JP2021142965A - 運搬具、及び運搬具付パレット - Google Patents

運搬具、及び運搬具付パレット Download PDF

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Abstract

【課題】パレットを利用した台車のパレットに対して、その耐久性を向上でき、キャスターの着脱作業を容易にでき、かつ、移動時の安定性を向上可能な運搬具を提供する。【解決手段】運搬具10は、荷物を搭載するパレット18に取り付けられる取付板12と、取付板12に取り付けられたキャスター14と、を備え、取付板12は、取付板12の両側に配置されパレット18の底部18Aに接触してパレット18を支持する支持部12Aと、両側の支持部12Aに挟まれた取付部の中間部であって、支持部12Aと中間部との境目が支持部12Aよりも上方に屈曲して支持部12Aから立ち上がる壁面部12Bsを形成し、更に、支持部12Aと平行な方向に屈曲することによって平面部としての頂部12Btを形成して成り、頂部12Btにキャスター14が取り付けられるキャスター取付部としての凸状屈曲部12Bと、有する。【選択図】図1

Description

本発明は、運搬具、及び運搬具付パレットに関する。
特許文献1には、キャスターが取り付けられた荷物運搬用の台車が開示されている。
特開2018−161922号公報
特許文献1に開示の台車は、荷物を上面に搭載して保管し、或いはフォークリフトで運搬することを本来の用途とする樹脂製の台盤の下面に複数のキャスターを直接的に取り付け、荷物運搬用台車と同様に荷物運搬にも用いられるように改造して台車に転用或いは代用したものである。このように、台盤の下面にキャスターが取り付けられた台車は、人力で走行面上での移動が容易になっている。なお、特許文献1に記載の台車において、荷物を搭載する台盤の部分は、一般的にはパレットとも呼ばれているものである(以後、本明細書ではパレットと呼ぶ)。
特許文献1に示されるようなパレットにキャスターを付設した従来技術の台車にあっては、キャスターが概ねその真上のパレットに直接に又は取付板を挟んで取り付けられている。このため、パレットの荷重を支えるキャスターからの反力や台車の走行中に走行面上の凹凸にキャスターが衝突することや凹凸に応じて上下動することに起因して発生する衝撃や振動が、そのまま減衰することなくパレットのキャスター取付部に伝わり、このような静荷重などによってパレットのキャスター取付部の内部に生じる応力やキャスター取付部界面に加わる捻りや振動を伴った剪断力などが長期に亘って繰り返し加えられると、パレットのキャスター取付部の劣化や破損を引き起こし、台車の耐久性を損なっている。
また、このような台車では、例えば、パレットからキャスターを取り外して、パレットのみを洗浄装置等を用いて洗浄する場合や本来のパレットとして使用する場合などがある。しかしながら、特許文献1に示されるような従来技術の台車にあっては、キャスターは、平面視で矩形に形成されたパレットの底部の四隅に一つずつ独立して取り付けられているため、パレットからキャスターを外したり、外したキャスターをパレットに取り付けたりする作業が煩雑となっている。
また、キャスターをパレットの底部に取り付けると、キャスターの高さ分だけキャスターの上面の位置が高くなり、パレットに搭載する荷物の重心位置が高くなる。人力で台車を移動する際の安定性の面から、荷物の重心位置は低い方が好ましい。
本発明は、パレットを利用した台車のパレットに対して、その耐久性を向上でき、キャスターの着脱作業を容易にでき、かつ、移動時の安定性を向上可能な運搬具、及び運搬具付パレットを提供することを目的とする。
請求項1に記載の運搬具は、荷物を搭載するパレットに取り付けられる取付板と、前記取付板に取り付けられたキャスターと、を備え、前記取付板は、前記取付板の両側に配置され前記パレットの底部に接触して前記パレットを支持する支持部と、前記両側の支持部に挟まれた前記取付板の中間部であって、前記支持部と前記中間部との境目が前記支持部よりも上方に屈曲して前記支持部から立ち上がる壁面部を形成し、更に前記支持部と平行な方向に屈曲することによって平面部を形成して成り、前記平面部に前記キャスターが取り付けられるキャスター取付部と、を有する。
