JP2021149505A - 情報処理システムおよび情報提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】投資に関する情報を公開する公開者となり得る者ができるだけ限定されないようにし、かつ、信頼性の高い情報によって公開者を評価できるようにする。【解決手段】情報処理サーバ1は、時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の投資対象の指定と、各投資対象についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付ける受付部11と、指定された投資対象の現実世界における価値の変動を反映して疑似取引を評価し、評価結果を導出する評価部12と、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の疑似取引の評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供する提供部13とを備え、公開者が自己の資金を投じて行った投資の結果提供するのではなく、実際の投資対象の価値の変動を反映して疑似的な取引を評価した情報を提供するようにしている。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理システムおよび情報提供方法に関し、特に、投資に関する情報を提供する情報処理システムおよび情報提供方法に用いて好適なものである。
従来、投資に関する情報を提供する様々なシステムが存在する。典型的なものでは、株価や為替などの各種投資対象の動向をリアルタイムで提供したり、株取引、その他の投資に影響を与え得る経済情報を提供したりするシステムが存在する。また、特許文献1には、公開者(公開ユーザ)が実際に行った取引の結果(運用成績)を閲覧者(参照ユーザ)が閲覧可能に公開するシステムが記載されている。この特許文献1のシステムによれば、閲覧者は、公開者を、経歴や所属といった客観的な情報ではなく、実際に公開者が行った投資活動の結果という信頼性の高い情報に基づいて評価することができる。
しかしながら、特許文献1のシステムは、公開者による実際の投資活動の結果を公開するものであるため、投資に関する情報を公開する公開者となり得る者が、相当の資金があり投資を実際にできる環境にある者(例えば、証券会社に口座を開設している者)に限定されるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、投資に関する情報を公開する公開者となり得る者ができるだけ限定されないようにし、かつ、信頼性の高い情報によって公開者を評価できるようにする。
上記した課題を解決するために、本発明は、時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の投資対象の指定と、各投資対象についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付け、指定された投資対象の現実世界における価値の変動を反映して疑似取引を評価し、評価結果を導出し、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の疑似取引の評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、投資に関して提供される情報は、公開者が自己の資金を投じて行った投資の結果でなく、公開者が投資対象および取引方法を指定することによって行った疑似取引の評価結果であり、公開者が「相当の資金があり投資を実際にできる環境にある者」に限定されない。また、提供される情報は、公開者の疑似的な投資を実際の投資対象の価値の変動を反映して評価したものであり、その点で公開者の経歴や所属といった客観的な情報と比較して信頼性が高いと言える。従って、本発明によれば、信頼性の高い情報によって公開者を評価することができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理サーバ1の機能構成例を示すブロック図と共に、情報処理サーバ1を含んで構成される情報提供システム2の構成例を示す図である。情報処理サーバ1は、特許請求の範囲の「情報処理システム」に相当する。図1で示すように、情報提供システム2は、情報処理サーバ1の他、公開者端末3および閲覧者端末4を含んで構成される。
公開者端末3は、公開者(後述)が使用する端末であり、閲覧者端末4は、閲覧者(後述)が使用する端末である。公開者端末3および閲覧者端末4は共に、ブラウザが搭載されたコンピュータであればよく、例えば、いわゆるスマートフォンや、電話機能を有さないタブレット端末、ノート型PC、デスクトップ型PCを公開者端末3や閲覧者端末4として機能させることができる。本実施形態では、公開者端末3と閲覧者端末4とを区別しているが、これは説明の便宜上のことであり、公開者が閲覧者となる(従って、公開者端末3が閲覧者端末4となる)こともでき、閲覧者が公開者となる(従って、閲覧者端末4が公開者端末3となる)こともできる。
図1で示すように、情報処理サーバ1は、機能構成として、通信部10、受付部11、評価部12および提供部13を備えている。上記各機能ブロック10〜13は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック10〜13は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリー等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。通信部10は、ネットワークNと接続する装置と、所定の通信プロトコルに従って通信する。また、情報処理サーバ1は、記憶手段として、記憶部15を備えている。記憶部15が記憶するデータの内容については後述する。以下、情報処理サーバ1の処理について、複数のシーンに分けて説明する。
<疑似取引登録シーン>
まず、疑似取引登録シーンについて説明する。ここで、公開者に関しては、事前に会員登録が行われる。会員登録は、会員登録をしようとする者に対して専用のユーザインタフェイスが提供され、必要な各種情報が入力されることによって行われる。記憶部15に記憶された公開者データベース16には、会員登録が完了した公開者毎にレコードが生成される。図2(A)は、公開者データベース16の1件のレコードの内容の一部の一例を示す図である。図2(A)で示すように、公開者データベース16の1件のレコードは、少なくとも、公開者のそれぞれに一意に付与された識別情報である公開者IDが格納される公開者IDフィールドと、公開者のニックネームが格納される公開者ニックネームフィールドと、公開者のプロフィールが格納される公開者プロフィールフィールドと、総合評価値が格納される総合評価値フィールドとを備えている。総合評価値については後述する。
まず、疑似取引登録シーンについて説明する。ここで、公開者に関しては、事前に会員登録が行われる。会員登録は、会員登録をしようとする者に対して専用のユーザインタフェイスが提供され、必要な各種情報が入力されることによって行われる。記憶部15に記憶された公開者データベース16には、会員登録が完了した公開者毎にレコードが生成される。図2(A)は、公開者データベース16の1件のレコードの内容の一部の一例を示す図である。図2(A)で示すように、公開者データベース16の1件のレコードは、少なくとも、公開者のそれぞれに一意に付与された識別情報である公開者IDが格納される公開者IDフィールドと、公開者のニックネームが格納される公開者ニックネームフィールドと、公開者のプロフィールが格納される公開者プロフィールフィールドと、総合評価値が格納される総合評価値フィールドとを備えている。総合評価値については後述する。
