JP2021150237A - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2021150237A
JP2021150237A JP2020051062A JP2020051062A JP2021150237A JP 2021150237 A JP2021150237 A JP 2021150237A JP 2020051062 A JP2020051062 A JP 2020051062A JP 2020051062 A JP2020051062 A JP 2020051062A JP 2021150237 A JP2021150237 A JP 2021150237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring duct
unit
main body
lighting fixture
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020051062A
Other languages
English (en)
Inventor
大介 石坂
daisuke Ishizaka
大介 石坂
禎治 鎌田
Sadaharu Kamata
禎治 鎌田
有輝 水谷
Yuki Mizutani
有輝 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2020051062A priority Critical patent/JP2021150237A/ja
Publication of JP2021150237A publication Critical patent/JP2021150237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

【課題】配線ダクトへの装着および無線操作の操作性がよい照明器具を提供する。【解決手段】照明器具20は、配線ダクト10に装着される照明器具である。照明器具20は、器具本体21、接続機構24、および無線ユニット26を備える。接続機構24は、配線ダクト10に電気的に接続される接続部54、および接続部54を配線ダクト10に係脱操作する操作部59を有し、操作部59が器具本体21の所定の方向に向けて設けられている。無線ユニット26は、操作部59と同じ器具本体21の所定の方向に向けて設けられ、無線通信をする。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、配線ダクトに装着される照明器具に関する。
従来、天井などに設置された配線ダクトの任意の位置に装着して使用する照明器具が知られている。この照明器具は、配線ダクトに電気的に接続する接続機構を備えている。
また、天井面に直付けするような照明器具では、遠隔での調光制御のために無線ユニットを備えることがある。
そして、配線ダクトに装着される照明器具では、配線ダクトが例えば壁面近傍に設置されるようなどのような状況であっても、配線ダクトへの装着の操作性がよいこと、無線ユニットを備える場合でも無線操作の操作性がよいことが望まれている。
特開2012−204140号公報
本発明は、配線ダクトへの装着および無線操作の操作性がよい照明器具を提供することを目的とする。
実施形態の照明器具は、配線ダクトに装着される照明器具である。照明器具は、器具本体、接続機構、および無線ユニットを備える。接続機構は、配線ダクトに電気的に接続される接続部、および接続部を配線ダクトに係脱操作する操作部を有し、操作部が器具本体の所定の方向に向けて設けられている。無線ユニットは、操作部と同じ器具本体の所定の方向に向けて設けられ、無線通信をする。
実施形態の照明器具によれば、配線ダクトへの装着および無線操作の操作性をよくすることが期待できる。
一実施形態を示す照明器具および配線ダクトの斜視図である。 同上照明器具を配線ダクトに装着した斜視図である。 同上照明器具を配線ダクトに装着した斜視図である。 同上照明器具を装着した配線ダクトの断面図である。 同上照明器具の取付機構の斜視図である。 同上照明器具の接続機構の斜視図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、10は配線ダクト(配線レール)である。この配線ダクト10は、レール状で長尺に設けられており、天井面などの設置面に設置され、長手方向の任意の位置に照明器具を機械的および電気的に接続して使用可能としている。
配線ダクト10は、ダクト本体11、このダクト本体11内の長手方向に交差する幅方向(短手方向)の両側に配設される一対の絶縁体12、およびこれら絶縁体12にそれぞれ取り付けられた一対の導体13を備えている。
ダクト本体11は、金属製で、略四角形の中空状に設けられている。ダクト本体11の下面中央には、開口部11aが長手方向に沿って設けられている。ダクト本体11の下部には開口部11aの両側に支持縁部11bが設けられている。ダクト本体11の下部一側には極性用突起11cが下方に向けて突設されている。
