JP2021144181A - 情報印刷用シート - Google Patents
情報印刷用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021144181A JP2021144181A JP2020043937A JP2020043937A JP2021144181A JP 2021144181 A JP2021144181 A JP 2021144181A JP 2020043937 A JP2020043937 A JP 2020043937A JP 2020043937 A JP2020043937 A JP 2020043937A JP 2021144181 A JP2021144181 A JP 2021144181A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- base paper
- main body
- label
- label base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims abstract description 39
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 30
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 28
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims abstract description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 239000002966 varnish Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 2
- 239000003292 glue Substances 0.000 abstract 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 5
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 1
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
【課題】本体シートの一部にラベル部が一体に設けられた情報印刷用シートの製造や取り扱いの過程で、シート表面に粘着剤や接着剤がはみ出ないようにする。【解決手段】本体シート1の一部に、剥離紙32で保護された粘着層33を片面に有するラベル基紙31からなるラベル部3を、接着層5を介して一体に接着する。ラベル基紙31はその周囲をカス上げし、その周囲が剥離紙32の周囲よりも内方に位置するように設ける。【選択図】図4
Description
本発明は、インクジェトプリンター、感熱プリンター、レーザービームプリンターに代表される電子写真出力装置などのノンインパクトプリンターを用いて、シート表面に各種情報を印字・印刷して所望の形式の帳票その他の書面を作製するための情報印刷用シートに関し、シート面内に複層構造のラベル部を備えた構造のものに関する。
ラベルやタック紙は、ラベル基紙の裏面に貼着された剥離紙を剥がし易いように、ラベル基紙の周囲の余白部分を取り除くカス上げをして製作される(例えば特許文献1,2参照)。
また、両側に等間隔の移送孔が設けられた連続ラベル用紙では、印刷する際にプリンターのトラクタピンに前記移送孔から漏出した粘着剤が付着堆積して連続ラベル用紙の移送に悪影響を及ぼすことを防ぐため、連続ラベル用紙のラベルシートの両側をその移送孔部に沿って切除して製作することが知られている(例えば特許文献3参照)。
ラベル基紙、粘着剤、剥離紙の三層で構成されるラベルやシールにおいて、ラベル基紙の不要部分を抜き加工時に取り除くカス上げは常識的な技術事項である。
また、両側に等間隔の移送孔が設けられた連続ラベル用紙では、印刷する際にプリンターのトラクタピンに前記移送孔から漏出した粘着剤が付着堆積して連続ラベル用紙の移送に悪影響を及ぼすことを防ぐため、連続ラベル用紙のラベルシートの両側をその移送孔部に沿って切除して製作することが知られている(例えば特許文献3参照)。
ラベル基紙、粘着剤、剥離紙の三層で構成されるラベルやシールにおいて、ラベル基紙の不要部分を抜き加工時に取り除くカス上げは常識的な技術事項である。
