JP2021146731A - インクジェット記録方法、硬化型組成物、インク、収容容器並びに2次元又は3次元の像形成装置 - Google Patents

インクジェット記録方法、硬化型組成物、インク、収容容器並びに2次元又は3次元の像形成装置 Download PDF

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秀俊 藤井
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Abstract

【課題】吐出性、耐擦過性およびビーディング抑制に優れるインクジェット記録方法を提供する。【解決手段】含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含む硬化型組成物に対し、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して前記硬化型組成物を硬化させる工程を有することを特徴とするインクジェット記録方法。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録方法、硬化型組成物、インク、収容容器並びに2次元又は3次元の像形成装置に関する。
インクジェット記録方法は、容易にカラー画像の記録が可能であり、しかもランニングコストが低いなどの理由から、近年、急速に普及してきている。
インクジェット記録用インクとしては、水性媒体中に染料を溶解させた水性染料インクや、有機溶剤中に油溶性染料を溶解した溶剤系インクが使用されている。一般に環境、安全面からオフィスや家庭では、水溶性染料を水又は水と水溶性有機溶剤とに溶解させたものが使用されている。
また、顔料を微粒子状にして水に分散させた水性顔料インクが注目されている。水分散性顔料を使用したインクジェット記録用インクは耐水性、耐光性に優れることが知られている。
また、近年、主剤として水を含有し、構造の一部にアクリレート構造を有するラジカル反応性重合材料を含有する顔料インクを用いて、ラジカル反応により耐擦過性を有するインク膜を形成することができる水性顔料インクなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明は、吐出性、耐擦過性およびビーディング抑制に優れるインクジェット記録方法を提供することを目的とする。
上記課題は、下記構成1)により解決される。
1)含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含む硬化型組成物に対し、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して前記硬化型組成物を硬化させる工程を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
本発明によれば、吐出性、耐擦過性およびビーディング抑制に優れるインクジェット記録方法を提供することができる。
図1は、本発明における像形成装置の一例を示す概略図である。 図2は、本発明における別の像形成装置の一例を示す概略図である。 図3は、本発明におけるさらに別の像形成装置の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含む硬化型組成物に対し、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して前記硬化型組成物を硬化させる工程を有することを特徴とする。
まず、前記硬化型組成物について説明する。
(硬化型組成物)
本発明の硬化型組成物は、含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含み、更に必要に応じてその他の成分を含有する。
本発明者らは、吐出性、耐擦過性、ビーディング抑制に優れる硬化型組成物について検討したところ、以下の知見を得た。
例えば、従来の水溶性重合開始剤を含有するするインクでは、発光ダイオード(LED)では硬化が十分でなく高圧水銀ランプやメタルハライドランプを使用して硬化させていた。これにより、装置が大型化し、排気設備が必要となり、ランプの発熱による機内温度の上昇等の問題が発生していた。
そこで本発明者らは、300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を用い、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して硬化型組成物を硬化する工程を採用することで上記課題を解決できることが分かった。
<重合性化合物>
重合性化合物は、例えば、分子中にアクリレート基を有する重合性のモノマー、ダイマー、重合性基を有するポリマー粒子等が挙げられ、ラジカルの存在下で重合可能な化合物である。
重合性基を有するポリマー粒子としては、例えば、反応性ポリウレタン粒子などが挙げられる。反応性ポリウレタン粒子としては、例えば、(メタ)アクリル化ポリウレタン粒子などが挙げられる。
