JP2021144188A - 可動式スタンド付き情報表示システム及び可動式スタンド - Google Patents

可動式スタンド付き情報表示システム及び可動式スタンド Download PDF

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Abstract

【課題】ディスプレイ装置の昇降動作を自動的に繰り返す可動式スタンド付き情報表示システムを提供する。【解決手段】ディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置を移動させるための可動式スタンド付き情報表示システムであって、ディスプレイ装置4と、ディスプレイ装置4を昇降可能に支える可動式スタンド10と、を具備し、前記可動式スタンド10は、前記ディスプレイ装置を昇降する動作を自動的に繰り返すように構成されている。前記ディスプレイ装置4は、当該ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定されるストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、可動式スタンド付き情報表示システム及び可動式スタンドに関する。
ディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞するためのディスプレイ装置(例えばパーソナルコンピュータの接続端末、ディスプレイTV、電子黒板やタッチパネル式のディスプレイ、画像情報の鑑賞・監視用のモニターなど)を見易く支持するため、可動式スタンドが提案されている。
この種の可動式スタンドとして、台座ベースから起立する支柱パイプに、ディスプレイ取り付け用の保持部材を昇降可能に取り付けたものが知られている(特許文献1)。
前記保持部材は、支柱パイプを両側から挟む一対の垂直板状の挟持材からなり、これら挟持材をノブ付きの締付け具で締め付けることが可能に設けている。この締付けにより、前記挟持材の間に支柱パイプを挟持させることで、前記支柱パイプの任意の高さに保持部材を固定することができるように設けている。
また電動昇降式のスタンドも知られている(特許文献2)。
このスタンドは、台座ベースから起立するインナーパイプの上部へアウターパイプを昇降可能に嵌合させて伸縮可能な支柱を形成するとともに、前記アウターパイプの上部にディスプレイ取り付け用の保持部を形成し、かつ前記台座ベースに、前記アウターパイプを昇降させるための昇降駆動部を搭載している。
実用新案登録第3223101号 実用新案登録第3218057号
[保存版]ディスプレイの疲れ目対策"10選"」 検索日時:令和2年3月7日1584077298795_0 "1日たった1回だけでも「スマホ首」に効果あり|一生歩ける 1日1回5秒ストレッチ"松井薫 著
特許文献1の可動式スタンドは、ノブ付きの締付け具の操作により、ディスプレイ取り付け用の保持部材の位置を比較的簡単に変更することができるが、その操作は手作業でしなければならない。
しかしながら、近年、ディスプレイ装置に表示される情報を長時間に亘って見続けるために、身体の不調を訴える人が増えている。こうした不調の理由の一つは、一定の高さにあるディスプレイ装置の画面を同じ姿勢で見ることを継続するため、利用者の身体、特に頸付近の筋肉が強張ったままで不動の状態(本明細書において“ロックされた状態”という)となり、それにより、筋肉の疲労が高まるためであると考えられる。
こうした不具合を回避するためには、特許文献1では、前述のノブを操作して、ディスプレイの高さを変えればよいが、手作業での操作は面倒であるため、そうした対処を怠る利用者が多い。
特許文献2の可動式スタンドは、電動式であるため、面倒さという不便は解消されているが、情報の処理・鑑賞に集中するために、そうした対処をとることをうっかり失念する場合が少なくない。
さらに近年の健康志向の下で、各種疾患の予防などのために、スロートレーニングが提唱されている。スロートレーニングとは、“筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動”と定義される。こうしたトレーニングを、ディスプレイ装置を見る際の動作に取り入れることができると有利である。
本発明の第1の目的は、ディスプレイ装置の昇降動作を自動的に繰り返す可動式スタンド付き情報表示システム及び可動式スタンドを提供することである。
本発明の第2の目的は、ディスプライ装置に表示される情報の処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置をゆっくり移動させることにより、利用者の首の筋肉の強張りを回避できる可動式スタンド付き情報表示システムを提供することである。
本発明の第3の目的は、情報の処理又は鑑賞の合間にディスプレイ装置をより早く動かすことにより利用者の首の筋肉をほぐすこと、或いはスロートレーニングにより鍛えることができる可動式スタンド付き情報表示システム及び可動式スタンドを提供することである。
第1の手段は、ディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置を移動させるための可動式スタンド付き情報表示システムであって、
