JP2021147948A - 認証システム、モバイル装置、処理装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

認証システム、モバイル装置、処理装置、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証システムの利便性を高める。【解決手段】モバイル装置11は、被認証者による携帯が可能である。加速度センサ113は、モバイル装置11に搭載されており、モバイル装置11に加わる加速度に対応する加速度信号ASを出力する。処理装置13は、加速度信号ASに基づいて被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行する。制御装置12は、モバイル装置11を介して被認証者を被制御装置31のユーザとして認証する認証処理と判断処理の結果に基づいて、被制御装置31の動作を制御する。処理装置13は、判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつN以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする。【選択図】図2

Description

本発明は、認証システムに関連する。本発明は、当該認証システムを構成しうるモバイル装置と処理装置の各々にも関連する。本発明は、当該処理装置の処理部により実行可能なコンピュータプログラムにも関連する。
特許文献1は、車両に搭載される認証システムを開示している。当該システムにおいては、被制御装置の一例としての施錠装置の動作を制御する制御装置と被認証者が所持するモバイル装置の一例としてのキーとの間で、電波による通信を通じて認証が行なわれる。認証に成功すると、当該車両のドアの施錠が解除される。
特開2016−211334号公報
本発明の目的は、認証システムの利便性を高めることである。
上記の目的を達成するための一態様は、認証システムであって、
被認証者による携帯が可能であるモバイル装置と、
前記モバイル装置に搭載されており、前記モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、
前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行する処理装置と、
前記モバイル装置を介して前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理と前記判断処理の結果に基づいて、当該被制御装置の動作を制御する制御装置と、
を備えており、
前記処理装置は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする。
上記の目的を達成するための一態様は、被認証者による携帯が可能であるモバイル装置であって、
前記モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、
前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行し、前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に当該判断処理の結果を出力する処理部と、
を備えており、
前記処理部は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする。
上記の目的を達成するための一態様は、処理装置であって、
被認証者による携帯が可能であるモバイル装置に搭載されている加速度センサから、当該モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を受け付ける受付部と、
前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行し、前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に当該判断処理の結果を出力する処理部と、
を備えており、
前記処理部は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする。
上記の目的を達成するための一態様は、処理装置の処理部により実行可能なコンピュータプログラムであって、
実行されることにより、前記処理装置に、
被認証者による携帯が可能であるモバイル装置に搭載されている加速度センサから、当該モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を受け付けさせ、
前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行させ、
前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にさせ、
前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に前記判断処理の結果を出力させる。
上記の各態様に係る構成によれば、被認証者が歩行しているかを判断する判断処理の結果を、当該被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理に利用できる。さらに、判断処理が繰り返しN回なされたときに被認証者が歩行しているとの判断がM回なされない限り、当該判断が有効とされないので、ノイズ等の理由により一時的に被認証者が歩行していないと判断される結果として、制御装置による被制御装置の動作制御が予期せず可能とされる事態の発生を抑制できる。したがって、認証システムの利便性を高めることができる。
一実施形態に係る認証システムの構成を例示している。 認証システムの具体的な機能構成を例示している。 認証システムの制御装置における処理の流れを例示している。 認証システムのモバイル装置における処理の流れを例示している。 図4の歩行判断処理における処理の流れを例示している。 歩行判断処理の詳細を説明するための図である。 歩行判断処理の詳細を説明するための図である。 図4の歩行判断処理における処理の流れを例示している。 歩行判断処理の詳細を説明するための図である。 歩行判断処理の詳細を説明するための図である。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。図1は、一実施形態に係る認証システム10の構成を例示している。認証システム10は、例えば、被認証者20を車両30のユーザとして認証し、被認証者20による車両30の利用を許容するために使用されうる。
認証システム10は、モバイル装置11を含んでいる。モバイル装置11は、被認証者20による携帯が可能な装置である。
認証システム10は、制御装置12を含んでいる。本例においては、制御装置12は、車両30に搭載されている。制御装置12は、モバイル装置11を介して被認証者20を車両30のユーザとして認証する認証処理に基づいて、車両30に搭載された被制御装置31の動作を制御するように構成されている。図1においては、被制御装置31として施錠装置311とエンジン312が例示されている。被制御装置31は、空調装置、音響映像機器、照明装置、シートやステアリングホイールの位置調節機構なども含みうる。
