JP2021148599A - 情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外部から取得される予測エフェメリスを有効に活用するための位置情報を正確に取得できる情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】情報処理装置としてのセンサ装置2は、通信機器としてのユーザ端末3と通信を行う通信処理部101と、予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部102と、ユーザ端末3から予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部104と、測位処理部102が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する測位情報記憶部190と、ユーザ端末3からユーザ端末3の位置を示す通信機器位置情報を取得して通信機器位置情報に基づいて位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す位置情報取得部105と、記憶されていた更新処理される前の位置情報と通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、通信機器位置情報を取得する間隔を小さくする通信間隔設定部107と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、予測エフェメリスを利用する情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラムに関する。
従来、衛星からではなくサーバから取得した予測エフェメリスを利用して測位を行う技術が知られている。この種の技術について記載されているものとして特許文献1がある。特許文献1には、サーバが予測した予測エフェメリスをクライアントである測位装置に提供する技術が記載されている。
米国特許第7142157
しかし、特許文献1の技術では、予測エフェメリスを取得した後に、ユーザが長い距離を移動すると測位装置が保持する現在位置と実際にユーザが存在する位置との間の乖離が大きくなり、予測エフェメリスを用いた測位が有効に機能しなくなるおそれがある。例えば、測位処理を行う前段階の衛星のサーチ処理では、予測エフェメリスの衛星軌道と当該情報処理装置の現在位置とに基づいて衛星を捕捉するため、現在位置が実際の位置から大きくずれれば衛星を捕捉するために必要な時間が長くなってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、外部から取得される予測エフェメリスを有効に活用するための位置情報を正確に取得できる情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理部と、前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外部から取得される予測エフェメリスを有効に活用するための位置情報を正確に取得できる情報処理装置、行動解析システム、行動解析方法及びプログラムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る行動解析システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置の使用例を示す模式図である。。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置がユーザ端末から所定期間内に予測エフェメリスを取得できた場合のデータ取得処理を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置がユーザ端末から所定期間内に予測エフェメリスを取得できなかった場合のデータ取得処理を説明するシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置の機能的構成のうち、予測エフェメリスに関する処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能的構成のうち、予測エフェメリスに関する処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るセンサ装置の位置情報及び時刻情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る行動解析システムSの構成を示すシステム構成図である。図1に示すように、行動解析システムSは、管理サーバ1と、センサ装置2と、ユーザ端末3と、を含む。
管理サーバ1とユーザ端末3は、相互に通信可能である。管理サーバ1とユーザ端末3の通信は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、及び携帯電話網の何れか又はこれらを組み合わせたネットワーク4により実現される。また、ユーザ端末3とセンサ装置2も、相互に通信可能である。ユーザ端末3とセンサ装置2の通信は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)によって行われる。なお、通信方式は例示であり、管理サーバ1とユーザ端末3の通信及びユーザ端末3とセンサ装置2の通信はこれ以外の通信方式を用いてもよい。
管理サーバ1は、演算処理機能や、通信機能を有する管理装置である。管理サーバ1は、例えば、サーバ装置や、パーソナルコンピュータ等の電子機器により実現される。本実施形態の管理サーバ1は、GNSS(GLOBAL Navigation Satellite System)で利用される測位衛星情報をユーザ端末3に送信する処理を実行する。GNSSとしては、例えば、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星等が利用される。
測位衛星情報には、例えば、衛星の軌道に関する情報を示す実エフェメリスや予測エフェメリスが含まれる。以下の実施形態では、測位衛星情報として予測エフェメリスを利用する場合について説明する。管理サーバ1では、協定世界時(UTC:Coordinated Universal Time)の所定の時間帯に予測エフェメリスが更新される。例えば、0:00〜1:00の更新時間帯に管理サーバ1が保有する予測エフェメリスが更新される。予測エフェメリスは、例えばテキストデータに変換されて管理サーバ1からユーザ端末3に送信される。管理サーバ1から送信されるデータにより、ユーザ端末3には所定の日数(例えば3日分)の予測エフェメリスが生成される。なお、ユーザ端末3の予測エフェメリスのダウンロード要求が、所定の更新時間帯に行われた場合は、管理サーバ1は予測エフェメリスが適切に取得できないことを示すエラーをユーザ端末3に送信する。
センサ装置2は、ユーザが運動を行ったときの当該ユーザの身体情報等を取得する情報処理装置である。本実施形態のセンサ装置2は、例えば、ユーザが行なう運動がウォーキングやランニングの場合、ユーザの身体情報として、ユーザの歩行/走行時のピッチ、ストライド、姿勢や腰の傾き等をセンシングするセンシング機能と、センサ装置2の位置を測位する測位機能と、ユーザ端末3に対してセンシング結果を送信する通信機能と、を有する。センサ装置2が取得した身体情報は、ユーザ端末3に送信される。
