JP2021149154A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記事の閲覧を契機として応援行為を行う際にスムーズに応援行為を進める情報処理装置を提供する。【解決手段】複数のユーザ端末、記事配信用サーバ及びサービス用サーバがネットワークを介して接続された応援用システムにおいて、サービス用サーバは、各情報媒体から記事配信用サーバを経由して送られてくる記事を、通信用ネットワークを通じて受信して取得する記事取得部と、取得した記事から応援対象を特定する応援対象特定部32と、特定した応援対象に対する応援行為を受付けるオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示させる処理を実行する記事処理部33と、ユーザがユーザ端末12を通じて行ったシェア操作又は付与操作受け付ける操作受付部34と、シェア操作を行ったユーザのフレンドに対して、記事のシェア通知を送り、フレンドがその通知に応答した際には、フレンドに対してシェア対象となる記事を送る処理を行うシェア処理部36と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
スポーツ選手又はアーティスト等を対象として応援行為を行うための技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術等が挙げられる。特許文献1に記載の技術は、応援対象へ応援メッセージを電子メールで送信した際に、その応援対象に対する支援金を課金するものである。
特開2004−13518号公報
応援行為を行う者(ユーザ)は、例えば、ニュース等の記事を閲覧し、その記事に掲載された者を応援対象に選ぶことがあり、その応援対象を応援するために所定の手続きを行う。例えば、特許文献1に記載の技術では、ユーザが応援サイトにアクセスし、応援対象とする者のカテゴリ及び名前を選択画面で選択し、応援メッセージ等を入力する。
一方、ユーザにとって応援行為を容易に行えることが望ましく、記事の閲覧を契機として応援行為をスムーズに進めることができる技術が求められている。
そこで、本発明は、記事の閲覧を契機として応援行為を行う際に応援行為をスムーズに進めるための情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、記事に応じた応援対象への応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示することにより、記事の閲覧を契機として応援行為をスムーズに進めることができる。
記事及びオブジェクトが表示された画面例を示す図である。 記事のシェア先に表示される画面例を示す図である。 価値付与用の入力画面例を示す図である。 応援用システムの概念図を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能を示すブロック図である。 応援対象の候補に関する登録情報についての説明図である。 シェアレコードについての説明図である。 付与レコードについての説明図である。 記事シェア数の集計結果を通知する画面例を示す図である。 価値の付与人数及び値の集計結果を通知する画面例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理フローの流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理フローにおいて付与操作を受け付けた場合の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理フローにおいてシェア操作を受け付けた場合の流れを示す図である。
本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムについて、以下、添付の図面に示す好適な実施形態(以下、「本実施形態」と言う。)を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた具体例の一つにすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
また、以下の説明の中で参照される図面が示す画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、システム設計の仕様及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得るものである。
また、本明細書において、「人」及び「者」には、一人又は複数の個人、あるいは複数の個人が所属するチーム、団体又は組織等が含まれるものとする。
なお、以下では、「応援対象」に該当する人がスポーツ選手又はスポーツ選手の所属チーム(以下、「スポーツ選手等」と言う。)であるケースを具体例に挙げて説明することとする。ただし、応援対象は、スポーツ選手等に限られず、例えば、アーティスト(歌手)、演奏バンド、俳優、芸能人、画家等の芸術家、及びその他のパフォーマンスを実施する人等であってもよく、本発明は、これらのいずれかを応援する場合に適用可能である。
<本実施形態の応援サービスの概要>
本実施形態の情報処理装置を利用して提供される応援用のネットサービス(以下、「応援サービス」と言う。)について概説する。
応援サービスは、サービス運営会社によって提供される。応援サービスを利用するユーザは、図1に示すように、スマートフォン又はパソコン等の端末を通じて、各種の情報媒体が配信する記事(厳密には、通信ネットワークを通じて入手可能な記事)を閲覧することができる。図1は、記事が表示された画面例を示す図である。
本実施形態において、記事は、例えば、スポーツの試合結果及びスポーツ選手の活動状況等を含むスポーツ関連の記事である。また、記事を配信する情報媒体としては、新聞各社、通信社、テレビ局、ラジオ局、雑誌等の出版社、ネットニュースを配信するポータルサイトの運営会社、記事投稿が可能なSNS(Social Networking Service)の運営会社、ブログを開設する個人又は企業、競技団体、及び、スポーツ選手等の紹介サイトを管理する会社等が該当する。
なお、記事の配信は、任意の条件で行うことができ、例えば、ネットニュースのように所定時刻に定期的に配信されてもよく、あるいは、ユーザが設定したキーワードを含む記事をネット上で検索して配信してもよい。
また、応援サービスを利用するユーザは、閲覧した記事から特定されるスポーツ選手等に対する応援行為を行うことができる。具体的に説明すると、ユーザは、図1に示すように、端末画面にて記事を閲覧し、その記事に掲載されたスポーツ選手を応援する場合には、上記の記事とともに表示される応援用ボタンB1,B2をタッチ又はクリックする。応援用ボタンB1,B2は、応援対象に対する応援行為を受け付けるために画面表示されるオブジェクトであり、本実施形態では2種類用意されている。
一方の応援用ボタンB1は、ユーザが閲覧した記事を他のユーザとシェアする操作(シェア操作)を受け付けるためのボタンである。応援用ボタンB1をタッチ又はクリックすることで、ユーザは、閲覧した記事と同じ記事を他のユーザ、例えば当該ユーザのフレンドとシェアすることができる。フレンドは、ユーザが記事等の情報を共有する相手としてユーザからの申込みを受け、その申込みに承諾した他のユーザである。ちなみに、フレンドもまた、応援サービスの利用者に該当する。
なお、ユーザが記事をシェアする相手は、フレンドのように当該ユーザと関連付けられた特定のユーザに限定されるものではなく、例えば、Twitter(登録商標)等のSNS又は個人ブログを通じて不特定のユーザと記事をシェアしてもよい。
