JP2021149261A - 情報処理装置、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】賃貸物件の居抜きにおいて現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間のやり取りをよりスムーズにする。【解決手段】情報処理装置は、賃借している物件からの退去を希望する現賃借者の端末から、当該物件の賃貸借契約書に関する賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付ける手段を備え、入居する物件を探している賃借希望者の端末に、前記物件基礎情報に基づく物件情報を提示する手段を備え、提示された前記物件への入居を希望する賃借希望者の端末から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、前記物件の物件識別情報を受け付ける手段を備え、前記物件を賃貸している物件所有者の端末に、入居を希望する前記賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、前記物件の物件識別情報を通知する手段を備え、前記物件所有者が前記賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける手段を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、不動産分野における情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、賃貸物件において、賃借者が退去する場合には、退去に先立って賃借者が物件所有者又は不動産業者に退去したい旨の連絡を行い、物件所有者は不動産業者を介して新たな賃借者を探す。また、一般的に、退去する際には賃借者又は物件所有者の負担で退去後に原状回復工事が行われる。そのため、退去後一定期間は空室となり、物件所有者にとっては、その間収益を得られないという問題がある。また、原状回復工事の費用に関するトラブルも多い。
そのため、例えば、入居時における造作の程度が大きい飲食店等の店舗の賃貸物件においては、居抜きという方法がとられることがある。これは、物件の内装、設備などを残したまま、原状回復工事をせずに、新たな賃借者に賃貸する方法である。この方法によれば、原状回復工事を省くことができるため、現賃借者及び物件所有者にとって金銭面でのメリットが大きい。また、新たな賃借者にとっても、内装、設備などを活用することができるため、金銭面でのメリットが大きい。
このような居抜き物件の仲介を支援するシステムとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1には、店舗の居抜き物件紹介システムであって、店舗を開店しようとする開店希望者を会員として登録するとともに、前記会員の情報が会員情報として登録された会員情報登録手段と、閉店した、又は閉店しようとする既存店舗の情報が物件情報として登録された物件情報登録手段とを有しており、当該店舗を特定可能な情報については、所定の条件を充足した会員に対してのみ開示可能とするシステムが記載されている。
特許文献2には、掲載者クライアントおよび取引希望者クライアントが通信ネットワークを通じて運営業者サーバに接続された貸倉庫システムにおいて、前記掲載者クライアント側で、居抜き不動産情報の掲載の申し込みを行い、前記運営業者サーバ側で、その居抜き不動産情報を所定の運営サイトにアップロードして掲載し、前記取引希望者クライアント側で、その運営サイトにアクセスして居抜き不動産に関する貸借・売買交渉希望情報を送信し、前記掲載者クライアント側で、その貸借・売買交渉希望情報を受信するようにしたことを特徴とする契約締結システムが記載されている。
特開2019−212176号公報 特開2002−183497号公報
賃貸物件の居抜きにおける賃借者の変更では、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の合意が必要となる。しかしながら、特許文献1及び特許文献2のような従来のシステムでは、現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間でやり取りできるものではないため、仲介業者を介する場面が多くなり、契約までに時間を要する。また、仲介業者への費用もかさむ。
本発明の目的の1つは、賃貸物件の居抜きにおいて現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間のやり取りをよりスムーズにすることである。
本発明の一態様は、
賃借している物件からの退去を希望する現賃借者の端末から、当該物件の賃貸借契約書に関する賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付ける手段を備え、
入居する物件を探している賃借希望者の端末に、前記物件基礎情報に基づく物件情報を提示する手段を備え、
提示された前記物件への入居を希望する賃借希望者の端末から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、前記物件の物件識別情報を受け付ける手段を備え、
前記物件を賃貸している物件所有者の端末に、入居を希望する前記賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、前記物件の物件識別情報を通知する手段を備え、
前記物件所有者が前記賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける手段を備える、
情報処理装置である。
本発明によれば、賃貸物件の居抜きにおいて現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間のやり取りをよりスムーズにすることができる。
本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムの機能ブロック図である。 本実施形態の概要の説明図である。 本実施形態の現賃借者情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の賃借希望者情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の物件所有者情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の物件情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の入居申込情報データベースのデータ構造を示す図である。 本実施形態の物件登録処理のシーケンス図である。 本実施形態の物件登録処理において表示される画面例を示す図である。 本実施形態の入居申込処理のシーケンス図である。 本実施形態の入居申込処理において表示される画面例を示す図である。 本実施形態の入居申込処理において表示される画面例を示す図である。 変形例1の名義変更文書生成処理のシーケンス図である。 変形例1の名義変更文書生成処理において表示される画面例を示す図である。 変形例1の名義変更文書生成処理において表示される画面例を示す図である。 変形例2の費用精算処理のシーケンス図である。 変形例2の費用精算処理において表示される画面例を示す図である。 変形例3のメッセージ履歴情報データベースのデータ構造を示す図である。 変形例3のメッセージ通信処理のシーケンス図である。 変形例3のメッセージ通信処理において表示される画面例を示す図である。 変形例3のメッセージ通信処理において表示される画面例を示す図である。 変形例4の物件登録処理のシーケンス図である。 変形例4の物件登録処理において表示される画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)情報処理システムの構成
情報処理システムの構成を説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1の情報処理システムの機能ブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、現賃借者端末10と、サーバ30と、賃借希望者端末50と、物件所有者端末70と、を備える。
現賃借者端末10及びサーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
賃借希望者端末50及びサーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
物件所有者端末70及びサーバ30は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
現賃借者端末10は、サーバ30にリクエストを送信するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。現賃借者端末10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。現賃借者端末10は、例えば、賃借している物件からの退去を希望する現賃借者が使用するコンピュータである。現賃借者は、例えば、個人又は法人である。
サーバ30は、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、又は物件所有者端末70から送信されたリクエストに応じたレスポンスを現賃借者端末10、賃借希望者端末50、又は物件所有者端末70に提供するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。サーバ30は、例えば、ウェブサーバである。
賃借希望者端末50は、サーバ30にリクエストを送信するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。賃借希望者端末50は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。賃借希望者端末50は、例えば、入居する物件を探している賃借希望者が使用するコンピュータである。賃借希望者は、例えば、個人又は法人である。
物件所有者端末70は、サーバ30にリクエストを送信するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。物件所有者端末70は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。物件所有者端末70は、例えば、物件を賃貸している物件所有者が使用するコンピュータである。物件所有者は、例えば、個人又は法人である。
(1−1)現賃借者端末の構成
現賃借者端末10の構成を説明する。
図2に示すように、現賃借者端末10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14とを備える。
記憶装置11は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組み合わせである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、現賃借者端末10の機能を実現するように構成される。プロセッサ12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース13は、現賃借者端末10に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、現賃借者端末10に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組み合わせである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース14は、現賃借者端末10とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
(1−2)サーバの構成
サーバ30の構成を説明する。
図2に示すように、サーバ30は、記憶装置31と、プロセッサ32と、入出力インタフェース33と、通信インタフェース34とを備える。
記憶装置31は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組み合わせである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