センサ装置2の取得するユーザ情報の一例について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2の使用例を示す模式図である。図2に示すように、本実施形態のセンサ装置2は、所定の運動(本実施形態においては、ウォーキングやランニングの場合で説明するが、運動はこれに限らない)を行うユーザの体幹に沿った位置の腰付近に装着される。
センサ装置2は、測位機能によってウォーキングやランニング等のアクティビティを行ったときの走行軌跡や走行距離を取得する。また、走行距離の他、走行時の姿勢等も重力加速度と、センサ装置2の長手方向(所定方向)の軸がなす角を用いてキャリブレーションしてもよい。以下、センサ装置2が取得するアクティビティを行った結果を示す行動情報をログファイルと称して説明する。
ユーザ端末3は、演算処理機能や、通信機能を有する通信機器である。ユーザ端末3は、例えば、ユーザにより携帯可能な、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイスにより実現される。
本実施形態のユーザ端末3は、センサ装置2からセンサ情報を受信する通信機能と、センサ情報を解析する解析機能と、ユーザ端末3の位置を測位する測位機能と、解析結果を表示出力する出力機能と、を有する行動解析装置としても機能する。ユーザ端末3の出力機能により、センサ装置2からのセンサ情報の解析結果を、簡単、かつ、直感的に認識可能な形態でユーザが把握することができる。
ユーザ端末3は、センサ装置2の指示により、管理サーバ1に接続要求を行って予測エフェメリスをダウンロードし、ダウンロードした予測エフェメリスをセンサ装置2へ送信する。例えば、管理サーバ1からテキストデータ形式で予測エフェメリスを取得した後、バイナリ形式で所定日数(例えば3日分)のデータを1つのファイルにまとめてセンサ装置2へ送信する。
また、ユーザ端末3は、センサ装置2からの接続要求に応じてユーザ端末3の保持する現在地及び時刻を当該センサ装置2に送信する。センサ装置2は、ユーザ端末3から取得するこれらの情報を利用して上述の測位機能によって正確にセンサ装置2の位置を取得する。
[ハードウェア構成]
次に、センサ装置2のハードウェアの構成の一例について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2のハードウェアの構成を示すブロック図である。図3に示すように、センサ装置2は、CPU(Central Processing Unit)11−1と、ROM(Read Only Memory)12−1と、RAM(Random Access Memory)13−1と、バス14−1と、入出力インターフェース15−1と、センサ部16−1と、入力部17−1と、出力部18−1と、記憶部19−1と、通信部20−1と、GNSS部21−1と、を備えている。
CPU11−1は、ROM12−1に記録されているプログラム、又は、記憶部19−1からRAM13−1にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。また、CPU11−1は、内部に備える時刻生成部としてのRTC(Real Time Clock)25−1によってもたらされる計時機能から現在の時刻情報を読み出し可能に構成される。
RAM13−1には、CPU11−1が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11−1、ROM12−1及びRAM13−1は、バス14−1を介して相互に接続されている。このバス14−1にはまた、入出力インターフェース15−1も接続されている。入出力インターフェース15−1には、センサ部16−1、入力部17−1、出力部18−1、記憶部19−1、通信部20−1及びGNSS部21−1が接続されている。
センサ部16−1は、センサ装置2自身の三次元的な動きを計測するため各種センサ(加速度センサ及び角速度センサ等)により構成され、少なくとも、装着した被験者の動作に応じてセンサ装置2に与えられた加速度及び角速度を検出して、センサ情報として出力する。出力したセンサ情報は、記憶部19−1に記憶され、事後的にユーザ端末3に通信部20−1を介して転送される。また、本実施形態においては、センシングの開始・終了は、入力部17−1に対するユーザ操作を契機に行われる。
入力部17−1は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部18−1は、LED(Light Emitting Diode)ランプ、ディスプレイ、スピーカ等で構成され、光、画像、音声等を出力する。
記憶部19−1は、ハードディスク或いはフラッシュメモリ等で構成され、各種データを記憶する。
通信部20−1は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の無線、又はUSB等の有線による、他の装置との間で行う通信を制御する。
GNSS部21−1は、測位衛星から送信される測位衛星信号に基づいて測位を行う。本実施形態のGNSS部21−1は、アンテナを含み、複数の測位衛星からの測位衛星信号を受信して、センサ装置2の位置情報を取得する。
なお、センサ装置2は、上記例示した構成の他に、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア適宜装着されるドライブを備えてもよい。ドライブによってリムーバブルメディアから読み出されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部19にインストールされる。
次に、ユーザ端末3のハードウェア構成について説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末3のハードウェアの構成を示すブロック図である。図4に示すように、ユーザ端末3は、CPU11−2と、ROM12−2と、RAM13−2と、バス14−2と、入出力インターフェース15−2と、入力部17−2と、出力部18−2と、記憶部19−2と、通信部20−2と、GNSS部21−2と、撮像部22−2と、を備える。
CPU11−2から入出力インターフェース15−2、入力部17−2からGNSS部21−2及びドライブ(図示省略)の構成は略同様である。ユーザ端末3では、センサ装置2と同様の構成については、説明を省略する。ユーザ端末3は、更に撮像部22−2を備える。撮像部22−2は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。撮像部22−2が撮像した撮像画像のデータは、CPU11−2や図示しない画像処理部等に適宜供給される。
センサ装置2は、ユーザ端末3を介して予測エフェメリスを取得し、当該予測エフェメリスを利用して当該センサ装置2自身の位置を取得する。予測エフェメリスは、アップデートされた予測エフェメリスであることが好ましい。更に、取得した予測エフェメリスを有効に機能させるためには、センサ装置2が有する位置情報が実際の位置から所定の距離(例えば、数十キロ)内にあることやセンサ装置2が有する時刻を示す時刻情報が実際の時間から所定時間(例えば、±数十秒)内にあることが必要である。
