JP2021140253A - 走行支援制御装置、駐停車制限区間作成方法、走行支援制御プログラム - Google Patents

走行支援制御装置、駐停車制限区間作成方法、走行支援制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】駐停車可能区間データを蓄積することで、定常時及び緊急時を問わず、自動運転中に車両側が要求する位置への駐車及び停車が可能か否かを適切に判定する。【解決手段】主として、自動運転車両走行ログ管理データベース82から、過去の自動運転情報を取得して他車両11を検知すると共に、当該他車両11の走行軌跡から道路に面した駐車場や個人宅車庫等の施設90に入出庫する他車両11を抽出し、当該施設90への出入口を道路上の駐停車制限区間を抽出するようにした。さらに、抽出した駐停車制限区間の妥当性を判断し、高精度地図データベース80に格納することで、今後の自動運転における駐停車要求に対して、適切なアドバイスを行うことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、自動運転中の車両への走行支援として、路上への駐車要求及び停車要求に対して、駐車制限位置及び停車制限位置に関する情報を提供するための走行支援制御装置、駐停車制限区間作成方法、走行支援制御プログラムに関する。
近年、自動車の自動運転に関する開発が進められている。特に、車載システムが車両の加速、操舵、制動の全てを自動的に行い、システムから要請があった場合にのみ運転手が手動で車両を運転する自動運転車両の開発が活発になっている。
このような自動運転車両の開発に伴い、定常時及び緊急時を問わず、自動運転中に車両側が要求する位置への駐車及び停車(以下、駐停車という)が可能であるか否かの判断が必要な場合がある。
特許文献1には、路上の好適な場所に車両を駐車させることを目的とし、自動運転車両を含む車両から収集した走行軌跡を含むプローブ情報から駐停車実績を収集し駐停車可能区間を判定することが記載されている。
すなわち、特許文献1は、道路上の駐停車可能な区間の情報である駐車可能情報を有する地図データを作成する情報処理装置であって、取得部が車両に設けられたセンサが検出した車両周囲の検出情報及び当該車両の位置情報を取得し、判定部が検出情報に基づいて、位置情報が示す位置又は当該位置情報が示す位置の周囲の位置が駐停車可能か否か判定し、設定部が駐停車可能と判定された位置を含む区間に対して、駐停車のためのコスト情報を駐停車可能情報に設定することが記載されている。
また、特許文献1には、自動運転車両の検出情報として含まれる駐車標識等の地物情報を用いて、駐車制限区間(停車制限区間を含む)を判定することが記載されている。
特開2019−132682号公報
しかしながら、従来技術では、駐車禁止標識が設置されていないが、法規上禁止となっている、或いは実質的に駐停車が制限されるような車庫前や駐車場の出入り口区間を、どのように推定するのかについては言及されていない。
また、個人宅車庫等の情報は、管理のための情報量及びコストが膨大となるため、一般的なナビゲーション地図や高精度地図上に保持しているのは稀であり、これらの地物情報無し、駐停車制限区間を算出することは困難である。
さらに、一般車両のプローブ情報に含まれるGPS情報を用いて走行軌跡を算出し、車庫前や駐車場の出入口判定を行うことも考えられるが、GPS情報だけでは、高精度地図情報無しに正確にマップマッチングを行うことは困難である。
本発明は、駐停車制限区間データを蓄積することで、定常時及び緊急時を問わず、自動運転中に車両側が要求する位置への駐車及び停車が可能か否かを適切に判定することができる走行支援制御装置、駐停車制限区間作成方法、走行支援制御プログラムを得ることが目的である。
本発明に係る走行支援制御装置は、自動運転情報を解析して複数の車両の走行軌跡を導出する車両解析部と、前記車両解析部で解析した複数の車両の走行軌跡と、路側に沿って予め定めた道路境界線との相対位置に基づき、各車両の通過区間を導出すると共に、複数の車両の通過区間を合成した合成区間を、出入口区間として導出する出入口区間導出部と、前記出入口区間導出部で導出された前記出入口区間を基準として、自車両の駐停車制限区間を抽出する抽出部と、を有している。
