JP2021148950A - 液滴撮像装置 - Google Patents

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和輝 石
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【課題】撮像対象とする液滴の飛翔方向や速度に影響を与えることなく、当該飛翔中の液滴を撮像する際に飛散したミストが照明やレンズ等の光学部品に付着するのを防ぐことができる、液滴撮像装置を提供する。【解決手段】液滴吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴Qを撮像する液滴撮像装置1であって、液滴吐出ノズルNから吐出された液滴が飛翔する経路に設定された撮像領域に向けて照明光を照射する照明部2と、撮像領域を撮像する撮像カメラ3と、撮像領域を通過する液滴の横断面形状を、撮像カメラの撮像素子に結像させるレンズ部4を備え、照明部の発光部及びレンズ部の少なくとも一方の撮像領域側には、液滴の吐出に起因して飛散したミストのうち、当該発光部及び/又は当該レンズ部の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストMdを帯電させて捕集するミスト帯電捕集部5を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット方式により基板等に液滴塗布を行う塗布装置に用いられる液滴吐出ノズルから吐出された、飛翔中の液滴を撮像する液滴撮像装置に関する。
カラー液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、色形成の中核を成す部材としてカラーフィルタが用いられている。カラーフィルタは、ガラス基板上に微細なR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色の画素が多数並べられて形成されている。
このカラーフィルタを製造する装置として、R、G、Bの各インク(以下、液滴と言う)を吐出するノズル(以下、液滴吐出ノズルと言う)を有する吐出ユニット(いわゆる、インクジェットヘッド)の各ノズルからガラス基板上に形成された多数の微細な画素部に向けて液滴を吐出(つまり、塗布)して、R、G、Bの色画素を形成するインクジェット方式の塗布装置が近年用いられるようになってきている。
吐出ユニットには各色用の液滴吐出ノズルが多数配列されており、これらの液滴吐出ノズルから複数の画素部へ同時にインクを吐出することにより複数の色画素を同時に形成することができるが、これらノズルからインクが正常に吐出されていなかったり、ノズル近傍に異物が存在したりすると、色抜けや混色のある不良のカラーフィルタとなってしまう。そのため、各液滴吐出ノズルから吐出される液滴ストロボ撮影して、吐出状況(飛翔方向や粒径、目詰まり等)を検査し、吐出された液滴を受けて回収する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
飛翔中の液滴を観察する場合、液滴吐出ノズルから液滴が吐出されると微小なミストが、液滴の飛翔経路やその周囲の雰囲気中を飛散するため、照明や観察手段(レンズやフィルタ等の光学部品)にミストが付着しやすい。照明や観察手段にインクやミストが付着すると、撮像の明るさや像の鮮明さが低下するため液滴が正しく観察できなくなる。
一方、インクジェット方式の印刷システムにおいて、ミストが印刷ドラム、記録用紙等に付着しない様に、負圧吸引等によりミストを収集する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2004−165035号公報 特開昭57−152957号公報
特許文献2の様な負圧吸引等液滴のによりミストを収集する技術では、撮像対象とする液滴が飛翔する雰囲気に気流が生じ、液滴の飛翔方向や速度に影響が生じるおそれがあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
撮像対象とする液滴の飛翔方向や速度に影響を与えることなく、当該飛翔中の液滴を撮像する際に飛散したミストが照明やレンズ等の光学部品に付着するのを防ぐことができる、液滴撮像装置を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
液滴吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴を撮像する液滴撮像装置であって、
液滴吐出ノズルから吐出された液滴が飛翔する経路に設定された撮像領域に向けて照明光を照射する照明部と、
撮像領域を撮像する撮像カメラと、
撮像領域を通過する液滴の横断面形状を、撮像カメラの撮像素子に結像させるレンズ部を備え、