近時の衣料品や雑貨品などの通信販売で、注文主に商品を発送するのに用いる配送伝票と商品の納品書を一体に設けた帳票、具体的には、A4サイズの本体シートの裏面側に、これと同幅で剥離紙が裏面に貼着されたラベル基紙を接着し、本体シートに形成された分断線で前記ラベル基紙が接着された部分とその他の部分に本体シートを分断することができるように形成された帳票が使用されている。
この帳票は、商品の販売主において、レーザープリンターなどを用いて本体シートの前記ラベル基紙が接着された部分に荷物の配送処理に必要な情報、その他の部分に商品の明細に関する情報をそれぞれ印刷し、本体シートに形成された分断線に沿って前記ラベル基紙が接着された部分とその他の部分を切り離す。
前記配送処理に必要な情報は、荷物の届け先の情報などの配送伝票に記載される情報であり、分断した本体シートのラベル基紙が接着された部分は3層の配送伝票を構成し、その他の部分は納品書を構成する。
そして、商品を入れた包装箱に前記納品書を同封した後、剥離紙を引き剥がした前記配送伝票を包装箱に貼り付けて、商品が注文主宛てに発送されるようになっている。
前記配送処理に必要な情報は、荷物の届け先の情報などの配送伝票に記載される情報であり、分断した本体シートのラベル基紙が接着された部分は3層の配送伝票を構成し、その他の部分は納品書を構成する。
そして、商品を入れた包装箱に前記納品書を同封した後、剥離紙を引き剥がした前記配送伝票を包装箱に貼り付けて、商品が注文主宛てに発送されるようになっている。
このような帳票は、図10に示されるように、ロール状に巻かれた本体シート102に、同じくロール状に巻かれていて剥離紙で保護された粘着層を片面に有するラベル基紙103を重ねて貼り付けることにより長尺な帳票シート101を形成し、この帳票シート101の本体シート102の表面側にスリットや分断線を形成した後、同図中の破線で示すように一枚の帳票100のサイズに切断して製作される。
この帳票シート101を帳票100のサイズに切断するときに、前記ラベル基紙103の粘着層を形成している粘着剤や、ラベル基紙10と本体シート102の間の接着剤が切断端面からはみ出て切断刃に付着し、切断刃の性能を劣化させたり、付着した粘着剤や接着剤で帳票100の切断面や表面が汚れたりすることがあった。
また、前記帳票100は、複数枚を束ねた状態で保管・運搬がされるが、前記切断端面からはみ出た粘着剤や接着剤により上下に重なった帳票100同士が接着してしまうことがあった。
さらに、帳票100をほぐしてプリンターにセットするときに、束ねられた帳票100の両側を手に持ってパラパラとさばくと、前記切断端面から粘着剤や接着剤がはみ出て手に付着することがあった。はみ出た粘着剤や接着剤が帳票100の表面に残っていると、プリンター内の用紙搬送部品に付着して紙詰まりを引き起こしたり、定着ローラーに付着して印刷が汚れたりすることがあった。
また、前記帳票100は、複数枚を束ねた状態で保管・運搬がされるが、前記切断端面からはみ出た粘着剤や接着剤により上下に重なった帳票100同士が接着してしまうことがあった。
さらに、帳票100をほぐしてプリンターにセットするときに、束ねられた帳票100の両側を手に持ってパラパラとさばくと、前記切断端面から粘着剤や接着剤がはみ出て手に付着することがあった。はみ出た粘着剤や接着剤が帳票100の表面に残っていると、プリンター内の用紙搬送部品に付着して紙詰まりを引き起こしたり、定着ローラーに付着して印刷が汚れたりすることがあった。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、本体シートの一部にラベル部が一体に設けられた情報印刷用シートの製造や取り扱いの過程で、シート表面に粘着剤や接着剤がはみ出ないようにし、プリンターで情報を綺麗に印刷することができるようにすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、本体シートの一部にラベル部が一体に設けられた情報印刷用シートにおいて、
前記ラベル部は、前記本体シートよりも小サイズであって剥離紙で保護された粘着層を片面に有するラベル基紙が、前記本体シートの裏面に貼り付けられた部分であり、
前記ラベル部のラベル基紙は、その全周の縁部が前記粘着層を被覆する剥離紙の全周の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする。
また、本発明の情報印刷用シートは、平面視矩形のラベル基紙の四側辺の縁部が、当該ラベル基紙の片面の粘着層を被覆する剥離紙の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする。
前記ラベル部は、前記本体シートよりも小サイズであって剥離紙で保護された粘着層を片面に有するラベル基紙が、前記本体シートの裏面に貼り付けられた部分であり、
