JP2021148305A - ボイラ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内部に発熱体を設けた発熱手段により加熱を行うものであって、容器内のガスを循環させる循環経路に設ける装置の要求耐熱温度を下げることが容易となるボイラを提供する。【解決手段】発熱体と、内部に前記発熱体が設けられ、空気よりも比熱の高いガスを内部に充満できる容器と、前記ガスが循環する経路として、前記容器および当該容器の外部に配置されたガス経路を含む循環経路と、を備え、前記発熱体が発する熱を用いて流体を加熱するボイラであって、前記ガス経路における前記ガスの熱の一部を、前記流体へ移動させるボイラとする。【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラに関する。
従来、工業用や商業用を含め様々な用途にボイラが広く利用されている。ボイラにおいては加熱を行うための発熱手段が設けられるが、この発熱手段の一形態として、容器内部に発熱体を設けたものが挙げられる。
また、このような発熱手段の具体的形態は種々挙げられるが、その一例として、水素吸蔵金属または水素吸蔵合金からなる複数の金属ナノ粒子が表面に形成された反応体(発熱体)を容器内部に設けたものが、発熱システムとして特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、この発熱システムにおいて、発熱に寄与する水素系ガスが容器内に供給されることで金属ナノ粒子内に水素原子が吸蔵され、過剰熱を発することが記載されている。
なお特許文献1においても説明されているとおり、パラジウムで作製した発熱体を容器内部に設け、この容器内部に重水素ガスを供給しつつ、容器内部を加熱することによって発熱反応が生じた旨の発表がなされている。また、水素吸蔵金属または水素吸蔵合金を利用して過剰熱(入力エンタルピーより高い出力エンタルピー)を発生させる発熱現象に関し、過剰熱を発するメカニズムの詳細については各国の研究者の間で議論されており、発熱現象が発生したことが報告されている。
特許第6448074号公報 米国特許第9,182,365号明細書
容器内部に発熱体を設けた発熱手段により加熱を行うボイラにおいては、例えば容器内のガスの動きを活発化させて熱伝達を促進させる等の目的から、容器内を一部として含む循環経路で当該ガスを循環させることが有効となり得る。特に発熱体として上記の反応体を採用する場合は、過剰熱を発する反応を促進させる観点からも、容器内の水素系ガスを循環させることが重要である。
但し、容器内のガスは発熱体により加熱されて高温となる。そのため、このような高温のガスが循環する循環経路に設ける装置(例えばガスポンプやガスフィルタ)については、要求される耐熱温度(要求耐熱温度)が高くなり、例えばボイラの製造コスト増大などが問題となる。
本発明は上記課題に鑑み、容器内部に発熱体を設けた発熱手段により加熱を行うものであって、容器内のガスを循環させる循環経路に設ける装置の要求耐熱温度を下げることが容易となるボイラの提供を目的とする。
本発明に係るボイラは、発熱体と、内部に前記発熱体が設けられ、空気よりも比熱の高いガスを内部に充満できる容器と、前記ガスが循環する経路として、前記容器および当該容器の外部に配置されたガス経路を含む循環経路と、を備え、前記発熱体が発する熱を用いて流体を加熱するボイラであって、前記ガス経路における前記ガスの熱の一部を、前記流体へ移動させる構成とする。
本構成によれば、容器内部に発熱体を設けた発熱手段により加熱を行うものであって、容器内のガスを循環させる循環経路に設ける装置の要求耐熱温度を下げることが容易となる。
上記構成としてより具体的には、前記ガス経路に設けられた第1熱交換器、および、前記流体の経路に設けられた第2熱交換器を有し、第1熱交換器で前記ガスから回収された熱を、第2熱交換器で前記流体に与える構成としても良い。本構成によれば、循環経路に設ける装置が第1熱交換器の下流側に配置されるようにするだけで、当該装置の要求耐熱温度を下げることができる。