照明部の発光部及びレンズ部の少なくとも一方の撮像領域側には、液滴の吐出に起因して飛散したミストのうち、当該発光部及び/又は当該レンズ部の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストを帯電させて捕集するミスト帯電捕集部を備えた。
上述の液滴撮像装置によれば、レンズ部の前方に備えられたミスト帯電捕集部にて、飛散したミストを帯電させて捕集することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る別の一態様は、
液滴吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴を撮像する液滴撮像装置であって、
液滴吐出ノズルから吐出された液滴が飛翔する経路に設定された撮像領域に向けて照明光を照射する照明部と、
撮像領域を撮像する撮像カメラと、
撮像領域を通過する液滴の横断面形状を、撮像カメラの撮像素子に結像させるレンズ部を備え、
照明部の発光部及びレンズ部の少なくとも一方の撮像領域側には、液滴の吐出に起因して帯電しつつ飛散したミストのうち、当該発光部及び/又は当該レンズ部の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストを捕集する帯電ミスト捕集部を備えた。
上述の液滴撮像装置によれば、レンズ部の前方に備えられた帯電ミスト捕集部にて、帯電しつつ飛散したミストを捕集することができる。
撮像対象とする液滴の飛翔方向や速度に影響を与えることなく、当該飛翔中の液滴を撮像する際に飛散したミストが照明やレンズ等の光学部品系に付着するのを防ぐことができる。
本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す概略図である。 本発明を具現化する形態の一例の要部を示す断面図である。 本発明を具現化する別の形態の一例の要部を示す概略図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。なお、以下の説明では、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、水平方向をX方向、Y方向と表現し、XY平面に垂直な方向(つまり、重力方向)をZ方向と表現する。また、Z方向は、重力に逆らう方向を上、重力がはたらく方向を下と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す概略図である。図1には、本発明に係る液滴撮像装置1と、それを備えたインクジェット塗布装置Kの概略図が示されている。
インクジェット塗布装置Kは、吐出ユニットJに備えられた液滴吐出ノズルNから塗布液の液滴(以下、単に「液滴」と言う)Qを吐出させ、予め規定された位置に液滴Qを各々着弾させることで、基板等に所定の塗布動作を行うものである。
具体的には、インクジェット塗布装置Kは、ノズル保持部H、吐出ユニットJ、制御部CN等と、液滴量測定装置1を備えている。
ノズル保持部Hは、吐出ユニットJを所定の姿勢で保持するものである。
具体的には、液滴吐出ノズルNから吐出される液滴Qが液滴量測定装置1で撮像できる姿勢となるよう、吐出ユニットJの筐体の一部(例えば、下面側の端部)をL字型の固定用金具等で支持しつつ挟持する構成をしている。
吐出ユニットJは、基板等に向けて複数の液滴Qを逐次吐出するものである。具体的には、吐出ユニットJは、液滴Qを吐出する複数の液滴吐出ノズルNを有しており、任意の液滴吐出ノズルNから液滴Qを下方に吐出させる構成をしている。より具体的には、吐出ユニットJには、吐液タンクTから塗布液が供給される。また、吐液タンクTには、圧力調節機構(レギュレータ等)が備えられ、内部を所定の圧力(正圧〜負圧)に維持することができる構成をしている。
なお、各液滴吐出ノズルNは、吐出ユニットJの本体内部に備えられた液滴吐出機構(図示せず)と個別に接続されている。具体的には、液滴吐出機構はピエゾバルブなどの体積変化により液滴Qを吐出させるものが例示できる。そして、各液滴吐出機構は、後述する制御部CNからの制御信号に基づいて、各液滴吐出ノズルから液滴Qが吐出される。
制御部CNは、液滴吐出ノズルNや、詳細を下述する照射部2、撮像カメラ3等に対して制御信号やデータ等を出力し、各部を制御するものである。
具体的には、制御部CNは、コンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、制御用コントローラなど(ハードウェア)と、その実行プログラム(ソフトウェア)で構成されており、信号入出力手段やデータ通信手段などを介して各部を制御することができる。
液滴撮像装置1は、液滴吐出ノズルNから吐出された飛翔中の液滴Qを撮像するものである。