本発明に係る駐停車制限区間作成方法は、自動運転情報を解析して複数の車両の走行軌跡を導出し、解析した複数の車両の走行軌跡と、路側に沿って予め定めた道路境界線との相対位置に基づき、各車両の通過区間を導出すると共に、複数の車両の通過区間を合成した合成区間を、出入口区間として導出し、導出された前記出入口区間を基準として、自車両の駐停車制限区間を抽出し、抽出された前記駐停車制限区間に関する情報を、駐停車制限区間毎の一覧として表示し、表示された駐停車制限区間に関する情報に対して、妥当性の判定入力に基づき、当該駐停車制限区間に関する情報を登録、破棄、及び編集することを特徴としている。
本発明に係る走行支援制御プログラムは、コンピュータを、上記の走行支援制御装置の各部として動作させることを特徴としている。
本発明によれば、駐停車制限区間データを蓄積することで、定常時及び緊急時を問わず、自動運転中に車両側が要求する位置への駐車及び停車が可能か否かを適切に判定することができる。
本実施の形態に係る車両の自動運転における走行を支援する走行支援制御装置を含む走行支援システムの概略図である。 本実施の形態に係る走行支援システムで実行する駐停車制限区間抽出のための概要を示し、(A)は車両走行中の上面図、(B)は(A)における駐停車制限区間が設定された場合の上面図、(C)は走行支援制御装置の外観図である。 駐停車制限区間を選別する走行支援制御装置を主体として構築される、走行支援システムの機能ブロック図である。 本実施の形態に係る走行支援制御装置の車両解析部で実行される処理を示し、(A)は車両検知処理を説明するための他車両の走行中の上面図、(B)は走行軌跡算出処理を説明するための他車両の走行中の上面図である。 本実施の形態に係る走行支援制御装置の出入口区間導出部で実行される処理を示し、(A)は交差フレーム抽出処理を説明するための入庫車両の上面図であり、(B)は車両通過区間算出処理に用いるバウンディングボックスの上面図、(C)は車両出入口区間算出処理に用いる車両出入施設近傍の上面図である。 本実施の形態に係る走行支援制御装置の駐停車制限区間抽出部で実行される処理を説明するための車両出入施設近傍の上面図である。 (A)は本実施の形態に係る走行支援制御装置のユーザインターフェイスとして適用されるモニタの正面図、(B)はモニタに表示されたメイン画面の正面図である。 図7(A)のモニタに表示されたサブ画面の正面図であり、(A)はカメラ映像、(B)は高精度地図上面図である。 本実施の形態に係る駐停車制限区間抽出制御のための処理の流れ説明するフローチャートである。
図1には、本実施の形態に係る車両10の自動運転における走行を支援する走行支援制御装置12を含む走行支援システムの概略図である。
車両10には、車両制御装置14及び自動運転制御装置20が搭載されている。
車両制御装置14は、車両10が走行しているときの駆動系統(エンジン制御等)及び電気系統(各部の状態検出センサによる故障診断等)を含む制御を実行する。
車両制御装置14には、車両10の周囲を撮影するカメラ群(図1では、一例として、前方向カメラ16A、左前方向カメラ16B、左後方向カメラ16C、右前方向カメラ16D、右後方向カメラ16E、及び後方向カメラ16Fを図示)が接続されている(総称する場合、「カメラ群16」という)。また、車両制御装置14には、複数のミリ波レーダ及びLIDARを備えたレーダ群18が接続されている。
自動運転制御装置20は、車両制御装置14から自動運転に必要な情報(例えば、上記カメラ群16及びレーダ群18からの検出情報)に基づき、目的地への運転操作を確定し、車両制御装置14へ指示する。
自動運転制御装置20は、ネットワーク22の無線通信装置22Aを介して、走行支援制御装置12と通信可能となっている。