また上記構成としてより具体的には、第1熱交換器と第2熱交換器の間で熱媒体を循環させることにより、第1熱交換器で前記ガスから回収された熱を第2熱交換器で前記流体に与えるものであって、前記ガスの温度に基づいて、前記熱媒体の循環を制御する構成としても良い。本構成によれば、熱媒体の循環を効率良く行うことが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記流体を通す第1熱交換器が前記ガス経路に設けられ、第1熱交換器において、前記ガスの熱の一部を前記流体に回収させる構成としても良い。本構成によれば、循環経路に設ける装置が第1熱交換器の下流側に配置されるようにするだけで、当該装置の要求耐熱温度を下げることができる。
また上記構成としてより具体的には、前記ガスを前記ガス経路の上流側から下流側へ流すガスポンプ、又は前記ガスに含まれる不純物を除去するガスフィルタが、前記ガス経路における第1熱交換器の下流側に設けられた構成としても良い。本構成によれば、ガスポンプ、又はガスフィルタの要求耐熱温度を下げることが可能となる。
また上記構成としてより具体的には、前記ガスは水素系ガスであり、前記発熱体は、水素吸蔵金属類からなる金属ナノ粒子が表面に設けられており、前記水素系ガスが前記容器内に供給された状況において、前記金属ナノ粒子内に水素原子が吸蔵され過剰熱を発生させる反応体である構成としても良い。なお本願における水素系ガスは、重水素ガス、軽水素ガス、或いはこれらの混合ガスのことである。また本願での「水素吸蔵金属類」は、Pd,Ni,Pt,Ti等の水素吸蔵金属、或いはこれらを1種以上含む水素吸蔵合金を意味する。
また上記構成としてより具体的には、前記発熱体が発する熱により加熱される伝熱管を備え、当該伝熱管を通ることにより前記流体が加熱されるボイラであって、前記伝熱管は前記発熱体を囲んで配置されている構成としても良い。本構成によれば、発熱体が発する熱を加熱対象の流体へ非常に効率良く伝えることが可能となる。
本発明に係るボイラによれば、容器内部に発熱体を設けた発熱手段により加熱を行うものであって、容器内のガスを循環させる循環経路に設ける装置の要求耐熱温度を下げることが容易となる。
第1実施形態に係るボイラ1の概略的な構成図である。 ボイラ1の伝熱管を通る水の進路に関する説明図である。 第2実施形態に係るボイラ2の概略的な構成図である。 第3実施形態に係るボイラ3の概略的な構成図である。 水経路に熱媒体を流すボイラ1aの模式的な構成図である。 熱媒体を負荷へ供給するボイラ1bの模式的な構成図である。
本発明の各実施形態に係るボイラについて、各図面を参照しながら以下に説明する。
1.第1実施形態
まず本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るボイラ1の概略的な構成図である。本図に示すようにボイラ1は、容器11、反応体12、ヒータ13、ガス経路14、ガス受入部15、ガスポンプ16、ガスフィルタ17、セパレータ21、水経路22、水受入部23、水ポンプ24、第1熱交換器31、第2熱交換器32、熱循環経路33、および熱循環ポンプ34を備えている。
なお、図1(後述する図3〜図5も同様)における容器11およびその内部の様子は、容器11を概ね二分する平面で切断した場合の概略的な断面図として表されており、上下左右の方向(上下方向は鉛直方向に一致する)は本図に示すとおりである。また、図1(図3〜図5も同様)に示す一点鎖線は、伝熱管22aの配置を概略的に示している。
容器11は、全体的に見て上下を軸方向とする上下両端に底を有する円筒状に形成されており、内部に気体を密閉させ得るように形成されている。より具体的に説明すると、容器11は、後述する伝熱管22aにより形成された円筒状の側壁11aを有するとともに、側壁11aの上側は上底部11bにより閉じられており、側壁11aの下側は下底部11cにより閉じられている。なお本実施形態では一例として、容器11の側壁11aを円筒状としているが、その他の筒状に形成されても構わない。また、側壁11aの外周に缶体カバーを設置してもよく、側壁11aと当該缶体カバーの間には断熱材を設けるようにしてもよい。
反応体12は、全体が細かい網目状に形成されている担持体の表面に、多数の金属ナノ粒子を設けて構成されている。この担持体は、素材として水素吸蔵合金類(水素吸蔵金属、或いは水素吸蔵合金)が適用されており、上下を軸方向とする上下両端に底を有する円筒状に形成されている。反応体12の上面はガス経路14に連接しており、反応体12の網目状の隙間を介してその内部に流入したガスを、ガス経路14内に送出することが可能となっている。本実施形態の例では容器11の内部において、3個の反応体12が左右方向へ並ぶように設けられている。
