JP2021143638A - Egr装置 - Google Patents

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Naoyuki Hosono
直之 細野
恒平 藤田
Kohei Fujita
恒平 藤田
秀次 岩田
Hideji Iwata
秀次 岩田
恒 青木
Hisashi Aoki
恒 青木
規郎 杉浦
Kiro Sugiura
規郎 杉浦
治 前田
Osamu Maeda
治 前田
俊貴 藤村
Toshiki Fujimura
俊貴 藤村
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Abstract

【課題】EGRガスの凝縮水の凍結を抑制する。【解決手段】EGR装置400は、吸気流路134と排気流路146とを連通させるEGR流路408が形成されたEGR配管402と、EGR配管402に設けられ、EGR流路408に乳化剤および燃料を供給する乳化剤供給装置500と、を備える。これにより、例えば、車両が寒冷地を走行し、EGRガスが冷却されても、EGRガス中に含まれる乳化後の凝縮水および燃料が凍結し難くなる。【選択図】図1

Description

本発明は、EGR装置に関する。
車両には、EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)装置が搭載されるものがある。EGR装置は、EGR配管を含み、EGR配管は、排気流路と吸気流路とを連通し、排気ガス(EGRガス)を排気流路から吸気流路に還流させる。EGRガスには、水蒸気が含まれ、この水蒸気が冷却されると水分が凝縮し、凝縮水となる。特許文献1のEGR装置は、吸気流路を形成する吸気配管の鉛直下側に容積体を設け、容積体に凝縮水を貯留させる。
特開2014−190268号公報
しかし、例えば、車両が寒冷地を走行したとき、EGRガスの凝縮水が冷却され、凍結する場合がある。凝縮水が凍結すると、EGR配管が閉塞し、燃費が悪化するおそれがある。
そこで、本発明は、EGRガスの凝縮水の凍結を抑制可能なEGR装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のEGR装置は、吸気流路と排気流路とを連通させるEGR流路が形成されたEGR配管と、EGR配管に設けられ、EGR流路に乳化剤および燃料を供給する乳化剤供給装置と、を備える。
EGR配管に設けられたEGRバルブを備え、乳化剤供給装置は、EGRバルブよりも上流側のEGR流路に乳化剤および燃料を供給してもよい。
乳化剤および燃料をEGR流路に送出するポンプと、ポンプを制御する制御部と、を備え、制御部は、エンジンがアイドリングストップ状態であるとき、ポンプを駆動させてもよい。
本発明によれば、EGRガスの凝縮水の凍結を抑制することができる。
本実施形態にかかるエンジンシステムの概略図である。 本実施形態にかかるEGR配管のインテークマニホールドとの連結構造を説明するための図である。図2(a)は、第2EGR配管が連結されるインテークマニホールドを車両の前方側から見た図であり、図2(b)は、図2(a)の部分断面図である。 インテークマニホールドおよび第2EGR配管を車両の下方側から見た図である。 EGR配管と乳化剤供給装置との接続状態を説明するための図である。 変形例にかかる乳化剤供給装置の構成を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム10の概略図である。エンジンシステム10は、例えば、車両に搭載される。図1に示すように、エンジンシステム10は、エンジン100と、吸気配管200と、排気配管300と、EGR装置400とを含む。エンジン100には、吸気配管200および排気配管300が接続される。EGR装置400は、排気配管300と吸気配管200とを接続(連通)する。
エンジン100は、シリンダブロック102と、クランクケース104と、シリンダヘッド106と、ヘッドカバー108と、クランクシャフト110とを含む。本実施形態にかかるエンジン100は、クランクシャフト110を挟んで一対のシリンダブロック102、一対のクランクケース104、一対のシリンダヘッド106、一対のヘッドカバー108が対向して配された水平対向4気筒エンジンである。ただし、これに限定されず、エンジン100は、直列エンジンや、V型エンジンなどであってもよい。
