参照による援用
本明細書で言及される全ての刊行物、特許、及び特許出願は、各個別の刊行物、特許、又は特許出願が参照によって援用されることを具体的且つ個別に示されたものとするのと同程度に、参照により本明細書に援用される。
現行の標準的なHSV感染防止方法は、HSV血清反応陽性者の抑制的治療によってHSV血清反応陰性者へのウイルスの伝播を低減することを伴う。先述のとおり、これらの方法はHSV血清反応陽性者のコンプライアンスに依存し、多くの場合にHSV血清反応陰性者に十分な防御をもたらさない。本明細書では、様々な態様において、1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物を血清反応陰性者に投与するステップを含む、血清反応陰性者のHSV感染の防止方法が記載される。HSV血清反応陰性者がHSV血清反応陽性パートナーと関係を有している場合(即ち、HSV感染不一致の関係)、この方法は任意選択でHSV血清反応陽性者の抑制的治療を更に含み、血清反応陰性者に第2の防御層を提供する。一態様では、HSV血清反応陰性者のHSV感染の防止に有用な1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物が提供され、この組成物は血清反応陰性者を血清反応陽性者からの排出ウイルスの伝播から防御する。HSV血清反応陰性者を防御するためのこれらの抗ウイルス組成物は、任意選択で、HSV血清反応陽性者の抑制的治療においても有用である。本明細書に記載される方法の一部の態様において、HSV組成物は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。例えば、本明細書に記載される組成物は、1つ以上のHSV抗ウイルス剤と1つ以上のヒト免疫不全ウイルス(HIV)抗ウイルス剤とを含む。ある場合には、HSV抗ウイルス剤はまた、HIVなどの別のウイルスによる感染も治療又は防止する。更なる実施形態において、HSV抗ウイルス剤と、任意選択で1つ以上の追加的な抗ウイルス剤とを含む組成物は、避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。従って、本開示は、様々な実施形態において、HSV血清反応陰性者のHSV感染を防止する一方で、任意選択で妊娠及び/又は追加的なウイルスによる感染を更に防止する組成物及び方法を提供する。
本開示の一態様において、本明細書には、HSVへの曝露リスクがあるHSV血清反応陰性者のHSV感染を防止する組成物及び方法が記載される。ある場合には、これらの組成物は、曝露前組成物又はHSV曝露前組成物と称される。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者は1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象を通じたHSVへの曝露リスクがあり、ここで、1人以上のパートナーはHSV血清反応陽性であるか、又はHSV血清状態が不明である。一例として、HSVへの曝露リスクがあるHSV血清反応陰性者は、同じパートナーとの1回以上の性的接触事象に関与する可能性がある。ある場合には、血清反応陰性者とパートナーとはモノガミーの関係にある。他の場合には、血清反応陰性者とパートナーとはモノガミーの関係にない。別の例として、HSVへの曝露リスクがあるHSV血清反応陰性者は、1人以上の異なるパートナーとの1回以上の性的接触事象に関与する可能性がある。様々な実施形態において、本明細書に記載される曝露前組成物は、低用量、例えば、HSV血清反応陽性者に抑制療法のために典型的に投与される用量と同じであるか、又はそれより10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、若しくは90%低い用量の1つ以上の抗ウイルス剤を含む。
別の態様において、本明細書には、HSVへの曝露後にHSV血清反応陰性者のHSV感染を防止する組成物及び方法が記載される。ある場合には、これらの組成物は、曝露後組成物又はHSV曝露後組成物と称される。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者は1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象を通じてHSVに曝露され、ここで、1人以上のパートナーはHSV血清反応陽性である。ある場合には、HSV血清反応陽性パートナーは自らの血清反応陽性状態を知っている。他の場合には、HSV血清反応陽性パートナーは自らの血清反応陽性状態を知らない。一例として、HSV血清反応陰性者は、同じHSV血清反応陽性パートナーとの1回以上の性的接触事象を通じてHSVに曝露される。ある場合には、血清反応陰性者とパートナーとはモノガミーの関係にある。他の場合には、血清反応陰性者とパートナーとはモノガミーの関係にない。別の例として、HSV血清反応陰性者は、1人以上の異なるパートナーとの1回以上の性的接触事象を通じてHSVに曝露される。様々な実施形態において、本明細書に記載される曝露後組成物は、高用量、例えば、HSV血清反応陽性者に初期発症後の療法として典型的に投与される用量と同じであるか、又はそれより10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、又は90%高い用量の1つ以上の抗ウイルス剤を含む。
一部の実施形態において、HSV組成物又は抗ウイルス組成物は曝露前組成物を指す。一部の実施形態において、HSV組成物又は抗ウイルス組成物は曝露後組成物を指す。一部の実施形態において、HSV組成物又は抗ウイルス組成物は、HSV血清反応陽性者の抑制的療法用の1つ以上の抗ウイルス薬を含む組成物を指す。一部の実施形態において、HSV組成物又は抗ウイルス組成物は、曝露前組成物及び曝露後組成物の両方を指す。更なる実施形態において、HSV組成物又は抗ウイルス組成物は、曝露前組成物、曝露後組成物、及び抑制的療法用の組成物を指す。
本開示の一態様において、本明細書には、HSV血清反応陽性対象者とHSV感染不一致の関係にあるHSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する組成物及び方法が提供される。一部の実施形態では、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の第1の抗ウイルス剤を含む第1の組成物が投与され、且つHSV血清反応陽性対象者に1つ以上の第2の抗ウイルス剤を含む第2の組成物が投与される。ある場合には、第1の抗ウイルス剤、又はその薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物は、第2の抗ウイルス剤、又はその薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、第1の抗ウイルス剤は、第2の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、第1の抗ウイルス剤は、第2の抗ウイルス剤の投薬量と同じか又は異なる投薬量で投与される。ある場合には、第1の組成物は第2の組成物と同じ送達機構を用いて送達される。他の場合には、第1の組成物は第2の組成物と異なる送達機構を用いて送達される。ある場合には、これらの方法は、血清反応陽性者及び/又は血清反応陰性者への抗ウイルス剤の送達を例えば長時間作用型薬物送達機構の使用によって改善することにより、血清反応陰性者におけるHSV感染防止の向上を更に提供する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者に投与される組成物は、予防的治療用の曝露前組成物である。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者に投与される組成物は、予防的治療用の曝露後組成物である。HSV血清反応陰性者の予防的治療は、HSV血清反応陽性者の抑制的治療と組み合わせて用いるとき、新しい宿主に増殖性の持続的感染を生じさせるにはHSVの量が不十分となるように血清反応陽性者によって排出された任意のウイルスを不活性化する別の機会を提供し、従ってHSV感染に対する追加の防御層を作り出す。一部の実施形態において、このHSV感染防止の向上は、本方法が安全な性行為の実践を更に含むとき、更に増幅される。加えて、血清反応陰性者も血清反応陽性者も治療することにより、コンプライアンスの可能性を高め、HSV感染のスティグマを取り除き、それによって血清反応陽性者における自己診断及び治療の可能性を改善することができる。血清反応陽性者及び血清反応陰性者の両方が抗ウイルス薬を服用するシナリオに基づけば、血清反応陽性者はもはやスティグマに直面せず、全員がHSVの伝播を大幅に低減するような行動をとっていることになる。これは、HSVの治療及び伝播防止と、従ってHIVの伝播防止とを著しく改善し得る。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性者に抗ウイルス組成物を投与する方法が提供され、ここで、HSV血清反応陰性者はHSV感染に関してリスク分類に関連付けられる。本明細書に記載される方法の一部の態様において、HSV血清反応陰性者のHSV感染を防止する方法は、HSV血清反応陰性者のリスク分類を決定するステップを含む。一部の実施形態において、ある個人はある期間にわたって異なるHSVリスク分類に関連付けられる。そのような例では、抗ウイルス組成物を投与する方法は、任意選択でこのリスク分類の変化に合わせて調節される。例えば、ある例では、もはやHSVリスク分類に含まれない個人は抗ウイルス組成物の使用を中止する。ある場合には、HSV血清反応陰性者はHSV血清反応陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクがあり、ここで、HSV血清反応陰性者とHSV血清反応陽性者とはモノガミーの、HSV感染不一致の関係にある。ある場合には、HSV血清反応陰性者は、HSV血清反応陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクがあり、ここで、この二者はモノガミーの関係にない。この例では、感染リスクは、HSV血清反応陽性パートナーとの1回又は複数回の身体的交渉中に発生し得る。ある場合には、HSV血清反応陰性者は複数のHSV血清反応陽性パートナーからの曝露によるHSV感染のリスクがあり、ここで、これらの者はモノガミーの関係にない。この例では、感染リスクは、HSV血清反応陽性パートナーとの1回又は複数回の身体的交渉中に発生し得る。ある場合には、HSV血清反応陰性者はHSV状態が不明の1人以上のパートナーからの曝露によるHSV感染のリスクがあり、ここで、これらの者はモノガミーの関係にない。この例では、感染リスクは、1人以上のパートナーとの1回又は複数回の身体的交渉中に発生し得る。一部の実施形態では、HSVへの曝露リスクがあるHSVの者に、低用量の少なくとも1つの抗ウイルス剤を含む曝露前組成物が投与される。一部の実施形態では、HSVに曝露した疑いがあるか又は曝露したHSVの者に、高用量の少なくとも1つの抗ウイルス剤を含む曝露後組成物が投与される。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清状態が不明の者に抗ウイルス組成物を投与する方法が提供される。ある場合には、この者はHSV血清反応陽性であり、且つ自らの血清状態を知らない。他の場合には、この者はHSV血清反応陽性であり、且つ他の者に対して自らがHSV血清反応陽性であることを認めていない。ある場合には、この者はHSV血清反応陰性であり、且つ自らの血清状態を知らない。自らの血清状態を知らないか、又はそれを否認するということは、その者は血清反応陰性の人に伝播のリスクを知らせない可能性がある。一部の実施形態において、本明細書に記載される方法は、状態が不明の者に対し、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有効であり、且つHSV血清反応陽性対象者のHSV抑制療法にも有効な量で抗ウイルス剤を投与するステップを含む。ある場合には、有効量は低用量の抗ウイルス剤である。そのような例では、抗ウイルス組成物の投与にHSV検査は不要である。HSV血清状態の一般的な検査方法としては、イムノアッセイ、細胞培養及び例えばポリメラーゼ連鎖反応を使用した核酸検出が挙げられる。標準治療は、現在のところ、検査室及び医療従事者の支援を受けない実施が容易な検査キットを提供していないため、HSV血清状態を確定することは簡単ではない。様々な態様において、提供される方法及び組成物によれば、血清状態を決定する必要がなくなる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陽性状態が分かっている者に抗ウイルス組成物を投与する方法が提供される。HSV感染に伴うスティグマが原因で、人はHSV検査及び/又は抗ウイルス薬の入手に必要な医師との気詰まりな会話を避けることがある。ある場合には、HSV血清反応陽性者は、HSV感染の防止のためにHSV血清反応陰性者に投与されるのと同じ投薬量の抗ウイルス薬の投与を受けるため、HSV血清反応陽性者は自らの血清状態を認める必要がなくなる。
HSV血清反応陰性者のHSV感染を防止する方法は、様々な実施形態において、HSV血清反応陰性者に1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物を投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、HSV組成物の投与機構を決定するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、HSV血清反応陰性者のリスク分類を決定するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、HSV複製、HSV再活性化、又はHSV複製とHSV再活性化との両方を抑制するのに有効な抗ウイルス剤投薬量を決定するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、組成物の投与経路及び送達機構、例えば、経口錠剤、経皮パッチ又は腟内リングを決定するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、抗ウイルス組成物送達機構が機能するための人における解剖学的位置を決定するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、人への抗ウイルス組成物の送達を治療上有効な時間にわたって維持するステップを含み、例えば、送達機構が組成物の活性薬剤の持続的な又は長時間作用性の送達を提供する。長時間作用型薬物送達機構としては、限定なしに、注射装置、腟内リング、及び経皮パッチが挙げられる。非限定的な例として、送達機構は、対象者の体内に維持され、且つ組成物の活性薬剤を治療上有効な時間にわたって対象者に送達する腟内リングである。
一態様において、本明細書には、1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物及び1つ以上の抗ウイルス剤を投与する方法が提供され、この組成物は、長時間作用型送達装置を介した長時間作用型送達機構を用いて投与される。一部の実施形態において、抗ウイルス組成物はHSV血清反応陰性者に投与される。一部の実施形態において、抗ウイルス組成物はHSV血清反応陽性者に投与される。更なる実施形態において、本組成物はHSV血清反応陽性者とHSV血清反応陰性者との両方に投与され、ここで、組成物は同じ又は異なる活性抗ウイルス剤を有し得る。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は腟内リングである。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は注射用装置である。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は経皮パッチである。長時間作用型送達機構は、多くの場合、同じ抗ウイルス薬投薬量の経口投与と比較して、より長期にわたって対象者の血流中により高い平均の、より一貫した、及び/又はより信頼性のある濃度の抗ウイルス薬を提供する。ある例では、本明細書に記載される抗ウイルス組成物を長時間作用型送達機構によって投与すると、対象者におけるノンコンプライアンスのリスクが低下する。例えば、抗ウイルス組成物が長時間作用型薬物送達装置によって投与される対象者のコンプライアンスは、抗ウイルス組成物が経口製剤によって投与される対象者のコンプライアンスより少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%又はそれを超えて高い。投薬量が長時間作用型薬物送達装置を介して自動的に投与される場合、対象者は投薬量を服用し忘れることが少なくなり得る。一部の実施形態において、長時間作用型薬物送達装置は、抗ウイルス剤、例えばHSV抗ウイルス薬と、別の抗ウイルス剤、例えばHIVを防止するものとを送達する。その他又は追加の実施形態において、長時間作用型薬物送達装置は抗ウイルス剤と避妊薬とを送達する。
更なる実施形態において、本明細書には、血清反応陰性者におけるHSV感染の発生率、従ってHIV感染の発生率を低減するための方法及び組成物が提供される。ある場合には、HSV感染の発生率を低減すると、間接的にHIV感染の発生率が低下し得る。先に考察したとおり、HSVへの同時感染がある場合、HIVに罹患するリスクが高くなる。これは、HSV感染によって皮膚に瘢痕及び他の傷が生じてHIVに対する障壁としての皮膚の有効性が低下するという理由のみならず、HSVの存在によって、HIVの侵入をより受け易くなるように免疫系が活性化するという理由からも言えることである。加えて、HSVは、HIVの主要な共受容体であるケモカイン受容体CCR5を上方制御することが示されており、これは、HSV陽性者でHIVの伝播リスクが高くなることに関して疑われる機構である。従って、HSVの発生率を低下させれば、HIV感染リスクを大幅に低減し、従って重大な医学的リスク及び多大な公衆衛生費用を低減することができる。
ウイルス及びウイルス性疾患
本明細書には、様々な態様において、対象者のウイルス感染の防止方法であって、対象者に有効用量の少なくとも1つの抗ウイルス剤を含む組成物を投与するステップを含む方法が提供される。本明細書に記載される方法及び組成物は、任意の感染性ウイルスに関する。一部の実施形態において、ウイルスへの言及は単一のウイルスに限定されず、1つ以上の感染性ウイルスを包含する。例示的実施形態において、ウイルスは少なくとも1つの単純ヘルペスウイルス(HSV)である。様々な例において、HSVへの言及はあらゆる感染性ウイルスを包含し、単純ヘルペスウイルスに限定されない。一部の実施形態において、ウイルスは少なくとも1つのヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。ある場合には、本方法は、HSVウイルス及びHIVウイルスの両方による感染を防止する。非限定的な例において、少なくとも1つのウイルスには、ヘルペスウイルス、HIV−I、HIV−2、サル免疫不全ウイルス(SIV)、ネコ白血病ウイルス、ピコルナウイルスファミリー、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、インフルエンザ、アデノウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス、ポリオウイルス、風疹ウイルス、パラミクソウイルス、ロタウイルス、向神経性ウイルス、又はオンコウイルスの少なくとも1つが含まれる。一部の実施形態において、ピコルナウイルスファミリーには、限定はされないが、ピコルナウイルス、ポリオウイルス、ライノウイルス、エンテロウイルス(コクサッキーウイルス)、肝炎(A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス)、アフトウイルス、パレコウイルス、及び脳心筋炎ウイルスが含まれる。
一部の実施形態において、ヘルペスウイルスには、限定はされないが、単純ヘルペスウイルス1型、単純ヘルペスウイルス2型、水痘・帯状疱疹(水疱瘡、帯状疱疹、ヒトヘルペスウイルス3型)、エプスタイン・バー(ヒトヘルペスウイルス4型)、サイトメガロウイルス(ヒトヘルペスウイルス5型)、ロゼオロウイルス(ヒトヘルペスウイルス6型及び7型)、及びカポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(ヒトヘルペスウイルス8型)が含まれる。HSV−1は典型的には感染者に口唇ヘルペス、及び場合によっては性器ヘルペスを引き起こす。HSV−2は典型的には感染者に性器ヘルペスを引き起こす。HSV−1及びHSV−2の重大な症状には、口腔咽頭感染症、皮膚感染症、眼感染症、及び中枢神経系障害、例えば髄膜炎及び脳炎が含まれる。
一部の実施形態において、HIVには、HIV−1(HIV1型)、HIV−2(HIV2型)及びSIVが含まれる。HIV−1には、限定はされないが、細胞外ウイルス粒子及びHIV−1感染細胞に関連するHIV−1の形態が含まれる。ある例では、HIV−1は、既知のメジャー(major)サブタイプ(クラスA、B、C、D E、F、G及びH)、組換え株又はアウトライイング(outlying)サブタイプ(グループ0)(実験室株及び初代分離株を含む)のいずれかに相当する。HIV−2には、限定はされないが、細胞外ウイルス粒子及びHIV−2感染細胞に関連するHIV−2の形態が含まれる。SIVは、サル、チンパンジー、及び他の非ヒト霊長類に感染するHIV様ウイルスである。
一部の実施形態において、ウイルス感染とは、当業者に公知のウイルス診断検査(例えばELISA、ウエスタンブロット、及びラテラルフローアッセイなどのイムノアッセイ;及びPCR)を用いて対象者にウイルス抗体、ウイルス抗原、及び/又はウイルス核酸の存在が確認されることを指す。例示的実施形態において、HSV感染とは、抗HSV抗体又はHSV核酸の存在が確認されることを指す。ある例では、HSV血清反応陽性者とは、その血中に検出可能な抗HSV抗体を有する者である。ある例では、HSV血清反応陰性者とは、その血中に検出可能な抗HSV抗体を有しない者である。ある場合には、HSV血清反応陰性者はHSVに曝露されたことがあるが、しかし、HSVが感染を確立しておらず、及び/又はその者が依然として血清転換していないため、抗HSV抗体を依然として検出することができない。
抗ウイルス組成物
本明細書には、様々な態様において、HSV血清反応陽性対象者からのHSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する組成物及び方法が提供され、本方法は、有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。様々な実施形態において、本組成物は、HSVへの曝露後の血清反応陰性者における新規持続感染の確立を防止する。一部の実施形態において、本組成物は血清反応陽性者からのHSV曝露前に投与され、例えば、この組成物は曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は血清反応陽性者からのHSV曝露後に投与され、例えば、この組成物は曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物はHSV曝露前及び曝露後に血清反応陰性者に投与される。
更なる態様において、本明細書には、HSV血清反応陽性者からのHSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法が提供され、本方法は、第1の有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含み、且つ第2の有効用量の第2の抗ウイルス剤を含む第2の組成物をHSV血清反応陽性者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤と第2の抗ウイルス剤とは同じ活性薬剤を含む。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤と第2の抗ウイルス剤とは異なる活性薬剤を含む。一部の実施形態において、有効用量の第1の抗ウイルス剤を含む本組成物は、HSV及び1つ以上の追加的なウイルス感染の防止に有用である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤を含む組成物は、追加的な抗ウイルス剤を更に含み、又はそれと共に投与され、ここで、追加的な抗ウイルス剤は、HSV及び/又は1つ以上の追加的なウイルス感染の防止に有用である。追加的なウイルス感染には、限定なしに、HIV、HPV、肝炎、インフルエンザ、並びにそれらによって起こる疾患及び病態が含まれる。
一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者に投与される組成物中の抗ウイルス剤は、血清反応陽性者によって排出され且つHSV血清反応陰性者に移されたHSVを不活性化する。ある場合には、HSVに曝露されたことがあるHSV血清反応陰性者に投与される抗ウイルス剤は、ウイルスがその者に持続的感染を引き起こすことができないように生存ウイルスの量を減少させる。ある場合には、HSV血清反応陰性者のHSV血清反応陽性パートナーが抑制的療法中であるとき、それによりHSV血清反応陰性者に移されるウイルスの量が減少して、更なる防御層が実現する。
一部の実施形態において、血清反応陰性者のHSVウイルス感染を低減する方法に有用な組成物は、2つ以上の抗ウイルス薬を含む。ある場合には、これらの2つ以上の抗ウイルス薬のうちの少なくとも2つは、ウイルス感染の阻害に異なる機構を用いる。ある場合には、血清反応陰性対象者に投与される抗ウイルス薬は、血清反応陽性対象者に投与される抗ウイルス薬と同じである。ある場合には、血清反応陰性対象者に投与される抗ウイルス薬は、血清反応陽性対象者に投与される抗ウイルス薬と異なる。ある場合には、2つ以上の抗ウイルス薬は同じ組成物中にあって投与され、又は2つ以上の抗ウイルス薬は2つ以上の異なる組成物中にあって投与され、標的ウイルスに対する様々な薬物の有効性を取り込む累積的効果を生じる。例えば、抗ウイルス薬の併用(同じ組成物中にあるか、又は異なる組成物中にあって共投与される)は、その併用内の抗ウイルス薬の1つを用いるよりも大幅にウイルス感染率を低減する。別の例として、抗ウイルス薬の併用は、その併用内の抗ウイルス薬の1つのみを用いるよりも大幅にウイルス排出及び伝播率を低減する。ある場合には、併用療法は、例えば薬剤耐性、用量の誤り、及び/又はノンコンプライアンスに起因して単剤が無効となり得る状況において有効である。ある場合には、異なる作用機構を有する抗ウイルス薬の併用が、単一の抗ウイルス薬に優る治療有効性の向上をもたらす。
本明細書には、一部の実施形態において、1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物及び前記組成物でHSV及びHIV血清反応陰性者を治療してHSV及び/又はHIV感染を防止する方法が提供される。ある例では、1つ以上の抗ウイルス剤の少なくとも1つはHSV抗ウイルス剤である。ある例では、1つ以上の抗ウイルス剤の少なくとも1つはHIV抗ウイルス剤である。ある場合には、1つ以上の抗ウイルス剤の少なくとも1つは、HSV及びHIVの両方の治療に有用である。
本明細書には、様々な態様において、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する組成物及び方法が更に提供される。一部の実施形態において、本方法は、第1の抗ウイルス剤と避妊剤とを含む組成物を対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、第1の抗ウイルス剤を含む第1の組成物と避妊剤を含む第2の組成物とを対象者に投与するステップを含む。様々な場合に、第1の抗ウイルス剤は更にHIV感染を防止する。ある場合には、本組成物は、HSV及び/又はHIV感染などのウイルス感染を防止する第2の抗ウイルス剤を更に含む。
抗ウイルス剤
本明細書に記載される方法及び組成物においては、血清反応陽性者から血清反応陰性者へのウイルス伝播の防止及びウイルスに曝露された血清反応陰性者のウイルス感染の防止の両方に、種々の抗ウイルス剤が有用である。一部の実施形態において、血清反応陰性者は、血清反応陰性者のウイルス感染防止用の抗ウイルス薬を含む組成物で治療される。例示的実施形態において、感染防止のために血清反応陰性者に投与される抗ウイルス剤には、血清反応陽性者における急性療法及び/又は抑制的療法に有用なものが含まれる。一部の実施形態では、本明細書に記載される方法及び組成物において、HSV血清反応陽性者からHSV血清反応陰性者へのHSV伝播の防止に抗ウイルス剤が有用である。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性者は、血清反応陰性者のHSV感染防止用の抗ウイルス薬を含む組成物で治療される。例示的実施形態において、感染防止のためにHSV血清反応陰性者に投与される抗ウイルス剤には、HSV血清反応陽性者における急性療法及び/又は抑制的療法に有用なものが含まれる。
本明細書に記載される組成物及び方法において有用な抗ウイルス剤には、限定なしに、細胞、例えば対象者の細胞におけるウイルスの複製の阻害能を有するか、又はウイルス感染又はウイルス感染によって起こるウイルス性疾患若しくは病態を治療し、防止し、又はその発生若しくは進行を遅延させるのに有効である、任意の化合物又はその薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物が含まれる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス曝露者の初期感染を防止し、又は遅延させる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス感染者のウイルス負荷を低減する。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス感染の無症候期を延長する。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、感染患者のウイルスの低ウイルス量を維持する。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス感染者の全般的な健康又はクオリティオブライフを高める。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス感染者の平均余命を延ばす。非限定的な例において、対象者に対する抗ウイルス剤の効果は、例えば臨床試験で、抗ウイルス薬で治療した対象者を、抗ウイルス薬で治療していない対象者と比較して、ウイルス感染又はウイルス感染によって起こるウイルス性疾患若しくは病態を治療し、防止し、又はその発生若しくは進行を遅延させるのに、抗ウイルス剤による治療が有効かどうかを決定することにより決定される。ある例では、ウイルスはヘルペスウイルスである。ある例では、ウイルスはHIVである。ある例では、ウイルスは2つ以上のウイルスを指し、例えば、対象者に投与される抗ウイルス剤は、対象者が2つ以上のウイルスに曝露された後にその2つ以上のウイルスによる感染を防止し、又は遅延させる。ある場合には、2つ以上のウイルスはHSV及びHIVを含む。