一対の絶縁体12は、導体13を支持し、ダクト本体11内で開口部11aの両側に配置されている。
一対の導体13は、金属板によって構成され、一対の絶縁体12によりダクト本体11内で開口部11aの両側に互いに対向して配置されている。そして、一対の導体13には、交流電源または直流電源などの所定の外部電源が通電される。
次に、図1ないし図4において、20は照明器具である。この照明器具20は、配線ダクト10の長手方向の任意の位置に機械的および電気的に接続されて使用される。照明器具20は、例えば、2フィート、4フィート、8フィートの長さとする長尺形照明器具である。照明器具20は、発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続するベースライトなどである。
照明器具20は、本体としての器具本体21、この器具本体21の下面に着脱可能に取り付けられる光源部としての光源ユニット(光源バー)22、器具本体21の長手方向の2箇所に設けられた取付機構23、器具本体21の長手方向の1箇所に設けられた接続機構24、器具本体21内に配置される電源ユニット25、および器具本体21に設けられた無線ユニット26などを備えている。本実施形態では、取付機構23が器具本体21の両端側の2箇所に設けられ、接続機構24が器具本体21の2箇所の取付機構23の間であって器具本体21の長手方向の略中央に設けられている。なお、以下、照明器具20の各構成について、照明器具20の長手方向に対して交差する方向を幅方向という。
器具本体21は、ベース28、およびこのベース28の長手方向の両端に配置される端板29を備えている。
ベース28は、金属板によって形成されており、天板部30、およびこの天板部30の幅方向の両側から下方へ向けて折曲された側板部31a,31bを有している。
天板部30には、短手方向の中央に、配線ダクト10の下面に当接される当接部33が上方に突出されている。当接部33は、器具本体21の長手方向に沿って設けられている。当接部33の短手方向の幅は、器具本体21の短手方向が配線ダクト10の短手方向に対してどちらの向きで装着する場合でも、配線ダクト10の極性用突起11cを避けて極性用突起11cに当たらない幅とされ、かつ、当接部33の突出高さは、配線ダクト10の極性用突起11cが天板部30に当たらない高さとされている。
なお、このような照明器具では、配線ダクト10に装着する方向が決まっているものが存在し、装着する方向が決まっている照明器具においては、反対向きに装着すると、器具本体21の上面が配線ダクト10のダクト本体11に設けられている極性用突起11cに当たって取り付けることができないようになっている。配線ダクト10に装着する方向が決まっていない照明器具においては、本実施形態の照明器具20のように、器具本体21の上面に、どの向きでも極性用突起11cを避けて極性用突起11cに当たらず配線ダクト10の下面に当接する当接部33を設けることで、配線ダクト10に対してどの向きでも取り付けることができる。このように構成することで、アルミニウムなどで構成された配線ダクト10の極性用突起11cを削ったり、切断することなく、反対向きに装着できるため作業性がよい。
当接部33の両端部近傍位置には、取付機構23が設けられており、取付機構23が挿通配置される挿通開口34が開口形成されている。当接部33の略中央位置には、接続機構24が設けられており、接続機構24が挿通配置される挿通開口35が開口形成されている。
両側の側板部31a,31bのうち、一側の側板部31aの長手方向の略中央位置には、接続機構24の操作用の操作用開口37が形成されている。操作用開口37は、器具本体21の長手方向に細長いスリット状に形成されている。
操作用開口37が設けられている一側の側板部31aには、長手方向の一端側近傍位置に、無線ユニット26が配置される配置用開口38が形成されている。配置用開口38は、側板部31aの高さ方向の上部側に形成されるとともに、天板部30の一部まで連通するように開口されている。
端板29は、ベース28の端部に取り付けられる。端板29は、ベース28の端部形状に対応した形状に形成されている。端板29には取付機構23の操作用の操作用開口(ボタン用開口)39が形成されている。
また、光源ユニット22は、光源モジュール41、この光源モジュール41を下面に配置する光源シャーシ42、光源モジュール41を覆って光源シャーシ42に取り付けられる透光カバー43、およびこの透光カバー43の両端に配置される端面カバー44を備えている。
光源モジュール41は、長尺な基板45、およびこの基板45の下面側に実装された複数の発光素子(半導体発光素子)46を備えている。発光素子46は例えば表面実装形LEDで、複数の発光素子46が基板45の長手方向に沿って1列または複数列に実装されている。なお、発光素子46は、LEDに限らず、有機ELなどの他の素子でもよい。