次に、センサ装置2とユーザ端末3の間で行われる通信処理の全体的な流れについて説明する。図5は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2がユーザ端末3から所定期間内に予測エフェメリスを取得できた場合のデータ取得処理を説明するシーケンス図である。
本シーケンスでは、センサ装置2とユーザ端末3は所定のペアリングモードでペアリングされているものとする。ペアリングは、センサ装置2とユーザ端末3の接続設定を実行する処理である。このペアリング処理では、接続に必要な相手側のペアリング情報がセンサ装置2とユーザ端末3のそれぞれに記憶される。ペアリング処理により、センサ装置2とユーザ端末3が通信可能な状態となる。このペアリングには、ユーザ端末3に管理サーバ1から予測エフェメリスを取得させる指示が含まれる。
また、本シーケンスは、管理サーバ1が予測エフェメリスの更新を開始するUTC0:00の前の時刻から始まるものとして説明する。
センサ装置2は、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間(例えば、1〜3時間の間のランダムな時間)を生成し、生成した乱数時間を基にRTC25−1に起動時刻を設定した後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA11)。これによってセンサ装置2とユーザ端末3間の通信が一旦終了する。乱数時間は、所定の処理によって算出される一定ではない不規則な時間である。乱数時間は、算出される毎に異なる時間が設定される。また、乱数時間を基に設定する起動時刻は、管理サーバ1が予測エフェメリスを更新する更新時間帯であるUTC0:00〜1:00を避けた時刻となるように設定される。なお、ユーザ端末3は、センサ装置2のスリープ状態を把握できる表示機能を有することが好ましい。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求する。この時、起動した時刻が、UTC1:00以降の所定時間以内(所定期間内)、例えば、1〜3時間以内であった場合は、ユーザ端末3に管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードするように指示を行う。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する(ステップA12)。なお、CPU11−1は、起動時刻が設定されたRTC25−1のタイマー機能により、当該起動時刻にRTC25−1が出力するの割込信号によって起動する。
センサ装置2の接続要求を受信したユーザ端末3は、管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードする。そして、位置、時刻に関するデータ、ダウンロードした予測エフェメリス、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA13)。このステップA13の処理で送信される、位置、時刻に関するデータはユーザ端末3が基地局との通信等によって取得した情報に基づく、正確なデータであり、予測エフェメリスは上述の通り更新処理後の管理サーバ1からダウンロードされることになるので、センサ装置2の予測エフェメリスは、最新の予測エフェメリスに適切に更新されることになる。また、ファームウェア関連のデータは、センサ装置2のファームウェアのアップデートの有無に関するデータやファームウェアをアップデートさせるための更新データである。なお、以下のファームウェア関連のデータ送信においても同様であるが、ファームウェアのアップデートに関するデータが無ければ、ファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する処理を省略してもよい。
センサ装置2は、ユーザ端末3から位置、時刻に関するデータ、予測エフェメリス、及びファームウェア関連のデータを受信後、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成した後、CPU11−1をスリープさせる。また、スリープする前に、所定期間内に予測エフェメリスを取得できたことを示す情報を記憶部19−1の一領域(後述する通信情報記憶部192)に記憶する(ステップA14)。これによってセンサ装置2とユーザ端末3間の通信が一旦終了する。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求を行う。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する。(ステップA15)。
センサ装置2の接続要求を受信したユーザ端末3は、位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA16)。
センサ装置2は、ユーザ端末3から位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータを受信後、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成した後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA17)。
センサ装置2は、ユーザの操作等によってスリープが解除され、アクティビティが開始されたことを検出すると、ユーザのアクティビティに対する結果を示すデータの取得を開始する(ステップA18)。センサ装置2が取得したデータがログファイルとなる。例えば、ユーザがアクティビティとしてランニングを行った場合は、走行軌跡、走行距離、速度、走行中のピッチ、ストライド、姿勢等のランニング関連データをログファイルとして記憶する。
センサ装置2は、ユーザの操作等によってアクティビティが終了したことを検出すると、取得したログファイルをユーザ端末3に送信する(ステップA19)。なお、アクティビティの開始及び終了の検出はユーザのセンサ装置2への直接的な操作以外にも、センサ装置2がセンサ部16−1の情報に基づいて自動でアクティビティの開始を検出したり、ユーザ端末3から受信した指令に基づいてセンサ装置2がアクティビティの開始を検出したりする構成としてもよい。
ユーザ端末3は、センサ装置2からログファイルを受信すると、位置、時刻に関するデータとともにファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA20)。
センサ装置2は、ユーザ端末3から位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータを受信後、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成した後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA21)。なお、ステップA19の処理後に、ユーザがセンサ装置2の電源をオフする操作を行なった場合であっても、通信が確立している場合は、センサ装置2はユーザ端末3との接続状態を維持し、データ通信を継続する。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求を行う。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する。(ステップA22)。