走行支援制御装置12では、各車両10からの自動運転による走行履歴情報等が集約され、必要に応じて、オペレータ23により走行支援の指示を行うようになっている。このため、走行支援制御装置12は、必要に応じて、ネットワーク22を介して、リアルタイム地図管理システム24から、リアルタイムの道路情報を取得することが可能となっている。
リアルタイム地図管理システム24は、道路等に設置されたカメラ等のインフラ、車両10等に設けられた道路情報発信デバイスからの情報が集約され、現在の道路状況(道路規制、路上駐車等を含む)を解析する機能を有している。
(本実施の形態の特徴)
図2(A)に示される如く、本実施の形態では、自動運転中の車両10のカメラ群16による撮影範囲(実線円A参照)と、レーダ群18による検出範囲(点線円B参照)とから走行中の周囲の情報を取得し、図2(B)に示される高精度地図と、周辺の情報から他車両11の走行軌跡R1、R2と、の照合によって、道路境界線において、高精度地図上で管理されていない車庫前や駐車場出入口を算出し、図2(C)に示される如く、走行支援制御装置12における解析で、算出した車庫前や駐車場出入口周辺の道路境界線の情報から駐停車制限区間26Aを抽出することが特徴となっている。
なお、本実施の形態では、主として他車両11の走行軌跡を用いて駐停車制限区間26Aを抽出するようにしているが、自車両10の走行軌跡を併せて用いてもよいが、その数は、他車両11に比べて少ないため、以下では、他車両11の走行軌跡として説明する。
図3は、駐停車制限区間26Aの抽出制御を実行するための機能ブロック図である。
(自動運転制御装置20)
他車両情報監視部50には、車両制御装置14からのダイアグコード(CAN(Controller Area Network)信号)が入力され、カメラ群16又はレーダ群18の検出情報の中から自車両の周囲を走行している他車両11の情報(他車両情報)を監視する。他車両情報とは、現在位置情報、現在時刻情報、他車両11を時系列に検出した検出情報を含む。
他車両情報監視部50は、通信I/F52の他車両情報送信部52Aに接続されており、取得した他車両情報を走行支援制御装置12の通信I/F56の他車両情報受信部56Aへ送信する。
ここで、自動運転制御装置20の通信I/F52は、自動運転情報受信部52Bを備えている。自動運転情報受信部52Bには、走行支援制御装置12の通信I/F56の自動運転情報送信部56Bから、自動運転情報を受信する。一例として、図3の一点鎖線で示すように、オペレータ23から運転指示を出力する場合がある。
受信した自動運転情報は、走行計画部54に送出され、走行計画部54で計画された走行計画に基づき、車両制御装置14の駆動系統及び電気系統を制御して、自動運転による走行を実行する。
なお、本実施の形態の特徴は、駐停車制限区間26A(図2参照)を抽出し、蓄積しておくことが主たる目的であるため、走行支援装置12側から自動運転制御装置20側への通信は必須ではない。
しかし、駐停車制限区間26Aの蓄積量が必要十分になった場合は、自動運転情報の1つとして、駐停車制限区間26Aに関する情報を、例えば、走行支援制御装置12側のオペレータ23から提供することになる。
(走行支援制御装置12)
図3に示される如く、走行支援制御装置12は、車両解析部58を備えており、自動運転車両走行ログ管理データベース82から過去の自動運転情報を取得する。
本実施の形態において、駐停車制限区間の抽出制御を実現する場合、膨大な運転情報が必要である。自動運転車両走行ログ管理データベース82には、現在までに実行した、膨大な自動運転の走行ログデータが格納されており、短期間で他車両11の駐停車に関する所謂ビッグデータを取得することができる。
なお、通信I/F56の他車両情報受信部56Aで受信した、リアルタイムの他車両情報を取得することも可能である。
車両解析部58は、車両検知処理部60、及び走行軌跡算出処理部62を備えている。車両解析部58の各処理は、車両検知処理(図4(A)参照)→走行軌跡算出処理(図4(B)参照)の手順で時系列に実行される。