プロセッサ32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するように構成される。プロセッサ32は、例えば、CPU、ASIC、FPGA、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース33は、サーバ30に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、サーバ30に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組み合わせである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース34は、サーバ30と現賃借者端末10との間の通信、サーバ30と賃借希望者端末50との間の通信、及び、サーバ30と物件所有者端末70との間の通信、を制御するように構成される。
(1−3)賃借希望者端末50の構成
賃借希望者端末50の構成を説明する。
図2に示すように、賃借希望者端末50は、記憶装置51と、プロセッサ52と、入出力インタフェース53と、通信インタフェース54とを備える。
記憶装置51は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置51は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組み合わせである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ52は、記憶装置51に記憶されたプログラムを起動することによって、賃借希望者端末50の機能を実現するように構成される。プロセッサ52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース53は、賃借希望者端末50に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、賃借希望者端末50に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組み合わせである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース54は、賃借希望者端末50とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
(1−4)物件所有者端末の構成
物件所有者端末70の構成を説明する。
図2に示すように、物件所有者端末70は、記憶装置71と、プロセッサ72と、入出力インタフェース73と、通信インタフェース74とを備える。
記憶装置71は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置71は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組み合わせである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ72は、記憶装置71に記憶されたプログラムを起動することによって、物件所有者端末70の機能を実現するように構成される。プロセッサ72は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース73は、物件所有者端末70に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、物件所有者端末70に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組み合わせである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース74は、物件所有者端末70とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
(2)実施形態の概要
本実施形態の概要を説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。
図3に示すように、サーバ30は、賃借している物件からの退去を希望する現賃借者の現賃借者端末10から、当該物件の賃貸借契約書に関する賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付ける。
サーバ30は、入居する物件を探している賃借希望者の賃借希望者端末50に、物件基礎情報に基づく物件情報を提示する。
サーバ30は、提示された物件への入居を希望する賃借希望者の賃借希望者端末50から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、物件の物件識別情報を受け付ける。
サーバ30は、物件を賃貸している物件所有者の物件所有者端末70に、入居を希望する賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、物件識別情報を通知する。
サーバ30は、物件所有者が賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける。
物件は、不動産物件であり、例えば、住居、オフィス、店舗、倉庫、等である。
なお、住居については、賃貸において居抜きの利用は認知されておらず、情報処理システムを利用したものはこれまで一切なかった。そのため、本情報処理システムは、特に賃貸住居の居抜きにおいて画期的なシステムである。
(3)データベース
本実施形態のデータベースを説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
(3−1)現賃借者情報データベース
本実施形態の現賃借者情報データベースを説明する。図4は、本実施形態の現賃借者情報データベースのデータ構造を示す図である。
図4の現賃借者情報データベースには、現賃借者に関する現賃借者情報が格納されている。
現賃借者情報データベースは、「現賃借者ID」フィールドと、「現賃借者名」フィールドと、「現賃借者住所」フィールドと、「現賃借者連絡先」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「現賃借者ID」フィールドには、現賃借者IDが格納される。現賃借者IDは、現賃借者を識別する現賃借者識別情報の一例である。
「現賃借者名」フィールドには、現賃借者の氏名又は名称(以下「現賃借者名」という)に関する現賃借者名情報(例えば、テキスト)が格納される。現賃借者名情報は、現賃借者識別情報の一例である。
「現賃借者住所」フィールドには、現賃借者の住所に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「現賃借者連絡先」フィールドには、現賃借者の連絡先に関する現賃借者連絡先情報が格納される。現賃借者連絡先情報は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・サーバ30が提供するサービスのメッセージアカウント
・サーバ30以外の外部サーバが提供するサービスのメッセージアカウント(一例として、ソーシャルネットワークサービスのアカウント)
・メールアドレス
・電話番号
・FAX番号
(3−2)賃借希望者情報データベース
本実施形態の賃借希望者情報データベースを説明する。図5は、本実施形態の賃借希望者情報データベースのデータ構造を示す図である。
図5の賃借希望者情報データベースには、賃借希望者に関する賃借希望者情報が格納されている。
賃借希望者情報データベースは、「賃借希望者ID」フィールドと、「賃借希望者名」フィールドと、「賃借希望者住所」フィールドと、「賃借希望者連絡先」フィールドと、「審査用情報」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「賃借希望者ID」フィールドには、賃借希望者IDが格納される。賃借希望者IDは、賃借希望者を識別する賃借希望者識別情報の一例である。
「賃借希望者名」フィールドには、賃借希望者の氏名又は名称(以下「賃借希望者名」という)に関する賃借希望者名情報(例えば、テキスト)が格納される。賃借希望者名情報は、賃借希望者識別情報の一例である。
「賃借希望者住所」フィールドには、賃借希望者の住所に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「賃借希望者連絡先」フィールドには、賃借希望者の連絡先に関する賃借希望者連絡先情報が格納される。賃借希望者連絡先情報は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・サーバ30が提供するサービスのメッセージアカウント
・サーバ30以外の外部サーバが提供するサービスのメッセージアカウント(一例として、ソーシャルネットワークサービスのアカウント)
・メールアドレス
・電話番号
・FAX番号
「審査用情報」フィールドには、賃借希望者が入居申込をした際に物件所有者等による審査において利用され得る賃借希望者に関する情報が格納される。審査用情報は、例えば、賃借希望者の職業、収入、勤務先、生年月日、性別、家族、緊急連絡先、又は連帯保証人、等の少なくとも1つに関する情報を含む。
(3−3)物件所有者情報データベース
本実施形態の物件所有者情報データベースを説明する。図6は、本実施形態の物件所有者情報データベースのデータ構造を示す図である。
図6の物件所有者情報データベースには、物件所有者に関する物件所有者情報が格納されている。
物件所有者情報データベースは、「物件所有者ID」フィールドと、「物件所有者名」フィールドと、「物件所有者住所」フィールドと、「物件所有者連絡先」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「物件所有者ID」フィールドには、物件所有者IDが格納される。物件所有者IDは、物件所有者を識別する物件所有者識別情報の一例である。
「物件所有者名」フィールドには、物件所有者の氏名又は名称(以下「物件所有者名」という)に関する物件所有者名情報(例えば、テキスト)が格納される。物件所有者名情報は、物件所有者識別情報の一例である。
「物件所有者住所」フィールドには、物件所有者の住所に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「物件所有者連絡先」フィールドには、物件所有者の連絡先に関する物件所有者連絡先情報が格納される。物件所有者連絡先情報は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・サーバ30が提供するサービスのメッセージアカウント
・サーバ30以外の外部サーバが提供するサービスのメッセージアカウント(一例として、ソーシャルネットワークサービスのアカウント)
・メールアドレス
・電話番号
・FAX番号
(3−4)物件情報データベース
本実施形態の物件情報データベースを説明する。図7は、本実施形態の物件情報データベースのデータ構造を示す図である。
図7の物件情報データベースには、物件に関する物件情報が格納されている。
物件情報データベースは、「物件ID」フィールドと、「現賃借者ID」フィールドと、「物件所有者ID」フィールドと、「物件情報」フィールドと、「公開可否」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「物件ID」フィールドには、物件IDが格納される。物件IDは、物件を識別する物件識別情報の一例である。
「現賃借者ID」フィールドには、対応する物件の現賃借者の現賃借者IDが格納される。
「物件所有者ID」フィールドには、対応する物件の物件所有者の物件所有者IDが格納される。
「物件情報」フィールドには、対応する物件の物件情報が格納される。「物件情報」フィールドは、複数のサブフィールド(例えば、「物件名」フィールド、「家賃」フィールド、「敷金」フィールド、「退去予定日」フィールド、及び「物件画像」フィールド、等)を含む。
「物件名」フィールドには、物件の名称(以下「物件名」という)に関する物件名情報が格納される。物件名情報は、物件を識別する物件識別情報の一例である。「物件名」フィールドは、複数のサブフィールド(「物件所在地」フィールド、「建物名」フィールド、及び「部屋番号」フィールド等)を含む。「物件名」は、「物件所在地」と「建物名」と「部屋番号」との組み合わせである。
「物件所在地」フィールドには、物件の所在地に関する物件所在地情報(例えば、テキスト)が格納される。
「建物名」フィールドには、建物の名称(以下「建物名」という)に関する建物名情報(例えば、テキスト)が格納される。物件に建物名がない場合(例えば、一戸建てである場合)には、当該フィールドには何も格納されない。
「部屋番号」フィールドには、部屋番号に関する部屋番号情報(例えば、テキスト)が格納される。物件に部屋番号がない場合(例えば、一戸建てである場合)には、当該フィールドには何も格納されない。
「家賃」フィールドには、物件の家賃に関する物件家賃情報が格納される。
「敷金」フィールドには、物件の敷金に関する物件敷金情報が格納される。
「退去予定日」フィールドには、現賃借者が物件を退去する予定日(以下「退去予定日」という)に関する退去予定日情報が格納される。
