JP2021138125A - テープ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄い部分と厚い部分とが繰り返されているテープを提供する。【解決手段】薄い部分1と厚い部分2とが繰り返されているテープ10は、薄い部分1が、絶縁層、導電層又は誘電層であり、厚い部分2が、絶縁層、導電層又は誘電層である。こうしたテープは、薄い部分となる第1テープ11の上に厚い部分となる第2テープ12を仮接着し、第2テープを所定の形状で除去して第2テープの残った部分を厚い部分とする方法、所定の形状に形成した厚い部分となる第2テープを薄い部分となる第1テープに貼り合わせる方法或いは最終的に剥がすことになる工程テープの上に厚い部分となる第2テープを仮接着し、第2テープを所定の形状で除去して第2テープの残った部分を厚い部分とし、該厚い部分となる第2テープの上に薄い部分となる第1テープを貼り合わせ、最後に工程テープを除去する方法のいずれかで製造される。【選択図】図1

Description

本発明は、薄い部分と厚い部分とが繰り返されているテープ及びその製造方法に関する。
電気・電子機器や各種車両等の様々な構造物は、多種多様な部品や部材が組み込まれて形成されている。そのような部品や部材の接続や組み立ての際、強度や絶縁性等の向上のために様々な機能性テープが使用されている。例えば、特許文献1に記載の樹脂テープは、一方向性繊維を含有させることで強度を向上させている。また、特許文献2に記載の絶縁テープは、絶縁層に多数の空孔を形成することで、絶縁テープの電気的性能を損なうことなく樹脂含浸を改善させている。
しかし、このようなテープは一様な厚さによって形成されており、部品や部材の接続や組み立ての際に、一部分に対してのみ特定の機能(例えば、強度や絶縁性)を向上させようとすると、複数のテープを用意して対応する等、煩雑な作業が発生してしまう。また、複雑な形状の部品や部材の場合には、複数のテープを用いることが困難であることも多い。
特開2016−188291号公報 特表2014−523608号公報
本発明の目的は、様々な構造物の部品や部材の接続や組み立ての際に、簡易に一部分に対して特定の機能を向上させることができるテープを提供する。
(1)本発明に係るテープは、薄い部分と厚い部分とが繰り返されている、ことを特徴とする。
本発明に係るテープにおいて、前記薄い部分が、絶縁層、導電層又は誘電層であり、前記厚い部分が、絶縁層、導電層又は誘電層である。
本発明に係るテープにおいて、前記薄い部分と前記厚い部分とが接着層を介して貼り合わされている。
本発明に係るテープにおいて、前記厚い部分が着色されている。
本発明に係るテープにおいて、前記薄い部分となる第1テープが基材テープとカバーテープとが重なって構成され、前記厚い部分が前記基材テープと前記カバーテープとの間に挟まれた所定の大きさの第2テープ部で構成されている。
本発明に係るテープにおいて、テープの一方又は両面に接着層が設けられていてもよい。
(2)本願発明に係るテープロールは、上記本発明に係るテープがロール状に巻かれてなる、ことを特徴とする。
(3)本発明に係るテープの製造方法は、薄い部分と厚い部分とが繰り返し設けられているテープの製造方法であって、(ア)薄い部分となる第1テープの上に厚い部分となる第2テープを仮接着し、前記第2テープを所定の形状で除去して前記第2テープの残った部分を厚い部分とする方法、(イ)所定の形状に形成した厚い部分となる第2テープを薄い部分となる第1テープに貼り合わせる方法、(ウ)工程テープの上に厚い部分となる第2テープを仮接着し、前記第2テープを所定の形状で除去して前記第2テープの残った部分を厚い部分とし、該厚い部分となる前記第2テープの上に薄い部分となる第1テープを貼り合わせ、最後に前記工程テープを除去する方法、のいずれかである、ことを特徴とする。
本発明に係るテープの製造方法において、前記厚い部分の上にカバーテープを貼り合わせる。
本発明に係るテープの製造方法において、前記貼り合わせが、接着層を介して行われる。
本発明によれば、様々な構造物の部品や部材の接続や組み立ての際に、簡易に一部分に対して特定の機能を向上させることができる。
本発明に係るテープの一例を示す斜視構成図である。 図1のテープの断面構成図である。 本発明に係るテープの他の一例を示す構成図である。 図3のテープの断面構成図である。 本発明に係るテープの他の例を示す構成図である。 本発明に係るテープのさらに他の例を示す構成図である。 テープの製造方法の一例を示す工程図である テープの製造方法の他の一例を示す工程図である。 テープの製造方法のさらに他の一例を示す工程図である。