光源シャーシ42は、金属板によって長尺に構成され、下面に光源モジュール41が取り付けられる。
透光カバー43は、透光性および拡散性を有し、光源シャーシ42の幅方向の両側に係合して取り付けられる。透光カバー43は、長手方向に沿ってライン状に発光する発光領域となる。
端面カバー44は、透光カバー43の端部に取り付けられる。端面カバー44は、非透光性または透光性のいずれでよい。
そして、光源ユニット22は、器具本体21の下面に例えばばねを用いた図示しない着脱機構によって着脱可能に取り付けられる。
また、取付機構23は、器具本体21の両端部近傍位置に設けられ、配線ダクト10に対して器具本体21を着脱可能に取り付ける。
図4および図5に示すように、取付機構23は、配線ダクト10内に開口部11aから挿入される挿入部48、この挿入部48の幅方向の両側面から進退可能とする爪部49、これら爪部49を突出方向に付勢する図示しないばね、および爪部49をばねの付勢に抗して後退移動させる操作体50を備えている。
挿入部48は、器具本体21の長手方向に長い直方体形状に設けられている。挿入部48は、器具本体21の当接部33の挿通開口34を挿通して器具本体21の上方に突出された状態で器具本体21に取り付けられている。
爪部49は、上面側が先端部に向かって下降傾斜する傾斜面に設けられ、下面側が挿入部48の側面に対して略垂直となる係止面に設けられている。爪部49は、挿入部48の幅方向の両側面に設けられた爪用開口51を通じて、挿入部48の両側面から配線ダクト10の長手方向と交差する方向に進退し、配線ダクト10の支持縁部11b上に着脱可能に係止する。すなわち、各爪部49は、挿入部48の側面から突出して配線ダクト10の支持縁部11b上に係止する係止位置と、挿入部48内に後退して配線ダクト10の支持縁部11bとの係止を解除する係止解除位置との間で移動可能とする。また、挿入部48の一側面から進退する一側の爪部49と、挿入部48の他側面から進退する他側の爪部49とは、進退する方向(挿入部48の幅方向)において互いに重ならない位置に配置されている。すなわち、一側の爪部49と他側の爪部49とは、挿入部48の長手方向に位置をずらして配置されている。なお、一側の爪部49と他側の爪部49とは、挿入部48の長手方向に位置をずらさずに、対向するように配置されていてもよい。
操作体50は、挿入部48の下側で、器具本体21に対して長手方向にスライド可能に支持されている。操作体50は、端板29の操作用開口39から外部に突出する操作部52を有している。そして、操作部52を器具本体21内に押し込むように押動操作することにより、操作体50が長手方向に沿って移動し、例えば操作体50が有する傾斜部により各爪部49をばねの付勢に抗して挿入部48内に後退移動させることが可能となっている。また、操作部52の押動操作を解除すると、ばねの付勢によって各爪部49が挿入部48から突出するとともに操作体50がスライドする。
なお、図5には器具本体21の一端側の取付機構23を示したが、器具本体21の他端側の取付機構23も同じ構造が用いられ、向きを変えて器具本体21の他端側に取り付けられる。
なお、取付機構23は、このような構成に限らず、例えば一対の係止部が90°回動して配線ダクト10に着脱する回動式でもよい。また、取付機構23を配線ダクト10に対する係止を解除させる操作部は、器具本体21の一側面に設けてもよい。したがって、取付機構23は、配線ダクト10に機械的に着脱可能で、操作部により係止解除することができれば、どのような構成を用いてもよい。
また、図1および図6に示すように、接続機構24は、器具本体21の略中央位置に設けられ、配線ダクト10に対して少なくとも電気的に接続される。
接続機構24は、配線ダクト10に少なくとも電気的に接続される給電プラグである接続部54、およびこの接続部54を配線ダクト10に対して係脱させる操作体55を備えている。
接続部54は、器具本体21に対して、器具本体21の当接部33の挿通開口35を挿通して器具本体21の上方に突出された状態に支持されている。接続部54は、配線ダクト10に対しての接続位置(図6に示す位置)と、配線ダクト10に対しての接続解除位置(図6に示す接続位置から時計回り方向に90°回動した位置)との間で回動可能としている。
接続部54は、配線ダクト10の開口部11aの幅よりも小さい幅のプラグ部56、このプラグ部56の側面から突出する一対の係止部57および一対の端子58を有している。一対の係止部57は、プラグ部56から反対向きに突出され、幅は配線ダクト10の開口部11aの幅よりも小さくプラグ部56と同じ幅に設けられており、配線ダクト10の支持縁部11bに係脱可能とする。一対の端子58は、プラグ部56から反対向きで一対の係止部57と同じ方向に突出されており、配線ダクト10の一対の導体13に接続可能とする。本実施形態の接続部54は、一対の係止部57および一対の端子58を有していることにより、配線ダクト10に対して機械的および電気的に接続される。