疑似取引登録シーンにおいて、公開者は、公開者端末3のブラウザを立ち上げ、情報処理サーバ1の第1のURLにアクセスさせる。アクセスに際し、本人認証は適切に実行される。受付部11は、第1のURLへのアクセスがあると、疑似取引入力ウェブページ20を表示させる描画ファイル(HTMLファイル等)を生成し、応答する。公開者端末3のブラウザは、描画ファイルに基づいて、疑似取引入力ウェブページ20を表示部に表示する。以下の説明では、受付部11(或いは後述する提供部13)が描画ファイルをブラウザに応答して所定のウェブページを表示させることを、単に「受付部11がブラウザにウェブページを表示させる」のように表現する場合がある。
図3は、疑似取引入力ウェブページ20の一例を示す図である。疑似取引入力ウェブページ20は、公開者が疑似取引を登録するにあたって、必要な情報を入力するためのウェブページである。後に明らかとなる通り、公開者は、疑似取引入力ウェブページ20を用いて一度に複数の疑似取引をまとめて登録することができる。そして、疑似取引入力ウェブページ20を用いて一度に登録された1つ以上の疑似取引は、まとめて評価対象となる。以下、疑似取引入力ウェブページ20を用いて一度に登録される1つ以上の疑似取引の組み合わせを「疑似取引セット」という。
本実施形態では、疑似取引の種類として2つ用意されている。1つ目は、仮想通貨買い取引である。仮想通貨買い取引とは、指定した種類の仮想通貨を、その時点の時価(以下「購入価額」という)で、指定した取引量(以下「購入量」という)だけ買う取引である。仮想通貨買い取引は、仮想通貨を購入するための実際の資金や、取引を行うための実際のウォレット、口座等を必要としない疑似的な取引である。なお、本実施形態において、「時価」は、仮想通貨の単位量分の価値を所定の法定通貨(例えば、日本円や米国ドル)の価額で換算した値とする。仮想通貨買い取引は、取引開始後のある時点において、その時点における仮想通貨の時価が購入価額を上回っていれば、その時点において差額に対応する利益(疑似的な利益)が発生しているものとされる。逆に、仮想通貨の時価が購入価額を下回っていれば、損失(疑似的な損失)が発生しているものとされる。
2つ目は、仮想通貨売り取引である。仮想通貨売り取引とは、指定した種類の仮想通貨を、その時点の時価(以下「売却価額」という)で、指定した取引量(以下「売却量」という)だけ売る取引であり、いわゆる空売りを模した取引である。仮想通貨売り取引は、仮想通貨買い取引と同様、実際の証拠金等を必要としない疑似的な取引である。仮想通貨売り取引は、取引開始後のある時点において、その時点における仮想通貨の時価が売却価額を下回っていれば、その時点において差額に対応する利益(疑似的な利益)が発生しているものとされる。逆に、仮想通貨の時価が売却価額を上回っていれば、損失(疑似的な損失)が発生しているものとされる。
以下、購入価額および売却価額を総称して「取引価額」といい、購入量および売却量を総称して「取引量」という。
図3で示すように、疑似取引入力ウェブページ20の上部には、取引タイトルを入力するタイトル入力欄22が設けられている。取引タイトルとは、疑似取引セットを端的に表す題名であり、公開者は、登録しようとしている疑似取引セットの内容を踏まえて取引タイトルを自身で考え、タイトル入力欄22に入力する。
疑似取引入力ウェブページ20において、タイトル入力欄22の下方には、取引個別入力エリア23が設けられている。取引個別入力エリア23は、1つの疑似取引に関する情報を入力し、当該1つの疑似取引を疑似取引セットに追加するためのエリアである。図3で示すように、取引個別入力エリア23の左部には、取引種類入力欄24が設けられている。取引種類入力欄24は、取引の種類(仮想通貨買い取引または仮想通貨売り取引)を択一的に選択する欄である。
取引個別入力エリア23において、取引種類入力欄24の右方には、通貨種類入力欄25が設けられている。通貨種類入力欄25は、複数の選択可能な仮想通貨の種類が項目として記述されたプルダウンメニューから、任意の1つの仮想通貨の種類を選択し、入力する欄である。取引個別入力エリア23において、通貨種類入力欄25の右方には、時価表示欄26が設けられている。時価表示欄26は、通貨種類入力欄25に入力された種類の仮想通貨の現時点の時価が表示される。なお、描画ファイルに組み込まれたスクリプトの機能により通貨種類入力欄25に入力された仮想通貨の種類が受付部11に通知され、受付部11は、通貨種類入力欄25に入力された仮想通貨の種類に応じて適宜、時価表示欄26の内容を書き換える。受付部11は、全ての種類の仮想通貨について、所定のサーバにアクセスして、時価を取得する機能を有する。
取引個別入力エリア23において、時価表示欄26の右方には、取引量入力欄27が設けられている。取引量入力欄27は、取引量(購入量または売却量)を入力する欄である。取引個別入力エリア23において、取引量入力欄27の右方には、追加ボタン28が設けられている。追加ボタン28は、取引個別入力エリア23の各欄に入力された情報が示す疑似取引を、疑似取引セットに追加する際に選択されるボタンである。追加ボタン28が選択されると、疑似取引が疑似取引セットに追加されると共に、取引個別入力エリア23の各欄がデフォルトの状態となる。取引個別入力エリア23の各欄がデフォルトの状態となると、取引個別入力エリア23を利用して更に別の疑似取引を疑似取引セットに追加可能な状態となる。つまり、公開者は、取引個別入力エリア23を利用して、2つ以上の疑似取引を疑似取引セットに追加することができる。本実施形態では、仮想通貨が特許請求の範囲の「投資対象」に相当し、取引の種類と取引価額と取引量との組み合わせが「取引方法」に相当する。
公開者は、基本的には、リスクを考慮しつつ、評価値(後述)ができるだけ大きくなるように、1つの疑似取引、または、1つ以上の疑似取引の組み合わせにより疑似取引セットを組成する。ただし、上述したように、疑似取引は、実際の資金や、取引のための環境を必要としない疑似的な取引であり、公開者は、評価値の最大化以外の目的をもって比較的気軽に疑似取引セットを組成できる。例えば、公開者は、一獲千金を狙ったチャレンジ的な疑似取引セットを組成することもできるし、また、今後の経済状況を予測し、その予測の正しさを証明する目的で疑似取引セットを組成することもできる。
以下、1つの疑似取引について、取引価額に取引量を乗じた値を特に「初期評価額」という。
疑似取引入力ウェブページ20において、取引個別入力エリア23の下方には、疑似取引セット内容表示欄30が設けられている。疑似取引セット内容表示欄30は、取引個別入力エリア23を利用して疑似取引セットに追加された疑似取引のそれぞれについて、その内容が表示される欄である。図3で示すように、疑似取引セット内容表示欄30には、疑似取引毎にラインが形成され、各ラインに、対応する疑似取引についての取引の種類、通貨の種類、取引量、時価および評価額が表示される。時価は、受付部11により適宜、書き換えられる。評価額は、時価に取引量を乗じた値である。図3の例では、2つの疑似取引の内容が疑似取引セット内容表示欄30に表示されている。
公開者は、疑似取引セット内容表示欄30の内容を参照することにより、現時点で疑似取引セットに含まれている疑似取引のそれぞれの内容について確認することができる。また、各ラインには、疑似取引セットから、対応する疑似取引を削除する削除ボタン31が設けられており、公開者は、削除ボタン31を選択することにより、対応する疑似取引をピンポイントで疑似取引セットから削除することが可能である。
疑似取引入力ウェブページ20において、疑似取引セット内容表示欄30の下方には、期間入力欄32が形成されている。期間入力欄32は、評価期間を選択し、入力する欄である。評価期間とは、公開者が登録した疑似取引セットについて、後述する評価値が導出される期間である。本実施形態では、「1日」、「1週間」、「1ヶ月」または「自由設定期間」の何れかから評価期間を選択可能である。自由設定期間とは、ユーザが自由に設定する期間である。例えば、評価期間として「1日」が設定されると、疑似取引セットが登録されてから「1日」分の期間(=24時間)、後述する手段で評価値が継続して導出されることになる。