(メタ)アクリル化ポリウレタン粒子としては、例えば、市販品を用いてもよい。市販品としては、例えば、Ucecoat(登録商標)6558(ダイセル・オルネクス社製)、Ucecoat(登録商標)6559(ダイセル・オルネクス社製)、Ebecryl(登録商標)2002(ダイセル・オルネクス社製)、Ebecryl(登録商標)2003(ダイセル・オルネクス社製)、Ucecoat(登録商標)7710(ダイセル・オルネクス社製)、Ucecoat(登録商標)7655(ダイセル・オルネクス社製)、NeoradR(登録商標)440(Avecia社製)、NeoradR(登録商標)441(Avecia社製)、NeoradR(登録商標)447(Avecia社製)、NeoradR(登録商標)448(Avecia社製)、Bayhydrol(登録商標)UV2317(COVESTRO社製)、Bayhydrol(登録商標)UV VP LS2348(COVESTRO社製)、Lux(登録商標)430(ALBERDING BOLEY社製)、Lux(登録商標)399(ALBERDING BOLEY社製)、Lux(登録商標)484(ALBERDING BOLEY社製)、Laromer(登録商標)LR8949(BASF社製)、Laromer(登録商標)LR8983(BASF社製)、Laromer(登録商標)PE22WN(BASF社製)、Laromer(登録商標)PE55WN(BASF社製)、Laromer(登録商標)UA9060(BASF社製)などが挙げられる。これらの中でもLaromer(登録商標)LR8949(BASF社製)、Laromer(登録商標)LR8983(BASF社製)が好ましい。Laromer(登録商標)LR8949(BASF社製)、Laromer(登録商標)LR8983(BASF社製)であると耐擦過性を向上させることがきる。
重合性基を有するポリマー粒子は、ディスパージョンの形態として使用するのが好適である。なお重合性基を有するポリマー粒子は、重合性化合物中、1〜10質量%を占めるのが好ましい。
重合性モノマーとしては、重合反応可能な反応性置換基を有していれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルエーテルなどを併用することもできる。より具体的には、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、γ−ブチロラクトンアクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ホルマール化トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリル酸安息香酸エステル、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH=CH−CO−(OC)n−OCOCH=CH(n≒4)〕、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH=CH−CO−(OC)n−OCOCH=CH(n≒9)〕、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH=CH−CO−(OC)n−OCOCH=CH(n≒14)〕、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH=CH−CO−(OC)n−OCOCH=CH(n≒23)〕、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート〔CH=C(CH)−CO−(OC)n−OCOC(CH)=CH(n≒7)〕、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、プロピレンオキサイド変性テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性グリセリルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエステルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルペンタ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート、ポリウレタントリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンテトラ(メタ)アクリレート、ポリウレタンペンタ(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ジシクロペンタジエンビニルエーテル、トリシクロデカンビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、エチルオキセタンメチルビニルエーテルなどが挙げられる。これらの中でも、分散媒である水に対する溶解度、組成物粘度、基材上の硬化膜(塗膜)の厚みなどを考慮して選択して添加してもよい。水に対する溶解度の点においては、アクリロイルモルフォリン、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール変性アクリレートが好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
<水溶性重合開始剤>
本発明の硬化型組成物は、300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含有する。ここで本発明で言う水溶性とは、温度25℃での100gの水に対する溶解度が、1g以上であることを指す。水溶性重合開始剤は、紫外線のエネルギーによって、ラジカルやカチオンなどの活性種を生成し、重合性化合物(モノマーやオリゴマー)の重合を開始させることが可能なものである。
水溶性重合開始剤は、分子中に水酸基を有する光重合開始剤が好ましく、中でも、アセトフェノン系、アルキルフェノン系や、モノアシルフォスフィンオキサイド系の水溶性重合開始剤が好ましい。
アルキルフェノン系の水溶性重合開始剤としては、本発明の効果向上の観点から、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパノン(IGM Resins B.V. 製Omnirad 1173、吸収波長ピーク=244nm、330nm)、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシル)−フェニル]−2−ヒドロキシメチルプロパノン(IGM Resins B.V. 製Omnirad 2959、吸収波長ピーク=274nm、330nm)等がとくに好ましい。