本明細書において用いられる「認証処理」という語は、被認証者20自身をユーザとして認証する処理と、ユーザとしての被認証者20に所有されるモバイル装置11自体を認証する処理とを含む意味である。
認証システム10は、処理装置13を含んでいる。処理装置13は、制御装置12と協働して認証処理を実行するように構成されている。本例においては、処理装置13は、モバイル装置11に搭載されている。
図2を参照しつつ、認証処理について詳細に説明する。制御装置12は、処理部121を備えている。処理部121は、車両30に搭載された送信装置32を通じたトリガ信号TSの無線送信を制御するように構成されている。トリガ信号TSは、所定の時間間隔で送信される。所定の時間間隔は、例えば数百ミリ秒である。トリガ信号TSは、アナログ信号でもよいし、デジタル信号でもよい。なお、トリガ信号TSは、制御装置12の動作とは無関係に送信装置32から常時送信されてもよい。
処理装置13は、受付部131と処理部132を備えている。受付部131は、モバイル装置11に搭載された受信装置111を通じてトリガ信号TSを受け付け可能なインターフェースとして構成されている。トリガ信号TSがアナログ信号である場合、受付部131は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を含みうる。処理部132は、デジタルデータの形態であるトリガ信号TSを処理の対象とする。
処理部132は、トリガ信号TSへの応答として、モバイル装置11に搭載された送信装置112を通じて認証情報AIを無線送信させるように構成されている。認証情報AIは、被認証者20とモバイル装置11の少なくとも一方を特定しうる情報である。
すなわち、モバイル装置11を携帯している被認証者20がトリガ信号TSを受信可能な距離まで車両30に接近すると、モバイル装置11から認証情報AIが送信される。認証情報AIは、アナログデータの形態でもよいし、デジタルデータの形態でもよい。
制御装置12は、受付部122を備えている。受付部122は、車両30に搭載された受信装置33を通じて認証情報AIを受け付け可能なインターフェースとして構成されている。認証情報AIがアナログデータの形態である場合、受付部122は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を含みうる。処理部121は、デジタルデータの形態である認証情報AIを処理の対象とする。
制御装置12の処理部121は、車両30に搭載された記憶装置34に記憶された認証情報AIの読み出しまたは参照を行なう処理を実行可能に構成されている。処理部121は、受付部122により受け付けられた認証情報AIと、記憶装置34に記憶された認証情報AIとの照合を行ない、両者が一致する場合に認証を成立させる。
制御装置12は、出力部123を備えている。処理部121は、出力部123からの制御信号CSの出力を許容する。制御信号CSは、被制御装置31の動作を制御する信号である。制御信号CSは、デジタル信号でもよいし、アナログ信号でもよい。制御信号CSがアナログ信号である場合、出力部123は、D/Aコンバータを含む適宜の変換回路を含みうる。
例えば、制御信号CSは、施錠装置311に車両30のドアを解錠させる信号でありうる。あるいは、制御信号CSは、エンジン312を始動させる信号でありうる。すなわち、モバイル装置11と制御装置12の間でなされる無線通信を通じて被認証者20が車両30のユーザとして認証されると、車両30のドアの解錠やエンジン312の始動がなされる。
図3は、制御装置12において実行される処理の流れを例示している。前述のように、制御装置12は、車両30に搭載された送信装置32を通じて、所定の時間間隔でトリガ信号TSを無線送信する(STEP11)。
図4は、モバイル装置11において実行される処理の流れを例示している。モバイル装置11を携帯している被認証者20が車両30に接近すると、車両30に搭載された制御装置12から無線送信されたトリガ信号TSが、モバイル装置11によって無線受信される。これにより、起動処理が実行される(STEP21)。起動処理においては、前述した認証情報AIの無線送信がなされる。
図3に例示されるように、制御装置12においては、モバイル装置11から無線送信される認証情報AIに基づいて、被認証者20について認証が成立したかの判断がなされる(STEP12)。車両30に搭載された受信装置33を通じた認証情報AIの無線受信がなされない場合や、無線受信された認証情報AIが記憶装置34に記憶されている認証情報と一致しない場合(STEP12においてNO)、処理はSTEP11に戻る。
図4に例示されるように、モバイル装置11においては、被認証者20が歩行しているかを判断する歩行判断処理が実行される(STEP22)。歩行判断処理の詳細については後述する。
処理装置13は、不図示の記憶部を備えている。記憶部は、N回分の歩行判断処理の結果を保存可能とされている。Nは、2以上の整数である。すなわち、記憶部は、最新の歩行判断処理の結果と、過去(N−1)回分の判断処理の結果を保存可能である。
処理装置13の処理部132は、歩行判断処理の結果、被認証者20が歩行していないと判断された場合(STEP23においてNO)、非歩行を示す判断結果NWを保存する(STEP24)。さらに、処理部132は、モバイル装置11の送信装置112を通じて許可情報EIを無線送信する(STEP25)。許可情報EIは、アナログデータの形態でもよいし、デジタルデータの形態でもよい。
処理装置13の処理部132は、歩行判断処理の結果、被認証者20が歩行していると判断された場合(STEP23においてYES)、歩行を示す判断結果Wを保存する(STEP26)。さらに、処理部132は、モバイル装置11の送信装置112を通じて禁止情報DIを無線送信する(STEP27)。禁止情報DIは、アナログデータの形態でもよいし、デジタルデータの形態でもよい。
なお、図4に破線で例示されるように、処理部132は、禁止情報DIの送信に代えて許可情報EIの送信を禁止してもよい。
図2に例示されるように、モバイル装置11の送信装置112から無線送信された許可情報EIと禁止情報DIは、車両30の受信装置33によって無線受信される。制御装置12の受付部122は、許可情報EIと禁止情報DIを受け付け可能なインターフェースとして構成されている。許可情報EIと禁止情報DIの各々がアナログデータの形態である場合、受付部A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を含みうる。処理部121は、デジタルデータの形態である許可情報EIと禁止情報DIを処理の対象とする。
図3に例示されるように、被認証者20について認証が成立した場合(STEP12においてYES)、制御装置12の処理部121は、モバイル装置11から許可情報EIを受け付けたかを判断する(STEP13)。許可情報EIが受け付けられた場合(STEP13においてYES)、処理部121は、被制御装置31の制御を許可する(STEP14)。すなわち、認証成立に応じた所定の動作を被制御装置31に行なわせる制御信号CSが出力部123から出力される。
受付部122が禁止情報DIを受け付けた場合、あるいはモバイル装置11から許可情報EIが送信されなかった場合(STEP13においてNO)、処理部121は、被制御装置31の制御を禁止する(STEP15)。すなわち、制御信号CSの出力は行なわれない。