本発明に係るテープ及びその製造方法について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、その技術的特徴を有する限り各種の変形が可能であり、以下の説明及び図面の形態に限定されない。
[テープ]
本発明に係るテープ10は、図1〜図6に示すように、薄い部分1と厚い部分2とが繰り返されている。繰り返されているとは、薄い部分1と厚い部分2とが交互になっているという意味である。交互とは、一定の間隔(ピッチ)で繰り返されるものであってもよいし、一定でない不定期の間隔で繰り返されるものであってもよい。その間隔は、数mm〜数mの範囲内とすることができ、その使用用途に応じて任意に設定できる。
繰り返し形態は特に限定されず、種々の形態とすることができる。例えば、図5(A)の例は、厚い部分2a,2b,2c同士の間隔P1,P2,P3(距離ともいう。)が一定でない場合の例であり、厚い部分2aと厚い部分2bとの間隔P1が、厚い部分2bと厚い部分2cとの間隔P2及び厚い部分2cと厚い部分2aとの間隔P3よりも長く設定されていてもよい。このとき、厚い部分2a,2b,2cの長手方向の長さL1,L2,L3を一定としている。また、図5(B)の例は、厚い部分2a,2b,2cの長手方向の長さが一定でない場合の例であり、厚い部分2aの長手方向の長さL1は、他の厚い部分2bの長手方向の長さL2よりも長く設定されていてもよい。このとき、厚い部分2aと厚い部分2bとの間隔P1及び厚い部分2bと厚い部分2cとの間隔P2は一定としている。
厚い部分2の長手方向の長さ及び/又は厚い部分2同士の間隔は、図1及び図5に示すように、任意に設定することができ、厚い部分2aと厚い部分2bとの間隔P1が、厚い部分2bと厚い部分2cとの間隔P2及び/又は厚い部分2cと厚い部分2aとの間隔P3と異なる距離とし、さらに、厚い部分2a,2b,2cの長手方向の長さL1,L2,L3も一定ではない長さとすることができる。その結果、例えば、絶縁性を増す位置の調整を行うことができ、本発明に係るテープを用いた機器等の設計自由度を向上させることができる。
なお、図1及び図5では、テープ10の長手方向に間隔を空けて矩形の厚い部分2が設けられているが、図6に示すように、使用用途に応じて種々の形態とすることができる。例えば、テープ10の長手方向に厚い部分2が連続する形態であってもよいし(図6(A))、厚い部分2が斜めのライン形状として設けられていてもよいし(図6(B))、円形の厚い部分2が間隔を空けて設けられていてもよいし(図6(C))、矩形の厚い部分2が間隔を空けて設けられていてもよい(図6(D))。図6中の符号P1,P2は図5で使用した符号と同様、間隔の意味で用いている。なお、図6(B)の厚い部分2が斜めに設けられている場合における間隔P1,P2は、図示のように、テープの長手方向に平行な間隔の意味である。
(薄い部分)
薄い部分1は、図1及び図2に示すように、薄い第1テープ11(基材テープともいう。)で構成されている部分である。第1テープ11は、絶縁テープでも導電テープでも誘電テープでもそれ以外でもよく、特に限定されない。それら以外の第1テープ11としては、例えばハードコート層、光沢層、着色層、防眩層、反射防止層、帯電防止層、シールド層、マット層等の各種の機能層を備えたテープであってもよい。
第1テープ11の幅等は特に限定されないが、例えば幅が2mm〜100mm程度のテープ状の形態であってもよいし、最終的にスリットしてテープにすることができる大面積のシート状の形態であってもよい。第1テープ11の厚さも特に限定されないが、「テープ」として部品や部材に貼り合わせることができる厚さは必要であるが、例えば2μm〜500μm程度の厚さであればよい。テープであるので極端に厚いものは望ましくないが、薄すぎても裂けるおそれもあり、上記範囲程度であることが好ましい。
第1テープ11の材質も特に限定されないが、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂(PET、PEN等)、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等のような絶縁テープで用いられる材料を好ましく適用できる。それらの樹脂材料の中でも誘電材料として用いられるPFA、ETFE、FEP等の低誘電率のフッ素系樹脂であってもよいし、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリル樹脂等の樹脂であってもよい。また、アルミニウム箔、銅箔、又はそれらに錫めっき、ニッケルめっき、金めっき等を施した金属箔等の導電性の材料を用いてもよい。また、そうした絶縁テープと導電性の材料とを貼り合わせた複合材料であってもよい。このように、第1テープ11は、種々の材料で形成された絶縁テープ、誘電テープ、導電テープ、複合テープとして機能することができる。
