JP2021148851A - 光電融合モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光回路チップとの接続を適切に行う。【解決手段】支持基板1、支持基板上に形成されるクラッド2、及び光導波路コア4を含む光回路チップ10と、所定位置に光回路チップが設置される電子回路基板20と、光導波路コアの光路を変換する光路変換部23とを備え、光路変換部は、光回路チップの所定箇所に設けられる光導波路コアの端部4aと、端部で入出射する光の光路を変換する第1ミラー19と、接続導波路コア13の一端部で入出射する光の光路を変換する第2ミラー16aとを備え、第1ミラーが変換した光の光路と第2ミラーが変換した光の光路とが共通する。【選択図】図1

Description

本発明は、光電融合モジュール及びその製造方法に関し、例えば、シリコンフォトニクスチップと外部の光ファイバとを接続する光接続に関する。
光電融合モジュールは、光集積回路と電子回路とを一体化したものである。この光集積回路は、例えば、シリコンフォトニクスのような受光素子、光変調素子、波長合分波を一つの回路として集積したものである。外部と接続するために、光集積回路と光ファイバとを接続する必要がある。
例えば、特許文献1には、45度に傾斜したミラーで光を直角方向に反射させる技術が開示されている。特許文献2には、傾斜した光ファイバを押し当てて接続する技術が開示されている。特許文献3には、グレーティングカプラが開示されている。また、非特許文献1には、シリコンを湾曲させて上に導波する技術が開示されている。
特表2014−522999号公報 特許第6264832号 特開平11−281833号公報
"シリコンフォトニクスの画期的な光入出力技術を開発",[online],2016年1月28日,産業技術総合研究所,[令和2年1月25日検索],インターネット<URL:https://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/2016/nr20160128/nr20160128.html>
上記何れの特許文献や非特許文献でも、光集積回路(光回路チップ)と光ファイバとを適切に接続する方法までは、考慮されていなかった。
例えば、光集積回路は、多チャンネル化のため、複数の導波路コアを並列させ、複数の光を入出射させることがある。一方の光ファイバは導波路コアよりも太いのが通常である。このため、複数の導波路コアの間隔は、複数の光ファイバの間隔と同程度になってしまう。言い換えれば、光集積回路の大きさが、複数配列した光ファイバの幅と同程度になってしまう。
また、高密度な光集積回路には、多数の光配線が配設されている。そのため、光集積回路を構成する受光素子や光変調器等と他の光素子に接続する導波路コアは、光配線を飛び越えて、他の光素子に接続する必要がある。つまり、三次元構造の導波路を形成する必要がある。
そこで、本発明は、光回路チップとの接続を適切に行うことができる光電融合モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の光電融合モジュールは、支持基板(1)、前記支持基板上に形成されるクラッド(2,5)、及び光導波路コア(4)を含む光回路チップ(10)と、所定位置に前記光回路チップが設置される電子回路基板(20)と、前記光導波路コアの光路を変換する光路変換部(23)とを備え、前記光路変換部は、前記光回路チップの所定箇所に設けられる前記光導波路コアの端部(4a)と、前記端部で入出射する光の光路を変換する第1ミラー(19)と、接続導波路コア(13)の一端部で入出射する光の光路を変換する第2ミラー(16)とを備え、前記第1ミラーが変換した光の光路と前記第2ミラーが変換した光の光路とが共通することを特徴とする。なお、括弧内の符号や文字は、実施形態において付した符号等であって、本発明を限定するものではない。
本発明によれば、光回路チップとの接続を適切に行うことができる。