センサ装置2の接続要求を受信したユーザ端末3は、位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA23)。以降、同様なシーケンスがセンサ装置2とユーザ端末3の間で行われる。
次に、図6を参照して、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2がユーザ端末3から所定期間内に予測エフェメリスを取得できなかった場合のデータ取得処理について説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2がユーザ端末3から所定の期間内に予測エフェメリスを取得できなかった場合のデータ取得処理を説明するシーケンス図である。
本シーケンスにおいても、図5と同様に、センサ装置2とユーザ端末3は所定のペアリングモードでペアリングされているものとし、管理サーバ1が予測エフェメリスの更新を開始するUTC0:00の前の時刻から始まるものとして説明する。
センサ装置2は、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間(例えば、1〜3時間の間のランダムな時間)を生成し、生成した乱数時間を基にRTC25−1に起動時刻を設定した後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA31)。これによってセンサ装置2とユーザ端末3間の通信が一旦終了する。乱数時間は、所定の処理によって算出される一定ではない不規則な時間である。乱数時間は、算出される毎に異なる時間が設定される。また、乱数時間を基に設定する起動時刻は、管理サーバ1が予測エフェメリスを更新する更新時間帯であるUTC0:00〜1:00を避けた時刻となるように設定される。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求する。この時、起動した時刻がUTC1:00以降の所定時間以内(所定期間内)、例えば、1〜3時間以内であった場合は、ユーザ端末3に管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードするように指示を行う。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する。(ステップA32)。
この時、例えば、ユーザ端末3の電源がオフになっている場合や、通信が行えない位置までユーザ端末3がセンサ装置2から離間している場合等に接続不成立となる。接続不成立となり、ユーザ端末3から接続要求に対する応答が返ってこない場合、センサ装置2は、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成した後、CPU11−1をスリープさせる。また、スリープする前に、所定期間内に予測エフェメリスが取得できなかったことを示す情報を記憶部19−1の一領域(後述する通信情報記憶部192)に記憶する(ステップA33)。これによってセンサ装置2とユーザ端末3間の通信が一旦終了する。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求を行う。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する。(ステップA34)。
センサ装置2の接続要求を受信したユーザ端末3は、位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA35)。
センサ装置2は、ユーザ端末3から位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータを受信後、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成した後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA36)。
センサ装置2は、ユーザの操作等によってスリープが解除され、アクティビティが開始されたことを検出すると、ユーザのアクティビティに対する結果を示すデータの取得を開始する(ステップA37)。センサ装置2が取得したデータがログファイルとなる。例えば、ユーザがアクティビティとしてランニングを行った場合は、走行軌跡、走行距離、速度、走行中のピッチ、ストライド、姿勢等のランニング関連データをログファイルとして記憶する。
センサ装置2は、ユーザの操作等によってアクティビティが終了したことを検出すると、取得したログファイルをユーザ端末3に送信する。この時、記憶部19−1に予測エフェメリスが取得できなかったことを示す情報が記憶されている場合は、ユーザ端末3に管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードするように指示を行う(ステップA38)。
ユーザ端末3は、センサ装置2からログファイルと管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードする指示を受信すると、管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードし、位置、時刻に関するデータ、ダウンロードした予測エフェメリス、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA39)。このステップA39の処理で送信されるユーザ端末3の予測エフェメリスは、上述の通り更新処理後の管理サーバ1からダウンロードされることになるので、センサ装置2の予測エフェメリスは、最新の予測エフェメリスに適切に更新されることになる。
センサ装置2は、ユーザ端末3から位置、時刻に関するデータ、予測エフェメリス、及びファームウェア関連のデータを受信後、スリープしてから自動で起動するまでの時間を決定する乱数時間を生成させた後、CPU11−1をスリープさせる(ステップA40)。
センサ装置2は、スリープしてから乱数時間経過後にCPU11−1を起動し、ユーザ端末3に接続要求を行なう。また、センサ装置2が、ユーザ端末3に未だ送信していないログファイルを保持している場合は、当該ログファイルをユーザ端末3に未送信のログファイルとして送信する(ステップA41)。
センサ装置2の接続要求を受信したユーザ端末3は、位置、時刻に関するデータ、及びファームウェア関連のデータをセンサ装置2に送信する(ステップA42)。以降、同様なシーケンスがセンサ装置2とユーザ端末3の間で行われる。
次に、本実施形態のセンサ装置2の予測エフェメリスに関する処理について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2の機能的構成のうち、予測エフェメリスに関する処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
[機能ブロック]
図7に示すように、記憶部19−1の一領域には、位置情報や予測エフェメリスを含む測位に関する情報が記憶される測位情報記憶部190と、センサ装置2が取得するユーザのアクティビティに関する情報が記憶されるセンサ情報記憶部191と、ユーザ端末3との通信に関する情報が記憶される通信情報記憶部192と、が設定される。
