JP2021150640A - ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品に対してベースを押し付ける力を大きくしやすい新規な構成のヒートシンクを得る。【解決手段】ヒートシンクは、第1の方向を向く基板の一面に実装された電子部品に、第1の方向側で接続されたベースと、ベースと接続され、弾性力によってベースを電子部品に向けて押し付ける複数のアーム部と、基板に固定されたスタッドナットと、基板にスタッドナットを介して固定された支持具と、を備える。複数のアーム部のうち少なくとも一つは、ベースに固定された被固定部と、一面に接触した接触部と、を有し、被固定部と接触部との間の部位を支持具によって第1の方向の反対方向に押されることにより、弾性力を発生する。スタッドナットは、一面に対して第1の方向に突出しない状態で基板の貫通孔に入れられた筒部と、基板の他面に重ねられた第1の張出部と、を有する。【選択図】図12

Description

本発明は、ヒートシンクに関する。
従来、基板の一面に実装された電子部品に接続されたベースと、ベースから延び、弾性力によってベースを電子部品に押し付ける複数のアーム部と、を備えたヒートシンクが知られている。
特開2003−101272号公報
この種のヒートシンクでは、例えば、電子部品に対してベースを押し付ける力を大きくしやすい新規な構成が得られれば、有益である。
そこで、本発明の課題の一つは、電子部品に対してベースを押し付ける力を大きくしやすい新規な構成のヒートシンクを得ることである。
本発明の第1の態様にかかるヒートシンクは、第1の方向を向く一面と前記一面の反対側の他面とを有するとともに前記一面と前記他面とに開口した貫通孔が設けられた基板の前記一面、に実装された電子部品に、前記第1の方向側で接続されたベースと、前記ベースと接続され、弾性力によって前記ベースを前記電子部品に向けて押し付ける複数のアーム部と、前記基板に固定されたスタッドナットと、前記基板に前記スタッドナットを介して固定された支持具と、を備え、前記複数のアーム部のうち少なくとも一つは、前記ベースに固定された被固定部と、前記一面に接触した接触部と、を有し、前記被固定部と前記接触部との間の部位を前記支持具によって前記第1の方向の反対方向に押されることにより、前記弾性力を発生し、前記スタッドナットは、雌ネジを有して前記第1の方向に延び、前記一面に対して前記第1の方向に突出しない状態で前記貫通孔に入れられた筒部と、前記筒部から前記第1の方向と交差する方向に張り出して、前記他面に重ねられた第1の張出部と、を有し、前記支持具は、前記一面と面して前記一面と接触したヘッド部と、前記雌ネジと結合した雄ネジを有し前記ヘッド部から前記第1の方向の反対方向に延びた軸部と、前記一面から離間して前記ヘッド部から前記第1の方向と交差する前記方向に張り出し、前記部位に前記第1の方向から接触した第2の張出部と、を有する。
前記ヒートシンクでは、例えば、前記接触部を有した前記アーム部は、前記部位を含み、前記一面と間隔を空けて前記被固定部から延びた第1の延部と、前記接触部を含み前記第1の延部に対して前記基板に向けて折り曲げられた第2の延部と、を有する。
前記ヒートシンクでは、例えば、前記第2の延部は、前記第1の延部から前記一面に向かうように前記第1の延部に対して折り曲げられた板状の折曲板部を有し、前記接触部は、板状であり、前記折曲板部に対して前記一面に沿うように折り曲げられ、前記接触部における前記一面と接触した面の面積は、前記接触部の前記折曲板部とは反対側の先端面の面積よりも大きい。
前記ヒートシンクでは、例えば、前記接触部は、前記被固定部から離間する方向に前記折曲板部から延びる。
前記ヒートシンクは、例えば、前記ベースから離間するにつれて互いに離間しそれぞれが前記接触部を有した二つの前記アーム部、を有した板バネ部材を備える。
前記ヒートシンクは、例えば、前記ベースから離間するにつれて互いに離間する二つの前記アーム部を有した、二つの板バネ部材を備え、4つの前記アーム部のうち、前記第1の方向から見た場合に前記ベースを間にした少なくとも一対の前記アーム部のそれぞれが、前記接触部を有する。