ディスプレイ装置4と、
ディスプレイ装置4を昇降可能に支える可動式スタンド10と、を具備し、
前記可動式スタンド10は、前記ディスプレイ装置を昇降する動作を自動的に繰り返すように構成されており、
かつ前記ディスプレイ装置4が、当該ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定されるストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動するように構成している。
本手段は、図1に示すようにディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置を移動させるための可動式スタンド付き情報表示システムを提案する。
本システムは、ディスプレイ装置4を支える可動式スタンド10が前記ディスプレイ装置を昇降する動作を自動的に繰り返すように設けられている。この構造によれば、利用者の頸の筋肉がロックされた状態となることを防止できる。
また本システムは、前記ディスプレイ装置4は、当該ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定されるストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動するように構成されている。この構造によれば、ディスプレイ装置の昇降動作が前記情報の処理又は鑑賞の邪魔にならない。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ作業台66付きの椅子60を具備し、その作業台66から前記可動式スタンド10を起立しており、
前記可動式スタンド10は、ディスプレイ装置4の昇降動作を制御する制御部50を有しており、
制御部50は、前記ディスプレイ装置4の上限位置及び下限位置を含む昇降範囲のデータ及び利用者の標準的な座高のデータとを記憶しており、
標準的な座高を有する利用者が前記椅子に着座したときに、当該利用者の頭部に対する前記ディスプレイ装置4の角度位置が、ディスプレイ装置4の上限位置において仰角側に15°以上であり、またディスプレイ装置4の下限位置で俯角側に15°以上である。
本手段では、図6に示すように、椅子60に付設した作業台66から可動式スタンド10を起立させた態様を提案している。
前記可動式スタンド10は、ディスプレイ装置4の昇降動作を制御する制御部50を有している。
この制御部50は、前記ディスプレイ装置4の上限位置及び下限位置を含む昇降範囲のデータ及び利用者の標準的な座高のデータとを記憶している。
また前記制御部50は、標準的な座高を有する利用者が前記椅子に着座したときに、当該利用者の頭部に対する前記ディスプレイ装置4の角度位置が、ディスプレイ装置4の上限位置において仰角側に15°以上であり、またディスプレイ装置4の下限位置で俯角側に15°以上であるように構成している。
この構造によれば、図4(A)に示す如く、ディスプレイ装置の画面を追って利用者が首を中心として頭部全体を振る首振り運動を取ることを促すことができ、首のロック状態をより適切に解消できる。
第3の手段は、可動式スタンドであり、
情報表示用のディスプレイ装置を昇降可能に支えるスタンド本体12と、
スタンド本体12の昇降動作を制御する制御部50と、を具備しており、
前記スタンド本体12は、
前記ディスプレイ装置の情報表示画面を前方側に向けた状態で当該ディスプレイ装置を保持するように設けた保持部30と、
前記保持部30を少なくとも上下方向に一定の長さを有する搬送トラックTに沿って昇降可能に案内する案内手段24と、
前記案内手段24を支える基部14と、を備えており、
前記制御部50は、
前記スタンド本体12が前記保持部30を介して前記ディスプレイ装置を昇降させる動作を自動的に繰り返すとともに、
前記保持部30が、前記搬送トラックTに沿って、ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動する徐動モードを実現することが可能に構成した。
本手段で提案する可動式スタンドは、図1に示すように、情報表示用のディスプレイ装置を昇降可能に支えるスタンド本体12と、スタンド本体12の昇降動作を制御する制御部50とを具備している。
前記スタンド本体12は、前記ディスプレイ装置の情報表示画面を前方側に向けた状態で当該ディスプレイ装置を保持するように設けた保持部30と、前記保持部30を少なくとも上下方向に一定の長さを有する搬送トラックTに沿って昇降可能に案内する案内手段24と、前記案内手段24を支える基部14と、を備えている。
そして、前記制御部50は、前記スタンド本体12が前記保持部30を介して前記ディスプレイ装置を昇降させる動作を自動的に繰り返すとともに、前記ディスプレイ装置の保持部30が、前記搬送トラックTに沿って、ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動する徐動モードを実現することが可能に構成している。
この構成によれば、ディスプレイ装置の昇降動作が前記情報の処理又は鑑賞の邪魔にならない。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ
前記制御部50は、使用者による動作モードの変更指示を受ける操作手段を有し、その指示により、前述の徐動モードである主モードと、前記保持部30が前記搬送トラックTに沿ってディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を5秒から60秒の時間をかけて移動する補助モードとの間を移行することが可能に構成している。
本手段は、前記制御部50は、使用者による動作モードの変更指示を受ける操作手段(図示せず)を有し、その指示により、前述の徐動モードである主モードと補助モードとの間で移行することが可能に構成している。
前記補助モードにおいては、前記保持部30が前記搬送トラックTに沿ってディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を5秒から60秒の時間をかけて移動する。
この構成によれば、例えば情報の処理又は鑑賞の合間の休憩時間に、利用者がディスプレイ装置の画面を比較的に早く追って頭部全体を動かすことにより、首の筋肉をほぐすこと或いはスロートレーニングにより鍛えることができる。
第5の手段は、第3の手段又は第4の手段を有し、かつ前記搬送トラックTは、案内手段24の前方側に設定された基準点を曲率中心Cとする円弧状に形成されており、
かつ前記保持部30を、前記曲率中心Cより高い仰角位置Eと、前記曲率中心Cより低い俯角位置Dとの間で移動させるように構成している。
本手段では、図4に示すように、搬送トラックTは、案内手段24の前方側に設定された基準点を曲率中心Cとする円弧状に形成されている。
そして、前記保持部30を、前記曲率中心Cより高い仰角位置Eと、前記曲率中心Cより低い俯角位置Dとの間で移動させるように構成している。
この構成によれば、曲率中心付近に配置した利用者の頭部からディスプレイ装置までの距離は、ディスプレイ装置の仰角側又は俯角側への移動幅によらず、一定であり、画面の情報が見えにくくなることがない。
第6の手段は、第3の手段から第5の手段のいずれかを有し、かつ
前記搬送トラックTは、案内手段24の前方側に設定された基準点を曲率中心Cとする円弧状に形成されており、
かつ前記保持部30を、前記曲率中心Cより高い仰角位置Eと、前記曲率中心Cより低い俯角位置Dとの間で移動させるように構成している。
本手段では、図3に示すように、前記案内手段24は、前記保持部30を前後方向へ移動させることが可能に形成している。
この構造によれば、個々の利用者の視力などに応じて見易い位置にディスプレイ装置の画面を配置させることができる。
第1の手段に係る発明によれば、本手段は、ディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置を移動させるための可動式スタンド付き情報表示システムであり、ディスプレイ装置4を支える可動式スタンド10が前記ディスプレイ装置を昇降する動作を自動的に繰り返すように設けられているから、利用者の頸の筋肉がロックされた状態となることを防止できる。
第2の手段に係る発明によれば、椅子60に付設した作業台66から可動式スタンド10を起立しており、標準的な座高を有する利用者が前記椅子に着座したときに、当該利用者の頭部に対する前記ディスプレイ装置4の角度位置が、ディスプレイ装置4の上限位置において仰角側に15°以上であり、またディスプレイ装置4の下限位置で俯角側に15°以上であるように構成したから、ディスプレイ装置の画面を追って利用者が首を中心として頭部全体を振る首振り運動を取ることを促すことができ、首のロック状態をより適切に解消できる。
第3の手段に係る発明によれば、スタンド本体12が前記保持部30を介して前記ディスプレイ装置を昇降させる動作を自動的に繰り返すとともに、前記ディスプレイ装置の保持部30が、前記搬送トラックTに沿って、ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動する徐動モードを実現することが可能に構成したから、ディスプレイ装置の昇降動作が前記情報の処理又は鑑賞の邪魔にならない。
第4の手段に係る発明によれば、使用者による動作モードの変更の指示により、前述の徐動モードから、前記保持部30が前記搬送トラックTに沿ってディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を5秒から60秒の時間をかけて移動する補助モードへ移行することが可能に構成したから、情報の処理又は鑑賞の合間の休憩時間に、利用者がディスプレイ装置の画面を素早く追って頭部全体を動かすことにより、首の筋肉をほぐすこと或いはスロートレーニングにより鍛えることができる。
第5の手段に係る発明によれば、円弧状に設定された搬送トラックTの曲率中心Cより高い仰角位置Eと曲率位置より低い俯角位置Dとの間でディスプレイ装置4の保持部30を移動させるから、曲率中心付近に配置した利用者の頭部からディスプレイ装置までの距離は、ディスプレイ装置の仰角側又は俯角側への移動幅によらず、ほぼ一定であり、画面の情報が見えにくくなることがない。