疑似取引入力ウェブページ20において、期間入力欄32の下方には、コメント入力欄33が設けられている。公開者は、コメント入力欄33にコメントとして、疑似取引セットを入力内容とした理由や、根拠を入力する。例えば、疑似取引セットに、種類Aの仮想通貨についての仮想通貨買い取引が含まれているとして、公開者は、なぜ種類Aの仮想通貨を対象としたのか(例えば、種類Aの仮想通貨の最近の動向や、種類Aの仮想通貨の価額に影響を与える外的要因の有無等)、なぜ種類Aの仮想通貨についての仮想通貨売り取引ではなく仮想通貨買い取引としたのか等をコメントとして入力する。また、疑似取引セットに複数の疑似取引が含まれている場合において、公開者は、疑似取引をなぜそのような組み合わせとしたのか等をコメントとして入力する。
確定ボタン34は、疑似取引入力ウェブページ20への入力を確定し、疑似取引セットの登録を指示するためのボタンである。公開者は、タイトル入力欄22への取引タイトルの入力、および、コメント入力欄33へのコメントの入力が完了し、疑似取引セットの内容に問題がなければ確定ボタン34を選択する。確定ボタン34が選択されると、描画ファイルのスクリプトの機能により、疑似取引入力ウェブページ20に入力された情報およびこれに付随する情報(以下「入力情報」という)が受付部11に送信される。受付部11は、入力情報を受信すると、入力情報に基づいて、記憶部15に記憶された進行中疑似取引データベース35に1件のレコードを生成する。
図2(B)は、進行中疑似取引データベース35の1件のレコードの内容の一部の一例を示す図である。図2(B)で示すように、進行中疑似取引データベース35の1件のレコードは、疑似取引セット毎に一意に付与された情報である疑似取引セットIDが格納される疑似取引セットIDフィールドと、公開者IDが格納される公開者IDフィールドと、疑似取引内容情報が格納される疑似取引内容フィールドと、取引タイトルが格納される取引タイトルフィールドと、コメントが格納されるコメントフィールドと、評価値推移情報が格納される評価推移フィールドとを備えている。
疑似取引内容情報とは、疑似取引セットに含まれる疑似取引のそれぞれ(=疑似取引入力ウェブページ20に公開者が入力した疑似取引のそれぞれ)について、その内容が記述された情報である。1つの疑似取引の内容には少なくとも、取引の種類、仮想通貨の種類、評価期間、取引価額および取引量を示す情報が含まれている。なお、評価期間を示す情報は、評価期間の開始タイミングの日時(以下「評価期間開始日時」という)、および、評価期間の終了タイミングの日時(以下「評価期間終了日時」という)を示す情報を少なくとも含んでいる。受付部11は、現時点の日時(=評価期間開始日時)と評価期間の長さとに基づいて、評価期間終了日時を計算する。また、疑似取引セットに含まれる疑似取引のそれぞれについて、取引価額は、その時点の対応する種類の仮想通貨の時価とされる。つまり、疑似取引について、疑似取引(疑似取引セット)が登録されたときの対応する種類の仮想通貨の時価が「取引価額」である。評価値推移フィールドはヌル値とされる。
進行中疑似取引データベース35への1件のレコードの生成により、疑似取引セットの登録が完了する。以下、進行中疑似取引データベース35の1件のレコードが示す1つの疑似取引セットのことを「進行中疑似取引セット」という。後に明らかとなる通り、進行中疑似取引セットは、評価期間が満了していない疑似取引セットである。
なお、本実施形態において、疑似取引における投資対象は、仮想通貨のみであるが、これは説明の単純化を目的としてこのようにしたものであり、疑似取引における投資対象に、他の対象を含めてもよいことは勿論である。例えば、疑似取引における投資対象に、株式や、投資信託、債券、為替等が含まれていてもよい。また、疑似取引の種類も説明の便宜のために単純化したものであり、投資対象に応じた様々な疑似取引の種類を含めることができる。例えば、株式、仮想通貨その他の投資資産についてのオプション取引や、株式、仮想通貨その他の投資資産についての信用取引、為替について為替取引(外国為替証拠金取引を含む)等の他の種類の取引が含まれていてもよい。
また、イベントが開催され、イベント毎に疑似取引(或いは疑似取引セット)に様々な制限が加えられる構成でもよい。イベントにおいて課される制限は、例えば、特定の仮想通貨(特定の複数の仮想通貨であってもよい)のみを投資対象とできるといった制限や、逆にN種類以上の仮想通貨を対象としなければならないといった制限、評価期間を1週間としなければならないといった制限である。
<疑似取引評価シーン>
次に、疑似取引評価シーンについて説明する。疑似取引評価シーンにおいて、評価部12は、10分毎に評価処理を実行する。評価処理は、簡単に言うと、進行中疑似取引セット毎に、その時点の評価値を導出する処理である。以下、評価処理について詳述する。
次に、疑似取引評価シーンについて説明する。疑似取引評価シーンにおいて、評価部12は、10分毎に評価処理を実行する。評価処理は、簡単に言うと、進行中疑似取引セット毎に、その時点の評価値を導出する処理である。以下、評価処理について詳述する。
評価処理において、まず、評価部12は、仮想通貨の種類毎に現時点の時価を「基準仮想通貨価額」として取得する。仮想通貨の種類毎に基準仮想通貨価額を取得した後、評価部12は、進行中疑似取引データベース35の各レコードを対象として、評価値導出処理を実行する。以下、処理対象とするレコードを処理対象レコードといい、処理対象レコードを対象として行われる評価値導出処理について説明する。
評価値導出処理において、まず、評価部12は、処理対象レコードの疑似取引内容情報を取得する。次いで、評価部12は、疑似取引内容情報に基づいて、評価値を導出する。評価値は、「疑似取引セットに含まれる個々の疑似取引の初期評価額(=「取引価額×取引量」)の総和」に対する「疑似取引セットに含まれる個々の疑似取引の損益の額の総和」の割合(ただし、百分率(%)により表される割合)とされる。損益の額は、利益についてはプラスの値により表され、損失についてはマイナスの値により表される。「疑似取引セットに含まれる個々の疑似取引の損益の額の総和」は、疑似取引セットに要した投資額と言い換えることもできる。また、疑似取引の損益の額は、仮想通貨買い取引については、「(基準仮想通貨価額−購入価額)×購入量」により算出される。従って、仮想通貨買い取引については、「基準仮想通貨価額>購入価額」のときは損益の額はプラスであり、大小が逆のときは損益の額はマイナスである。一方、仮想通貨売り取引については、「(売却価額−基準仮想通貨価額)×売却量」により算出される。従って、仮想通貨売り取引については、「売却価額>基準仮想通貨価額」のときは損益の額はプラスであり、大小が逆のときは損益の額はマイナスである。
評価値は、利益率に準じた指標値である。評価値は、特許請求の範囲の「評価結果」に相当する。また、評価値は、指定された投資対象(仮想通貨)の現実世界における価値の変動を反映して疑似取引(疑似取引セット)を評価した指標値であり、指定された投資対象の現実世界における価値の変動に基づいて時間の経過に応じて変動する。
評価部12は、処理対象レコードに対応する疑似取引セットについて評価値を導出した後、処理対象レコードの評価値推移情報を以下の態様で更新する。すなわち、評価部12は、評価値推移情報に、評価処理の開始タイミング(=評価値が導出されたタイミング)の日時を示す情報と、導出した評価値との組み合わせを付加する。図2(C)は、評価値推移情報の内容の一例を模式的に示す図である。評価部12により、進行中疑似取引データベース35の各レコードの評価値推移情報について、評価処理が行われる度に、評価処理の開始タイミングの日時を示す情報と、評価値との組み合わせが付加されるため、各レコードの評価値推移情報は、図2(C)で示すように、過去に導出された評価値が、評価値が導出されたタイミングの日時を示す情報と対応付けて累積的に記録された状態となる。