本発明の上記態様によれば、電子部品に対してベースを押し付ける力を大きくしやすい新規な構成のヒートシンクを得ることができる。
図1は、実施形態の電子機器の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部が展開位置に位置された状態の図である。 図2は、実施形態の電子機器におけるベース部の例示的な底面図であって、ロアカバーが外された状態の図である。 図3は、実施形態の電子機器における基板ユニットの例示的な斜視図である。 図4は、実施形態の電子機器における基板ユニットの例示的な分解斜視図である。 図5は、実施形態の電子機器における基板ユニットの一部の例示的な底面図である。 図6は、図5のVI-VI断面図である。 図7は、実施形態の電子機器における冷却装置の一部の斜視図である。 図8は、実施形態の電子機器における冷却装置の一部の底面図である。 図9は、実施形態の電子機器における冷却装置の一部の斜視図であって、図7とは異なる視線方向からの斜視図である。 図10は、図2のX矢視図であって、電子機器における冷却装置の一部を示す図である。 図11は、実施形態のヒートシンクにおけるアーム部の一部の例示的な斜視図である。 図12は、実施形態のヒートシンクの一部の例示的な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
図1は、実施形態の電子機器1の正面側からの例示的な斜視図であって、ディスプレイ部4が展開位置に位置された状態の図である。
図1に示すように、電子機器1は、例えば、ノートブック型(クラムシェル型)のパーソナルコンピュータとして構成され、ベース部2と、ディスプレイ部4と、を備えている。ベース部2は、例えば机や、台、棚等の載置部の平面に載置される。ディスプレイ部4は、ベース部2に対して回転中心軸C回りに回転可能にベース部2に支持され、展開位置(図1)と閉じ位置(不図示)との間を移動可能である。具体的には、ディスプレイ部4は、ヒンジ5を介してベース部2に連結されている。
なお、本実施形態では、便宜上、方向が定義されている。X1方向は、ベース部2の前後方向の前方と同じである。X2方向は、X1方向の反対方向であって、ベース部2の前後方向の後方と同じである。Y1方向は、ベース部2の幅方向(左右方向、長手方向)に沿う方向である。Y2方向は、Y1方向の反対方向である。Z1方向は、ベース部2の高さ方向(上下方向の上方)と同じである。Z2方向は、Z1方向の反対方向である。X1方向、Y1方向、およびZ1方向は、互いに直交している。また、X2方向、Y2方向、およびZ1方向は、互いに直交している。Z2方向は、第1の方向の一例である。
ベース部2は、第1の筐体11と、第1の筐体11に支持されたキーボード12と、を有している。キーボード12は、上方から操作可能な状態に第1の筐体11に支持されている。
図2は、実施形態の電子機器1におけるベース部2の例示的な底面図であって、ロアカバー13が外された状態の図である。図2に示すように、第1の筐体11内には、基板ユニット50が収容されている。基板ユニット50は、基板3と、各種の電子部品と、有する。各種の電子部品は、基板3の一面3aに実装されている。各種の電子部品は、例えば、CPU33(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。基板3に設けられた配線と基板3に実装されたCPU33を含む複数の電子部品とによって、電子機器1の電子回路の少なくとも一部が構成されている。冷却装置32は、基板3に固定され、CPU33を冷却する。
図1に示すように、ディスプレイ部4は、第2の筐体21と、ディスプレイユニット22と、を有している。ディスプレイユニット22は、表示画面22aが前方から視認可能な状態に、第2の筐体21に支持されている。
ディスプレイ部4が展開位置(図1)に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向せず、第1の筐体11の上面11a、キーボード12、第2の筐体21の前面21a、ディスプレイユニット22の表示画面22aが露出する。このとき、第2の筐体21の前面21aおよび後面21bは、それぞれ、前方および後方を向く。