本明細書の組成物及び方法に有用な好適な抗ウイルス剤には、限定なしに、HSV抗ウイルス薬、HIV抗ウイルス薬、ウイルス性疾患又は病態の治療に有用な「オフラベル」薬、肝炎抗ウイルス薬、ヒトパピローマウイルス(HPV)抗ウイルス薬、及びインフルエンザ抗ウイルス薬が含まれる。「オフラベル」薬には、現在ウイルス治療には承認されていない、ウイルス感染又はウイルス感染によって起こる疾患若しくは病態の治療に有用な抗癌剤などの薬物が含まれる。抗ウイルス剤には、ウイルスプロテアーゼ阻害薬、ウイルス逆転写酵素阻害薬、ウイルス侵入阻害薬、ウイルス共受容体阻害薬、ウイルス融合阻害薬、ウイルス成熟阻害薬、ウイルスインテグラーゼ阻害薬及びウイルス免疫原が含まれる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルス核酸を標的化するRNA、例えばsiRNAを含む。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は殺菌薬を含む。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は、ウイルスパッチ、例えば、Hansaplast(登録商標)ヘルペスパッチSOS又はCompeed(登録商標)ヘルペス小胞パッチの一成分である。
一部の実施形態において、ウイルス性疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、ウイルス性疾患への感染に対して血清反応陰性者に投与されたときに血清反応陰性者が感染してそのウイルスに関して血清反応陽性になる可能性が低下する抗ウイルス剤を含む。例えば、血清反応陰性対象者又は対象者集団に単独で、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤と組み合わせて投与される有効量の抗ウイルス剤は、対象者又は対象者集団がウイルスに感染するリスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は100%低下させる。一部の実施形態では、1つのウイルス性疾患の防止に有用な抗ウイルス剤が、第2のウイルス性疾患の防止にも有用である。例えば、ある場合には、HIV血清反応陽性者の治療に使用されるHIV抗ウイルス薬は、HSV血清反応陰性者のHSV感染を防止するためのHSV血清反応陰性者への投与にも有用である。
一部の実施形態において、ウイルス性疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、HSV抗ウイルス薬である。ある場合には、ウイルス性疾患はヘルペスウイルス、例えばHSVによって引き起こされる。ある場合には、ウイルス性疾患はHIVへの感染によって引き起こされる。ある場合には、抗ウイルス剤は2つ以上のウイルス性疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HSV抗ウイルス薬はHSV及びHIVの防止に有用である。一部の実施形態において、HSV抗ウイルス薬には、抗HSV抗体などの抗ウイルス抗体が含まれる。抗体にはモノクローナル抗体及びポリクローナル抗体が含まれ、それらの断片及び一部分、例えばFab断片が含まれる。
一部の実施形態において、ウイルス性疾患の防止に有用な抗ウイルス剤は、HIV抗ウイルス薬である。ある場合には、ウイルス性疾患はヘルペスウイルス、例えばHSVによって引き起こされる。ある場合には、ウイルス性疾患はHIVへの感染によって引き起こされる。ある場合には、ウイルス性疾患はヘルペスウイルス、例えばHSVによって引き起こされる。ある場合には、抗ウイルス剤は2つ以上のウイルス性疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HIV抗ウイルス薬はHSV及びHIVの防止に有用である。一部の実施形態において、HIV抗ウイルス薬には、抗HIV抗体などの抗ウイルス抗体が含まれる。
本明細書に記載される組成物及び方法において有用なHSV抗ウイルス剤には、ウイルスDNAポリメラーゼを選択的に標的化するヌクレオシド類似体が含まれる。ある場合には、HSV抗ウイルス剤はチミジンキナーゼを標的化する。例えば、HSV抗ウイルス剤は天然ヌクレオシド三リン酸dGTPの類似体であってもよく、ウイルス感染細胞においてウイルスチミジンキナーゼによって選択的にリン酸化される。これらの類似体のリン酸化は、非感染細胞では最小限であり、細胞DNAポリメラーゼはHSVポリメラーゼと比較して抗ウイルス性三リン酸に対する親和性が低い。ウイルスによって類似体三リン酸が成長DNA鎖に取り込まれると鎖伸長を継続できなくなるため、ウイルスDNAポリメラーゼは選択的に阻害される。これらのヌクレオシド三リン酸類似体の非限定的な例としては、アシクロビル、バラシクロビル、ペンシクロビル及びファムシクロビルが挙げられる。ある場合には、HSV抗ウイルス剤はHSVプロテアーゼを標的化する。ある場合には、HSV抗ウイルス剤はウイルスヘリカーゼ−プライマーゼ複合体を阻害する。ヘリカーゼ−プライマーゼ阻害薬の非限定的な例はプリテリビルである。ウイルスがヌクレオシド類似体に抵抗性を示す場合には、そのウイルスは、ヘリカーゼ−プライマーゼ阻害薬又はヌクレオシド類似体とヘリカーゼ−プライマーゼ阻害薬との組み合わせに対して感受性があり得る。ある例では、本明細書に記載される組成物は、ヌクレオシド類似体とヘリカーゼ−プライマーゼ阻害薬との両方を含む。
本明細書に記載される組成物及び方法において使用されるHSV抗ウイルス剤の非限定的な例としては、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物の抗ウイルス剤は、ウイルスによって引き起こされる疾患に対する獲得免疫を提供するワクチンを含む。ある場合には、本組成物はアジュバントを更に含む。一部の実施形態において、本明細書には、HSV伝播の防止に有用な1つ以上のウイルスワクチンを含む組成物が記載される。一部の実施形態において、本明細書には、HIV伝播の防止に有用な1つ以上のウイルスワクチンを含む組成物が記載される。一部の実施形態において、本明細書には、HSV及びHIV伝播の防止に有用な1つ以上のウイルスワクチンを含む組成物が記載される。ある場合には、ウイルスワクチン組成物は、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、又はそれと共に投与される。ある場合には、ウイルスワクチン組成物は、1つ以上の受胎調節法を更に含み、又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、あるウイルス性疾患の防止に有用なウイルスワクチンが、第2のウイルス性疾患の防止にも有用である。例えば、ある場合には、HSVワクチンがHIV血清反応陰性者のHIV感染の防止に有用である。別の例として、HIVワクチンがHSV血清反応陰性者のHSV感染の防止に有用である。ある場合には、1つ以上のウイルスワクチンが1つ以上のウイルス性疾患の防止に有用である。非限定的な例として、HIVワクチンが血清反応陰性者のHSV及びHIV感染の防止に有用である。別の例として、HSVワクチンが血清反応陰性者のHSV及びHIV感染の防止に有用である。
本明細書に記載される組成物及び方法の抗ウイルス剤として有用なHSVワクチンの非限定的な例としては、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。本明細書に記載される組成物及び方法の抗ウイルス剤として有用なHIVワクチンの非限定的な例としては、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivaxが挙げられる。抗ウイルス組成物において有用なアジュバントの非限定的な例としては、QS−21、マトリックス−M2、AlK(SO4)2、AlNa(SO4)2、AlNH4(SO4)、シリカ、ミョウバン、Al(OH)3、Ca3(PO4)2、カオリン、炭素、水酸化アルミニウム、ムラミルジペプチド、N−アセチル−ムラミル−L−スレオニル−D−イソグルタミン(thr−DMP)、N−アセチル−ノルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミン(CGP 11687、ノル−MDP)、N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミニル−L−アラニン−2−(1’2’−ジパルミトイル−sn−グリセロ−3−ヒドロキシホスホリルオキシ)−エチルアミン(CGP 19835A、MTP−PE)、2%スクアレン/Tween−80エマルション中のRIBI(MPL(登録商標)+TDM+CWS)、リポ多糖類、フロイントの完全アジュバント(FCA)、フロイントの不完全アジュバント、Merckアジュバント65、ポリヌクレオチド(例えば、ポリIC酸及びポリAU酸)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)由来のワックスD、物質であって、コリネバクテリウム・パルブム(Corynebacterium parvum)、百日咳菌(Bordetella pertussis)、及びブルセラ属(Brucella)のメンバーに見られるもの、Titermax、ISCOMS、Quil A、ALUN、リピドA及び誘導体、コレラ毒素誘導体、HSP誘導体、LPS誘導体、合成ペプチドマトリックス又はGMDP、インターロイキン1、インターロイキン2、及びMontanide ISA−51が挙げられる。
一部の実施形態において、抗ウイルス剤はウイルス侵入及び/又はウイルス融合を阻害する。侵入及び/又は融合阻害薬の例としては、限定なしに、マラビロク、エンフビルチド(T−20)、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHIVウイルス侵入阻害薬である。HIVウイルス侵入阻害薬としては、限定なしに、CD4受容体結合阻害薬、CD4模倣薬、gp120模倣薬、gp41アンタゴニスト、抗CD4抗体、CCR5アンタゴニスト(例えば、ジンクフィンガー阻害薬)、及びCXCR4共受容体アンタゴニストが挙げられる。
一部の実施形態において、抗ウイルス剤はインテグラーゼ阻害薬である。インテグラーゼ阻害薬の非限定的な例としては、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、及びそれらの塩、溶媒和物、又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、抗ウイルス剤は逆転写酵素阻害薬、例えばヌクレオチド逆転写酵素阻害薬及び/又はヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NRTI)である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬(NNRTI)である。NRTIとしては、限定なしに、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。NNRTIとしては、限定なしに、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。逆転写酵素阻害薬の更なる非限定的な例としては、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、抗ウイルス剤はプロテアーゼ阻害薬である。プロテアーゼ阻害薬の非限定的な例としては、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、抗ウイルス剤は殺菌薬である。殺菌薬の非限定的な例としては、デタージェント、例えば、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム及びSavvy(1.0%C31G)が挙げられる。一部の実施形態において、殺菌薬、例えばBufferGel(登録商標)は、腟分泌物のpHを低下させる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はポリアニオン殺菌薬を含む。ポリアニオン殺菌薬の例はカラギーナンである。カラギーナンは、ウイルスが細胞膜に最初に付着する際に用い得る線状硫酸化多糖類であり、従ってウイルス結合のデコイ受容体としての役割を果たす。一部の実施形態において、殺菌薬は、ウイルスに結合するナノスケールのデンドリマー分子である。ナノスケールのデンドリマー分子の例は、VivaGel(登録商標)の活性成分である。殺菌薬の更なる例は、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩である。
一部の実施形態において、組成物は、ウイルス感染の治療又は防止に抗ウイルス「オフラベル」薬として使用される活性薬剤を含む。ある場合には、組成物は「オフラベル」薬と共に投与される。本明細書に提供される組成物と共に又はその中において有用な「オフラベル」薬の非限定的な例としては、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、抗ウイルス剤は抗癌薬、例えばルキソリチニブ又はトシリズマブである。
一部の実施形態において、ウイルス感染の防止又は治療用組成物は、以下の抗ウイルス剤の少なくとも1つ:ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント(portmanteau)阻害薬、スキトビリン(scytovirin)、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。
一部の実施形態において、ウイルス感染の防止又は治療用組成物は、以下の抗ウイルス剤の少なくとも1つ:Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン(ampligen)、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル(nexavir)、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。
一部の実施形態において、ウイルス感染の防止又は治療用組成物は、テノホビル、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む肝炎抗ウイルス剤を含む。
一部の実施形態において、ウイルス感染の防止又は治療用組成物は、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含むインフルエンザ抗ウイルス薬を含む。
一部の実施形態において、ウイルス感染の防止又は治療用組成物は、ピロールポリアミド類、ロピナビル、カラギーナン、亜鉛、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含むHPV抗ウイルス薬を含む。
一部の態様では、少なくとも1つの追加的な活性薬剤と組み合わせて抗ウイルス剤を含む組成物(ここで、組み合わせとは、2つ以上の活性薬剤の組み合わせを含む組成物を指す)、又は1つ以上の追加的な活性薬剤と組み合わせて投与される抗ウイルス剤を含む組成物が提供される。ある場合には、活性薬剤を組み合わせることにより、抗ウイルス活性の相乗効果が生じる。相乗効果は、一例では、シグモイドEmax式、レーヴェ(Loewe)の式、及びメジアンエフェクト(median−effect)式を使用して計算し得る。
一部の実施形態において、ウイルス性疾患の防止及び/又は治療に有用な抗ウイルス剤を含む組成物は、ウイルス性疾患の防止及び/又は治療用の別の薬物又は活性薬剤を更に含むか、又はそれと併用して投与される。ある場合には、本組成物は、ワクチン、遺伝子療法治療、サイトカイン、TAT阻害薬、免疫調節薬又はそれらの組み合わせを含むか、又はそれと共に投与される。ある場合には、本組成物は、抗真菌剤、抗細菌薬、抗原虫剤又はそれらの組み合わせを含む抗感染剤を含むか、又はそれと共に投与される。ある場合には、本組成物は、免疫調節薬、例えば、イセチオン酸ペンタミジン、自家CD8+注入、γ−インターフェロン免疫グロブリン、胸腺ペプチド、IGF−I、抗Leu3A、自家ワクチン療法、バイオスティミュレーション、体外フォトフォレシス、シクロスポリン、ラパマイシン、FK−565、FK−506、GCSF、GM−CSF、ハイパーサーミア、イソピノシン(isopinosine)、rVIG、HIVIG、受動免疫療法及びポリオワクチン高度免疫、又はそれらの組み合わせを含むか、又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、組成物は、薬物動態学的エンハンサー、例えばコビシスタットを含むか、又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、組成物は、相乗的エンハンサー、例えば、プロテアーゼ阻害薬のクロロキン/キノリンエンハンサー、CYP3A4、ヒドロキシウレア、レフルノミド、ミコフェノール酸、レスベラトロール、又はそれらの組み合わせを含むか、又はそれと共に投与される。
一部の実施形態において、本明細書に記載される方法において有用な組成物は活性薬剤の組み合わせを含み、そのうちの少なくとも1つは抗ウイルス剤である。組み合わせの例としては、限定なしに、マラビロクとエムトリシタビン;マラビロクとエムトリシタビンとラルテグラビル;ラルテグラビルとエムトリシタビン;ラルテグラビルとラミブジン;アバカビルとラミブジン;アバカビルとドルテグラビルとラミブジン;アバカビルとラミブジンとジドブジン;アタザナビルとコビシスタット;ダルナビルとコビシスタット;エファビレンツとエムトリシタビンとテノホビル;エルビテグラビルとコビシスタットとエムトリシタビンとテノホビル;エムトリシタビンとリルピビリンとテノホビル;ラミブジンとラルテグラビル;ラミブジンとジドブジン;ロピナビルとリトナビル;エムトリシタビンとテノホビルジソプロキシルフマル酸塩;ラミブジンとジドブジン;ロピナビルとリトナビル;イノシンとアセトアミド安息香酸とジメチルアミノイソプロパノール;並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のウイルス感染(例えばHSV)の防止及び/又は血清反応陽性対象者のウイルス感染の治療(例えば、HSV抑制治療)に有用な組成物は、以下の活性薬剤の1つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のHSV感染の防止及び/又は血清反応陽性対象者のHSVの治療に有用な組成物は、以下の抗ウイルス薬の1つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のウイルス感染(例えばHSV)の防止及び/又は血清反応陽性対象者のウイルス感染の治療(例えばHSV抑制治療)に有用な組成物は、以下の活性薬剤の2、3、4、5つ又は6つ以上、即ち、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のHSV感染の防止及び/又は血清反応陽性対象者のHSVの治療に有用な組成物は、以下の抗ウイルス剤の2、3、4、5つ又は6つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のウイルス感染(例えばHSV)の防止及び/又は血清反応陽性対象者のウイルス感染の治療(例えばHSV抑制治療)に有用な組成物は、以下の活性薬剤の1つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせ、及び以下の活性薬剤の1つ以上:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者のHSV感染の防止及び/又は血清反応陽性対象者のHSVの治療に有用な組成物は、以下の活性薬剤の2、3、4、5つ又は6つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせ;及び以下の活性薬剤の2、3、4、5つ又は6つ以上:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、HSV及び/又はHIV抗ウイルス薬などの1つ以上の追加的な抗ウイルス剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は、1つ以上の避妊剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。
避妊薬
本明細書には、様々な態様において、ウイルス血清反応陰性者のウイルス感染を防止するための1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物及び方法が提供され、ここで、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤を1つ以上の避妊剤と併用して血清反応陰性者に投与するステップを含む。ある場合には、抗ウイルス組成物は1つ以上の避妊剤を更に含む。ある場合には、抗ウイルス組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本明細書には、1つ以上の避妊剤を含む曝露前組成物が提供される。ある場合には、曝露前組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本明細書には、1つ以上の避妊剤を含む曝露後組成物が提供される。ある場合には、曝露後組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。更なる実施形態において、本明細書には、1つ以上の抗ウイルス剤と1つ以上の避妊剤とを含むウイルス血清反応陽性者の治療用組成物が提供される。更に別の実施形態において、本明細書には、1つ以上の抗ウイルス剤を含むウイルス血清反応陽性者の治療用組成物が提供され、ここで、1つ以上の抗ウイルス剤は1つ以上の避妊剤と共に投与される。
本明細書には、様々な態様において、HSV血清反応陰性者のHSV感染を防止するための1つ以上の抗ウイルス剤を含む組成物及び方法が提供され、ここで、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤を1つ以上の避妊剤と併用して血清反応陰性者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、1つ以上の抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、1つ以上の抗ウイルス剤はHIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の1つ以上は、HSV、HIV、又はHSVとHIVとの両方を治療又は防止する。ある場合には、抗ウイルス組成物は1つ以上の避妊剤を更に含む。ある場合には、抗ウイルス組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本明細書には、1つ以上の避妊剤を含むHSV曝露前組成物が提供される。ある場合には、HSV曝露前組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本明細書には、1つ以上の避妊剤を含むHSV曝露後組成物が提供される。ある場合には、HSV曝露後組成物は1つ以上の避妊剤と共に投与される。更なる実施形態において、本明細書には、1つ以上の抗ウイルス剤と1つ以上の避妊剤とを含むHSV血清反応陽性者の治療用組成物が提供される。更に別の実施形態において、本明細書には、1つ以上の抗ウイルス剤を含むHSV血清反応陽性者の治療用組成物が提供され、ここで、1つ以上の抗ウイルス剤は1つ以上の避妊剤と共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者の妊娠の防止及びHSV感染の防止に有用な組成物は、1、2、3、4つ又はそれを超える抗ウイルス剤と1、2、3、4つ、又はそれを超える避妊剤とを含む。一部の実施形態では、本明細書に記載される方法においてHSV及びHIV血清反応陰性対象者の妊娠の防止並びにHSV及びHIV感染の防止に有用な組成物は、1、2、3、4つ又はそれを超える抗ウイルス剤と1、2、3、4つ、又は5つ以上の避妊剤とを含む。一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者の妊娠の防止及びHSV感染の防止に有用な組成物は、1、2、3、4つ、又はそれを超える抗ウイルス剤を含み、ここで、本組成物は、1、2、3、4つ、又はそれを超える避妊剤と共に投与される。一部の実施形態では、本明細書に記載される方法においてHSV及びHIV血清反応陰性対象者の妊娠の防止並びにHSV及びHIV感染の防止に有用な組成物は、1、2、3、4つ、又はそれを超える抗ウイルス剤を含み、ここで、本組成物は、1、2、3、4つ、又はそれを超える避妊剤と共に投与される。
一部の実施形態において、避妊剤とは、受胎又は妊娠を防止する活性薬剤を指す。本明細書に提供される組成物及び方法において有用な避妊剤の非限定的な例としては、17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせが挙げられる。
ある例では、避妊剤への言及には、受胎又は妊娠を防止する物理的障壁が包含される。ある例では、物理的障壁は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム又はペッサリーである。ある場合には、避妊剤は子宮内避妊器具である。ある場合には、避妊剤は殺精子薬(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)である。ある例では、避妊剤は、例えば無防備性交の発生後に高用量で投与される緊急避妊剤である。緊急避妊剤の非限定的な例としては、レボノルゲストレル、エストロゲンとプロゲスチンとの併用、プロゲスチン、抗黄体ホルモン(例えば、酢酸ウリプリスタル、ミフェプリストン)、及びそれらの塩、溶媒和物又は組み合わせが挙げられる。ある例では、避妊剤は、本明細書に記載される曝露後組成物と併用して投与され、ここで、避妊剤及び曝露後組成物は、無防備性交の発生後に投与されるように構成される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者の妊娠の防止及びウイルス感染(例えばHSV)の防止に有用な組成物は、a)以下の活性薬剤の1つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせ;及びb)以下の活性薬剤の1つ以上:17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、低用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は、高用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物は更にHIV感染を防止及び/又は治療する。一部の実施形態において、本組成物は更に、HIVの防止及び/又は治療用の1つ以上のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は1つ以上の追加的な避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陽性対象者の妊娠の防止及びウイルス感染の治療(例えばHSV抑制治療)に有用な組成物は、a)以下の活性薬剤の1つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせ、及びb)以下の活性薬剤の1つ以上:17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、低用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は、高用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物は更にHIV感染を防止及び/又は治療する。一部の実施形態において、本組成物は更に、HIVの防止及び/又は治療用の1つ以上のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は1つ以上の追加的な避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陰性対象者の妊娠の防止及びHSV感染の防止に有用な組成物は、a)以下の活性薬剤の1、2、3、4、5つ又は6つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせ;b)以下の活性薬剤の1、2、3、4、5つ又は6つ以上:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせ;及びc)以下の活性薬剤の1、2、3、4つ、又は5つ以上:17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、低用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は、高用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物は更にHIV感染を防止及び/又は治療する。一部の実施形態において、本組成物は更に、HIVの防止及び/又は治療用の1つ以上のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は1つ以上の追加的な避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。