処理対象レコードの評価値推移情報を更新した後、評価部12は、処理対象レコードの疑似取引内容情報を参照し、現時点が評価期間終了日時を時間的に超えているか否かを判定する。現時点が終了日時を超えていない場合、評価部12は、処理対象レコードについての評価値導出処理を終了する。一方、超えている場合、評価部12は、処理対象レコードと同じレコードを、記憶部15に記憶された終了済疑似取引データベース36に登録し、進行中疑似取引データベース35から処理対象レコードを削除する。終了済疑似取引データベース36の1件のレコードの内容は、進行中疑似取引データベース35の1件のレコードの内容と同じである。以下、終了済疑似取引データベース36の1件のレコードが示す1つの疑似取引セットを「終了済疑似取引セット」という。終了済疑似取引セットは、評価期間が満了した疑似取引セットである。
以上が処理対象レコードに対して行われる評価値導出処理である。評価部12は、評価処理において、進行中疑似取引データベース35の全てのレコードに対して評価値導出処理を施す。全てのレコードに対して評価値導出処理を施した後、評価部12は、総合評価処理を実行する。総合評価処理において、評価部12は、進行中疑似取引データベース35および終了済疑似取引データベース36を参照し、公開者毎に、総合評価値を導出する。具体的には、評価部12は、ある公開者の総合評価値を以下のようにして導出する。すなわち、評価部12は、その公開者の公開者IDをキーとして、進行中疑似取引データベース35におけるその公開者についてのレコードの全てを特定する。同様にして評価部12は、終了済疑似取引データベース36におけるその公開者についてのレコードの全てを特定する。
次いで、評価部12は、進行中疑似取引データベース35の特定したレコードのそれぞれの評価値推移情報に基づいて、進行中疑似取引セットのそれぞれの最終評価値を取得する。進行中疑似取引セットについての最終評価値は、直近で導出された評価値(つまり、実行中の評価処理の評価値導出処理において導出された評価値)である。同様にして評価部12は、終了済疑似取引データベース36の特定したレコードのそれぞれの最終評価値を取得する。終了済疑似取引セットについての最終評価値は、最後に導出された評価値(つまり、評価期間終了日時に対応するタイミングで導出された評価値)である。
次いで、評価部12は、進行中疑似取引データベース35に係る全てのレコードの最終評価値のそれぞれ、および、終了済疑似取引データベース36に係る全てのレコードの最終評価値のそれぞれの平均値を導出し、これを総合評価値とする。総合評価値は、公開者が行った疑似取引セットの評価結果(より具体的には最終評価値)を総合的に加味して導出された評価結果と言える。総合評価値は、特許請求の範囲の「総合評価結果」に相当する。
評価部12は、公開者のそれぞれについて総合評価値を導出した後、それぞれの公開者について公開者データベース16の総合評価値フィールドに格納された総合評価値の値を、導出した総合評価値の値により更新する。なお、評価値および総合評価値の導出方法は、あくまで単純化した一例であり、他の方法で評価値および総合評価値が導出される構成でもよい。例えば、評価値に関し、疑似取引セットに含まれる疑似取引の損益の額の総和を評価値としてもよい。また、総合評価値に関し、時間的に新しい評価値ほど導出される値への反映度が大きくなるように重み付けして総合評価値を導出するようにしてもよく、また、終了済疑似取引データベース36(或いは進行中疑似取引データベース35)のみを用いて総合評価値を導出するようにしてもよい。
以上の処理が評価処理である。この評価処理が、毎日、10分毎に行われることにより、進行中疑似取引データベース35の各レコードについては、10分毎に評価値が導出されると共に、導出された評価値が日時と対応付けて評価値推移情報に書き加えられる。また、評価期間が満了した疑似取引セットに対応するレコードについては、進行中疑似取引データベース35から削除され、終了済疑似取引データベース36に新たに格納される。また、公開者データベース16の各レコードの総合評価値が更新される。
ここで、進行中疑似取引データベース35および終了済疑似取引データベース36の各レコードは、公開者からの指示によって削除されること、および、内容が改変されることが禁止されている。従って、公開者から要望があったとしても、各データベースについて、レコードの削除はされず、また、レコードの内容は改変されない。このことの効果については後述する。
更に、疑似取引評価シーンにおいて、評価部12は、1週間おきに決められたタイミング(例えば、月曜日の00:00等)で週次集計処理を実行する。週次集計処理は、処理対象とする疑似取引セットのそれぞれについて、処理対象とする特定の期間(以下「対象期間」という)における週次評価値(後述)を導出する処理である。対象期間は、週次集計処理を開始する前のあるタイミングを終点とする一週間分の期間であり、例えば、月曜日の00:00に週次集計処理が実行される場合において、1つ前の週の月曜日の00:00から現時点に至るまでの期間が対象期間とされる。以下、週次集計処理について詳述する。以下の説明において、対象期間の始点を「対象期間始点」といい、対象期間の終点を「対象期間終点」という。
週次集計処理において、評価部12は、進行中疑似取引データベースの各レコードの疑似取引内容情報を参照し、評価期間に対象期間が含まれているレコードを特定する。ここで特定されたレコードが示す疑似取引セットは、対象期間の間、継続して評価値が導出されたセットである。次いで、評価部12は、特定したレコードのそれぞれについて週次評価値を導出する。あるレコードについて週次評価値を導出するときの評価部12の処理について詳述すると、評価部12は、そのレコードの評価値推移情報を参照し、対象期間始点に最も近いタイミングで導出された評価値、および、対象期間終点に最も近いタイミングで導出された評価値を取得する。次いで、評価部12は、対象期間終点に係る評価値から、対象期間始点に係る評価値を引いた値を算出し、これを「週次評価値」とする。例えば、あるレコードについて、対象期間終点に係る評価値が「3.4」であり、対象期間始点に係る評価値が「1.0」である場合には、週次評価値は「2.4」となる。このように週次評価値は、ある決められた一週間において、一週間の始まりのタイミングを基準として、一週間の終わりのタイミングに至るまでに評価値がどの程度上昇したかまたは下落したかを示す指標値である。
評価部12は、進行中疑似取引データベース35のレコードのうち、評価期間に対象期間が含まれているレコードのそれぞれについて週次評価値を導出した後、同様の方法で、終了済疑似取引データベース36のレコードのうち、評価期間に対象期間が含まれているレコードのそれぞれについて週次評価値を導出する。そして、評価部12は、週次評価値を導出したレコード毎に、対応する疑似取引セットIDと導出した週次評価値とが対応づけて記録された週次集計データ37を生成し、生成した週次集計データ37を記憶部15に記憶する。なお、評価部12は、記憶部15に既に記憶されている週次集計データ37(1つ前の週次集計処理で生成され、記憶された週次集計データ37)については記憶部15から削除する。この結果、評価期間が対象期間に含まれている疑似取引セット(進行中疑似取引セットか終了済疑似取引セットかにかかわらない)のそれぞれについて、疑似取引セットIDと週次評価値とが対応付けて記録された週次集計データ37が記憶部15に記憶された状態となる。