シリンダブロック102には、クランクケース104が一体的に形成される。クランクシャフト110を挟んで対向する一対のクランクケース104は、互いに接続され、内部にクランク室を形成する。シリンダブロック102のうちクランクケース104が配される側と反対側には、シリンダヘッド106が接続される。また、シリンダヘッド106のうちシリンダブロック102が配される側と反対側には、ヘッドカバー108が接続される。
シリンダブロック102には、複数のシリンダボア112が形成される。複数のシリンダボア112には、それぞれピストン114が摺動自在に配され、ピストン114は、コネクティングロッド116に支持される。シリンダボア112と、シリンダヘッド106と、ピストン114の冠面とによって囲まれた空間が、燃焼室118として形成される。
ピストン114は、コネクティングロッド116を介してクランクシャフト110に連結される。クランクシャフト110は、クランクケース104に回転自在に支持される。
シリンダヘッド106には、吸気ポート120と、排気ポート122とが形成される。吸気ポート120および排気ポート122は、燃焼室118と連通する。吸気ポート120と燃焼室118との間には、吸気弁124の先端が位置する。排気ポート122と燃焼室118との間には、排気弁126の先端が位置する。
シリンダヘッド106とヘッドカバー108とによって囲まれた空間が、カム室128として形成される。カム室128内には、吸気弁用カム130および排気弁用カム132が配される。
吸気弁用カム130は、吸気弁124の基端と当接する。吸気弁用カム130が回転することで、吸気弁124が軸方向に移動する。これにより、吸気ポート120と燃焼室118との間が開閉される。
排気弁用カム132は、排気弁126の基端と当接する。排気弁用カム132が回転することで、排気弁126が軸方向に移動する。これにより、排気ポート122と燃焼室118との間が開閉される。
吸気配管200の内部には、吸気流路134が形成される。吸気流路134は、吸気ポート120と連通する。吸気配管200は、インテークマニホールド136と、スロットル弁138と、エアクリーナ140とを備える。
インテークマニホールド136は、シリンダヘッド106の吸気ポート120側に接続される。これにより、インテークマニホールド136内の吸気流路134と、吸気ポート120とが連通する。
インテークマニホールド136は、略箱形状のインテークコレクタ142と、複数の吸気ブランチ144とを備える。インテークコレクタ142は、吸気ブランチ144に接続され、吸気ブランチ144に吸気を分配する。吸気ブランチ144は、一端がインテークコレクタ142と接続され、他端がエンジン100の各吸気ポート120に接続されている。
スロットル弁138は、インテークマニホールド136より吸気の上流側に配される。スロットル弁138は、吸気流路134を開閉可能に構成される。スロットル弁138は、アクセルペダル(不図示)の開度に応じてアクチュエータにより駆動され、吸気流路134の開度が調整される。
エアクリーナ140は、スロットル弁138より吸気の上流側に配される。エアクリーナ140は、吸気流路134に流入する異物を除去する。例えば、エアクリーナ140は、外気(空気)が吸気流路134に流入する際に、空気に含まれる異物を除去する。エアクリーナ140によって異物が除去された空気(吸気)は、吸気流路134および吸気ポート120を通じて燃焼室118に供給される。
シリンダヘッド106には、インジェクタ(不図示)と、点火プラグ(不図示)とが設けられる。インジェクタは、燃料を噴射して燃焼室118に燃料を供給する。点火プラグは、先端が燃焼室118内に配され、燃焼室118内に供給された燃料と空気の混合気を点火する。
インジェクタから燃焼室118に向けて噴射された燃料は、吸気流路134から吸気ポート120に流入した空気と混合し、燃焼室118に流入する。燃焼室118に流入した燃料と空気の混合気は、所定のタイミングで点火プラグにより点火され、燃焼される。かかる燃焼により、ピストン114が往復運動を行い、その往復運動が、コネクティングロッド116を通じてクランクシャフト110の回転運動に変換される。