本発明において、水溶性重合開始剤の極大吸収は、紫外・可視分光光度計を用いて測定することができる。
また、上記重合開始剤に加え、重合促進剤(増感剤)を併用することもできる。重合促進剤としては、特に限定されないが、例えば、トリメチルアミン、メチルジメタノールアミン、トリエタノールアミン、p−ジエチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルベンジルアミンおよび4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどのアミン化合物が好ましく、その含有量は、使用する重合開始剤やその量に応じて適宜設定すればよい。
<水>
硬化型組成物における水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、硬化型組成物の乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%〜60質量%がより好ましい。
本発明の硬化型組成物は、含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、上記の水、重合性化合物および水溶性重合開始剤を含むものであるが、本発明の硬化型組成物中、重合性化合物の含有量は、本発明の効果向上の観点から、10質量%以上が好ましく、10〜40質量%がさらに好ましい。また本発明の硬化型組成物中、水溶性重合開始剤の含有量は、本発明の効果向上の観点から、0.5質量%以上が好ましく、0.5〜1.0質量%がさらに好ましい。
また、水溶性重合開始剤と重合性化合物の比が、前者:後者の質量比として、1:8〜1:40、好ましくは1:10〜1:30であれば、硬化性が向上し、好ましい。
本発明の硬化型組成物は、上記各成分の他に、必要に応じて下記で示す成分も適宜添加することができる。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物も好適に使用される。炭素数8以上のポリオール化合物の具体例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤の硬化型組成物中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、硬化型組成物の乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<色材>
本発明の硬化型組成物は、色材を含有していてもよい。色材としては、本発明における組成物の目的や要求特性に応じて、ブラック、ホワイト、マゼンタ、シアン、イエロー、グリーン、オレンジ、金や銀等の光沢色、などを付与する種々の顔料や染料を用いることができる。色材の含有量は、所望の色濃度や組成物中における分散性等を考慮して適宜決定すればよく、特に限定されないが、組成物の総質量(100質量%)に対して、0.1〜20質量%であることが好ましい。なお、本発明の硬化型組成物は、色材を含まず無色透明であってもよく、その場合には、例えば、画像を保護するためのオーバーコート層として好適である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができ、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
無機顔料としては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、酸化鉄、酸化チタンを使用することができる。
有機顔料としては、例えば、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、アゾレーキ、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等)、染色レーキ(塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料が挙げられる。
また、顔料の分散性をより良好なものとするため、分散剤をさらに含んでもよい。分散剤としては、特に限定されないが、例えば、高分子分散剤などの顔料分散物を調製するのに慣用されている分散剤が挙げられる。
染料としては、例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
<顔料分散体>
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合して硬化型組成物を得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合して硬化型組成物を製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いると良い。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
<樹脂>
硬化型組成物中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合して硬化型組成物を得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、硬化型組成物の保存安定性の点から、硬化型組成物全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
硬化型組成物中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<添加剤>
硬化型組成物には、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