以上の処理が、週次集計処理である。週次集計処理には、特許請求の範囲の「評価部が、疑似取引のそれぞれについて、特定の期間における指定された投資対象の現実世界での価値の変動を反映して、当該特定の期間における疑似取引を評価し、評価結果を導出する処理」が含まれている。
<閲覧シーン>
次に、閲覧シーンについて説明する。閲覧シーンは、簡単に言うと、閲覧者が、閲覧者端末4を利用して、任意の公開者に関する情報を閲覧するシーンである。閲覧シーンにおいて、まず、閲覧者は、閲覧者端末4のブラウザを立ち上げ、情報処理サーバ1の第2のURLにアクセスさせる。本実施形態では、閲覧者についても事前の登録が必要であり、アクセスに際しては、本人認証が適切に実行される。情報処理サーバ1の提供部13は、第2のURLへのアクセスがあると、公開者データベース16に基づいて公開者情報トップページ38を表示させる描画ファイルを生成し、応答する。閲覧者端末4のブラウザは、描画ファイルに基づいて、公開者情報トップページ38を表示部に表示する。
次に、閲覧シーンについて説明する。閲覧シーンは、簡単に言うと、閲覧者が、閲覧者端末4を利用して、任意の公開者に関する情報を閲覧するシーンである。閲覧シーンにおいて、まず、閲覧者は、閲覧者端末4のブラウザを立ち上げ、情報処理サーバ1の第2のURLにアクセスさせる。本実施形態では、閲覧者についても事前の登録が必要であり、アクセスに際しては、本人認証が適切に実行される。情報処理サーバ1の提供部13は、第2のURLへのアクセスがあると、公開者データベース16に基づいて公開者情報トップページ38を表示させる描画ファイルを生成し、応答する。閲覧者端末4のブラウザは、描画ファイルに基づいて、公開者情報トップページ38を表示部に表示する。
図4は、公開者情報トップページ38の一例を示す図である。図4で示すように、公開者情報トップページ38は、一覧部分39を備えている。一覧部分39には、公開者のニックネームと、公開者の総合評価値との組み合わせが一覧的に表示されている。特に、公開者情報トップページ38の並べ替え(後述)が行われる前の最初の画面では、総合評価値が高い順にランキング形式で公開者のニックネームが表示される。一覧部分39に一覧表示された公開者のニックネームは、いずれも閲覧者によって選択可能である。
図4で示すように、公開者情報トップページ38は、並べ替え条件入力欄40を備えている。並べ替え条件入力欄40は、一覧部分39に一覧表示された公開者を並べ替える条件を入力する欄である。複数の選択可能な条件が項目として記述されたプルダウンメニューから、任意の1つの条件が選択されることによって、並べ替え条件入力欄40に条件が入力される。本実施形態では、並べ替え条件に少なくとも「週次ランキング条件」が含まれている。週次ランキング条件とは、週次評価値が高い順という条件である。週次ランキング条件が選択されると、提供部13は、記憶部15に記憶された週次集計データ37に基づいて、図5で示すように、一覧部分39の内容を、週次評価値が高い順にランキング形式で公開者のニックネーム、および、週次評価値が表示された内容へと変更する。なお、並べ替えの条件の他の例は、終了済疑似取引セットの個数順や、進行中疑似取引セットの個数順、終了済疑似取引セットおよび進行中疑似取引セットの個数順、五十音順等である。並べ替え条件入力欄40に条件が入力され、実行ボタンB3が操作されると、提供部13は、入力された条件に従って公開者が並び替えられた公開者情報トップページ38の描画ファイルを生成し、閲覧者端末4のブラウザに送信する。
公開者情報トップページ38の一覧部分39の何れかの公開者のニックネームが選択されると、選択された公開者の公開者IDが提供部13に通知される。以下、閲覧者によって選択された公開者を「選択公開者」という。提供部13は、選択公開者の公開者IDをキーとして、公開者データベース16、進行中疑似取引データベース35および終了済疑似取引データベース36に基づいて、公開者紹介ページ41を表示させる描画ファイルを生成し、閲覧者端末4のブラウザに送信する。ブラウザは、描画ファイルに基づいて公開者紹介ページ41を表示部に表示する。
図6は、公開者紹介ページ41の一例を示す図である。図6で示すように、公開者紹介ページ41の上部には、選択公開者のニックネーム、プロフィールおよび総合評価値が表示される。このように公開者紹介ページ41には総合評価値が表示されるため、閲覧者は、選択公開者の総合評価値を即座に認識することができる。更に、公開者紹介ページ41の下部には、進行中疑似取引表示部分42と終了済疑似取引表示部分43とが形成されている。進行中疑似取引表示部分42には、選択公開者の全ての進行中疑似取引セットそれぞれについて、進行中疑似取引オブジェクト44が選択可能な状態で表示される。また、終了済疑似取引表示部分43には、選択公開者の全ての終了済疑似取引セットのそれぞれについて、終了済疑似取引オブジェクト45が選択可能な状態で表示される。
図7は、進行中疑似取引オブジェクト44を拡大して示す図である。図7で示すように、進行中疑似取引オブジェクト44の上部には、疑似取引セットのタイトルが表示されている。進行中疑似取引オブジェクト44において、タイトルの下方には、評価期間が表示されている。評価期間の下方には、評価値推移表46が表示されている。評価値推移表46は、横軸が評価期間の開始タイミングから現時点までの時間の経過を示し、縦軸が評価値を示す2次元空間に、評価値の推移がグラフとして表示された表である。閲覧者は、評価値推移表46を視認することにより、進行中疑似取引セットの評価値の現在までの推移を直感的に認識することができる。
また、進行中疑似取引オブジェクト44において、評価値推移表46の下方の左部には、最終評価値が表示される。進行中疑似取引セットについての最終評価値は、直近で導出された評価値である。また、最終評価値に右方には、疑似取引セットに含まれる疑似取引のそれぞれについて、疑似取引の対象となった仮想通貨の種類の通貨種類シンボルマーク47が表示されている。例えば、疑似取引セットが種類Aの仮想通貨の疑似取引と種類Bの仮想通貨の疑似取引とを含んでいる場合、種類Aの仮想通貨の通貨種類シンボルマーク47と、種類Bの仮想通貨の通貨種類シンボルマーク47とが表示される。閲覧者は、進行中疑似取引オブジェクト44に表示された1つ以上の通貨種類シンボルマーク47を認識することにより、対応する疑似取引セットに含まれる疑似取引のそれぞれで投資の対象となった仮想通貨の種類の全てを直感的に認識することができる。
終了済疑似取引オブジェクト45の内容は、進行中疑似取引オブジェクト44の内容と同じである。ただし、評価値推移表46に関し、終了済疑似取引オブジェクト45では、評価値推移表46において、評価値の推移が示される期間は、評価期間である。
進行中疑似取引オブジェクト44または終了済疑似取引オブジェクト45の何れか1つが選択されると、そのことが提供部13に通知され、提供部13は、疑似取引詳細ページ49を閲覧者端末4のブラウザに表示させる。図8は、終了済疑似取引オブジェクト45が選択されたときに表示される疑似取引詳細ページ49の一例を示す図である。図8で示すように、疑似取引詳細ページ49の上部には、評価期間が表示され、この評価期間の下方には疑似取引詳細情報部分50が形成されている。この疑似取引詳細情報部分50には、疑似取引セットに含まれる疑似取引毎に、取引種類、仮想通貨の種類、取引量、取引価額、現在の時価、現在の評価額、現時点の損益が表示される。閲覧者は、疑似取引詳細情報部分50を参照することにより、疑似取引セットに含まれる疑似取引のそれぞれについて詳細な内容を確認できる。