上記のような構成によれば、歩行判断処理の結果を、制御装置12により行なわれる認証処理に利用できる。例えば、被認証者20の認証が成立しても、被認証者20が歩行していると判断された場合、制御装置12による被制御装置31の動作制御は不能とされうる。認証処理により車両30のドアの解錠やエンジン312を行なう際の被認証者20は、歩行していないことが普通である。すなわち、被認証者20が歩行していると判断されていながらも制御装置12が認証情報AIを受け付けている状況は、リレーアタックなどの不正行為が行なわれている可能性が高いと言える。本実施形態の構成によれば、認証が成立し、かつ被認証者20が歩行していないと判断された場合に制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされるので、リレーアタックなどの不正行為に対する防犯性を高めることができる。
上記の機能を有する処理部121は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、上述した処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。ROMは、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。プロセッサは、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。上記のコンピュータプログラムは、汎用メモリにプリインストールされてもよいし、図1に例示される無線通信ネットワーク40を介して外部サーバ装置50からダウンロードされて汎用メモリにインストールされてもよい。この場合、外部サーバ装置50は、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。
上記の機能を有する処理部121は、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの上記のコンピュータプログラムを実行可能な専用集積回路によって実現されてもよい。この場合、当該専用集積回路に含まれる記憶素子に上記のコンピュータプログラムがプリインストールされる。当該記憶素子は、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。各プロセッサは、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによっても実現されうる。
次に、上記のような認証システム10の動作を可能にするために処理装置13により実行される歩行判断処理の詳細について説明する。
図2に例示されるように、モバイル装置11は、加速度センサ113を備えている。加速度センサ113は、モバイル装置11に加わる加速度に対応する加速度信号ASを出力するように構成されている。加速度センサ113は、例えば、周知の三軸加速度センサでありうる。この場合、加速度信号ASは、互いに直交する三つの軸方向の各々における加速度に対応する値を有する。加速度信号ASは、アナログ信号でもよいし、デジタル信号でもよい。
処理装置13の受付部131は、加速度信号ASも受け付け可能なインターフェースとして構成されている。加速度信号ASがアナログ信号である場合、受付部131は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を含みうる。処理装置13の処理部132は、デジタルデータの形態である加速度信号ASを処理の対象とする。
処理部132は、加速度信号ASに基づいて、被認証者20が歩行しているかを判断する歩行判断処理を実行するように構成されている。図5は、歩行判断処理の流れを例示している。図6は、加速度信号ASを例示している。図6において、横軸は時間の経過を示しており、縦軸は加速度を示している。モバイル装置11の姿勢は一定でないので、図示されている加速度の値は、三つの軸方向の各々における加速度の値の二乗和平方根として与えられるノルム値に対応している。以降の説明においては、特に断りのない限り、「加速度」は「ノルム値」を意味する。
時点t0において加速度信号ASの取得が開始されると、処理部132は、後述する時間区間TPが設定されているかを判断する(STEP30)。ここでは歩行判断処理が開始された直後であるので(STEP30においてNO)、処理部132は、加速度信号ASに対応する加速度が所定の条件を満足しているかを判断する(STEP31)。
本例においては、加速度が閾値Atを上回る値から閾値Atを下回る値に変化し、かつ単位時間あたりの加速度変化量(すなわち下り勾配)が閾値を上回るかが判断される。歩行している被認証者20に携帯されているモバイル装置11には比較的大きな加速度が加わり、その変化量も比較的大きい傾向がある。本条件は、この現象に対応している。
図6においては、理解を容易にするために、加速度の閾値Atが一定値をとっている。しかしながら、閾値Atは、一定の時間が経過するごとに、当該時間における加速度の平均値として再設定されうる。当該時間は、例えば、500ミリ秒である。
加速度の変化に係る上記の条件が満足されていない場合(STEP31においてNO)、処理部132は、所定の時間が経過しているかを判断する(STEP32)。当該時間は、例えば、1秒である。所定の時間が経過していないと判断された場合(STEP32においてNO)、処理はSTEP31に戻る。
加速度の変化に係る上記の条件が満足されずに所定の時間が経過した場合(STEP32においてYES)、処理部132は、被認証者20が歩行していないと判断し(STEP33)、処理を終了する。この判断結果は、図4のSTEP23における判断に反映される。すなわち、モバイル装置11は、許可情報EIを無線送信する(STEP25)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して許可情報EIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP13においてYES、STEP14)。
加速度の変化に係る上記の条件が満足されると(STEP31においてYES)、処理部132は、歩行判断を行なうための時間区間の始点を設定する(STEP34)。図6に示される例においては、時点t0よりも後の時点t1において加速度変化に係る上記の条件が満足されている。したがって、処理部132は、時点t1に時間区間TPの始点SPを設定している。
続いて、処理部132は、加速度信号ASに対応する加速度が再び上記の加速度変化に係る条件を満足するかを判断する(図5のSTEP35)。当該条件が満足されていない場合(STEP35においてNO)、処理部132は、所定の時間が経過しているかを判断する(STEP36)。当該時間は、例えば、1秒である。所定の時間が経過していないと判断された場合(STEP36においてNO)、処理はSTEP35に戻る。
加速度の変化に係る上記の条件が再び満足されずに所定の時間が経過した場合(STEP36においてYES)、処理部132は、被認証者20が歩行していないと判断し(STEP33)、処理を終了する。この判断結果は、図4のSTEP23における判断に反映される。この場合、モバイル装置11は、許可情報EIを無線送信する(STEP25)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して許可情報EIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP13においてYES、STEP14)。