一部の実施形態では、本明細書に記載される方法において血清反応陽性対象者の妊娠の防止及びHSVの治療に有用な組成物は、a)以下の活性薬剤の1、2、3、4、5つ又は6つ以上:バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせ;b)以下の活性薬剤の1、2、3、4、5つ又は6つ以上:マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせ;及びc)以下の活性薬剤の1、2、3、4つ、又は5つ以上:17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物は、低用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は、高用量の1つ以上の活性薬剤を含む曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物は更にHIV感染を防止及び/又は治療する。一部の実施形態において、本組成物は更に、HIVの防止及び/又は治療用の1つ以上のHIV抗ウイルス薬と共に投与される。一部の実施形態において、本組成物は1つ以上の追加的な避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。
バラシクロビル組成物
本明細書には、様々な態様において、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用な組成物であって、活性薬剤バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物が提供され、ここで、本組成物は1つ以上の追加的な活性薬剤を更に含み、及び/又はそれと共に投与される。本明細書には、様々な態様において、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、1つ以上の追加的な活性薬剤との組み合わせを対象者に投与するステップを含む方法が更に提供される。ある場合には、バラシクロビルと1つ以上の追加的な活性薬剤との組み合わせは、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVによる感染を更に防止する。ある例では、バラシクロビルと1つ以上の追加的な活性薬剤との組み合わせは、共に1つの組成物で投与される。ある例では、バラシクロビルと1つ以上の追加的な活性薬剤とは異なる組成物で共投与される。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な活性薬剤の少なくとも1つは、抗ウイルス剤、例えば、HSV抗ウイルス剤、HIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書の他の部分に記載される任意の抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な活性薬剤の少なくとも1つは避妊薬である。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な活性薬剤の少なくとも1つは抗ウイルス剤であり、且つ1つ以上の追加的な活性薬剤の少なくとも1つは避妊剤である。ある例では、活性薬剤の1つ以上は、HSVへの曝露前にHSVに感染するリスクを低減するためHSV血清反応陰性対象者に投与される。ある例では、1つ以上の活性薬剤は、HSVへの曝露後にHSVに感染するリスクを低減するためHSV血清反応陰性対象者に投与される。ある例では、活性薬剤の1つ以上がHSVへの曝露前にHSV血清反応陰性対象者に投与され、且つ活性薬剤の1つ以上がHSVへの曝露後にHSV血清反応陰性対象者に投与される。こうした場合の一部において、HSVへの曝露前に投与される1つ以上の活性薬剤の用量は、HSVへの曝露後に投与される1つ以上の活性薬剤の用量と異なる。ある例では、対象者が妊娠をもたらし得る行為、例えばHSVへの曝露をもたらすのと同じ行為を行う前、及び/又はその後に妊娠のリスクを低減するため、避妊剤がHSV血清反応陰性対象者に投与される。一部の実施形態において、バラシクロビル及び/又は1つ以上の追加的な活性薬剤の1つ以上は、経口製剤、例えば、丸薬、カプセル、錠剤又は液剤を使用して投与される。一部の実施形態において、バラシクロビル及び/又は1つ以上の追加的な活性薬剤の1つ以上は、長時間作用型送達装置、例えば腟内リングを使用して投与される。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、例えば抑制療法として1つ以上の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、HSV血清反応陽性パートナーにはHSV抗ウイルス薬が投与される。
HSV抗ウイルス剤の例としては、限定なしに、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約又は少なくとも約200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mg、600mg、650mg、700mg、800mg、850mg、900mg、950mg、1000mg、1050mg、1100mg、1150mg、1200mg、1250mg、1300mg、1350mg、1400mg、1450mg、1500mg、1550mg、1600mg、1700mg、又は1800mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物は、約500mg〜約1500mg、又は約500mg〜約1000mgの投薬量で投与される。ある場合には、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物は、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に(例えば、長時間作用型送達装置を使用して)投与される。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、エムトリシタビンを更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、ラミブジンを更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、グリチルリチン酸を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、又は8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約100mg〜約200mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、プリテリビルを更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、プリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、又は100mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、プリテリビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約5mg〜約75mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、プリテリビル及びエムトリシタビンを更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、プリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物及びエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、又は100mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、プリテリビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約5mg〜約75mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、プリテリビル及びラミブジンを更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、プリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物及びラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、5mg、10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、75mg、80mg、90mg、又は100mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、プリテリビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法は、約500mg〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約5mg〜約75mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物と、約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物とをHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、エムトリシタビン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びc)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、ラミブジン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びc)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、グリチルリチン酸及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、又は8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びc)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約200mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びc)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、エムトリシタビン、テノホビル及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びd)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、ラミブジン、テノホビル及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びd)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、グリチルリチン酸、テノホビル、エムトリシタビン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物;エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、又は20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、テノホビル、エムトリシタビン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物;エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はレボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、又は0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約50mg〜約200mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのレボノルゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.01mg〜約0.03mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びd)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、ラミブジン及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びd)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、グリチルリチン酸及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、又は20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約50mg〜約200mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;エファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、又は800mgのエファビレンツ又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エファビレンツは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約400mg〜約700mgのエファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、ラミブジン、エファビレンツ及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物;エファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、又は800mgのエファビレンツ又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エファビレンツは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約400mg〜約700mgのエファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ、グリチルリチン酸及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;エファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、又は800mgのエファビレンツ又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、又は20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エファビレンツは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約400mg〜約700mgのエファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;e)約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びf)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、エファビレンツ、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;エファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、又は800mgのエファビレンツ又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、エファビレンツは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約400mg〜約700mgのエファビレンツ、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;e)約50mg〜約300mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びf)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;ドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビル又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ドルテグラビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約20mg〜約70mgのドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、ラミブジン、ドルテグラビル及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、ラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物;ドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビル又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ドルテグラビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、ラミブジンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約20mg〜約70mgのドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのラミブジン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びe)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル、グリチルリチン酸及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;ドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;グリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、又は100mgのドルテグラビル又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、又は20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ドルテグラビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、グリチルリチン酸は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約20mg〜約70mgのドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;e)約1mg〜約10mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びf)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に有用である、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物は、テノホビル、エムトリシタビン、ドルテグラビル、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)及び1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止方法であって、バラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に投与するステップを含む方法は、エムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物;ドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物;テノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物;セイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物;及び1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊剤はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、又は400mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、又は100mgのドルテグラビル又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約50mg、100mg、10mg、200mg、250mg、又は300mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.05mg、0.10mg、0.15mg、0.2mg、0.25mg又は0.3mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、少なくとも又は約0.01mg、0.015mg、0.02mg、0.025mg、0.03mg、0.035mg、又は0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に投与するステップを含む。ある場合には、ドルテグラビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、エムトリシタビンは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、テノホビルは、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、決められた時間にわたって週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、又は連続的に投与される。ある場合には、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールはサイクル投与され、各サイクルは、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールを21日間毎日投与し、続いてプラセボを7日間投与することを含む。ある場合には、HSV血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染を防止する方法は、a)約500〜約1500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し、b)約20mg〜約70mgのドルテグラビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;c)約100mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;d)約100mg〜約300mgのエムトリシタビン、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;e)約50mg〜約200mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与し;及びf)約0.05mg〜約0.2mgのデソゲストレル、又はその塩若しくは溶媒和物、及び約0.02mg〜約0.04mgのエチニルエストラジオール、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回、約21日間投与し、続いてプラセボを約7日間投与するステップを含む。
HSV感染防止用の非限定的な抗ウイルス組成物
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約200mg〜約2,500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、バラシクロビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、バラシクロビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、バラシクロビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、バラシクロビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、1600mg、1700mg、1800mg、1900mg、2000mg、2100mg、2200mg、2300mg、2400mg、又は2500mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約400mg〜約2000mg、約400mg〜約1000mg、又は約1000mg〜約2000mgのバラシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約200mg〜約2,000mgのアシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日2回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、アシクロビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、アシクロビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、アシクロビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、アシクロビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、1500mg、又は1600mgのアシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日2回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約400mg〜約800mg、約800mg〜約1000mg、又は約1000mg〜約1600mgのアシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日2回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約5mg〜約80mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、プリテリビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、プリテリビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、プリテリビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、プリテリビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約5mg、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、又は80mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約5mg〜約20mg、約20mg〜約50mg、又は約50mg〜約80mgのプリテリビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約200mg〜約500mgのファムシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日2回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、ファムシクロビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、ファムシクロビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、ファムシクロビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、ファムシクロビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、350mg、400mg、450mg、又は500mgのファムシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日2回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約225mg〜約300mg、約300mg〜約400mg、又は約400mg〜約500mgのファムシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日2回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約200mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、テノホビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、テノホビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、テノホビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、テノホビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、又は400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約200mg〜約250mg、約250mg〜約350mg、又は約350mg〜約400mgのテノホビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約500mg〜約1500mgのガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日3回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、ガンシクロビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、ガンシクロビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、ガンシクロビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、ガンシクロビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、又は1500mgのガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日3回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約500mg〜約800mg、約800mg〜約1200mg、又は約1200mg〜約1500mgのガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日3回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約1mg〜約20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、グリチルリチン酸はHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、グリチルリチン酸はHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、グリチルリチン酸はHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、グリチルリチン酸は、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg又は20mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約1mg〜約5mg、約5mg〜約10mg、又は約10mg〜約15mgのグリチルリチン酸、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約50mg〜約400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)はHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)はHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)はHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、セイヨウニワトコ(sambucus nigra)は、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約50mg、75mg、100mg、125mg、150mg、175mg、200mg、225mg、250mg、275mg、300mg、325mg、350mg、375mg、又は400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約50mg〜約100mg、約100mg〜約250mg、又は約250mg〜約400mgのセイヨウニワトコ(sambucus nigra)、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