請求項1に記載の運搬具は、パレットと走行面との間に配置されて使用される。運搬具は、キャスターを備えているので、走行面の上で容易に移動させることができる。
請求項1に記載の運搬具において、キャスターから支持部で支えているパレットへの力の伝達は、先ずキャスターからキャスター取付部の平面部に伝わり、平面部から屈曲部を経て壁面部に伝わり、壁面部から屈曲部を経て支持部に伝わり、支持部から支持部とパレットとの接触部を経てパレットに伝わる。このようにキャスターからパレットに伝わる力としては、先ずパレットに搭載した荷物の重さとパレット自身の重さがキャスターを地面に押し付けることによって生じる地面からキャスターを押し返す荷重に等しい大きさの反力があり、また、台車が走行する際にキャスターが走行面の凹凸に衝突することによって生じる衝撃力及び凹凸に従って上下動することによる加速度運動によって生じる衝撃力があり、更にこのような衝撃力は反復して加えられると共に振動を伴っており、また、キャスターを上方に押し上げる力だけではなく、キャスターを横方向に押すトルク成分も含んでいる。特許文献1に示されるような従来の台車にあっては、キャスターから伝わる力の作用線が略パレットまで一直線となっており、このため、キャスターから伝わる力が緩衝作用を受けることなく直接パレットに伝わり、荷重に起因するキャスターからの反力はパレット素材内部に応力即ちストレスを生じ、キャスターからのトルク成分はキャスターとパレットの接合面を引き剥がすような力として作用し、このような影響が長期に亘って繰り返されると、パレットが劣化或いは破断し、耐久性が損なわれることになる。一方、請求項1に記載の運搬具を用いれば、キャスターからの力が平面部及び壁面部を経由し、更に横方向に延伸する支持部に伝わってからパレットに作用する構成となっているので、平面部も壁面部もパレットに接触しないように配置することによってキャスター取付部全体がその素材の弾力性によって横方向に動いて逃げる余地が与えられ、キャスターから伝えられたトルク成分はこの動きである程度吸収され、また、壁面部に伝わった上下動も、支持部の屈曲部近辺がネジなどで固定されていないため、その屈曲部近辺の支持部がやはり素材の弾力性によりバネとして働き、上下動をある程度吸収し、更に、支持部の面積を適宜広くすることにより荷重に起因するキャスターからの反力も分散することが可能となり、パレットの耐久性は向上することになる。
キャスター取付部の平面部は、パレットの底部に固定される支持部よりも上方に位置してキャスターが取り付けられているため、運搬具をパレットに取り付けたとき、パレットの底部から下方に突出するキャスターの寸法が短くなる。その結果、パレットの底部に直接的にキャスターを取り付ける場合に比較して、パレットの位置が下り、パレットに搭載した荷物の重心位置も下がることとなり、パレットを移動する際の安定性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の運搬具において、一つの前記取付板に、複数のキャスター取付部が設けられている。
請求項2に記載の運搬具において、取付板は、複数のキャスター取付部のそれぞれにキャスターが取り付けられている。このため、1枚の取付板をパレットに取り付けることで、複数のキャスターがパレットに取り付けられることになり、複数のキャスターをパレットに対して個別に取り付ける場合に比較して、取り外しや、取り付けの作業が容易になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の運搬具において、前記キャスター取付部は、前記パレットの前記底部に形成された凹部又は前記パレットを上下に貫通する貫通孔に入り込む。
請求項3に記載の運搬具は、取付板の支持部をパレットの底面に取り付けると、キャスター取付部が、パレットの底部に形成された凹部又はパレットを上下に貫通する貫通孔に入り込むので、パレットに対する運搬具の位置が定まり、パレットと運動具との横方向のずれを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の運搬具において、前記取付板において、前記支持部の前記パレットの前記底部に接する部分の総面積は、前記キャスターに設けられた取付用座板の総面積よりも大きい。