加速度の変化に係る上記の条件が再び満足されると(図5のSTEP35においてYES)、処理部132は、歩行判断を行なうための時間区間の終点を設定する(STEP37)。図6に示される例においては、時点t1よりも後の時点t2において加速度変化に係る上記の条件が再び満足されている。したがって、処理部132は、時点t2に時間区間TPの終点EPを設定している。
このように設定された時間区間TPに含まれる加速度の経時変化(波形)に基づいて、被認証者20が歩行しているかの判断がなされる(STEP38)。具体的には、図7に例示される複数の特徴量に基づいて、判断がなされる。各特徴量の値と歩行しているかの判断結果とは、事前の機械学習や統計処理などに基づいて関連付けられている。例えば、処理部132は、参照される複数の特徴量の各値が所定の閾値範囲内であるかに基づいて、被認証者20が歩行しているかを判断する。複数の特徴量の例は、以下の通りである。なお、全ての特徴量が参照される必要はなく、少なくとも一つが参照されればよい。

T0:時間区間TPの長さ(始点SPから終点EPまでの時間長さ)
T1:始点SPから加速度が最大値Amxをとる時点までの時間長さ
T2:加速度が最小値Amnをとる時点から最大値Amxをとる時点までの時間長さ
A:最大値Amxと最小値Amnの差分
G0:加速度が最小値Amnをとる時点から最大値Amxをとる時点までの単位時間あたりの加速度変化量
M0:時間区間TPにおける加速度の平均値
M1:始点SPから時間区間TPの半分の時点HPまでの区間における加速度の平均値
M2:時点HPから終点EPまでの区間における加速度の平均値
時点t1と時点t2の間の時間区間TPに含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満足しないと判断された場合(STEP38においてNO)、処理部132は、被認証者20が歩行していないと判断する(STEP33)。その結果は、図4におけるSTEP23の処理に反映される。すなわち、モバイル装置11は、時点t2の後、許可情報EIを無線送信する(STEP25)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して許可情報EIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP13においてYES、STEP14)。
時点t1と時点t2の間の時間区間TPに含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満足すると判断された場合(STEP38においてYES)、処理部132は、被認証者20が歩行していると判断し(STEP39)、処理を終了する。その結果は、図4におけるSTEP23の処理に反映される。すなわち、モバイル装置11は、時点t2の後、禁止情報DIを無線送信する(STEP27)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して禁止情報DIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が不能とされる(図3のSTEP13においてNO、STEP15)。
図8に例示されるように、処理部132は、再び歩行判断処理を開始する(STEP40)。前述のように、処理部132は、時間区間TPが設定されているかを判断する(STEP30)。図6に示される例においては、時点t1と時点t2の間に時間区間TPが設定されているので(STEP30においてYES)、処理部132は、処理をSTEP35に進め、次の時間区間TPの終点EPを設定するための処理を開始する。
すなわち、ある時間区間TPの終点EPは、次の時間区間TPの始点SPとして扱われる。図6に示される例においては、時点t2において設定された終点EPが次の時間区間TPに係る始点SPとされており、時点t2よりも後の時点t3において、加速度変化に係る上記の条件が再び満足されている。したがって、時点t3に次の時間区間TPの終点EPが設定されている。
所定の時間が経過して終点EPが定まらない場合(STEP36においてYES)を除き、新たな時間区間TPの設定と、当該時間区間に含まれる加速度信号ASの波形部分に基づく歩行判断が繰り返される(STEP35、STEP37、STEP38)。
時点t2と時点t3の間の時間区間TPに含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満足しないと判断された場合(STEP38においてNO)、処理部132は、被認証者20が歩行していないと判断し(STEP33)、処理を終了する。その結果は、図8におけるSTEP41の処理に反映される。すなわち処理部132は、判断結果NWを記憶部に保存する。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が、M以上であるかを判断する(STEP42)。Mは、2以上かつN以下の整数である。
他方、時点t2と時点t3の間の時間区間TPに含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満足すると判断された場合(図5のSTEP38においてYES)、処理部132は、被認証者20が歩行していると判断し(STEP39)、処理を終了する。その結果は、図8におけるSTEP41の処理に反映される。すなわち処理部132は、判断結果Wを記憶部に保存する。
記憶部に保存されている判断結果NWの数がM以上であると判断されると(STEP42においてYES)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が、M以上であるかを判断する(STEP43)。
記憶部に保存されている判断結果Wの数が、M以上でないと判断されると(STEP43においてNO)、モバイル装置11は、時点t3の後、許可情報EIを無線送信する(STEP44)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して許可情報EIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP13においてYES、STEP14)。
処理はSTEP40に戻り、歩行判断処理が繰り返される。
記憶部に保存されている判断結果Wの数がM以上であると判断された場合もまた(STEP43においてYES)、処理はSTEP40に戻り、歩行判断処理が繰り返される。
記憶部に保存されている判断結果NWの数がM以上でないと判断されると(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が、M以上であるかを判断する(STEP45)。
記憶部に保存されている判断結果Wの数が、M以上であると判断されると(STEP45においてYES)、モバイル装置11は、時点t3の後、禁止情報DIを無線送信する(STEP46)。車両30に搭載された制御装置12は、受信装置33を介して禁止情報DIを受け付ける。したがって、制御装置12による被制御装置31の動作制御が不能とされる(図3のSTEP13においてNO、STEP15)。処理はSTEP40に戻り、歩行判断処理が繰り返される。なお、禁止情報DIが送信されることなく、処理をSTEP40に戻してもよい。