図4(A)に示される如く、車両検知処理部60では、ディープラーニングを始めとする車両検知AIを用いて、車両(ここでは、他車両11)を検知して、当該他車両11のバウンディングボックス11Aを生成する。
図4(B)に示される後藤、走行軌跡算出処理部62では、検出された走行中の他車両11の各バウンディングボックス11Aの中心点を設定し、各時刻における他車両11の走行軌跡Lを算出する。
図3に示される如く、車両解析部58による走行軌跡算出結果は、出入口区間導出部66に送出されるようになっている。
出入口区間導出部66は、交差フレーム抽出処理部68、車両通過区間算出処理部70、及び車両出入口区間算出処理部72を備えている。出入口区間導出部66の各処理は、交差フレーム抽出処理(図5(A)参照)→車両通過区間算出処理(図5(B)参照)→車両出入口区間算出処理(図5(C)参照)の手順で時系列に実行される
図5(A)に示される如く、交差フレーム抽出処理部68では、車両解析部58の走行軌跡算出処理部62で算出された走行軌跡に沿ったバウンディングボックス11Aの内、道路境界線84と交わっているバウンディングボックス11Aを全て抽出する。これは、道路に面した施設90(駐車場や個人宅車庫)に入ろうとする車両11と判断される。
図5(A)では、走行軌跡に沿った複数のバウンディングボックス11Aの内の、最後と最後から2番目のバウンディングボックス(以下、バウンディングボックス11A−1、11A−2とする)が抽出される。
なお、図5(A)では、施設90へ入庫する車両11を例示しているが、出庫する車両11においても同様に抽出する。
図5(B)は、図5(A)で抽出された全てのバウンディングボックス11A−1、11A−2において、道路境界線84と交わっている点84A、84B、84C、84Dを列挙する。
全ての点84A、84B、84C、84Dの内、最も外側にある2点(図5(B)では、点Aと店D)で定義される区間を走行軌跡における車両通過区間86と定める。
図5(C)に示される如く、この道路境界線84の近傍で検出された走行軌跡88A〜88Dの全てに対して、交差フレーム抽出処理(図5(A)参照)、及び車両通過区間算出処理(図5(B)参照)を繰り返す。この結果、最も幅広の車両通過区間86maxを求めることができる。
図6に示される如く、駐停車制限区間抽出部74では、出入口区間導出部66の車両出入口区間算出処理部72から受け付けた車両通過区間86maxに、例えば、法規で定められる駐停車禁止区間(Δ1、Δ2)を足した区間を、駐停車制限区間88を抽出する。
図3に示される如く、駐停車制限区間抽出部74は、オペレータ操作アプリケーション制御部76に接続されており、抽出した駐停車制限区間88に関する情報を、オペレータ操作アプリケーション制御部76に送出する。
オペレータ操作アプリケーション制御部76では、ユーザインターフェイス78を操作するオペレータ23が介入することで、抽出した駐停車制限区間88等が妥当か否かを判断する。
オペレータ操作アプリケーション制御部76には、高精度地図データベース80及び自動運転車両走行ログ管理データベース82に接続されている。自動運転車両走行ログ管理データベースは、自動運転中の車両10から逐次自動運転情報が格納されるようになっており、必要に応じて格納された情報を読み出し、駐停車制限区間88等が妥当か否かの判断材料とする。
駐停車制限区間88等が妥当と判断された場合は、駐停車制限区間88に関する情報が、逐次、高精度地図データベース80に格納される。
(オペレータ23による登録判定処理)
図7(A)に示される如く、ユーザインターフェイス78は、入力デバイス78A(キーボード、マウス等)及び出力デバイス78B(モニタ等)備えており、例えば、出力デイバス78Bであるモニタに、自動運転中の車両10の運転状況等が表示され、表示内容をオペレータ23が目視で確認し、必要に応じて、入力デバイス78Aによる入力操作で、当該自動運転中の車両10に対して、自動運転情報がオペレータ操作アプリケーション制御部76を介して通知されるようになっている。