フレンドである他のユーザは、自分の端末を通じて、ユーザによってシェアされた記事を閲覧することができる。具体的には、フレンドの端末画面には、図2に示すシェア通知が表示される。図2は、シェア通知が表示された画面例を示す図である。
そして、このシェア通知に対してフレンドが所定の応答操作を行うと、シェア操作を行ったユーザが閲覧した記事(例えば、図1に示す記事)と同じ記事がフレンドの端末に表示されるようになる。なお、記事をシェアする手順については、上記の内容に限定されず、例えばSNS等で記事をシェアする際の手順と同様の手順を採用してもよい。
また、フレンドは、ユーザによってシェアされることで閲覧した記事(シェア記事)を、別のユーザ(具体的には、フレンドのフレンド)とさらにシェアすることができる。これにより、その記事を多くのユーザに広める(拡散する)ことができる。
なお、一人のユーザを対象ユーザとしたとき、対象ユーザによってシェアされた記事と、その記事を起点として他のユーザによってシェアされた記事とを含む一群の記事を、以下では、「対象ユーザのシェア記事群」と呼ぶこととする。例えば、ユーザAがシェアした記事を三人のユーザB、C及びDが閲覧し、同じ記事をユーザBがシェアしてユーザEが閲覧した場合には、ユーザA及びユーザBがシェアした記事、すなわちユーザB〜Eが閲覧した記事がシェア記事群に該当する。
もう一方の応援用ボタンB2は、ユーザが閲覧した記事から特定されるスポーツ選手等に所定価値を付与する操作(付与操作)を受け付けるためのボタンである。所定価値とは、例えば、応援サービスで利用することができるポイントである。例えば、ユーザは、所定の団体に寄付を行った場合に、上記のポイントを応援サービスの運営団体から購入して取得することとしてもよい。そして、ユーザは、取得したポイントを応援対象であるスポーツ選手等に付与することができる。本実施形態では、所定価値がポイントであるが、これに限定されず、電子マネーを含め、電子決済等の電子的取引に利用可能な金銭を所定価値としてもよい。
なお、以下では、所定価値を単に「価値」と呼ぶこととする。
応援用ボタンB2をユーザがタッチ又はクリックした場合、ユーザの端末には、図3に示す入力画面が表示される。入力画面には、現時点で所持している価値の残数が表示されるとともに、付与する所定価値の入力欄が設けられている。ユーザは、現時点における価値の残数の範囲内で、付与する価値の値(具体的には、ポイント数)を決めて入力欄に入力する。その結果、入力値に応じた価値が応援対象のスポーツ選手等に付与(寄付)される。
また、本実施形態では、ユーザが付与操作を行うと、付与操作の契機となった記事の配信元である情報媒体にも報酬が付与され、その報酬は、付与操作によって付与される価値の値に基づいて決定される。すなわち、ユーザが付与(寄付)する価値は、応援対象であるスポーツ選手等と、記事を配信した情報媒体との間で分配され、それぞれの分配先に価値が付与される。
なお、価値の分配先には、上記以外の者が加わってもよく、例えばスポーツ振興事業の運営団体が加わってもよい。また、ユーザから付与される価値の一部(厳密には、その一部を換金した額の金銭)が応援サービスの運営資金に充てられてもよい。
ちなみに、本実施形態では、記事を閲覧したユーザ(閲覧者)の応援行為を受け付けるためのオブジェクトとして、応援用ボタンB1,B2を表示することとしたが、これに限定されるものではなく、ボタン以外のオブジェクト(例えば、ドロップダウンリスト等)を表示してもよい。
<応援用システムについて>
応援サービス用の通信システム(以下、応援用システムSと言う)について、図4を参照しながら説明する。応援用システムSは、図4に示すように、サービス用サーバ10と、ユーザ端末12と、記事配信用サーバ14とによって構成されており、これらの機器は、通信用ネットワーク16を通じて互いに通信可能に接続されている。
なお、図4では、図示の便宜上、ユーザ端末12の台数が3台となっているが、ユーザ端末12の台数は、任意の数でもよく、応援用システムSを構成する上では少なくとも1台以上であればよい。
サービス用サーバ10は、本実施形態に係る情報処理装置であり、応援サービスのユーザが応援対象を応援する際に利用されるコンピュータである。サービス用サーバ10は、応援サービスの提供に必要な各種のデータを記憶するとともに、記憶しているデータを用いて、応援サービスに関する様々な情報処理を実行する。
サービス用サーバ10による情報処理の一例を説明すると、サービス用サーバ10は、記事配信用サーバ14から受信した記事データに対して所定の処理を実行する。具体的には、サービス用サーバ10は、記事データから応援対象を特定し、特定された応援対象への応援行為を受け付けるためのオブジェクトである応援用ボタンB1,B2を表示させるためのデータを記事データに組み込む処理を実行する。その後、サービス用サーバ10は、処理後の記事データをユーザ端末12に向けて送信する。
また、サービス用サーバ10は、ユーザが応援行為としてユーザ端末12を通じて行った操作を受け付ける。そして、サービス用サーバ10は、受け付けた操作と対応する処理を実行する。具体的に説明すると、応援行為としてシェア操作を受け付けた場合、サービス用サーバ10は、ユーザが閲覧した記事のシェアをフレンドに通知する等、記事のシェアに係る一連の処理を実行する。付与操作を受け付けた場合、サービス用サーバ10は、ユーザによって入力された価値の値を特定した後、入力値に応じた価値を応援対象に付与するための一連の処理を実行する。
ユーザ端末12は、ユーザが応援サービスを利用する際に操作する機器であり、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、テレビ受像機、及びウェアラブル端末等によって構成される。ユーザ端末12には、応援サービスを利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされている。ユーザは、応援サービス用のアカウントを取得しており、応援サービス利用時には上記のアプリケーションプログラムを起動してサービス用サーバ10にアクセス(ログイン)する。このとき、ユーザに対して、ログイン用の情報(例えば、アカウント名及びパスワード等)の入力を求めてもよいが、ログイン用の情報入力は、初回のログイン時のみ求めてもよい。
ユーザは、ログイン後、ユーザ端末12を通じて記事を閲覧することができる。また、ユーザは、閲覧した記事に掲載されたスポーツ選手等を応援対象として決めた場合に、ユーザ端末12を操作して、そのスポーツ選手等への応援行為を行うことができる。
具体的に説明すると、ユーザ端末12は、ディスプレイに記事を表示する。このとき、ディスプレイには、図1に示すように2種類の応援用ボタンB1,B2が記事とともに表示される。ユーザは、閲覧している記事から特定されるスポーツ選手等(例えば、記事の中で紹介されているスポーツ選手等)を応援対象として決めたときには、シェア操作及び付与操作のいずれかを選択し、2種類の応援用ボタンB1,B2のうち、選択した方の操作と対応するボタンをタッチ又はクリックする。
付与操作を選択した場合には、図3に示す入力画面がディスプレイに表示され、ユーザは、付与する価値の値を入力画面中の入力欄に入力する。
記事配信用サーバ14は、応援サービスにおいてユーザの閲覧に供される記事を配信するサーバコンピュータである。記事は、デジタルデータの形式で配信され、記事配信用サーバ14がサービス用サーバ10に送信し、サービス用サーバ10から各ユーザ端末12に送信されてもよい。あるいは、記事配信用サーバ14が各ユーザ端末12に向けて記事データを直接送信してもよい。