疑似取引詳細情報部分50の下方の左側には、選択された終了済疑似取引オブジェクト45と同じ内容の情報が表示されている。この情報の右側には、コメントが記載されている。上述したように、コメントは、公開者が疑似取引セットの内容を入力内容のようにした理由や、根拠が記載されている。閲覧者は、コメントを参照することにより、理由や、根拠を認識できる。更に、閲覧者は、コメントの内容を、疑似取引詳細情報部分50の内容および評価値推移表46の内容と比較することにより、その理由や、根拠が(結果的に)正しかったのか妥当であったのかを確認できる。以上、終了済疑似取引オブジェクト45が選択されたときに表示される疑似取引詳細ページ49の内容について説明したが、進行中疑似取引オブジェクト44が選択された場合にも、同様の内容の疑似取引詳細ページ49が表示される。
以上のように、閲覧者は、公開者のそれぞれについて、総合評価値を認識できると共に、公開者が行った全ての進行中疑似取引セットおよび全ての終了済疑似取引セットについて、具体的な疑似取引の内容、評価値の推移および公開者が入力したコメントを認識できる。換言すれば、提供部13は、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者についてのこれらの情報を閲覧者が閲覧可能な状態で提供する。ここで、1つ1つの疑似取引セットは、経済状況、地政学的な状況、その他の仮想通貨に変動を与える状況に関する閲覧者による予測の下で登録されたものである。従って、閲覧者が行った各疑似取引セットを総合的に評価する総合評価値や、各疑似取引の評価値の推移、各疑似取引の最終評価値は、公開者の予測の正しさや経済状況を見る目の確かさ、つまり、閲覧者の投資に関する能力を判断する指標とすることができる。特に、総合評価値や、各疑似取引の評価値の推移、各疑似取引の最終評価値は、実際の仮想通貨の価額の変動を反映して、閲覧者の疑似的な投資を評価したものであり、公開者の経歴や、所属といった情報と比較して、公開者を評価するにあたって信頼性の高い情報ということができる。以上を踏まえ、本実施形態によれば、閲覧者は、信頼性の高い情報によって公開者を評価することができる。
更に、本実施形態によれば、閲覧者は、公開者の終了済疑似取引セットのみならず、公開者の進行中疑似取引セットの具体的な内容および現在までの評価値の推移についても参照できる。このため、閲覧者は、終了済疑似取引セットの評価値の推移に基づいて、信用できると考えた公開者について、その公開者の進行中疑似取引セットの内容や評価値の推移を更に参照し、現実世界における投資の参考にしたり、また、自らが公開者となって疑似取引セットを登録するときの参考にしたりすることができる。
また、本実施形態では、上述したように、進行中疑似取引データベース35および終了済疑似取引データベース36の各レコードは、削除されること、および、内容が改変されることが禁止されている。このため、公開者紹介ページ41および疑似取引詳細ページ49では、公開者にとって都合の悪いものも含めて、公開者が行った進行中疑似取引セットおよび終了済疑似取引セットの全てが公開されることになる。この点でも、本実施形態では、公開者を評価する際に利用する情報として信頼性の高い情報を提供していると言える。
次に、情報処理サーバ1の動作についてフローチャートを用いて説明する。図9は、ある一人の公開者に係る疑似取引セットに注目したときの、情報処理サーバ1の動作を示すフローチャートである。図9で示すように、受付部11は、時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の仮想通貨(投資対象)の指定と、各仮想通貨についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付ける(ステップSA1)。疑似取引登録シーンで説明した通り、受付部11は、進行中疑似取引データベース35に、1件のレコードを生成する。評価部12は、評価期間中、指定された仮想通貨の現実世界における価値の変動を反映して疑似取引(疑似取引セット)を評価し、評価値(評価結果)を導出する(ステップSA2)。疑似取引評価シーンで説明した通り評価部12は、導出した評価値を進行中疑似取引データベース35に登録する。提供部13は、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の疑似取引(疑似取引セット)の評価値を閲覧者が閲覧可能な状態で提供する(ステップSA3)。閲覧シーンで説明した通り、提供部13は、提供者毎に、総合評価値、および、進行中疑似取引セットおよび終了済疑似取引セットのそれぞれの評価値を提供可能である。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理サーバは、時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の仮想通貨(投資対象)の指定と、各仮想通貨についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付け、指定された仮想通貨の現実世界における価値の変動を反映して評価値疑似取引を評価し、評価値(評価結果)を導出し、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の疑似取引の評価値を閲覧者が閲覧可能な状態で提供する。この構成によれば、提供される情報は、公開者が自己の資金を投じて行った投資の結果でなく、公開者が仮想通貨および取引方法を指定することによって行った疑似取引の評価結果であり、公開者が「相当の資金があり投資を実際にできる環境にある者」に限定されない。また、提供される情報は、公開者の疑似的な投資を実際の仮想通貨の価値の変動を反映して評価したものであり、その点で信頼性が高いと言える。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば、上記実施形態について、公開者が以下の態様で疑似取引(疑似取引セット)を登録し、情報処理サーバ1が以下の方法で対応する処理を実行する構成としてもよい。以下、あるイベントが行われるものとして、情報処理サーバ1の動作を説明する。イベントにおいて、まず、イベントに参加する公開者(以下、単に「公開者」という)のそれぞれに対して、情報提供システム2内でのみ通用する疑似的なコイン(以下「疑似コイン」という)が一定量、付与される。また、イベントでは、評価期間は、一定期間(特定の評価期間開始日時と特定の評価期間終了日時とによって規定される期間)とされる。公開者は、1つ以上の疑似取引セットを登録し、その際に、自身が保有する疑似コインの残高の範囲内で、疑似取引セットに所定量分の疑似コインを付加する。以下、1つの疑似取引セットに付加された疑似コインの量を「初期疑似コイン量」という。
例えば、イベント開始時に疑似コインが100万ポイント付与されたとしたとして、公開者は、疑似取引セットX、疑似取引セットYおよび疑似取引セットZを登録し、疑似取引セットXに30万ポイント、疑似取引セットYに20万ポイント、疑似取引セットZに50万ポイントという風に疑似取引セットのそれぞれに任意の量の初期疑似コイン量を付加する。なお、受付部11が、公開者端末3に所定のインタフェイス(ウェブページ)を提供し、公開者は、この所定のインタフェイスに情報を入力することによって、疑似取引セットの登録および初期疑似コイン量の付加を行う。
評価部12は、イベントに係る評価期間終了日時の到来に伴って、イベントに係る疑似取引セットについて最終評価値を導出した際に、これと併せて、その疑似取引セットに付加された初期疑似コイン量に最終評価値を乗じた値(本実施形態において、最終評価値は百分率で表される値であるため、正確には、「最終評価値/100」を乗じた値)を導出する。以下、ここで導出された値を「最終疑似コイン量」という。上述した通り、最終評価値は、評価期間の終了日時における疑似取引セットの利益率に相当するものであるため、最終疑似コイン量は、疑似取引セットに初期疑似コイン量だけ実際に投資した場合に、最終的に疑似コイン量がどのように変化したかを示す値と言える。更に、評価部12は、ある公開者がイベントに際して登録した一群の疑似取引セット(例えば、上記例では、疑似取引セットX、疑似取引セットYおよび疑似取引セットZの全て)の最終疑似コイン量を足し合わせた値(以下「最終総合コイン量」という)を導出する。最終総合コイン量は、イベントの開始時に付与された疑似コインを資金(元手)として1つ以上の疑似取引セットを行い、全ての疑似取引セットにおける損益を反映した最終的な残額の量(資金の変化後の量)と言える。評価部12は、図示しない所定のデータベースに、公開者IDと対応付けて、最終総合コイン量を登録する