記憶部に保存されている判断結果Wの数がM以上でないと判断された場合もまた(STEP45においてNO)、処理はSTEP40に戻り、歩行判断処理が繰り返される。
すなわち、処理部132は、歩行判断処理が繰り返しN回なされたときに被認証者20が歩行しているかについて同じ判断がM回以上なされた場合、被認証者20が歩行しているとの判断を有効にするように構成されている。
図9を参照しつつ、上記のように構成された認証システム10の具体的な動作の一例について説明する。本例においては、Mの値とNの値は、ともに2である。すなわち、被認証者20が歩行しているとの判断が2回連続してなされた場合に、当該判断が有効とされる。同様に、被認証者20が歩行していないとの判断が2回連続してなされた場合に、当該判断が有効とされる。図9に例示される加速度信号ASの波形は、周期的に顕著な変化を呈している。このような形状の波形は、被認証者20が歩行している場合に取得される傾向にある。
時点t0において加速度信号ASの取得が開始されると、歩行判断処理が開始される(図4のSTEP22)。加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t1と時点t2の間に時間区間TP1が設定されている。本例においては、時間区間TP1に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしており、被認証者20が歩行しているとの判断がなされている(図5のSTEP39)。したがって、処理部132は、時点t2における判断結果Wを記憶部に保存する(図4のSTEP26)。モバイル装置11は、時点t2の後に禁止情報DIを無線送信する(図4のSTEP27)。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が不能とされる(図3のSTEP15)。
歩行判断処理が繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t2と時点t3の間に時間区間TP2が設定されている。本例においては、時間区間TP2に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしており、被認証者20が歩行しているとの判断がなされている(図5のSTEP39)。したがって、処理部132は、時点t3における判断結果Wを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は0であるので(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存された判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP45)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は2であるので(STEP45においてYES)、モバイル装置11は時点t3の後に禁止情報DIを無線送信する(STEP46)。すなわち、被認証者20が歩行しているとの判断が2回連続でなされているので、当該判断が確定されている。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が不能とされる(図3のSTEP15)。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t3と時点t4の間に時間区間TP3が設定されている。本例においては、時間区間TP3に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしておらず、被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t4における判断結果NWを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t3における判断結果Wと時点t4における判断結果NWが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は1であるので(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP45)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は1であるので(STEP45においてNO)、処理はSTEP40に戻る。したがって、被認証者20が歩行していないと判断されているものの、時点t4の後に許可情報EIの無線送信はなされず、被制御装置31の動作制御が不能である状態が維持される。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t4と時点t5の間に時間区間TP4が設定されている。本例においては、時間区間TP4に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしており、被認証者20が歩行しているとの判断がなされている(図5のSTEP39)。したがって、処理部132は、時点t5における判断結果Wを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t4における判断結果NWと時点t5における判断結果Wが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は1であるので(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP45)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は1であるので(STEP45においてNO)、処理はSTEP40に戻る。したがって、被認証者20が歩行していると判断されているものの、時点t5の後に禁止情報DIの無線送信はなされず、被制御装置31の動作制御が不能である状態が維持される。
本例においては、被認証者20が歩行しているとの判断が2回連続でなされない限り、被認証者20が歩行しているとの判断が有効とされず、禁止情報DIが送信されない。同様に、被認証者20が歩行していないとの判断が2回連続でなされない限り、被認証者20が歩行していないとの判断が有効とされず、許可情報EIが送信されない。このような構成によれば、ノイズ等の理由により被認証者20の歩行に係る判断が一時的に変化する影響として、制御装置12による被制御装置31の動作制御の可否が予期せず正常でなくなる事態の発生を抑制できる。図9に示される例においては、被認証者20が歩行している状況において、歩行していないとの判断が一時的になされている(時間区間TP3)。しかしながら、結果として被制御装置31の動作制御が不能である状態が維持されている。したがって、認証システム10の利便性を高めることができる。
図10は、認証システム10の具体的な動作の別例を示している。本例においても、Mの値とNの値は、ともに2である。図10に例示される加速度信号ASの波形は、被認証者20が歩行していない状態に対応している。具体的には、例示された波形は、被認証者20が車両30のドアを開けて車内に乗り込み、シートに着座し、エンジンの始動操作を行なっているときの状態に対応している。