一部の実施形態において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染を防止する方法であって、約500mg〜約1500mgのバルガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物を対象者に1日1回投与するステップを含む方法が提供される。ある場合には、バルガンシクロビルはHSVへの曝露前に投与される。ある場合には、バルガンシクロビルはHSVへの曝露後に投与される。ある場合には、バルガンシクロビルはHSVへの曝露前及び曝露後の両方に投与される。ある場合には、バルガンシクロビルは、1つ以上の追加的な活性薬剤、例えば、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤、1つ以上の避妊剤、又は1つ以上の追加的な抗ウイルス剤及び1つ以上の避妊剤と共に投与される。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の追加的な感染症、例えばHIVの感染を更に防止する。一部の実施形態において、HSV血清反応陰性対象者に1つ以上の避妊剤が更に投与される場合、本方法は妊娠を更に防止する。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の抗ウイルス剤、例えば、1つ以上のHSV抗ウイルス剤、1つ以上のHIV抗ウイルス剤、及び/又は本明細書に記載される任意の抗ウイルス剤をHSV血清反応陰性対象者のHSV血清反応陽性パートナーに投与するステップを更に含む。ある場合には、本方法は、約500mg、600mg、700mg、800mg、900mg、1000mg、1100mg、1200mg、1300mg、1400mg、又は1500mgのバルガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。ある場合には、本方法は、約500mg〜約800mg、約800mg〜約1200mg、又は約1200mg〜約1500mgのバルガンシクロビル、又はその塩若しくは溶媒和物をHSV血清反応陰性対象者に1日1回投与するステップを含む。一部の実施形態において、追加的な抗ウイルス剤としては、テノホビル、エムトリシタビン、ラミブジン、エファビレンツ、ラルテグラビル、ドルテグラビル、マラビロク、リルピビリン、Atripla(登録商標)、並びにそれらの塩、溶媒和物及び/又は組み合わせが挙げられる。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラミブジンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約400mgのラミブジンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのラミブジンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはラルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約200mg〜約600mgのラルテグラビルを1日2回、例えば、約200mg、300mg、400mg、500mg、又は600mgのラルテグラビルを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはドルテグラビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約100mgのドルテグラビルを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg又は100mgのドルテグラビルを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはマラビロクであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約100mg〜約400mgのマラビロクを1日2回、例えば、約100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg又は400mgのマラビロクを1日2回投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはリルピビリンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約10mg〜約50mgのリルピビリンを1日1回、例えば、1日約10mg、20mg、25mg、30mg、40mg、又は50mgのリルピビリンを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、a)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエムトリシタビンであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約300mgのエムトリシタビンを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、又は300mgのエムトリシタビンを投与するステップを更に含み;b)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはエファビレンツであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約300mg〜約900mgのエファビレンツを1日1回、例えば、1日約300mg、400mg、500mg、600mg、700mg、800mg、又は900mgのエファビレンツを投与するステップを更に含み;及びc)1つ以上の追加的な抗ウイルス剤の1つはテノホビルであり、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約50mg〜約500mgのテノホビルを1日1回、例えば、1日約50mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg又は500mgのテノホビルを投与するステップを更に含む。ある場合には、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤は、HSV血清反応陰性対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、レボノルゲストレル、エストラジオール、デソゲストレル、エチニルエストラジオール、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含む。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレル及びエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.10mgのレボノルゲストレル及び約0.02mgのエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はデソゲストレル及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.15mgのデソゲストレル及び約0.03mgのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬は酢酸ノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約1mgの酢酸ノルエチンドロン及び約20ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。ある場合には、避妊薬はノルゲスチメート及びエチニルエストラジオールを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.18mg又は約0.25mgのノルゲスチメート及び約35ug又は約25ugのエチニルエストラジオールを投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、1つ又は複数の避妊剤は、対象者がHSVに曝露される前、曝露された後、又は曝露前と曝露後との両方に投与される。ある場合には、避妊薬はレボノルゲストレルを含み、且つ本方法は、HSV血清反応陰性対象者に約0.75mgのレボノルゲストレルを投与するステップを更に含み;ここで、0.75mgのレボノルゲストレルは対象者に、妊娠をもたらし得る性行為後2日間にわたって1日1回投与される。ある場合には、避妊剤の1つ以上は、14、15、16、17又は18歳以上の対象者が市販薬として入手できる。
曝露前組成物及び方法
一部の態様において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者に投与される組成物であって、低用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物が記載され;ここで、本組成物は、HSVに感染しているか、又はHSV状態が不明であるかのいずれかであるパートナーとの身体接触前に対象者に投与される。一部の実施形態において、本組成物は曝露前組成物である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤が少なくともHSVへの曝露前に対象者に投与されるとき、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である。ある場合には、本組成物及び/又は第1の抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である。一部の実施形態において、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV複製を抑制するのに有用である。ある場合には、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV複製を抑制するのに有用である。一部の実施形態において、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV活性化を抑制するのに有用である。ある場合には、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV活性化を抑制するのに有用である。
一部の実施形態において、本組成物は、組成物がHSVへの曝露前に対象者に投与されるとき、対象者のHSV感染リスクを低下させるのに有用である。一部の実施形態において、HSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。
一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の低用量は約50mg〜約1gである。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg未満、約340mg未満、約320mg未満、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、約180mg未満、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、又は約1mg未満である。ある場合には、第1の抗ウイルス剤の低用量は、約50mg〜約500mg、約50mg〜約480mg、約50mg〜約460mg、約50mg〜約440mg、約50mg〜約420mg、約50mg〜約400mg、約50mg〜約380mg、約50mg〜約360mg、約50mg〜約340mg、約50mg〜約320mg、約50mg〜約300mg、約50mg〜約280mg、約50mg〜約260mg、約50mg〜約240mg、約50mg〜約220mg、又は約50mg〜約200mgである。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の低用量は、HSV血清反応陽性対象者の抑制治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量と同程度の量である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の低用量は、対象者に約5年に1回〜約1日2回投与するように構成される。例えば、抗ウイルス薬は、毎年、6ヵ月毎、5ヵ月毎、4ヵ月毎、3ヵ月毎、2ヵ月毎、1ヵ月毎、3週間毎、2週間毎、1週間毎、週2回、毎日、又は1日2回投与される。一部の実施形態において、本組成物は、HSV曝露の少なくとも約1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日、30日、1ヵ月、2ヵ月、又は3ヵ月前に対象者に投与される(時点は、それが初回HSV曝露か、それともその後の任意のHSV曝露かについて限定されない)。
一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤は、長時間作用型薬物送達装置を使用した長時間作用型薬物送達機構による投与用に製剤化される。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は腟内リングである。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は経皮パッチである。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は注射装置である。
一部の実施形態において、本組成物は、第2、第3、第4、又は第5の抗ウイルス剤を更に含む。代替的又は追加的な実施形態において、本組成物は、第2、第3、第4、又は第5の抗ウイルス剤と共に投与するように構成される。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、組成物中に第2の低用量で存在する。ある場合には、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、第1の抗ウイルス剤と同じ又は異なる活性薬剤を含む。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。
一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含むHIV抗ウイルス薬である。
一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の第2、第3、第4、及び/又は第5の低用量は、約50mg〜約1gである。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg未満、約340mg未満、約320mg未満、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、約180mg未満、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、又は約1mg未満である。ある場合には、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の低用量は、約50mg〜約500mg、約50mg〜約480mg、約50mg〜約460mg、約50mg〜約440mg、約50mg〜約420mg、約50mg〜約400mg、約50mg〜約380mg、約50mg〜約360mg、約50mg〜約340mg、約50mg〜約320mg、約50mg〜約300mg、約50mg〜約280mg、約50mg〜約260mg、約50mg〜約240mg、約50mg〜約220mg、又は約50mg〜約200mgである。
様々な実施形態において、本明細書に記載される組成物は1つ以上の避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。
一部の態様において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染の防止方法が記載され、本方法は、HSVに感染しているか、又はHSV状態が不明であるかのいずれかであるパートナーとの身体接触(例えば性的接触)の前に対象者に低用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を投与するステップを含む。一部の実施形態において、身体接触は1回の性的事象中に行われる。一部の実施形態において、身体接触は2回以上の性的事象中に行われる。一部の実施形態において、身体接触は単一のパートナーと行われる。一部の実施形態において、身体接触は2人以上のパートナーと行われる。様々な例において、対象者はパートナーとの身体接触中にHSVへの曝露のリスクを有する。一部の方法において、対象者はHSVに曝露される。一部の実施形態において、本方法は、HSVへの曝露後の組成物の投与を更に含む。一部の実施形態において、本組成物は、上記に記載したとおりの曝露前組成物である。
一部の実施形態において、対象者はHSV血清反応陽性のパートナーとの性的関係を継続中であるか、又はその予定であるため、対象者はHSVへの曝露リスクがある。一部の実施形態において、血清反応陽性パートナーはHSV抑制療法を受けている。ある場合には、HSV抑制療法は、パートナーへの低用量の追加的な抗ウイルス剤の投与を含む。ある場合には、この追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、対象者及び血清反応陽性パートナーは、性的接触中にコンドームなどの物理的障壁を使用する。ある例では、対象者は血清反応陽性パートナーからHSVに曝露される。そのような例では、投与された組成物は対象者におけるHSV複製を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV活性化を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者に対するHSV感染リスクを低下させる。一部の実施形態において、投与された組成物に起因してHSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。一部の実施形態において、対象者に投与される本組成物及びパートナーにおける抑制的療法は、血清反応陰性対象者のHSV感染リスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下させる。
一部の実施形態において、対象者は互いにモノガミーの性的関係にないか、又はその予定でないため、対象者はHSVへの曝露リスクがある。ある例では、対象者は、互いにモノガミーでない性的関係における性的接触中にHSVに曝露される。そのような例では、投与された組成物は対象者におけるHSV複製を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV活性化を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者に対するHSV感染リスクを低下させる。一部の実施形態において、投与された組成物に起因してHSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。
一部の実施形態において、対象者はHSV状態が不明のパートナーとの身体接触を有するか、又はその予定であるため、対象者はHSVへの曝露リスクがある。ある場合には、HSV状態が不明のパートナーは、上記に記載したとおりの、パートナーへの低用量の追加的な抗ウイルス剤の投与を含むHSV治療を受けている。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、身体接触は性的接触である。ある例では、対象者及びHSV状態が不明のパートナーは、性的接触中にコンドームなどの物理的障壁を使用する。
一部の実施形態において、対象者はHSV血清反応陽性パートナーとの身体接触を有するか、又はその予定であるため、対象者はHSVへの曝露リスクがある。ある場合には、パートナーは、上記に記載したとおりの、パートナーへの低用量の追加的な抗ウイルス剤の投与を含むHSV治療を受けている。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、身体接触は性的接触である。ある例では、対象者及びHSV状態が不明のパートナーは、性的接触中にコンドームなどの物理的障壁を使用する。ある例では、対象者は、HSVを有することが分かっているパートナーからHSVに曝露される。そのような例では、投与された組成物は対象者におけるHSV複製を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV活性化を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者に対するHSV感染リスクを低下させる。一部の実施形態において、投与された組成物に起因してHSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。一部の実施形態において、対象者に投与される本組成物及びパートナーにおける抑制的療法は、血清反応陰性対象者のHSV感染リスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下させる。
様々な実施形態において、対象者に投与される組成物は1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、避妊剤は、17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。一部の実施形態において、避妊剤は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム、ペッサリー、子宮内避妊器具、殺精子薬(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)、又は当該技術分野において公知の他の避妊薬を含む。
一部の実施形態において、本組成物はコンドームと併せて使用され、それによりコンドームのリスク軽減に関する有効性が向上し、且つ最大の防御が提供される。ある場合には、本組成物は、製造中にコンドーム上にコーティングされ、1パッケージにつき1つのコンドームが入った従来の耐水プラスチック又はフォイルパッケージ内に封入されるか、又は組成物は、使用者が使用直前にコンドームの内側又は外側に手作業で塗布してもよい。
一部の実施形態において、本方法は、対象者がHSVへの曝露のリスク分類に入るかどうかを決定するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、対象者に投与する組成物の低用量を決定するステップを更に含む。ある例では、対象者がHSVへの曝露のリスク分類に入る場合、本方法は、そのリスク分類を使用して対象者に投与する組成物の低用量を決定するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、第1の抗ウイルス剤のアイデンティティを決定するステップを更に含む。ある例では、対象者がHSVへの曝露のリスク分類に入る場合、本方法は、そのリスク分類を使用して第1の抗ウイルス剤のアイデンティティを決定するステップを更に含む。ある例では、本方法は、対象者に組成物を投与するための送達装置を決定するステップを更に含む。ある場合には、送達装置は長時間作用型送達装置である。ある場合には、長時間作用型送達装置は腟内リングである。ある場合には、長時間作用型送達装置は注射装置である。ある例では、長時間作用型送達装置は経皮パッチである。
血清反応陰性対象者のHSV感染を防止するための本明細書に記載される抗ウイルス組成物の例示的送達方法は、腟内リングを介した持続放出システムによるものである。一部の実施形態において、腟内リングはシリコーンエラストマーを含む。一部の実施形態において、腟内リングはエチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態において、腟内リングはラテックスフリーである。一部の実施形態において、腟内リングはポリウレタンを含む。ある場合には、ポリウレタンはポリエステルウレタンである。ある場合には、腟内リングは生分解性である。一部の実施形態において、腟内リングは、避妊薬としての1つ以上の活性薬剤を更に含む。ある場合には、避妊剤は、エストロゲン化合物、プロゲステロン化合物、及び/又はゴナドトロピン放出ホルモン又はそのペプチド若しくは非ペプチドアゴニスト若しくはアンタゴニスト類似体である。一部の実施形態において、本方法は、送達装置を腟内に挿入するステップと、その装置を腟内に約1〜約180日間維持するステップとを含む。一部の実施形態において、送達装置は腟内リングであり、抗ウイルス剤の放出速度は約1ug/日〜約10mg/日である。ある場合には、腟内リングは避妊剤を更に含み、避妊剤はリングから約1ug/日〜約10mg/日で放出される。
曝露後組成物及び方法
一部の態様において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者に投与される組成物であって、超用量(very dose)の第1の抗ウイルス剤を含む組成物が記載され;ここで、この組成物は、HSVへの曝露後に対象者に投与される。一部の実施形態において、本組成物は曝露後組成物である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、又はそれらの塩、溶媒和物、若しくは組み合わせを含む。一部の実施形態において、本組成物及び/又は第1の抗ウイルス剤は、組成物及び/又は第1の抗ウイルス剤がHSVへの曝露後に対象者に投与されるとき、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である。ある場合には、本組成物及び/又は第1のウイルス剤は、組成物及び/又は第1のウイルス剤がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用である。一部の実施形態において、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV複製を抑制するのに有用である。ある場合には、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV複製を抑制するのに有用である。一部の実施形態において、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物及び/又は抗ウイルス剤がHSVへの曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV活性化を抑制するのに有用である。ある場合には、本組成物及び/又は抗ウイルス剤は、組成物がHSVへの曝露前及び曝露後に対象者に投与されるとき、対象者におけるHSV活性化を抑制するのに有用である。