本実施形態のセンサ装置2では、CPU11−1において、通信処理部101、測位処理部102、行動結果処理部103、予測エフェメリス取得部104、位置情報取得部105、時刻情報取得部106、通信間隔設定部107が機能し、予測エフェメリスに関する処理が実現される。以下で特に言及しない場合も含め、これら機能ブロック間では、予測エフェメリスに関する処理を実現するために必要なデータを、適切なタイミングで適宜送受信する。
通信処理部101は、センサ装置2とユーザ端末3の間に通信を確立するための処理を実行する。通信処理部101によってセンサ装置2とユーザ端末3のペアリング処理やセンサ装置2とユーザ端末3の間で予測エフェメリス等の各種データの送受信に関する処理が実行される。上述の通り、本実施形態ではBLEによってセンサ装置2とユーザ端末3の接続が確立される。
測位処理部102は、予測エフェメリスに基づいて当該センサ装置2の測位処理を実行する。予測エフェメリスは、測位処理の計算における軌道情報に用いられるとともに、測位に用いる衛星をサーチするためのサーチ情報としても用いられる。測位処理部102は、センサ装置2の保持する現在位置と、予測エフェメリスが示す衛星の軌道と、時刻と、に基づいて衛星を探索する範囲を絞ることにより、短時間で衛星をサーチできる。測位処理部102は、このサーチ処理で特定された複数の衛星(例えば、3個又は4個の衛星)の信号から取得される受信機までの距離と、予測エフェメリスが示す衛星の位置と、に基づいて測位処理を行って正確な位置を特定する。
行動結果処理部103は、ユーザの行動結果としてのアクティビティのログファイルを取得し、取得したログファイルをペアリングしたユーザ端末3に送信する処理を実行する。本実施形態では、アクティビティは、ウォーキングやランニング等の移動を伴う行動が含まれる。行動結果処理部103は、ユーザの操作によって決まるアクティビティに基づいて予め設定される当該アクティビティをユーザの変化を示す情報をログファイルとして取得する。
予測エフェメリス取得部104は、ユーザ端末3から予測エフェメリスを取得する処理を実行する。本実施形態では、センサ装置2の起動のタイミングやログファイルを送信するタイミング等にユーザ端末3に予測エフェメリスの送信を要求する処理を実行する。なお、上述の通り、予測エフェメリス取得部104は、ユーザ端末3に管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードする指示を送信し、当該指示に基づいてユーザ端末3がダウンロードした予測エフェメリスを当該ユーザ端末3から受信し、記憶する。
位置情報取得部105は、測位処理部102によって測位されたセンサ装置2の位置情報を取得する。また、本実施形態の位置情報取得部105は、測位情報記憶部190に記憶される位置情報が適切か否かを確認するために、ユーザ端末3の位置を示す通信機器位置情報を参照情報として取得する処理を実行する。
時刻情報取得部106は、RTC25−1から現在の時刻を示す時刻情報を取得する処理を実行する。また、本実施形態の時刻情報取得部106は、現在の時刻情報が適切か否かを確認するためには、ユーザ端末3が有する時刻情報を参照情報として取得する処理を実行する。
通信間隔設定部107は、ユーザ端末3から通信機器位置情報及び時刻情報を取得するタイミングの間隔を設定する。本実施形態では、参照情報としてユーザ端末3から取得される通信機器位置情報及び時刻情報に基づいて取得するタイミングが変更される。より具体的には、センサ装置2の位置や時刻を示す情報と、ユーザ端末3の位置や時刻を示す情報と、の乖離が大きい場合はペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求を出す間隔が短くなる処理が通信間隔設定部に実行される。
次に、ユーザ端末3の機能ブロックについて説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末3の機能的構成のうち、予測エフェメリスに関する処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
図8に示すように、記憶部19−2の一領域には、位置情報等の測位に関する情報が記憶される測位情報記憶部195と、センサ装置2から受信したユーザのアクティビティに関する情報及び当該情報の解析結果が記憶される解析情報記憶部196と、センサ装置2との通信に関する情報が記憶される通信情報記憶部197と、が設定される。
本実施形態のユーザ端末3では、CPU11−2において、通信処理部131、測位処理部132、解析処理部133、予測エフェメリス取得部134、位置情報取得部135、時刻情報取得部136、が機能し、予測エフェメリスに関する処理が実現される。以下で特に言及しない場合も含め、これら機能ブロック間では、予測エフェメリスに関する処理を実現するために必要なデータを、適切なタイミングで適宜送受信する。
通信処理部131及び測位処理部132は、センサ装置2の通信処理部101及び測位処理部102と同様の機能を実現する。
解析処理部133は、センサ装置2から受信したアクティビティのログファイルを解析する。例えば、ランニングの距離やランニング時の姿勢を評価する処理や評価結果を表示するための処理等が行われる。
予測エフェメリス取得部134は、管理サーバ1から予測エフェメリスをダウンロードする処理を実行する。本実施形態の予測エフェメリス取得部104は、センサ装置2のダウンロード指示を受信した場合に、予測エフェメリスを管理サーバ1からダウンロードする。なお、ユーザ端末3がセンサ装置2からの指示ではなく、自ら予測エフェメリスをダウンロードしてもよい。この場合、管理サーバ1の更新時間帯を経過した適宜、ランダムなタイミングで予測エフェメリスを管理サーバ1からダウンロードすることが好ましい。
位置情報取得部135は、ユーザ端末3の位置情報を測位処理によって取得したり、基地局からの信号によって取得したりして記憶する。位置情報取得部135が取得した位置情報は、センサ装置2からの要求に応じて当該センサ装置2に送信する。
時刻情報取得部136は、RTC25−1から現在の時刻を示す現在時刻情報を取得したり、基地局からの信号によって取得したりして記憶する。時刻情報取得部136が取得した時刻情報は、センサ装置2からの要求に応じて当該センサ装置2に送信する。
次に、図9を参照してセンサ装置2よりも正確な位置情報及び時刻情報を保持するユーザ端末3の情報を利用して、衛星のサーチ処理の効率の低下を回避する処理について説明する。図9は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置2の位置情報及び時刻情報を取得する処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9では、センサ装置2の起動が終了し、予測エフェメリス、位置情報及び時刻情報が取得された後の位置情報及び時刻情報を取得する処理が示されている。