本実施形態において、記事データは、ユーザ端末12のブラウジング機能によって展開することが可能なマークアップ言語で記述され、タグが埋め込まれている。タグとは、記事を特徴づける要素であり、例えば、記事に掲載される内容の見出し等が該当する。タグには、特定の人名若しくは団体名等を指定して設定されているものがある。ここで、特定の選手(個人)を指定したタグを、「固有タグ」と呼び、特定の選手を指定しない汎用的なタグを、「所定タグ」と呼ぶこととする。
記事には、所在を示すリンク情報としてのURL(Uniform Resource Locator)が設定されており、URLに基づいて記事を識別することができ、その出所である情報媒体も、URLから特定することができる。また、シェアされた記事のリンク情報には、URLの他に、その記事をシェアするために行われたシェア操作の識別番号が含まれる(図8参照)。
<本実施形態の情報処理装置の構成について>
本実施形態の情報処理装置であるサービス用サーバ10のハードウェア構成について説明すると、図5に示すように、サービス用サーバ10は、プロセッサ21、メモリ22、通信用インタフェース23、ストレージ24、入力装置25及び出力装置26を有し、これらの機器がバス27を介して電気的に接続されている。
また、サービス用サーバ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、応援サービス提供用のアプリケーションプログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当する。プロセッサ21が上記のプログラムに従って動作することで、サービス用サーバ10は、本発明の情報処理装置として機能し、応援サービス提供のための一連の処理を実行する。
なお、プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)等によって構成されるとよい。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。
通信用インタフェース23は、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース23によるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi−fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G、4G若しくは5Gの移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
ストレージ24は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。また、ストレージ24は、サービス用サーバ10の筐体内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバ本体に取り付けてもよい。さらに、ストレージ24は、サービス用サーバ10の本体と通信可能に接続された外部コンピュータ(例えば、データベースサーバ)等によって構成されてもよい。
入力装置25は、例えばキーボード、マウス又はタッチパネル等によって構成されるとよい。出力装置26は、例えばディスプレイ及びスピーカ等によって構成されるとよい。
サービス用サーバ10の構成について機能面から改めて説明すると、サービス用サーバ10は、図6に示す機能部、具体的には、記事取得部31、応援対象特定部32、記事処理部33、操作受付部34、情報蓄積部35、シェア処理部36及び付与処理部37を有する。本実施形態のサービス用サーバ10は、図6に示すように記憶部39、シェアレコード生成部40、付与レコード生成部41、集計部42及び通知部43をさらに有する。
上記の機能部の各々は、前述したサービス用サーバ10のハードウェア機器と、サービス用サーバ10にインストールされたOS及び応援サービス提供用のアプリケーションプログラムとが協働することで実現される。
以下、各機能部について説明する。
記事取得部31は、各情報媒体から記事配信用サーバ14を経由して送られてくる記事(厳密には、記事データ)を、通信用ネットワーク16を通じて受信して取得する。記事取得部31による記事の取得は、例えば毎日所定時刻に行われてもよく、ユーザ側から記事の送信要求を受け付けた時点で行われてもよい。
応援対象特定部32は、記事取得部31が取得した記事から応援対象を特定する。具体的には、記事データに固定タグが埋め込まれている場合、応援対象特定部32は、その固定タグで指定された特定の選手を割り出す。応援対象特定部32は、割り出した特定の選手が情報蓄積部35に情報が登録された候補に該当するか否かを判定し、候補に該当する場合には、特定の選手を応援対象とする。つまり、本実施形態では、情報蓄積部35に情報が登録された複数の候補のうち、登録情報が記事に含まれた候補を応援対象として検索することで、応援対象を特定する。候補は、応援対象の候補として契約された人(選手)であり、候補に関する情報が、予め登録されて情報蓄積部35に蓄積される。
他方、記事データに所定タグが埋め込まれている場合、応援対象特定部32は、記事に基づいて応援対象を特定し、詳しくは、所定タグに基づいて特定の選手(固定タグにて指定された個人)以外の者を応援対象として特定する。特定の選手以外の者としては、例えば、特定の選手が所属しているチーム又は当該チームに所属する他の選手が該当する。
なお、特定の選手を指定していない所定タグから応援対象を特定する具体的な手順については、特に限定されない。その一例としては、所定タグに含まれる単語等から連想されるチーム又は選手を設定し、設定されたチーム又は選手の情報が情報蓄積部35に登録されている場合に、上記のチーム又は選手を応援対象とすることが挙げられる。
記事データに固定タグ及び所定タグの双方が埋め込まれている場合には、固定タグから割り出される特定の選手と、所定タグに基づいて設定される特定の選手以外の者とを、それぞれ応援対象として特定してもよく、あるいは、いずれか一方のみ(例えば、所定タグに基づいて設定される特定の選手以外の者だけ)を応援対象としてもよい。
また、本実施形態において、応援対象特定部32は、記事データに埋め込まれている固定タグ及び所定タグから応援対象を特定したが、これに限定されるものではなく、記事の文章又は記事中の画像(写真又は映像)から応援対象を特定してもよい。具体的には、情報蓄積部35に登録されたキーワードのうち、記事中に含まれている数が所定数以上である候補を応援対象として特定してもよい。あるいは、記事中の画像から公知の顔認識技術を用いて人物を認定し、認定された人物を応援対象として特定してもよい。
記事処理部33は、応援対象特定部32によって記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクト(すなわち、応援用ボタンB1,B2)を、記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する。本実施形態において、記事処理部33は、応援用ボタンB1,B2を記事と共に表示させるため、応援用ボタンB1,B2を記事中に表示させるタグデータを記事データに対して埋め込む処理を実行する。
なお、本実施形態では応援用ボタンB1,B2が記事と共に表示されることとしたが、これには限定されず、例えば、記事の表示後にユーザが記事を閲覧して所定の操作を行った時点で応援用ボタンB1,B2が表示されてもよい。
操作受付部34は、ユーザがユーザ端末12を通じて行った応援行為、すなわちシェア操作又は付与操作を受け付ける。具体的に説明すると、ユーザが応援用ボタンB1をクリック又はタッチした場合には、その操作内容を示すデータがユーザ端末12から送信され、操作受付部34は、ユーザ端末12から上記のデータを受信することでユーザのシェア操作を受け付ける。同様に、ユーザが応援用ボタンB2をクリック又はタッチした場合には、操作受付部34は、ユーザの付与操作を受け付ける。