前記シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S−1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
Figure 2021146731
(但し、一般式(S−1)式中、m、n、a、及びbは整数を表わす。R及びR’はアルキル基、アルキレン基を表わす。)
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
前記フッ素系界面活性剤としては、フッ素置換した炭素数が2〜16の化合物が好ましく、フッ素置換した炭素数が4〜16である化合物がより好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F-1)及び一般式(F-2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
Figure 2021146731
上記一般式(F-1)で表される化合物において、水溶性を付与するためにmは0〜10の整数が好ましく、nは0〜40の整数が好ましい。
一般式(F-2)
2n+1−CH2CH(OH)CH2−O−(CH2CH2O)−Y
上記一般式(F-2)で表される化合物において、YはH、又はCnF2n+1でnは1〜6の整数、又はCHCH(OH)CH−CnF2n+1でnは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR(いずれも、DuPont社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Du Pont社製のFS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
硬化型組成物中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<その他の成分>
本発明の硬化型組成物は、必要に応じてその他の公知の成分を含んでもよい。その他成分としては、特に制限されないが、例えば、従来公知の重合禁止剤、レべリング剤、消泡剤、蛍光増白剤、浸透促進剤、湿潤剤(保湿剤)、定着剤、粘度安定化剤、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、pH調整剤、及び増粘剤などが挙げられる。
<消泡剤>
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<硬化手段>
本発明の硬化型組成物は、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードからの紫外線照射により硬化される。
また、記録媒体上での最高照度は、例えば100〜1000mJ/cmであることができ、好ましくは100〜500mJ/cmである。
また、紫外線は、前記硬化型組成物を記録媒体に吐出後、照射時間0.1sec〜0.6secで照射するのがビーディングの観点から好ましい。
<硬化型組成物の調製>
本発明の硬化型組成物は、上述した各種成分を用いて作製することができ、その調製手段や条件は特に限定されないが、例えば、水、重合性化合物、顔料、分散剤等をボールミル、キティーミル、ディスクミル、ピンミル、ダイノーミルなどの分散機に投入し、分散させて顔料分散液を調製し、当該顔料分散液にさらに重合性化合物、水溶性重合開始剤、重合禁止剤、界面活性剤などを混合させることにより調製することができる。
<粘度>
本発明の硬化型組成物の粘度は、用途や適用手段に応じて適宜調整すればよく、特に限定されないが、例えば、当該組成物をノズルから吐出させるような吐出手段を適用する場合には、20℃から65℃の範囲における粘度、望ましくは25℃における粘度が3〜40mPa・sが好ましく、5〜15mPa・sがより好ましく、6〜12mPa・sが特に好ましい。また当該粘度範囲を、上記有機溶媒を含まずに満たしていることが特に好ましい。なお、上記粘度は、東機産業株式会社製コーンプレート型回転粘度計VISCOMETER TVE−22Lにより、コーンロータ(1°34’×R24)を使用し、回転数50rpm、恒温循環水の温度を20℃〜65℃の範囲で適宜設定して測定することができる。循環水の温度調整にはVISCOMATE VM−150IIIを用いることができる。
<用途>
本発明の硬化型組成物の用途は、一般に紫外線線硬化型材料が用いられている分野であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、成形用樹脂、塗料、接着剤、絶縁材、離型剤、コーティング材、シーリング材、各種レジスト、各種光学材料などが挙げられる。
さらに、本発明の硬化型組成物は、インクとして用いて2次元の文字や画像、各種基材への意匠塗膜を形成するだけでなく、3次元の立体像(立体造形物)を形成するための立体造形用材料としても用いることができる。この立体造形用材料は、例えば、粉体層の硬化と積層を繰り返して立体造形を行う粉体積層法において用いる粉体粒子同士のバインダーとして用いてもよく、また、図2や図3に示すような積層造形法(光造形法)において用いる立体構成材料(モデル材)や支持部材(サポート材)として用いてもよい。なお、図2は、本発明の硬化型組成物を所定領域に吐出し、紫外線線を照射して硬化させたものを順次積層して立体造形を行う方法であり(詳細後述)、図3は、本発明の硬化型組成物5の貯留プール(収容部)1に紫外線線4を照射して所定形状の硬化層6を可動ステージ3上に形成し、これを順次積層して立体造形を行う方法である。
本発明の硬化型組成物を用いて立体造形物を造形するための立体造形装置としては、公知のものを使用することができ、特に限定されないが、例えば、該組成物の収容手段、供給手段、吐出手段や紫外線線照射手段等を備えるものが挙げられる。