(厚い部分)
厚い部分2は、薄い第1テープ11の上に間隔(図5及び図6の符号P1,P2を参照。)を空けて設けられた部分である。そうした部分は、所定形状の第2テープ部12’(介在テープ部ともいう。)が設けられて構成されている。厚い部分2を構成する第2テープ部12’も、薄い部分1を構成する上記第1テープ11と同様、絶縁テープでも誘電テープでも導電テープでも複合テープでもよいし、各種の機能層を備えたテープであってもよい。
さらに、厚い部分2を構成する第2テープ部12’は、着色していることが好ましい。着色した第2テープ部12’を用いることで、厚い部分2の視認性を高めることができ、本発明に係るテープを用いた機器の製造時の作業効率を向上させることができる。
第2テープ部12’の幅、大きさ、形態等も特に限定されないが、例えば図1、図5及び図6に示すように、矩形(四角形)形状、ライン形状、斜め形状、円形形状、大きさの異なる矩形(四角形)形状等とすることができる。第2テープ部12’は、図1及び図5に示すように、第1テープ11のテープ幅と同じ幅の矩形形状であってもよいし、図6(A)に示すように、第1テープ11のテープ幅よりも小さい幅Wのライン形状であってもよいし、図6(B)に示すように、幅W1,W2の斜めライン形状であってもよいし、図6(C)に示すように、第1テープ11のテープ幅よりも小さい直径D1,D2の円形形状であってもよいし、図6(D)に示すように、第1テープ11のテープ幅よりも小さい幅W1,W2の矩形形状であってもよい。
第2テープ部12’の厚さも特に限定されないが、テープ10として部品や部材に貼り合わせることができる合計厚さとなる厚さであればよい。第1テープ11の厚さにもよるが、第2テープ部12’が設けられた厚い部分2の厚さとしては、例えば、4μm〜550μm程度の厚さであればよい。
第2テープ部12’の材質も特に限定されず、上記第1テープ11と同様のものとすることができる。なお、第1テープ11の材質と第2テープ部12’の材質は同じでも異なるものであってもよい。同じものである場合は、テープ10が絶縁体、導電体、又は誘電体となり、異なるものである場合は、例えば、絶縁体からなる第1テープ11の上に導電体からなる第2テープ部12’を設けたり、導電体からなる第1テープ11の上に絶縁体からなる第2テープ部12’を設けたりする例を挙げることができる。
(接着層)
接着層3は、図2及び図4に示すように、第1テープ11と第2テープ部12’との間に設けられ、第1テープ11と第2テープ部12’とを貼り合わせるように作用する。接着層3としては、アクリル、ポリエステル、ウレタン、ポリイミド、PVC、EVA等の熱可塑性樹脂やエポキシ系、ビスマルイミド系の熱硬化性樹脂等の接着性樹脂からなる層を好ましく挙げることができる。接着層3の厚さは、例えば0.2μm以上、50μm以下の範囲内とすることが望ましく、特に0.5μm以上、40μm以下の範囲内とすることが好ましい。接着層3は、それら樹脂を有機溶剤に溶解させた接着性塗料を、例えばグラビア印刷等の塗工装置で所定の厚さ(例えば2μm)に塗工することで接着層とすることができる。さらに、接着層3は、着色されていることが好ましい。
こうした接着層3は、第1テープ11と第2テープ部12’との間だけでなく、テープ10の一方(S1又はS2)又は両面(S1及びS2)に設けられていてもよい。
(その他の形態)
図3は、本発明に係るテープの他の形態であり、薄い部分1となる第1テープが基材テープ11とカバーテープ13とが重なって構成され、厚い部分2が基材テープ11とカバーテープ13との間に挟まれた所定の大きさの介在テープ部12’(第2テープ部12’と同じ。)で構成されている。この形態において、基材テープ11は上記第1テープ11と同様であり、介在テープ部12’は第2テープ部12’と同様である。
カバーテープ13は、図4に示すように、基材テープ11との間に接着層17を介することで、介在テープ部12’を基材テープ11と挟むように構成する。この接着層17は、基材テープ11とカバーテープ13との間だけでなく、基材テープ11の一方(S1又はS2)又は両面(S1及びS2)に設けられてもよい。
カバーテープ13は、上記した第1テープ11や第2テープ12と同様のものとすることができ、絶縁テープでも誘電テープでも導電テープでも複合テープでもよいし、各種の機能層を備えたテープであってもよい。カバーテープ13の幅等も特に限定されないが、例えば第1テープ11と同じテープ幅であることが好ましい。カバーテープ13の厚さも特に限定されないが、テープ10として部品や部材に貼り合わせることができる合計厚さとなる厚さであればよい。第1テープ11と第2テープ部12’の厚さにもよるが、例えば、2μm〜500μm程度の厚さであればよい。カバーテープ13の材質も特に限定されず、上記第1テープ11と同様のものとすることができる。なお、カバーテープ13の材質は、第1テープ11の材質と第2テープ部12’の材質は同じでも異なるものであってもよい。