排気配管300の内部には、排気流路146が形成される。排気流路146は、排気ポート122と連通する。燃焼室118で生じた燃焼後の排気ガスは、排気ポート122および排気流路146を通じて外部へ排出される。排気配管300は、エキゾーストマニホールド148と、触媒150とを備える。
エキゾーストマニホールド148は、シリンダヘッド106の排気ポート122側に接続される。これにより、エキゾーストマニホールド148内の排気流路146と、排気ポート122とが連通する。
触媒150は、エキゾーストマニホールド148より排気の下流側に配される。触媒150は、例えば、三元触媒(Three-Way Catalyst)であって、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)を含む。触媒150は、燃焼室118から排出された排出ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)を除去する。
EGR装置400は、EGR配管402と、EGRクーラ404と、EGRバルブ406と、乳化剤供給装置500と、制御部600(図4参照)とを備える。
EGR配管402は、本実施形態では、一端が排気配管300に接続され、他端が吸気配管200(インテークマニホールド136)に接続される。ただし、これに限定されず、EGR配管402は、一端が排気ポート122に接続され、他端が吸気ポート120に接続されてもよい。
EGR配管の内部には、EGR流路408が形成され、EGR流路408は、排気流路146と吸気流路134とを連通させる。EGR配管402(EGR流路408)は、燃焼室118で生じた燃焼後の一部の排気ガス(以下、EGRガスという)を排気流路146から吸気流路134に還流させる。吸気流路134に還流されたEGRガスは、吸気流路134を流通する空気と混合し、エンジン100の燃焼室118に導入される。空気とEGRガスが混合することで、酸素濃度が低下し、燃焼室118での燃焼温度を低下させることができる。その結果、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を低減することができる。
本実施形態では、EGR配管402は、第1EGR配管402aと、第2EGR配管402bとを備える。第1EGR配管402aは、一端が排気配管300に接続され、他端が第2EGR配管402bに接続される。第2EGR配管402bは、インテークマニホールド136(インテークコレクタ142)の鉛直下側に配される。
図2は、本実施形態にかかるEGR配管402のインテークマニホールド136との連結構造を説明するための図である。図2(a)は、第2EGR配管402bが連結されるインテークマニホールド136を車両の前方側から見た図であり、図2(b)は、図2(a)の部分断面図である。図3は、インテークマニホールド136および第2EGR配管402bを車両の下方側から見た図である。なお、図2および図3において、鉛直上方向を上方向とし、鉛直下方向を下方向とし、車両の進行方向に対して右方向を右方向とし、車両の進行方向に対して左方向を左方向とし、車両の進行方向を前方向とし、車両の後進方向を後方向として説明する。
図2および図3に示すように、インテークマニホールド136は、上側分割体136aと下側分割体136bとを含む。上側分割体136aおよび下側分割体136bは、例えば、樹脂で構成され、上側分割体136aと下側分割体136bとが圧着接合(溶着)されることで、インテークコレクタ142および吸気ブランチ144が一体的に形成される。
インテークコレクタ142には、左右方向の両側にそれぞれ、2つの吸気ブランチ144が接続される。吸気ブランチ144は、吸気の上流側から下流側にかけて水平方向(図2中、左右方向)に延在するとともに、途中から下方向に屈曲するように形成される。
下側分割体136bの下側には、第2EGR配管402bが連結される。第2EGR配管402bは、上方向が開口したコの字型に断面が形成される。第2EGR配管402bは、例えば、樹脂で構成され、下側分割体136bに対して圧着接合(溶着)される。第2EGR配管402bと下側分割体136bの下面との間の空間が、EGR流路408として形成される。
