JP2021137344A - 医療用画像処理装置、医療用画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
医療の現場において患部の評価、経過観察、診断、及び記録等を目的として、MRI、CT、超音波診断装置等の多様な医療用撮像装置が使用されている。これらのモダリティは、例えば、医療用サーバに構築されたHIS(Hospital Informaiton System)と称される病院情報システムに含まれるオーダリングシステムから発行された検査オーダーごとに患者の検査を行う。上記モダリティによる撮像結果に応じた画像データ(医療用画像データ)を、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)等の医療用画像の規格に基づくデータに変換される。そのうえで、当該データは、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)等の医療用サーバ上に構築されるデータベースシステムに保存される。これにより、医師が読影等を行う際に、上述したモダリティによる撮像結果に応じた医療用画像を参照することが可能となる。
図1を参照して、本実施形態に係る医療用画像処理システムのシステム構成の一例について説明する。本実施形態に係る医療用画像処理システムは、撮像装置110と、医療用サーバ120とを含む。撮像装置110と医療用サーバ120とは所定のネットワークを介して相互に情報やデータを送受信可能に接続される。
なお、上記ネットワークは、撮像装置110と医療用サーバ120との間を接続することが可能であれば、その種別は特に限定されない。具体的な一例として、上記ネットワークとして、インターネット、専用線、公衆回線(例えば、電話回線、移動体通信回線等)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等が適用されてもよい。また、上記ネットワークは、無線のネットワークであってもよく、有線のネットワークであってもよい。また、上記ネットワークは、複数種類の異なるネットワークを含んでもよい。具体的な一例として、撮像装置110及び医療用サーバ120間の通信が、他の通信装置により中継されてもよい。この場合において、当該他の通信装置と、撮像装置110及び医療用サーバ120それぞれとの間の通信に対して、互いに異なる種別のネットワークが適用されてもよい。
撮像装置110は、ネットワークを介して医療用サーバ120にアクセスすることで、被写体101に関する情報等のような医療用サーバ120により管理されている各種情報を当該医療用サーバ120から取得してもよい。被写体101に関する情報としては、例えば、被写体の氏名、年齢、及び性別等の情報、患部の位置や種類に関する情報、患部に対する検査指示に関する情報、並びに過去に行われた検査に関する情報等が挙げられる。なお、以降では、上記に例示した被写体101に関する情報を、便宜上「被写体情報」とも称する。また、医療用サーバ120のように、被写体情報の取得元となる他の装置が、「外部装置」の一例に相当する。
具体的な一例として、熱傷を観察対象として解析アルゴリズムが決定された場合においても、評価指標としてBI(Burn Index)とPBI(Prognostic Burn Index)とのいずれを使用するかが選択的切り替えられる場合がある。なお、BIは、熱傷深度ごとの熱傷面積と体表面積との比率により決定される評価指標である。また、PBIは、年齢を加味したBIに相当する。
また、本開示において撮像条件とは、焦点距離、F値、合焦位置、シャッタースピード、及び照明条件等のような光学的な撮像条件と、センサ感度、ホワイトバランス、及び現像処理等のような電気的なイメージングに関する条件と、の双方を含み得る。
また、撮像装置110は、取得した被写体情報に、以前に実施された検査に関する検査情報や、当該検査で適用された解析モードや撮像条件の設定に係る情報が含まれる場合には、これらの情報に基づき、解析モードや撮像条件の設定を行ってもよい。
すなわち、上記被写体情報は、例えば、撮像装置110の撮像結果に応じた画像に基づく病変の観察対象となる患者に関する情報であるとも言える。