操作体55は、レバー状に設けられ、接続部54に連結されて接続部54と一体に回動可能としている。操作体55は、器具本体21の操作用開口37から外部に突出配置される操作部59を有している。そして、操作部59を器具本体21の操作用開口37の長手方向に沿って移動するように回動操作することにより、接続部54が回動し、上述したように、配線ダクト10内の一対の導体13に対して接続部54の一対の端子58が係脱されるとともに、配線ダクト10の一対の支持縁部11bに対して接続部54の一対の係止部57が係脱される。
なお、器具本体21の上面から突出する取付機構23の挿入部48の高さは、器具本体21の上面から突出する接続部54の高さよりも高い関係にある。
なお、接続機構24は、このような構成に限らず、例えば、配線ダクト10に挿入される挿入部の両側面に一対の端子が進退可能に配置し、操作部の操作により一対の端子が配線ダクト10の一対の導体13に係脱するように構成してもよい。また、操作部が器具本体21の長手方向にスライドすることにより、一対の端子58が配線ダクト10の一対の導体13に係脱するように構成してもよい。したがって、接続機構24は、配線ダクト10に少なくとも電気的に接続可能で、操作部により係脱することができれば、どのような構成を用いてもよい。
また、電源ユニット25は、器具本体21内で、一端側の取付機構23と中央の接続機構24との間に配置されている。電源ユニット25は、器具本体21の天板部30の下面側にねじ止めなどにより取り付けられている。電源ユニット25は、外部電力を入力する一次側が接続機構24に対向するように配置され、光源モジュール41に点灯電力を出力する二次側が接続機構24に対して反対側に向けて配置されている。
電源ユニット25は、接続部54を通じて供給される外部電源の電力を、光源モジュール41の発光素子46を点灯させる所定の点灯電力に変換して光源モジュール41に供給する。例えば、電源ユニット25は、外部電源である交流電源から供給される交流電圧を整流する整流回路、この整流回路で整流された交流電圧を直流電圧に変換する昇圧チョッパ回路などの力率改善回路、この力率改善回路からの直流電圧を発光素子に供給する所定の直流電圧に変換する降圧チョッパ回路などの駆動回路、およびこれら力率改善回路や駆動回路を制御する制御部などを備えている。駆動回路は、スイッチング素子を有し、このスイッチング素子のスイッチング動作によって発光素子46に供給する電流を制御し、発光素子46を調光する。そして、制御部は、無線ユニット26から入力する調光信号などの制御信号に応じて、力率改善回路および駆動回路を制御し、発光素子46を調光する。
また、図1ないし図5に示すように、無線ユニット26は、器具本体21に対して、一端側の取付機構23と中央の接続機構24との間に電源ユニット25とともに配置されている。本実施形態では、無線ユニット26は、外部電源からの雑音の影響を低減するために、電源ユニット25の二次側である点灯電力出力側と一端側の取付機構23との間の位置に配置されている。
無線ユニット26は、器具本体21内に配置される本体部61、および器具本体21の一側の側板部31aに設けられた配置用開口38から外側に突出した位置に配置される無線通信部62を備えている。無線通信部62は、器具本体21の一側の側面部31aよりも側方に突出する光源ユニット22の透光カバー43の上方に所定の間隔をあけて対向するように配置されている。
無線ユニット26は、ケース63、およびこのケース63内に収容された制御基板64を備えている。
ケース63は、樹脂製で、長方形箱状に設けられている。ケース63は、上下に二分割された上側のケース部65と下側のケース部66とを組み合わせて構成されている。ケース63の本体部61の部分が、器具本体21の天板部25の下面側にねじ止めなどにより取り付けられている。ケース63の無線通信部62の部分の下面には、光照射方向である下方に向けて開口する受光角度制御孔である受光孔67が設けられている。なお、受光孔67は、光信号が通過する透光部材で閉塞されていてもよい。
制御基板64は、ケース63内で、本体部61から無線通信部62に亘って配置されている。制御基板64は、例えば赤外線などの光信号を受光する受光部68、所定の周波数の電波媒体による無線信号を送受信する送受信部69、無線ユニット26の動作を制御する制御部70、および設定事項や各種データを記憶する記憶部71などを備えている。受光部68および送受信部69は、無線通信部62に配置されている。受光部68は、ケース63に設けられた受光孔67に対向され、受光孔67から入射する光信号を受光する。受光部68は、光信号を受光する受光面の中心に垂直な仮想の受光中心軸を有し、この受光中心軸がケース63に設けられた受光孔67の中心を通過するように配置されている。受光部68は、光信号を受光可能とする範囲である受光角度(入射角度)が、受光孔67によって制御されている。