ヒータ13は、有底円筒形状に形成された反応体12の側面に螺旋状に巻かれており、供給される電力を用いて発熱するように形成されている。ヒータ13としては、例えばセラミックヒータが採用され得る。ヒータ13が発熱することにより反応体12を加熱し、後述する過剰熱を発生させるための反応が生じ易い所定の反応温度まで、反応体12の温度を上昇させることができる。なおヒータ13の温度は、ヒータ13への供給電力を制御することにより調節可能である。
ガス経路14は、容器11の外部に設けられ、容器11の内部を一部として含むガスの循環経路を形成するものであり、一方の端部は各反応体12の上面に連接し、他方の端部は容器11の内部に連接している。より詳細に説明すると、各反応体12の上面に連接したガス経路14の部分それぞれは容器11内で合流し、一本の経路となって上底部11bを貫通した上で、ガス受入部15、第1熱交換器31、ガスポンプ16、およびガスフィルタ17を順に介して下底部11cを更に貫通し、容器11の内部に繋がっている。
ガス受入部15は、外部の供給元から水素系ガス(重水素ガス、軽水素ガス、或いはこれらの混合ガス)の供給を受けるようになっており、供給された水素系ガスをガス経路14内へ流入させる。例えば、水素系ガスを予め貯留したタンクからガス受入部15へ水素系ガスが供給される場合、このタンクが水素系ガスの供給元となる。
ガスポンプ16は、例えばインバータ制御により回転数が制御され、この回転数に応じた流量で、ガス経路14内のガスが上流側から下流側へ(すなわち、図1に点線矢印で示す方向へ)流れるようにする。なお、ガス経路14を含む循環経路でのガスの循環量は、ガスポンプ16の回転数を制御することにより調節可能である。
ガスフィルタ17は、ガス経路14内のガスに含まれる不純物(特に、反応体12における過剰熱を発生させる反応の阻害要因となるもの)を除去する。セパレータ21は、伝熱管22aを通る際に水が加熱されて生じた蒸気を受け入れ、この蒸気に対して気水分離(当該蒸気に含まれるドレンの分離)がなされるようにする。セパレータ21において気水分離された蒸気は、ボイラ1の外部へ供給することが可能である。
水経路22は、水受入部23からセパレータ21まで繋がる水の経路である。水経路22の一部は、先述した側壁11aを形成する伝熱管22aとなっている。また水経路22の途中には、水受入部23の下流側直近の位置において水ポンプ24が配置されている。なお水経路22のうち、伝熱管22aよりも上流側の経路では、水受入部23から供給された液体の水が流れ、伝熱管22aよりも下流側の経路(容器11とセパレータ21の間)では、伝熱管22aで加熱されて気化した水(蒸気)が流れることになる。
水受入部23は、外部から蒸気の元となる水の供給を適宜受けるようになっており、供給された水を水経路22内へ流入させる。水ポンプ24は、水経路22内の水を上流側から下流側へ向けて(すなわち、図1に実線矢印で示す方向へ)流すようにする。
伝熱管22aは、容器11の筒状の側壁11aを形成するように、下底部11cから上底部11bに向けて螺旋状に延びている。すなわち伝熱管22aは、上下に隣合う伝熱管22aの部分同士の間に隙間が無いように、筒状の側壁11aの軸方向(上下方向)へ進むように螺旋状に延びている。なお本実施形態の例では、伝熱管22aの内壁の断面形状を四角形としているが、円形或いはその他の形状としても構わない。
第1熱交換器31は、ガス経路14におけるガスポンプ16の上流側に設けられており、第2熱交換器32は、水経路22における容器11の上流側に設けられている。このようにガス経路14において、第1熱交換器31の下流側にガスポンプ16とガスフィルタ17が設けられている。
熱循環経路33は、熱媒体X(熱媒体用の水など)を循環させる経路であり、第1熱交換器31と第2熱交換器32を通るように配置されている。また熱循環経路33には、当該経路において熱媒体Xが流れるようにする熱循環ポンプ34が設けられている。第1熱交換器31は、熱媒体Xとガス経路14内のガスとの間で熱交換させる熱交換器として形成されている。第2熱交換器32は、熱媒体Xと水経路22内の水との間で熱交換させる熱交換器として形成されている。
次に、ボイラ1の動作について説明する。ボイラ1では、外部の供給元からガス受入部15へ水素系ガスが供給され、容器11の内部とガス経路14を含むガスの循環経路に水素系ガスが充満される。充満された水素系ガスはガスポンプ16の作用により、この循環経路において図1に点線矢印で示す方向へ循環する。