具体的には、液滴撮像装置1は、液滴吐出ノズルNを備えた吐出ユニットJの下方の、液滴Qが飛翔する経路に設定された撮像領域Fを通過する液滴Qを、飛翔方向と直交する方向から撮像するものである。図では、液滴Qが下向きに吐出されており、飛翔中の液滴QをX方向から撮像する様子が示されている。
より具体的には、液滴撮像装置1は、照明部2、撮像カメラ3、レンズ部4、ミスト帯電捕集部5、制御部CN等を備えている。
照明部2は、液滴吐出ノズルNから吐出された液滴Qが飛翔する経路に設定された撮像領域Fに向けて照明光Lを照射するものである。
具体的には、照明部2は、発光部21と電源部22を備えたストロボ照明が例示でき、制御部CNから出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、発光部21から撮像領域Fに向けて閃光を発する。
撮像カメラ3は、撮像領域Fを撮像するものである。
具体的には、撮像カメラ3は、カメラ本体30に撮像素子31等を備えている。
カメラ本体30は、制御部CNから出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、撮像領域Fの像を取り込み、画像信号や画像データとして外部機器(表示器D等)へ出力するものである。撮像素子31は、受光した光の強度に応じて電気信号を出力するもので、CMOSやCCD等が例示できる。
なお、制御部CNから液滴吐出ノズルノズルN、照射部2、撮像カメラ3に出力される制御信号は、吐出した液滴Qが撮像エリアFに収まるタイミングとなるよう、それぞれ適宜ディレイ時間が設定されている。
レンズ部4は、撮像領域Fを通過する液滴Qの横断面形状を、撮像カメラ3の撮像素子31に結像させるものである。
ミスト帯電捕集部5は、液滴Qの吐出に起因して飛散したミストMのうち、照明部2の発光部21及び/又はレンズ部4の光学部品(レンズやフィルタ等)に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストMdを帯電させて捕集するもので、照明部2の発光部21及びレンズ部4の少なくとも一方の撮像領域F側(発光部21やレンズ部4の前方とも言う)に取り付けられている。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の要部を示す概略図である。図2には、撮像領域Fを通過する液滴Qと、撮像カメラ3、レンズ部4、ミスト帯電捕集部5が示されている。なお、図2には、レンズ部4とミスト帯電捕集部5の断面が示されている。
具体的には、ミスト帯電捕集部5は、筐体50、帯電用電極51、回収用電極52、固定リング53、直流電源54,55等を備えている。なお、ミスト帯電捕集部5の各部は、撮像カメラ3とレンズ部4による撮像領域Fの撮像を妨げないよう、画角の外側に配置されている。
筐体50は、レンズ部4に対して帯電用電極51と回収用電極52とを所定の位置関係で固定するものである。具体的には、筐体50は、略円筒状の形状をしており、一端(図では右側)がレンズ部4とネジ等で連結しており、内壁に帯電用電極51と回収用電極52とが取り付けられている。
帯電用電極51は、汚濁原因ミストMdを帯電させるものである。
具体的には、帯電用電極51は、ミスト帯電捕集部5の筐体50内を通過する汚濁原因ミストMdを帯電させるものである。
より具体的には、帯電用電極51は、リング状の導電性材料で構成されており、固定リング53で筐体50内の所定位置に固定されている。そして、帯電用電極51には、所定の電圧が印加されている。
回収用電極52は、帯電した汚濁原因ミストMdを回収するものである。
具体的には、回収用電極52は、帯電させた汚濁原因ミストMdを引き寄せ、集めて回収するものであり、円弧状の導電性材料で構成されている。
より具体的には、回収用電極52は、帯電用電極51よりもレンズ部4側(つまり、撮像領域Fより遠い方)に取り付けられた、回収用第1電極52aと、回収用第2電極52bを備えている。
回収用第1電極52aには、帯電用電極51と同じ極性の電圧が印加されている。一方、回収用第2電極52bには、回収用第1電極52aとは異なる極性の電圧が印加されている。そして、回収用第1電極52aは、レンズ部4の撮像光軸Lxよりも重力上方に配置されており、回収用第2電極52bは、レンズ部4の撮像光軸Lxよりも重力下方に配置されている。
具体的には、帯電用電極51は、直流電源54の正極側と接続されている。
一方、回収用第1電極52aは、直流電源55の正極側と接続されており、回収用第2電極52bは、直流電源55の負極側と接続されている。
このような構成をしているため、汚濁原因ミストMdが、レンズ部4の前方に配置しているミスト帯電捕集部5の筐体50内を通過する際に、帯電用電極51を横切るときにプラス側に帯電する。その後、プラス側に帯電した汚濁原因ミストMdがレンズ部4の方に向かって浮遊すると、回収用電極52を横切るときに、回収用第1電極52aとは反発し、回収用第2電極52bに引き寄せられて付着する。
