JP2021151152A - バンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法 - Google Patents

バンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】枝線の脱落及び位置ズレを抑制できるバンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法の提供を目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス100を保持するハーネス保持部2と、車両200における所定の取付け箇所201に取り付ける車両取付部3とで構成されるバンドクランプ1であって、ワイヤーハーネス100が、幹線110と、該幹線110より細径である枝線120とを有し、ハーネス保持部2は、幹線110に枝線120が沿うワイヤーハーネス100の外周に巻き付けるバンド部10と、ワイヤーハーネス100に巻き付けた状態でバンド部10を固定するバックル部20とで構成され、バンド部10の内面に、バンド部10の長手方向Lに交差する交差方向Xに延設された凸部30が、長手方向Lに所定間隔を隔てて複数設けられた。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、車両に配索するワイヤーハーネスを車体に取り付けるためのバンドクランプ、前記バンドクランプにより保持されたワイヤーハーネス、及び、前記バンドクランプを用いたハーネス製造方法に関する。
例えば、ワイヤーハーネスを車両に配索するための治具として、ワイヤーハーネスを保持するハーネス保持部と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付部とで構成されるバンドクランプが用いられている。このバンドクランプのハーネス保持部は、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けるバンド部と、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態でバンド部を固定するバックル部とで構成されている。
バンドクランプは、ワイヤーハーネスに巻き付けた状態でバンド部をバックル部により固定することで、ワイヤーハーネスを保持できる。このようなバンドクランプを用い、ハーネス保持部によりワイヤーハーネスを保持した状態で、車体における配索経路上の位置に車両取付部を取り付けることで、ワイヤーハーネスを車両に配索することができる。
ワイヤーハーネスは、複数の電線を束にしたケーブルからなり、所定の接続先(電子機器類やバッテリなど)に接続する部品であるが、接続先の種々の仕様や車体の種々の仕様・仕向けに応じて、その接続態様を変更させなければならない場合がある。そこで、ワイヤーハーネスを、幹となる電線群(幹線)と、幹線より細径で、幹線から分岐した電線群(枝線)とを有し、接続先や車体の仕様・仕向けに応じて、対応する枝線を幹線から分岐させて、対応する接続先に接続される。この幹線と枝線とを有するワイヤーハーネスでは、幹線だけでなく、枝線もまとめて保持することが求められる。
このようなバンドクランプとして、例えば、特許文献1には、バンド部の外周に、枝線を着脱するためのクリップ状の弾性片を突設したものが開示されている。この特許文献1に開示されるバンドクランプによれば、バンド部で幹線を保持しつつ、枝線をクリップ状の弾性片に留めることで、バンドクランプにより枝線もまとめて保持することができるとされている。
しかしながら、当該バンドクランプでは、クリップ状の弾性片により枝線を保持するという構成のため、保持力は強くはなく、運搬や配索作業による震動などにより、枝線が弾性片から脱落するおそれがあった。
そのため、バックル部によりワイヤーハーネスに巻き付けた状態でバンド部を固定するというバンドクランプの機能を利用して、幹線だけでなく枝線もまとめてバンド部で巻き付けて固定することが想定される。これによれば枝線の脱落のおそれはないものの、バンド部で固定する際や固定した後に、枝線が幹線の周方向にずれるおそれがある。そのため、このような枝線の位置ズレにより、バンドクランプによる各固定箇所で枝線の周方向の位置が異なって、枝線に余分なたるみが生じたり、よじれて長さが不足したりして、配索作業に支障が出るおそれがあった。
特開平11−150840号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、枝線の脱落及び位置ズレを抑制できるバンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法の提供を目的とする。
この発明のバンドクランプは、ワイヤーハーネスを保持するハーネス保持部と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付部とで構成されるバンドクランプであって、前記ワイヤーハーネスが、幹線と、該幹線より細径である枝線とを有し、前記ハーネス保持部は、前記幹線に前記枝線が沿う前記ワイヤーハーネスの外周に巻き付けるバンド部と、前記ワイヤーハーネスに巻き付けた状態で前記バンド部を固定するバックル部とで構成され、前記バンド部の内面に、前記バンド部の長手方向に交差する交差方向に延設された凸部が、前記長手方向に所定間隔を隔てて複数設けられたことを特徴とする。
上述の所定間隔とは、必ずしも前記枝線の直径より大きいものに限られず、小さいものも含まれる。前記枝線の直径より小さいものであっても、少なくとも前記枝線の一部は前記凸部の間に受け入れさせることができ、これにより、前記枝線の周方向の移動が規制され、前記枝線の周方向の位置ズレを抑制できる。
この発明により、前記長手方向に隣り合う前記凸部の間の部分に前記枝線を配置させた状態で、前記バンド部を前記幹線の外周に巻き付けて前記バックル部で固定することができる。これにより、前記バンド部により前記幹線だけでなく前記枝線も保持して、前記枝線の脱落を抑制でき、且つ、前記凸部により前記枝線の周方向の移動を規制でき、前記枝線の周方向の位置ズレを抑制できる。
この発明の態様として、前記凸部が、前記バンド部における前記バックル部側となる基部側の所定範囲に設けられてもよい。
この発明によると、前記バックル部による前記バンド部の固定には、前記基部側とは反対側である前記バンド部の先端側が用いられるため、前記バンド部における基部側に設けられた前記凸部が前記バックル部による前記バンド部の固定を阻害することを防止できる。
この発明の態様として、前記バンド部において前記凸部が設けられた前記所定範囲は、前記バンド部の半分以下の長さの範囲であってもよい。
この発明により、前記凸部が、前記バックル部による前記バンド部の固定を阻害することをより一層抑制できる。
この発明の態様として、前記バックル部における、前記バンド部が前記ワイヤーハーネスを保持する側にバックル側凸部が設けられてもよい。