一方、ディスプレイ部4が閉じ位置(不図示)に位置した状態では、第1の筐体11の上面11aおよびキーボード12と、第2の筐体21の前面21aおよびディスプレイユニット22の表示画面22aとが対向する。
第1の筐体11の形状は、上下方向に扁平な略直方体である。第1の筐体11は、例えば、下壁11cや、上壁11d、前壁11e、後壁11f、左壁11g、右壁11h等の複数の壁を有している。
下壁11cは、下面11bを含み、上壁11dは、上面11aを含む。下壁11cおよび上壁11dは、いずれも、Z1方向と直交する方向に沿って延びており、Z1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。
前壁11eおよび後壁11fは、いずれも、X1方向と直交する方向に沿って延びており、X1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。前壁11eおよび後壁11fは、それぞれ、第1の筐体11の前端部11iおよび後端部11jを構成している。前端部11iは、回転中心軸Cと離間している。後端部11jは、前端部11iに対して回転中心軸C側に設けられている。
左壁11gおよび右壁11hは、いずれも、Y1方向と直交する方向に沿って延びており、Y1方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。左壁11gおよび右壁11hは、それぞれ、第1の筐体11の左端部11kおよび右端部11mを構成している。
また、第1の筐体11には、四つの角部11na〜11ndが設けられている。角部11naは、前壁11eと左壁11gとの交差部によって構成されている。角部11nbは、左壁11gと後壁11fとの交差部によって構成されている。角部11ncは、後壁11fと右壁11hとの交差部によって構成されている。角部11ndは、右壁11hと前壁11eとの交差部によって構成されている。
図3は、実施形態の電子機器1における基板ユニット50の例示的な斜視図である。図4は、実施形態の電子機器1における基板ユニット50の例示的な分解斜視図である。図5は、実施形態の電子機器1における基板ユニット50の一部の例示的な底面図である。
図3〜図5に示すように、基板ユニット50は、基板3および各種の電子部品の他に、冷却装置32を有する。冷却装置32は、基板3に固定され、CPU33を冷却する。
冷却装置32は、受熱側のヒートシンク34と、放熱側のヒートシンク35と、ヒートパイプ36と、送風ファン37と、を有する。ヒートシンク34は、CPU33と接続され、CPU33で発生した熱を受ける。ヒートパイプ36は、ヒートシンク34とヒートシンク35とに亘って設けられている。ヒートシンク35は、第1の筐体11の後壁11fに設けられた通気孔に面している、送風ファン37は、第1の筐体11に対して通気孔とは反対側から送風する。このような構成では、ヒートシンク34がCPUから受けた熱は、ヒートパイプ36によってヒートシンク35に輸送され、ヒートシンク35から通気孔を介して第1の筐体11の外部に放出される。すなわち、CPU33が冷却される。ヒートシンク34は、受熱具や受熱部材とも称され、ヒートシンク35は、放熱具や放熱部材とも称される。
次に、ヒートシンク34について詳細に説明する。図6は、図5のVI-VI断面図である。
図3〜図6に示すように、ヒートシンク34は、ベース41と、複数(一例として二つ)の板バネ部材42と、複数(一例として四つ)の支持具43と、複数(一例として四つ)のスタッドナット44と、を有する。
図7は、実施形態の電子機器1における冷却装置32の一部の斜視図である。図8は、実施形態の電子機器1における冷却装置32の一部の底面図である。図9は、実施形態の電子機器1における冷却装置32の一部の斜視図であって、図7とは異なる視線方向からの斜視図である。図10は、図2のX矢視図であって、電子機器1における冷却装置32の一部を示す図である。
ベース41は、受熱部41aと、二つの支持部41bと、二つの接続部41cと、を有し、段付き板状に形成されている。