第6の手段に係る発明によれば、前記案内手段24は、前記保持部30を前後方向へ移動させることが可能に形成したから、個々の利用者の視力などに応じて見易い位置にディスプレイ装置の画面を配置させることができる。
本発明の第1実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを側方から見た図である。 図1の情報表示システムの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムの構成を示す図であり、同図(A)は当該構成を側方から見た図、同図(B)は、同図(A)のIII(B)- III(B)の方向から見た断面図である。 本発明の第3実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを側方から見た図である。 図1から図4のシステムにおける作用に伴う利用者の首振り運動の説明図であり、同図(A)は、小さな範囲で首を動かす場合を、同図(B)は、小さな範囲で首を動かす場合を、それぞれ表している。 本発明の第4実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを側方から見た図である。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システム2を示している。
この情報表示システムは、本実施形態において、ディスプレイ装置4と可動式スタンド10とで構成されている。
ディスプレイ装置4は、既知のものであり、少なくとも情報を表示するための画面6を有する。
前記ディスプレイ装置4は、図示しない電気コードにより若しくはバッテリーにより電源に接続されており、かつ、図示しないスイッチで作動することができる。
好適な図示例では、前記ディスプレイ装置4は、例えばパーソナルコンピュータに接続されたパネル式の表示装置である。
可動式スタンド10は、スタンド本体12と、制御部50とで構成されている。
前記スタンド本体12は、本実施形態において、台座状の基部14から支柱20を起立するとともに、この支柱20により、ディスプレイ装置4を保持する保持部30を支えるように構成し、さらに、前記保持部30を一定の方向に案内する案内手段24、及び、保持部30を駆動させるための駆動部40を設けている。もっとも、これらの構造は、適宜変更することができる。
前記支柱20は、前記基部14から垂直方向へ直線的に延びており、その前面な搬送トラックTに沿って保持部30が昇降することが可能に設けている。
なお、本明細書において、「搬送トラック」とは、左右側方から見て保持部30が通過する径路であり、予め設計された一定の形状に形成されている。
また本明細書においては、説明の便宜上、図1の右方を“前”と、左方を“後”と、これらに直交する方向を“左右”と称するものとする。
図示例の支柱20は、図2に示す如く、左右方向に長い角材の左右両側から、相互に平行で垂直な一対の平行な挟持板22を前方へ突設している。
これら挟持板の間に、ディスプレイ装置4の裏面に取り付けられた保持部30を挟持するように形成している。図1には、前記一対の挟持板22の対応する位置には、一対の案内溝gが縦設されている。
同図中、符合Tで示す一点鎖線は、搬送トラックであり、これは、左右方向から見た保持部30の経路である。図示例では、搬送トラックTは、前記案内溝を通って直線的に延びている。
前記保持部30は、ディスプレイ装置4の裏面に取り付け可能であれば、どのような構造でも構わない。図示の保持部30の左右側面からは、一対のスライド突部pを左右方向外側へ突設している。
これらスライド突部pは、前記案内溝g内に摺動可能に嵌挿されている。これらスライド突部pと案内溝gとで、第1案内手段24Aが形成されている。第1案内手段は、保持部30を縦方向へ案内する手段である。
また本実施形態では、前記駆動部40として、前記保持部30を縦方向に移動させるための縦方向駆動部40Aが組み込まれている。
図示例の縦方向駆動部40Aは、前記支柱20の前面に付設された第1ラック45と、前記保持部30の後面に配置され、第1ラック45とかみ合う第1ピニオンギア44と、保持部30の後面に取り付けられた第1モーター42と、第1モーターの回転力を前記第1ピニオンギアに伝える車輪43とで構成されている。第1モーターは正逆転モーターである。もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
なお、図示はしないが、前記縦方向駆動部40A又は支柱20には、駆動部40がOFFになったときに前記ディスプレイ装置の落下を停止する安全装置を設けるとよい。例えば、保持部30及び支柱20の一方に係合凹部を、他方に、係合凹部にバネの弾性力で圧接させた係合凸部を設け、駆動部40への通電時には、この電流で作動する補助的な作動部材(図示せず)により、弾性力に抗して係合凸部が係合凹部から引き離され、駆動部40への通電が切れると、係合凸部が係合凹部とかみ合って、ディスプレイ装置を停止させるロック機構を設けることができる。
前記制御部50は、前記第1モーター42に接続されており、前記保持部30及びディスプレイ装置4の昇降動作を制御している。
{制御部の構成}