また、図1に示すシステム構成はあくまで一例であり、必ずしも本実施形態に係る医療用画像処理システムのシステム構成を限定するものではない。具体的な一例として、撮像装置110による撮像結果に応じた画像データに対して画像解析を施す処理が、当該撮像装置110とは異なる装置により実現されてもよい。また、他の一例として、撮像装置110の機能と医療用サーバ120の機能とを1つの装置に統合することで、本実施形態に係る医療用画像処理システムが、所謂スタンドアロンで運用可能な構成として実現されてもよい。また、撮像装置110の機能や医療用サーバ120の機能のうち、少なくとも一部の機能の実現に係る処理の負荷が複数の装置に分散されてもよい。また、撮像装置110のUI機能が、タブレット端末等のような撮像装置110とは異なる装置により実現されてもよい。
図2を参照して、本実施形態に係る医療用画像処理システムのハードウェア構成の一例について、特に図1に示す例における撮像装置110及び医療用サーバ120の構成に着目して説明する。
まず、撮像装置110のハードウェア構成について説明する。撮像装置110は、撮像モジュール200と、画像処理モジュール220とを含む。
撮像モジュール200は、光学系201と、撮像素子202と、CPU(Central Processing Unit)203と、一次記憶装置204と、二次記憶装置205と、記憶媒体206とを含む。また、撮像モジュール200は、表示部207と、操作部208とのうちの少なくともいずれかを含んでもよい。また、撮像モジュール200は、測距部209を含んでもよい。
撮像素子202は、光学系201により導光されて結像した光を電気的な画像信号に光電変換し、当該画像信号に基づき画像データを生成する。
CPU203が、二次記憶装置205または記憶媒体206に記憶されたプログラムを一次記憶装置204に展開し、このプログラムを実行することで、別途後述する撮像装置110の処理のうち特に画像の撮像に係る処理が実現される。
操作部208は、ユーザから各種指示を受け付ける。
また、受光素子としてPSD(Position Sensitive Device)を用いたPSD方式等が適用されてもよい。
また、撮像素子202が画素ごとに複数の光電変換領域を有し、共通の画素内に含まれる複数の光電変換領域に対応する瞳位置を異ならせる構成としてもよい。このような構成とすることで、測距部209は、撮像素子202から出力される、それぞれの瞳領域に対応する光電変換領域から得られる画素間の位相差から、画素あるいは領域の位置ごとに距離情報を求めることが可能となる。
また、測距部209は、画像データの高周波成分を抽出して積分し、積分値がより高い(例えば、最大となる)フォーカスレンズの位置を決定するTV−AFまたコントラストAFを実行し、当該フォーカスレンズの位置から距離情報を求めてもよい。
また、測距部209は、ステレオカメラ、移動ステレオカメラ、アクティブステレオ方式等のように、対応点に対する三角測量法に基づく手法から距離情報を得るような構成とされてもよい。
なお、画像処理モジュール220に相当する構成を含む装置が、本実施形態に係る医療用画像処理システムにおける「医療用画像処理装置」の一例に相当する。すなわち、図2に示す例の場合には、撮像装置110が、「医療用画像処理装置」の一例に相当することとなる。
次いで、医療用サーバ120のハードウェア構成について説明する。医療用サーバ120は、被写体情報や、検査記録や検査結果等に関する情報それぞれが紐づけられた状態で記録し、これらの情報を指定された条件に基づき抽出して出力する。このような情報の記録や抽出に係る機能は、例えば、1つの電子カルテシステムとして実現されてもよいし、電子カルテシステムを含む複数のシステムにより実現されてもよい。当該複数のシステムとしては、例えば、RIS(Radiology Information System)、部門システム、PACS(Picture Archivinig and Communication Systems)等が含まれ得る。
また、医療用サーバ120は、仮想サーバ、クラウドサーバ、あるいは複数のサーバで構成されたサーバシステム等により実現されてもよい。
また、撮像装置110として、例えば、一般的な一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラ、もしくは、オートフォーカス機能付きのカメラを備えたスマートフォンやタブレット端末等を利用することも可能である。