請求項4に記載の運搬具では、取付板における支持部の、パレットの底部に接する部分の総面積がキャスターに設けられた取付用座板の総面積よりも大きくなっているため、パレットの底部に作用するキャスターからの反力を、広範囲に分散できる。このため、パレットの底部に作用する単位面積当たりの反力は小さくなり、パレットの耐久性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の運搬具において、前記取付板は、前記パレットの前記底部を横断する長さに形成されている。
請求項5に記載の運搬具では、取付板がパレットの底部を横断する長さに形成されているので、横断する長さに形成されていない場合に比較して、パレットの底部と接触する支持部の面積を広くとることができ、パレットの底部に作用するキャスターからの反力の分散が容易になる。
請求項6に記載の発明は、荷物を搭載するパレットに取り付けられる取付板と、前記取付板に取り付けられたキャスターと、を備え、前記取付板は、前記パレットの底部を横断する長さに形成され前記パレットの底部に接触して前記パレットを支持する支持部と、前記パレットの側部よりも外側に張り出すように前記支持部の両端部に設けられるキャスター取付部とを有し、前記キャスター取付部は、前記支持部よりも上方に屈曲して前記支持部から立ち上がる壁面部を形成し、更に前記支持部と平行な方向に屈曲することによって平面部を形成して成り、前記平面部に前記キャスターが取り付けられている。
請求項6に記載の運搬具は、パレットと走行面との間に配置されて使用される。運搬具は、キャスターを備えているので、走行面の上で容易に移動させることができる。
請求項6に記載の運搬具も、請求項1の運搬具と同様に、キャスターからの力が平面部及び壁面部を経由し、更に横方向に延伸する支持部に伝わってからパレットに作用する構成となっているので、平面部も壁面部もパレットに接触しないように配置することによってキャスター取付部全体がその素材の弾力性によって横方向に動いて逃げる余地が与えられ、キャスターから伝えられたトルク成分はこの動きである程度吸収され、また、壁面部に伝わった上下動も、支持部の屈曲部近辺がネジなどで固定されていないため、その屈曲部近辺の支持部がやはり素材の弾力性によりバネとして働き、上下動をある程度吸収し、更に、支持部の面積を適宜広くすることにより荷重に起因するキャスターからの反力も分散することが可能となり、パレットの耐久性は向上することになる。
また、請求項6に記載の運搬具は、キャスター取付部が、パレットの側部よりも外側に張り出すように支持部の両端部に設けられている。このため、運搬具をパレットに取り付けたときに、キャスターがパレットの外側に位置してパレット、及び荷物の荷重を支持するので、キャスターがパレットの内側に位置する場合に比較して、安定性が向上する。
更に、請求項6に記載の運搬具において、取付板には、支持部の両側のキャスター取付部にキャスターが取り付けられている。このため、1枚の取付板をパレットに取り付けることで、2つのキャスターがパレットに取り付けられることになり、2つのキャスターをパレットに対して個別に取り付ける場合に比較して、取り外しや、取り付けの作業が容易になる。
請求項7に記載の運搬具付パレットは、底部に形成される凹部又は上下に貫通する貫通孔を備え、荷物を搭載するパレットと、前記パレットの前記底部に取り付けられる請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の運搬具と、を備えている。
請求項7に記載の運搬具付パレットは、パレットの底部に請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の運搬具が取り付けられているので、走行面の上で容易に移動させることができ、かつ搭載した荷物の重心が下がるのでパレットを移動する際の安定性がよい。また、複数のキャスターをパレットの四隅に個別に取り付ける場合に比較して、取り外しや、取り付けの作業が容易になる。
請求項8に記載の運搬具付パレットは、荷物を搭載するパレットと、前記パレットの前記底部に取り付けられる請求項6に記載の運搬具と、を備えている。
請求項8に記載の運搬具付パレットは、パレットの底部に請求項6に記載の運搬具が取り付けられているので、走行面の上で容易に移動させることができ、かつ荷物の重心が下がるのでパレットを移動する際の安定性がよい。さらに、キャスターが、パレットの外側に配置されるので、パレットの内側にキャスターが配置される場合に比較して安定性が向上する。また、複数のキャスターをパレットの四隅に個別に取り付ける場合に比較して、取り外しや、取り付けの作業が容易になる。