時点t0において加速度信号ASの取得が開始されると、歩行判断処理が開始される(図4のSTEP22)。本例においては、加速度信号ASが顕著な変化を呈しないまま所定の時間が経過することにより、時点t1において被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t1における判断結果NWを記憶部に保存する(図4のSTEP24)。モバイル装置11は、時点t1の後に許可情報EIを無線送信する(図4のSTEP25)。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP14)。
歩行判断処理が繰り返され(図8のSTEP40)、再び加速度信号ASが顕著な変化を呈しないまま所定の時間が経過することにより、時点t2において被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t2における判断結果NWを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。記憶部に保存されている判断結果NWの数は2であるので(STEP42においてYES)、処理部132は、記憶部に保存された判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP43)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は0であるので(STEP43においてNO)、モバイル装置11は、時点t2の後に許可情報EIを無線送信する(STEP44)。すなわち、被認証者20が歩行していないとの判断が2回連続でなされているので、当該判断が確定されている。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP14)。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、再び加速度信号ASが顕著な変化を呈しないまま所定の時間が経過することにより、時点t3において被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t3における判断結果NWを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t2における判断結果NWと時点t3における判断結果NWが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。記憶部に保存されている判断結果NWの数は2であるので(STEP42においてYES)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP43)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は0であるので(STEP43においてNO)、モバイル装置11は、時点t3の後に許可情報EIを無線送信する(STEP44)。すなわち、被認証者20が歩行しているとの判断が2回連続でなされているので、当該判断が確定されている。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP14)。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t4と時点t5の間に時間区間TP1が設定されている。本例においては、時間区間TP1に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしており、被認証者20が歩行しているとの判断がなされている(図5のSTEP39)。したがって、処理部132は、時点t5における判断結果Wを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t3における判断結果NWと時点t5における判断結果Wが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は1であるので(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP45)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は1であるので(STEP45においてNO)、処理はSTEP40に戻る。したがって、被認証者20が歩行していると判断されているものの、時点t5の後に禁止情報DIの無線送信はなされず、被制御装置31の動作制御が可能である状態が維持される。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASの変化が所定の条件を満たすことにより時点t5と時点t6の間に時間区間TP2が設定されている。本例においては、時間区間TP2に含まれる加速度信号ASの波形部分が歩行に係る条件を満たしておらず、被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t6における判断結果NWを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t5における判断結果Wと時点t6における判断結果NWが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は1であるので(STEP42においてNO)、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果Wの数が2であるかを判断する(STEP45)。現時点で記憶部に保存されている判断結果Wの数は1であるので(STEP45においてNO)、処理はSTEP40に戻る。したがって、被認証者20が歩行していないと判断されているものの、時点t6の後に許可情報EIの無線送信はなされず、被制御装置31の動作制御が可能である状態が維持される。
歩行判断処理がさらに繰り返され(図8のSTEP40)、加速度信号ASが顕著な変化を呈しないまま所定の時間が経過することにより、時点t7において被認証者20が歩行していないとの判断がなされている(図5のSTEP33)。したがって、処理部132は、時点t7における判断結果NWを記憶部に保存する(図8のSTEP41)。記憶部には、時点t6における判断結果NWと時点t7における判断結果NWが保存されている。
続いて、処理部132は、記憶部に保存されている判断結果NWの数が2であるかを判断する(STEP42)。現時点で記憶部に保存されている判断結果NWの数は2であるので(STEP42においてYES)、モバイル装置11は、時点t7の後に許可情報EIを無線送信する(STEP44)。すなわち、被認証者20が歩行していないとの判断が2回連続でなされているので、当該判断が確定されている。これにより、制御装置12による被制御装置31の動作制御が可能とされる(図3のSTEP15)。
本例においては、被認証者20が歩行していない状況(被認証者20が車両30に乗り込み、シートに着座する動作中)において、歩行しているとの判断が一時的になされている(時間区間TP1)。しかしながら、結果として被制御装置31の動作制御が可能である状態が維持されている。本例においても、ノイズ等の理由により被認証者20の歩行に係る判断が一時的に変化する影響として、制御装置12による被制御装置31の動作制御の可否が予期せず正常でなくなる事態の発生が抑制されている。