この発明により、前記バックル部に前記バックル側凸部が設けられるため、前記幹線における前記バックル部と対向する部分にも、周方向の位置ズレを抑制できる態様で前記枝線を配置することができる。これにより、前記枝線の配置により柔軟に対応できる。
この発明の態様として、前記交差方向を第1交差方向とするとともに、前記凸部を第1凸部とし、前記バンド部の内面に、前記第1交差方向に交差する第2交差方向に延設された第2凸部が設けられてもよい。
この発明により、前記第1凸部で枝線の周方向の位置ズレを抑制しつつ、さらに、前記第2凸部を前記幹線に食い込ませることができるため、前記幹線の長手方向の位置ズレを抑制できる。
この発明の態様として、前記第1凸部と前記第2凸部とが一体に形成されてもよい。
上述の一体に形成されてとは、前記第1凸部と前記第2凸部とがその一部において連結されている場合を含み、例えば、前記第1凸部と前記第2凸部とが一体になって、S字、U字、H字、L字などの形状を呈している場合が含まれる。
この発明により、前記第1凸部と前記第2凸部とが一体に形成されているため、前記枝線に当接した前記第1凸部に対して周方向外側の力が作用しても、前記第2凸部により前記第1凸部が補強され、前記第1凸部が周方向外側に変形することが抑制される。これにより、前記第1凸部により前記枝線の周方向の移動を一層規制でき、前記枝線の周方向の位置ズレをより一層抑制できる。
この発明の態様として、前記第2凸部が、前記第2交差方向において前記第1凸部に跨いで配置されてもよい。
この発明により、前記第1凸部と前記第2凸部とでT字ないし十字の形状の凸部が形成されるため、前記第2凸部の間に前記枝線を配置させた状態とすることができ、前記枝線の周方向の位置ズレを抑制できる。
また、前記第1凸部と前記第2凸部とでT字ないし十字の形状の凸部とすることで、前記幹線の長手方向の位置ズレを抑制しつつ、前記幹線への負荷を抑制できる。
詳述すると、前記第2凸部のみが前記幹線に当接した場合に比べて、前記バンド部を前記幹線に巻き付ける際に、前記幹線と接する面積を広くすることができる。前記バンド部が前記幹線を締め付ける力の強さが同じ場合、接する面積が広い方が、その分凸部が幹線に食い込む深さが抑制される。したがって、前記第2凸部を、前記第2交差方向において前記第1凸部に跨いで配置し、T字ないし十字の形状の凸部を形成することで、前記幹線の長手方向の位置ズレを抑制しつつ、前記幹線への負荷を抑制できる。
この発明の態様として、前記第1凸部と前記第2凸部とは離間していてもよい。
この発明により、前記第1凸部と前記第2凸部との間に離間領域があるため、前記バンド部の合成を低下させることができ、前記第1凸部及び前記第2凸部を有しながらも、前記バンド部の前記幹線への巻付作業を容易に行うことができる。
この発明の態様として、前記長手方向に所定間隔を隔てた前記第1凸部同士の間を間隔部とし、前記間隔部に前記第2凸部が配置されてもよい。
この発明により、前記間隔部に前記枝線を配置すれば、前記第1凸部により前記枝線の周方向の移動を規制でき、且つ、前記第2凸部を前記枝線に食い込ませることができるので、前記枝線の長手方向の移動も規制できる。
この発明の態様として、前記長手方向に隣り合う前記間隔部の一方に前記第2凸部が配置されてもよい。
この発明により、前記第2凸部が配置されている前記間隔部に比べ、前記第2凸部が配置されていない前記間隔部を容易に変形させることができるため、例えば、前記第1凸部及び前記第2凸部を有しながらも、前記バンド部の前記幹線への巻付作業を容易に行うことができる。
また、前記第2凸部を前記第1凸部と一体に形成し、前記第1凸部が周方向外側に変形することを抑制する構成とする場合には、前記枝線を配置する前記間隔部と、前記第2凸部を設けて前記第1凸部を補強する前記間隔部とを交互に設けることになり、スペースを効率よく利用できる。
この発明の態様として、前記第2凸部は、前記第1交差方向に直交する直交断面が突出方向に向かって先細り形状で形成されてもよい。
この発明により、前記第2凸部が突出方向に向かって先細り形状としているため、前記第2凸部の上に前記枝線を配置させる場合に、前記第2凸部が先細りせず突出する場合に比べて前記第2凸部が前記枝線に食い込む範囲を抑制でき、前記枝線への負荷を抑制できる。
また、前記第1凸部と前記第2凸部とが離間して設けられている場合、前記第2凸部が先細り形状としているため、前記バンド部が曲げられた場合でも、前記第1凸部に前記第2凸部が当接しにくく、前記バンド部の曲げの阻害を抑止できる。
この発明の態様として、前記ハーネス保持部と前記車両取付部とが別体構成されてもよい。
この発明により、前記枝線と対応する位置に前記凸部を配置させることができる。
詳述すると、前記幹線に対する前記枝線の配置は、一般に、前記車両取付部を基準に決められるものである。このように決められる前記枝線の位置に前記凸部を配置することが好ましい。しかしながら、前記枝線を配置すべき位置は種々あり、これに網羅的に対応できるように前記凸部を設けることは困難な場合がある。
これに対し、前記ハーネス保持部と前記車両取付部とを別体構成することで、前記車両取付部に対する前記ハーネス保持部の配置を調節できる。これにより、前記車両取付部を基準に決められる前記枝線の配置に応じて前記ハーネス保持部を柔軟に配置することができ、前記枝線と対応する位置に前記凸部を配置させることができる。
またこの発明は、上述のバンドクランプにおける前記ハーネス保持部で、前記幹線及び前記枝線が保持され、前記幹線の軸方向に沿う前記枝線は、前記幹線の断面における前記車両取付部と反対側の半断面範囲に配置されたワイヤーハーネスであることを特徴とする。
またこの発明は、上述のバンドクランプにおける前記ハーネス保持部で、前記幹線及び前記枝線が保持され、前記幹線の軸方向に沿う前記枝線は、前記幹線の断面における前記車両取付部がある側の半断面範囲に配置されたワイヤーハーネスであることを特徴とする。
これらの発明により、前記長手方向に隣り合う前記凸部の間に前記枝線を配置させた状態で、前記バンド部を前記幹線の外周に巻き付けて前記バックル部で固定することができる。これにより、前記幹線の断面における前記車両取付部がある側あるいは反対側の半断面範囲に確実に枝線を配置してワイヤーハーネスを配索することができる。
またこの発明は、前記ハーネス保持部と前記車両取付部とが別体構成された上記のバンドクランプにおける前記車両取付部を配索盤における所定箇所に取付け、前記車両取付部に対して前記幹線を配索するとともに、前記幹線に対し、前記幹線の断面に対する所定の位置に前記枝線を配索し、配索された前記幹線及び前記枝線を前記ハーネス保持部で保持するとともに、前記車両取付部に固定して前記ワイヤーハーネスを製造するハーネス製造方法であることを特徴とする。
この発明により、前記バンドクランプにより前記枝線の脱落及び位置ズレが抑制された前記ワイヤーハーネスを効率的に製造することができる。