前記ラベル部のラベル基紙は、その全周の縁部が前記粘着層を被覆する剥離紙の全周の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする。
また、本発明の情報印刷用シートは、平面視矩形のラベル基紙の四側辺の縁部が、当該ラベル基紙の片面の粘着層を被覆する剥離紙の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする。
前記構成の情報印刷用シートにおいて、本体シートの前記ラベル基紙が接着された側の部分とその他の側の部分を区画する分断線が本体シートに設けられた構成を有することを特徴とする。
また、本体シートとラベル基紙との間に接着層が設けられ、この接着層は接着部と疑似接着部とが同一面内に配置された構成を有するものであることを特徴とする。
また、本体シートとラベル基紙との間に接着層が設けられ、この接着層は接着部と疑似接着部とが同一面内に配置された構成を有するものであることを特徴とする。
前記構成の情報印刷用シートは、
裏面に剥離紙が貼着されたラベル基紙の周辺部をカス上げする工程と、
前記周辺がカス上げされたラベル基紙の表面に接着層又はニス層を設ける工程と、
本体シートの裏面に、前記ラベル基紙の表面に接着層が設けられたときはニス層、ニス層が設けれたときには接着層を設ける工程と、
前記本体シートのニス層又は接着層に前記ラベル基紙の接着層又はニス層を重ね合わせてラベル基紙を本体シートに貼り合わせる工程と、
前記ラベル基紙が貼り合わされた本体シートの表面側からスリットなどのシート分断線を形成する工程と、
を含む製造方法により製作することができる。
裏面に剥離紙が貼着されたラベル基紙の周辺部をカス上げする工程と、
前記周辺がカス上げされたラベル基紙の表面に接着層又はニス層を設ける工程と、
本体シートの裏面に、前記ラベル基紙の表面に接着層が設けられたときはニス層、ニス層が設けれたときには接着層を設ける工程と、
前記本体シートのニス層又は接着層に前記ラベル基紙の接着層又はニス層を重ね合わせてラベル基紙を本体シートに貼り合わせる工程と、
前記ラベル基紙が貼り合わされた本体シートの表面側からスリットなどのシート分断線を形成する工程と、
を含む製造方法により製作することができる。
本発明の情報印刷用シートによれば、本体シートの一部に設けられたラベル部は、本体シートよりも小サイズであって剥離紙で保護された粘着層を片面に有するラベル基紙が前記本体シートの裏面に貼り付けられた部分であり、このラベル基紙の全周の縁部がカス上げされて、その周囲が粘着層を被覆する剥離紙の周囲よりも内方に位置するように設けてあるので、シート製造工程で本体シートにラベル基紙が一体に貼り付けられた長尺なシートを型入れにより切断したときに、切断刃に粘着剤や接着剤が付着するようなことはない。
また、例えば平面視矩形のラベル基紙を、A4サイズの本体シートの上辺に沿って横向きに貼り付けてラベル部とした場合、ラベル基紙の四辺が剥離紙の周辺よりも内方に位置するように設けることで、前記本体シートの上辺と左右側辺に重なる当該ラベル基紙の三辺の縁部がカス上げされた形態となる。ラベル基紙の前記本体シートの上辺と左右側辺に重なる部分がカス上げされていることにより、情報印刷用シートの端辺に粘着剤や接着剤で重ね合わされた部分が露出せず、複数枚に束ねた情報印刷用シートをその両側部を持ってさばいたりほぐしたりしたときに、手に粘着剤や接着剤が付着するようなことはない。
情報印刷用シートを重ねて保管したり手に持ってプリンターに給紙したりするなどの取り扱う過程で、シート表面に粘着剤や接着剤がはみ出るようなことはないので、粘着剤や接着剤の付着による汚染はなく、プリンターを使用して情報を綺麗に印刷することができる。
また、情報印刷用シートのラベル基紙が貼着されたラベル部分とその他の部分を分離し、ラベル部を、例えば配送伝票や値札などの物品に貼り付ける帳票として利用することが可能である。
また、例えば平面視矩形のラベル基紙を、A4サイズの本体シートの上辺に沿って横向きに貼り付けてラベル部とした場合、ラベル基紙の四辺が剥離紙の周辺よりも内方に位置するように設けることで、前記本体シートの上辺と左右側辺に重なる当該ラベル基紙の三辺の縁部がカス上げされた形態となる。ラベル基紙の前記本体シートの上辺と左右側辺に重なる部分がカス上げされていることにより、情報印刷用シートの端辺に粘着剤や接着剤で重ね合わされた部分が露出せず、複数枚に束ねた情報印刷用シートをその両側部を持ってさばいたりほぐしたりしたときに、手に粘着剤や接着剤が付着するようなことはない。