「物件画像」フィールドには、物件に関する画像(以下「物件画像」という)の画像データが格納される。画像データは、静止画像データ又は動画像データである。物件に関する画像は、例えば、物件の外観の画像、物件の室内の画像、物件からの眺望の画像、物件の近隣の画像、物件に附属する駐車場の画像、物件の設備の画像、物件の共用設備の画像、物件に設置された譲渡対象の家具家電の画像等の少なくとも1つである。
その他、「物件情報」フィールドには、例えば、共益費、管理費、附属施設料、家財保険料、賃料等の支払い方法、賃料等の支払い先、特約事項、契約開始日、契約終了日、交通情報、間取り、間取り図、築年数、管理会社、専有面積、物件の構造、ペット飼育の可否、等の少なくとも1つに関する情報を含んでいてもよい。なお、以下の情報処理の説明ではこれらの情報については記載を省略するが、適宜利用され得る。
「公開可否」フィールドには、物件情報を賃借希望者に公開してよいか否かに関する公開可否情報が格納される。公開可否情報は、「公開可」及び「公開不可」の何れかである。
(3−5)入居申込情報データベース
本実施形態の入居申込情報データベースを説明する。図8は、本実施形態の入居申込情報データベースのデータ構造を示す図である。
図8の入居申込情報データベースには、物件への入居の申込に関する入居申込情報が格納されている。
入居申込情報データベースは、「入居申込ID」フィールドと、「物件ID」フィールドと、「賃借希望者ID」フィールドと、「ステータス」フィールドと、「生成文書」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「入居申込ID」フィールドには、入居申込IDが格納される。入居申込IDは、物件への入居の申込を識別する入居申込識別情報の一例である。
「物件ID」フィールドには、対応する物件の物件IDが格納される。
「賃借希望者ID」フィールドには、対応する物件への入居の申込を行った賃借希望者の賃借希望者IDが格納される。
「ステータス」フィールドには、対応する物件への入居の申込におけるステータスに関するステータス情報が格納される。ステータス情報は、「入居可否検討中」、「入居拒否」、「文書作成中」、及び「文書作成完了」の何れかである。
「生成文書」フィールドには、対応する物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の文書データが格納される。文書データは、例えば、画像データ、PDFデータ、又はテキストデータ等である。
(4)情報処理
本情報処理システムは、複数の現賃借者、複数の賃借希望者、及び、当該現賃借者それぞれに物件を賃貸している複数の物件所有者が利用するものであるが、以下では、ある1つの物件に係る一連の情報処理について説明する。
(4−1)物件登録処理
本実施形態の物件登録処理を説明する。図9は、本実施形態の物件登録処理のシーケンス図である。図10は、本実施形態の物件登録処理において表示される画面例を示す図である。
なお、ここでは、現賃借者は現賃借者端末10を介して予めユーザ登録を行っており、物件登録処理において、現賃借者情報は現賃借者情報データベース(図4)に既に格納されている。現賃借者は、例えば、賃借している物件からの退去を予定している者である。
図9に示すように、現賃借者端末10は、物件基礎情報の受付(S110)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P10(図10)をディスプレイに表示する。
画面P10は、フィールドオブジェクトF10a〜F10cと、操作オブジェクトB10と、を含む。
フィールドオブジェクトF10aは、賃貸借契約書の画像(「賃貸借契約書情報」の一例、「物件基礎情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF10bは、退去予定日(「物件基礎情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF10cは、物件画像(「物件基礎情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB10は、フィールドオブジェクトF10a〜F10cに入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS110の後、現賃借者端末10は、物件登録リクエスト(S111)を実行する。
具体的には、現賃借者が、フィールドオブジェクトF10a〜F10cにユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB10を操作すると、プロセッサ12は、物件登録リクエストデータをサーバ30に送信する。画像データは、例えば、現賃借者端末10に接続されたカメラ(不図示)等を介して入力される。物件登録リクエストデータは、以下の情報を含む。
・現賃借者ID
・フィールドオブジェクトF10aに指定された賃貸借契約書の画像データ
・フィールドオブジェクトF10bに指定された退去予定日に関する情報
・フィールドオブジェクトF10cに指定された物件画像の画像データ
ステップS111の後、サーバ30は、物件情報の取得(S310)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、物件登録リクエストデータに含まれる賃貸借契約書の画像データを処理して、物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、及び、物件所有者住所等を特定する。画像処理の方法としては、賃貸借契約書に記載されている文字をOCR(Optical character recognition)処理することが挙げられる。
ステップS310の後、サーバ30は、取得内容の提示(S311)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、取得内容提示レスポンスデータを現賃借者端末10に送信する。取得内容提示レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・ステップS310で特定された物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、及び、物件所有者住所に関する情報
ステップS311の後、現賃借者端末10は、取得内容の表示(S112)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P11(図10)をディスプレイに表示する。
画面P11は、フィールドオブジェクトF11と、操作オブジェクトB11と、を含む。
フィールドオブジェクトF11は、物件情報を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。フィールドオブジェクトF11には、取得内容提示レスポンスデータに含まれる物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、及び、物件所有者住所に関する情報が表示される。
操作オブジェクトB11は、フィールドオブジェクトF11に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS112の後、現賃借者端末10は、修正リクエスト(S113)を実行する。
具体的には、現賃借者が、フィールドオブジェクトF11にユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB11を操作すると、プロセッサ12は、修正リクエストデータをサーバ30に送信する。より具体的には、現賃借者は、フィールドオブジェクトF11に表示されている内容の修正を希望する場合には、フィールドオブジェクトF11に表示されている物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、又は、物件所有者住所を変更し、かつ、操作オブジェクトB11を操作すると、プロセッサ12は、修正リクエストデータをサーバ30に送信する。一方、現賃借者は、フィールドオブジェクトF11に表示されている内容の修正を希望しない場合には、フィールドオブジェクトF11に表示されている物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、及び、物件所有者住所を変更せずに、操作オブジェクトB11を操作すると、プロセッサ12は、修正リクエストデータをサーバ30に送信する。
また、賃貸借契約書情報から取得できない情報(例えば、物件所有者連絡先)については、現賃借者が、フィールドオブジェクトF11に入力する。
修正リクエストデータは、以下の情報を含む。
・現賃借者ID
・フィールドオブジェクトF11に指定された物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、物件所有者名、物件所有者住所、及び物件所有者連絡先に関する情報
ステップS113の後、サーバ30は、物件登録(S312)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、物件所有者情報データベース(図6)を参照し、修正リクエストデータに含まれる物件所有者名及び物件所有者住所が一致する物件所有者IDを特定する。一致するものがない場合には、プロセッサ32は、物件所有者情報データベース(図6)に、新規のレコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「物件所有者ID」フィールドには、新規の物件所有者IDが格納される。
・「物件所有者名」フィールドには、修正リクエストデータに含まれる物件所有者名が格納される。
・「物件所有者住所」フィールドには、修正リクエストデータに含まれる物件所有者住所が格納される。
・「物件所有者連絡先」フィールドには、修正リクエストデータに含まれる物件所有者連絡先、及び、サーバ30が提供するサービスのメッセージアカウントが格納されるが格納される。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「物件ID」フィールドには、新規の物件IDが格納される。
・「現賃借者ID」フィールドには、物件登録リクエストデータに含まれる現賃借者IDが格納される。
・「物件所有者ID」フィールドには、ステップS312で特定された物件所有者ID、又は、ステップS312で追加された新規の物件所有者IDが格納される。
・「物件所在地」フィールド、「建物名」フィールド、「部屋番号」フィールド、「家賃」フィールド、「敷金」フィールド、「退去予定日」フィールド、及び「物件画像」フィールドには、それぞれ、物件登録リクエストデータに含まれる物件所在地、建物名、部屋番号、家賃、敷金、退去予定日、及び物件画像の画像データが格納される。なお、物件画像の画像データを指定しなかった場合には、何も格納されない。
・「公開可否」フィールドには、「公開可」が格納される。
(4−2)入居申込処理
本実施形態の入居申込処理を説明する。図11は、本実施形態の入居申込処理のシーケンス図である。図12は、本実施形態の入居申込処理において表示される画面例を示す図である。図13は、本実施形態の入居申込処理において表示される画面例を示す図である。
図11に示すように、賃借希望者端末50は、賃借希望者情報の受付(S520)を実行する。
具体的には、プロセッサ52は、画面P20(図12)をディスプレイに表示する。
画面P20は、フィールドオブジェクトF20a〜F20dと、操作オブジェクトB20を含む。
フィールドオブジェクトF20aは、賃借希望者名(「賃借希望者情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF20bは、賃借希望者住所(「賃借希望者情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF20cは、賃借希望者連絡先(「賃借希望者情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF20dは、審査用情報(「賃借希望者情報」の一例)を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB20は、フィールドオブジェクトF20a〜F20dに入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示、及び、物件情報を閲覧するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS520の後、賃借希望者端末50は、物件閲覧リクエスト(S521)を実行する。