図9に示すフローチャートが開始されると、通信処理部101は、ペアリングを行なったユーザ端末3に接続要求を出すタイミングか否かを判定する(ステップS101)。本実施形態では、上述の乱数時間経過やユーザによるアクティビティの開始が検出されると、ペアリングを行なったユーザ端末3に接続要求を出すタイミングと判定される。接続要求を出すタイミングと判定された場合(ステップS101:Yes)は処理がステップS102に進む。接続要求を出すタイミングと判定されない場合(ステップS101:No)は接続要求を出すタイミングと判定されるまでステップS101の判定を繰り返す。
ペアリングを行ったユーザ端末3に接続要求を出すタイミングと判定されると、通信処理部101はユーザ端末3に接続要求を送信する(ステップS102)。そして、通信処理部101は、接続が成功するか否かを判定する(ステップS103)。接続が成功した場合(ステップS103:Yes)は処理がステップS104に進み、接続が失敗した場合(ステップS103:No)は処理がステップS101に戻る。
センサ装置2とユーザ端末3の接続が成功すると、位置情報取得部105がユーザ端末3の現在位置を示す通信機器位置情報を、ユーザ端末3から受信して記憶する処理を実行するとともに、時刻情報取得部106がユーザ端末3の時刻を示す通信機器時刻情報を、ユーザ端末3から受信して記憶する処理を実行する。そして、受信した通信機器位置情報と通信機器時刻情報で自装置(センサ装置2)の位置情報と時刻情報を更新する(ステップS104)。
通信間隔設定部107は、ステップS104で更新される前のセンサ装置2の現在位置を示す位置情報と、ユーザ端末3からダウンロードしたユーザ端末3の現在位置を示す通信機器位置情報と、を比較し、その差が閾値を超えるか否かを判定する(ステップS105)。例えば、センサ装置2の保持する位置情報が示す位置と、ユーザ端末3が保持していた通信機器位置情報が示す位置と、を結んだ距離が予め設定されている距離(例えば、数十km)を超える場合は位置情報取得部105が閾値を超えたと判定する。ステップS105において閾値を超えていないと判定された場合(ステップS105:Yes)は処理はステップS101に戻り、当該ステップS101以降の処理が繰り返され、閾値を超えたと判定された場合(ステップS105:No)は処理がステップS106に進む。
ステップS106では、通信処理部101が接続要求を出力するタイミングを変更する処理を実行する。ステップS106の処理では、接続要求を出力するタイミングは、長い間隔から短い間隔に変更される。例えば、接続要求を出力するタイミングである基準間隔が3時間であった場合には、次に接続要求を出力するタイミングである基準間隔を、例えば、10分間隔に変更する。乱数発生時間を利用する場合は、ステップS106で変更される基準間隔に乱数によって設定される付加時間を設定する構成としてもよい。これによって乱数を用いた場合であっても、間隔を小さくすることが可能となる。その後、処理はステップS101に戻り、当該ステップS101以降の処理が繰り返される。
以上説明したように、情報処理装置としてのセンサ装置2は、外部(管理サーバ1)から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器としてのユーザ端末3と通信を行う通信処理部101と、予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部102と、通信処理部101による通信によりユーザ端末3に外部から予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、ユーザ端末3から予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部104と、測位処理部102が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部としての測位情報記憶部190と、ユーザ端末3からユーザ端末3の位置を示す通信機器位置情報を取得して通信機器位置情報に基づいて位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部としての位置情報取得部105と、測位情報記憶部190に記憶されていた位置情報取得部105により更新処理される前の位置情報と位置情報取得部105により取得される通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、位置情報取得部105によって通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定部107と、を備える。
これにより、長距離移動や電源のオンオフが繰り返されるために、センサ装置2の位置情報が実際の位置から隔離し易い状況になったとしても、接続要求を出力するタイミングの間隔が短くなるので、乖離が生じてからユーザ端末3の通信位置情報に基づいて位置情報が修正されるまでの時間が短くなる。センサ装置2とは異なる方式で位置情報を取得するユーザ端末3を利用することにより、不正確な位置情報に基づいて予測エフェメリスを利用する処理が行われる事態の発生を効果的に防止できる。
また、本実施形態のセンサ装置2は、時刻を示す時刻情報を生成する時刻生成部としてのRTC25−1と、情報取得部としての時刻情報取得部と、を更に備え、時刻情報取得部106は、ユーザ端末3からユーザ端末3が有する現在時刻を示す通信機器時刻情報を取得して通信機器時刻情報に基づいて時刻情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す。
これにより、センサ装置2とは異なる方式で時刻報を取得するユーザ端末3を利用することにより、不正確な時刻情報に基づいて予測エフェメリスを利用する処理が行われる事態の発生を効果的に防止できる。例えば、サーチ処理では位置情報だけでなく時刻情報も使用されるため、時刻情報を正確であることが好ましい。この点、本実施形態の構成であれば、基地局からも正確な時刻情報を取得するユーザ端末3を利用してセンサ装置2のRTC25−1によって生じる時刻の誤差を修正できる。
また、本実施形態のセンサ装置2は、ユーザの行動の結果を示すログファイル(行動情報)を取得する行動結果処理部103を更に備える。そして、行動結果処理部103は、ログファイルを取得した後にログファイルをユーザ端末3に送信し、位置情報取得部105は、ログファイルをユーザ端末3に送信するタイミングに基づいてユーザ端末3から通信機器位置情報を取得して当該通信機器位置情報に基づいて位置情報を更新する処理を実行する。
これにより、通信が確立されている状態でより確実に位置情報をユーザ端末3から取得し、アクティビティが実行されるタイミングでセンサ装置2の位置情報をユーザ端末3の通信機器位置情報に基づいて確実に更新できる。
また、本実施形態のセンサ装置2は、ユーザの行動の結果を示すログファイル(行動情報)を取得する行動結果処理部103を更に備える。そして、行動結果処理部103は、ログファイルを取得した後にログファイルをユーザ端末3に送信し、時刻情報取得部106は、ログファイルをユーザ端末3に送信するタイミングに基づいてユーザ端末3から通信機器時刻情報を取得して当該通信機器時刻情報に基づいて時刻情報を更新する処理を実行する。
これにより、通信が確立されている状態でより確実に時刻情報をユーザ端末3から取得し、アクティビティが実行されるタイミングでセンサ装置2の時刻情報をユーザ端末3の通信機器時刻情報に基づいて確実に更新できる。