この発明によれば、枝線の脱落及び位置ズレを抑制できるバンドクランプ、ワイヤーハーネス、及び、ハーネス製造方法を提供することができる。
第1実施形態のバンドクランプの使用状態の概略斜視図。 第1実施形態のバンドクランプの説明図。 第1実施形態のバンドクランプの説明図。 第1実施形態のバンドクランプの使用状態の概略説明図。 第2実施形態のバンドクランプの説明図。 第2実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 第3実施形態のバンドクランプの説明図。 第3実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 第4実施形態のバンドクランプの説明図。 第4実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 第5実施形態のバンドクランプの説明図。 第5実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 第5実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 第5実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。 別実施形態のバンドクランプの使用状態の説明図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
まず、第1実施形態のバンドクランプ1について、図1乃至図4に基づいて簡単に説明する。図1はバンドクランプ1の使用状態の概略斜視図を示し、図2及び図3はそれぞれバンドクランプ1の説明図を示し、図4はバンドクランプ1の使用状態の説明図を示す。
具体的には、図1は、ワイヤーハーネス100をバンドクランプ1により保持し、ワイヤーハーネス100を保持したバンドクランプ1を車両200における所定の取付け箇所201に取り付ける状態を示す概略斜視図を示す。
また、図2は、バンドクランプ1を構成するバンド部10を展開した状態のバンドクランプ1の説明図を示す。図2(a)は、同状態のバンドクランプ1の正面図(ワイヤーハーネス100に取り付けた際のワイヤーハーネス100の軸方向からバンドクランプ1を見た図)を示し、図2(b)は、同状態のバンドクランプ1の平面図(ワイヤーハーネス100に巻き付ける際の径方向内側となる側から見た図)を示す。
図3は、バンド部10を固定している状態のバックル部20の内部構造を説明する断面図を示し、図4は、ワイヤーハーネス100にバンド部10を巻き付けて固定した状態のバンドクランプ1の正面図(ワイヤーハーネス100の軸方向からバンドクランプ1を見た図)を示す。
ワイヤーハーネス100は、図1に示すように、複数の電線を束にしたケーブルからなり、一端を所定の接続先(電子機器類やバッテリなど)に接続している。このワイヤーハーネス100には、接続先の仕様や車体の仕様・仕向けに応じて、その接続態様を変更することがある。そこで、ワイヤーハーネス100は、幹となる電線群である幹線110と、幹線110より細径で、幹線110から必要に応じて分岐できる電線群である枝線120とを有し、幹線110に枝線120が沿う状態としている。このような構成とすることにより、接続先や車体の仕様・仕向けに応じて、対応する枝線120を幹線110から分岐させて、接続態様を変更できる。
バンドクランプ1は、ワイヤーハーネス100を車両200に対して固定するための治具であり、ワイヤーハーネス100を車両に配索するのに用いられる。このバンドクランプ1は、ワイヤーハーネス100を保持するハーネス保持部2と、取付け箇所201に取り付ける車両取付部3とで構成されている。なお、車両取付部3は、車両200の取付け箇所201に対して挿通されるアンカーで構成されている。
このようなバンドクランプ1により、図1に示すように、ハーネス保持部2でワイヤーハーネス100を保持した上で、車両取付部3を取付け箇所201に挿通することで、ワイヤーハーネス100を車両200に対して固定することができる。
ハーネス保持部2は、図2(a)及び図2(b)に示すように、ワイヤーハーネス100の外周に巻き付けるバンド部10と、ワイヤーハーネス100に巻き付けた状態でバンド部10を固定するバックル部20とで構成されている。
具体的には、バンド部10には、その先端側に、バックル部20と係合させる被係合部11が設けられている。この被係合部11は、複数の被係合突起11aが、バンド部10の長手方向Lに連続して形成されて構成されている。また、バックル部20には、図3に示すように、バンド部10が挿通可能な挿通孔21が形成され、挿通孔21の内部に、各被係合突起11aと係合する係合突片22が形成されている。
このように構成されたバンド部10及びバックル部20は、挿通孔21に挿通されたバンド部10のいずれかの被係合突起11aに係合突片22を係合させることにより、ワイヤーハーネス100にバンド部10を巻き付けた状態で固定することができる。
このように構成されたハーネス保持部2は、バンド部10に凸部30が設けられており、幹線110だけでなく枝線120もまとめてバンド部10で巻き付けることができる。これにより、幹線110に枝線120が沿うワイヤーハーネス100に対しては、枝線120の脱落を抑制できる。
詳述すると、凸部30は、ワイヤーハーネス100に巻き付ける際に径方向内側となる面であるバンド部10の内面に、バンド部10の長手方向Lに交差する交差方向Xに延設されているとともに、長手方向Lに所定間隔を隔てて複数設けられている。具体的には、凸部30は6つ設けられており、長手方向Lに所定間隔を隔てた凸部30同士の間を間隔部31とすると、間隔部31が5つ設けられた状態としている。
凸部30の形状について説明すると、バンドクランプ1において、交差方向Xは長手方向Lと直交する方向であり、各凸部30は、バンド部10における交差方向Xの全長にわたって形成されている。そして、各凸部30は枝線120の直径を超えない突出高さで設けられている。また、各凸部30は、バンド部10におけるバックル部20側となる基部側の所定範囲、より具体的には、バンド部10の全長Laの半分以下の長さの範囲Lbに設けられている。そして、凸部30同士の間隔(換言すると間隔部31の長手方向Lの幅)は、枝線120の直径より大きな間隔としている。
このような凸部30を有するバンドクランプ1は、バンド部10をワイヤーハーネス100に巻き付ける際、図4に示すように、間隔部31に枝線120を配置させた状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定する。これにより、枝線120の左右両側に凸部30が配置された状態となる。
また、図4では、最も基部側にある間隔部31に枝線120を配置しているが、枝線120を配置すべき幹線110の周面上の位置がより先端側の位置となるなど、枝線120を配置すべき位置が変わる場合には、その位置に対応した間隔部31に枝線120を配置させることができる。