情報蓄積部35は、複数の候補についての登録情報を蓄積したデータベースである。登録情報は、図7に示すように、選手ID、氏名、競技種目、所属チーム、候補選手に関するキーワード(試合中のポジション又はあだ名等)、及びその他の個人情報等を含む。また、これらの登録情報に加え、情報蓄積部35には、複数の候補のそれぞれについて、これまでの応援実績が記憶される。応援実績とは、過去に応援対象として特定されることで記事と共に応援用ボタンB1,B2が表示された回数、及び、過去に応援対象として特定された際に付与(寄付)された価値の合計値等である。
シェア処理部36は、操作受付部34がシェア操作を受け付けた場合に、シェア操作を行ったユーザのフレンドに対して、記事のシェア通知を送り、フレンドがその通知に応答した際には、フレンドに対してシェア対象となる記事(厳密には、記事データ)を送る。
ここで、フレンドに対して送られる記事データにも、その記事から特定された応援対象への応援行為を受け付けるためのオブジェクト(すなわち、応援用ボタンB1,B2)の表示用タグデータが埋め込まれている。したがって、シェアされる記事がフレンド側で表示される際には、応援用ボタンB1,B2が上記の記事とともにフレンド側で表示されることになる。
なお、本実施形態では、シェア処理部36が、ユーザによってシェアされた記事を送ることとしたが、これに限定されるものではなく、シェア処理部36は、ユーザによってシェアされた記事のURLのみをフレンドに通知してもよい。その場合、フレンドは、通知されたURLに自らアクセスし、シェアされた記事を、サービス用サーバ10を介さずに直接入手することになる。
ちなみに、以下の説明では、シェア操作を行ったユーザを「シェア元のユーザ」とも呼び、当該シェア操作によってシェアされる記事を閲覧するユーザ(つまり、シェア元のユーザのフレンド)を「シェア先のユーザ」とも呼ぶこととする。
付与処理部37は、操作受付部34が付与操作を受け付けた場合に、図3に示す入力画面を通じて、ユーザが付与する価値の値をユーザに入力させ、入力された値に応じた価値を応援対象に付与するための処理を実行する。具体的に説明すると、付与処理部37は、入力された値に応じた価値を示す付与用データを生成し、当該付与用データが示す値だけ、応援対象に付与する価値を加算する。この結果として、後日、加算後の価値に応じたポイント又は金銭が応援対象に寄付される。
また、付与処理部37は、付与操作を行ったユーザが保有する価値の残数を、ユーザが入力した価値の値だけ減算する。
報酬決定部38は、操作受付部34が付与操作を受け付けた場合に、その付与操作を行った際にユーザ(すなわち、記事の閲覧者)が閲覧している記事について、当該記事を配信した情報媒体を特定する。詳しく説明すると、操作受付部34が付与操作を受け付けた場合、その付与操作に関する付与レコードが記憶部39に記録される。記憶される付与レコードには、付与される価値の値(つまり、ユーザが入力した価値の値)と、付与操作を行ったユーザによって閲覧された記事に関連付けられた記事配信元IDが含まれる。記事配信元IDは、媒体識別情報に相当し、付与操作を行ったユーザによって閲覧された記事を配信した情報媒体を識別するための情報である。
そして、報酬決定部38は、付与レコードの記憶をトリガーとして、記憶された付与レコードに含まれる記事配信元IDに応じた報酬を、付与レコードに含まれる価値の入力値(すなわち、付与される価値の値)に基づいて決定する。報酬として決められた価値は、後日、記事配信元IDに示される情報媒体に付与される。
記憶部39は、シェアレコード及び付与レコードを記憶する。シェアレコードは、ユーザが応援行為としてシェア操作を行った場合に生成されるレコード情報である。記憶部39は、図8に示すように、これまでに行われた各ユーザの各シェア操作について、シェアレコードを記憶している。付与レコードは、ユーザが応援行為として付与操作を行った場合に生成されるレコード情報である。記憶部39は、図9に示すように、これまでに行われた各ユーザの各付与操作について、付与レコードを記憶している。
なお、シェアレコード及び付与レコードの各々については、後に詳しく説明する。
シェアレコード生成部40は、操作受付部34がユーザからシェア操作を受け付けた場合に、シェアレコードを生成して記憶部39に記憶する。シェアレコード生成部40は、操作受付部34がユーザからシェア操作を受け付ける都度、新たなシェアレコードを生成する。
シェアレコードは、図8に示すように記事ID、ユーザID、リンク情報、及びシェア元IDを含む。記事IDは、シェアされる記事の識別情報であり、同じ記事に対しては、同じ記事IDが設定される。ユーザIDは、シェア操作を行ったユーザの識別情報であり、同じユーザに対しては同じユーザIDが設定される。
リンク情報は、操作受付部34が受け付けたシェア操作によってシェアされる記事のURL(図8で「http://sptkj001」、「http://sptkj002」等と表記された部分)と、操作受付部34が受け付けたシェア操作の識別情報(図8で「S001」、「S002」等と表記された部分)とを含む。シェア操作の識別情報は、シェア操作毎に設定され、本実施形態では、例えば、リンク情報の末尾に「/?id=S001」等の表示形式でクエリ文字列として付与される(図8参照)。
シェア元IDは、シェア元のユーザによってシェアされた記事を閲覧したユーザ(シェア先のユーザ)がシェア操作を行った場合における、当該シェア元のユーザを特定するための情報であり、例えば、シェア元のユーザが行ったシェア操作の識別情報が該当する。
なお、シェア元のユーザが存在しないシェア操作(つまり、ある記事を自分が発端となって初めてシェアするために行われるシェア操作)については、当然ながらシェア元IDは設定されず省略されることになる。
同じシェアレコード中に含まれる記事ID、ユーザID、リンク情報、及びシェア元IDは、互いに関連付けられている。したがって、シェア元のユーザによってシェアされた記事を閲覧したユーザ(シェア先のユーザ)からシェア操作を受け付けた場合に生成されるシェアレコードでは、リンク情報がシェア元IDと関連付けられている。これにより、シェアレコードからシェア元のユーザを割り出すことができる。
図8の上から2行目のシェアレコードを例に挙げて説明すると、このシェアレコードは、ユーザIDがU002であるユーザによって行われたシェア操作のレコードであり、ユーザ元IDがS001である。S001は、図8の上から1行目のシェアレコードのリンク情報から分かるように、ユーザIDがU001であるユーザによって行われたシェア操作である。つまり、ユーザU002は、シェア元のユーザU001によってシェアされた記事を閲覧してシェア操作を行ったことになる。
付与レコード生成部41は、操作受付部34がユーザから付与操作を受け付けた場合(つまり、応援対象に価値が付与された場合)に、付与レコードを生成して記憶部39に記憶する。付与レコード生成部41は、操作受付部34がユーザから付与操作を受け付ける都度、新たな付与レコードを生成する。
付与レコードは、図9に示すように記事ID、ユーザID、付与ID、価値の付与先、付与された価値の値、シェア元ID、及び前述した記事配信元IDを含む。記事IDは、ユーザ(すなわち、記事の閲覧者)が付与操作を行う契機となった記事の識別情報であり、同じ記事に対しては、同じ記事IDが設定される。ユーザIDは、付与操作を行ったユーザの識別情報であり、同じユーザに対しては同じユーザIDが設定される。付与IDは、操作受付部34が受け付けた付与操作の識別情報であり、付与操作毎に設定される。
価値の付与先は、付与操作を行ったユーザから価値が付与されるスポーツ選手等、換言すると、記事IDが示す記事から特定された応援対象を示す。付与された価値の値は、付与操作を行ったユーザが応援対象に付与する価値について入力した値である。