本発明の第1実施形態である光電融合モジュールの部分断面図である。 本発明の第1実施形態の光電融合モジュールの平面図である。 本発明の第1実施形態の光電融合モジュールの平面図の部分拡大図である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(1)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(2)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(3)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(4)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(5)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(6)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(7)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(8)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(9)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(10)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(11)である。 光電融合モジュールに光路変換部を形成する形成方法を説明する説明図(12)である。 本発明の第2実施形態である光電融合モジュールの部分断面図である。 本発明の第3実施形態である光電融合モジュールの断面図である。 本発明の第3実施形態である光電融合モジュールの平面図である。 本発明の第1比較例である光電融合モジュールの断面図である。 本発明の第2比較例である光電融合モジュールの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の光電融合モジュールの部分断面図である。
光電融合モジュール100は、電子回路基板20と、光回路チップとしてのシリコンフォトチップ10と、光路変換部23とを備える。シリコンフォトチップ10は、厚みΔtの半田11を介して電子回路基板20に実装される。
なお、電子回路基板20には、シリコンフォトチップ10を駆動する電子回路(例えば、TIA(Trance Impedance Amplifier)60(図17,18))や電気端子接続部としての電気コネクタ80(図17,18)が搭載される。電子回路基板20には、シリコンフォトチップ10が配設される凹部20bが形成されている。
シリコンフォトチップ10は、支持基板としてのシリコン基板1と、シリコン基板1の上面に搭載されたシリコン導波路6と、シリコン導波路6の一端に設けたスポットサイズコンバータ7と、シリコン導波路6の他端に接続された光電変換素子(例えば、フォトダイオード70(図17,18))とを備える。シリコン基板1は、凹部1aが形成されている。
シリコン導波路6は、下部クラッド層2と、光導波路コアとしてのシリコンコア4と、上部クラッド層5とから構成される。シリコンコア4は、図に対して垂直な断面が矩形状であり、紙面の奥行き方向約480nm、高さ方向約220nmである。スポットサイズコンバータ7は、シリコン導波路6から出射する光の径を拡大する機能を有する。逆に、スポットサイズコンバータ7は、シリコン導波路6に入射する光の径を縮小する機能を有する。スポットサイズコンバータ7は、シリコンコア4の端部4aに配設されている。
光路変換部23は、接続導波路としてのポリマ導波路15と、曲面基台18と、曲面ミラー19と、メッキミラー16とを備え、シリコンコア4の端部4a及びスポットサイズコンバータ7をも含む。曲面基台18は、シリコン基板1の凹部1aに感光性ポリイミドで形成されたものであり、曲面18aが形成されている。曲面18aの曲率半径は、横方向で44μmであり、縦方向で77μmである。曲面18aの接平面は、シリコンコア4の光軸の延長線上で45度傾斜している。曲面ミラー19は、曲面18aに形成された金属膜(例えば、Ti/Au膜)である。これにより、シリコンコア4の端部4aから出射した光は、上方に向けて反射する。このTi/Au膜は、例えば、厚み50nmのTiと厚み150nmのAuとを積層したものである。
曲面ミラー19は、シリコン導波路6の先端及びスポットサイズコンバータ7が入出射する光の光路上に配設されており、シリコン導波路6の先端及びスポットサイズコンバータ7とメッキミラー16の反射面16aとの間で光路(伝搬方向)を90°変換する。つまり、曲面ミラー19は、シリコン導波路6の先端及びスポットサイズコンバータ7から入射される光を曲面ミラー19の上方に配設されている反射面16aの方向に反射する。逆に、曲面ミラー19は、反射面16aから入射する光をスポットサイズコンバータ7及びシリコン導波路6の先端の方向に反射する。つまり、曲面ミラー19は、90°の方向に反射する。
