JP2021136660A - 設定補助プログラム、情報送信プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

設定補助プログラム、情報送信プログラム及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】デバイスが別の通信エリアに移動された場合に、ユーザの手間を抑えつつ、デバイスがその移動先の通信エリアにおける中継装置との無線接続を確立できるようにする。【解決手段】情報処理装置20は、情報処理装置20の位置を示す位置情報をデバイス管理装置10へ送信する。デバイス管理装置10は、情報処理装置20から受信した位置情報により示される情報処理装置20の位置と中継装置121の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じて、情報処理装置20へ接続設定情報を送信する。接続設定情報は、中継装置121との無線接続の確立に必要な情報である。情報処理装置20は、デバイス管理装置10から受信した接続設定情報をデバイス40へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、デバイスが中継装置との無線接続を確立できるようにするための技術に関する。
特許文献1には、無線LANの通信規格に基づく無線通信機能(以下、「無線LAN通信機能」と称する)を有するプリンタが開示されている。このプリンタは、アクセスポイントを介してネットワークに接続可能である。
特開2015−200989号公報
近年、店舗やオフィスなどにおいて、無線LAN通信機能を有し且つ持ち運びが容易な小型のプリンタが普及しつつある。プリンタが持ち運びされ得る範囲全体を1つのアクセスポイントでカバーしきれない場合は、当該範囲を複数の通信エリアに分割し、通信エリア毎に個別にアクセスポイントが設置される。この場合、ある通信エリアで使用していたプリンタを別の通信エリアに移動させて使用するためには、そのプリンタに、移動先の通信エリアにおけるアクセスポイントとの無線接続を確立させる必要がある。
しかし、単にプリンタを別の通信エリアに移動させただけでは、プリンタは、その移動先の通信エリアのアクセスポイントとの無線接続を確立することはできない。移動先の通信エリアでプリンタが無線LAN通信機能を発揮できるようにするためには、プリンタに対し、移動先の通信エリアのアクセスポイントとの無線接続確立に必要な設定を行う必要がある。
異なる通信エリアの相互間でプリンタを移動させて使用する際のユーザの使い勝手を考慮すると、できる限りユーザの手間をかけることなく効率的に無線接続確立に必要な設定を行えることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、デバイスが別の通信エリアに移動された場合に、ユーザの手間を抑えつつ、デバイスがその移動先の通信エリアにおける中継装置との無線接続を確立できるようにすることを目的とする。
本発明の設定補助プログラムは、デバイス管理システムで用いられる。デバイス管理システムは、デバイスと、デバイス管理装置と、中継装置と、情報処理装置とを備える。
中継装置は、デバイス管理装置と通信し且つデバイスと無線通信可能である。
デバイスは、中継装置に対応した接続設定情報を用いて中継装置との無線接続を確立することにより、中継装置を介してデバイス管理装置と通信可能となる。なお、「無線接続」とは、無線にて互いに任意にデータ通信を行うことが可能な状態を意味する。「無線接続を確立」とは、互いに特定の手順に従った特定の通信を行うことによって、互いに無線にて任意のデータ通信を行うことが可能な状態になることを意味する。
デバイス管理装置は、中継装置を介してデバイスと通信することによりデバイスを管理可能である。情報処理装置は、デバイス管理装置及びデバイスと通信可能である。デバイス管理装置によるデバイスの管理は、例えば、デバイスから情報を取得すること及びデバイスへ特定の処理を要求すること、のうちの少なくとも一方を含んでいてもよい。
設定補助プログラムは、情報処理装置が備えるコンピュータに、位置取得処理と、第1送信処理と、受信処理と、第2送信処理とを実行させる。
位置取得処理は、情報処理装置の位置を示す位置情報を取得することを含む。
第1送信処理は、位置取得処理により取得された位置情報をデバイス管理装置へ送信することを含む。
受信処理は、デバイス管理装置から送信される応答情報を受信することを含む。応答情報は、接続設定情報を含む。応答情報は、第1送信処理により送信された位置情報により示される情報処理装置の位置と中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じてデバイス管理装置から送信される。
第2送信処理は、設定コマンドをデバイスへ送信することを含む。設定コマンドは、受信処理により受信された応答情報に含まれている接続設定情報を含む。
このような設定補助プログラムが情報処理装置で実行されることにより、デバイスは、当該デバイスが無線通信可能な中継装置の接続設定情報を情報処理装置から取得でき、その接続設定情報を用いて中継装置との無線接続を確立することができる。そのため、デバイスがある中継装置との無線通信可能エリアから別の中継装置との無線通信可能エリアに移動されても、ユーザの手間を抑えつつ、デバイスにその移動先の無線通信可能エリアにおける中継装置との無線接続を確立させることが可能となる。
次に、本発明の情報送信プログラムは、デバイス管理システムで用いられる。デバイス管理システムは、前述のデバイスと、前述のデバイス管理装置と、前述の中継装置と、情報処理装置とを備える。情報処理装置は、デバイス管理装置及びデバイスと通信可能である。情報処理装置は、当該情報処理装置の位置を示す位置情報をデバイス管理装置へ送信可能である。情報処理装置は、接続設定情報を受信することに応じてその接続設定情報をデバイスへ送信可能である。
情報送信プログラムは、デバイス管理装置が備えるコンピュータに、位置取得処理と、設定取得処理と、送信処理とを実行させる。
位置取得処理は、情報処理装置から送信された位置情報を取得することを含む。
設定取得処理は、位置取得処理により取得された位置情報により示される情報処理装置の位置と中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じて、接続設定情報を取得することを含む。
送信処理は、設定取得処理により取得された接続設定情報を含む応答情報を情報処理装置へ送信することを含む。