図3A〜図3Cを参照して、本実施形態に係る医療用画像処理システムの処理の一例について説明する。なお、撮像装置110は、通信装置210により医療用サーバ120と通信可能なネットワークに接続されているものとする。ネットワークを介して機器を探索する技術としては、例えば、UPnP(Universal Plug and Play)が用いられる。また、UPnPにおいて個々の装置の識別は、例えば、UUID(Universally Unique IDentifier)によって行われる。
S301において、撮像装置110は、動作モードを被写体設定モードに遷移させる。被写体設定モードは、撮像された患部の画像(医療用画像)が紐づけられる被写体を識別するためのモードである。なお、図3に示す例では、便宜上、図1に示すような被写体に付された被写体識別子104(例えば、バーコードタグ等)により、当該被写体を識別することも可能であるものとする。これにより、例えば、撮像装置110は、被写体識別子104の撮像結果に応じた画像に基づき、被写体識別子104に含まれるユニークなIDを識別することで、当該被写体識別子104に紐づけられた被写体情報を取得することが可能となる。
この際に、撮像装置110を使用しているユーザの情報が取得されてもよい。この場合には、例えば、事前にユーザの情報を医療用サーバ120に登録しておき、当該ユーザ用のバーコードタグ等の識別子を発行しておくとよい。そのうえで、例えば、撮像装置110等により当該バーコードタグの読み取りが行われ、読み取り結果に基づき医療用サーバ120への照会が行われることで、ユーザに関する情報の取得が行われてもよい。
被写体設定モードにおいて被写体識別子104の撮像が行われると、撮像結果に応じた画像(以下、「タグ画像」とも称する)が撮像モジュール200に記憶されたうえで、当該タグ画像が画像処理モジュール220に転送される。
被写体情報には、例えば、被写体の識別に利用可能な情報、被写体の患部に関する患部情報等が含まれてもよい。また、被写体情報には、例えば、オーダーシステム等から発行される検査指示に関する情報、看護システム等でスケジュールされる患部の検査予定に関する情報、電子カルテに記載された情報、看護システムで管理されている情報等が含まれてもよい。また、被写体情報には、例えば、患部の症状に応じた好適な解析モード、当該解析モードに紐づけられた好適な撮像条件に関する情報、過去の検査結果に関する情報、過去の検査で適用された機器、解析モード、及び撮像条件に関する情報等が含まれてもよい。
医療用サーバ120は、抽出した被写体情報を画像処理モジュール220に送信する。なお、医療用サーバ120は、被写体情報が抽出されなかった場合には、被写体情報の新規作成を促す報知情報を画像処理モジュール220に返送することで、画像処理モジュール220に当該報知情報を報知させてもよい。
また、上記では、被写体識別子104を被写体情報の取得に利用する場合の一例について説明したが、必ずしも被写体情報の取得方法を限定するものではない。例えば、画像処理モジュール220は、ユーザからの指定に基づき観察対象となる被写体の被写体情報を取得してもよい。具体的には、画像処理モジュール220は、医療用サーバ120から患者リストを取得し、表示部207を介して当該患者リストをユーザに提示してもよい。また、画像処理モジュール220は、操作部208がユーザから受け付けた操作に基づき、表示部207を介してユーザに提示された患者リストのうち、当該ユーザにより選択された患者を認識してもよい。
また、他の一例として、被写体の指紋や網膜を利用した生体認証や、顔認証等のように被写体の撮像結果に応じた画像に対して画像解析を施すことで抽出される情報を利用した認証等の結果に基づき、当該被写体に対応する被写体情報が取得されてもよい。
図4に示すUIの画面は、被写体情報表示領域401と、患部情報表示領域402と、検査項目表示領域403とを含む。また、図4に示すUIの画面は、新規登録ボタン404を含んでもよい。
患部情報表示領域402は、被写体の患部に関する患部情報が表示される領域である。また、患部情報表示領域402は、対象となる患部に関する各種指示をユーザから受け付けるためのインタフェース(例えば、ボタン等のコンポーネント)を含んでもよい。
検査項目表示領域403は、対象となる被写体についてあらかじめスケジュールされた検査に関する情報(例えば、検査タスク等)が表示される領域である。例えば、図1に示す例において患部領域102のみが検査対象として設定されている場合には、当該患部領域102に関する検査についてのみ、検査項目表示領域403に情報が表示されてもよい。また、検査項目表示領域403は、対象となる検査に関する各種指示をユーザから受け付けるためのインタフェース(例えば、ボタン等のコンポーネント)を含んでもよい。