このように構成したバンドクランプ1によれば、間隔部31に枝線120を配置させた状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定することができる。これにより、バンド部10により幹線110だけでなく枝線120も保持して、枝線120の脱落を抑制でき、且つ、凸部30により枝線120の周方向Cの移動が規制でき、枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制できる。
また、バックル部20によるバンド部10の固定には、バンド部10の先端側の被係合部11が用いられるところ、凸部30が基部側の所定範囲、特にバンド部10の全長Laの半分以下の長さの範囲Lbにある。このため、凸部30が、バックル部20によるバンド部10の固定を阻害することを防止できる。
そして、バンドクランプ1は、2個以上の間隔部31が設けられているため、枝線120を配置する幹線110の周面上の位置に応じて、枝線120を配置させる間隔部31を選択することができ、幹線110と枝線120の位置関係に柔軟に対応できる。
そのため、適宜枝線120を配置させる間隔部31を変更させてバンドクランプ1をワイヤーハーネス100に取付けることで、バンドクランプ1におけるハーネス保持部2で、幹線110及び枝線120が保持できる。また、幹線110の軸方向に沿う枝線120は、幹線110の断面における車両取付部3と反対側の半断面範囲に配置されたワイヤーハーネス100や、バンドクランプ1におけるハーネス保持部2で、幹線110及び枝線120が保持できる。したがって、幹線110の軸方向に沿う枝線120が、幹線110の断面における車両取付部3がある側の半断面範囲に配置されたワイヤーハーネス100を得ることができる。
このようにしてバンドクランプ1を取り付けたワイヤーハーネス100は、枝線120の配置が異なっても、その配置に応じた間隔部31に枝線120が配置できる。そのため、幹線110の断面における車両取付部3がある側あるいは反対側など、必要な範囲に確実に枝線120が配置されたワイヤーハーネス100を車両200に配索することができる。
続いて、図5及び図6に示す第2実施形態のバンドクランプ1aについて説明する。
図5は第2実施形態のバンドクランプ1aの説明図を示し、具体的には、図5(a)は、バンドクランプ1aを構成するバンド部10を展開した状態のバンドクランプ1aの内面側の概略斜視図を示し、図5(b)はバンドクランプ1aの正面図を示す。図6は第2実施形態のバンドクランプ1aの使用状態の説明図を示し、具体的には、ワイヤーハーネス100にバンド部10を巻き付けて固定した状態の第2実施形態のバンドクランプ1aの正面図を示す。
バンドクランプ1aは、上述のバンドクランプ1と同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、さらなる効果を奏する特徴的な構成を備えている。以下では、バンドクランプ1aにおいてバンドクランプ1と同様の構成については同じ符号を付してその説明は省略し、特徴的な構成について詳細に説明する。後述する他の実施形態の説明においても同様に、それぞれの実施形態における特徴的な構成について説明するものとする。
バンドクランプ1aには、図5及び図6に示すように、バンド部10の内面に、バンド部10の長手方向Lに交差する第1交差方向X1に延設された第1凸部40と、第1交差方向X1に交差する第2交差方向X2に延設された第2凸部50が設けられている。
第1凸部40は、バンド部10における第1交差方向X1の一方側から中間部分まで延びる一方側第1凸部41と、バンド部10における第1交差方向X1の他方側から中間部分まで延びる他方側第1凸部42とから構成されている。この一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とは、長手方向Lに所定間隔を隔てて交互に設けられている。
第2凸部50は、長手方向Lに所定間隔を隔てた第1凸部同士の間、より具体的には、隣り合う一方側第1凸部41と他方側第1凸部42との間である間隔部43に設けられている。なお、一方側第1凸部41及び他方側第1凸部42と第2凸部50とは、長手方向Lに沿って所定の間隔を隔てている。つまり、一方側第1凸部41及び他方側第1凸部42と第2凸部50とは離間している。
この第2凸部50は、第1交差方向X1に直交する直交断面が突出方向に向かって先細り形状で形成されており、具体的には、第2凸部50は、正面視が弧状となった蒲鉾形で形成されている。そして、図5(b)に示すように、第2凸部50は、その最大突出高さを、第1凸部40の突出高さよりも低く形成している。
このような第2凸部50を有するバンドクランプ1aでは、図5(b)に示すように、枝線120を配置させる間隔部43に存在する第2凸部50に枝線120を当接させた状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定する。第2凸部50の最大突出高さが第1凸部40の突出高さよりも低く形成されているため、図6に示すように、枝線120に第2凸部50が食い込みつつ、枝線120の周方向Cの両側に第1凸部40が配置された状態で、バンドクランプ1aにワイヤーハーネス100が保持される。
このように構成されたバンドクランプ1aによれば、図6に示すように、枝線120の周方向Cの両側に第1凸部40が配置された状態とすることができるため、枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制できる。また、枝線120の軸方向と直交する第2交差方向X2に延びる第2凸部50が枝線120に当接した状態で、枝線120がバンド部10に保持されるため、枝線120の軸方向の位置ズレをも抑制できる。
また、第1凸部40と第2凸部50との間に離間領域があるため、この離間領域で容易にバンド部10を変形させることができる。特に、バンドクランプ1aでは、第2凸部50が先細り形状としているため、バンド部10が曲げられた場合でも、第1凸部40に第2凸部50がより当接しにくくなっており、バンド部10の曲げの阻害を一層抑制できる。これにより、バンド部10の幹線110への巻付作業を容易に行うことができる。
続いて、図7及び図8に示す第3実施形態のバンドクランプ1bについて説明する。
図7は第3実施形態のバンドクランプ1bの説明図を示し、具体的には、図7(a)は、バンドクランプ1bを構成するバンド部10を展開した状態のバンドクランプ1bの内面側の概略斜視図を示し、図7(b)は、同状態のバンドクランプ1bの正面図を示す。図8は第3実施形態のバンドクランプ1bの使用状態の説明図を示し、具体的には、ワイヤーハーネス100にバンド部10を巻き付けて固定した状態の第3実施形態のバンドクランプ1bの正面図を示す。