このような情報送信プログラムがデバイス管理装置で実行されることにより、デバイスは、無線通信可能な中継装置の接続設定情報を情報処理装置から取得でき、その接続設定情報を用いて中継装置との無線接続を確立することができる。したがって、前述の設定補助プログラムと同様の効果が得られる。
実施形態のデバイス管理システムの構成を示す説明図である。 実施形態の中継装置管理テーブルを示す説明図である。 実施形態の設定補助処理のフローチャートである。 実施形態の応答コマンド送信処理のフローチャートである。 実施形態の応答コマンドの一例を示す説明図である。 実施形態のモバイル端末に表示される設定コマンド送信画面を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)デバイス管理システムの概要
図1に示すデバイス管理システム1は、集中管理装置5と、デバイス管理装置10と、複数のローカルネットワークとを備える。本実施形態では、複数のローカルネットワークは、例えば、第1ローカルネットワーク110と、第2ローカルネットワーク120とを含む。各ローカルネットワーク110,120は、1つ以上のデバイスが所属し得る。本実施形態では、説明の簡素化のため、1つのデバイス40が第1ローカルネットワーク110又は第2ローカルネットワーク120に所属されるものとする。
集中管理装置5及びデバイス管理装置10は、グローバルネットワーク200に接続され、グローバルネットワーク200を通じて互いに通信可能である。グローバルネットワーク200はどのようなネットワークでもよく、本実施形態では、例えば、いわゆるTCP/IPプロトコルに従って通信が行われるように構成されたインターネットである。
第1ローカルネットワーク110及び第2ローカルネットワーク120は、それぞれ、第1無線通信方式による無線通信(以下、「第1無線通信」と称する)を実行可能に構成されている。第1無線通信方式の具体的な仕様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、第1無線通信方式は例えばIEEE802.11規格に基づく無線LANであり、より具体的にはWi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)である。
第1ローカルネットワーク110は、第1中継装置111を備える。第2ローカルネットワーク120は、第2中継装置121を備える。第1中継装置111及び第2中継装置121は、グローバルネットワーク200に接続されている。第1中継装置111及び第2中継装置121は、本実施形態では、無線LANにおけるいわゆるアクセスポイントとしての機能を有する。アクセスポイントは、無線LANにおいて、異なる複数の通信装置の相互間の通信を中継するために用いられる。
第1中継装置111は、第1中継装置111との無線接続を確立したデバイス40をグローバルネットワーク200に接続する。第1中継装置111との無線接続を確立したデバイス40は、第1中継装置111と第1無線通信を実行でき、第1中継装置111を介して、グローバルネットワーク200に接続された他の通信装置と通信可能である。具体的には、第1中継装置111との無線接続を確立したデバイス40は、第1中継装置111を介して例えばデバイス管理装置10と通信可能である。なお、デバイス40が第1ローカルネットワーク110に所属する、とは、デバイス40が第1中継装置111との無線接続が確立されて第1中継装置111を介して他の通信装置と通信可能であることを意味する。
第2中継装置121は、第2中継装置121との無線接続を確立したデバイス40をグローバルネットワーク200に接続する。第2中継装置121との無線接続を確立したデバイス40は、第2中継装置121を介して、グローバルネットワーク200に接続された他の通信装置と通信可能である。具体的には、第2中継装置121との無線接続を確立したデバイス40は、第2中継装置121と第1無線通信を実行でき、第2中継装置121を介して例えばデバイス管理装置10と通信可能である。なお、デバイス40が第2ロ
ーカルネットワーク120に所属する、とは、デバイス40が第2中継装置121との無線接続が確立されて第2中継装置121を介して他の通信装置と通信可能であることを意味する。
第1中継装置111及び第2中継装置121の各々は、いわゆるブロードバンドルータの機能を備えていてもよいし、グローバルネットワーク200から対応するローカルネットワークへのアクセスを制限するためのファイアウォールを備えていてもよい。ファイアウォールは、ハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェア処理によって実現されてもよい。
デバイス40は、どのような機能を備えていてもよいし、どのような形状、寸法を備えていてもよい。デバイス40は、例えば、容易に持ち運び可能な小型のデバイスであってもよい。デバイス40は、例えば、定位置に据え置かれて使用されることを前提とした、持ち運ぶことが容易ではないデバイスであってもよい。本実施形態では、デバイス40は例えば容易に持ち運び可能な小型のデバイスである。
本実施形態のデバイス40は、例えばプリンタ機能を有する。プリンタ機能は、画像データに基づく画像を被記録媒体に記録する機能である。デバイス40は、プリンタ機能に代えて或いはプリンタ機能に加えて、他の1つ以上の機能を備えていてもよい。他の1つ以上の機能は、例えばスキャン機能を含んでいてもよい。スキャン機能は、原稿に記録された画像を読み取ってその読み取った画像を示す画像データを生成する機能である。
本実施形態のデバイス40は、第1無線通信方式に加えて、さらに第2無線通信方式による無線通信(以下、「第2無線通信」と称する)が可能である。第2無線通信方式はどのような通信方式であってもよい。第2無線通信方式は、例えば、無線LANの一形態であるWi−Fiダイレクトであってもよいし、Bluetooth(BluetoothSIG,Inc.の登録商標)であってもよい。Wi−Fiダイレクトは、Wi−Fi Allianceにより策定された無線LANの規格である。以下の説明では、一例として、第2無線通信方式がBluetoothであるものとする。
デバイス40は、第1無線通信及び第2無線通信に加えてさらに別の無線通信方式による無線通信が可能であってもよい。デバイス40は、さらに、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェースなどの、有線通信インタフェースを用いた有線通信が可能であってもよい。