例えば、より性能の高い解析アルゴリズムが適用される解析モードが新たに指定可能となり、かつ被写体情報に解析モードの変更に係る指示が含まれる場合に、ユーザは、設定パラメータ表示領域501を介して解析モードの変更に係る指示を行うことも可能である。また、他の一例として、環境の変化等により、現在設定されている撮像条件が、患部の解析に好適ではない状態となった場合に、ユーザは、設定パラメータ表示領域501を介して撮像条件の変更に係る指示を行うことも可能である。
また、光学系201の交換や追加が可能な撮像モジュール200が適用される場合もある。この場合には、撮像モジュール200は、設定されている撮像条件や解析モードが、装着されている光学系201に対応していない場合には、表示部207を介して光学系201の交換や、撮像条件や解析モードの変更等を促す報知情報をユーザに提示してもよい。具体的な一例として、撮像モジュール200は、皮膚が変色した部分の検査が行われる場合には、ダーモスコープ用の光学系のアタッチメントの装着をユーザに促してもよい。また、各種偏光の観察に係る光学系、マルチスペクトル観察に係る光学系、及び共焦点光学系等のように、観察対象となる症状や適用される解析モードに応じて、光学系201の変更がユーザに促されてもよい。また、撮像条件として、上述した光学系の条件(例えば、観察対象とするスペクトルや偏光等に関する情報)が含まれていてもよい。
また、撮像モジュール200は、被写体情報が検査指示や過去の検査記録等に関する情報を含む場合には、表示部207を介してこれらの情報をユーザに提示してもよい。これにより、ユーザが意図しないパラメータが設定された状態で撮像や解析が行われる事態の発生を未然に防止する効果を期待することが可能となる。
また、被写体の距離マップが得られている場合には、撮像モジュール200は、当該距離マップに基づき、観察対象となる領域の推定を行い、当該領域中の位置において合焦するようにフォーカス制御を行ってもよい。
また、他の一例として、画像処理モジュール220によりライブビュー画像中の患部領域102の位置が特定されている場合には、撮像モジュール200は、当該位置において合焦するようにフォーカス制御を行ってもよい。
撮像モジュール200は、後述するS307においてレリーズ操作の検知が行われるまで、ライビュ―画像の表示とフォーカス制御(例えば、AF制御)とを繰り返し実行する。
S305において、撮像モジュール200は、S304において生成された圧縮処理やリサイズ処理が施された画像データや、S303において測定された被写体との間の距離に関する情報を取得する。また、この際に撮像モジュール200は、撮像時に適用されたズーム倍率に関する情報や、リサイズ処理が施された後の画像データのサイズ(例えば、ピクセル数)に関する情報の取得を行ってもよい。
なお、対象となる画像データのサイズが大きいほど、撮像モジュール200から画像処理モジュール220への当該画像データの伝送に係る時間がより長くなる傾向にある。そのため、S305におけるリサイズ処理後の画像データのサイズについては、上記伝送について許容される時間に応じて決定されてもよい。ただし、画像データのサイズがより小さくなるほど、後述するS362の処理における患部領域の抽出に係る処理の精度が低下する場合がある。そのため、上記伝送に係る時間に加えて、当該患部領域の抽出に係る処理の精度が、リサイズ処理後の画像データのサイズの決定に考慮されてもよい。このような状況を鑑み、例えば、設定された解析モードに応じて、画像データの伝送に係るサイズ(換言すると、リサイズ処理後の画像データのサイズ)が動的に制御されてもよい。
S361において、画像処理モジュール220は、撮像モジュール200から画像解析の対象となる画像データと、当該画像データに関する各種情報(例えば、被写体との間の距離に関する情報)とを取得する。画像処理モジュール220の演算装置221は、取得された画像データに対して画像解析を施すことで、被写体101の患部領域102を抽出する。この際に、演算装置221は、画像データに対して、設定された解析モードに応じた画像解析を施してもよい。