メッキミラー16は、全体が金(Au)又は銅(Cu)で形成された構造体であり、シリコン基板1に対して、45度に傾斜した平面(反射面16a)が形成されたものである。メッキミラー16の反射面16aは、曲面ミラー19が変換した光路上に配設されており、曲面ミラー19とポリマ導波路15との間で光路(伝搬方向)を90°変換する。つまり、メッキミラー16の反射面16aは、曲面ミラー19が光路変換した光をポリマ導波路15の方向に反射する。逆に、メッキミラー16の反射面16aは、ポリマ導波路15が入出射する光を曲面ミラー19の方向に反射する。
また、曲面ミラー19とメッキミラー16の反射面16aとの間の光路は、シリコン導波路6の先端及びスポットサイズコンバータ7が入出射する光を曲面ミラー19が変換した光路である。また、曲面ミラー19とメッキミラー16の反射面16aとの間の光路は、ポリマ導波路15が入出射する光をメッキミラー16の反射面16aが変換した光路でもある。つまり、曲面ミラー19が変換した光路とメッキミラー16の反射面16aが変換した光路とは共通する。
これにより、光路変換部23の曲面ミラー19及びメッキミラー16は、シリコン導波路6及びスポットサイズコンバータ7から出射される光を、光の高さを上げてポリマ導波路15まで導光する。逆に、光路変換部23の曲面ミラー19及びメッキミラー16は、ポリマ導波路15からの光を、光の高さを下げて、スポットサイズコンバータ7まで導光する。
ポリマ導波路15は、第1ポリマクラッド12と、接続導波路コアとしてのポリマコア13と、第2ポリマクラッド14とから構成される。第1ポリマクラッド12及び第2ポリマクラッド14は、同一の感光性ポリマで形成されている。ポリマコア13は、第1ポリマクラッド12及び第2ポリマクラッド14よりも屈折率が大きい感光性ポリマで構成されている。具体的に、波長1550μmのとき、第1ポリマクラッド12及び第2ポリマクラッド14の屈折率は、1.547であり、ポリマコア13の屈折率は、1.577である。ポリマコア13は、7μm角に形成されている。
なお、メッキミラー16の反射面16aとポリマ導波路15との間は、ポリマコア13と同一素材の封止層22で充填されている。
図2は、本発明の第1実施形態の光電融合モジュールの平面図である。また、図3は、その部分拡大図であり、図1の平面図でもある。
図1で説明したように、光電融合モジュール100は、電子回路基板20と、シリコンフォトチップ10と、ポリマ導波路15とを備える。また、光電融合モジュール100には、テープ型光ファイバ35が実装されたフェルール40が取り付けられるように構成されている。なお、フェルール40については、仮想線で省略している。
テープ型光ファイバ35は、複数の光ファイバ素線30を接着剤33で束ねたものである。シリコンフォトチップ10は、図1で説明したシリコンコア4や曲面ミラー19等を複数並設している。ポリマ導波路15は、図1で説明したポリマコア13を複数並設している。複数の光ファイバ素線30の間隔は、シリコンフォトチップ10に併設された複数のシリコン導波路6(シリコンコア4)の間隔よりも広い。そのため、複数のポリマコア13は、シリコンコア4の端部4aから離間するにつれて、間隔が徐々に拡がるように配設されている。なお、図3において、破線で示すメッキミラー16及び曲面基台18は、平面視略正方形である。
(製造方法)
次に、光電融合モジュール100を製造する製造方法の内、本実施形態に特徴的なポリマ導波路15を形成する形成方法について説明する。
図4乃至図15は、光電融合モジュールにポリマ導波路を形成する形成方法を説明する説明図である。
図4(SP1)では、製造者は、予め、電子回路基板20の凹部20bとシリコンフォトチップ10とを半田11で接合する。そして、製造者は、シリコンフォトチップ10の上面に凹部1aをドライエッチングで形成する。
図5(SP2)では、感光性ポリイミドを凹部1aに塗布し、レーザ描画装置で、45度傾斜した曲面18aを有する曲面基台18を形成する。感光性ポリイミドは、例えば、東レ製PW−1500であり、そのスピンコート条件は、1200rpm,30秒である。また、曲面18aの形状は、横方向曲率半径44μm、縦方向曲率半径77μmである。そして、曲面基台18を350℃でキュアする。
図6(SP3)では、曲面18aに曲面ミラー19を成膜する。曲面ミラー19は、例えば、Ti/Au膜であり、厚み50nmのTiと厚み150nmのAuとを積層したものである。このとき、上方からの成膜により、曲面ミラー19が形成される。