制御基板64は、電源ユニット25と電気的に接続されている。制御基板64は、電源ユニット25側から動作電力を入力し、電源ユニット25との間で相互に通信可能としている。
そして、無線ユニット26は、接続機構24の操作部59と同じ器具本体21の所定の方向に向けて設けられている。すなわち、無線ユニット26の無線通信部62と接続機構24の操作部59は、器具本体21の一側の側板部31aに設けられ、器具本体21の一側の同じ面に設けられている。また、無線ユニット26は、器具本体21の長手方向の端部側に配設されていることが好ましい。本実施形態の照明器具20は、配線ダクト10に沿って移動が可能であり、かつ極性用突起11cに当たらない構成であり、配線ダクト10に対してどの向きでも取り付けることができる。そのため、無線ユニット26を器具本21の長手方向の端部側に配設し、照明器具20の移動と、照明器具20の取付向きの変更とを組み合わせることで、無線ユニット26を配線ダクト10の任意の位置に配置されるように調整することが可能となる。なお、無線ユニット26の無線通信部62と接続機構24の操作部59は、同じ器具本体21の所定の方向に向けて設けられていれば、器具本体21の異なる面や、異なる部材の面に設けられていてもよい。
また、無線ユニット26は、設定内容を接続機構24の接続部54が配線ダクト10から電気的に外された状態でも保持するように構成されている。無線ユニット26は、設定内容を記憶部71に記憶して保持する。接続機構24の接続部54が配線ダクト10に電気的に接続されて給電されているときにコンデンサに電力を蓄えておき、接続機構24の接続部54が配線ダクト10から電気的に外された状態でコンデンサから電力を記憶部71に供給し、設定内容を保持してもよい。あるいは、記憶部71に、不揮発性メモリを用いてもよい。また、設定内容としては、例えば複数のシーンとシーン毎の調光度などが含まれる。
次に、このように構成された照明器具20の施工について説明する。
配線ダクト10は、予め天井などの設置面に設置する。
照明器具20を施工するにあたって、接続機構24の接続部54は図1に示す接続位置から時計回り方向に90°回動した接続解除位置に位置させる。仮に接続部54が図1に示す接続位置に位置している場合には、操作部59を器具本体21の長手方向に移動させて接続部54を回動させ、接続部54を接続解除位置に位置させる。
施工作業する作業者は、照明器具20の長手方向の2箇所を両手で支えながら、照明器具20の両端に配置された取付機構23の挿入部48の上部側を配線ダクト10の開口部11aに嵌合挿入し、照明器具20を配線ダクト10に押し上げる。
このとき、器具本体21の上面から突出する取付機構23の挿入部48の高さが接続機構24の接続部54の高さよりも高い関係にあるため、器具本体21の両端に配置された取付機構23の挿入部48の上部側を配線ダクト10の開口部11aに嵌合挿入することにより、器具本体21の中央に配置された接続機構24の接続部54が配線ダクト10の開口部11aに対して位置決めされ、照明器具20の押し上げに伴って接続機構24の接続部54が配線ダクト10の開口部11aに自動的に挿入される。
照明器具20を配線ダクト10に押し上げることにより、取付機構23の挿入部48の両側面から突出する一対の爪部49の上面の傾斜面が配線ダクト10の両側の支持縁部11bに当接し、ばねの付勢に抗して一対の爪部49が挿入部48内に後退する。
一対の爪部49が配線ダクト10の両側の支持縁部11bの上方に押し上げられると、ばねの付勢によって一対の爪部49が挿入部48の側面から突出し、配線ダクト10の両側の支持縁部11b上に係止される。
器具本体21の両端の取付機構23が配線ダクト10に係止されれば、照明器具20は配線ダクト10に支持され、作業者が照明器具20から手を離しても落下することがない。器具本体21の両端の取付機構23が配線ダクト10に係止されているが、接続機構24はまだ接続していない状態では、照明器具20を配線ダクト10の長手方向に沿って移動させることが可能で、照明器具20の取付位置を調整することができる。
そして、器具本体21の側面に位置する接続機構24の操作部59を器具本体21の長手方向に移動させ、接続部54を接続解除位置から接続位置に回動させる。
接続部54を接続位置に回動させることにより、一対の係止部57が配線ダクト10の両側の支持縁部11bと絶縁体12との間に係合して固定されるとともに、一対の端子58が配線ダクト10の両側の導体13に接触して電気的に接続される。係止部57の厚みは支持縁部11bと絶縁体12との間の間隔と略同じで、係止部57の高さ方向の遊びがなくなるため、照明器具20は、配線ダクト10に機械的に固定され、配線ダクト10の長手方向に沿っても動かすこともできなくなる。
このようにして照明器具20の施工が完了し、1人の作業者でも容易に施工することができる。