図示例の制御部50は、前記基部14の上に配置されているが、その位置は適宜変更することができる。
前記制御部50は、少なくともディスプレイ装置4及び保持部30の昇降範囲並びに昇降速度のデータを記憶するメモリーを有し、これらのデータに基づき、ディスプレイ装置4の昇降動作を制御する。
さらに制御部50は、動作モードの指令や制御のためのデータを入力するための入力手段(図示せず)を有する。例えば、ディスプレイ装置と同じパーソナルコンピュータに接続し、そのキーボードを介して指令やデータを入力することもできる。
{制御部の機能}
前記制御部50は、前記ディスプレイ装置4及び保持部30の昇降動作を自動的に繰り返すように駆動部40を制御する。
基本的に、この動作は、ディスプレイ装置に表示された視覚情報を容易に視認できる程度にゆっくりとした動き(徐動モード)で行われる。
具体的な制御方法としては、保持部30の上限位置及び下限位置にそれぞれ位置センサーを設け、上限位置・下限位置に保持部30が到達したことを位置センサーが感知したときに、制御部50が第1モーター42の回転の向きを反転させる制御信号を送るように形成してもよい。またディスプレイ装置4及び保持部30の上昇速度及び下降速度が一定になるように第1モーターの出力を調整して、一定の時間サイクルで第1モーター42の回転の向きを反転させるようにしてもよい。
利用者がディスプレイ装置4の画面6に表示される視覚情報を処理又は鑑賞している間に、制御部50からの制御信号によりディスプレイ装置4の昇降が繰り返すので、利用者はディスプレイ装置4の画面を追って頭部の上げ・下げを行うことになる(図5(A)参照)。
その理由は、ある程度の早さで移動する物を人間が観察しようとするときに、単に目で追うだけではなく、顔全体を移動物体に正対する向きに動かそうとするからである。それにより、その物の、観察者が感ずる速度(体感速度)を小さくすることができ、故に、物をはっきりと観察できるからである。
この原理を利用すれば、本システムの利用者は、意識せずにゆっくりと上下に首を振る動作を行うから、首の筋肉のロック状態が解消又は軽減される。
{制御部の設計}
前記機能を実現するための制御部の設計に関して述べる。
(昇降の速度)
利用者がディスプレイ装置4に表示される視覚情報を処理又は鑑賞する間に、ディスプレイ装置4を昇降させるためには、その昇降速度が前記視覚情報の処理又は鑑賞を妨げない程度に遅くなければならない。動きが早すぎると、利用者は、顔全体を画面に向けるように頭部を動かすことが煩わしくなり、このシステムを使用することを止めてしまうからである。
その反面、あまりにディスプレイ装置4の昇降速度が遅すぎると、ディスプレイ装置4が動いていない状態と実質的に同じとなってしまい、利用者の首のロック状態を解消し、首の筋肉の強張りを解消するという効果が得られない。
徐動モードでのディスプレイ装置4の好適な昇降速度を、ディスプレイ装置が1スパン(上限位置及び下限位置の間の距離)を移動する時間tで表すと、次の通りである。
60秒≦t≦1800秒
(昇降の中心)
ディスプレイ装置4及び保持部30の昇降の中心(昇降動作の中点を言う)の位置は、利用者の頭部の高さと同程度に設定すると良い。
そういう設定とすることにより、ディスプレイ装置4が前記中心より高い位置(仰角位置という)Eへ上昇するときには、利用者はディスプレイ装置4を見上げることになる。またディスプレイ装置4が前記中心より低い位置(俯角位置という)Dへ上昇するときには、利用者はディスプレイ装置4を見下ろすことになる。これにより、利用者の首振り動作を自然にかつ十分に大きく行うことができる。
もっとも利用者の頭部の高さは、利用者の身長により異なるし、椅子に着座してディスプレイ装置を見る場合にも、椅子の高さや利用者の座高により異なる。
そこで、制御部50のメモリーに、利用者が設定した昇降動作の中心の高さHを記憶させておき、その中心のデータに基づいて、制御部50がディスプレイ装置4の上限位置(H+Δh)及び下限位置(H−Δh)を計算するようにすると良い。
具体的には、初期段階では、設計者が、例えば可動式スタンドが載置される机の上面からの標準的な身長の利用者の頭部の高さを、昇降動作の中心の高さHとして入力し、そして、利用者が、本システムを使用するときに、自分の目の高さがディスプレイ装置4の画面6の中心と同じとなるように、中心の高さHを入力し直せば良い。
(昇降の範囲)
利用者がディスプレイ装置4の動き(昇降)に顔全体を正対させて追う理由については、前述の通りであるが、ディスプレイ装置4の昇降の幅が小さすぎると、利用者の目の動きだけで視線を上下させるだけでディスプレイ装置の動きに対応できてしまう。すなわち、目で追うだけでディスプレイ装置4の画面6上の視覚情報を十分に視認できる。そうなると、利用者が前述の首振り運動をしなくなるから、首のロック状態が解消されない。
徐動モードでのディスプレイ装置4の好適な昇降の範囲を、利用者の頭部の位置を中心とする仰角・俯角の角度θで表すと次の通りとなる。
15°≦θ≦30°
利用者の頭部の高さを中心としてディスプレイ装置を昇降させるとすると、θの2倍の範囲でディスプレイ装置を移動させることになる。