情報印刷用シートを重ねて保管したり手に持ってプリンターに給紙したりするなどの取り扱う過程で、シート表面に粘着剤や接着剤がはみ出るようなことはないので、粘着剤や接着剤の付着による汚染はなく、プリンターを使用して情報を綺麗に印刷することができる。
また、情報印刷用シートのラベル基紙が貼着されたラベル部分とその他の部分を分離し、ラベル部を、例えば配送伝票や値札などの物品に貼り付ける帳票として利用することが可能である。
前記構成において、シート分断線は、シートを分断するために入れられた切れ目であるスリットやミシン目などにより形成することができる。スリットは、その全体に切れ目を連続させたものの他、スリット線上にアンカット部を適宜断続的に配置した構成のものでもよい。
本発明の好適な一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1と図2は本形態の情報印刷用シートの表面図と裏面図であり、本形態の情報印刷用シートは、先に述べたように、衣類などの通信販売で使用される納品書と配送伝票を一体に設けた帳票に本発明を適用したものである。
図1と図2は本形態の情報印刷用シートの表面図と裏面図であり、本形態の情報印刷用シートは、先に述べたように、衣類などの通信販売で使用される納品書と配送伝票を一体に設けた帳票に本発明を適用したものである。
両図に示されるように、情報印刷用シート1は、A4サイズの本体シート2の裏面側の上部に、本体シート2の上端及び左右両端に亘って重なる平面視横長矩形状のラベル3を一体に貼着して形成してある。
詳しくは、本体シート2の表面21は、その略下半部が空欄領域2A、上半部が送り状の書式が印刷された伝票領域2Bとなっており、裏面22のラベル部3が貼着された部分よりも下側の部分は通信販売の注文主に告知する情報が印刷された領域となっている。
前記表面21の伝票領域2Bは、裏面22側でラベル部3が貼着された部分に対応し、この伝票領域2Bとその下の空欄領域2Aはミシン目からなるシート分断線23で区画され、ラベル部3が裏面側に貼り付けられた伝票領域2Bと空欄領域2Aをシート分断線23に沿って分離することができるように形成してある。
前記表面21の伝票領域2Bは、裏面22側でラベル部3が貼着された部分に対応し、この伝票領域2Bとその下の空欄領域2Aはミシン目からなるシート分断線23で区画され、ラベル部3が裏面側に貼り付けられた伝票領域2Bと空欄領域2Aをシート分断線23に沿って分離することができるように形成してある。
また、前記伝票領域2Bには、荷物に固着される配達票2B1、送り主の控え票2B2、荷物配達後に配送会社が持ち帰る売り上げ票2B3といった送り状を構成する各票の書式が印刷されており、これら各票の境界には本体シート2の表面から後述するラベル部3のラベル基紙31の表面に達する深さのスリットからなるシート分断線24が形成してある。
後述するように、本体シート2の空欄領域2Aと伝票領域2Bには、商品の販売主において、商品の明細からなる納品書に関する情報と荷物に配送に関する情報がプリンターを使用して印刷される。
後述するように、本体シート2の空欄領域2Aと伝票領域2Bには、商品の販売主において、商品の明細からなる納品書に関する情報と荷物に配送に関する情報がプリンターを使用して印刷される。
ラベル部3は、剥離紙32で保護された粘着層33を片面に有するラベル基紙31からなり、これを、図3及び図4に示されるように、ニス層4及び接着層5を挟んで本体シート2の裏面22上部に一体に貼着してある。
より詳しくは、ラベル部3は、図5に示されるように、ラベル基紙31の片面の粘着層33に剥離紙32が重なってなるシート状ラベルを、本体シート2の上端及び左右両端に亘って重なるように平面視横長矩形状に裁断するとともに、ラベル基紙31の周囲をカス上げし、図6に示すようにラベル基紙31の周囲外側に剥離紙32が重ならない非重合部6を配置して形成してある。図7に示されるように、前記カス上げにより、ラベル基紙31の周囲に非重合部6が配置され、その四側辺の周囲は、剥離紙32の四側辺の周囲よりも内方に位置するように設けてある。
本形態の情報印刷用シート1は、前記図10に示したロール状に巻かれたシートを貼り合わせる加工と同様の加工手順で製造することができる。
具体的には、先ず、ロール状に巻かれた本体シート2を繰り出し、その裏面22の前記ラベル部3が貼り付けられる部分に、剥離機能を付与するべくニス層4を形成する。
一方、ロール状に巻かれたラベル部3は、図6及び図7に示されるように、平面視横長矩形状に裁断される部分に沿って、そのラベル基紙31の周辺部を粘着層33とともにカス上げして、ラベル基紙31の周囲に剥離紙32が重ならない非重合部6を配置する。