また、本発明は、硬化型組成物を硬化させて得られた硬化物や当該硬化物が基材上に形成された構造体を加工してなる成形加工品も含む。前記成形加工品は、例えば、シート状、フィルム状に形成された硬化物や構造体に対して、加熱延伸や打ち抜き加工等の成形加工を施したものであり、例えば、自動車、OA機器、電気・電子機器、カメラ等のメーターや操作部のパネルなど、表面を加飾後に成形することが必要な用途に好適に使用される。
上記基材としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、又はこれらの複合材料などが挙げられ、加工性の観点からはプラスチック基材が好ましい。
<記録媒体>
記録に用いる記録媒体としては、特に限定されないが、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、汎用印刷紙等が挙げられる。
<収容容器>
本発明の収容容器は、硬化型組成物が収容された状態の容器を意味し、上記のような用途に供する際に好適である。例えば、本発明の硬化型組成物がインク用途である場合において、当該インクが収容された容器は、インクカートリッジやインクボトルとして使用することができ、これにより、インク搬送やインク交換等の作業において、インクに直接触れる必要がなくなり、手指や着衣の汚れを防ぐことができる。また、インクへのごみ等の異物の混入を防止することができる。また、容器それ自体の形状や大きさ、材質等は、用途や使い方に適したものとすればよく、特に限定されないが、その材質は光を透過しない遮光性材料であるか、または容器が遮光性シート等で覆われていることが望ましい。
<像の形成方法、形成装置>
本発明の像の形成方法は、紫外線を照射するための照射手段として、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオード(LED)備え、本発明の硬化型組成物またはインクを収容するための収容部と、を備え、該収容部には前記容器を収容してもよい。さらに、硬化型組成物を吐出する吐出工程、吐出手段を有していてもよい。吐出させる方法は特に限定されないが、連続噴射型、オンデマンド型等が挙げられる。オンデマンド型としてはピエゾ方式、サーマル方式、静電方式等が挙げられる。
図1は、インクジェット吐出手段を備えた像形成装置の一例である。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色硬化型インクのインクカートリッジと吐出ヘッドを備える各色印刷ユニット23a、23b、23c、23dにより、供給ロール21から供給された被記録媒体22にインクが吐出される。その後、インクを硬化させるための光源24a、24b、24c、24dから、紫外線線を照射して硬化させ、カラー画像を形成する。吐出ヘッドと光源との間には紫外線を照射するまでの時間を調整するための距離を設けるのが好ましい。その距離は10cm〜200cmであるのが好ましく、30cm〜100cmであるのがさらに好ましい。この距離を設けることにより、ビーディングを制御できるという効果を奏する。
その後、被記録媒体22は、加工ユニット25、印刷物巻取りロール26へと搬送される。各印刷ユニット23a、23b、23c、23dには、インク吐出部でインクが液状化するように、加温機構を設けてもよい。また必要に応じて、接触又は非接触により記録媒体を室温程度まで冷却する機構を設けてもよい。また、インクジェット記録方式としては、吐出ヘッド幅に応じて間欠的に移動する記録媒体に対し、ヘッドを移動させて記録媒体上にインクを吐出するシリアル方式や、連続的に記録媒体を移動させ、一定の位置に保持されたヘッドから記録媒体上にインクを吐出するライン方式のいずれであっても適用することができる。
被記録媒体22は、特に限定されないが、紙、フィルム、セラミックスやガラス、金属、これらの複合材料等が挙げられ、シート状であってもよい。また片面印刷のみを可能とする構成であっても、両面印刷も可能とする構成であってもよい。一般的な記録媒体として用いられるものに限られず、ダンボール、壁紙や床材等の建材、コンクリート、Tシャツなど衣料用等の布、テキスタイル、皮革等を適宜使用することができる。
更に、光源24a、24b、24cからの紫外線線照射を微弱にするか又は省略し、複数色を印刷した後に、光源24dから紫外線線を照射してもよい。これにより、省エネ、低コスト化を図ることができる。
本発明の硬化型組成物により記録される記録物としては、通常の紙や樹脂フィルムなどの平滑面に印刷されたものだけでなく、凹凸を有する被印刷面に印刷されたものや、金属やセラミックなどの種々の材料からなる被印刷面に印刷されたものも含む。また、2次元の画像を積層することで、一部に立体感のある画像(2次元と3次元からなる像)や立体物を形成することもできる。
図2は、本発明に係る別の像形成装置(3次元立体像の形成装置)の一例を示す概略図である。図2の像形成装置39は、インクジェットヘッドを配列したヘッドユニット(AB方向に可動)を用いて、造形物用吐出ヘッドユニット30から第一の硬化型組成物を、支持体用吐出ヘッドユニット31、32から第一の硬化型組成物とは組成が異なる第二の硬化型組成物を吐出し、隣接した紫外線照射手段33、34でこれら各組成物を硬化しながら積層するものである。より具体的には、例えば、造形物支持基板37上に、第二の硬化型組成物を支持体用吐出ヘッドユニット31、32から吐出し、紫外線線を照射して固化させて溜部を有する第一の支持体層を形成した後、当該溜部に第一の硬化型組成物を造形物用吐出ヘッドユニット30から吐出し、紫外線線を照射して固化させて第一の造形物層を形成する工程を、積層回数に合わせて、上下方向に可動なステージ38を下げながら複数回繰り返すことで、支持体層と造形物層を積層して立体造形物35を製作する。その後、必要に応じて支持体積層部36は除去される。なお、図2では、造形物用吐出ヘッドユニット30は1つしか設けていないが、2つ以上設けることもできる。