また、本実施形態の行動結果処理部103は、ユーザの移動を伴う行動の結果を行動情報として取得する。
これにより、測位情報を利用するような移動を伴うアクティビティが実行されるたびに位置情報が比較されるので、位置情報が正確に維持されないためにサーチ処理に時間がかかり、解析処理に影響が生じる事態の発生をより確実に回避できる。
以上説明した実施形態では、センサ装置2の時刻情報とユーザ端末3の通信機機器時刻情報との乖離が大きい場合にも、ペアリングを行う間隔を短くする例を説明したがこれに限定されない。例えば、センサ装置2のCPU11−1が備えるRTC25−1の時間精度が高い(例えば、月差±10秒以下)場合は、ステップS106の現在時刻を比較する処理を省略し、ステップS105:Yesの後、S101に戻るようにしてもよい。あるいは、位置及び時刻の両方の乖離が大きい場合は、間隔をより小さくしてもよい。即ち、位置、時刻の乖離の程度、状況に応じて間隔を小さくする程度を変化する処理としてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明した。上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、図7の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図7の例に限定されない。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図3のROM12や、記憶部19に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理部と、
前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、
前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、
前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、
前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、
前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定部と、
を備える情報処理装置。
[付記2]
時刻を示す時刻情報を生成する時刻生成部を更に備え、
前記情報取得部は、更に、前記通信機器から前記通信機器が有する現在時刻を示す通信機器時刻情報を取得して前記通信機器時刻情報に基づいて前記時刻情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
ユーザの行動の結果を示す行動情報を取得する行動結果処理部を更に備え、
前記行動結果処理部は、前記行動情報を取得した後に前記行動情報を前記通信機器に送信し、
前記情報取得部は、前記行動情報を前記通信機器に送信するタイミングに基づいて、前記通信機器から前記通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を実行する付記1に記載の情報処理装置。
[付記4]
ユーザの行動の結果を示す行動情報を取得する行動結果処理部を更に備え、
前記行動結果処理部は、前記行動情報を取得した後に前記行動情報を前記通信機器に送信し、
前記情報取得部は、前記行動情報を前記通信機器に送信するタイミングに基づいて、前記通信機器から前記通信機器時刻情報を取得して前記通信機器時刻情報に基づいて前記時刻情報を更新する処理を実行する付記2に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記行動結果処理部は、ユーザの移動を伴う行動の結果を前記行動情報として取得する付記3又は4に記載の情報処理装置。
[付記6]
外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と前記通信機器と通信を行う情報処理装置とを備える行動解析システムであって、
前記情報処理装置は、
前記通信機器と通信を行う通信処理部と、
前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、
前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、
前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、
前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、
前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する間隔を小さくする通信間隔設定部と、
を備える行動解析システム。
[付記7]
外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理ステップと、
前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理ステップと、
前記通信処理ステップによる通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得ステップと、
前記測位処理ステップが取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶ステップと、
前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得ステップと、
前記記憶ステップで記憶されていた前記情報取得ステップにより更新処理される前の位置情報と前記情報取得ステップで取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得ステップで前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定ステップと、
を含む行動解析方法。
[付記8]
外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理機能と、
前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理機能と、
前記通信処理機能による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得機能と、
前記測位処理機能が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶機能と、
前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得機能と、
前記記憶機能により記憶されていた前記情報取得機能により更新処理される前の位置情報と前記情報取得機能により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得機能によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定機能と、
を含む行動解析方法。
をコンピュータに実行させるプログラム。
1 管理サーバ(管理装置)