図4に例示されるように、本実施形態においては、最初に行なわれる歩行判断処理の結果は直ちに有効とされ、許可情報EIまたは禁止情報DIの送信に反映される。被認証者20が歩行しているかについて同じ判断が連続してなされたかに基づく処理は、二度目の歩行判断処理(図8のSTEP40)以降についてなされる。
換言すると、最初の歩行判断処理が開始されてからなされた被認証者20が歩行しているとの判断と被認証者20が歩行していないとの判断の一方が、L回以上である場合、当該一方の判断が有効とされうる。Lは、1以上かつM以下の整数である。上記の例においては、Lは1である。被認証者20が歩行しているかについて同じ判断がN回中M回なされたかの判断は、(L+1)回目以降の歩行判断処理についてなされる。
このような構成によれば、少なくともM回の歩行判断処理の結果を待たずに被認証者20が歩行しているかについての判断を有効にできるので、歩行判断処理が開始されてから最初に制御装置12による被制御装置31の動作制御の可否が確定されるまでの時間を短縮できる。
しかしながら、被認証者20が歩行しているかについて同じ判断がN回中M回なされたかの判断が、最初の歩行判断処理から開始されてもよい。この場合、図4における起動処理(STEP21)の後、直ちに図8の歩行判断処理(STEP40)が開始される。
上記の実施形態においては、Nの値とMの値が、ともに2で一致している。すなわち、被認証者20が歩行しているかについて同じ判断が2回繰り返された場合に、当該判断が有効とされる。
このような構成によれば、処理負荷の増大を抑制できるとともに、被認証者20が歩行しているとの判断と被認証者20が歩行していないとの判断の一方が有効とされるまでの時間を短縮できる。
しかしながら、Mは3以上の整数でもよく、NはM以上の任意の整数でありうる。また、歩行しているかの判断を有効にするために用いられるNの値と、歩行していないとの判断を有効にするために用いられるNの値は、相違していてもよい。同様に、歩行しているかの判断を有効にするために用いられるMの値と、歩行していないとの判断を有効にするために用いられるMの値は、相違していてもよい。同様に、歩行しているかの判断を有効にするために用いられるLの値と、歩行していないとの判断を有効にするために用いられるLの値は、相違していてもよい。
あるいは、最初に行なわれる歩行判断処理(図4におけるSTEP22)については、その結果に依らず、被認証者20が歩行しているとの判断を有効にしてもよい。すなわち、処理部132は、最初に行なわれる歩行判断処理については、モバイル装置11の送信装置112を通じて禁止情報DIを無線送信しうる(STEP27)。
このような構成によれば、少なくともM回の歩行判断処理の結果が得られるまでの間、制御装置12による認証処理に基づく被制御装置の動作制御が強制的に不能とされる。これにより、少なくともM回の歩行判断処理の結果が得られるまでになされうるリレーアタックなどの不正行為によって被制御装置の動作制御がなされる可能性を低減できる。
上記の例においては、被認証者20が歩行しているかについて同じ判断が連続してなされなかった場合、許可情報EIと禁止情報DIのいずれもモバイル装置11から送信されることなく、前回の判断結果が維持されている。しかしながら、図8に例示されるように、被認証者20が歩行しているかについて同じ判断が連続してなされなかった場合、前回の判断結果に対応する情報がモバイル装置11から送信されてもよい。
具体的には、記憶部に保存されている判断結果NWの数がM以上であり(STEP42においてYES)、かつ記憶部に保存されている判断結果Wの数がM以上である(STEP43においてYES)場合、処理部132は、前回の判断結果に対応する情報を送信しうる(STEP47)。同様に、記憶部に保存されている判断結果NWの数がM以上でなく(STEP42においてNO)、かつ記憶部に保存されている判断結果Wの数がM以上でない(STEP45においてNO)場合、処理部132は、前回の判断結果に対応する情報を送信しうる(STEP48)。
このような構成が採用された場合、図9における時点t4と時点t5の各々において、禁止情報DIがモバイル装置11から送信される。同様に、図10における時点t5と時点t6の各々において、許可情報EIがモバイル装置11から送信される。
このような構成によれば、制御装置12は、モバイル装置11において被認証者20が歩行しているかについての判断がなされる度に禁止情報DIと許可情報EIのいずれかを受け取り、後段の処理に反映させることができる。
これまで説明した各種の機能を有する処理部132は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、上述した処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。ROMは、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。プロセッサは、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。上記のコンピュータプログラムは、汎用メモリにプリインストールされてもよいし、図1に例示される無線通信ネットワーク40を介して外部サーバ装置50からダウンロードされて汎用メモリにインストールされてもよい。この場合、外部サーバ装置50は、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。
これまで説明した各種の機能を有する処理部132は、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの上記のコンピュータプログラムを実行可能な専用集積回路によって実現されてもよい。この場合、当該専用集積回路に含まれる記憶素子に上記のコンピュータプログラムがプリインストールされる。当該記憶素子は、コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体の一例である。各プロセッサは、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによっても実現されうる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
上記の実施形態においては、処理装置13は、モバイル装置11に搭載されている。このような構成によれば、無線通信を通じて歩行判断処理の結果を制御装置12へ提供する際に生じうる通信遅延を抑制しやすい。
しかしながら、処理装置13は、図1に例示される外部サーバ装置50に搭載されてもよい。この場合、モバイル装置11の加速度センサ113から出力される加速度信号ASは、送信装置112から無線通信ネットワーク40を介して外部サーバ装置50へ送信される。外部サーバ装置50に搭載された処理装置13は、受信した加速度信号ASに基づいて前述の歩行判断処理を実行する。外部サーバ装置50は、歩行判断処理の結果として得られる許可情報EIまたは禁止情報DIを、無線通信ネットワーク40を介して車両30の受信装置33へ送信する。制御装置12は、受信した許可情報EIまたは禁止情報DIに基づいて、被制御装置31の動作制御の可否を判断する。歩行判断処理の結果は、外部サーバ装置50から無線通信ネットワーク40を介してモバイル装置11の受信装置111へ返されてもよい。