シェア元IDは、記事シェア時に通知されたリンク情報に基づいて記事を閲覧したユーザ(つまり、シェア元のユーザがシェアした記事を閲覧したシェア先のユーザ)から付与操作を操作受付部34が受け付けた場合に、そのシェア元のユーザを特定するための情報であり、例えば、シェア元のユーザが行ったシェア操作の識別情報が該当する。すなわち、付与レコード生成部41は、上記のリンク情報に含まれるシェア操作の識別情報に基づいて、シェア元IDを特定する。
なお、シェア元のユーザが存在しない付与操作(つまり、シェアされていない記事を閲覧したユーザによって行われる付与操作)については、当然ながらシェア元IDは設定されず省略されることになる。
同じ付与レコード中に含まれる記事ID、ユーザID、付与ID、価値の付与先、付与された価値の値、シェア元ID、及び記事配信元IDは、互いに関連付けられている。したがって、シェア元のユーザによってシェアされた記事を閲覧したユーザ(換言すると、リンク情報に基づいて記事を閲覧したユーザ)から付与操作を受け付けた場合に生成される付与レコードでは、付与ID、価値の付与先、及び付与される価値の値等がシェア元IDと関連付けられている。これにより、付与レコード及び前述のシェアレコードから、付与操作を行う契機となった記事をシェアしたシェア元のユーザを割り出すことができる。
図9の上から2行目の付与レコードを例に挙げて説明すると、この付与レコードは、ユーザIDがU002であるユーザによって行われた付与操作のレコードであり、ユーザ元IDがS001である。S001は、図8の上から1行目のシェアレコードのリンク情報から分かるように、ユーザIDがU001であるユーザによって行われたシェア操作である。つまり、ユーザU002は、シェア元のユーザU001によってシェアされた記事を閲覧して付与操作を行ったことになる。
集計部42は、記事を閲覧した任意のユーザ(以下、対象ユーザと言う)から操作受付部34がシェア操作を受け付けた後に、対象ユーザがシェアした記事に基づいて応援対象への応援行為を行った他のユーザの人数等を集計する。詳しく説明すると、集計部42は、対象ユーザによってシェアされた記事と、その記事を起点として他のユーザによってシェアされた記事とを含む対象ユーザのシェア記事群を集計する。シェア記事群の集計結果は、対象ユーザによってシェアされた記事についてのシェア回数を表す。
また、集計部42は、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザの人数を集計する第1集計と、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザが付与した価値を集計する第2集計とを実施する。
第1集計では、集計部42が、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザの人数を、記憶部39に記憶された付与レコード中のシェア元IDに基づいて集計する。第2集計では、集計部42が、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザが応援対象に付与した価値の値の合計を、記憶部39に記憶された付与レコード中、付与する価値の値及びシェア元IDに基づいて集計する。
なお、本実施形態において、集計部42は、記事シェア群の集計、第1及び第2集計の各々を応援対象別に実施する。これにより、各応援対象(具体的には、情報蓄積部35に情報が登録された複数の候補の各々)について、記事のシェア回数、対象ユーザがシェアした記事を閲覧して付与操作を行ったユーザ数、及び、当該付与操作により付与される価値の値の合計を求めることができる。
通知部43は、集計部42による集計結果、具体的には記事シェア群の集計、第1集計及び第2集計のそれぞれの集計結果を対象ユーザに通知するために、集計結果を示すデータを生成して対象ユーザのユーザ端末12に向けて送信する。これにより、対象ユーザのユーザ端末12の画面には、図10及び11に示すように、それぞれの集計結果が表示される。図10に示す画面では、記事シェア群の集計結果が対象ユーザに通知される。これにより、対象ユーザは、自分がシェアした記事のシェア回数を把握することができる。
また、図11に示す画面では、第1及び第2集計のそれぞれの集計結果、すなわち、対象ユーザがシェアした記事を閲覧して付与操作を行った他のユーザの人数、及び、その付与操作において付与された価値の値の合計が対象ユーザに通知される。これにより、対象ユーザは、自分がシェアした記事に基づいて付与操作を行ったユーザ数と、付与される価値の合計値を把握することができる。
また、本実施形態では、前述したように、集計部42が記事シェア群の集計、第1集計及び第2集計の各々の集計結果を応援対象別に実施するため、通知部43が、それぞれの集計結果を、対象ユーザに対して応援対象別に通知する。これにより、対象ユーザは、応援対象毎に、自分がシェアした記事に基づいて付与操作を行ったユーザ数等を把握することができる。なお、集計結果を応援対象毎に通知するとは、対象ユーザのシェア記事群から複数の応援対象が特定される場合において各々の応援対象について集計結果を通知することである。
また、一人のユーザのシェアを起点としたシェア群の集計だけでなく、複数のユーザ(例えば、全ユーザ又は所定グループに属するユーザ)のシェアを起点とした記事シェア群の集計を行い、その集計結果を通知してもよい。
<本実施形態に係る情報処理フローについて>
次に、応援用システムSによる情報処理フローのうち、記事閲覧を契機とする応援行為に関する処理フローについて、図12乃至14を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する処理フローは、本発明の情報処理方法を採用している。換言すると、以下に説明する処理フロー中の各ステップは、本発明の情報処理方法の構成要素に該当する。
また、以下では、任意の一人のユーザを対象ユーザとし、対象ユーザに対する処理フローについて説明することとする。また、以下では、対象ユーザが応援サービスにログインしている状態にあることを前提として説明する。
処理フローは、サービス用サーバ10であるコンピュータ(以下、単にコンピュータと言う。)が、記事配信用サーバ14から記事を受信して取得するところから始まる(S001)。コンピュータは、記事データを参照し、記事データ中に固定タグ又は所定タグのいずれかが含まれているか、あるいは、固定タグ及び所定タグの両方が含まれているかを判定する(S002及びS003)。
コンピュータは、記事データ中に固定タグが含まれている場合、情報蓄積部35に情報が登録された候補の中から、固定タグが指定する特定の選手を検索する(S004)。同様に、記事データ中に所定タグが含まれている場合、コンピュータは、情報蓄積部35に情報が登録された候補の中から、所定タグに基づく特定の選手以外の者を検索する(S004)。また、記事データ中に固定タグ及び所定タグの両方が含まれている場合、コンピュータは、情報蓄積部35に情報が登録された候補の中から、固定タグが指定する特定の選手、及び、所定タグに基づく特定の選手以外の者をそれぞれ検索する(S005)。
その後、コンピュータは、ステップS004及びステップS005で検索された候補が複数存在するかどうかを判定する(S006)。検索された候補が一人である場合、コンピュータは、その一人の候補を応援対象として特定する(S007)。
他方、検索された候補が複数存在する場合、コンピュータは、所定の条件を満たす候補を応援対象として特定する(S008)。ここで、所定の条件は、検索された候補の記事における出現頻度に関する条件である。コンピュータは、記事を参照し、検索された複数の候補の各々について、上記の記事における出現頻度(例えば、氏名の記載回数等)を判定し、出現頻度が多い順からN番目(Nは1以上の自然数)までの候補を応援対象として特定する。