次いで、前記カス上げがされたラベル部3のラベル基紙31の表面に接着層5を形成する。形成される接着層は、ラベル部3を本体シート2に重ねた状態で、前記本体シート2の伝票領域2Bの配達票2B1がレイアウトされる部分は接着剤の塗布密度を大きくして剥離不能に接着されるようにし、送り主控え票2B2と売り上げ票2B3がレイアウトされる部分には接着剤の塗布密度を小さくして両票が疑似接着されるように設けてある。接着剤はラベル基紙31の表面にドット状に塗布することで、塗布密度の調整が可能である。
そして、図8に示されるように、本体シート2の裏面22のニス層4に、ラベル基紙31に設けた接着層5を向けて重ね合わせ、本体シート2にラベル部3を一体に貼着する。
その後、ラベル部3が一体に貼り付けられた本体シート2の裏面22に注文主に告知する情報を、表面21の伝票領域2Bに送り状の書式をそれぞれ印刷し、さらに、本体シート2の表面21にシート分断線23,24を形成した後、一枚の情報印刷用シート1のサイズに切断することで、本形態の情報印刷用シート1を製造することができる。
このように形成された情報印刷用シート1は、商品の販売主において、プリンター用いて、前記本体シート2の空欄領域2Aに商品の明細に関する情報、伝票領域2Bに荷物の配送処理に必要な情報をそれぞれ印刷し、情報が印刷された情報印刷用シート1をシート分断線23に沿って切り離し、前記領域2Aの部分を納品書、領域2Bの部分を配送伝票に利用する。
注文主に送る商品と前記納品書を封入した包装箱に、前記配送伝票を貼り付けて荷物の配送に供する。配送伝票は、図9に示されるように、剥離紙32をラベル基紙31から引き剥し、ラベル基紙31の露出した粘着層33を包装箱の表面に重ねることで貼り付けることができる。そして、前記のとおり、伝票領域2Bの送り主控え票2B2と売り上げ票2B3がレイアウトされた部分はラベル基紙31に疑似接着しており、配送処理で両票をシート分断線24に沿って適宜に剥離して利用することが可能である。
注文主に送る商品と前記納品書を封入した包装箱に、前記配送伝票を貼り付けて荷物の配送に供する。配送伝票は、図9に示されるように、剥離紙32をラベル基紙31から引き剥し、ラベル基紙31の露出した粘着層33を包装箱の表面に重ねることで貼り付けることができる。そして、前記のとおり、伝票領域2Bの送り主控え票2B2と売り上げ票2B3がレイアウトされた部分はラベル基紙31に疑似接着しており、配送処理で両票をシート分断線24に沿って適宜に剥離して利用することが可能である。
なお、図示した情報印刷用シートは本発明の一例の形態を示すものであり、本発明の情報印刷用シートは納品書や配送伝票の他に、様々な用途の帳票やラベルに利用可能である。図示した形態では、本体シート2の裏面22側にニス層4、ラベル基紙31側に接着層5を設けて両部材を重ね合わせたが、本体シート2の裏面22側に接着層5、ラベル基紙31側にニス層4を設けて重ね合わせるようにしてもよい。シートのサイズや形状は限定されず、A4やA3など様々なサイズや多角形、その他の外形状のシートに適用が可能である。
1 情報印刷用シート、2 シート本体、21 表面、22 裏面、23、24 シート分断線、2A 空欄領域、2B 伝票領域、3 ラベル部、31 ラベル基紙、32 剥離紙、33 粘着層、4 ニス層、5 接着層、6 非重合部
Claims (5)
- 本体シートの一部にラベル部が一体に設けられた情報印刷用シートにおいて、
前記ラベル部は、前記本体シートよりも小サイズであって剥離紙で保護された粘着層を片面に有するラベル基紙が、前記本体シートの裏面に貼り付けられた部分であり、
前記ラベル部のラベル基紙は、その全周の縁部が前記粘着層を被覆する剥離紙の全周の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする情報印刷用シート。 - 平面視矩形のラベル基紙の四側辺の縁部が、当該ラベル基紙の粘着層を被覆する剥離紙の縁部よりも内方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報印刷用シート。
- 本体シートの前記ラベル基紙が接着された側の部分とその他の側の部分を区画する分断線が本体シートに設けられた構成を有する請求項1又は2に記載の情報印刷用シート。
- 本体シートとラベル基紙との間に接着層が設けられ、この接着層は接着部と疑似接着部とが同一面内に配置された構成を有するものである請求項1から3の何れかに記載の情報印刷用シート。
- 本体シートの一部にラベル部が一体に設けられた情報印刷用シートの製造方法であって、
裏面に剥離紙が貼着されたラベル基紙の周辺部をカス上げする工程と、
前記周辺がカス上げされたラベル基紙の表面に接着層又はニス層を設ける工程と、