バンドクランプ1bには、図7及び図8に示すように、略S字の形状を呈している一体凸部60が、長手方向Lに所定間隔を隔てて複数、具体的には5つ設けられている。そして、バンドクランプ1bでは、隣り合う一体凸部60の間に枝線120を配置して、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定する。
一体凸部60について具体的に述べると、一体凸部60は、バンド部10の長手方向Lに交差する第1交差方向X1に延設された2つの第1凸部40と、第1交差方向X1に交差する第2交差方向X2に延設された第2凸部50aとで構成されている。
第1凸部40は、バンドクランプ1aと同様に、一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とから構成され、この一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とは、長手方向Lに所定間隔を隔てて交互に設けられている。
第2凸部50aは、一方側第1凸部41の中間部分側の端部から他方側第1凸部42の中間部分側の端部とを連結するように、長手方向Lに沿って延設している。すなわち、長手方向Lに所定間隔を隔てて設けられた一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とを第2凸部50aがつなぐ形で、第1凸部40と第2凸部50aが一体形成されている。
換言すると、一方側第1凸部41と他方側第1凸部42との間の空間である間隔部43のうち、一体凸部60を構成する一方側第1凸部41と他方側第1凸部42との間である第1間隔部44に第2凸部50aが配置されており、隣接する一体凸部60の間である第2間隔部45には第2凸部50aが配置されていない。そして、このように第2凸部50aが配置されていない第2間隔部45には、枝線120を配置することができる。
このようなバンドクランプ1aでは、バンド部10をワイヤーハーネス100に巻き付ける際、図8に示すように、第2間隔部45に枝線120を配置させた状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定する。これにより、枝線120の周方向Cの両側に第1凸部40が配置された状態となる。また、図8では、最も先端側にある第2間隔部45に枝線120を配置しているが、枝線120を配置すべき位置に対応した第2間隔部45に枝線120を配置できるようにしている。
そして、枝線120に当接する第1凸部40を有する一体凸部60以外の一体凸部60(図8でいえば、基部側の3つの一体凸部60)は、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けた際、幹線110に食い込むことになる。
このように構成されたバンドクランプ1bによれば、枝線120の周方向Cの両側に配置された第1凸部40により枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制しつつ、枝線120の位置ズレの抑制に用いる一体凸部60以外の一体凸部60を幹線110に食い込ませることができる。
これにより幹線110のその軸方向の位置ズレを抑制できる。特に、一体凸部60は、幹線110の軸方向と直交する第2交差方向X2に延びる第2凸部50aを含んでおり、第2凸部50aが軸方向の位置ズレの抑制に効果的に作用する。
また、第1凸部40と第2凸部50aとが一体に形成されているため、第2凸部50aにより第1凸部40が補強され、枝線120に当接した第1凸部40に対して周方向C外側の力が作用しても、第1凸部40が周方向C外側に変形することを抑制することができる。これにより、第1凸部40により枝線120の周方向Cの移動を一層規制でき、第1凸部40の周方向Cの位置ズレをより一層抑制できる。
そして、第2凸部50aは長手方向Lに隣り合う間隔部43の一方である第1間隔部44にのみ配置されているので、第2凸部50aを設けて第1凸部40を補強するための第1間隔部44と、枝線120を配置するための第2間隔部45と、を交互に設けることになる。これにより、スペースを効率よく利用できる。
また、第2凸部50aが配置されていない第2間隔部45を容易に変形させることができるので、第1凸部40及び第2凸部50aを有しながらも、バンド部10の幹線110への巻付作業を容易に行うことができる。
続いて、図9及び図10に示す第4実施形態のバンドクランプ1cについて説明する。
図9は第4実施形態のバンドクランプ1cの説明図を示し、具体的には、図9(a)は、バンドクランプ1cを構成するバンド部10を展開した状態のバンドクランプ1cの内面側の概略斜視図を示し、図9(b)は、同状態のバンドクランプ1cの正面図を示す。図10は第4実施形態のバンドクランプ1cの使用状態の説明図を示し、具体的には、ワイヤーハーネス100にバンド部10を巻き付けて固定した状態の第4実施形態のバンドクランプ1cの正面図を示す。
バンドクランプ1cは、図9(a)に示すように、略T字の形状を呈している一体凸部60aが、交互に上下反転しながら長手方向Lに並ぶようにしている。具体的には、一体凸部60aは、第1凸部40と、第2交差方向X2に延設された第2凸部50bとで構成されている。第2凸部50bは、第1凸部40と一体に形成されており、第2交差方向X2において第1凸部40に跨いで配置されている。すなわち、第2凸部50bは、第1凸部40のそれぞれの中間部分側の端部から、第2交差方向X2の両側に向かって延びるように形成されている。
また、図9(b)に示すように、第2凸部50bは、第1交差方向X1に直交する直交断面が突出方向に向かって先細り形状で形成されている。具体的には、第2凸部50bは、正面視において、第1凸部40から第2交差方向X2の外方側にかけて内側に凹となる曲面51が形成されるように形成されている。換言すると、曲面51の傾きが第2交差方向X2の外方側にかけて緩やかになるように構成されている。そして、この曲面51は、枝線120の曲率より大きな曲率とし、間隔部43に配置した枝線120がバンド部10の内面と接するように設けられている。
このような第2凸部50bを有するバンドクランプ1cでは、バンド部10をワイヤーハーネス100に巻き付ける際、隣り合う第1凸部40同士の間である間隔部43に枝線120を配置させた状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定する。これにより、図10に示すように、曲面51により枝線120の周面が受け入れられつつ、枝線120の周方向Cの両側に第1凸部40が配置された状態で、バンドクランプ1cにワイヤーハーネス100が保持される。
このように構成されたバンドクランプ1cによれば、枝線120を配置させる間隔部43に第2凸部50bが跨がる状態としつつも、第2凸部50b同士の間に枝線120を配置させることができる。これにより、各間隔部43に枝線120を配置させることができ、バンドクランプ1bに比べ、枝線120の配置に柔軟に対応できる。
