実施形態では、屈曲部22に吸口部220を設けたので、使用者が吸口部220を把持して屈曲部22を操作しやすくなるとともに、使用者が屈曲部22を握り潰しにくく、屈曲部22から塵埃を適切に吸い込むことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図6を参照して説明する。なお、上記の第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
次に、第2の実施形態について図6を参照して説明する。なお、上記の第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の電気掃除機VCは、屈曲部22が、管部2の両端間の中央部よりも一端側に偏って位置する。つまり、屈曲部22は、管部2において、下流寄り、又は、掃除機本体1、又は、本体吸込口10寄りに配置される。図示される例では、第一管体20が第二管体21に対して短く形成されている。
このように、屈曲部22を管部2の両端間の中央部よりも一端側に偏って配置することで、把持部16を把持する使用者の手元に屈曲部22を近づけ、使用者が把持部16を把持した状態で把持部16の被掃除部からの高さに応じて屈曲部22を曲がりやすくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
次に、第3の実施形態について図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の電気掃除機VCは、屈曲部22が、管部2の両端間の中央部よりも他端側に偏って位置する。つまり、屈曲部22は、管部2において、上流寄り、又は、吸込口体3寄りに配置される。図示される例では、第二管体21が第一管体20に対して短く形成されている。
このように、屈曲部22を管部2の両端間の中央部よりも他端側に偏って配置することで、把持部16を把持する使用者の手元から屈曲部22を遠ざけて吸込口体3に近づけ、把持部16を把持した状態での操作性を向上できる。
なお、上記の各実施形態において、管部2は、第一管体20、第二管体21、及び、屈曲部22を一体的に備える構成としたが、これに限らず、屈曲部22を含むアタッチメントを第一管体20と第二管体21との間に着脱可能に接続する構成等としてもよい。
また、屈曲部22が屈曲された状態から屈曲されていない状態へと復帰させるための復帰手段を別途備えていてもよい。復帰手段としては、トーションばね等の付勢手段が好適に用いられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲をこれらの実施形態に限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
VC 電気掃除機
1 掃除機本体
2 管部
3 吸込口体
10 本体吸込口
15 電源部
16 把持部
22 屈曲部
24 連結部
26 規制部
242 軸部
G 重心
1 掃除機本体
2 管部
3 吸込口体
10 本体吸込口
15 電源部
16 把持部
22 屈曲部
24 連結部
26 規制部
242 軸部
G 重心
Claims (9)
- 本体吸込口及び把持される把持部を有する掃除機本体と、
一端側が前記本体吸込口と着脱自在に接続され他端側が吸込口体と接続される管部と、を備え、
前記管部は、
軸線と交差する方向に屈曲可能な屈曲部と、
該屈曲部の上方への屈曲を規制する規制部と、を有し、
前記管部の一端側が前記本体吸込口と接続されて前記把持部が把持された状態における前記本体吸込口の角度が前記把持部の高さに応じた前記屈曲部の屈曲により略一定に維持される
ことを特徴とする電気掃除機。 - 前記本体吸込口の角度は、前記管部の一端側が前記本体吸込口と接続されることなく前記把持部が把持されて自然状態に支持された状態での前記本体吸込口の角度と略一致する
ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。 - 前記把持部は、前記掃除機本体の一側にあり、
前記本体吸込口は、前記掃除機本体の他側にあり、
前記掃除機本体の重心は、把持された前記把持部の下方への投影内にある
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電気掃除機。 - 前記管部は、前記屈曲部の屈曲の基点となる軸部を有し、
前記把持部は、前記屈曲部を屈曲させた状態で前記軸部よりも後方の位置にある
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。 - 前記掃除機本体は、電源部となる電池を有する
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。 - 前記屈曲部は、前記管部の両端間の中央部よりも一端側に偏って位置する
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。 - 前記屈曲部は、前記管部の両端間の中央部よりも他端側に偏って位置する
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。 - 前記屈曲部は、前記管部の両端間の中央部に位置する
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。 - 前記管部は、前記屈曲部を跨いで着脱自在に連結される連結部を有する
ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020052504A JP2021151322A (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020052504A JP2021151322A (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021151322A true JP2021151322A (ja) | 2021-09-30 |
Family
ID=77886826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020052504A Pending JP2021151322A (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021151322A (ja) |
-
2020
- 2020-03-24 JP JP2020052504A patent/JP2021151322A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110720856B (zh) | 具有可折叠杆以提供存储构造的真空清洁装置 | |
JP5771248B2 (ja) | 掃除用電気器具 | |
EP1265519B1 (en) | Hose and wand assembly | |
KR20160015237A (ko) | 핸드헬드 진공청소기 및 연장가능한 호스 | |
JP2021151322A (ja) | 電気掃除機 | |
KR20190018532A (ko) | 배터리-작동식 진공 청소기 | |
JP6502293B2 (ja) | 掃除機 | |
JP6628511B2 (ja) | 電気掃除装置 | |
JP6695031B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP7005212B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2019088947A (ja) | 掃除機 | |
JP7344159B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP7344160B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP7138021B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP5973751B2 (ja) | 電気掃除機 | |
CN210541325U (zh) | 电动吸尘器 | |
JP6133179B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP6306303B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2022023688A (ja) | 電気掃除機 | |
JP6334329B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP5349166B2 (ja) | 電気掃除機用アタッチメント、吸込口体および電気掃除機 | |
JP2013220135A (ja) | 電気掃除機 | |
KR20060128099A (ko) | 업라이트형 진공청소기 | |
JP2011224186A (ja) | 縦型電気掃除機 | |
GB2346802A (en) | Suction cleaner handle for storing accessory tools |