利用者からディスプレイ装置の画面までの距離をdとすると、ディスプレイ装置の昇降範囲Lは、L=2d×tanθで与えられる。
非特許文献1によると、目を疲れさせないためのディスプレイ画面(ワイドタイプ)と目との距離は50cm以上であるとされている。こうした数値を参考にdを設計することができる。
好適な実施態様として、制御部50は、徐動モードである主モードと、補助モードとを選択できるようにすることができる。
補助モードは、主モードより速い動きであるという意味では、クイックモードともいえるが、その動きの早さはいわゆるスロートレーニングで筋肉を動かす範囲内であることが望ましい。筋肉を過剰に速く動かすと首筋を痛めるおそれがあるからである。
補助モードは、ディスプレイ装置4に表示される情報の処理又は鑑賞の合間の休憩時間に実行されるものであり、徐動モードより速い速度でディスプレイ装置4及び保持部30を移動させる。利用者は、ディスプレイ装置4の動きに首を動かすことにより、首の筋肉をほぐすこと或いはスロートレーニングにより鍛えることができる。
補助モードでのディスプレイ装置4の好適な昇降速度を、ディスプレイ装置4が1スパンを移動する時間tで表すと、次の通りである。
5秒≦t≦60秒
下限値を5秒としたのは、一日一回5秒程度でも首のストレッチ運動を行うことを継続することにより健康に貢献できるということが言われているからである(非特許文献2)。
また補助モードでは、図5(B)に示すように、徐動モードよりも大きい範囲でディスプレイ装置4を昇降させることを望ましい。
例えば昇降の範囲を仰角・俯角の角度θで表すと次の通りとなる。
30°≦θ≦60°
前記構成によれば、ディスプレイ装置4に表示される視覚情報を処理又は鑑賞しながら、制御部50のコントロールにより可動式スタンド10を徐動モードで駆動させ、ディスプレイ装置4をゆっくりと昇降させることができる。その結果、利用者は、ディスプレイ装置4の画面6に合わせて頭部を移動させることにより、自然に首振り運動を行い、首の筋肉の凝りを解消し、ロック状態を回避することができる。
さらに、前記視覚情報の処理又は鑑賞の間の休憩の際には、補助モードに切り替えると良い。そうすると、利用者は、ディスプレイ装置4の早い昇降に合わせて、首を早く動かすことで、首の筋肉をほぐすことができる。
また頭部を支える首の筋肉を大きく動かすことで、スロートレーニングによる筋肥大効果が得られる。こうした効果は、筋力が低下する疾病に罹患した患者や高齢者だけではなく、運動不足に悩む社会人にも有益である。
以下、本発明の他の実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを説明する。これらの説明において、第1実施形態と同じ構成については、解説を省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを示している。本実施形態では、可動式スタンド10が、前記基部14に対して、ディスプレイ装置4及び保持部30を昇降させる動作(第1案内手段24Aにより実現される)と前後動させる動作(第2案内手段24Bにより実現される)との双方を行うことができる。
そうすることにより、ディスプレイ装置4が、利用者の頭部に対して見易い距離に位置させることができる。
各動作は独立して制御部50で制御できることが好ましい。好適な一実施形態として、仮想的な頭部の位置を中心とする円弧上の搬送トラックTに沿って前記ディスプレイ装置4が移動するように設計すると良い。
そうすることにより、ディスプレイ装置4が常に頭部から一定の距離にあるようにすることができる。
また、この場合には、保持部30とディスプレイ装置4との間にディスプレイ装置4を上下方向に揺動(傾動)させる傾動機構を設け、第1案内手段24A及び第2案内手段24Bと連携させて、ディスプレイ装置4の画面が、常に、仮想的な頭部の位置と画面の中心とを結ぶ仮想線と直交する(頭部の位置と正対する)ようにディスプレイ装置の傾きを調整するようにすると良い。
本実施形態では、前記基部14より上側の部分の構造(第1案内手段を含む)をそのまま採用するとともに、前記基部14に、横方向案内手段である第2案内手段24B及び横方向駆動部40Bを組み込んでいる。
まず前記基部14は、開口部16を有する筐体14aと、開口部16内に配置された基板14bとで形成している。前記開口部16内に前後方向に架設した一対の案内棒bが、前記基板14bに穿設された案内孔оを貫通するように設けている。そしてこれら案内棒b及び案内孔оで第2案内手段24Bを形成している。
次に、横方向駆動部40Bは、前記筐体14aの底部の上面と基板14bの下面との一方に付設された第2ラック48と、他方に付設された第2ピニオンギア47とが、相互にかみ合うように設け、さらに前記第2ピニオンギア47を駆動する第2モーター46を適所に配置してなる。
図4は、本発明の第3実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを示している。本実施形態では、第2実施形態に開示した第1案内手段及び第2案内手段の組み合わせに代えて、予め円弧状に設計した第3案内手段24Cを提案している。