下側分割体136bには、第2EGR配管402bと前後方向に対向する前方面136cが形成される。前方面136cには、EGR流路408と連通するEGR孔136dが形成される。EGR孔136dには、第1EGR配管402aが接続される。
第2EGR配管402bは、インテークコレクタ142および吸気ブランチ144に沿って左右方向に直線的に延在するとともに、下流端部において各吸気ブランチ144に沿って分岐するように形成される。
吸気ブランチ144のうち第2EGR配管402bと上下方向に対向する位置には、開口部144aが形成される。開口部144aは、吸気流路134とEGR流路408とを連通させる。これにより、EGR流路408を通過したEGRガスは、開口部144aを介して吸気流路134に導入される。
図1に戻り、EGRクーラ404は、EGR配管402に設けられ、EGR流路408を流通するEGRガスを冷却する。
EGRバルブ406は、EGR配管402に設けられ、EGR流路408を開閉する。EGRバルブ406は、不図示のアクチュエータにより駆動され、EGR流路408の開度が調整される。
乳化剤供給装置500は、EGR配管402に接続される。本実施形態では、乳化剤供給装置500は、第1EGR配管402aに接続される。ただし、乳化剤供給装置500は、第2EGR配管402bに接続されてもよい。
図4は、EGR配管402と乳化剤供給装置500との接続状態を説明するための図である。図4に示すように、乳化剤供給装置500は、乳化剤貯留部502と、燃料貯留部504と、乳化剤供給配管506と、乳化剤バルブ508と、ポンプ510とを備える。乳化剤貯留部502は、乳化剤を貯留する。乳化剤は、例えば、イソプロピルアルコールである。燃料貯留部504は、燃料を貯留する。燃料は、例えば、ガソリンである。
乳化剤供給配管506は、一端が乳化剤貯留部502および燃料貯留部504に接続され、他端がEGR配管402に接続される。乳化剤供給配管506は、乳化剤貯留部502および燃料貯留部504と、EGR流路408とを連通させる。乳化剤供給配管506は、EGR配管402のうちEGRバルブ406よりEGRガスの上流側に開口する。本実施形態では、乳化剤供給配管506は、EGR配管402のうちEGRクーラ404とEGRバルブ406との間に開口する。
乳化剤バルブ508は、乳化剤供給配管506に配される。乳化剤バルブ508は、乳化剤供給配管506の流路を開閉する。乳化剤バルブ508は、アクチュエータ(不図示)により駆動され、乳化剤供給配管506の流路の開度が調整される。
ポンプ510は、乳化剤貯留部502および燃料貯留部504に貯留された乳化剤および燃料を、EGR流路408に送出する。ここで、ポンプ510は、必須の構成ではない。したがって、乳化剤供給装置500には、ポンプ510が備えられなくてもよい。
制御部600は、乳化剤バルブ508およびポンプ510と電気的に接続され、乳化剤バルブ508およびポンプ510の駆動を制御する。エンジンシステム10には、外気温センサ602、車速センサ604、圧力センサ606、アクセル開度センサ608、および、ブレーキペダルセンサ610が設けられる。外気温センサ602、車速センサ604、圧力センサ606、アクセル開度センサ608、および、ブレーキペダルセンサ610は、制御部600と電気的に接続される。
外気温センサ602は、外気温を検出し、外気温に応じた検出信号を制御部600に出力する。車速センサ604は、車速を検出し、車速に応じた検出信号を制御部600に出力する。圧力センサ606は、インテークマニホールド136に設けられ、インテークマニホールド136内の圧力(以下、単にインマニ圧という)を検出し、インマニ圧に応じた検出信号を制御部600に出力する。アクセル開度センサ608は、アクセルペダルに設けられ、アクセルペダルの開度(以下、アクセル開度という)を検出し、アクセル開度に応じた検出信号を制御部600に出力する。また、ブレーキペダルセンサ610は、ブレーキペダルに設けられ、ブレーキペダルの踏込み量(以下、ブレーキ踏込み量という)を検出し、ブレーキ踏込み量に応じた検出信号を制御部600に出力する。