本発明に係る運搬具、及び運搬具付パレットによれば、パレットの耐久性を向上でき、パレットに対して、キャスターの着脱作業を容易にでき、かつ、移動時の安定性を向上することができる、という優れた効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る運搬具付パレットを示す下面図である。 本発明の一実施形態に係る運搬具付パレットを示す一部を断面にした側面図である。 (A)は本発明の一実施形態に係る運搬具付パレットの底部の一部を示す下面図であり、(B)は本発明の一実施形態に係る運搬具付パレットの一部を示す断面図である。 他の実施形態に係る運搬具を備えたパレット示す縦断面図である。 更に他の実施形態に係る運搬具を備えたパレット示す縦断面図である。 (A)は、第2の実施形態に係る運搬具を示す斜視図であり、(B)は図6(A)に示す運搬具を備えた運動具付パレットを示す側面図である。 第3の実施形態に係る運動具付パレットに設けたブレーキを示す斜視図である。 長方形ナット、パレット、及び取付板の固定部分を示すパレットの断面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の運搬具付パレットの第1の実施形態を図面に基づき説明する。
図1、及び図2に示すように、本実施形態に係る運搬具付パレット8は、運搬具10を備えている。運搬具10は、取付板12と、キャスター14とを有している。この運搬具10は、荷物16を載置する運搬用のパレット18を、一例として、人力で移動させる際に取り付けて用いられる。
(パレットの構成)
パレット18は、平面視で略正方形に形成され、底部18A側には4つの凹部20が2行2列で形成されている。パレット18は、底部18Aと上部18Bとが互いに平行とされ、一定厚さに形成されている。本実施形態のパレット18は、一般的に流通している、平パレットと呼ばれるものを使用することができる。また、本実施形態のパレット18は樹脂製であるが、他の材料で形成されていてもよい。
パレット18の側部には、各々反対側の側部に貫通する矩形の差込み孔22が形成されている。差込み孔22と凹部20とは、互いに交差して連通している。差込み孔22には、フォークリフト(図示せず)等のフォーク26が差し込み可能となっている。
(運搬具の構成)
取付板12は、鋼板等の矩形の金属板で形成されている。本実施形態の取付板12は、一例として、厚さが4.5mmの鋼板で形成されているが、ステンレス鋼板等の他の金属板又はその他所要の強度を有する任意の素材(一例として、FRP、GFRP等の繊維強化プラスチック)の板材で形成されていてもよく、厚さは必要に応じて変更できる。
本実施形態の取付板12は、パレット18の一方の側面から他方の側面に至る長さに形成されており、パレット18を横断している。取付板12は、パレット18の底部18Aを支持する平坦な支持部12Aと、凹部20に入り込む上側に突出する2つの凸状屈曲部12Bとを備えている。支持部12Aは、パレット18の底部18Aに密着させることができる。
凸状屈曲部12Bは、支持部12Aよりも上方に屈曲して支持部12Aから立ち上がる壁面部12Bsが形成され、壁面部12Bsの上端から支持部12Aと平行な方向に屈曲されることで形成された平面部としての頂部12Btとを有しており、側面視で台形状に形成されているが、矩形状に形成されていてもよい。
なお、取付板12の配置方向は、必ずしも横方向(図1の紙面左右方向)でなくてもよく、縦方向(図1の紙面上下方向)、斜め方向、その他任意の方向でよい。支持部12Aは、必ずしも凸状屈曲部12Bを挟んで直線状に延出していなくてもよく、放射状に複数本延出してもよく、扇形状又は円形状に広がっていてもよい。支持部12Aと凸状屈曲部12Bとは連続している必要があるが、連続部分の形状は任意の形状でよい。
取付板12の凸状屈曲部12Bは、プレス、ベンダー等を用いて容易に形成することができる。
図2に示すように、凸状屈曲部12Bは差込み孔22の底面22Aよりも上方に突出しないように頂部12Btの高さが決められている。これにより、フォーク26を差込み孔22に差し込んだときに、フォーク26が凸状屈曲部12Bに当たらないようになっている。