図7(SP4)では、メッキミラー16(図1)を形成するための型枠として、メッキミラー用パターン96を感光性ポリイミドで形成する。メッキミラー用パターン96は、上部クラッド層5の端部の上面5aを除いた全面に形成される。つまり、メッキミラー用パターン96は、シリコンフォトチップ10の凹部1a、曲面基台18、曲面ミラー19、及び電子回路基板20の上面20aに形成される。このとき、レーザ描画装置で傾斜角45度の傾斜面96aを形成する。この傾斜面96aは、メッキミラー用パターン96の上方からのレーザ照射によって形成される。
図8(SP5)では、メッキミラー用パターン96の傾斜面96a、上面96b、96c、側面96d及び上部クラッド層5の上面5aの上に電流シード層97を成膜する。電流シード層97は、例えば、Ti/Au膜である。
図9(SP6)では、電流シード層97の上面97b,97cの上にのみメッキ用上層レジスト98を積層する。つまり、メッキ用上層レジスト98は、電流シード層97の傾斜面97a、側面97d、及び底面97eには積層されない。
図10(SP7)では、電流シード層97の傾斜面97a、側面97d及び底面97eの内側が充填されるまで、金(Au)又は銅(Cu)の電解メッキを行う。これにより、メッキミラー16が形成される。メッキミラー16は、全体が金属の構造体であり、樹脂等の基台(不図示)の反射面に金属メッキを施したものではない。
図11(SP8)では、上層レジスト98、電流シード層97の上面97b,97c及びメッキミラー用パターン96(図10)を除去する。なお、電流シード層97の傾斜面97a、側面97d,底面97e(図10)は、メッキミラー16と一体化している。また、曲面基台18は、感光性ポリイミドであるが、メッキミラー用パターン96と異なり、350℃でキュアされており、薬液溶解することなく、残存する。
図12(SP9)では、製造者は、第1感光性ポリマを電子回路基板20の上面20aの上にスピンコートで塗布する。スピンコート条件は、例えば、5000rpm、600秒である。これにより、第1ポリマクラッド12が形成される。第1感光性ポリマとして、例えば、日産化学製NP−214が使用される。
図13(SP10)では、第1ポリマクラッド12の上面12a及び上部クラッド層5の上面5aに第2感光性ポリマをスピンコートで塗布し、レーザ描画装置による描画と現像処理とでパターニングを行う。これにより、第1ポリマクラッド12の上面12aに沿って、ポリマ導波路コア13が形成される。第2感光性ポリマとして、例えば、日産化学製NP−010が使用される。
図14(SP11)では、製造者は、ポリマ導波路コア13の上面13aの上に、第1感光性ポリマをスピンコートで塗布する。さらに、製造者は、第1感光性ポリマにレーザ光を照射し、硬化させる。これにより、第2ポリマクラッド14が形成される。つまり、第1ポリマクラッド12、ポリマ導波路コア13及び第2ポリマクラッド14からなる、ポリマ導波路15が形成される。
図15(SP12)では、ポリマ導波路15とメッキミラー16との間に、ポリマ導波路コア13と同一材料である第2感光性ポリマを充填する。これにより、封止層22が形成され、光電融合モジュール100が作製される。なお、ポリマ導波路15と、曲面基台18と、曲面ミラー19と、メッキミラー16とを備えた光路変換部23が形成される。
以上説明したように、本実施形態の光電融合モジュール100は、シリコンフォトチップ10の複数のシリコンコア4とテープ型光ファイバ35の複数の光ファイバ素線30(図2)との間にポリマ導波路15が介挿されている。このため、複数のシリコンコア4の間隔が複数の光ファイバ素線30の間隔よりも狭くても、ポリマ導波路コア13の間隔を徐々に変化させることにより、シリコンコア4と光ファイバ素線30とを光接続することができる。つまり、小型・高密度なシリコンフォトチップ10を有した光電融合モジュール100は、複数のシリコンコア4の間隔を維持して、複数の光ファイバ素線30と光接続することができる。
また、複数のシリコンコア4の中心高さと、複数の光ファイバ素線30の中心高さとが異なっても、ポリマ導波路コア13に傾斜部13aを設けることにより、シリコンコア4とポリマ導波路コア13とを光接続することができる。
(第2実施形態)
前記第1実施形態では、ポリマ導波路15とメッキミラー16との間に、ポリマ導波路コア13と同一材料である第2感光性ポリマを充填したが(図15)、第1ポリマクラッド12及び第2ポリマクラッド14と同一材料である第1感光性ポリマを充填しても構わない。
図16は、本発明の第2実施形態である光電融合モジュールの部分断面図である。
光電融合モジュール200は、ポリマ導波路15とメッキミラー16の反射面16aとの間に、封止層24が充填されている。封止層24には、第1ポリマクラッド12及び第2ポリマクラッド14と同一材料である第1感光性ポリマが使用されている。なお、封止層24は、反射面16aだけでなく、上面16bや側面16cも封止している。その他の構成は、前記第1実施形態の光電融合モジュール100と同一である。