一部の実施形態において、本組成物は、組成物がHSVへの曝露後に対象者に投与されるとき、対象者のHSV感染リスクを低下させるのに有用である。一部の実施形態において、HSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。
一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の超高用量は約500mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg超、約600mg超、約700mg超、約800mg超、約900mg超、約1,000mg超、約1,100mg超、約1,200mg超、約1,300mg超、約1,400mg超、約1,500mg超、約1,600mg超、約1,700mg超、約1,800mg超、約1,900mg超、約2,000mg超、約2,100mg超、約2,200mg超、約2,300mg超、約2,400mg超、約2,500mg超、約2,600mg超、約2,700mg超、約2,800mg超、約2,900mg超、約3,000mg超、約3,500mg超、約4,000mg超、約4,500mg超、又は約5,000mg超である。ある場合には、第1の抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg〜約5,000mg、約600mg〜約5,000mg、約700mg〜約5,000mg、約800mg〜約5,000mg、約900mg〜約5,000mg、約1,000mg〜約5,000mg、約1,200mg〜約5,000mg、約1,400mg〜約5,000mg、約1,600mg〜約5,000mg、約1,800mg〜約5,000mg、約2,000mg〜約5,000mg、約2,200mg〜約5,000mg、約2,400mg〜約5,000mg、約2,600mg〜約5,000mg、約2,800mg〜約5,000mg、約3,000mg〜約5,000mg、又は約3,200mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の超高用量は、HSV血清反応陽性対象者における発症の治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量を超える量である。一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤の超高用量は、HSV曝露から1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、1日、36時間、2日、60時間、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間又は1ヵ月以内に対象者に投与するように構成される。一部の実施形態において、超高用量は、月1回、3週間に1回、2週間に1回、週1回、週6回、週5回、週4回、週3回、週2回、1日3回、1日2回又は1日1回投与される。
一部の実施形態において、第1の抗ウイルス剤は、長時間作用型薬物送達装置を使用した長時間作用型薬物送達機構による投与用に製剤化される。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は腟内リングである。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は経皮パッチである。一部の実施形態において、長時間作用型送達装置は注射装置である。
一部の実施形態において、本組成物は、第2、第3、第4、又は第5の抗ウイルス剤を更に含む。代替的又は追加的な実施形態において、本組成物は、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤と共に投与するように構成される。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、組成物中に第2、第3、第4、及び/又は第5の超高用量で存在する。ある場合には、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ又は異なる活性薬剤を含む。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビル、プリテリビル、ペンシクロビル、ガンシクロビル、バルガンシクロビル、シドホビル、ホスカルネット、ダルナビル、グリチルリチン酸、グルタミン、FV−100、ASP2151、me−609、ASP2151、局所VDO、PEG製剤(Devirex AG)、ビダラビン、シドホビル、クロフェレマー(SP−303T)、EPB−348、CMX001、V212、NB−001、スクエア酸、亜鉛イオン、ソリブジン(ARYS−01)、トリフルリジン、882C87、マーリン(エタノールとグリコール酸との混合物)、ビタミンC、AIC316、ヘイシソウ(sarracenia purpurea)含有versabaseゲル、UB−621、リジン、エドクスジン、ブリブジン、シタラビン、ドコサノール、トロマンタジン、レシキモド(R−848)、イミキモド、レシキモド、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩を含み、GSK208141(gD2t、GSK糖タンパク質D(gD)−ミョウバン/3−脱アシル化型モノホスホリルリピドA)、帯状疱疹GSK 1437173A、gD2−AS04、Havrix(商標)、gD−ミョウバン、Zostavax/帯状疱疹ワクチン(V211、V212、V210)、HSV529、HerpV(AG−707 rh−Hsc70多価ペプチド複合体)、VCL−HB01、VCL−HM01、pPJV7630、GEN−003、SPL7013ゲル(VivaGel(商標))、GSK324332A、GSK1492903A、VariZIG(商標)、及びVarivax、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、ノノキシノール−9、ドデシル硫酸ナトリウム、Savvy(1.0% C31G)、BufferGel(登録商標)、カラギーナン、VivaGel(登録商標)、PRO−2000、別名PRO 2000/5、ナフタレン2−スルホン酸塩ポリマー、又はポリナフタレンスルホン酸塩、アムホテリシンB、スルファメトキサゾール、トリメトプリム、クラリスロマイシン、ダウノルビシン、フルコナゾール、ドキソルビシン、アニデュラファンギン、免疫グロブリン、γグロブリン、ドロナビノール、酢酸メゲストロール、アトバコン、リファブチン、ペンタミジン、グルクロン酸トリメトレキサート、ロイコボリン、アリトレチノインゲル、エリスロポエチン、カルシウムヒドロキシルアパタイト、ポリ−L−乳酸、ソマトロピンrDNA、イトラコナゾール、パクリタキセル、ボリコナゾール、シドホビル、ホミビルセン、アジスロマイシン、ルキソリチニブ、トシリズマブ、ベビリマト、TRIM5α、Tatアンタゴニスト、トリコサンチン、アブザイム、カラノリドA、セラゲニン、シアノビリン−N、ジアリールピリミジン、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、ホスカルネット、グリフィスシン、ヒドロキシカルバミド、ミルテホシン、ポルトマント阻害薬、スキトビリン、セリシクリブ、相乗的エンハンサー、treリコンビナーゼ、ジンクフィンガータンパク質転写因子、KP−1461、BIT225、アプラビロク、アテビルジン、ブレカナビル、カプラビリン、デキセルブシタビン、エミビリン、レルシビリン、ロデノシン、ロビリド、ホミビルセン、グリチルリチン酸(抗炎症、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを阻害する)、亜鉛塩、硫酸セルロース、シクロデキストリン類、デキストリン−2−硫酸塩、NCP7阻害薬、AMD−3100、BMS−806、BMS−793、C31G、カラギーナン、CD4−IgG2、酢酸フタル酸セルロース、mAb 2G12、mAb bl2、Merck 167、植物レクチン類、ポリナフタレン硫酸塩、ポリスルホスチレン、PRO2000、PSC−Rantes、SCH−C、SCH−D、T−20、TMC−125、UC−781、UK−427、UK−857、Carraguard(PC−515)、ブリンシドホビル(CMX001)、ジドブジン、ウイルス特異的細胞傷害性T細胞、イドクスウリジン、ポドフィロトキシン、リファンピシン、メチサゾン、インターフェロンα2b(イントロンA)、ペグインターフェロンα−2a、リバビリン、モロキシジン、プレコナリル、BCX4430、タリバビリン(ビラミジン、ICN 3142)、ファビピラビル、リンタトリモド、イバシタビン、(5−ヨード−2’−デオキシシチジン)、メチサゾン(methisazone)(メチサゾン(metisazone))、アンプリジェン、アルビドール、Atripla(登録商標)、コンビビル、イムノビル、ネクサビル、トリジビル、ツルバダ、ラミブジン、ジデオキシアデノシン、フロクスウリジン、イドクスウリジン、イノシンプラノベクス、2’−デオキシ−5−(メチルアミノ)ウリジン、ジゴキシン、イミキモド、III型インターフェロン、II型インターフェロン、I型インターフェロン、ティーツリー油、グリチルリチン酸、フィアルリジン、テルビブジン、アデホビル、エンテカビル、ラミブジン、クレブジン、アスナプレビル、ボセプレビル、ファルダプレビル、グラゾプレビル、パリタプレビル、リトナビル、テラプレビル、シメプレビル、ソホスブビル、ACH−3102、ダクラタスビル、デレオブビル、エルバスビル、レジパスビル、MK−3682、MK−8408、サマタスビル、オムビタスビル、エンテカビル、エルダーベリーニワトコ、ウミフェノビル、アマンタジン、リマンタジン、オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、ラニナミビル、ピロールポリアミド類、ロピナビル、又はそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。
一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤は、マラビロク、エンフビルチド、ビクリビロク、セニクリビロク、ルバリズマブ、ホステムサビル(BMS−663068)、イバリズマブ(TMB−355、TNX−355)、PRO 140、b12抗体、DCM205、DARPins、ヤギ抗体、VIR−576、エンフビルチド(T−20)、AMD11070、PR0542、SCH−C、T−1249、シアノビリン、グリフィスシン、レクチン類、ペンタフシド、ドルテグラビル、エルビテグラビル、ラルテグラビル、グロボイドナンA、MK−2048、BI224436、カボテグラビル、GSK 1265744、GSK−572、MK−0518、アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、スタブジン、テノホビル、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩、ジドブジン、アプリシタビン、スタンピジン、エルブシタビン、ラシビル、アムドキソビル、スタブジン、ザルシタビン、フェスチナビル、ジデオキシシチジンddC、アジドチミジン、テノホビルアラフェナミドフマル酸塩、エンテカビル、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン(TMC−125)、ネビラピン、リルピビリン、ドラビリン、カラノリドA、カプラビリン、エピビル、アデホビル、ダピビリン、レルシビリン、アロブジン、エルブシタビン、TMC−278、DPC−083、アムドキソビル、(−)−β−D−2,6−ジアミノ−プリンジオキソラン、MIV−210(FLG)、DFC(デキセルブシタビン)、ジオキソランチミジン、L697639、アテビルジン(U87201E)、MIV−150、GSK−695634、GSK−678248、TMC−278、KP1461、KP−1212、ロデノシン(FddA)、5−[(3,5−ジクロロフェニル)チオ]−4−イソプロピル−1−(4−ピリジルメチル)イミダゾール−2−メタノールカルバミン酸、(−)−β−D−2,6−ジアミノプリンジオキソラン、AVX−754、BCH−13520、BMS−56190((4S)−6−クロロ−4−[(1E)−シクロプロピルエテニル]−3,−4−ジヒドロ−4−トリフルオロメチル−2(1H)−キナゾリノン)、TMC−120、L697639、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル、チプラナビル、ロピナビル、アンプレナビル、テリナビル(SC−52151)、ドロキシナビル、エムトリバ、インビラーゼ、アゲネラーゼ、TMC−126、モゼナビル(DMP−450)、JE−2147(AG1776)、L−756423、KNI−272、DPC−681、DPC−684、BMS 186318、ドロキシナビル(SC−55389a)、DMP−323、KNI−227、1−[(2−ヒドロキシエトキシ)メチル]−6−(フェニルチオ)−チミン、AG−1859、RO−033−4649、R−944、DMP−850、DMP−851、ブレカナビル(GW640385)、又はそれらの塩、溶媒和物若しくは組み合わせを含むHIV抗ウイルス薬である。
一部の実施形態において、第2の抗ウイルス剤の第2、第3、第4、及び/又は第5の超高用量は約500mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg超、約600mg超、約700mg超、約800mg超、約900mg超、約1,000mg超、約1,100mg超、約1,200mg超、約1,300mg超、約1,400mg超、約1,500mg超、約1,600mg超、約1,700mg超、約1,800mg超、約1,900mg超、約2,000mg超、約2,100mg超、約2,200mg超、約2,300mg超、約2,400mg超、約2,500mg超、約2,600mg超、約2,700mg超、約2,800mg超、約2,900mg超、約3,000mg超、約3,500mg超、約4,000mg超、約4,500mg超、又は約5,000mg超である。ある場合には、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg〜約5,000mg、約600mg〜約5,000mg、約700mg〜約5,000mg、約800mg〜約5,000mg、約900mg〜約5,000mg、約1,000mg〜約5,000mg、約1,200mg〜約5,000mg、約1,400mg〜約5,000mg、約1,600mg〜約5,000mg、約1,800mg〜約5,000mg、約2,000mg〜約5,000mg、約2,200mg〜約5,000mg、約2,400mg〜約5,000mg、約2,600mg〜約5,000mg、約2,800mg〜約5,000mg、約3,000mg〜約5,000mg、又は約3,200mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の超高用量は、HSV血清反応陽性対象者における発症の治療に有用な第1の抗ウイルス剤の量を超える量である。一部の実施形態において、第2、第3、第4、及び/又は第5の抗ウイルス剤の超高用量は、HSV曝露から1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、1日、36時間、2日、60時間、3日、4日、5日、6日、1週間、2週間又は1ヵ月以内に対象者に投与するように構成される。一部の実施形態において、超高用量は、月1回、3週間に1回、2週間に1回、週1回、週6回、週5回、週4回、週3回、週2回、1日3回、1日2回又は1日1回投与される。
様々な実施形態において、本明細書に記載される組成物は1つ以上の避妊剤を更に含み、又はそれと共に投与される。一部の実施形態において、避妊剤は、17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。
一部の態様において、本明細書には、HSV血清反応陰性対象者のHSV感染の防止方法が記載され、本方法は、対象者がHSVに曝露された後に超高用量の第1の抗ウイルス剤を含む組成物を対象者に投与するステップを含む。一部の実施形態において、HSV曝露はHSV血清反応陰性対象者とHSV血清反応陽性パートナーとの間の1回の性的事象中に起こる。一部の実施形態において、HSV曝露は2回以上の性的事象中に起こる。一部の実施形態において、HSV曝露は単一のパートナーからのものである。一部の実施形態において、HSV曝露は2人以上のパートナーから起こる。一部の実施形態において、本組成物は、上記に記載したとおりの曝露後組成物である。一部の実施形態において、本方法は、先述のとおり曝露前組成物を対象者に投与するステップを更に含む。
一部の実施形態において、対象者はHSV血清反応陽性のパートナーとの身体接触(例えば性的接触)からHSVに曝露され、ここで、対象者とパートナーとは互いにモノガミーの関係にある。ある例では、パートナーは自らの血清反応陽性状態を知っている。ある例では、パートナーは自らの血清反応陽性状態を知らない。ある場合には、対象者はパートナーのHSV血清反応陽性状態を知っている。ある場合には、対象者はパートナーのHSV血清反応陽性状態を知らない。一部の実施形態において、血清反応陽性パートナーはHSV抑制療法を受けている。ある場合には、HSV抑制療法は、パートナーへの低用量の追加的な抗ウイルス剤の投与を含む。ある場合には、この追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、対象者及び血清反応陽性パートナーは、性的接触中にコンドームなどの物理的障壁を使用する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV複製を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV活性化を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者に対するHSV感染リスクを低下させる。一部の実施形態において、投与された組成物に起因してHSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。一部の実施形態において、対象者に投与される本組成物及びパートナーにおける抑制的療法は、血清反応陰性対象者のHSV感染リスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下させる。
一部の実施形態において、対象者はHSV血清反応陽性パートナーとの身体接触(例えば性的接触)からHSVに曝露され、ここで、対象者とパートナーとは互いにモノガミーの関係にない。ある例では、パートナーは自らの血清反応陽性状態を知っている。ある例では、パートナーは自らの血清反応陽性状態を知らない。ある場合には、対象者はパートナーのHSV血清反応陽性状態を知っている。ある場合には、対象者はパートナーのHSV血清反応陽性状態を知らない。一部の実施形態において、血清反応陽性パートナーはHSV抑制療法を受けている。ある場合には、HSV抑制療法は、パートナーへの低用量の追加的な抗ウイルス剤の投与を含む。ある場合には、この追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と同じ活性薬剤を含む。ある場合には、追加的な抗ウイルス剤は第1の抗ウイルス剤と異なる活性薬剤を含む。ある場合には、対象者及び血清反応陽性パートナーは、性的接触中にコンドームなどの物理的障壁を使用する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV複製を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者におけるHSV活性化を抑制する。ある例では、投与された組成物は対象者に対するHSV感染リスクを低下させる。一部の実施形態において、投与された組成物に起因してHSV感染リスクは、組成物を投与しない場合のHSV感染リスクと比較して少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下する。一部の実施形態において、対象者に投与される本組成物及びパートナーにおける抑制的療法は、血清反応陰性対象者のHSV感染リスクを少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又は100%低下させる。
様々な実施形態において、対象者に投与される組成物は1つ以上の避妊剤を更に含む。一部の実施形態において、本方法は、1つ以上の避妊剤を対象者に投与するステップを更に含む。一部の実施形態において、避妊剤は、17a−エチニル−レボノルゲストレル−17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、エチニルエストラジオール、レボノルゲストレル、酢酸メドロキシプロゲステロン、ネストロン、ノルエチンドロン、二酢酸エチノジオール、RU486、N9、ミフェプリストン、ミフェジン、ミフェプレックス、17a−エチニル−レボノルゲストレル、17b−ヒドロキシ−エストラ−4,9,11−トリエン−3−オン、エストラジオール、ノルゲストリエノン、プロゲステロン、エトノゲストレル(3−ケト−デソゲストレル)、プロゲスチン、メゲストロール、エトノ−プロゲスチン単独ゲストレル、及び17−アセトキシ−16−メチレン−19−ノルプロゲステロン、並びにそれらの塩、溶媒和物、及び/又は組み合わせを含む。一部の実施形態において、避妊剤は、コンドーム、子宮頸管キャップ、女性用コンドーム、ペッサリー、子宮内避妊器具、殺精子薬(例えば、ノノキシノール、オクトキシノール)、又は当該技術分野において公知の他の避妊薬を含む。一部の実施形態において、避妊薬は緊急避妊薬である。緊急避妊剤の非限定的な例としては、レボノルゲストレル、エストロゲンとプロゲスチンとの併用、プロゲスチン、抗黄体ホルモン(例えば、酢酸ウリプリスタル、ミフェプリストン)、及びそれらの塩、溶媒和物又は組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、本組成物はコンドームと併せて使用され、それによりコンドームのリスク軽減に関する有効性が向上し、且つ最大の防御が提供される。ある場合には、本組成物は、製造中にコンドーム上にコーティングされ、1パッケージにつき1つのコンドームが入った従来の耐水プラスチック又はフォイルパッケージ内に封入されるか、又は組成物は、使用者が使用直前にコンドームの内側又は外側に手作業で塗布してもよい。
一部の実施形態において、本方法は、対象者に投与する組成物の超高用量を決定するステップを更に含む。一部の実施形態において、本方法は、第1の抗ウイルス剤のアイデンティティを決定するステップを更に含む。ある例では、本方法は、対象者に組成物を投与するための送達装置を決定するステップを更に含む。ある場合には、送達装置は長時間作用型送達装置である。ある場合には、長時間作用型送達装置は腟内リングである。ある場合には、長時間作用型送達装置は注射装置である。ある例では、長時間作用型送達装置は経皮パッチである。
血清反応陰性対象者のHSV感染を防止するための本明細書に記載される抗ウイルス組成物の例示的送達方法は、腟内リングを介した持続放出システムによるものである。一部の実施形態において、腟内リングはシリコーンエラストマーを含む。一部の実施形態において、腟内リングはエチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態において、腟内リングはラテックスフリーである。一部の実施形態において、腟内リングはポリウレタンを含む。ある場合には、ポリウレタンはポリエステルウレタンである。ある場合には、腟内リングは生分解性である。一部の実施形態において、腟内リングは、避妊薬としての1つ以上の活性薬剤を更に含む。ある場合には、避妊剤は、エストロゲン化合物、プロゲステロン化合物、及び/又はゴナドトロピン放出ホルモン又はそのペプチド若しくは非ペプチドアゴニスト若しくはアンタゴニスト類似体である。一部の実施形態において、本方法は、送達装置を腟内に挿入するステップと、装置を腟内に約1〜約180日間維持するステップとを含む。一部の実施形態において、送達装置は腟内リングであり、抗ウイルス剤の放出速度は約1ug/日〜約10mg/日である。ある場合には、腟内リングは避妊剤を更に含み、避妊剤はリングから約1ug/日〜約10mg/日で放出される。
医薬組成物及び製剤
本明細書には、様々な態様において、1つ以上の薬学的に許容可能な賦形剤、希釈剤、担体及び/又はアジュバントと共に製剤化される1つ以上の活性薬剤、例えば、抗ウイルス剤及び避妊剤を含む組成物が提供される。加えて、本開示の組成物は、1つ以上の薬学的に許容可能な補助物質と共に製剤化される活性薬剤を含む。pH調整剤及び緩衝剤、等張化剤、安定剤、湿潤剤などの補助物質は、一般に容易に入手可能である。組成物に好適な賦形剤媒体としては、例えば、水、生理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール及び/又はそれらの組み合わせが挙げられる。加えて、媒体は、湿潤剤若しくは乳化剤又はpH緩衝剤などの補助物質を含み得る。
多くの実施形態において、活性薬剤は、適切である薬学的に許容可能な担体又は希釈剤と組み合わせることにより、錠剤、カプセル、散剤、顆粒、軟膏、液剤、坐薬、注射、吸入薬及びエアロゾルなど、固体、半固体、液体又は気体の形態の医薬組成物として製剤化される。経口製剤については、活性薬剤は単独で使用されてもよく、又は錠剤、散剤、顆粒又はカプセルの作製に適切な添加剤と共に、例えば、ラクトース、マンニトール、コーンスターチ、又はジャガイモデンプンなどの従来の添加剤と共に;結晶セルロース、セルロース誘導体、アカシア、コーンスターチ又はゼラチンなどの結合剤と共に;コーンスターチ、ジャガイモデンプン、又はカルボキシメチルセルロースナトリウムなどの崩壊薬と共に;タルク又はステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤と共に;及び/又は必要に応じて希釈剤、緩衝剤、湿潤剤、保存剤及び/又は香味剤と共に組み合わせて使用されてもよい。好適な薬学的に許容可能な担体としては、限定なしに、水、デキストロース、グリセロール、生理食塩水、エタノール、及び/又はそれらの組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、本明細書における組成物の活性薬剤は、薬剤を水性又は非水性溶媒、例えば植物油又は他の同様の油、合成脂肪酸グリセリド、高脂肪酸エステル、又はプロピレングリコールなどの中に;及び必要に応じて可溶化剤、等張剤、懸濁剤、乳化剤、安定剤及び保存剤などの従来の添加剤と共に溶解し、懸濁し、又は乳化させることにより、注射用製剤に製剤化される。
一部の実施形態において、本明細書における組成物の活性薬剤は、吸入によって投与されるエアロゾル製剤で利用される。例として、薬剤は、ジクロロジフルオロメタン、プロパン及び窒素などの許容可能な加圧噴射剤に製剤化される。
一部の実施形態において、本明細書における組成物の活性薬剤は、乳化基剤又は水溶性基剤などの基剤と共に混合することにより、坐薬となるように作製される。ある例では、活性薬剤は坐薬によって直腸投与される。坐薬は、ココアバター、カーボワックス及びポリエチレングリコール類など、体温で融解するが室温では固化する媒体を含み得る。
一部の実施形態において、組成物の活性薬剤は注射用組成物として製剤化される。典型的には、注射用組成物は、液体の溶液又は懸濁液として調製される。ある例では、注射前に液体媒体中に可溶化又は懸濁するのに好適な固体形態が提供される。他の実施形態において、活性薬剤は乳化されるか、又は活性薬剤はリポソーム媒体に封入される。
一部の実施形態において、シロップ剤、エリキシル剤及び懸濁液などの経口又は直腸投与用の単位剤形が提供され、ここで、各投薬量単位(例えば、茶さじ量、食さじ量、テーブル(table)、坐薬)は、1つ以上の活性薬剤を含む組成物の所定量を含む。一部の実施形態において、注射又は静脈内投与用の単位剤形は、組成物中に、滅菌水、通常生理食塩水又は他の薬学的に許容可能な担体中の溶液として活性薬剤を含む。
一部の実施形態において、本明細書における組成物の活性薬剤は、連続又は制御送達システムによる送達用に製剤化される。例としては、カテーテル、注射装置などと組み合わせた連続又は制御送達装置の使用が挙げられる。その他の又は追加的な実施形態において、本組成物は、機械的及び電気機械的な輸液ポンプを含め、ポンプを使用して送達される。一般に、ポンプは、組成物の長時間にわたる一貫した及び/又は制御された放出を提供する。一部の実施形態において、活性薬剤は薬物不透過性リザーバ内の液体製剤中にあり、連続的な又は制御された方法で患者に送達される。一部の実施形態において、薬物送達システムは少なくとも部分的に植込み型である。植込み型装置は、当該技術分野において周知の方法及び装置を使用して任意の好適な植え込み部位に植え込むことができる。植え込み部位としては、限定はされないが、真皮下、皮下、筋肉内又は対象者の体内の他の好適な部位が挙げられる。皮下植え込み部位は、一部の実施形態において、薬物送達装置の植え込み及び取り出しの便宜のために用いられる。一部の実施形態において、活性薬剤は制御放出システムで送達される。例示的実施形態において、活性薬剤は、静脈内注入、植込み型浸透圧ポンプ、経皮パッチ又はリポソームを使用して投与される。
一部の実施形態において、経皮投与に好適な組成物は経皮送達装置及び経皮送達パッチを用いる。ある場合には、本組成物は、ポリマー又は粘着剤中に溶解及び/又は分散させた親油性エマルション又は緩衝水溶液として製剤化される。かかるパッチは、活性薬剤の連続的、パルス状、又はオンデマンド送達用に作成される。ある場合には、経皮送達はイオントフォレーシスパッチなどを用いて達成される。ある場合には、経皮パッチは制御送達を提供する。律速膜を使用することによるか、又はポリマーマトリックス若しくはゲル内に活性薬剤を捕捉することにより、吸収速度を遅らせることができる。逆に、吸収促進剤を使用すると、吸収を高めることができる。吸収促進剤又は担体は、皮膚の通過を助ける吸収性の薬学的に許容可能な溶媒を含む。例示的実施形態において、経皮装置は、裏当て部材と、活性薬剤及び任意選択の担体を含むリザーバと、薬剤を長時間にわたって制御された所定の速度で対象者の皮膚に送達するための律速障壁と、装置を皮膚に固定する粘着剤とを含むバンデージの形態である。
他の実施形態において、本明細書に記載される組成物の活性薬剤は、縫合糸、包帯及びガーゼなどの吸収性物質に製剤化され;又は薬剤を送達するため外科用ステープル、ジッパー及びカテーテルなどの固相材料の表面にコーティングされる。