デバイス管理システム1は、いわゆるモバイルデバイス管理システム(MDMシステム)の一部を含む。即ち、集中管理装置5は、例えば、MDMシステムのサービスを提供する第1の会社が保有している。一方、デバイス管理装置10は、例えば、MDMシステムを利用してデバイス40を管理することを望む第2の会社が保有している。「MDM」は、「Mobile Device Management」の略称である。
集中管理装置5は、MDMシステムにおいて各種の管理対象の通信端末と通信を行うことによりそれら通信端末を管理可能である。集中管理装置5が通信端末と通信を行うことにより通信端末を管理することは、MDMシステムにおける基本機能の1つである。本実施形態では、モバイル端末20もMDMシステムの管理対象の1つである。
本実施形態の集中管理装置5は、さらに、当該集中管理装置5と直接通信を行う機能を有しない通信端末を、デバイス管理装置10を介して管理可能である。デバイス40は、集中管理装置5と直接通信を行う機能を有しない通信端末の1つである。デバイス管理装置10は、それ自身がデバイス40を管理する機能を備えつつ、集中管理装置5によるデ
バイス40の管理を仲介する機能をも備える。
デバイス管理装置10によるデバイス40の管理、延いては集中管理装置5によるデバイス40の管理とは、例えば、デバイス40から情報を取得すること、及び/又はデバイス40へアクションを要求することを含む。デバイス40から取得可能な情報は、例えば、ステータス情報を含んでいてもよい。ステータス情報は、例えば、デバイス40で使用される各種設定値を含んでいてもよい。各種設定値は、例えば、前述のプリンタ機能で用いられるフォント、フォントサイズ、濃度、画質、用紙サイズ、印刷履歴、着色剤残量などを含んでいてもよい。アクションは、例えば、デバイス40で使用される設定値を変更すること、及び/又はデバイス40から設定値を削除すること、を含んでいてもよい。アクションは、デバイス40で用いられるソフトウェアを更新、削除、及び/又は新規インストールすることを含んでいてもよい。
集中管理装置5は、直接的にはデバイス管理装置10と通信を行うことにより、デバイス管理装置10を通じてデバイス40を管理する。即ち、集中管理装置5は、例えば、デバイス管理装置10がデバイス40から取得した情報をデバイス管理装置10から取得する。集中管理装置5は、例えば、デバイス管理装置10へアクションを要求することにより、デバイス管理装置10を通じてデバイス40へアクションを要求する。デバイス管理装置10は、デバイス40に対するアクションの登録要求を集中管理装置5から受けると、そのアクションを登録する。そして、登録したアクションを示すアクション情報をデバイス40へ送信することにより、デバイス40にアクションを実行させる。
つまり、デバイス管理システム1では、直接的にはデバイス管理装置10がデバイス40の管理を行う。ただし、デバイス管理装置10によるデバイス40の管理は、必要に応じて、集中管理装置5からの各種要求に応じて行われる。一方、集中管理装置5は、デバイス管理装置10を通じて、間接的にデバイス40の管理を行う。デバイス管理装置10は、自らデバイス40を管理する機能と、集中管理装置5によるデバイス40への各種要求を仲介する機能とを兼ね備えている。
デバイス40は、集中管理装置5及びデバイス管理装置10の双方で管理対象として登録され得る。デバイス40は、デバイス管理装置10で登録されることによりデバイス管理装置10により管理される。デバイス40は、さらに集中管理装置5で管理対象として登録されることにより、デバイス管理装置10を介して集中管理装置5により管理される。
デバイス40の管理者は、例えばWebブラウザを用いて集中管理装置5における管理用サイトにアクセスすることにより、デバイス40を管理することができる。具体的には、管理者は例えば、管理用サイトにアクセスしてデバイス40の情報を閲覧することができる。また例えば、管理者は、管理用サイトを通じて、デバイス40に対して前述のアクションを要求できる。
管理者は、デバイス管理装置10が備える後述のユーザI/F15を介して、或いはWebブラウザを用いてデバイス管理装置10におけるデバイス管理用サイトにアクセスすることにより、集中管理装置5における管理と同様にデバイス40を管理することができる。なお、「I/F」は「インタフェース」の略称である。
デバイス40を管理できるようにするためには、デバイス40をいずれかのローカルネットワークに所属させること、換言すればいずれかの中継装置との無線接続を確立させることが必要である。なお、本実施形態において、「無線接続」とは、中継装置と第1無線通信にて互いに任意にデータ通信を行うことが可能な状態、延いては中継装置を介して他
の通信装置と通信可能な状態を意味し、「無線接続を確立」とは、中継装置と互いに特定の手順に従った特定の第1無線通信を行うことによって、互いに第1無線通信にて任意のデータ通信を行うことが可能な状態になること、延いては中継装置を介して他の通信装置と通信可能な状態になることを意味する。
デバイス40が中継装置との無線接続を確立するためには、デバイス40において、中継装置が有する接続設定情報が設定される必要がある。中継装置の接続設定情報が設定されたデバイス40は、その接続設定情報を用いて中継装置と特定の手順に従った特定の通信を行うことにより、中継装置との無線接続を確立することができる。中継装置との無線接続を確立したデバイス40は、中継装置と任意にデータ通信を行うことが可能な状態となる。
接続情設定情報は、1つ以上の設定値を有する。本実施形態では、接続設定情報は、中継装置を示す識別情報であるSSID(Service Set Identifier)と、そのSSIDに対応したパスワードとを含む。
デバイス40への接続設定情報の設定は種々の既知の方法で行うことができるが、それら既知の方法による設定作業は煩雑である。特に、本実施形態では、デバイス40が特定の1つのローカルネットワーク内に常時据え置かれて使用されるのではなく、必要に応じて異なるローカルネットワーク間で移動される。そのため、デバイス40が異なるローカルネットワークに移動される度にその移動先のローカルネットワークに対応した接続設定情報を既知の方法で設定することは、ユーザにとって面倒である。そこで、本実施形態のデバイス管理システム1は、後述するように、デバイス40へ効率的に移動先の接続設定情報を設定できるように構成されている。
モバイル端末20は、例えばスマートフォン、タブレット端末、モバイルパソコンなどの、容易に持ち運び可能な情報処理装置である。モバイル端末20は、各種の通信機能を有する。具体的には、モバイル端末20は、前述の第1無線通信及び第2無線通信を行うことができる。即ち、モバイル端末20は、デバイス40と第2無線通信を行うことができる。モバイル端末20は、第1無線通信及び第2無線通信とは異なる無線通信又は有線通信がさらに可能であってもよい。