このとき容器11の内部においては、水素系ガスが反応体12の網目状の隙間を介してその内部に流入した後、反応体12の上部に連接しているガス経路14内に送出される。またこれと同時に、ヒータ13の作用によって反応体12が加熱されるようになっている。このように、水素系ガスを容器11の内部に供給された状態でヒータ13により反応体12を加熱すると、反応体12に設けた金属ナノ粒子に水素原子が吸蔵され、反応体12はヒータ13による加熱温度以上の過剰熱を発生させる。このように反応体12は、過剰熱を発生させる反応が行われることにより、発熱体として機能する。この過剰熱を発生させる反応の原理は、例えば特許文献1に開示された過剰熱を発生させる反応の原理と同様である。
容器11内部を含む循環経路内の水素系ガスは、ガスフィルタ17を通る際に不純物が除去される。そのため、不純物が除去された純度の高い水素系ガスが、容器11内部へ継続的に供給される。これにより、純度の高い水素系ガスを反応体12へ安定的に与え、過剰熱の出力を誘発し易い状態を維持して、反応体12を効果的に発熱させることが可能となっている。
また、上記の反応体12を発熱させる動作と並行して、外部から水受入部23へ水が供給される。この供給された水は、水ポンプ24の作用により、水経路22内を図1に実線矢印で示す方向へ流される。
水経路22内を流れる水は、容器11の側壁11aを形成する伝熱管22aを通る際に、反応体12が発する熱によって加熱される。すなわち反応体12の発する熱は、容器11内の水素系ガスによる対流(熱伝達)、熱伝導および輻射によって伝熱管22aへ伝わり、これにより高温となった伝熱管22aによってその内部を流れる水が加熱される。
図2は、伝熱管22aを通る水の進路を実線矢印で概略的に示している。本図に示すように、伝熱管22aの入口α(伝熱管22aの最下部)から伝熱管22a内に進入した水は、螺旋状に延びた伝熱管22a内の通路に沿って進み、伝熱管22aの出口β(伝熱管22aの最上部)から蒸気としてセパレータ21に向けて排出される。この際に伝熱管22aを通る水は、反応体12の発する熱により加熱された伝熱管22a(容器の側壁11a)からの熱が伝わり、温度が上昇する。
このようにして、水経路22を流れる水は伝熱管22aを通る際に加熱されて温度が上昇し、最終的には蒸気となる。この蒸気はセパレータ21に送り込まれ、気水分離により乾き度が高められた後、ボイラ1の外部へ供給されることになる。
セパレータ21から外部へ供給する蒸気の量は、外部からの蒸気の要求量(蒸気負荷)等に応じて調整可能としても良い。このような調整は、外部へ供給する蒸気の量が適正量より少ないときは、反応体12の発熱量を増大させて蒸気の発生量を増やし、適正量より多いときは、反応体12の発熱量を減少させて蒸気の発生量を減らすことで実現可能である。
なお反応体12の発熱量は、ヒータ13の温度または先述したガスの循環量の調節により制御可能であり、ヒータ13の温度を上げるほど、或いは当該循環量を増やすほど、反応体12の発熱量を増大させることができる。またボイラ1においては、外部へ蒸気を供給した分だけ、つまり水が減少した分だけ水受入部23へ逐次水が供給されるようになっており、継続的に蒸気を発生させて外部へ供給することが可能である。
また更に、上記の反応体12を発熱させる動作と並行して熱循環ポンプ34が駆動し、熱循環経路33において熱媒体Xが循環するようになっている。これにより、第1熱交換器31でガス経路14内のガスから回収された熱が、第2熱交換器32で水経路22内の水に与えられる。
より詳細に説明すると、第1熱交換器31においては、熱媒体Xよりもガス経路14内のガスの方が温度が高くなっており、これら双方間の熱交換によって当該ガスから熱媒体Xへ熱が回収され、その分だけ当該ガスが冷却される。これにより温度が上昇した熱媒体Xは、熱循環経路33を介して第2熱交換器32へ送られる。
第2熱交換器32においては、このように温度上昇した熱媒体Xの方が水経路22内の水よりも温度が高くなっており、これら双方間の熱交換によって熱媒体Xから当該水へ熱が移され、その分だけ当該水が加熱される。なお、これにより冷却された熱媒体Xは、熱循環経路33を通って第1熱交換器31に戻り、再びガスからの熱の回収に利用される。