具体的には、賃借希望者が、フィールドオブジェクトF20a〜F20dにユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB20を操作すると、プロセッサ52は、物件閲覧リクエストデータをサーバ30に送信する。物件閲覧リクエストデータは、以下の情報を含む。
・フィールドオブジェクトF20aに指定された賃借希望者名に関する情報
・フィールドオブジェクトF20bに指定された賃借希望者住所に関する情報
・フィールドオブジェクトF20cに指定された賃借希望者連絡先に関する情報
・フィールドオブジェクトF20dに指定された審査用情報
ステップS521の後、サーバ30は、物件閲覧レスポンス(S320)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、賃借希望者情報データベース(図5)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「賃借希望者ID」フィールドには、新規の賃借希望者IDが格納される。
・「賃借希望者名」フィールドには、物件閲覧リクエストデータに含まれる賃借希望者名が格納される。
・「賃借希望者住所」フィールドには、物件閲覧リクエストデータに含まれる賃借希望者住所が格納される。
・「賃借希望者連絡先」フィールドには、物件閲覧リクエストデータに含まれる賃借希望者連絡先、及び、サーバ30が提供するサービスのメッセージアカウントが格納される。
・「審査用情報」フィールドには、物件閲覧リクエストデータに含まれる審査用情報が格納される。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、「公開可否」フィールドに「公開可」が格納されている物件ID及び対応する物件情報を特定する。プロセッサ32は、物件閲覧レスポンスデータを賃借希望者端末50に送信する。物件閲覧レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・特定された物件IDと、対応する物件情報(物件名(物件所在地、建物名、部屋番号)、家賃、敷金、退去予定日、物件画像、等)との組み合わせ
・賃借希望者ID
ステップS320の後、賃借希望者端末50は、物件一覧表示(S522)を実行する。
具体的には、プロセッサ52は、画面P21(図12)をディスプレイに表示する。
画面P21は、複数の表示オブジェクトA21(A21a,A21b,・・・)と、複数の操作オブジェクトB21(B21a,B21b,・・・)と、を含む。
表示オブジェクトA21は、物件閲覧レスポンスデータに含まれる物件情報が表示される。1つの表示オブジェクトA21は、物件情報データベース(図7)に格納されている1つの物件IDに対応する。
操作オブジェクトB21は、物件への入居を申し込む旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。各操作オブジェクトB21には、対応する物件IDが割り当てられている。
ステップS522の後、賃借希望者端末50は、入居申込リクエスト(S523)を実行する。
具体的には、賃借希望者が、複数の操作オブジェクトB21のうちの1つ(入居を希望する物件に対応する操作オブジェクトB21)を操作すると、プロセッサ52は、入居申込リクエストデータをサーバ30に送信する。入居申込リクエストデータは、以下の情報を含む。
・賃借希望者ID
・操作された操作オブジェクトB21に割り当てられている物件ID
ステップS523の後、サーバ30は、入居申込情報の取得(S321)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「入居申込ID」フィールドには、新規の入居申込IDが格納される。
・「物件ID」フィールドには、入居申込リクエストデータに含まれる物件IDが格納される。
・「賃借希望者ID」フィールドには、入居申込リクエストデータに含まれる賃借希望者IDが格納される。
・「ステータス」フィールドには、「入居可否検討中」が格納される。
・「生成文書」フィールドには、ステップS321の時点では何も格納されない。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)における「公開可否」フィールドを「公開不可」に変更する。これにより、他の賃借希望者が重複して入居申込を行うことを防ぐ。
ステップS321の後、サーバ30は、入居申込の通知(S322)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、入居申込リクエストデータに含まれる物件IDに関連付けられた物件名(物件所在地と建物名と部屋番号との組み合わせ)を特定する。
プロセッサ32は、賃借希望者情報データベース(図5)を参照して、入居申込リクエストデータに含まれる賃借希望者IDに関連付けられた賃借希望者名及び審査用情報を特定する。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、入居申込リクエストデータに含まれる物件IDに関連付けられた物件所有者IDを特定する。プロセッサ32は、物件所有者情報データベース(図6)を参照して、特定された物件所有者IDに関連付けられた物件所有者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、入居申込レスポンスデータを、特定された物件所有者連絡先に送信する。入居申込レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・特定された物件名
・特定された賃借希望者名
・特定された審査用情報
・入居申込ID
ステップS322の後、物件所有者端末70は、入居申込の表示(S720)を実行する。
具体的には、プロセッサ72は、画面P22(図13)をディスプレイに表示する。
画面P22は、表示オブジェクトA22と、操作オブジェクトB22a〜B22bと、を含む。
表示オブジェクトA22は、入居申込レスポンスデータに含まれる物件名、賃借希望者名、及び、審査用情報が表示される。
操作オブジェクトB22aは、賃借希望者の入居を許諾する旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB22bは、賃借希望者の入居を拒否する(つまり、許諾しない)旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS112の後、物件所有者端末70は、入居可否返答リクエスト(S721)を実行する。
具体的には、物件所有者が、操作オブジェクトB22a又は操作オブジェクトB22bを操作すると、プロセッサ72は、入居可否返答リクエストデータをサーバ30に送信する。入居可否返答リクエストデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・賃借希望者の入居を許諾する旨の情報、又は、賃借希望者の入居を拒否する旨の情報(以下「入居可否情報」という)
ステップS721の後、サーバ30は、データベースの更新(S323)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)において、入居可否返答リクエストデータに含まれる入居申込IDに関連付けられたレコードの「ステータス」フィールドを更新する。より具体的には、プロセッサ32は、入居可否返答リクエストデータに賃借希望者の入居を許諾する旨の情報が含まれる場合には「入居可否検討中」を「文書作成中」に変更し、入居可否返答リクエストデータに賃借希望者の入居を拒否する旨の情報が含まれる場合には「入居可否検討中」を「入居拒否」に変更する。
プロセッサ32は、入居可否返答リクエストデータに賃借希望者の入居を拒否する旨の情報が含まれる場合には、物件情報データベース(図7)における「公開可否」フィールドを更新する。より具体的には、プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)を参照して、入居申込IDに関連付けられた物件IDを特定する。プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)において、特定された物件IDに関連付けられた「公開可否」フィールドを「公開可」に変更する。これにより、他の賃借希望者による入居申込の受付を再開する。
ステップS323の後、サーバ30は、結果の送信(S324)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)を参照して、入居申込IDに関連付けられた賃借希望者IDを特定する。プロセッサ32は、賃借希望者情報データベース(図5)を参照して、特定された賃借希望者IDに関連付けられた賃借希望者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、ステップS323で特定された物件IDに関連付けられた現賃借者IDを特定する。プロセッサ32は、現賃借者情報データベース(図4)を参照して、特定された現賃借者IDに関連付けられた現賃借者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、特定された賃借希望者連絡先及び現賃借者連絡先に、入居可否情報を送信する。
ステップS324の後、現賃借者端末10及び賃借希望者端末50は、入居可否情報をディスプレイに表示してもよい。
本実施形態によれば、サーバ30は、現賃借者端末10から物件の賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付け、賃借希望者端末50に物件基礎情報に基づく物件情報を提示し、賃借希望者端末50から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、物件の物件識別情報を受け付け、物件所有者端末70に、入居を希望する賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、物件の物件識別情報を通知し、物件所有者が賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける。したがって、現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間のやり取りがよりスムーズとなる。
また、本実施形態では、現賃借者から物件基礎情報を受け付ける。そのため、現賃借者が居抜きを希望する場合に、本情報処理システムは特に好適に使用され得る。したがって、現賃借者は、入居希望の賃借希望者が見つかる可能性を高めるために物件を綺麗に使用する可能性が高まる。そのため、物件所有者にとっては、所有する物件を綺麗に保てるというメリットがある。
(5)変形例
本実施形態の変形例を説明する。
(5−1)変形例1
変形例1を説明する。変形例1は、物件所有者が賃借希望者の入居を許諾した場合に、物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の文書を生成する例である。
(5−1−1)名義変更文書生成処理
変形例1の名義変更文書生成処理を説明する。図14は、変形例1の名義変更文書生成処理のシーケンス図である。図15は、変形例1の名義変更文書生成処理において表示される画面例を示す図である。図16は、変形例1の名義変更文書生成処理において表示される画面例を示す図である。
変形例1の名義変更文書生成処理は、入居申込処理のステップS721(図11)において、物件所有者が、入居申込を行った賃借希望者の入居を許諾した場合に実行される。変形例1の名義変更文書生成処理では、物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の文書(以下「名義変更文書」という)を生成する。生成される名義変更文書は、例えば、契約書、覚書、合意書等の法律文書である。
ステップS324(図11)の後、図14に示すように、サーバ30は、名義変更文書案の生成(S330)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)を参照して、ステップS721の入居可否返答リクエストデータに含まれる入居申込IDに関連付けられた物件ID及び賃借希望者IDを特定する。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、特定された物件IDに関連付けられた現賃借者ID、物件所有者ID、及び物件名を特定する。