具体的には、基部14から起立する支柱20及び一対の挟持板22に、円弧の一部を固定させるとともに、円弧の下端を前記基部14の上面に載置させて、左右方向から見て円弧状の第3案内手段24Cを設置している。
第3案内手段24Cは、仮想の利用者の頭部の位置として設定された一点を曲率中心Cとする円弧状に形成されている。その曲率中心Cは、支柱の前方に配置されている。
図示例の第3案内手段24Cは、前記曲率中心Cから等距離に配置された、左右方向から見て円弧状の溝底部26と、この溝底部26の両側から曲率中心Cの方向へ突設する一対の溝側板28とを有する。
そして、これら溝側板28の対応箇所に、それぞれ前記曲率中心Cから一定の同じ曲率半径を有する案内溝gを形成している。
前記ディスプレイ装置4の裏面には図4に実線で示す状態で縦長の箱形である保持部30が付設されている。そして、これら保持部30の左右側面に、前記案内溝g内にスライド可能に嵌挿された一組のスライド凸部pをそれぞれ付設している。
図示例では、図4に実線で示す状態で、前記保持部30の左右側面にそれぞれ、縦方向に離れた一対のスライド凸部pが設置されており、これら一対のスライド凸部pをともに前記案内溝gに嵌挿することにより、前記ディスプレイ装置4の画面が常に前記曲率中心Cに正対するように設けている。
図6は、本発明の第4実施形態に係る可動式スタンド付き情報表示システムを示している。
本実施形態では、本システムは、作業台66付きの椅子60を具備し、その作業台66から前記可動式スタンド10を起立している。
前記可動式スタンド10は、ディスプレイ装置4の昇降動作を制御する制御部50を有している。
制御部50は、前記ディスプレイ装置4の上限位置及び下限位置を含む昇降範囲のデータ及び利用者の標準的な座高のデータとを記憶している。
前記制御部50は、標準的な座高を有する利用者が前記椅子に着座したときに、当該利用者の頭部に対する前記ディスプレイ装置4の角度位置が、ディスプレイ装置4の上限位置において仰角側に15°以上であり、またディスプレイ装置4の下限位置で俯角側に15°以上であるように制御を行う。
こうすることにより、ディスプレイ装置の画面を追って利用者が首を中心として頭部全体を振る首振り運動を取ることを促すことができ、首のロック状態をより適切に解消できる。
図示例において、椅子60は、シート62を有し、このシートの両側にアームレスト64を設け、一方のアームレスト64から作業台66を延設している。またシート62の後ろ側から背もたれ68を起立し、この背もたれの上部に、昇降可能なヘッドレスト70を敷設している。
2…可動式スタンド付き情報表示システム 4…ディスプレイ装置 6…画面
10…可動式スタンド 12…スタンド本体 14…基部(基台)
14a…筐体 14b…基板 16…開口部
20…支柱 22…挟持板 24…案内手段 24A…第1案内手段
24B…第2案内手段 24C…第3案内手段(溝状案内部材) 26…溝底部
28…溝側板 30…保持部
40…駆動部 40A…縦方向駆動部 40B…横方向駆動部
42…第1モーター 43…車輪 44…第1ピニオンギア
45…第1ラック 46…第2モーター 47…第2ピニオンギア 48…第2ラック
50…制御部
60…椅子 62…シート 64…アームレスト 66…作業台 68…背もたれ
70…ヘッドレスト
b…案内棒 C…曲率中心 D…俯角位置 E…仰角位置
g…案内溝 о…案内孔 p…スライド突部 T…搬送トラック
前記スタンド本体12は、本実施形態において、台座状の基部14から支柱20を起立するとともに、この支柱20により、ディスプレイ装置4を保持する保持部30を支えるように構成し、さらに、前記保持部30を一定の方向に案内する案内手段24、及び、保持部30を駆動させるための駆動部40を設けている。もっとも、これらの構造は、適宜変更することができる。
前記支柱20は、前記基部14から垂直方向へ直線的に延びており、その前面搬送トラックTに沿って保持部30が昇降することが可能に設けている。
なお、本明細書において、「搬送トラック」とは、左右側方から見て保持部30が通過する径路であり、予め設計された一定の形状に形成されている。
また本明細書においては、説明の便宜上、図1の右方を“前”と、左方を“後”と、これらに直交する方向を“左右”と称するものとする。
図示例の支柱20は、図2に示す如く、左右方向に長い角材の左右両側から、相互に平行で垂直な一対の平行な挟持板22を前方へ突設している。
これら挟持板の間に、ディスプレイ装置4の裏面に取り付けられた保持部30を挟持するように形成している。図1には、前記一対の挟持板22の対応する位置には、一対の案内溝gが縦設されている。
同図中、符合Tで示す一点鎖線は、搬送トラックであり、これは、左右方向から見た保持部30の経路である。図示例では、搬送トラックTは、前記案内溝を通って直線的に延びている。
前記保持部30は、ディスプレイ装置4の裏面に取り付け可能であれば、どのような構造でも構わない。図示の保持部30の左右側面からは、一対のスライド突部pを左右方向外側へ突設している。
これらスライド突部pは、前記案内溝g内に摺動可能に嵌挿されている。これらスライド突部pと案内溝gとで、第1案内手段24Aが形成されている。第1案内手段は、保持部30を縦方向へ案内する手段である。