第1熱交換器31および第2熱交換器32での熱交換が継続的に行われることにより、第1熱交換器31の下流側におけるガス経路14内のガスの温度を下げることが可能である。これにより、第1熱交換器31の下流側に設けられたガスポンプ16とガスフィルタ17には、温度の下げられたガスが通ることになるため、その分、これらの装置に要求される耐熱温度(要求耐熱温度)を下げることが可能となっている。なお、当該ガスから回収された熱は水の加熱に有効利用されるため、ボイラ1全体の熱効率の低下は極力抑えられる。
本実施形態ではガス経路14に設ける装置のうち、ガスポンプ16とガスフィルタ17の両方を第1熱交換器31の下流側に設けているが、種々の事情により、何れか一方のみを第1熱交換器31の下流側に設けることも可能である。なお、ガスポンプ16やガスフィルタ17以外の装置をガス経路14に設ける場合、この装置も第1熱交換器31の下流側に設けるようにし、当該装置の要求耐熱温度を下げるようにすることも可能である。また、熱循環経路33のうち第1熱交換器31の下流側(第2熱交換器32より上流側)の部分においては、第1熱交換器31での熱交換(水素系ガスからの熱回収)により高温となった熱媒体Xが流れる。そのため熱循環ポンプ34の要求耐熱温度を下げる観点から、図1に示すように、熱循環ポンプ34は第2熱交換器32の下流側(第1熱交換器31より上流側)に設置することが好ましい。
また、ガス経路14を含む循環経路でのガスの温度を検出するようにし、当該ガスの温度に基づいて、熱媒体Xの循環を制御するようにしても良い。例えば、ガス経路14における所定箇所(好ましくは、第1熱交換器31の上流側直近の箇所)にガスの温度を検出するセンサを備えておき、当該センサの検出値が高いほど、熱媒体Xの循環量を増やすようにしても良い。また、当該センサの検出値が既定の許容上限値(例えば、ガスポンプ16とガスフィルタ17の要求耐熱温度のうちの低い方の温度)を超えていない状況下では熱媒体Xの循環を行わないようにし、当該許容上限値を超えているときに限り熱媒体Xの循環を行うようにしても良い。このようにすれば、より過不足無く熱媒体を循環させることができ、熱媒体の循環を効率良く行うことが可能となる。
2.第2実施形態
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお第2実施形態は、発熱体の形態およびこれに関する点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では第1実施形態と異なる事項の説明に重点をおき、第1実施形態と共通する事項については説明を省略することがある。
図3は、第2実施形態におけるボイラ2の概略的な構成図である。第1実施形態のボイラ1では発熱体として反応体12が採用されていたが、第2実施形態ではその代わりに、一般的な発熱素子12aが採用されている。なおここでの発熱素子12aは、一例として、電力が供給されることにより発熱するハロゲンヒータであるとする。また、発熱素子12aの形状および寸法は便宜上、反応体12と同様であるとする。発熱体として発熱素子12aを適用する場合は、第1実施形態のように過剰熱を発生させる必要は無く、ヒータ13に相当するものは不要であるため設置が省略されている。また第2実施形態におけるガス経路14の上流側の端部は、発熱素子12aの代わりに上底部11bに連接しており、容器11内の空間と繋がっている。
ボイラ2では、反応体12の代わりに発熱素子12aから発せられる熱により伝熱管22aが加熱され、伝熱管22aを通る水は、伝熱管22a(容器の側壁11a)からの熱が伝わり温度が上昇することになる。またこの形態では、先述した過剰熱を発生させるための反応は不要であり、電力制御によって発熱素子12aの温度を直接的に制御することにより、適度に水を加熱して蒸気を発生させることができる。
またボイラ2においては、発熱素子12aへの供給電力を調節することにより、発熱素子12a(発熱体)の発熱量を制御することが可能である。発熱素子12aの発熱量を増大させるほど、伝熱管22aを通る水が強く加熱され、ボイラ2における蒸気の発生量を増やすことが可能である。
3.第3実施形態
次に本発明の第3実施形態について説明する。なお第3実施形態は、ガス経路14内のガスから水へ熱を移動させる機構およびこれに関する点を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では第1実施形態と異なる事項の説明に重点をおき、第1実施形態と共通する事項については説明を省略することがある。
