JP2021146541A - 液滴吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぎつつ、各検査対象ノズルの検査を行うことができる、液滴吐出装置を提供すること。【解決手段】液滴吐出装置であって、ストロボ照明部2、撮像部3、液滴検査部4、制御部5を備え、制御部5は、吐出ノズルNを検査対象ノズルおよび検査非対象ノズルに設定する検査対象設定部と、検査対象ノズルNに対する吐出用トリガ信号と、ストロボ照明部2に対する照明用トリガ信号と、撮像部3に対する撮像用トリガ信号とを出力し、液滴検査部4にて検査を行うノズル検査モードと、検査非対象ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力する予備吐出モードと、ディレイ時間を登録するディレイ時間登録部を備え、ノズル検査モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、予備吐出モードを実行する、若しくは、予備吐出モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、ノズル検査モードを実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、インクジェット方式により基板等に液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
特に、液滴を吐出させる吐出ノズルを複数備えた液滴吐出装置に関する。
特に、液滴を吐出させる吐出ノズルを複数備えた液滴吐出装置に関する。
カラー液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、色形成の中核を成す部材としてカラーフィルタが用いられている。カラーフィルタは、ガラス基板上に微細なR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色の画素が多数並べられて形成されている。
このカラーフィルタを製造する装置として、R、G、Bの各インク(以下、液滴と言う)を吐出するノズル(以下、吐出ノズルと言う)を有する吐出ユニット(いわゆる、インクジェットヘッド)の各ノズルからガラス基板上に形成された多数の微細な画素部に向けて液滴を吐出(つまり、塗布)して、R、G、Bの色画素を形成するインクジェット方式の塗布装置が近年用いられるようになってきている。
吐出ユニットには各色用の吐出ノズルが多数配列されており、これらの吐出ノズルから複数の画素部へ同時にインクを吐出することにより複数の色画素を同時に形成することができるが、これらノズルからインクが正常に吐出されていなかったり、ノズル近傍に異物が存在したりすると、色抜けや混色のある不良のカラーフィルタとなってしまう。そのため、各吐出ノズルから吐出される液滴ストロボ撮影して、吐出状況(飛翔方向や粒径、目詰まり等)を検査し、吐出された液滴を受けて回収する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
一方、吐出ノズルの乾燥を防ぐために、吐出ノズルから液滴を強制吐出(つまり、フラッシング)する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
検査対象となる吐出ノズルが複数配置されている場合、フラッシング動作中に吐出された液滴を撮像して検査をしようとすると、同時に吐出された液滴が撮像方向の前後で重なったり、隣接して撮像されたりすると、所望の検査ができなくなる。
しかし、検査対象ノズルから液滴を吐出させる一方で、検査非対象ノズルは液滴を吐出させずに待機状態とすると、待機状態が長くなるにつれて検査非対象ノズルが乾燥してしまうため、目詰まり等の要因となっていた。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぎつつ、各検査対象ノズルの検査を行うことができる、液滴吐出装置を提供することを目的としている。
各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぎつつ、各検査対象ノズルの検査を行うことができる、液滴吐出装置を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
液滴を吐出させる吐出ノズルを複数備えた液滴吐出装置であって、
吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴に向けて閃光を照射するストロボ照明部と、
閃光が照射された飛翔中の液滴を撮像する撮像部と、
撮像部で撮像した画像に基づいて飛翔中の液滴を検査する液滴検査部と、
吐出ノズル、ストロボ照明部、撮像部に対して、各々トリガ信号を出力する制御部とを備え、