なお、照明部2の発光部21の前方(つまり、撮像領域F側)にも、上述と同様の構成のミスト帯電捕集部5を備えておく。
つまり、本発明によれば、照明部2の発光部21やレンズ部4の前方に備えられたミスト帯電捕集部5にて、汚濁原因ミストMdを帯電させて捕集することができる。
そのため、撮像対象とする液滴Qの飛翔方向や速度に影響を与えることなく、当該飛翔中の液滴Qを撮像する際に汚濁原因ミストMdが照明やレンズ等の光学部品に付着するのを防ぐことができる。
[別の形態]
なお上述では、本発明に係る液滴撮像装置1として、ミスト帯電捕集部5を備えた構成を例示したが、ミスト帯電捕集部5に代えて、帯電ミスト捕集部6を備えた構成としても良い。
図3は、本発明を具現化する別の形態の一例の要部を示す概略図である。図3には、撮像領域F側から帯電ミスト捕集部6を見た様子が示されている。
帯電ミスト捕集部6は、液滴Qの吐出に起因して帯電しつつ飛散したミストM’のうち当該レンズ部4の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミスト(つまり、帯電している汚濁原因ミスト)Md’を捕集するもので、レンズ部4の前方(つまり、撮像領域F側)に取り付けられている。
具体的には、帯電ミスト捕集部6は、筐体60、回収用電極61、直流電源65等を備えている。なお、帯電ミスト捕集部6の各部は、撮像カメラ3とレンズ部4による撮像領域Fの撮像を妨げないよう、画角の外側に配置されている。
筐体60は、レンズ部4に対して回収用電極61を所定の位置関係で固定するものである。具体的には、筐体60は、略角筒状の形状をしており、一端(図では紙面奥側)がレンズ部4とネジ等で連結しており、内壁に詳細を後述する回収用電極62が取り付けられている。
回収用電極62は、帯電している汚濁原因ミストMd’を回収するものである。
具体的には、回収用電極62は、帯電している汚濁原因ミストMd’を引き寄せ、集めて回収するものである。
より具体的には、回収用電極62は、回収用第1電極62aと回収用第2電極62bを備えている。
回収用第1電極62aと回収用第2電極62bは、極性の異なる電圧が印加されており、板状や棒状の導電性材料で構成されている。
例えば、回収用第1電極62aは、直流電源65の正極側と接続されており、マイナス側に帯電している汚濁原因ミストMd’を捕集することができる。
一方、回収用第2電極62bは、直流電源65の負極側と接続されており、プラス側に帯電している汚濁原因ミストMd’を捕集することができる。
このような構成をしているため、帯電している汚濁原因ミストMd’が、レンズ部4の前方に配置している帯電ミスト捕集部6の筐体60内を浮遊している際に、回収用第1電極62a又は回収用第2電極62bのどちらか一方に引き寄せられて付着する。
つまり、本発明によれば、レンズ部4の前方に備えられた帯電ミスト捕集部6にて、帯電している汚濁原因ミストMd’を捕集することができる。
そのため、撮像対象とする液滴Qの飛翔方向や速度に影響を与えることなく、当該飛翔中の液滴Qを撮像する際に、帯電している汚濁原因ミストMd’がレンズ等の光学部品に付着するのを防ぐことができる。
[変形例]
[回収用電極について]
なお上述では、ミスト帯電捕集部5において、帯電させた汚濁原因ミストMdを回収用第2電極52bに引き寄せて付着させることで捕集する構成を示した。このような構成の場合、捕集されたミストは集合して液滴となり、回収用第2電極52bの表面に溜りやすい。
そこで、回収用第2電極52bの表面は、平滑な面で構成されていても良いが、以下の様な構成が好ましい。
例えば、回収用第2電極52は、表面が粗面(凹凸状)でも良いし、表面に溝や孔を設けたものでも良い。或いは、回収用第2電極52は、表面ないし内部が焼結金属等にて多孔質構造をしていても良い。回収用第2電極52は、付着したミストが下方に流れやすくなるため、ミストの堆積を防ぐことができる。また、表面積が多い状態を保つことができるため、ミストの捕集能力が低下しづらい。
なお上述では、回収用電極52として、
回収用第1電極52aが、レンズ部4の撮像光軸Lxよりも重力上方に配置されており、回収用第2電極52bが、レンズ部4の撮像光軸Lxよりも重力下方に配置されている構成を例示した。
しかし、回収用第1電極52aと回収用第2電極52bは、この様な構成に限らず、レンズ部4の撮像光軸Lxを挟んで、左右に配置されていても良い。
また、上述の帯電ミスト捕集部6において、回収用第1電極62aと回収用第2電極62bは、表面が平滑な面で構成されていても良いが、表面が粗面(凹凸状)でも良いし、表面に溝や孔を設けたものでも良いし、表面ないし内部が焼結金属等にて多孔質構造をしていても良い。そうすることで、回収用第1電極62aと回収用第2電極62bに、付着したミストが下方に流れやすくなるため、ミストの堆積を防ぐことができる。また、表面積が多い状態を保つことができるため、ミストの捕集能力が低下しづらい。