プロセッサ32は、現賃借者情報データベース(図4)を参照して、特定された現賃借者IDに関連付けられた現賃借者名、現賃借者住所、及び現賃借者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、賃借希望者情報データベース(図5)を参照して、特定された賃借希望者IDに関連付けられた賃借希望者名、賃借希望者住所、及び賃借希望者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、物件所有者情報データベース(図6)を参照して、特定された物件所有者IDに関連付けられた物件所有者名、物件所有者住所、及び物件所有者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、特定された物件名、現賃借者名、現賃借者住所、賃借希望者名、賃借希望者住所、物件所有者名、及び物件所有者住所に基づいて、名義変更文書案を生成する。具体的には、例えば、プロセッサ32は、記憶装置31に予め記憶されている名義変更文書の雛型に上記特定された各情報を組み込んで、名義変更文書案を生成する。なお、名義変更文書案には、上記以外の情報(例えば、家賃に関する情報等)を組み込んでもよい。
また、プロセッサ32は、賃貸借契約書が、当該賃貸借契約に対して適用されるべき法律(例えば、最新の借地借家法等)に準じているか否かを判定してもよい。プロセッサ32は、適用されるべき法律に準じていない場合に、不適合な内容に関して適用されるべき法律に準じた内容となるように名義変更文書案を生成してもよい。あるいは、プロセッサ32は、適用されるべき法律に準じていない場合に、特定された現賃借者連絡先、賃借希望者連絡先、及び物件所有者連絡先の少なくとも何れかに、不適合である旨及びその理由に関する情報を送信してもよく、また、プロセッサ32は、不適合な内容に関して適用されるべき法律に準じた内容となるように名義変更文書案を生成するか否かの指示を受け付けてもよい。適用されるべき法律は、例えば、サーバ30の記憶装置31に予め記憶されていてもよいし、サーバ30以外のデータベースから取得されて参照されてもよい。
プロセッサ32は、名義変更文書案提示レスポンスデータを、特定された現賃借者連絡先、賃借希望者連絡先、及び物件所有者連絡先に送信する。名義変更文書案提示レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・生成された名義変更文書案に関する情報
ステップS330の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、名義変更文書案の表示(S130)を実行する。
具体的には、プロセッサ12、プロセッサ52、及びプロセッサ72は、画面P30(図15)をディスプレイに表示する。
画面P30は、フィールドオブジェクトF30と、操作オブジェクトB30a〜B30bと、を含む。
フィールドオブジェクトF30は、名義変更文書案の内容を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。フィールドオブジェクトF30には、名義変更文書案提示レスポンスデータに含まれる名義変更文書案に関する情報が表示される。
操作オブジェクトB30aは、フィールドオブジェクトF30に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB30bは、修正しない旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS130の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、反映リクエスト(S131)を実行する。
具体的には、現賃借者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望する場合には、フィールドオブジェクトF30に変更した名義変更文書案を入力し、かつ、操作オブジェクトB30aを操作すると、プロセッサ12は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。現賃借者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない場合には、操作オブジェクトB30bを操作すると、プロセッサ12は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。
同様に、賃借希望者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望する場合には、フィールドオブジェクトF30に変更した名義変更文書案を入力し、かつ、操作オブジェクトB30aを操作すると、プロセッサ52は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。賃借希望者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない場合には、操作オブジェクトB30bを操作すると、プロセッサ52は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。
同様に、物件所有者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望する場合には、フィールドオブジェクトF30に変更した名義変更文書案を入力し、かつ、操作オブジェクトB30aを操作すると、プロセッサ72は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。物件所有者が、フィールドオブジェクトF30の名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない場合には、操作オブジェクトB30bを操作すると、プロセッサ72は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。
変更する場合としては、例えば、賃貸借契約に新たな条項を追加すること、家賃の支払い方法を変更すること等が挙げられる。
反映リクエストデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・現賃借者ID、賃借希望者ID、又は物件所有者ID(各端末に対応するもの)
・フィールドオブジェクトF30に指定された変更した名義変更文書案に関する情報、又は、名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない旨の情報
ステップS131の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70の何れの反映リクエストデータにも、名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない旨の情報を含む場合(つまり、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の何れもが名義変更文書案について記載内容の変更を希望しない場合)には、サーバ30は、後述する名義変更文書の生成(S332)を実行する。
一方、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70の何れかの反映リクエストデータに、フィールドオブジェクトF30に指定された変更した名義変更文書案に関する情報を含む場合(つまり、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の何れか1者、2者又は3者が名義変更文書案について記載内容の変更を希望する場合)には、サーバ30は、名義変更文書修正案の生成(S331)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、各端末からの反映リクエストデータに含まれる変更した名義変更文書案に関する情報に基づき、名義変更文書修正案を生成する。なお、プロセッサ32は、反映リクエストデータにおける変更内容が、当該賃貸借契約に対して適用されるべき法律(例えば、最新の借地借家法等)に準じているか否かを判定してもよい。プロセッサ32は、適用されるべき法律に準じていない場合に、不適合な内容に関して適用されるべき法律に準じた内容となるように名義変更文書修正案を生成してもよい。あるいは、プロセッサ32は、適用されるべき法律に準じていない場合に、当該反映リクエストデータを送信した端末に、不適合である旨及びその理由に関する情報を送信してもよく、また、プロセッサ32は、適用されるべき法律に反して反映リクエストデータにおける変更内容を名義変更文書修正案に反映させてよいか否かの指示を受け付けてもよい。
プロセッサ32は、名義変更文書修正案提示レスポンスデータを、ステップS330で特定された現賃借者連絡先、賃借希望者連絡先、及び物件所有者連絡先に送信する。名義変更文書修正案提示レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・生成された名義変更文書修正案に関する情報
ステップS331の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、名義変更文書修正案の表示(S132)を実行する。
具体的には、プロセッサ12、プロセッサ52、及びプロセッサ72は、画面P31(図15)をディスプレイに表示する。
画面P31は、フィールドオブジェクトF31と、操作オブジェクトB31a〜B31bと、を含む。
フィールドオブジェクトF31は、名義変更文書修正案の内容を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。フィールドオブジェクトF31には、名義変更文書修正案提示レスポンスデータに含まれる名義変更文書修正案に関する情報が表示される。
操作オブジェクトB31aは、フィールドオブジェクトF31に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB31bは、修正しない旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS130の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、反映リクエスト(S133)を実行する。
具体的には、現賃借者が、フィールドオブジェクトF31の名義変更文書修正案について記載内容の変更を希望する場合には、フィールドオブジェクトF31に変更した名義変更文書修正案を入力し、かつ、操作オブジェクトB31aを操作すると、プロセッサ12は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。現賃借者が、フィールドオブジェクトF31の名義変更文書修正案について記載内容の変更を希望しない場合には、操作オブジェクトB31bを操作すると、プロセッサ12は、反映リクエストデータをサーバ30に送信する。
賃借希望者についても同様である。賃借希望者の場合、プロセッサ52が処理を行う。
物件所有者についても同様である。物件所有者の場合、プロセッサ72が処理を行う。
反映リクエストデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・現賃借者ID、賃借希望者ID、又は物件所有者ID(各端末に対応するもの)
・フィールドオブジェクトF31に指定された変更した名義変更文書修正案に関する情報、又は、名義変更文書修正案について記載内容の変更を希望しない旨の情報
ステップS133の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70の何れかの反映リクエストデータに、フィールドオブジェクトF31に指定された変更した名義変更文書修正案に関する情報を含む場合(つまり、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の何れか1者、2者又は3者が名義変更文書修正案について記載内容の変更を希望する場合)には、再度、ステップS331、ステップS132及びステップS133を実行する。現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の何れもが名義変更文書修正案について記載内容の変更を希望しなくなるまで、ステップS331〜ステップS133を繰り返す。
現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70の何れの反映リクエストデータにも、名義変更文書案(又は名義変更文書修正案)について記載内容の変更を希望しない旨の情報を含む場合(つまり、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者の何れもが名義変更文書案(又は名義変更文書修正案)について記載内容の変更を希望しない場合)には、サーバ30は、名義変更文書の生成(S332)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、名義変更文書案(ステップS331〜ステップS133が実行されなかった場合)又は名義変更文書修正案(ステップS331〜ステップS133が実行された場合)に基づいて、名義変更文書を生成する。名義変更文書は、名義変更文書案又は名義変更文書修正案と同一であってもよいし、異なっていてもよい。異なっている場合としては、例えば、名義変更文書に名義変更文書の生成日が追加されている場合が挙げられる。
プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)において、反映リクエストデータに含まれる入居申込IDに関連付けられた「生成文書」フィールドに、生成された名義変更文書データを格納する。
プロセッサ32は、入居申込情報データベース(図8)において、反映リクエストデータに含まれる入居申込IDに関連付けられた「ステータス」フィールドを「文書作中」から「文書作成完了」に変更する。
ステップS332の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、名義変更文書の表示(S134)を実行する。
具体的には、プロセッサ12、プロセッサ52、及びプロセッサ72は、画面P32(図16)をディスプレイに表示する。
画面P32は、表示オブジェクトA32と、操作オブジェクトB32a〜B32bと、を含む。
表示オブジェクトA32は、名義変更文書に関する情報を含む。
操作オブジェクトB32aは、名義変更文書を印刷するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB32bは、名義変更文書に電子署名をするためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更文書を紙書類として利用する場合には、操作オブジェクトB32aを操作し、印刷をする。そして、互いに郵送又は手渡し等の方法で、紙書類に捺印を行い、名義変更を行う。
現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更文書に電子署名をする場合には、操作オブジェクトB32bを操作し、電子署名を行う。電子署名は、例えば、公知の方法で、サーバ30を介して、又は、サーバ30以外のサービスを介して行えばよい。
変形例1によれば、サーバ30は、物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の文書を生成する。したがって、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更する旨の文書を容易に作成することができる。
また、変形例1によれば、サーバ30は、賃貸借契約書が当該賃貸借契約に対して適用されるべき法律に準じているか否かを判定してもよい。また、サーバ30は、適用されるべき法律に準じていない場合に、不適合な内容に関して適用されるべき法律に準じた内容となるように名義変更文書を生成することができる。したがって、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、賃貸借契約に対して適用されるべき法律に準じた、名義変更する旨の文書を容易に作成することができる。
(5−2)変形例2
変形例2を説明する。変形例2は、名義変更に関する費用の精算金の金額(以下「精算金額」という)を提示する例である。
(5−2−1)費用精算処理
変形例2の費用精算処理を説明する。図17は、変形例2の費用精算処理のシーケンス図である。図18は、変形例2の費用精算処理において表示される画面例を示す図である。
変形例2の費用精算処理は、入居申込処理のステップS721(図11)において、物件所有者が、入居申込を行った賃借希望者の入居を許諾した場合に実行される。
ステップS332(図14)の後、図17に示すように、サーバ30は、精算金額の算出(S340)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、ステップS330で特定された物件IDに関連付けられた敷金情報を特定する。
プロセッサ32は、特定された敷金情報、記憶装置31に予め記憶されているシステム利用料に関する情報、記憶装置31に予め記憶されている所定の計算式で算出されたキャッシュバック金に関する情報、及び、記憶装置31に予め記憶されている滞納保証会社への保証料に関する費用(何れも「名義変更に関する費用」の一例)等の内訳金額情報に基づいて、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者がそれぞれ支払う又は受け取る金額(精算金額)を算出する。
プロセッサ32は、内訳金額情報及び算出された精算金額に関する情報に基づいて、精算書を生成する。具体的には、例えば、プロセッサ32は、記憶装置31に予め記憶されている精算書の雛型に上記内訳金額情報及び精算金額に関する情報を組み込んで、精算書を生成する。精算書は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・現賃借者に関する金額が記載された現賃借者用精算書
・賃借希望者に関する金額が記載された賃借希望者用精算書
・物件所有者に関する金額が記載された物件所有者用精算書
プロセッサ32は、精算レスポンスデータを、ステップS330で特定された現賃借者連絡先、賃借希望者連絡先、及び物件所有者連絡先に送信する。
現賃借者連絡先に送信される精算レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・現賃借者用精算書に関する情報
賃借希望者連絡先に送信される精算レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・賃借希望者用精算書に関する情報
物件所有者連絡先に送信される精算レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・物件所有者用精算書に関する情報
ステップS340の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、精算書の表示(S140)を実行する。
具体的には、プロセッサ12、プロセッサ52、及びプロセッサ72は、画面P40(図18)をディスプレイに表示する。
画面P40は、表示オブジェクトA40と、フィールドオブジェクトF40と、操作オブジェクトB40と、を含む。
表示オブジェクトA40は、対応する精算レスポンスデータに含まれる精算書に関する情報を含む。
フィールドオブジェクトF40は、精算金の受け取り方法又は精算金の支払い方法を指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB40は、フィールドオブジェクトF40に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS140の後、現賃借者端末10、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70はそれぞれ、精算リクエスト(S141)を実行する。
具体的には、現賃借者は、精算金の受け取りが発生する場合には、フィールドオブジェクトF40に精算金の受け取り方法を入力し、かつ、操作オブジェクトB40を操作すると、プロセッサ12は、精算リクエストデータをサーバ30に送信する。受け取り方法としては、例えば、振込先情報(例えば、銀行口座情報)を指定することが挙げられる。
現賃借者は、精算金の支払いが発生する場合には、フィールドオブジェクトF40に精算金の支払い方法を入力し、かつ、操作オブジェクトB40を操作すると、プロセッサ12は、精算リクエストデータをサーバ30に送信する。支払い方法としては、例えば、クレジットカード情報を指定することが挙げられる。
精算リクエストデータは、以下の情報を含む。
・入居申込ID
・現賃借者ID
・フィールドオブジェクトF40に指定された精算金の受け取り方法又は精算金の支払い方法に関する情報
賃借希望者についても同様である。賃借希望者の場合、プロセッサ52が処理を行い、精算リクエストデータは賃借希望者IDを含む。
物件所有者についても同様である。物件所有者の場合、プロセッサ72が処理を行い、精算リクエストデータは物件所有者IDを含む。
含む。
ステップS141の後、サーバ30は、決済(S341)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、精算リクエストデータに含まれる精算金の受け取り方法又は精算金の支払い方法に関する情報に基づき、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者それぞれの精算金について決済を行う。
なお、変形例2において、精算書が生成される例を示したが、請求書、見積書、又は領収書等の他の経理書類が生成されてもよい。
変形例2において、生成された精算書等の経理書類に関する情報は、サーバ30の記憶装置31に記憶されてもよい。
変形例2において、精算金の受け取り方法又は精算金の支払い方法に関する情報は、ステップS141で指定する例を示したが、任意のタイミング(例えば、ステップS520等)で指定してもよい。
変形例2において、費用精算処理は、ステップS332(図14)の後ではなく、例えば、ステップS324(図11)の後に実行されてもよい。
変形例2によれば、サーバ30は、名義変更に関する費用の精算金の金額を提示する。したがって、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更に関する費用の精算金の金額を容易に知ることができる。そのため、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、スムーズに精算を行うことができる。
(5−3)変形例3
変形例3を説明する。変形例3は、賃借希望者から現賃借者へのメッセージを受け付けて通知し、現賃借者から賃借希望者への返信メッセージを受け付けて通知する例である。
(5−3−1)メッセージ履歴情報データベース
変形例3のメッセージ履歴情報データベースを説明する。図19は、変形例3のメッセージ履歴情報データベースのデータ構造を示す図である。
図19のメッセージ履歴情報データベースには、賃借希望者と現賃借者との間のメッセージのやり取りの履歴に関するメッセージ履歴情報が格納されている。
メッセージ履歴情報データベースは、「メッセージ履歴ID」フィールドと、「送信日時」フィールドと、「送信者」フィールドと、「受信者」フィールドと、「メッセージ」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
メッセージ履歴情報データベースは、物件ID及び賃借希望者IDの組み合わせに関連付けられている。
「メッセージ履歴ID」フィールドには、メッセージ履歴IDが格納される。メッセージ履歴IDは、メッセージ履歴を識別するメッセージ履歴識別情報の一例である。
「送信日時」フィールドには、メッセージを送信した日時(日付及び時間)に関する日時情報が格納される。
「送信者」フィールドには、メッセージを送信した者(送信者)の識別情報(賃借希望者ID又は現賃借者ID)が格納される。
「受信者」フィールドには、メッセージを受信した者(受信者)の識別情報(賃借希望者ID又は現賃借者ID)が格納される。
「メッセージ」フィールドには、送信されたメッセージ(例えば、テキスト、画像データ、各種ファイルデータ、等)が格納される。
(5−3−2)メッセージ通信処理
変形例3のメッセージ通信処理を説明する。図20は、変形例3のメッセージ通信処理のシーケンス図である。図21は、変形例3のメッセージ通信処理において表示される画面例を示す図である。図22は、変形例3のメッセージ通信処理において表示される画面例を示す図である。
図20に示すように、賃借希望者端末50は、本実施形態と同様に、賃借希望者情報の受付(S520)、及び、物件閲覧リクエスト(S521)を実行する。
ステップS521の後、サーバ30は、本実施形態と同様に、物件閲覧レスポンス(S320)を実行する。
ステップS320の後、賃借希望者端末50は、物件一覧表示(S552)を実行する。
具体的には、プロセッサ52は、画面P51(図21)をディスプレイに表示する。
画面P51は、複数の表示オブジェクトA51(A51a,A51b,・・・)と、複数の操作オブジェクトB51(B51a,B51b,・・・)と、を含む。
表示オブジェクトA51は、物件閲覧レスポンスデータに含まれる物件情報が表示される。1つの表示オブジェクトA51は、物件情報データベース(図7)に格納されている1つの物件IDに対応する。
操作オブジェクトB51は、物件の現賃借者へメッセージを送信する旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。各操作オブジェクトB51には、対応する物件IDが割り当てられている。
ステップS552の後、賃借希望者端末50は、メッセージ送信リクエスト(S553)を実行する。