制御部600は、外気温センサ602、車速センサ604、圧力センサ606、アクセル開度センサ608、ブレーキペダルセンサ610の出力に基づいて、外気温、車速、インマニ圧、アクセル開度、および、ブレーキ踏込み量を導出する。そして、制御部600は、導出した外気温、車速、インマニ圧、アクセル開度、ブレーキ踏込み量に基づいて、所定の条件が満たされたときに、乳化剤バルブ508およびポンプ510の駆動を制御する。
例えば、制御部600は、第1凝縮水凍結条件(例えば、外気温が−20℃以下、車速が60km/h以上、かつ、インマニ圧が大気圧未満(負圧))を満たしているとき、乳化剤バルブ508を開状態に制御する。このとき、制御部600は、ポンプ510を駆動状態に制御し、乳化剤および燃料をEGR流路408に供給(送出)してもよい。ただし、インマニ圧が負圧である場合、EGRガスが排気流路146からEGR流路408を通って吸気流路134側に吸引される。この吸引力を利用して、乳化剤および燃料をEGR流路408に供給することができる。したがって、制御部600は、インマニ圧が負圧である場合、ポンプ510を駆動状態に制御してもよいし、非駆動状態に制御してもよい。反対に、制御部600は、上記した第1凝縮水凍結条件が満たされない場合、乳化剤バルブ508を閉状態に制御し、ポンプ510を非駆動状態に制御する。
また、制御部600は、第2凝縮水凍結条件(例えば、外気温が−20℃以下、かつ、エンジン100のアイドリングストップ状態時)を満たしているとき、乳化剤バルブ508を開状態に制御する。エンジン100のアイドリングストップ状態時は、例えば、車速が10km/h未満、アクセル開度が0%、かつ、ブレーキ踏込み量が20%以上のときである。ここでは、インマニ圧が負圧とならないため、アイドリングストップ時にEGRガスの凝縮水に乳化剤および燃料を供給する場合、ポンプ510を駆動状態に制御する必要がある。制御部600は、ポンプ510を駆動させ、ポンプ510により乳化剤および燃料を供給することで、アイドリングストップ時などインマニ圧が負圧とならない場合にも、凝縮水および燃料を乳化剤により乳化させることができる。反対に、制御部600は、上記した第1凝縮水凍結条件および第2凝縮水凍結条件のいずれも満たされない場合、乳化剤バルブ508を閉状態に制御し、ポンプ510を非駆動状態に制御する。
なお、制御部600は、EGRバルブ406の開閉状態を検出し、EGRバルブ406の開閉状態に応じて乳化剤バルブ508の開閉制御およびポンプ510の駆動制御を行ってもよい。例えば、制御部600は、EGRバルブ406が開状態である場合に、乳化剤バルブ508を開状態およびポンプ510を駆動状態に制御してもよい。また、制御部600は、EGRバルブ406が閉状態である場合に、乳化剤バルブ508を閉状態およびポンプ510を非駆動状態に制御してもよい。
ところで、EGRガスには、水蒸気が含まれ、この水蒸気が冷却されると水分が凝縮し、凝縮水となる。ここで、例えば、車両が寒冷地を走行したとき、EGRガスの凝縮水が冷却され、凍結する場合がある。凝縮水が凍結すると、EGR配管402が閉塞し、燃費が悪化するおそれがある。
そこで、本実施形態では、EGR装置400に乳化剤供給装置500を備える。乳化剤供給装置500は、EGR流路408に乳化剤および燃料を供給する。例えば、インマニ圧が負圧となり、EGRバルブ406が開状態に制御されると、EGRガスが排気流路146からEGR流路408を通って吸気流路134側に吸引される。この吸引力を利用して、乳化剤および燃料をEGR流路408に供給することができる。あるいは、乳化剤供給装置500は、ポンプ510を駆動させることで、インマニ圧が負圧でない場合においても、乳化剤および燃料をEGR流路408に供給することができる。
乳化剤および燃料がEGR流路408に供給されると、乳化剤および燃料は、EGR流路408を流通するEGRガスに導入され、EGRガス中に含まれる凝縮水と混合される。EGRガス中の凝縮水は、乳化剤および燃料により乳化され、これにより乳化された凝縮水および燃料は、凝固点が降下(例えば、−40℃〜−50℃)する。したがって、例えば、車両が寒冷地を走行し、EGRガスが冷却されても、EGRガス中に含まれる乳化後の凝縮水および燃料が凍結し難くなる。なお、乳化された凝縮水および燃料は、EGR配管402、吸気配管200(インテークマニホールド136)を通してエンジン100の燃焼室118に導入され、燃焼室118で混合気とともに燃焼される。