制御部は、
吐出ノズルを検査対象ノズルおよび検査非対象ノズルに設定する検査対象設定部と、
検査対象ノズルに対する吐出用トリガ信号と、ストロボ照明部対する照明用トリガ信号と、撮像部対する撮像用トリガ信号とを出力し、液滴検査部にて検査を行うノズル検査モードと、
検査非対象ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力する予備吐出モードと、
ディレイ時間を登録するディレイ時間登録部を備え、
ノズル検査モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、予備吐出モードを実行する、若しくは、予備吐出モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、ノズル検査モードを実行することを特徴とする。
液滴を吐出させる吐出ノズルを複数備えた液滴吐出装置であって、
吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴に向けて閃光を照射するストロボ照明部と、
閃光が照射された飛翔中の液滴を撮像する撮像部と、
撮像部で撮像した画像に基づいて飛翔中の液滴を検査する液滴検査部と、
吐出ノズル、ストロボ照明部、撮像部に対して、各々トリガ信号を出力する制御部とを備え、
制御部は、
吐出ノズルを検査対象ノズルおよび検査非対象ノズルに設定する検査対象設定部と、
検査対象ノズルに対する吐出用トリガ信号と、ストロボ照明部対する照明用トリガ信号と、撮像部対する撮像用トリガ信号とを出力し、液滴検査部にて検査を行うノズル検査モードと、
検査非対象ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力する予備吐出モードと、
ディレイ時間を登録するディレイ時間登録部を備え、
ノズル検査モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、予備吐出モードを実行する、若しくは、予備吐出モードの実行後、ディレイ時間が経過した後に、ノズル検査モードを実行することを特徴とする。
上述の液滴吐出装置によれば、検査対象ノズルだけでなく、検査非対象ノズルからも所定の時間差で少量ずつ液滴が吐出される。
検査対象ノズルから吐出された液滴と、検査非対象ノズルから吐出された液滴とは、時間差で(ディレイ時間を経過して)吐出されるので、同時に撮像されない。つまり、撮像領域内に検査非対象ノズルから吐出された液滴が映り込むことを防ぎ、検査対象ノズルから吐出された液滴のみを撮像し、所定の検査を行うことができる。さらに、検査対象となる吐出ノズルが多数あっても、各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぐことができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。なお、以下の説明では、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、水平方向をX方向、Y方向と表現し、XY平面に垂直な方向(つまり、重力方向)をZ方向と表現する。また、Z方向は、重力に逆らう方向を上、重力がはたらく方向を下と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す概略図である。図1には、本発明に係る液滴吐出装置1の概略図が示されている。
液滴吐出装置1は、吐出ノズルNから塗布液の液滴(以下、単に「液滴」と言う)Qを吐出させ、基板W等に液滴Qを各々着弾させるものであり、吐出ノズルNを複数備えている。なお、図1には、ある吐出ノズルNaから下向きに吐出された液滴Qaを、X方向から撮像する様子が示されている。
具体的には、液滴吐出装置1は、照明部2、撮像部3、液滴検査部4、制御部5、吐出ノズルJ、吐液回収部D、移動部M等を備えている。
吐出ユニットJは、吐液回収部Dや基板等に向けて液滴Qを吐出する吐出ノズルNを複数備えている。
吐出ノズルNは、外部からの駆動信号に基づいて、液滴Qを逐次吐出するものである。
例えば、吐出ノズルNは、X方向に3列、Y方向に数十個備えられている。そして、各列の吐出ノズルNa,Nb,Ncから液滴Qa,Qb,Qcが吐出される。
より具体的には、吐出ユニットJには、塗液タンクTから塗布液が供給される。また、塗液タンクTには、圧力調節機構(レギュレータ等)が備えられ、内部を所定の圧力(正圧〜負圧)に維持することができる構成をしている。なお、各吐出ノズルNa,Nb,Ncは、吐出ユニットJの本体内部に備えられた液滴吐出機構(図示せず)と個別に接続されている。具体的には、液滴吐出機構はピエゾバルブなどの体積変化により各液滴Qa,Qb,Qcを吐出させるものが例示できる。そして、各液滴吐出機構は、後述する制御部5からの制御信号に基づいて、各列の吐出ノズルNa,Nb,Nc(全て又はいずれかを、単に吐出ノズルNとも呼ぶ)から液滴Qa,Qb,Qc(全て又はいずれかを、単に液滴Qとも呼ぶ)が吐出される。