また、他の深層学習のモデルが用いて領域分割が実現されてもよい。また、セグメンテーションの手法は深層学習に限らず、例えば、グラフカットや領域成長、エッジ検出、統治分割法等が用いられてもよい。さらに、演算装置221により、褥瘡の患部領域の画像を教師データとしたニューラルネットワークのモデルの学習が行われてもよい。
また、長径及び短径の算出方法の他の一例として、最大のキャリパー長である最大フェレ系が長径として選択され、最小のフェレ系が短径として選択されてもよい。また、他の一例として、最大のキャリパー長である最大フェレ系が長径として選択され、最大フェレ径の軸に直交する方向について計測した患部領域の長さが短径として選択されてもよい。長径及び短径の算出方法については、例えば、従来の計測方法との互換性を鑑みて任意の方法が選択されてもよい。
そして、画像処理モジュール220は、患部領域102の抽出結果に応じた情報や、患部領域のサイズに関する情報等のような、画像データに対する画像解析の結果に関する情報を撮像モジュール200に出力する。具体的な一例として、画像処理モジュール220は、患部領域102の抽出結果に応じた情報と、当該患部領域102のサイズに関する情報とが関連付けられた画像データを、撮像モジュール200に出力してもよい。
撮像モジュール200は、S307においてレリーズに係る操作が検知されていないと判定した場合には、処理をS304に進める。すなわち、この場合には、S304以降の処理が改めて実行されることとなる。
S309において、撮像モジュール200は、被写体の静止画像の撮像を行う。これにより、撮像素子202による撮像結果に応じた画像データが生成される。
また、CPU203は、解析モードや被写体情報に基づき、画像データの送信に係る送信データの整形を行ってもよい。具体的な一例として、CPU203は、対象となる画像データを、画像データに対して各種の付帯情報を関連付けることが可能なExifやDICOM等の規格に基づく送信データに整形してもよい。
また、S313において、撮像モジュール200のCPU203は、S317において取得された画像データに対する画像解析の結果に関する情報を、表示部207を介してユーザに提示してもよい。具体的な一例として、CPU203は、患部領域102のサイズに関する情報が関連付けられた画像データに基づき、当該患部領域102のサイズに関する情報が重畳された画像を表示部207に表示させてもよい。
なお、画像データや、当該画像データに対する画像解析の結果に応じた情報の送信に係る主体については特に限定されず、当該主体は、撮像モジュール200であってもよいし、画像処理モジュール220であってもよい。また、撮像モジュール200と医療用サーバ120との間での上記画像データや上記画像解析の結果の伝送が行われる際に、画像処理モジュール220により当該伝送が中継されてもよい。
また、医療用サーバ120への画像データや各種情報の登録に際し、画像データと、画像データ以外の他の情報と、が異なる管理元に登録されてもよい。具体的な一例として、画像データについては、PACS等の画像データベースに登録され、各種解析や各種計測の結果に応じた情報や画像データのサムネイル等については、電子カルテや看護システムに登録されてもよい。この場合には、異なるシステムに登録された互いに関連するデータや情報が、リンク等を介して関連付けられてもよい。
以下に、本実施形態に係る医療用画像処理システムの変形例について説明する。
例えば、図6は、変形例に係る医療用画像処理システムのシステム構成の一例を示している。本変形例では、図1に示す撮像装置110に相当する構成として、撮像装置610と画像処理装置620とを含む。撮像装置610は、図2に示す撮像モジュール200に相当する機能を有し、画像処理装置620と所定のネットワーク(例えば、無線LAN等)を介して接続される。画像処理装置620は、図2に示す画像処理モジュール220に相当する機能を有し、医療用サーバ120と所定のネットワーク(例えば、LAN等)を介して接続される。
撮像装置610は、図2に示す撮像モジュール200と実質的に同様の構成要素と、通信装置710とを有する。通信装置710は、撮像装置610が他の装置(例えば、画像処理装置620や医療用サーバ120等)と通信を行うための構成を模式的に示している。通信装置710は、例えば、画像処理装置620が接続された所定のネットワークに接続される。また、通信装置710は、医療用サーバ120が接続された所定のネットワークに接続されてもよい。