本体シートの裏面に、前記ラベル基紙の表面に接着層が設けられたときはニス層、ニス層が設けれたときには接着層を設ける工程と、
前記本体シートのニス層又は接着層に前記ラベル基紙の接着層又はニス層を重ね合わせてラベル基紙を本体シートに貼り合わせる工程と、
前記ラベル基紙が貼り合わされた本体シートの表面側からスリットなどのシート分断線を形成する工程と、
を含むことを特徴とする情報印刷用シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020043937A JP2021144181A (ja) | 2020-03-13 | 2020-03-13 | 情報印刷用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020043937A JP2021144181A (ja) | 2020-03-13 | 2020-03-13 | 情報印刷用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021144181A true JP2021144181A (ja) | 2021-09-24 |
Family
ID=77766536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020043937A Pending JP2021144181A (ja) | 2020-03-13 | 2020-03-13 | 情報印刷用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021144181A (ja) |
-
2020
- 2020-03-13 JP JP2020043937A patent/JP2021144181A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006281739A (ja) | ラベル帳票 | |
US7475912B1 (en) | Combination shipping label and packing slip form | |
US7850207B1 (en) | Multi-part labels with variable data on at least two layers | |
US7922210B1 (en) | Multi-layer label with variable data and method for its manufacture | |
JP5782935B2 (ja) | 伝票 | |
JP5617377B2 (ja) | 熨斗付き配送伝票 | |
JP2004034673A (ja) | 複合情報シート | |
JP2018202831A (ja) | レーザー処理装置及び包装材 | |
WO2014122795A1 (ja) | ラベル | |
JP2021144181A (ja) | 情報印刷用シート | |
US8147641B1 (en) | Integrated shipping label and packing list form | |
US8449963B1 (en) | Integrated form including label and concealed document | |
JP4093363B2 (ja) | ラベル帳票 | |
JP6819137B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP6739791B2 (ja) | 情報印字ラベルの製造方法 | |
JPS6017343Y2 (ja) | 連続伝票 | |
JP2000132105A (ja) | 返信用ラベル付き配送ラベル | |
JP3000414U (ja) | ノンインパクトプリンタ用の配送伝票 | |
US20110152076A1 (en) | One-ply two-sided thermal imaging labels | |
JP2506847Y2 (ja) | 荷物貼着用取引書類 | |
JP2001353986A (ja) | 配送用帳票 | |
JP7439406B2 (ja) | ラベル連続体の製造方法 | |
JP4882192B2 (ja) | ラベル用紙 | |
JP5565167B2 (ja) | 連続伝票及びその製造方法 | |
JP2009083226A (ja) | 配送伝票 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231114 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20240507 |