この照明器具20の施工時において、配線ダクト10が壁際に設置されている場合や、天井などの設置面から突出する例えば梁などの突出物の近く、あるいは展示物などの障害物の近くに設置されている場合、接続機構24の操作部59と無線ユニット26の無線通信部62が配置されている器具本体21の一側の側板部31aを、壁や突出物や障害物などに対して反対側に向けて配線ダクト10に装着する。これは、照明器具20が配線ダクト10に対してどの向きでも装着することが可能となっているために可能となっている。このように施工することにより、接続機構24の接続部54を配線ダクト10に電気的に接続するために接続機構24の操作部59を操作する際、壁や突出物や障害物が操作の邪魔にならず、操作しやすくできる。
また、複数の照明器具20を長手方向に連続して配線ダクト10に配設することができる。この場合、複数の照明器具20を長手方向に隣り合って配設する際に、隣接する照明器具20に操作部52が押されて取付機構23の爪部49が配線ダクト10から外れることを防ぐために、操作部52は照明器具20の端面から突出しない構造となっている。しかも、この構造だと、光の照射方向から操作部52が見えないため、意匠性がよい。
また、接続機構24の接続部54を配線ダクト10に電気的に接続することにより、外部電源の電力が配線ダクト10から電源ユニット25に供給される。さらに、この電源ユニット25から無線ユニット26に動作電力が供給され、無線ユニット26が動作する。
また、照明器具20を施工した後、リモコンなどの送信部により照明器具20の設定を行うことができる。送信部は、照明器具20の設定や調光制御するために、照明器具20の無線ユニット26の受光部68で受光可能な光信号を出力する。
設定しようとする照明器具20の下方から、送信部の光信号出力部を照明器具20の一側の側板部31aから突出する無線ユニット26の無線通信部62に向け、送信部を操作して設定事項に応じた光信号を出力する。
このとき、配線ダクト10に装着された照明器具20が壁際に設置されている場合や、天井などの設置面から突出する例えば梁などの突出物の近く、あるいは展示物などの障害物の近くに設置されている場合でも、無線ユニット26の無線通信部62は、接続機構24の操作部59と同じ器具本体21の所定の方向に向けて設けられており、すなわち、接続機構24の操作部59と同じ器具本体21の一側の側板部31aに設けられているため、壁や突出物や障害物が送信部の無線操作の邪魔にならず、無線操作を良好に行うことができる。
そして、送信部からの光信号は、無線ユニット26の受光孔67に直接入射し、あるいは透光カバー43を透過して入射する。無線ユニット26は、受光孔67を通じて入射する光信号を受光部57が受光し、設定事項を取得して記憶部71に記憶する。設定では、例えば、照明器具10の個別の識別番号や、一括して調光制御するためのグループ番号などを設定してもよく、さらに、シーン毎の調光度などを設定してもよい。なお、複数の照明器具20が施工された場合には、照明器具20を1台ずつ個別に設定する。また、無線ユニット26への光信号の入射を阻害しないため、受光孔67の鉛直方向に透光カバーが重ならない形態としてもよい。その場合は、無線ユニット26のケース63は透光カバー43よりも突出していてもよい。
また、照明器具20の使用時には、例えばタブレットなどの端末や調光制御装置などの送信部から電波媒体による無線信号を送信し、制御してもよい。送信する無線信号には、制御しようとする照明器具20の識別番号、グループ番号、シーンや調光信号などが含まれる。
照明器具20は、無線ユニット26の送受信部69で無線信号を受信する。無線信号を受信した無線ユニット26は、該当する識別番号やグループ番号のシーンや調光信号を受け付け、このシーンや調光信号に応じた制御信号を電源ユニット25に送り、電源ユニット25によって光源ユニット22を調光制御する。また、無線ユニット26は、受信した無線信号を送受信部69によって他の照明器具20に対して送信し、無線信号を中継することも可能とする。
電源ユニット25からシーンや調光信号に応じた点灯電力が光源モジュール41に供給され、光源モジュール41の発光素子46が点灯し、光が透光カバー43を通じて照明空間に照射される。
また、例えばレイアウト変更などにより、照明器具20の位置を変更するために、照明器具20を配線ダクト10から取り外す場合には、作業者は、まず、接続機構24の操作部59を器具本体21の長手方向に移動させ、接続部54を接続解除位置に回動させる。
接続部54を接続解除位置に回動させることにより、一対の係止部57が配線ダクト10の両側の支持縁部11b上から外れて開口部11a上に位置するとともに、一対の端子58が配線ダクト10の両側の導体13から外れて開口部11a上に位置する。
続いて、作業者は、照明器具20を支えながら、取付機構23の操作部52を照明器具20の長手方向から押動操作し、取付機構23の挿入部48の両側面から突出する一対の爪部49をばねに抗して挿入部48内に後退させ、一対の爪部49を配線ダクト10の両側の支持縁部11b上から外す。
照明器具20を一対の爪部49が配線ダクト10の両側の支持縁部11bよりも下降させた後、操作部52の操作を解除する。