(2)デバイス管理装置の構成
図1に示すように、デバイス管理装置10は、制御部11と、記憶部12と、ユーザI/F15と、通信部16とを備える。
制御部11は例えばCPUを有する。記憶部12は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリ、SSDなどの半導体メモリを有する。即ち、デバイス管理装置10は、CPU及び半導体メモリを含むコンピュータを備えている。記憶部12は、例えばハードディスクドライブなどの、半導体メモリとは異なるメモリを備えていてもよい。記憶部12には、オペレーティングシステム13及び管理プログラム14を含む、各種のプログラムやデータ等が記憶される。以下、「オペレーティングシステム」のことを「OS」と略称する。管理プログラム14は、前述の管理の機能を実現する。管理プログラム14は、応答コマンド送信プログラム14aを含む。
制御部11は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部12が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部11により実現される各種機能は、プログラムの実行によって実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
管理プログラム14は、デバイス管理装置10にプリインストールされて提供されてもよい。また例えば、管理プログラム14は、例えばCD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、フラッシュメモリなどの記憶媒体に記憶された状態で提供され、デバイス管理装置10においてその記憶媒体から管理プログラム14を読み取らせることによってデバイス管理装置10にインストールされてもよい。また例えば、管理プログラム14は、インターネットの通信回線を介してデバイス管理装置10にダウンロードされることによってデバイス管理装置10にインストールされてもよい。
記憶部12には、さらに、図2に示す中継装置管理テーブルが記憶されている。中継装置管理テーブルは、デバイス管理システム1が有するローカルネットワーク毎の、対応する中継装置に関する中継装置情報を含む。中継装置情報は、カバーエリア情報、ローカルネットワーク識別情報、SSID及びパスワードを含む。
ローカルネットワーク識別情報は、対応するローカルネットワークを示す。SSID及びパスワードは、対応する中継装置の接続設定情報である。
カバーエリア情報は、対応する中継装置との第1無線通信を行うことが可能なエリア(以下、「通信エリア」と称する)を示す。通信エリアはどのように設定されてもよい。通信エリアは、例えば、中継装置が送受信する電波の指向性や受信感度、送信電力などに基づき、例えばデバイス40またはモバイル端末20等の通信端末が中継装置と無線通信を実行し得ることが想定される範囲の少なくとも一部を含む任意の範囲を適宜設定してもよい。中継装置と無線通信することが想定される通信端末の通信性能(例えば指向性、受信感度、送信電力等)が通信エリアの設定に考慮されてもよい。
本実施形態では、カバーエリア情報が示す通信エリアに存在しているデバイス40及びモバイル端末20は、対応するローカルネットワークに所属可能、即ち対応する中継装置の接続設定情報が設定されることによりその中継装置との無線接続を確立可能である。
本実施形態のデバイス管理装置10は、第1ローカルネットワーク110及び第2ローカルネットワーク120を含むエリアを管理する。そのため、中継装置管理テーブルには、第1中継装置111及び第2中継装置121それぞれに対応した中継装置情報が含まれる。なお、図2において、ローカルネットワーク識別情報「A」は第1ローカルネットワーク110を示し、ローカルネットワーク識別情報「B」は第2ローカルネットワーク120を示す。
中継装置管理テーブルは、デバイス管理システム1が有するローカルネットワークの形態(例えばローカルネットワークの数、対応する中継装置の接続設定情報、通信エリア等)が変更されることに応じて適宜更新される。
ユーザI/F15は、例えばキーボードやマウスなど、管理者による各種入力を受け付けるための入力装置を備える。ユーザI/F15は、さらに、例えば液晶パネルやLED表示装置などの、管理者へ各種情報を表示するための表示装置を備える。
通信部16は、集中管理装置5及び各ローカルネットワーク110,120等と通信するためのインタフェースを含む。通信部16は、例えば有線LAN、無線LAN、その他の各種通信のインタフェースを含んでいてもよい。本実施形態では、通信部16は、グローバルネットワーク200に接続するためのインタフェースを含んでいる。
(3)モバイル端末の構成
図1に示すように、モバイル端末20は、制御部21と、記憶部22と、表示部23と
、入力部24と、通信部25と、GPS受信部26とを備える。「GPS」は、「Global Positioning System」の略称である。
制御部21は、例えばCPUを有する。記憶部22は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、本実施形態のモバイル端末20は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
制御部21は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部22が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部21により実現される各種機能は、プログラムの実行によって(即ち、ソフトウェア処理によって)実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
記憶部22には、各種のソフトウェアやデータが記憶されている。本実施形態では、記憶部22に、ソフトウェアとして、OS22aと、設定補助プログラム22bとが記憶されている。OS22aおよび設定補助プログラム22bは、制御部21を含むコンピュータシステムにインストールされる。設定補助プログラム22bは、OS22aをベースに動作する。