本実施の形態における、駐停車制限区間88に関する情報も自動運転情報を1つであるが、自動運転情報とする前に、オペレータ23による判定を行うようにしている。
図7(B)は、ユーザインターフェイス78の出力デバイス78Bであるモニタに表示される、駐停車制限区間88に関する情報を表示するときのメイン画面100である。
図7(B)に示される如く、メイン画面100は、基本情報項目欄102、カメラ映像項目欄104、上面図項目欄106、及び登録情報項目欄108に分類されて、列方向(横方向)に帯状に並んだ各項目が1回分の他車両駐停車情報とされ、以下、行方向(縦方向)に、各他車両駐停車情報がスクロール表示可能となっている。
メイン画面100では、駐停車制限区間抽出部74(図3参照)で抽出された結果を、地点毎に、基本情報、カメラ映像、上面図(鳥瞰図でもよい)、及び登録情報が一覧表示される。
登録情報項目欄108の画面枠には、登録の要否を決める登録チェックボックス110が存在しており、オペレータ23が、当該一覧で登録の可否を判断することができるのであれば、当該登録チェックボックス110を操作する。
また、オペレータ23が、当該一覧で登録の可否を判断することができない場合は、登録情報項目欄108の画面枠に設定された登録情報編集チェックボックス112を操作することで、図示は省略したが、登録内容の詳細を編集可能な画面を表示することができる。
ここで、カメラ映像項目欄104の画面枠には、映像確認チェックボックス114が設定されており、映像確認チェックボックス114を操作することで、メイン画面100から、図8(A)に示すサブ画面116に切り替えて映像を確認することができる。
図8(A)に示すサブ画面116には、自動運転車両走行ログ管理データベース82(図3参照)に格納されているログデータから該当のカメラ映像118、及び、道路境界線84と交差する走行軌跡映像120A〜120Dが表示されている。
さらに、サブ画面116には、他車両11、バウンディングボックス11A、及び、推定される駐停車制限区間88が表示される。
図8(A)のサブ画面116では、カメラ映像118が動画(又はコマ送りの静画)であり、巻き戻し、再生、早送り等の操作が可能である。
この図8(A)のサブ画面に表示された情報を基に、オペレータ23は、本当に入出庫車両であるか、また、抽出した駐停車制限区間88が妥当か否かを目視で判断し、その結果に基づいて、「入出庫車両である」又は「入出庫車両でない」の何れかのチェックボックス126、128を操作する(入出庫車両である又は入出庫車両でない)。さらに、抽出された駐停車制限区間88が間違っている等の場合は、「検出結果修正」のチェックボックス130を操作して、バウンディングボックス11Aのサイズや位置を修正する。
図7(B)に示される如く、上面図項目欄106の画面枠には、区間編集HDマップチェックボックス132が設定されており、この区間編集HDマップチェックボックス132を操作することで、図8(B)に示すサブ画面134に切り替えて映像を確認することができる。
図8(B)に示すサブ画面134には、オペレータ23向けに、自動運転中の車両10を中心とした上面図が高精度地図の道路データ画像136が表示される。
さらに、サブ画面134には、自動運転中の車両10、車両10の走行軌跡映像138、及び他車両11の入出庫時の走行軌跡映像120A〜120D、カメラ映像の範囲140、施設映像90A、及び推定される駐停車制限区間88が重ねて表示される。さらに、推定される駐停車制限区間88を変更可能なアイコン142、144も表示される。
オペレータ23は、このサブ画面134を目視して、駐停車制限区間88が妥当と判断すれば、「駐停車制限区間登録」のチェックボックス146を操作して、現状の駐停車制限区間88を高精度地図データベース80(図3参照)に格納する。
また、駐停車制限区間88が妥当ではないと判断すれば、「駐停車制限区間修正」のチェックボックス148を操作して、アイコン142、144を操作して推定される駐停車制限区間88を変更する、或いは、「駐停車制限区間破棄」のチェックボックス150を操作して、現状の駐停車可能区間を破棄する。