提供部13は、閲覧者からの要求に応じて、イベントにおける任意の公開者の疑似取引セットに関する情報を提供する。その際、提供部13は、公開者がイベントにおいて行った疑似取引セットのそれぞれについて、上記実施形態で示した情報のほか、初期疑似コイン量および最終疑似コイン量を示す情報を提供する。更に、提供部13は、公開者についての最終総合コイン量を提供する。以上の構成によれば、閲覧者(当然、公開者自身も)は、イベントにおいて、初期の資産がどれだけ増えたのか或いは減ったのかを、具体的な量として直感的に把握できる。特に、閲覧者(或いは公開者自身)は、例えば、公開者により3つの疑似取引セットが行われている場合において、1つ1つの疑似取引の評価値がプラスとなったのかマイナスとなったかという情報だけでなく、資金(元手)に基づいて現実世界で実際に取引が行われていた場合に、これほど資金が増えていたんだ(或いは減っていたんだ)という現実世界にリンクした実感をもって、イベントにおける疑似取引セットを総合的に評価することができる。なお、上記例では、イベントにおいて疑似コインの付与を伴う疑似取引セットの登録が行われるものとしたが、当然、臨時的なイベントとしてではなく、いつでもこのような態様で疑似取引セットの登録が行われるようにしてもよい。また、疑似コインについては、公開者同士で、或いは、公開者および閲覧者同士で交換可能としてもよい。
また、上記実施形態では、提供部13が提供する公開者紹介ページ41および疑似取引詳細ページ49において評価値の推移が表示されていた。この評価値の推移に加えて、例えば、損益の額の推移を表示するようにしてもよい。更に、疑似取引セットに含まれる疑似取引毎に評価部12が評価値を導出し、提供部13が疑似取引毎の評価値の推移を示す情報を提供するようにしてもよい。この場合において、提供部13が、疑似取引毎の評価値の推移に加え、疑似取引毎の損益の額の推移を提供するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、情報処理サーバ1の機能ブロックが実行するとした処理の全部または一部を情報処理サーバ1と通信可能な外部装置が実行する構成でもよい。この場合、情報処理サーバ1と外部装置とが協働して「情報処理システム」として機能する。外部装置は、例えば、情報処理サーバ1のリクエストに応じて処理を実行するクラウドサーバである。一例として、評価部12の処理の全部または一部を外部装置が実行する構成としてもよい。
また、上記実施形態について、公開者紹介ページ41(他のページであってもよい)に、公開者に関する情報を更に表示する構成でもよい。例えば、公開者に関する情報として、公開者の人気度や、公開者が行った疑似取引セットの成功率(疑似取引セットを行った総回数に対して、最終評価値がプラスとなっている疑似取引の回数の割合)、疑似取引セットで取り扱った仮想通貨の種類の豊富さ、終了済疑似取引セットの回数、進行中疑似取引セットの回数、被閲覧回数(公開者が閲覧者によって選択された回数)等を表示するようにしてもよい。この場合、各種情報を取得する手段が情報処理サーバ1に設けられる。例えば、公開者の人気度については、閲覧者にアンケートを取り集計する手段が設けられ、また例えば、被閲覧回数に関しては、公開者が選択された回数をカウントする手段が設けられる。
また、上記実施形態において、公開者情報トップページ38で指定可能な並べ替えの条件を複数、列挙したが、並べ替えの条件は上記実施形態で例示列挙されたものに限られない。一例として、上述したイベントが開催された場合に、イベントにおいて行われた疑似取引セットの評価値(利益の大きさ等の指標であってもよい)が高い順(或いは低い順)に公開者を並べるという条件、特定の種類の仮想通貨を投資対象として含む疑似取引セットについての評価値が高い順(あるいは低い順)に公開者を並べるという条件等が含まれていてもよい。
また、評価部12は、個々の疑似取引セットの評価値の推移を導出し、記憶部15に記憶させる構成であったが、評価部12が、個々の疑似取引セットについて、最終評価値のみを導出し、記憶部15に記憶させ、提供部13が、閲覧者からの要求に応じて、各公開者の最終評価値を示す情報を提供する構成でもよい。
また、上記実施形態では、疑似取引セットに複数の疑似取引が含まれてもよい構成であったが、これを、1つの疑似取引セットに1つの疑似取引が含まれる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、評価部12は、一週間ごとに週次評価値を導出する構成であったが、特定の期間毎の評価値を算出する構成において、特定の期間は一週間に限られない。一例として、一日でもよく、一か月でもよく、1年でもよい。
また、上記実施形態では、評価部12は、10分おきに評価処理を実行する構成であったが、評価処理を実行する間隔は10分に限られない。
また、上記実施形態では、進行中疑似取引データベース35および終了済疑似取引データベース36の各レコードは、削除されること、および、内容が改変されることが禁止されていた。しかしながら、進行中疑似取引データベース35の疑似取引内容情報に含まれる評価期間終了日時(評価期間の評価期間の終了タイミングの日時)を示す情報に関しては、公開者からの要求に応じて変更可能にしてもよい。例えば、ある疑似取引セットについて、公開者が任意のタイミングで、その時点で評価期間を終了することを要求し、その要求に応じて、評価部12が、進行中疑似取引データベース35の対応するレコードの評価期間終了日時情報を、その時点を示す情報で書き換えるようにしてもよい。この構成によれば、例えば公開者は、自身が登録した疑似取引セットについて、ある時点における評価値を確定したいときにいときに、評価期間終了日時をその時点に変更することを要求して疑似取引セットをクローズし、その疑似取引セットについての最終評価値を確定することができる。例えば、公開者は、評価値が上がりきったタイミング(或いは上がりきったタイミングに近いタイミング)や、評価値が今後下がっていくと予想したタイミングで、疑似取引セットをクローズする。現実の世界においても、通常、投資者は、損益の状況や、今後の投資資産の推移の予測に基づいて、所望のタイミングで取引をクローズするものであり、上記構成によれば、疑似取引を、現実の世界の取引に準じたものとすることができる。
また、各種データベースやデータの具体的な内容は上記実施形態で例示した内容に限られず、また、各種画面(ウェブぺージ)の具体的な内容は上記実施形態で例示した内容に限られない。
また、上記実施形態では、公開者端末3にはブラウザが搭載され、公開者端末3は、ブラウザの機能により情報処理サーバ1にアクセスしていた。閲覧者端末4についても同様である。この点に関し、公開者端末3に専用のアプリケーションが事前にインストールされ、この専用のアプリケーションの機能により、情報処理サーバ1へのアクセスや、情報処理サーバ1が提供するサービスの利用(実施形態で例示した各種ウェブページに相当する画面の表示を含む)が行われる構成でもよい。