図4は、第3実施形態におけるボイラ3の概略的な構成図である。第1実施形態のボイラ1では、ガス経路14内のガスから水へ熱を移動させる機構として第1熱交換器31、
第2熱交換器32、熱循環経路33、および熱循環ポンプ34が設けられていたが、第2実施形態ではその代わりに第1熱交換器31aが設けられている。
第1熱交換器31aは、ガス経路14におけるガスポンプ16の上流側に配置されているとともに、水経路22の所定箇所(水ポンプ24と伝熱管22aの間)が通るように設けられている。第1熱交換器31aは、水経路22内の水とガス経路14内のガスとの間で熱交換させる熱交換器として形成されている。
第1熱交換器31aにおいては、水経路22内の水よりもガス経路14内のガスの方が温度が高くなっており、これら双方間の熱交換によって当該ガスの熱の一部が水に回収され、その分だけ当該ガスが冷却される。第1熱交換器31aでの熱交換が継続的に行われることにより、第1熱交換器31aの下流側におけるガス経路14内のガスの温度を下げることが可能である。
これにより、第1熱交換器31aの下流側に設けられたガスポンプ16とガスフィルタ17には、温度の下げられたガスが通ることになるため、その分、これらの装置に要求される耐熱温度(要求耐熱温度)を下げることが可能となっている。なお、当該ガスから回収された熱は水の加熱に有効利用されるため、ボイラ1全体の熱効率の低下は極力抑えられる。
本実施形態ではガス経路14に設ける装置のうち、ガスポンプ16とガスフィルタ17の両方を第1熱交換器31aの下流側に設けているが、種々の事情により、何れか一方のみを第1熱交換器31aの下流側に設けることも可能である。なお、ガスポンプ16やガスフィルタ17以外の装置をガス経路14に設ける場合、この装置も第1熱交換器31aの下流側に設けるようにし、当該装置の要求耐熱温度を下げるようにすることも可能である。また第3実施形態のボイラ3において、第2実施形態のように発熱体として発熱素子12aを採用しても良い。
4.その他
以上に説明した各実施形態のボイラ1〜3は、発熱体と、内部にこの発熱体が設けられた容器11とを備え、供給された水を加熱して蒸気を発生させるものである。更に各ボイラ1〜3では、空気よりも比熱の高いガス(本実施形態の例では水素系ガス)が容器11の内部に充満した環境下において、前記発熱体が発する熱により加熱される伝熱管22a、を備えており、伝熱管22aを通る水(蒸気の元となる水)が加熱されるようになっている。なお例えば200℃で1atmの条件下において、空気の比熱が約1,026J/Kg℃であるのに対し、水素の比熱は約14,528J/Kg℃となっており、空気の比熱よりも非常に高くなっている。また発熱体として、ボイラ1,3では反応体12が採用され、ボイラ2では発熱素子12aが採用されている。
各ボイラ1〜3によれば、容器11内部に発熱体を設けた発熱手段により水を加熱して蒸気を発生させるものでありながら、当該発熱体が発する熱を効率良く当該水に伝えることが可能である。すなわち、例えば伝熱管に水以外の流体等の熱媒体を流通させ、この熱媒体を容器11の外部において水と熱交換する場合には、熱媒体の介在や搬送に伴う熱損失等が生じ得る。この点、各ボイラ1〜3では、伝熱管自体を発熱体を囲むように配置することで、発熱体が発する熱を回収するための熱媒体は不要となっている。その結果、上記の熱損失等は抑えられ、発熱体が発する熱を蒸気の元となる水へ効率良く伝えることが可能である。
更に、容器11の内部に空気より比熱の高いガスが充満されるため、一般的な空気が充満される場合と比較して熱伝達が良好になされ、発熱体が発する熱を蒸気の元となる水へ効率良く伝えることができる。また、比熱が高いためガスの温度が変動し難く、当該水へより安定的に熱を伝えることが可能である。
また伝熱管22aは、筒状に形成された側壁11aの全周を形成しているため、発熱体が発する熱を蒸気の元となる水へ効率良く伝えることが可能である。特に本実施形態での伝熱管22aは、発熱体を囲んで配置されていることから、側壁11aの全周のほぼ全ての領域を網羅し、発熱体が発する熱を極力無駄なく蒸気の元となる水へ伝えることが可能である。なお上記の各実施形態では、伝熱管は螺旋状に伸びて発熱体を囲んで配置されているが、発熱体を囲む形態はこれに限られず、例えば、鉛直方向に伸びる複数本の伝熱管が発熱体を囲んで配置する形態等が採用されても良い。