以下に、本実施の形態の作用を、図9のフローチャートに従い説明する。
図9は、本実施の形態に係る駐停車制限区間抽出制御のための処理の流れ説明するフローチャートである。
ステップ200では、自動運転情報を取得する。自動運転情報は、自動運転車両走行ログ管理データベース82に格納されている過去の自動運転情報が主体であるが、自動運転制御装置20からリアルタイムの自動運転情報を取得するようにしてもよい。本実施の形態の駐停車制限区間抽出制御の運用が開始された場合は、自動運転制御装置20からリアルタイムの自動運転情報を取得する方が主体となる場合もある。
次のステップ202では、取得した自動運転情報から他車両11を検知する(図4(A)参照)。次いで、ステップ204では、検知した他車両11の走行軌跡を算出し(図4(B)参照)、ステップ206へ移行する。
このステップ206では、道路境界線84と交差するバウンディングボックス11Aを抽出し(図5(A)参照)、次いで、ステップ208へ移行して、バウンディングボックス11Aと道路境界線84との交点を算出し(図5(B)参照)、ステップ210へ移行する。ステップ210では、最も外側にある2点の区間を車両通過区間86として(図5(C)参照)、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、データ量が充分か、すなわち、交差するバウンディングボックス11Aの数が、駐停車制限区間を抽出するのに十分な数か否かを判断する。
このステップ212で否定判定された場合は、ステップ200へ戻り、上記工程を繰り返す。この繰り返しにより、ステップ210において、複数の車両通過区間86を得ることができる。
また、ステップ212で肯定判定されると、ステップ214へ移行して、複数の車両通過区間86を網羅した最大幅を車両出入口区間86maxとし、ステップ214へ移行する。
ステップ214では、車両出入口区間86maxに、法規上の駐停車禁止区間Δ1、Δ2を足して、駐停車制限区間88を抽出し(図6参照)、ステップ216へ移行する。
抽出された駐停車制限区間88に関する情報は、高精度地図データベース80に登録することで、自動運転情報の1つとして判定されることになる。
ところで、本実施の形態では、駐停車制限区間88に関する情報は、高精度地図データベース80に登録するとき、駐停車制限区間88が妥当か否かを選別するようにした。
次のステップ218では、オペレータ操作アプリケーション制御部76へ、当該駐停車制限区間88に関する情報を送出し、ステップ200へ戻り、上記工程を繰り返す。
オペレータ操作アプリケーション制御部76では、ユーザインターフェイス78からの入力操作に基づいて、抽出された駐停車制限区間88が妥当か否かを判断し、最終的に、高精度地図データベース80に格納する。
以上説明したように本実施の形態では、主として、自動運転車両走行ログ管理データベース82から、過去の自動運転情報を取得して他車両11を検知すると共に、当該他車両11の走行軌跡から道路に面した駐車場や個人宅車庫等の施設90に入出庫する他車両11を抽出し、当該施設90への出入口を道路上の駐停車制限区間を抽出するようにした。さらに、抽出した駐停車制限区間の妥当性を判断し、高精度地図データベース80に格納することで、今後の自動運転における駐停車要求に対して、適切なアドバイスを行うことができる。
なお、別々に抽出した駐停車制限区間同士が接近又は重複した場合は、合成して、単一の駐停車制限区間とすればよい。接近しているか否かを判定は、例えば、周囲の道路環境によるが、合成前の駐停車制限区間への車両出入に支障を来すか否かよって定めることが好ましい。