また、第2凸部50bを先細り形状としているため、第2凸部50b同士の間に枝線120を配置させる場合でも、第2凸部50bの幹線110への食い込み量を抑制でき、幹線110への負荷を抑制できる。特に、第2凸部50bは、曲面51が内側に凹としているため、曲面51により枝線120の周面を受け入れることができ、より一層、幹線110への負荷を抑制できる。
さらに、間隔部43に枝線120を配置した状態で、バンド部10を幹線110の外周に巻き付けてバックル部20で固定すれば、曲面51により枝線120の周面が受け入れられて、枝線120の周方向Cの両側に第1凸部40が配置された状態となる。これにより、枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制できる。
このように、バンドクランプ1cにより、枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制しつつ、より柔軟に枝線120の配置に対応できる。
また、上述のように第2凸部50bにより幹線110の軸方向の位置ズレを抑制できる。そして、略T字の一体凸部60aとすることで、第2凸部50bのみが幹線110に当接して幹線110が変形する領域の面積よりも、略T字の一体凸部60aが幹線110に当接して幹線110が変形する領域の面積の方が広くなる。これにより、同じ力でバンド部10を締め付けた場合に、凸部が幹線110に食い込む深さが抑制される。したがって、幹線110への負荷を抑制できる。
続いて、図11乃至図14に示す第5実施形態のバンドクランプ1dについて説明する。
図11は第5実施形態のバンドクランプ1dの説明図を示し、具体的には、図11(a)はハーネス保持部2dの説明図を示し、図11(b)は車両取付け部3aの説明図を示す。図12及び図13は、所定の位置関係でハーネス保持部2dを車両取付部3dと連結した状態の説明図を示す。
図11に示すように、バンドクランプ1dは、バンドクランプ1とは異なり、それぞれ別体構成されているハーネス保持部2dと車両取付部3dとで構成されている。具体的には、図11(a)に示すように、ハーネス保持部2dはバンド部10及びバックル部20を備え、図11(b)に示すように、車両取付部3dにはバンド部10を挿通可能な挿通孔70が形成されている。また、ハーネス保持部2dの内面には、2つの凸部30が、長手方向Lに沿って所定間隔を隔てて設けられており、一つの間隔部31が形成された状態としている。
そして、ハーネス保持部2d及び車両取付部3dは、図12及び図13に示すように、車両取付部3dの挿通孔70にバンド部10を挿通した状態で、バンド部10をバックル部20により固定することで、ハーネス保持部2dが車両取付部3dに連結される。
このように構成されることにより、バンドクランプ1dは、枝線120のある位置に合わせて間隔部31を配置して、ワイヤーハーネス100を保持することができる。つまり、バンドクランプ1dでは、幹線110の周面上の枝線120の位置に応じて間隔部31を配置し、その配置から車両取付部3dの挿通孔70にバンド部10を挿通することができる。そして、この状態で、バンド部10をバックル部20により固定することで、幹線110の周面上の枝線120の位置に応じて間隔部31を配置して、ワイヤーハーネス100を保持することができる。
具体例を示すと、図12(a)に示すように、枝線120が車両取付部3dの図中右側におけるすぐそばの位置に配置される場合、枝線120に応じた位置に間隔部31を配置しながら、バンド部10を図中右側から挿通孔70に挿通して、バックル部20に固定する。また、図12(b)に示すように、枝線120が車両取付部3dの図中左側におけるすぐそばの位置に配置される場合、枝線120に応じた位置に間隔部31を配置しながら、バンド部10を図中左側から挿通孔70に挿通して、バックル部20に固定する。
また、図13(a)及び図13(b)に示すように、枝線120が、車両取付部3dとは反対側に配置される場合には、枝線120に応じた位置に間隔部31を配置した状態で、挿通孔70を挿通したバンド部10をバックル部20に固定する。この場合、図13(a)に示すようにバンド部10を図中右側から挿通孔70に挿通しても、図13(b)に示すようにバンド部10を図中左側から挿通孔70に挿通しても、枝線120の位置に応じて間隔部31を配置して、ワイヤーハーネス100を保持することができる。そのため、作業者が作業しやすい側から取付作業を行う殊ができる。
このように、バンドクランプ1dによれば、枝線120の配置に応じてハーネス保持部2dを柔軟に配置することができ、枝線120と対応する位置に間隔部31を配置させることができる。
なお、図示は省略してあるが、ハーネス保持部2dの外面における間隔部31に対応する位置には、内面側に間隔部31があることを示す識別部を設けてあり、ハーネス保持部2dの外面側を見て作業をする場合でも、間隔部31がどの位置にあるかが識別できるようにしている。なお、識別部の構成は特に限定されず、例えば、文字、記号などのマークや切欠き等が挙げられる。
さらに、このようなバンドクランプ1dを用いたワイヤーハーネス100の製造方法の一例について図14を用いて説明する。概説すると、配索盤300に規定された配索経路に沿って構成されたワイヤーハーネス100の製造方法であり、ワイヤーハーネス100の配索経路が規定された配索盤300において、その配索経路上の所定箇所にバンドクランプ1dを取り付ける。このバンドクランプ1dに対して幹線110及び枝線120を沿わせて、幹線110及び枝線120をバンドクランプ1dにより保持する。
ここで、図14は第5実施形態のバンドクランプ1dの使用状態の説明図を示し、具体的には、ワイヤーハーネス100に第5実施形態のバンドクランプ1dを装着する工程を示す説明図を示す。
まず、図14(a)に示すように、車両取付部3dを配索盤300における所定箇所に取付ける。続いて、図14(b)に示すように、車両取付部3dに対して幹線110を配索するとともに、枝線120に対し、幹線110の断面に対する所定の位置に枝線120を配索する。
そして、図14(c)に示すように、配索された幹線110の位置に間隔部31を配置してバンド部10を車両取付部3dの挿通孔70に挿通する。さらに、図14(d)に示すように、バンド部10により幹線110を締め付けた状態で、バンド部10をバックル部20により固定し、ハーネス保持部2dを車両取付部3dと連結させる。
これにより、配索された幹線110及び枝線120をハーネス保持部2dで保持するとともに車両取付部3dに固定することができる。
この作業を配索盤300における各箇所において行うことで、ワイヤーハーネス100を製造することができる。このような方法により、バンドクランプ1dにより幹線110の脱落及び位置ズレが抑制されたワイヤーハーネス100を効率的に製造することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、バンドクランプは、バンドクランプ1,1a,1b,1c,1dに対応し、
