JP2021147833A - トンネルの桟橋装置 - Google Patents

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善英 伊勢
Yoshihide Ise
善英 伊勢
大介 鷲見
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大介 鷲見
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【課題】幅の狭いトンネルでも使用可能で、トンネルインバート部の掘削作業スペースを確実に確保することが可能なトンネルの桟橋装置を提供する【解決手段】トンネル延長方向へ延びる桟橋本体1上にこれに沿って正逆移動可能な基台7を設けるとともに、基台7上に、基端が回動可能に基台7に連結されて先端51が上下方向へ昇降可能な跳ね上げ式昇降台5を設ける。【選択図】 図4

Description

本発明はトンネルのインバート部の掘削作業と当該インバート部のコンクリート打設作業を平行して行うためのトンネルの桟橋装置に関するものである。
この種の桟橋装置はトンネル内を坑口側から切羽側へ移動させてトンネル内の交通を保証しつつ主に桟橋下方でインバートコンクリートの打設作業等を行うために使用するものである。このような桟橋装置は、インバートコンクリートの打設作業部上方に掛け渡すものであって、その桟橋本体のトンネル長手方向端部にそれぞれ下方へ傾斜する昇降台を設けて、昇降台を経て運搬車両等が桟橋上へ上がりトンネル長手方向へ通行できるようにしている。
ところで、桟橋装置の切羽側ではインバートコンクリートの打設作業に先だってトンネルの掘削底面をさらに一定量掘り下げる等の作業が行われる。そこで、例えば特許文献1では昇降台をトンネル幅方向へ移動可能として、トンネル幅方向の片側毎に作業スペースを確保するようにしたものが開示されている。
特開平8−177396
しかし、上記従来の桟橋装置はトンネル幅が十分大きな場合にしか使用できないという問題があるとともに、跳ね上げ式の昇降台を有する桟橋装置では大幅な構造変更が必要になるという問題があった。さらに、前述した特許文献1に記載の桟橋装置のように切羽側の昇降台をトンネル幅方向へ移動させる構造では、昇降台を移動させた側では当該昇降台が障害となって掘削作業を行うことができないため作業効率が悪い上に、掘削した岩盤が崩れて移動させた昇降台の下方へ入り込むため作業に難渋するという問題が生じる。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、幅の狭いトンネルでも使用可能であり、しかも従来から使用されている跳ね上げ式の昇降台を有するものでも大幅な改造を要することなく、トンネルインバート部の掘削作業スペースを確実に確保することが可能なトンネルの桟橋装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明では、トンネルの桟橋装置(E)において、トンネル延長方向へ延びる桟橋本体(1)上にこれに沿って正逆移動可能な基台(7)を設けるとともに、基台(7)上に、基台(7)に連結されて基端が回動可能で先端(51)が上下方向へ昇降可能な跳ね上げ式昇降台(5)を設ける。
本第1発明において、インバート部の掘削作業を行う場合には、昇降台の先端を桟橋本体の上面よりやや上方へ上昇させて、基台を桟橋本体上で移動させることによって昇降台を桟橋本体から切羽側へ進出した状態から桟橋本体上へ引き込み後退させる。これにより、桟橋本体の端部外方に上方が開放された十分な作業空間が生じるから、掘削用重機に必要な作業スペースを確実に確保することができる。また、昇降台をトンネル幅方向へ移動させる従来の装置に対して、幅の狭いトンネルでも使用することができるとともに、跳ね上げ式の昇降台を、桟橋本体に代えて台車に設置すれば良いから、大幅な改造も要しない。