本明細書に記載される組成物は、様々な実装形態において、即時放出形態、持続放出形態、制御放出形態、又はそれらの組み合わせを含む。一部の実施形態において、即時放出製剤は、活性薬剤が急速に作用することが可能であるように製剤化される。即時放出製剤の非限定的な例としては、易溶解性の製剤が挙げられる。一部の実施形態において、制御放出製剤は、活性薬剤の放出速度及び放出プロファイルが生理上及び治療上の要件に合致し得るように適合されているか、或いは、活性薬剤の放出が計画された速度で生じるように製剤化される医薬製剤である。制御放出製剤の非限定的な例としては、顆粒、遅延放出顆粒、ヒドロゲル(例えば、合成又は天然起源のもの)、他のゲル化剤(例えば、ゲル形成食物繊維)、マトリックスベースの製剤(例えば、少なくとも1つの活性成分を分散させたポリマー材料を含む製剤)、マトリックス中の顆粒、ポリマー混合物、顆粒の塊などが挙げられる。一部の実施形態において、制御放出製剤は遅延放出形態であり、ここで、遅延放出形態は、活性薬剤の作用を長時間(例えば、約4、約8、約12、約16、又は約24時間)にわたって遅延させるように製剤化される。
一部の実施形態において、活性薬剤は、持続放出製剤を使用する他の治療と併せて用いられ得る。多くの場合、持続放出マトリックスは、酵素加水分解若しくは酸塩基加水分解によるか、又は溶解によって分解可能な材料、通常はポリマーで作られたマトリックスである。体内に挿入されると、このマトリックスは酵素及び体液の作用を受け得る。持続放出性マトリックス材料の例としては、限定なしに、リポソーム、ポリラクチド(ポリ乳酸)、ポリグリコリド(グリコール酸ポリマー)、ポリラクチドコグリコリド(乳酸とグリコール酸の共重合体)、ポリ無水物、ポリ(オルト)エステル、ポリペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン硫酸、カルボン酸、脂肪酸、リン脂質、多糖類、核酸、ポリアミノ酸、アミノ酸(例えば、フェニルアラニン、チロシン、イソロイシン)、ポリヌクレオチド、ポリビニルプロピレン、ポリビニルピロリドン及びシリコーンが挙げられる。例示的な生分解性マトリックスとしては、ポリラクチドマトリックス、ポリグリコリドマトリックス及びポリラクチドコグリコリド(乳酸とグリコール酸の共重合体)マトリックスが挙げられる。
本開示の治療方法において使用される組成物は局所投与されてもよく、送達装置に組み込むことができる。例えば、送達装置が本明細書に開示される組成物でコーティングされてもよく、又はそれを含んでもよい。ある場合には、送達装置はコンドームである。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物及び活性薬剤は、限定なしに、腟内リング、腟内タンポン、腟内ストリップ、腟内カプセル、腟内錠剤、腟内ペッサリー、腟内カップ、腟内フィルム、及び腟内スポンジを含めた腟内装置によって送達される。一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物及び活性薬剤は、エアロゾル、フォーム、スプレー、ペースト、ゲル、ゼリー、クリーム、又は坐薬を含めた複数の形態で対象者の腟に適用される。ある場合には、本組成物は即時放出用に製剤化される。一部の実施形態において、本組成物は長時間作用する持続放出用に製剤化される。
様々な実施形態において、腟内リングは、通常数週間〜数ヵ月の期間にわたって腟に比較的一定の用量の活性薬剤を送達するように設計される。一部の実施形態において、腟リングはシリコーンエラストマーで作られ、エラストマーから拡散によって放出される活性薬剤を含む。一部の実施形態において、腟内リングはエチレン酢酸ビニルを含む。一部の実施形態において、腟内リングはラテックスフリーである。一部の実施形態において、腟内リングはポリウレタンを含む。ある場合には、ポリウレタンはポリエステルウレタンである。ある場合には、腟内リングは生分解性である。一部の実施形態において、腟リングは、種々の活性薬剤が入った別個のリザーバを含む。一部の実施形態において、腟リングは、リング、ウエハー、又は坐薬の形状の、腟内部への留置及び保持に好適な薬物送達装置である。ある場合には、送達装置は全径が約10mm〜約100mm、及び断面直径が約1mm〜約15mmである。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物は、影響を受ける皮膚又は上皮腔に適用されるクリーム、ローション、ゲル、又はフォームの形態であり、好ましくは、体液と接触するリスクのある皮膚又は上皮表面全体にわたって塗り広げられる。腟投与又は直腸投与に好適なかかる製剤は、抗ウイルス薬などの活性薬剤と、任意選択で担体とを含む水性又は油性懸濁液、溶液又はエマルション(液体製剤)として存在し得る。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物の活性薬剤は、生物学的コンパートメントに包装される。生物学的コンパートメントとしては、限定はされないが、ウイルス(レンチウイルス、アデノウイルス)、ナノスフェア、リポソーム、量子ドット、ナノ粒子、マイクロ粒子、ナノカプセル、小胞、ポリエチレングリコール粒子、ヒドロゲル、及びミセルを挙げることができる。例えば、生物学的コンパートメントはリポソームを含み得る。リポソームは、逆向きの両親媒性脂質分子を含有する2つの単分子層を各々含み得る1つ以上の脂質二重層を含む自己集合性の構造体であり得る。両親媒性脂質は、1つ又は2つ以上の非極性(疎水性)アシル鎖又はアルキル鎖に共有結合的に連結した極性(親水性)頭部基を含み得る。疎水性アシル鎖と周囲の水性媒体との間のエネルギー的に不利な接触によって誘発されると、両親媒性脂質分子が自己配列し、極性頭部基が二重層の表面の方に向くことができ、且つアシル鎖が二重層の内部の方に向いて、アシル鎖を水性環境との接触から有効に遮蔽する。リポソームに使用される両親媒性化合物の非限定的な例としては、ホスホグリセリド類及びスフィンゴ脂質類が挙げられ、その代表例としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン、リゾホスファチジルコリン、リゾホスファチジルエタノールアミン、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジオレオイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジリノレオイルホスファチジルコリン及び卵スフィンゴミエリン、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
一部の実施形態において、生物学的コンパートメントはナノ粒子を含む。ある場合には、ナノ粒子は、約40ナノメートル〜約1.5マイクロメートル、約50ナノメートル〜約1.2マイクロメートル、約60ナノメートル〜約1マイクロメートル、約70ナノメートル〜約800ナノメートル、約80ナノメートル〜約600ナノメートル、約90ナノメートル〜約400ナノメートル、約100ナノメートル〜約200ナノメートルの直径を含む。ある例では、ナノ粒子のサイズを増加させると、放出速度を遅らせ又は延ばすことができ、ナノ粒子のサイズを減少させると、放出速度は増加し得る。ある場合には、ナノ粒子中のアルブミンの量は、約5%〜約85%アルブミン(v/v)、約10%〜約80%、約15%〜約80%、約20%〜約70%アルブミン(v/v)、約25%〜約60%、約30%〜約50%、又は約35%〜約40%の範囲である。ある場合には、医薬組成物は、最大30、40、50、60、70又は80%又はそれを超えるナノ粒子を含む。ある例では、本開示の活性薬剤はナノ粒子の表面に結合する。
投与及び治療レジメン
本明細書に記載される1つ以上の活性薬剤を含む組成物は、1つ以上の用量で患者に投与され得る。一部の実施形態において、組成物は2つ以上の活性薬剤を含む。一部の実施形態において、1つ以上の活性薬剤を含む組成物は、1つ以上の追加的な活性薬剤を各々含む1つ以上の追加的な組成物と共に投与される。ある例では、患者には、ある用量のある活性薬剤と別の用量の別の活性薬剤とが投与される。一部の実施形態において、1つ以上の活性薬剤は抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、1つ以上の活性薬剤は避妊薬である。
様々な実施形態において、本明細書に記載される1つ以上の活性薬剤を含む組成物は、予防的及び/又は療法的治療のために投与される。一部の予防的適用において、本組成物は、ウイルスへの曝露のリスクがある対象者に投与される。一部の予防的適用において、本組成物は、ウイルスに曝露された対象者に投与される。一部の予防的適用において、本組成物は、ウイルスへの曝露前及び曝露後に対象者に投与される。一部の実施形態において、予防用組成物は、血清反応陰性者のウイルス感染リスクを防止又は軽減する。一部の予防的適用において、本明細書に記載される1つ以上の活性薬剤を含有する組成物は、特定の疾患、障害又は病態の疑いがあるか又はその他そのリスクがある患者に投与される。かかる量は、予防上有効な量又は用量と定義される。この用途では、正確な量はまた、患者の健康状態、体重などにも依存する。患者において使用されるとき、この用途の有効量は、疾患、障害又は病態の重症度及び経過、既治療歴、患者の健康状態及び薬物に対する反応、並びに治療を行う医師の判断に依存することになる。一部の実施形態において、疾患は、ウイルスによって引き起こされる感染症である。ある場合には、ウイルスはHSVである。ある場合には、ウイルスはHIVである。
一部の療法的適用において、本組成物は、疾患又は病態に既に罹患している患者に対し、その疾患又は病態を治癒するか又はその症状の少なくとも1つを少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で投与される。この用途の有効量は、疾患又は病態の重症度及び経過、既治療歴、患者の健康状態、体重、及び薬物に対する反応、並びに治療を行う医師の判断に依存する。療法上有効な量は、任意選択で、限定はされないが、用量漸増及び/又は用量範囲探索臨床試験を含む方法によって決定される。一部の実施形態において、疾患は、ウイルスによって引き起こされる感染症である。ある場合には、ウイルスはHSVである。ある場合には、ウイルスはHIVである。
患者の病態が改善しない特定の実施形態では、医師の裁量で、患者の疾患又は病態を回復させ又はその他その症状を管理し又は抑えるために、1つ以上の活性薬剤を含む組成物の投与が慢性的に、即ち患者の生涯にわたることを含め、長期間にわたって投与される。
患者の状態が改善する特定の実施形態では、投与される1つ又は複数の活性薬剤の用量が特定の時間にわたって一時的に減らされ、又は一時的に中止される(即ち、休薬期間)。一部の実施形態において、休薬期間の長さは、単に例として、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、又は28日超を含め、2日〜1年である。休薬期間中の減量は、例えば、僅か10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、及び100%を含め、10%〜100%である。
患者の病態の改善が生じたところで、必要に応じて維持量が投与される。続いて、具体的な実施形態では、症状に応じて投薬量又は投与頻度、又は両方が、疾患、障害又は病態の改善が保たれるレベルに減らされる。しかしながら、特定の実施形態では、患者は症状の再発があった時点で長期的に断続的治療が必要である。
一部の実施形態において、患者に投与される活性薬剤の用量は、療法中の時点、活性薬剤のアイデンティティ又は活性薬剤の併用、疾患のアイデンティティ、疾患の状態/重症度、患者のアイデンティティ(例えば、年齢、体重、性別)、及び投与経路などの要因に応じて異なる。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物は、低用量の抗ウイルス剤などの活性薬剤を含む。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の低用量は約50mg〜約1gである。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の低用量は、約1,000mg未満、約900mg未満、約800mg未満、約700mg未満、約600mg未満、約500mg未満、約480mg未満、約460mg未満、約440mg未満、約420mg未満、約400mg未満、約380mg未満、約360mg未満、約340mg未満、約320mg未満、約300mg未満、約280mg未満、約260mg未満、約240mg未満、約220mg未満、約200mg未満、約180mg未満、約160mg未満、約140mg未満、約120mg未満、約100mg未満、約90mg未満、約80mg未満、約70mg未満、約60mg未満、約50mg未満、約40mg未満、約30mg未満、約20mg未満、約10mg未満、約5mg未満、又は約1mg未満である。ある場合には、抗ウイルス剤の低用量は、約50mg〜約500mg、約50mg〜約480mg、約50mg〜約460mg、約50mg〜約440mg、約50mg〜約420mg、約50mg〜約400mg、約50mg〜約380mg、約50mg〜約360mg、約50mg〜約340mg、約50mg〜約320mg、約50mg〜約300mg、約50mg〜約280mg、約50mg〜約260mg、約50mg〜約240mg、約50mg〜約220mg、又は約50mg〜約200mgである。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の低用量は、抗ウイルス剤によって標的化されるウイルスに関して血清反応陽性である者における抑制治療に有用な抗ウイルス剤の量と同程度の量である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物は、超高用量の抗ウイルス剤などの活性薬剤を含む。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の超高用量は約500mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg超、約600mg超、約700mg超、約800mg超、約900mg超、約1,000mg超、約1,100mg超、約1,200mg超、約1,300mg超、約1,400mg超、約1,500mg超、約1,600mg超、約1,700mg超、約1,800mg超、約1,900mg超、約2,000mg超、約2,100mg超、約2,200mg超、約2,300mg超、約2,400mg超、約2,500mg超、約2,600mg超、約2,700mg超、約2,800mg超、約2,900mg超、約3,000mg超、約3,500mg超、約4,000mg超、約4,500mg超、又は約5,000mg超である。ある場合には、抗ウイルス剤の超高用量は、約500mg〜約5,000mg、約600mg〜約5,000mg、約700mg〜約5,000mg、約800mg〜約5,000mg、約900mg〜約5,000mg、約1,000mg〜約5,000mg、約1,200mg〜約5,000mg、約1,400mg〜約5,000mg、約1,600mg〜約5,000mg、約1,800mg〜約5,000mg、約2,000mg〜約5,000mg、約2,200mg〜約5,000mg、約2,400mg〜約5,000mg、約2,600mg〜約5,000mg、約2,800mg〜約5,000mg、約3,000mg〜約5,000mg、又は約3,200mg〜約5,000mgである。一部の実施形態において、抗ウイルス剤の超高用量は、抗ウイルス剤によって標的化されるウイルスに感染した血清反応陽性者における発症の治療に有用な抗ウイルス剤の量を超える量である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態において、活性薬剤は約50mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約50mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約1,900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,100mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,200mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,300mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,400mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,500mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,600mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,700mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,800mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約2,900mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約3,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約4,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は約5,000mgの投薬量で投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、投薬量は超低用量である。一部の実施形態において、投薬量は超高用量である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、抗ウイルス剤はHIV抗ウイルス剤である。
一部の実施形態において、本明細書に記載される組成物は、1、2、3、4、5つ又はそれを超える活性薬剤を含む。一部の実施形態において、活性薬剤の1、2、3、4又は5つは抗ウイルス剤である。一部の実施形態では、ある抗ウイルス剤が低投薬量(上記に記載したとおり、例えば約50mg〜約1g)で投与され、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤が第2の低投薬量(上記に記載したとおり、例えば約50mg〜約1g)で投与される。一部の実施形態では、ある抗ウイルス剤が低投薬量(上記に記載したとおり、例えば約50mg〜約1g)で投与され、1つ以上の追加的な抗ウイルス剤が超高投薬量(上記に記載したとおり、例えば約500mg〜約5,000mg)で投与される。
本開示の多くの実装形態において、用量当たりの活性薬剤の量は体重に基づき決定される。例えば、ある実施形態では、活性薬剤は約0.5mg/kg体重〜約100mg/kg体重の量で投与される。当業者は、多くの場合に用量レベルが、投与される具体的な活性薬剤及び対象者の副作用に対する感受性に応じて変わることを容易に理解するであろう。所与の活性薬剤の好ましい剤形は、当業者が容易に決定することができる。一部の実施形態において、剤形中の活性薬剤の投薬量又は量は、個々の治療レジームに関する幾つもの変動要素に基づき、本明細書に示す範囲よりも低くなるか、又は高くなる。様々な実施形態において、単位投薬量は、限定はされないが、薬剤の活性、投与方法、個々の対象者の要求、患者の状態(例えば、曝露前の血清反応陰性、曝露後の血清反応陰性、血清反応陽性)、及び/又は専門家の判断を含めた幾つもの変動要素に応じて変化する。
様々な実施形態において、本明細書に記載される組成物中の活性薬剤の用量は、複数回投与される。投与頻度は、ある例では、例えば曝露前又は曝露後組成物について使用方法に依存する。一部の実施形態において、活性薬剤は、月1回、月2回、月3回、隔週、週1回、週2回、週3回、週4回、週5回、週6回、隔日、毎日、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、1日6回又はそれを超えて投与される。一部の実施形態において、活性薬剤は連続投与される。
活性薬剤の投与継続期間(その間にわたって薬剤が投与される期間)は、多くの場合に幾つもの要因に応じて変わる。かかる要因の例としては、限定なしに、患者の反応、症状の重症度、及び疾患のタイプ(例えば、ウイルスタイプ)が挙げられる。ある例では、活性薬剤は、約1日〜約1週間、約1週間〜約2週間、約2週間〜約4週間、約1ヵ月〜約2ヵ月、約2ヵ月〜約4ヵ月、約4ヵ月〜約6ヵ月、約6ヵ月〜約8ヵ月、約8ヵ月〜約1年、約1年〜約2年又はそれを超える期間にわたって投与される。
一部の実施形態において、本明細書に記載される医薬組成物は、正確な投薬量の単回投与に好適な単位剤形である。ある場合には、単位剤形では、製剤は、1つ以上の活性薬剤の適切な分量を含有する単位用量に分割される。ある場合には、単位投薬量は、製剤の個別の分量が入ったパッケージの形態である。非限定的な例としては、包装された錠剤又はカプセル、及びバイアル又はアンプル中の粉末が挙げられる。水性懸濁液組成物は、単回用量の再封不可能な容器に包装することができる。複数回用量の再封可能な容器は、例えば保存剤と組み合わせて使用することができる。非経口注射用製剤は単位剤形で、例えばアンプル中に提供するか、又は保存剤が入った複数回用量容器中に提供することができる。
一部の実施形態において、本明細書に記載される活性薬剤は、組成物中に、約1mg〜約5,000mg、約5mg〜約5,000mg、約10mg〜約5,000mg、約20mg〜約5,000mg、約30mg〜約5,000mg、約40mg〜約5,000mg、約50mg〜約5,000mg、約60mg〜約5,000mg、約70mg〜約5,000mg、約80mg〜約5,000mg、約90mg〜約5,000mg、約100mg〜約5,000mg、約120mg〜約5,000mg、約140mg〜約5,000mg、約160mg〜約5,000mg、約180mg〜約5,000mg、約200mg〜約5,000mg、約250mg〜約5,000mg、約300mg〜約5,000mg、約350mg〜約5,000mg、約400mg〜約5,000mg、約500mg〜約5,000mg、約1,000mg〜約5,000mg、又は約2,000mg〜約5,000mgの範囲で存在する。一部の実施形態において、活性薬剤は、腟内リングによって送達可能な組成物中に存在する。一部の実施形態において、活性薬剤は抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、活性薬剤はHSV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、活性薬剤はHIV抗ウイルス剤である。一部の実施形態において、活性薬剤は避妊剤である。
キット
適用によっては、HSV複製が抑制されるか、HSV活性化が抑制されるか、又はその両方の有効量で対象者に投与される抗ウイルス剤と;抗ウイルス剤の送達機構と;その抗ウイルス剤に固有の投薬量情報と;その送達機構に固有の使用説明書とを含むHSV予防及び/又は治療キットが提供される。ある例では、キットは血清反応陰性者又は血清反応陽性者が使用し得る。
ある例では、薬物送達機構は、例えば、注射装置、腟内リング、又は経皮パッチを含めた、持続時間の長い薬物送達機構である。使用説明書は、人口統計学的リスク分類に入る1〜3週間前など、療法をいつ開始すべきかに関するタイミング情報を含むことができ、また、薬物送達機構を維持する間隔タイミングに関する指示も含み得る。ある場合には、使用説明書及び投薬量情報はインターネットで提供することができる。
一部の実施形態において、本キットは、本明細書に記載されるとおりの組成物を含む。一部の実施形態において、本組成物は曝露前組成物である。一部の実施形態において、本組成物は曝露後組成物である。一部の実施形態において、本組成物は抑制療法用の組成物である。一部の実施形態において、本キットは、1つ、2つ以上の活性薬剤を含む。一部の実施形態において、これらの活性薬剤は共に製剤化される。他の実施形態において、これらの活性薬剤は個別に製剤される。一部の実施形態において、本キットは、本明細書に記載されるとおりの1つ以上の活性薬剤を含む組成物を投与する手段を含む。
一部の実施形態において、本キットは、キットの方法を実施するための好適な説明書を含む。この説明書は、キットに提供される試薬のみを使用してその方法を実施し得るか否かに関わらず、本明細書に開示される方法のいずれかの実施情報を提供し得る。キット及び説明書は、追加的な試薬又はシステムを必要とし得る。
一部の実施形態において、本明細書に提供されるキットは、バイアル、チューブなどの1つ以上の容器を緊密に拘束して収容するように仕切られた輸送手段を含み、それらの容器の各々は、本明細書に提供される方法で用いる別個の要素の1つを含む。
以下の例は、本開示の利点及び特徴を更に例示するために提供されるが、しかし、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。これらの例は、用い得るものの典型であるが、或いは当業者に公知の他の手順、方法論、又は技法を用いてもよい。
実施例1:血清反応陰性対象者のHSV感染の防止用腟内リング
腟内リングはエチレンアセテートポリマーで作製し、リング当たり500mg〜2,000mgの範囲の経口用量と同程度の有効用量になるようにバラシクロビルと化合する。少なくとも14日間にわたって1日に放出されるバラシクロビルの量をインビトロで計測する。インビトロ1日放出プロファイルは、インビボで起こる活性薬物の拡散を有効に模擬するインビトロ実験条件を用いて決定する。
HSVへの曝露リスクがある血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に関する臨床試験の候補として、低用量のバラシクロビルを放出する腟リングを選択する。任意選択で、HSVに曝露される血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に関する臨床試験の候補として、高用量のバラシクロビルを放出する腟リングを選択する。リングは、シリコーン、ポリエーテルウレタン又はポリウレタンを含む。
実施例2:HSV腟内リングの安全性
目的:本試験の目的は、低用量乃至高用量のバラシクロビルを放出する腟リングの安全性を評価することである。
介入:参加者に、バラシクロビルを有する腟内リング又はプラセボを有する腟内リングを与える。
詳細:参加者は、本試験の期間中、バラシクロビル又はプラセボを含む腟リングを30日おきに挿入するように指示を受ける。各腟内リング中のバラシクロビルの投薬量は、任意選択で、500mg〜2,000mgのバラシクロビルの範囲となるように介入のアーム毎に変える。
主要アウトカム評価項目:
各アームにおいて、本試験中に有害事象、検査所見の異常、頸腟部の異常、及び/又は異常な腟内細菌叢/pHを含めたプロトコル特異的イベントを経験する女性の割合によって判定するときの安全性。
副次アウトカム評価項目:
治験来院時毎の自己申告及び臨床医の観察によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
選択基準:
インフォームドコンセントを提供することのできる18〜45歳の女性。
HSV及びHIV陰性。
登録の少なくとも3ヵ月前に現在避妊中であり、且つ避妊を継続する意思がある。
試験期間中は腟用製品又は物体の使用を控える意思がある。
試験期間中は性交を控える意思がある。
除外基準:
現在妊娠中であるか、又は登録前3ヵ月以内の先行妊娠。
現在授乳中である。
過去12ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
内診時の外陰部、腟壁又は子宮頸部における任意の身体所見の異常の存在。
実施例3:感染不一致の関係にある血清反応陰性女性のHSV感染の防止におけるHSV曝露前腟内リングの安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV血清反応陰性女性のHSV−2感染の防止における低用量のバラシクロビルを放出する腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清反応陰性女性参加者が、バラシクロビル又はプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
アーム2:血清反応陰性女性参加者が、バラシクロビルを有する腟内リング又はプラセボ腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。血清反応陽性パートナーは500mgのバラシクロビルを1日1回服用する。
詳細:血清反応陰性参加者は、バラシクロビル又はプラセボを有する第1の腟内リングを性交の少なくとも7日前に腟内に挿入するように指示を受ける。血清反応陰性参加者は30日後に第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
第2のアームでは、本試験の期間中、HSV血清反応陽性参加者に500mgのバラシクロビルが1日1回投与される。任意選択で、試験期間中のHSV血清反応陽性参加者における症候性エピソードの治療において、バラシクロビルの投薬量が500mg bid×5日に増量される。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、試験中にHSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、リングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、リングがHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にある、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、ホルモン法(避妊IVRを除く)、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
血清反応陽性パートナーが高頻度の症候性エピソード歴(9回より多いエピソード/年)を有しない。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV血清反応陽性。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内のバラシクロビル薬物の計測によってモニタする。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用したHSV感染対象者の割合。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用しなかったHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中にわたる毎日のスワブによる少なくとも一部のパートナーのウイルス排出。