(第3実施形態)
図17は、本発明の第2実施形態である光電融合モジュールの断面図であり、図18は、その平面図である。
光電融合モジュール300は、前記第1実施形態と同様に、電子回路基板21と、シリコンフォトチップ10と、ポリマ導波路15とを備える。電子回路基板21は、TIA60と、光ファイバ接続端子部としての光コネクタ45と、電気コネクタ80と、配線パターン25とを備える電子回路基板である。ここで、シリコンフォトチップ10は、電子回路基板21の凹部20bに配設されているが、TIA60は、電子回路基板21に取り付けられており、複数のパッド61が形成されている。
シリコンフォトチップ10には、光機能素子としてのフォトダイオード70と、光配線75と、複数のパッド61が形成されている。フォトダイオード70は、ポリマ導波路コア13から出射された光を電流に変換する受光素子である。TIA60は、フォトダイオード70の出力電流を電圧に変換する電子回路である。電気コネクタ80は、配線パターン25で接続されている。TIA60のパッド61と配線パターン25とは、ワイヤで接続されている。
光配線75は、シリコン導波路6(シリコンコア4)で形成されている。ポリマ導波路コア13は、光配線75を飛び越えるように、平面視で光配線75と交差する。したがって、ポリマ導波路コア13は、シリコン導波路6よりも高い位置に配設する意義がある。
(第1比較例)
図19は、本発明の第1比較例である光電融合モジュールの断面図である。
光電融合モジュール400は、前記第1,2,3実施形態の光電融合モジュール100,200,300と同様に、電子回路基板20と、シリコンフォトチップ10とを備えるが、ポリマ導波路15(図1)を備えていない。
また、光電融合モジュール400は、電子回路基板20の上面20cの上に光ファイバ素線30の一端を載置し、光ファイバ固定治具37で光ファイバ素線30を固定する点で相違する。スポットサイズコンバータ7と光ファイバ素線30の端面とを近接配置することにより、端面結合が行われる。
シリコンフォトチップ10のシリコンコア4が1本であれば、端面結合可能である。しかしながら、シリコンフォトチップ10は、微小且つ高密度であることが通常である。このため、複数のシリコンコア4が配列しているときには、シリコンコア4の配列間隔と、同数の光ファイバ素線30の配列間隔とが異なるので、端面結合が困難となる。
(第2比較例)
図20は、本発明の第2比較例である光電融合モジュールの断面図である。
光電融合モジュール500は、前記第1,2,3実施形態や前記第1比較例と同様に、電子回路基板20と、シリコンフォトチップ16とを備え、ポリマ導波路15(図1)を備えていない。しかしながら、シリコンフォトチップ16は、スポットサイズコンバータ7の代わりにグレーティングカプラ17を備えている点で、シリコンフォトチップ10と相違する。また、光電融合モジュール500は、光ファイバ素線30を光ファイバ固定治具38で電子回路基板20に固定している点でも相違する。
グレーティングカプラ17は、図示しない光変調素子が出射する変調光を上部クラッド層5の上面5aの側に出射する素子である。光ファイバ固定治具38は、光ファイバ素線30の端部をグレーティングカプラ17の出射方向に向けて固定する。
グレーティングカプラ17の大きさは、100μm程度であるが、光ファイバ固定治具38の大きさが1mm程度になってしまう。このため、光電融合モジュール500の構造は、シリコンフォトチップ16の高集積化が不利である。これに対して、前記第1,2実施形態の光電融合モジュール100,200では、ポリマ導波路15を形成したので、光コネクタ(例えば、MTフェルール)への接続が容易となる。
(変形例)
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記各実施形態の第2ポリマクラッド14は、第1ポリマクラッド12と同一の感光性ポリマ91をスピンコートして形成したが、第1ポリマクラッド12と同一屈折率のポリマであれば、感光性ポリマである必要ない。
(2)前記実施形態の曲面ミラー19とメッキミラー16の反射面16aは、90°の光の方向変換を行うため、反射面16aを曲面ミラー19の上方に配設したが、他の角度で方向変換を行っても構わない。シリコン導波路6の先端及びスポットサイズコンバータ7を入出射する光が、ポリマ導波路15を入出射すれば構わない。
1 シリコン基板(支持基板)
2 下部クラッド層
3 シリコン層
4 シリコンコア(光導波路コア)
5 上部クラッド層