また、公開者の任意の疑似取引セットについて、閲覧者がフォローできるようにしてもよい。疑似取引セット毎のフォローの状況は、例えば、提供部13が、データベースにより管理する。閲覧者が疑似取引をフォローした場合、例えば、閲覧者の個人用管理ページに、フォローした疑似取引セットの取引タイトルやコメント、公開者のニックネームなどと共に、フォローした疑似取引セットの評価値推移表46が表示され、公開者がその疑似取引セットを逐次確認できるようにされる。なお、個人用管理ページとは、閲覧者毎に提供されるページであり、閲覧者に関する情報や、閲覧者への通知が表示され、設定変更を行うインタフェイスが提供されたページ。閲覧者が公開者となり、疑似取引セットを登録した場合には、登録した疑似取引セットに関する情報が表示されるようにしてもよい。
また、公開者がいわゆる「いいねボタン」を利用して、疑似取引セットに対する評価を簡易的に伝えることができるようにしてもよい。疑似取引セット毎の「いいねボタン」を介した評価の状況は、例えば、提供部13が、データベースにより管理する。ある疑似取引セットについて、肯定的な評価が多く蓄積されると、公開者が疑似取引セットを投稿しようという気持ち(モチベーション)を抱くきっかけとなり、或いは、疑似取引セットの中身を充実させて評価値を上げようという気持ち(モチベーション)を抱くきっかけとなり得る。
1 情報処理サーバ(情報処理システム)
11 受付部
12 評価部
13 提供部
11 受付部
12 評価部
13 提供部
Claims (10)
- 時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の投資対象の指定と、各投資対象についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付ける受付部と、
指定された投資対象の現実世界における価値の変動を反映して前記疑似取引を評価し、評価結果を導出する評価部と、
閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の前記疑似取引の評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供する提供部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記評価部は、公開者のそれぞれについて、公開者が行った前記疑似取引の評価結果を累積的に記憶部に記憶させ、
前記提供部は、閲覧者からの特定の公開者についての情報の提供の要求に応じて、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、その特定の公開者が行った前記疑似取引のそれぞれの評価結果を提供することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記疑似取引の評価結果は、指定された投資対象の現実世界における価値の変動に基づいて時間の経過に応じて変動するものであり、
前記評価部は、公開者のそれぞれについて、公開者が行った前記疑似取引の評価結果の推移を累積的に前記記憶部に記憶させ、
前記提供部は、閲覧者からの特定の公開者についての情報の提供の要求に応じて、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、その特定の公開者が行った前記疑似取引のそれぞれの評価結果の推移を提供することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記記憶部に記憶された前記疑似取引の評価結果に関する情報は改変および削除ができず、
前記提供部は、閲覧者からの特定の公開者についての情報の提供の要求に応じて、その特定の公開者が行った前記疑似取引の全てについて評価結果に関する情報を提供することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理システム。 - 前記受付部は、前記疑似取引と共に、前記疑似取引に関するコメントを受け付け、
前記提供部は、前記疑似取引の評価結果と共に前記疑似取引に関するコメントを提供することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理システム。 - 前記受付部は、1つ以上の前記疑似取引を含む疑似取引セットを公開者から受け付け、
前記評価部は、前記疑似取引セットに含まれる前記疑似取引のそれぞれの評価を反映して、前記疑似取引セットの評価結果を導出し、
前記提供部は、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の前記疑似取引セットの評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理システム。 - 前記疑似取引の評価結果は、指定された投資対象の現実世界における価値の変動に基づいて時間の経過に応じて変動するものであり、
前記評価部は、前記疑似取引のそれぞれについて、特定の期間における指定された投資対象の現実世界での価値の変動を反映して、当該特定の期間における前記疑似取引を評価し、評価結果を導出し、
前記提供部は、当該特定の期間における評価結果が高い順にランキング形式で、前記疑似取引に関する情報を閲覧者に提供することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理システム。 - 前記評価部は、公開者のそれぞれについて、公開者が行った前記疑似取引の評価結果を反映した総合評価結果を導出し、
前記提供部は、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者についての総合評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の情報処理システム。 - 前記提供部は、総合評価結果が高い順にランキング形式で、前記公開者に関する情報を閲覧者に提供することを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
- 情報処理システムの受付部が、時間の経過に応じて価値が変動する1つ以上の投資対象の指定と、各投資対象についての取引方法の指定とを含む疑似取引を公開者から受け付けるステップと、
前記情報処理システムの評価部が、指定された投資対象の現実世界における価値の変動を反映して前記疑似取引を評価し、評価結果を導出するステップと、
前記情報処理システムの提供部が、閲覧者からの要求に応じて、任意の公開者の前記疑似取引の評価結果を閲覧者が閲覧可能な状態で提供するステップと、
を含むことを特徴とする情報提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020048770A JP2021149505A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | 情報処理システムおよび情報提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020048770A JP2021149505A (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | 情報処理システムおよび情報提供方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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CN117808601A (zh) * | 2024-02-28 | 2024-04-02 | 山东领潮软件科技有限公司 | 一种基于大数据的资金追溯方法及系统 |
CN117808601B (zh) * | 2024-02-28 | 2024-05-24 | 山东领潮软件科技有限公司 | 一种基于大数据的资金追溯方法及系统 |
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