画像処理装置620は、図2に示す画像処理モジュール220と実質的に同様の構成要素と、通信装置720とを有する。通信装置720は、画像処理装置620が他の装置(例えば、撮像装置610や医療用サーバ120等)と通信を行うための構成を模式的に示している。通信装置720は、例えば、画像処理装置620が接続された所定のネットワークや、医療用サーバ120が接続された所定のネットワークに接続される。
なお、図7に示す例では、画像処理装置620が、「医療用画像処理装置」の一例に相当する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
120 医療用サーバ
200 撮像モジュール
202 撮像素子
203 CPU
220 画像処理モジュール
221 演算装置
Claims (12)
- 撮像装置により撮像される被写体に関する情報を外部装置から取得する取得手段と、
取得された前記被写体に関する情報に基づき、前記撮像装置の撮像条件と、当該撮像装置の撮像結果に応じた画像に対して観察対象となる病変の種類に応じて施される画像解析の解析モードと、のうちの少なくともいずれかの制御に関する処理を実行する制御手段と、
を備える、医療用画像処理装置。 - 前記制御手段は、
取得された前記被写体に関する情報に基づく前記撮像条件と前記解析モードとのうち、少なくともいずれかに関する情報をユーザに提示し、
ユーザからの指示に応じて、前記撮像条件と前記解析モードとのうち少なくともいずれかを変更する、
請求項1に記載の医療用画像処理装置。 - 前記制御手段は、取得された前記被写体に関する情報に基づき、前記撮像条件と前記解析モードとのうち少なくともいずれかを変更する、請求項1に記載の医療用画像処理装置。
- 前記制御手段は、取得された前記被写体に関する情報と、前記撮像装置による撮像結果に応じた画像と、に基づき、前記撮像条件と前記解析モードとのうちの少なくともいずれかの制御に関する処理を実行する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置。
- 前記被写体に関する情報は、前記撮像装置の撮像結果に応じた画像に基づく病変の観察対象となる患者に関する情報である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置。
- 前記取得手段は、前記被写体の撮像結果に応じた画像に基づき、当該被写体に関する情報を取得する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置。
- 前記撮像条件は、前記撮像装置が撮像の対象とする光のスペクトルと、前記撮像装置が撮像の対象とする偏光と、のうちの少なくともいずれかに関する条件を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置。
- 前記撮像装置の撮像結果に応じた画像に対して、前記解析モードに応じた画像処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理が施された前記画像を所定の送信先に送信する送信手段と、
を備える、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置。 - 前記画像処理手段は、前記解析モードに応じて、前記画像のフォーマットを変更する、請求項8に記載の医療用画像処理装置。
- 前記送信手段は、送信の対象となる前記画像の撮像に係る前記撮像条件と、当該画像に施された前記画像処理に対応する前記解析モードと、のうちの少なくともいずれかに関する情報を、前記送信先に送信する、請求項8または9に記載の医療用画像処理装置。
- 医療用画像処理装置の制御方法であって、
撮像装置により撮像される被写体に関する情報を外部装置から取得する取得ステップと、
取得された前記被写体に関する情報に基づき、前記撮像装置の撮像条件と、当該撮像装置の撮像結果に応じた画像に対して観察対象となる病変の種類に応じて施される画像解析の解析モードと、のうちの少なくともいずれかの制御に関する処理を実行する制御ステップと、
を含む、医療用画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の医療用画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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