(インク)
本発明のインクは、本発明の硬化型組成物からなる。
(硬化物)
本発明の硬化物は、本発明の硬化型組成物及び本発明のインクの少なくともいずれかを用いて形成される。
<記録物>
本発明のインク記録物は、記録媒体上に、本発明のインクを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
また、本発明の用語における、画像形成、記録、印字、印刷等は、いずれも同義語とする。
記録媒体、メディア、被印刷物は、いずれも同義語とする。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
−シアン顔料分散液の調製例−
機械式撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2質量部、アクリル酸2.8質量部、ラウリルメタクリレート12.0質量部、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0質量部、スチレンマクロマー4.0質量部、及びメルカプトエタノール0.4質量部を混合し、65℃に昇温した。
次に、スチレン100.8質量部、アクリル酸25.2質量部、ラウリルメタクリレート108.0質量部、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0質量部、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0質量部、スチレンマクロマー36.0質量部、メルカプトエタノール3.6質量部、アゾビスメチルバレロニトリル2.4質量部、及びメチルエチルケトン18質量部を混合した混合溶液を2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8質量部及びメチルエチルケトン18質量部の混合溶液を0.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8質量部を添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364質量部を添加し、濃度が50質量%のポリマー溶液Aを800質量部得た。
次に、得られたポリマー溶液Aを28質量部と、フタロシアニン顔料(大日精化工業株式会社、クロモファインブルーA-220JC)26質量部、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6質量部、メチルエチルケトン20質量部、及びイオン交換水13.6質量部を十分に撹拌した後、ロールミルを用いて混練しペーストを得た。得られたペーストを純水200質量部に投入し、充分に攪拌した後、エバポレータ用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くためにこの分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、顔料15質量%含有、固形分20質量%の顔料含有ポリマー微粒子分散液を得た。得られた顔料分散液におけるポリマー微粒子の平均粒子径(D50)を測定した。なお、粒度分布測定装置(日機装株式会社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した平均粒子径(D50)は56.0nmであった。
(実施例1)
−インクジェット用インク1の調製−
下記表1に示す水溶性有機溶剤(湿潤剤)、及び水を混合し、1時間撹拌して均一に混合した。そこに重合性化合物を添加して1時間撹拌し、顔料分散液、水溶性重合開始剤、界面活性剤を添加し1時間撹拌した。この分散液を平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターにて加圧濾過し、粗大粒子やごみを除去して、インクジェット用インク1を作製した。
(実施例2〜6)
−インクジェット用インク2〜6の調製−
実施例1において、表1に示す組成に変更した以外は、実施例1と同様にして、インクジェット用インク2〜6を得た。
次に、得られたインクジェット用インク1〜9において、以下のようにして、「吐出性」、「ビーディング」、「耐擦過性」、を測定及び評価した。結果を表2に示す。
<印刷装置>
リコー製ヘッドMH5220を搭載したシングルパス印刷装置を作製し、ベタ画像チャートを印字した。シングルパス印刷機には、ヘッドから50cmの位置に、それぞれ265nm、285nm、325nmに極大波長を持つ気密SMDを並べたUV-LEDランプを設置し、ヘッドから150cmの位置に温風乾燥装置を設置し、印刷しながらUV照射可能とした。印字条件は、ヘッドギャップ2mm、1滴あたりの吐出量16pl、600dpi、付着量8.9g/m2 の条件で印刷し、画像パターンは、5cm×20cmのベタ画像を印刷した。
23±0.5℃、50±5%RHに調整された環境条件下、インクジェット記録装置を用い、市販のPETフィルム(膜厚100μm)上に同じ付着量のインクが付くようにピエゾ素子の駆動電圧を変動させて設定した。
メディアの搬送速度を変化させることで、UV積算光量を任意に調整できる。照度は、へレウス社製のUV PowerPack IIにて測定した。インク滴吐出からUV照射までの時間は0.5secとした。また、インクジェット用インクの吐出ヘッドと発光ダイオードから紫外線を照射する照射部との間の距離は50cmに設定した。
<吐出性>
得られたインクジェット用インクをMH5220ヘッド(株式会社リコー製)搭載のインクジェット吐出装置により、2分間連続で各インクを吐出し、全数吐出することを確認後、5分間静置した後、1000発吐出した時のノズル抜けが生じたノズル数を求め、下記の評価基準に基づいて、「吐出性」を評価した。AおよびB評価が合格である。