以下同様に、
ハーネス保持部は、ハーネス保持部2,2dに対応し、
車両取付部は、車両取付部3,3dに対応し、
バンド部は、バンド部10に対応し、
バックル部は、バックル部20に対応し、
凸部は、凸部30,30aに対応し、
第1凸部は、第1凸部40,40a,40bに対応し、
間隔部は、間隔部43に対応し、
第2凸部は、第2凸部50,50a,50bに対応し、
ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス100に対応し、
幹線は、幹線110に対応し、
枝線は、枝線120に対応し、
車両は、車両200に対応し、
取付け箇所は、取付け箇所201に対応し、
配索盤は、配索盤300に対応し、
バンド部の長手方向は、長手方向Lに対応し、
バンド部の半分以下の長さの範囲は、範囲Lbに対応し、
交差方向は、交差方向Xに対応し、
第1交差方向は、第1交差方向X1に対応し、
第2交差方向は、第2交差方向X2に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明において特に説明した凸部30、第1凸部40(一方側第1凸部41,他方側第1凸部42)、第2凸部50、50a,50bの間隔、突出高さ(又は最大突出高さ)、形状、数、バンド部10上の設けられる範囲、延設長さ・位置、交差方向などはあくまでも一例である。そのため、これに限られることなく、枝線120の脱落や位置ズレ、幹線110の位置ズレを抑制できるものであれば、適宜変更してもよい。
例えば、凸部30や第1凸部40の間隔は、枝線120の直径より大きいものや略同じものに限られない。例えば、凸部30や第1凸部40の間隔を枝線120の直径より小さいものとして、枝線120の全幅ではなく、枝線120の一部を凸部30や第1凸部40同士の間に受け入れて、枝線120の位置ズレを抑制するようにしてもよい。
凸部30や第1凸部40の突出高さについても、枝線120の直径を超える高さとしてもよい。また、凸部30や第1凸部40の間隔を枝線120の直径より小さいものとすると、凸部30や第1凸部40の突出高さや間隔によっては、枝線120がハーネス保持部2の内面に当接することなく凸部30や第1凸部40のみと当接する場合がある。
この場合、凸部30や第1凸部40が枝線120に強く食い込んで強い負荷がかかることがある。そのため、枝線120を間隔部31や間隔部43に受け入れた場合に枝線120がハーネス保持部2の内面に当接するように、凸部30や第1凸部40などの突出高さは間隔に応じて定めるようにしてもよい。例えば、間隔が大きいほど突出高さを大きくし、間隔が小さいほど突出高さも小さくするようにしてもよい。
また、凸部30や第1凸部40の形状も、直方体の形状や先細り形状に限られず、適宜変更してもよい。先細り形状についても、上述した具体的形状に限られず、三角状とするなど突出方向に向かって先細りするものであれば特に限定されない。また、角になる部分を丸めて、幹線110や枝線120への負荷を抑制するようにしてもよい。
凸部30、第1凸部40、第2凸部50、50a,50bを設ける数も、凸部30、第1凸部40は2個以上であればどのような数としてもよく、第2凸部50、50a,50bを設ける場合はその数は1つ以上であればよい。
凸部30、第1凸部40、第2凸部50、50a,50bが設けられるバンド部10上の範囲も、基部側の所定範囲でなくともよく、先端側の所定範囲にわたって設けられていてもよい。また、これらの延設長さ・位置も、例えば凸部30は交差方向Xにおけるバンド部10の全長にわたって延設し、第1凸部40はバンド部10の交差方向Xのいずれかの端部からバンド部10の中間部分まで延設したものを示したが、上述したものに限定されず、適宜変更可能である。さらに、第1凸部40と第2凸部50、50a,50bとを一体に形成する場合でも、一体に形成する態様は上述するものに限られず,適宜変更可能である。
上述の説明において、交差方向Xや第1交差方向X1は長手方向Lと直交する方向とし、第2交差方向X2は長手方向Lと平行な方向としたが、これに限られず、それぞれ長手方向Lに対して0〜90°の間で交差する方向とすればよい。また、第1交差方向X1と第2交差方向X2は上述の説明のように直交する場合に限られず、0°及び90°以外の所望の角度で交差するようにしてもよい。
例えば、凸部30、第1凸部40、第2凸部50、50a,50bの形状、延設長さ・位置、交差方向などを上述の説明のものと異ならせた具体例を、図15乃至図19を用いて説明する。
例えば、図15に示すように、凸部30に代えて、正面視において突出方向に向かって先細り形状とした凸部30aとしてもよい(形状変更の一例)。これにより、枝線120の位置ズレを抑制しつつ、凸部30aが枝線120に食い込むことを抑制できる。
また、図16に示すように、第1凸部40から延設長さ・位置を変更し、交差方向Xにおけるバンド部10の全長にわたって延設した第1凸部40aとし、第2凸部50aと一体となって略H字の形状を呈するようにしてもよい(延設長さ・位置の変更の一例)。これにより、交差方向Xにおけるバンド部10の全長にわたり枝線120の周方向Cの移動を規制することができ、枝線120の位置ズレを一層抑制できる。
さらに、第1凸部40aに加えて、図17に示すように、第2凸部50に代えて、第1凸部40aの一方側の端部から、隣り合う第1凸部40aの他方側の端部にわたって形成された第2凸部50cとし、第1凸部40aと第2凸部50cが一体となって略N字の形状を呈するようにしてもよい(延設長さ・位置、交差方向の変更の一例)。これにより、第2凸部50cの延設方向(交差方向)がバンド部10を曲げる方向に対して傾いているので、延設方向を長手方向Lと平行にする場合に比べ、バンド部10の巻付作業への影響を抑制できる。
また、図18に示すように、バンドクランプ1bのように、一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とが一つずつ交互に設けられるのではなく、一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とを二つずつ交互に設けるようにしてもよい。これにより、第2凸部50aは一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とにわたって形成されるようになる。
この場合、一方側第1凸部41と他方側第1凸部42と第2凸部50aとが一体となって形成されるS字状の凸部が、一つずつ反転しながら長手方向Lに並ぶことになる。このようにすることで、長手方向Lで互いに対向する一方側第1凸部41又は他方側第1凸部42同士で枝線120の周方向Cの移動を規制することができる。これにより、図7のように、互いに対向していない一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とで枝線120の周方向Cの移動を規制する場合に比べ、枝線120の位置ズレを一層抑制できる。