受熱部41aは、X1−Y1平面に広がる板状に形成されている。受熱部41aは、CPU33の放熱面33aに、基板3の一面3aが向くZ2方向側で重ねられている。すなわち、受熱部41aは、CPU33に接続されている。また、受熱部41aにおけるCPU33とは反対側の面は、ヒートパイプ36の一端部36aが固定されている。すなわち、受熱部41aは、ヒートパイプ36と接続されている。受熱部41aは、押圧部とも称される。
二つの支持部41bは、それぞれ、接続部41cを介して受熱部41aに接続されている。二つの支持部41bは、受熱部41aに対して互いに反対方向に延びている。
図7〜図9に示すように、複数の板バネ部材42は、一方の支持部41bに支持された板バネ部材42Aと、他方の支持部41bに支持された板バネ部材42Bと、である。
板バネ部材42は、それぞれ二つのアーム部45を有する。具体的には、板バネ部材42Aは、二つのアーム部45A,45Bを有する。二つのアーム部45A,45Bは、被固定部45aからX1方向に向かうにつれて互いに離間する方向(Y1方向またはY2方向)に向かう。また、板バネ部材42Bは、二つのアーム部45C,45Dを有する。二つのアーム部45C,45Dは、被固定部45aからX2方向に向かうにつれて互いに離間する方向(Y1方向またはY2方向)に向かう。すなわち、本実施形態では、4つのアーム部45が、ベース41とともに略X字状をなすように設けられている。各アーム部45は、ベース41と接続され、弾性力によってベース41をCPU33に向けて押し付ける。なお、アーム部45の延び方向は、上記に限定されない。
各アーム部45は、被固定部45aと、第1の延部45cと、第2の延部45dと、を有する。被固定部45aは、かしめ41dによって支持部41bに固定されている。なお、被固定部45aの固定方法は、かしめ41d以外であってもよい。
第1の延部45cは、帯板状に形成され、被固定部45aから基板3の一面3aと間隔を空けて延びている。第1の延部45cにおける被固定部45aとは反対側の端部には、貫通孔45gが設けられている。
図11は、実施形態のヒートシンク34におけるアーム部45の一部の例示的な斜視図である。図12は、実施形態のヒートシンク34の一部の例示的な断面図である。
図11および図12に示すように、第2の延部45dは、第1の延部45cにおける被固定部45aとは反対側の端部から、基板3に向けて折り曲げられている。なお、第2の延部45dは、貫通孔45gの中心45kを通り第1の延部45cの延び方向と直交する面L1に対して、被固定部45aとは反対側、であれば、他の位置に設けられていてもよい。
第2の延部45dは、第1の折曲板部45eと、第2の折曲板部45fと、を有する。第1の折曲板部45eは、折曲板部の一例であり、第2の折曲板部45fは、接触部の一例である。
第1の折曲板部45eは、板状に形成され、第1の延部45cから基板3の一面3aに向かうように第1の延部45cに対して折り曲げられている。
第2の折曲板部45fは、板状に形成され、第1の折曲板部45eに対して基板3の一面3aに沿うように折り曲げられている。具体的には、第2の折曲板部45fは、被固定部45aから離間する方向に第1の折曲板部45eから延びている。したがって、図6に示すように、一つの板バネ部材42の両端部に設けられた二つの第2の折曲板部45fは、ベース41および被固定部45aから離間するにつれて互いに離間する方向に延びている。
また、図11および図12に示すように、第2の折曲板部45fにおける基板3の一面3aと接触した面45h(図12)の面積は、第2の折曲板部45fの第1の折曲板部45eとは反対側の先端面45iの面積よりも大きい。
以上のように、本実施形態では、二つの板バネ部材42は、それぞれ、ベース41から離間するにつれて互いに離間する二つのアーム部45を有する。そして、4つのアーム部45のうち、Z2方向から見た場合にベース41を間にした少なくとも一対(一例として全部)のアーム部45のそれぞれに、第2の延部45dおよび第2の折曲板部45fが設けられている。
図5に示すように、支持具43は、アーム部45ごとに設けられ、アーム部45をZ2方向から押さえている。支持具43は、例えば雄ネジ部材である。詳細には、図12に示すように、支持具43は、ヘッド部43aと、軸部43bと、張出部43dと、を有する。