2 センサ装置(情報処理装置)
3 ユーザ端末(通信機器)
25−1 RTC(時刻生成部)
101 通信処理部
102 測位処理部
103 行動結果処理部
104 予測エフェメリス取得部(測位衛星情報取得部)
105 位置情報取得部(情報取得部)
106 時刻情報取得部(情報取得部)
107 通信間隔設定部
190 測位情報記憶部(記憶部)
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理部と、前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、ユーザの身体情報を取得する身体情報取得部と、前記ユーザが所定の運動を行った際の前記測位処理部によって取得された現在位置の取得結果と前記身体情報取得部によって取得された身体情報とを含む、前記ユーザの行動の結果を示す行動情報を取得する行動結果処理部と、前記行動結果処理部によって取得された行動情報を前記通信機器に送信するタイミング合わせて前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定部と、を備えることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理部と、
    前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、
    前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、
    前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、
    前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、
    前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 時刻を示す時刻情報を生成する時刻生成部を更に備え、
    前記情報取得部は、更に、前記通信機器から前記通信機器が有する現在時刻を示す通信機器時刻情報を取得して前記通信機器時刻情報に基づいて前記時刻情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す請求項1に記載の情報処理装置。
  3. ユーザの行動の結果を示す行動情報を取得する行動結果処理部を更に備え、
    前記行動結果処理部は、前記行動情報を取得した後に前記行動情報を前記通信機器に送信し、
    前記情報取得部は、前記行動情報を前記通信機器に送信するタイミングに基づいて、前記通信機器から前記通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. ユーザの行動の結果を示す行動情報を取得する行動結果処理部を更に備え、
    前記行動結果処理部は、前記行動情報を取得した後に前記行動情報を前記通信機器に送信し、
    前記情報取得部は、前記行動情報を前記通信機器に送信するタイミングに基づいて、前記通信機器から前記通信機器時刻情報を取得して前記通信機器時刻情報に基づいて前記時刻情報を更新する処理を実行する請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記行動結果処理部は、ユーザの移動を伴う行動の結果を前記行動情報として取得する請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と前記通信機器と通信を行う情報処理装置とを備える行動解析システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記通信機器と通信を行う通信処理部と、
    前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理部と、
    前記通信処理部による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得部と、
    前記測位処理部が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶部と、
    前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得部と、
    前記記憶部に記憶されていた前記情報取得部により更新処理される前の位置情報と前記情報取得部により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得部によって前記通信機器位置情報を取得する間隔を小さくする通信間隔設定部と、
    を備える行動解析システム。
  7. 外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理ステップと、
    前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理ステップと、
    前記通信処理ステップによる通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得ステップと、
    前記測位処理ステップが取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶ステップと、
    前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得ステップと、
    前記記憶ステップで記憶されていた前記情報取得ステップにより更新処理される前の位置情報と前記情報取得ステップで取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得ステップで前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定ステップと、
    を含む行動解析方法。
  8. 外部から予測エフェメリスをダウンロードする通信機器と通信を行う通信処理機能と、
    前記予測エフェメリスを用いて現在位置を取得する測位処理機能と、
    前記通信処理機能による通信により前記通信機器に外部から前記予測エフェメリスをダウンロードするように指示し、前記通信機器から前記予測エフェメリスを取得する処理を実行する予測エフェメリス取得機能と、
    前記測位処理機能が取得した現在位置を示す位置情報を記憶する記憶機能と、
    前記通信機器から前記通信機器の位置を示す通信機器位置情報を取得して前記通信機器位置情報に基づいて前記位置情報を更新する処理を、間隔をおいて繰り返す情報取得機能と、
    前記記憶機能により記憶されていた前記情報取得機能により更新処理される前の位置情報と前記情報取得機能により取得される前記通信機器位置情報との乖離が所定の基準よりも大きい場合は、前記情報取得機能によって前記通信機器位置情報を取得する次回以降の間隔を現在の間隔よりも小さくする通信間隔設定機能と、
    を含む行動解析方法。
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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