以上説明したように、本発明に係るテープ10は、薄い部分1と厚い部分2とが繰り返されているテープであるので、そのテープ10を部品や部材に貼り合わせることにより、例えば薄い部分1に比べて厚い部分2の強度を増したり絶縁性(耐電圧)を増したり誘電性を変化させたりすることができ、種々の用途への利用が期待できる。一方、そうしたテープがない場合は、部品や部材に一定厚さのテープを貼り、その後に所定の大きさのテープを貼り合わせることで同様の機能を付与できると考えられる。しかし、この方法では、工数がかかり且つ煩雑な作業が必要であり、さらに複雑な形状の部品に貼り合わせることは難しい。
[製造方法]
本発明に係るテープ10の製造方法は、薄い部分1と厚い部分2とが繰り返し設けられているテープの製造方法であって、その方法は特に限定されないが、図7〜図9の方法を挙げることができる。
(ア)図7に示す方法は、薄い第1テープ11の上に第2テープ12を仮接着し、第2テープ12を所定の形状で除去して第2テープ12の残った部分を第2テープ部12’(厚い部分2)とする方法である。
先ず、図7(A)に示すように、薄い第1テープ11の上に同じサイズの第2テープ12を仮接着する。仮接着は、各種手段で行うことができ、特に限定されないが、接着剤で貼り合わせて仮接着する方法、ラミネートで熱で仮接着させる方法等を挙げることができる。接着剤の種類や厚さは、上記したとおりである。接着剤は、第1テープ11に設けてもよいし、第2テープ12に設けてもよいし、両方のテープ11,12に設けてもよい。
接着剤が粘着性のものである場合は加圧により仮接着させるが、接着剤が熱接着性である場合は加圧と共に加熱して仮接着させる。また、両方のテープを貼り合わせる際にその間に接着剤を流し込むようにして供給してもよい。ラミネートは熱ラミネートで行われ、例えば熱を加えながら熱ロールで加圧して仮接着することができる。
仮接着した後は、図7(B)(C)に示すように、第2テープ部12’を残してそれ以外を除去する。除去手段としては、第2テープ12の側から刃を入れて切り込み16を形成し、切り込み16で囲まれた部分の外側を引き剥がして除去する。除去する長さや形状は、切り込み刃の大きさや形状で決めることができる。切り込み刃で連続して切り込み16を入れることにより、除去する部分を連続して形成することができる。
なお、薄い第1テープ11と第2テープ部12とを仮接着する際、第1テープ11と第2テープ12は、上述のように仮接着によって貼り合わせることが好ましい。この仮接着は、加圧する圧力及び/又は加熱温度を調整することで、薄い第1テープ11と第2テープ部12とを重ねて貼り合わせた後に容易に剥がすことが可能となる。また、仮接着によって第2テープ12’を形成した後は、加圧及び/又は加熱によって薄い第1テープ11と第2テープ部12’を本接着することができる。
(イ)図8に示す方法は、所定の形状に形成した厚い部分2となる第2テープ部12’を、薄い第1テープ11上に貼り合わせる方法である。先ず、図8(A)に示すように、第1テープ11を準備する。次に、図8(B)に示すように、所定の大きさの複数の第2テープ部12’を準備する。最後に、図8(C)に示すように、第1テープ11上に複数の第2テープ部12’を所定の間隔で直接貼り合わせる。
(ウ)図9に示す方法は、工程テープ14の上に厚い部分2となる第2テープ12を重ねて貼り合わせ、第2テープ12を所定の形状で除去して第2テープ12の残った部分を第2テープ部12’(厚い部分2)とし、その厚い部分2となる第2テープ部12’の上に薄い第1テープ11を貼り合わせ、最後に工程テープ14を除去する方法である。
この方法は、先ず、図9(A)に示すように、工程テープ14を準備し、その上に、接着層15を介して第2テープ12を貼り合わせる。第2テープ12の他の面には接着層3が設けられていることが好ましい。したがって、第2テープ12は、両面に接着層15,3を備えた態様で工程テープ14に貼り合わされている。工程テープ14は、本発明に係るテープ10を構成せず、製造工程に使用されるだけのものであるが、そのまま設けられて使用時に剥ぎ取られる保護用の離型テープとして設けられていても構わない。工程テープ14としては、第1テープ11等と同様のものを用いてもよいし、それ以外の樹脂製テープであってもよい。工程テープ14の厚さも製造工程に支障が出ない厚さであれば特に限定されない。接着層15,3については、接着力としては、最終的に剥がすことになる工程テープ14側の接着層15の方が、第1テープ11に貼り合わされる側の接着層3よりも弱い接着力であることが好ましい。こうした観点で、接着剤の種類が選択される。