例えば、吐出ノズルNは、X方向に3列、Y方向に数十個備えられている。そして、各列の吐出ノズルNa,Nb,Ncから液滴Qa,Qb,Qcが吐出される。
より具体的には、吐出ユニットJには、塗液タンクTから塗布液が供給される。また、塗液タンクTには、圧力調節機構(レギュレータ等)が備えられ、内部を所定の圧力(正圧〜負圧)に維持することができる構成をしている。なお、各吐出ノズルNa,Nb,Ncは、吐出ユニットJの本体内部に備えられた液滴吐出機構(図示せず)と個別に接続されている。具体的には、液滴吐出機構はピエゾバルブなどの体積変化により各液滴Qa,Qb,Qcを吐出させるものが例示できる。そして、各液滴吐出機構は、後述する制御部5からの制御信号に基づいて、各列の吐出ノズルNa,Nb,Nc(全て又はいずれかを、単に吐出ノズルNとも呼ぶ)から液滴Qa,Qb,Qc(全て又はいずれかを、単に液滴Qとも呼ぶ)が吐出される。
吐液回収部Dは、吐出ノズルNから吐出された液滴Q(いわゆる、吐液)を回収するものである。具体的には、吐液回収部Dは、吐液を集める容器と、溜まった吐液を排出するドレン配管を備えている。
移動部Mは、撮像部3と吐出ユニットJとの相対位置を変更するものである。
具体的には、移動部Mは、撮像部3の光軸Lx方向(図ではX方向)に、吐出ユニットJを移動させるものである。より具体的には、移動部Mは、X方向に所定量移動し、所定の位置で静止するアクチュエータ(本体部、可動部等を有する)を備えている。そして、アクチュエータの本体部が装置フレーム10fに取り付けられており、アクチュエータの可動部に吐出ユニットJが取り付けられている。
具体的には、移動部Mは、撮像部3の光軸Lx方向(図ではX方向)に、吐出ユニットJを移動させるものである。より具体的には、移動部Mは、X方向に所定量移動し、所定の位置で静止するアクチュエータ(本体部、可動部等を有する)を備えている。そして、アクチュエータの本体部が装置フレーム10fに取り付けられており、アクチュエータの可動部に吐出ユニットJが取り付けられている。
ストロボ照明部2は、吐出ノズルNから吐出された液滴Qが飛翔する経路に設定された撮像領域Fに向けて照明光Lを照射するものである。
具体的には、照明部2は、発光部21と電源部22を備えたストロボ照明が例示でき、制御部5から出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、発光部21から閃光を発する。
具体的には、照明部2は、発光部21と電源部22を備えたストロボ照明が例示でき、制御部5から出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、発光部21から閃光を発する。
撮像部3は、撮像領域Fを撮像するものである。
具体的には、撮像部3は、撮像領域Fを通過する液滴を、飛翔方向と直交する方向から撮像するものである。図では、液滴Qaが下向きに吐出されており、液滴QaをX方向から撮像する様子が示されている。
より具体的には、撮像部3は、カメラ本体30、レンズ31を備えている。
カメラ本体30は、に撮像素子33等を備え、制御部5から出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、撮像領域Fの像を取り込み、画像信号や画像データとして外部機器(表示器D等)へ出力するものである。撮像素子33は、受光した光の強度に応じて電気信号を出力するもので、CMOSやCCD等が例示できる。
レンズ31は、撮像領域Fを通過する液滴Qの横断面形状を、撮像部3の撮像素子33に結像させるものである。
具体的には、撮像部3は、撮像領域Fを通過する液滴を、飛翔方向と直交する方向から撮像するものである。図では、液滴Qaが下向きに吐出されており、液滴QaをX方向から撮像する様子が示されている。
より具体的には、撮像部3は、カメラ本体30、レンズ31を備えている。
カメラ本体30は、に撮像素子33等を備え、制御部5から出力された制御信号(いわゆる、トリガ信号)を入力して、撮像領域Fの像を取り込み、画像信号や画像データとして外部機器(表示器D等)へ出力するものである。撮像素子33は、受光した光の強度に応じて電気信号を出力するもので、CMOSやCCD等が例示できる。
レンズ31は、撮像領域Fを通過する液滴Qの横断面形状を、撮像部3の撮像素子33に結像させるものである。
液滴検査部4は、撮像部3で撮像した画像に基づいて飛翔中の液滴Qを検査するものである。
例えば、液滴検査部4では、撮像領域Fを通過する(つまり、飛翔中の)液滴Qの横断面形状から、当該液滴Qの飛翔方向や体積、異常吐出に起因する分離やサテライトの有無等を検査する