このように照明器具20を配線ダクト10から外すと、無線ユニット26への動作電力が遮断されるが、その遮断状態でも、無線ユニット26は設定内容を保持するように構成されているため、照明器具20を配線ダクト10の別の位置や別の場所の配線ダクト10に移し、その配線ダクト10に電気的に接続すれば、改めて設定することなく使用することができる。
なお、照明器具20を別の場所に設置して前の設定とは異なる設定で使用する場合には、設定内容をリセットするようにしてもよい。この場合、無線ユニット26の無線通信部62にリセットボタンなどを設けてもよい。
そして、このように構成された本実施形態の照明器具20は、接続機構24の操作部59と無線ユニット26の無線通信部62が器具本体21の同じ方向に向けて設けられているため、配線ダクト10が例えば壁際や設置面からの突出物の近く、あるいは展示物などの障害物の近くに設置されている場合でも、接続機構24の操作部59と無線ユニット26の無線通信部62を壁や突出部や障害物に対して反対側に向けることにより、配線ダクト10への装着および無線操作の操作性を良好にできる。
また、無線ユニット26は、設定内容を接続機構24の接続部54が配線ダクト10から電気的に外された状態でも保持するため、照明器具20のレイアウト変更をした場合でも、改めて設定することなく使用することができ、利便性を向上できる。
なお、照明器具20の無線ユニット26は、接続機構24の接続部54が配線ダクト10に電気的に接続された際に配線ダクト10側と通信して設定内容を自動的に取得するようにしてもよい。この場合、無線ユニット26側と配線ダクト10の給電経路に接続された通信部との間で電力線通信すればよい。
なお、取付機構23は、器具本体21の両端近傍位置に限らず、器具本体21の両端部よりも中央側に寄せて配置してもよい。また、取付機構23は、器具本体21の長手方向の3箇所以上に設けてもよい。
さらに、接続機構24は、器具本体21の中央位置に限らず、器具本体21の中央から一端側にずれた位置でもよく、取付機構23よりも器具本体21の端部側に配置してもよい。
また、照明器具20は、電源ユニットを備えなくてもよい。この場合、電源ユニットは別置きとし、この電源ユニットから配線ダクト10の導体13に点灯電源を供給するようにしてもよい。
また、取付機構23は、操作体50を備えていなくてもよい。この場合、配線ダクト10に取り付けるときの爪構造の動きは上記実施形態と同様とし、配線ダクト10から取り外すときには、照明器具20の重さでは解除されないが、照明器具20の重さ以上の力で取り外し動作を行ったときに始めて爪構造が配線ダクト10から外れて取り外すことができるように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 配線ダクト
20 照明器具
21 器具本体
24 接続機構
26 無線ユニット
54 接続部
59 操作部

Claims (4)

  1. 配線ダクトに装着される照明器具であって、
    器具本体と;
    前記配線ダクトに電気的に接続される接続部、およびこの接続部を前記配線ダクトに係脱操作する操作部を有し、前記操作部が前記器具本体の所定の方向に向けて設けられている接続機構と;
    前記操作部と同じ前記器具本体の所定の方向に向けて設けられ、無線通信をする無線ユニットと;
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記器具本体は、長尺状に設けられ、前記器具本体の長手方向が前記配線ダクトの長手方向に沿って装着されるとともに、前記器具本体の短手方向が前記配線ダクトの短手方向に対してどちらの向きでも装着可能とし、
    前記無線ユニットは、前記器具本体の長手方向の端部側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記器具本体の上面には、上方に突出する当接部が設けられており、
    前記当接部が前記配線ダクトに当接するように前記器具本体を前記配線ダクトに装着することで、前記器具本体の短手方向が前記配線ダクトの短手方向に対してどちらの向きでも装着可能とする
    ことを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記無線ユニットは、設定内容を前記接続部が前記配線ダクトから電気的に外された状態でも保持する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の照明器具。