設定補助プログラム22bは、デバイス40に対する接続設定情報の設定を補助する。例えば、デバイス40の所属先を第1ローカルネットワーク110から第2ローカルネットワーク120へ変更すべく、デバイス40が第2ローカルネットワーク120の通信エリア内に移動されたことを想定する。このとき、モバイル端末20を同じ通信エリア内に持って行って設定補助プログラム22bを実行させると、設定補助プログラム22bは、第2中継装置121の接続設定情報をデバイス管理装置10から取得し、その取得した接続設定情報をデバイス40へ第2無線通信にて送信する。デバイス40は、設定補助プログラム22bによってモバイル端末20から送信された接続設定情報を受信することに応じて、その接続設定情報を用いて、第2中継装置121との無線接続を確立する。
設定補助プログラム22bは、モバイル端末20にどのようにインストールされてもよい。設定補助プログラム22bは、例えば、モバイル端末20の出荷時にプリインストールされていてもよいし、例えばデバイス40のベンダが管理するサーバからダウンロードすることによりインストール可能であってもよい。
表示部23は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。
入力部24は、各種入力操作を受け付けるための入力用デバイスを有する。入力部24が有する入力用デバイスには、タッチパネルが含まれる。タッチパネルは、表示デバイスにおける画像表示領域に対する、指示体による接触又は近接による指示操作を検出可能である。タッチパネルは、画像表示領域に対して指示体による指示操作が行われている場合に、その指示操作が行われている位置を示す操作位置情報を出力する。制御部21は、タッチパネルから出力される操作位置情報を取得し、その操作位置情報に基づいて、指示体による少なくとも一種類の特定の操作を検出することができる。制御部21が検出可能な特定の操作には、例えば、タップ、フリック、ドラッグなどが含まれる。
通信部25は、前述の各種通信方式による通信を行うための、通信方式毎の通信インタフェースを備える。本実施形態では、通信部25は、例えば第1無線通信方式及び第2無線通信方式それぞれの通信インタフェースを備える。
GPS受信部26は、複数のGPS衛星の各々からの信号(以下、「GPS信号」と称
する)を受信する。制御部21は、受信した各GPS信号に基づいて、モバイル端末20の現在位置を検出可能である。
(4)デバイスへの接続設定情報の設定
デバイス40へ接続設定情報を設定する手順の一例を説明する。以下の説明では、第1ローカルネットワーク110に所属していたデバイス40を第2ローカルネットワーク120に所属させるべく、デバイス40が第2ローカルネットワーク120の通信エリア内に移動されたことを想定する。さらに、モバイル端末20のユーザがモバイル端末20を同じ通信エリア内に持ってきて、モバイル端末20とデバイス40とが互いに第2無線通信を可能な状態にされたことを想定する。
第2ローカルネットワーク120の通信エリア内に配置されたデバイス40を第2ローカルネットワーク120に所属させるためには、デバイス40と第2中継装置121との無線接続を確立させる必要がある。デバイス40と第2中継装置121との無線接続を確立させるためには、デバイス40に第2中継装置121の接続設定情報を設定する必要がある。この設定は、本実施形態では、第2ローカルネットワーク120の通信エリア内に存在しているモバイル端末20において設定補助プログラム22bが実行されること、及びデバイス管理装置10において応答コマンド送信プログラム14aが実行されることにより実現される。以下具体的に説明する。
(4−1)モバイル端末における設定補助処理
モバイル端末20で実行される設定補助処理について、図3を参照して説明する。モバイル端末20の制御部21は、例えばユーザによる入力操作などによって、設定補助プログラム22bの実行指示を受けると、設定補助プログラム22bを実行する。具体的には、設定補助プログラム22bに含まれる設定補助処理を開始する。
制御部21は、設定補助処理を開始すると、S110で、モバイル端末20の現在位置を示す位置情報を取得する。具体的には、GPS受信部26により受信された各GPS信号に基づいて位置情報を取得する。位置情報はどのような情報であってもよい。位置情報は、例えば、緯度及び経度を含んでいてもよい。なお、設定補助プログラム22b自体が各GPS信号に基づく演算等を行って位置情報を取得する機能を備えていてもよいが、各GPS信号に基づく位置情報の取得はOS22aにより行われ、S110ではそのOS22aにより取得された位置情報を取得してもよい。
S120では、S110で取得した位置情報をデバイス管理装置10へ送信する。S120では、どのような通信方式で位置情報をデバイス管理装置10へ送信してもよい。本実施形態では、例えば、Wi−Fiにて位置情報を送信してもよい。
S130では、デバイス管理装置10から送信された応答コマンドを受信する。デバイス管理装置10は、モバイル端末20からの位置情報を受信すると、後述する図4の応答コマンド送信処理によって応答コマンドを送信する。S130ではその応答コマンド送信処理により送信された応答コマンドを受信する。
図5は、応答コマンドの一例を示す。本実施形態の応答コマンドは、いわゆるJSONのデータ形式を有するコマンドである。「JSON」は、「JavaScript Object Notation」(「JavaScript」は登録商標)の略称である。
図5に示すように、本実施形態の応答コマンドは、送信命令と、接続設定情報とを含む。具体的には、「Action:Set Command」及び「Type:Network Setting」が送信命令に該当し、「SSID:BBB」及び「Pass:x
yzz」が接続設定情報に該当する。図5に例示する接続設定情報は、SSIDが「BBB」でパスワードが「xyzz」である第2中継装置121の接続設定情報である。送信命令は、モバイル端末20に対し、接続設定情報を含む設定コマンドを生成してデバイス40へ送信するように命令する。
本実施形態では、前述のように、モバイル端末20が第2ローカルネットワーク120の通信エリア内に存在していることを想定している。そのため、この場合にS130で受信される応答コマンドに含まれる接続設定情報は、図4を用いて後述するように、第2中継装置121の接続設定情報となる。
S140では、S130で受信した応答コマンドに基づき、無線接続を確立可能な中継装置が存在しているか否かを判断する。具体的には、応答コマンドに送信命令及び接続設定情報が含まれているか否かを判断する。