ヘッド部43aは、基板3の一面3aに面している。ヘッド部43aの基板3側の面43eは、基板3と接触している。
軸部43bは、ヘッド部43aから、Z2方向の反対方向すなわちZ1方向に延び、基板3にスタッドナット44を介して固定されている。軸部43bの外周部には、スタッドナット44の雌ネジ44cと結合した雄ネジ43cが形成されている。
張出部43dは、ヘッド部43aの基板3とは反対側の端部からZ2方向と交差(一例として直交)する方向に張り出している。張出部43dは、一例として基板3の一面3aに沿っている。張出部43dは、フランジとも称される。張出部43dは、基板3の一面3aから離間している。張出部43dの基板3側の面43fは、アーム部45における被固定部45aと第2の折曲板部45fとの間の部位45jにZ2方向の反対方向(Z1方向)から接触して当該部位45jをZ1方向に押している。換言すると、張出部43dは、アーム部45の部位45jのZ2方向への移動を制限している。アーム部45の部位45jは、貫通孔45gの周囲の部分である。
ここで、基板3の一面3aに対するアーム部45の第2の延部45dの高さは、基板の一面3aに対する張出部43dの基板3側の面43fの高さと同じであってもよく、異なってもよい。アーム部45の第2の延部45dの高さを高くするほどアーム部45の弾性力が大きくなる。
図12に示すように、スタッドナット44は、基板3に設けられた貫通孔3cに入れられた状態で基板3に固定されている。スタッドナット44は、筒部44aと、張出部44bと、を有する。筒部44aは、貫通孔3cに入れられている。筒部44aの内周部に雌ネジ44cが設けられている。張出部44bは、筒部44aから張り出して基板3の他面3bに重ねられている。スタッドナット44は、雌ネジ部材とも称される。
以上の構成のヒートシンク34では、複数のアーム部45は、被固定部45aと第2の折曲板部45f(接触部)との間の部位45jを支持具43によってZ2方向(第1の方向)の反対方向に押されることにより、ベース41をCPU33に向けて押し付ける弾性力を発生する。このとき、アーム部45は、部位45jを支持具43によってZ2方向の反対方向に押されることにより、その分、弾性変形量が多くなり弾性力が増大する。なお、このとき、第2の延部45dの第2の折曲板部45fは、基板3からZ2方向の力を受けている。すなわち、第2の延部45dの第2の折曲板部45fは、基板3からZ2方向に押されている。これにより、アーム部45における部位45jよりも第2の折曲板部45f側の部分は、Z2方向に撓んだ状態となっている。すなわち、上記の構成では、板バネ部材42は、第2の折曲板部45f(接触部)を力点とし、支持具43(アーム部45の部位45j)を支点とし、被固定部45a(ベース41の受熱部41a)を作用点とするてこが構成されている。
以上のように、本実施形態では、ヒートシンク34は、ベース41と、複数のアーム部45と、支持具43と、を備える。ベース41は、Z2方向(第1の方向)を向く基板3の一面3aに実装されたCPU33(電子部品)に、Z2方向側で接続されている。アーム部45は、ベース41と接続され、弾性力によってベース41をCPU33に向けて押し付ける。複数のアーム部45のうち少なくとも一つ(一例として全部)は、ベース41に固定された被固定部45aと、一面3aに接触した第2の折曲板部45f(接触部)と、を有する。そして、アーム部45は、被固定部45aと第2の折曲板部45fとの間の部位45jを支持具43によってZ2方向の反対方向に押されることにより、弾性力を発生する。
このような構成によれば、アーム部45に第2の折曲板部45f(接触部)が設けられていない構成すなわちアーム部45の貫通孔45gの周囲だけが支持されている構成と比べて、アーム部45の弾性力を大きくすることができる。すなわち、CPU33(電子部品)に対してベース41を押し付ける力を大きくしやすい新規な構成のヒートシンク34を得ることができる。よって、CPU33(電子部品)に対するベース41の接触が安定するので、ヒートシンク34の放熱性能を向上させることができる。また、板バネ部材42を基板3に取り付けるために、基板3の他面3bに所謂バッキングプレートを設ける必要がないので、その分コストおよび重量を削減することができる。