認証処理の少なくとも一部は、外部サーバ装置50において行なわれうる。すなわち、認証情報AIを提供する処理装置13の処理部132の機能、認証情報AIを記憶する記憶装置14の機能、および処理部132から提供される認証情報AIと記憶装置14に記憶されている認証情報AIとの照合を行なう制御装置12の処理部121の機能の少なくとも一つは、外部サーバ装置50により分担されうる。
例えば、トリガ信号TSを受信したモバイル装置11は、無線通信ネットワーク40を介して外部サーバ装置50に認証情報AIの提供を要求しうる。当該要求を受けた外部サーバ装置50は、認証情報AIを、無線通信ネットワーク40を介して車両30の受信装置33へ送信する。制御装置12は、受信した認証情報AIに基づいて、認証成立の可否を判断する。認証情報AIは、外部サーバ装置50から無線通信ネットワーク40を介してモバイル装置11の受信装置111へ返されてもよい。
あるいは、トリガ信号TSを受信したモバイル装置11は、送信装置112から無線通信ネットワーク40を介して外部サーバ装置50に認証情報AIを送信する。記憶装置14の代わりに認証情報AIを記憶している外部サーバ装置50は、受信した認証情報AIとの照合を行ない、認証が成立するかを判断する。外部サーバ装置50は、認証処理の結果を、無線通信ネットワーク40を介して車両30の受信装置33へ送信する。制御装置12は、受信した認証処理の結果に基づいて、被制御装置31の動作制御の可否を判断する。
制御装置12は、車両30以外の移動体にも搭載されうる。移動体の例としては、鉄道、航空機、船舶などが挙げられる。当該移動体は、運転者を必要としなくてもよい。
モバイル装置11との連携によって制御装置12により動作を制御される被制御装置31は、車両30などの移動体に搭載されることを要しない。制御装置12は、住宅や施設における施錠装置、空調装置、照明装置、映像音響設備などの動作を制御する装置でありうる。
10:認証システム、11:モバイル装置、113:加速度センサ、12:制御装置、13:処理装置、131:受付部、132:処理部、20:被認証者、31:被制御装置、AS:加速度信号

Claims (10)

  1. 被認証者による携帯が可能であるモバイル装置と、
    前記モバイル装置に搭載されており、前記モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、
    前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行する処理装置と、
    前記モバイル装置を介して前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理と前記判断処理の結果に基づいて、当該被制御装置の動作を制御する制御装置と、
    を備えており、
    前記処理装置は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする、
    認証システム。
  2. 前記処理装置により前記被認証者が歩行しているとの判断が有効にされた場合、前記認証処理に基づく前記被制御装置の制御が不能とされる、
    請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記処理装置は、最初の前記判断処理が開始されてからなされた前記被認証者が歩行しているかについての判断が、L回(Lは1以上かつ前記M以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする、
    請求項1または2に記載の認証システム。
  4. 前記処理装置は、前記判断処理の結果に依らず、最初は前記被認証者が歩行しているとの判断を有効にする、
    請求項1または2に記載の認証システム。
  5. 前記処理装置は、前記判断処理が繰り返し前記N回なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断が前記M回以上でない場合、前回の前記判断処理でなされた判断結果を有効にする、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の認証システム。
  6. 前記N回と前記M回は一致している、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の認証システム。
  7. 前記処理装置は、前記モバイル装置に搭載されている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の認証システム。
  8. 被認証者による携帯が可能であるモバイル装置であって、
    前記モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を出力する加速度センサと、
    前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行し、前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に当該判断処理の結果を出力する処理部と、
    を備えており、
    前記処理部は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする、
    モバイル装置。
  9. 被認証者による携帯が可能であるモバイル装置に搭載されている加速度センサから、当該モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を受け付ける受付部と、
    前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行し、前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に当該判断処理の結果を出力する処理部と、
    を備えており、
    前記処理部は、前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にする、
    処理装置。
  10. 処理装置の処理部により実行可能なコンピュータプログラムであって、
    実行されることにより、前記処理装置に、
    被認証者による携帯が可能であるモバイル装置に搭載されている加速度センサから、当該モバイル装置に加わる加速度に対応する加速度信号を受け付けさせ、
    前記加速度信号に基づいて前記被認証者が歩行しているかを判断する判断処理を実行させ、
    前記判断処理が繰り返しN回(Nは2以上の整数)なされたときに前記被認証者が歩行しているかについてなされた同じ判断がM回(Mは2以上かつ前記N以下の整数)以上である場合、当該判断を有効にさせ、
    前記被認証者を被制御装置のユーザとして認証する認証処理を行なう制御装置に前記判断処理の結果を出力させる、
    コンピュータプログラム。
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