具体的には、液滴検査部4では、撮像部3で撮像した画像を処理し、液滴Qと背景との輪郭を抽出する。そして、抽出した輪郭に基づいて、液滴の延びる方向を飛翔方向とみなしたり、当該輪郭で囲まれた領域の画素をカウントし、1画素当たりの面積から当該液滴Qの断面積を算出し、当該液滴Qが当該断面積を有する回転体であるとみなして、当該液滴Qの体積(つまり、液滴量)を算出する。また、画像内に液滴Qの輪郭が複数点在していれば、液滴の分離やサテライト発生(つまり、異常)があるとみなし、検査結果を出力する。
具体的には、液滴検査部4では、撮像部3で撮像した画像を処理し、液滴Qと背景との輪郭を抽出する。そして、抽出した輪郭に基づいて、液滴の延びる方向を飛翔方向とみなしたり、当該輪郭で囲まれた領域の画素をカウントし、1画素当たりの面積から当該液滴Qの断面積を算出し、当該液滴Qが当該断面積を有する回転体であるとみなして、当該液滴Qの体積(つまり、液滴量)を算出する。また、画像内に液滴Qの輪郭が複数点在していれば、液滴の分離やサテライト発生(つまり、異常)があるとみなし、検査結果を出力する。
より具体的には、液滴検査部4は、画像処理機能を有するコンピュータ(ハードウェア)とその実行プログラム(ソフトウェア)を備え、上述の処理や演算(輪郭抽出や画素カウント、断面積や体積の算出等)を行う構成をしている。
制御部5は、吐出ノズルNや、上述の照射部2、撮像部3等に対して制御信号やデータ等を出力し、各部を制御するものである。
具体的には、制御部5は、検査対象設定部と、ノズル検査モードと、予備吐出モードと、ディレイ時間登録部を備えている。さらに、制御部5は、ノズル検査モードの実行後、ディレイ時間Tdが経過した後に、予備吐出モードを実行するものである。
より具体的には、制御部5は、コンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、制御用コントローラなど(ハードウェア)と、その実行プログラム(ソフトウェア)で構成されており、信号入出力手段やデータ通信手段などを介して各部を制御することができる。
検査対象設定部は、吐出ノズルNを検査対象ノズルおよび検査非対象ノズルに設定するものである。
例えば、検査対象設定部では、各列の吐出ノズルNa,Nb,Ncを3相(フェーズA,B,C)に区分し、各フェーズの切り替えに応じて、下記の様に設定される。
先ず、フェーズAでは、吐出ノズルNaを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNb、Ncを検査非対象ノズルに設定する。
次に、フェーズBでは、吐出ノズルNbを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNa、Ncを検査非対象ノズルに設定する。
次に、フェーズCでは、吐出ノズルNcを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNa、Nbを検査非対象ノズルに設定する。
先ず、フェーズAでは、吐出ノズルNaを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNb、Ncを検査非対象ノズルに設定する。
次に、フェーズBでは、吐出ノズルNbを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNa、Ncを検査非対象ノズルに設定する。
次に、フェーズCでは、吐出ノズルNcを検査対象ノズルに設定し、他の吐出ノズルNa、Nbを検査非対象ノズルに設定する。
図2は、本発明を具現化する形態の別の一例におけるタイミングチャートである。図2には、制御部5から各部に出力されるトリガ信号やディレイタイマ等のON/OFF状態が時系列で示されている。
ノズル検査モードは、検査対象ノズルに対する吐出用トリガ信号TA,TB,TCと、照明部2対する照明用トリガ信号STと、撮像部3対する撮像用トリガ信号CTとを出力し、液滴検査部4にて検査を行うものである。
予備吐出モードは、検査非対象ノズルに対する吐出用トリガ信号TA,TB,TCを出力するものである。
ディレイ時間登録部は、ディレイ時間Tdを登録するものである。
例えば、フェーズAでは、検査対象ノズルに設定された吐出ノズルNaに対する吐出用トリガ信号TAを出力(つまり、ノズル検査モードを実行)後、ディレイ時間Tdが経過した後に、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルNb、Ncに対する吐出用トリガ信号TB,TCを出力する。そして、時間T1毎に、各トリガ信号を出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する。