なお上述のミスト帯電捕集部5や帯電ミスト捕集部6は、照明部2の発光部21とレンズ部4の双方に備えた構成が好ましいが、照明部2の発光部21とレンズ部4の少なくとも一方に備えた構成であっても良い。
[捕集ミスト収容部7について]
なお上述のミスト帯電捕集部5や帯電ミスト捕集部6は、ミスト帯電捕集部5の回収用第2電極52bや帯電ミスト捕集部6の回収用電極62の表面等の形状や、回収用電極52,61の配置に関わらず、捕集ミスト収容部7を備えた構成であっても良い。
例えば図2で例示する捕集ミスト収容部7は、ミスト帯電捕集部5で捕集したミストを収容するものである。具体的には、捕集ミスト収容部7は、回収用第2電極52bに付着したミストの集まり(液滴)を集め、適宜導流しつつ、所定の場所に一時的に貯めておくものである。より具体的には、捕集ミスト収容部7は、中空容器やスポンジ等で構成されている。
ミスト帯電捕集部5に捕集ミスト収容部7が備えられていれば、捕集されたミストが集合して液滴となっても、筐体50内で(具体的には、回収用第2電極52bの表面に)溜まることを防ぐことができる。そのため、帯電した汚濁原因ミストMdの捕集能力が低下しづらい。
1 液滴撮像装置
2 照明部
3 撮像カメラ
4 レンズ部
5 ミスト帯電捕集部
6 帯電ミスト捕集部
7 捕集ミスト収容部
21 発光部
22 電源部
30 カメラ本体
31 撮像素子
51 帯電用電極
52 回収用電極
52a 回収用第1電極
52b 回収用第2電極
54,55 直流電源
62a 回収用第1電極
62b 回収用第2電極
J 吐出ユニット
N 液滴吐出ノズル
Q 液滴
M 飛散したミスト
Md 汚濁原因ミスト
Md’ 帯電している汚濁原因ミスト
F 撮像エリア
Lx 撮像光軸

Claims (5)

  1. 液滴吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴を撮像する液滴撮像装置であって、
    前記液滴吐出ノズルから吐出された前記液滴が飛翔する経路に設定された撮像領域に向けて照明光を照射する照明部と、
    前記撮像領域を撮像する撮像カメラと、
    前記撮像領域を通過する前記液滴の横断面形状を、前記撮像カメラの撮像素子に結像させるレンズ部を備え、
    前記照明部の発光部及び前記レンズ部の少なくとも一方の前記撮像領域側には、前記液滴の吐出に起因して飛散したミストのうち、当該発光部及び/又は当該レンズ部の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストを帯電させて捕集するミスト帯電捕集部を備えた
    ことを特徴とする、液滴撮像装置。
  2. 前記ミスト帯電捕集部は、
    前記汚濁原因ミストを帯電させる帯電用電極と、
    帯電した汚濁原因ミストを回収する回収用電極とを備えた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の液滴撮像装置。
  3. 前記回収用電極は
    前記帯電用電極と同じ極性の電圧が印加された回収用第1電極と、
    前記回収用第1電極とは異なる極性の電圧が印加された回収用第2電極を備え、
    前記回収用第1電極は、前記レンズ部の撮像光軸よりも重力上方に配置されており、
    前記回収用第2電極は、前記レンズ部の撮像光軸よりも重力下方に配置されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載の液滴撮像装置。
  4. 液滴吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴を撮像する液滴撮像装置であって、
    前記液滴吐出ノズルから吐出された前記液滴が飛翔する経路に設定された撮像領域に向けて照明光を照射する照明部と、
    前記撮像領域を撮像する撮像カメラと、
    前記撮像領域を通過する前記液滴の横断面形状を、前記撮像カメラの撮像素子に結像させるレンズ部を備え、
    前記照明部の発光部及び前記レンズ部の少なくとも一方の前記撮像領域側には、前記液滴の吐出に起因して帯電しつつ飛散したミストのうち、当該発光部及び/又は当該レンズ部の光学部品に付着して汚濁の原因となる汚濁原因ミストを捕集する帯電ミスト捕集部を備えた
    ことを特徴とする、液滴撮像装置。
  5. 前記ミスト帯電捕集部または前記帯電ミスト捕集部で捕集したミストを収容する捕集ミスト収容部を備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の液滴撮像装置。
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