なお、前記インクジェット吐出装置は、駆動周波数18kHzとし、加温温度を25℃、かつ、1回当たりのインク吐出量を15pLに設定した。
[評価基準]
A:3本以下
B:4本以上20本未満
C:20本以上
<ビーディング評価>
前記のリコー製ヘッドMH5220を搭載したシングルパス印刷装置を用いて、5cm×20cmのベタ画像を印刷し、画像の色ムラの有無をビーディングとして評価した。AおよびB評価が合格である。
[評価基準]
A:ビーディングは見られない
B:ややビーディングが見られるが問題無い(1m離れると見えない)
C:激しいビーディングが見られる(1m離れても見える)
<耐擦過性>
前記のリコー製ヘッドMH5220を搭載したシングルパス印刷装置を用いて、5cm×20cmのベタ画像を印刷後、石崎電機製作所製のプラジェットで、20cm離した状態から30sec間、温風乾燥し、次に、摩擦堅牢度試験機RT−300(大栄科学精器製作所製)(染色堅牢度試験方法(JIS L−0849)に規定されている摩擦試験機II形(学振形)に準拠した装置)に、作製した硬化物とJIS L 0803準拠 試験用添付白布 綿(カナキン3号)と取り付け、加重分銅500gを取り付けて、硬化物を100回、往復摩擦させた。試験後の綿布の濃度を、eXact Scan(X−Rite製)で測定し、試験していない綿布との濃度差を評価した。測定結果を以下の評価基準に基づいて評価した。AおよびB評価が合格である。
[評価基準]
A:0.02以下
B:0.02超0.2以下
C:0.2超
Figure 2021146731
Figure 2021146731
表1および2の結果から、各実施例で調製したインクを用い、各インク対し、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して前記インクを硬化させた例は、吐出性、耐擦過性およびビーディング抑制に優れることが判明した。
なお、表1に記載の各成分の詳細は下記の通りである。
・2-hydroxy-2-methyl-1-phenylpropanone:ヒドロキシアセトフェノン系水溶性重合開始剤
・N,N'-Methylenebismethacrylamide:水溶性モノマー
・Laromer LR 8983:反応性ウレタンディスパージョン(BASF製)(表1では固形分量を記載した)
・サーフィノール440:界面活性剤(日信化学工業製)
1 貯留プール(収容部)
3 可動ステージ
4 活性エネルギー線
5 活性エネルギー線硬化型組成物
6 硬化層
21 供給ロール
22 被記録媒体
23a、23b、23c、23d 各色印刷ユニット
24a、24b、24c、24d 光源
25 加工ユニット
26 印刷物巻取りロール
30 造形物用吐出ヘッドユニット
31、32 支持体用吐出ヘッドユニット
33、34 紫外線照射手段
35 立体造形物
36 支持体積層部
37 造形物支持基板
38 ステージ
39 像形成装置
特開2018−83352号公報

Claims (11)

  1. 含有量(質量)の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長域に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含む硬化型組成物に対し、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射して前記硬化型組成物を硬化させる工程を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 前記硬化型組成物は、前記水を50質量%以上、前記重合性化合物を10質量%以上および前記水溶性重合開始剤を0.5質量%以上含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記水溶性重合開始剤と前記重合性化合物の比が、前者:後者の質量比として、1:8〜1:40であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記硬化型組成物に対する前記重合性化合物の含有量が10質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  5. 前記硬化型組成物は、重合性基を有するポリマー粒子をさらに含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  6. 前記硬化型組成物を記録媒体に吐出後、前記紫外線を照射時間0.1sec〜0.6secで照射することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  7. 前記硬化型組成物の吐出ヘッドと発光ダイオードから紫外線を照射する照射部との間に、紫外線を照射するまでの時間を調整するための距離を設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  8. 含有量の多い成分から少ない成分の順として、水、重合性化合物および300nm以下の波長に極大吸収を有する水溶性重合開始剤を含む硬化型組成物。
  9. 請求項8に記載の硬化型組成物からなる、インク。
  10. 請求項8に記載の硬化型組成物または請求項9に記載のインクを収容することを特徴とする収容容器。
  11. 請求項8に記載の硬化型組成物または請求項9に記載のインクを容器中に収容する収容部と、265〜300nmの波長域にピーク照度を有する発光ダイオードから紫外線を照射する照射部とを有する、請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェット記録方法を行うための2次元又は3次元の像形成装置。

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