JP2020051062A 2020-03-23 2020-03-23 照明器具 Pending JP2021150237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020051062A JP2021150237A (ja) 2020-03-23 2020-03-23 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020051062A JP2021150237A (ja) 2020-03-23 2020-03-23 照明器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021150237A true JP2021150237A (ja) 2021-09-27

Family

ID=77849340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020051062A Pending JP2021150237A (ja) 2020-03-23 2020-03-23 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021150237A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302740A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Unity:Kk 照明器具
JP2007035420A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 照明制御システム
JP2019145284A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302740A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Unity:Kk 照明器具
JP2007035420A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 照明制御システム
JP2019145284A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9046232B2 (en) Lighting system with light-emitting diode(s)
CN101521806B (zh) 模块式监视摄像系统
US9565782B2 (en) Field replaceable power supply cartridge
US8967831B2 (en) LED bulb, lamp holder, or adaptor including a module that extends beyond a shade, cover, or other light blocking element to permit signal or light transmission to or from the module
KR101508355B1 (ko) 조명장치
US10753554B2 (en) Slide model design for changeable shape led panel light
US20150070892A1 (en) Lighting system and a lighting device and base member
JP7070602B2 (ja) 光源ユニット
WO1998003817A1 (fr) Corps de lampe, socle de fixation de corps de lampe et dispositif d'eclairage encastre
EP2634475A1 (en) Luminaire
JP2021150237A (ja) 照明器具
JP5123840B2 (ja) ダクト式照明器具
US20190104592A1 (en) Illumination device and attachment member
JP6794615B2 (ja) 非常灯組み込み形照明器具
US10436398B2 (en) Overhead multi-functional fixture
JP2020119673A (ja) 取付機構および配線ダクト取付物
JP2021150238A (ja) 照明器具
JP2016058171A (ja) Led照明器具
JP6995115B2 (ja) 照明装置及び照明パネル
US20100118556A1 (en) Exterior Lighting System
JP2020119672A (ja) 照明器具および照明器具の取付方法
JP6665995B2 (ja) 調整可能な発光回路基板を有するスイッチキャビネット用ライト
JP6786038B2 (ja) 面発光システム
JP2020161246A (ja) 照明器具
JP7280555B2 (ja) 照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230531

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231129