本第2発明では、前記基台(7)を前記桟橋本体(1)と略同幅とし、その上面を車両走行面とする。
本第2発明によれば、基台の上面を車両走行面として利用することができる。
本第3発明では、前記基台(7)を、前記桟橋本体(1)に沿って移動させる駆動手段(81,82, 83)を設ける。
本第3発明によれば、基台を桟橋本体上で、自動で移動させることができる。
本第4発明では、前記駆動手段を、前記桟橋本体(1)に沿って配設された無端の環状駆動体(81)と当該環状駆動体(81)を正逆回転させる駆動モータ(83)で構成し、前記基台(7)を前記環状駆動体(81)の一部に連結する。
本第4発明によれば、桟橋本体上での基台の移動駆動を、簡易かつコンパクトな構造で行うことができる。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を参考的に示すものである。
以上のように、本発明のトンネルの桟橋装置は、幅の狭いトンネルでも使用可能であり、しかも従来から使用されている跳ね上げ式の昇降台を有する装置でも大幅な改造を必要とせず、トンネルインバート部の掘削作業スペースを確実に確保することができる。
昇降台を進出させた状態の桟橋装置の縦断面図である。 桟橋装置の平面図である。 図1におけるIII−III線に沿った横断面図である。 昇降台を桟橋本体上へ引き込んだ状態の桟橋装置の縦断面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
図1にはトンネル延長方向の切羽側と坑口側へ両端を向けて設置された桟橋装置の縦断面図を示し、図2にはその平面図を、図3には図1におけるIII−III線に沿った横断面図を示す。なお、各図中DはトンネルT(図3)の天井付近に配設されたダクトである。
桟橋装置E1はトンネル延長方向へ延びる桟橋本体1を備えている。桟橋本体1は平面視で長方形状をなし(図2)、その両端部両側に設けたアウトリガ2を下方へ伸長させて、図1に示すように、坑口側端部12は打設が完了したインバートコンクリート上に、切羽側端部11はインバートコンクリート打設用に掘り下げた掘削面H上に支持されている。
桟橋本体1の坑口側端部12の下面両側には、一対の車輪31を下端に設けた支持脚3が突設され、切羽側端部11の下面両側には桟橋受架台4が位置している。桟橋受架台4はアウトリガ2を伸長させた状態では桟橋本体1の下面に吊り下げられるように係止されており、アウトリガ2を収縮させると、上端に設けたローラ部材41によって桟橋本体1下面のレール部材13を支持するようになっている。
桟橋本体1を切羽側へ移動させる場合には、詳細を後述する昇降台5,6を上昇させた状態でアウトリガ2を収縮させ、桟橋本体1の切羽側端部11を桟橋受架台4に、坑口側端部12を支持脚3に支持させる。この状態で桟橋受架台4と桟橋本体1の間に設置した図略のシリンダ部材によって、レール部材13を転動可能なローラ部材41で支持させつつ桟橋本体1を切羽側へ移動させる。
ここで、桟橋本体1上にはこれに沿って前後に移動可能に基台7が設けられている。基台7は桟橋本体1の幅内に収納される平面視で矩形状のもので、その両側に設けられた複数の車輪71(図1、図3)によって桟橋本体1上を移動可能である。基台7はその両側縁で連結片72によって無端の環状駆動体の一例である駆動チェーン81の一部に固定されており、駆動チェーン81は、桟橋本体1の両端部11,12の両側にそれぞれ設けられたスプロケット82間に架け渡されている。桟橋本体1の中間部下面の両側にそれぞれ設けた駆動モータ83を経由する上記駆動チェーン81が正逆回転させられると、これと一体に基台7は桟橋本体1上を切羽側端部11から坑口側端部12へ(図4参照)あるいはその逆に移動させられる。