応答コマンドに送信命令または接続設定情報が含まれていない場合は、モバイル端末20の現在位置の周辺には無線接続を確立可能な中継装置が存在していないものと判断し、S210に移行する。S210では、表示部23に第1通知画面を表示する。第1通知画面は、モバイル端末20の現在位置の周辺に中継装置が存在していないこと、換言すればモバイル端末20がどのローカルネットワークの通信エリアからも外れた位置に存在していること、さらに換言すれば現在のモバイル端末20の近傍にデバイス40が配置されているならばそのデバイス40はどの中継装置とも無線接続を確立できない可能性が高いこと、をユーザに報知するメッセージを含む。S210の処理後は設定補助処理を終了する。
S140で、応答コマンドに送信命令及び接続設定情報が含まれている場合は、その接続設定情報を有する中継装置と無線接続を確立可能である。よってこの場合はS150に移行する。本実施形態では、応答コマンドに第2中継装置121の接続設定情報が含まれていることが想定される。なお、S140では、応答コマンドに送信命令が含まれているか否かは考慮せず、応答コマンドに接続設定情報が含まれているか否かに基づいて判断してもよい。
S150では、表示部23に、図6に例示する送信準備画面30を表示する。送信準備画面30は、無線接続可能な中継装置が存在していることをユーザに報知するメッセージと、デバイス40をその中継装置に無線接続させるための設定コマンドをデバイス40に送信するか否かをユーザに問うメッセージと、送信ボタン31とを含む。
S160では、ユーザによる送信ボタン31の選択操作(例えばタップ操作)を受け付ける。ユーザにより送信ボタン31が選択操作されたことは、デバイス40への設定コマンドの送信を要求する送信要求をユーザから受けたことを意味する。
S170では、モバイル端末20と第2無線通信が可能なデバイスが存在しているか否かを確認する。S180では、S170の処理に基づき、モバイル端末20と第2無線通信が可能なデバイスが存在しているか否かを判断する。モバイル端末20と第2無線通信が可能なデバイスが存在していない場合は、S220に移行する。S220では、表示部23に第2通知画面を表示する。第2通知画面は、設定コマンドを送信可能なデバイスが存在していないことをユーザに報知するメッセージを含む。
S180で、モバイル端末20と第2無線通信が可能なデバイスが存在している場合は、S190に移行する。S190では、設定コマンドを作成する。設定コマンドは、応答コマンドに含まれていた接続設定情報(本実施形態では第2中継装置121の接続設定情
報)と、接続命令とを含む。接続命令は、接続設定情報をデバイス40に設定し且つその接続設定情報を用いて対応する中継装置との無線接続を確立することを命令する。
S200では、S190で生成した設定コマンドを第2無線通信にてデバイス40へ送信する。
デバイス40は、モバイル端末20から設定コマンドを受信すると、その設定コマンドに従って無線設定処理を実行する。具体的には、設定コマンドに含まれている接続設定情報を設定、即ち記憶する。そして、特定の無線接続タイミングで、その設定した接続設定情報を用いて第2中継装置121との無線接続を確立する。無線接続タイミングは、接続設定情報を設定した以後のどのタイミングであってもよい。
(4−2)デバイス管理装置における応答コマンド送信処理
デバイス管理装置10で実行される応答コマンド送信処理について、図4を参照して説明する。デバイス管理装置10の制御部11は、図3のS120の処理によってモバイル端末20から送信された位置情報が通信部16で受信されると、応答コマンド送信プログラム14aを実行する。具体的には、応答コマンド送信プログラム14aに含まれる応答コマンド送信処理を開始する。
制御部11は、応答コマンド送信処理を開始すると、S310で、通信部16で受信された位置情報を取得する。
S320では、取得した位置情報に対応する応答コマンドを生成する。応答コマンドは、デバイス40に、対応する中継装置との無線接続を確立させるためのコマンドである。
S320では、具体的には、取得した位置情報が示すモバイル端末20の現在位置といずれかの中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあるか否かを判断する。より具体的には、中継装置管理テーブルを参照し、モバイル端末20の現在位置が、カバーエリア情報として登録されている各通信エリアのいずれに含まれているかを判断する。そして、現在位置が含まれているいずれか1つの通信エリアに対応した中継装置を、無線接続を確立させるべき中継装置に決定する。
本実施形態では、中継装置管理テーブルにおいて、カバーエリア情報として、第1ローカルネットワーク110に対応した通信エリアAと、第2ローカルネットワーク120に対応した通信エリアBとが登録されている。そして、本実施形態では、S320では、通信エリアBに対応した第2中継装置121が、モバイル端末20と特定の位置関係にあると判断され、無線接続を確立させるべき中継装置に決定される。
S330では、モバイル端末20の現在位置に対応した中継装置があるか否か、即ちS320で決定された中継装置があるか否かを判断する。モバイル端末20の現在位置に対応した中継装置がない場合、即ちS320で中継装置が決定されなかった場合は、S360に移行する。S360では、応答コマンドを含まない応答データをモバイル端末20へ送信する。
S330で、モバイル端末20の現在位置に対応した中継装置がある場合、即ちS320で中継装置が決定された場合は、S340に移行する。S340では、中継装置管理テーブルを参照し、S320で決定された中継装置に対応した応答コマンドを生成する。本実施形態では、S320で例えば第2中継装置121が決定されることから、S330では、図5に例示したように、第2中継装置121に対応したSSID「BBB」及びパスワード「xyzz」を含む応答コマンドが生成される。S350では、生成した応答コマンドをモバイル端末20へ送信する。
(5)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
即ち、設定補助プログラム22bがモバイル端末20で実行されることにより、デバイス40は、当該デバイス40が無線通信を確立可能な中継装置の接続設定情報をモバイル端末20から取得できる。そして、デバイス40は、その取得した接続設定情報を用いて中継装置との無線接続を確立することができる。そのため、デバイス40があるローカルネットワークから別のローカルネットワークに移動されても、ユーザの手間を抑えつつ、デバイス40にその移動先のローカルネットワークにおける中継装置との無線接続を確立させることが可能となる。