また上記の各実施形態では、容器11内にガスを密閉するための側壁11aが伝熱管22aにより形成されているが、その代わりに側壁11aを伝熱管22aとは別に設けておき、側壁11aの内側に(すなわち、容器11の内部に)伝熱管22aを設けるようにしても良い。この場合においても、空気よりも比熱の高いガスが容器11の内部に充満した環境下において、発熱体が発する熱により伝熱管22aを加熱することが可能である。またこの場合には、伝熱管22aは側壁11aとしての役割を果たす必要は無いが、上下に隣合う伝熱管22aの部分同士の間に隙間があると発熱体からの熱を更に受けやすく好ましい。
また各ボイラ1〜3では、容器11内を一部として含む循環経路(容器11および容器11の外部に配置されたガス経路14を含む循環経路)において、前記ガスを循環させるようになっている。これにより、容器11内のガスの動きを活発化させて、当該ガスから側壁11aへの熱伝達がより効果的になされる効果が期待される。特に第1および第3実施形態のボイラ1,3では、反応体12における過剰熱を発生させる反応を促進させるためにも、当該ガスを循環させることが重要である。なお、第2実施形態のボイラ2においては過剰熱を発生させる反応を要しないため、上述した空気よりも比熱の高いガスとして、水素系ガス以外のガスを採用しても良い。
更に各ボイラ1〜3は、ガス経路14におけるガスの熱の一部を、水経路22内の水へ移動させるようになっている。より具体的に説明すると、第1および第2実施形態のボイラ1,2は、ガス経路14に設けられた第1熱交換器31、および水経路22に設けられた第2熱交換器32を有し、第1熱交換器31でガス経路14内のガスから回収された熱を、第2熱交換器32で水経路22内の水に与える。一方、第3実施形態のボイラ3は、水経路22内の水を通す第1熱交換器31aがガス経路14に設けられ、第1熱交換器31aにおいて、ガス経路14内のガスの熱の一部を当該水に回収させる。そのため、これらの第1熱交換器(31或いは31a)の下流側に設けられたガスポンプ16とガスフィルタ17の要求耐熱温度を、下げることが可能となっている。
なお、上記の各実施形態では、伝熱管22aを含む水経路22に蒸気の元となる水を流すようにしているが、その代わりに、伝熱管を含む熱媒経路に熱媒体Y(熱媒体用の流体)を流すようにし、この熱媒体Yを用いて蒸気の元となる水を加熱することも可能である。このように構成したボイラの模式的な構成図を図5に例示する。
図5に示すボイラ1aでは、水経路22の代わりに熱媒経路40が設けられるとともに、セパレータ21の代わりに熱交換器50が設けられている。熱交換器50は、熱媒体Yが流れる熱媒経路40の一部が配置されるとともに、蒸気の元となる水が供給される。なお熱媒体Yは、本図に実線矢印で示すように、伝熱管40aを含む熱媒経路40を循環するようになっている。伝熱管40aの構成や配置形態は、第1実施形態の伝熱管22aと同様である。これにより、反応体12(発熱体)により加熱された熱媒体Yを熱交換器50へ送り込み、供給された水を当該熱媒体Yにより加熱して蒸気を発生させ、外部へ供給することが可能である。なお熱交換器50は、水を加熱して蒸気を生成する構成の他、温水を生成する構成としても良い。
熱交換器50としては、例えば、プレート式やシェルアンドチューブ式の熱交換器を採用しても良く、各種形態のスチームジェネレータを採用しても良い。このスチームジェネレータの一例としては、供給された水を貯留する貯留スペースと、当該貯留スペース内に配置された熱媒体Yを通す管状体を有し、熱媒体Yの熱が当該管状体を介して貯留した水に伝わる構成のものが挙げられる。
そしてボイラ1aにおいては、第2熱交換器32は、水経路22に設けられる代わりに熱交換器50への給水経路に設けられ、熱交換器50に供給される水と熱媒体Xの間での熱交換を行うように配置される。これにより、第1熱交換器31においてガス経路14内のガスから回収された熱が、熱交換器50に供給される水の予熱に有効利用される。
また本発明に係るボイラの一例として、熱媒体Yを負荷へ供給する熱媒ボイラとしたものを、図6にボイラ1bとして示す。なお以下の説明では、図5に示すボイラ1aと共通する事項の説明は省略する。