また、本実施形態では、第2の折曲板部45f(接触部)を有したアーム部45は、上記部位45jを含み、一面3aと間隔を空けて被固定部45aから延びた第1の延部45cと、第2の折曲板部45fを含み第1の延部45cに対して基板3に対して折り曲げられた第2の延部45dと、を有する。
このような構成によれば、第2の延部45dが折り曲げられていない場合に比べて、アーム部45の弾性力を大きくすることができる。
また、本実施形態では、第2の延部45dは、第1の延部45cから一面3aに向かうように第1の延部45cに対して折り曲げられた板状の第1の折曲板部45e(折曲板部)を有する。第2の折曲板部45f(接触部)は、板状であり、第1の折曲板部45eに対して一面3aに沿うように折り曲げられている。第2の折曲板部45f(接触部)における一面3aと接触した面45hの面積は、第2の折曲板部45fの第1の折曲板部45eとは反対側の先端面45iの面積よりも大きい。
このような構成によれば、先端面45iを一面3aに接触させる構成に比べて、一面3aの応力集中を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2の折曲板部45f(接触部)は、被固定部45aから離間する方向に第1の折曲板部45eから延びている。
このような構成によれば、第2の折曲板部45fを比較的容易に形成しやすい。
また、本実施形態では、ヒートシンク34は、ベース41から離間するにつれて互いに離間しそれぞれが第2の折曲板部45f(接触部)を有した二つのアーム部45、を有した板バネ部材42を備える。
このような構成によれば、CPU33(電子部品)に対してベース41を押し付ける力を大きくしやすい。
また、本実施形態では、ヒートシンク34は、ベース41から離間するにつれて互いに離間する二つのアーム部45を有した、二つの板バネ部材42を備える。4つのアーム部45のうち、Z2方向(第1の方向)から見た場合にベース41を間にした少なくとも一対のアーム部45のそれぞれが、第2の折曲板部45f(接触部)を有する。
このような構成によれば、CPU33(電子部品)に対してベース41を押し付ける力を大きくしやすい。
また、本実施形態では、支持具43は、一面3aと面したヘッド部43aと、ヘッド部43aから前記Z2方向の反対方向に延び基板3に固定された軸部43bと、一面3aから離間してヘッド部43aからZ2方向と交差する方向に張り出し、上記部位45jにZ2方向から接触した張出部43dと、を有する。
このような構成によれば、基板3の一面3aに対するアーム部45の接触面積を小さくしやすい。よって、基板3の一面3aの実装領域を大きくしやすい。
なお、上記実施形態では、複数のアーム部45の全部が、接触部(第2の折曲板部45f)を有した例を説明したが、これに限定されない。複数のアーム部45の一部だけが、接触部(第2の折曲板部45f)を有してもよい。また、4つのアーム部45のうち、Z2方向(第1の方向)から見た場合にベース41を間にした二組の一対のアーム部45のうち一方の組だけに、第2の折曲板部45f(接触部)が設けられていてもよい。例えば、アーム部45Aとアーム部45Dとだけに、第2の折曲板部45f(接触部)が設けられていてもよいし、アーム部45Bとアーム部45Cとだけに、第2の折曲板部45f(接触部)が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、第2の折曲板部45f(接触部)は、被固定部45aから離間する方向に第1の折曲板部45eから延びた例が示されたがこれに限定されない。例えば、第2の折曲板部45f(接触部)は、被固定部45aへ接近する方向に第1の折曲板部45eから延びてもよい。
また、第2の折曲板部45fが設けられずに、第1の折曲板部45eの先端部が基板3の一面3aに接触してもよい。この場合は、第1の折曲板部45eが接触部の一例である。また、第2の延部45dが設けられずに、第1の延部45cの先端部が基板3の一面3aに接触してもよい。この場合は、第1の延部45cの先端部が接触部の一例である。