具体的には、賃借希望者が、複数の操作オブジェクトB51のうちの1つ(現賃借者へメッセージを送信したい物件に対応する操作オブジェクトB51)を操作すると、プロセッサ52は、画面P52(図21)をディスプレイに表示する。
画面P52は、フィールドオブジェクトF52と、操作オブジェクトB52と、を含む。
フィールドオブジェクトF52は、メッセージを指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB52は、フィールドオブジェクトF52に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
賃借希望者が、フィールドオブジェクトF52にユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB52を操作すると、プロセッサ52は、メッセージ送信リクエストデータをサーバ30に送信する。メッセージ送信リクエストデータは、以下の情報を含む。
・賃借希望者ID
・操作された操作オブジェクトB51に割り当てられている物件ID
・フィールドオブジェクトF52に指定されたメッセージ
ステップS553の後、サーバ30は、メッセージの通知(S351)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、メッセージ送信リクエストデータに含まれる物件IDに関連付けられた物件名(物件所在地と建物名と部屋番号との組み合わせ)を特定する。
プロセッサ32は、物件情報データベース(図7)を参照して、メッセージ送信リクエストデータに含まれる物件IDに関連付けられた現賃借者IDを特定する。プロセッサ32は、現賃借者情報データベース(図4)を参照して、特定された現賃借者IDに関連付けられた現賃借者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、メッセージ送信レスポンスデータを、特定された現賃借者連絡先に送信する。メッセージ送信レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・メッセージ送信リクエストデータに含まれる賃借希望者ID
・メッセージ送信リクエストデータに含まれる物件ID
・特定された物件名
・メッセージ送信リクエストデータに含まれるメッセージ
プロセッサ32は、メッセージ送信リクエストデータに含まれる物件ID及び賃借希望者IDの組み合わせに関連付けられたメッセージ履歴情報データベース(図19)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「メッセージ履歴ID」フィールドには、新規のメッセージ履歴IDが格納される。
・「送信日時」フィールドには、ステップS351を実行した日時が格納される。
・「送信者」フィールドには、賃借希望者IDが格納される。
・「受信者」フィールドには、現賃借者IDが格納される。
・「メッセージ」フィールドには、メッセージ送信リクエストデータに含まれるメッセージが格納される。
ステップS351の後、現賃借者端末10は、メッセージの表示(S150)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、メッセージ送信レスポンスデータに基づいて、画面P53(図22)をディスプレイに表示する。
画面P53は、表示オブジェクトA53と、フィールドオブジェクトF53と、操作オブジェクトB53と、を含む。
表示オブジェクトA53は、メッセージ送信レスポンスデータに含まれるメッセージを含む。
フィールドオブジェクトF53は、返信メッセージを指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB53は、フィールドオブジェクトF53に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS150の後、現賃借者端末10は、返信リクエスト(S151)を実行する。
具体的には、現賃借者が、フィールドオブジェクトF53にユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB53を操作すると、プロセッサ12は、返信リクエストデータをサーバ30に送信する。
返信リクエストデータは、以下の情報を含む。
・メッセージ送信レスポンスデータに含まれる賃借希望者ID
・メッセージ送信レスポンスデータに含まれる物件ID
・メッセージ送信レスポンスデータに含まれる物件名
・メッセージ送信レスポンスデータに含まれるメッセージ
・フィールドオブジェクトF53に指定された返信メッセージ
ステップS553の後、サーバ30は、返信メッセージの通知(S352)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、賃借希望者情報データベース(図5)を参照して、返信リクエストデータに含まれる賃借希望者IDに関連付けられた賃借希望者連絡先を特定する。
プロセッサ32は、返信レスポンスデータを、特定された賃借希望者連絡先に送信する。返信レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・返信リクエストデータに含まれる賃借希望者ID
・返信リクエストデータに含まれる物件ID
・返信リクエストデータに含まれる物件名
・返信リクエストデータに含まれるメッセージ
・返信リクエストデータ含まれる返信メッセージ
プロセッサ32は、返信リクエストデータに含まれる物件ID及び賃借希望者IDの組み合わせに関連付けられたメッセージ履歴情報データベース(図19)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「メッセージ履歴ID」フィールドには、新規のメッセージ履歴IDが格納される。
・「送信日時」フィールドには、ステップS352を実行した日時が格納される。
・「送信者」フィールドには、現賃借者IDが格納される。
・「受信者」フィールドには、賃借希望者IDが格納される。
・「メッセージ」フィールドには、返信リクエストデータ含まれる返信メッセージが格納される。
ステップS352の後、賃借希望者端末50は、返信メッセージの表示(S554)を実行する。
具体的には、プロセッサ52は、メッセージ送信レスポンスデータに基づいて、画面P54(図22)をディスプレイに表示する。
画面P54は、表示オブジェクトA54a〜A54bと、フィールドオブジェクトF54と、操作オブジェクトB54と、を含む。
表示オブジェクトA54aは、返信レスポンスデータに含まれるメッセージを含む。
表示オブジェクトA54bは、返信レスポンスデータに含まれる返信メッセージを含む。
フィールドオブジェクトF54は、再返信メッセージを指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB54は、フィールドオブジェクトF54に入力されたユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS554の後、賃借希望者が、再返信メッセージを送信したい場合には、フィールドオブジェクトF54にユーザ指示を入力し、かつ、操作オブジェクトB54を操作すると、プロセッサ52は、再返信リクエストデータをサーバ30に送信する。
このように、ステップS553〜S150及びステップS151〜S554を同様に繰り返し行うことによって、賃借希望者及び現賃借者は双方向にメッセージのやり取りを行うことができる。
変形例3において、一例として、物件についての質問及び回答に関するメッセージのやり取りができる。賃借希望者から現賃借者へのメッセージは、例えば、物件についての質問を含む。現賃借者から賃借希望者への返信メッセージは、例えば、当該質問に対する回答を含む。
別の一例として、物件の内見に関するメッセージのやり取りができる。賃借希望者から現賃借者へのメッセージは、例えば、物件の内見を希望する旨の情報を含む。現賃借者から賃借希望者への返信メッセージは、例えば、賃借希望者の内見を許諾するか否かに関する情報を含む。
変形例3によれば、サーバ30は、賃借希望者から現賃借者へのメッセージを受け付けて通知し、現賃借者から賃借希望者への返信メッセージを受け付けて通知する。したがって、賃借希望者及び現賃借者は、メッセージを容易にやり取りすることができる。
なお、変形例3では、現賃借者と賃借希望者との間でメッセージをやり取りする例を示したが、これに限らず、賃借希望者と物件所有者との間、現賃借者と物件所有者との間、又は、現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間でメッセージをやり取りするものであってもよい。
また、各メッセージの内容を他の者が閲覧することができるものであってもよい。
(5−4)変形例4
変形例4を説明する。変形例4は、賃貸借契約書情報に基づき、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを判断する例である。
(5−4−1)物件登録処理
変形例4の物件登録処理を説明する。図23は、変形例4の物件登録処理のシーケンス図である。図24は、変形例4の物件登録処理において表示される画面例を示す図である。
図23に示すように、現賃借者端末10は、本実施形態と同様に、ステップS110〜S111を実行する。
ステップS111の後、サーバ30は、本実施形態と同様に、ステップS310〜S311を実行する。
ステップS311の後、現賃借者端末10は、本実施形態と同様に、ステップS112〜S113を実行する。
ステップS113の後、サーバ30は、名義変更適否の判定(S362)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、記憶装置31に予め記憶されている判定基準情報を参照して、物件登録リクエストデータに含まれる物件基礎情報、及び修正リクエストデータに含まれる物件基礎情報に基づき、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを判定する。判定基準情報は、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かの判定基準に関する情報である。適していない場合としては、例えば、以下の場合が挙げられる。
・定期借家であって、退去予定日から賃貸借契約期間の満了日までが所定期間(例えば2ヶ月)より短い場合
・名義変更ができない旨の特約がある場合
適していると判定された場合、ステップS362の後、サーバ30は、本実施形態と同様に、物件登録(S312)を実行する。
適していないと判定された場合、プロセッサ32は、判定結果情報を含む判定結果提示レスポンスデータを現賃借者端末10に送信する。判定結果提示レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・物件が賃借人の名義変更に適していない旨の情報(「判定結果情報」の一例)
・物件が賃借人の名義変更に適していない理由に関する情報(「判定結果情報」の一例)
適していないと判定された場合、ステップS362の後、現賃借者端末10は、判定結果の表示(S164)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P62(図24)をディスプレイに表示する。
画面P62は、表示オブジェクトA62と、操作オブジェクトB62a〜B62bと、を含む。
表示オブジェクトA62は、判定結果提示レスポンスデータに含まれる判定結果情報が表示される。
操作オブジェクトB62aは、物件登録を実行する旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB62bは、物件登録を実行しない旨のユーザ指示をサーバ30に送信するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ステップS164の後、現賃借者端末10は、判定結果の表示(S112)を実行する。
具体的には、現賃借者は、物件登録をやめる場合には、操作オブジェクトB62bを操作すると、プロセッサ12は、登録要否リクエストデータをサーバ30に送信する。登録要否リクエストデータは、物件登録を実行しない旨の情報を含む。これにより、サーバ30は、物件登録(S312)を実行せずに、処理を終了する。
一方、現賃借者は、物件登録を希望する場合には、操作オブジェクトB62aを操作すると、プロセッサ12は、登録要否リクエストデータをサーバ30に送信する。登録要否リクエストデータは、物件登録を実行する旨の情報を含む。
登録要否リクエストデータが物件登録を実行する旨の情報を含む場合、ステップS165の後、サーバ30は、本実施形態と同様に、物件登録(S312)を実行する。
なお、変形例4では、判定結果情報は記憶装置31(例えば、物件情報データベース(図7)を記憶されてもよい。また、判定結果情報は、賃借希望者端末50に提示されてもよい。例えば、判定結果情報は、ステップS522において画面P21(図12)に表示されてもよい。例えば、判定結果情報は、ステップS552において画面P51(図21)に表示されてもよい。