6 シリコン導波路
10 シリコンフォトチップ(光回路チップ)
12 第1ポリマクラッド
13 ポリマ導波路コア(接続導波路コア)
14 第2ポリマクラッド
15 ポリマ導波路(接続導波路)
16 メッキミラー
17 グレーティングカプラ
18 曲面基台
19 曲面ミラー
20,21 電子回路基板
23 光路変換部
35 テープ型光ファイバ
40 フェルール
45 光コネクタ(光ファイバ接続端子部)
60 TIA(電子回路)
70 フォトダイオード(光機能素子)
75 光配線
80 電気コネクタ(電気端子接続部)
96 メッキミラー用パターン(型枠)
100,200,300 光電融合モジュール

Claims (11)

  1. 支持基板、前記支持基板上に形成されるクラッド、及び光導波路コアを含む光回路チップと、
    所定位置に前記光回路チップが設置される電子回路基板と、
    前記光導波路コアの光路を変換する光路変換部とを備え、
    前記光路変換部は、
    前記光回路チップの所定箇所に設けられる前記光導波路コアの端部と、
    前記端部で入出射する光の光路を変換する第1ミラーと、
    接続導波路コアの一端部で入出射する光の光路を変換する第2ミラーとを備え、
    前記第1ミラーが変換した光の光路と前記第2ミラーが変換した光の光路とが共通する
    ことを特徴とする光電融合モジュール。
  2. 前記第1ミラーは、金属膜であり、
    前記第2ミラーは、反射面を有する金属の構造体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電融合モジュール。
  3. 前記金属の構造体は、金属メッキで形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の光電融合モジュール。
  4. 前記金属膜は、Ti/Au膜であり、
    前記金属の構造体は、Au又はCuの構造体である
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光電融合モジュール。
  5. 前記光導波路コア及び前記接続導波路コアは、複数並設されており、
    複数の前記接続導波路コアの間隔は、複数の前記光導波路コアの端部から離間するにつれて徐々に広くなる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の光電融合モジュール。
  6. 前記光回路チップは、光機能素子と、該光機能素子に接続しない光配線とを含み、
    前記光導波路コアの端部と接続導波路コアの一端部とは、前記電子回路基板からの高さが異なり、
    前記接続導波路コアは、前記光配線を飛び越えて配設される
    ことを特徴とする請求項5に記載の光電融合モジュール。
  7. 前記端部には、スポットサイズコンバータが配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の光電融合モジュール。
  8. 電子回路基板は、接続導波路コアの他端部を固定する光ファイバ接続端子部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の光電融合モジュール。
  9. 前記電子回路基板は、電子回路と、該電子回路に接続する電気端子接続部とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の光電融合モジュール。
  10. 支持基板、光導波路コアを有する光回路チップ及び、該光回路チップが配設される電子回路基板を備える光電融合モジュールの製造方法であって、
    前記光導波路コアの入出射光の光路を変更する第1ミラーを前記支持基板上の基体に成膜する第1ミラー成膜工程と、
    前記第1ミラーの上方に反射面が位置する第2ミラーを形成する第2ミラー形成工程とを備え、
    前記第2ミラー形成工程は、
    感光性樹脂で前記第2ミラーの型枠を作成する型枠作成工程と、
    前記型枠の内部にメッキで金属を充填するメッキ工程と、
    前記型枠を除去し、前記第2ミラーを露出する型除去工程と
    を有することを特徴とする光電融合モジュールの製造方法。
  11. 前記型枠作成工程と前記メッキ工程との間に、電流シード層を形成する電流シード層形成工程を備え、
    前記型除去工程は、前記型枠及び前記電流シード層を除去する
    ことを特徴とする請求項10に記載の光電融合モジュールの製造方法。
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