次に、図9(B)(C)に示すように、第2テープ12を図7での仮接着の方法と同様に、仮接着を行った後に所定の形状で除去して第2テープ12の残った部分を第2テープ部12’(厚い部分2)とする。その手段としては、図9(B)に示すように、第2テープ12の側から刃を入れて切り込み16を形成し、図9(C)に示すように、切り込み16で囲まれた部分の外側を引き剥がして除去する。除去する長さや形状は、切り込み刃の大きさや形状で決めることができる。切り込み刃で連続して切り込み16を入れることにより、除去する部分を連続して形成することができる。
次に、図9(D)に示すように、厚い部分2となる第2テープ部12’の上に薄い第1テープ11を貼り合わせる。第2テープ部12’の上には接着層3が設けられているので、その上から第1テープ11を貼り合わせ、加圧及び/又は加熱により接着することができる。
最後に、図9(E)に示すように、工程テープ14を除去する。なお、上記したように、工程テープ14は、そのまま設けられて使用時に剥ぎ取られる保護用の離型テープとして設けられていても構わない。
なお、上記した各製造方法において、厚い部分2となる第2テープ部12’の上にカバーテープ13を接着層17を介して貼り合わせて図3及び図4に示す態様としてもよい。
以上説明したように、本発明に係るテープ10は、テープ厚さを繰り返し態様で変動させることができるので、異なる特性が間隔を空けて必要になる部品等に好ましく適用できる。上記(ア)〜(ウ)の方法等で製造されたテープ10は、部品や部材に貼り合わせることができ、例えば薄い部分1に比べて厚い部分2の強度を増したり絶縁性を増したりすることができ、種々の用途への利用が期待できる。しかも、この方法では、工数がかからず且つ煩雑な作業も要しないという効果ある。製造されたテープは、ロール巻きされたテープロールとして流通し、販売されることが好ましい。
1 薄い部分
2,2a,2b,2c 厚い部分
3 接着層
10,10A,10A’,10A”,10B,10C,10D,10E,10F テープ
11 第1テープ(基材テープ)
12 第2テープ
12’ 第2テープ部(介在テープ部)
13 カバーテープ
14 工程テープ
15 接着層(粘着剤層)
16 切り込み
17 接着層
S1 第1テープの平坦面
S2 第2テープ側の面
L1,L2,L3 長さ
P1,P2,P3 間隔
D1,D2 直径
W,W1,W2 幅


Claims (10)

  1. 薄い部分と厚い部分とが繰り返されている、ことを特徴とするテープ。
  2. 前記薄い部分が、絶縁層、導電層又は誘電層であり、前記厚い部分が、絶縁層、導電層又は誘電層である、請求項1に記載のテープ。
  3. 前記薄い部分と前記厚い部分とが接着層を介して貼り合わされている、請求項1又は2に記載のテープ。
  4. 前記厚い部分が着色されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープ。
  5. 前記薄い部分となる第1テープが基材テープとカバーテープとが重なって構成され、前記厚い部分が前記基材テープと前記カバーテープとの間に挟まれた所定の大きさの第2テープ部で構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープ。
  6. テープの一方又は両方の面に接着層が設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のテープ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のテープがロール状に巻かれてなる、ことを特徴とするテープロール。
  8. 薄い部分と厚い部分とが繰り返し設けられているテープの製造方法であって、
    (ア)薄い部分となる第1テープの上に厚い部分となる第2テープを仮接着し、前記第2テープを所定の形状で除去して前記第2テープの残った部分を厚い部分とする方法、
    (イ)所定の形状に形成した厚い部分となる第2テープを薄い部分となる第1テープに貼り合わせる方法、
    (ウ)工程テープの上に厚い部分となる第2テープを仮接着し、前記第2テープを所定の形状で除去して前記第2テープの残った部分を厚い部分とし、該厚い部分となる前記第2テープの上に薄い部分となる第1テープを貼り合わせ、最後に前記工程テープを除去する方法、のいずれかである、ことを特徴とするテープの製造方法。
  9. 前記厚い部分の上にカバーテープを貼り合わせる、請求項8に記載のテープの製造方法。
  10. 前記貼り合わせが、接着層を介して行われる、請求項8又は9に記載のテープの製造方法。
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