実施例4:HSVへの曝露リスクがある女性のHSV感染の防止におけるHSV曝露前腟内リングの安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、本試験の期間中にHSV血清反応陽性であるか又はHSV血清状態が不明であるパートナーとの性的接触リスクがあるHSV血清反応陰性女性のHSV−2感染の防止における低用量のバラシクロビルを放出する腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。性的接触には、1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象が含まれる。
介入:参加者は、バラシクロビル又はプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
詳細:参加者は、HSV血清反応陽性であるか又はHSV血清状態が不明のパートナーとの性交の少なくとも7日前にバラシクロビル又はプラセボを有する第1の腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。参加者は30日後に第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性はリングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、リングがHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性状態であるか又はHSV血清状態が不明のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、ホルモン法(避妊IVRを除く)、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV又はHSV血清反応陽性。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内のバラシクロビル薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中の性的接触事象の回数。
試験期間中の性的パートナーの人数。
試験参加者が報告するとおりの試験期間中の性的パートナーのHSV血清状態。報告されるパートナーのHSV血清状態には、既知のHSV血清反応陽性、HSV血清状態不明、及び既知のHSV血清反応陰性が含まれる。
実施例5:感染不一致の関係にある血清反応陰性者のHSV感染の防止におけるHSV曝露前治療の有効性
目的:本試験の目的は、HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV血清反応陰性パートナーのHSV−2感染の防止におけるバラシクロビルの経口投与の有効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清反応陰性参加者に650mgのバラシクロビル又はプラセボが1日1回投与される。
アーム2:血清反応陰性参加者に650mgのバラシクロビル又はプラセボが1日1回投与される。血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルが1日1回投与される。
詳細:血清反応陰性参加者に性交前の少なくとも7日間、650mgのバラシクロビル又はプラセボが1日1回投与される。第2のアームでは、HSV血清反応陽性参加者に性交の少なくとも7日前から開始して本試験の期間中にわたり500mgのバラシクロビルが1日1回投与される。任意選択で、試験期間中のHSV血清反応陽性参加者における症候性エピソードの治療において、バラシクロビルの投薬量が500mg bid×3日に増量される。
登録中、HSV血清反応陰性及び血清反応陽性参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、リングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、バラシクロビルによる予防的治療がHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV血清反応陰性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、コンドーム及びペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
血清反応陽性パートナーが高頻度の症候性エピソード歴(9回より多いエピソード/年)を有しない。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV血清反応陽性。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
自己申告及び/又は治療中の対象者の系内のバラシクロビル薬物の計測によってモニタするときに治療レジメンを遵守したHSV感染対象者の割合。
治療レジメンを遵守した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用したHSV感染対象者の割合。
治療レジメンを遵守した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用しなかったHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
試験完了後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後の血漿中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中にわたる毎日のスワブによる少なくとも一部のパートナーのウイルス排出。
実施例6:HSVへの曝露リスクがある血清反応陰性者のHSV感染の防止におけるHSV曝露前治療の有効性
目的:本試験の目的は、本試験の期間中にHSV血清反応陽性であるか又はHSV血清状態が不明であるパートナーとの性的接触リスクがあるHSV血清反応陰性者のHSV−2感染の防止におけるバラシクロビルの経口投与の有効性を評価することである。性的接触には、1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象が含まれる。
介入:参加者に650mgのバラシクロビル又はプラセボが1日1回投与される。
詳細:参加者は、任意のパートナーとの性交の少なくとも7日前に650mgのバラシクロビル又はプラセボの投与を開始するように指示を受ける。登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。女性は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は薬物の使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、薬物がHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性状態であるか又はHSV血清状態が不明のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、コンドーム又はペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV又はHSV血清反応陽性。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
予防的治療を指示どおり服用したHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
バラシクロビル又はプラセボの投与レジメン完了後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後の血漿中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中の性的接触事象の回数。
試験期間中の性的パートナーの人数。
試験参加者が報告するとおりの試験期間中の性的パートナーのHSV血清状態。報告されるパートナーのHSV血清状態には、既知のHSV血清反応陽性、HSV血清状態不明、及び既知のHSV血清反応陰性が含まれる。
実施例7:HSV治療キット
HSV治療用のHSV予防キット。このキットは、低投薬量のバラシクロビル(650mg以下)を含む経口製剤と、組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露前にHSV感染を防止するためのHSV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットはまた、HSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対する組成物の投与についての投薬情報及び説明書も含む。キットの包装は、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例8:抗ウイルス経皮パッチを含むHSV治療キット
経皮パッチを使用したHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、持続的薬物放出のために経皮パッチ内にあるバラシクロビルを含む組成物と、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露前にHSV感染を防止するためのHSV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、HSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対するパッチの適用についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例9:抗ウイルス腟内リングを含むHSV治療キット
腟内リングを使用したHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、持続的薬物放出のために腟内リング内にあるバラシクロビルを含む組成物と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露前における血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、この腟内リングを使用したHSV血清反応陽性対象者におけるHSV活性化及びウイルス排出の抑制方法に関する説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例10:高投薬量の抗ウイルス薬を有するHSV治療キット
HSV治療用のHSV予防キット。このキットは、高投薬量のバラシクロビル(2g以上)を含む経口製剤と、組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露後にHSV感染を防止するためのHSV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットはまた、性器ヘルペス又は口唇ヘルペス発症後のHSV血清反応陽性対象者に対する組成物の投与についての投薬情報及び説明書も含む。キットの包装は、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例11:高投薬量抗ウイルス経皮パッチを含むHSV治療キット
経皮パッチを使用したHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、持続的な高用量のバラシクロビルを放出する経皮パッチと、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV感染を防止するためのHSV曝露後のHSV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、性器ヘルペス又は口唇ヘルペス発症後のHSV血清反応陽性対象者に対するパッチの適用についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例12:高投薬量抗ウイルス腟内リングを含むHSV治療キット
腟内リングを使用したHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、腟内リング内にあるバラシクロビルを含む組成物(バラシクロビルは使用時に持続的な高用量で放出される)と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露後における血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、この腟内リングを使用してHSV血清反応陽性対象者の性器ヘルペス又は口唇ヘルペスの発症を治療する方法に関する説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者の両方に向けた販売用に設計される。
実施例13:HSVに曝露した女性のHSV感染の防止におけるHSV腟内リングの安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、HSVに曝露したHSV血清反応陰性女性のHSV−2感染の防止における高用量のバラシクロビルを放出する腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。
介入:参加者は、バラシクロビル又はプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
詳細:参加者は、HSVへの曝露から24時間以内、理想的には数時間以内にバラシクロビル又はプラセボを有する腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。参加者は、処方の期間、通常30日が経った後に腟内リングを取り出す。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性はリングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、リングがHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
試験期間中にHSV血清反応陽性状態のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV血清反応陰性女性対象者。パートナーはモノガミーのパートナーであっても、又はモノガミーのパートナーでなくてもよい。性的接触には、試験期間にわたる任意の人数の性的パートナーとの任意の回数の性的機会が含まれ得る。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。
有効な方法には、ホルモン法(避妊IVRを除く)、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV又はHSV血清反応陽性。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
CrCl<50mL/分として定義される腎不全。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間終了時のHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
HSVへの曝露後に腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内のバラシクロビル薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中の性的接触事象の回数。
試験期間中の性的パートナーの人数。
試験期間中のHSV曝露回数。
実施例14:HSVに曝露した血清反応陰性者のHSV感染の防止におけるHSV曝露後治療の有効性
目的:本試験の目的は、HSVに曝露したHSV血清反応陰性者のHSV−2感染の防止におけるバラシクロビルの経口投与の有効性を評価することである。
介入:参加者に1,250mgのバラシクロビル又はプラセボが1日2回、10日間投与され、初回用量はHSVへの曝露から24時間以内、理想的には数時間以内に投与される。
詳細:参加者は、HSVへの曝露から24時間以内に1,250mgのバラシクロビルを1日2回、10日間服用するように指示を受ける。登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的なHSV及び性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性はケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、治療がHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
試験期間中にHSV血清反応陽性状態のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれるHSV血清反応陰性対象者。パートナーはモノガミーのパートナーであっても、又はモノガミーのパートナーでなくてもよい。性的接触には、試験期間にわたる任意の人数の性的パートナーとの任意の回数の性的機会が含まれ得る。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
HIV又はHSV血清反応陽性。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
CrCl<50mL/分として定義される腎不全。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間終了時のHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
HSVへの曝露後に治療レジメンに従っているHSV感染対象者の割合。治療アドヒアランスは、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内のバラシクロビル薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象評価による安全性及び忍容性。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
試験期間中の性的接触事象の回数。
試験期間中の性的パートナーの人数。
試験期間中のHSV曝露回数。
実施例15:血清反応陰性対象者のHSV及びHIV感染防止用の腟内リング
腟内リングは、リング当たり500mg〜2,000mgの範囲のバラシクロビルと、リング当たり200mg〜500mgの範囲のテノホビルと、リング当たり150mg〜150mgの範囲のエムトリシタビンとが充填された中空親水性ポリエーテルウレタン(HPEU)エラストマーチューブを使用して作製される。少なくとも14日間にわたって1日に放出されるバラシクロビル及びテノホビルの量をインビトロで計測する。インビトロ1日放出プロファイルは、インビボで起こる活性薬物の拡散を有効に模擬するインビトロ実験条件を用いて決定する。
低用量のバラシクロビル及びテノホビルを放出する腟リングが、HSV及び/又はHIVへの曝露リスクがある血清反応陰性対象者のHSV及び/又はHIV感染の防止に関する臨床試験の候補として選択される。任意選択で、高用量のバラシクロビル、テノホビル及びエムトリシタビンを放出する腟リングが、HSV及び/又はHIVに曝露した血清反応陰性対象者のHSV及び/又はHIV感染の防止に関する臨床試験の候補として選択される。腟リングはシリコーンを含み得る。
実施例16:抗ウイルス薬併用腟内リングの安全性
目的:本試験の目的は、低用量又は高用量のバラシクロビル、テノホビル及びエムトリシタビンを放出する腟リングの安全性を評価することである。
介入:
アーム1:参加者には、バラシクロビル、テノホビル及びエムトリシタビンを組み合わせで有する腟内リングを与える。
アーム2:参加者には、バラシクロビルを有する腟内リングを与える。
アーム3:参加者には、テノホビル及びエムトリシタビンを有する腟内リングを与える。
アーム4:参加者には、プラセボを有する腟内リングを与える。
詳細:参加者は、バラシクロビル、テノホビル/エムトリシタビン、バラシクロビル/テノホビル/エムトリシタビン、又はプラセボを含む腟リングを本試験の期間中30日おきに挿入するように指示を受ける。各腟内リング内のバラシクロビルの投薬量は、任意選択で、各薬物500mg〜2,000mgの範囲となるように変える。テノホビルの用量は300mg/日であり、エムトリシタビンの用量は200mg/日である。
主要アウトカム評価項目:
各アームにおいて、本試験中に有害事象、検査所見の異常、頸腟部の異常、及び/又は異常な腟内細菌叢/pHを含めたプロトコル特異的イベントを経験する女性の割合によって判定するときの安全性。
副次アウトカム評価項目:
治験来院時毎の自己申告及び臨床医の観察によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
選択基準:
インフォームドコンセントを提供することのできる18〜45歳の女性。
HSV及びHIV陰性。
登録の少なくとも3ヵ月前に現在避妊中であり、且つ避妊を継続する意思がある。
試験期間中は腟用製品又は物体の使用を控える意思がある。
試験期間中は性交を控える意思がある。
除外基準:
現在妊娠中であるか、又は登録前3ヵ月以内の先行妊娠。
現在授乳中である。
過去12ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
内診時の外陰部、腟壁又は子宮頸部における任意の身体所見の異常の存在。
実施例17:感染不一致の関係にある血清反応陰性女性のHSV及びHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用腟内リングの安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、HSV血清反応陽性パートナー又はHIV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV及びHIV血清反応陰性女性のHSV−2又はHIV感染の防止における低用量のバラシクロビル及びテノホビルを放出する腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清反応陰性女性参加者は、バラシクロビル、テノホビル、バラシクロビル、エムトリシタビン及びテノホビル、又はプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
アーム2:HIV/HSV血清反応陰性女性参加者は、バラシクロビル、テノホビル/エムトリシタビン、バラシクロビル及びテノホビル/エムトリシタビンを有する腟内リング、又はプラセボ腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。HSV血清反応陽性パートナーは500mgのバラシクロビルを1日1回服用する。HIV血清反応陽性パートナーは、自らの通常の処方抗レトロウイルス薬(抗HIV薬剤)を服用する。
詳細:血清反応陰性参加者は、性交の少なくとも7日前に第1の割付け腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。血清反応陰性参加者は処方の投薬周期で第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
第2のアームでは、本試験の期間中、HSV血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルが1日1回投与され、HIV血清反応陽性パートナーは、自らの通常の処方抗HIV薬剤を毎日服用する。
登録中、HSV/HIV血清反応陰性及び血清反応陽性参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初HSV/HIV血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、リングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、リングがHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV又はHIV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にある、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV及びHIV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、ホルモン法(避妊IVRを除く)、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
HSV血清反応陽性パートナーが高頻度の症候性エピソード歴(9回より多いエピソード/年)を有しない。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内のHSV抗ウイルス薬による治療。
治療レジメン中の任意の薬剤に対する薬剤耐性。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタする。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用したHSV感染対象者の割合。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用しなかったHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHIV−1セロコンバージョン率によって判定するときの有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって計測したHIV−1セロコンバージョンである。HIV感染のエンドポイントの確認はウエスタンブロットによる。
腟リングを指示どおり使用したHIV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタする。
腟リングを指示どおり使用した、且つパートナーが自らの抗HIV薬剤を指示どおり服用したHIV感染対象者の割合。
腟リングを指示どおり使用した、且つパートナーが自らの抗HIV薬剤を指示どおり服用しなかったHIV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHIV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
グレード3及び4の有害事象、臨床的に有意なグレード2の検査所見(DAIDSグレード分類に基づく)及びあらゆる重篤有害事象によって判定するときの安全性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
腟内リングを取り外した後のHIV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
実施例18:HSV及びHIVへの曝露リスクがある血清反応陰性女性のHSV及びHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用腟内リングの安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、試験期間中にHSV若しくはHIV血清反応陽性であるか又はHSV若しくはHIV血清状態が不明のパートナーとの性的接触リスクがあるHSV及びHIV血清反応陰性女性のHSV−2及び/又はHIV感染の防止における低用量のバラシクロビル及びテノホビルを放出する腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。性的接触には、1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象が含まれる。
介入:血清反応陰性女性参加者が、バラシクロビル、テノホビル、バラシクロビル、エムトリシタビン及びテノホビル、又はプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
詳細:血清反応陰性参加者は、性交の少なくとも7日前に第1の割付け腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。血清反応陰性参加者は処方の投薬周期で第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、ケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、治療がHSV又はHIV転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV若しくはHIV血清反応陽性状態であるか、又はHSV若しくはHIV血清状態が不明のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV及びHIV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、ホルモン法(避妊IVRを除く)、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内のHSV抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHIV−1セロコンバージョン率によって判定するときの有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって計測したHIV−1セロコンバージョンである。HIV感染のエンドポイントの確認はウエスタンブロットによる。
腟リングを指示どおり使用したHIV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHIV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
グレード3及び4の有害事象、臨床的に有意なグレード2の検査所見(DAIDSグレード分類に基づく)及びあらゆる重篤有害事象によって判定するときの安全性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