ボイラ1bは、熱交換器50の設置が省略される代わりに、熱媒経路40に熱媒流出口25aおよび熱媒流入口25bが設けられており、熱媒流出口25aと熱媒流入口25bの間に負荷Zを接続することが可能となっている。なお負荷Zとしては、例えば、熱媒体Yの熱を利用する各種装置などが採用され得る。熱媒流出口25aは伝熱管40aの下流側に設けられ、熱媒流入口25bは伝熱管40aの上流側に設けられており、熱媒流出口25aから流出した熱媒体Yは負荷Zを通った後、熱媒流入口25bへ流入するようになっている。これにより負荷Zが接続されたボイラ1bにおいては、図6に実線矢印で示すように、熱媒経路40と負荷Zを含む循環経路にて熱媒体Yを循環させることができ、反応体12(発熱体)が発する熱を継続的に負荷Zへ供給することが可能である。
更にボイラ1bにおいては、第2熱交換器32は、熱媒経路40における熱媒流入口25bと伝熱管40aの間に設けられ、熱媒体Xと熱媒体Yの間での熱交換を行うように配置される。これにより、第1熱交換器31においてガス経路14内のガスから回収された熱が、熱媒体Yの予熱に有効利用される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は上記実施形態に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。例えば、本発明に係るボイラは、上記実施形態のような蒸気を発生させるボイラの他、温水ボイラや熱媒ボイラ等にも適用可能である。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、各種用途のボイラに利用可能である。
1、1a、1b、2、3 ボイラ
11 容器
11a 側壁
11b 上底部
11c 下底部
12 反応体
12a 発熱素子
13 ヒータ
14 ガス経路
15 ガス受入部
16 ガスポンプ
17 ガスフィルタ
21 セパレータ
22 水経路
22a 伝熱管
23 水受入部
24 水ポンプ
25a 熱媒流出口
25b 熱媒流入口
31、31a 第1熱交換器
32 第2熱交換器
33 熱循環経路
34 熱循環ポンプ
40 熱媒経路
40a 伝熱管
50 熱交換器

Claims (7)

  1. 発熱体と、
    内部に前記発熱体が設けられ、空気よりも比熱の高いガスを内部に充満できる容器と、
    前記ガスが循環する経路として、前記容器および当該容器の外部に配置されたガス経路を含む循環経路と、を備え、
    前記発熱体が発する熱を用いて流体を加熱するボイラであって、
    前記ガス経路における前記ガスの熱の一部を、前記流体へ移動させることを特徴とするボイラ。
  2. 前記ガス経路に設けられた第1熱交換器、および、前記流体の経路に設けられた第2熱交換器を有し、
    第1熱交換器で前記ガスから回収された熱を、第2熱交換器で前記流体に与えることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  3. 第1熱交換器と第2熱交換器の間で熱媒体を循環させることにより、第1熱交換器で前記ガスから回収された熱を第2熱交換器で前記流体に与えるものであって、
    前記ガスの温度に基づいて、前記熱媒体の循環を制御することを特徴とする請求項2に記載のボイラ。
  4. 前記流体を通す第1熱交換器が前記ガス経路に設けられ、
    第1熱交換器において、前記ガスの熱の一部を前記流体に回収させることを特徴とする請求項1に記載のボイラ。
  5. 前記ガスを前記ガス経路の上流側から下流側へ流すガスポンプ、又は前記ガスに含まれる不純物を除去するガスフィルタが、前記ガス経路における第1熱交換器の下流側に設けられたことを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のボイラ。
  6. 前記ガスは水素系ガスであり、
    前記発熱体は、
    水素吸蔵金属類からなる金属ナノ粒子が表面に設けられており、
    前記水素系ガスが前記容器内に供給された状況下において、前記金属ナノ粒子内に水素原子が吸蔵され過剰熱を発生させる反応体であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のボイラ。
  7. 前記発熱体が発する熱により加熱される伝熱管を備え、当該伝熱管を通ることにより前記流体が加熱される請求項1から請求項6の何れかに記載のボイラであって、
    前記伝熱管は前記発熱体を囲んで配置されていることを特徴とするボイラ。
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