次に、フェーズBでは、検査対象ノズルに設定された吐出ノズルNbに対する吐出用トリガ信号TBを出力(つまり、ノズル検査モードを実行)後、ディレイ時間Tdが経過した後に、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルNa、Ncに対する吐出用トリガ信号TA,TCを出力する。そして、時間T1毎に、各トリガ信号を出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する。
次に、フェーズCでは、検査対象ノズルに設定された吐出ノズルNcに対する吐出用トリガ信号TCを出力(つまり、ノズル検査モードを実行)後、ディレイ時間Tdが経過した後に、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルNa、Nbに対する吐出用トリガ信号TA,TBを出力する。そして、時間T1毎に、各トリガ信号を出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する。
次に、フェーズBでは、検査対象ノズルに設定された吐出ノズルNbに対する吐出用トリガ信号TBを出力(つまり、ノズル検査モードを実行)後、ディレイ時間Tdが経過した後に、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルNa、Ncに対する吐出用トリガ信号TA,TCを出力する。そして、時間T1毎に、各トリガ信号を出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する。
次に、フェーズCでは、検査対象ノズルに設定された吐出ノズルNcに対する吐出用トリガ信号TCを出力(つまり、ノズル検査モードを実行)後、ディレイ時間Tdが経過した後に、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルNa、Nbに対する吐出用トリガ信号TA,TBを出力する。そして、時間T1毎に、各トリガ信号を出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する。
なお、制御部5から吐出ノズルノズルN、照射部2、撮像部3に出力される制御信号は、吐出した液滴Qが撮像エリアFに収まるタイミングとなるよう、それぞれ適宜ディレイ時間が設定されている。
具体的には、照明用トリガ信号STのディレイ時間Tsや撮像用トリガ信号CTのディレイ時間Tmが設定されており、各フェーズで検査対象ノズルに設定された吐出ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力後、これら時間が経過後に各トリガ信号ST,CTが出力される。
具体的には、照明用トリガ信号STのディレイ時間Tsや撮像用トリガ信号CTのディレイ時間Tmが設定されており、各フェーズで検査対象ノズルに設定された吐出ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力後、これら時間が経過後に各トリガ信号ST,CTが出力される。
さらに、予備吐出モードが実行された後、所定のインターバル時間が経過するまで、次の予備吐出モードの実行をスキップさせる構成とすることが好ましい。
具体的には、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力(つまり、予備吐出モードを実行)後、所定のインターバル時間Tzが経過するまで、検査非対象ノズルに設定された吐出ノズルに対する吐出用トリガ信号の出力(つまり、次の予備吐出モードを実行)をスキップさせる。
より具体的には、図2中の破線で図示する吐出用トリガ信号TB,TC,TAを出力しない。
この様な構成をしているため、本発明に係る液滴吐出装置1は、検査対象ノズルだけでなく、検査非対象ノズルからも所定の時間差で少量ずつ液滴が吐出される。
そのため、検査対象となる吐出ノズルが多数あっても、各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぐことができる。また、検査対象ノズルから吐出された液滴と、検査非対象ノズルから吐出された液滴とは、時間差で(ディレイ時間を経過して)吐出されるので、同時に撮像されない。つまり、撮像領域内に検査非対象ノズルから吐出された液滴が映り込むことを防ぎ、検査対象ノズルから吐出された液滴のみを撮像し、所定の検査を行うことができる。
なお上述では、各フェーズA,B,Cにおいて、吐出用トリガ信号を時間T1毎に繰り返し出力(つまり、ノズル検査モードを実行)する構成を例示した。
具体的には、本発明に係る液滴吐出装置1は、時間T1の間に移動部Mを駆動し、撮像位置を逐次変更(例えば、Y方向に移動)する。そうすることで、Y方向に亘って、検査対象ノズルから液滴Qを吐出させながら、撮像(検査)を逐次行うことができる。そうすることで、撮像部3で撮像する画像中に、検査対象ノズルから吐出された液滴だけが含まれ、検査非対象ノズルから吐出された液滴が含まれないようにすることができる。