A 実線円、B 点線円、10 車両、11 他車両、11A バウンディングボックス、12 走行支援制御装置、14 車両制御装置、16 カメラ群、16A 前方向カメラ、16B 左前方向カメラ、16C 左後方向カメラ、16D 右前方向カメラ、16E 右後方向カメラ、16F 後方向カメラ、18 レーダ群、20 自動運転制御装置、22 ネットワーク、22A 無線通信装置、23 オペレータ、24 リアルタイム地図管理システム、50 他車両情報監視部、52 通信I/F、52A 他車両情報送信部、52B 自動運転情報受信部、54 走行計画部、56 通信I/F、56A 他車両情報受信部、56B 自動運転情報送信部、58 車両解析部、60 車両検知処理部、62 走行軌跡算出処理部、66 出入口区間導出部、68 交差フレーム抽出処理部、70 車両通過区間算出処理部、72 車両出入口区間算出処理部、74 駐停車制限区間抽出部、76 オペレータ操作アプリケーション制御部、78 ユーザインターフェイス、78A 入力デバイス、78B 出力デバイス、80 高精度地図データベース、82 自動運転車両走行ログ管理データベース、100 メイン画面、102 基本情報項目欄、104 カメラ映像項目欄、106 上面図項目欄、108 登録情報項目欄、110 登録チェックボックス、112 登録情報編集チェックボックス、114 映像確認チェックボックス、116 サブ画面

Claims (8)

  1. 自動運転情報を解析して複数の車両の走行軌跡を導出する車両解析部と、(58)
    前記車両解析部で解析した複数の車両の走行軌跡と、路側に沿って予め定めた道路境界線との相対位置に基づき、各車両の通過区間を導出すると共に、複数の車両の通過区間を合成した合成区間を、出入口区間として導出する出入口区間導出部と、(66)
    前記出入口区間導出部で導出された前記出入口区間を基準として、自車両の駐停車制限区間を抽出する抽出部と、(74)
    を有する走行支援制御装置。
  2. 前記車両解析部で走行軌跡が導出された車両に対して、前記走行軌跡の一部としてバウンディングボックスを設定し、
    前記出入口区間導出部では、1台の車両に対して、前記走行軌跡に沿った複数の前記バウンディングボックスの領域と重なる前記道路境界線の長さが最も長い区間を、前記通過区間として導出する、請求項1記載の走行支援制御装置。
  3. 前記抽出部では、前記出入口区間の両端から、予め定めた区間を増加して、前記駐停車制限区間を抽出する、請求項1又は請求項2記載の走行支援制御装置。
  4. 前記抽出部で抽出された前記駐停車制限区間に関する情報を、駐停車制限区間毎の一覧として表示する表示部(78B)をさらに有する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の走行支援制御装置。
  5. 前記駐停車制限区間に関する情報が、
    前記車両解析部で解析した車両の位置を含む他車両特定情報と、
    駐停車制限区間を出入しようとしている車両画像、前記駐停車制限区間の周辺のカメラ映像情報と、
    地図情報と、
    を含む請求項4記載の走行支援制御装置。
  6. 前記表示部に表示された駐停車制限区間に関する情報に対して、妥当性の判定入力に基づき、当該駐停車制限区間に関する情報を登録、破棄、及び編集する請求項4又は請求項5に記載の走行支援制御装置。
  7. 自動運転情報を解析して複数の車両の走行軌跡を導出し、
    解析した複数の車両の走行軌跡と、路側に沿って予め定めた道路境界線との相対位置に基づき、各車両の通過区間を導出すると共に、複数の車両の通過区間を合成した合成区間を、出入口区間として導出し、
    導出された前記出入口区間を基準として、自車両の駐停車制限区間を抽出し、
    抽出された前記駐停車制限区間に関する情報を、駐停車制限区間毎の一覧として表示し、
    表示された駐停車制限区間に関する情報に対して、妥当性の判定入力に基づき、当該駐停車制限区間に関する情報を登録、破棄、及び編集する、
    駐停車制限区間作成方法。
  8. コンピュータを、
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の走行支援制御装置の各部として動作させる、
    走行支援制御プログラム。
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