また、ヒートシンク34の受熱対象の電子部品は、CPU33以外の電子部品(発熱部品)であってもよい。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、形式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
3…基板、3a…一面、3b…他面、3c…貫通孔、33…CPU(電子部品)、34…ヒートシンク、41…ベース、42,42A,42B…板バネ部材、43…支持具、43a…ヘッド部、43b…軸部、43d…張出部(第2の張出部)、43c…雄ネジ、44…スタッドナット、44a…筒部、44c…雌ネジ、44b…張出部(第1の張出部)、45,45A〜45D…アーム部、45a…被固定部、45c…第1の延部、45f…第2の折曲板部(接触部)、45j…部位、45d…第2の延部、45e…第1の折曲板部(折曲板部)、45h…面、45i…先端面。

Claims (6)

  1. 第1の方向を向く一面と前記一面の反対側の他面とを有するとともに前記一面と前記他面とに開口した貫通孔が設けられた基板の前記一面、に実装された電子部品に、前記第1の方向側で接続されたベースと、
    前記ベースと接続され、弾性力によって前記ベースを前記電子部品に向けて押し付ける複数のアーム部と、
    前記基板に固定されたスタッドナットと、
    前記基板に前記スタッドナットを介して固定された支持具と、
    を備え、
    前記複数のアーム部のうち少なくとも一つは、前記ベースに固定された被固定部と、前記一面に接触した接触部と、を有し、前記被固定部と前記接触部との間の部位を前記支持具によって前記第1の方向の反対方向に押されることにより、前記弾性力を発生し、
    前記スタッドナットは、雌ネジを有して前記第1の方向に延び、前記一面に対して前記第1の方向に突出しない状態で前記貫通孔に入れられた筒部と、前記筒部から前記第1の方向と交差する方向に張り出して、前記他面に重ねられた第1の張出部と、を有し、
    前記支持具は、前記一面と面して前記一面と接触したヘッド部と、前記雌ネジと結合した雄ネジを有し前記ヘッド部から前記第1の方向の反対方向に延びた軸部と、前記一面から離間して前記ヘッド部から前記第1の方向と交差する前記方向に張り出し、前記部位に前記第1の方向から接触した第2の張出部と、を有した、ヒートシンク。
  2. 前記接触部を有した前記アーム部は、前記部位を含み、前記一面と間隔を空けて前記被固定部から延びた第1の延部と、前記接触部を含み前記第1の延部に対して前記基板に向けて折り曲げられた第2の延部と、を有した、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記第2の延部は、前記第1の延部から前記一面に向かうように前記第1の延部に対して折り曲げられた板状の折曲板部を有し、
    前記接触部は、板状であり、前記折曲板部に対して前記一面に沿うように折り曲げられ、
    前記接触部における前記一面と接触した面の面積は、前記接触部の前記折曲板部とは反対側の先端面の面積よりも大きい、請求項2に記載のヒートシンク。
  4. 前記接触部は、前記被固定部から離間する方向に前記折曲板部から延びた、請求項3に記載のヒートシンク。
  5. 前記ベースから離間するにつれて互いに離間しそれぞれが前記接触部を有した二つの前記アーム部、を有した板バネ部材を備えた、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のヒートシンク。
  6. 前記ベースから離間するにつれて互いに離間する二つの前記アーム部を有した、二つの板バネ部材を備え、
    4つの前記アーム部のうち、前記第1の方向から見た場合に前記ベースを間にした少なくとも一対の前記アーム部のそれぞれが、前記接触部を有した、請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のヒートシンク。
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