具体的には、本発明に係る液滴吐出装置1は、時間T1の間に移動部Mを駆動し、撮像位置を逐次変更(例えば、Y方向に移動)する。そうすることで、Y方向に亘って、検査対象ノズルから液滴Qを吐出させながら、撮像(検査)を逐次行うことができる。そうすることで、撮像部3で撮像する画像中に、検査対象ノズルから吐出された液滴だけが含まれ、検査非対象ノズルから吐出された液滴が含まれないようにすることができる。
[変形例]
なお上述では、予備吐出モードが実行された後、所定のインターバル時間が経過するまで、次の予備吐出モードの実行をスキップさせる構成を例示した。この様な構成であれば、液滴の使用量をより削減しつつ、各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぐことができるので、より好ましい。
なお上述では、予備吐出モードが実行された後、所定のインターバル時間が経過するまで、次の予備吐出モードの実行をスキップさせる構成を例示した。この様な構成であれば、液滴の使用量をより削減しつつ、各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぐことができるので、より好ましい。
しかし、本発明を具現化する上で、この様な構成は必須ではなく、予備吐出モードの実行をスキップさせなくても良い。具体的には、図2中の破線で図示する吐出用トリガ信号TB,TC,TAを毎回出力する。この場合でも、各吐出ノズルの乾燥(目詰まり・飛行曲がり等)を防ぐことができる。
なお上述では、制御部5は、ノズル検査モードの実行後、ディレイ時間Tdが経過した後に、予備吐出モードを実行する構成を示した。
しかし、制御部5は、この様な構成に限定されず、ノズル検査モードを実行に先立って予備吐出モードを実行し、予備吐出モードの実行後、ディレイ時間Tdが経過した後に、ノズル検査モードを実行する構成としても良い。
なお上述では、移動部Mは、照明部2と撮像部3を固定し、吐出ユニットJを移動させる構成を例示した。しかし、移動部Mは、この様な構成に限定されず、吐出ユニットJを装置フレーム10f等に固定したまま、照明部2と撮像部3を一体的に移動させる構成であっても良い。
1 液滴吐出装置
2 照明部
3 撮像部
4 液滴検査部
5 制御部
10f 装置フレーム
21 発光部
22 電源部
30 カメラ本体
31 レンズ
33 撮像素子
N 吐出ノズル
J 吐出ユニット
D 吐液回収部
M 移動部
Q 液滴
F 撮像領域
Lx 撮像光軸
2 照明部
3 撮像部
4 液滴検査部
5 制御部
10f 装置フレーム
21 発光部
22 電源部
30 カメラ本体
31 レンズ
33 撮像素子
N 吐出ノズル
J 吐出ユニット
D 吐液回収部
M 移動部
Q 液滴
F 撮像領域
Lx 撮像光軸
Claims (2)
- 液滴を吐出させる吐出ノズルを複数備えた液滴吐出装置であって、
前記吐出ノズルから吐出された飛翔中の液滴に向けて閃光を照射するストロボ照明部と、
前記閃光が照射された前記飛翔中の液滴を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像した画像に基づいて前記飛翔中の液滴を検査する液滴検査部と、
前記吐出ノズル、前記ストロボ照明部、前記撮像部に対して、各々トリガ信号を出力する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記吐出ノズルを検査対象ノズルおよび検査非対象ノズルに設定する検査対象設定部と、
前記検査対象ノズルに対する吐出用トリガ信号と、前記ストロボ照明部対する照明用トリガ信号と、前記撮像部対する撮像用トリガ信号とを出力し、前記液滴検査部にて検査を行うノズル検査モードと、
前記検査非対象ノズルに対する吐出用トリガ信号を出力する予備吐出モードと、
ディレイ時間を登録するディレイ時間登録部を備え、
前記ノズル検査モードの実行後、前記ディレイ時間が経過した後に、前記予備吐出モードを実行する、若しくは、前記予備吐出モードの実行後、前記ディレイ時間が経過した後に、前記ノズル検査モードを実行する
ことを特徴とする、液滴吐出装置。 - 前記制御部は、
前記予備吐出モードが実行された後、所定のインターバル時間が経過するまで、次の予備吐出モードの実行をスキップさせる
ことを特徴とする、請求項1に記載の液滴吐出装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2020046484A JP2021146541A (ja) | 2020-03-17 | 2020-03-17 | 液滴吐出装置 |
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