なお、複数の候補から応援対象を特定するために設定される条件(所定の条件)については、記事における出願頻度に関する条件に限定されない。例えば、所定の条件は、過去の応援実績、具体的には、過去に応援対象として特定されることで記事と共に応援用ボタンB1,B2が表示された回数に関する条件でもよい。この場合、コンピュータは、情報蓄積部35に候補毎に収録された過去の応援実績を参照し、検索された複数の候補の各々について、これまでの応援用ボタンB1,B2の表示回数を判定し、表示回数が多い順からN番目(Nは1以上の自然数)までの候補を応援対象として特定するとよい。反対に、表示回数が少ない順からN番目までの候補を応援対象として特定してもよい。
あるいは、所定の条件は、過去に応援対象として特定されることで付与(寄付)された価値の合計値に関する条件でもよい。この場合、コンピュータは、情報蓄積部35に候補毎に収録された過去の応援実績を参照し、検索された複数の候補の各々について、これまでに付与された価値の合計値を判定し、合計値が大きい順からN番目までの候補を応援対象として特定するとよい。反対に、付与された価値の合計値が小さい順からN番目までの候補を応援対象として特定してもよい。
応援対象が特定された後、コンピュータは、その応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクト(すなわち、応援用ボタンB1,B2)を、記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する(S009)。本ステップS009の処理により、応援用ボタンB1,B2を表示させるタグデータが記事データに対して埋め込まれる。
そして、コンピュータは、上記処理が施された記事(処理後の記事)を、対象ユーザのユーザ端末12に向けて送信する(S010)。なお、この時点で、コンピュータは、情報蓄積部35に記録された過去の応援実績のうち、ステップS007又はS008で応援対象として特定された候補に対して応援用ボタンB1,B2が表示された回数の情報を+1だけ増える(インクリメントする)ように更新する。
ユーザ端末12側では、コンピュータから送られてくる記事が画面に表示される(S011)。このとき、応援対象に対する応援行為を受け付けるための応援用ボタンB1,B2が記事と共に表示される。そして、画面を通じて記事を閲覧した対象ユーザは、その記事から特定された応援対象に対する応援行為を行うために一方の応援用ボタンB1,B2をクリック又はタッチする(S012)。これに伴い、ユーザ端末12が、対象ユーザにより行われた応援行為がシェア操作及び付与操作のいずれであるかを示すデータを生成してコンピュータに送信する(S013)。
対象ユーザが付与操作を行った場合には、その後、図13に示す流れで処理フローが進行し、先ず、コンピュータが対象ユーザの付与操作を受け付ける(S021)。他方、対象ユーザのユーザ端末12には、付与する価値に関する図3の入力画面が表示され、対象ユーザ(すなわち、記事の閲覧者)は、付与する価値の値を入力画面で入力する(S022)。
対象ユーザによる価値の値の入力に伴い、コンピュータは、対象ユーザにより入力された価値の値、及び価値が付与される応援対象等を特定し、対象ユーザが入力した値に応じた価値を応援対象に付与するための処理、すなわち付与処理を実行する(S024)。具体的には、コンピュータが、対象ユーザの入力値に応じた値だけ、応援対象に付与(寄付)する価値を加算する一方で、対象ユーザが保有する価値の残数を入力値に相当する値だけ減算する。
また、コンピュータは、付与処理の実行に伴い、付与処理の内容を示す付与レコードを生成して記憶部39に記憶する(S023)。本ステップS023に生成される付与レコードには、対象ユーザのID、対象ユーザが付与操作を行う契機となった記事のID、付与操作のID、対象ユーザにより入力された価値の値、及び、価値が付与される応援対象が含まれる。さらに、付与レコードには、対象ユーザが閲覧した記事に関連付けられた記事配信元IDが含まれる。
また、コンピュータは、付与処理を実行するとともに、報酬決定処理を実行する(S025)。本ステップS025では、ステップS023で記録された付与レコード中の記事配信元IDに応じた報酬を、対象ユーザによって付与される価値の値に基づいて決定する。決定された報酬は、所定の手続きを経た後に、記事配信元IDによって識別される情報媒体に付与される。
ステップS013に戻って説明すると、対象ユーザがシェア操作を行った場合には、その後、図14に示す流れで処理フローが進行し、先ず、コンピュータが対象ユーザのシェア操作を受け付ける(S031)。
その後、コンピュータは、シェア処理を実行する(S032)。本ステップS032において、コンピュータは、フレンド等のように対象ユーザと関連付けられた他のユーザをシェア先のユーザとし、シェア先のユーザに対して記事のシェア通知を送る。そして、シェア先のユーザがシェア通知に応答した場合、コンピュータは、対象ユーザによってシェアされた記事をシェア先のユーザに送る。この際、シェア先のユーザに送られる記事にも、応援用ボタンB1,B2の表示用タグデータが埋め込まれている。つまり、シェア先のユーザ側で記事が表示される際には、その記事と共に応援用ボタンB1,B2が表示される。シェア先のユーザは、記事から特定される応援対象に対する応援行為を行う際に、一方の応援用ボタンB1,B2をクリック又はタッチする。
シェア処理を実行した場合、コンピュータは、対象ユーザによるシェア操作についてシェアレコードを生成して記憶部39に記憶する(S033)。本ステップS033にて生成及び記録されるシェアレコードには、対象ユーザのID、対象ユーザがシェアした記事のID、及びその記事のリンク情報が含まれ、リンク情報には、対象ユーザによるシェア操作の識別番号(シェアID)が含まれる。
対象ユーザによってシェアされた記事がシェア先のユーザによって閲覧された場合において(S034)、シェア先のユーザが当該記事から特定される応援対象に対する応援行為を行うと、コンピュータがその応援行為を受け付け、それに伴う処理を実行する。
具体的に説明すると、シェア先のユーザがシェア操作を行った場合(S035)、コンピュータは、ステップS032と同様の手順によりシェア処理を実行し(S036)、その後、シェア先のユーザが行ったシェア操作についてのシェアレコードを生成して記憶部39に記憶する(S037)。ステップS037で生成されるシェアレコードには、ユーザID及び記事IDの他に、シェア元のユーザがシェアした記事と同じの記事のリンク情報と、シェア元のユーザを特定するための情報(すなわち、シェア元ID)とが含まれており、これらの情報が互いに関連付けられる。シェア元IDは、シェア操作を行ったシェア先のユーザが閲覧した記事のリンク情報に含まれるシェアIDに基づいて特定される。
他方、シェア先のユーザが付与操作を行った場合(S038)、コンピュータは、ステップ023と同様の手順により付与処理を実行する(S039)。なお、図14では図示を省略しているが、コンピュータは、ステップS039での付与処理と併せて、ステップS025と同様の手順により報酬決定処理を実行してもよい。
また、コンピュータは、付与処理の実行に伴い、シェア先のユーザが行った付与操作についての付与レコードを生成して記憶部39に記憶する(S040)。ステップS040で生成される付与レコードには、ユーザID、記事ID、記事配信元ID及び付与IDの他に、シェア先のユーザにより入力された価値の値、価値が付与される応援対象、並びにシェア元のユーザを特定するための情報(すなわち、シェア元ID)が含まれており、これらの情報が互いに関連付けられる。シェア元IDは、付与操作を行ったシェア先のユーザが閲覧した記事のリンク情報に含まれるシェアIDに基づいて特定される。