基台7の前端部には桟橋本体1から進出して切羽側へ向けて大きく延びる、基台7とほぼ同幅の長板状の跳ね上げ式昇降台5が設けられている。昇降台5は基端が基台7の端部74に回動可能に連結されて先端51が上下方向へ昇降自在となっている。昇降台5は、その側面両側と、基台7の端部両側に立設された支柱73との間に設けられた駆動シリンダ52によって昇降作動させられる。なお、図1は基台7が桟橋本体1の切羽側端部11に位置させられて昇降台5を下降させた状態を示している。また、基台7の後端部75にはその先端91を下降させた状態で補助昇降台9が回動可能に連結されている。補助昇降台9は基台7に設けた引き上げジャッキ92によってその先端91を上昇させることが可能である。
桟橋本体1の坑口側端部12には坑口側へ向けて大きく延びる、桟橋本体1とほぼ同幅の長板状の跳ね上げ式昇降台6が設けられ、その基端が坑口側端部12に回動可能に連結されて先端61が上下方向へ昇降自在となっている。昇降台6は、その側面両側と、桟橋本体1の坑口側端部12両側に立設された支柱14との間に設けられた駆動シリンダ62によって昇降作動させられる。図1は昇降台6を下降させた状態を示している。
この状態では、図1に示すように、運搬車両V等は、昇降台6から桟橋本体1、補助昇降台9、基台7および昇降台5を経由して、インバートコンクリートの打設作業部Rの上方を通過することができる。
桟橋装置1の切羽側でインバート部の掘削作業を行う場合には、図1の鎖線で示すように、昇降台5の先端51を駆動シリンダ52によって台車7の上面(車両走行面)よりやや上方、すなわち桟橋本体1の上面よりやや上方へ上昇させるともに、補助昇降台9を引き上げジャッキ92によって略水平姿勢まで引き上げる。この状態で、図4に示すように、台車7を駆動モータ83によって、桟橋本体1上の切羽側端部11から坑口側端部12へ移動させる。これにより、昇降台5は桟橋本体1上に引き込み収納されて、桟橋装置Eの前方の切羽側に、上方へ開放された作業空間Sが生じる。これにより、図4に示すようにパワーシャベルのような掘削用重機Mを使用して、昇降台5と干渉することなく自由にインバート部掘削面Hの掘削作業を行うことができる。
本実施形態によれば、昇降台の先端を上方へ大きく上昇させる必要が無いから、図4に示すように、トンネル天井近くにダクトが配設されている場合でも、十分な作業空間を確保することができる。さらに、前述した特許文献1に記載の桟橋装置のように切羽側の昇降台をトンネル幅方向へ移動させる構造では、昇降台を移動させた側では当該昇降台が障害となって掘削作業を行うことができないためトンネル幅方向で交互に作業を行う必要があるため作業効率が悪い上に、掘削した岩盤が崩れて移動させた昇降台の下方へ入り込むため作業に難渋するという問題が生じるが、本実施形態では掘削作業時の切羽側には昇降台が全く存在しないから、切羽側におけるトンネルインバート部の掘削作業をトンネル幅方向の全体に亘って同時に効率良く行うことができる。
なお、上記実施形態では台車の移動や昇降台の昇降に駆動モータや駆動シリンダを使用したが、手動で行うようにしても良い。
1…桟橋本体、5…昇降台、51…先端、7…基台、81…駆動チェーン(環状駆動体)、83…駆動モータ、D…ダクト、E…桟橋装置、H…掘削面。

Claims (4)

  1. トンネルの桟橋装置において、トンネル延長方向へ延びる桟橋本体上にこれに沿って正逆移動可能な基台を設けるとともに、基台上に、基端が回動可能に前記基台に連結されて先端が上下方向へ昇降可能な跳ね上げ式昇降台を設けたことを特徴とするトンネル桟橋装置。
  2. 前記基台を前記桟橋本体と略同幅とし、その上面を車両走行面とした請求項1に記載のトンネル桟橋装置。
  3. 前記基台を、前記桟橋本体に沿って移動させる駆動手段を設けた請求項1又は2に記載のトンネル桟橋装置。
  4. 前記駆動手段を、前記桟橋本体に沿って配設された無端の環状駆動体と当該環状体を正逆回転させる駆動モータで構成し、前記基台を前記環状体の一部に連結した請求項3に記載のトンネル桟橋装置。
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