また、図19に示すように、バンドクランプ1cにおいて、第1凸部40に代えて、第2凸部50bを跨いで形成された第1凸部40bとして、第2凸部50bと一体となって略十字の形状を呈するようにしてもよい。これにより、長手方向Lで互いに対向する第1凸部40b同士で枝線120の周方向Cの移動を規制することができる。したがって、図9に示すように、互いに対向していない一方側第1凸部41と他方側第1凸部42とで枝線120の周方向Cの移動を規制する場合に比べ、枝線120の位置ズレを一層抑制できる。
その他、第1凸部と第2凸部とが一体となって形成される形状としては、上述の説明においてに例示される形状以外にも、トの字状、U字状、L字状など、種々の形状を採用するようにしてもよい。
また、上述の説明において、バンドクランプ1cの第2凸部50bを先細り形状で構成したが、必ずしもこれに限られず、図20に示すように、先細り形状とせずに、直方体状の第2凸部50dで構成してもよい。この場合、隣り合う第2凸部50dの間に枝線120を配置すれば、第2凸部50dにより枝線120の周方向Cの位置ズレを抑制できる。
また、図21に示すように、バックル部20において、ハーネス保持部2がワイヤーハーネス100を保持する側にバックル側凸部80を設けてもよい。これにより、バックル部20に設けたバックル側凸部80により、幹線110におけるバックル部20と対向する部分にも、周方向Cの位置ズレを抑制できる態様で枝線120を配置することができる。これにより、枝線120の配置により柔軟に対応できる。
上述の説明では、別体構成されているハーネス保持部2dと車両取付部3dの構成として、ハーネス保持部2dがバンド部10及びバックル部20を備えている。そして、車両取付部3dにバンド部10を挿通可能な挿通孔70が形成された構成を採用し、車両取付部3dに対するハーネス保持部2dの配置を調節できる構成としている。しかしながら、必ずしもこの構成に限られず、車両取付部3dに対するハーネス保持部2dの配置を調節できる他の構成を採用してもよいし、単にハーネス保持部2dと車両取付部3dとを別体構成したものとしてもよい。また、挿通孔70にもバックル部20における係合突片22に相当する構成を設け、挿通孔70によってもバンド部10を固定できるようにしてもよい。
なお、上述した別実施形態は、可能な範囲で適宜組み合わせてもよい。
1,1a,1b,1c,1d バンドクランプ
2,2d ハーネス保持部
3,3d 車両取付部
10 バンド部
20 バックル部
30,30a 凸部
40,40a,40b 第1凸部
43 間隔部
50,50a〜50d 第2凸部
80 バックル側凸部
100 ワイヤーハーネス
110 幹線
120 枝線
200 車両
201 取付け箇所
300 配索盤
L バンド部の長手方向
Lb バンド部の半分以下の長さの範囲
X 交差方向
X1 第1交差方向
X2 第2交差方向

Claims (15)

  1. ワイヤーハーネスを保持するハーネス保持部と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける車両取付部とで構成されるバンドクランプであって、
    前記ワイヤーハーネスが、幹線と、該幹線より細径である枝線とを有し、
    前記ハーネス保持部は、
    前記幹線に前記枝線が沿う前記ワイヤーハーネスの外周に巻き付けるバンド部と、前記ワイヤーハーネスに巻き付けた状態で前記バンド部を固定するバックル部とで構成され、
    前記バンド部の内面に、
    前記バンド部の長手方向に交差する交差方向に延設された凸部が、前記長手方向に所定間隔を隔てて複数設けられた
    バンドクランプ。
  2. 前記凸部が、前記バンド部における前記バックル部側となる基部側の所定範囲に設けられた
    請求項1に記載のバンドクランプ。
  3. 前記バンド部において前記凸部が設けられた前記所定範囲は、前記バンド部の半分以下の長さの範囲である
    請求項2に記載のバンドクランプ。
  4. 前記バックル部における、前記バンド部が前記ワイヤーハーネスを保持する側にバックル側凸部が設けられた
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載のバンドクランプ。
  5. 前記交差方向を第1交差方向とするとともに、前記凸部を第1凸部とし、
    前記バンド部の内面に、前記第1交差方向に交差する第2交差方向に延設された第2凸部が設けられた
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載のバンドクランプ。
  6. 前記第1凸部と前記第2凸部とが一体に形成された
    請求項5に記載のバンドクランプ。
  7. 前記第2凸部が、前記第2交差方向において前記第1凸部に跨いで配置された
    請求項6に記載のバンドクランプ。
  8. 前記第1凸部と前記第2凸部とは離間している
    請求項5に記載のバンドクランプ。
  9. 前記長手方向に所定間隔を隔てた前記第1凸部同士の間を間隔部とし、
    前記間隔部に前記第2凸部が配置された
    請求項5乃至8のうちいずれかに記載のバンドクランプ。
  10. 前記長手方向に隣り合う前記間隔部の一方に前記第2凸部が配置された
    請求項9に記載のバンドクランプ。
  11. 前記第2凸部は、前記第1交差方向に直交する直交断面が突出方向に向かって先細り形状で形成された
    請求項5乃至10のうちいずれかに記載のバンドクランプ。
  12. 前記ハーネス保持部と前記車両取付部とが別体構成された
    請求項1乃至11のうちいずれかに記載のバンドクランプ。
  13. 請求項1乃至12のうちいずれかに記載のバンドクランプにおける前記ハーネス保持部で、前記幹線及び前記枝線が保持され、
    前記幹線の軸方向に沿う前記枝線は、前記幹線の断面における前記車両取付部と反対側の半断面範囲に配置された
    ワイヤーハーネス。
  14. 請求項1乃至12のうちいずれかに記載のバンドクランプにおける前記ハーネス保持部で、前記幹線及び前記枝線が保持され、
    前記幹線の軸方向に沿う前記枝線は、前記幹線の断面における前記車両取付部がある側の半断面範囲に配置された
    ワイヤーハーネス。
  15. 請求項12に記載のバンドクランプにおける前記車両取付部を配索盤における所定箇所に取付け、
    前記車両取付部に対して前記幹線を配策するとともに、
    前記幹線に対し、前記幹線の断面に対する所定の位置に前記枝線を配索し、
    配索された前記幹線及び前記枝線を前記ハーネス保持部で保持するとともに、前記車両取付部に固定して前記ワイヤーハーネスを製造する
    ハーネス製造方法。
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