上述したステップS034〜S040は、対象ユーザによってシェアされた記事を閲覧した他のユーザ(すなわち、シェア先のユーザ)の数だけ繰り返される(S041)。
一方、対象ユーザは、自らが行った記事のシェアに基づいて付与操作を行った他のユーザ(シェア先のユーザ)の人数等を知りたい場合には、ユーザ端末12を操作し、当該他のユーザの人数等の集計及び通知をサービス用サーバ10に対して要求する(S042)。サービス用サーバ10は、対象ユーザからの要求を受け付けると、記事シェア群の集計、第1集計及び第2集計の各々の集計を実施する(S043)。
各々の集計について分かり易く説明するために、以下では、対象ユーザをユーザAとし、ユーザAがシェアした記事XをユーザB〜Eが閲覧し、ユーザBが記事XをさらにシェアしてユーザFが閲覧し、ユーザC,D,Fが記事Xに基づいて付与操作を行ったケースを具体例に挙げて説明することとする。
コンピュータは、ユーザAがシェアした記事X、及びユーザAによりシェアされた記事Xを起点としてユーザBがシェアした記事Xを含むユーザAのシェア記事群を集計する。上記の例では、ユーザAがシェアした記事XをユーザB〜Eが閲覧し、ユーザBがシェアした記事XをユーザFが閲覧しているため、対象ユーザであるユーザAのシェア記事群の集計結果、すなわち、記事Xのシェア回数が5となる。
また、コンピュータは、第1集計を実施し、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザの人数を集計する。具体的には、コンピュータは、シェア記事群に基づいて行われた付与操作についての付与レコードを記憶部39から参照する。そして、コンピュータは、付与レコードに含まれるシェア元ID(すなわち、シェア元のユーザを特定するための情報)を手掛かりとして、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行ったユーザの数を集計する。上記の例では、ユーザC,D,Fが、ユーザAのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザに該当するため、集計結果が3人となる。
さらに、コンピュータは、第2集計を実施し、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った他のユーザが応援対象に付与した価値の値の合計を集計する。具体的には、コンピュータは、シェア記事群に基づいて行われた付与操作についての付与レコードを記憶部39から参照する。そして、コンピュータは、付与レコードに含まれるシェア元ID(すなわち、シェア元のユーザを特定するための情報)と、付与される価値の値を手掛かりとして、対象ユーザのシェア記事群に基づいて付与操作を行った各ユーザが付与する価値の値を集計(合計)する。上記の例では、ユーザC,D,FがユーザAのシェア記事群に基づいて付与操作を行っており、それぞれ500P、200P、400Pの価値を付与する場合には、集計結果が1100Pとなる。
以上の手順にて集計が実施された後、コンピュータは、各々の集計結果を対象ユーザに通知するためのデータを生成して、対象ユーザのユーザ端末12に向けて送信する。対象ユーザ側では、集計結果がユーザ端末12の画面に表示され(図10及び11参照)、対象ユーザは、画面を通じて各々の集計結果を把握することができるようになる。
<まとめ>
本実施形態に係る情報処理装置であるサービス用サーバ10は、閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する。このように応援行為受け付け用のオブジェクトが記事の閲覧者側で表示されることで、記事の閲覧者は、記事から特定される応援対象に対する応援行為を、上記のオブジェクトを通じてスムーズに進めることができる。
また、本実施形態では、サービス用サーバ10が、上記のオブジェクトを記事とともに表示させるための処理を実行する。これにより、記事を閲覧して応援行為を行う意欲を持ったユーザが、よりスムーズに(記事閲覧後、直ちに)応援行為を行うことができる。
また、本実施形態では、サービス用サーバ10が、複数の候補の各々について登録された情報が蓄積された情報蓄積部35にアクセスし、登録情報が記事に含まれた候補を、応援対象として検索する。このように本実施形態では、登録された候補の中から応援対象を特定することで、適切な人(例えば、応援対象の候補として事前に登録された者)を応援対象に決めることができる。
また、本実施形態では、検索された候補が複数存在する場合に、サービス用サーバ10は、所定の条件を満たす候補を応援対象として特定する。これにより、複数人の候補が検索された場合であっても、所定の条件を満たす候補を応援対象とすることで、より適切な(妥当な)応援対象を特定することができる。
上記の構成において、所定の条件は、検索された各候補の、記事における出現頻度に関する条件であってもよい。この場合、記事における出現頻度がより多い候補、若しくは出現頻度がより少ない候補を優先的に応援対象とすることができる。
また、本実施形態では、情報蓄積部35が、応援対象として特定された候補に対して応援行為受付用のオブジェクトが表示された回数を、候補毎に記憶する。このような構成において、上述した所定の条件は、当該オブジェクトの表示回数に関する条件であってもよい。この場合、これまでに上記のオブジェクトが表示された回数がより多い候補、若しくは表示回数がより少ない候補を優先的に応援対象とすることができる。
また、本実施形態では、応援行為のうちの一つが、応援対象に価値を付与する付与操作であり、情報蓄積部35が、応援対象として候補に付与された価値の合計値を、候補毎に記憶する。このような構成において、上述した所定の条件は、付与された価値の合計値に関する条件であってもよい。この場合、これまでに付与された価値がより多い候補、若しくは付与された価値がより少ない候補を優先的に応援対象とすることができる。
また、本実施形態において、サービス用サーバ10は、記事を閲覧したユーザから付与操作を受け付けた場合に、付与される価値の値と、付与操作を行ったユーザが閲覧した記事に関連付けられた媒体識別情報(すなわち、記事配信元ID)とを記録し、記録された媒体識別情報に応じた報酬を、付与される価値の値に基づいて決定する。
上記の構成によれば、ユーザが応援行為を行うきっかけを与えた記事の配信元に対して、適正な報酬を与えて報いることができる。
また、本実施形態では、記事を示す記事データに所定タグが埋め込まれている場合、記事に基づいて応援対象を特定する。これにより、記事データに埋め込まれた所定タグから、記事に応じた応援対象を適切に特定することができる。
また、本実施形態では、特定の選手(個人)を指定した固有タグと、特定の選手を指定しない所定タグとが記事データに埋め込まれている場合、所定タグに基づいて、特定の個人以外の者を応援対象として特定する。これにより、ユーザは、特定の選手以外の者に対して応援行為を行うことができ、サービス用サーバ10は、特定の選手以外の者に対する応援を受け付けることができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法は、コンピュータが、閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する情報処理方法である。
上記の情報処理方法によれば、記事を閲覧したユーザは、記事から特定される応援対象への応援行為を、オブジェクトを通じてスムーズに進めることができる。