また本実施形態では、前記駆動部40として、前記保持部30を縦方向に移動させるための縦方向駆動部40Aが組み込まれている。
図示例の縦方向駆動部40Aは、前記支柱20の前面に付設された第1ラック45と、前記保持部30の後面に配置され、第1ラック45とかみ合う第1ピニオンギア44と、保持部30の後面に取り付けられた第1モーター42と、第1モーターの回転力を前記第1ピニオンギアに伝える車輪43とで構成されている。第1モーターは正逆転モーターである。もっとも、これらの構造は適宜変更することができる。
なお、図示はしないが、前記縦方向駆動部40A又は支柱20には、駆動部40がOFFになったときに前記ディスプレイ装置の落下を停止する安全装置を設けるとよい。例えば、保持部30及び支柱20の一方に係合凹部を、他方に、係合凹部にバネの弾性力で圧接させた係合凸部を設け、駆動部40への通電時には、この電流で作動する補助的な作動部材(図示せず)により、弾性力に抗して係合凸部が係合凹部から引き離され、駆動部40への通電が切れると、係合凸部が係合凹部とかみ合って、ディスプレイ装置を停止させるロック機構を設けることができる。

Claims (6)

  1. ディスプライ装置に表示される情報を処理又は鑑賞しながらディスプレイ装置を移動させるための可動式スタンド付き情報表示システムであって、
    ディスプレイ装置(4)と、
    ディスプレイ装置(4)を昇降可能に支える可動式スタンド(10)と、を具備し、
    前記可動式スタンド(10)は、前記ディスプレイ装置を昇降する動作を自動的に繰り返すように構成されており、
    かつ前記ディスプレイ装置(4)が、当該ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定されるストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動するように構成したことを特徴とする、可動式スタンド付き情報表示システム。
  2. 作業台(66)付きの椅子(60)を具備し、その作業台(66)から前記可動式スタンド(10)を起立しており、
    前記可動式スタンド(10)は、ディスプレイ装置(4)の昇降動作を制御する制御部(50)を有しており、
    制御部(50)は、前記ディスプレイ装置(4)の上限位置及び下限位置を含む昇降範囲のデータ及び利用者の標準的な座高のデータとを記憶しており、
    標準的な座高を有する利用者が前記椅子に着座したときに、当該利用者の頭部に対する前記ディスプレイ装置(4)の角度位置が、ディスプレイ装置(4)の上限位置において仰角側に15°以上であり、またディスプレイ装置(4)の下限位置で俯角側に15°以上であることを特徴とすることを特徴とする、請求項1に記載の可動式スタンド付き情報表示システム。
  3. 情報表示用のディスプレイ装置を昇降可能に支えるスタンド本体(12)と、
    スタンド本体(12)の昇降動作を制御する制御部(50)と、を具備しており、
    前記スタンド本体(12)は、
    前記ディスプレイ装置の情報表示画面を前方側に向けた状態で当該ディスプレイ装置を保持するように設けた保持部(30)と、
    前記保持部(30)を少なくとも上下方向に一定の長さを有する搬送トラック(T)に沿って昇降可能に案内する案内手段(24)と、
    前記案内手段(24)を支える基部(14)と、を備えており、
    前記制御部(50)は、
    前記スタンド本体(12)が前記保持部(30)を介して前記ディスプレイ装置を昇降させる動作を自動的に繰り返すとともに、
    前記保持部(30)が、前記搬送トラック(T)に沿って、ディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を、60秒から1800秒の時間をかけて移動する徐動モードを実現することが可能に構成したことを特徴とする、可動式スタンド。
  4. 前記制御部(50)は、使用者による動作モードの変更指示を受ける操作手段を有し、その指示により、前述の徐動モードである主モードと、前記保持部(30)が前記搬送トラック(T)に沿ってディスプレイ装置の昇降動作の上限位置と下限位置との間に規定するストローク距離を5秒から60秒の時間をかけて移動する補助モードとの間を移行することが可能に構成したことを特徴とする、請求項3に記載の可動式スタンド。
  5. 前記搬送トラック(T)は、案内手段(24)の前方側に設定された基準点を曲率中心(C)とする円弧状に形成されており、
    かつ前記保持部(30)を、前記曲率中心(C)より高い仰角位置Eと、前記曲率中心(C)より低い俯角位置(D)との間で移動させるように構成したことを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載の可動式スタンド。
  6. 前記案内手段(24)は、前記保持部(30)を前後方向へ移動させることが可能に形成したことを特徴とする、請求項3から請求項5のいずれかに記載の可動式スタンド。




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