また、本実施形態では、デバイス40の移動先の通信エリアと同じ通信エリア内にモバイル端末20を持って行って設定補助プログラム22bを実行させることで、モバイル端末20の位置情報がデバイス管理装置10に送信される。これにより、デバイス管理装置10は、デバイス40が存在している通信エリアを間接的に知ることができる。そして、デバイス管理装置10は、中継装置管理テーブルを参照し、モバイル端末20の現在位置に対応した中継装置、換言すればデバイス40の現在位置に対応した中継装置であってデバイス40が第1無線通信を実行可能な中継装置を決定できる。そのため、デバイス管理装置10は、デバイス40の現在位置に応じた適切な応答コマンドを生成してモバイル端末20へ送信することができる。
モバイル端末20は、自身の現在位置を示す位置情報をデバイス管理装置10へ送信することによって、現在位置に応じた適切な接続設定情報を含む応答コマンドを受信することができる。そして、その応答コマンドに基づき、デバイス40へ接続設定情報を効率的に送信することができ、これにより、デバイス40を効率的に中継装置と無線接続させることができる。
なお、本実施形態において、モバイル端末20は情報処理装置の一例に相当する。中継装置管理テーブルは対応情報の一例に相当する。中継装置管理テーブルにおけるカバーエリア情報は中継位置関連情報の一例に相当する。モバイル端末20がいずれかの中継装置の通信エリア内に存在していることは、情報処理装置の位置と中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることの一例に相当する。
S110の処理は一取得処理の一例に相当する。S120の処理は第1送信処理の一例に相当する。S130の処理は受信処理の一例に相当する。S140の処理は判断処理の一例に相当する。S150の処理は表示処理の一例に相当する。S160の処理は受付処理の一例に相当する。S200の処理は第2送信処理の一例に相当する。S310の処理は位置取得処理の一例に相当する。S320〜S340の処理は設定取得処理の一例に相当する。S350の処理は送信処理の一例に相当する。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(6−1)デバイス管理装置10と各ローカルネットワーク110,120とは無線にて接続可能であってもよい。各ローカルネットワーク110,120で実行可能な無線通信方式は無線LANとは異なる方式であってもよい。
(6−2)モバイル端末20は、モバイル端末20の現在位置をどのような方法で取得してもよい。モバイル端末20は、現在位置そのものではなく、現在位置に対応した特定の位置関連情報をデバイス管理装置10へ送信してもよい。位置関連情報は、例えば、モ
バイル端末20の現在位置を含む特定のエリアを示す情報であってもよい。
(6−3)デバイス管理装置10は、モバイル端末20から取得した位置情報或いは前述の位置関連情報に基づいて、どのような方法で対応する適切な中継装置を決定してもよい。
(6−4)本発明は、MDMシステムへの適用に限定されない。即ち、本発明は、例えば集中管理装置5を含まずデバイス管理装置10と複数のローカルネットワークを備えたシステムに対しても適用可能である。
(6−5)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
1…デバイス管理システム、5…集中管理装置、10…デバイス管理装置、11,21…制御部、12,22…記憶部、13,22a…オペレーティングシステム、14…管理プログラム、14a…応答コマンド送信プログラム、15…ユーザI/F、16,25…通信部、20…モバイル端末、22b…設定補助プログラム、23…表示部、24…入力部、26…GPS受信部、40…デバイス、110…第1ローカルネットワーク、111…第1中継装置、120…第2ローカルネットワーク、121…第2中継装置、200…グローバルネットワーク。

Claims (10)

  1. デバイス管理システムで用いられる設定補助プログラムであって、
    前記デバイス管理システムは、デバイスと、デバイス管理装置と、中継装置と、情報処理装置とを備え、
    前記中継装置は、前記デバイス管理装置と通信し且つ前記デバイスと無線通信可能であり、
    前記デバイスは、前記中継装置に対応した接続設定情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立することにより、前記中継装置を介して前記デバイス管理装置と通信可能となるように構成されており、
    前記デバイス管理装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記デバイスと前記中継装置を介して通信することにより前記デバイスを管理可能であり、
    前記情報処理装置は、前記デバイス管理装置及び前記デバイスと通信可能であり、
    前記設定補助プログラムは、前記情報処理装置が備えるコンピュータに、
    前記情報処理装置の位置を示す位置情報を取得する位置取得処理と、
    前記位置取得処理により取得された前記位置情報を前記デバイス管理装置へ送信する第1送信処理と、
    前記第1送信処理により送信された前記位置情報により示される前記情報処理装置の位置と前記中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じて前記デバイス管理装置から送信される、前記接続設定情報を含む応答情報を受信する受信処理と、
    前記受信処理により受信された前記応答情報に含まれている前記接続設定情報を含む設定コマンドを前記デバイスへ送信する第2送信処理と、
    を実行させる設定補助プログラム。
  2. 請求項1に記載の設定補助プログラムであって、
    前記応答情報は、前記設定コマンドを前記デバイスへ送信するように前記情報処理装置に命令する送信命令を含み、
    前記第2送信処理は、前記応答情報に前記送信命令が含まれていることに応じて実行される、
    設定補助プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の設定補助プログラムであって、
    前記設定コマンドは、前記接続設定情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立するように前記デバイスに命令する接続命令を含む、
    設定補助プログラム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の設定補助プログラムであって、