なお、本実施形態に係る情報処理方法は、サービス用サーバ10単独、及び、サービス用サーバ10とユーザ端末12との組み合わせによって実現される。ここで、サービス用サーバ10は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータであってもよい。この場合、応援サービスに係る一連の情報処理(ただし、情報の入力及び表示を除く)がサービス用サーバ10によって実行されるので、ユーザ端末12側では、応援サービスを利用するための情報入力、及び、応援サービスによって提供される情報の表示のみを行えばよいことになる。
また、本実施形態では、サービス用サーバ10であるコンピュータを情報処理装置として機能させるプログラムについて説明したが、このプログラムは、コンピュータに読み取られるプログラムであって、閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、記事の閲覧者側で表示させるための処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
なお、上記のプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(メディア)から読み込むことで取得してもよいし、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して受信(ダウンロード)することで取得してもよい。
<その他の実施形態>
以上までに、本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関して、具体例を挙げて説明してきたが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
上記の実施形態では、サービス用サーバ10が本発明の情報処理装置として機能しているが、サービス用サーバ10が有する機能のうちの一部が、ユーザ端末12に備わっていてもよい。例えば、記事取得部31及び応援対象特定部32がユーザ端末12に備わっていてもよく、その場合には、ユーザ端末12が、記事配信用サーバ14から直接記事を取得し、取得した記事から応援対象を特定する。その後、ユーザ端末12が、特定した応援対象をサービス用サーバ10に報告すると、サービス用サーバ10が、報告された応援対象への応援行為を受け付けるためのオブジェクト(つまり、応援用ボタンB1,B2)を記事と共に表示させるためのタグデータを生成する。タグデータがサービス用サーバ10からユーザ端末12に向けて送信され、ユーザ端末12にて展開されると、ユーザ端末12の画面に応援用ボタンB1,B2が記事と共に表示される。
また、上記の実施形態では、応援対象への応援行為としてシェア操作及び付与操作を行うことができ、ユーザは、応援用ボタンB1,B2のうち、自分が指定する応援行為と対応する方のボタンをクリック又はタッチすることとした。すなわち、上記の実施形態では、シェア操作及び付与操作のうちの一方を応援行為として行うことができるが、これに限定されず、両方の操作を応援行為として行うことができてもよい。あるいは、応援行為が一種類の操作のみ(例えば、シェア操作のみ、若しくは付与操作のみ)であってもよい。また、応援行為としてシェア操作及び付与操作以外の操作(例えば、応援メッセージを応援対象に送る操作)を行うことができてもよい。
10 サービス用サーバ(情報処理装置)
12 ユーザ端末
14 記事配信用サーバ
16 通信用ネットワーク
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信用インタフェース
24 ストレージ
25 入力装置
26 出力装置
27 バス
31 記事取得部
32 応援対象特定部
33 記事処理部
34 操作受付部
35 情報蓄積部
36 シェア処理部
37 付与処理部
38 報酬決定部
39 記憶部
40 シェアレコード生成部
41 付与レコード生成部
42 集計部
43 通知部
B1,B2 応援用ボタン(オブジェクト)
S 応援用システム

Claims (12)

  1. 閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、前記記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する情報処理装置。
  2. 前記オブジェクトを前記記事とともに表示させるための処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数の候補の各々について登録された情報が蓄積された情報蓄積部から、前記登録された情報が前記記事に含まれた前記候補を、前記応援対象として検索する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 検索された前記候補が複数存在する場合に、所定の条件を満たす前記候補を前記応援対象として特定する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記所定の条件は、検索された前記候補の前記記事における出現頻度に関する条件である、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報蓄積部は、前記応援対象として特定された前記候補に対して前記オブジェクトが表示された回数を、前記候補毎に記憶しており、
    前記所定の条件は、前記オブジェクトの表示回数に関する条件である、請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記応援行為は、前記応援対象に所定価値を付与する付与操作であり、
    前記情報蓄積部は、前記応援対象として前記候補に付与された前記所定価値の合計値を、前記候補毎に記憶しており、
    前記所定の条件は、付与された前記所定価値の合計値に関する条件である、請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記応援行為は、前記応援対象に所定価値を付与する付与操作であり、
    前記閲覧者から前記付与操作を受け付けた場合に、
    付与される前記所定価値の値と、前記閲覧者が閲覧した前記記事に関連付けられた媒体識別情報とを記録し、且つ、
    記録された前記媒体識別情報に応じた報酬を、付与される前記所定価値の値に基づいて決定する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記記事を示す記事データに所定タグが埋め込まれている場合に、前記記事に基づいて前記応援対象を特定する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 特定の個人を指定した固有タグと、特定の個人を指定しない前記所定タグと、が前記記事データに埋め込まれている場合に、前記所定タグに基づいて、前記特定の個人以外の者を前記応援対象として特定する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが、閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、前記記事の閲覧者側で表示させるための処理を実行する情報処理方法。
  12. コンピュータに読み取られるプログラムであって、
    閲覧される記事から特定された応援対象に対する応援行為を受け付けるためのオブジェクトを、前記記事の閲覧者側で表示させるための処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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