凸状屈曲部12Bの頂部12Btは、支持部12Aと平行となるように平坦に形成されており、この頂部12Btの下面にキャスター14が取り付けられている。本実施形態において、凸状屈曲部12Bが本発明のキャスター取付部に相当している。
キャスター14は、市販品を用いることができ、キャスター取り付け用の座板(座金、取付座、トッププレートとも呼ばれる。以後、本明細書では取付用座板と呼ぶ)14Aが螺子等によって頂部12Btに固定されている。本実施形態のキャスター14の車輪14Bは、パレット18が図面の矢印A方向に移動できるように、その向きが固定されているものである(走行方向が固定されている固定車と呼ばれるもの)。車輪14Bは、外周が、樹脂、エラストマー、ゴム等により被覆されているものを用いることができる。
各支持部12Aには、図1、及び図3(B)に示すように、運搬具10をパレット18に取り付ける際に用いるボルト28を挿通させるための孔30が複数形成されている。図1に示すように、本実施形態の取付板12には、孔30が8箇所形成されているが、少なくとも2箇所あればよい。また、ボルト28の種類は特に問わず、六角ボルト、六角穴付き皿ボルト、蝶ボルト等、公知のボルトを用いることができる。なお、用途に応じて、運搬具10とパレット18とは、必ずしもボルトなど固定具で固定しなくてもよく、単に取付板12の凸状屈曲部12Bをパレット18の凹部に嵌合させるだけでもよい。
図3(A)に示すように、本実施形態のパレット18は、互いに交差する複数の板状のリブ32(図1では図示省略)を備えており、図3(A),(B)に示すように、リブ32で囲まれて上下方向に貫通する空隙34が複数設けられている。これにより、パレット18は、強度が確保されると共に、軽量化が図られている。
パレット18の取付板12の孔30と対向する空隙34には、金属材料等からなる矩形のブロック36が装入されており、このブロック36にボルト28を捩じ込む雌螺子38が形成されている。ブロック36は、パレット18に接着剤等で固定することができる。
取付板12の孔30を挿通させたボルト28の雄螺子をブロック36の雌螺子38に捩じ込むことで、運搬具10をパレット18に取り付けることができる。
本実施形態の取付板12では、取付板12の1枚当たりに設けられる全てのキャスター14の取付用座板14Aの面積を合計した総面積をA、取付板12の1枚当たりに設けられる全ての支持部12Aの面積、より詳細には、パレット18の底部18Aと接触する部分の総接触面積を合計した総面積をBとしたときに、A<Bに設定されている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の運搬具付パレット8の作用、効果を説明する。
パレット18、及びパレット18に載置した荷物16(図2参照)の荷重は、取付板12の支持部12A、凸状屈曲部12B、キャスター14の取付用座板14A、及び車輪14Bを介して走行面(床、道路等)42に支持される。
言い換えれば、走行面42からの反力(荷物16の荷重とは反対向きに作用する力)は、キャスター14の車輪14B、取付用座板14A、取付板12の凸状屈曲部12B、及び支持部12Aを介してパレット18の底部18Aに伝達される。
本実施形態の取付板12は、取付板12の1枚当たりに設けられる全てのキャスター14の取付用座板14Aの面積を合計した総面積をA、取付板12の1枚当たりに設けられる全ての支持部12Aの面積、より詳細には、パレット18の底部18Aと接触する部分の総接触面積を合計した総面積をBとしたときに、A<Bに設定されている。
このため、パレット18の底部18Aに作用するキャスター14からの反力を、広範囲に分散でき、キャスター14をパレット18の底部18Aに直付けする場合に比較して、パレット18の底部18Aに作用する単位面積当たりの反力は小さくなり、パレット18の耐久性を向上させることができる。
言い換えれば、パレット18の底部18Aに伝達される走行面42からの反力(荷重の反対向きの力)が局所的に集中せずに、広範囲に分散されるので、樹脂製のパレット18の耐久性を向上することができる。
また、本実施形態の運搬具付パレット8では、パレット18の凹部20の底部から取付板12の凸状屈曲部12Bが離れているので、パレット18の凹部20の底部(他の部分に比較して薄い)に走行面42からの反力が作用せず、パレット18の厚い部分で反力を受けるため、これによっても、樹脂製のパレット18の耐久性を向上することができる。