    前記デバイス管理装置は、前記第1送信処理により送信された前記位置情報により示される前記情報処理装置の位置と前記中継装置の位置とが互いに前記特定の位置関係にない場合、前記接続設定情報を含まない前記応答情報を送信するように構成されており、
    前記設定補助プログラムは、前記制御部に、さらに、前記受信処理により受信された前記応答情報に前記接続設定情報が含まれているか否か判断する判断処理を実行させ、
    前記第2送信処理は、前記判断処理により前記応答情報に前記接続設定情報が含まれていると判断されることに応じて実行される、
    設定補助プログラム。
  5. 請求項4に記載の設定補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    表示部と、
    入力部と、
    を備え、
    前記設定補助プログラムは、前記制御部に、さらに、
    前記判断処理により前記応答情報に前記接続設定情報が含まれていると判断されることに応じて前記表示部にメッセージを表示する表示処理と、
    前記判断処理により前記応答情報に前記接続設定情報が含まれていると判断されることに応じて、前記設定コマンドの送信を要求する送信要求を前記入力部を介して受け付ける受付処理と、
    を実行させ、
    前記第2送信処理は、前記受付処理により前記送信要求が受け付けられることに応じて実行される、
    設定補助プログラム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の設定補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、GPS衛星から送信されたGPS信号を受信可能に構成されたGPS受信部を備え、
    前記位置取得処理は、前記GPS受信部により受信された前記GPS信号に基づいて前記位置情報を取得する処理を含む、
    設定補助プログラム。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の設定補助プログラムであって、
    前記中継装置は、前記デバイスとIEEE802.11により策定された無線通信規格に基づく無線通信を実行可能に構成されており、
    前記接続設定情報は、前記中継装置に設定されているSSIDを含む、
    設定補助プログラム。
  8. デバイス管理システムで用いられる情報送信プログラムであって、
    前記デバイス管理システムは、デバイスと、デバイス管理装置と、中継装置と、情報処理装置とを備え、
    前記中継装置は、前記デバイス管理装置と通信し且つ前記デバイスと無線通信可能であり、
    前記デバイスは、前記中継装置に対応した接続設定情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立することにより、前記中継装置を介して前記デバイス管理装置と通信可能となるように構成されており、
    前記デバイス管理装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記デバイスと前記中継装置を介して通信することにより前記デバイスを管理可能であり、
    前記情報処理装置は、前記デバイス管理装置及び前記デバイスと通信可能であり、
    前記情報処理装置は、前記情報処理装置の位置を示す位置情報を前記デバイス管理装置へ送信可能であり、
    前記情報処理装置は、前記接続設定情報を受信することに応じてその接続設定情報を前記デバイスへ送信可能であり、
    前記情報送信プログラムは、前記デバイス管理装置が備えるコンピュータに、
    前記情報処理装置から送信された前記位置情報を取得する位置取得処理と、
    前記位置取得処理により取得された前記位置情報により示される前記情報処理装置の位置と前記中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じて前記接続設定情報を取得する設定取得処理と、
    前記設定取得処理により取得された前記接続設定情報を含む前記応答情報を前記情報処理装置へ送信する送信処理と、
    を実行させる情報送信プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報送信プログラムであって、
    前記デバイス管理装置は、
    前記中継装置の位置に関連する中継位置関連情報と前記接続設定情報とが対応付けられた対応情報が記憶された記憶部を備え、
    前記設定取得処理は、前記記憶部に記憶されている前記対応情報に基づいて前記接続設定情報を取得することを含む、
    情報送信プログラム。
  10. デバイス管理システムで用いられる情報処理装置であって、
    前記デバイス管理システムは、デバイスと、デバイス管理装置と、中継装置とを備え、
    前記中継装置は、前記デバイス管理装置と通信し且つ前記デバイスと無線通信可能であり、
    前記デバイスは、前記中継装置に対応した接続設定情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立することにより、前記中継装置を介して前記デバイス管理装置と通信可能となるように構成されており、
    前記デバイス管理装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記デバイスと前記中継装置を介して通信することにより前記デバイスを管理可能であり、
    前記情報処理装置は、
    前記デバイス管理装置及び前記デバイスと通信可能な通信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記情報処理装置の位置を示す位置情報を取得する位置取得処理と、
    前記位置取得処理により取得された前記位置情報を前記通信部を介して前記デバイス管理装置へ送信する第1送信処理と、
    前記第1送信処理により送信された前記位置情報により示される前記情報処理装置の位置と前記中継装置の位置とが互いに特定の位置関係にあることに応じて前記デバイス管理装置から送信される、前記接続設定情報を含む応答情報を、前記通信部を介して受信する受信処理と、
    前記受信処理により受信された前記応答情報に含まれている前記接続設定情報を含む設定コマンドを前記通信部を介して前記デバイスへ送信する第2送信処理と、
    を実行する、情報処理装置。
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