JP2021139799A - 電流センサ - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示された端子台は、樹脂によって形成された本体と、モータの端子とインバータとを接続するバスバーと、バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアとを有している。バスバーは、インサート成形によって本体と一体化されている。磁性体コアは、本体に収容されている。
また、前記センサ本体部と前記端子台とは、前記ベース部から上方に突出すると共に前記隙間を隔てて水平方向で対向し、前記センサ本体部は、前記センサ本体部と前記端子台との対向方向で前記バスバーが貫通する貫通孔であって周囲を前記磁性体コアで囲まれた貫通孔を有し、前記端子台は、前記対向方向で前記貫通孔に対応する位置に前記バスバーが載置されて支持される支持面を有している。
また、前記端子台は、複数設けられ、複数の端子台は、前記第1方向で間隔をあけて並べて配置されている。
また、前記センサ本体部と前記端子台と前記ベース部とが樹脂により一体形成されている。
図1は、電力変換装置に組み込まれる電流検出装置1を示している。電力変換装置は、例えば、農業機械や建設機械等に搭載される車載用電力変換装置である。電力変換装置は、バッテリの直流電力を、モータの駆動に適した交流電力に変換する。また、電力変換装置は、モータにより発電された交流電力を、バッテリを充電可能な直流電力に変換する。電力変換装置は、3相交流モータとインバータとを備えている。
図2に示すように、電流センサ3は、電力変換装置のケース等にボルト等によって取り付けられるセンサ台4と、バスバー2を流れる電流を検出する磁性体コア5とを有している。磁性体コア5で検出された検出値に基づいてバスバー2を流れる電流の大きさが演算により求められる。
図2〜図6に示すように、センサ本体部7は、ベース部6における第2方向B中央部から第2方向一方B1寄りに配置されている。センサ本体部7は、ベース部6から上方に突出している。センサ本体部7は、ベース部6の第1方向一方A1の端部(一端部)から第1方向他方A2の端部(他端部)にわたって設けられている。センサ本体部7は、バスバー2が貫通する貫通孔10であって周囲を磁性体コア5で囲まれた貫通孔10を有している。貫通孔10は、第2方向Bでセンサ本体部7を貫通している。また、貫通孔10は、第1方向Aが上下方向Vよりも長い断面矩形状に形成されている。センサ本体部7は、複数の貫通孔10を有している。本実施形態では、3つの貫通孔10(第1貫通孔10A、第2貫通孔10B、第3貫通孔10C)を有している。複数の貫通孔10は、第1方向Aに間隔をあけて並べて形成されている。
磁性体コア5は、例えば、貫通孔10の周囲を覆う筒状に形成され、センサ本体部7内に埋設されて収容されている。
各端子台8は、四角ブロック状の台本体部8aと、一対の規制部8bとを有している。台本体部8aの上面は、バスバー2が載置されて支持される支持面8cとされている。支持面8cは、第2方向Bで貫通孔10に対応する位置に設けられている。支持面8cには、ネジ穴13が形成されている。ネジ穴13は、内周面に雌ネジを切って形成された穴である。
先ず、図1、図4に示すように、バスバー2を、長手方向が第2方向Bに沿う状態にして貫通孔10を貫通させると共にバスバー2の長手方向の中途部を支持面8cに載せる。そして、取付ネジ14を上方からバスバー2を挿通させると共にネジ穴13にネジ込むことにより、バスバー2が支持面8cに取り付けられる。なお、バスバー2が支持面8cの第2方向他方B2の端部から下方に延びる部位を有する場合は、該部位を台本体部8aに取り付けてもよい。つまり、バスバー2が取り付けられる面は、台本体部8aの第2方向他方B2の端面8d(図2参照)であってもよい。
きを規制することができる。
この構成によれば、センサ本体部7と端子台8とが隙間12を隔ててベース部6上に設けられているので、バスバー2の発熱が磁性体コア5に伝わりにくくなり、磁性体コア5の精度低下を抑制することができる。
また、対向方向B及び上下方向Vに直交する第1方向Aにおける貫通孔10の幅W1はバスバー2の幅W2よりも大であり、支持面8cの高さは、貫通孔10の内面の下面10aよりも高い位置にあり、支持面8cと貫通孔10の内面の上面10bとの上下方向Vに関する距離15は、バスバー2の厚みよりも大きい。
また、端子台8は、複数設けられ、複数の端子台8は、第1方向Aで間隔をあけて並べて配置されている。
この構成によれば、バスバー2から伝わる熱を端子台8の間から逃がすことができる。
また、端子台8は、支持面8cに載置されて支持されたバスバー2を挟む一対の規制部8bを有している。
また、センサ本体部7と端子台8とベース部6とが樹脂により一体形成されている。
これにより、成形の容易化を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 磁性体コア
6 ベース部
7 センサ本体部
8 端子台
8b 規制部
8c 支持面
10 貫通孔
10a 下面
10b 上面
12 隙間
15 距離
A 第1方向
B 対向方向(第2方向)
V 上下方向
W1 幅
W2 幅
Claims (6)
- バスバーを流れる電流を検出する磁性体コアと、
前記磁性体コアが収容されたセンサ本体部と、
前記バスバーが固定される少なくとも1つの端子台と、
設置するためのベース部と、
を備え、
前記センサ本体部と前記端子台とは、隙間を隔てて前記ベース部上に設けられている電流センサ。 - 前記センサ本体部と前記端子台とは、前記ベース部から上方に突出すると共に前記隙間を隔てて水平方向で対向し、
前記センサ本体部は、前記センサ本体部と前記端子台との対向方向で前記バスバーが貫通する貫通孔であって周囲を前記磁性体コアで囲まれた貫通孔を有し、
前記端子台は、前記対向方向で前記貫通孔に対応する位置に前記バスバーが載置されて支持される支持面を有している請求項1に記載の電流センサ。 - 前記対向方向及び上下方向に直交する第1方向における前記貫通孔の幅は前記バスバーの幅よりも大であり、
前記支持面の高さは、前記貫通孔の内面の下面よりも高い位置にあり、
前記支持面と前記貫通孔の内面の上面との上下方向に関する距離は、前記バスバーの厚みよりも大きい請求項2に記載の電流センサ。 - 前記端子台は、複数設けられ、
複数の端子台は、前記第1方向で間隔をあけて並べて配置されている請求項3に記載の電流センサ。 - 前記端子台は、前記支持面に載置されて支持される前記バスバーを挟む一対の規制部を有している請求項2〜4のいずれか1項に記載の電流センサ。
- 前記センサ本体部と前記端子台と前記ベース部とが樹脂により一体形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の電流センサ。
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