本実施形態の運搬具付パレット8は、側面から見て、キャスター14の一部がパレット18の凹部20に入り込んでいるので、走行面42からの運搬具付パレット8の高さが抑制されて重心が低くなる。このため、運搬具付パレット8の移動時の安定性を高めることができる。同様に、運搬具付パレット8の高さが抑制されるので、収納時のスペース効率を高めることができる。
運搬具10は、ボルト28を取り除くことで、パレット18から簡単に外すことができる。一例として、パレット18から運搬具10を外し、パレット18のみを洗浄することが容易になる。なお、運搬具10が取り付いたパレット18、即ち、運搬具付パレット8を洗浄してもよい。
運搬具10には、2つのキャスター14が取り付けられているので、一つの運搬具10をパレット18に着脱するだけで、2つのキャスター14をパレット18に着脱することになり、2つのキャスター14を個別にパレット18に取り付ける場合に比較して、着脱作業が容易になる。
本実施形態では、パレット18として、樹脂製のパレットを挙げたが、パレット18の材質はこれに限定されるものではなく、例えば木製、紙製等であってもよい。
上記実施形態では、取付板12に、走行方向が固定されたキャスター14が取り付けられていたが、図4に示すように、走行方向が旋回し、転動方向が特定の方向に限定されない自在車と呼ばれるキャスター44が取り付けられていてもよく、図5に示すように、移動方向が特定の方向に限定されないボールキャスター46が取り付けられていてもよい。これにより、パレット18の移動時における進行方向を容易に変化させることができる。なお、取付板12に取り付けるキャスター14は上記実施形態のものに限らず、他の種類のものであってもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の運搬具付パレットの第2の実施形態を図面に基づき説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態の運搬具付パレット50では、第1の実施形態とは異なる形状の運搬具52が用いられている。
本実施形態の運搬具52は、第1の実施形態と同様に、鋼板で形成された取付板54を備えている。
取付板54は、パレット18の底部18Aを横断する支持部56を備え、支持部56の長手方向両端部にL字状の凸状屈曲部58を備えている。
支持部56は、パレット18の平坦な底部18Aに接触するように平坦に形成されている。
凸状屈曲部58は、支持部56の端部から上方へ延びる縦壁58Aと、縦壁58Aの上端からパレット18とは反対側の横方向へ延びる張出部58Bと、縦壁58Aの側端部と張出部58Bの側端部とを連結する三角形の補強壁58Cと含んで構成されている。なお、三角形の補強壁58Cは必要に応じて設ければよく、設けなくてもよい。補強壁58Cの有無で凸状屈曲部58の剛性(バネ性)を調整することができる。
なお、支持部56、縦壁58A、及び張出部58Bは連続した1枚の鋼板で形成されており、ベンダー、プレス加工等で鋼板を折り曲げることで縦壁58A、及び張出部58Bを形成している。補強壁58Cは三角形の鋼板で形成され、縦壁58A、及び張出部58Bに溶接されている。
本実施形態において、凸状屈曲部58が本発明のキャスター取付部に相当している。
本実施形態では、張出部58Bの下面に、第1の実施形態と同様のキャスター14が図示しない螺子等で固定されている。なお、張出部58Bには、キャスター14に代えて、自在車と呼ばれるキャスター44や、ボールキャスター46を取り付けてもよい。
図6に示すように、支持部56には、パレット18に取り付ける際のボルト28を挿通する複数の孔30が適宜成されているが、パレット18と運搬具52とは、必要に応じてボルト28で固定されればよく、パレット18は、運搬具52の支持部56の上に搭載するだけでもよい。
本実施形態の運搬具付パレット50では、パレット18を取り付けた際に、張出部58Bの上面が、差込み孔22の底面22Aよりも上方に突出しないようになっている(本実施形態では、張出部58Bの上面と差込み孔22の底面22Aとが面一。)。
パレット18を支持部56の上に搭載するだけの場合、支持部56の上にすべり止めのシート等を貼り付ければ、パレット18と運搬具52との横方向(本実施形態では、図6(B)の紙面裏表方向)のずれを抑制することができる。