腟内リングを取り外した後のHIV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
実施例19:感染不一致の関係にあるHSV/HIV血清反応陰性者のHSV及びHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用曝露前治療の有効性
目的:本試験の目的は、HSV血清反応陽性パートナー又はHIV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV及びHIV血清反応陰性女性のHSV又はHIV感染の防止におけるバラシクロビル及びテノホビルの経口投与の安全性及び有効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清反応陰性参加者にバラシクロビルを投与し、HSV血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。
アーム2:血清反応陰性参加者にテノホビル及びエムトリシタビンを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。
アーム3:血清反応陰性参加者にバラシクロビル、テノホビル、及びエムトリシタビンを投与し、HSV血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。
アーム4:血清反応陰性参加者にプラセボを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。
詳細:第1のアームでは、性交の少なくとも7日前までに1日1回、血清反応陰性参加者に650mgのバラシクロビルを投与し、HSV血清反応陽性対象者に500mgのバラシクロビルを提供する。HIV血清反応陽性参加者は自らの通常の標準治療抗HIVレジメンを継続する。第2のアームでは、HSV血清反応陰性参加者にテノホビル及びエムトリシタビンを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。第3のアームでは、HSV血清反応陰性者にバラシクロビル、テノホビル、及びエムトリシタビンを投与し、HSV血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。第4のアームでは、血清反応陰性参加者にプラセボを投与する。HIV血清反応陽性パートナーは自らの通常の処方抗HIVレジメンを継続する。任意選択で、試験期間中のHSV血清反応陽性参加者における症候性エピソードの治療において、バラシクロビルの投薬量が500mg bid×5日に増量される。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、ケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、予防的治療がHSV又はHIV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV又はHIV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV及びHIV血清反応陰性者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、コンドーム又はペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
HSV血清反応陽性パートナーが高頻度の症候性エピソード歴(9回より多いエピソード/年)を有しない。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
治療抗ウイルス薬のいずれかに対する薬剤耐性。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタするときに試験ガイドラインを遵守したHSV感染対象者の割合。
試験ガイドラインを遵守した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用したHSV感染対象者の割合。
試験ガイドラインを遵守した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用しなかったHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHIV−1セロコンバージョン率によって判定するときの有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって計測したHIV−1セロコンバージョンである。HIV感染のエンドポイントの確認はウエスタンブロットによる。
患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタするときに試験ガイドラインを遵守したHIV感染対象者の割合。
試験ガイドラインを遵守した、且つパートナーが自らの抗HIV薬剤を指示どおり服用したHIV感染対象者の割合。
試験ガイドラインを遵守した、且つパートナーが自らの抗HIV薬剤を指示どおり服用しなかったHIV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHIV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
グレード3及び4の有害事象、臨床的に有意なグレード2の検査所見(DAIDSグレード分類に基づく)及びあらゆる重篤有害事象によって判定するときの安全性。
抗ウイルス薬のコース完了後のHSV発生率。
抗ウイルス薬のコース完了後のHIV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後の血漿中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
実施例20:HSV及びHIVへの曝露リスクがある血清反応陰性者のHSV及びHIV感染の防止における抗ウイルス薬併用曝露前治療の有効性
目的:本試験の目的は、試験期間中にHSV若しくはHIV血清反応陽性であるか又はHSV若しくはHIV血清状態が不明のパートナーとの性的接触リスクがあるHSV及びHIV血清反応陰性者のHSV−2及び/又はHIV感染の防止におけるバラシクロビル、テノホビル、及びエムトリシタビンの経口投与の安全性及び有効性を評価することである。性的接触には、1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象が含まれる。
介入:血清反応陰性参加者にバラシクロビル、テノホビル/エムトリシタビン、バラシクロビル及びテノホビル/エムトリシタビン、又はプラセボを投与する。
詳細:性交の少なくとも7日前に開始して、血清反応陰性参加者に1日650mgのバラシクロビル、300mgのテノホビルと200mgのエムトリシタビン、500mgのバラシクロビルと300mgのテノホビルと200mgのエムトリシタビン、又はプラセボを1日1回投与する。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、ケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、治療がHSV又はHIV転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV若しくはHIV血清反応陽性状態であるか、又はHSV若しくはHIV血清状態が不明のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV及びHIV血清反応陰性女性対象者。
登録時に有効な避妊方法を用いており、且つ試験参加期間中はその有効な方法の使用を継続すること。有効な方法には、コンドーム又はペッサリーなどの物理的障壁、ホルモン法、登録の少なくとも28日前に挿入された子宮内避妊器具、及び不妊手術(自身又はパートナー)が含まれる。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内のHSV抗ウイルス薬による治療。
HIV治療アームの1つ以上の薬剤に対する薬剤耐性。
主要アウトカム評価項目:
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタするときに試験ガイドラインを遵守したHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHIV−1セロコンバージョン率によって判定するときの有効性。主要エンドポイントは、イムノアッセイベースのHIV血液検査によって計測したHIV−1セロコンバージョンである。HIV感染のエンドポイントの確認はウエスタンブロットによる。
患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタするときに試験ガイドラインを遵守したHIV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHIV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
グレード3及び4の有害事象、臨床的に有意なグレード2の検査所見(DAIDSグレード分類に基づく)及びあらゆる重篤有害事象によって判定するときの安全性。
抗ウイルス薬のコース完了後のHSV発生率。
抗ウイルス薬のコース完了後のHIV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後の血漿中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
妊娠の発生率。
実施例21:HSV及びHIV治療キット
HSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、低投薬量のバラシクロビル(650mg以下)、標準投薬量のテノホビル(300mg)、標準投薬量のエムトリシタビン(200mg)を含む経口製剤と、組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV及び/又はHIV曝露前にHSV及び/又はHIV感染を防止するためのHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。HSV及びHIV予防キットは、任意選択で、HSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対する組成物の投与についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HIV血清反応陰性対象者、HSV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例22:抗ウイルス経皮パッチを含むHSV及びHIV治療キット
経皮パッチを使用したHSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、経皮パッチ内のバラシクロビル及びテノホビルを含む組成物と、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV及び/又はHIV曝露前にHSV及び/又はHIV感染を防止するためのHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。HSV及びHIV予防キットは、任意選択で、HSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対するパッチの適用についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者、HIV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例23:抗ウイルス腟内リングを含むHSV及びHIV治療キット
腟内リングを使用したHSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、腟内リング内のバラシクロビル及びテノホビル/エムトリシタビンを含む組成物と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、血清反応陰性対象者のHSV及び/又はHIV感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。HSV及びHIV予防キットは、任意選択で、この腟内リングを使用したHSV血清反応陽性対象者におけるHSV活性化及びウイルス排出の抑制方法に関する説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者、HIV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例24:ウイルス曝露後投与用のHSV及びHIV治療キット
HSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、高投薬量のバラシクロビル(1日2回投薬レジメンで2g)、テノホビル(300mg/日)、エムトリシタビン(200mg/日)及びラルテグラビル(400mg1日2回)を含む経口製剤と;組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV及び/又はHIV曝露の可能性が生じた後、但し曝露の可能性が生じてから72時間以内にHSV及び/又はHIV感染を防止するためのHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。HSV及びHIV予防キットは、任意選択で、性器ヘルペス又は口唇ヘルペス発症後のHSV血清反応陽性対象者に対する組成物の投与についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者、HIV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例25:ウイルス曝露後投与用の経皮パッチを含むHSV及びHIV治療キット
経皮パッチを使用したHSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、持続的な高用量のバラシクロビル、テノホビル、エムトリシタビン、及びラルテグラビルを放出する経皮パッチと、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV及び/又はHIV感染を防止するためのHSV及び/又はHIV曝露後のHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、性器ヘルペス又は口唇ヘルペス発症後のHSV血清反応陽性対象者に対するパッチの適用についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者、HIV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例26:ウイルス曝露後投与用の腟内リングを含むHSV及びHIV治療キット
腟内リングを使用したHSV及びHIV治療用のHSV及びHIV予防キット。このキットは、腟内リング内のバラシクロビル及びテノホビルを含む組成物(使用時にバラシクロビル、テノホビル、エムトリシタビン及びラルテグラビル活性薬剤が持続的な高用量で放出される)と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露後の、及び/又はHIV曝露後72時間以内の血清反応陰性対象者のHSV及び/又はHIV感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。HSV及びHIV予防キットは、任意選択で、腟内リングを使用してHSV血清反応陽性対象者の性器ヘルペス又は口唇ヘルペスの発症を治療する方法に関する説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者、HIV血清反応陰性対象者、及びHSV血清反応陽性対象者に向けた販売用に設計される。
実施例27:避妊及びHSV感染防止用の腟内リング
腟内リングはエチレン酢酸ビニル共重合体及びステアリン酸マグネシウムで作製され、活性薬物エトノゲストレル(11.7mg)、エチニルエストラジオール(2.7mg)、及びバラシクロビル(50mg〜2,000mg)を含有する。少なくとも14日間にわたって1日に放出される薬物の量をインビトロで計測する。インビトロ1日放出プロファイルは、インビボで起こる活性薬物の拡散を有効に模擬するインビトロ実験条件を用いて決定する。
エチニルエストラジオール/エトノゲストレル及び低用量のバラシクロビルを放出する腟リングが、HSVへの曝露リスクがある血清反応陰性対象者の妊娠及びHSV感染の防止に関する臨床試験の候補として選択される。任意選択で、エチニルエストラジオール/エトノゲストレル及び高用量のバラシクロビルを放出する腟リングが、HSVに曝露した血清反応陰性対象者の妊娠及びHSVの防止に関する臨床試験の候補として選択される。腟リングはシリコーンを含み得る。
実施例28:HSV抗ウイルス薬を含む腟内リング避妊薬の評価
目的:本試験の目的は、避妊薬及びバラシクロビルを放出する腟リングの安全性を評価することである。
介入:
アーム1:参加者には、バラシクロビル、エチニルエストラジオール及びエトノゲストレルを有する腟内リングを与える。
アーム2:参加者には、バラシクロビルを有する腟内リングを与える。
アーム3:参加者には、エチニルエストラジオール及びエトノゲストレルを有する腟内リングを与える。
アーム4:参加者には、プラセボを有する腟内リングを与える。
詳細:参加者は、本試験の期間中、割り付けられた腟リングを30日おきに挿入するように指示を受ける。各腟内リング中のバラシクロビルの投薬量は、任意選択で各薬物500mg〜2,000mgの範囲となるように介入のアーム毎に変える。
主要アウトカム評価項目:
各アームにおいて、本試験中に有害事象、検査所見の異常、頸腟部の異常、及び/又は異常な腟内細菌叢/pHを含めたプロトコル特異的イベントを経験する女性の割合によって判定するときの安全性。
試験全体を通じた所与の時点におけるアーム1及び3の参加者のエトノゲストレル及びエチニルエストラジオール濃度。
アーム1及び2の参加者のバラシクロビル薬物動態。
副次アウトカム評価項目:
治験来院時毎の自己申告及び臨床医の観察によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
選択基準:
インフォームドコンセントを提供することのできる18〜45歳の女性。
HSV及びHIV陰性。
試験期間中は腟用製品又は物体の使用を控える意思がある。
試験期間中は性交を控える意思がある。
除外基準:
現在妊娠中であるか、又は登録前3ヵ月以内の先行妊娠。
現在授乳中である。
過去12ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
過去3ヵ月以内のホルモン受胎調節による治療。
内診時の外陰部、腟壁又は子宮頸部における任意の身体所見の異常の存在。
実施例29:感染不一致の関係にある血清反応陰性女性のHSV感染を防止するためのHSV抗ウイルス薬を含む腟内リング避妊薬の安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にあるHSV血清反応陰性女性の妊娠及び/又はHSV−2感染の防止における低用量のバラシクロビルを放出する避妊用腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。
介入:
アーム1:血清反応陰性女性参加者が、バラシクロビル及びエチニルエストラジオール及びエトノゲストレルを有する腟内リングを腟内に装着し;女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。HSV血清反応陽性パートナーは500mgのバラシクロビルを1日1回服用する。
アーム2:血清反応陰性女性参加者が、エチニルエストラジオール及びエトノゲストレル及びプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
詳細:血清反応陰性参加者は、最初の性的事象の少なくとも7日前に第1の割付け腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。血清反応陰性参加者は処方の投薬周期、30日で第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
第1のアームでは、本試験の期間中、HSV血清反応陽性パートナーに500mgのバラシクロビルが1日1回投与される。第2のアームでは、HSVについてはプラセボ治療のみである。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV検査で陽性反応が出た女性は、リングの使用を直ちに中止し、ケア及び治療のために地域の保健医療施設に紹介し、任意選択で、リングがHSV治療転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性パートナーとモノガミーの性的関係にある、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV及びHIV血清反応陰性女性対象者。
HSV血清反応陽性パートナーが高頻度の症候性エピソード歴(9回より多いエピソード/年)を有さず、且つHIV血清反応陽性でない。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
妊娠の発生率。
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の活性薬物の計測によってモニタする。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用したHSV感染対象者の割合。
腟リングを指示どおりに使用した、且つパートナーがバラシクロビルを指示どおりに服用しなかったHSV感染対象者の割合。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
実施例30:HSVへの曝露リスクがある血清反応陰性女性のHSV感染を防止するためのHSV抗ウイルス薬を含む腟内リング避妊薬の安全性及び有効性
目的:本試験の目的は、試験期間中にHSV血清反応陽性であるか又はHSV血清状態が不明のパートナーとの性的接触リスクがあるHSV及びHIV血清反応陰性女性のHSV−2及び/又は妊娠の防止における低用量のバラシクロビルを放出する避妊用腟内リングの安全性及び有効性を評価することである。性的接触には、1人以上のパートナーとの1回以上の性的接触事象が含まれる。
介入:血清反応陰性女性参加者が、バラシクロビル及びエチニルエストラジオール及びエトノゲストレル;又はエチニルエストラジオール及びエトノゲストレル及びプラセボを有する腟内リングを腟内に装着する。女性は本試験全体にわたって自らに割り付けられたリングタイプを使用する。
詳細:血清反応陰性参加者は、性交の少なくとも7日前に第1の割付け腟内リングを腟内に挿入するように指示を受ける。血清反応陰性参加者は処方の投薬周期で第1の腟内リングを第2の割付け腟内リングに交換する。或いは、参加者には、登録時に医師によって第1の腟内リングが装着される。
登録中、参加者は治験来院日に通院する。治験来院には、行動評価、アドヒアランス評価、理学的検査、採血、採尿、及び内診検体採取が含まれる。参加者は、初回の及び継続的な性感染症リスク軽減カウンセリング、男性用コンドーム、性感染症の診断及び治療、妊娠反応検査及び家族計画指導、並びに医学的状態の治療又は紹介を受ける。当初血清反応陰性であり、HSV又はHIV検査で陽性反応が出た女性は、ケア及び治療のために地域の健康保険施設に紹介し、任意選択で、治療がHSV又はHIV転帰に与える影響がある場合にそれを評価するため追跡調査に登録する。
適格性及び選択基準:
HSV血清反応陽性状態であるか、又はHSV血清状態が不明のパートナーとの少なくとも1回の性的接触事象を有することが見込まれる、出生時に女性であった18歳〜45歳のHSV及びHIV血清反応陰性女性対象者。
除外基準:
インフォームドコンセントの取得又は試験の実施が困難となる原因になり得る精神障害を有する患者。
妊娠中又は授乳中。
腟内リングの成分のいずれかに対する有害反応歴。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露前予防。
登録前6ヵ月以内のHSV又はHIV防止のための曝露後予防。
登録前6ヵ月以内の抗ウイルス薬による治療。
登録前6ヵ月以内のホルモン避妊薬による治療。
主要アウトカム評価項目:
妊娠の発生率。
HSV感染によって引き起こされる性器ヘルペスの発生率。性器ヘルペス疾患は、肛門性器部及び/又は殿部の皮膚又は粘膜に生じる徴候(腫脹、丘疹、小水疱、潰瘍、痂皮、裂溝、紅斑、又は腟分泌物)及び/又は症状(疼痛、灼熱痛、そう痒、刺痛、排尿困難)並びに徴候及び/又は症状の発生後6ヵ月以内の検査によって確認されるHSV−1又は2感染(付随するHSV培養陽性又はHSVセロコンバージョンのいずれか)として定義される。HSV−1及び/又はHSV−2に対するセロコンバージョンは、対応するHSVタイプに関して以前のウエスタンブロット結果が陰性の対象者におけるHSV−1及び/又はHSV−2ウエスタンブロット陽性として定義される。
治験製剤使用期間の終了時に計測した、製剤使用人・月当たりのHSVセロコンバージョン率によって判定するときの有効性。
腟リングを指示どおりに使用したHSV感染対象者の割合。指示どおりの使用は、患者の自己申告及び/又は治療中の患者の系内の1つ又は複数の薬物の計測によってモニタする。
治療中に対象者の系内に検出可能なレベルの1つ又は複数の薬物を有したHSV感染対象者の割合。
副次アウトカム評価項目:
有害事象によって判定するときの安全性。
腟内リングを取り外した後のHSV発生率。
薬物動態:試験期間前、その最中、及びその後における血漿及び腟液中の活性薬剤濃度の評価。
自己申告の質問表によって判定するときのプロトコル特異的製剤レジメンに対するアドヒアランス。
性感染症の発生率。
実施例31:避妊薬及びHSV治療キット
避妊及びHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、低投薬量のバラシクロビル(500mg)、エチニルエストラジオール及びノルゲスチメートを含む経口製剤と、組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露前に妊娠とHSV感染との両方を防止するためのHSV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、妊娠を防止しつつHSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対する組成物の投与についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者、並びに避妊を必要としている女性に向けた販売用に設計される。
実施例32:避妊薬及び抗ウイルス経皮パッチを含むHSV治療キット
経皮パッチを使用した避妊及びHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、避妊経皮パッチ内のバラシクロビルを含む組成物と、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV曝露前にHSV感染を防止するためのHSV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、HSV活性化及びウイルス排出を抑制するためのHSV血清反応陽性対象者に対するパッチの適用についての投薬情報及び説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者、並びに避妊を必要としている女性に向けた販売用に設計される。
実施例33:抗ウイルス腟内リングを含む避妊及びHSV治療キット
腟内リングを使用した避妊及びHSV治療用のHSV予防キット。このキットは、腟内リング内のバラシクロビル、エチニルエストラジオール及びエトノゲストレルを含む組成物と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、血清反応陰性対象者のHSV感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。HSV予防キットは、任意選択で、この腟内リングを使用したHSV血清反応陽性対象者におけるHSV活性化及びウイルス排出の抑制方法に関する説明書を含む。キットの包装は、任意選択で、HSV血清反応陰性対象者及びHSV血清反応陽性対象者、並びに避妊を必要としている女性に向けた販売用に設計される。
実施例34:避妊及び抗ウイルス治療キット
避妊及びウイルス性疾患の治療用の抗ウイルス予防キット。このキットは、抗ウイルス剤の組み合わせ(バラシクロビル 1日2回計2g服用、300mgテノホビル、200mgエムトリシタビン、及び400mgラルテグラビル1日2回服用、レボノルゲストレル1日75mg、2日間)を含む経口製剤と、組成物の投与方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、ウイルス曝露、例えばHSV及び/又はHIV曝露前に妊娠とウイルス感染との両方を予防するためのHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対する組成物の投与に有用な投薬情報が含まれる。
実施例35:抗ウイルス経皮パッチを含む避妊及び抗ウイルス治療キット
経皮パッチを使用した避妊及びウイルス性疾患の治療用の抗ウイルス予防キット。このキットは、エストロゲン及びプロゲスチンを含む避妊経皮パッチ内の抗ウイルス剤の組み合わせを含む組成物と、対象者の皮膚への経皮パッチの取り付け方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、ウイルス曝露、例えばHSV及び/又はHIVへの曝露前にウイルス感染を予防するためのHSV及びHIV血清反応陰性対象者に対するパッチの適用に有用な投薬情報が含まれる。
実施例36:抗ウイルス腟内リングを含む避妊及び抗ウイルス治療キット
腟内リングを使用した避妊及びウイルス性疾患の治療用の抗ウイルス予防キット。このキットは、腟内リング内の抗ウイルス剤の組み合わせ、エチニルエストラジオールとエトノゲストレルとを含む組成物と、腟内リングを対象者の腟内に挿入する方法に関する情報を含む説明書とを有する。説明書には、HSV及びHIV血清反応陰性対象者のウイルス感染の防止に有用な投薬及び適用情報が含まれる。