変形例4によれば、サーバ30は、賃貸借契約書情報に基づき、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを判断する。したがって、現賃借者は、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを知ることができる。
(6)本実施形態の小括
本実施形態について小括する。
本実施形態の第1態様は、
賃借している物件からの退去を希望する現賃借者の端末から、当該物件の賃貸借契約書に関する賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付ける手段(例えば、ステップS310及びステップS312の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
入居する物件を探している賃借希望者の端末に、物件基礎情報に基づく物件情報を提示する手段(例えば、ステップS320の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
提示された物件への入居を希望する賃借希望者の端末から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、物件の物件識別情報を受け付ける手段(例えば、ステップS321の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
物件を賃貸している物件所有者の端末に、入居を希望する賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、物件の物件識別情報を通知する手段(例えば、ステップS322の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
物件所有者が賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける手段(例えば、ステップS323の処理を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
第1態様によれば、賃貸物件の居抜きにおいて現賃借者と賃借希望者と物件所有者との間のやり取りをよりスムーズにすることができる。
本実施形態の第2態様は、
物件所有者が賃借希望者の入居を許諾した場合に、物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の文書を生成する手段(例えば、ステップS332の処理を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
第2態様によれば、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更する旨の文書を容易に作成することができる。
本実施形態の第3態様は、
賃貸借契約書が、当該賃貸借契約に対して適用されるべき法律に準じているか否かを判定する手段(例えば、ステップS330の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
文書を生成する手段は、適用されるべき法律に準じていない場合に、不適合な内容に関して適用されるべき法律に準じた内容となるように文書を生成する、
情報処理装置である。
第3態様によれば、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、賃貸借契約に対して適用されるべき法律に準じた、名義変更する旨の文書を容易に作成することができる。
本実施形態の第4態様は、
名義変更に関する費用の精算金の金額を提示する手段(例えば、ステップS340の処理を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
第4態様によれば、現賃借者、賃借希望者、及び物件所有者は、名義変更に関する費用の精算金の金額を容易に知ることができる。
本実施形態の第5態様は、
賃借希望者の端末から、現賃借者へのメッセージを受け付ける手段(例えば、ステップS351の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
現賃借者の端末に、メッセージを通知する手段(例えば、ステップS351の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
現賃借者の端末から、メッセージが受け付けられた賃借希望者への返信メッセージを受け付ける手段(例えば、ステップS352の処理を実行するプロセッサ32)を備え、
メッセージが受け付けられた賃借希望者の端末に、返信メッセージを通知する手段(例えば、ステップS352の処理を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
第5態様によれば、賃借希望者及び現賃借者は、メッセージを容易にやり取りすることができる。
本実施形態の第6態様は、
メッセージは、物件の内見を希望する旨の情報を含み、
返信メッセージは、賃借希望者の内見を許諾するか否かに関する情報を含む、
情報処理装置である。
第6態様によれば、賃借希望者及び現賃借者は、物件の内見に関するメッセージを容易にやり取りすることができる。
本実施形態の第7態様は、
賃貸借契約書情報は、賃貸借契約書の画像データとして受け付けられる、
情報処理装置である。
第7態様によれば、現賃借者は、賃貸借契約書に関する情報を容易にサーバへ提供することができる。
本実施形態の第8態様は、
賃貸借契約書情報に基づき、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを判定する手段(例えば、ステップS362の処理を実行するプロセッサ32)を備える、
情報処理装置である。
第8態様によれば、現賃借者は、物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを知ることができる。
本実施形態の第9態様は、
コンピュータ(例えば、プロセッサ32)を、上記の各手段として機能させるためのプログラムである。
(7)その他の変形例
その他の変形例を説明する。
現賃借者、入居希望者又は物件所有者から、任意のタイミングで各端末を介して本人確認書類(運転免許証のコピー等)を受け付けて、サーバ30の運営会社が事前に審査を行ってもよい。サーバ30は、当該事前の審査の結果を、運営会社の端末から受け付けてもよい。また、当該結果をサーバ30から現賃借者、入居希望者又は物件所有者の各端末に通知してもよい。
また、サーバ30の運営会社の端末を介して、登記簿謄本等に基づく付加情報を物件情報の1つとして物件情報データベース(図7)に追加されてもよい。付加情報としては、登記簿上の番地、登記簿上の所有者情報、登記簿上の面積等が挙げられる。
また、サーバ30は、物件基礎情報として、賃貸借契約書情報の他に、重要事項説明書、家財保険約款、領収書、敷金預り証、鍵預り証、契約時の請求書、現賃借者の入居当時の物件図面等の情報を受け付けてもよい。これらの情報は、例えば、現賃借者端末10から、画像データとして受け付けられる。
また、サーバ30は、現賃借者端末10から滞納保証会社に関する情報(例えば、名称、所在地、連絡先等)を受け付けてもよい。サーバ30は、例えば、滞納保証会社の端末に、賃借希望者情報(例えば、審査用情報)を提示してもよく、また、滞納保証会社の審査結果を滞納保証会社の端末から受け付けてもよい。また、サーバ30は、滞納保証会社の端末に、物件の賃借人を現賃借者から賃借希望者へ名義変更する旨の情報を提示してもよい。
また、物件所有者が賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示は、例えば、サーバ30の運営会社の端末から受け付けてもよい。
記憶装置11は、ネットワークNWを介して、現賃借者端末10と接続されてもよい。記憶装置31は、ネットワークNWを介して、サーバ30と接続されてもよい。記憶装置51は、ネットワークNWを介して、賃借希望者端末50と接続されてもよい。記憶装置71は、ネットワークNWを介して、物件所有者端末70と接続されてもよい。
上記の情報処理の各ステップは、現賃借者端末10、サーバ30、賃借希望者端末50、及び物件所有者端末70の何れでも実行可能である。
上記における各ステップの順番は一例であり、他の形態において任意に入れ替えられることはいうまでもない。また、上記において受け付けられる各情報の入力者は一例であり、他の例において他の者から受け付けられてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
1 :情報処理システム
10 :現賃借者端末
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
50 :賃借希望者端末
51 :記憶装置
52 :プロセッサ
53 :入出力インタフェース
54 :通信インタフェース
70 :物件所有者端末
71 :記憶装置
72 :プロセッサ
73 :入出力インタフェース
74 :通信インタフェース

Claims (9)

  1. 賃借している物件からの退去を希望する現賃借者の端末から、当該物件の賃貸借契約書に関する賃貸借契約書情報を含む物件基礎情報を受け付ける手段を備え、
    入居する物件を探している賃借希望者の端末に、前記物件基礎情報に基づく物件情報を提示する手段を備え、
    提示された前記物件への入居を希望する賃借希望者の端末から、賃借希望者識別情報を含む賃借希望者情報、及び、前記物件の物件識別情報を受け付ける手段を備え、
    前記物件を賃貸している物件所有者の端末に、入居を希望する前記賃借希望者の賃借希望者識別情報、及び、前記物件の物件識別情報を通知する手段を備え、
    前記物件所有者が前記賃借希望者の入居を許諾するか否かの指示を受け付ける手段を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記物件所有者が前記賃借希望者の入居を許諾した場合に、前記物件の賃借人を前記現賃借者から前記賃借希望者へ名義変更する旨の文書を生成する手段を備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記賃貸借契約書が、当該賃貸借契約に対して適用されるべき法律に準じているか否かを判定する手段を備え、
    前記文書を生成する手段は、前記適用されるべき法律に準じていない場合に、不適合な内容に関して前記適用されるべき法律に準じた内容となるように前記文書を生成する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記名義変更に関する費用の精算金の金額を提示する手段を備える、
    請求項2又は3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 賃借希望者の端末から、前記現賃借者へのメッセージを受け付ける手段を備え、
    前記現賃借者の端末に、前記メッセージを通知する手段を備え、
    前記現賃借者の端末から、前記メッセージが受け付けられた賃借希望者への返信メッセージを受け付ける手段を備え、
    前記メッセージが受け付けられた賃借希望者の端末に、前記返信メッセージを通知する手段を備える、
    請求項1〜4の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 前記メッセージは、前記物件の内見を希望する旨の情報を含み、
    前記返信メッセージは、前記賃借希望者の内見を許諾するか否かに関する情報を含む、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記賃貸借契約書情報は、賃貸借契約書の画像データとして受け付けられる、
    請求項1〜6の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 前記賃貸借契約書情報に基づき、前記物件が賃借人の名義変更に適しているか否かを判定する手段を備える、
    請求項1〜7の何れかに記載の情報処理装置。
  9. コンピュータを、請求項1〜8に記載の各手段として機能させるためのプログラム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023139932A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 使用料の出力方法、情報処理装置、プログラム、情報処理システム

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