また、支持部56の上面に突起(図示せず)を設け、この突起をパレット18のリブ32で囲まれる空隙34(一例として、図3参照)に装入することで、パレット18と運搬具52との横方向のずれを抑制するようにしてもよい。
第1の実施形態の運搬具10は、底部18Aに凹部20が形成されているパレット18に用いるものであったが、本実施形態の運搬具52を取り付けるパレット18は、底部18Aに凹部20が設けられていなくてもよい。したがって、第2実施形態の運搬具52は、第1実施形態の運搬具10よりも汎用性が高いといえる。
また、本実施形態の運搬具付パレット50は、パレット18の底部18Aからキャスター14の車輪14Bの下端までの高さ方向の寸法を、パレット18の上部18Bから張出部58Bの上面までの高さ寸法よりも小さくできるので、複数枚を上下に積み重ねることができ、上側の運搬具付パレット50のキャスター14の車輪14Bが、下側の運搬具付パレット50の張出部58Bに当たることはない。本実施形態も第1の実施形態と同様に、運搬具付パレット8の高さが抑制されるので、収納時のスペース効率を高めることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の運搬具付パレットの第3の実施形態を図面に基づき説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7、及び図8に示すように、本実施形態の運搬具付パレット8は、第1の実施形態の運搬具付パレット8にブレーキ60を取り付けたものである。
本実施形態のブレーキ60は、一例として、物品の固定等に用いられる、一般的に市販されている公知のクランプを利用したものである。
本実施形態のブレーキ60に用いられるクランプは、軸受けブロック62と、リンク64と、ハンドル付きL字リンク66と、軸受けブロック62に摺動自在に支持されるスライド軸68とを含んで構成されており、これらは相互にピンで連結されている。なお、スライド軸68の下端には、ゴム等のブレーキシュー70が取り付けられている。
図7の矢印A方向にハンドル付きL字リンク66を倒すと、スライド軸68が下降してブレーキシュー70が走行面に押し付けられ、ハンドル付きL字リンク66を反対側に倒すと、スライド軸68が上昇してブレーキシュー70が走行面から離間するように構成されている。
軸受けブロック62は、スライド軸68が貫通する雄螺子(図示せず)が形成されており、この雄螺子を取付板74の孔(図示せず)に貫通させて、六角ナット76を雄螺子に締め込むことで取付板74に軸受けブロック62が固定される。
また、この取付板74は、差込み孔22の底面22Aに配置された鋼板からなる長方形のナット板76にネジ止めされている。
ナット板76には、雌螺子(図示せず)が形成されており、この雌螺子にパレット18を貫通させたボルト28を捩じ込むことで、ナット板76と取付板12とでパレット18を挟み込んで、ナット板76、取付板12、及びパレット18を相互に固定している。このような固定方法であれば、樹脂製パレットは通常リブ間に空隙を有しているため、ボルト28をパレット18の空隙を通すことにより、パレットに耐久性を損なう加工を加えることなく取付板12をパレット18の底面に固定することができる。また、ボルト28を通しボルトとし、ナット板76をボルトを通したパレットリブ間の間隙に跨がって広がる広さを有する単なる当て板又は座金に代え、取付板12とその当て板又は座金にバカ孔又は長孔を開け、通しボルトを取付板の孔、パレットの隙間及び当て板又は座金の孔に通し、ボルトの先端にナットをねじ込んで締め付けることによって取付板12をパレット18の底面に固定することもできる。ナットを用いる場合には、安定した締め付けを維持するために、スプリングワッシャを挟むことが望ましい。
本実施形態の運搬具付パレット8では、ブレーキ60が設けられているため、ブレーキシュー70を走行面に当てることで、運搬具付パレット8の不要な移動を抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記第1の実施形態で用いたパレット18では、底部18Aに凹部20が設けられていたが、凹部20を貫通孔に代えてもよい。