EGR装置400の制御部600は、上記した所定の条件が満たされたときに、乳化剤バルブ508を開状態に制御し、ポンプ510を駆動状態に制御する。これにより、乳化剤供給装置500により常時EGRガスの凝縮水の乳化が行われる場合よりも、乳化剤および燃料の消費量を低減することができる。
(変形例)
図5は、変形例にかかる乳化剤供給装置700の構成を説明するための説明図である。上記実施形態のエンジンシステム10と実質的に等しい構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。変形例の乳化剤供給装置700は、上記実施形態のポンプ510を備えない点で上記実施形態の乳化剤供給装置500と相違し、それ以外の点は上記実施形態の乳化剤供給装置500と同じである。本変形例の乳化剤供給装置700は、インマニ圧が負圧である場合にのみ、EGR流路408に乳化剤および燃料を投入する。
制御部600は、インマニ圧が負圧となり、EGRバルブ406が開状態となったときに、乳化剤バルブ508を開状態とする。これにより、EGRガスがEGR配管402から吸気配管200側に吸引されるときに、乳化剤および燃料をEGRガスに導入させることができる。その結果、EGRガスに乳化剤および燃料を供給するための駆動源として、ポンプ510を不要とすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態および変形例では、乳化剤供給装置500、700がEGR配管402のうちEGRバルブ406よりも上流側に配される例について説明した。しかし、これに限定されず、乳化剤供給装置500、700は、EGR配管402のうちEGRバルブ406よりも下流側に配されてもよい。ただし、EGRバルブ406は、EGR流路408のうち、EGRガス中の凝縮水が最も凍結しやすい箇所である。そのため、乳化剤供給装置500、700(乳化剤供給配管506)は、EGRバルブ406よりも上流側に取り付けられることが好ましい。しかし、EGR流路408のうち、EGRガス中の凝縮水が最も凍結しやすい箇所が他にあれば、その箇所の上流側に乳化剤供給装置500、700(乳化剤供給配管506)が取り付けられてもよい。
上記実施形態および変形例では、制御部600は、上記した所定の条件がすべて満たされたときに、乳化剤バルブ508を駆動させる例について説明した。しかし、これに限定されず、制御部600は、上記した所定の条件の一部が満たされた場合に、乳化剤バルブ508を駆動させてもよい。例えば、制御部600は、インマニ圧が負圧となった場合にのみ、乳化剤バルブ508を駆動させてもよい。
本発明は、EGR装置に利用できる。
100 エンジン
134 吸気流路
136 インテークマニホールド
146 排気流路
200 吸気配管
300 排気配管
400 EGR装置
402 EGR配管
402a 第1EGR配管
402b 第2EGR配管
404 EGRクーラ
406 EGRバルブ
408 EGR流路
500、700 乳化剤供給装置
502 乳化剤貯留部
504 燃料貯留部
506 乳化剤供給配管
508 乳化剤バルブ
510 ポンプ
600 制御部

Claims (3)

  1. 吸気流路と排気流路とを連通させるEGR流路が形成されたEGR配管と、
    前記EGR配管に設けられ、前記EGR流路に乳化剤および燃料を供給する乳化剤供給装置と、
    を備えるEGR装置。
  2. 前記EGR配管に設けられたEGRバルブを備え、
    前記乳化剤供給装置は、前記EGRバルブよりも上流側の前記EGR流路に前記乳化剤および前記燃料を供給する、請求項1に記載のEGR装置。
  3. 前記乳化剤および前記燃料を前記EGR流路に送出するポンプと、
    前記ポンプを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、エンジンがアイドリングストップ状態であるとき、前記ポンプを駆動させる、請求項1または2に記載のEGR装置。
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