凹部20を貫通孔に変えることで、パレット18を積み重ねることができる。即ち、凹部20を貫通孔に代えると、上側のパレット18のキャスター14(下側に突出している)が、下側のパレット18の貫通孔に入り込むため、上側のキャスター14と下側のパレット18とが干渉せず、パレット18を積み重ねることができる。
上記第1の実施形態の運搬具10では、取付板12の長さが、パレット18の一方の側面から他方の側面に至る長さに形成されていたが、取付板12はこれよりも短く形成されていてもよく、長く形成されていてもよい。
運搬具10、及び運搬具52の各部のサイズ、形状は、取付対象となるパレット18に合わせて種々変更することができ、パレット18の形状も上記実施形態のものに限らない。例えば、既存(一例として市販品)のパレットに合わせて運搬具10の各部のサイズ、形状を変更してもよい。
上記実施形態では、一つの取付板12または取付板54に対して、2個のキャスター14が取り付けられていたが、一つの取付板12または取付板54に対して、3個以上のキャスター14が取り付けられていてもよい。
なお、必要に応じて、パレット18の底部18Aを覆う鋼板等の板材(但し、凹部20と対向する位置には、開口部を形成する。)を配置し、運搬具10、または運搬具52を取り付けてもよい。
8 運搬具付パレット
10 運搬具
12 取付板
12A 支持部
12B 凸状屈曲部(キャスター取付部)
12Bs 壁面部
12Bt 頂部(平面部)
14 キャスター
14A 取付用座板
14B 車輪
18 パレット
18A 底部
20 凹部
50 運搬具付パレット
52 運搬具
54 取付板
56 支持部
58 屈曲部(キャスター取付部)
58A 縦壁(壁面部)
58B 張出部(平面部)

Claims (8)

  1. 荷物を搭載するパレットに取り付けられる取付板と、
    前記取付板に取り付けられたキャスターと、
    を備え、
    前記取付板は、前記取付板の両側に配置され前記パレットの底部に接触して前記パレットを支持する支持部と、前記両側の支持部に挟まれた前記取付板の中間部であって、前記支持部と前記中間部との境目が前記支持部よりも上方に屈曲して前記支持部から立ち上がる壁面部を形成し、更に前記支持部と平行な方向に屈曲することによって平面部を形成して成り、前記平面部に前記キャスターが取り付けられるキャスター取付部と、
    を有する運搬具。
  2. 一つの前記取付板に、複数のキャスター取付部が設けられている、請求項1に記載の運搬具。
  3. 前記キャスター取付部は、前記パレットの前記底部に形成された凹部又は前記パレットを上下に貫通する貫通孔に入り込む、請求項1または請求項2に記載の運搬具。
  4. 前記取付板において、前記支持部の前記パレットの前記底部に接する部分の総面積は、前記キャスターに設けられた取付用座板の総面積よりも大きい、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の運搬具。
  5. 前記取付板は、前記パレットの前記底部を横断する長さに形成されている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の運搬具。
  6. 荷物を搭載するパレットに取り付けられる取付板と、
    前記取付板に取り付けられたキャスターと、
    を備え、
    前記取付板は、前記パレットの底部を横断する長さに形成され前記パレットの底部に接触して前記パレットを支持する支持部と、前記パレットの側部よりも外側に張り出すように前記支持部の両端部に設けられるキャスター取付部とを有し、
    前記キャスター取付部は、前記支持部よりも上方に屈曲して前記支持部から立ち上がる壁面部を形成し、更に前記支持部と平行な方向に屈曲することによって平面部を形成して成り、前記平面部に前記キャスターが取り付けられている、
    運搬具。
  7. 底部に形成される凹部又は上下に貫通する貫通孔を備え、荷物を搭載するパレットと、
    前記パレットの前記底部に取り付けられる請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の運搬具と、
    を備えた運搬具付パレット。
  8. 荷物を搭載するパレットと、
    前記パレットの前記底部に取り付けられる請求項6に記載の運搬具と、
    を備えた運搬具付パレット。
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